JP2003269745A - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

Info

Publication number
JP2003269745A
JP2003269745A JP2002075640A JP2002075640A JP2003269745A JP 2003269745 A JP2003269745 A JP 2003269745A JP 2002075640 A JP2002075640 A JP 2002075640A JP 2002075640 A JP2002075640 A JP 2002075640A JP 2003269745 A JP2003269745 A JP 2003269745A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sterilization lamp
drainage tank
water
drain tank
air conditioner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002075640A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazutoyo Takama
一豊 高馬
Toshiro Kamidoen
敏郎 上堂薗
Yoshihiro Mori
好弘 森
Shinichi Akiyama
真一 秋山
Tomoharu Fukuda
知治 福田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2002075640A priority Critical patent/JP2003269745A/ja
Publication of JP2003269745A publication Critical patent/JP2003269745A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】排水タンク内の水位の確認を容易に行え、排水
タンク内の雑菌の繁殖を抑制する。 【解決手段】本体1内に吸い込んだ空気中の水分を蒸発
器22で結露させて除湿し、結露した結露水を、水位を
確認するための窓25aが形成された排水タンク25内
に溜める空気調和機において、平面殺菌ランプ27によ
り結露水中の雑菌を殺菌すると共に排水タンク25内を
照らす。 【効果】平面殺菌ランプからの紫外線にて排水タンク内
の水の殺菌を行って雑菌の繁殖を抑制できると共に、排
水タンク内の水を前記紫外線で光らせることで窓から容
易に水位を確認できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸発器で生じた結
露水を排水タンクに溜める空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の空気調和機として、特開
2000−240977号公報に、本体ケース内を上下
に仕切り、仕切り板の上方の空間に、蒸発器と、凝縮器
と、送風機とをを配設し、仕切り板の下方の空間に、本
体ケースの正面から着脱され、蒸発器で生じた結露水が
溜められる排水タンクと前記蒸発器と凝縮器と共に冷凍
サイクルを構成する圧縮機とを設けたものが知られてい
る。
【0003】このような空気調和機は、送風機と圧縮機
を駆動することで、本体ケース内に吸い込まれた空気中
の水分が蒸発器で結露され、結露水となって仕切り板に
滴下した後、仕切り板に形成した排水孔から排水タンク
内に滴下して溜められる。そして、排水タンク内の水位
が所定の水位に達した際に満水状態がフロートの動作に
より検出され、送風機と圧縮機が停止される。
【0004】しかしながら、上述のごとくして停止した
状態で長時間放置されると、排水タンク内の水中で雑菌
が繁殖し、排水タンクが汚れるといった問題が生じてい
た。
【0005】また、押し入れ等の暗い場所で使用した場
合に水位が確認し難いという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、排水タンク
内の水位を容易に確認できると共に、排水タンク内の雑
菌の繁殖を抑制できる空気調和機を提供することを課題
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段は、本体内に吸い込んだ空気中の水分を結露させ
る蒸発器と、この蒸発器から滴下する結露水を溜める排
水タンクと、この排水タンクに形成された水位確認用の
窓と、前記蒸発器から滴下する結露水を殺菌し、且つ、
前記排水タンク内に照射する殺菌ランプとを具えたもの
である。
【0008】これにより、蒸発器から滴下する結露水を
雑菌することで、排水タンク内での雑菌の繁殖を抑制で
きると共に、前記殺菌ランプにて排水タンク内に照射す
ることで、排水タンク内の水が窓を介して光って見え、
排水タンク内の水位の確認を容易に行うことができる。
【0009】上記構成において、前記蒸発器と排水タン
クとの間に、前記本体ケース内を上下に仕切る仕切り板
を設け、前記殺菌ランプは仕切り板より上方に向けて紫
外線を照射し、且つ、排水タンクに向けて可視光を照射
するものである。
【0010】これにより、蒸発器から滴下する結露水を
紫外線により雑菌でき、排水タンク内での雑菌の繁殖を
抑制できると共に、排水タンク内を可視光で照らすこと
で、排水タンク内の水が窓を介して光って見え、排水タ
ンク内の水位の確認を容易に行うことができる。
【0011】また、前記蒸発器と排水タンクとの間に、
前記本体ケース内を上下に仕切る仕切り板を設け、この
仕切り板の下面に、結露水を前記排水タンクへ案内する
案内部を設け、前記殺菌ランプは、前記案内部内に紫外
線を照射し、且つ、前記排水タンクへ可視光を照射する
ものである。
【0012】これにより、結露水が案内路内を通過する
際に結露水中の雑菌に紫外線を照射して殺菌でき、排水
タンク内での雑菌の繁殖を抑制できると共に、排水タン
ク内の水に可視光を照射することで、排水タンク内の水
が窓を介して光って見え、排水タンク内の水位を容易に
確認することができる。
【0013】また、前記殺菌ランプは、具体的には、一
面から紫外線が照射され、他面から可視光が照射される
平面殺菌ランプである。
【0014】また、前記平面殺菌ランプは、前記一面を
前記仕切り板の底面に略平行に取り付けられるものであ
る。
【0015】これにより、平面殺菌ランプを配設する際
に、平面殺菌ランプの厚みの分しか排水タンク側へ出っ
張らないので、仕切り板の下方に配設される排水タンク
の容量の減少を抑えることができる。
【0016】また、前記排水タンクを本体に着脱自在に
設け、前記殺菌ランプは、前記排水タンクの着脱時にも
点灯するものである。
【0017】これにより、排水タンクの装着時に、排水
タンクを装着する個所を照らすことができ、暗い場所に
本体を設置していても、排水タンクの装着を容易に行う
ことができる。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態の空気
調和機を除湿機を一例として、図1乃至図6に基づき説
明する。
【0019】1は、図1に示すように前後方向に比べ左
右方向が短く形成された空気調和機本体で、この本体1
の外面は、合成樹脂製の左ケース2と右ケース3と底板
4(図2)とから構成されている。以降、前後関係は本
体1の短辺側の後述する排水タンク25が装着される側
を前とする。
【0020】5は、透明または半透明の合成樹脂から形
成され、前記本体1の前面側上方に装着された着脱可能
な前カバーで、この前カバー5は、円弧状に形成され、
前記本体1の前面から左右側面の一部を覆うようにして
取り付けられている。
【0021】6、7は、図4に示すように前記前カバー
5の両側と前記左ケース2、前記右ケース3との間に形
成された室内の空気を吸い込むための幅狭の前面吸気口
である。
【0022】8は、図3および図4に示すように前記本
体1の後面に設けられた室内の空気を取り込むグリル構
造の後面吸気口で、更に、この後面吸気口8から繋がっ
て前記右ケース3にグリル構造の側面吸気口9が形成さ
れている。このように吸気口を前記本体1の前後面と、
一側面側とに3カ所設けることにより、押入の側壁と布
団との隙間や家具と家具との隙間等、幅の狭いスペース
に設置しても、3カ所の吸気口全てが塞がれる事がなく
なり、吸気量の減少による除湿能力の低下を防ぐことが
できるようになっている。
【0023】10は、前記前カバー5の下側に着脱可能
に配置されたハの字状のフィルタで、前記前面吸気口
6、7から吸い込まれた空気中の塵埃を除去できるよう
になっている。
【0024】11は、遠心送風機12のモータ13と羽
根14を囲繞するファンケーシングで、このファンケー
シング11は、図3に示すように上向ケーシング15と
下向ケーシング16とが一体形成されている。前記上向
ケーシング15の開口部は、前記本体1の上面に形成さ
れた上吹出口17に連通し、また、前記下向ケーシング
16の開口部は、前記左ケース2の下方に形成された下
吹出口18に連通している。従って、前記遠心送風機1
2が回転すると、前記前面吸気口6、7、前記後面吸気
口8、前記側面吸気口9から取り込まれた空気は、後述
する蒸発器22と凝縮器23で除湿、加熱された後、前
記上吹出口17と前記下吹出口18から吹き出されるよ
うになっている。
【0025】19は、前記上吹出口17から吹き出され
る空気を前記本体1の前方から後方に偏向させるルーバ
で、両端に形成された枢支軸(図示せず)を前記上吹出
口19の側壁面に枢支させて、回動自在に装着されてい
る。
【0026】20は、前記下吹出口18を上下に開閉す
る開閉シャッターで、この開閉シャッター20を開いて
いるときには、吸い込んだ空気を前記下吹出口18と前
記上吹出口17の両方から吹き出し、閉じているときに
は、前記上吹出口17から吹き出すことができる構成と
なっている。
【0027】21は、前記本体1を上部と下部とに仕切
る金属製の仕切板で、この仕切板21の上部には前記右
ケース3から蒸発器22、凝縮器23、前記遠心送風機
12が順次配置されている。
【0028】24は、前記蒸発器22や前記凝縮器23
等とともに冷凍サイクルを構成する圧縮機で、この圧縮
機24は、前記本体1下部の後方側に配設されている。
【0029】25は、前記本体1の前面下方に着脱自在
に収納される排水タンクで、この排水タンク25は、上
方を開口して箱形に形成され、前記蒸発器22で生じた
結露水が溜められるようになっている。また、前記排水
タンク25の上方側壁には、フロート(図示せず)が回
動自在に支持されている。このフロートは結露水の上昇
とともに一端側が上方側に浮上し、他端側が下降するよ
うになっており、この他端側に後述するフロート検知セ
ンサで検知される被検知部が設けられている。
【0030】25aは排水タンク25の正面側に形成さ
れた透光性を有する窓で、この窓25aから排水タンク
25の水位を確認できる。
【0031】26は、前記排水タンク25の前面に底部
から上方へ凹ませて形成され、前記排水タンク25を前
方へ引き出し可能となるように形成した手掛部である。
【0032】27は、平面状に形成され、紫外線を発光
する平面殺菌ランプで、この平面殺菌ランプ27は、一
面側からは殺菌効果が最大となる253.7nmの波長
の紫外線を、他面側から452nmの波長の可視光を照
射できるように構成されている。前記平面殺菌ランプ2
7は仕切り板21の下面に一面側を下方(排水タンク2
5側)に向けて取り付けられており、仕切り板21から
下方への出っ張りが小さくなるようにしている。
【0033】図5に、前記平面殺菌ランプ27の基本的
構成と原理を示す。
【0034】前記平面殺菌ランプ27は、一面側が紫外
線を通過するUV透過ガラス(バリュームソーダーガラ
ス)27aで形成され、他面側が紫外線は透過せずに可
視光を透過し内面側に蛍光体27bが塗布された通常の
ソーダーガラス27cで形成され、内部には水銀蒸気と
アルゴンガスが封入され、両側に放電電極27d、27
eが配置されている。この放電電極27d、27e間に
約1kVの電圧を加えるとグロー放電が生じ、前記放電
電極27d、27e間を流れる電子27fがアルゴン原
子27gや水銀原子27hと衝突する。水銀原子27h
と衝突することにより発生した紫外線27iは、一面側
の前記UV透過ガラス27aを透過し、他面側の前記ソ
ーダーガラス27c側では前記発光体27bに当たって
可視光27jを発生させる。即ち、前記平面殺菌ランプ
27は、前記UV透過ガラス27a側が紫外線発光面2
7kとなり、前記ソーダーガラス27c側が可視光発光
面27mとなっている。
【0035】37は、前記本体1上部に回転可能に設け
られ、前記本体1上面に形成された窪み38に可倒して
収納される把手で、この把手37を起こして手で持つこ
とにより前記本体1を移動させるとことができるように
なっている。
【0036】39は、前記本体1前面上方に設けられた
操作部で、この操作部39には前記本体1を駆動、停止
するための電源スイッチ40と、平面殺菌ランプ27を
点灯させるための点灯スイッチ50と、前記排水タンク
25の満水を知らせる満水ランプ41と、前記平面殺菌
ランプ27の点灯状態や前記本体1の運転設定及び運転
状態を液晶画面で表示する表示部42が設けられてい
る。
【0037】次に、図6に基づき、制御回路について説
明する。
【0038】44は、圧縮機24や前記遠心送風機12
や前記平面殺菌ランプ27等を制御する制御手段、即ち
マイクロコンピュータ(以下、マイコンと略記する)
で、このマイコン44は、前記操作部39下側に配置さ
れた制御回路取付板45に取り付けられている。
【0039】46は、前記表示部42の液晶画面を表示
させる表示回路で、この表示回路46は、前記電源スイ
ッチ40をオンした信号が前記マイコン44に入力され
たときに、前記マイコン44からの出力によって駆動す
るようになっている。
【0040】47は、前記遠心送風機12のモータ13
を駆動させるモータ駆動回路で、前記表示部42で設定
される運転状態の設定値に基づいて動作する。
【0041】48は、前記圧縮機24を駆動させる圧縮
機駆動回路で、この圧縮機駆動回路48からは、前記表
示部42で設定された運転時間だけ駆動信号が出力され
て運転されるようになっている。
【0042】49は仕切り板21に取り付けられるフロ
ート検知センサで、排水タンク25に設けられたフロー
トの被検知部を検知した際にマイコン44へ信号を入力
する。入力された信号に基づいてマイコン44は、渇水
状態の排水タンク25が装着されていると判断し、圧縮
機駆動回路48とモータ駆動回路へ信号を出力すると共
に、後述する点灯スイッチ50による平面殺菌ランプ2
7の点灯を可能とする。
【0043】また、フロート検知センサ49でフロート
の被検知部が検知されなくなると、マイコン44は排水
タンク25内が満水状態又は排水タンクの非装着状態と
判断し、満水ランプ41を点灯して使用者に満水状態で
あることを知らせ、圧縮機24とモータ13を停止する
と共に平面殺菌ランプ27の点灯を禁止する。これによ
り、平面殺菌ランプ27の点灯中に誤って排水タンク2
5を引き出しても、平面殺菌ランプ27が消灯するの
で、有害な紫外線が本体1外に漏洩するのを防止でき
る。
【0044】50は、前記平面殺菌ランプ27を点灯さ
せる点灯スイッチで、この点灯スイッチ50をオンする
と前記マイコン44に信号が入力される。この入力によ
り前記マイコン44からランプ駆動回路32に信号が出
力され、ランプ駆動回路32から前記平面殺菌殺菌ラン
プ27の放電電極27d、27eに約1kVの電圧が印
加されて点灯する。
【0045】次に上記構成における動作について説明す
る。
【0046】渇水状態の排水タンク25を装着し、電源
スイッチ40をオンして表示部42で運転を設定する
と、モータ駆動回路47にて送風機12が動作すると共
に圧縮機駆動回路48にて圧縮機24が作動し、室内空
気が図4の矢印で示すように前面吸気口6、7、後面吸
気口8、側面吸気口9から本体1内に吸い込まれる。
【0047】本体1内に吸い込まれた空気は蒸発器22
を通過する際に冷却され、空気中の水分が結露されて除
湿される。この除湿した空気は凝縮器23を通過して加
熱された後、ファンケーシング11に案内され、乾燥し
た暖かい空気として上吹出口17と下吹出口18から吹
き出される。
【0048】一方、蒸発器22で結露した結露水は仕切
り板21に滴下し、この仕切り板21に形成した排水孔
(図示せず)から排水タンク25に流れ落ちて溜められ
る。
【0049】この運転時に、点灯スイッチ50をオンす
ると平面殺菌ランプ27が点灯し、平面殺菌ランプ27
の一面から紫外線が排水タンク25へ向けて照射され
る。この紫外線は排水タンク25内の水に照射され、こ
の水中に含まれる雑菌が殺菌されると共に、排水タンク
25に形成した窓25aを介して排水タンク25の水が
光って見えるようになる。これにより、雑菌の繁殖が抑
制されると共に、押し入れ等の暗い場所で使用されても
容易に水位を確認できる。
【0050】そして、排水タンク25内の水が所定の水
位に達するとフロートの被検知部がフロート検知センサ
で検知されなくなり、マイコン44は満水状態と判断
し、前記遠心送風機12のモータ13と前記圧縮機24
とを停止して運転を一時停止させ、平面殺菌ランプ27
を消灯すると共に、排水タンク25内が満水状態である
ことを使用者に知らせるために満水ランプ41を点灯さ
せる。
【0051】使用者は、満水ランプ41の点灯を見て、
手掛部26に手を掛けて排水タンク25を本体1内から
取り出す。そして、排水タンク1内の水を捨てた後再び
本体1内に排水タンク25を装着する。これにより、満
水状態が解消され、再び除湿動作が開始されると共に平
面殺菌ランプ27が点灯する。
【0052】上述のごとく、窓25aが形成された排水
タンク25内に平面殺菌ランプ27からの紫外線を照射
するようにしたことで、蒸発器22で生じた結露水が排
水タンク25内に溜められる際に、この結露水中に含ま
れる雑菌が前記紫外線により殺菌されるので、排水タン
ク25内での雑菌の繁殖を抑制できると共に、排水タン
ク25内の水を光らせることができ、暗い場所で使用し
た場合でも窓25aから排水タンク25の水位を容易に
確認することができる。
【0053】また、平面殺菌ランプ27はフロート検知
手段でフロートの被検知部を検知した場合のみ点灯可能
としていることから、点灯中に誤って排水タンク25を
引き出しても、消灯されるので、有害な紫外線が本体1
外に漏れるのを防止できる。
【0054】また、平面殺菌ランプ27の一面を略水平
状態で仕切り板21の下面に平面殺菌ランプ27を取り
付けるようにしたことで、平面殺菌ランプ27の排水タ
ンク側25への出っ張りを少なくでき、排水タンク25
の容量が少なくなるのを防止できる。
【0055】尚、第1の実施の形態では、平面殺菌ラン
プ27の一面から紫外線を照射し、他面から可視光を照
射するようにしたが、平面殺菌ランプ27の他面側に内
部で発生した紫外線を反射する反射層を形成してもよ
い。
【0056】この場合、平面殺菌ランプ27の反射層で
紫外線を一側面側に反射することで、より多くの紫外線
を排水タンクに向けて照射でき、排水タンク内の水の殺
菌を効率よく行うことができる。
【0057】また、前記平面殺菌ランプ27を、他面側
から可視光が照射されるものを使用したが、他面側から
紫外線が照射されるものでも良い。
【0058】図7に本発明の第2の実施の形態を示し、
この図に基づいて説明する。尚、第1の実施の形態とは
平面殺菌ランプ27の取り付けが異なるのみで、他は同
一部品であり、同一部品は同一符号を符して説明を省略
する。
【0059】61は仕切り板21に形成した開口穴で、
この開口穴61に、平面殺菌ランプ27の一面側と仕切
り板21の上面とが略同一面の状態となるように挿入さ
れて取り付けられる。この開口穴61周縁と平面殺菌ラ
ンプ27との間は図示しないパッキンにてシールされて
おり、この間から結露水が漏洩しないようにしている。
【0060】この第2の実施の形態の空気調和機は、渇
水状態の排水タンク25を装着し、電源スイッチ40を
オンして表示部42で運転を設定すると、上記第1の実
施の形態と同様の運転が開始される。
【0061】この運転中に、点灯ランプ50をオンして
平面殺菌ランプ27が点灯すると、平面殺菌ランプ27
の一面側から紫外線が仕切り板21の上方に向かって照
射され、この照射された紫外線が蒸発器22から滴下す
る結露水に当たることで、結露水に含まれる雑菌が殺菌
される。殺菌された結露水は仕切り板21の上面から仕
切り板21の下面に形成された排水管62を介して排水
タンク25に溜められる。このように蒸発器22から滴
下する結露水を殺菌して排水タンク25に溜めるように
したことで、排水タンク25内で雑菌が繁殖するのを抑
制できる。
【0062】また、平面殺菌ランプ27の他面からは可
視光が排水タンク25側に向けて照射され、この可視光
により排水タンク25内の結露水が照らされる。これに
より、排水タンク25の窓25aを通して排水タンク2
5内の結露水が光って見えるようになり、暗い場所で使
用していても、容易に水位を確認することができる。
【0063】このように、平面殺菌ランプ27の一面か
ら仕切り板21の上方側に向けて紫外線を照射し、且
つ、他面側から排水タンク25に向けて可視光を照射す
ることで、蒸発器22から滴下する結露水を殺菌した後
に排水タンク25に溜めることができ、排水タンク25
内での雑菌の繁殖を抑制できると共に、排水タンク25
内の結露水が排水タンク25に形成した窓25aを介し
て光って見えるようになり、暗い場所等で使用しても容
易に水位を確認できる。
【0064】この第2の実施の形態では、平面殺菌ラン
プ27の一面から照射される紫外線が、排水タンク25
を取り外した状態で本体1外に漏洩する恐れがないた
め、フロート検知センサ49でフロートの被検知部が検
知されなくなってマイコン44にて満水状態又は排水タ
ンク25の非装着状態と判断されても、第1の実施の形
態のように、平面殺菌ランプ27を消灯する必要がな
い。そこで、第2の実施の形態では、マイコン44にて
満水状態又は排水タンク25の非装着状態と判断された
場合でも、平面殺菌ランプ27を点灯させている。
【0065】これにより、排水タンク25の着脱に関係
なく平面殺菌ランプ27が点灯するので、排水タンク2
5内の水を捨てて排水タンク25を本体1に装着する際
に、本体1の排水タンク25が装着される個所が明るく
照らされ、排水タンク25の装着をより行いやすくする
ことができ、使い勝手を向上できる。
【0066】尚、上記第2の実施の形態では、平面殺菌
ランプ27を仕切り板21の一箇所に設けたが、複数箇
所に設けて蒸発器22から滴下する結露水により確実に
紫外線が照射されるようにしても良い。
【0067】次に、図8に本発明の第3の実施の形態を
示し、この図に基づいて説明する。尚、第1の実施の形
態とは平面殺菌ランプ27の取り付けが異なるのみで、
他は同一部品であり、同一部品は同一符号を符して説明
を省略する。
【0068】63は仕切り板21の下部に設けられた案
内部で、この案内部63の底面は先端に向かって排水タ
ンク25側へ下る傾斜面に形成され、蒸発器22から仕
切り板21に滴下した結露水を排水タンク25へ案内す
る。この案内部63の底面には開口穴64が形成されて
おり、この開口穴64に、平面殺菌ランプ27の一面側
と案内部63の底面が略同一面の状態となるように挿入
されて取り付けられる。この開口穴64周縁と平面殺菌
ランプ27との間は図示しないパッキンにてシールされ
ており、この間から結露水が漏洩しないようにしてい
る。
【0069】この第3の実施の形態の構成の空気調和機
は、渇水状態の排水タンク25を装着し、電源スイッチ
40をオンして表示部42で運転を設定すると、上記第
1及び第2の実施の形態と同様の運転が開始される。
【0070】この運転中に、点灯ランプ50をオンして
平面殺菌ランプ27が点灯すると、蒸発器22から滴下
した結露水が案内部63を通過する際に、平面殺菌ラン
プ27の一面側から照射された紫外線が結露水に当てら
れ、結露水に含まれる雑菌が殺菌される。殺菌された結
露水は案内部63から排水タンク25へ滴下して溜めら
れる。このように蒸発器22から滴下する結露水を殺菌
して排水タンク25に溜めるようにしたことで、排水タ
ンク25内で雑菌が繁殖するのを抑制できる。
【0071】また、平面殺菌ランプ27の他面からは第
2の実施の形態と同様に可視光が排水タンク25側に向
けて照射され、この可視光により排水タンク25内の結
露水が照らされる。これにより、排水タンク25の窓2
5aを通して排水タンク25内の結露水が光って見える
ようになり、暗い場所で使用していても、容易に水位を
確認することができる。
【0072】このように、平面殺菌ランプ27の一面か
ら案内部63内に紫外線を照射し、且つ、他面側から排
水タンク25に向けて可視光を照射することで、蒸発器
22から滴下する結露水を案内部63を通過する際に殺
菌し、排水タンク25に溜めることができ、排水タンク
25内での雑菌の繁殖を抑制できると共に、排水タンク
25内の結露水が排水タンク25に形成した窓25aを
介して光って見えるようになり、暗い場所等で使用して
も容易に水位を確認できる。
【0073】この第3の実施の形態では、第2の実施の
形態と同様に、マイコン44にて満水状態又は排水タン
ク25の非装着状態と判断された場合でも、平面殺菌ラ
ンプ27を点灯させている。
【0074】これにより、第2の実施の形態と同様に、
排水タンク25内の水を捨てて排水タンク25を本体1
に装着する際に、本体1の排水タンク25が装着される
個所が明るく照らされ、排水タンク25の装着をより行
いやすくすることができ、使い勝手を向上できる。
【0075】
【発明の効果】本発明の請求項1によれば、蒸発器から
滴下する結露水を雑菌することで、排水タンク内での雑
菌の繁殖を抑制できると共に、前記殺菌ランプにて排水
タンク内に照射することで、排水タンク内の水が窓を介
して光って見え、押し入れ等の暗い場所で使用しても排
水タンクに形成した窓から容易に水位を確認できる。
【0076】本発明の請求項2によれば、蒸発器から滴
下する結露水を紫外線により雑菌でき、排水タンク内で
の雑菌の繁殖を抑制できると共に、排水タンク内を可視
光で照らすことで、排水タンク内の水位の確認を容易に
行うことができる。
【0077】本発明の請求項3によれば、結露水が案内
路内を通過する際に結露水中の雑菌に紫外線を照射して
殺菌でき、排水タンク内での雑菌の繁殖を抑制できると
共に、排水タンク内の水に可視光を照射することで、排
水タンク内の水位を容易に確認することができる。
【0078】本発明の請求項4によれば、一面から照射
される紫外線により蒸発器から滴下される結露水を殺菌
でき、他面から照射される可視光により排水タンク内を
照らすことができる。
【0079】本発明の請求項5によれば、平面殺菌ラン
プを配設する際に、平面殺菌ランプの厚みの分しか排水
タンク側へ出っ張らないので、仕切り板の下方に配設さ
れる排水タンクの容量の減少を抑えることができる。
【0080】本発明の請求項6によれば、排水タンクの
装着時に、排水タンクを装着する個所を照らすことがで
き、暗い場所に本体を設置していても、排水タンクの装
着を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す空気調和機の
斜視図である。
【図2】同空気調和機の側面断面図である。
【図3】同空気調和機の図2と異なる位置での側面断面
図である。
【図4】同空気調和機の平面断面図である。
【図5】同空気調和機の平面殺菌ランプの基本的構成と
原理を示す説明図である。
【図6】同空気調和機のブロック回路図である。
【図7】本発明の第2の実施の形態を示す空気調和機の
側面断面図である。
【図8】本発明の第3の実施の形態を示す空気調和機の
側面断面図である。
【符号の説明】
1 本体 21 仕切り板 22 蒸発器 25 排水タンク 25a 窓 27 平面殺菌ランプ(殺菌ランプ) 63 案内部
フロントページの続き (72)発明者 森 好弘 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 秋山 真一 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 福田 知治 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 Fターム(参考) 3L050 BD05 BE04 3L051 BG06 BJ10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内に吸い込んだ空気中の水分を結露
    させる蒸発器と、該蒸発器から滴下する結露水を溜める
    排水タンクと、該排水タンクに形成された水位確認用の
    窓と、前記蒸発器から滴下する結露水を殺菌し、且つ、
    前記排水タンク内に照射する殺菌ランプとを具えたこと
    を特徴とする空気調和機。
  2. 【請求項2】 前記蒸発器と排水タンクとの間に、前記
    本体ケース内を上下に仕切る仕切り板を設け、前記殺菌
    ランプは仕切り板より上方に向けて紫外線を照射し、且
    つ、排水タンクに向けて可視光を照射することを特徴と
    する請求項1に記載の空気調和機。
  3. 【請求項3】 前記蒸発器と排水タンクとの間に、前記
    本体ケース内を上下に仕切る仕切り板を設け、該仕切り
    板の下面に、結露水を前記排水タンクへ案内する案内部
    を設け、前記殺菌ランプは、前記案内部内に紫外線を照
    射し、且つ、前記排水タンクへ可視光を照射することを
    特徴とする請求項1に記載の空気調和機。
  4. 【請求項4】 前記殺菌ランプは、一面から紫外線が照
    射され、他面から可視光が照射される平面殺菌ランプで
    あることを特徴とする請求項1乃至請求項3に記載の空
    気調和機。
  5. 【請求項5】 前記平面殺菌ランプは、前記一面を前記
    仕切り板の底面に略平行に取り付けられることを特徴と
    する請求項4に記載の空気調和機。
  6. 【請求項6】 前記排水タンクを本体に着脱自在に設
    け、前記殺菌ランプは、前記排水タンクの着脱時にも点
    灯することを特徴とする請求項2乃至請求項5に記載の
    空気調和機。
JP2002075640A 2002-03-19 2002-03-19 空気調和機 Pending JP2003269745A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002075640A JP2003269745A (ja) 2002-03-19 2002-03-19 空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002075640A JP2003269745A (ja) 2002-03-19 2002-03-19 空気調和機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003269745A true JP2003269745A (ja) 2003-09-25

Family

ID=29204658

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002075640A Pending JP2003269745A (ja) 2002-03-19 2002-03-19 空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003269745A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007309558A (ja) * 2006-05-17 2007-11-29 Toshiba Kyaria Kk 天井埋込型空気調和機
CN102022787A (zh) * 2009-09-22 2011-04-20 乐金电子(天津)电器有限公司 一体型空调器
CN102679486A (zh) * 2012-06-15 2012-09-19 陈其勇 水空调
KR20170132381A (ko) * 2016-05-23 2017-12-04 한온시스템 주식회사 로봇 공조장치
CN114521223A (zh) * 2019-09-30 2022-05-20 大金工业株式会社 空调机

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007309558A (ja) * 2006-05-17 2007-11-29 Toshiba Kyaria Kk 天井埋込型空気調和機
CN102022787A (zh) * 2009-09-22 2011-04-20 乐金电子(天津)电器有限公司 一体型空调器
CN102679486A (zh) * 2012-06-15 2012-09-19 陈其勇 水空调
KR20170132381A (ko) * 2016-05-23 2017-12-04 한온시스템 주식회사 로봇 공조장치
KR102430938B1 (ko) * 2016-05-23 2022-08-10 한온시스템 주식회사 로봇 공조장치
CN114521223A (zh) * 2019-09-30 2022-05-20 大金工业株式会社 空调机
CN114521223B (zh) * 2019-09-30 2023-12-12 大金工业株式会社 空调机

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3717847B2 (ja) 空気調和機
JP2003339845A (ja) 空気清浄機
KR101450563B1 (ko) 공기조화기
JP2003269745A (ja) 空気調和機
KR20080059752A (ko) 공기조화기의 실내기
KR20100051469A (ko) 공기조화기
JP2003240260A (ja) 空気調和機
KR100509359B1 (ko) 공기조화기
JP2004028382A (ja) 除湿機
JP3717852B2 (ja) 空気調和機用紫外線ランプユニット及び空気調和機
ES2966487T3 (es) Acondicionador de aire
JP2003207166A (ja) 空気調和機用紫外線ランプ収納ケース、紫外線ランプユニット及び空気調和機
KR100491767B1 (ko) 공기조화기
JP2009063280A (ja) 冷蔵庫
KR20190033789A (ko) 가습공기 청정기의 제어장치
KR200321509Y1 (ko) 향발생수단이 구비된 공기청정기
KR20060129678A (ko) 제습기
JP2003269744A (ja) 空気調和機
JP2004061078A (ja) 空気清浄機
KR20100062668A (ko) 벽걸이형 증발식 가습기
JP2003339844A (ja) 空気清浄機
KR200382160Y1 (ko) 오존 램프를 이용한 살균 진공 청소기
JP2001317764A (ja) 空気調和機
JP4307760B2 (ja) 除湿機
JP2003339846A (ja) 空気清浄機