JP2003269988A - 位置追跡システム、ゲーム制御方法及びサービス提供システム - Google Patents

位置追跡システム、ゲーム制御方法及びサービス提供システム

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JP2003269988A JP2002069519A JP2002069519A JP2003269988A JP 2003269988 A JP2003269988 A JP 2003269988A JP 2002069519 A JP2002069519 A JP 2002069519A JP 2002069519 A JP2002069519 A JP 2002069519A JP 2003269988 A JP2003269988 A JP 2003269988A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 GPS受信機能を有する携帯端末の位置を確
実に追跡することができる位置追跡システムを提供す
る。 【解決手段】 携帯電話10は、携帯電話会社サーバ1
2を介してインターネット14に接続できる。位置情報
等を管理するためにデータ管理サーバ16はインターネ
ット14に接続されている。携帯電話10に装着された
GPS受信機11は人工衛星18からの信号を受信して
現在の正確な位置を把握する。ユーザが利用する店舗、
自動販売機、電話ボックス、電信柱、信号機等の各地点
A、B、C、…には位置認証用の端末装置20が設けら
れている。ユーザが携帯電話10を端末装置20に読み
取らせることにより、GPS受信機11による位置情報
と端末装置20の設置位置情報を関連づける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報処理端末の位
置を追跡する位置追跡システムに関する。また、本発明
は、所定の位置に設置された端末装置と、移動可能な携
帯端末とを用いたゲーム制御方法やサービス提供システ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】人工衛星からの信号により位置を知るこ
とができる全地球測位システム(GPS:Global Posit
ioning System)の利用が広がってきている。例えば、
自動車にGPS受信装置を搭載することにより、現在の
位置を把握して、カーナビゲーションシステムの有用性
を飛躍的に高めることに貢献している。
【0003】近年は、GPS受信装置の小型化が進み、
個人が携帯する携帯端末に装着可能なGPS受信機も開
発され、更に、GPS受信機能を内蔵した携帯電話も実
用化される段階になっている。このようにGPS受信装
置により、現在、自動車や人がどこにいるかをある程度
正確に把握することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、例え
ば、配送業務にGPS機能を利用した場合、GPS機能
だけでは、配送する自動車や人が目的地の近くに到達し
たことは確認できても、その目的地に実際に到達して所
定の作業、例えば、配達や集荷等を実際に行なったかど
うかを確認することはできなかった。配送や集荷等の記
録は、事務所に戻った後に別個にデータ入力していた。
【0005】一方、携帯電話はますます普及してきてお
り、全国民の過半数が所有するほどになってきている。
このように普及してきた携帯電話を用いた遊びが提案さ
れているが、携帯電話の画面で簡単なゲームを楽しむと
いうような提案にとどまっており、自由に移動可能であ
るという携帯電話の特性を生かした遊びが望まれてい
る。
【0006】本発明の目的は、GPS受信機能を有する
携帯端末の位置を確実に追跡することができる位置追跡
システムを提供することにある。
【0007】本発明の他の目的は、携帯電話の特性を生
かした新規な遊びを実現できるゲーム制御方法を提供す
ることにある。
【0008】本発明の他の目的は、携帯電話の特性を生
かして様々なサービスを提供することができるサービス
提供システムを提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的は、GPS受信
部を有する情報処理端末と、所定の位置に設置され、前
記情報処理端末に記憶された情報を読み取る端末装置と
を有し、前記情報処理端末を携帯した利用者が前記端末
装置に前記情報を読み取らせたとき、前記端末装置に読
み取られた情報から前記情報処理端末を識別し、前記情
報処理端末の前記GPS受信部による位置情報を前記端
末装置の設置位置情報に関連づけることを特徴とする位
置追跡システムによって達成される。
【0010】上記目的は、GPS受信部を有する情報処
理端末と、所定の位置に設置され、前記情報処理端末に
記憶された情報を読み取る端末装置とを用い、前記情報
処理端末を携帯した利用者が前記端末装置に前記情報を
読み取らせたとき、前記端末装置に読み取られた情報か
ら前記情報処理端末を識別し、前記情報処理端末の前記
GPS受信部による位置情報を前記端末装置の設置位置
情報に関連づけることを特徴とする位置追跡方法によっ
て達成される。
【0011】上記目的は、携帯端末と、所定の位置に設
置され、前記携帯端末に記憶された情報を読み取る複数
台の端末装置とを用い、前記複数台の端末装置から、ゲ
ームを開始する開始用端末装置を定め、前記携帯端末に
記憶された情報を、前記開始用端末装置から開始する所
定の順序で前記複数台の端末装置に読み取らせて前記端
末装置を識別することにより、前記携帯端末の移動を認
識し、前記携帯端末の移動に基づいて所定の情報を与え
ることを特徴とするゲーム制御方法によって達成され
る。
【0012】上記目的は、複数台の携帯端末と、所定の
位置に設置され、前記携帯端末に記憶された情報を読み
取る複数台の端末装置とを用い、前記複数台の端末装置
から、ゲームを開始する開始用端末装置を定め、前記複
数台の携帯端末に記憶された情報を、前記開始用端末装
置から開始する所定の順序で前記複数台の端末装置に読
み取らせて前記複数台の端末装置を識別することによ
り、前記複数台の携帯端末の移動を認識し、前記複数台
の携帯端末の移動経路に基づいて所定の情報を与えるこ
とを特徴とするゲーム制御方法によって達成される。
【0013】上記目的は、2台の携帯端末と、所定の位
置に設置され、前記携帯端末に記憶された情報を読み取
る複数台の端末装置とを用い、前記2台の端末装置か
ら、ゲームを開始する開始用端末装置を定め、前記2台
の携帯端末に記憶された情報を、前記開始用端末装置か
ら開始する所定の順序で前記2台の端末装置に読み取ら
せて前記2台の端末装置を識別することにより、前記2
台の携帯端末の移動を認識し、前記2の携帯端末の移動
経路に基づいて所定の情報を与えることを特徴とするゲ
ーム制御方法によって達成される。
【0014】上記目的は、複数台の携帯端末と、所定の
位置に設置され、前記携帯端末に記憶された情報を読み
取る複数台の端末装置とを用い、前記複数台の端末装置
から、ゲームを開始する開始用端末装置と、ゲームを終
了する複数台の終了用端末装置とを定め、前記複数台の
携帯端末に記憶された情報を、前記開始用端末装置から
開始して前記複数台の終了用端末装置のいずれかで終了
する所定の順序で前記複数台の端末装置に読み取らせて
前記複数台の端末装置を識別することにより、前記複数
台の携帯端末の移動を認識し、前記複数台の携帯端末の
移動経路に基づいて所定の情報を与えることを特徴とす
るゲーム制御方法によって達成される。
【0015】上記目的は、情報処理端末と、所定の位置
に設置され、前記情報処理端末に記憶された情報を読み
取る複数台の端末装置とを用い、前記端末装置が前記情
報処理端末に記憶された情報を読み取ることにより前記
情報処理端末に関する情報を取得し、前記端末装置が取
得した情報に基づいて、前記情報処理端末の利用者に提
供するサービス内容を決定し、前記提供するサービス内
容に関する情報及び/又はサービスを前記情報処理端末
に提供することを特徴とするサービス提供システムによ
って達成される。
【0016】上記目的は、情報処理端末と、所定の位置
に設置され、前記情報処理端末に記憶された情報を読み
取る複数台の端末装置とを用い、前記端末装置が前記情
報処理端末に記憶された情報を読み取ることにより前記
情報処理端末に関する情報を取得し、前記端末装置が取
得した情報と、前記端末装置が取得した情報以外の前記
情報処理端末に関連した情報とに基づいて、前記情報処
理端末の利用者に提供するサービス内容を決定し、前記
提供するサービス内容に関する情報及び/又はサービス
を前記情報処理端末に提供することを特徴とするサービ
ス提供システムによって達成される。
【0017】上記目的は、GPS受信部を有する情報処
理端末と、所定の位置に設置され、前記情報処理端末に
記憶された情報を読み取る複数台の端末装置とを用い、
前記端末装置が前記情報処理端末に記憶された情報を読
み取ることにより前記情報処理端末に関する情報を取得
し、前記端末装置が取得した情報と、前記情報処理端末
のGPS受信部が取得した位置情報とに基づいて、前記
情報処理端末の利用者に提供するサービス内容を決定
し、前記提供するサービス内容に関する情報及び/又は
サービスを前記情報処理端末に提供することを特徴とす
るサービス提供システムによって達成される。
【0018】なお、上記サービス提供システムにおい
て、サービス内容を決定する際には、端末装置が取得し
た情報以外のあらゆる情報、例えば、サーバ等に予め設
定されている情報と組み合わせてもよい。
【0019】
【発明の実施の形態】[第1実施形態]本発明の第1実
施形態による位置追跡システムを図1乃至図3を用いて
説明する。図1は本実施形態の位置追跡システムを示す
図であり、図2は本実施形態の位置追跡システムの端末
装置を示す図であり、図3は本実施形態の位置追跡シス
テムの全体の流れを示すフローチャートである。
【0020】本実施形態の位置追跡システムは、GPS
受信部を有する携帯端末を、所定の位置に設置された端
末装置により認識することにより、GPS受信部による
位置情報を端末装置の設置位置により確定するものであ
る。ここで所定の位置とは、世界中のどの位置でもよい
が予め決められた位置(実際の場所の他にコンピュータ
により設定された位置データも含む)のことである。
【0021】(位置追跡システムの概要)本実施形態の
位置追跡システムの概要の構成を図1に示す。ユーザは
GPS受信機11付きの携帯電話(移動通信端末)10
を持っていることを前提とする。また、GPS機能を搭
載した携帯端末でもよい。また、携帯電話10の代わり
にPHS、PDA等のGPS機能を搭載した携帯端末で
もよい。
【0022】携帯電話10は、携帯電話会社サーバ12
を介してインターネット14に接続できる。位置情報等
を管理するデータ管理サーバ16が設けられている。デ
ータ管理サーバ16は、携帯電話10から読み取った情
報により携帯電話10を識別する識別装置としての機能
も有している。
【0023】携帯電話10に装着されたGPS受信機1
1は人工衛星18からの信号を受信して現在の位置を把
握する。
【0024】ユーザが利用する店舗、自動販売機、電話
ボックス、電信柱、信号機等の各地点A、B、C、…に
は位置追跡用の端末装置20が設けられている。端末装
置20はインターネット14に接続されている。
【0025】端末装置20には、図2(a)に示すよう
に、全体を制御するための制御部22と、様々な情報を
表示すると共にタッチパネル等により接触操作するため
の表示・操作部24と、様々なシートを印刷するための
プリント部26と、携帯電話10に記憶された情報を読
み取る読取部28とが設けられている。読取部28は、
例えば、携帯電話10の画面に表示されたバーコード等
をスキャンして読み取る。
【0026】端末装置20の具体例を図2に示す。本具
体例の端末装置20は、例えば、店舗のような一定の広
さの場所を確保できる地点に設けるものである。端末装
置20は、図2(b)に示すように、縦長でほぼ直方体
の筐体30を用いている。筐体30の高さは、人間が立
った状態で操作しやすいように調整されている。筐体3
0の下部には、筐体30の上面は正面側に傾斜してい
て、この傾斜面に表示・操作部24が設けられている。
筐体30の正面には、プリント部26により印刷された
シートを排出するための排出口34が形成されている。
なお、端末装置20としては図2に示した具体例に限ら
ず、机等に設置可能な小型の端末装置でもよい。
【0027】端末装置20の筐体30の左側側面に読取
部28が埋め込まれている。読取部28の光出射口には
断面L字型のカバー36が設けられている。L字型のカ
バー36は、ユーザの携帯電話10が落下することを防
止すると共に、ユーザに光の出射位置を知らせるための
ものである。
【0028】ユーザが携帯電話10を読み取らせるとき
には、携帯電話10の画面を読取部28の光出射口に押
し当てる。読取部28で携帯電話10の画面の読み取る
と、端末装置20の表示・操作部24に読み取り画像や
読み取り結果が表示される。
【0029】なお、読み取り結果のデータを携帯電話1
0にケーブルを介して送信したり、ブルートゥース等の
技術を用いて携帯電話10に無線で送信するようにして
もよい。
【0030】(位置追跡システムのフロー)本実施形態
の位置追跡システムの全体の流れを図3を用いて説明す
る。本実施形態の位置追跡システムは、ユーザがGPS
受信機11付きの携帯電話10等の携帯端末を所持して
いることを前提とし、更に、ユーザが利用する店舗、自
動販売機、電話ボックス、電信柱、信号機等の各地点
A、B、C、…に設けられた端末装置20を利用した高
度な位置追跡システムである。
【0031】ユーザが位置追跡を行おうとする場合に
は、携帯電話10の位置追跡ボタンを押す等の操作を行
って、携帯電話10の画面に認証用のバーコード等の識
別指標を表示させる(ステップS10)。
【0032】次に、端末装置20が設けられている地点
に到達すると、端末装置20により携帯電話10の画面
の認証バーコードを端末装置20に読取らせる(ステッ
プS11)。そのとき、データ管理サーバ16は、端末
装置20による認証バーコード読取時のGPS測位デー
タを取得する(ステップS12)。
【0033】予め登録されている端末装置20の位置情
報により、携帯電話10によるGPS測位データを補正
する(ステップS13)。例えば、端末装置20の位置
情報とGPS測位データが異なる場合には、GPS測位
データを補正し、その補正情報をデータ管理サーバ16
に登録する。
【0034】続いて、携帯電話10は、データ管理サー
バ16からGPS測位データの補正情報を受信する(ス
テップS14)。
【0035】以降、ステップS10〜14の処理を繰り
返すことにより、携帯端末10のGPS測位データを端
末装置20の位置情報に基づいて修正する。
【0036】このように本実施形態によれば、携帯端末
のGPS測位データを所定の位置に設置された端末装置
により確定し、必要に応じて、GPS測位データの補正
を行うようにしたので、GPS受信機能を有する携帯端
末の位置を確実に確定することができる。また、本実施
形態によれば、端末装置が設けられた地点にユーザが現
実に到達したことを確認することができる。
【0037】[第2実施形態]本発明の第2実施形態に
よる観光案内システムを図4乃至図10を用いて説明す
る。本実施形態は、観光協会と旅行代理店等との協力の
下に、GPS機能付き携帯端末を用いた位置追跡システ
ムを観光案内システムに適用したものである。GPS受
信部を有する携帯端末を、観光地の各地点に設置された
端末装置により認識することにより、観光客の現在位置
を確定し、観光名所案内やお店案内に利用するものであ
る。
【0038】(観光案内システムの概要)本実施形態の
観光案内システムの概要の構成を図4に示す。観光客で
あるユーザはGPS受信機11付きの携帯電話10を持
っていることを前提とする。携帯電話10の代わりにP
HS、PDA等の通信機能を有する携帯端末でもよい。
【0039】携帯電話10は、携帯電話会社サーバ12
を介してインターネット14に接続できる。位置情報等
を管理するためにデータ管理サーバ16が設けられてい
る。データ管理サーバ16はインターネット14に接続
されている。
【0040】携帯電話10に装着されたGPS受信機1
1は人工衛星18からの信号を受信して現在の位置を把
握する。
【0041】観光システム側で予め所定の観光ゾーンを
設定し、その観光ゾーン内で観光客が立ち寄る観光名
所、店舗、自動販売機、電話ボックス等の各地点や、観
光客が通過する街頭の電信柱、信号機等の各地点に位置
追跡用の端末装置20を設ける。
【0042】本実施形態では川越市を観光地の具体例と
して説明する。川越市は小京都と呼ばれる観光地であ
る。図5に示すように、喜多院を中心とした喜多院ゾー
ン、博物館を中心とした博物館ゾーン、蔵造りの街並み
を中心とした蔵造りゾーンと呼ばれる観光ゾーンがあ
る。喜多院ゾーン、博物館ゾーン、蔵造りゾーンの詳細
をそれぞれ、図6(a)、(b)、(c)に示す。これ
ら喜多院ゾーン、博物館ゾーン、蔵造りゾーンを観光ゾ
ーンとして設定し、その観光ゾーン内の適切な地点に端
末装置20を設ける。
【0043】観光名所等のように一定の設置面積が確保
できる場所には第1実施形態に示したような端末装置2
0を設け、電信柱等のように設置面積がほとんど確保で
きない場所には小型の端末装置20を設ける。必要に応
じて端末装置20の機能を携帯電話10の画面の読取り
だけに絞ってもよい。
【0044】(位置追跡システムのフロー)本実施形態
の観光案内システムの流れを図7乃至図10を用いて説
明する。なお、後述する観光案内システムにおける各種
処理については、携帯電話会社サーバ12やデータ管理
サーバ16等のサーバにより実行してもよいし、端末装
置20により実行してもよいし、携帯電話10により実
行してもよいし、これらサーバや端末装置や携帯電話が
適宜協働して実行してもよい。すなわち、どのハードウ
エアを用いて実行してもよく、そのことは具体的な実施
形態に応じて適宜変更できる設計事項である。また、デ
ータ管理についてもデータ管理サーバ16以外のハード
ウエア、例えば、端末装置20や携帯電話10により行
うようにしてもよい。
【0045】(入会処理)本実施形態の観光案内システ
ムでは最初に観光客が入会処理を行う。例えば、観光の
起点となる川越駅及び本川越駅の観光案内所に端末装置
20を設け、その端末装置20から入会処理を行う。ま
た、観光客が携帯電話10により入会用サイトに直接ア
クセスして入会処理を行ってもよい。観光案内所等の要
所やホームページ等で入会用サイトのURLを掲載して
おく。
【0046】本実施形態の観光案内システムにおける入
会処理では、図7に示すように、端末装置20又は携帯
電話10から入会用サイトにアクセスすると、入会画面
が表示される(ステップS20)。続いて、端末装置2
0又は携帯電話10から、入会に必要な各種データ、例
えば、ID、パスワード、都道府県、生年月日、性別、
メールアドレス等のデータを入力する(ステップS2
1)。これにより、データ管理サーバ16には、会員に
より入力されたID、パスワード、都道府県、生年月
日、性別、携帯端末のメールアドレス等のデータと共
に、端末装置20の設置店舗等のデータが登録される。
【0047】入会処理が完了すると、観光客が登録した
携帯端末のメールアドレスに対して会員アドレスを知ら
せる電子メールを送信する(ステップS22)。観光客
は、携帯電話10から自己の会員アドレスにアクセスす
ることにより、図8に示すような会員証が携帯電話10
の画面に表示される。会員証には会員名と共に会員番号
が数字とバーコードにより表示される。携帯電話10に
表示された会員証を端末装置20により読み取らせるこ
とにより、会員認証を行う。
【0048】(観光案内処理)本実施形態の観光案内シ
ステムにおける観光案内処理では、図9に示すように、
観光客が携帯電話10により川越観光案内サイトにアク
セスする(ステップS30)と、携帯電話10の画面
に、図5に示す川越市全体の観光マップが表示される
(ステップS31)。
【0049】観光客は、携帯電話10の画面に表示され
た観光マップから自分が観光したいエリアを選択する
(ステップS32)。観光客は、図5に示す観光マップ
から喜多院ゾーン、博物館ゾーン、蔵造りゾーンのいず
れかを選択する。この選択情報はデータ管理サーバ16
に送信される。
【0050】次に、観光客が徒歩等により選択した対象
エリアに移動する(ステップS33)。GPS受信機1
1により携帯電話10の位置は時々刻々把握されてい
る。観光客が対象エリア内に移動すると、観光システム
側からその対象エリアのエリア情報や、その対象エリア
内の店等で利用できるバーコードクーポンをメールによ
り携帯電話10に配信する(ステップS34)。これに
より観光客はより詳細なエリア情報を取得すると共に、
エリア内で利用可能なバーコードクーポンを取得する。
【0051】次に、観光客はエリア情報から端末装置の
設置場所を知り、端末装置にて携帯電話の認証を行う等
の端末装置処理を行う(ステップS35)。
【0052】端末装置処理では、図10に示すように、
観光客が端末装置20の設置場所に行き(ステップS4
0)、携帯電話10にバーコード会員証を表示して、端
末装置20にバーコード会員証を読ませる(ステップS
41)。これにより会員を認証し(ステップS42)、
観光客である会員が確かに端末装置20に到達したこと
が検出され、その到達時刻と到達位置がデータ管理サー
バ16に記録される。
【0053】会員が認証されると、その端末装置20の
関連情報、例えば、そこで利用できるサービス等の情報
が観光システム側から携帯電話10に配信される(ステ
ップS44)。観光客は、配信された情報からサービス
等を利用するが、選択したサービスにクーポンが利用で
きる場合には(ステップS45)、携帯電話10の画面
にバーコードのサービスクーポンを表示して、端末装置
20にサービスクーポンを読ませる(ステップS4
6)。その後、観光客はサービスを取得する(ステップ
S47)。
【0054】端末装置処理が終了すると、図9のフロー
チャートに戻る。エリアを移動するか否か判断する(ス
テップS36)。移動しない場合には、終了するか否か
判断し(ステップS37)、終了しない場合には、ステ
ップS35に戻り、同じエリアでの端末装置処理を再び
行う。移動する場合には、ステップS32に戻り、新た
な観光エリアを選択して、ステップS33以降の処理を
行う。
【0055】本実施形態の観光案内システムにおける観
光案内処理の基本的流れは、上述した通りであるが、次
に記載するような様々な利用態様がある。
【0056】(1)観光客の行動履歴、購買履歴の蓄積
とそれに基づく情報提供 観光客は、観光エリア内の各所に移動して端末装置20
にバーコード会員証を読ませ、サービスを取得したり、
物を購入したりする。端末装置20は地面に対して固定
されているので、端末装置20による観光客の認証やサ
ービス、物の購入は、確実な行動履歴となると共に有用
な購買記録となる。携帯電話10にはGPS受信機11
が装着されていて、その位置を把握することは可能であ
るが、その行動まで把握することはできない。本実施形
態によれば行動履歴と購買履歴により、観光地における
観光客の実際の行動を把握することができる。
【0057】観光システム側では、観光客の行動履歴、
購買履歴に基づいて、その観光客に適したサービス内容
を決定し、そのサービス内容に関する情報やサービスを
提供する。サービス内容とは、例えば、次に移動する目
標位置、次に移動可能な複数の目標位置、次に提供する
サービス、次に提供可能な複数のサービス、及び/又
は、これら目標位置又はサービスに関する情報である。
サービスには、商品や、サービス、観光スポットの情報
等を含み、その情報をウエブ上で提供したり、メールに
より配信したりする。
【0058】(2)観光客の現在位置把握とそれに基づ
く情報提供 観光客は、観光エリア内の各所に移動し、観光地の売店
のPOSシステムや、飲料等の自動販売機、電話ボック
ス、電信柱、信号機等の固定通信機器に組み込まれた端
末装置20により、携帯電話10に表示されたバーコー
ド会員証を読ませる。
【0059】これにより観光システム側は観光客の確実
な現在位置を把握することができる。観光システム側
は、観光客の現在位置とこれまでの行動履歴に基づい
て、観光スポットの順路を提示したり、携帯電話10に
現在位置を表示したり、GPSの側位情報を修正するこ
とができる。その情報はウエブ上で提供したり、メール
により配信する。観光客が端末装置20によりバーコー
ド会員証を読ませた直後に情報を提供することにより、
タイミングよく最適な情報を提供できる。
【0060】(3)端末装置と連携したくじ引き、ミニ
ゲーム等の提供 観光客が、特定の端末装置20にバーコード会員証を読
み取らせると、携帯電話10又は端末装置20において
観光客がくじ引き、ミニゲーム等を行なうことができる
ようにする。
【0061】例えば、飲料等の自動販売機に組み込まれ
た端末装置20により携帯電話10のバーコード会員証
を認証すると、携帯電話10に予め組み込まれたミニゲ
ームが自動的に実行され、そのミニゲームに勝利すると
無料で飲料等を得ることができるようにする。また、飲
料等と共に、又は飲料等の代わりに、秘密の観光スポッ
トの情報を提供したり、特別なクーポンが当たったりす
るようにしてもよい。また、ミニゲームの代わりにくじ
引きを行うようにしてもよい。
【0062】(4)時間データや天候データと連携した
情報の提供 観光地での観光や物品販売は、季節や時刻等の時間デー
タや、天候や温度等の天候データに左右されがちであ
る。本実施形態の観光システムでは別途得られた時間デ
ータや天候データと連携した情報を提供する。時間デー
タや天候データは別途他のサービスから得るようにして
もよい。観光地という狭い範囲での正確な天候データを
得るために、観光協会側から定期的に天候データを入力
するようにしてもよい。
【0063】例えば、天候データを用い、天候が雨の場
合には、通常価格よりも10%割引でサービスや商品を
提供する情報をウエブ上で提供したり、メールで配信し
たりする。また、時間データを用い、お店の閉店時間に
近くなると、閉店間際の特別なサービスや商品を提供す
る情報をウエブ上で提供したり、メールで配信したりす
る。
【0064】(5)観光客の正確な行動履歴のマップ表
示 本実施形態の観光システムを利用しない場合でもGPS
機能により観光客の行動履歴をマップ表示することは可
能である。しかしながら、GPS機能だけでは、図11
(a)示すように、観光客の概略な経路がわかるだけで
ある。端末装置20が設けられた店舗、自動販売機、電
話ボックス、電信柱、信号機等の各地点A、B、C、…
に立ち寄ったかどうかまではわからない。
【0065】本実施形態の観光システムを利用すれば、
各地点A、B、C、…に立ち寄ったことが確実にわかる
ので、図11(b)に示すように、立ち寄ったか否かを
マップ表示することができる。図11(b)のマップ表
示により、観光客は地点A、Cには立ち寄ったが、地点
Bは近くを通過しただけで立ち寄っていないことがわか
る。なお、図11(c)に示すように、立ち寄った地点
A、Cに着色して区別するようにしてもよい。
【0066】図11(b)、(c)のような地図を表示
する方法の一例について説明する。GPS機能により所
定時間間隔、例えば、毎分、毎秒で、携帯電話10の位
置データを携帯電話会社サーバ12に蓄積しておく。一
方、観光客が端末装置20に携帯電話10に表示した情
報を読み取らせることにより立ち寄った地点についての
端末装置データをデータ管理サーバ16に蓄積してお
く。
【0067】ここで観光客が時間又は地域を指定する
と、これらサーバ12,16に蓄積したデータに基づい
て、表示すべき地図データを読み出し、その地図データ
にGPS機能による位置データを重ね合わせ、端末装置
データを関連づけた画像データを生成する。
【0068】このように作成したマップの画像データを
観光客の携帯電話10や端末装置20に送信しておけば
様々な場面で利用することができる。
【0069】このような観光客等の利用者の行動履歴の
マップ表示は、本実施形態に限らず、第1実施形態、第
3実施形態等の他の実施形態でも利用可能である。それ
により、これら実施形態の様々な場面で行動履歴マップ
を活用できる。
【0070】このように本実施形態によれば、携帯端末
を地面に対して固定された端末装置により認識すること
により、観光客の位置を確定すると共に観光客の行動を
把握し、それに適した様々な情報やサービスを観光客に
提供して、観光名所案内やお店案内に有効に利用するこ
とができる。
【0071】[第3実施形態]本発明の第3実施形態に
よるゲームシステムを図12乃至図17を用いて説明す
る。本実施形態は携帯端末を用いた位置追跡システムを
ゲームシステムに適用したものである。携帯端末を、所
定のエリア内の各地点に設置された端末装置により認識
することにより、プレイヤの現在位置を確認し、その情
報を用いてゲームを行うものである。携帯端末はGPS
機能を有していなくてもよい。
【0072】(ゲームシステムの概要)本実施形態のゲ
ームシステムの概要の構成を図12に示す。プレイヤは
携帯電話10を持っていることを前提とする。携帯電話
10の代わりにPHS、PDA等の通信機能を有する携
帯端末でもよい。
【0073】携帯電話10は、携帯電話会社サーバ12
を介してインターネット14に接続できる。位置情報等
を管理するためにデータ管理サーバ16が設けられてい
る。データ管理サーバ16はインターネット14に接続
されている。
【0074】ゲームシステム側で予め所定のエリアを設
定し、そのエリア内でプレイヤが立ち寄る名所、店舗、
自動販売機、電話ボックス等の各地点や、プレイヤが通
過する街頭の電信柱、信号機等の各地点に位置追跡用の
端末装置20を設ける。
【0075】店舗等のように一定の設置面積が確保でき
る場所には第1実施形態に示したような端末装置20を
設け、電信柱等のように設置面積がほとんど確保できな
い場所には小型の端末装置20を設ける。必要に応じて
端末装置20の機能を携帯電話10の画面の読取りだけ
に絞ってもよい。
【0076】(タレントクイズラリー)本実施形態のゲ
ームシステムの第1の具体例としてタレントクイズラリ
ーについて図13及び図14を用いて説明する。
【0077】タレントクイズラリーとは、人気タレント
が出題するクイズを解きながら端末装置20が設置され
た各地点をまわるゲームである。
【0078】図13に示すように、渋谷駅周辺等の予め
決めた地域内の各地点40A、40B、40C、…に端
末装置20を設け、プレイヤが携帯電話10をある地点
40Bの端末装置20に認識させると、その地点40B
がスタート地点となり、端末装置20にてクイズラリー
が開始する。端末装置20により出題されたクイズに解
答すると、その解答結果に応じて様々な指示が出され、
最終的にゴール地点40Hに到達する。
【0079】なお、ゲームシステム側で予めスタート地
点となる端末装置20を決めておいてもよい。
【0080】本具体例の詳細について図14のフローチ
ャートを用いて説明する。
【0081】タレントクイズラリーへのエントリーは、
プレイヤが最初に携帯電話10を地点40A、40B、
40C、…のいずれかの端末装置20に認識させること
により開始する。クイズラリーのスタート地点は、プレ
イヤが最初に携帯電話10を認識させてエントリーした
地点である。本具体例では、図13に示すように、地点
40Bがスタート地点となる。
【0082】プレイヤが地点40Bの端末装置20に携
帯電話10を認識させてアクセスすると(ステップS5
0)、端末装置20は受付画面G51を表示する(ステ
ップS51)。受付画面G51には「エントリーします
か?」という表示と共に「1回500円です。」という
表示がなされる。
【0083】プレイヤは受付画面G51から入金処理を
行い、クイズラリーへのエントリーを行う(ステップS
52)。データ管理サーバ16は、入金を確認し(ステ
ップS53)、プレイヤ情報を登録し(ステップS5
4)、プレイヤの諸情報を判断する(ステップS5
5)。例えば、プレイヤの年齢、性別、エントリー時間
帯等を判別し、その諸情報に基づいて出題するクイズの
内容や表示画像の内容を決定する。
【0084】データ管理サーバ16は、このようにして
決定したクイズの1問目を地点40Bの端末装置20に
発信する(ステップS56)。地点40Bの端末装置2
0はクイズ画面G57を表示する(ステップS57)。
クイズ画面G57には、1問目のクイズの問題と共にヒ
ントを表示する。例えば、タレントからの問題1として
次のように表示する。
【0085】「最近の私の一番のお気に入りアクセサリ
ーは、○○(商標)の皮のブレスレットです。さて、こ
こで問題です。このブレスレットの色は何色でしょう?
ヒントは、私の新曲「○○○○○」のジャケット写真を
見てみよー!○○○の1階にもあるよ!」 更に、クイズ画面G57には次に行くべき場所の指示も
表示される。
【0086】プレイヤは、端末装置20により指示され
た次の場所、本具体例では地点40Cに移動する(ステ
ップS58)。
【0087】プレイヤが次の地点40Cの端末装置20
に携帯電話10を認識させてアクセスすると(ステップ
S59)、データ管理サーバ16は既に出題した1問目
を発信し(ステップS60)、確認のため地点40Cの
端末装置20に1問目を再度表示する(ステップS6
1)。
【0088】プレイヤが1問目に対して解答すると(ス
テップS62)、データ管理サーバ16は解答データを
保存し(ステップS63)、解答データの正否を含めた
諸条件を判断する(ステップS64)。その判断結果に
基づいて、データ管理サーバ16は次の2問目のクイズ
を発信する(ステップS65)。
【0089】地点40Cの端末装置20はクイズ画面G
66を表示する(ステップS66)。クイズ画面G66
には2問目のクイズの問題と共にヒントを表示する。更
に、クイズ画面G66には次に行くべき場所の指示も表
示される。
【0090】プレイヤは、端末装置20により指示され
た次の場所、本具体例では地点40Dに移動する(ステ
ップS67)。
【0091】以降、各地点において、上述したステップ
S59からS67を繰り返す。データ管理サーバ16は
全ての解答内容をデータとして保存する(ステップS6
8)。プレイヤがゴールである最終地点40Hへと移動
し(ステップS69)、地点40Hの端末装置20に携
帯電話10を認識させてアクセスする(ステップS7
0)。
【0092】データ管理サーバ16は、これまでのクイ
ズラリーにおける解答内容及び正解等のデータを地点4
0Hの端末装置20に送信し、解答内容等の諸条件を判
断する(ステップS71)。その判断結果に基づいて、
データ管理サーバ16は地点40Hの端末装置20にク
イズラリーの最終結果のデータを送る。
【0093】地点40Hの端末装置20は最終画面を表
示し、解答内容、正解等をプリントアウトすると共にオ
リジナルグッズ又はその引換券を排出する(ステップS
72)。プレイヤは端末装置20から排出されたクイズ
の結果及びオリジナルグッズを入手してクイズラリーを
終了する(ステップS73)。
【0094】なお、引換券の代わりに、所定のデータを
携帯電話10に有線又は無線で送信するようにしてもよ
い。
【0095】データ管理サーバ16が判断する諸条件と
しては、上述したプレイヤの年齢、性別、エントリー時
間帯等の他に、プレイヤの生年月日、血液型、星座、住
所(都道府県だけでも良い)、趣味、嗜好等の条件を加
えてもよい。
【0096】また、諸条件を判断した結果、問題内容や
クイズ画面の他に、次に移動すべき地点、移動中に行う
べきアクション、例えば、カメラ付き携帯電話であれば
撮影指示や、撮影した画像の送信の指示等を変更しても
よい。
【0097】(未来日記体験ツアー)本実施形態のゲー
ムシステムの第2の具体例として未来日記体験ツアーに
ついて図15及び図16を用いて説明する。
【0098】未来日記体験ツアーとは、恋人同士等のカ
ップル向けのツアーゲームである。行く先々で様々な指
示を出され、2人はその指示通りに行動する。最初は一
緒に行動するが、途中の地点で離ればなれとなり、最後
に再び出会うようなコースを設定する。各人がどのよう
に行動したかによりカップルの相性が占われる。
【0099】図15に示すように、渋谷駅周辺等の予め
決めた地域内の各地点50A、50B、50C、…に端
末装置20を設け、カップルのプレイヤが携帯電話10
をある地点50Aの端末装置20に共に認識させると、
その地点50Aがスタート地点となり、端末装置20に
てツアーゲームが開始する。端末装置20により出題さ
れたクイズに解答すると、その解答結果に応じて様々な
指示が出され、地点50Bからカップルが個々のプレイ
ヤに分かれ、地点50C、50D、…、を経て、地点5
0Gで再び出会い、最終的にゴール地点50Hに到達す
る。
【0100】なお、ゲームシステム側で予めスタート地
点となる端末装置20を決めておいてもよい。
【0101】本具体例の詳細について図16のフローチ
ャートを用いて説明する。
【0102】未来日記体験ツアーへのエントリーは、カ
ップルである2人のプレイヤが最初に携帯電話10を地
点50A、50B、50C、…のいずれかの端末装置2
0に認識させることにより開始する。クイズラリーのス
タート地点は、プレイヤが最初に携帯電話10を認識さ
せてエントリーした地点である。本具体例では、図15
に示すように、地点50Aがスタート地点となる。
【0103】2人のプレイヤが地点50Aの端末装置2
0にそれぞれ携帯電話10を認識させてアクセスすると
(ステップS80)、端末装置20は受付画面を表示す
る(ステップS81)。2人のプレイヤは受付画面から
入金処理を行い、ツアーゲームへのエントリーを行う
(ステップS82)。データ管理サーバ16は、入金を
確認し(ステップS83)、プレイヤ情報を登録し(ス
テップS84)、プレイヤの諸情報を判断する(ステッ
プS85)。例えば、2人のプレイヤの年齢、性別、エ
ントリー時間帯等を判別し、その諸情報に基づいてツア
ーゲームのコース等のシナリオを決定する。
【0104】データ管理サーバ16は、このようにして
決定したシナリオに基づいて地点40Aの端末装置20
に指示データを配信する(ステップS86)。地点50
Aの端末装置20は指示画面を表示する(ステップS8
7)。指示画面には「男性は○○へ、女性は××へ、そ
れぞれ別れて行動せよ」というようなプレイヤへの指示
を表示する。
【0105】2人のプレイヤは、端末装置20に表示さ
れた指示に従って、地点50Bまで一緒に行動し、その
後、女性のプレイヤは地点50Cに移動し(ステップS
88)、男性のプレイヤは地点50Eに移動する(ステ
ップS93)。
【0106】一方、女性のプレイヤが地点50Cに移動
して、端末装置20に携帯電話10を認識させてアクセ
スすると(ステップS89)、データ管理サーバ16が
女性のプレイヤに対して選択クイズを配信し(ステップ
S90)、地点50Cの端末装置20に選択クイズを画
面表示する(ステップS91)。選択クイズは質問に対
して複数の選択肢を用意したクイズである。女性のプレ
イヤは、端末装置20上で又は携帯電話10により選択
クイズに解答する。選択クイズに対して解答するとデー
タ管理サーバ16はその解答データを保存する。更に、
クイズ画面には次に行くべき場所の指示も表示される。
【0107】他方、男性のプレイヤが地点50Eに移動
して、端末装置20に携帯電話10を認識させてアクセ
スすると(ステップS94)、データ管理サーバ16が
男性のプレイヤに対して選択クイズを配信し(ステップ
S95)、地点50Eの端末装置20に選択クイズを画
面表示する(ステップS96)。男性のプレイヤは、端
末装置20上で又は携帯電話10により選択クイズに解
答する。選択クイズに対して解答するとデータ管理サー
バ16はその解答データを保存する。更に、クイズ画面
には次に行くべき場所の指示も表示される。
【0108】一方、女性のプレイヤが地点50Dに移動
して、端末装置20に携帯電話10を認識させてアクセ
スすると(ステップS98)、データ管理サーバ16が
女性のプレイヤに対して選択クイズを配信し(ステップ
S99)、地点50Dの端末装置20に選択クイズを画
面表示する(ステップS100)。女性のプレイヤが端
末装置20上で又は携帯電話10により選択クイズに解
答すると(ステップS101)、データ管理サーバ16
は、相手方の男性のプレイヤに対して電子メールを配信
する(ステップS102)。男性のプレイヤはこの電子
メールを受信する(ステップS103)。
【0109】他方、男性のプレイヤが地点50Fに移動
して、端末装置20に携帯電話10を認識させてアクセ
スすると(ステップS104)、データ管理サーバ16
が男性のプレイヤに対して選択クイズを配信し(ステッ
プS105)、地点50Fの端末装置20に選択クイズ
を画面表示する(ステップS106)。男性のプレイヤ
が端末装置20上で又は携帯電話10により選択クイズ
に解答すると(ステップS107)、データ管理サーバ
16は、相手方の女性のプレイヤに対して電子メールを
配信する(ステップS108)。女子のプレイヤはこの
電子メールを受信する(ステップS109)。
【0110】以降、各地点において、女性のプレイヤ及
び男性のプレイヤは、上述したステップの処理を繰り返
す。データ管理サーバ16は、ツアーの経路、移動所要
時間、クイズへの解答内容等のツアーに関する全ての情
報をツアーデータとして保存しておく。
【0111】最後には、女性のプレイヤがゴールである
最終地点40Hへと移動し(ステップS110)、男性
のプレイヤがゴールである最終地点40Hへと移動し
(ステップS111)、最終地点で再会する。
【0112】再会した女性のプレイヤ及び男性のプレイ
ヤはゴールの地点40Hの端末装置20にそれぞれ携帯
電話10を認識させてアクセスする(ステップS11
2)。
【0113】データ管理サーバ16は、これまでの未来
日記体験ツアーにおける解答内容、正解等のデータを地
点40Hの端末装置20に送信し、解答内容等の諸条件
を判断する(ステップS113)。その判断結果に基づ
いて、データ管理サーバ16は地点40Hの端末装置2
0にクイズラリーの最終結果のデータを配信する(ステ
ップS114)。
【0114】地点40Hの端末装置20は最終画面を表
示し(ステップS115)、占いの内容、解答内容等を
プリントアウトすると共にオリジナルグッズ又はその引
換券を排出する(ステップS116)。カップルのプレ
イヤは端末装置20から排出されたオリジナルグッズを
入手してクイズラリーを終了する。
【0115】なお、引換券の代わりに、所定のデータを
携帯電話10に有線又は無線で送信するようにしてもよ
い。
【0116】データ管理サーバ16が判断する諸条件と
しては、上述したプレイヤの年齢、性別、エントリー時
間帯等の他に、プレイヤの生年月日、血液型、星座、住
所(都道府県だけでも良い)、趣味、嗜好等の条件を加
えてもよい。
【0117】また、諸条件を判断した結果、問題内容や
クイズ画面の他に、次に移動すべき地点、移動中に行う
べきアクション、例えば、カメラ付き携帯電話であれば
撮影指示や、撮影した画像の送信の指示等を変更しても
よい。
【0118】(心理テストラリー)本実施形態のゲーム
システムの第3の具体例として心理テストラリーについ
て図17を用いて説明する。
【0119】心理テストラリーとは、通常、紙の上に記
載された網の目状の心理テストを実際の街の各地点を結
んで行おうとするグループ向けのラリーゲームである。
行く先々で2択心理問題を出題され、その選択結果に基
づいて指示された地点に順次移動していくと、複数のゴ
ールのいずれかに導かれていく。各ゴールには同じよう
な心情のプレイヤが集まることになり、各プレイヤの心
理がテストされる。
【0120】図17に示すように、渋谷駅周辺等の予め
決めた地域内の各地点60A、60B、60C、…に端
末装置20を設け、グループのプレイヤが携帯電話10
をある地点60Aの端末装置20に共に認識させると、
その地点60Aがスタート地点となり、端末装置20に
て心理テストラリーが開始する。
【0121】なお、ゲームシステム側で予めスタート地
点となる端末装置20を決めておいてもよい。
【0122】プレイヤは、各地点で端末装置20により
出題された2択心理問題に解答し、その解答結果に応じ
て指示された次の地点に移動する。移動した地点では同
様に2択心理問題が出題され、その解答結果に応じて次
の移動地点が指示される。
【0123】例えば、2択心理問題にプレイヤが短気で
あるかどうかを判断する問題を含ませておき、回答結果
に基づいてプレイヤが短気であると判断されると、ゴー
ルまでの距離が短くなるように設定する。プレイヤが短
気でないと判断されると、ゴールまでの距離は長くなる
ように設定する。
【0124】各プレイヤがどの地点を通過したかはゲー
ムシステム側で把握しているので、プレイヤが移動した
軌跡に応じて2択心理問題を変更してもよい。例えば、
直前に通過した地点との距離や、所要時間をパラメータ
として、問題を決定するようにしてもよい。
【0125】このように、プレイヤは各地点での2択心
理問題の解答に応じて、順々に地点を移動していき、最
終的にゴール地点62A、62B、62C、62Dのい
ずれかに導かれる。
【0126】ゴール地点62A、62B、62C、62
Dでプレイヤが端末装置20に携帯電話10を認識させ
ると、端末装置20は、最終画面を表示し、プレイヤが
行ってきた2択心理問題と解答の履歴、プレイヤの心理
判定結果等をプリントアウトすると共にオリジナルグッ
ズ又はその引換券を排出する。プレイヤは心理テストの
結果及びオリジナルグッズを入手して心理テストラリー
を終了する。
【0127】なお、引換券の代わりに、所定のデータを
携帯電話10に有線又は無線で送信するようにしてもよ
い。
りようゴール地点62A、62B、62C、62Dは
それぞれ別個の場所に設けてもよいし、同じ場所に設け
てもよい。同じ場所に設けた場合には、心理テストラリ
ー中はバラバラになったグループの仲間と再会すること
になる。
【0128】心理テストラリーの経路は、予め決めてお
いてもよいが、ラリー中のプレイヤの解答内容や所要時
間、時刻、天気等のパラメータにより順次変更してもよ
い。
【0129】また、プレイヤが指示した地点とは間違っ
た地点で端末装置20に携帯電話10を認識させること
も考えられるが、その場合には正しい地点に導くように
する。このようなプレイヤの間違いも心理テストのパラ
メータのひとつとして考慮してもよい。
【0130】なお、プレイヤが一定時間以上、いずれの
地点の端末装置20にも携帯電話10を認識させない場
合には、そのプレイヤに電子メールを送信して心理テス
トラリーへの復帰を促す。このときプレイヤは心理テス
トラリーから離脱することも可能である。
【0131】[変形実施形態]本発明は上記実施形態に
限らず種々の変形が可能である。
【0132】例えば、上記実施形態では、携帯電話の画
面にバーコード等を含む会員証を表示して、その画面の
画像を読み取ることにより会員を認証していたが、携帯
電話から端末装置や管理サーバ等に会員データを無線に
より送信して、端末装置又は管理サーバが会員データに
基づいて会員であることを認証するようにしてもよい。
【0133】また、上記実施形態では、徒歩等により移
動する利用者が所持する携帯電話を利用した場合に本発
明を適用したが、利用者がカーナビゲーションシステム
を搭載した自動車等を利用して移動する場合に本発明を
適用してもよい。情報処理端末は利用者が所持している
携帯電話等でもよいし、カーナビゲーションシステムで
もよいし、これらを適宜使い分けるようにしてもよい。
端末装置による情報の読み取りは、利用者が情報処理端
末を端末装置に読み込ませるようにしてもよいし、利用
者が自動車等を所定位置に駐車するか所定位置を通過す
ることにより、端末装置がカーナビゲーションシステム
や携帯電話等と通信して、その情報を読み取るようにし
てもよい。
【0134】また、上記実施形態に記載された各技術は
相互に組み合わせが可能であり、ある実施形態の一部の
技術を他の実施形態に利用してもよい。
【0135】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、GPS受
信部を有する情報処理端末と、所定の位置に設置され、
情報処理端末に記憶された情報を読み取る端末装置とを
有し、情報処理端末を携帯した利用者が端末装置に情報
を読み取らせたとき、端末装置に読み取られた情報から
情報処理端末を識別し、情報処理端末のGPS受信部に
よる位置情報を端末装置の設置位置情報に関連づけるよ
うにしてので、GPS受信機能を有する携帯端末の位置
を確実に追跡することができる。
【0136】また、本発明によれば、携帯端末と、所定
の位置に設置され、携帯端末に記憶された情報を読み取
る複数台の端末装置とを用い、複数台の端末装置から、
ゲームを開始する開始用端末装置を定め、携帯端末に記
憶された情報を、開始用端末装置から開始する所定の順
序で複数台の端末装置に読み取らせて端末装置を識別す
ることにより、携帯端末の移動を認識し、携帯端末の移
動に基づいて所定の情報を与えるようにしてので、携帯
電話の特性を生かした新規な遊びを実現することができ
る。
【0137】また、本発明によれば、情報処理端末と、
所定の位置に設置され、情報処理端末に記憶された情報
を読み取る複数台の端末装置とを用い、端末装置が情報
処理端末に記憶された情報を読み取ることにより情報処
理端末に関する情報を取得し、端末装置が取得した情報
に基づいて、情報処理端末の利用者に提供するサービス
内容を決定し、提供するサービス内容に関する情報及び
/又はサービスを情報処理端末に提供するようにしての
で、携帯電話の特性を生かして様々なサービスを提供す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態による位置追跡システム
の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1実施形態による位置追跡システム
の端末装置を示す図である。
【図3】本発明の第1実施形態による位置追跡システム
の全体の流れを示すフローチャートである。
【図4】本発明の第2実施形態による観光案内システム
の構成を示す図である。
【図5】本発明の第2実施形態による観光案内システム
により案内する観光ゾーンの概略を示す地図である。
【図6】本発明の第2実施形態による観光案内システム
により案内する観光ゾーンの詳細を示す地図である。
【図7】本発明の第2実施形態による観光案内システム
の入会処理の流れを示すフローチャートである。
【図8】本発明の第2実施形態による観光案内システム
の会員証を示す図である。
【図9】本発明の第2実施形態による観光案内システム
の観光案内処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2実施形態による観光案内システ
ムの端末装置処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】本発明の第2実施形態による観光案内システ
ムを利用して作成したマップの具体例を示す図である。
【図12】本発明の第3実施形態によるゲームシステム
の構成を示す図である。
【図13】本発明の第3実施形態によるタレントクイズ
ラリーのマップを示す図である。
【図14】本発明の第3実施形態によるタレントクイズ
ラリーの流れを示すフローチャートである。
【図15】本発明の第3実施形態による未来日記体験ツ
アーのマップを示す図である。
【図16】本発明の第3実施形態による未来日記体験ツ
アーの流れを示すフローチャートである。
【図17】本発明の第3実施形態による心理テストラリ
ーのマップを示す図である。
【符号の説明】
10…携帯電話 11…GPS受信機 12…携帯電話会社サーバ 14…インターネット 16…データ管理サーバ 18…人工衛星 20…端末装置 22…制御部 24…表示・操作部 26…プリント部 28…読取部 30…筐体 34…排出口 36…カバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 132 G06F 17/60 132 146 146Z G09B 29/00 G09B 29/00 A F 29/10 29/10 A (72)発明者 加納 守 東京都大田区羽田1丁目2番12号 株式会 社セガ内 (72)発明者 寺前 勝礼 東京都大田区羽田1丁目2番12号 株式会 社セガ内 (72)発明者 乕谷 宇人 東京都大田区羽田1丁目2番12号 株式会 社セガ内 Fターム(参考) 2C001 AA11 AA14 BA06 BA07 BB03 BB06 BB07 BD03 BD07 CA09 CB01 CB08 CC03 CC08 2C032 HB03 HB22 HB25 HC11 HD30 2F029 AA07 AB07 AC02 AC13 AC14 5J062 AA08 CC07 HH05

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GPS受信部を有する情報処理端末と、 所定の位置に設置され、前記情報処理端末に記憶された
    情報を読み取る端末装置とを有し、 前記情報処理端末を携帯した利用者が前記端末装置に前
    記情報を読み取らせたとき、前記端末装置に読み取られ
    た情報から前記情報処理端末を識別し、前記情報処理端
    末の前記GPS受信部による位置情報を前記端末装置の
    設置位置情報に関連づけることを特徴とする位置追跡シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の位置追跡システムにおい
    て、 所定のエリア内に前記端末装置を複数台設置し、 前記情報処理端末の前記GPS受信部による位置情報を
    前記複数台の端末装置の設置位置情報に関連づけること
    により、前記所定のエリア内の前記情報処理端末の移動
    状態を追跡することを特徴とする位置追跡システム。
  3. 【請求項3】 GPS受信部を有する情報処理端末と、
    所定の位置に設置され、前記情報処理端末に記憶された
    情報を読み取る端末装置とを用い、 前記情報処理端末を携帯した利用者が前記端末装置に前
    記情報を読み取らせたとき、前記端末装置に読み取られ
    た情報から前記情報処理端末を識別し、前記情報処理端
    末の前記GPS受信部による位置情報を前記端末装置の
    設置位置情報に関連づけることを特徴とする位置追跡方
    法。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の位置追跡方法において、 所定のエリア内に複数台設置した前記端末装置を用い、 前記複数台の端末装置により前記情報処理端末の位置を
    決定することにより、前記情報処理端末の移動状態を認
    識することを特徴とする位置追跡方法。
  5. 【請求項5】 携帯端末と、所定の位置に設置され、前
    記携帯端末に記憶された情報を読み取る複数台の端末装
    置とを用い、 前記複数台の端末装置から、ゲームを開始する開始用端
    末装置を定め、 前記携帯端末に記憶された情報を、前記開始用端末装置
    から開始する所定の順序で前記複数台の端末装置に読み
    取らせて前記端末装置を識別することにより、前記携帯
    端末の移動を認識し、前記携帯端末の移動に基づいて所
    定の情報を与えることを特徴とするゲーム制御方法。
  6. 【請求項6】 複数台の携帯端末と、所定の位置に設置
    され、前記携帯端末に記憶された情報を読み取る複数台
    の端末装置とを用い、 前記複数台の端末装置から、ゲームを開始する開始用端
    末装置を定め、 前記複数台の携帯端末に記憶された情報を、前記開始用
    端末装置から開始する所定の順序で前記複数台の端末装
    置に読み取らせて前記複数台の端末装置を識別すること
    により、前記複数台の携帯端末の移動を認識し、前記複
    数台の携帯端末の移動経路に基づいて所定の情報を与え
    ることを特徴とするゲーム制御方法。
  7. 【請求項7】 2台の携帯端末と、所定の位置に設置さ
    れ、前記携帯端末に記憶された情報を読み取る複数台の
    端末装置とを用い、 前記2台の端末装置から、ゲームを開始する開始用端末
    装置を定め、 前記2台の携帯端末に記憶された情報を、前記開始用端
    末装置から開始する所定の順序で前記2台の端末装置に
    読み取らせて前記2台の端末装置を識別することによ
    り、前記2台の携帯端末の移動を認識し、前記2の携帯
    端末の移動経路に基づいて所定の情報を与えることを特
    徴とするゲーム制御方法。
  8. 【請求項8】 複数台の携帯端末と、所定の位置に設置
    され、前記携帯端末に記憶された情報を読み取る複数台
    の端末装置とを用い、 前記複数台の端末装置から、ゲームを開始する開始用端
    末装置と、ゲームを終了する複数台の終了用端末装置と
    を定め、 前記複数台の携帯端末に記憶された情報を、前記開始用
    端末装置から開始して前記複数台の終了用端末装置のい
    ずれかで終了する所定の順序で前記複数台の端末装置に
    読み取らせて前記複数台の端末装置を識別することによ
    り、前記複数台の携帯端末の移動を認識し、前記複数台
    の携帯端末の移動経路に基づいて所定の情報を与えるこ
    とを特徴とするゲーム制御方法。
  9. 【請求項9】 請求項5乃至8のいずれか1項に記載の
    ゲーム制御方法において、 前記携帯端末が最初に認識させた端末装置を前記開始用
    端末装置として定めることを特徴とするゲーム制御方
    法。
  10. 【請求項10】 情報処理端末と、所定の位置に設置さ
    れ、前記情報処理端末に記憶された情報を読み取る複数
    台の端末装置とを用い、 前記端末装置が前記情報処理端末に記憶された情報を読
    み取ることにより前記情報処理端末に関する情報を取得
    し、 前記端末装置が取得した情報に基づいて、前記情報処理
    端末の利用者に提供するサービス内容を決定し、 前記提供するサービス内容に関する情報及び/又はサー
    ビスを前記情報処理端末に提供することを特徴とするサ
    ービス提供システム。
  11. 【請求項11】 情報処理端末と、所定の位置に設置さ
    れ、前記情報処理端末に記憶された情報を読み取る複数
    台の端末装置とを用い、 前記端末装置が前記情報処理端末に記憶された情報を読
    み取ることにより前記情報処理端末に関する情報を取得
    し、 前記端末装置が取得した情報と、前記端末装置が取得し
    た情報以外の前記情報処理端末に関連した情報とに基づ
    いて、前記情報処理端末の利用者に提供するサービス内
    容を決定し、 前記提供するサービス内容に関する情報及び/又はサー
    ビスを前記情報処理端末に提供することを特徴とするサ
    ービス提供システム。
  12. 【請求項12】 GPS受信部を有する情報処理端末
    と、所定の位置に設置され、前記情報処理端末に記憶さ
    れた情報を読み取る複数台の端末装置とを用い、 前記端末装置が前記情報処理端末に記憶された情報を読
    み取ることにより前記情報処理端末に関する情報を取得
    し、 前記端末装置が取得した情報と、前記情報処理端末のG
    PS受信部が取得した位置情報とに基づいて、前記情報
    処理端末の利用者に提供するサービス内容を決定し、 前記提供するサービス内容に関する情報及び/又はサー
    ビスを前記情報処理端末に提供することを特徴とするサ
    ービス提供システム。
  13. 【請求項13】 請求項10乃至12のいずれか1項に
    記載のサービス提供システムにおいて、 前記情報処理端末の利用者に提供するサービス内容と
    は、次に移動する目標位置、次に移動可能な複数の目標
    位置、次に提供するサービス、次に提供可能な複数のサ
    ービス、及び/又は、これら目標位置又はサービスに関
    する情報であることを特徴とするサービス提供システ
    ム。
  14. 【請求項14】 請求項10乃至13のいずれか1項に
    記載のサービス提供システムにおいて、 前記端末装置が取得した情報とは、前記情報処理端末に
    ついての位置情報及び/又は前記情報処理端末の利用者
    が入力した情報であることを特徴とするサービス提供シ
    ステム。
  15. 【請求項15】 請求項10乃至14のいずれか1項に
    記載のサービス提供システムに用いられる端末装置。
  16. 【請求項16】 GPS受信部により取得した前記情報
    処理端末の位置情報に基づいて前記情報処理端末の移動
    軌跡を地図上に表示するときに、前記情報処理端末に記
    憶された情報を読み取った端末装置の位置情報を前記移
    動軌跡に関連づけて表示することを特徴とする画像表示
    方法。
  17. 【請求項17】 請求項16記載の画像表示方法により
    生成された画像を表示する表示部を有する情報処理装
    置。
  18. 【請求項18】 請求項3乃至9及び16のいずれか1
    項に記載の方法を実行する電子装置。
  19. 【請求項19】 請求項3乃至9及び16のいずれか1
    項に記載の方法を実行するプログラム。
  20. 【請求項20】 請求項3乃至9及び16のいずれか1
    項に記載の方法を実行するプログラムを記憶する記憶媒
    体。
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