JP2003268316A - ハードコート層形成用塗料組成物及びハードコートフィルム - Google Patents

ハードコート層形成用塗料組成物及びハードコートフィルム

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JP2003268316A
JP2003268316A JP2002076637A JP2002076637A JP2003268316A JP 2003268316 A JP2003268316 A JP 2003268316A JP 2002076637 A JP2002076637 A JP 2002076637A JP 2002076637 A JP2002076637 A JP 2002076637A JP 2003268316 A JP2003268316 A JP 2003268316A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電防止性、透明性、耐擦傷性に優れたハー
ドコート層を均一に形成できる塗料組成物及び帯電防止
性に優れたハードコートフィルムを提供する。 【解決手段】 電離放射線硬化型樹脂と、4級アンモニ
ウム塩基含有ポリマー、スルホン酸基含有ポリマー、又
は高分子電荷移動型結合体ポリマーのいずれかである分
子量20000〜500000の導電性ポリマーと、誘
電率9.0以上かつ沸点80℃以上180℃未満の溶剤
(A)と誘電率9.0以上かつ沸点80℃未満の溶剤
(B)とを含有するハードコート層形成用塗料組成物で
あって、前記電離放射線硬化型樹脂と前記導電性ポリマ
ーとの合計量100重量部に対して、前記溶剤(A)を
10重量部以上含有するハードコート層形成用塗料組成
物をフィルム支持体上に塗布する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハードコート層を
形成するための塗料組成物に関する。また、本発明はフ
ィルム支持体上にハードコート層形成用塗料組成物を塗
布してなるハードコートフィルムに関し、特に帯電防止
効果を有するハードコートフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイ、CRT、プラズマデ
ィスプレイ等の各種表示体は、その表面の保護するため
にハードコート処理を施した透明プラスティックフィル
ムを使用している。この透明プラスティックフィルム
は、高い体積固有抵抗を持つために摩擦等により接触面
で容易に静電気を帯び、しかもそれが漏洩しないため、
ディスプレイの組立工程中に存在する粉塵の吸着および
静電気に起因した工程中のトラブルにより、生産性の低
下が問題となる。また、実際にディスプレイとして使用
した場合、表面への粉塵の吸着により、視認性が著しく
低下する。
【0003】このような問題点を改良し帯電防止性能を
付与するために、界面活性剤をプラスティックへの混錬
を行ったり、塗料に添加して表面塗布することなどが一
般に行われている。しかし、帯電防止剤の分子量が小さ
いことに起因したブリードアウトにより、ブロッキング
を発生し、表面性が悪化するとともに、効果の持続性が
低いという問題点がある。
【0004】ブリードアウトによる性能低下を防ぐため
に、分子内に導電性ユニットを組み込んだ高分子量タイ
プの導電性ポリマーが実用化されている。帯電防止性能
の高い導電性ポリマーは、導電性のユニットを組み込ん
であるため、一般の樹脂との相溶性が悪く、かつ、ハー
ド性(硬度)が低い。一方、ハード性を付与するために
架橋密度の高い電離放射線硬化型樹脂を併用した場合、
導電性ポリマーとの相溶性が悪く、導電性ポリマーの凝
集に起因した外観欠点が多発する。
【0005】このような問題点を解決するために様々な
試みがなされている。例えば、特開平6−263903
には、湿度依存性がなくかつ透明性が改善された帯電防
止フィルムとして、アンチモンをドープした金属酸化超
微粒子等用いた塗料及び樹脂パネルが開示されている
が、金属酸化微粒子の可視光領域での吸収に起因した透
明性の低下が大きい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、帯電防止
性、透明性、耐擦傷性に優れたハードコート層を均一に
形成できる塗料組成物、及び前記ハードコート層を有す
る帯電防止性に優れたハードコートフィルムを提供する
ことである。
【0007】
【課題を解決するための手段】一般に導電性ポリマー
は、分子内に極性の高いイオン性基を有している。この
イオン性基に大気中の水が吸着することで導電性を発現
する。導電性ポリマーとの相溶性を発現する材料として
は、分子内に極性の高い基を持つことが重要であるが、
電離放射線硬化型樹脂は極性の低い基のみを持つことが
多く、相溶性が悪い。このため、極性の高い基を有する
溶剤を使用すると両者は均一に混合すると考えられる。
しかし高極性溶剤として一般的に使用されるメタノール
やエタノール等は低沸点な揮発性溶剤であるため、塗料
を塗布する際の塗料の濃度変化が大きく、かつ乾燥工程
における溶剤揮発に伴う乾燥ムラが生じるために、安定
した連続塗工性に非常に乏しい。
【0008】このような問題点を解決するため、本発明
者らは、分子内に極性の高い基を有する溶剤、すなわち
高誘電率な、かつ高沸点な溶剤が有効であることを見出
し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明は、
(1)電離放射線硬化型樹脂と、4級アンモニウム塩基
含有ポリマー、スルホン酸基含有ポリマー、又は高分子
電荷移動型結合体ポリマーのいずれかである分子量20
000〜500000の導電性ポリマーと、誘電率9.
0以上かつ沸点80℃以上180℃未満の溶剤(A)と
誘電率9.0以上かつ沸点80℃未満の溶剤(B)とを
含有するハードコート層形成用塗料組成物であって、前
記電離放射線硬化型樹脂と前記導電性ポリマーとの合計
量100重量部に対して、前記溶剤(A)を10重量部
以上含有するであるハードコート層形成用塗料組成物で
ある。
【0009】また、本発明は(2)誘電率9.0以上か
つ沸点80℃以上180℃未満の溶剤(A)と誘電率
9.0以上かつ沸点80℃未満の溶剤(B)との混合比
率がA:B=1:0.3〜1:15の割合で添加された
請求項1に記載のハードコート層形成用塗料組成物であ
る。また、本発明は導電性ポリマーが4級アンモニウム
塩基含有ポリマーである(1)及び(2)のハードコー
ト層形成用塗料組成物である。また、本発明は前記4級
アンモニウム塩基含有ポリマーが4級アンモニウム塩基
含有(メタ)アクリレート共重合ポリマーである(3)
のハードコート層形成用塗料組成物である。
【0010】また、本発明は塗料組成物硬化時の固形分
に対する前記導電性ポリマーの割合が10〜40重量%
である請求項(1)〜(4)のいずれかのハードコート
層形成用塗料組成物である。さらに、本発明はフィルム
支持体の上に(1)〜(5)のいずれか一項に記載の塗
料組成物を塗布してなるハードコート層を有するハード
コートフィルムであり、本発明は前記フィルム支持体が
トリアセチルセルロースフィルムである(6)のハード
コートフィルムである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に本発明を更に詳細に説明す
る。本発明で用いられる電離放射線硬化型樹脂は、電子
線(EB)又は紫外線(UV)等を照射することによっ
て硬化する透明な樹脂であれば特に限定されるものでは
ないが、透明性が優れる点でアクリル系樹脂を用いるこ
とが好ましい。アクリル系樹脂としては、ウレタンアク
リレート系樹脂、ポリエステルアクリレート系樹脂及び
エポキシアクリレート系樹脂等を用いることができる。
【0012】好ましいものとしては分子内に2個以上の
(メタ)アクリロイル基を有する紫外線硬化可能な多官
能アクリレ−トからなるものが挙げられる。分子内に2
個以上の(メタ)アクリロイル基を有する紫外線硬化可
能な多官能アクリレ−トの具体例としては、(メタ)ネ
オペンチルグリコ−ルジアクリレ−ト、(メタ)1、6
ヘキサンジオ−ルジアクリレ−ト、(メタ)トリメチロ
−ルプロパントリアクリレ−ト、(メタ)ジトリメチロ
−ルプロパンテトラアクリレ−ト、(メタ)ペンタエリ
スリト−ルテトラアクリレ−ト、(メタ)ペンタエリス
リト−ルトリアクリレ−ト、(メタ)ジペンタエリスリ
ト−ルヘキサアクリレ−ト等のポリオ−ルポリアクリレ
−ト、ビスフェノ−ルAジグリシジルエ−テルのジアク
リレ−ト、ネオペンチルグリコ−ルジグリシジルエ−テ
ルのジアクリレ−ト、(メタ)1、6ヘキサンジオ−ル
ジグリシジルエ−テルのジアクリレ−トなどのエポキシ
(メタ)アクリレ−ト、多価アルコ−ルと多価カルボン
酸および/またはその無水物とアクリル酸とをエステル
化することによって得ることが出来るポリエステル(メ
タ)アクリレ−ト、多価アルコ−ル、多価イソシアネ−
ト及び水酸基含有アクリレ−トを反応させることによっ
て得られるウレタンアクリレ−ト、ポリシロキサンポリ
アクリレ−ト等を挙げることができる。前記の重合性ア
クリレ−トは単独で用いてもまたは2種以上混合して用
いてもよい。
【0013】電離放射線硬化型樹脂の含有量は塗料組成
物の硬化時の固形分に対して50.0〜85.0%以上
であることが望ましい。尚、上記の多官能アクリレート
の他にハードコート層用塗料の硬化時の電離放射線硬化
型樹脂固形分に対して好ましくは10.0重量%以下の
ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキ
シエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メ
タ)アクリレート、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプ
ロピル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アク
リレート等の単官能アクリレートを配合しても良い。
【0014】またハ−ドコ−ト層には硬度を調整する目
的で使用される重合性オリゴマ−を添加することができ
る。このようなオリゴマ−としては、末端(メタ)アク
リレ−トポリメチルメタクリレ−ト、末端スチリルポリ
(メタ)アクリレ−ト、末端(メタ)アクリレ−トポリ
スチレン、末端(メタ)アクリレ−トポリエチレングリ
コ−ル、末端(メタ)アクリレ−トアクリロニトリル−
スチレン共重合体、末端(メタ)アクリレ−トスチレン
−メチル(メタ)アクリレ−ト共重合体などのマクロモ
ノマ−を挙げることができ、その含有量は塗料組成物の
硬化時の固形分に対して、好ましくは5.0〜50.0
%である。
【0015】また、本発明の塗料組成物は重合開始剤を
含有し、重合開始剤に電離線又は紫外線を照射すること
により電離放射線硬化型樹脂が硬化する。重合開始剤と
しては、ベンゾフェノン系開始剤、ジケトン系開始剤、
アセトフェノン系開始剤、ベンゾイン系開始剤、チオキ
サントン系開始剤、キノン系開始剤等のいかなる公知の
開始剤を用いてもよい。通常重合開始剤は電離放射線硬
化型樹脂に対して1.0〜10.0重量%で用いられ
る。
【0016】本発明で用いる導電性ポリマーは、ハード
コート層に帯電防止性能を付与する目的で用いられ、分
子内に導電性ユニットを組み込んだ分子量が20000
〜500000の導電性ポリマーである。この導電性ポ
リマーとしては、ポリエーテル、4級アンモニウム塩基
含有ポリマー、スルホン酸含有ポリマー、高分子電荷移
動型結合体ポリマー等が含まれる。
【0017】ポリエーテルとしては、ポリエチレングリ
コール、ポリプロピレングリコール、エチレングリコー
ルプロピレングリコール共重合体等のポリアルキレング
リコール、ポリエーテルエステルアミド、アルキレング
リコール−エピハロヒドリン共重合体(アルキレングリ
コールとして、例えば、エチレングリコール、プロピレ
ングリコール、又はこれらの混合が挙げられる。)、メ
トキシポリアルキレングリコール(メタ)アクリレート
共重合体(アルキレングリコールとして、例えば、エチ
レングリコール、プロピレングリコール、又はこれらの
混合が挙げられる。)等が挙げられる。
【0018】4級アンモニウム塩基含有ポリマーとして
は4級アンモニウム塩基、好ましくは4級アンモニウム
塩(例えば、4級アンモニウムと酸やハロゲン等との
塩)を含むポリマーであればいかなるものでも良く、例
えば、スチレン、アクリロニトリル、ブタジエン、塩化
ビニルやこれらの混合と4級アンモニウム塩基を含む
(メタ)アクリレート(例えば、−(CH(CH
COO−CH−CH−N(CCH
・(OS−OCH 又はハロゲン(I等)
−)との共重合体(4級アンモニウム塩基含有(メタ)
アクリレート共重合体);スチレン、アクリロニトリ
ル、ブタジエンやこれらの混合と4級アンモニウム塩基
を含むマレイミドの共重合体(4級アンモニウム塩基含
有マレイミド共重合体);アクリレート、メタクリレー
トとメタクリルイミドとの共重合体(4級アンモニウム
塩基含有メタクリルイミド共重合体);ポリエチレンや
ポリプロピレンにカルボベタイン(例えば、−(CH
(CHCOO)COOCH−CH−N(C
CH)COO)H)がグラフト結合
したカルボベタイングラフト共重合体等のベタインが挙
げられる。
【0019】スルホン酸含有ポリマーとしては、スルホ
ン酸をスルホン酸塩の形で含有するポリマーが好まし
く、例えば、p−スチレンスルホン酸ソーダや、これと
スチレン、アクリロニトリル、ブタジエンやこれらの混
合との共重合体等が挙げられる。
【0020】これら導電性ポリマーの中で、ポリエーテ
ル、4級アンモニウム塩基含有ポリマー、スルホン酸含
有ポリマーが好ましく、4級アンモニウム塩基含有ポリ
マーがより好ましく、特に4級アンモニウム塩基含有
(メタ)アクリレート共重合ポリマーを用いた場合に、
良好な効果を発現する。
【0021】本発明において、導電性ポリマーの分子量
はゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)
を用いたポリエチレン標準により求められる平均重量分
子量を意味する。導電性ポリマーの分子量は20000
〜500000であることが必要であり、好ましくは2
0000〜300000である。分子量が小さい場合に
は、造膜性が低く、また、ハードコート層からブリード
アウトしてブロッキング等の問題が発生する。分子量が
大きい場合には、電離放射線硬化型樹脂及び溶剤との相
溶性が悪く、凝集物が多発する傾向にある。
【0022】導電性ポリマーの含有量は、ハードコート
層用塗料の硬化時の固形分に対して10.0〜40.0
重量%が好ましい。導電性ポリマーの含有量が少なすぎ
ると、表面への水分子の吸着が十分に起こらず、帯電防
止性能が発現しない。一方この含有量が多すぎると耐擦
傷性の低下が著しい。
【0023】本発明の塗料組成物においては、溶剤とし
て、誘電率が9.0以上かつ沸点が80℃以上180℃
未満の溶剤(A)と誘電率が9.0以上かつ沸点が80
℃未満の溶剤(B)とを混合して用い、さらに、誘電率
が9.0以上かつ沸点が80℃以上180℃未満の溶剤
(A)を10.0重量部以上配合する。これを満たすこ
とで、ハードコート形成用塗料組成物中やハードコート
層中で、電離放射線硬化型樹脂と前記の導電性ポリマー
とが均一に混合する。
【0024】上記溶剤(A)、(B)は例えば、溶剤ハ
ンドブック(講談社、1991年発行)に記載されてい
る。具体的に述べると、溶剤(A)としては、1−プロ
パノール、2−プロパノール、1−ブタノールなどのア
ルコール系溶剤、2−ペンタノン、2−ヘキサノン、メ
チルイソブチルケトンなどのケトン系溶剤、ニトロメタ
ン、プロピルニトリル、N,N´−ジメチルホルムアミ
ドなどの窒素系溶剤などがこれに該当する。また2−メ
トキシエタノール、2−エトキシエタノールなどのセロ
ソルブ系溶剤、2−エタノールアミンなどの複数の官能
基を有する溶剤も溶剤(A)に該当する。溶剤(B)と
してはエタノールや、メタノール等のアルコール系溶剤
が使用できる。
【0025】本発明の塗料組成物に用いる溶剤の誘電率
が低い場合、導電性ポリマーとの相溶性の悪化に起因し
た凝集物が多発するため、ハードコート層の透明性が損
なわれる傾向にある。特に、誘電率が9.0未満の溶剤
を塗料組成物中に含有する場合は、上述の電離放射線硬
化型樹脂と導電性ポリマーとを均一に混合することがで
きず、塗料組成物が白濁又は分離して、均一なハードコ
ート層を得ることができない。
【0026】本発明の塗料組成物において、電離放射線
硬化型樹脂と導電性ポリマーとの合計量100重量部に
対して、溶剤(A)を10重量部以上含有する。溶剤
(A)の配合部数が10重量部未満の場合、溶剤揮発に
よる塗料組成物の濃度変化が大きく安定した連続塗工性
に乏しい。また、溶剤揮発に伴い導電性ポリマーの凝集
が原因と考えられる乾燥ムラが発生し問題となる。ま
た、沸点が180℃を超える溶剤のみを用いた場合、乾
燥工程への負荷が大きく生産性が低下すると共に、透明
プラスティックフィルム基材の変形が生じ、フィルムの
均一性が損なわれる。溶剤(A)の好ましい配合部数は
電離放射線硬化型樹脂と導電性ポリマーとの合計量10
0重量部に対して、30重量部以上であり、より好まし
くは50重量部以上である。生産性の観点から、500
重量部以下であることが好ましい。
【0027】本発明において好ましい溶剤(A)と溶剤
(B)の配合比はA:B=1:0.3〜1:15であ
り、特に好ましくはA:B=1:0.5〜1:12であ
る。溶剤(A)の配合比が多くなると乾燥工程への負荷
が大きく生産性が低下する傾向にある。また、溶剤
(A)の配合比が少なくなると溶剤揮発による塗料組成
物の濃度変化が大きく、連続塗工性が劣る傾向にある。
また、溶剤揮発に伴い導電性ポリマーの凝集が原因と考
えられる乾燥ムラが発生しやすくなる。
【0028】本発明において、塗料組成物の塗工適性を
得るためには、塗料組成物の固形分濃度が15.0%〜
65.0%未満であることが望ましい。固形分が低い場
合、塗料の粘度が低下し、塗工面の乾燥ムラが顕著に発
生する傾向にある。固形分が高い場合、塗料組成物の粘
度が高くなり、塗工面の均一性が得られない傾向にあ
る。
【0029】さらに、性能改良のため、本発明の効果を
損なわない範囲で、消泡剤、レベリング剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、光安定剤、重合禁止剤等を含有する
ことができる。また、塗工層に防眩性を付与するため、
本発明の効果を損なわない範囲で、シリカ粒子やアクリ
ル樹脂、シリコン樹脂、ウレタン樹脂等の樹脂ビーズ
等、有機又は無機の微粒子を添加する事もできる。
【0030】本発明のハードコートフィルムは上述した
ハードコート形成用塗料組成物をフィルム支持体上に塗
布し、ハードコート層を設けて得られる。本発明のフィ
ルム支持体は、透明なシ−ト又はフィルム状のものが好
ましく、例えば、ポリエステルフィルム、ポリエチレン
フィルム、ポリプロピレンフィルム、セロファンフィル
ム、ジアセチルセルロースフィルム、トリアセチルセル
ロースフィルム、アセチルセルロースブチレートフィル
ム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィ
ルム、ポリビニルアルコールフィルム、エチレンビニル
アルコールフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカー
ボネートフィルム、ポリメチルペンテルフィルム、ポリ
スルフォンフィルム、ポリエーテルエーテルケトンフィ
ルム、ポリエーテルスルフォンフィルム、ポリエーテル
イミドフィルム、ポリイミドフィルム、フッ素樹脂フィ
ルム、ナイロンフィルム、アクリルフィルム等を挙げる
ことが出来るが、本発明においては、特に光学異方性が
無いという特徴から液晶表示体に偏光板の部材として広
く実用されている、トリアセチルセルロースフィルム
(TACフィルム)を使用することが好ましい。TAC
フィルムは、通常、溶液キャスト法で製膜されるため平
面性が悪く、かつ透明性が高いため、凝集等に起因した
欠点がなく均一な塗工層を形成する事が非常に困難であ
る。本発明においては、このように透明性の高い透明支
持体上に均一なハードコート層を形成する際に、特に効
果が発現する。
【0031】本発明のハードコート層は上述したハード
コート層形成用塗料組成物を公知の塗工装置を用いてフ
ィルム支持体上に塗工した後、電離放射線を照射して硬
化することにより形成される。公知の塗工装置として
は、マイクログラビアコーター、グラビアコーター、マ
イヤーバーコーター、ダイコーター等の塗工装置を使用
できる。塗工時の塗料組成物の粘度、濃度は使用する塗
工装置により、適切な値に調整できる。硬化後のハード
コート層の膜厚は通常1.0〜20μm、好ましくは
2.0〜10μmである。膜厚が大きいと帯電防止効果
は大きいが、透明性が低下し、またハードコートフィル
ムにカールが発生しやすくなる。
【0032】本発明のハードコートフィルムは、特に透
明性の高いディスプレイに使用するため、ハードコート
フィルムのヘイズ値(JIS K7105に準拠)は
2.0%未満であることが望ましく、特に好ましくは
1.0%以下である。また、透明性と帯電防止性能を両
立するという観点から、ハードコート層の表面抵抗率
(JIS K6911に準拠)は1.0×1012Ω未
満であることが好ましく、特に好ましくは1.0×10
11Ω未満である。
【0033】
【実施例】以下、本発明の塗料組成物及びそれを用いて
作製したサンプルの具体的な内容を実施例によって説明
すると共に、本塗料組成物及びそれを用いて作成したサ
ンプルを比較例と対比して説明するが、本発明はこれに
よって限定されるものではない。尚、同一の化合物につ
いては特記しない限り同一の製品をを用いた。又、実施
例中の「部」及び「%」は特に明示しない限り、それぞれ
「重量部」及び「重量%」を表わす。
【0034】実施例1 75μmのポリエステルフィルム(A−4300;東洋
紡績社製)の一方の面に、下記の塗料組成物1をバーコ
ーターにて塗工し、60℃のドライヤーで希釈溶剤を蒸
発させた後、UV光を照射し、ハードコートフィルムを
得た。この時の塗工層の厚さは5μmであった。 (塗料組成物1)ペンタエリスリトールテトラアクリレ
ート(新中村化学社製、NKエステルA−TMMT) 6
6.5重量部、エレコンドPQ−50B(総研化学社
製、4級アンモニウム塩基含有(メタ)アクリレート共
重合ポリマー、分子量:30000、メタノール溶液、
固形分50%) 60.0重量部、イルガキュア184
(チバガイギー社製 3.5重量部、エタノール(誘電
率:23.8、沸点:78.3℃) 70.0重量部、
2−エトキシエタノール(誘電率:29.6、沸点:1
35.6℃) 15.0重量部、シロキサン系界面活性
剤:BYK−300(ビックケミー社製) 対液(塗
料)で0.05重量部
【0035】実施例2 塗料組成物1の代わりに下記塗料組成物2を用いた以外
は実施例1と同様に塗料調製後、ハードコートフィルム
を作製した。 (塗料組成物2)ペンタエリスリトールテトラアクリレ
ート 66.5重量部、エレコンドPQ−50B 6
0.0重量部、イルガキュア184 3.5重量部、エ
タノール70.0重量部、2−エトキシエタノール 3
0.0重量部、シロキサン系界面活性剤:BYK−30
0(ビックケミー社製) 対液0.05重量部、
【0036】実施例3 塗料組成物1の代わりに下記塗料組成物3を用いた以外
は実施例1と同様に塗料調製後、ハードコートフィルム
を作製した。 (塗料組成物3)ペンタエリスリトールテトラアクリレ
ート 66.5重量部、エレコンドPQ−50B 6
0.0重量部、イルガキュア184 3.5重量部、エ
タノール 10.0重量部、2−エトキシエタノール
15.0重量部、シロキサン系界面活性剤:BYK−3
00(ビックケミー社製) 対液0.05重量部
【0037】実施例4 塗料組成物1の代わりに下記塗料組成物4を用いた以外
は実施例1と同様に塗料調製後、ハードコートフィルム
を作製した。 (塗料組成物4)ペンタエリスリトールテトラアクリレ
ート 66.5重量部、エレコンドPQ−50B 6
0.0重量部、イルガキュア184 3.5重量部、エ
タノール 140.0重量部、2−エトキシエタノール
30.0重量部、シロキサン系界面活性剤:BYK−
300(ビックケミー社製) 対液0.05重量部
【0038】実施例5 塗料組成物1の代わりに下記塗料組成物5を用いた以外
は実施例1と同様に塗料調製後、ハードコートフィルム
を作製した。 (塗料組成物5)ペンタエリスリトールテトラアクリレ
ート 66.5重量部、エレコンドPQ−50B 6
0.0重量部、イルガキュア184 3.5重量部、エ
タノール 70.0重量部、2−プロパノール(誘電
率:18.3、沸点82.4℃) 15.0重量部、シ
ロキサン系界面活性剤:BYK−300(ビックケミー
社製)対液0.05重量部
【0039】実施例6 塗料組成物1の代わりに下記塗料組成物6を用いた以外
は実施例1と同様に塗料調製後、ハードコートフィルム
を作製した。 (塗料組成物6)ペンタエリスリトールテトラアクリレ
ート 66.5重量部、エレコンドPQ−50B 6
0.0重量部、イルガキュア184 3.5重量部、エ
タノール 70.0重量部、4−メチルー2−ペンタノ
ール(誘電率:9.9、沸点131.8℃) 15.0
重量部、シロキサン系界面活性剤:BYK−300(ビ
ックケミー社製) 対液0.05重量部
【0040】実施例7 塗料組成物1の代わりに下記塗料組成物7を用いた以外
は実施例1と同様に塗料調製後、ハードコートフィルム
を作製した。 (塗料組成物7)ペンタエリスリトールテトラアクリレ
ート 66.5重量部、エレコンドPQ−50B 8
0.0重量部、イルガキュア184 3.5重量部、エ
タノール 70.0重量部、2−エトキシエタノール
15.0重量部、シロキサン系界面活性剤:BYK−
300(ビックケミー社製) 対液0.05重量部
【0041】実施例8 塗料組成物1の代わりに下記塗料組成物14を用いた以
外は実施例1と同様に塗料調製後、ハードコートフィル
ムを作製した。 (塗料組成物8)ペンタエリスリトールテトラアクリレ
ート 66.5重量部、エレコンドPQ−50B 1
0.0重量部、イルガキュア184 3.5重量部、エ
タノール 70.0重量部、2−エトキシエタノール
15.0重量部、シロキサン系界面活性剤:BYK−3
00(ビックケミー社製) 対液0.05重量部
【0042】実施例9 塗料組成物1の代わりに下記塗料組成物9を用いた以外
は実施例1と同様に塗料調製後、ハードコートフィルム
を作製した。 (塗料組成物9)ペンタエリスリトールテトラアクリレ
ート 66.5重量部、エレコンドPQ−50B 9
0.0重量部、イルガキュア184 3.5重量部、エ
タノール 70.0重量部、2−エトキシエタノール
15.0重量部、シロキサン系界面活性剤:BYK−3
00(ビックケミー社製) 対液0.05重量部
【0043】実施例10 透明プラスチックフィルムとしてトリアセチルセルロー
スフィルムを用いた以外は実施例1と同様に塗料調整
後、ハードコートフィルムを作製した。
【0044】比較例1 塗料組成物1の代わりに下記塗料組成物10を用いた以
外は実施例1と同様に塗料調製後、ハードコートフィル
ムを作製した。 (塗料組成物10)ペンタエリスリトールテトラアクリ
レート 66.5重量部、エレコンドPQ−50B 6
0.0重量部、イルガキュア184 3.5重量部、エ
タノール70.0重量部、2−エトキシエタノール
5.0重量部、シロキサン系界面活性剤:BYK−30
0(ビックケミー社製) 対液0.05重量部
【0045】比較例2 塗料組成物1の代わりに下記塗料組成物11を用いた以
外は実施例1と同様に塗料調製後、ハードコートフィル
ムを作製した。 (塗料組成物11)ペンタエリスリトールテトラアクリ
レート 66.5重量部、エレコンドPQ−50B 6
0.0重量部、イルガキュア184 3.5重量部、エ
タノール 70.0重量部、酢酸プロピル(誘電率:
6.0、沸点:101.6℃) 15.0重量部、シロ
キサン系界面活性剤:BYK−300(ビックケミー社
製) 対液0.05重量部
【0046】比較例3 塗料組成物1の代わりに下記塗料組成物12を用いた以
外は実施例1と同様に塗料調製後、ハードコートフィル
ムを作製した。 (塗料組成物12)ペンタエリスリトールテトラアクリ
レート 66.5重量部、エレコンドPQ−50B 6
0.0重量部、イルガキュア184 3.5重量部、エ
タノール 70.0重量部、メタノール(誘電率:3
3.1、沸点:64.5℃) 15.0重量部、シロキ
サン系界面活性剤:BYK−300(ビックケミー社
製) 対液0.05重量部
【0047】比較例4 塗料組成物1の代わりに下記塗料組成物13を用いた以
外は実施例1と同様に塗料調製後、ハードコートフィル
ムを作製した。 (塗料組成物13)ペンタエリスリトールテトラアクリ
レート 66.5重量部、エレコンドPQ−50B 6
0.0重量部、イルガキュア184 3.5重量部、エ
タノール 70.0重量部、エチレングリコール(誘電
率:38.6、沸点197.9℃)20.0重量部、シ
ロキサン系界面活性剤:BYK−300(ビックケミー
社製) 対液0.05重量部
【0048】実施例1〜10、比較例1〜4で調製した
塗料組成物及びそれを用いて作製したハードコートフィ
ルムについて、下記の手段に従って評価を行った。その
結果を下記表1に記す。 (1)塗料中の樹脂凝集性 塗料調製後、目開き20μmのナイロンメッシュにてろ
過を実施した。メッシュ上に樹脂凝集が確認された場合
は「不良」とした。 (2)塗工品の透明性 東洋精機社製ヘイズメーターを使用し、JIS K71
05に準拠してヘイズ度を測定し、ヘイズ度を基に透明
性の評価を行った。1.0%未満を「特に良好」、1.
0%以下2.0%未満を「良好」、2.0%以上を「不
良」とした。 (3)塗工品の外観均一性 フィルムを通じてバックライト光を観察し、塗工層に存
在する凝集ブツの有無を観察し、500cmにおける
個数をカウントした。尚、凝集ブツの大きさは150μ
m以上である。凝集ブツの個数が、5個未満を「特に良
好」、5個以上20個未満を「良好」、20個以上を
「不良」とした。
【0049】(4)帯電防止性 三菱化学社製高抵抗率計(Hiresta−UP)を使
用し、表面抵抗率(Ω)を測定した。表面抵抗率を基に
帯電防止性の評価を行った。表面抵抗率が1.0×10
11Ω未満を「特に良好」、1.0×1011Ω以上を
「良好」とした。 (5)鉛筆硬度 HEIDON14を使用し、JISK5400に準拠し
て鉛筆硬度を測定し、鉛筆硬度を基にハードコート性の
評価を行った。鉛筆硬度がH以上を「特に良好」、HB
以下を「良好」とした。
【0050】
【表1】
【0051】表1から本発明のハードコート層形成用塗
料組成物を塗布してハードコート層を形成させた実施例
1〜10では、高い透明性、帯電防止性、均一性、耐擦
傷性、耐薬品性に優れたハードコートフィルムを得るこ
とができた。これに対し、塗料組成物中に誘電率9.0
以上かつ沸点80℃以上180℃未満の溶剤を電離放射
線硬化型樹脂と前記導電性ポリマーとの合計100重量
部に対して、8重量部しか含まない比較例1、及び、塗
料組成物中に沸点80℃未満の溶剤しか含有していない
比較例3はハードコート層のヘイズ度が上がり、透明性
が低下した。また、塗料組成物中に誘電率が6である溶
剤を含有する比較例2は電離放射線硬化型樹脂と導電性
ポリマーとの相溶性が悪く、得られたハードコートフィ
ルムは非常に外観欠点が多い物であった。又、塗料組成
物中に沸点180℃以上の溶剤を含む比較例4では乾燥
温度を上げる必要があり、熱でフィルム支持体が変形し
た。
【0052】
【発明の効果】本発明のハードコート層形成用塗料組成
物によれば、透明保護フィルムに必要な品質である透明
性、耐擦傷性を低下させることなく、帯電防止性能を付
与したハードコート層を、安価な塗布方法にて均一に形
成でき、透明性、耐殺傷性、帯電防止性に優れたハード
コートフィルムを得ることができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4F100 AJ05B AK01A AK25A AK41 AL01A AL05A AR00B BA02 BA07 GB41 JA07A JB14A JG01A JG03 JG05A JK12A JN01 YY00A 4J038 CG141 CH121 CH171 DB371 DB451 DD241 DF001 DG321 GA08 GA13 KA07 NA01 NA11 NA20 PA17

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電離放射線硬化型樹脂と、4級アンモニ
    ウム塩基含有ポリマー、スルホン酸基含有ポリマー、又
    は高分子電荷移動型結合体ポリマーのいずれかである分
    子量20000〜500000の導電性ポリマーと、誘
    電率9.0以上かつ沸点80℃以上180℃未満の溶剤
    (A)と誘電率9.0以上かつ沸点80℃未満の溶剤
    (B)とを含有するハードコート層形成用塗料組成物で
    あって、前記電離放射線硬化型樹脂と前記導電性ポリマ
    ーとの合計量100重量部に対して、前記溶剤(A)を
    10重量部以上含有するハードコート層形成用塗料組成
    物。
  2. 【請求項2】 誘電率9.0以上かつ沸点80℃以上1
    80℃未満の溶剤(A)と誘電率9.0以上かつ沸点8
    0℃未満の溶剤(B)との混合比率がA:B=1:0.
    3〜1:15の割合で添加された請求項1に記載のハー
    ドコート層形成用塗料組成物。
  3. 【請求項3】 導電性ポリマーが4級アンモニウム塩基
    含有ポリマーである請求項1又は2に記載のハードコー
    ト層形成用塗料組成物。
  4. 【請求項4】 4級アンモニウム塩基含有ポリマーが4
    級アンモニウム塩基含有(メタ)アクリレート共重合ポ
    リマーである請求項3に記載のハードコート層形成用塗
    料組成物。
  5. 【請求項5】 塗料組成物硬化時の固形分に対する前記
    導電性ポリマーの割合が10〜40重量%である請求項
    1〜4のいずれか一項に記載のハードコート層形成用塗
    料組成物。
  6. 【請求項6】 フィルム支持体の上に請求項1〜5のい
    ずれか一項に記載の塗料組成物を塗布してなるハードコ
    ート層を有するハードコートフィルム。
  7. 【請求項7】 フィルム支持体がトリアセチルセルロー
    スフィルムである請求項6に記載のハードコートフィル
    ム。
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