JP2003269402A - 自走式産業機械用油圧装置 - Google Patents

自走式産業機械用油圧装置

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JP2003269402A
JP2003269402A JP2002072085A JP2002072085A JP2003269402A JP 2003269402 A JP2003269402 A JP 2003269402A JP 2002072085 A JP2002072085 A JP 2002072085A JP 2002072085 A JP2002072085 A JP 2002072085A JP 2003269402 A JP2003269402 A JP 2003269402A
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pressure
hydraulic
steering
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self
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Hiroyasu Kodera
裕康 小寺
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】構造が簡単で安価でありながら、良好なステア
リングを実現するための自走式産業機械用油圧装置を提
供する。 【解決手段】オービットモータ38を回転させるための
アシスト圧(外部油圧P)をメインポンプ16から得る
構造とした。メインポンプ16に減圧弁37を連結し、
その第2次圧を外部油圧Pとして利用した。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術の分野】この発明は、たとえばホイ
ールローダに代表される自走式産業機械に適用される油
圧装置に関し、詳しくは、ステアリング用の油圧装置に
関するものである。 【0002】 【従来の技術および発明が解決しようとする課題】図2
は、従来の自走式産業機械に適用される油圧装置の主要
部を油圧系統図として示したものである。 【0003】従来から自走式産業機械のステアリング機
構は油圧装置を用いて構成されている。詳しく説明する
と、ステアリング機構1は、油圧を利用したステアリン
グシリンダ2,3の伸縮により実現されるように構成さ
れており、ステアリングバルブ4によってステアリング
シリンダ2,3に圧油が供給されるようになっている。
そして、ステアリングバルブ4を操作するのは、オービ
ットロール5から供給されるパイロット圧P1であり、
このパイロット圧P1は、パイロットポンプ8から送給
される圧油を、リリーフ弁9を介して一定圧に整圧して
オービットロール5に供給されたものである。 【0004】このように従来の油圧装置では、ステアリ
ングバルブ4を操作するためのパイロット圧P1は、パ
イロットポンプ8から得る構造であるから、油圧源7に
おいて別途パイロットポンプ8を独立して設ける必要が
あった。そのため、油圧装置は部品点数が増加し、ひい
ては自走式産業機械の製造コストの上昇を招いていた。 【0005】そこで本発明の目的は、構造が簡単で安価
でありながら、良好なステアリングを実現するための自
走式産業機械用油圧装置を提供することである。 【0006】 【課題を解決するための手段】(1) ステアリング機構
はその構造上、良好に作動させるためには一定量以上の
圧油の供給が必要であるところ、従来ではパイロットポ
ンプを設けることにより、その流量を確保していた。と
ころで、油圧装置の油圧源には通常、メインポンプと呼
ばれる大流量型の油圧ポンプが搭載されている。そし
て、このメインポンプのキャパシティは、各アクチュエ
ータに必要な圧力・流量の圧油を十分に供給できるよう
に設定されている。したがって、メインポンプを用いて
ステアリング機構を作動させることができれば、上記目
的を達成することができる。 【0007】(2) そこで、本願に係る自走式産業機械
用油圧装置は、少なくとも作業用アクチュエータに圧油
を供給するメインポンプを備えた油圧源と、外部からパ
イロット圧の供給を受け、当該パイロット圧に基づいて
油圧源から送給される圧油によって駆動されるステアリ
ング機構とを有する自走式産業機械用油圧装置におい
て、上記ステアリング機構は、車体を操舵するためのス
テアリング用アクチュエータと、外部油圧によりアシス
トされて回転することにより、上記パイロット圧を出力
するオービットロールと、上記パイロット圧の供給を受
けることにより、上記メインポンプから吐出される圧油
を上記ステアリング用アクチュエータに送給するステア
リングバルブと、上記メインポンプに接続され、所定の
第2次圧を上記外部油圧として得る減圧弁とを有するこ
とを特徴とするものである。 【0008】この構成によれば、オービットロールは、
作動時において外部油圧のアシストを受けて駆動され、
所定流量および圧力の作動油が吐出される。この吐出さ
れた作動油は、パイロット圧としてステアリング機構に
入力される。すなわち、ステアリング機構は、このパイ
ロット圧を受けることにより、まずステアリングバルブ
が作動する。これにより、メインポンプから吐出される
圧油がステアリング用アクチュエータに送給され、車体
が操舵される。 【0009】このとき、上記外部油圧は、メインポンプ
から吐出される圧油を減圧弁を通過させることによって
得られる。つまり、当該外部油圧はメインポンプから得
ることになるので、従来のように、当該外部油圧を得る
ためにパイロットポンプを設ける必要がない。 【0010】 【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て説明する。 【0011】図1は、本発明の一実施形態に係る油圧装
置10を油圧系統図として示したものである。 【0012】(1) 油圧装置全体構成 この油圧装置10は、ホイールローダ等の自走式産業機
械に適用される。このような自走式産業機械等は、一般
に、ステアリング機構11および走行用ブレーキ(図示
せず)が備えられている。すなわち、油圧装置10は、
オイルタンク12から作動油を吸い込み、高圧の圧油を
吐出する油圧源13と、油圧源13から吐出される圧油
を上記走行用ブレーキ等の他のアクチュエータ側へ送給
するアンローダバルブ15と、上記ステアリング機構1
1とを備えている。本実施形態の特徴とするところは、
上記ステアリング機構11が外部油圧Pによりアシスト
されながら作動するものであり、その外部油圧Pは、油
圧源13に備えられたメインポンプ16から直接に供給
されるようになっている点である。以下、詳しく説明す
る。 【0013】(2) 油圧源 油圧源13は、本実施形態では3つの油圧ポンプ16〜
18を備えており、これらはエンジンMにより駆動され
るようになっている。油圧源13が作動すると、オイル
タンク12から吸込ポート19を介して作動油が吸い込
まれ、各油圧ポンプ16〜18の吐出ポート20〜22
から所定圧力の作動油(圧油)が吐出される。本実施形
態では、油圧ポンプ16がメインポンプとして構成され
ており、このメインポンプ16は十分な容量を有し、作
業用アクチュエータやステアリング機構11を駆動する
ための油圧源として使用される。また、油圧ポンプ17
も作業用アクチュエータを駆動するために用いられる。 【0014】なお、油圧ポンプ18は、上記走行用ブレ
ーキを作動させるための油圧源として構成されている。
もっとも、油圧ポンプ18は、走行用ブレーキの専用油
圧源として構成されているものではない。 【0015】油圧ポンプ18の吐出ポート22から吐出
された圧油はアンローダバルブ15に送給される。アン
ローダバルブ15は公知の油圧バルブユニットであっ
て、送給された圧油の方向を所定の条件の下で切り換え
ることができるようになっている。 【0016】(3) ステアリング機構 次に、ステアリング機構11は、自走式産業機械の車体
を操舵するためのステアリングシリンダ33,34(ス
テアリング用アクチュエータ)と、これを操作するため
の信号を出力するオービットロール35と、ステアリン
グシリンダ33,34に圧油を送給するためのステアリ
ングバルブ36と、オービットロール35の駆動をアシ
ストするための圧油(上記外部油圧P)を供給する減圧
弁37とを備えている。 【0017】ステアリングシリンダ33,34は、本実
施形態では直動型シリンダを採用しており、これが伸縮
することによって車体の蛇角を変化させることができる
ようになっている。なお、ステアリング用アクチュエー
タとしては、直動型シリンダに限定されることはなく、
他のアクチュエータを採用することができるのは勿論で
ある。 【0018】オービットロール35は公知の構成であ
り、オービットモータ38と、方向切換弁39とを備え
ている。すなわち、オービットモータ38には当該自走
式産業機械のステアリングを操作するハンドル(図示せ
ず)が連結されており、このハンドルをオペレータが操
作することによりオービットモータ38が回転する。こ
のとき、オービットモータ38は、上記外部油圧Pのア
シストを受けて回転するようになっている。 【0019】詳述すると、オペレータがハンドルを回す
と同時に方向切換弁39が切り換えられ、当該方向に外
部油圧Pが導かれる。これにより、オービットモータ3
8に圧力Pの圧油が供給され、オービットモータ38
は、軽快に当該方向に回転する。なお、ハンドルの操作
を中止すれば方向切換弁39も中立位置に復帰し、外部
油圧Pの供給は断たれる。 【0020】このとき、オービットモータ38を経た作
動油は、方向切換弁39から、上記パイロット圧P2と
して出力され、ステアリングバルブ36に送給される。
この作動油は、所定の圧力、流量を有し、後述するよう
にステアリングバルブ36を操作するための信号として
利用される。すなわち、このパイロット圧P2に基づい
てステアリングバルブ36が切り換わり、圧油がステア
リングシリンダ33,34に送給されるようになってい
る。つまり、本実施形態では、オービットロール35か
ら出力される作動油は、直接ステアリングシリンダ3
3,34に送給されるものではなく、ステアリングシリ
ンダ33,34に圧油を送給するステアリングバルブ3
6の操作に利用されるものである。 【0021】次に、ステアリングバルブ36は公知の構
成であって、方向切換弁として機能している。図1で
は、ステアリングバルブ36の具体的構成についてはそ
の図示を省略している。 【0022】すなわち、ステアリングバルブ36は、メ
インポンプ16の吐出ポート20に接続されており、切
り換わることによってメインポンプ16から送給される
圧油をステアリングシリンダ33,34に供給するよう
になっている。そして、この切り換えのための信号とし
て、上記作動油(パイロット圧P2)が利用されてい
る。 【0023】次に、減圧弁37は、メインポンプ16と
上記方向切換弁39との間に配設されており、配管40
によって両者と接続されている。すなわち、減圧弁37
の第1次ポート41は、メインポンプ16の吐出側に連
結されており、第2次ポート42は、方向切換弁39と
連結されている。したがって、メインポンプ16の吐出
圧が減圧されて、第2次圧として上記外部油圧Pを得る
ことができるようになっている。そして、この外部油圧
Pが方向切換弁39に送給されるものであり、且つオー
ビットモータ38の回転をアシストするものである。な
お、減圧弁37の設定圧力としては、たとえば3.5M
Pa程度に設定することができる。 【0024】本実施形態に係る油圧装置10では次のよ
うな動作を行う。 【0025】まず、エンジンMにより油圧源13が駆動
され、各油圧ポンプ16〜18が作動する。油圧ポンプ
16,17は、自走式産業機械の作業用アクチュエータ
へ圧油を送給し、所要の作業が行われる。 【0026】また、オービットロール35は、オービッ
トモータ38の作動時において外部油圧Pのアシストを
受けて駆動され、所定流量および圧力の作動油が吐出さ
れる。この吐出された作動油は、パイロット圧P2とし
てステアリングバルブ36に入力される。これにより、
ステアリングバルブ36が切り換わり、メインポンプ1
6から吐出される圧油がステアリングシリンダ33,3
4に送給され、ステアリングを行うことができる。 【0027】このとき、上記外部油圧Pは、メインポン
プ16から吐出される圧油を減圧弁37を通過させるこ
とによって得られる。つまり、外部油圧Pはメインポン
プ16から直接に得ることになる。したがって、本実施
形態に係る油圧装置10では、従来のように、外部油圧
Pを得るためにパイロットポンプを別途設ける必要がな
い。なお、本実施形態ではパイロットポンプ18を設け
ているが、これは、上記走行用ブレーキを作動させるた
めの油圧源として利用しているにすぎず、ステアリング
のために利用しているものではない。 【0028】その結果、本実施形態に係る油圧装置10
では、ステアリングのための構造を簡単且つ安価なもの
とすることができる。 【0029】 【発明の効果】以上のように本発明によれば、オービッ
トロールを作動させるための外部油圧をメインポンプか
ら得る構造であるので、従来のように外部油圧を得るた
めのパイロットポンプを別途設ける必要がなく、別途パ
イロットポンプを設ける場合であってもこれを小型化す
ることができる。その結果、構造が簡単で安価でありな
がら、良好なステアリングを実現できる自走式産業機械
用油圧装置を提供することができる。また、上記パイロ
ットポンプを設ける場合には、これを他のアクチュエー
タの油圧源として利用することができるという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の一実施形態に係る油圧装置を油圧系統
図として示したものである。 【図2】従来の自走式産業機械に適用される油圧装置の
主要部を油圧系統図として示したものである。 【符号の説明】 P 外部油圧 10 油圧装置 11 ステアリング装置 13 油圧源 16 メインポンプ 20 吐出ポート 33 ステアリングシリンダ 34 ステアリングシリンダ 35 オービットロール 36 ステアリングバルブ 37 減圧弁 38 オービットモータ 39 方向切換弁 40 配管 41 第1次ポート 42 第2次ポート

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 少なくとも作業用アクチュエータに圧油
    を供給するメインポンプを備えた油圧源と、 外部からパイロット圧の供給を受け、当該パイロット圧
    に基づいて油圧源から送給される圧油によって駆動され
    るステアリング機構とを有する自走式産業機械用油圧装
    置において、 上記ステアリング機構は、 車体を操舵するためのステアリング用アクチュエータ
    と、 外部油圧によりアシストされて回転することにより、上
    記パイロット圧を出力するオービットロールと、 上記パイロット圧の供給を受けることにより、上記メイ
    ンポンプから吐出される圧油を上記ステアリング用アク
    チュエータに送給するステアリングバルブと、 上記メインポンプに接続され、所定の第2次圧を上記外
    部油圧として得る減圧弁とを有することを特徴とする自
    走式産業機械用油圧装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011121886A1 (ja) 2010-03-31 2011-10-06 株式会社Kcm 産業用機械のステアリングシステム及び車体屈折角変更方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011121886A1 (ja) 2010-03-31 2011-10-06 株式会社Kcm 産業用機械のステアリングシステム及び車体屈折角変更方法
US8627917B2 (en) 2010-03-31 2014-01-14 Kabushiki Kaisha Kcm Steering system of industrial machine and method of changing body-articulating angle

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