JP2003268228A - 硬化型組成物 - Google Patents

硬化型組成物

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JP2003268228A
JP2003268228A JP2002095830A JP2002095830A JP2003268228A JP 2003268228 A JP2003268228 A JP 2003268228A JP 2002095830 A JP2002095830 A JP 2002095830A JP 2002095830 A JP2002095830 A JP 2002095830A JP 2003268228 A JP2003268228 A JP 2003268228A
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JP2002095830A
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Tomohiro Oba
友裕 大場
Kazuhisa Sakae
一久 榮
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Toray Fine Chemicals Co Ltd
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Toray Fine Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】硬化物の機械的強度を向上させるため、補強剤
としてカーボンブラックを使用しても良好な主剤貯蔵安
定性を有し、主剤貯蔵後も良好な硬化性を有し、かつ十
分な破断強度と硬度を有する複層ガラス、車両用窓枠等
のシーリング材として用いるのに適した硬化型組成物を
提供する。 【解決手段】(a)1分子中に2個以上のチオール基を含
有するポリマー、(b)1分子中に2個以上のイソシアネ
ート基を含有する化合物、(c)カーボンブラック、及び
(d-1)ケイ酸及び/又はケイ酸塩を主成分とする充填
剤、及び/又は(d-2)石炭を粉砕したものを主成分とす
る有機充填剤からなる硬化型組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、硬化型組成物に関
し、詳しくは特に十分な強度を有するシーリング材とし
て用いるのに適した硬化型組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、1分子中に2個以上のチオール基
を含有するポリマー、特にポリサルファイドポリマーと
PbO2、MnO2等の金属酸化剤からなる硬化型組成物
は、蒸気、ガスの遮断性、接着性、耐候性に優れてお
り、かつ十分な強度を有しているため、建築、土木、自
動車または航空機用等のシーリング材、複層ガラス用の
シーリング材、接着剤あるいはコーティング材として長
年使用されている。
【0003】特に、複層ガラス用シーリング材として
は、特開平9−217008号公報等に記載されるてい
るように、破断強度10〜20kgf/cm2の物性を
有し、複層ガラス用シーリング材等の十分な強度が必要
とされる部位に広く使用されている。
【0004】また、1分子中に2個以上のチオール基を
含有するポリマーと1分子中に2個以上のイソシアネー
ト基を含有する化合物による硬化型組成物は、良好な動
的耐久性を有し、かつ1分子中に2個以上のチオール基
を含有するポリマーと金属酸化剤からなる硬化型組成物
と同様に、施工後、硬化物が屋外に長期間暴露されても
硬化物表面が汚染されず、優れた非汚染性を有し、また
接着性にも優れており、チオール基含有ポリサルファイ
ドポリマーとポリイソシアネート化合物によるポリサル
ファイド系シーリング材として、建築、土木等のシーリ
ング材、接着剤、コーティング材として使用されてい
る。また近年、1分子中に2個以上のチオール基を含有
するポリマーと1分子中に2個以上のイソシアネート基
を含有する化合物による硬化型組成物は、金属酸化剤を
使用しないため環境問題に対応するものとして金属酸化
剤硬化系の代替が急速に拡大している。
【0005】しかしながら、ポリイソシアネート化合物
によるポリサルファイド系シーリング材は、複層ガラス
や車両用窓枠等のシーリング材として用いると、金属酸
化剤による硬化型組成物と同じ配合では、硬化物の破断
強度、硬度が低く、不十分な硬化物物性しか得られな
い。また、硬化物の硬度を上げるためには、補強剤とし
てカーボンブラックを使用することが知られているが、
カーボンブラックを補強剤として増量すると硬化物の破
断強度は向上するものの、主剤の貯蔵安定性が著しく悪
化し、主剤貯蔵後の硬化性も悪化するという問題点があ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明の目的
は、1分子中に2個以上のチオール基を含有するポリマ
ーと1分子中に2個以上のイソシアネート基を含有する
化合物による硬化型組成物において、硬化物の機械的強
度を向上させるため、補強剤としてカーボンブラックを
併用しても良好な主剤貯蔵安定性を有し、主剤貯蔵後も
良好な硬化性を有し、かつ十分な破断強度と硬度を有す
る複層ガラスや車両用窓枠等のシーリング材として用い
るのに適した硬化型組成物を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的に鑑み鋭意研究
の結果、本発明者らは、分子中に2個以上のチオール基
を含有するポリマーと分子中に2個以上のイソシアネー
ト基を含有する化合物とカーボンブラックからなる硬化
型組成物に、ケイ酸及び/又はケイ酸塩を主成分とする
鉱産物、及び/又は石炭を粉砕したものを主成分とする
有機充填剤を添加することで、高強度用シーリング材と
して用いるのに適した硬化型組成物が得られることを見
出した。
【0008】すなわち、本発明の硬化型組成物は、下記
の構成を有するものである。 [1] (a)1分子中に2個以上のチオール基を含有するポ
リマーと、(b)1分子中に2個以上のイソシアネート基
を含有する化合物と、(c)カーボンブラックと、(d-1)ケ
イ酸及び/又はケイ酸塩を主成分とする充填剤及び/又
は(d-2)石炭を粉砕したものを主成分とする有機充填剤
からなる硬化型組成物。 [2] (d-1)ケイ酸及び/又はケイ酸塩を主成分とする充
填剤がパーライトである上記[1]記載の硬化型組成物。 [3] (d-1)ケイ酸及び/又はケイ酸塩を主成分とする充
填剤を、(a)1分子中に2個以上のチオール基を含有す
るポリマーと(b)1分子中に2個以上のイソシアネート
基を含有する化合物の合計100重量部に対して0.5
〜150重量部含有する上記[1]または[2]のいずれかに
記載の硬化型組成物。 [4] (d-2)石炭を粉砕したものを主成分とする有機充填
剤を、(a)1分子中に2個以上のチオール基を含有する
ポリマーと(b)1分子中に2個以上のイソシアネート基
を含有する化合物の合計100重量部に対して0.5〜
150重量部含有する上記[1]〜[3]のいずれかに記載の
硬化型組成物。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の硬化型組成物につ
いて詳細に説明する。
【0010】本発明の硬化型組成物における1分子中に
2個以上のチオール基を含有するポリマーと1分子中に
2個以上のイソシアネート基を含有する化合物は、チオ
ール基とイソシアネートの反応によりチオウレタン結合
を形成することにより、室温で硬化する組成物である。
以下に、各ポリマーと化合物等について説明する。
【0011】(a)1分子中に2個以上のチオール基を含
有するポリマー 1分子中に2個以上のチオール基を有するポリマーは、
主鎖中にエーテル結合、チオエーテル結合、ジスルフィ
ド結合、ウレタン結合及び/又はエステル結合を含むも
のであっても良い。
【0012】このような1分子中に2個以上のチオール
基を有するポリマーの好ましい例としては、特公昭47
−48279号公報に記載されるポリオキシアルキレン
ポリオールや米国特許第4,092,293号明細書及
び特公昭46−3389号公報に記載されているポリメ
ルカプタン等が挙げられる。また、この他の既知化合物
としては、米国特許第3,923,748号明細書に記
載のチオール基末端液状ポリマー、米国特許第4,36
6,307号明細書に記載の液状チオエーテルの内のチ
オール基末端のもの等が挙げられる。さらに、特に好ま
しいものは、下記記載のポリサルファイドポリエーテル
ポリマー及びポリサルファイドポリマーである。このよ
うな一分子中に2個以上のチオール基を有するポリマー
の数平均分子量は、通常100〜200,000であ
り、好ましくは400〜100,000である。
【0013】・ポリサルファイドポリエ−テルポリマ− ポリサルファイドポリエーテルポリマーとしては、主鎖
中に、(ア) -(R1O)n - (但し、R1 は炭素数2
〜4のアルキレン基、nは6〜200の整数を示す。)
で表されるポリエーテル部分と、(イ)−(C24OCH
2OC24−Sx)−及び−(CH2CH(OH)CH2
−Sx)−(但し、xは1〜5の整数である。)で示さ
れる構造単位とを含有し、かつ末端に、(ウ)−C24
OCH2OC24−SH及び/又は−CH2CH(OH)
CH2−SHで示されるチオール基を有するものであ
る。
【0014】このポリサルファイドポリエーテルポリマ
ー中において、上記(ア)のポリエーテル部分と上記
(イ)で示される構造単位は、任意の配列で結合してい
てよい。またその割合は、(ア)の -(R1O)n- 成分
が2〜95重量%、(イ)の(C24OCH2OC24
−Sx)成分が3〜70重量%及び(CH2CH(O
H)CH2−Sx)成分が1〜50重量%となることが
好ましい。このポリサルファイドポリエーテルポリマー
の数平均分子量は、通常600〜200,000であ
り、好ましくは800〜50,000である。このよう
なポリサルファイドポリエーテルポリマーは、例えば、
特開平4−363325号公報に記載されているような
方法により製造することができる。
【0015】・ポリサルファイドポリマ− ポリサルファイドポリマーは、主鎖中に、(エ)−(C
24OCH2OC24−Sx)−(但し、xは1〜5の
整数である。)で表される構造単位を含有し、かつ末端
に、(オ)−C24OCH2OC24−SHで表される
チオール基を有するものである。 このポリサルファイ
ドポリマーは、室温で流動性を有し、数平均分子量が通
常は100〜200,000であり、好ましくは400
〜50,000である。このようなポリサルファイドポ
リマーの好ましい例は、米国特許2,466,963号
明細書に記載されている。
【0016】(b)1分子中にイソシアネート基を2個以
上含む化合物 分子中にイソシアネート基を2個以上含む化合物として
は、有機ポリイソシアネート化合物及び/又は活性水素
含有化合物に有機ポリイソシアネート化合物を反応させ
て得られるウレタンプレポリマーが好ましく用いられ
る。
【0017】有機ポリイソシアネート化合物としては、
具体的には、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメ
タンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニルイソ
シアネート(クルードMDI)、キシリレンジイソシア
ネート、イソホロンジイソシアネート、ノルボルナンジ
イソシアネート及びヘキサメチレンジイソシアネート等
が挙げられる。
【0018】また、活性水素含有化合物としては、水酸
基末端ポリエステル、多価ポリアルキレンエーテル、水
酸基末端ポリウレタン重合体、アクリル共重合体に水酸
基を導入したアクリルポリオール、水酸基末端ポリブタ
ジエン、多価ポリチオエーテル、ポリアセタール、脂肪
族ポリオール、及びチオール基を2個以上有するアルキ
レンチオールを包含するアルカン、アルケン及び脂肪族
チオール、末端にチオール基を有するポリサルファイド
ポリマー、芳香族、脂肪族及び複素環ジアミン等を包含
するジアミン、及びこれらの混合物が挙げられる。
【0019】ウレタンプレポリマーとしては、前述のチ
オール基含有化合物と有機ポリイソシアネート化合物
を、イソシアネート化合物過剰の条件で反応させること
により得られる。
【0020】本発明の硬化型組成物において、 (a)1分
子中に2個以上のチオール基を含有するポリマーと、
(b)1分子中に2個以上のイソシアネート基を含有する
化合物とをあらかじめ反応させて、上述のウレタンプレ
ポリマーとしたもののみを用いることにより、一液硬化
型組成物として使用することも可能である。
【0021】本発明においては、前記(b)の化合物中
のイソシアネ−ト基と、上述した(a)の1分子中に2
個以上のチオール基を含有するポリマー中のチオール基
とのモル比(イソシアネート基/チオール基)が、0.
5〜4.0となるように配合することが好ましい。前記
モル比が0.5未満では、硬化型組成物が十分に高分子
量化しないため好ましくなく、一方、前記モル比が4.
0を超えると硬化物が硬く脆いものとなり、好ましくな
い。より好ましいモル比は、0.7〜3.0である。
【0022】(c)カーボンブラック 本発明で用いられるカーボンブラックとしては、チャン
ネル式、ガスファーネス式、オイルファーネス式、サー
マル式あるいはアセチレン式で製造されるカーボンブラ
ックが挙げられる。具体的には、EPCカーボン、MP
Cカーボン、CCカーボン、SAFカーボン、ISAF
カーボン、HAFカーボン、MAFカーボン、FEFカ
ーボン、HMFカーボン、SRFカーボン、SPFカー
ボン、GPFカーボン、APFカーボン、FFカーボ
ン、CFカーボン、SCFカーボン、ECFカーボン、
FTカーボン、MTカーボン、アセチレンブラックなど
が挙げられる。なかでも、SRFカーボン(商品名 旭
#15 旭カーボン(株)製)とMTカーボン(商品名
サーマックスMT N−990 白石カルシウム
(株)製)は、硬化物の機械的強度を向上し、かつ作業
性も良好なため、特に好ましい。カーボンブラックの平
均粒子径が60nmより小さくなると、硬化物の機械的
強度の向上には大きな効果があるものの、作業性を大き
く低下させるため好ましくなく、600nmより大きく
なると、硬化物の機械的強度向上の効果に乏しくなり好
ましくない。好ましいカーボンブラックの平均粒子径は
60〜600nmである。
【0023】カーボンブラックの配合量は、(a)1分子
中に2個以上のチオール基を含有するポリマーと(b)1
分子中に2個以上のイソシアネート基を含有する化合物
の合計100重量部に対して、好ましくは20〜200
重量部であり、より好ましくは50〜150重量部であ
る。カーボンブラックの配合量が20重量部より少ない
と、硬化物の機械的強度向上の効果に乏しくなり、20
0重量部より多くなると作業性の悪化、または経済上の
ため好ましくない。
【0024】(d-1)ケイ酸及び/又はケイ酸塩を主成分
とする充填剤 本発明のケイ酸及び/又はケイ酸塩を主成分とする充填
剤としては、合成品では乾式法あるいは湿式法により製
造される微粒子ケイ酸であるホワイトカーボン等が挙げ
られる。また、鉱産物では、カオリナイトやハロサイト
などの鉱物からなるカオリン、珪藻殻からなる岩石を原
料とする珪藻土、滑石から得られるタルク、真珠岩から
なるパーライト、モンモリロナイト系粘土鉱物を主成分
とするベントナイト、モンモリロナイト系粘土鉱物を鉱
酸で処理して得られる活性白土および酸性白土、その他
にセピオライト、ジークライト、ウォラストナイト、セ
リサイト、マイカ、シリカ、珪砂、珪石などが挙げられ
る。なかでもパーライト(商品名 パーライトB−4:
三井金属鉱業(株))は貯蔵安定性を改良し、かつ機械
的強度を向上させる効果、主剤貯蔵後の硬化性の安定化
に対する効果が大きく特に好ましい。上記充填剤のう
ち、pHが6未満のものは貯蔵安定性改良に大きな効果
があるものの、硬化性を低下させるため機械的強度の向
上には効果が小さい。このため充填剤のpHは6以上の
もの、特に6〜9のものが好ましく用いられる。
【0025】ケイ酸及び/又はケイ酸塩を主成分とする
充填剤の配合量は、(a)1分子中に2個以上のチオール
基を含有するポリマーと(b)1分子中に2個以上のイソ
シアネート基を含有する化合物の合計100重量部に対
して、好ましくは0.5〜150重量部であり、より好
ましくは1〜100重量部である。ケイ酸及び/又はケ
イ酸塩を主成分とする鉱産物の配合量が0.5重量部よ
り少ないと、主剤の貯蔵安定性改良効果、または主剤貯
蔵後の硬化性の安定化に対する効果に乏しくなり、15
0重量部より多くなると作業性の悪化、または経済上の
ため好ましくない。
【0026】(d-2)石炭を粉砕したものを主成分とする
有機充填剤 本発明の石炭を粉砕したものを主成分とする有機充填剤
としては、泥炭、亜炭、褐炭、瀝青炭、無煙炭等の粉砕
品が挙げられる。特に無水無灰ベースでの炭素含有量が
80%以上である瀝青炭、無煙炭の粉砕品が硬化物の比
重を低下させ、かつ機械的強度を向上させる効果、主剤
貯蔵後の硬化性の安定化に対する効果が大きく、好まし
い。具体例として微粉瀝青質充填剤(商品名:ミネラル
ブラック325BA 白石カルシウム(株)製)等が挙
げられる。
【0027】石炭を粉砕したものを主成分とする有機充
填剤の配合量は、(a)1分子中に2個以上のチオール基
を含有するポリマーと(b)1分子中に2個以上のイソシ
アネート基を含有する化合物の合計100重量部に対し
て、好ましくは0.5〜150重量部であり、より好ま
しくは1〜100重量部である。石炭を粉砕したものを
主成分とする有機充填剤の配合量が0.5重量部より少
ないと、機械的強度の向上、または低比重化の効果、ま
たは主剤貯蔵後の硬化性の安定化に対する効果に乏しく
なり、150重量部より多くなると作業性の悪化、また
は経済上のため好ましくない。
【0028】本発明の硬化型組成物において、(d-1)ケ
イ酸及び/又はケイ酸塩を主成分とする充填剤と(d-2)
石炭を粉砕したものを主成分とする有機充填剤は同時に
用いてもよい。
【0029】(e)可塑剤 本発明の硬化型組成物には、可塑剤を配合することがで
きる。本発明で用いられる可塑剤としては、フタル酸エ
ステル、トリメリット酸エステル、脂肪族二塩基酸エス
テル、塩素化パラフィン、ジフェニル誘導体、水添ター
フェニル(商品名”サムエース−900”新日本製鉄化
学工業(株)製)等を使用することができる。具体的に
は、ブチルベンジルフタレート、ジブチルフタレート、
ジヘプチルフタレート、ジ−2−エチルヘキシルフタレ
ート、ジ−n−オクチルフタレート、ジイソデシルフタ
レート、ジイソノニルフタレート、トリ−2−エチルヘ
キシルトリメリテート、ジ−2−エチルヘキシルアジペ
ート、ジイソデシルアジペート、ジイソノニルアジペー
ト、ジブチルジグリコールアジペート、ジブチルセバケ
ート、ジ−2−エチルヘキシルセバケートなどが挙げら
れる。
【0030】また、特公昭56−14705号公報、特
公昭56−15440号公報、特公昭57−56511
号公報等に例示されているようなジアリールアルカン型
の化合物、トリアリールジアルカン型の化合物、スチレ
ンの2〜3重合体とアルキルベンゼンとの反応生成物か
らなる高沸点芳香族炭化水素(商品名“日石ハイゾール
SASーLH”日本石油化学(株)製)も使用すること
ができる。特に塩素化パラフィン、水添ターフェニル、
トリアリールジアルカン等の炭化水素系の可塑剤は吸湿
性が小さく、ガスバリア性も良好であるため好ましい。
【0031】上記可塑剤の配合量は、併用する充填剤の
量に依存するが、(a)1分子中に2個以上のチオール基
を含有するポリマーと(b)1分子中に2個以上のイソシ
アネート基を含有する化合物の合計100重量部に対し
て通常10〜100重量部の範囲で好ましく用いられ
る。
【0032】(f)その他の配合物 本発明の硬化型組成物には、さらに経済性、組成物を施
工する際の作業性及び硬化後の物性を改良する目的で、
炭酸カルシウムや酸化チタン等の充填剤及び添加剤を用
いることができる。
【0033】また、本発明の硬化型組成物には、施工後
の硬化を迅速かつ確実に行わせるために、チオール基と
イソシアネート基との反応触媒を添加することができ
る。
【0034】具体的には、3級アミン及び有機金属化合
物等が用いられる。3級アミンとしては、モノアミン
類、ジアミン類、トリアミン類、ポリアミン類、環状ア
ミン類、アルコールアミン類、エーテルアミン類等があ
り、具体例としては、トリエチルアミン、N,N−ジメ
チルシクロヘキシルアミン、N,N,N’,N’−テト
ラメチルエチレンジアミン、N,N,N’,N’−テト
ラメチルプロパン−1,3−ジアミン、N,N,N’,
N’−テトラメチルヘキサン−1,6−ジアミン、N,
N,N’,N”,N”−ペンタメチルジエチレントリア
ミン、N,N,N’,N”,N”−ペンタメチルジプロ
ピレントリアミン、テトラメチルグアニジン、N,N−
ジポリオキシエチレンステアリルアミン、N,N−ジポ
リオキシエチレン牛脂アルキルアミン、トリエチレンジ
アミン、N,N’−ジメチルピペラジン、N−メチル−
N’−(2−ジメチルアミノ)−エチルピペラジン、N
−メチルモルホリン、N−エチルモルホリン、N−
(N’,N’−ジメチルアミノエチル)−モルホリン、
1,2−ジメチルイミダゾール、ジメチルアミノエタノ
ール、ジメチルアミノエトキシエタノール、N,N,
N’−トリメチルアミノエチルエタノールアミン、N−
メチル−N’−(2−ヒドロキシエチル)−ピペラジ
ン、N−(2−ヒドロキシエチル)−モルホリン、ビス
−(2−ジメチルアミノエチル)エーテル、エチレング
リコールビス−(3−ジメチル)−アミノプロピルエー
テル等が挙げられる。中でも、N,N−ジポリオキシエ
チレンアルキルアミン系化合物が好ましい。具体例とし
ては、N,N−ジポリオキシエチレンステアリルアミ
ン、N,N−ジポリオキシエチレン牛脂アルキルアミン
等が挙げられる。これら3級アミンは2種以上を用いて
もよい。
【0035】また、有機金属化合物としては、有機錫化
合物、有機カルシウム化合物、有機水銀化合物、有機鉛
化合物等があり、具体的にはオクチル酸錫、ジブチル錫
ジアセテート、ジブチル錫ジラウレート、ジブチル錫メ
ルカプチド、ジブチル錫チオカルボキシレート、ジブチ
ル錫ジマレエート、ジオクチル錫メルカプチド、ジオク
チル錫チオカルボキシレート、オクチル酸カルシウム、
フェニル水銀プロピオン酸塩、オクテン酸鉛等が挙げら
れる。なかでも、変色等の影響が少ない有機錫化合物が
好ましく、より好ましくはジアルキル錫メルカプチド、
ジアルキル錫ジカルボン酸塩、ジアルキル錫ビス(ジカ
ルボン酸モノアルキルエステル)塩、ジアルキル錫(ジ
カルボン酸)塩等が挙げられる。特に本発明の組成物に
おいてはアミン系触媒より、有機金属化合物を用いる方
が貯蔵安定性が良好であるため好ましい。有機金属化合
物は2種以上を用いてもよい。
【0036】さらに、本発明の硬化型組成物には、施工
後のガラスやアルミ等の素材部位との接着性を向上させ
るため接着付与剤を添加することができる。
【0037】具体的には、シランカップリング剤などが
用いられる。シランカップリング剤としては、γ−メタ
クリロキシプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシド
キシプロピルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロ
ピルトリメトキシシラン、ビニルトリメトキシシラン、
ビニルトリス(β−メトキシエトキシ)シラン、ビニル
トリエトキシシラン、β−(3,4−エポキシシクロヘ
キシル)エチルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシ
プロピルジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピル
メチルジエトキシシランなどが挙げられる。また、特開
平6−271833号公報に記載のポリサルファイドポ
リマー(商品名”チオコールLP−3”東レチオコール
(株)製)とγ−グリシドキシプロピルトリメトキシシ
ランを反応させて合成した末端トリメトキシシラン変成
ポリサルファイドポリマーもシランカップリング剤とし
て用いることができる。これらのシランカップリング剤
は2種以上を用いてもよい。
【0038】加えて、本発明の硬化型組成物には、硬化
後の表面残存タックを改良するために、特開2000−
178334号公報に記載の空気酸化可能な不飽和基を
含有する化合物を添加することができる。空気酸化可能
な不飽和基を含有する化合物としては、乾性油、ジエン
系化合物、乾性油の各種変性物が挙げられる。具体的に
は不飽和脂肪酸の混合トリグリセライドで、ヨウ素価1
30以上の油脂(乾性油及び魚油)が使用可能である。
不飽和脂肪酸としては、トウハク酸、リンデル酸、ツズ
酸、マッコウ酸、ミリストオレイン酸、ゾーマリン酸、
ペトロセリン酸、オレイン酸、バクセン酸、ガドレイン
酸、鯨油酸、エルシン酸、サメ油酸、リノール酸、ヒラ
ゴ酸、エレオステアリン酸、ブニカ酸、トリコサン酸、
リノレン酸、モロクチ酸、パリナリン酸、アラキドン
酸、イワシ酸、ヒラガシラ酸、ニシン酸が挙げられる。
具体的には、植物油としては亜麻仁油、エノ油、桐油、
日本桐油、オイチシカ油、麻実油、カヤ油、イヌガヤ
油、クルミ油、オニグルミ油、ケシ油、ヒマワリ油、大
豆油、サフラワー油等。魚油としてイワシ油、ニシン
油、メンヘーデン油等が挙げられる。これ以外にも魚油
のアルカリ異性化による異性化油、ヒマシ油の脱水化に
よる脱水ヒマシ油等挙げられる。特に好ましい例は、エ
レオステアリン酸等の共役酸型の不飽和脂肪酸を多く含
むキリ油、オイチシカ油である。
【0039】本発明においては、乾性油の添加量は、1
分子中に2個以上の活性水素を含有するポリマーと1分
子中に2個以上のイソシアネート基を含有する化合物の
合計100重量部に対し0.1〜50重量部であること
が望ましい。添加量が0.1重量部以下の場合残存タッ
ク改良の効果が乏しくなり、50重量部以上では経済的
及び臭気の点で好ましくない。
【0040】さらに、空気酸化可能な不飽和基を含有す
る化合物は、活性水素含有化合物と有機ポリイソシアネ
ート化合物をイソシアネ−ト化合物過剰の条件で反応さ
せる際に共存させて合成することにより、1分子中に2
個以上のイソシアネート基を含有する化合物と空気酸化
可能な不飽和基を含有する化合物を安定に存在させるこ
とが可能となり、特に好ましい。
【0041】本発明によれば、1分子中に2個以上のチ
オール基を含有するポリマーと1分子中に2個以上のイ
ソシアネート基を含有する化合物とカーボンブラックか
らなる硬化型組成物に、ケイ酸及び/又はケイ酸塩を主
成分とする充填剤、及び/又は石炭を粉砕したものを主
成分とする有機充填剤を添加することにより、機械的強
度に優れた高強度用シーリング材として用いるのに適し
た硬化型硬化物が得られる。
【0042】本発明の硬化型組成物は、建築用、複層ガ
ラス用及び車両用等のシーリング材、接着剤、コーティ
ング剤等の用途に好適に用いられる。
【0043】
【実施例】本発明の硬化型組成物について、以下の実施
例によりさらに詳細に説明する。
【0044】(合成例1)プロピレングリコールにプロ
ピレンオキサイドを付加して得られる二官能性ポリプロ
ピレングリコール(OH価55.3mgKOH/g)8
00gと、87.7gのエピクロロヒドリンと、1.0
gの塩化第二錫五水塩とを反応容器に仕込み、80〜9
0℃で3時間攪拌した。さらに、ポリサルファイドポリ
マ−(東レチオコール(株)製、商品名”チオコールL
P55”)887.7gを加え混合した後、76gの水
硫化ソーダ(純度70%)を加え、80℃で2時間攪拌
した。その後、クエン酸の50%水溶液7.1gを加え
て、15分間攪拌してから脱水した。さらに、塩を除去
し、メルカプタン含量2.0重量%、粘度80ポイズ
(25℃)の淡黄色透明なポリマーを得た。
【0045】(実施例1〜17)合成例1のポリマー
に、可塑剤、充填剤及び添加剤を表1(実施例1〜5)
および表2(実施例6〜17)の割合で配合して主剤を
得た。このようにして得られた主剤を50℃の恒温槽内
に置き、表面状態の変化を評価した。結果を表4に示
す。また、この主剤400重量部と、ポリプロピレング
リコールにキシリレンジイソシアネートを付加して得ら
れたウレタンプレポリマー(イソシアネート含有量5.
3重量%)51重量部を混合した。得られた混合物をへ
らで引き上げたときにゲル状となった時間を可使時間と
した。また、ポリエチレンテレフタレート製シートに硬
化物が付着しなくなった時間をタックフリー時間とし
た。さらに硬化物硬度(JIS A硬度)の測定結果を
併せて表4に示す。
【0046】
【表1】
【0047】
【表2】 (比較例1〜8)合成例1のポリマーに可塑剤、充填剤
及び添加剤を表3の割合で配合して主剤を得た。このよ
うにして得られた主剤を50℃の恒温槽内に置き、表面
状態の変化を評価した。結果を併せて表4に示す。ま
た、この主剤400重量部と、ポリプロピレングリコー
ルにキシリレンジイソシアネートを付加して得られたウ
レタンプレポリマー(イソシアネート含有量5.3重量
%)51重量部を混合した。実施例と同様の方法で測定
した可使時間、タックフリー時間、硬化物硬度の測定結
果を表4に示す。
【0048】
【表3】
【0049】
【表4】 ○:変化なし △:増粘 ×:表面膜張り (実施例18〜21)合成例1のポリマーに、可塑剤、
充填剤及び添加剤を表5の割合で配合して主剤を得た。
このようにして得られた主剤を50℃の恒温槽内に置
き、表面状態の変化を評価した。結果を表7に示す。ま
た、この主剤300重量部と、ポリプロピレングリコー
ルにキシリレンジイソシアネートを付加して得られたウ
レタンプレポリマー(イソシアネート含有量5.3重量
%)51重量部を混合した。得られた混合物をへらで引
き上げたときにゲル状となった時間を可使時間とした。
また、ポリエチレンテレフタレート製シートに硬化物が
付着しなくなった時間をタックフリー時間とした。23
℃で1週間および2週間貯蔵した主剤についても同様に
可使時間およびタックフリー時間を測定した。さらに硬
化物硬度(JISA硬度)の測定結果を併せて表7に示
す。
【0050】
【表5】 (比較例9)合成例1のポリマーに可塑剤、充填剤及び
添加剤を表6の割合で配合して主剤を得た。このように
して得られた主剤を50℃の恒温槽内に置き、表面状態
の変化を評価した。結果を併せて表7に示す。また、こ
の主剤300重量部と、ポリプロピレングリコールにキ
シリレンジイソシアネートを付加して得られたウレタン
プレポリマー(イソシアネート含有量5.3重量%)5
1重量部を混合した。実施例と同様の方法で測定した可
使時間、タックフリー時間、硬化物硬度の測定結果を表
7に示す。
【0051】
【表6】
【0052】
【表7】 ○:変化なし △:増粘 ×:表面膜張り
【0053】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、1分子
中に2個以上のチオール基を含有するポリマーと1分子
中に2個以上のイソシアネート基を含有する化合物とカ
ーボンブラックからなる硬化型組成物に、ケイ酸及び/
又はケイ酸塩を主成分とする充填剤及び/又は石炭を粉
砕したものを主成分とする有機充填剤を添加すること
で、硬化物の機械的強度を向上させるため、補強剤とし
てカーボンブラックを併用しても良好な主剤貯蔵安定性
を有し、主剤貯蔵後も良好な硬化性を有し、かつ十分な
破断強度と硬度を有する複層ガラスや車両用窓枠等のシ
ーリング材として用いるのに適した硬化型組成物が得ら
れる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4J002 CK021 CK041 DA016 DA036 DJ017 DJ037 DJ057 EF04 EF05 EX00 FD02 FD14 GJ01 GJ02 GL00 GN00 4J034 BA03 CA32 DB03 DB07 DD01 DG01 DG27 HA06 HA07 HA08 HC03 HC12 HC17 QB14 QB17 QC03 QC08 RA05 RA07 RA08 RA10 RA12

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a)1分子中に2個以上のチオール基を
    含有するポリマーと、(b)1分子中に2個以上のイソシ
    アネート基を含有する化合物と、(c)カーボンブラック
    と、(d-1)ケイ酸及び/又はケイ酸塩を主成分とする充
    填剤及び/又は(d-2)石炭を粉砕したものを主成分とす
    る有機充填剤からなることを特徴とする硬化型組成物。
  2. 【請求項2】 (d-1)ケイ酸及び/又はケイ酸塩を主成
    分とする充填剤がパーライトであることを特徴とする請
    求項1記載の硬化型組成物。
  3. 【請求項3】 (d-1)ケイ酸及び/又はケイ酸塩を主成
    分とする充填剤を、(a)1分子中に2個以上のチオール
    基を含有するポリマーと(b)1分子中に2個以上のイソ
    シアネート基を含有する化合物の合計100重量部に対
    して0.5〜150重量部含有することを特徴とする請
    求項1または2のいずれかに記載の硬化型組成物。
  4. 【請求項4】 (d-2)石炭を粉砕したものを主成分とす
    る有機充填剤を、(a)1分子中に2個以上のチオール基
    を含有するポリマーと(b)1分子中に2個以上のイソシ
    アネート基を含有する化合物の合計100重量部に対し
    て0.5〜150重量部含有することを特徴とする請求
    項1〜3のいずれかに記載の硬化型組成物。
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