JPH07243812A - コークス炉炉壁損耗量の測定方法及びその装置 - Google Patents

コークス炉炉壁損耗量の測定方法及びその装置

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JPH07243812A
JPH07243812A JP3350294A JP3350294A JPH07243812A JP H07243812 A JPH07243812 A JP H07243812A JP 3350294 A JP3350294 A JP 3350294A JP 3350294 A JP3350294 A JP 3350294A JP H07243812 A JPH07243812 A JP H07243812A
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JP
Japan
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carbonization chamber
furnace wall
rod
coke oven
sensor
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Withdrawn
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JP3350294A
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English (en)
Inventor
Yasushi Osada
泰 長田
Tsuneo Aihara
恒雄 相原
Hidetaka Sugibe
英孝 杉辺
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JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、コークス炉炭化室の左右炉壁それぞ
れの損耗量を精度良く測定する方法とその装置を提供す
ることを目的としている。 【構成】コークス炉炭化室内を移動するコークス押出機
先端のラムヘッドに取付けたセンサから炉壁までの水平
距離を熱間で測定し、該測定値より基準値を差し引きコ
ークス炉炭化室の左右炉壁の損耗量を求める方法におい
て、上記基準値を上記ラムヘッドの進行距離に応じて補
正する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、コークス炉炭化室にお
ける炉壁損耗量の測定方法及びその装置に関し、特に熱
膨張に起因する測定基準値の変動に対処できる熱間での
測定技術に係わる。
【0002】
【従来の技術】一般に、コークス炉、高炉、転炉、取鍋
等、工業窯炉の耐火物製炉壁は、それら窯炉を使用した
操業中に、逐次損耗して行く。従って、それら炉壁は、
薄くなって操業に耐え難くなる前に、損耗量あるいは残
存量を正しく測定しておく必要がある。何故ならば、タ
イミング良く炉壁の補修をして、炉命延長に役立てるよ
うにするためである。
【0003】そこで、従来より炉壁耐火物損耗量の測定
装置として、例えば特開昭62−287106号公報に
開示されたように、レーザ、マイクロ波、モニタカメラ
を使用したものが開発されている。その装置は、図4に
示すように、炉内の測定基準位置に上記センサを配置
し、そこから炉壁までの距離を種々の原理に基づき測定
し、ある程度の成果を修めている。
【0004】ところで、コークス炉(複数の炭化室を有
するので、一室で説明する)に限ってみれば、以下で説
明する測定方法が一般的である。すなわち、図3(a)
及び(b)は、従来行われているコークス炉炭化室の炉
壁損耗度(煉瓦厚さ)の測定方法を示したものである。
ここで、図3(a)は、炭化室長手方向の側断面、
(b)はコークス炉幅方向にある炭化室入口の正面に対
応する。そこでは、炉幅測定センサ1が、コークス押出
機のラムヘッド2に一定の高さ間隔をおいて複数個取り
付けられ、レーザ光等により左右の対向する炉壁(右壁
6、左壁7という)までの距離が同時に測定される。そ
の2つの測定値の和は、該センサーの取り付けられた点
での水平方向における炉壁間の距離であるから、その和
からコークス炉建設時の炉壁間隔(または基準値)を差
し引くことで、左右の炉壁損耗量の和を知ることができ
る。
【0005】しかしながら、特開昭62−287106
号公報記載の測定装置や上記コークス炉炭化室の炉壁幅
測定方法には、センサ取付位置あるいは測定基準点が不
安定であるという共通した問題点がある。特に、これら
炉壁損耗度の測定は、コークス炉操業期間の中間段階で
行われることが多く、炉体や炉壁が熱い状態である。そ
の結果、炉体やセンサ据付け手段の熱膨張等の影響を受
け、測定値の信頼度が今一歩である。また、上記コーク
ス炉の炉壁幅測定方法では、炉壁間隔の測定はできて
も、左右炉壁それぞれの個別の損耗量を把握できないと
いう大きな問題もあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記事情を
鑑みてなされたもので、コークス炉炭化室の左右炉壁そ
れぞれの損耗量を精度良く測定する方法とその装置を提
供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】発明者は、上記目的を達
成するため、炉内にあるセンサ取付位置の熱膨張による
影響を種々検討し、センサを取付た上記ロッドが炉内で
変形することを発見した。そして、その変形によるセン
サ位置のずれを修正すれば、測定値の精度が向上すると
の認識のもとに、本発明を完成させた。すなわち、本発
明は、コークス炉炭化室内を移動するコークス押出機先
端のラムヘッドに取付けたセンサから炉壁までの水平距
離を熱間で測定し、該測定値より基準値を差し引きコー
クス炉炭化室の左右炉壁の損耗量を求める方法におい
て、上記基準値を上記ラムヘッドの進行距離に応じて補
正することを特徴とするコークス炉炉壁損耗量の測定方
法である。また、上記方法を実施するのに利用できる装
置として、本発明は、コークス炉炭化室内を移動するコ
ークス押出機のロッドと、該ロッド先端に取付けたラム
ヘッドと、該ラムヘッド後面に一定の高さ間隔で取付け
炉壁までの水平距離を測定する複数個のセンサで形成し
たコークス炉炉壁損耗量の測定装置において、上記ラム
ヘッド後面とロッドの接合位置と、その接合位置から後
方に一定距離隔てた該ロッドの上面とに補正用センサを
追加して配設したことを特徴とするコークス炉炉壁損耗
量の測定装置である。
【0008】
【作用】本発明では、コークス炉炭化室内を移動するコ
ークス押出機先端のラムヘッドに取付けたセンサから炉
壁までの水平距離を熱間で測定し、該測定値より基準値
を差し引きコークス炉炭化室の左右炉壁の損耗量を求め
る方法において、上記基準値を上記ラムヘッドの進行距
離に応じて補正するようにしたので、コークス押出機の
ラムヘッドに取付けたセンサが常に炭化室幅方向の中央
位置にあるようになる。その結果、各炭化室の左右炉壁
の損耗量がそれぞれ別個に精度良く測定できるようにな
る。また、本発明では、コークス炉炭化室内を移動する
コークス押出機のロッドと、該ロッド先端に取付けたラ
ムヘッドと、該ラムヘッド後面に一定の高さ間隔で取付
け炉壁までの水平距離を測定する複数個のセンサで形成
したコークス炉炉壁損耗量の測定装置に、上記ラムヘッ
ド後面とロッドの接合位置と、その接合位置から後方に
一定距離隔てた該ロッドの上面とに補正用センサを追加
して配設するようにしたので、上記方法が容易に実施で
きるようになった。以下、実施例において、図1〜2に
基づき、本発明の内容を説明する。
【0009】
【実施例】図1は、本発明に係るコークス炉炉壁損耗量
の測定方法を実施した際に利用した装置例を示し、図1
(a)が炭化室の側断面面、図1(b)は正面図であ
る。図1(a)及び(b)であきらかなように、炉壁損
耗量の測定は、製造済みのコークス5を炉外に押し出す
際に行い、従来と同様に押出機のラムヘッド2の左右対
象位置である中央部に、高さ方向で一定間隔を開け複数
個のセンサ1を取付けて行う。本実施例では、該高さ間
隔は500mmとしたので、炭化室の底部と天井との間
で該センサ数は6個あり、各センサは炭化室幅方向に向
けられており、そこから左右の炉壁(損耗部)までの水
平距離を測定するのである。ここまでは従来の測定方法
と同じであるが、本発明の重要ポイントは、各センサが
常に炭化室幅方向の中央に位置するように補正するた
め、上記押出機ロッドの長手方向に前後2つの補正用セ
ンサ8、9を同一水平面上に取付けたことである。な
お、本実施例では、該補正用センサ数は2個であるが、
場合によってはもっと多数あっても良い。
【0010】上記補正用センサを用いての炉壁までの距
離測定用センサ位置の補正方法であるが、その説明の便
に図2(a)、(b)を示す。図2(a),(b)は、
炭化室の入口付近を上方から見下ろしたものであり、説
明の簡易化を図るため、中央部より右側半分のみを利用
する。まず、炭化室入口部からコークス押出機を押込
み、ラムヘッド2とロッド3の接合部に取付けた補正用
センサ(以下、前補正センサ8という)で、右側炉壁ま
での距離を測定する。そして、その測定開始当初の測定
値t1 を炭化室幅方向の基準値(又は、中央値)と定め
る。勿論、その測定の際には、同時に上記ラムヘッドの
裏面に取付けたセンサ(以下、主センサという)での測
定も行われ、取付け高さに対応した数の測定値、L1
2 ,L3 ,・・・、が得られる。
【0011】次に、コークス押出機をさらに前方へ進
め、ロッド3を上記2つの補正用センサ8、9間の距離
Dだけ移動させた。その際、コークス押出機のロッド3
は、移動過程で炭化室内の熱影響を受け、左右どちらか
の方向に変形が生じる。その変形が起きた状態で、炭化
室入口部に到達した2つめの補正用センサ(以下、後補
正センサ9という)で、その位置から炉壁までの距離を
測定すると、測定値t2が得られる。つまり、押込機ロ
ッドが2つの位置補正センサ間の距離Dだけ移動した間
に,前記基準値がt1 とt2 の差(Δt=t1 −t2
だけぶれたことになる。従って、コークス押出機が炭化
室内を前進し、所望の位置での炉壁損耗量(例えば、L
1 −t1 ,L2 −t1 ,・・・・、)を求める場合に
は、その測定時毎に前記基準値をΔtだけ補正する必要
がある。この場合も同時に主センサでの炉壁までの距離
測定は実施され、測定値、M1 ,M2 ,M3 ,・・、が
得られているので、後補正センサ9での測定時には、炉
壁損耗量は、M1 −t1 +Δt、M2 −t1 +Δt,・
・・、となる。
【0012】以上述べたようにして測定した結果の1例
を、炭化室右側半分の長手方向炉壁損耗量分布として図
5に示しておく。なお、図5では、右側が押出機サイド
(MS)、左側がコークサイド(CS)としてある。
【0013】
【発明の効果】以上述べたように、本発明に係るコーク
ス炉炉壁損耗量の測定方法又は装置では、測定センサー
の位置を常に炭化室の中央にあるように補正するように
したので、炭化室の左右それぞれの炉壁損耗量を個別に
精度良く得ることができるようになった。その結果、コ
ークス炉の寿命を推定するや炉壁補修のタイミング把握
等の作業においては、従来より一層定量的な見解が得ら
れるようになった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコークス炉炉壁損耗量の測定方法
を実施した1状況を示す図であり、(a)は炭化室長手
方向の側断面、(b)は炭化室入口の正面を示す。
【図2】本発明に係るコークス炉炉壁測定方法での基準
値補正を説明する図であり、(a)は炭化室入口に前補
正用センサが位置し、(b)は後補正センサが位置する
場合である。
【図3】従来法のコークス炉炉壁損耗量の測定方法を示
す図であり、(a)は炭化室長手方向の側断面、(b)
は炭化室入口の正面を示す。
【図4】従来の汎用性のある炉壁損耗量測定装置を示す
図である。
【図5】本発明の実施結果を示す図であり、炉壁損耗量
を等高線分布で表わしている。
【符号の説明】
1 炉幅測定センサ 2 ラムヘッド 3 ロッド 4 炭化室 5 コークス 6 炉壁(右) 7 炉壁(左) 8 前補正センサ 9 後補正センサ 10 耐火物ライニング 11 取鍋 12 鉄皮 13 光ファイバ 14 昇降モータ 15 光センサ 16 耐熱ガラス 17 回転モータ 18 旋回アーム 19 支柱 t1 8の測定値 t2 9の測定値 D 8と9の間の距離

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コークス炉炭化室内を移動するコークス
    押出機先端のラムヘッドに取付けたセンサから炉壁まで
    の水平距離を熱間で測定し、該測定値より基準値を差し
    引きコークス炉炭化室の左右炉壁の損耗量を求める方法
    において、 上記基準値を上記ラムヘッドの進行距離に応じて補正す
    ることを特徴とするコークス炉炉壁損耗量の測定方法。
  2. 【請求項2】 コークス炉炭化室内を移動するコークス
    押出機のロッドと、該ロッド先端に取付けたラムヘッド
    と、該ラムヘッド後面に一定の高さ間隔で取付け炉壁ま
    での水平距離を測定する複数個のセンサで形成したコー
    クス炉炉壁損耗量の測定装置において上記ラムヘッド後
    面とロッドの接合位置と、その接合位置から後方に一定
    距離隔てた該ロッドの上面とに補正用センサを追加して
    配設したことを特徴とするコークス炉炉壁損耗量の測定
    装置。
JP3350294A 1994-03-03 1994-03-03 コークス炉炉壁損耗量の測定方法及びその装置 Withdrawn JPH07243812A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20010038129A (ko) * 1999-10-22 2001-05-15 이구택 코크스 오븐 내의 탄화실 노폭 측정장치 및 그 방법
JP2003041258A (ja) * 2001-07-27 2003-02-13 Nippon Steel Corp コークス炉炉底凹凸測定装置並びに炉底補修方法及び補修装置
JP2007332382A (ja) * 2001-10-09 2007-12-27 Kansai Coke & Chem Co Ltd コークス炉炭化室の診断方法

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