JP2003268225A - 難燃性樹脂組成物 - Google Patents
難燃性樹脂組成物Info
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Abstract
系難燃剤を用いない難燃性、耐熱性、剛性に優れた難燃
性樹脂組成物を提供する。 【解決手段】 ゴム質重合体に、少なくとも芳香族アル
ケニル化合物単量体(a)およびシアン化ビニル化合物
単量体(b)をグラフトさせたグラフト共重合体(A)
5〜50質量部と、少なくとも芳香族アルケニル化合物
単量体(a)およびシアン化ビニル化合物単量体(b)
を共重合した共重合体(B)0〜45質量部と、ポリカ
ーボネート樹脂(C)50〜95質量部と、リン系難燃
剤(D)1〜30質量部とからなる組成物[(A)、
(B)、(C)成分の合計100質量部]60〜97質
量%、ならびに、繊維状充填剤(E)3〜40質量%を
含んでなる難燃性樹脂組成物。
Description
剤を用いない難燃性、耐熱性、剛性に優れた樹脂組成物
に関する。
衝撃性あるいは耐熱性を生かして様々な工業用用途に用
いられているが、成形加工温度が高い、流動性が悪いあ
るいは衝撃強度の厚み依存性が大きい等の欠点を有して
いる。現在は、この欠点を改良したものとして、ポリカ
ーボネート樹脂にABS(アクリロニトリル−ブタジエ
ン−スチレン)系樹脂をブレンドした組成物、すなわ
ち、ポリカーボネート/ABSアロイ樹脂が広く用いら
れている。ポリカーボネート樹脂にABS樹脂をブレン
ドすると、耐衝撃性の向上あるいは成形加工温度の低下
は可能となるものの、得られる組成物の難燃性が不足す
る。そこで、この組成物には、一般に、各種難燃剤ある
いは難燃助剤が添加される。
は家電機器等のハウジング用途においては、各機器の軽
量化、コンパクト化が進み、これによりハウジング部材
の薄肉化が求められている。同時に電気電子機器の集積
密度が上がるため機器内部の温度が増大し、ハウジング
部材の耐熱性が求められている。すなわち、これに用い
る樹脂材料には、より高度なレベルの難燃性、耐熱性、
剛性が要求されている。
ら、一般に、塩素、臭素系の難燃剤が使用されていた。
しかしながら、近年は、環境問題から、塩素、臭素系化
合物の使用が制限されてきている。この問題を解決する
ため、特公平6−70177号公報等には、リン系難燃
剤を使用する方法が提案されている。しかし、この公報
の実施例に示されている様なポリカーボネート/ABS
アロイ樹脂では、テトラフルオロエチレンを添加する必
要があり、耐熱性および剛性が低い。また、この公報の
実施例に示されている様なポリカーボネート/ABSア
ロイ樹脂では、1.6mm厚みより薄くなると難燃性が
十分でなく、公報記載の請求項の範囲内で組成を変更し
て難燃性を向上させると耐熱性が低下し、前述の強まる
薄肉化指向すなわち難燃性と耐熱性と剛性の高度な要求
に対応できない。
素/塩素系難燃剤を用いないポリカーボネート樹脂ある
いはポリカーボネート/ABSアロイ樹脂材料では、高
度なレベルの難燃性、耐熱性、剛性を示す材料は未だ見
出されておらず、これを満足する技術の開発が強く望ま
れていた。
難燃剤を用いないポリカーボネート/ABS系アロイ樹
脂材料において、高度なレベルの難燃性、耐熱性、剛性
を示す難燃性樹脂組成物を提供することにある。
脂組成物に対して、リン系難燃剤を配合し、さらに繊維
状充填剤を配合した難燃性樹脂組成物が、従来にない優
れた難燃性、耐熱性、剛性を示すことを見出し、本発明
に到達した。
くとも芳香族アルケニル化合物単量体(a)およびシア
ン化ビニル化合物単量体(b)をグラフトさせたグラフ
ト共重合体(A)5〜50質量部と、少なくとも芳香族
アルケニル化合物単量体(a)およびシアン化ビニル化
合物単量体(b)を共重合した共重合体(B)0〜45
質量部と、ポリカーボネート樹脂(C)50〜95質量
部と、リン系難燃剤(D)1〜30質量部とからなる組
成物[(A)、(B)、(C)成分の合計100質量
部]60〜97質量%、ならびに、繊維状充填剤(E)
3〜40質量%を含んでなる難燃性樹脂組成物である。
体(A)は、ゴム質重合体に特定の単量体をグラフトさ
せた共重合体である。
その具体例としては、ブタジエンゴム、スチレン−ブタ
ジエンゴム、ニトリルゴム、イソプレンゴム、クロロプ
レンゴム、ブチルゴム、エチレンプロピレンゴム、エチ
レンプロピレンジエンゴム、アクリルゴム、エピクロル
ヒドリンゴム、シリコーンゴム、フッ化シリコーンゴ
ム、フッ素ゴム、ジエン−アクリル複合ゴム、シリコー
ン−アクリル複合ゴム等が挙げられる。これらの中で
は、アクリルゴム、ジエン−アクリル複合ゴム、シリコ
ーン−アクリル複合ゴムが好ましい。さらに、少なくと
もアルキル(メタ)アクリレート(d)[および所望に
より多官能単量体(e)]を重合させたアルキル(メ
タ)アクリレートゴムを主成分としてなる複合ゴムが特
に好ましい。このアルキル(メタ)アクリレートゴムを
主成分としてなる複合ゴムの具体例としては、ジエン系
ゴムまたはその粒子状共重合体(f)に、少なくともア
ルキル(メタ)アクリレート(d)[および所望により
多官能単量体(e)]をシード重合させた複合アルキル
(メタ)アクリレートゴム;ポリオルガノシロキサン
(g)と、少なくともアルキル(メタ)アクリレート
(d)[および所望により多官能単量体(e)]を重合
させたアルキル(メタ)アクリレートゴムとからなる複
合ゴム等が挙げられる。
タ)アクリレート(d)としては、例えば、メチルアク
リレート、エチルアクリレート、n−プロピルアクリレ
ート、n−ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルア
クリレート等のアルキルアクリレート、および、ヘキシ
ルメタクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレー
ト、n−ラウリルメタクリレート等のアルキルメタクリ
レートが挙げられる。これらは一種を単独で、または二
種以上併用して用いることができる。特に、グラフト共
重合体を含む樹脂組成物の耐衝撃性および成形光沢を考
慮すると、n−ブチルアクリレートが好ましい。
(e)としては、例えば、アリルメタクリレート、エチ
レングリコールジメタクリレート、プロピレングリコー
ルジメタクリレート、1,3−ブチレングリコールジメ
タクリレート、1,4−ブチレングリコールジメタクリ
レート、トリアリルシアヌレート、トリアリルイソシア
ヌレート等が挙げられる。これらは一種を単独で、また
は二種以上併用して用いることができる。
またはその粒子状共重合体(f)は、ブタジエン重合
体、あるいは、ブタジエンおよびこれと共重合可能な単
量体よりなる共重合体である。その具体例としては、ブ
タジエンゴム、SBR、NBR等が挙げられる。
シロキサン(g)は、特に限定されないが、ビニル重合
性官能基を含有するポリオルガノシロキサンが好まし
い。
始剤を作用させて乳化重合することによって調製でき
る。ラジカル重合開始剤の具体例としては、過酸化物、
アゾ系開始剤、酸化剤と還元剤を組み合わせたレドック
ス系開始剤等が挙げられる。この中では、レドックス系
開始剤が好ましく、特に硫酸第一鉄・エチレンジアミン
四酢酸にナトリウム塩・ロンガリット・ヒドロパーオキ
サイドを組み合わせたスルホキシレート系開始剤が好ま
しい。
芳香族アルケニル化合物単量体(a)およびシアン化ビ
ニル化合物単量体(b)をグラフトさせることにより、
グラフト共重合体(A)を得ることができる。このグラ
フト重合において、芳香族アルケニル化合物単量体
(a)およびシアン化ビニル化合物単量体(b)の組成
比は特に限定されないが、(a)成分と(b)成分の合
計100質量部に対して、シアン化ビニル化合物単量体
(b)が10質量部〜50質量部であることが好まし
い。
ては、例えば、スチレン、α−メチルスチレン、ビニル
トルエン等が挙げられる。特に、スチレンが好ましい。
シアン化ビニル化合物単量体(b)としては、例えば、
アクリロニトリル、メタクリロニトリル等が挙げられ
る。特に、アクリロニトリルが好ましい。
香族アルケニル化合物単量体(a)および/またはシア
ン化ビニル化合物単量体(b)と共重合可能な単量体
(c)を併用することもできる。この単量体(c)とし
ては、例えば、メチルメタクリレート、エチルメタクリ
レート、2−エチルヘキシルメタクリレート等のメタク
リル酸エステル;メチルアクリレート、エチルアクリレ
ート、ブチルアクリレート等のアクリル酸エステル;N
−フェニルマレイミド等のマレイミド;などが挙げられ
る。
体のラテックスに、各単量体を加え、ラジカル重合法に
より一段であるいは多段で行うことができる。このグラ
フト重合に用いるラジカル重合開始剤としては、例え
ば、過酸化物、アゾ系開始剤、酸化剤と還元剤を組み合
わせたレドックス系開始剤等が挙げられる。この中で
は、レドックス系開始剤が好ましく、特に硫酸第一鉄・
エチレンジアミン四酢酸にナトリウム塩・ロンガリット
・ヒドロパーオキサイドを組み合わせたスルホキシレー
ト系開始剤が好ましい。また、グラフト重合において用
いる単量体中には、グラフトポリマーの分子量やグラフ
ト率を調整するための各種連鎖移動剤を添加することが
できる。
化させ、さらにグラフト共重合体の平均粒子径を制御す
るために、乳化剤を添加することができる。この乳化剤
は特に限定されないが、カチオン系乳化剤、アニオン系
乳化剤、ノニオン系乳化剤が好ましく、スルホン酸塩乳
化剤あるいは硫酸塩乳化剤とカルボン酸塩乳化剤を併用
することが特に好ましい。
ラフト共重合体(A)の粒子径は特に限定されない。こ
のグラフト共重合体(A)は、好ましくは、アセトン溶
媒に対する不溶分を70〜99質量%含み、かつアセト
ン可溶分の0.2g/100ccN,N−ジメチルホルム
アミド溶液として25℃で測定した還元粘度が0.30
〜0.70dl/gである。
して得られる場合は、アセトン溶媒に対する可溶分を取
り除いた重合体成分を指す。実際の乳化重合法では上記
溶媒の可溶分すなわちグラフトしていない重合体[芳香
族アルケニル化合物単量体(c)およびシアン化ビニル
化合物単量体(d)、および、所望によりこれらと共重
合可能なビニル系単量体(e)の共重合体(B)]が共
に得られることが多い。本発明において、グラフト共重
合体(A)は、共重合体(B)との混合物として用いて
も良いし、単独で用いても良い。
配合量は、(A)、(B)、(C)成分の合計100質
量部を基準として、5〜50質量部である。配合量が5
質量部未満であると、耐衝撃性が低下する。また、50
質量部を超えると難燃性が低下する。この配合量は、7
〜40質量部であることが特に好ましい。
くとも芳香族アルケニル化合物単量体(a)およびシア
ン化ビニル化合物単量体(b)を共重合したものであ
る。この共重合体(B)の具体例としては、スチレン−
アクリロニトリル共重合体(SAN樹脂)が挙げられ
る。芳香族アルケニル化合物単量体(a)とシアン化ビ
ニル化合物単量体(b)の組成比は特に限定されない
が、好ましくは、(a)成分と(b)成分の合計100
質量部を基準として、シアン化ビニル化合物単量体
(b)が10〜50質量部である。
ルケニル化合物単量体(a)および/またはシアン化ビ
ニル化合物単量体(b)と共重合可能な単量体(c)を
併用することもできる。これら(a)〜(c)成分の具
体例は、先に述べた通りである。また、耐熱性を上げる
目的で、(c)成分としてN−置換マレイミドを用いる
こともできる。この場合、共重合体(B)の具体例とし
ては、スチレン−アクリロニトリル−N−フェニルマレ
イミド共重合体が挙げられる。
いが、好ましくは、0.2g/100ccN,N−ジメチ
ルホルムアミド溶液として25℃で測定した還元粘度で
0.4〜1.4dl/gである。
は、(A)、(B)、(C)成分の合計100質量部を
基準として、0〜45質量部である。共重合体(B)を
配合することにより樹脂組成物の流動性が改良される。
一方、配合量が45質量部を超えると、耐衝撃性が悪化
する。
(C)は、特に限定されないが、ビスフェーノールAタ
イプのものが好ましい。また、芳香族環が有機基置換さ
れても良く、あるいは、ポリシロキサン/ポリシリコン
等の珪素あるいは珪素/酸素を主骨格とするポリマー/
オリゴマーがグラフトあるいはブロック共重合されても
よい。ポリカーボネート樹脂(C)の分子量も特に限定
されないが、好ましくは粘度平均分子量でMv1500
0〜35000である。
(C)の配合量は、(A)、(B)、(C)成分の合計
100質量部を基準として、50〜95質量部である。
配合量が50質量部未満では難燃性が低下する。また、
95質量部を超えると流動性が低下し、かつ耐衝撃性の
厚み依存性が増加する。この配合量は、65〜90質量
部が好ましく、75〜85質量部がより好ましい。
に限定されず、例えば、リン酸エステル、赤リン、フォ
スファゼン、ポリリン酸塩等を使用できる。特に、リン
酸エステルが好ましい。
し、それぞれ異なっても同一でも良い。Aは2価の有機
基を表し、nは0以上の整数を表す。)で表されるリン
酸エステルが挙げられるがこれに限定されるものではな
い。
チルホスフェート、トリエチルホスフェート、トリブチ
ルホスフェート、トリオクチルホスフェート、トリブト
キシエチルホスフェート、トリフェニルホスフェート、
トリクレジルホスフェート、トリキシルフォスフェー
ト、クレジルジフェニルホスフェート、キシルジフェニ
ルフォスフェート、オクチルジフェニルホスフェート、
ジイソプロピルフェニルホスフェート、ジフェニル−2
−エチルクレシルフォスフェート、トリス(イソプロピ
ルフェニル)フォスフェート、メチルホスホン酸ジフェ
ニル、フェニルホスホン酸ジエチル、レゾルシニルジフ
ェニルフォスフェート等のモノフォスフェート;フェニ
レンビス(ジフェニルフォスフェート)、フェニレンビ
ス(ジキシリルフォスフェート)、フェニレンビス(ジ
トリルフォスフェート)、ビスフェノールA−ビス(ジ
フェニルフォスフェート)、ビスフェノールA−ビス
(ジキシリルフォスフェート)、ビスフェノールA−ビ
ス(ジトリルフォスフェート)、ビフェニレンビス(ジ
フェニルフォスフェート)、ビフェニレンビス(ジキシ
リルフォスフェート)、ビフェニレンビス(ジトリルフ
ォスフェート)等のポリフォスフェート;である。なか
でも、トリフェニルホスフェート、トリキシルフォスフ
ェート、フェニレンビス(ジフェニルフォスフェー
ト)、フェニレンビス(ジキシリルフォスフェート)が
好ましい。
たは金属水酸化物で被覆され安定化されたものが好まし
い。赤リン難燃剤は、それだけでは発火性があるので、
予め構成樹脂成分でマスターバッチ化されたものを用い
ることが好ましい。フォスファゼンは環状でも直鎖状で
も良い。
量は、(A)、(B)、(C)成分の合計100質量部
に対して、1〜30質量部である。配合量が1質量部未
満では、難燃性が低下する。また、30質量部を超える
と耐衝撃性が低下し、燃焼性も低下する。この配合量
は、3〜15質量部が特に好ましい。
(A)〜(D)成分からなる組成物60〜97質量%
と、繊維状充填剤(E)3〜40質量%を主成分として
含んでなるものである。繊維状充填剤(E)の配合量が
3質量%未満では、難燃性が低下し剛性も劣る。また、
40質量%を超えると難燃性が低下し、流動性も低下す
る。繊維状充填剤(E)の配合量は、5〜30質量%が
好ましく、10〜20質量%がより好ましい。
素繊維、ガラス繊維、アルミナ繊維、シリコンカーバイ
ド繊維、セラミック繊維、チタン酸カリウムウイスカ
ー、ワラストナイト、酸化チタンウイスカー、酸化亜鉛
ウイスカー等の無機繊維や、これらに金属を被覆したも
のの他、鉄、ステンレス、ニッケル、銅、銀、金、チタ
ン等の金属繊維等が挙げられる。これらは1種を単独で
使用してもよいし、2種以上を併用してよい。特に、比
重および剛性付与能力の高さから、炭素繊維が好まし
い。
リテトラフルオロエチレン(F)を配合することが好ま
しい。このポリテトラフルオロエチレン(F)の配合量
は、(A)、(B)、(C)成分の合計100質量部に
対して、0.01〜5質量部が好ましい。
必要に応じて、染料、顔料、安定剤、タルク、マイカ等
の充填材や難燃助剤等を配合することができる。
成分を従来より知られる混練機械によって混練すると同
時に押し出し、成形することにより製造できる。成形機
としては、押出機、射出成形機、ブロー成形機、カレン
ダー成形機およびインフレーション成形機等が挙げられ
る。
定されないが、例えば、コピー機、FAX機、プリンタ
ー、デスクトップ型/ノート型/タワー型/サーバー型
コンピューター、PDA、携帯電話/PHS、TV、ビ
デオデッキ、オーディオ機器等の各種OA/情報/家電
機器のハウジングおよびシャーシー部品、PHS交換
機、電話交換機等のハウジング、エアコン/クーラーの
室内外機のハウジング、家電機器のハウジング、食器用
途、表示部品および各種建材部材等の難燃性が必要とな
る成形品に使用することができる。
明する。参考例、実施例および比較例において「部」
は、特に断らない限り「質量部」を意味する。また、参
考例、実施例および比較例において、物性測定および評
価は、以下の方法により実施した。
平均粒子径]大塚電子(株)社製DLS−700型を用
いた動的光散乱法により求めた。
量]冷却管および加熱器を備えたフラスコ中にグラフト
共重合体約2.5g(秤量)およびアセトン80mlを
入れ、加熱器により65℃で3時間加熱抽出処理を行
い、冷却後、内液を日立工機(株)遠心分離器を用いて1
5000回転/分の条件で30分処理することによって
アセトン不溶分を分離し、次いで上澄みを取り除き、そ
の沈殿物を乾燥し、質量を測定し、[アセトン不溶分
(質量%)=分離処理後の沈殿物乾燥質量/アセトン抽
出前のグラフト共重合体質量 × 100]の式で算出
した。
の還元粘度]グラフト共重合体のアセトン溶媒での抽出
を行い、次いで遠心分離処理によるアセトン不溶分の分
離によって得た上澄み液中のアセトン溶媒を減圧蒸発さ
せることによってアセトン可溶成分を析出回収し、次い
でこのアセトン可溶成分0.2gを100ccのN,N−
ジメチルホルムアミドに溶解させた溶液の溶液粘度を自
動粘度計(SAN DENSHI(株)社製)を用いて25℃で測
定し、同条件で測定した溶媒粘度よりアセトン可溶分の
還元粘度を求めた。
D258に準拠した方法により、3.2mm厚み/ノッ
チ付試片を作製し試験を行った。
48に準拠した方法により、6.4mm厚み試片を作製
し試験を行った。
行った。
に準拠した方法により、3.2mm厚み試片を作製し試
験を行った。
(L−1)の製造]以下の各成分を10Lのステンレス
製オートクレーブに仕込んだ。 イオン交換水 145部 不均化ロジン酸カリウム 1.0部 オレイン酸カリウム 1.0部 ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート二水和物 0.4部 無水硫酸ナトリウム 0.1部 ターシャリードデシルメルカプタン 0.3部 ジイソプロピルベンゼンヒドロパーオキサイド 0.5部 1,3−ブタジエン 26.2部 スチレン 1.4部 これを50℃に昇温し、ピロリン酸ナトリウム0.5
部、硫酸第一鉄0.005部、イオン交換水5部の混合
物を添加し、重合を開始した。さらに重合温度57℃
で、1,3−ブタジエン68.6部、スチレン3.6部か
らなる混合物を、圧力ポンプにて滴下供給した。重合転
化率が40%に達した時点で、ノルマルドデシルメルカ
プタン0.3部を添加し、さらに重合を継続した。8時
間後、残存した1,3−ブタジエンを除去し、固形分4
0.2質量%、重合転化率97%、質量平均粒子径70
nmのポリブタジエンラテックス(L−1)を得た。
(K)の合成]冷却管、ジャケット加熱器および攪拌装
置を備えた反応器内に、窒素気流下で下記各成分を仕込
み、攪拌を行いながら内温65℃に昇温した。 オレイン酸カリウム 2.2部 ジオクチルスルホコハク酸ナトリウム(70%溶液) 3.6部 ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート二水和物 0.3部 硫酸第一鉄七水塩 0.003部 エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩 0.009部 イオン交換水 200部 これに、n−ブチルアクリレート81.5部、メタクリ
ル酸18.5部、クメンヒドロパーオキシド0.5部から
なる混合物を2時間かけて添加し、添加終了後も2時間
そのままの温度で重合を継続した。重合転化率は98%
であり、平均粒子径150nmの肥大化用酸基含有共重
合体ラテックス(K)を得た。
の製造]参考例1で調製したポリブタジエンラテックス
(L−1)100部(固形分として)に、参考例2で調
製した肥大化用酸基含有共重合体ラテックス(K)2.
1部(固形分として)を攪拌しながら添加し、さらに3
0分間攪拌を続け肥大化ジエン系ゴムラテックスを得
た。肥大化後の重合体の平均粒子径は380nmであっ
た。
加熱機および攪拌装置を備えた反応器に、この肥大化ジ
エン系ゴムラテックス10部(固形分として)、アルケ
ニルコハク酸ジカリウム0.3部、イオン交換水175
部を入れ、ブチルアクリレート40部、アリルメタクリ
レート0.16部、1,3−ブチレングリコールジメタク
リレート0.08部およびターシャリーブチルヒドロパ
ーオキサイト0.1部からなる混合物を添加した。この
反応器に窒素気流を通じることによって雰囲気の窒素置
換を行い、60℃まで昇温した。内部の液温が50℃と
なった時点で、硫酸第一鉄0.00015部、エチレン
ジアミン四酢酸二ナトリウム塩0.00045部および
ロンガリット0.24部を蒸留水5質量部に溶解させた
水溶液を添加し、内温を75℃に上昇させ、ラジカル重
合を開始せしめた。1時間この状態を維持し、アクリレ
ート成分の重合を完結させ、肥大化ポリブタジエンとブ
チルアクリレートゴムとの複合ゴム重合体のラテックス
を得た。この複合ゴム重合体ラテックスを少量サンプリ
ングして測定した複合ゴム重合体の質量平均粒子径は、
300nmであった。
ケニルコハク酸ジカリウム0.65部を蒸留水10部に
溶解した水溶液を添加し、さらにアクリロニトリル6.
3部、スチレン18.7部およびターシャリーブチルヒ
ドロパーオキサイト0.11部からなる混合液を1時間
にわたって滴下し重合した。滴下終了から5分後、硫酸
第一鉄0.001部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリ
ウム塩0.003部およびロンガリット0.15部を蒸留
水5部に溶解させた水溶液を添加し、次いでアクリロニ
トリル6.3部、スチレン18.7部と、ターシャリーブ
チルヒドロパーオキサイト0.19部およびノルマルオ
クチルメルカプタン0.014部からなる混合液を1時
間にわたって滴下し重合した。滴下終了後、温度75℃
の状態を10分間保持し、その後冷却し、内温が60℃
となった時点で、抗酸化剤(アンテージW500)0.
2部およびアルケニルコハク酸ジカリウム0.2部を蒸
留水5部に溶解した水溶液を添加した。以上の操作によ
り、肥大化ポリブタジエンとブチルアクリレートゴムか
らなる複合ゴムに、アクリロニトリル/スチレンをグラ
フト重合させたグラフト共重合体のラテックスを得た。
得られたラテックス中の重合体の平均粒子径は、325
nmであった。
クスの1.2倍量の45℃に加熱した硫酸0.6%水溶液
中に攪拌しながら投入し、重合体を凝析させた。次いで
液温を65℃に上昇させ5分間保持し、その後液温を9
0まで上昇させた。析出物を分離した後、この回収物を
10倍量の蒸留水中に投入し、10分間撹拌することで
洗浄を実施した。この分散液を遠心脱水機で脱水処理
し、さらに80℃で16時間乾燥し、グラフト共重合体
混合物(A−a)を得た。このグラフト共重合体混合物
(A−a)中のアセトン不溶分量は82質量%であっ
た。すなわち、この混合物(A−a)中には、グラフト
共重合体(A−1)が82質量%含まれていた。
−2)ラテックスの製造]オクタメチルシクロテトラシ
ロキサン98部と、γ−メタクリロイルオキシプロピル
ジメトキシメチルシラン2部を混合して、シロキサン系
混合物100部を得た。これにドデシルベンゼンスルホ
ン酸ナトリウム0.67部を溶解した蒸留水300部を
添加し、ホモミキサーにて10000回転/分で2分間
撹拌し、その後ホモジナイザーに200kg/cm2の
圧力で1回通し、安定な予備混合オルガノシロキサンラ
テックスを得た。
加熱機および攪拌装置を備えた反応器内に、ドデシルベ
ンゼンスルホン酸10部と蒸留水90部とを注入し、1
0質量%のドデシルベンゼンスルホン酸水溶液を調製し
た。この水溶液を85℃に加熱した状態で、予備混合オ
ルガノシロキサンラテックスを4時間に亘って滴下し、
滴下終了後1時間温度を維持し、冷却した。次いで、こ
の反応物を苛性ソーダ水溶液で中和した。
0℃で30分間乾燥して固形分を求めたところ、17.
7質量%であった。また、ラテックス中のポリオルガノ
シロキサン(L−2)の質量平均粒子径は0.05μm
であった。
の製造]試薬注入容器、冷却管、ジャケット加熱機およ
び攪拌装置を備えた反応器内に、参考例4で製造したポ
リオルガノシロキサンラテックス(L−1)45.2
部、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルサル
フェート(花王(株)社製、商品名エマールNC−35)
0.2部を入れ、蒸留水148.5部を添加混合し、さら
にブチルアクリレート42部、アリルメタクリレート
0.3部、1,3−ブチレングリコールジメタクリレート
0.1部およびt−ブチルハイドロパーオキサイト0.1
1部からなる混合物を添加した。
て雰囲気の窒素置換を行い、60℃まで昇温した。内部
の液温が60℃となった時点で、硫酸第一鉄0.000
075部、エチレンジアミン四酢酸二ナトリウム塩0.
000225部およびロンガリット0.2部を蒸留水1
0部に溶解させた水溶液を添加し、ラジカル重合を開始
せしめた。アクリレート成分の重合により、液温は78
℃まで上昇した。1時間この状態を維持し、アクリレー
ト成分の重合を完結させて、ポリオルガノシロキサンと
ブチルアクリレートゴムからなる複合ゴムのラテックス
を得た。
ロンガリット0.25部を蒸留水10部に溶解した水溶
液を添加し、次いでアクリロニトリル2.5部、スチレ
ン7.5部およびt−ブチルハイドロパーオキサイト0.
05部からなる混合液を2時間にわたって滴下し重合し
た。滴下終了後、温度60℃の状態を1時間保持し、硫
酸第一鉄0.001部、エチレンジアミン四酢酸二ナト
リウム塩0.003部、ロンガリット0.2部およびエマ
ールNC−35(商品名、花王(株)社製)0.2部を蒸
留水10部に溶解させた水溶液を添加し、次いでアクリ
ロニトリル10部、スチレン30部およびt−ブチルハ
イドロパーオキサイト0.2部からなる混合液を2時間
にわたって滴下し重合した。滴下終了後、温度60℃の
状態を0.5時間保持し、その後キュメンヒドロパーオ
キサイト0.05部を添加し、さらに温度60℃の状態
を0.5時間保持し、その後冷却した。このラテックス
にアルケニルコハク酸ジカリウム塩(花王(株)社製、商
品名ラテムルASK)を0.5部添加し、ポリオルガノ
シロキサンとブチルアクリレートゴムからなる複合ゴム
に、アクリロニトリルおよびスチレンをグラフト重合さ
せたグラフト共重合体の重合ラテックスを得た。動的光
散乱法より求めたラテックス中のグラフト共重合体の質
量平均粒子径は、0.12μmであった。
水、乾燥し、グラフト共重合体混合物(A−b)を得
た。グラフト共重合体混合物(A−b)中のアセトン不
溶分は85質量%であった。すなわち、この混合物(A
−b)中には、グラフト共重合体(A−2)が85質量
%含まれていた。
の製造]参考例1で調製したジエン系重合体ラテックス
(L−1)100部(固形分として)に、参考例2で調
製した肥大化用酸基含有共重合体(K)ラテックス1.
5部(固形分として)を攪拌しながら添加し、さらに3
0分間攪拌を続け肥大化ジエン系ゴムラテックスを得
た。肥大化後の重合体の平均粒子径は310nmであっ
た。
部、肥大化ジエン系ゴムラテックス100部(固形分と
して)、デキストローズ0.6部、ピロリン酸ナトリウ
ム0.1部、硫酸第一鉄七水塩0.01部を仕込み、窒素
置換後60℃に昇温し、アクリロニトリル30部、スチ
レン70部、t−ドデシルメルカプタン1.2部および
クメンハイドロパーオキシド0.3部からなる単量体混
合物を200分かけて滴下し、その時に内温を65℃に
なる様にコントロールした。滴下終了後、クメンハイド
ロパーオキシド0.12部を添加し、さらに一時間保持
し、老化防止剤(川口化学工業(株)製、商品名アンテー
ジW−400)1部を添加し、その後冷却した。このグ
ラフト共重合体ラテックスを5%硫酸水溶液で凝固し、
洗浄、乾燥してグラフト共重合体混合物(A−c)を得
た。グラフト共重合体混合物(A−c)中のアセトン不
溶分は85質量%であった。すなわち、この混合物(A
−c)中には、グラフト共重合体(A−3)が85質量
%含まれていた。
に示す各成分を配合し、かつこれらに加え酸化安定剤
(アデカ・アーガス化学(株)製、商品名AO−60、A
O−412S)を各0.2部混合し、この混合物を26
0℃に加熱した二軸押出機に供給し、また、繊維状充填
剤をサイドフィーダーにより溶融樹脂へ供給し混練して
ペレットを得た。得られたペレットを20mmφ、35
オンスのスクリューインライン成形機で、シリンダー温
度250℃、金型温度60℃にて各試験片を作製した。
評価結果を表1〜表3に示す。
使用した。 ・「AS共重合体」:アクリロニトリル−スチレン共重
合体、アクリロニトリル成分29質量%およびスチレン
成分71質量%よりなり、N,N−ジメチルホルムアミ
ド溶液から測定した還元粘度が0.6dl/gであり、
懸濁重合法にて調製したもの。 「ポリカーボネート」:三菱エンジニアリングプラスチ
ックス(株)製、商品名ノバレックス7022A 「トリフェニルフォスフェート」:大八化学(株)製T
PP 「FP−500」:1,3−フェニレンビス(ジ−2,
6−キシリルフォスフェート)、旭電化工業(株)製、
商品名アデカスタブFP−500 「赤リンマスターバッチ」:ノーバエクセル140(1
5%)とノバレックス7022A(85%)を予め窒素
雰囲気下で押出機で混合したもの。 「赤リン」:赤リン系難燃剤、燐化学工業(株)製、商
品名ノーバエクセル140 「炭素繊維」:三菱レイヨン(株)製、商品名パイロフ
ィルTR06U 「ガラス繊維」:日本電気硝子(株)製、商品名ECS
03T−187
臭素/塩素系難燃剤を用いないポリカーボネート/AB
S系アロイ樹脂材料において、高度なレベルの難燃性、
耐熱性、剛性を示す難燃性樹脂組成物を提供できる。こ
のような優れた物性を有する難燃性樹脂組成物は、各種
工業材料として非常に有用である。
Claims (7)
- 【請求項1】 ゴム質重合体に、少なくとも芳香族アル
ケニル化合物単量体(a)およびシアン化ビニル化合物
単量体(b)をグラフトさせたグラフト共重合体(A)
5〜50質量部と、少なくとも芳香族アルケニル化合物
単量体(a)およびシアン化ビニル化合物単量体(b)
を共重合した共重合体(B)0〜45質量部と、ポリカ
ーボネート樹脂(C)50〜95質量部と、リン系難燃
剤(D)1〜30質量部とからなる組成物[(A)、
(B)、(C)成分の合計100質量部]60〜97質
量%、ならびに、 繊維状充填剤(E)3〜40質量%を含んでなる難燃性
樹脂組成物。 - 【請求項2】 ゴム質重合体が、少なくともアルキル
(メタ)アクリレート(d)を重合させたアルキル(メ
タ)アクリレートゴムを主成分としてなる複合ゴムであ
る請求項1記載の難燃性樹脂組成物。 - 【請求項3】 複合ゴムが、ジエン系ゴムまたはその粒
子状共重合体(f)に、少なくともアルキル(メタ)ア
クリレート(d)をシード重合させた複合アルキル(メ
タ)アクリレートゴムである請求項2記載の難燃性樹脂
組成物。 - 【請求項4】 複合ゴムが、ポリオルガノシロキサン
(g)と、少なくともアルキル(メタ)アクリレート
(d)を重合させたアルキル(メタ)アクリレートゴム
とからなる複合ゴムである請求項2記載の難燃性樹脂組
成物。 - 【請求項5】 リン系難燃剤(D)が、リン酸エステル
である請求項1〜4の何れか一項記載の難燃性樹脂組成
物。 - 【請求項6】 (A)、(B)、(C)成分の合計10
0質量部に対し、さらにポリテトラフルオロエチレン
(F)0.01〜5質量部を含有する請求項1〜5の何
れか一項記載の難燃性樹脂組成物。 - 【請求項7】 繊維状充填剤(E)が、炭素繊維である
請求項1〜6の何れか一項記載の難燃性樹脂組成物。
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-
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- 2002-03-20 JP JP2002078844A patent/JP2003268225A/ja active Pending
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