JP2003268004A - エイ軟骨由来コンドロイチン硫酸とその製造方法 - Google Patents
エイ軟骨由来コンドロイチン硫酸とその製造方法Info
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Abstract
新規生理活性物質の提供 【解決手段】 エイ類軟骨からコンドロイチン硫酸ま
たはムコ多糖タンパク複合体を取り出し、かかるコンド
ロイチン硫酸が特異な構造と生理活性作用を有すること
を見出した。
Description
料として得られる新規なコンドロイチン硫酸、このコン
ドロイチン硫酸とタンパク質とを含むムコ多糖タンパク
複合体、これらの製造方法、及びその用途に関する。
林水産省の漁業・養殖業生産統計年報によれば全国合計
で4000tを超え、その約半分は北海道近海で漁獲さ
れている。しかしながら、エイ類で食用として利用でき
るのは筋肉質が多い魚体のヒレ部分のみであるため、せ
いぜい体重の約30%程度であり、その他の部位は軟骨
が多いため食用に適さず、これまで充分有効に利用され
てはいないのが現状である。
コンドロイチン硫酸(ムコ多糖類)が多量に含まれてお
り、板鰓魚類の一種であるサメ類の軟骨あるいはそれか
ら単離したコンドロイチン硫酸は、医薬品、食品添加
物、健康食品等として利用されている。また、魚類以外
にも鯨、牛、羊、豚、鳥などの軟骨からも各種コンドロ
イチン硫酸が抽出され、利用されている。
ロン酸と硫酸化されたN-アセチルガラクトサミンの二
糖繰り返し構造からなり、動物組織内ではタンパク質と
結合したプロテオグリカンとして存在し、細胞外マトリ
クスとして多くの生理活性作用を担っている。そのた
め、コンドロイチン硫酸の構造も動物種や存在部位によ
って異なると考えられ、実際にサメ軟骨中にはC6位一
硫酸化N−アセチル−D−ガラクトサミンとD−グルク
ロン酸からなる二糖単位(コンドロイチン硫酸C)、鯨
軟骨にはC4位一硫酸化N−アセチル−D−ガラクトサ
ミンとD−グルクロン酸からなる二糖単位(コンドロイ
チン硫酸A)、豚皮にはC4位一硫酸化N−アセチル−
D−ガラクトサミンとD−イズロン酸からなる二糖単位
(コンドロイチン硫酸B)など特異的な分布を示してい
る。
多量の軟骨があり、この軟骨中にも生理活性物質のコン
ドロイチン硫酸が約5%程度含まれている。しかし、エ
イ類の軟骨は、非可食部の内臓等と共にせいぜい有機肥
料として利用される程度であって実質的には廃棄処理さ
れているのが実状であり、このコンドロイチン硫酸の組
成構造及びそれらの機能は明らかにされておらず、産業
上利用されていなかった。
類の軟骨から抽出した新規コンドロイチン硫酸の組成構
造及びそれらの機能を明らかにし、その製造方法を示す
ことにより、廃棄物から低コストで大量に製造でき、様
々な用途に使用できる新規コンドロイチン硫酸とその製
造方法を提供することにある。
みて鋭意検討した結果、エイ軟骨を粉砕し、酸、アルカ
リまたは酵素で処理し、得られた消化液を必要に応じて
中和脱塩処理した後、これをフィルタープレスなどで濾
過し清澄化処理後、乾燥固化または乾燥粉末化させるこ
とによって目的とするコンドロイチン硫酸が特異な組成
を有し、生理学的機能を有することを見出し、本発明を
完成するに至った。
れる新規構造及び機能を有する以下のコンドロイチン硫
酸、ムコ多糖タンパク複合体、これらの製造方法及びこ
れらを含む食品等を提供することにある。
−ガラクトサミンとC2位一硫酸化D−グルクロン酸か
らなる二糖単位を60%以上含み、さらに、非硫酸化N
−アセチル−D−ガラクトサミンとD−グルクロン酸か
らなる二糖単位、C4位またはC6位一硫酸化N−アセ
チル−D−ガラクトサミンとD−グルクロン酸からなる
二糖単位、及びC4,C6位二硫酸化N−アセチル−D
−ガラクトサミンとD−グルクロン酸からなる二糖単位
を含むコンドロイチン硫酸。
−ガラクトサミンとC2位一硫酸化D−グルクロン酸か
らなる二糖単位(80.2±16.0)%、非硫酸化N
−アセチル−D−ガラクトサミンとD−グルクロン酸か
らなる二糖単位(10.0±3.0)%、C4位または
C6位一硫酸化N−アセチル−D−ガラクトサミンとD
−グルクロン酸からなる二糖単位(2.1±0.7)
%、C4,C6位二硫酸化N−アセチル−D−ガラクト
サミンとD−グルクロン酸からなる二糖単位(7.7±
2.3)%を含む前記1に記載のコンドロイチン硫酸。
クトサミンを含む二糖単位、C4位またはC6位一硫酸
化N−アセチル−D−ガラクトサミンとD−グルクロン
酸からなる二糖単位、C6位一硫酸化N−アセチル−D
−ガラクトサミンとC2位一硫酸化D−グルクロン酸か
らなる二糖単位、C4、C6位二硫酸化N―アセチル―
D―ガラクトサミンを含む二糖単位を含む二糖単位がラ
ンダムに連結した構造を有する前記1または2に記載の
コンドロイチン硫酸。 (4) エイ軟骨から得られる前記1乃至3のいずれか
に記載のコンドロイチン硫酸。
ル−D−ガラクトサミンとC2位一硫酸化D−グルクロ
ン酸からなる二糖単位を60%以上含み、さらに、非硫
酸化N−アセチル−D−ガラクトサミンとD−グルクロ
ン酸からなる二糖単位、C4位またはC6位一硫酸化N
−アセチル−D−ガラクトサミンとD−グルクロン酸か
らなる二糖単位、及びC4,C6位二硫酸化N−アセチ
ル−D−ガラクトサミンとD−グルクロン酸からなる二
糖単位を含むコンドロイチン硫酸と(B)タンパク質と
を含むムコ多糖タンパク複合体。
ル−D−ガラクトサミンとC2位一硫酸化D−グルクロ
ン酸からなる二糖単位(80.2±16.0)%、非硫
酸化N−アセチル−D−ガラクトサミンとD−グルクロ
ン酸からなる二糖単位(10.0±3.0)%、C4位
またはC6位一硫酸化N−アセチル−D−ガラクトサミ
ンとD−グルクロン酸からなる二糖単位(2.1±0.
7)%、C4,C6位二硫酸化N−アセチル−D−ガラ
クトサミンとD−グルクロン酸からなる二糖単位(7.
7±2.3)%を含む前記1に記載のコンドロイチン硫
酸と(B)タンパク質とを含む前記5に記載のムコ多糖
タンパク複合体。 (7) エイ軟骨から得られる前記5または6に記載の
コンドロイチン硫酸を含むムコ多糖タンパク複合体。
または酵素で処理し、得られた消化液を乾燥粉末化させ
ることを特徴とする、C6位一硫酸化N−アセチル−D
−ガラクトサミンとC2位一硫酸化D−グルクロン酸か
らなる二糖単位を60%以上含み、さらに、非硫酸化N
−アセチル−D−ガラクトサミンとD−グルクロン酸か
らなる二糖単位、C4位またはC6位一硫酸化N−アセ
チル−D−ガラクトサミンとD−グルクロン酸からなる
二糖単位、及びC4,C6位二硫酸化N−アセチル−D
−ガラクトサミンとD−グルクロン酸からなる二糖単位
を含むコンドロイチン硫酸の製造方法。
または酵素で処理し、得られた消化液を乾燥粉末化させ
ることを特徴とする、(A)C6位一硫酸化N−アセチ
ル−D−ガラクトサミンとC2位一硫酸化D−グルクロ
ン酸からなる二糖単位を60%以上含み、さらに、非硫
酸化N−アセチル−D−ガラクトサミンとD−グルクロ
ン酸からなる二糖単位、C4位またはC6位一硫酸化N
−アセチル−D−ガラクトサミンとD−グルクロン酸か
らなる二糖単位、及びC4,C6位二硫酸化N−アセチ
ル−D−ガラクトサミンとD−グルクロン酸からなる二
糖単位を含むコンドロイチン硫酸と(B)タンパク質と
を含むムコ多糖タンパク複合体の製造方法。
D−ガラクトサミンとC2位一硫酸化D−グルクロン酸
からなる二糖単位を60%以上含み、さらに、非硫酸化
N−アセチル−D−ガラクトサミンとD−グルクロン酸
からなる二糖単位、C4位またはC6位一硫酸化N−ア
セチル−D−ガラクトサミンとD−グルクロン酸からな
る二糖単位、及びC4,C6位二硫酸化N−アセチル−
D−ガラクトサミンとD−グルクロン酸からなる二糖単
位を含むコンドロイチン硫酸、または、前記コンドロイ
チン硫酸とタンパク質とを含むムコ多糖タンパク複合体
を含む医薬品、化粧品または食品。
D−ガラクトサミンとC2位一硫酸化D−グルクロン酸
からなる二糖単位を60%以上含み、さらに、非硫酸化
N−アセチル−D−ガラクトサミンとD−グルクロン酸
からなる二糖単位、C4位またはC6位一硫酸化N−ア
セチル−D−ガラクトサミンとD−グルクロン酸からな
る二糖単位、及びC4,C6位二硫酸化N−アセチル−
D−ガラクトサミンとD−グルクロン酸からなる二糖単
位を含むコンドロイチン硫酸を有効成分として含み、抗
腫瘍作用、免疫附活作用及び皮膚コラーゲンの減少抑制
などの機能を有することを特徴とするコンドロイチン硫
酸含有医薬品、化粧品または食品。
C6位一硫酸化N−アセチル−D−ガラクトサミンとC
2位一硫酸化D−グルクロン酸からなる二糖単位を60
%以上含み、さらに、非硫酸化N−アセチル−D−ガラ
クトサミンとD−グルクロン酸からなる二糖単位、C4
位またはC6位一硫酸化N−アセチル−D−ガラクトサ
ミンとD−グルクロン酸からなる二糖単位、及びC4,
C6位二硫酸化N−アセチル−D−ガラクトサミンとD
−グルクロン酸からなる二糖単位を含む。また、本発明
のムコ多糖タンパク複合体は、上記コンドロイチン硫酸
とタンパク質との複合体である。
るC6位一硫酸化N−アセチル−D−ガラクトサミンと
C2位一硫酸化D−グルクロン酸からなる二糖単位は、
サメ軟骨から精製されたものが近年明らかとなった。サ
メ軟骨中のコンドロイチンは、C6位一硫酸化N−アセ
チル−D−ガラクトサミンとD−グルクロン酸からなる
二糖単位で主として構成されるコンドロイチン(コンド
ロイチン硫酸C)であり、鯨軟骨にはC4位一硫酸化N
−アセチル−D−ガラクトサミンとD−グルクロン酸か
らなる二糖単位、豚皮にはC4位一硫酸化N−アセチル
−D−ガラクトサミンとD−イズロン酸からなる二糖単
位を多く含むコンドロイチン(それぞれ、コンドロイチ
ン硫酸A、コンドロイチン硫酸B)がそれぞれ多く存在
していることが知られているが、C6位一硫酸化N−ア
セチル−D−ガラクトサミンとC2位一硫酸化D−グル
クロン酸からなる二糖単位を特異的に多く含み、かつコ
ンドロイチン硫酸を構成している二糖の存在比が後述の
割合のものは従来知られていない。
タンパク複合体は、好ましくはエイ類の軟骨から得るこ
とができる。エイ類の種類は特に限定されないが、例え
ば、ヒラタエイ、アカエイ、イトマキエイ、ツノカス
ベ、ソコガンギエイ、ガンギエイ、メガネカスベ、ドブ
カスベ、コモンカスベ等を用いることができる。原料と
なるエイ類の軟骨を分離回収する方法は、例えば特願20
01−124634に記載の方法等が挙げられる。
酸、アルカリまたは酵素で処理する。軟骨の粉砕は抽出
溶媒が効果的に浸透する程度であればよい。例えば、ミ
ートチョッパー等を用いて1cm3以下に粉砕するのが
好ましい。酸処理は、pH1〜5の範囲が好ましい。ア
ルカリ処理は、pH10〜14の範囲が好ましい。酵素
はプロテアーゼ等の分解酵素を用いることができる。
処理し濾過して固形分を除いた後、乾燥固化または乾燥
粉末化させる。濾過は、例えば、フィルタープレス、ス
クリーンメッシュ、カートリッジフィルタ等を用い、清
澄な抽出液とする。濾過では取り除けない抽出液中のイ
オンは、抽出液に電圧を印加して行う脱塩処理、イオン
交換カラム等により取り除いてもよい。濾過後、乾燥固
化または乾燥粉末化させることによって目的とするコン
ドロイチン硫酸またはムコ多糖タンパク複合体を得る。
特に高純度のコンドロイチン硫酸を得るためには、酵素
消化によりタンパク質を分解し、エタノールによる沈
殿、イオン交換カラム処理、メンブレンフィルターによ
る濾過等を行なってアミノ酸や不要なアミノ糖を完全に
除けばよい。
酸は、典型的には、以下の組成を有する。 (a)C6位一硫酸化N−アセチル−D−ガラクトサミン
とC2位一硫酸化D−グルクロン酸からなる二糖単位:
80.2±16.0%, (b)非硫酸化N−アセチル−D−ガラクトサミンとD−
グルクロン酸からなる二糖単位:10.0±3.0%, (c)C4位またはC6位一硫酸化N−アセチル−D−ガ
ラクトサミンとD−グルクロン酸からなる二糖単位:
2.1±0.7%, (d)C4,C6位二硫酸化N−アセチル−D−ガラクト
サミンとD−グルクロン酸からなる二糖単位:7.7±
2.3%。 ここで%は各構成単位のモル%である。
チン硫酸またはこれを含むムコ多糖タンパク複合体は、
マウス大腸癌(Colon 26)及びマウス乳腺癌(Ca 755)
に対し抗腫瘍性を有し、免疫賦活による抗MRSA作
用、ビタミンC欠乏モルモットによる皮膚コラーゲン低
下抑制作用を有することを見出した。従って、本発明の
コンドロイチン硫酸及びこれを含むムコ多糖タンパク複
合体は、例えば高齢者や病弱者、体力が衰えた者などに
対しての免疫力増強剤としての機能を有し、また従来の
コンドロイチン硫酸と同様に、抗炎症剤、保湿剤、関節
潤滑剤、眼精疲労緩和剤、皮膚の代謝改善剤などきわめ
て多様な用途に活用可能なものであり、さらにその特異
な構造による新規機能は、医薬品、化粧品、食品、高分
子工業など広い範囲に応用できる。
本発明は以下の記載に限定されるものではない。
酸(ムコ多糖タンパク複合体)の製造 斜軸ニーダー(200L容量)にエイ軟骨粉砕物106
kgとプロテアーゼ210gを入れて59℃で2時間攪
拌することにより酵素処理を行った。引き続き90℃に
加熱し15分間攪拌して酵素を失活させ、これに濾過助
剤5kgを加え均質化後、フィルタープレスで加圧濾過
を行った。なお、使用した加圧濾過装置は、(株)マキ
ノ製M8−S形(濾過面積:0.27m2、濾過容積:2.7
L、材質:SUS304)である。次に、得られた抽出液を9
0℃に加熱し10分間加熱殺菌後、ディスク型スプレー
ドライヤー((株)坂本技研製 DA220-10S)にて噴霧
乾燥させコンドロイチン硫酸(ムコ多糖タンパク複合体
を含む。)の白色粉末10.6kgを得た。噴霧乾燥条件
は、微粒化方式:φ90mm回転ピン型ディスク、12,000
rpm、入口熱風温度:185℃、出口排風温度:90
℃、乾燥室内圧:−10mmH2Oで行った。
酸の精製及びその構造解析 精製コンドロイチン硫酸を、以下の手順により得て構造
解析に供した。 1.脱脂 1) 50gのエイ軟骨乾燥粉砕品を1000mlのビー
カーに入れ、アセトン500mlを加え10分間撹拌し
た。 2) 5分間放置し上澄み液を捨てた。 3) 1)〜2)の操作を更に3回繰り返した。 4) 残った沈殿物を減圧デシケータにて乾燥させた。
0mlに溶解させた。 2) 37℃の湯浴の中で3時間撹拌した。 3) 酢酸でpH7に中和した。 3.蛋白分解酸素処理 1) 0.2 M Tris-HCI緩衝液(pH7.8)100mlを
加えた。 2) 酢酸カルシウムを終濃度0.02Mになるように加え
た。 3) 防腐のためメタノールを50ml加えた。 4) 蛋白分解酸素(アクチナーゼE 科研製薬)を50
0mg加えた。 5) 37℃の湯浴の中で48時間ゆっくりと撹拌し
た。
した。 2) 上澄みを0.45μmメンブランフィルターを用いて吸
引瀘過した。 3) 上澄みに終濃度が0.05M になるように酢酸カルシ
ウムを加えた。 4) 酢酸でpH4.5 に調整した。 5) 2倍のエタノールを滴下し、4℃のもと48時間
放置した。
心分離した。 2) 沈殿を回収し80%エタノール3000mlを加
え、4℃にて12時間ゆっくりと撹拌した。 3) 1,000rpm×30分間、4℃にて遠心分離した。 4) 2)〜3)の操作を繰り返した。 5) 沈殿に100%エタノール2000mlを加え、
4℃にて6時間ゆっくり撹拌した。 6) 1,000rpm×30分間、4℃にて遠心分離した。 7) 沈殿を減圧デジゲータにて乾燥させ、粗コンドロ
イチン硫酸を得た。
ラムの調整 1) DOWEX50W×2陽イオン交換樹脂200m
lを、0.5 N HCl中で2時間撹拌し、ミリキュー水に
て洗浄後、0.5 M NaOH 中で2時間撹拌した。 2) 1)を3回繰り返し、交換樹脂をプロトン保持の形と
し、ミリキュー水にて洗浄した。 3) 500mlビーカーにカラムを入れ、バッチ式反
応漕とした。
脂処理 1) 得られた粗コンドロイチン硫酸をごく少量のミリ
キュー水に溶解させた。 2) バッチ式反応漕に1)で作製した試料を添加し、1.
5時間撹拌した。反応後溶液を回収し、さらに樹脂を8
00mlのミリキュー水にて洗浄後、洗浄液も合わせて
回収した。 4) 回収液をすぐに1NNaOHにてpH7に中和し
た。 8.精製 1) 中和液を脱イオン水中にて3日間透析(分子量カッ
トオフ:10kD)した。 2) エバポレータにて適量に濃縮した。 3) 0.2μmメンブランフィルターにより瀘過後、凍結
乾燥し精製コンドロイチン硫酸とした。
硫酸を構造解析に供した。なお、比較のため、表1に示
す通り、精製コンドロイチン硫酸(表1のLot.2)の他
に、実施例1で調製したムコ多糖タンパク複合体(Lot.
1)及び、由来の異なる3種類のコンドロイチン硫酸
(Lot.3〜5)を用意した。Lot.3は鮭鼻軟骨を原料と
した他はLot.2と同様に調製したものである。Lot.4及
び5は市販の生化学工業(株)製標品であり、Lot.4は
コンドロイチン硫酸A、Lot.5はコンドロイチン硫酸C
である。
HClを用いて約100℃、6時間の条件により加水分
解を行った。これをアミノ酸分析装置(JLC-500V、日本
電子製)で定量した。分析結果を図1に示した。Lot.1
に観られるGly(グリシン)とHyPro(ヒドロキシプロリ
ン)、Pro(プロリン)はコラーゲンの存在を示してい
る。また精製処理が施されたLot.2ではGalNH2以
外のアミノ酸が観られないことから、エイ類軟骨由来コ
ンドロイチン硫酸を構成するアミノ糖はガラクトサミン
種のみであること、当実験の精製処理により他のアミノ
酸、アミノ糖を完全に除去できたとが確認できた。
トルを測定した。測定結果を図2に示した。Lot 1には
0.8〜2.5ppm付近にタンパク由来のシグナルが確認で
きた。このタンパクは主にコラーゲンであると考えられ
る。Lot 2のエイ類軟骨由来コンドロイチン硫酸のスペ
クトルは、Lot 4及びLot 5のスペクトルよりも、Lot
3のサケ鼻軟骨由来コンドロイチン硫酸のスペクトルに
近いことが確認できた。このLot 2について詳細に見て
みると、硫酸基が結合していると思われるN−アセチル
ガラクトサミンの、4位のプロトンのシグナル(GalNAC
-4S)が4.8ppm付近に確認できた。また面積強度は落
ちるが、同様に6位のプロトンのシグナル(GalNAC-6S)
が4.1ppm付近に確認できた。
5unitを0.02M酢酸ナトリウム緩衝液(pH6.0)500μ
lに溶解した。 2) エイ類軟骨由来コンドロイチン硫酸(試料Lot.2)
を、0.02M酢酸ナトリウム緩衝液(pH6.0)500μlに溶
解し、1)で調整したコンドロイチン硫酸分解酵素(Chodr
oitinase ACII)溶液を加え、37℃で24時間攪拌し
た。 3) これを10,000rpm×10分間遠心分離し、上澄を回収
して凍結乾燥した。 4) 得られた二糖オリゴマーのHPLC分析を行い、得
られたクロマトグラムから、構成二糖の組成を算出し
た。構成不飽和二糖の組成比を表2に示した。 なお、
それぞれの構造式は以下の通りである。なお、HPLC
分析の条件は表3に示した。
構造式
は、6位硫酸化N−アセチルガラクトサミンと2位硫酸
化グルクロン酸で構成される2糖繰り返し単位が、その
80%以上を占める極めて特徴的な組成を持つことが明
らかとなった。前述の通り、サメ軟骨由来コンドロイチ
ン硫酸は主にコンドロイチン硫酸Cであるとされてお
り、本発明のコンドロイチン硫酸は、6位硫酸化N−ア
セチルガラクトサミンと2位硫酸化グルクロン酸で構成
される2糖繰り返し単位を特異的に多く含む特徴的な構
造を持つ。
酸の機能性 本発明のエイ類軟骨由来コンドロイチン硫酸あるいはム
コ多糖タンパク複合体(以下、KCS)は、従来既知の
構造と比較して特異な構造を有している。従って、他の
コンドロイチン硫酸にはない新たな生理活性作用をもつ
可能性が考えられる。これを検討するため、実施例1で
調製したエイ軟骨由来コンドロイチン硫酸を含むムコ多
糖タンパク複合体を供試料として、動物試験によって機
能性評価を行った。
CSを42日間連続で混餌投与した。28日目に、腫瘍
細胞を1×106 cells/0.05ml/マウスの割合で移植
し(Ca 755はBDF1、Colon 26はCDF1)、移植後、
KCSの投与を継続した。KCS投与終了翌日(43日
目)、エーテル麻酔下にマウスを頚椎脱臼し、腫瘍を摘
出して湿重量を測定した。試験区は表4に示した。有意
差検定はDunnettの多重比較により行った。得られた結
果を図3及び図4に示した。マウス乳腺癌(Ca 755)に
ついてはKCS 6%以上、マウス大腸癌(Colon 26)
についてはKCS 3%以上の投与で対照群に比較して
統計学的に有意な抗腫瘍作用が認められた。
菌) 4週齢のddY系雄性マウスに飼料に添加したKCSを
42日間連続で混餌投与した。25日目よりマウスにシ
クロホスファミド(EX)を6mg/動物の割合で1日1
回3日間連続して腹腔内投与した。3日目のシクロホス
ファミドを投与した翌日に、MRSAを107個/動物の
割合で静脈内投与することにより感染させた。MRSA
接種日より動物が死亡するまで観察を行い、生存日数を
算出した。KCSは、動物が死亡するまで10日間を限
度に投与を継続した。試験区は表5に示した。有意差検
定はKaplan-Meierの生存分析検定を行った。得られた結
果を図5に示した。生存分析検定の結果では、各試験区
間で有意差は認められなかった。しかし、3日後の生存
率でみると、対照群では50%であったが、KCS6%を
摂取させたマウスでは87.5%、KCS 9%を摂取させ
たマウスでは100%であり、若干の延命効果がみられ
た。
ビタミンC欠乏飼料を与えた。KCS群には、ビタミンC
欠乏飼料にKCSを配合した飼料を与え、それぞれ28
日間飼育した。28日間飼育後、背部皮膚を剥離し、コ
ラーゲン含量を測定した。コラーゲン含量測定は、60
℃で一晩乾燥した皮膚を粉砕し、6M塩酸中でヒーティ
ングブロック(ヤマト科学(株)、HF21)を用いて110
℃、24時間加水分解した。これを試料として、クロラ
ミンT法によりヒドロキシプロリン(Hyp)含量を測定
した。試験区は表6に示した。有意差検定はDunnettの
多重比較により行った。得られた結果を図6に示した。
コラーゲンは、皮膚における主要な構成成分であり、真
皮中では単位乾燥重量当たり70〜80%含有される。
また、老化に伴ない皮膚コラーゲン含量の減少も知られ
ていることから、コラーゲンは皮膚の弾力を保ち、しわ
を防ぐなどの機能を有すると考えられている。モルモッ
トをビタミンC欠乏飼料で飼育した結果、皮膚中のコラ
ーゲン含量は約50%減少した。一方、KCS 3%を摂
取させたモルモットでは、コラーゲン含量低下の抑制傾
向が認められた。
含むムコ多糖タンパク複合体は、例えば高齢者や病弱
者、体力が衰えた者などに対しての免疫力増強剤として
の機能を有し、また従来のコンドロイチン硫酸と同様
に、抗炎症剤、保湿剤、関節潤滑剤、眼精疲労緩和剤、
皮膚の代謝改善剤などきわめて多様な用途に活用可能な
ものであり、さらにその特異な構造による新規機能は、
医薬品、化粧品、食品、高分子工業など広い範囲に応用
できる可能性がある。
示すグラフである。
ートである。
果(KCS添加量と腫瘍湿重量との関係)を示すグラフ
である。
添加量と腫瘍湿重量との関係)を示すグラフである。
の異なる複数の例についてのMRSA感染日数と生存動
物数との関係)を示すグラフである。
と皮膚コラーゲン含量との関係)を示すグラフである。
Claims (11)
- 【請求項1】 C6位一硫酸化N−アセチル−D−ガラ
クトサミンとC2位一硫酸化D−グルクロン酸からなる
二糖単位を60%以上含み、さらに、非硫酸化N−アセ
チル−D−ガラクトサミンとD−グルクロン酸からなる
二糖単位、C4位またはC6位一硫酸化N−アセチル−
D−ガラクトサミンとD−グルクロン酸からなる二糖単
位、及びC4,C6位二硫酸化N−アセチル−D−ガラ
クトサミンとD−グルクロン酸からなる二糖単位を含む
コンドロイチン硫酸。 - 【請求項2】 C6位一硫酸化N−アセチル−D−ガラ
クトサミンとC2位一硫酸化D−グルクロン酸からなる
二糖単位(80.2±16.0)%、非硫酸化N−アセ
チル−D−ガラクトサミンとD−グルクロン酸からなる
二糖単位(10.0±3.0)%、C4位またはC6位
一硫酸化N−アセチル−D−ガラクトサミンとD−グル
クロン酸からなる二糖単位(2.1±0.7)%、C
4,C6位二硫酸化N−アセチル−D−ガラクトサミン
とD−グルクロン酸からなる二糖単位(7.7±2.
3)%を含む請求項1に記載のコンドロイチン硫酸。 - 【請求項3】 非硫酸化N―アセチル―D―ガラクトサ
ミンを含む二糖単位、C4位またはC6位一硫酸化N−
アセチル−D−ガラクトサミンとD−グルクロン酸から
なる二糖単位、C6位一硫酸化N−アセチル−D−ガラ
クトサミンとC2位一硫酸化D−グルクロン酸からなる
二糖単位、C4、C6位二硫酸化N―アセチル―D―ガ
ラクトサミンを含む二糖単位を含む二糖単位がランダム
に連結した構造を有する請求項1または2に記載のコン
ドロイチン硫酸。 - 【請求項4】 エイ軟骨から得られる請求項1乃至3の
いずれかに記載のコンドロイチン硫酸。 - 【請求項5】 (A)C6位一硫酸化N−アセチル−D
−ガラクトサミンとC2位一硫酸化D−グルクロン酸か
らなる二糖単位を60%以上含み、さらに、非硫酸化N
−アセチル−D−ガラクトサミンとD−グルクロン酸か
らなる二糖単位、C4位またはC6位一硫酸化N−アセ
チル−D−ガラクトサミンとD−グルクロン酸からなる
二糖単位、及びC4,C6位二硫酸化N−アセチル−D
−ガラクトサミンとD−グルクロン酸からなる二糖単位
を含むコンドロイチン硫酸と(B)タンパク質とを含む
ムコ多糖タンパク複合体。 - 【請求項6】 (A)C6位一硫酸化N−アセチル−D
−ガラクトサミンとC2位一硫酸化D−グルクロン酸か
らなる二糖単位(80.2±16.0)%、非硫酸化N
−アセチル−D−ガラクトサミンとD−グルクロン酸か
らなる二糖単位(10.0±3.0)%、C4位または
C6位一硫酸化N−アセチル−D−ガラクトサミンとD
−グルクロン酸からなる二糖単位(2.1±0.7)
%、C4,C6位二硫酸化N−アセチル−D−ガラクト
サミンとD−グルクロン酸からなる二糖単位(7.7±
2.3)%を含む請求項1に記載のコンドロイチン硫酸
と(B)タンパク質とを含む請求項5に記載のムコ多糖
タンパク複合体。 - 【請求項7】 エイ軟骨から得られる請求項5または6
に記載のコンドロイチン硫酸を含むムコ多糖タンパク複
合体。 - 【請求項8】 エイ軟骨を粉砕し、酸、アルカリまたは
酵素で処理し、得られた消化液を乾燥粉末化させること
を特徴とする、C6位一硫酸化N−アセチル−D−ガラ
クトサミンとC2位一硫酸化D−グルクロン酸からなる
二糖単位を60%以上含み、さらに、非硫酸化N−アセ
チル−D−ガラクトサミンとD−グルクロン酸からなる
二糖単位、C4位またはC6位一硫酸化N−アセチル−
D−ガラクトサミンとD−グルクロン酸からなる二糖単
位、及びC4,C6位二硫酸化N−アセチル−D−ガラ
クトサミンとD−グルクロン酸からなる二糖単位を含む
コンドロイチン硫酸の製造方法。 - 【請求項9】 エイ軟骨を粉砕し、酸、アルカリまたは
酵素で処理し、得られた消化液を乾燥粉末化させること
を特徴とする、(A)C6位一硫酸化N−アセチル−D
−ガラクトサミンとC2位一硫酸化D−グルクロン酸か
らなる二糖単位を60%以上含み、さらに、非硫酸化N
−アセチル−D−ガラクトサミンとD−グルクロン酸か
らなる二糖単位、C4位またはC6位一硫酸化N−アセ
チル−D−ガラクトサミンとD−グルクロン酸からなる
二糖単位、及びC4,C6位二硫酸化N−アセチル−D
−ガラクトサミンとD−グルクロン酸からなる二糖単位
を含むコンドロイチン硫酸と(B)タンパク質とを含む
ムコ多糖タンパク複合体の製造方法。 - 【請求項10】 C6位一硫酸化N−アセチル−D−ガ
ラクトサミンとC2位一硫酸化D−グルクロン酸からな
る二糖単位を60%以上含み、さらに、非硫酸化N−ア
セチル−D−ガラクトサミンとD−グルクロン酸からな
る二糖単位、C4位またはC6位一硫酸化N−アセチル
−D−ガラクトサミンとD−グルクロン酸からなる二糖
単位、及びC4,C6位二硫酸化N−アセチル−D−ガ
ラクトサミンとD−グルクロン酸からなる二糖単位を含
むコンドロイチン硫酸、または、前記コンドロイチン硫
酸とタンパク質とを含むムコ多糖タンパク複合体を含む
医薬品、化粧品または食品。 - 【請求項11】 C6位一硫酸化N−アセチル−D−ガ
ラクトサミンとC2位一硫酸化D−グルクロン酸からな
る二糖単位を60%以上含み、さらに、非硫酸化N−ア
セチル−D−ガラクトサミンとD−グルクロン酸からな
る二糖単位、C4位またはC6位一硫酸化N−アセチル
−D−ガラクトサミンとD−グルクロン酸からなる二糖
単位、及びC4,C6位二硫酸化N−アセチル−D−ガ
ラクトサミンとD−グルクロン酸からなる二糖単位を含
むコンドロイチン硫酸を有効成分として含み、抗腫瘍作
用、免疫附活作用及び皮膚コラーゲンの減少抑制などの
機能を有することを特徴とするコンドロイチン硫酸含有
医薬品、化粧品または食品。
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JP2002070722A JP2003268004A (ja) | 2002-03-14 | 2002-03-14 | エイ軟骨由来コンドロイチン硫酸とその製造方法 |
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