JP2003268655A - 織機における緯糸供給方法とその装置 - Google Patents

織機における緯糸供給方法とその装置

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JP2003268655A
JP2003268655A JP2002065355A JP2002065355A JP2003268655A JP 2003268655 A JP2003268655 A JP 2003268655A JP 2002065355 A JP2002065355 A JP 2002065355A JP 2002065355 A JP2002065355 A JP 2002065355A JP 2003268655 A JP2003268655 A JP 2003268655A
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Michiaki Fujiwara
道明 藤原
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Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 織機において、緯糸用パッケージを切り換え
て緯糸供給を行う場合であっても、切り換え前に解舒さ
れた緯糸の撚り数と、切り換え後に解舒された緯糸の撚
り数との差に伴う織布上の外観への影響が発生すること
を防止できる緯糸供給方法およびその装置を提供する。 【解決手段】 複数のペグ10に各々挿着される複数の
緯糸用パッケージ5からそれぞれ緯糸3を解舒し、貯留
ドラム12に貯留する工程と、この貯留された緯糸3を
打込み手段9から供給タイミングごとに供給する工程と
を含み、前回供給タイミングにて緯糸3を供給した際に
選択した緯糸用パッケージ5とは異なる緯糸用パッケー
ジ5を今回選択して緯糸3を供給する場合に、前回選択
した緯糸用パッケージ5の残りの巻取径φと、今回緯糸
3を供給する緯糸用パッケージ5の残りの巻取径φとの
径差が、所定の範囲内の径差に収まるように、今回緯糸
3を供給する緯糸用パッケージ5を選択することを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、織機において、緯
糸用パッケージから解舒される緯糸を供給する緯糸供給
方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、織機のクリールスタンド等におい
て糸パッケージを解舒する際は、図4に示されるように
して行われていた。すなわち、織機の緯糸の供給におい
ては、通常、クリールスタンドに、複数のパッケージが
設けられており、図示する織機のクリールスタンドの2
つのペグ31、32には、緯糸用パッケージP21、P
22(以下、「パッケージP21、P22」という)が
セットされている。パッケージP21、P22の軸心は
解舒補助のための固定ガイド29の孔30に向けられて
いる。パッケージP21、P22から固定ガイド29の
孔30までの距離は等距離である。パッケージP21、
P22は、その軸心C21、C22の延長線が、解舒バ
ルーンB20、B20aの頂点となる糸ガイド29の孔
30の位置で交差するように配置されている。
【0003】パッケージP21、P22に巻かれている
糸は交互に解舒され、固定ガイド29の孔30を通して
図示しない織機に供給される。パッケージP21の尻糸
Y23は、パッケージP22の口糸Y24に結ばれてい
る。したがって、1個目のパッケージP21の解舒が終
わると、その尻糸Y23につながった2個目のパッケー
ジP22の口糸Y24からパッケージP22の解舒が自
動的に開始される。2個目のパッケージP22が解舒さ
れている間に空になった1個目のパッケージP21が次
の満巻のパッケージP21と交換され、該次の満巻のパ
ッケージP21の口糸と解舒中の2個目のパッケージP
22の尻糸とをつなぐ。2個目のパッケージP22の解
舒が終了したときも1個目のパッケージP21と同様の
処理を行う。これにより、織機への連続した緯糸供給が
行えるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この場
合、緯糸用パッケージはオーバーヘッドへ解舒され、尻
糸と口糸とのつなぎ目部分での緯糸の解舒時では、小径
(空)になった1個目のパッケージから大径(2個目)
のパッケージへとパッケージの巻取径が大きく変化し、
解舒する際に緯糸に加えられる撚り数が大きく変化して
しまう。すなわち、空パッケージになる直前の状態から
供給された緯糸では撚り数が少なく、満巻パッケージの
状態から供給された緯糸では撚り数が大きくなってしま
う。このため、撚り数の変化に伴う織布上の外観等への
影響が懸念され、場合によっては、このつなぎ目部分の
ところで、織布上に筋模様が発生するおそれもある。
【0005】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
であり、織機において、緯糸用パッケージを切り換えて
緯糸供給を行う場合であっても、切り換え前に解舒され
た緯糸の撚り数と、切り換え後に解舒された緯糸の撚り
数との差に伴う織布上の外観への影響が発生することを
防止できる緯糸供給方法およびその装置を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載の織機における緯糸供給方法は、織
機において、緯糸用パッケージから解舒される緯糸を供
給する緯糸供給方法であって、複数のペグに各々挿着さ
れる複数の緯糸用パッケージからそれぞれ緯糸を解舒
し、貯留ドラムに貯留する工程と、前記複数の緯糸用パ
ッケージの供給の対象を適宜選択して、該選択された緯
糸用パッケージに対応する貯留ドラムに貯留された緯糸
を打込み手段から供給タイミングごとに経糸の開口に向
けて供給する工程とを含み、前回供給タイミングにて緯
糸を供給した際に選択した緯糸用パッケージとは異なる
緯糸用パッケージを今回選択して緯糸を供給する場合
に、前回選択した緯糸用パッケージの残りの巻取径と、
今回緯糸を供給する緯糸用パッケージの残りの巻取径と
の径差が、所定の範囲内の径差に収まるように、今回緯
糸を供給する緯糸用パッケージ及び、前回選択した緯糸
用パッケージの緯糸供給量を選択することを特徴とす
る。
【0007】この構成によると、複数の緯糸用パッケー
ジから緯糸を解舒するとともに、前回緯糸供給タイミン
グと今回緯糸供給タイミングとで異なる緯糸用パッケー
ジを選択する場合に、緯糸用パッケージの残りの巻取径
の径差が所定の範囲内に収まるように、今回緯糸を供給
する緯糸用パッケージ及び前回選択した緯糸用パッケー
ジの緯糸供給量を選択して緯糸の供給を行うため、撚り
数の変化を所定の値以下に抑えることができる。したが
って、緯糸用パッケージを切り換えて緯糸供給を行う場
合であっても、切り換え前に解舒された緯糸の撚り数
と、切り換え後に解舒された緯糸の撚り数との差に伴う
織布上の外観への影響が発生することを防止できる。
【0008】請求項2に記載の織機における緯糸供給方
法は、請求項1において、前回供給タイミングで選択し
た緯糸用パッケージが、該パッケージからの緯糸の供給
量が上記選択された供給量に達した時点でほぼ緯糸の解
舒が終了した空パッケージとなった場合、今回緯糸を供
給する緯糸用パッケージとして、満巻状態にある緯糸用
パッケージ以外の、解舒途中の状態で待機している緯糸
用パッケージを選択することを特徴とする。
【0009】この構成によると、緯糸用パッケージを切
り換えて緯糸供給を行う場合であっても、切り換え前に
解舒された緯糸の撚り数と、切り換え後に解舒された緯
糸の撚り数との差に伴う織布上の外観への影響が発生す
ることを防止できる。
【0010】請求項3に記載の織機における緯糸供給装
置は、織機において、緯糸用パッケージから解舒される
緯糸を供給する緯糸供給装置であって、(1)複数の緯
糸用パッケージが各々挿着される複数のペグと、(2)
前記複数の緯糸用パッケージから緯糸をそれぞれ解舒し
て送り出す複数のフィーダと、(3)該フィーダにより
送り出された緯糸をそれぞれ貯留する複数の貯留ドラム
と、(4)この貯留された緯糸を供給タイミングごとに
経糸の開口に向けて供給する打込み手段と、(5)各供
給タイミングにおいて、供給の対象となる緯糸用パッケ
ージを適宜選択し、この選択されたパッケージに対応す
る前記フィーダに対して前記貯留ドラムへ緯糸を送り出
すよう指令を与える制御装置と、を有し、前記制御装置
は、前回供給タイミングにて緯糸を供給した際に選択し
た緯糸用パッケージとは異なる緯糸用パッケージを今回
選択する場合に、前回選択した緯糸用パッケージの残り
の巻取径と、今回緯糸を供給する緯糸用パッケージの残
りの巻取径との径差が、所定の範囲内の径差に収まるよ
うに、今回緯糸を供給する対象となるパッケージ及び、
前回選択した緯糸用パッケージの緯糸供給量を選択する
ことを特徴とする。
【0011】この構成によると、複数の緯糸用パッケー
ジから緯糸を解舒するとともに、前回緯糸供給タイミン
グと今回緯糸供給タイミングとで異なる緯糸用パッケー
ジを選択する場合に、緯糸用パッケージの残りの巻取径
の径差が所定の範囲内に収まるように、今回緯糸を供給
する対象となる緯糸用パッケージ及び前回選択した緯糸
用パッケージの緯糸供給量を選択して貯留ドラムへ緯糸
を送り出すように指令を与える制御装置を備えるため、
撚り数の変化を所定の値以下に抑えるように緯糸の供給
を行うことができる。したがって、緯糸用パッケージを
切り換えて緯糸供給を行う場合であっても、切り換え前
に解舒された緯糸の撚り数と、切り換え後に解舒された
緯糸の撚り数との差に伴う織布上の外観への影響が発生
することを防止できる。
【0012】請求項4に記載の織機における緯糸供給装
置は、織機において、緯糸用パッケージから解舒される
緯糸を供給する緯糸供給装置であって、(1)複数の緯
糸用パッケージが各々挿着される複数のペグと、(2)
前記複数の緯糸用パッケージから緯糸をそれぞれ解舒し
て送り出す複数のフィーダと、(3)該フィーダにより
送り出された緯糸をそれぞれ貯留する複数の貯留ドラム
と、(4)この貯留された緯糸を供給タイミングごとに
それぞれ経糸の開口に向けて供給する複数の打込み手段
と、(5)各供給タイミングにおいて、供給の対象とな
る緯糸用パッケージを適宜選択し、この選択されたパッ
ケージに対応する前記打込み手段に対して緯糸を供給す
るよう指令を与える制御装置と、を有し、前記制御装置
は、前回供給タイミングにて緯糸を供給した際に選択し
た緯糸用パッケージとは異なる緯糸用パッケージを今回
選択する場合に、前回選択した緯糸用パッケージの残り
の巻取径と、今回緯糸を供給する緯糸用パッケージの残
りの巻取径との径差が、所定の範囲内の径差に収まるよ
うに、今回緯糸を供給する対象となるパッケージ及び、
前回選択した緯糸用パッケージの緯糸供給量を選択する
ことを特徴とする。
【0013】この構成によると、複数の緯糸用パッケー
ジから緯糸を解舒するとともに、前回緯糸供給タイミン
グと今回緯糸供給タイミングとで異なる緯糸用パッケー
ジを選択する場合に、緯糸用パッケージの残りの巻取径
の径差が所定の範囲内に収まるように、今回緯糸を供給
する対象となる緯糸用パッケージ及び前回選択した緯糸
用パッケージの緯糸供給量を選択して緯糸を噴射供給す
るよう指令を与える制御装置を備えるため、撚り数の変
化を所定の値以下に抑えるように緯糸の供給を行うこと
ができる。したがって、緯糸用パッケージを切り換えて
緯糸供給を行う場合であっても、切り換え前に解舒され
た緯糸の撚り数と、切り換え後に解舒された緯糸の撚り
数との差に伴う織布上の外観への影響が発生することを
防止できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施形態に係る、織機における緯糸供給方法および
緯糸供給装置に関して説明を行う。
【0015】まず、本実施形態に係る緯糸供給装置1の
構成について説明する。図1において、緯糸供給装置1
が、織機2に対して備えられている様子が模式的に示さ
れている。本図に示される織機2の両側枠2a、2b間
には、紙面垂直方向に連なる経糸4が横列に多数配列さ
れるとともに、これら経糸4は、上下運動する図示しな
いヘルドフレームにより開口操作されるようになってい
る。
【0016】この織機2の一方の側枠2a側に、緯糸用
パッケージ5(5A〜5C)から解舒される緯糸を供給
する緯糸供給装置1が設けられる。そして、一方の側枠
2a上には、後述する緯糸供給装置1の緯糸噴射ノズル
9(打込み手段)が取り付けられており、この噴射ノズ
ル9から水又はエア等の流体の噴射力で1回分の打込み
で一定長さの緯糸3が、経糸4の前記開口に対して噴射
して供給される。また、織機2の他方の側枠2b側に
は、噴射ノズル9に対向する位置にクランプ6が取り付
けられており、噴射ノズル9から噴射された緯糸3の先
端部を把持するようになっている。そして、噴射ノズル
9の噴射方向下流側(噴射ノズル9から側枠2bに向か
う側)にはカッター8が、クランプ6の噴射方向上流側
(クランプ6から側枠2aに向かう側)にはカッター7
がそれぞれ配置されており、噴射された緯糸3を切断で
きるようになっている。カッター7、8間で切断された
緯糸3は、経糸4間に織り込まれる。なお、カッター7
が緯糸3を切断すると、クランプ6がその緯糸3の先端
部を解放するようになっており、クランプ6の噴射方向
下流側に配置された図示しない糸屑除去装置により、切
断された糸屑が吸引除去等されるようになっている。
【0017】以上説明した織機2の一方の側枠2a側
に、前述したように本実施形態に係る緯糸供給装置1が
備えられる。この緯糸供給装置1は、図1に示すよう
に、複数組の緯糸供給系統(A系統、B系統、C系統)
を有している。それぞれの緯糸供給系統には、緯糸用パ
ッケージ5(5A〜5C)が各々挿着されるペグ10
(10A〜10C)と、緯糸用パッケージ5からそれぞ
れ緯糸(3A〜3C)を解舒して送り出すフィーダであ
る送出しローラ11(11A〜11C)と、送出しロー
ラ11により送り出された緯糸(3A〜3C)をそれぞ
れ貯留する貯留ドラム12(12A〜12C)と、が備
えられている。そして、この緯糸供給装置1には、さら
に貯留ドラム12の緯糸供給下流側に、緯糸(3A〜3
C)を把持可能なクランプ13と、各緯糸(3A〜3
C)を緯糸3として経糸4の前記開口間に噴射供給する
噴射ノズル9とが備えられている。また、緯糸供給装置
1は、緯糸3を噴射供給する各供給タイミングにおい
て、噴射供給の対象となる緯糸用パッケージ5及び該パ
ッケージ5からの緯糸供給量(打込み回数)を適宜選択
し、選択されたパッケージ5に対応する送出しローラ1
1に対して貯留ドラム12へ緯糸を送り出すよう指令を
与える制御装置14も備えている。
【0018】図2は、各緯糸供給系統A〜Cの配置を模
式的に示したものである。図2において、各系統A〜C
には、2つのペグ(10A1と10A2、10B1と1
0B2、10C3と10C2)がそれぞれ備えられてい
る。そして、これら2つのペグに緯糸用パッケージ(以
下、単に「パッケージ」という)5が各々挿着可能とな
る。ここでA系統を例にとり、各供給系統の構成につい
て説明する。但し、各系統においてペグの数は任意であ
り、これに限られるものではない。
【0019】ペグ10A1には、パッケージ5A1が挿
着されており、ペグ10A2には、パッケージ5A2が
挿着されている。これらのパッケージ5A1、5A2の
軸心は、いずれも固定ガイド15Aに向いており、固定
ガイド15Aとペグ10A1及び10A2との距離が等
距離となるように、固定ガイド15Aが配置されてい
る。そして、クランプ13の緯糸供給方向上流側に集合
ガイド16が配置されており、この集合ガイド16と固
定ガイド15との距離は、所定の長さlに設定されてい
る。他の系統(B、C)における固定ガイド(15B、
15C)と集合ガイド16との距離も長さlに設定され
ており、このため、いずれの系統から緯糸が供給されて
も、緯糸(3A〜3C)に作用する張力の大きさは、ほ
ぼ同じになるように保たれる。なお、各固定ガイド15
A〜15Cは、集合ガイド16から等距離となるように
配置されていれば、集合ガイド16に対して円周上に配
置されるものであっても、円錐の下辺上に配置されるも
のであってもよい。
【0020】図2において、A系統からはパッケージ5
A1に巻かれた緯糸がオーバーヘッドで解舒されて供給
されている状態を1点鎖線で示しているが、解舒されて
いるパッケージ5A1の尻糸17aは、パッケージ5A
2の口糸17bと結ばれている。このため、パッケージ
5A1の解舒が終了すると、その尻糸17aにつながっ
たパッケージ5A2の口糸17bからパッケージ5A2
の解舒が自動的に開始される。そして、パッケージ5A
2が解舒されている間に、空になったパッケージ5A1
が満巻のパッケージ5A1と交換される。この満巻のパ
ッケージ5A1の口糸が、解舒中のパッケージ5A2の
尻糸とつながれ、同様の処理が繰り返されることにな
る。これにより、緯糸3Aを連続的に供給することがで
きるようになる。
【0021】また、固定ガイド15Aと集合ガイド16
との間には、前述のように、送出しローラ11Aと貯留
ドラム12とが配置されている。送出しローラ11A
は、後述する制御装置14から与えられる指令に基づ
き、緯糸3として打込まれる1回分の糸量(経糸開口1
回当たりの噴射供給量に相当する糸量)を、パッケージ
5A1から固定ガイド15を通じて解舒しながら貯留ド
ラム12Aへと回転して送り出す。貯留ドラム12A
は、コーン状に形成されており、送出しローラ11Aか
ら送出された緯糸3Aが螺旋状に蓄えられる。貯留ドラ
ム12Aに貯留された緯糸3Aは、後述する噴射供給タ
イミングにて、クランプ13の把持解放と同時に噴射ノ
ズル9から噴射される流体とともに経糸4の前記開口へ
と打込まれるようにして供給される。以上、A系統を例
にとり説明したが、他の系統(B系統、C系統)につい
ても同様の構成が備えられているものである。
【0022】ここで、再び図1に戻り、制御装置14に
ついて説明する。貯留ドラム(12A〜12C)に蓄え
られた緯糸(3A〜3C)は、各緯糸供給タイミングに
て、噴射ノズル9により緯糸3として噴射供給される
が、各供給タイミングにおいて、A〜C系統のうちのい
ずれの系統(即ち、パッケージ5A〜5Cのうちのいず
れのパッケージ)の緯糸を選択してしかもどれだけの緯
糸を噴射供給するか(何回打込むか)については、制御
装置14によって決定される。すなわち、この制御装置
14は、経糸2が図示しないヘルドフレームの上下運動
により開口操作されたタイミングを検知するタイミング
検知部14aと、パッケージ5A〜5Cのそれぞれの残
りの巻取径(まだ解舒されておらず巻かれたままの状態
にある部分のパッケージ径)を検知する巻取径検知部1
4bとを有している。このタイミング検知部14aで得
られる情報をもとに、噴射供給タイミングを認識し、巻
取径検知部14bで得られる情報をもとに処理判断し
て、噴射供給の対象となる系統を選択決定する。そし
て、緯糸噴射供給の対象として選択した系統の送出しロ
ーラ11に対して緯糸を送り出すように指令を与える。
さらに、送出しローラ11による貯留ドラム12への緯
糸の送り出しが完了した時点で、制御装置14からは、
噴射ノズル9への噴射流体の供給経路上に設けられた図
示しない電磁弁に対して開指令が与えられ、緯糸3の噴
射供給が行われる。
【0023】制御装置14は、巻取径検知部14bで得
られる情報をもとに判断して、噴射供給の対象となる系
統を選択するが、この点に関してさらに詳しく説明す
る。巻取径検知部14bでは、図示しない巻取径検出手
段で検出した検出値を受信し、この検出値を演算処理す
ることで、巻取径が常時把握される。この巻取径検出手
段としては、各パッケージ5の巻取径を光学的に実測し
て検出するものや、送り出しローラの回転数をカウント
するもの等種々の手段を用いることができる。
【0024】制御装置14の巻取径検知部14bでは、
各パッケージ5の巻取径を常時把握しているが、タイミ
ング検知部14aが、ヘルドフレームの上下運動により
開口操作されたタイミングを検知すると、検知した巻取
径情報をもとに緯糸供給系統の選択を行う。この選択に
あたっては、前回供給タイミングにて緯糸を供給した際
に選択した系統(即ち、選択したパッケージ等)と同じ
系統を今回選択する場合と、異なる系統を今回選択する
場合とがある。通常は、同じ系統を選択して同一パッケ
ージから連続的に解舒していくが、後述するように、検
知された巻取径が所定の値になった段階ごとにその系統
からの緯糸の供給を止め、適宜異なる系統が選択され
る。異なる系統が選択される場合には、異なる系統が選
択される前後において、前回選択したパッケージの残り
の巻取径と、今回緯糸を噴射供給する解舒対象のパッケ
ージの残りの巻取径との径差が、所定の範囲内の径差に
収まるように、今回緯糸を噴射供給する系統及び前回選
択した系統からの緯糸供給量(緯糸打込み回数)が選択
される。これにより、常に、撚り数の変化を所定の値以
下に抑えるように緯糸の供給を行うことができる。した
がって、解舒対象の緯糸用パッケージを切り換えて緯糸
供給を行う場合であっても、切り換え前に解舒された緯
糸の撚り数と、切り換え後に解舒された緯糸の撚り数と
の差に伴う織布上の外観への影響が発生することを防止
できる。
【0025】つぎに、以上説明した緯糸供給装置1の作
動について説明する。この作動についての説明は、本実
施形態に係る緯糸供給方法の説明を兼ねるものである。
図1及び図2において、経糸2が開口操作されると、そ
のタイミングが、制御装置14のタイミング検知部14
aによって検知され、緯糸供給タイミングが認識され
る。そして、後述する選択方法によって選択したいずれ
かの系統の送り出しローラ11に対して、制御装置14
から、経糸2の開口操作1回分の打込み糸量(噴射供給
する緯糸長さ)に相当する緯糸が送られるように送出し
指令(回転指令)が与えられる。この指令に従って送出
しローラ11が回転することで、パッケージ5から緯糸
が解舒され、貯留ドラム12へと貯留されていく(貯留
工程)。
【0026】貯留パッケージ12への緯糸の貯留が終了
したタイミングが、制御装置14に備えられる図示しな
いタイマー等により把握され、このタイミングで、制御
装置14から、噴射ノズル9への噴射流体の供給経路上
に設けられた電磁弁に対して開指令が与えられる。ま
た、この開指令が送られると同時に、クランプ13に対
して、緯糸3の解放指令も与えられる。これにより、貯
留された緯糸がノズル9から噴射して供給される(緯糸
噴射供給工程)。
【0027】緯糸供給装置1においては、以上説明した
貯留工程と緯糸噴射供給工程とを供給タイミングごとに
繰り返し行って、織機2における経糸4の開口動作ごと
に緯糸3の噴射供給を行うものである。ここで、緯糸噴
射供給の対象となる系統の選択方法について図3に示す
具体例をもとに詳述する。
【0028】図3は、各系統(A〜C系統)における緯
糸の解舒パターン(緯糸を解舒するパッケージ5を選択
する順番を表すタイムチャート)の一例を示したもので
ある。横方向に時間軸を同一にとり、縦方向に各系統の
パッケージ5(5A〜5C)の残りの巻取径φ(パッケ
ージ5A、5B、5Cの残りの巻取径をそれぞれφA
φB、φCとする)の大きさの推移をそれぞれ示したもの
である。なお、各パッケージ5(5A〜5C)が満巻状
態にあるときの巻取径(初期パッケージ径)の大きさを
φ0とし、横方向における時間目盛Δtは、各パッケー
ジが初期パッケージ径φ0に対して4分の1の分量ずつ
解舒されるごとに区切って示してある(従って、Δtは
必ずしも一定時間ではない)。また、解舒途中にある残
りの巻取径φ(φA〜φC)は実線で示し、解舒されてな
い状態で待機している残りの巻取径φは、点線で示して
いる。
【0029】図3において、実線で示してある部分に関
しては、前回供給タイミングと今回供給タイミングとで
同一のパッケージ5を選択して、繰り返し緯糸3の噴射
供給を行っている状態を示している。一方、実線部分が
一旦終了して点線部分となり、他のパッケージに実線部
分が移行している箇所では、前回供給タイミングにて選
択したパッケージとは異なるパッケージを今回選択して
いる場合を示している。そして、実線部分の各近傍に付
した番号(、、・・・等)は、満巻状態にあるパ
ッケージ5Aを最初に選択して緯糸供給を開始した場合
における、各パッケージ5の選択される順序(即ち、解
舒工程の順序)を示したものである。なお、緯糸解舒開
始時は、いずれのパッケージ5とも満巻状態にある場合
を示している。
【0030】まず、パッケージ5Aが満巻状態、即ちφ
A=φ0の状態からパッケージ5Aの緯糸解舒を開始し、
各供給タイミングごとにパッケージ5Aを繰り返し選択
しながら緯糸を開口した経糸へ打込んでいく(解舒工程
)。そして、φA=3/4φ0に達した段階における緯
糸供給タイミング(φA=3/4φ0に達した段階におけ
る緯糸打込み回数)で、前回供給タイミングで選択した
パッケージ5Aとは異なるパッケージ5Bを今回緯糸3
を噴射供給するパッケージとして選択する(ポイント
a)。このとき、パッケージ5Aの残りの巻取径φA
パッケージ5Bの残りの巻取径φBとの径差は、初期パ
ッケージ径の4分の1の分量(1/4φ0)である。こ
の後は、パッケージ5Bを繰り返し選択してパッケージ
5Bの緯糸3Bを解舒しながら緯糸供給を行っていく
(解舒工程)。φB=1/4φ0に達すると、今度は、
再びパッケージ5Aに切り換える選択を行う(ポイント
b)。このとき、パッケージ5Bの残りの巻取径φB
パッケージ5Aの残りの巻取径φAとの径差は、初期パ
ッケージ径の2分の1の分量(1/2φ0)である。そ
して、引き続き解舒工程を行っていく。
【0031】このようにして、図3に示すように、解舒
工程から解舒工程に移行する選択(ポイントc)、
解舒工程から解舒工程に移行する選択(ポイント
d)、解舒工程から解舒工程に移行する選択(ポイ
ントe)、解舒工程から解舒工程に移行する選択
(ポイントf)・・・・を継続して行っていく。この例
示した選択方法によると、前回供給タイミングで選択し
たパッケージとは異なるパッケージを今回選択して緯糸
を噴射供給する場合に、前回選択したパッケージの残り
の巻取径と、今回緯糸を噴射供給するパッケージの残り
の巻取との径差が、所定の範囲、即ち、常に初期パッケ
ージ径の2分の1以内に収まるように、今回緯糸を噴射
供給するパッケージを選択することができる。
【0032】また、この選択方法によると、前回供給タ
イミングで選択したパッケージが、ほぼ緯糸の解舒が終
了した空パッケージである場合、今回緯糸を噴射供給す
るパッケージとして、満巻状態にあるパッケージ以外
の、解舒途中の状態で待機しているパッケージを選択す
ることができる。例えば、図3に示すポイントeにおけ
る選択などである。なお、前述のように、これらの選択
処理は、制御装置14によって行われる。
【0033】以上説明したように、緯糸供給装置1によ
ると(または、本実施形態に係る緯糸供給方法による
と)、撚り数の変化を所定の値以下に抑えることがで
き、パッケージを切り換えて緯糸供給を行う場合であっ
ても、切り換え前に解舒された緯糸の撚り数と、切り換
え後に解舒された緯糸の撚り数との差に伴う織布上の外
観への影響が発生することを防止できる。
【0034】以上が、本実施形態に係る織機における緯
糸供給方法及びその装置に関する説明であるが、実施の
形態は、上記に限定されるものではなくてもよく、例え
ば、次のように変形して実施されるものであってもよ
い。
【0035】(1)本実施形態においては、緯糸供給系
統として、3系統備えられる場合を例示して説明してい
るが、必ずしもこの例に限られなくてもよい。例えば、
2系統の緯糸供給系統を備える場合や、4系統以上の緯
糸供給系統を備える場合であってもよく、系統数が多い
ほど、発生する最大撚り数の変化を小さく抑えることが
できる。
【0036】(2)図3に、本実施形態に係るパッケー
ジ選択方法を例示しているが、必ずしもこの例に限定さ
れなくてもよい。前回供給タイミングで選択したパッケ
ージと異なるパッケージを選択する場合に、パッケージ
の残りの巻取径の径差が所定の範囲内に収まるように、
今回供給タイミングで緯糸噴射供給するパッケージ及び
前回選択した緯糸用パッケージの緯糸供給量を選択する
ものであれば、どのような選択方法であっても、本発明
の効果を奏し得る。
【0037】(3)本実施形態においては、集合ガイド
16の緯糸供給方向下流側にクランプ13を1つのみ備
えるものを例示して説明しているが、必ずしもこのとお
りでなくてもよい。例えば、各系統の貯留ドラム12と
集合ガイド16との間に各供給系統のクランプがそれぞ
れ備えられているものであってもよい。この場合、各供
給タイミングにおいては、予め各貯留ドラム12に緯糸
3A〜3Cを貯留しておき(貯留工程)、選択した系統
のクランプのみ緯糸の把持を解放して、ノズル9により
緯糸の噴射供給を行うものであっても本発明を適用し得
る。
【0038】(4)本実施形態においては、ノズル9
は、クランプ13の下流側に1つのみ備えるものを例示
して説明しているが、必ずしもこの通りでなくもよい。
例えば、各緯糸供給系統ごとにノズルを備えるものであ
ってもよい。すなわち、各ノズルから各緯糸3A〜3C
を、緯糸3として噴射供給することができるものであっ
てもよい。この場合、制御装置14としては、前回供給
タイミングで選択したパッケージと異なるを選択する場
合に、パッケージの残りの巻取径の径差が所定の範囲内
に収まるように、今回噴射供給タイミングにおいて噴射
供給の対象となるパッケージ及び前回選択した緯糸用パ
ッケージの緯糸供給量を適宜選択し、この選択されたパ
ッケージに対応するノズルに対して、各噴射供給タイミ
ングごとに緯糸を噴射供給するよう指令を与える構成を
備えるものであればよい。
【0039】(5)本実施形態においては、パッケージ
径又は送出しローラ(フィーダ)の回転数を検知して、
この検知結果に基づいて所定量の緯糸が供給されたと判
定を行っている例を示しているが、必ずしもこのとおり
でなくてもよい。例えば、予め制御装置14にて、各解
舒毎にフィーダ、ノズル等の稼動時間(制御量)を設定
しておき、制御装置自身が、前記予め設定された稼動時
間(制御量)だけ動作指令を出せば、所定量の緯糸が解
舒されたものとみなすものであっても本発明の効果を奏
し得る。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
よると、複数の緯糸用パッケージから緯糸を解舒すると
ともに、前回緯糸供給タイミングと今回緯糸供給タイミ
ングとで異なる緯糸用パッケージを選択する場合に、緯
糸用パッケージの残りの巻取径の径差が所定の範囲内に
収まるように、今回緯糸を供給する緯糸用パッケージ及
び前回選択した緯糸用パッケージの緯糸供給量を選択し
て緯糸の供給を行うため、撚り数の変化を所定の値以下
に抑えることができる。したがって、緯糸用パッケージ
を切り換えて緯糸供給を行う場合であっても、切り換え
前に解舒された緯糸の撚り数と、切り換え後に解舒され
た緯糸の撚り数との差に伴う織布上の外観への影響が発
生することを防止できる。
【0041】請求項2の発明によると、緯糸用パッケー
ジを切り換えて緯糸供給を行う場合であっても、切り換
え前に解舒された緯糸の撚り数と、切り換え後に解舒さ
れた緯糸の撚り数との差に伴う織布上の外観への影響が
発生することを防止できる。
【0042】請求項3の発明によると、複数の緯糸用パ
ッケージから緯糸を解舒するとともに、前回緯糸供給タ
イミングと今回緯糸供給タイミングとで異なる緯糸用パ
ッケージを選択する場合に、緯糸用パッケージの残りの
巻取径の径差が所定の範囲内に収まるように、今回緯糸
を供給する対象となる緯糸用パッケージ及び前回選択し
た緯糸用パッケージの緯糸供給量を選択して貯留ドラム
へ緯糸を送り出すように指令を与える制御装置を備える
ため、撚り数の変化を所定の値以下に抑えるように緯糸
の供給を行うことができる。したがって、緯糸用パッケ
ージを切り換えて緯糸供給を行う場合であっても、切り
換え前に解舒された緯糸の撚り数と、切り換え後に解舒
された緯糸の撚り数との差に伴う織布上の外観への影響
が発生することを防止できる。
【0043】請求項4の発明によると、複数の緯糸用パ
ッケージから緯糸を解舒するとともに、前回緯糸供給タ
イミングと今回緯糸供給タイミングとで異なる緯糸用パ
ッケージを選択する場合に、緯糸用パッケージの残りの
巻取径の径差が所定の範囲内に収まるように、今回緯糸
を供給する対象となる緯糸用パッケージ及び前回選択し
た緯糸用パッケージの緯糸供給量を選択して緯糸を噴射
供給するよう指令を与える制御装置を備えるため、撚り
数の変化を所定の値以下に抑えるように緯糸の供給を行
うことができる。したがって、緯糸用パッケージを切り
換えて緯糸供給を行う場合であっても、切り換え前に解
舒された緯糸の撚り数と、切り換え後に解舒された緯糸
の撚り数との差に伴う織布上の外観への影響が発生する
ことを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態に係る緯糸供給装置が、織機に対し
て備えられている様子を模式的に示した図である。
【図2】本実施形態に係る緯糸供給装置における各緯糸
供給系統を模式的に示した図である。
【図3】本実施形態に係る本実施形態に係る緯糸供給方
法および緯糸供給装置の作動を説明するタイムチャート
を示したものである。
【図4】従来の技術にかかる織機の緯糸の供給について
説明する図である。
【符号の説明】
1 緯糸供給装置 2 織機 3、3A、3B、3C 緯糸 4 経糸 5、5A、5B、5C 緯糸用パッケージ 9 緯糸噴射ノズル 10、10A、10B、10C ペグ 11、11A、11B、11C 送出しローラ 12、12A、12B、12C 貯留ドラム 14 制御装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 織機において、緯糸用パッケージから解
    舒される緯糸を供給する緯糸供給方法であって、 複数のペグに各々挿着される複数の緯糸用パッケージか
    らそれぞれ緯糸を解舒し、貯留ドラムに貯留する工程
    と、前記複数の緯糸用パッケージの供給の対象を適宜選
    択して、該選択された緯糸用パッケージに対応する貯留
    ドラムに貯留された緯糸を打込み手段から供給タイミン
    グごとに経糸の開口に向けて供給する工程とを含み、 前回供給タイミングにて緯糸を供給した際に選択した緯
    糸用パッケージとは異なる緯糸用パッケージを今回選択
    して緯糸を供給する場合に、前回選択した緯糸用パッケ
    ージの残りの巻取径と、今回緯糸を供給する緯糸用パッ
    ケージの残りの巻取径との径差が、所定の範囲内の径差
    に収まるように、今回緯糸を供給する緯糸用パッケージ
    及び、前回選択した緯糸用パッケージの緯糸供給量を選
    択することを特徴とする、織機における緯糸供給方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前回供給タイミング
    で選択した緯糸用パッケージが、該パッケージからの緯
    糸の供給量が上記選択された供給量に達した時点でほぼ
    緯糸の解舒が終了した空パッケージとなった場合、今回
    緯糸を供給する緯糸用パッケージとして、満巻状態にあ
    る緯糸用パッケージ以外の、解舒途中の状態で待機して
    いる緯糸用パッケージを選択することを特徴とする、織
    機における緯糸供給装置。
  3. 【請求項3】 織機において、緯糸用パッケージから解
    舒される緯糸を供給する緯糸供給装置であって、(1)
    複数の緯糸用パッケージが各々挿着される複数のペグ
    と、(2)前記複数の緯糸用パッケージから緯糸をそれ
    ぞれ解舒して送り出す複数のフィーダと、(3)該フィ
    ーダにより送り出された緯糸をそれぞれ貯留する複数の
    貯留ドラムと、(4)この貯留された緯糸を供給タイミ
    ングごとに経糸の開口に向けて供給する打込み手段と、
    (5)各供給タイミングにおいて、供給の対象となる緯
    糸用パッケージを適宜選択し、この選択されたパッケー
    ジに対応する前記フィーダに対して前記貯留ドラムへ緯
    糸を送り出すよう指令を与える制御装置と、を有し、 前記制御装置は、前回供給タイミングにて緯糸を供給し
    た際に選択した緯糸用パッケージとは異なる緯糸用パッ
    ケージを今回選択する場合に、前回選択した緯糸用パッ
    ケージの残りの巻取径と、今回緯糸を供給する緯糸用パ
    ッケージの残りの巻取径との径差が、所定の範囲内の径
    差に収まるように、今回緯糸を供給する対象となるパッ
    ケージ及び、前回選択した緯糸用パッケージの緯糸供給
    量を選択することを特徴とする、織機における緯糸供給
    装置。
  4. 【請求項4】 織機において、緯糸用パッケージから解
    舒される緯糸を供給する緯糸供給装置であって、(1)
    複数の緯糸用パッケージが各々挿着される複数のペグ
    と、(2)前記複数の緯糸用パッケージから緯糸をそれ
    ぞれ解舒して送り出す複数のフィーダと、(3)該フィ
    ーダにより送り出された緯糸をそれぞれ貯留する複数の
    貯留ドラムと、(4)この貯留された緯糸を供給タイミ
    ングごとにそれぞれ経糸の開口に向けて供給する複数の
    打込み手段と、(5)各供給タイミングにおいて、供給
    の対象となる緯糸用パッケージを適宜選択し、この選択
    されたパッケージに対応する前記打込み手段に対して緯
    糸を供給するよう指令を与える制御装置と、を有し、 前記制御装置は、前回供給タイミングにて緯糸を供給し
    た際に選択した緯糸用パッケージとは異なる緯糸用パッ
    ケージを今回選択する場合に、前回選択した緯糸用パッ
    ケージの残りの巻取径と、今回緯糸を供給する緯糸用パ
    ッケージの残りの巻取径との径差が、所定の範囲内の径
    差に収まるように、今回緯糸を供給する対象となるパッ
    ケージ及び、前回選択した緯糸用パッケージの緯糸供給
    量を選択することを特徴とする、織機における緯糸供給
    装置。
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