JP2003268375A - コークス炉炉壁のプロフィール測定方法及びこの方法で得た情報に基づいて炉壁を補修するコークス炉炉壁の補修方法 - Google Patents
コークス炉炉壁のプロフィール測定方法及びこの方法で得た情報に基づいて炉壁を補修するコークス炉炉壁の補修方法Info
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- JP2003268375A JP2003268375A JP2002072993A JP2002072993A JP2003268375A JP 2003268375 A JP2003268375 A JP 2003268375A JP 2002072993 A JP2002072993 A JP 2002072993A JP 2002072993 A JP2002072993 A JP 2002072993A JP 2003268375 A JP2003268375 A JP 2003268375A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 炭化室の欠損部を補修する場合、欠陥部プロ
フィールの測定精度が悪いため、好ましい補修ができに
くかった。 【解決手段】 溶射ノズル17を支えるランスヘッド1
2と欠損前の炉壁24間の距離を、炉壁の健全部を利用
することで正確に割出し、その上で欠損部25のプロフ
ィールを定め、このプロフィールに沿ってノズル動線3
1を決め、距離センサ16で欠損部25までの距離を測
りながら、溶射ノズル17の先端をノズル動線31に沿
わせ、その上で補修材を欠損部25へ吹付ける。 【効果】 ノズル動線31を正確に決めることができ、
このノズル動線31に沿って移動する溶射ノズル17で
補修を実施するため、正確な補修が実施できる。
フィールの測定精度が悪いため、好ましい補修ができに
くかった。 【解決手段】 溶射ノズル17を支えるランスヘッド1
2と欠損前の炉壁24間の距離を、炉壁の健全部を利用
することで正確に割出し、その上で欠損部25のプロフ
ィールを定め、このプロフィールに沿ってノズル動線3
1を決め、距離センサ16で欠損部25までの距離を測
りながら、溶射ノズル17の先端をノズル動線31に沿
わせ、その上で補修材を欠損部25へ吹付ける。 【効果】 ノズル動線31を正確に決めることができ、
このノズル動線31に沿って移動する溶射ノズル17で
補修を実施するため、正確な補修が実施できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は石炭を乾留してコー
クスを得るコークス炉の炉壁のプロフィール測定技術及
び炉壁の補修技術の改良に関する。
クスを得るコークス炉の炉壁のプロフィール測定技術及
び炉壁の補修技術の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】図12(a)はコークス炉の炭化室の断
面図、(b)はコークス炉の燃焼室の断面図である。
(a)において、天井の装入孔101・・・(・・・は複数個
を示す。以下同じ)を通じて、ホッパ102から石炭を
炭化室103内へ装入し、装入孔101・・・や前後の開
口を閉じる。
面図、(b)はコークス炉の燃焼室の断面図である。
(a)において、天井の装入孔101・・・(・・・は複数個
を示す。以下同じ)を通じて、ホッパ102から石炭を
炭化室103内へ装入し、装入孔101・・・や前後の開
口を閉じる。
【0003】そして、(b)に示す燃焼室104内でガ
スを燃焼させ、その熱を壁越しに(a)の炭化室103
内へ伝えることで、石炭を乾留処理し、コークス105
にする。出来上がったコークス105は、押出機106
の押出ラム107で押出すことにより消火車108へ落
下させる。押出機106は複数基の炭化室103をカバ
ーさせるため、レール109、109上を図面表裏方向
へ走行可能である。
スを燃焼させ、その熱を壁越しに(a)の炭化室103
内へ伝えることで、石炭を乾留処理し、コークス105
にする。出来上がったコークス105は、押出機106
の押出ラム107で押出すことにより消火車108へ落
下させる。押出機106は複数基の炭化室103をカバ
ーさせるため、レール109、109上を図面表裏方向
へ走行可能である。
【0004】図13は図12の13−13線断面図であ
り、炭化室103を一対の燃焼室104、104で挟む
ようにして、炭化室103と燃焼室104とが交互に配
列される。押出ラム107でコークスを押出すときに、
コークスが詰らぬように、すなわちコークスを円滑に排
出させるために炭化室103は押出機側開口111が狭
く、排出側開口112が広くなるようにテーパ角θ、θ
を設けたテーパ構造にする。
り、炭化室103を一対の燃焼室104、104で挟む
ようにして、炭化室103と燃焼室104とが交互に配
列される。押出ラム107でコークスを押出すときに、
コークスが詰らぬように、すなわちコークスを円滑に排
出させるために炭化室103は押出機側開口111が狭
く、排出側開口112が広くなるようにテーパ角θ、θ
を設けたテーパ構造にする。
【0005】ところで、炭化室103と燃焼室104と
の仕切壁としての炉壁113・・・において、炭化室側の
面はコークス押出しによる摩耗や温度変化によるレンガ
欠落(スポーリング)が発生する。従って、コークス炉
100を健全に運転させ続けるには、炉壁113・・・は
定期的に若しくは適宜傷み具合を計測し、程度が酷いと
きには補修を講じる必要がある。
の仕切壁としての炉壁113・・・において、炭化室側の
面はコークス押出しによる摩耗や温度変化によるレンガ
欠落(スポーリング)が発生する。従って、コークス炉
100を健全に運転させ続けるには、炉壁113・・・は
定期的に若しくは適宜傷み具合を計測し、程度が酷いと
きには補修を講じる必要がある。
【0006】炉壁113・・・の欠損量計測は、従来の目
視観察から、センサを用いた自動計測に切換わりつつあ
り、その様な技術として、特開2001−3059公
報「コークス炉炉壁の状態データ補正方法」や特開平
7−316559号公報「コークス炉炭化室幅プロフィ
ール測定方法及びその装置」や特開平10−2799
46号公報「コークス炉炭化室の炉壁プロフィール測定
方法」などが提案されている。
視観察から、センサを用いた自動計測に切換わりつつあ
り、その様な技術として、特開2001−3059公
報「コークス炉炉壁の状態データ補正方法」や特開平
7−316559号公報「コークス炉炭化室幅プロフィ
ール測定方法及びその装置」や特開平10−2799
46号公報「コークス炉炭化室の炉壁プロフィール測定
方法」などが提案されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記は、同公報の段
落番号[0001]「本発明は・・・略・・・奥に進につれて
炉壁の間隔が狭くなるようなテーパを有している場合に
そのテーパ分を考慮して補正を行うコークス炉炉壁の状
態データ補正方法に関する。」の説明及び同公報の図2
から明らかなように、炭化室の排出側開口からコークス
炉溶射補修装置10を挿入することを前提とした技術で
ある。
落番号[0001]「本発明は・・・略・・・奥に進につれて
炉壁の間隔が狭くなるようなテーパを有している場合に
そのテーパ分を考慮して補正を行うコークス炉炉壁の状
態データ補正方法に関する。」の説明及び同公報の図2
から明らかなように、炭化室の排出側開口からコークス
炉溶射補修装置10を挿入することを前提とした技術で
ある。
【0008】しかし、単純なテーパ補正のみを実施する
ため、測定の信頼性は乏しくなる。加えて、炭化室の炉
壁を検査するときに、押出機側開口近傍までコークス炉
溶射補修装置を延ばさなければならないので、コークス
炉溶射補修装置は炉壁の長さ以上にする必要があり、大
型になる。そこで、測定の信頼性を高めること並びにコ
ークス炉溶射補修装置の小型が必要となる。
ため、測定の信頼性は乏しくなる。加えて、炭化室の炉
壁を検査するときに、押出機側開口近傍までコークス炉
溶射補修装置を延ばさなければならないので、コークス
炉溶射補修装置は炉壁の長さ以上にする必要があり、大
型になる。そこで、測定の信頼性を高めること並びにコ
ークス炉溶射補修装置の小型が必要となる。
【0009】上記は、同公報の図1に示される通りに
押出しラム5に距離計6を搭載し、図2に示される通り
に距離計6、6で側壁1a、1aまでの距離から窯幅を
測定する技術である。この技術では窯幅測定しかでき
ず、壁毎のプロフィールを得ることはできない。
押出しラム5に距離計6を搭載し、図2に示される通り
に距離計6、6で側壁1a、1aまでの距離から窯幅を
測定する技術である。この技術では窯幅測定しかでき
ず、壁毎のプロフィールを得ることはできない。
【0010】上記も、上記と同様にセンサを押出し
ラムに搭載している。この方法によると、押出しラムが
コークス押出し中の熱歪みで曲がった場合、その曲がり
量を検出できる。しかし、押出機本体の車輪とレールの
ガタなどで最初から側壁に対して押出しラムが傾いてい
る場合には、この傾きを検出できない。
ラムに搭載している。この方法によると、押出しラムが
コークス押出し中の熱歪みで曲がった場合、その曲がり
量を検出できる。しかし、押出機本体の車輪とレールの
ガタなどで最初から側壁に対して押出しラムが傾いてい
る場合には、この傾きを検出できない。
【0011】そこで、本発明の目的は、距離センサを取
付ける部材が傾いていても正確に距離情報を取得し、相
対する壁毎に独立して炉壁プロフィールを求めることが
できる技術を提供することにある。
付ける部材が傾いていても正確に距離情報を取得し、相
対する壁毎に独立して炉壁プロフィールを求めることが
できる技術を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1のコークス炉炉壁のプロフィール測定方法
は、原料炭を乾留することでコークス化する炭化室の炉
壁に、平行な面に添って移動させることのできるランス
ヘッド及びこのランスヘッドに取付ける距離センサとを
準備する工程と、距離センサを備えたランスヘッドを前
記炭化室へ挿入し且つ炉壁に発生した欠損部の近傍に存
在する健全部に前記距離センサを臨ませて健全部までの
距離を計測する工程と、この距離より、各測定点の座標
における基準値z1を求める関数を特定する工程と、前
記ランスヘッドを欠損部へ移動し、距離センサで欠損部
までの距離d1を多数点計測する工程と、これらの距離
d1に対応する測定座標から、前記関数で基準値z1を
求め、その基準値z1を差引いた値(d1−z1)に基
づいて欠損部のプロフィールを定める工程と、からなる
ことを特徴とする。
に請求項1のコークス炉炉壁のプロフィール測定方法
は、原料炭を乾留することでコークス化する炭化室の炉
壁に、平行な面に添って移動させることのできるランス
ヘッド及びこのランスヘッドに取付ける距離センサとを
準備する工程と、距離センサを備えたランスヘッドを前
記炭化室へ挿入し且つ炉壁に発生した欠損部の近傍に存
在する健全部に前記距離センサを臨ませて健全部までの
距離を計測する工程と、この距離より、各測定点の座標
における基準値z1を求める関数を特定する工程と、前
記ランスヘッドを欠損部へ移動し、距離センサで欠損部
までの距離d1を多数点計測する工程と、これらの距離
d1に対応する測定座標から、前記関数で基準値z1を
求め、その基準値z1を差引いた値(d1−z1)に基
づいて欠損部のプロフィールを定める工程と、からなる
ことを特徴とする。
【0013】炉外に敷設したレール上を走る押出機又は
同等の装置にランスを装備すれば、押出機又は同等の装
置がレールとのガタ分だけランスは振れる虞がある。し
かし、請求項1によれば、欠損部の測定前に健全部を計
測することで基準値を定める。この基準値はレールのガ
タ分を考慮した値であるため、その後に求める欠損部の
プロフィールは正確に求めることができる。
同等の装置にランスを装備すれば、押出機又は同等の装
置がレールとのガタ分だけランスは振れる虞がある。し
かし、請求項1によれば、欠損部の測定前に健全部を計
測することで基準値を定める。この基準値はレールのガ
タ分を考慮した値であるため、その後に求める欠損部の
プロフィールは正確に求めることができる。
【0014】請求項2のコークス炉炉壁のプロフィール
測定方法は、原料炭を乾留することでコークス化する炭
化室において、左右一対の距離センサを備えたランスヘ
ッドを前記炭化室へ挿入し且つ炉壁の健全部までの左第
1距離及び右第1距離を計測する工程と、これらの左第
1距離及び右第1距離に基づいて中心面に対するランス
ヘッドのずれ量を演算する工程と、ランスヘッドを健全
部の別の箇所まで移動してそこでの健全部までの左第2
距離及び右第2距離を計測する工程と、これらの左第2
距離及び右第2距離に基づいて中心面に対するランスヘ
ッドのずれ量を演算する工程と、前記2個のずれ量及び
2つのランス挿入距離情報に基づいて中心面に対するラ
ンスヘッドのずれを求める一般式を定める工程と、前記
ランスヘッドを欠損部へ移動し、距離センサで欠損部ま
での左右の距離dl、drを多数点計測する工程と、そ
の距離dl、drについて前記ずれを求める一般式によ
り補正を施すことで欠損部のプロフィールを定める工程
と、からなることを特徴とする。
測定方法は、原料炭を乾留することでコークス化する炭
化室において、左右一対の距離センサを備えたランスヘ
ッドを前記炭化室へ挿入し且つ炉壁の健全部までの左第
1距離及び右第1距離を計測する工程と、これらの左第
1距離及び右第1距離に基づいて中心面に対するランス
ヘッドのずれ量を演算する工程と、ランスヘッドを健全
部の別の箇所まで移動してそこでの健全部までの左第2
距離及び右第2距離を計測する工程と、これらの左第2
距離及び右第2距離に基づいて中心面に対するランスヘ
ッドのずれ量を演算する工程と、前記2個のずれ量及び
2つのランス挿入距離情報に基づいて中心面に対するラ
ンスヘッドのずれを求める一般式を定める工程と、前記
ランスヘッドを欠損部へ移動し、距離センサで欠損部ま
での左右の距離dl、drを多数点計測する工程と、そ
の距離dl、drについて前記ずれを求める一般式によ
り補正を施すことで欠損部のプロフィールを定める工程
と、からなることを特徴とする。
【0015】請求項2は、請求項1と同様に、欠損部の
測定前に健全部を計測することで基準値を定める。この
基準値はレールのガタ分を考慮した値であるため、その
後に求める欠損部のプロフィールは正確に求めることが
できる。加えて請求項2は、1個のランスヘッドに2個
の距離センサを備え、これらの距離センサで左右の炉壁
間での距離を計測できる。従って、コークス炉加熱室の
左右の炉壁を効率よく検査することができる。
測定前に健全部を計測することで基準値を定める。この
基準値はレールのガタ分を考慮した値であるため、その
後に求める欠損部のプロフィールは正確に求めることが
できる。加えて請求項2は、1個のランスヘッドに2個
の距離センサを備え、これらの距離センサで左右の炉壁
間での距離を計測できる。従って、コークス炉加熱室の
左右の炉壁を効率よく検査することができる。
【0016】請求項3は、請求項1又は請求項2記載の
コークス炉炉壁のプロフィール測定方法で得た欠損部の
プロフィールに基づいて溶射ノズルの先端の動線を定
め、この動線に沿って移動させる溶射ノズルから耐火物
粉を吹付けることで、欠損部を補修することを特徴とす
るコークス炉炉壁の補修方法である。
コークス炉炉壁のプロフィール測定方法で得た欠損部の
プロフィールに基づいて溶射ノズルの先端の動線を定
め、この動線に沿って移動させる溶射ノズルから耐火物
粉を吹付けることで、欠損部を補修することを特徴とす
るコークス炉炉壁の補修方法である。
【0017】請求項1又は請求項2によれば欠損部のプ
ロフィールは正確に計測することができる。請求項3で
はこのように正確なプロフィールに基づいて溶射ノズル
の先端の動線を決め、溶射作業を実施する。溶射ノズル
先端と欠損部との間の距離を適正な値に保つことができ
るため、仕上がりのよい補修が実施できる。
ロフィールは正確に計測することができる。請求項3で
はこのように正確なプロフィールに基づいて溶射ノズル
の先端の動線を決め、溶射作業を実施する。溶射ノズル
先端と欠損部との間の距離を適正な値に保つことができ
るため、仕上がりのよい補修が実施できる。
【0018】請求項4は、ランスヘッドを起点として溶
射ノズルを炉壁へ進退させることで、溶射ノズルの先端
を前記動線に沿わせることを特徴とするコークス炉炉壁
の補修方法である。
射ノズルを炉壁へ進退させることで、溶射ノズルの先端
を前記動線に沿わせることを特徴とするコークス炉炉壁
の補修方法である。
【0019】溶射ノズルの先端を動線に沿わせるべくラ
ンスヘッドを全体的に炉壁へ進退させるとランスが不都
合に振れる虞がある。そこで、請求項4では、ランスヘ
ッドは炉壁へ進退させずに、溶射ノズルのみを炉壁へ進
退させるようにした。この結果、ランスの振れを防止す
ることができる。
ンスヘッドを全体的に炉壁へ進退させるとランスが不都
合に振れる虞がある。そこで、請求項4では、ランスヘ
ッドは炉壁へ進退させずに、溶射ノズルのみを炉壁へ進
退させるようにした。この結果、ランスの振れを防止す
ることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図に基
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係るランスヘッドの断面図
であり、ランスバー11の先端にランスヘッド12を備
えたランス10において、このランスヘッド12は、ケ
ース13内に照明14、テレビカメラ15、距離センサ
16、溶射ノズル17、ノズル移動シリンダ18、18
及びノズル距離計19を収納し、粉供給管21を通じて
供給した炉修材を溶射ノズル17から噴射することがで
きるとともに、炉壁までの距離を距離センサ16で計測
し、炉壁の状態をテレビカメラ15で撮影することがで
きる多目的ヘッドである。溶射ノズル17はノズル移動
シリンダ18、18の作用で両矢印のごとく移動し、こ
の移動量はノズル距離計19で計測することができる。
づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見る
ものとする。図1は本発明に係るランスヘッドの断面図
であり、ランスバー11の先端にランスヘッド12を備
えたランス10において、このランスヘッド12は、ケ
ース13内に照明14、テレビカメラ15、距離センサ
16、溶射ノズル17、ノズル移動シリンダ18、18
及びノズル距離計19を収納し、粉供給管21を通じて
供給した炉修材を溶射ノズル17から噴射することがで
きるとともに、炉壁までの距離を距離センサ16で計測
し、炉壁の状態をテレビカメラ15で撮影することがで
きる多目的ヘッドである。溶射ノズル17はノズル移動
シリンダ18、18の作用で両矢印のごとく移動し、こ
の移動量はノズル距離計19で計測することができる。
【0021】図2は本発明に係るランスヘッドの動作説
明図(その1)であり、(b)は(a)のb−b線断面
図である。(a)において、先端にランスヘッド12を
備えたランス10を排出側開口22から炭化室23へ挿
入する。
明図(その1)であり、(b)は(a)のb−b線断面
図である。(a)において、先端にランスヘッド12を
備えたランス10を排出側開口22から炭化室23へ挿
入する。
【0022】(b)において、炉壁24に生じた欠損部
25の近傍の健全部26にランスヘッド12を臨ませ、
距離センサ16で炉壁24までの距離を計測する。健全
部26を平面式:lx+my+nz+p=0(ただし、
l、m、n、pは常数、xはランスの挿入方向の水平面
に対する投影成分の方向、yは同鉛直方向、zはx軸y
軸と直交する水平方向)で表わす。ここで、l、m、
n、pの常数を定めるには3点の位置座標が必要であ
る。また、炉壁24が鉛直面であり、ランスの移動平面
に平行であると仮定すれば、1点の位置座標があれば、
上記平面式を特定できる。その場合、健全面26までの
距離を1点だけ距離センサ16で計測し、その測定値z
1を基準値にすることができる。
25の近傍の健全部26にランスヘッド12を臨ませ、
距離センサ16で炉壁24までの距離を計測する。健全
部26を平面式:lx+my+nz+p=0(ただし、
l、m、n、pは常数、xはランスの挿入方向の水平面
に対する投影成分の方向、yは同鉛直方向、zはx軸y
軸と直交する水平方向)で表わす。ここで、l、m、
n、pの常数を定めるには3点の位置座標が必要であ
る。また、炉壁24が鉛直面であり、ランスの移動平面
に平行であると仮定すれば、1点の位置座標があれば、
上記平面式を特定できる。その場合、健全面26までの
距離を1点だけ距離センサ16で計測し、その測定値z
1を基準値にすることができる。
【0023】図3は本発明に係るランスヘッドの動作説
明図(その2)であり、(b)は(a)のb−b線断面
図である。(a)において、ランスヘッド12を移動し
て欠損部25に臨ませる。(b)において、距離センサ
16で距離を測定し、測定値をd1とする。このd1を
測定した座標(x,y)からlx+my+nz+p=0
を用いて基準値z1を算出し、d1からz1を差引いた
ところの(d1−z1)がその点における摩耗量とな
る。(d1−z1)が負であればこの部分は欠損ではな
く炉壁24より突起していることになる。
明図(その2)であり、(b)は(a)のb−b線断面
図である。(a)において、ランスヘッド12を移動し
て欠損部25に臨ませる。(b)において、距離センサ
16で距離を測定し、測定値をd1とする。このd1を
測定した座標(x,y)からlx+my+nz+p=0
を用いて基準値z1を算出し、d1からz1を差引いた
ところの(d1−z1)がその点における摩耗量とな
る。(d1−z1)が負であればこの部分は欠損ではな
く炉壁24より突起していることになる。
【0024】以上に述べた発明(第1実施例)は次のよ
うにまとめることができる。第1実施例は、原料炭を乾
留することでコークス化する炭化室の炉壁において、距
離センサを備えたランスヘッドを炭化室へ挿入し且つ炉
壁に発生した欠損部の近傍に存在する健全部に距離セン
サを臨ませて健全部までの距離を3点以上計測する工程
(図2参照)と、この距離より、各測定点の座標におけ
る基準値z1を求める関数lx+my+nz+p=0を
特定する工程と、ランスヘッドを欠損部へ移動し、距離
センサで欠損部までの距離d1を多数点計測する工程
(図3参照)と、これらの距離d1に対応する測定座標
から、前記関数で基準値z1を求め、その基準値z1を
差引いた値(d1−z1)に基づいて欠損部のプロフィ
ールを定める工程と、からなる。
うにまとめることができる。第1実施例は、原料炭を乾
留することでコークス化する炭化室の炉壁において、距
離センサを備えたランスヘッドを炭化室へ挿入し且つ炉
壁に発生した欠損部の近傍に存在する健全部に距離セン
サを臨ませて健全部までの距離を3点以上計測する工程
(図2参照)と、この距離より、各測定点の座標におけ
る基準値z1を求める関数lx+my+nz+p=0を
特定する工程と、ランスヘッドを欠損部へ移動し、距離
センサで欠損部までの距離d1を多数点計測する工程
(図3参照)と、これらの距離d1に対応する測定座標
から、前記関数で基準値z1を求め、その基準値z1を
差引いた値(d1−z1)に基づいて欠損部のプロフィ
ールを定める工程と、からなる。
【0025】炉外に敷設したレール上を走る押出機(図
12符合106参照)又は同等の装置にランス10を装
備すれば、押出機又は同等の装置がレールとのガタ分だ
けランス10は振れる虞がある。しかし、第1実施例に
よれば、欠陥の測定前に健全部26を3点計測すること
で各座標における基準値を特定する関数を求める。この
基準値はレールのガタ分を考慮した値であるため、その
後に求める欠損部のプロフィールは正確に求めることが
できる。
12符合106参照)又は同等の装置にランス10を装
備すれば、押出機又は同等の装置がレールとのガタ分だ
けランス10は振れる虞がある。しかし、第1実施例に
よれば、欠陥の測定前に健全部26を3点計測すること
で各座標における基準値を特定する関数を求める。この
基準値はレールのガタ分を考慮した値であるため、その
後に求める欠損部のプロフィールは正確に求めることが
できる。
【0026】図4は本発明の第2実施例に係るランスヘ
ッド断面図であり、ランスバー11の先端にランスヘッ
ド12Bを備えたランス10Bにおいて、このランスヘ
ッド12Bは、ケース13内に左右一対の距離センサ1
6L、16R(Lは左、Rは右を示す添え字である。)
を備えたことを特徴とする。他の構成は図1と同様であ
るから、図1の符号を流用し、構成の詳細説明は省略す
る。
ッド断面図であり、ランスバー11の先端にランスヘッ
ド12Bを備えたランス10Bにおいて、このランスヘ
ッド12Bは、ケース13内に左右一対の距離センサ1
6L、16R(Lは左、Rは右を示す添え字である。)
を備えたことを特徴とする。他の構成は図1と同様であ
るから、図1の符号を流用し、構成の詳細説明は省略す
る。
【0027】図5(a)〜(c)は本発明に係るランス
ヘッドの動作説明図(その3)であり、(b)は(a)
のb−b線断面図、(c)は(b)の拡大図兼作用図で
ある。(a)において、先端にランスヘッド12Bを備
えたランス10Bを排出側開口22から距離x1の位置
まで炭化室23へ挿入する。
ヘッドの動作説明図(その3)であり、(b)は(a)
のb−b線断面図、(c)は(b)の拡大図兼作用図で
ある。(a)において、先端にランスヘッド12Bを備
えたランス10Bを排出側開口22から距離x1の位置
まで炭化室23へ挿入する。
【0028】(b)において、炉壁24Rに生じた欠損
部25Rの近傍の健全部26R及びこの健全部26Rに
対向する健全部26Lにランスヘッド12Bを臨ませ、
距離センサ16L、16Rで健全部26L、26Rまで
の距離a1、a2を計測する。
部25Rの近傍の健全部26R及びこの健全部26Rに
対向する健全部26Lにランスヘッド12Bを臨ませ、
距離センサ16L、16Rで健全部26L、26Rまで
の距離a1、a2を計測する。
【0029】(c)は、ランスヘッドの中心27が左右
の炉壁24L、24Rの中心面28からc1だけ炉壁2
4Rに寄っていることを示す。すなわち、ランスヘッド
の中心27は装置や機構の機械的な誤差やズレにより、
一般的に炭化室の中心からずれることが多い。
の炉壁24L、24Rの中心面28からc1だけ炉壁2
4Rに寄っていることを示す。すなわち、ランスヘッド
の中心27は装置や機構の機械的な誤差やズレにより、
一般的に炭化室の中心からずれることが多い。
【0030】なお、(b)に示すランス10Bが(c)
の中心面28に対して傾斜するときの傾斜角は最大2°
程度である。又、炭化室の押出し方向のテーパーの角度
も一般に0.5°以下である。a1、a2、c1、c2
の関係を正確に表すには正弦関数や余弦関数を使用しな
ければならない。しかし、角度が2°や0.5°と十分
に小さく、正弦関数や余弦関数を使用し無くとも、その
影響は無視できる程度に小さい。
の中心面28に対して傾斜するときの傾斜角は最大2°
程度である。又、炭化室の押出し方向のテーパーの角度
も一般に0.5°以下である。a1、a2、c1、c2
の関係を正確に表すには正弦関数や余弦関数を使用しな
ければならない。しかし、角度が2°や0.5°と十分
に小さく、正弦関数や余弦関数を使用し無くとも、その
影響は無視できる程度に小さい。
【0031】そこで、(a1−c1)=(a2+c1)
が実用的に成立すると考えた、この式から、c1=1/
2(a1−a2)を導き出すことにした。
が実用的に成立すると考えた、この式から、c1=1/
2(a1−a2)を導き出すことにした。
【0032】図6(a)〜(c)は本発明に係るランス
ヘッドの動作説明図(その4)であり、(b)は(a)
のb−b線断面図、(c)は(b)の拡大図兼作用図で
ある。(a)において、先端にランスヘッド12Bを備
えたランス10Bを排出側開口22から距離x2の位置
まで移動する。
ヘッドの動作説明図(その4)であり、(b)は(a)
のb−b線断面図、(c)は(b)の拡大図兼作用図で
ある。(a)において、先端にランスヘッド12Bを備
えたランス10Bを排出側開口22から距離x2の位置
まで移動する。
【0033】(b)において、欠損部25Rの近傍の健
全部26R及びこの健全部26Rに対向する健全部26
Lにランスヘッド12Bを臨ませ、距離センサ16L、
16Rで健全部26L、26Rまでの距離b1、b2を
計測する。
全部26R及びこの健全部26Rに対向する健全部26
Lにランスヘッド12Bを臨ませ、距離センサ16L、
16Rで健全部26L、26Rまでの距離b1、b2を
計測する。
【0034】(c)は、ランスヘッドの中心27が左右
の炉壁24L、24Rの中心面28からc2だけ炉壁2
4Rに寄っていることを示す。図5で説明したのと同様
に、(b1−c2)=(b2+c2)が実用的に成立す
ると考えれば、この式から、c2=1/2(b1−b
2)を導き出すことができる。
の炉壁24L、24Rの中心面28からc2だけ炉壁2
4Rに寄っていることを示す。図5で説明したのと同様
に、(b1−c2)=(b2+c2)が実用的に成立す
ると考えれば、この式から、c2=1/2(b1−b
2)を導き出すことができる。
【0035】図7は2点を通る直線を示すグラフであ
り、図5で求めた位置座標を(x1,c1)とし、図6
で求めた位置座標を(x2,c2)とし、これらの2点
を通る直線を一般式c=αx+βとすれば、次の手順で
α及びβを定めることができる。
り、図5で求めた位置座標を(x1,c1)とし、図6
で求めた位置座標を(x2,c2)とし、これらの2点
を通る直線を一般式c=αx+βとすれば、次の手順で
α及びβを定めることができる。
【0036】
【数1】
【0037】上述の式中、c1、c2、x1及びx2
は図5、図6から定めることができる。ランスヘッド1
2Bは式に沿って移動するとみなすことができる。
は図5、図6から定めることができる。ランスヘッド1
2Bは式に沿って移動するとみなすことができる。
【0038】図8は本発明の第2実施例に係る計測フロ
ー図である。ST××はステップ番号を示す。 ST01:図4に示すような2つの距離センサを備えた
ランスヘッドを準備する。 ST02:図5に示すように、挿入距離x1において、
左右の健全部までの距離a1、a2を計測する。 ST03:c1=1/2(a1−a2)を演算する。
ー図である。ST××はステップ番号を示す。 ST01:図4に示すような2つの距離センサを備えた
ランスヘッドを準備する。 ST02:図5に示すように、挿入距離x1において、
左右の健全部までの距離a1、a2を計測する。 ST03:c1=1/2(a1−a2)を演算する。
【0039】ST04:図6に示すように、挿入距離x
2において、左右の健全部までの距離b1、b2を計測
する。 ST05:c2=1/2(b1−b2)を演算する。
2において、左右の健全部までの距離b1、b2を計測
する。 ST05:c2=1/2(b1−b2)を演算する。
【0040】ST06:上述の[数1]に示すとおりに、
ずれ(ずれ量)cを一般式化する。 ST07:欠損部までの距離dl、drを計測する。
ずれ(ずれ量)cを一般式化する。 ST07:欠損部までの距離dl、drを計測する。
【0041】ST08:dl及び差drをST06で求
めたcで補正する。このcはxの関数であり、ランスの
位置座標のうちのx成分を与えることにより、ランスの
挿入位置に応じて変化する値である。従って、欠損部の
計測点に応じた補正がなせる。 ST09:欠損部及びその周辺の健全部の多数の箇所を
計測することにより炉壁のプロフィルを得ることができ
る。
めたcで補正する。このcはxの関数であり、ランスの
位置座標のうちのx成分を与えることにより、ランスの
挿入位置に応じて変化する値である。従って、欠損部の
計測点に応じた補正がなせる。 ST09:欠損部及びその周辺の健全部の多数の箇所を
計測することにより炉壁のプロフィルを得ることができ
る。
【0042】従って、第2実施例では、原料炭を乾留す
ることでコークス化する炭化室において、左右一対の距
離センサを備えたランスヘッドを前記炭化室へ挿入し且
つ炉壁の健全部までの左第1距離及び右第1距離を計測
する工程と、これらの左第1距離及び右第1距離に基づ
いて中心面に対するランスヘッドのずれ量を演算する工
程と、ランスヘッドを健全部の別の箇所まで移動してそ
こでの健全部までの左第2距離及び右第2距離を計測す
る工程と、これらの左第2距離及び右第2距離に基づい
て中心面に対するランスヘッドのずれ量を演算する工程
と、前記2個のずれ量及び2つのランス挿入距離情報に
基づいて中心面に対するランスヘッドのずれを求める一
般式を定める工程と、前記ランスヘッドを欠損部へ移動
し、距離センサで欠損部までの左右の距離dl、drを
多数点計測する工程と、その距離dl、drについて前
記ずれを求める一般式により補正を施すことで欠損部の
プロフィールを定める工程と、からなる。
ることでコークス化する炭化室において、左右一対の距
離センサを備えたランスヘッドを前記炭化室へ挿入し且
つ炉壁の健全部までの左第1距離及び右第1距離を計測
する工程と、これらの左第1距離及び右第1距離に基づ
いて中心面に対するランスヘッドのずれ量を演算する工
程と、ランスヘッドを健全部の別の箇所まで移動してそ
こでの健全部までの左第2距離及び右第2距離を計測す
る工程と、これらの左第2距離及び右第2距離に基づい
て中心面に対するランスヘッドのずれ量を演算する工程
と、前記2個のずれ量及び2つのランス挿入距離情報に
基づいて中心面に対するランスヘッドのずれを求める一
般式を定める工程と、前記ランスヘッドを欠損部へ移動
し、距離センサで欠損部までの左右の距離dl、drを
多数点計測する工程と、その距離dl、drについて前
記ずれを求める一般式により補正を施すことで欠損部の
プロフィールを定める工程と、からなる。
【0043】以上に述べたように第2実施例は、左右の
炉壁を同時に計測するため、左右の炉壁をセットで取扱
う炭化室の炉壁測定に好適な技術であると言える。
炉壁を同時に計測するため、左右の炉壁をセットで取扱
う炭化室の炉壁測定に好適な技術であると言える。
【0044】図9(a)〜(c)は本発明に係る第3実
施例説明図である。(a)ではランス10Bを天井の装
入孔30から長さhだけ挿入して、欠損部25Rにラン
スヘッド12Bを臨ませたことを示す。鉛直線に対する
ランス10Bの傾き角をθ、装入孔30とランス10B
の交点の座標を(X、Y)とすれば、ランスヘッド12
Bの位置座標は、x成分がX−h・sinθ、y成分が
Y−h・cosθで表すことができる。すなわち、ラン
スヘッド12Bの位置座標は(X−h・sinθ,Y−
h・cosθ)である。
施例説明図である。(a)ではランス10Bを天井の装
入孔30から長さhだけ挿入して、欠損部25Rにラン
スヘッド12Bを臨ませたことを示す。鉛直線に対する
ランス10Bの傾き角をθ、装入孔30とランス10B
の交点の座標を(X、Y)とすれば、ランスヘッド12
Bの位置座標は、x成分がX−h・sinθ、y成分が
Y−h・cosθで表すことができる。すなわち、ラン
スヘッド12Bの位置座標は(X−h・sinθ,Y−
h・cosθ)である。
【0045】(b)ではランス10Bを押出機側開口2
9から長さhだけ挿入して、欠損部25Rにランスヘッ
ド12Bを臨ませたことを示す。鉛直線に対するランス
10Bの傾き角をθ、押出機側開口29とランス10B
の交点の座標を(X、Y)とすれば、ランスヘッド12
Bの位置座標は、x成分がX−h・sinθ、y成分が
Y−h・cosθで表すことができる。すなわち、ラン
スヘッド12Bの位置座標は(X−h・sinθ,Y−
h・cosθ)である。
9から長さhだけ挿入して、欠損部25Rにランスヘッ
ド12Bを臨ませたことを示す。鉛直線に対するランス
10Bの傾き角をθ、押出機側開口29とランス10B
の交点の座標を(X、Y)とすれば、ランスヘッド12
Bの位置座標は、x成分がX−h・sinθ、y成分が
Y−h・cosθで表すことができる。すなわち、ラン
スヘッド12Bの位置座標は(X−h・sinθ,Y−
h・cosθ)である。
【0046】(c)は(a)、(b)のC−C線断面図
であり、ランスヘッド12Bにより、左右の欠損部25
L、25Rまでの距離dl、drを計測する。ここで、
左右の炉壁24L、24Rまでの距離基準値A1、A2
は、設計値、前回の壁耐火材施工記録を引用することが
できる。また、耐火材補修施工が無い範囲については、
第1、2実施例で述べたように健全部を予め実測するこ
とでそのデータを充てることができる。(dl−A1)
及び(dr−A2)から欠損部25L、25Rのプロフ
ィールを得ることができる。
であり、ランスヘッド12Bにより、左右の欠損部25
L、25Rまでの距離dl、drを計測する。ここで、
左右の炉壁24L、24Rまでの距離基準値A1、A2
は、設計値、前回の壁耐火材施工記録を引用することが
できる。また、耐火材補修施工が無い範囲については、
第1、2実施例で述べたように健全部を予め実測するこ
とでそのデータを充てることができる。(dl−A1)
及び(dr−A2)から欠損部25L、25Rのプロフ
ィールを得ることができる。
【0047】以上の説明から明らかなように、ランス1
0、10Bは炭化室の排出側開口、天井の装入孔、押出
機側開口の何れからも挿入することができる。この結
果、ランス10、10Bの長さを短縮することができ、
ランス10、10Bの取扱いが容易になる。
0、10Bは炭化室の排出側開口、天井の装入孔、押出
機側開口の何れからも挿入することができる。この結
果、ランス10、10Bの長さを短縮することができ、
ランス10、10Bの取扱いが容易になる。
【0048】次に、ランスヘッド12を利用した炉壁補
修方法を説明する。図10は本発明で採用したランスヘ
ッドの作用説明図であり、ランスヘッド12に距離セン
サ16、溶射ノズル17及びノズル移動シリンダ18を
備えているので、距離センサ16で欠損部25まで距離
dを実測しながら、溶射作業を実施することができる。
すなわち、この種の溶射ノズル17は溶射面から例えば
50mmの位置にノズル先端を保持させる必要がある。
ノズル先端が上記範囲から外れると所定の結果(耐火物
強度、耐火物密度など)が得られなくなるからである。
そこで、欠損部25のプロフィールにほぼ平行なノズル
動線31を描き、このノズル動線31に沿って溶射ノズ
ル17の先端を移動させることが重要となる。
修方法を説明する。図10は本発明で採用したランスヘ
ッドの作用説明図であり、ランスヘッド12に距離セン
サ16、溶射ノズル17及びノズル移動シリンダ18を
備えているので、距離センサ16で欠損部25まで距離
dを実測しながら、溶射作業を実施することができる。
すなわち、この種の溶射ノズル17は溶射面から例えば
50mmの位置にノズル先端を保持させる必要がある。
ノズル先端が上記範囲から外れると所定の結果(耐火物
強度、耐火物密度など)が得られなくなるからである。
そこで、欠損部25のプロフィールにほぼ平行なノズル
動線31を描き、このノズル動線31に沿って溶射ノズ
ル17の先端を移動させることが重要となる。
【0049】前記ノズル動線31は、第1・2実施例に
より求めた欠損部のプロフィールに基づいて決める。第
1・2実施例によれば、欠損部のプロフィールは正確に
計測することができる。図10ではこのように正確なプ
ロフィールに基づいて溶射ノズルの先端の動線を決め、
溶射作業を実施する。溶射ノズル先端と欠損部との間の
距離をより正しい値に保つことができるため、仕上がり
のよい補修が実施できる。
より求めた欠損部のプロフィールに基づいて決める。第
1・2実施例によれば、欠損部のプロフィールは正確に
計測することができる。図10ではこのように正確なプ
ロフィールに基づいて溶射ノズルの先端の動線を決め、
溶射作業を実施する。溶射ノズル先端と欠損部との間の
距離をより正しい値に保つことができるため、仕上がり
のよい補修が実施できる。
【0050】ところで、溶射ノズル先端の位置を制御す
るためにランス10を全体的に炉壁24に向かって接近
又は離間させることが考えられる。一方、ランス10は
図面左右及び表裏方向、すなわち炉壁24に平行な面に
沿って移動させることは必須であり、これに炉壁24へ
接離させる移動が加わると、移動手段の負担が極めて大
きくなる。この点、この例では溶射ノズル17を進退さ
せるようにしたので、ランス10を全体的に炉壁24へ
接離させる移動は不要となり、移動手段の負担が軽減で
き、作用能率を高めることができる。
るためにランス10を全体的に炉壁24に向かって接近
又は離間させることが考えられる。一方、ランス10は
図面左右及び表裏方向、すなわち炉壁24に平行な面に
沿って移動させることは必須であり、これに炉壁24へ
接離させる移動が加わると、移動手段の負担が極めて大
きくなる。この点、この例では溶射ノズル17を進退さ
せるようにしたので、ランス10を全体的に炉壁24へ
接離させる移動は不要となり、移動手段の負担が軽減で
き、作用能率を高めることができる。
【0051】図11は大きな欠損部の好ましい補修要領
説明図であり、(a)〜(d)は本発明に係り、(e)
は比較例であるため、この比較例を先に説明する。
(e)において、炉壁113に大きな欠損部114が発
生したため、溶射ノズルで一定厚さの第1層115を吹
きつけ、その上に一定厚さの第2層116を吹きつけ、
その上に一定厚さの第3層117を吹付けた。
説明図であり、(a)〜(d)は本発明に係り、(e)
は比較例であるため、この比較例を先に説明する。
(e)において、炉壁113に大きな欠損部114が発
生したため、溶射ノズルで一定厚さの第1層115を吹
きつけ、その上に一定厚さの第2層116を吹きつけ、
その上に一定厚さの第3層117を吹付けた。
【0052】すると、層の始点及び終点にV字の凹部1
18が複数でき、コークスを製造し押出す際にこれらの
凹部118から摩耗や破損が始まることが判明した。こ
の不具合を解消するのが本発明である。
18が複数でき、コークスを製造し押出す際にこれらの
凹部118から摩耗や破損が始まることが判明した。こ
の不具合を解消するのが本発明である。
【0053】(a)は炉壁24に発生した大きな欠損部
25の断面を示す。すなわち、欠損部25は最深部から
順に第1底32、第2底33、第3底34が重畳した深
い欠損部である。(b)にて、先ず第1底32に第1層
36を吹付けて、第1底32を埋める。(c)にて、次
に第1層36の上に第2層37を吹付けて、第2底33
を埋める。
25の断面を示す。すなわち、欠損部25は最深部から
順に第1底32、第2底33、第3底34が重畳した深
い欠損部である。(b)にて、先ず第1底32に第1層
36を吹付けて、第1底32を埋める。(c)にて、次
に第1層36の上に第2層37を吹付けて、第2底33
を埋める。
【0054】(d)にて、そして第2層37の上に第3
層38を吹付けて、第3底34を埋める。図から明らか
なように第3層38の端部は炉壁24の表面に面一(つ
らいち)となり、破損の始点となる凹部を残すことはな
い。炉壁24の表面に平行な線で、欠損部25を層状に
区分し、最深部の層から順次埋めることで、従来の課題
を解決することができる。
層38を吹付けて、第3底34を埋める。図から明らか
なように第3層38の端部は炉壁24の表面に面一(つ
らいち)となり、破損の始点となる凹部を残すことはな
い。炉壁24の表面に平行な線で、欠損部25を層状に
区分し、最深部の層から順次埋めることで、従来の課題
を解決することができる。
【0055】尚、実施例のランスヘッドは、距離センサ
及び溶射ノズルを備えるが、溶射ノズルを省き、ランス
で距離のみを計測できるようにしてもよい。この場合
は、ランスは距離センサを支える単なる支持バーであ
る。
及び溶射ノズルを備えるが、溶射ノズルを省き、ランス
で距離のみを計測できるようにしてもよい。この場合
は、ランスは距離センサを支える単なる支持バーであ
る。
【0056】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。従来のように炉外に敷設したレール上を走る押出
機又は同等の装置にランスを装備すれば、押出機又は同
等の装置がレールとのガタ分だけランスは振れる虞があ
る。この点、請求項1によれば、欠損部の測定前に健全
部を計測することで各測定点における基準値zを算出す
る関数を特定する。この関数から算出される各測定点に
おける基準値はレールのガタ分を考慮した値であるた
め、その後に求める欠損部のプロフィールは正確に求め
ることができる。
する。従来のように炉外に敷設したレール上を走る押出
機又は同等の装置にランスを装備すれば、押出機又は同
等の装置がレールとのガタ分だけランスは振れる虞があ
る。この点、請求項1によれば、欠損部の測定前に健全
部を計測することで各測定点における基準値zを算出す
る関数を特定する。この関数から算出される各測定点に
おける基準値はレールのガタ分を考慮した値であるた
め、その後に求める欠損部のプロフィールは正確に求め
ることができる。
【0057】請求項2は、請求項1と同様に、欠損部の
測定前に健全部を計測することでランスの振れを補正す
る関数を求める。この補正によって、その後に求める欠
損部のプロフィールは正確に求めることができる。加え
て請求項2は、1個のランスヘッドに2個の距離センサ
を備え、これらの距離センサで左右の炉壁間での距離を
計測できる。従って、コークス炉加熱室の左右の炉壁を
効率よく検査することができる。
測定前に健全部を計測することでランスの振れを補正す
る関数を求める。この補正によって、その後に求める欠
損部のプロフィールは正確に求めることができる。加え
て請求項2は、1個のランスヘッドに2個の距離センサ
を備え、これらの距離センサで左右の炉壁間での距離を
計測できる。従って、コークス炉加熱室の左右の炉壁を
効率よく検査することができる。
【0058】請求項1又は請求項2によれば欠損部のプ
ロフィールは正確に計測することができる。請求項3で
はこのように正確なプロフィールに基づいて溶射ノズル
の先端の動線を決め、溶射作業を実施する。溶射ノズル
先端と欠損部との間の距離をより正しい値に保つことが
できるため、仕上がりのよい補修が実施できる。
ロフィールは正確に計測することができる。請求項3で
はこのように正確なプロフィールに基づいて溶射ノズル
の先端の動線を決め、溶射作業を実施する。溶射ノズル
先端と欠損部との間の距離をより正しい値に保つことが
できるため、仕上がりのよい補修が実施できる。
【0059】溶射ノズルの先端を動線に沿わせるべくラ
ンスヘッドを全体的に炉壁へ進退させるとランスが不都
合に振れる虞がある。そこで、請求項4では、ランスヘ
ッドは炉壁へ進退させずに、溶射ノズルのみを炉壁へ進
退させるようにした。この結果、ランスの振れを防止す
ることができる。
ンスヘッドを全体的に炉壁へ進退させるとランスが不都
合に振れる虞がある。そこで、請求項4では、ランスヘ
ッドは炉壁へ進退させずに、溶射ノズルのみを炉壁へ進
退させるようにした。この結果、ランスの振れを防止す
ることができる。
【図1】本発明に係るランスヘッドの断面図
【図2】本発明に係るランスヘッドの動作説明図(その
1)
1)
【図3】本発明に係るランスヘッドの動作説明図(その
2)
2)
【図4】本発明の第2実施例に係るランスヘッド断面図
【図5】本発明に係るランスヘッドの動作説明図(その
3)
3)
【図6】本発明に係るランスヘッドの動作説明図(その
4)
4)
【図7】2点を通る直線を示すグラフ
【図8】本発明の第2実施例に係る計測フロー図
【図9】本発明に係る第3実施例説明図
【図10】本発明で採用したランスヘッドの作用説明図
【図11】大きな欠損部の好ましい補修要領説明図
【図12】(a)はコークス炉の炭化室の断面図、
(b)はコークス炉の燃焼室の断面図
(b)はコークス炉の燃焼室の断面図
【図13】図12の13−13線断面図
10…ランス、12…ランスヘッド、16、16l、1
6r…距離センサ、17…溶射ノズル、23…炭化室、
24、24l、24r…炉壁、25、25l、25r…
欠損部、26、26l、26r…健全部、27…ランス
ヘッドの中心、28…左右炉壁の中心面、31…動線
(ノズル動線)、100…コークス炉。
6r…距離センサ、17…溶射ノズル、23…炭化室、
24、24l、24r…炉壁、25、25l、25r…
欠損部、26、26l、26r…健全部、27…ランス
ヘッドの中心、28…左右炉壁の中心面、31…動線
(ノズル動線)、100…コークス炉。
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フロントページの続き
(72)発明者 牛木 孝三
茨城県鹿嶋市大字光3番地 住友金属工業
株式会社鹿島製鉄所内
Fターム(参考) 2F069 AA49 AA62 BB40 CC01 DD12
DD27 GG04 HH09 JJ05 KK03
Claims (4)
- 【請求項1】 原料炭を乾留することでコークス化する
炭化室の炉壁に、平行な面に添って移動させることので
きるランスヘッド及びこのランスヘッドに取付ける距離
センサとを準備する工程と、 距離センサを備えたランスヘッドを前記炭化室へ挿入し
且つ炉壁に発生した欠損部の近傍に存在する健全部に前
記距離センサを臨ませて健全部までの距離を計測する工
程と、 この距離より、各測定点の座標における基準値z1を求
める関数を特定する工程と、 前記ランスヘッドを欠損部へ移動し、距離センサで欠損
部までの距離d1を多数点計測する工程と、 これらの距離d1に対応する測定座標から、前記関数で
基準値z1を求め、その基準値z1を差引いた値(d1
−z1)に基づいて欠損部のプロフィールを定める工程
と、 からなるコークス炉炉壁のプロフィール測定方法。 - 【請求項2】 原料炭を乾留することでコークス化する
炭化室に挿入できるランスヘッド及びこのランスヘッド
に取付ける左右一対の距離センサとを準備する工程と、 左右一対の距離センサを備えたランスヘッドを前記炭化
室へ挿入し且つ炉壁の健全部までの左第1距離及び右第
1距離を計測する工程と、 これらの左第1距離及び右第1距離に基づいて中心面に
対するランスヘッドのずれ量を演算する工程と、 ランスヘッドを健全部の別の箇所まで移動してそこでの
健全部までの左第2距離及び右第2距離を計測する工程
と、 これらの左第2距離及び右第2距離に基づいて中心面に
対するランスヘッドのずれ量を演算する工程と、 前記2個のずれ量及び2つのランス挿入距離情報に基づ
いて中心面に対するランスヘッドのずれを求める一般式
を定める工程と、 前記ランスヘッドを欠損部へ移動し、距離センサで欠損
部までの左右の距離dl、drを多数点計測する工程
と、 その距離dl、drについて前記ずれを求める一般式に
より補正を施すことで欠損部のプロフィールを定める工
程と、 からなるコークス炉炉壁のプロフィール測定方法。 - 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のコークス炉
炉壁のプロフィール測定方法で得た欠損部のプロフィー
ルに基づいて溶射ノズルの先端の動線を定め、この動線
に沿って移動させる溶射ノズルから耐火物粉を吹付ける
ことで、欠損部を補修することを特徴とするコークス炉
炉壁の補修方法。 - 【請求項4】 ランスヘッドを起点として溶射ノズルを
炉壁へ進退させることで、溶射ノズルの先端を前記動線
に沿わせることを特徴とする請求項3記載のコークス炉
炉壁の補修方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002072993A JP2003268375A (ja) | 2002-03-15 | 2002-03-15 | コークス炉炉壁のプロフィール測定方法及びこの方法で得た情報に基づいて炉壁を補修するコークス炉炉壁の補修方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002072993A JP2003268375A (ja) | 2002-03-15 | 2002-03-15 | コークス炉炉壁のプロフィール測定方法及びこの方法で得た情報に基づいて炉壁を補修するコークス炉炉壁の補修方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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Family
ID=29202838
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002072993A Pending JP2003268375A (ja) | 2002-03-15 | 2002-03-15 | コークス炉炉壁のプロフィール測定方法及びこの方法で得た情報に基づいて炉壁を補修するコークス炉炉壁の補修方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003268375A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007262106A (ja) * | 2006-03-27 | 2007-10-11 | Nippon Steel Corp | コークス炉炭化室の炉壁補修方法 |
JP2007297444A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Jfe Steel Kk | コークス炉炉壁補修装置及び補修方法 |
JP2014218557A (ja) * | 2013-05-07 | 2014-11-20 | Jfeスチール株式会社 | コークス炉の炉壁診断方法およびコークス炉の炉壁補修方法 |
-
2002
- 2002-03-15 JP JP2002072993A patent/JP2003268375A/ja active Pending
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---|---|---|---|---|
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JP2007297444A (ja) * | 2006-04-28 | 2007-11-15 | Jfe Steel Kk | コークス炉炉壁補修装置及び補修方法 |
JP2014218557A (ja) * | 2013-05-07 | 2014-11-20 | Jfeスチール株式会社 | コークス炉の炉壁診断方法およびコークス炉の炉壁補修方法 |
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