JP2009157714A - ポイント情報処理システム及び方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】本発明は、利用者がポイント地点を探し出す興趣性を備えるとともにポイント地点に到達することでポイント情報が得られる集客効果を有するポイント情報処理システム及び方法を提供することを目的とするものである。
【解決手段】情報処理装置1は、携帯端末2及び店舗端末3の間で情報を送受信する送受信部14、各種情報を記憶する記憶部11、送受信部14及び記憶部11との間で必要な情報処理を行う制御部10、装置を操作するための情報を入力する入力部12、処理された情報を表示する表示部13を有する。情報処理装置1は、携帯端末2により選択されたポイント地点の問題を提示し、利用者が問題に基づいてポイント地点に到達してその地点識別情報を携帯端末2から送信する。地点識別情報がポイント地点のものを一致する場合に携帯端末2の位置情報がポイント地点の位置情報と比較し比較結果に基づいてポイントを加算する。
【選択図】図1
【解決手段】情報処理装置1は、携帯端末2及び店舗端末3の間で情報を送受信する送受信部14、各種情報を記憶する記憶部11、送受信部14及び記憶部11との間で必要な情報処理を行う制御部10、装置を操作するための情報を入力する入力部12、処理された情報を表示する表示部13を有する。情報処理装置1は、携帯端末2により選択されたポイント地点の問題を提示し、利用者が問題に基づいてポイント地点に到達してその地点識別情報を携帯端末2から送信する。地点識別情報がポイント地点のものを一致する場合に携帯端末2の位置情報がポイント地点の位置情報と比較し比較結果に基づいてポイントを加算する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ポイント地点に利用者が到達することでポイント情報を獲得することができるポイント情報処理システム及び方法に関する。
携帯電話等の通信機器が一般に広く使用されるようになり、またインターネット等の通信ネットワークが整備され、こうした通信インフラを利用して様々なサービスが行われるようになってきている。
そうしたサービスの1つとして携帯電話を用いたスタンプラリーやオリエンテーリングといったサービスが提案されている。例えば、特許文献1では、携帯電話端末が位置情報及びユーザIDをサービスサーバに伝送してマーク画像をサービスサーバから取得し、サービスサーバでは位置情報及びユーザIDに基づいて予め決められた位置群を通過したか否か判定するようにした点が記載されている。また、特許文献2では、博物館や展示場等で展示物を通過地点としたオリエンテーリングや宝探しゲーム等に用いられる情報処理システムが記載されており、展示物の傍らに設置されたデータ管理装置から携帯端末に管理装置識別子が送信され、こうして取得された管理装置識別子群が所定の条件を満たすか判定するようにした点が記載されている。また、特許文献3では、オリエンテーリングの際にチェックポイント毎に撮影した画像データに基づいて適正に完走したか判定するようにした点が記載されている。また、特許文献4では、車載ナビゲーション装置を搭載した自動車がチェックポイントである施設に到着すると、施設の稼働状態をチェックして空きのある次のチェックポイントである施設を決定するようにした点が記載されている。
特開2002−306661号公報
特開2003−134544号公報
特開2005−26768号公報
特開2003−187027号公報
上述した特許文献に記載されたシステムでは、携帯電話等の移動通信機器からの位置情報やチェックポイントに設置された管理装置からの識別データに基づいて利用者がチェックポイントに到着したか否かを判定してスタンプラリーやオリエンテーリングを行うようにしているが、こうしたサービスは予め決められたコースを移動することが前提となり、利用者自身がコースを選択する余地が小さい。そのため、利用者が旅行に出かける場合のように、例えば、観光地をどのようなコースで観光していくか自由に決める際にはこうしたシステムでは対応することができない。
また、利用者が自由にコースを決めて観光等を行う場合観光スポット周辺の飲食店や土産物店といった店舗情報を知りたいという要望があり、店舗側でも観光客等を呼び込みたいという要望が強い。
そこで、本発明は、利用者がポイント地点を探し出すといった興趣性を備えるとともにポイント地点に到達することでポイント情報が得られるといった集客効果を有するポイント情報処理システム及び方法を提供することを目的とするものである。
本発明に係るポイント情報処理システムは、利用者の携帯端末と送受信する情報処理装置を用いて当該利用者がポイント地点に到達した際に利用者のポイント情報の処理を行うポイント情報処理システムであって、前記情報処理装置は、前記携帯端末にポイント地点に関する問題を提示する手段と、ポイント地点に対応する地点識別情報が前記携帯端末から送信されたか判定する手段と、前記地点識別情報が送信されたと判定された場合に前記携帯端末の位置情報を取得して前記ポイント地点の位置情報と比較する手段と、前記携帯端末及びポイント地点の位置情報の比較結果に基づいて利用者のポイント情報の加算処理を行う手段とを備えていることを特徴とする。さらに、前記情報処理装置は、前記携帯端末に複数のポイント地点に関する情報を地図上に表示するように処理する手段を備えていることを特徴とする。さらに、前記情報処理装置は、提示された前記問題に対するヒントを提示する手段を備えていることを特徴とする。さらに、前記情報処理装置は、提示したヒントの回数に基づいて加算するポイント情報が小さくなるように加算処理することを特徴とする。さらに、前記情報処理装置は、ポイント情報の加算処理を行う際にポイント加算履歴情報を蓄積するとともに蓄積されたポイント加算履歴情報に基づいて次回の加算処理を行うことを特徴とする。さらに、前記情報処理装置は、ポイント地点周辺の店舗情報を提示する手段と、店舗に対応する店舗識別情報が前記携帯端末から送信されたか判定する手段と、前記店舗識別情報が送信されたと判定された場合に当該店舗識別情報に対応する店舗端末より利用情報を取得する手段と、前記店舗識別情報が送信されたと判定された場合に前記携帯端末の位置情報を取得して前記店舗の位置情報と比較する手段と、前記携帯端末及び前記店舗の位置情報の比較結果及び取得された前記利用情報に基づいて利用者のポイント情報の加算処理を行う手段とを備えていることを特徴とする。
本発明に係るポイント情報処理方法は、利用者の携帯端末と送受信する情報処理装置を用いて当該利用者がポイント地点に到達した際に利用者のポイント情報の処理を行うポイント情報処理方法であって、利用者の携帯端末にポイント地点に関する問題を提示するステップ、ポイント地点に対応する地点識別情報が前記携帯端末から送信されたか判定するステップ、前記地点識別情報が送信されたと判定された場合に前記携帯端末の位置情報を取得して前記ポイント地点の位置情報と比較するステップ、前記携帯端末及びポイント地点の位置情報の比較結果に基づいて利用者のポイント情報の加算処理を行うステップを前記情報処理装置に実行させることを特徴とする。さらに、前記携帯端末に複数のポイント地点に関する情報を地図上に表示するように処理するステップを前記情報処理装置に実行させることを特徴とする。さらに、提示された前記問題に対するヒントを提示するステップを前記情報処理装置に実行させることを特徴とする。さらに、提示したヒントの回数に基づいて加算するポイント情報が小さくなるように加算処理することを特徴とする。さらに、ポイント情報の加算処理を行う際にポイント加算履歴情報を蓄積するとともに蓄積されたポイント加算履歴情報に基づいて次回の加算処理を行うように前記情報処理装置に実行させることを特徴とする。さらに、ポイント地点周辺の店舗情報を提示するステップ、店舗に対応する店舗識別情報が前記携帯端末から送信されたか判定するステップ、前記店舗識別情報が送信されたと判定された場合に当該店舗識別情報に対応する店舗端末より利用情報を取得するステップ、前記店舗識別情報が送信されたと判定された場合に前記携帯端末の位置情報を取得して前記店舗の位置情報と比較するステップ、前記携帯端末及び前記店舗の位置情報の比較結果及び取得された前記利用情報に基づいて利用者のポイント情報の加算処理を行うステップを前記情報処理装置に実行させることを特徴とする。
本発明は、上記のような構成を有することにより、利用者の携帯端末にポイント地点に関する問題を提示して利用者が回答となるポイント地点を判断し、ポイント地点に行かなければ得られない地点識別情報を利用者の携帯端末から送信してポイント地点の位置情報と利用者の携帯端末の位置情報を比較してその結果に基づいてポイント情報の加算処理を行うようにしているので、利用者に対して、問題への解答、ポイント地点での地点識別情報の探索、正解の場合のポイント情報の取得といった相乗的な興趣性を備えている。
そして、ポイント地点は利用者が自由に選択することができることから、観光地を巡るコースを利用者が自由に設定することが可能となり、設定されたコースの一連のポイント地点において繰返しポイント情報が得られ、観光地を巡る間継続して興趣性が得られるようになる。
また、各ポイント地点に利用者が到達しないとポイント情報を得ることができないため、ポイント地点への集客効果を高めることが可能となり、得られたポイント情報をポイント地点周辺の店舗等で利用可能とすれば、販売促進にも役立てることができる。
また、携帯端末に複数のポイント地点に関する情報を地図上に表示すれば、利用者がポイント地点を容易に選択することができる。
また、提示された問題に対するヒントを提示するようにすれば、提示された問題が解けない場合にヒントによりポイント地点がわかりやすくなって利用者が正答を得やすくなる。そして、提示したヒントの回数に基づいて加算するポイント情報が小さくなるように加算処理すれば、問題に対する利用者の解答意欲を高めることができる。
また、ポイント情報の加算処理を行う際にポイント加算履歴情報を蓄積するとともに蓄積されたポイント加算履歴情報に基づいて次回の加算処理を行うようにすれば、連続して同じポイント地点でポイント情報を取得するといった場合に応じて加算処理を適宜調整することができる。
また、ポイント地点周辺の店舗情報を提示して店舗に対応する店舗識別情報が携帯端末から送信されたか判定し、店舗識別情報が送信されたと判定された場合に当該店舗識別情報に対応する店舗端末より利用情報を取得し、店舗識別情報が送信されたと判定された場合に携帯端末の位置情報を取得して店舗の位置情報と比較し、携帯端末及び店舗の位置情報の比較結果及び取得された利用情報に基づいて利用者のポイント情報の加算処理を行うようにすれば、ポイント地点周辺の店舗への利用者の集客効果を高めることができ、店舗での販売金額等の利用情報によりポイント情報を加算処理すれば販売促進効果についてもさらに高めることが可能となる。
以下、本発明に係る実施形態について詳しく説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施するにあたって好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本発明は、以下の説明において特に本発明を限定する旨明記されていない限り、これらの形態に限定されるものではない。
図1は、本発明に係る実施形態に関するシステム全体の概要図を示している。情報処理装置1は、インターネット等のネットワーク網4を介して複数の携帯端末2及び複数の店舗端末3が接続されている。
情報処理装置1は、携帯端末2及び店舗端末3の間で情報を送受信する送受信部14、各種情報を記憶する記憶部11、送受信部14及び記憶部11との間で必要な情報処理を行う制御部10、装置を操作するための情報を入力する入力部12、処理された情報を表示する表示部13を有する。
記憶部11は、利用者情報DB111、店舗情報DB112、地図表示情報DB113、ポイント地点情報DB114、ポイント情報DB115及び管理情報DB116を備えている。
利用者情報DB111は、利用者の氏名、年齢、男女別、住所、連絡先、利用者ID等の利用者の属性に関する情報を登録している。また、利用者の所持する携帯端末の固有のID情報についても利用者情報とともに登録している。
店舗情報DB112は、利用者がポイントを蓄積できる加盟店や自動販売機等の無人サービス機器等に関する名称、所在地、連絡先、店舗ID等の属性を登録している。また、店舗IDに関連付けて、GPS等に基づく店舗の位置情報及び店舗識別情報を記憶している。店舗識別情報は、その店舗に行かなければ取得できない識別情報で、QRコードや暗号コード等の携帯端末で入力可能なコードを用いればよく、店舗IDを兼用してもよい。また、店舗のレシート等に表示された識別可能なマークを使用することもできる。店舗情報DBにはその他に店舗に関する広告情報を記憶するようにしてもよい。
自動販売機の場合には、こうした店舗識別情報を販売する商品に表示しておき、商品を購入することで取得できるようにしておけばよい。そして、店舗識別情報とともに商品の利用金額も併せて表示して、店舗識別情報とともに利用金額も携帯端末で読み取って情報処理装置に送信するようにしてもよい。
露店等の移動販売業者や路上演奏者のように日常的に販売サービス場所を移動する場合には、移動する度に新たな店舗識別情報を設定して業者の携帯端末に送信し、移動場所での位置情報を取得して記憶しておくとよい。
店舗としては、上述したもの以外に、遊園地、動物園、植物園、博物館等の有料の施設でもよく、こうした施設の入場券に店舗識別情報を表示するようにすればよい。また、鉄道の路線の駅、高速道路のサービスエリア、主要道路の道の駅といった施設でも店舗として登録することができる。
地図表示情報DB113は、ポイント地点や店舗の所在地を表示する際の地図情報を記憶している。
ポイント地点情報DB114は、観光地の観光スポット等のポイント地点に関する名称、所在地、地点識別情報、GPS等に基づく位置情報といった属性情報及びポイント地点に関する問題、問題に対するヒントを記憶している。
地点識別情報とは、そのポイント地点に行かなければ取得できない識別情報であり、ポイント地点に設置された案内看板、石碑等にQRコード、暗号コードといったその地点を識別可能な情報を表示しておく。そして、携帯端末によりQRコードを撮影して取得したり、暗号コードをキーボード入力することで情報処理装置1に地点識別情報を送信することができる。また、ポイント地点に液晶パネル等の専用表示板を設置してその地点特有の画像データを表示して地点識別情報として用いるようにしてもよい。
ポイント情報DB115は、利用者が取得したポイントを利用者IDと関連付けて記憶するとともにその加算履歴情報(加算した日時、ポイント地点、店舗等)を記憶するとともに加算処理に必要なデータ(ポイント地点や店舗別の加算ポイント数、ヒント回数によるポイント数等)を記憶している。また、利用者が取得したポイントを使用した場合にはポイントの減算処理に関する履歴情報についても記憶するようにしてもよい。また、店舗の利用実績に基づく課金データを店舗IDに関連付けて記憶するとともにその課金履歴情報を記憶している。
管理情報DB116は、利用者に提示する利用規約に関するデータや誤回答の場合等のメッセージに関するデータ等を記憶している。
制御部10は、認証処理部101、表示処理部102、判定処理部103及びポイント処理部104を備えており、認証処理部101は、利用者や店舗からのアクセスに対してその認証処理を行う。
表示処理部102は、携帯端末2にポイント地点や店舗の所在地を地図情報とともに表示する地図表示画面、各種入力画面、各種選択画面、各種メッセージ画面を携帯端末2に表示するための処理を行う。
判定処理部103は、携帯端末2から送信されたポイント地点に関する地点識別情報がポイント地点情報DB114に登録されたものと一致するか判定したり、店舗に関する店舗識別情報が店舗情報DB112に登録されたものと一致するか判定するための処理を行う。また、携帯端末2から受信した当該携帯端末の位置情報がポイント地点又は店舗に関する位置情報と一致するか判定するための処理を行う。
携帯端末2から送信されるその位置情報は、携帯電話等に装備されているGPS機能を用いて取得することができる。また、店舗を利用している場合には、自動車に搭載されるETC機器を支払いに利用した際に利用者の位置情報を取得したり、電子マネー用ICカードを支払いに利用した際に利用者の位置情報を取得するようにすることもできる。
ポイント処理部104は、利用者のポイント情報に関する加算ポイントの算出及びそれに基づくポイント情報の更新処理を行う。また、利用者がポイントを使用した場合には使用したポイント分の減算処理を行うようにしてもよい。また、店舗の利用実績に基づいて課金データの算出処理を行う。
ポイントの加算処理は、問題の解答となるポイント地点に到達した場合に加算するが、問題に対するヒントの回数に応じて加算するポイント数を少なくしたり、ポイント地点に最初に到達した場合に最も高いポイント数に設定し、2回目以降のポイント地点の到達では加算ポイント数を減少させるようにしてもよい。また、加盟店等の店舗で商品を購入した場合のように利用実績がある場合には利用実績に合せてポイント地点の到達の場合よりも高いポイントを加算する。
また、加算履歴情報を参照して、同一ポイント地点に連続して到達した場合には2回目以降は加算しないようにしたり、ポイント地点から次のポイント地点までの経過時間または店舗から次の店舗までの経過時間が極めて短い場合といった不自然な行動に対しても加算しないように処理することもできる。
なお、獲得したポイントは、所定のポイント数が蓄積されると利用者が商品券や商品と交換することができるようにすればよい。その場合には、交換した分のポイント数を減算処理する。また、獲得したポイントに応じて商品のオークションに参加することができるようにして、オークションにより商品を獲得することができるようにしてもよい。また、所定期間内の獲得ポイント数に基づいて利用者の順位付けを行い、順位に応じてさらにボーナスポイントが獲得できるといった娯楽性を付加することで、利用者のポイント獲得への動機をさらに高めるようにしてもよい。
次に、本実施形態において情報処理装置1における情報処理について説明する。図2は、利用者登録に関する処理フローである。まず、利用者端末から情報処理装置にアクセスして登録要求を行うと(S100)、情報処理装置から登録画面が送信される(S101)。そして、利用者端末に登録画面を表示して(S102)必要な利用者情報を入力した後返信する(S103)。利用者情報としては、利用者の氏名、年齢、男女別、住所、連絡先といった属性情報や利用者が所持する携帯端末の固有ID情報等が挙げられる。
情報処理装置では、受信した利用者情報をチェックして(S104)、問題ない場合には管理情報DBより利用規約を読み出して送信する(S105)。利用者端末では送信された利用規約を表示して承諾する場合には承諾データを送信する(S106)。情報処理装置は利用規約が承諾処理されると利用者IDを付与して利用者情報DBに利用者登録処理を行う(S107)。そして、登録された利用者IDを登録された利用者の連絡先に送付する発行処理を行う(S108)。利用者端末では発行された利用者IDを保存処理して終了する(S109)。
図3及び図4は、ポイント地点に到達するまでの処理フローである。利用者登録後利用者端末からポイント地点選択画面にアクセスする(S200)。情報処理装置では、まず利用者ID入力画面を利用者端末に送信し(S201)、利用者端末に入力画面を表示する(S202)。そして、利用者IDを入力後情報処理装置に送信して(S203)利用者IDの確認を行う(S204)。
以上の認証処理が行われた後、情報処理装置では地図表示情報DB及びポイント地点情報DBから必要なデータを読み出してポイント地点選択画面を作成する(S205)。そして、作成されたポイント地点選択画面を利用者端末に送信して表示する。
ポイント地点選択画面は、例えば、図8に示すように、日本地図上にジャンル別にポイント地点を表示する。この例では、利用者は自分が行きたい地域及びジャンルに基づいてポイント地点を選択する。選択する場合には、地図上に表示されたジャンル別のマークをクリックすることで選択操作を行うことができる。また、図9に示すように、日本地図上の特定の地域、例えば福井県を拡大表示してポイント地点の位置表示をわかりやすくすることもできる。
次に、ポイント地点選択画面において1つのポイント地点を選択すると(S207)、ポイント地点情報DBから選択地点の問題を読み出して利用者端末に送信する(S208)。利用者端末では送信された問題を表示し利用者が問題を読んでポイント地点がどこか推測する(S209)。図10は、問題が表示された画面例を示している。この例では、ポイント地点が選択されると、選択されたポイント地点の問題が吹出しで囲まれて表示されるようになる。
提示された問題に対してヒントが必要か否か選択し(S210)、ヒントが必要な場合にはヒントの要求処理を行う(S211)。情報処理装置ではヒントの要求があるか否かチェックし(S212)、ヒントの要求がある場合には選択地点のヒントを読み出して利用者端末に送信する(S213)。そして、ヒントを送信する度にヒント回数をカウントする(S214)。利用者端末ではヒントが送信されるとヒントを確認して(S215)再度問題のポイント地点を推測し、わからない場合にはステップS210に戻り、再びヒントが必要か検討する。
ヒントをもらってもポイント地点がわからなかった場合や問題をみて全くわからない場合にはポイント地点の位置情報を取得するか否か選択し(S216)、ポイント地点の位置情報を取得する場合には情報処理装置に要求する(S217)。情報処理装置では位置情報の要求があるか否かチェックして(S218)、要求がある場合には選択されたポイント地点の位置情報をポイント地点情報DBより読み出して送信する(S219)。利用者端末では送信されたポイント地点の位置情報を保存し、ポイント地点の探索を行って地図が表示された画面上に表示するようにする(S220)。
情報処理装置では、ポイント選択画面を送信した利用者ID、選択日時、選択されたポイント地点情報、ヒント回数、地点位置情報の送信の有無をポイント地点選択情報としてポイント情報DBに記憶する(S221)。そして、記憶したポイント地点選択情報を確認情報として利用者端末に送信し(S222)、利用者端末では送信された確認情報を表示するとともに保存する(S223)。
以上のように、ポイント地点を地図とともに表示し利用者がポイント地点を選択するとその地点に関する問題が表示され、利用者は提示された問題に基づいて選択されたポイント地点がどこか推測する。そして、利用者は推測されたポイント地点に移動してポイント地点の到達処理を行う。その際に、問題からポイント地点がわからない場合にはヒントを活用することができ、また問題のポイント地点に関する位置情報を取得することもできる。ただし、ヒントを提示したり、位置情報を取得すると、後述するように加算ポイントの算出の際に加算するポイントが小さくなるように加算処理される。
図5及び図6は、ポイント地点に到達した場合の処理フローである。ポイント地点の選択処理後利用者端末から地点識別情報入力画面にアクセスする(S300)。情報処理装置では、まず利用者ID入力画面を利用者端末に送信し(S301)、利用者端末に入力画面を表示する(S302)。そして、利用者IDを入力後情報処理装置に送信して(S303)利用者IDの確認を行う(S304)。
以上の認証処理が行われた後、入力された利用者ID及びポイント情報DBに記憶されたポイント地点選択情報に基づいて地点識別情報入力画面を作成し利用者端末に送信する(S305)。地点識別情報入力画面には、選択日時及び選択されたポイント地点の問題が表示されており、利用者端末に表示された後(S306)対応する地点識別情報が入力される(S307)。地点識別情報が案内板等に表示されたQRコードの場合にはQRコードを撮影して入力処理が行われる。
地点識別情報が送信されると、情報処理装置では選択日時からの経過時間が指定時間内かチェックし(S308)指定時間内でない場合には無効メッセージを送信する(S309)。利用者端末では無効メッセージが送信されたかチェックして(S310)無効メッセージが送信された場合には表示する(S311)。この例では、指定時間内であるか否かチェックしているが、所定時間よりも短い場合にも無効メッセージを送信するようにしてもよい。
選択日時から指定時間内である場合には、送信された地点識別情報がポイント情報DBにポイント地点選択情報として記憶されたポイント地点情報の地点識別情報と一致するか否かチェックし(S312)、一致しない場合には誤回答メッセージを送信する(S313)。利用者端末では誤回答メッセージが送信されたかチェックして(S314)誤回答メッセージが送信された場合には表示する(S315)。
地点識別情報が一致した場合には、情報処理装置は端末位置情報の送信を要求し(S316)利用者端末はそれに応じて端末位置情報を返信する(S317)。端末位置情報については、GPS機能を備える携帯電話の場合にはGPSに基づく位置情報を送信すればよい。
情報処理装置では、端末位置情報が送信されると、ポイント情報DBに記憶されたポイント地点選択情報の位置情報と比較して(S318)加算ポイントの算出処理が行われる(S319)。この場合、両者の位置情報を比較して所定の範囲内(例えば半径100m以内)であれば利用者端末がポイント地点に到達したものとして加算処理を行う。比較した結果、所定の範囲外に利用者端末が位置していると判断される場合には加算処理される加算ポイントは0となる。また、ヒント回数及び地点位置情報を予め取得したか否かによって加算ポイントは小さくなるように算出される。
加算ポイントが算出されると利用者のポイント情報に加算されて更新処理が行われる(S320)。更新処理されたポイント情報は、利用者端末に送信されて表示されるとともに保存処理が行われる(S321)。そして、加算履歴情報(加算ポイント、加算日時、選択ポイント地点等)がポイント情報DBに登録される(S322)。
次に、情報処理装置は、利用者が到達したポイント地点周辺の店舗情報画面を作成する(S323)。店舗情報画面は、加盟店、自動販売機等の無人のサービス機器、露店等の移動店舗といったポイントが獲得できるサービス拠点に関する情報を店舗情報DBから読み出してポイント地点周辺の地図上に表示する。作成された店舗情報画面は利用者端末に送信されて表示され(S324)、店舗を選択すると(S325)情報処理装置では店舗情報DBから店舗位置情報が読み出されて(S326)利用者端末に送信される。利用者端末では送信された店舗位置情報に基づいて店舗の探索が行われて店舗に到達するために必要なルート情報等が保存処理される(S327)。
また、情報処理装置では利用者端末において店舗が選択されて読み出された読出回数をカウントし、店舗情報DBに記憶しておく(S328)。こうした読出回数を用いて後述する店舗に対する課金処理が行われる。なお、利用者端末で店舗が選択された場合に選択された店舗の位置情報とともに広告情報を店舗情報DBから読み出して利用者端末に送信するようにしてもよい。
図7は、取得した店舗位置情報に基づいて利用者が店舗に到達した場合の処理フローである。選択した店舗に到達した後利用者端末から店舗識別情報入力画面にアクセスする(S400)。情報処理装置では、まず利用者ID入力画面を利用者端末に送信し(S401)、利用者端末に入力画面を表示する(S402)。そして、利用者IDを入力後情報処理装置に送信して(S403)利用者IDの確認を行う(S404)。
以上の認証処理が行われた後、店舗識別情報入力画面が作成されて(S405)利用者端末に送信されて表示される(S406)。そして、利用者端末において到達した店舗識別情報が入力される(S407)。店舗識別情報は、例えば利用者が商品を購入する等店舗を利用した場合にレシートに表示されるQRコード、自動販売機で購入した商品に表示されたQRコードといったものが挙げられる。そして、こうしたQRコードを携帯電話等で撮影して店舗識別情報が入力される。
情報処理装置では、入力された店舗識別情報が店舗情報DBに登録された店舗識別情報と一致するか確認され(S408)、店舗識別情報が一致した店舗に対して店舗利用情報入力画面が作成されて送信される(S409)。店舗利用情報には、利用者ID、利用者氏名及び店舗識別情報の入力日時等の店舗利用者の情報が表示されている。店舗端末では、送信された店舗利用情報入力画面を表示して(S410)店舗利用情報に表示された店舗利用者の情報を参照して利用金額等の店舗利用情報を入力して送信する(S411)。情報処理装置では、送信された店舗利用情報をポイント情報DBに保存する(S412)。そして、端末位置情報の送信を要求し(S413)利用者端末はそれに応じて端末位置情報を返信する(S414)。端末位置情報については、GPS機能を備える携帯電話の場合にはGPSに基づく位置情報を送信すればよい。
情報処理装置では、端末位置情報が送信されると、店舗情報DBに記憶された店舗位置情報と比較して(S415)利用者に対する加算ポイント及び店舗に対する課金データの算出処理が行われる(416)。この場合、両者の位置情報を比較して所定の範囲内(例えば半径100m以内)であれば利用者端末が選択された店舗に到達したものとして加算処理を行う。比較した結果、所定の範囲外に利用者端末が位置していると判断される場合には加算処理される加算ポイント及び課金データは0となる。また、ポイント情報DBに保存された店舗利用情報に基づいて加算ポイント及び課金データが算出される。例えば、利用金額の100円ごとに1ポイントが加算されるように算出する。また、利用金額の所定の割合が課金データとして算出される。
加算ポイント及び課金データが算出されるとそれに基づいて利用者のポイント情報及び店舗の課金データが更新処理される(S417)。更新処理されたポイント情報は、利用者端末に送信されて表示されるとともに保存処理が行われる(S418)。また、更新処理された課金データは、店舗端末に送信されて表示されるとともに保存処理が行われる(S419)。そして、情報処理装置では、ポイント地点情報DB及び地図表示情報DBからデータが読み出されて店舗周辺のポイント地点に関する選択画面が作成され(S420)、利用者端末に送信されて表示される(S421)。以後、ステップS207及びS208に戻り、図3に示すポイント地点の選択処理が繰り返される。
こうして蓄積されたポイントは、利用者が商品券等に交換して使用することができ、また獲得ポイント数に応じた順位付けによるボーナスポイント付与といった処理を行うこともできる。
また、蓄積されたポイントの加算履歴情報を用いて、利用ポイント数の多いポイント地点や店舗の順位付けをリストアップすることもできる。
以上説明した例では、ポイント地点を選択する毎に地点識別情報を入力するようにしているが、利用者が設定したルートの一連のポイント地点を選択してから順次地点識別情報を入力するようにしてもよい。
本発明によれば、利用者に対して、問題への解答、ポイント地点での地点識別情報の探索、正解の場合のポイント情報の取得といった相乗的な興趣性を備えているので、遊園地やイベント会場内のポイント地点設定、鉄道の路線を利用した駅のポイント地点設定、道路の路線を利用したサービスエリアや道の駅等のポイント地点設定といった様々な利用形態が考えられ、利用者の幅広いニーズに対応することができる。
1 情報処理装置
2 携帯端末
3 店舗端末
4 ネットワーク網
2 携帯端末
3 店舗端末
4 ネットワーク網
Claims (12)
- 利用者の携帯端末と送受信する情報処理装置を用いて当該利用者がポイント地点に到達した際に利用者のポイント情報の処理を行うポイント情報処理システムであって、前記情報処理装置は、前記携帯端末にポイント地点に関する問題を提示する手段と、ポイント地点に対応する地点識別情報が前記携帯端末から送信されたか判定する手段と、前記地点識別情報が送信されたと判定された場合に前記携帯端末の位置情報を取得して前記ポイント地点の位置情報と比較する手段と、前記携帯端末及びポイント地点の位置情報の比較結果に基づいて利用者のポイント情報の加算処理を行う手段とを備えていることを特徴とするポイント情報処理システム。
- 前記情報処理装置は、前記携帯端末に複数のポイント地点に関する情報を地図上に表示するように処理する手段を備えていることを特徴とする請求項1に記載のポイント情報処理システム。
- 前記情報処理装置は、提示された前記問題に対するヒントを提示する手段を備えていることを特徴とする請求項1又は2に記載のポイント情報処理システム。
- 前記情報処理装置は、提示したヒントの回数に基づいて加算するポイント情報が小さくなるように加算処理することを特徴とする請求項3に記載のポイント情報処理システム。
- 前記情報処理装置は、ポイント情報の加算処理を行う際にポイント加算履歴情報を蓄積するとともに蓄積されたポイント加算履歴情報に基づいて次回の加算処理を行うことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載のポイント情報処理システム。
- 前記情報処理装置は、ポイント地点周辺の店舗情報を提示する手段と、店舗に対応する店舗識別情報が前記携帯端末から送信されたか判定する手段と、前記店舗識別情報が送信されたと判定された場合に当該店舗識別情報に対応する店舗端末より利用情報を取得する手段と、前記店舗識別情報が送信されたと判定された場合に前記携帯端末の位置情報を取得して前記店舗の位置情報と比較する手段と、前記携帯端末及び前記店舗の位置情報の比較結果及び前記利用情報に基づいて利用者のポイント情報の加算処理を行う手段とを備えていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載のポイント情報処理システム。
- 利用者の携帯端末と送受信する情報処理装置を用いて当該利用者がポイント地点に到達した際に利用者のポイント情報の処理を行うポイント情報処理方法であって、
利用者の携帯端末にポイント地点に関する問題を提示するステップ、ポイント地点に対応する地点識別情報が前記携帯端末から送信されたか判定するステップ、前記地点識別情報が送信されたと判定された場合に前記携帯端末の位置情報を取得して前記ポイント地点の位置情報と比較するステップ、前記携帯端末及びポイント地点の位置情報の比較結果に基づいて利用者のポイント情報の加算処理を行うステップを
前記情報処理装置に実行させることを特徴とするポイント情報処理方法。 - 前記携帯端末に複数のポイント地点に関する情報を地図上に表示するように処理するステップを前記情報処理装置に実行させることを特徴とする請求項7に記載のポイント情報処理方法。
- 提示された前記問題に対するヒントを提示するステップを前記情報処理装置に実行させることを特徴とする請求項7又は8に記載のポイント情報処理方法。
- 提示したヒントの回数に基づいて加算するポイント情報が小さくなるように加算処理することを特徴とする請求項9に記載のポイント情報処理方法。
- ポイント情報の加算処理を行う際にポイント加算履歴情報を蓄積するとともに蓄積されたポイント加算履歴情報に基づいて次回の加算処理を行うように前記情報処理装置に実行させることを特徴とする請求項7から10のいずれかに記載のポイント情報処理方法。
- ポイント地点周辺の店舗情報を提示するステップ、店舗に対応する店舗識別情報が前記携帯端末から送信されたか判定するステップ、前記店舗識別情報が送信されたと判定された場合に当該店舗識別情報に対応する店舗端末より利用情報を取得するステップ、前記店舗識別情報が送信されたと判定された場合に前記携帯端末の位置情報を取得して前記店舗の位置情報と比較するステップ、前記携帯端末及び前記店舗の位置情報の比較結果及び取得された前記利用情報に基づいて利用者のポイント情報の加算処理を行うステップを前記情報処理装置に実行させることを特徴とする請求項7から11のいずれかに記載のポイント情報処理方法。
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