JP4973975B2 - 繊維芽細胞増殖促進剤 - Google Patents
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Description
その数例を挙げると以下のとおりである。すなわち、特許文献1には微生物由来のMAAの製法やその用途(化粧品添加物等)について記載されている。しかし、特許文献1にはMAAが繊維芽細胞に対して増殖促進能を有することは何ら開示されていない。また、特許文献2と同7には、植物抽出物含有の繊維芽細胞増殖促進剤の製法やその用途(皮膚外用剤・浴用剤・飲食品・抗老化化粧料等)について記載されている。しかし、特許文献2や同7には、MAA由来の繊維芽細胞増殖促進剤については何ら開示されていない。なお、特許文献2と同7に記載の繊維芽細胞増殖促進剤は、その効果を奏するには培地中に0.25〜1%の濃度を必要としている。
<ホタテガイの卵巣からのMAAを抽出・精製する方法の一例>
(1)ホタテガイ卵巣の採取
ホタテガイ卵巣は、北海道紋別市内のホタテガイ加工場の廃棄物から2002年の5月と6月に採取した。
(2)抽出・濃縮
採取した卵巣を凍結乾燥後、分析用粉砕器(日本理化機械製)で粉砕して粉末とした。この粉末100gに10倍量のエタノール含有水(濃度0〜80%)を加え、1時間攪拌して抽出した。5Bろ紙で吸引ろ過することにより抽出液を得、ロータリーエバポレーターで減圧下40℃にて濃縮してエタノールを除去した。約200mLの濃縮物から200mLのジメチルエーテルによって脂溶性の夾雑物を抽出・除去した。
(3)活性炭カラムによる抽出
この濃縮物を凍結乾燥した後、少量の水に溶解し、活性炭を充填したカラム(3cm×30cm)に添加した。活性炭カラムから水で溶出してアミノ酸等の水溶性夾雑物を除いた後、水中のエタノール濃度を徐々に増やしつつ溶出するとMAA含有液が溶出された。この溶出液を分画しておき、紫外線の吸光度を測定してMAAを含む画分を集め、ロータリーエバポレーターで濃縮した。
活性炭カラムによる分画物のままでもMAAの濃縮混合物として使用可能であるが、さらに個々のMAAに分画するため、濃縮物を高速液体クロマトグラフィー(HPLC)で精製した。HPLCによる精製には、カラムとしてデベロシルODS−10(20×250mm:野村化学社製)を、移動相には5%メタノールを添加した水(3mL/分)を用い、320nmの吸収をモニターして検出される3つのピークを集めた。
(5)MAAの同定
このようにして得た3つの物質について、紫外線吸収スペクトルとエレクトロスプレイイオン化マススペクトル(ESI−MS)を測定した。その結果を図1と図2に示す。
図1は、本実施例においてホタテガイ卵巣から抽出した3種のMAAの紫外線吸収スペクトルを示すグラフである。図中にそれぞれの吸収極大波長を記入してある。図1に示すように、3つの物質の紫外線の吸収極大はそれぞれ310nm、334nm、334nmであった。また、図2は、本実施例においてホタテガイ卵巣から抽出した3種のMAAのESI−MSを示すグラフである。図中にそれぞれの吸収極大波長とMAAの構造図を記してある。図2に示すように、ESI−MS分析において、310nmに吸収極大を持つ物質は246にプロトン付加体(M+H)のピークを、334nmに吸収極大を示す物質のうち一つは333に、もう一つは347にプロトン付加体(M+H)のピークを示した。したがって、それぞれ3種の物質を、310nmに吸収極大を持ち分子量が245であるマイコスポリン−グリシン(M−G)、334nmに吸収極大を持ち分子量が332であるシノリン(S)、334nmに吸収極大を持ち分子量が346であるポルフィラ−334(P−334)と同定した。P−334とSは、実施例2におけるHPLC分析において標品と同一の挙動を示すことからも同定された。
<ホタテガイ卵巣中のMAA含量を測定する方法の一例>
(1)ホタテガイの卵巣からMAAの抽出
実施例1と同じ方法で採取し、凍結乾燥・粉砕したホタテガイの卵巣0.1gに80%メタノール含有水5mLを加えて10分間超音波処理することによりMAA含有濃縮物を抽出した。この抽出物を遠心分離機にかけて沈殿を除き、上清を3mL採ってセップパックC18カートリッジ(ウオーターズ社製)を通過させ、脂溶性成分を除いて分析用のMAAサンプルを得た。
(2)HPLC分析
HPLC分析には、カラムとしてデベロシルC−8(4.6×250mm:野村化学社製)を用い、移動相には0.1%酢酸、5%メタノールを含む水を0.8mL/分の流速で用いた。サンプルは20μL注入し、溶出するMAAは320nmの吸収で検出した。
測定した4種のMAA含量を表1に示す。
それぞれの含有量を表1に示す。表1から、供試したホタテガイ卵巣中には、ポルフィラ−334が最も多く含まれ、次いでマイコスポリン−グリシン、シノリン、パリチンの順に多く含まれていた。4種のMAAの量を合計すると、供試ホタテガイの卵巣には乾燥重量当たり約0.7%のMAAが含まれていることが判明した。
<ノリからMAAを抽出・精製する方法の一例>
(1)抽出・濃縮
市販の乾ノリ(干海苔)を分析用粉砕器(日本理化学機械製)で粉砕して粉末にした。この粉末10gに10倍量の50〜80%エタノール含有水を加え、90℃で1時間抽出した。5Bろ紙で吸引ろ過することにより抽出液を得、ロータリーエバポレーターで減圧下40℃にて濃縮してエタノールを除去した。この濃縮物から等量のジエチルエーテルによって脂溶性の夾雑物を抽出・除去した。
(2)活性炭カラムによる分画
この濃縮物を凍結乾燥後少量の水に溶解し、活性炭を充填したカラム(3cm×30cm)に添加した。活性炭カラムから水で溶出してアミノ酸等の水溶性夾雑物を除いた後、水中のエタノール濃度を徐々に増やしつつ溶出するとMAA含有液が溶出された。この溶出液を分画しておき、紫外線の吸光度を測定してMAAを含む画分を集め、ロータリーエバポレーターで濃縮した。
活性炭カラムによる分画物のままでもMAAの濃縮混合物として使用可能であるが、さらに個々のMAAに分画するため、濃縮物を高速液体クロマトグラフィー(HPLC)で精製した。HPLCによる精製には、カラムとしてデベロシルODS−10(20×250mm:野村化学社製)を、移動相には5%メタノールを添加した水(3mL/分)を用い、320nmの吸収をモニターして検出されるピークを集めた。
(4)MAAの同定
ノリ抽出物からは1つの紫外線吸収物質が得られた。紫外線吸収スペクトル(最大波長334nm)及びHPLC分析による標品(実施例2)のクロマトグラムとの比較により本物資はポルフィラ−334と同定された。
以下、試験例をもって本発明の効果をさらに説明する。
<ホタテガイ卵巣から抽出したMAAの繊維芽細胞増殖促進作用の確認試験>
(1)試験方法
ヒト皮膚繊維芽細胞TIG−114はヒューマンサイエンス研究資源バンクから入手した。細胞は10%牛胎児血清添加RPMI−1640培地で培養した。96ウエルマイクロプレートに細胞を5000cells/wellの濃度で撒いて培養した。24時間後、ホタテガイ卵巣から抽出・精製した3種のMAA(M−G、P−334、S:いずれも実施例1で製したもの)を各種濃度(0〜1000μM)で添加した培地に交換し、さらに48時間培養した。培養48時間後に培地に対し10%のセルカウンティングキット−8(和光純薬製)を添加し、2時間培養した後、450nmの吸光度を測定することにより繊維芽細胞の数を測定した。
試験の結果を図3に示す。図3は、本試験例においてホタテガイ卵巣から抽出した3種のMAAを添加した際の培地中濃度と細胞増殖率との関係を示すグラフである。図中の数値は無添加培地の細胞数を100とした相対値を示す。図3に示すとおり、3種のMAAはいずれも濃度依存的に細胞数を増殖させた。最も効果のあった濃度はマイコスポリン−グリシンでは25〜50μM、シノリンでは25〜100μM、ポルフィラ−334では600〜1000μMである。3種類のMAAとも無添加群(細胞数=100)に対し、細胞数が20〜40%増加していた。
(3)所見
MAAを培地に添加すると細胞が増加することから、MAAは皮膚繊維芽細胞に対し増殖促進作用を示すことが明らかになった。試験した3種のMAAの中ではマイコスポリン−グリシンが最も低い濃度で増殖促進したことから、3種のMAAの中では、マイコスポリン−グリシンが最も増殖促進活性が高く、次にシノリンが高く、ポルフィラ−334は最も活性が低いことが明らかとなった。
<ホタテガイ卵巣から抽出したMAAの繊維芽細胞におけるDNA合成促進作用の確認試験>
(1)試験方法
試験例1と同様にヒューマンサイエンス研究資源バンクから入手したヒト皮膚繊維芽細胞TIG−114を、試験例1と同じ方法で、10%牛胎児血清添加RPMI−1640培地で培養し、さらに96ウエルマイクロプレートに5000cells/wellの濃度で撒いて培養した。24時間後、各種濃度(0〜1000μM)のMAA(M−G、P−334、S:いずれも実施例1で製したもの)と5−ヨード−2'−デオキシウリジン(IdU)を添加した培地に交換し、さらに24時間培養した。
培養中に繊維芽細胞のDNAに取り込まれたIdUをDNA・IdU Labeling and Detection Kit(タカラバイオ製)によって定量し、培養中に合成された細胞のDNA量を見積もった。
試験結果は図4に示すとおりである。図4は、実施例1においてホタテガイ卵巣から抽出した3種のMAAを添加した際の培地中濃度と細胞のDNA合成能との関係を示すグラフである。図中の数値は無添加培地の細胞数を100とした相対値を示す。
図4に示すとおり、3種のMAAは、いずれもDNA合成能がMAA添加後24時間以内に濃度依存的にDNA合成を亢進した。最も効果のあった濃度は、マイコスポリン−グリシンとシノリンでは25〜100μM、ポルフィラ−334では125〜500μMであった。
(3)所見
MAAを培地に添加すると細胞のDNA合成が増加することから、試験例1で示されたMAAの細胞増殖促進作用はDNA合成促進を介するものと示唆された。
<MAA含有ホタテガイ卵巣抽出物による創傷治癒促進作用の確認試験>
(1)試験方法
イ)ホタテガイ卵巣からのMAAを含む粗分画物の調整
実施例1と同じ方法で採取し、抽出・濃縮したホタテガイ卵巣抽出物を活性炭を充填したカラム(3cm×30cm)に添加した。水で十分に洗浄して水溶性夾雑物を除去した後、50%エタノール含有水で溶出してMAAを含む粗分画物を得た。この粗分画物にはポルフィラ−334、マイコスポリン−グリシン及びパリチンを合計で約15%含んでいた。
ロ)「MAA含有粗分画物」含有軟膏の調整
イ)で得たMAA含有粗分画物を少量の水に溶解した後、プラスチベース(大正富山医薬品製)とよく混合して均一な軟膏とした。軟膏はMAAの濃度が2%と4%のものを調製した。対照として水のみをプラスチベースと混合した軟膏も調製した。
ハ)マウス背部の創傷作成とMAA含有軟膏の塗布
6週令のBalb/c系雌性マウス(日本チャールスリバー製)18匹の背部を剃毛し、ジエチルエーテルによる麻酔下、5mmの生検トレパン(カイインダストリー製)にて皮膚欠損創傷を4カ所作成した。このマウスを6匹ずつ3群に分け、対照群には水とプラスチベースの混合軟膏を、2%群には2%MAA含有軟膏を、4%群には4%MAA含有軟膏を創傷に毎日約60mgずつ塗布した。
ニ)創傷治癒の評価方法
創傷作成後毎日ノギスでその大きさを測定した。また、創傷作成3日後と6日後には創傷をデジタルカメラで撮影し、画像解析によって面積を算出した。それぞれの方法で測定した創傷の大きさを、創傷作成日の大きさを100とした値で表し、対照群と比較することでMAA含有軟膏の創傷治癒促進作用を評価した。
試験結果は図5と図6に示すとおりである。図5は、ホタテガイ卵巣から抽出したMAA含有粗分画物を配合した軟膏を創傷に塗布した場合の創傷の大きさの変化をノギスで測定したグラフである。また、図6は、ホタテガイ卵巣から抽出したMAA含有粗分画物を配合した軟膏を創傷に塗布した場合の創傷の大きさの変化をデジタルカメラで撮影後画像解析で測定したグラフである。図中の数値は創傷作成日の創傷の大きさを100とした相対値を示す。
図5に示すとおり、ノギスで測定した創傷の大きさは、4%群(4%MAA含有軟膏塗布群)は創傷作成2日目以降の全ての測定日で、また、2%群(2%MAA含有軟膏塗布群)は、3日目、6日目に創傷の大きさが有意に小さくなった。さらに、図6に示すとおり、画像解析による測定では3日目、6日目の両測定日とも2%群、4%群の両方が対照群に比べて有意に創傷が小さくなった。また、2%群よりも4%群の方が創傷が小さいことが確認された。
(3)所見
MAAは軟膏として創傷部に外用することで創傷の治癒を促進することが明らかになった。これは、MAAが創傷部位において繊維芽細胞の増殖を促進することにより創傷の治癒を促進したものと判断される。本試験例では、創傷治癒促進剤としては2%濃度のMAAを含む軟膏60mgの投与で効果を得ていることから考えて、MAAは従来よりきわめてすぐれた治癒効力を有するものと考えられる。
<ノリから抽出したMAAの繊維芽細胞増殖促進作用の確認試験>
(1)試験方法
イ)試験例1と同様に、TIG−114細胞を96ウエルマイクロプレートに播種して培養した。24時間後、乾ノリから抽出・精製したMAA(P−334:実施例3で製したもの)を各種濃度(0〜1000μM)で添加した培地に交換し、さらに24時間培養した。
ロ)培養24時間後に培地に対し10%のセルカウンティングキット−8(和光純薬製)を添加し、2時間培養した後、450nmの吸光度を測定することにより繊維芽細胞の数を計測した。
(2)試験結果
試験結果は図7に示すとおりである。図7は、ノリから抽出したポルフィラ−334を添加した際の培地中濃度と細胞増殖率との関係を示すグラフである。数値は無添加培地の細胞数を100とした相対値を示す。
図7に示すとおり、乾ノリから抽出したポルフィラ−334は、ホタテガイ卵巣から抽出したMAAと同様に濃度依存的に細胞数を増殖させた。
(3)所見
ホタテガイ卵巣から抽出したMAAと同様に、ノリから抽出したMAAにおいても皮膚繊維芽細胞増殖促進効果が得られたことから、MAAを含有する各種生物(魚類、動物プランクトン、藻類等)から得られるMAAについても、同様の皮膚繊維芽細胞増殖促進作用を有するものと判断される。また、ホタテガイやノリは、従来から食用に供されているため、これらを原料とする抽出物は、ヒトやその他の動物が内用又は外用しても安全なものであることは明らかである。
<MAAの急性毒性確認試験>
実施例2で製した3種のMAAの濃縮分画物をロータリーエバポレーターにより減圧濃縮・乾燥後MAA粉末を作り、この粉末を少量の水に溶解した。Balb/c系雌性マウス(4週令)5匹を6時間絶食させた後、調製したMAA水溶液をマウスに対し、マウスの摂取量が1000mg/kg体重となるように経口投与した。投与後2週間にわたり一般状態や増体等を観察したが、全てのマウスについて何らの異常を認めなかった。また、2週間目に全例を解剖し、各臓器・組織を肉眼にて観察したが、いずれも異常は全く認められなかった。この結果から、3種のMAAはいずれも急性毒性に関して安全であることが確認された。
<化粧品の製造例>
本発明の繊維芽細胞増殖促進剤を配合して「サンスクリーン化粧品」を製造する場合の配合例と製法例を以下に示す。
(1)配合(単位は重量%)
01.スクワラン 10.0%
02.ワセリン 5.0
03.ステアリルアルコール 3.0
04.ステアリン酸 3.0
05.グリセリルモノステアレート 2.0
06.1,3−ブチレングリコール 6.0
07.エデト酸二ナトリウム 0.1
08.実施例2のMAA濃縮分画物 5.0
09.防腐剤(パラベン) 適量
10.香料 適量
11.精製水 100%とする残余
(2)製法
01〜05の原料(油相成分)を混合し約80℃に加熱する。次に残りの原料(水溶成分)を混合して約80℃に加熱する。80℃に保ちつつホモミキサーで攪拌しながら水溶成分に油相成分を徐々に加えて乳化し、製品とする。
<浴用剤の製造例>
本発明の繊維芽細胞増殖促進剤を配合して「顆粒状浴用剤」を製造する場合の配合例と製法例を以下に示す。(単位は重量%)
(1)配合(単位は重量%)
01.炭酸水素ナトリウム 61.0%
02.無水硫酸ナトリウム 35.0
03.ホウ砂 0.4
04.香料 2.0
05.実施例1で作ったM−G 1.0
(2)製法
上記配合により、まず炭酸水素ナトリウムと無水硫酸ナトリウムに香料を添加して混合し、浴用剤基剤を作る。次に、この基剤に実施例1で作ったM−Gを加えて混合し、製品とする。なお、上記M−Gに代えて、実施例1で作ったP−334を用いてもよい。
<栄養補助食品の製造例>
本発明の繊維芽細胞増殖促進剤を配合して「栄養補助食品」を製造する場合の配合例と製法例を以下に示す。
(1)配合(単位は重量%)
01.粉糖(ショ糖) 75.0%
02.コーンスターチ 23.0
03.グアーガム 1.0
04.実施例3で作ったP−334 1.0
(2)製法
上記配合により、通常の錠剤製造の方法にしたがってタブレット状とし、製品とする。
<繊維芽細胞用培地の製造例>
牛胎児血清10%(容量%)を含むRPMI−1640培地に対し、硫酸カナマイシン60mg/Lと本発明の繊維芽細胞増殖促進剤(実施例1で作ったMAA濃縮混合物)50〜100μMを添加し、ろ過滅菌して、動物細胞の増殖を促進する作用が大きい繊維芽細胞用培地を製する。
Claims (3)
- 繊維芽細胞用培地の構成原料として用いるためのマイコスポリン様アミノ酸よりなるか又はマイコスポリン様アミノ酸を有効成分とする繊維芽細胞増殖促進剤。
- 創傷治癒剤又はその構成原料として用いるためのマイコスポリン様アミノ酸よりなるか又はマイコスポリン様アミノ酸を有効成分とする繊維芽細胞増殖促進剤。
- 浴用剤の構成原料として用いるためのマイコスポリン様アミノ酸よりなるか又はマイコスポリン様アミノ酸を有効成分とする繊維芽細胞増殖促進剤。
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