JP2016138060A - 特定分子結合単位が分子内に含まれている糖蛋白質物質とその利用 - Google Patents

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Abstract

【課題】運動器系の正常化,機能低下予防・回復・改善と、美容系における皮膚のたるみ,弾力,しわ,色素沈着の予防・回復・改善、角質の正常化に、十分且つ持続的に機能する安全で安定性良好な有用物質とその用途手段を提供する。【解決手段】主要な活性分子部分として、部分的かつ特定位に硫酸基またはリン酸基を含む5つの糖とセリンが一定の配列順で結合した3種類の分子結合単位が分子内に含まれている、軟骨組織より抽出された糖蛋白質物質を有効成分とする、軟骨前駆細胞増殖促進剤,軟骨分化促進剤,軟骨石灰化抑制剤,ひざ関節改善剤、皮膚たるみ改善剤,皮膚弾力改善剤,皮膚しわ改善剤,皮膚角質改善剤,皮膚色素沈着抑制剤,保湿剤と、それらを配合した健康食品,健康飲料,医薬品組成物,又は化粧料組成物。【選択図】なし

Description

本発明は、運動器系及び美容系において、さまざまな有用作用をもたらす特定分子結合単位が分子内に含まれている糖蛋白質物質とその利用に関する。さらに詳しくは、主要な活性分子部分として、下記(1)〜(3)の何れかの分子結合単位が分子内に含まれていることを特徴とする、魚類,軟体動物,鳥類,哺乳類の軟骨組織より抽出された糖蛋白質物質を有効成分とする軟骨前駆細胞増殖促進剤,軟骨分化促進剤,軟骨石灰化抑制剤,ひざ関節改善剤、皮膚たるみ改善剤,皮膚弾力改善剤,皮膚しわ改善剤,皮膚角質改善剤,皮膚色素沈着抑制剤,保湿剤と、それらを配合した健康食品又は健康飲料,医薬品組成物,化粧料組成物に関する。
(1)N−アセチルガラクトサミン−4−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される一般式1で示される分子結合単位
Figure 2016138060
(2)N−アセチルガラクトサミン, D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース−2−フォスフェート,セリンの配列順で構成される一般式2で示される分子結合単位
Figure 2016138060
(3)N−アセチルガラクトサミン−6−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される一般式3で示される分子結合単位
Figure 2016138060
魚類,軟体動物,鳥類,哺乳類の生体軟組織は、主に生体高分子(蛋白質,糖鎖など)と水から構成される柔軟で湿潤性に富む物質系である。特に関節軟骨は、軟骨細胞と、コラーゲン,ヒアルロン酸,グルコサミノグリカン−コア蛋白質結合体といった高分子から形成されたマトリックス中の隙間におよそ65〜80%もの水が含まれた支持組織とで構成され、これらが関節軟骨にかかる強い力に対して柔軟かつ十分なクッション性能を発揮し、運動器系で重要な機能を果たしている。
しかしながら、健康な成人においても、加齢により軟骨細胞の減少や,軟骨支持組織を構成する成分の変成,軟骨基質の水分含有量の低下が起きることが知られている(非特許文献1,2)。また、軟骨の石灰化が過剰に進むと骨棘を形成し、炎症や軽微な骨折が繰り返され、異常な骨化を導くといったおそれが懸念されている。
近年においては、関節の痛みに悩む人が増加傾向にあり、例えば、厚生労働省による平成19年国民生活基礎調査においては、有訴者率(病気やけがで自覚症状のある人の割合)の高い自覚症状として「腰痛」や「手足の関節痛」が上位5以内に入るなどの結果が報告されている。関節症のなかでも、注目されているのが重度の関節炎の予備軍ともいえる変形性関節症であり、その発症率は50歳以上の女性では約75%,男性では約54%にも及んでいる。
生体における運動器系、特に軟骨組織ではその機能を維持するために、損傷の修復だけでなく組織の分解と再生を繰り返すことが知られているが、そうした運動器系を正常に保持する、又は改善するために一般に有効であると考えられているのが、コラーゲン,N−アセチルグルコサミンとグルクロン酸の二糖単位が連結した多糖体であるヒアルロン酸,D−グルクロン酸とN−アセチル−D−ガラクトサミンの2糖が反復する多糖鎖に硫酸基が結合したコンドロイチン硫酸や,グルコサミン等といった軟骨関連物質であり、これらを補助的に摂取することができる飲食品や医療用薬剤等への関心が高まっている。
そうした従来応用技術としては、例えば、1万乃至8万の平均分子量を有する加水分解コラーゲンを含む関節炎の軽減および治療組成物(特許文献1),タイプI,II,IIIコラーゲンを活性成分として含むリューマチ性関節炎の治療薬(特許文献2),II型コラーゲンを有効成分とする慢性関節リウマチ治療剤(特許文献3),コラーゲンを含有する注射懸濁液である変性性関節疾患治療用薬剤(特許文献4),慢性関節リウマチ治療用II型コラーゲン熱変性物(特許文献5),分子量20万〜250万のヒアルロン酸を含んでなる軟骨表面、軟骨基質あるいは軟骨細胞の障害を低減できる関節内潅流液(特許文献6),ヒアルロン酸と亜鉛との複合体を含んで成る関節性疾患治療剤(特許文献7),架橋ヒアルロン酸からなる変形性関節症、慢性関節リウマチなどの各種関節症の治療注射剤(特許文献8),コラーゲン、コンドロイチン硫酸、コンドロイチン、N−アセチルグルコサミンを含有する軟骨生成促進剤(特許文献9),黒酢と、グルコサミンと、コンドロイチン硫酸と、ヒアルロン酸とを含む抗関節障害に対して優れた効果を有する健康食品(特許文献10),コンドロイチン、グルコサミンを含む軟骨あるいは結合組織の損傷や関節炎の治療あるいはそれらの治癒状態の維持のための組成物(特許文献11)等が見られる。
一方、コラーゲン等の蛋白質や,糖鎖物質であるヒアルロン酸,コンドロイチン硫酸、その他生体由来のムコ多糖類等の生体高分子は、保湿作用,滑性付与,皮膚細胞の増殖・活性化・老化防止作用,損傷組織修復等といった、美容上においての様々な有用性も知られており、化粧料等の皮膚・頭髪用外用剤はもとより、医療用素材としても長きにわたって使用されてきた。
そうした分野における従来応用技術としては、例えば、未変化のコラーゲン構造を持つ可溶性天然(未処理)コラーゲンを皮膚弾力改善、皮膚水和能増強、皮膚若返り成分として含有する皮膚保護剤(特許文献12),ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、可溶性コラーゲンを含有する包水性付与、皮膚細胞活発化、皮膚柔軟性・弾力性増加に有効な皮膚化粧料(特許文献13),水溶性コラーゲンとムチンとを配合した荒肌改善、角質改善、保湿効果に優れる皮膚化粧料(特許文献14),分子量200万以上のヒアルロン酸を含有する保湿化粧料(特許文献15),ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、ムコイチン酸、ケラタン硫酸等のムコ多糖類を配合した毛髪損傷防止等に優れる染毛剤組成物(特許文献16)等がある。
また軟骨組織からの抽出物またはその利用に関する従来技術としては、例えば、ウシ又はブタの軟骨に水を加え40〜50℃で抽出した軟骨エキスとその化粧料用途(特許文献17),抗上皮小体高血圧性因子(PHF)活性を有するサメ軟骨抽出物とその薬品用途(特許文献18)等がある。
特開昭63−39821 WO92/6708 特開平9−59176 WO93/02699 特開平9−255581 特開平5−279244 WO00/53194 特開昭61−210034 特開2007−161688 特開2004−166616 WO94/22453 特開昭47−14341 特開昭54−52733 特開昭62−249911 特開昭63−156707 特開平1−56611 特開平6−345636 WO99/02548
田中栄,グルコサミン研究4(エイド出版),P89−100(2008) Geihan Rizkallaら,J.Clin.Invest.90,P2268−2277(1992)
軟骨組織を主体とする運動器系の健康維持を図る目的として、従来より、コラーゲン,ヒアルロン酸,コンドロイチン硫酸,グルコサミン等は、軟骨関連物質として期待され、飲食品等としての摂取が進められてきたが、摂取成分がそのまま生体成分として再合成されるのは難しく、多くの説明においては軟骨の分解を抑制する補助的な因子として考えられている。
また、こうしたコラーゲン等の軟骨関連物質は、従来技術に見られる、美容上における様々な有効性がある程度認められてはいるものの、十分ではなかったり又は一過性であったり、光,熱,その他の因子による変性・変質・変色,処方系での不安定性といった多くの問題点を有していた。
本発明は、運動器系の正常化,機能低下予防・回復・改善と、美容系における皮膚のたるみ,弾力,しわ,色素沈着の予防・回復・改善、角質の正常化に、十分且つ持続的に機能する安全で安定性良好な有用物質とその用途手段を提供することを課題とする。
本発明では、運動器系の正常化,機能低下予防・回復・改善を、関節軟骨の健全化という視点から捉え、軟骨前駆細胞の増殖(軟骨の再生),軟骨分化促進(軟骨の再生),軟骨石灰化抑制(正常軟骨の維持)に有用に機能する安全で安定性良好な物質を提供するものである。
また本発明では、美容系における皮膚のたるみ改善,弾力改善,しわ改善,角質改善,色素沈着抑制,保湿に有用に機能する物質を提供するものである。
すなわち、本発明は、以下の項を含む。
[1]主要な活性分子部分として、下記(1)〜(3)の何れかの分子結合単位が分子内に含まれていることを特徴とする、魚類,軟体動物,鳥類,哺乳類の軟骨組織より抽出された糖蛋白質物質を有効成分とする軟骨前駆細胞増殖促進剤。
(1)N−アセチルガラクトサミン−4−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される一般式1で示される分子結合単位
Figure 2016138060
(2)N−アセチルガラクトサミン, D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース−2−フォスフェート,セリンの配列順で構成される一般式2で示される分子結合単位
Figure 2016138060
(3)N−アセチルガラクトサミン−6−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される一般式3で示される分子結合単位
Figure 2016138060
[2]主要な活性分子部分として、下記(1)〜(3)の何れかの分子結合単位が分子内に含まれていることを特徴とする、魚類,軟体動物,鳥類,哺乳類の軟骨組織より抽出された糖蛋白質物質を有効成分とする軟骨分化促進剤。
(1)N−アセチルガラクトサミン−4−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式1で示される分子結合単位
(2)N−アセチルガラクトサミン, D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース−2−フォスフェート,セリンの配列順で構成される前記一般式2で示される分子結合単位
(3)N−アセチルガラクトサミン−6−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式3で示される分子結合単位
[3]主要な活性分子部分として、下記(1)〜(3)の何れかの分子結合単位が分子内に含まれていることを特徴とする、魚類,軟体動物,鳥類,哺乳類の軟骨組織より抽出された糖蛋白質物質を有効成分とする軟骨石灰化抑制剤。
(1)N−アセチルガラクトサミン−4−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式1で示される分子結合単位
(2)N−アセチルガラクトサミン, D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース−2−フォスフェート,セリンの配列順で構成される前記一般式2で示される分子結合単位
(3)N−アセチルガラクトサミン−6−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式3で示される分子結合単位
[4]主要な活性分子部分として、下記(1)〜(3)の何れかの分子結合単位が分子内に含まれていることを特徴とする、魚類,軟体動物,鳥類,哺乳類の軟骨組織より抽出された糖蛋白質物質を有効成分とするひざ関節改善剤。
(1)N−アセチルガラクトサミン−4−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式1で示される分子結合単位
(2)N−アセチルガラクトサミン, D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース−2−フォスフェート,セリンの配列順で構成される前記一般式2で示される分子結合単位
(3)N−アセチルガラクトサミン−6−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式3で示される分子結合単位
[5]主要な活性分子部分として、下記(1)〜(3)の何れかの分子結合単位が分子内に含まれていることを特徴とする、魚類,軟体動物,鳥類,哺乳類の軟骨組織より抽出された糖蛋白質物質を有効成分とする皮膚たるみ改善剤。
(1)N−アセチルガラクトサミン−4−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式1で示される分子結合単位
(2)N−アセチルガラクトサミン, D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース−2−フォスフェート,セリンの配列順で構成される前記一般式2で示される分子結合単位
(3)N−アセチルガラクトサミン−6−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式3で示される分子結合単位
[6]主要な活性分子部分として、下記(1)〜(3)の何れかの分子結合単位が分子内に含まれていることを特徴とする、魚類,軟体動物,鳥類,哺乳類の軟骨組織より抽出された糖蛋白質物質を有効成分とする皮膚弾力改善剤。
(1)N−アセチルガラクトサミン−4−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式1で示される分子結合単位
(2)N−アセチルガラクトサミン, D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース−2−フォスフェート,セリンの配列順で構成される前記一般式2で示される分子結合単位
(3)N−アセチルガラクトサミン−6−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式3で示される分子結合単位
[7]主要な活性分子部分として、下記(1)〜(3)の何れかの分子結合単位が分子内に含まれていることを特徴とする、魚類,軟体動物,鳥類,哺乳類の軟骨組織より抽出された糖蛋白質物質を有効成分とする皮膚しわ改善剤。
(1)N−アセチルガラクトサミン−4−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式1で示される分子結合単位
(2)N−アセチルガラクトサミン, D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース−2−フォスフェート,セリンの配列順で構成される前記一般式2で示される分子結合単位
(3)N−アセチルガラクトサミン−6−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式3で示される分子結合単位
[8]主要な活性分子部分として、下記(1)〜(3)の何れかの分子結合単位が分子内に含まれていることを特徴とする、魚類,軟体動物,鳥類,哺乳類の軟骨組織より抽出された糖蛋白質物質を有効成分とする皮膚角質改善剤。
(1)N−アセチルガラクトサミン−4−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式1で示される分子結合単位
(2)N−アセチルガラクトサミン, D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース−2−フォスフェート,セリンの配列順で構成される前記一般式2で示される分子結合単位
(3)N−アセチルガラクトサミン−6−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式3で示される分子結合単位
[9]主要な活性分子部分として、下記(1)〜(3)の何れかの分子結合単位が分子内に含まれていることを特徴とする、魚類,軟体動物,鳥類,哺乳類の軟骨組織より抽出された糖蛋白質物質を有効成分とする皮膚色素沈着抑制剤。
(1)N−アセチルガラクトサミン−4−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式1で示される分子結合単位
(2)N−アセチルガラクトサミン, D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース−2−フォスフェート,セリンの配列順で構成される前記一般式2で示される分子結合単位
(3)N−アセチルガラクトサミン−6−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式3で示される分子結合単位
[10]主要な活性分子部分として、下記(1)〜(3)の何れかの分子結合単位が分子内に含まれていることを特徴とする、魚類,軟体動物,鳥類,哺乳類の軟骨組織より抽出された糖蛋白質物質を有効成分とする保湿剤。
(1)N−アセチルガラクトサミン−4−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式1で示される分子結合単位
(2)N−アセチルガラクトサミン, D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース−2−フォスフェート,セリンの配列順で構成される前記一般式2で示される分子結合単位
(3)N−アセチルガラクトサミン−6−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式3で示される分子結合単位
[11]請求項1〜10記載の軟骨前駆細胞増殖促進剤,軟骨分化促進剤,軟骨石灰化抑制剤,ひざ関節改善剤、皮膚たるみ改善剤,皮膚弾力改善剤,皮膚しわ改善剤,皮膚角質改善剤,皮膚色素沈着抑制剤,保湿剤の何れかを配合した健康食品又は健康飲料,医薬品組成物。
[12]請求項5〜10記載の皮膚たるみ改善剤,皮膚弾力改善剤,皮膚しわ改善剤,皮膚角質改善剤,皮膚色素沈着抑制剤,保湿剤の何れかを配合した化粧料組成物。
(有効成分)
本発明による、軟骨前駆細胞増殖促進剤,軟骨分化促進剤,軟骨石灰化抑制剤,ひざ関節改善剤、皮膚たるみ改善剤,皮膚弾力改善剤,皮膚しわ改善剤,皮膚角質改善剤,皮膚色素沈着抑制剤,保湿剤は、共通するある分子構造上の特徴を有する分子結合単位(化1〜化3)が分子内に含まれていることを特徴とする、魚類,軟体動物,鳥類,哺乳類の軟骨組織より抽出された糖蛋白物質を有効成分とする。
その共通するある分子構造上の特徴を有する分子結合単位とは、部分的かつ特定位に硫酸基またはリン酸基を有する糖を含む、5つの糖とセリンが一定の配列順で結合したもので、それは3種類からなる。本発明者は、これら3種類の分子結合単位が、本発明の運動器系及び美容系においてさまざまな有用作用をもたらす主要な活性分子部分であることを知見した。
本発明の軟骨組織より抽出される糖蛋白質物質には、前記、部分的かつ特定位に硫酸基またはリン酸基を有する糖を含む、5つの糖とセリンが一定の配列順で結合した3種類の分子結合単位の他、硫酸基またはリン酸基を含まない同様の5つの糖とセリンが一定の配列順で結合した分子結合単位も含まれている。しかしながら、糖蛋白質物質全体としてみるとき、硫酸基またはリン酸基を含む5つの糖とセリンが一定の配列順で結合した3種類の分子結合単位:硫酸基またはリン酸基を含まない同様の5つの糖とセリンが一定の配列順で結合した分子結合単位は、およそ1:5〜1:20の割合で分子部分として含まれている、魚類,軟体動物,鳥類,哺乳類の軟骨組織より抽出された糖蛋白質物質であることが好ましい。
(有効摂取量)
本発明による主要な活性分子部分として3種類の特定の分子結合単位を含む、魚類,軟体動物,鳥類,哺乳類の軟骨組織より抽出された糖蛋白質物質は、経口的に摂取される健康食品、健康飲料等で使用する場合においては、3〜200mg/日程度が目安となる。好ましくは5mg/日以上摂取される量を設定するのがよいものと考えられる。
(外用剤推奨処方量)
また、化粧料組成物等外用剤の形態で使用する場合においては、0.0001〜0.005重量%程度の範囲で処方化するのが好ましい。
本発明による主要な活性分子部分として3種類の特定の分子結合単位を含む、魚類,軟体動物,鳥類,哺乳類の軟骨組織より抽出された糖蛋白質物質は、軟骨前駆細胞増殖促進,軟骨分化促進,軟骨石灰化抑制、ひざ関節改善といった運動器系の健康維持のための優れた効果をもたらす他に、皮膚たるみ改善,皮膚弾力改善,皮膚しわ改善,皮膚角質改善,皮膚色素沈着抑制,保湿といった美容系にも極めて優れた効果を有する。しかも安全であり安定性が良好である。よって、少量の配合によって運動器系の健康維持に役立つ健康食品や健康飲料,医薬品組成物、美容系に役立つ化粧料組成物を製造することができる。
本発明による糖蛋白質物質の構造的特徴を解明するために行った、分解生成物のHPLCチャートを表す。 本発明による糖蛋白質物質より分離された、特定の分子結合単位物質(A−1)〜(A−4)の軟骨前駆細胞増殖作用とその濃度依存的効果に関する評価結果を表す。 本発明による、主要な活性分子部分として3種類の特定分子結合単位を含む糖蛋白質物質の軟骨前駆細胞増殖作用とその濃度依存的効果に関する評価結果を表す。 本発明による糖蛋白質物質より分離された、特定の分子結合単位物質(A−1)〜(A−4)の軟骨分化作用とその濃度依存的効果に関する評価結果を表す。 本発明による、主要な活性分子部分として3種類の特定分子結合単位を含む糖蛋白質物質の軟骨分化作用とその濃度依存的効果に関する評価結果を表す。 本発明による糖蛋白質物質より分離された、特定の分子結合単位物質(A−1)〜(A−4)の軟骨石灰化抑制作用とその濃度依存的効果に関する評価結果を表す。 本発明による、主要な活性分子部分として3種類の特定分子結合単位を含む糖蛋白質物質の軟骨石灰化抑制作用とその濃度依存的効果に関する評価結果を表す。 本発明による、主要な活性分子部分として3種類の特定分子結合単位を含む糖蛋白質物質のひざ関節改善効果に関する評価結果を表す。 本発明による、主要な活性分子部分として3種類の特定分子結合単位を含む糖蛋白質物質の皮膚たるみ改善効果に関する評価結果を表す。 本発明による、主要な活性分子部分として3種類の特定分子結合単位を含む糖蛋白質物質のコラーゲン産生作用に関する評価結果を表す。 本発明による、主要な活性分子部分として3種類の特定分子結合単位を含む糖蛋白質物質の皮膚弾力改善効果に関する評価結果を表す。 本発明による、主要な活性分子部分として3種類の特定分子結合単位を含む糖蛋白質物質の皮膚弾力改善効果に関する評価結果を表す。 本発明による、主要な活性分子部分として3種類の特定分子結合単位を含む糖蛋白質物質の皮膚しわ改善効果に関する評価結果を表す。 本発明による、主要な活性分子部分として3種類の特定分子結合単位を含む糖蛋白質物質の皮膚角質改善効果に関する評価結果を表す。 本発明による、主要な活性分子部分として3種類の特定分子結合単位を含む糖蛋白質物質のシミスコアに関する評価結果を表す。 本発明による、主要な活性分子部分として3種類の特定分子結合単位を含む糖蛋白質物質の皮膚色素沈着抑制効果に関する評価結果を表す。 本発明による、主要な活性分子部分として3種類の特定分子結合単位を含む糖蛋白質物質の保湿効果に関する評価結果を表す。 本発明による、主要な活性分子部分として3種類の特定分子結合単位を含む糖蛋白質物質の保湿効果に関する評価結果を表す。
本発明による主要な活性分子部分として3種類の特定の分子結合単位を含む糖蛋白質物質は、魚類,軟体動物,鳥類,哺乳類の軟骨組織より抽出される。本発明においては、糖蛋白質物質を飲食品や化粧料として使用するため、抽出に使用する溶媒は、有毒、有害な溶媒を避け水又は6%以下の低濃度酢酸水溶液などを使用するのが望ましい。
軟骨に、その5〜10倍量(w/v)程度の溶媒を添加し、12〜72時間程度穏やかに抽出する。抽出温度は、10℃以下(好ましくは、5℃以下)の低温度が好ましいが、溶媒条件などによっては10℃〜50℃で抽出することが可能である。次いで、0.1μmの濾過を行い不溶物を除去した後、抽出液を、例えばセルロースエステルメンブラン透析チューブ等の限外濾過膜を用いて透析、精製することによって精製し、本発明の有効成分である糖蛋白質物質を得る。
有効成分となる糖蛋白質物質は、溶液(液体)、ペースト、粉体、顆粒等、本発明を実施する上で必要に応じて最適な形状に調製することができる。
本発明による健康食品又は健康飲料,医薬品組成物の具体例としては、運動器系の改善を主たる目的としたものに限らず、栄養補給,滋養強壮,疲労回復,体質改善,美容・痩身等のあらゆる目的の健康志向の加工食品、栄養補助食品やドリンクの他,ふりかけ、ハーブソルト、ソース、ドレッシング等の調味料,ゼリー、ガム、キャンディ、ヨーグルト、タブレット、清涼飲料水等の一般嗜好食品又は飲料,注射薬剤,服用薬剤が上げられる。
本発明による化粧料組成物の具体例としては、1)局所又は全身用の薬用外用剤、皮膚洗浄料、皮膚化粧料類、2)頭皮・頭髪に適用する薬用又は化粧用の製剤類、3)浴湯に投じて使用する薬用又は化粧用の浴用剤、4)人体用の消臭・防臭剤、5)歯みがき剤、洗口剤、含嗽剤等の薬用又は化粧用の口腔用剤、6)皮膚貼付用シート、化粧用シート、化粧用コットン、衛生用品、衛生綿類、ウエットティッシュなどに適宜配合して使用できる。アンプル、カプセル、粉末(パウダー)、顆粒、固形、溶液、ゲル、気泡、エマルジョン、シート、ミスト、スプレー剤など利用上の適当な外用剤形態とすることができる。
このような外用剤には、クリーム、ゲル、軟膏、液状等の薬用外用剤類、化粧水、乳液、クリーム、軟膏、ジェル、ローション、オイル、パック、ミスト、顔面用化粧シートなどの基礎化粧料、ひげ剃り用剤、洗顔料、皮膚洗浄料(石けん類を含む)、シャンプー、リンス、ヘアートリートメント、整髪料、パーマ剤、ヘアートニック、染毛料、育毛・養毛料などの薬用又は化粧用頭髪料、ファンデーション、口紅、頬紅、アイシャドウ、アイライナー、マスカラなどのメークアップ化粧料、香水類、皮膚用消臭剤、制汗剤、入浴剤、マウスウォッシュ、歯磨き剤、口中清涼剤等が含まれる。
本発明による健康食品又は健康飲料,医薬品組成物,化粧料組成物には、必須の薬剤のほか必要に応じて下記に例示する成分や添加剤を任意に選択し配合することができる。
(1)各種油脂類
アボガド油、アーモンド油、ウイキョウ油、エゴマ油、オリーブ油、オレンジ油、オレンジラファー油、ゴマ油、カカオ脂、カミツレ油、カロット油、キューカンバー油、牛脂脂肪酸、ククイナッツ油、サフラワー油、シア脂、液状シア脂、大豆油、ツバキ油、トウモロコシ油、ナタネ油、パーシック油、ヒマシ油、綿実油、落花生油、タートル油、ミンク油、卵黄油、パーム油、パーム核油、モクロウ、ヤシ油、牛脂、豚脂、スクワレン、スクワラン、プリスタン又はこれら油脂類の水素添加物(硬化油等)等。
(2)ロウ類
ミツロウ、カルナバロウ、鯨ロウ、ラノリン、液状ラノリン、還元ラノリン、硬質ラノリン、カンデリラロウ、モンタンロウ、セラックロウ、ライスワックス等。
(3)鉱物油
流動パラフィン、ワセリン、パラフィン、オゾケライド、セレシン、マイクロクリスタンワックス等。
(4)脂肪酸類
ラウリン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ベヘン酸、オレイン酸、リノール酸、リノレン酸、ドコサヘキサエン酸、エイコサペンタエン酸、12-ヒドロキシステアリン酸、ウンデシレン酸、トール油、ラノリン脂肪酸等の天然脂肪酸、イソノナン酸、カプロン酸、2-エチルブタン酸、イソペンタン酸、2-メチルペンタン酸、2-エチルヘキサン酸、イソペンタン酸等の合成脂肪酸。
(5)アルコール類
エタノール、イソピロパノール、ラウリルアルコール、セタノール、ステアリルアルコール、オレイルアルコール、ラノリンアルコール、コレステロール、フィトステロール、フェノキシエタノール等の天然アルコール、2-ヘキシルデカノール、イソステアリルアルコール、2-オクチルドデカノール等の合成アルコール。
(6)多価アルコール類
酸化エチレン、エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、エチレングリコールモノエチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ポリエチレングリコール、酸化プロピレン、プロピレングリコール、ポリプロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ペンチルグリコール、グリセリン、ペンタエリトリトール、トレイトール、アラビトール、キシリトール、リビトール、ガラクチトール、ソルビトール、マンニトール、ラクチトール、マルチトール等。
(7)エステル類
ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ステアリン酸ブチル、ラウリン酸ヘキシル、ミリスチン酸ミリスチル、オレイン酸オレイル、オレイン酸デシル、ミリスチン酸オクチルドデシル、ジメチルオクタン酸ヘキシルデシル、乳酸セチル、乳酸ミリスチル、フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、酢酸ラノリン、モノステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸プロピレングリコール、ジオレイン酸プロピレングリコール等。
(8)金属セッケン類
ステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸カルシウム、パルミチン酸亜鉛、ミリスチン酸マグネシウム、ラウリン酸亜鉛、ウンデシレン酸亜鉛等。
(9)ガム質、糖類又は水溶性高分子化合物
アラビアゴム、ベンゾインゴム、ダンマルゴム、グアヤク脂、アイルランド苔、カラヤゴム、トラガントゴム、キャロブゴム、クインシード、寒天、カゼイン、乳糖、果糖、ショ糖又はそのエステル、トレハロース又はその誘導体、デキストリン、ゼラチン、ペクチン、デンプン、カラギーナン、カルボキシメチルキチン又はキトサン、エチレンオキサイド等のアルキレン(C2〜C4)オキサイドが付加されたヒドロキシアルキル(C2〜C4)キチン又はキトサン、低分子キチン又はキトサン、キトサン塩、硫酸化キチン又はキトサン、リン酸化キチン又はキトサン、アルギン酸又はその塩、ヒアルロン酸又はその塩、コンドロイチン硫酸又はその塩、ヘパリン、エチルセルロース、メチルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシエチルセルロース、カルボキシエチルセルロースナトリウム、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、ニトロセルロース、結晶セルロース、ポリビニルアルコール、ポリビニルメチルエーテル、ポリビニルピロリドン、ポリビニルメタアクリレート、ポリアクリル酸塩、ポリエチレンオキサイドやポリプロピレンオキサイド等のポリアルキレンオキサイド又はその架橋重合物、カルボキシビニルポリマー、ポリエチレンイミン等。
(10)界面活性剤
アニオン界面活性剤(アルキルカルボン酸塩、アルキルスルホン酸塩、アルキル硫酸エステル塩、アルキルリン酸エステル塩)、カチオン界面活性剤(アルキルアミン塩、アルキル四級アンモニウム塩)、両性界面活性剤:カルボン酸型両性界面活性剤(アミノ型、ベタイン型)、硫酸エステル型両性界面活性剤、スルホン酸型両性界面活性剤、リン酸エステル型両性界面活性剤、非イオン界面活性剤(エーテル型非イオン界面活性剤、エーテルエステル型非イオン界面活性剤、エステル型非イオン界面活性剤、ブロックポリマー型非イオン界面活性剤、含窒素型非イオン界面活性剤)、その他の界面活性剤(天然界面活性剤、タンパク質加水分解物の誘導体、高分子界面活性剤、チタン・ケイ素を含む界面活性剤、フッ化炭素系界面活性剤)等。
(11)各種ビタミン類
ビタミンA群:レチノール、レチナール(ビタミンA1)、デヒドロレチナール(ビタミンA2)、カロチン、リコピン(プロビタミンA)、ビタミンB群:チアミン塩酸塩、チアミン硫酸塩(ビタミンB1)、リボフラビン(ビタミンB2)、ピリドキシン(ビタミンB6)、シアノコバラミン(ビタミンB12)、葉酸類、ニコチン酸類、パントテン酸類、ビオチン類、コリン、イノシトール類、ビタミンC群:ビタミンC酸又はその誘導体、ビタミンD群:エルゴカルシフェロール(ビタミンD2)、コレカルシフェロール(ビタミンD3)、ジヒドロタキステロール、ビタミンE群:ビタミンE又はその誘導体、ユビキノン類、ビタミンK群:フィトナジオン(ビタミンK1)、メナキノン(ビタミンK2)、メナジオン(ビタミンK3)、メナジオール(ビタミンK4)、その他、必須脂肪酸(ビタミンF)、カルニチン、フェルラ酸、γ−オリザノール、オロット酸、ビタミンP類(ルチン、エリオシトリン、ヘスペリジン)、ビタミンU等。
(12)各種アミノ酸類
バリン、ロイシン、イソロイシン、トレオニン、メチオニン、フェニルアラニン、トリプトファン、リジン、グリシン、アラニン、アスパラギン、グルタミン、セリン、システイン、シスチン、チロシン、プロリン、ヒドロキシプロリン、アスパラギン酸、グルタミン酸、ヒドロキシリジン、アルギニン、オルニチン、ヒスチジン等や、それらの硫酸塩、リン酸塩、硝酸塩、クエン酸塩、或いはピロリドンカルボン酸のごときアミノ酸誘導体等。
(13)植物又は動物系原料由来の種々の添加物
これらは、添加しようとする製品種別、形態に応じて常法的に行われる加工(例えば、粉砕、製粉、洗浄、加水分解、醗酵、精製、圧搾、抽出、分画、ろ過、乾燥、粉末化、造粒、溶解、滅菌、pH調整、脱臭、脱色等を任意に選択、組合わせた処理)を行い、各種の素材から任意に選択して供すれば良い。
植物又は動物系原料由来の添加物を得るにあたり、抽出を行う際に用いる溶媒については、供する製品の使用目的、種類、或いは後に行う加工処理等を考慮した上で選択すれば良いが、通常では、水、メタノール、エタノール、プロピルアルコール、イソプロピルアルコール、ブタノール、イソブタノール等の低級アルコール或いは含水低級アルコール、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、グリセリン等の多価アルコール或いは含水多価アルコール、アセトン、酢酸エチル等の各種有機溶媒の中から選ばれる1種若しくは2種以上の混液を用いるのが望ましい。但し、用途により有機溶媒の含有が好ましくない場合においては、水のみを使用したり、あるいは抽出後に除去しやすいエタノールを採用し、単独又は水との任意の混液で用いたりすれば良く、又、搾取抽出したものでも良い。
植物又は動物系原料由来の添加物を、全身用又は局所用の外用剤、化粧品類に供する場合、皮膚や頭髪の保護をはじめ、保湿、感触・風合いの改善、柔軟性の付与、刺激の緩和、芳香によるストレスの緩和、細胞賦活(細胞老化防止)、炎症の抑制、肌質・髪質の改善、肌荒れ防止及びその改善、発毛、育毛、脱毛防止、光沢の付与、清浄効果、疲労の緩和、血流促進、温浴効果等の美容的効果のほか、香付け、消臭、増粘、防腐、緩衝等の効果も期待できる。
飲食品類においては、栄養補給、疲労回復、強壮、細胞賦活(細胞老化防止)等の健身並びに美容的効果をはじめ、味覚の改善、色調や芳香、光沢の付与、安定化、増粘、防腐等の目的で使用することができる。更にこの他にも、これまでに知られている各原料素材の様々な美容的、薬剤的効果を期待し、これらを組合わせることによって目的とする効果の増進を図ったり、多機能的な効果を期待した製品とすることも可能である。
原料とする具体的な植物(生薬)としては、例えば、アーモンド(へん桃)、アイ(藍葉)、アオカズラ(清風藤)、アオキ(青木)、アオギリ又はケナシアオギリ(梧桐)、アオツヅラフジ(木防巳)、アオテンマ、アカシア、アカショウマ(赤升麻)、アカスグリ「果実」、アカツメクサ、アカブドウ、アカミノキ(ログウッド)、アカメガシワ(赤芽柏)、アカミノアカネ又はセイヨウアカネ又はアカネ(茜草根)、アカヤジオウ又はジオウ(地黄)、アギ(阿魏)、アキカラマツ、アキニレ(榔楡皮)、アグアイー・グァスー、アグアヘ(オオミテングヤシ)、アケビ(木通)、アサ(麻子仁)、マルバアサガオ又はアサガオ(牽牛子)、アジサイ(紫陽花)、アシタバ(明日葉)、アズキ(赤小豆)、アスナロ、アセロラ、アセンヤク(阿仙薬)、アチラ(ショクヨウカンナ)、アニス、アビウ、アビウラーナ、アブラナ、アベマキ「果実」、アボカド、アマ、アマチャ(甘茶)、アマチャヅル、アマドコロ(玉竹)、アマナ(光慈姑)、アマランサス(ヒユ、ハゲイトウ、ヒモゲイトウ、センニンコク、スギモリゲイトウ、ホソアオゲイトウ、アオゲイトウ、ハリビユ、アオスズラン、アマラントウス・ヒポコンドリアクス)、アミガサユリ又はバイモ(貝母)、アリストロメリア(ユリズイセン)、アルカナ(アルカンナ)、アルガローボ(キャベ)、アルテア、アルニカ、アルピニア又はカツマダイ(ソウズク)、アロエ(蘆薈)、アロエベラ、アンジェリカ、アンズ又はホンアンズ(杏仁)、アンソッコウ(安息香)、イエローサポテ、イガコウゾリナ(地胆頭)、イカリソウ又はヤチマタイカリソウ(インヨウカク)、イグサ(灯心草)、イタドリ(虎杖根)、イチイ(一位)、イチゴ、イチジク(無花果「果実、葉」)、イチハツ(一初)、イチビ(冬葵子)、イチヤクソウ(一薬草)、イチョウ(銀杏「種子、葉」)、イトヒメハギ(遠志)、イナゴマメ、イヌナズナ(テイレキシ)、イヌビユ(ホナガイヌビユ)、イネ「種子、種皮」、イノンド「種子」、イブキジャコウソウ、イラクサ、イランイラン、イワタバコ(岩萵苣)、イワヒバ又はイワマツ(巻柏)、インゲンマメ、ウーロン茶、ウイキョウ(茴香)、ウィート(チブサノキ)、ウキヤガラ(三稜)、ウグイスカグラ「果実」、ヒメウイキョウ、ウコン(鬱金)、ウキクサ(浮萍)、ウスバサイシン又はケイリンサイシン又はオウシュウサイシン(細辛)、ウスベニアオイ、ウスベニタチアオイ、ウチョウラン、ウツボグサ(夏枯草)、ウド又はシシウド(羌活、独活、唐独活)、ウニャデガト(ウンカリア、キャッツクロー)、ウバ茶、ウメ(烏梅「種子、果肉」)、ウラジロガシ、ウワウルシ(クサコケモモ)、ウンシュウミカン(陳皮)、ウンボク、エストラゴン、エゾウコギ(蝦夷五加)、エゾスズラン、エチナシ(ホソバムラサキバレンギク)、エニシダ、エノキタケ(榎茸)、エビスグサ又はカッシア・トーラ(決明子)、エルカンプレ、エルダーベリー「果実」、エレミ、エリンギィ又はプレロータスエリンジ、エンジュ(槐花、槐花米)、エンドウ、オウギ又はキバナオウギ(黄耆)、ナルコユリ又はカギクルマバナルコユリ(黄精)、オウヒササノユキ又はササノユキ、オウレン(黄連)、オオガタホウケン、オオカラスウリ(カロコン)、オオグルマ(土木香)、オオツヅラフジ(防己)、オオバコ(車前子、車前草)、オオバナアザミ(祁州漏芦、白頭翁)、オオハシバミ(榛子)、オオハシラサボテン、オオバナオケラ又はオケラ(白朮)、オオバナサルスベリ(バナバ)、オオバヤシャブシ「果実」、オオホシグサ(穀精草)、オオミアカテツ、オオミサンザシ又はサンザシ(山査子)、オオミヤシ、オオムギ(大麦)、オカ、オカゼリ(蛇床子)、オクラ「果実」、オグルマ(旋覆)、オクルリヒゴタイ(禹州漏芦、藍刺頭)、オタネニンジン又はトチバニンジン (人参)、オトギリソウ又はコゴメバオトギリソウ又はセイヨウオトギリソウ(弟切草)、オドリコソウ(続断)、オナモミ(蒼耳子)、オニグルミ、オニドコロ又はトコロ又はナガドコロ(ヒカイ)、オニノヤガラ(天麻)、オニユリ又はササユリ又はハカタユリ(百合)、オノエラン、オノニス、オヒョウ(裂葉楡)、オミナエシ(敗醤)、オユーコ、オランダカラシ(クレソン)、オランダゼリ、オランダビユ、オランダミツバ、オリーブ「果実、種子、葉」、オレガノ、オレンジ「果実、果皮」、カイケイジオウ(熟地黄)、カカオ「果実、果皮、種子」、カキ(柿蒂「葉」)、カギカズラ(釣藤鈎)、カキドオシ又はカントリソウ(蓮銭草)、カキラン、ガクアジサイ、カシア、カジノキ(楮実「果実」)、ガジュツ(莪朮)、カシワ(槲樹、槲葉)、カスカリラ、カスカラサグラダ、カスミソウ、カセンソウ、カニクサ(金沙藤)、カニーワ、カーネーション、カノコソウ(吉草根)、カバ、カバノキ又はシダレカンバ(白樺)、ガーベラ、カボチャ、カポックノキ「種子」、カホクサンショウ(蜀椒)、ガマ(蒲黄)、カミツレ又はローマカミツレ、カミヤツデ(通草)、カムカム(カモカモ)、カラー、カラクサケマン、カラスウリ又はシナカラスウリ(王瓜)、カラスビシャク(半夏)、カラスムギ、ガラナ「種子」、カラホオ(厚朴)、カラヤ、ガリュウ、カリン(木瓜)、ガルシニア、カワミドリ、カワラサイコ(委陵菜、翻白草)、カワヂシャ、カワラタケ、カワラナデシコ(石竹)又はエゾカワラナデシコ(瞿麦、瞿麦子)、カワラニンジン(青蒿)、カワラヨモギ(茵チン蒿)、カンスイ(甘遂)、カンゾウ(甘草)、カンタラアサ、カンデリラ、カントウ、カンナ、カンラン、キイチゴ(エゾイチゴ、オランダイチゴ、エビガライチゴ、ナワシロイチゴ、モミジイチゴ、ヨーロッパキイチゴ)、キウイ「果実、葉」、キカラスウリ(瓜呂根)、キキョウ(桔梗、桔梗根)、キク(菊花、シマカンギク、チョウセンノギク)、キクタニギク、キササゲ(梓実)、ギシギシ(羊蹄根)、キジツ(枳実)、キズタ、キダチアロエ、キダチハッカ、キナ、キナノキ(シンコーナ、アカキナノキ)、キヌア(キノア)、キハダ(黄柏)、キマメ、ギムネマ・シルベスタ、キメンカク、キャベツ、キャベブ「未熟果」、キャラウェー、キュウリ、ギョリュウ(西河柳、てい柳)、キラジャ・サポナリア、キラヤ、キランソウ(金瘡小草)、キンカン「果実」、キンキジュ、ギンセカイ、キンブセン、キンマ、キンミズヒキ(仙鶴草)、キンラン、ギンラン、キンリョウヘン、グァペーバ・ヴェルメーリャ、グアバ「果実」、グアユーレ、クェルクス・インフェクトリア(没食子)、ククイナッツ、クゲヌマラン、クコ(枸杞、枸杞子、枸杞葉、地骨皮)、クサスギカズラ(天門冬)、クズ(葛根)、クスノキ、グースベリー「果実」、クソニンジン(黄花蒿)、クティティリバー、クチナシ(山梔子)、クヌギ(樸ソウ)、クプアス、クベバ、クマザサ、クマツヅラ(馬鞭草)、クララ(苦参)、クランベリー「果実」、クリ「種子、果実、渋皮」、クルクリゴ・ラチフォリア「果実」、グレープフルーツ「果実・葉」、クロウメモドキ、クロガネモチ(救必応)、カメバヒキオコシ又はクロバナヒキオコシ又はヒキオコシ(延命草)、クローブ(丁子、丁香)、グンバイナズナ(セキメイ、セキメイシ)、ケイガイ(荊芥、荊芥穂)、ケイトウ(鶏冠花、鶏冠子)、ゲッカビジン、ゲッケイジュ(月桂樹)、ケナシサルトリイバラ(土茯苓、山帰来)、ゲンチアナ、ゲンノショウコ(老鸛草)、ケンポナシ(キグシ)、コウキセッコク、キシュウミカン(コウジ、タチバナ、オオベニミカン、フクレミカン、サガミコウジ、ポンカン、サンタラ(橘皮))、コウシンバラ(月季花)、コウスイハッカ、コウゾ「果実」、コウチャ(紅茶)、コウホネ(川骨)、コウホン(藁本、唐藁本)、コウリャン、コウリョウキョウ(高良姜)、コエンドロ「果実」、コオウレン(胡黄連)、コガネバナ(黄ゴン)、コケモモ(越橘)、ココヤシ「果実」、ゴシュユ(呉茱萸)、ゴショイチゴ(覆盆子)、コショウ(胡椒)、コスモス、コパイババルサム、コーヒー「種子、葉」、コブシ又はモクレン(辛夷)、ゴボウ(牛蒡、牛蒡子)、コボタンヅル、ゴマ(胡麻)、ゴマノハグサ(玄参)、ゴミシ(五味子)、サネカズラ又はビナンカズラ又はマツブサ、コムギ(小麦)、米又は米糠「赤糠、白糠」、コメ油、コーラ・アクミナタ「種子」、コーラ・ベラ「種子」、コロニーリャ、コロハ「果実」、コロンボ、コンズランゴ、コンブ、コンニャク、コンフリー(鰭張草)、サイザル(サイザルアサ)、サイハイラン、サカネラン(エゾサカネラン)、サキシマボタンヅル又はシナボタンヅル又はシナセンニンソウ(威霊仙)、サクラ(オオシマザクラ、ヤマザクラ、オオヤマザクラ、エドヒガシ、マメザクラ、ミヤマザクラ、ソメイヨシノ、タカネザクラ、カスミザクラ、コヒガン、サトザクラ、カンザクラ「葉、花、果実、樹皮(桜皮)」)、サクランボ、ザクロ、ササ、ササバギンラン、サザンカ、サジオモダカ(沢瀉)、サツマイモ、サトウキビ、サトウダイコン、サネブトナツメ(酸棗仁)、サフラン(番紅花、西紅花)、サポジラ、サポテアマリヨ、ザボン「果実」、サボンソウ、サーモンベリー「果実」、サラシナショウマ(升麻)、サランシトウ(砂藍刺頭)、サルビア(セージ)、サワギキョウ(山梗菜)、サワグルミ(山胡桃)、サンカクサボテン、サングレデグラード(クロトン)、サンシクヨウソウ、サンシチニンジン(三七人参)、サンシュユ(山茱萸)、サンショウ(山椒)、サンズコン(山豆根)、シア(カリテ)、シアノキ「果実」、シイタケ(椎茸)、シオン(紫苑)、シカクマメ、ジキタリス、シクンシ(使君子)、シソ又はアオジソ又はチリメンジソ又はカタメンジソ(紫蘇葉、紫蘇子)、シタン、シナノキ、シナホオノキ、シナレンギョウ(連翹)、シメジ(ヒンシメジ、シャカシメジ、ハタケシメジ、オシロイシメジ、ブナシメジ、ホンジメシ、シロタモギタケ)、シモクレン(辛夷)、シモツケソウ、ジャガイモ、シャジン(沙参)、ジャスミン(マツリカ)、ジャノヒゲ(麦門冬)、ジュウロクササゲ、シュクコンカスミソウ、シュクシャミツ(砂仁、縮砂)、ジュズダマ、シュロ「果実」、シュンラン、ジョウオウヤシ、ショウガ(生姜)、ジョウザンアジサイ(常山)、ショウブ(菖蒲、菖蒲根)、ショズク「果実」、シラカシ「種子」、シラン(ビャッキュウ)、シロゴチョウ「種子」、シロツメクサ(クローバー)、シロトウアズキ(鶏骨草)、シロバナイリス(ニオイイリス)、シロバナツタ「花」、シロバナルーピン、シロミナンテン(南天実)、シンコナサクシルブラ、ジンチョウゲ(瑞香、瑞香花、沈丁花)、シンナモン、シンナモムム・カッシア(桂皮)、スイカ(西瓜)、スイカズラ(金銀花、忍冬)、スイバ(酸模)、スイムベリー「果実」、スターアップル、ステビア、ストロベリー「果実」、スズサイコ(徐長卿)、スギナ(問荊)、スベリヒユ(馬歯けん、馬歯けん子)、スモモ「果実」、スルガラン(オラン)、セイヨウアカマツ「球果」、セイヨウカラマツ、セイヨウキズタ、セイヨウグルミ、セイヨウサンザシ、セイヨウスノキ、セイヨウタンポポ、セイヨウトチノキ(マロニエ)、セイヨウナシ「果実」、セイヨウナツユキソウ、セイヨウニワトコ(エルダー)、セイヨウネズ(ジュニパー、杜松)、セイヨウノコギリソウ(ミルフォイル)、セイヨウバラ、セイヨウフウチョウボク、セイヨウヤドリギ、セイヨウハッカ又はセイヨウヤマハッカ、セイヨウワサビ、セキショウ(石菖根)、セッコク(サクラセッコク、コウキセッコク、オオバナセッコク、オキナワセッコク、ホンセッコク、コチョウセッコク、シカクセッコク、キバナノセッコク)(デンドロビウム、石斛)、セドロン(ボウシュウボク)、ゼニアオイ、ヒロハセネガ、セネガ、セリ、セロリ、センキュウ(川キュウ)、センシンレン(穿心連)、センダン、センニンサボテン、センナ「果実、葉」、センニンソウ(大蓼)、センブリ(当薬)、センボク、ソウカ(草果)、ゾウゲチュウ、ソシンロウバイ、ソバ「種実」、ソメモノイモ、ソラマメ、ダイオウ(大黄)、大根、大豆、ダイダイ(橙皮、枳実)、タカサゴルリヒゴタイ(東南藍刺頭)、タカサブロウ(旱蓮草)、タカトウダイ(大戟)、タカワラビ(狗脊)、ダークスィートチェリー「果実」、タチアオイ、タチジャコウソウ(タイム、百里香)、タチドコロ(ヒカイ)、タチヤナギ、タマリンド「種子」、タマネギ、タムシバ(辛夷)、タラノキ「果実、葉、根皮」、タラヨウ(大葉冬青、一葉茶、苦丁茶、苦灯茶)、ダリア(テンジクボタン)、タルウィ、タンキリマメ、タンシウチワ、タンジン(丹参)、タンポポ(蒲公英)又はシロバナタンポポ又はモウコタンポポ、ダンマル、チェリー「果実」、チガヤ「果実、根、芽」、チクセツニンジン(竹節人参)、チコリ、チャンカピエドラ
(キダチコミカンソウ)、チューリップ、チョコノステイ、チョウセンアザミ(アーティチョーク)、チョウセンダイオウ(大黄)、チョウセンニレ(蕪夷)、チョウセンヨモギ(艾葉)、チョレイマイタケ(猪苓)、チョロギ、ツキミソウ、ツクシサカネラン、ツクリタケ(マッシュルーム)、ツチアケビ、ツバキ、ツボクサ、ツメクサ(漆姑草)、ツユクサ(鴨跖草)、ツルアズキ(赤小豆)、ツルツチアケビ、ツルドクダミ(何首烏)、ツルナ(蕃杏)、ツルニンジン(四葉参)、ツルマメ、ツワブキ、デイコ、テウチグルミ、デュベリー「果実」、テングサ、テンチャ(甜茶)、テンダイウヤク(烏薬)、トウガ(冬瓜子)、トウカギカズラ、トウガラシ(番椒)、トウキ(当帰)、トウキンセンカ(マリーゴールド)、トウサイカチ、トウナベナ(川断)、トウモロコシ又はトウモロコシ毛(南蛮毛)、トウネズミモチ(女貞子)、トウリンドウ又はチョウセンリンドウ(竜胆)、トクサ(木賊)、ドクダミ(十薬)、トコン(吐根)、トシシ又はマメダオシ又はネナシカズラ、トチュウ(杜仲「樹皮、葉、根」)、トネリコ(秦皮)、トマト、トラガント、トリアカンソス「種子」、トルコキキョウ、トルメンチラ、ドロノキ、トロロアオイ、トンカマメ、ナイゼリアベリー「果実」、ナガイモ又はヤマノイモ(山薬)、ナギイカダ(ブッチャーブルーム)、ナギナタコウジュ、ナズナ、ナタネ、ナタマメ又はタテハキ(刀豆)、ナツミカン、ナツメ(大棗)、ナニワイバラ(金桜子)、ナベナ(続断)、ナメコ、ナンキンマメ(落花生)、ナンテン(南天実)、ナンバンカラムシ(苧麻)、ニオイスミレ、ニガキ(苦木)、ニガヨモギ(苦艾)、ニクズク、ケイ又はニッケイ又はセイロンニッケイ又はヤブニッケイ(桂皮)又はケイシ(桂枝)、ニョホウチドリ、ニラ(韮子)、ニワトコ(接骨木「果実、花、茎、葉」)、ニンニク(大蒜)、ヌルデ(五倍子)、ネギ、ネムノキ又はネブ又はネビ又はネムリノキ又はジゴクバナ(合歓)、ノアザミ(大薊)、ノイバラ(営実)、ノウゼンカズラ(凌霄花)、ノゲイトウ、ノコギリソウ、ノダケ(前胡)、ノバラ、ノモモ、パイナップル「果実」、ハイビスカス(ブッソウゲ、フウリンブッソウゲ、ローゼル)、ハイリンドウ、ハウチワ、パウ・ドーセ、ハカマウラボシ(骨砕補)、ハクカユマトウ、ハクサンチドリ、ハクセン(白癬皮)、ハクルベリー「果実」、ハコベ(繁縷)、ハシバミ(榛子)、ハシリドコロ(ロート根)、バジル、ハス(蓮、蓮肉、蓮子)、パセリ(オランダゼリ)、ハダカムギ、バタタ、ハチク又はマダケ(竹茹)、パチョリー、ハッカ(薄荷、薄荷葉)、ハッショウマメ、ハトムギ(ヨクイニン)、ハナスゲ(知母)、バナナ、ハナハッカ、ハナビシ(シツリシ、シシツリ)、バニラビンズ、パパイヤ、ハハコグサ(鼠麹草)、パハロボボ、ハブ「全草、茎、葉」、パプリカ、ハマカキラン、ハマゴウ又はミツバハマゴウ(蔓荊子)、ハマスゲ(香附子)、ハマビシ(シツ莉子)、ハマナス(マイカイ花)、ハマボウフウ(浜防風)、ハマメリス、パーム、バラ(薔薇)、バラータ、バラタゴムノキ、ハラタケ(ハラタケ、シロオオハラタケ、ウスキモリノカサ)、ハラン、パリウルス(セイヨウハマナツメ)、パリエタリア、ハルカンラン、バルサミーナ(ツルレイシ、ニガウリ)、ハルニレ(楡皮、楡白皮、楡葉)、バルバスコ、ハルリンドウ、ハンダイカイ(胖大海)、パンノキ、ヒオウギ(射干)、ヒカゲツルニンジン(党参)、ピーカンナッツ、ヒガンバナ(石蒜、蔓珠沙華)、ヒグルマダリア、ヒゴタイ、ヒシ(菱実)、ピスタチオ、ビート、ヒトツバ(石葦)、ヒトツバエニシダ、ヒナギク(デージー)、ヒナタイノコズチ(牛膝)、ヒナチヨドリ、ヒノキ、ヒバ、ヒマシ、ヒマワリ、ピーマン、ヒメウズ(天葵)、ヒメガマ(香蒲)、ヒメマツタケ(カワリハラタケ、ヒロマツタケ)、ヒメムヨウラン、ピメンタ「果実」、ビャクシ、ビャッキュウ、ヒユ「果実」、ヒヨコマメ、ヒラマメ、ビロウドアオイ、ヒロハオキナグサ(白頭翁)、ビワ「果実、葉、茎」、ビンロウ(大服皮、檳榔子)、プーアル茶(普?茶)、フウトウカズラ(南籐)、フキ、フキタンポポ(款冬花、款冬葉)、フジバカマ(蘭草)、フジマメ(扁豆)、フジモドキ(チョウジザクラ、芫花)、ブドウ「果実、果皮、種子、葉」、ブナ、フユムシナツクサタケ(冬虫夏草)、ブラジルカンゾウ、ブラジルニンジン、ブラジルヤシ、ブラジルゾウゲヤシ、ブラックカーラント「果実」、ブラックベリー、ブラーニェン、プラム「果実」、フルセラリア、ブルーベリー(セイヨウヒメスノキ)、プルーン、フローラルブランカ、ブロンドサイリウム、ブンドウ(緑豆)、ヘーゼルナッツ、ヘチマ、ヘツカラン、ベニバナ(紅花)、ヘネケン、ベラドンナ、ベリー「果実」、ペルセア、ペルビアンバーグ、ペレスキア・グランディフォリア、ベンケイソウ又はイキクサ(景天)、ボイセンベリー「果実」、ホウキギ又はニワクサ又はネンドウ又はハハキギ・コキア(地膚子)、ホウサイラン、ホウセンカ(鳳仙、急性子、透骨草)、ポウテリア・サポタ、ポウテリア・ルクマ、ホウノキ、ボウフウ(防風)、ホウレンソウ、ホオズキ(登呂根)、ホオノキ(和厚朴、朴)、ボケ(木瓜)、ホソバアブラギク(苦ヨク)、ホソバオグルマ、ホソバナオケラ(蒼朮)、ホソバノキリンソウ(景天三七)、ホソババレンギク、ボダイジュ(菩醍樹)、ボタン(牡丹「花、葉、茎、樹皮」)、ボタンピ(牡丹皮)、ホップ、ホホバ、ボリジ(ルリチシャ)、ボルドー、ホワートルベリー「果実」、ホンオニク(肉じゅ蓉、大芸)、ホンセッコク(鉄皮石斛、雀山石斛)、マイズルテンナンショウ(天南星)、マイタケ(舞茸)、マオウ(麻黄)、マカ、マカデミアナッツ、マーガレット(モクシュンギク)、マクリ(海人草)、マグワ(桑白皮「樹皮、葉」)、マグノリア・スプレンゲリ、マサランヅーバ、マサランズーバ・ド・セアラー、マシェイラ・デ・ボイ、マシュア(タマノウゼンハレン、キュウコンキンレンカ)、マタタビ(木天蓼)、マツカサ、松「葉、樹皮、根」、マッタ・オーリョ、マツホド(茯苓)、マティコ(コルドンシージョ)、マヨラム(ハナハッカ)、マルバノジャジン(苦参)、マルベリー「果実」、マルメロ、マレイン(ビロウドモウズイカ)、マンゴー、マンゴスチン、マンサーニャ(アンデスカミツレ)、マンシュウグルミ、マンダリン「果実」、マンネンタケ(霊芝)、キジツ(枳実「果実」)、ミシマサイコ(柴胡)、ミズオオバコ又はミズアサガオ(竜舌草)、ミゾカクシ(半辺蓮)、ミソハギ(千屈菜)、ミチヤナギ又はニワヤナギ(篇蓄)、ミツガシワ、ミツバ、ミドリサポテ、ミドリハッカ、ミモザ、ミョウガ、ミラクルフルーツ「果実」、ミルラ、ミロバラン、ムギワラギク、ムクゲ(木槿)、ムクノキ、ムクロジ(延命皮)、ムニャ、ムラサキ(紫根)、ムラサキシキブ又はオオムラサキシキブ(紫珠)、ムラサキトウモロコシ、ムラサキナツフジ(昆明鶏血藤)、メガカンサ・オプンティカ、メハジキ(益母草)、メボウギ、メラロイカ、メリッサ、メリロート、メロン「果実」、モウコヨモギ、モウソウチク、モクキリン、モジェ(コショウボク)、モチノキ、モッコウ(木香)、モミジバダイオウ、モモ(桃「葉、種子、花、果実」)、モヤシ、モレロチェリー「果実」、モロヘイヤ(黄麻)、ヤカワムラサキイモ、ヤクチ(益智)、ヤグルマソウ(ヤグルマギク)、ヤグルマハッカ、ヤーコン、ヤシャブシ(矢車)又はヒメヤシャブシ又はオオバヤシャブシ「果実、果皮、果穂」、ヤチヤナギ、ヤツデ(八角金盤)、ヤドリギ(柳寄生)、ヤナギ(カワヤナギ、タチヤナギ、シダレヤナギ、アカメヤナギ、ネコヤナギ、イヌコリヤナギ、キヌヤナギ、コリヤナギ、ウンリュウヤナギ、ミヤマヤナギ、ヤシ、ヤマヤナギ、オオバヤナギ、タイリクキヌヤナギ、キツネヤナギ、ドロノキ)、ヤナギタデ「葉、茎」、ヤブガラシ、ヤブコウジ(紫金牛)、ヤブタバコ(鶴虱、天名精)、ヤマゴボウ(商陸)、ヤマハンノキ(山榛)、ヤマモモ(楊梅皮)、ヤマヨモギ、 ユーカリ、ユキノシタ(虎耳草)、ユッカ又はフレビフォリア、ユズ「果実」、ユリ、ヨロイグサ、ヨモギ(艾葉)、ライガン(雷丸)、ライム「果実」、ライムギ、ラカンカ「果実」、ラズベリー「葉、果実」、ラタニア(クラメリア)、ラッキョウ又はエシャロット(薤白)、ラベンダー、リュウガン(竜眼肉)、リュウゼツラン(アオノリュウゼツラン、フクリンリュウゼツラン)、リョクチャ(緑茶)、リンゴ「果実、種子、葉、根」、リンドウ、ルバス又はスアビシムス(甜涼)、ルリタマアザミ(ウラジロヒゴタイ、新彊藍刺頭)、レイシ(茘枝、茘枝核)、レタス(チシャ)、レッドカーラント「果実」、レッドピタヤ、レモン「果実」、レモングラス、レンギョウ又はシナレンギョウ(連翹)、レンゲソウ、ロウバイ(蝋梅)、ロウヤシ、ロコン(ヨシ、蘆根)、ローガンベリー「果実」、ローズマリー(マンネンロウ)、ローズヒップ(ノバラ)、ワサビ、ワタフジウツギ(密蒙花)、ワレモコウ(地楡)等が挙げられる。
海藻類としては、海藻[緑藻類:クロレラ・ブルガリス、クロレラ・ピレノイドサ、クロレラ・エリプソイデイア、アオノリ(ウスバアオノリ、スジアオノリ、ヒラアオノリ、ボウアオノリ、ホソエダアオノリ)、アナアオサ(アオサ)]、海藻[褐藻類:コンブ(マコンブ、リシリコンブ、ホソメコンブ、ミツイシコンブ)、ワカメ、ヒロメ、アオワカメ、ジャイアントケルプ(マクロシスティス・ピリフェラ、マクロシスティス・インテグリフォリア、ネオシティス・ルエトケアーナ)、ヒジキ、ヒバマタ、ウミウチワ、ウスバウミウチワ、キレバノウミウチワ、アカバウミウチワ、コナウミウチワ、オキナウチワ、ウスユキウチワ、エツキウミウチワ]、海藻[紅藻類:ヒジリメン、マクサ(テングサ)、ヒラクサ、オニクサ、オバクサ、カタオバクサ、ヤタベグサ、ユイキリ、シマテングサ、トサカノリ、トゲキリンサイ、アマクサキリンサイ、キリンサイ、ビャクシンキリンサイ、ツノマタ、オオバツノマタ、トチャカ(ヤハズツノマタ)、エゾツノマタ、トゲツノマタ、ヒラコトジ、コトジツノマタ、イボツノマタ、マルバツノマタ、ヒラコトジ、スギノリ、シキンノリ、カイノリ、ヤレウスバノリ、カギウスバノリ、スジウスバノリ、ハイウスバノリ、アカモミジノリ]等が代表的なものとして挙げられる。
その他の藻類、例えば、緑藻類(クラミドモナス属:クラミドモナス、アカユキモ、ドゥナリエラ属:ドゥナリエラ、クロロコッカス属:クロロコッカス、クワノミモ属:クワノミモ、ボルボックス属:オオヒゲマワリ、ボルボックス、パルメラ属、ヨツメモ属、アオミドロ属:ヒザオリ、アオミドロ、ツルギミドロ属、ヒビミドロ属:ヒビミドロ、アオサ属:アナアオサ、アミアオサ、ナガアオサ、カワノリ属:カワノリ、フリッチエラ属、シオグサ属:オオシオグサ、アサミドリシオグサ、カワシオグサ、マリモ、バロニア属:タマゴバロニア、タマバロニア、マガタマモ属:マガタマモ、イワヅタ属:フサイワヅタ、スリコギヅタ、ヘライワヅタ、クロキヅタ、ハネモ属、ミル属:ミル、クロミル、サキブチミル、ナガミル、ヒラミル、カサノリ属:カサノリ、ジュズモ属:フトジュズモ、タマジュズモ、ミゾジュズモ、ミカヅキモ属、コレカエテ属、ツヅミモ属、キッコウグサ属:キッコウグサ、ヒトエグサ属:ヒトエグサ、ヒロハノヒトエグサ、ウスヒトエグサ、モツキヒトエ、サヤミドロ属、クンショウモ属、スミレモ属:スミレモ、ホシミドロ属、フシナシミドロ属等)。
藍藻類(スイゼンジノリ属:スイゼンジノリ、アオコ属、ネンジュモ属:カワタケ、イシクラゲ、ハッサイ、ユレモ属、ラセンモ(スピルリナ)属:スピルリナ、トリコデスミウム(アイアカシオ)属等)。
褐藻類(ピラエラ属:ピラエラ、シオミドロ属:ナガミシオミドロ、イソブドウ属:イソブドウ、イソガワラ属:イソガワラ、クロガシラ属:グンセンクロガシラ、カシラザキ属:カシラザキ、ムチモ属:ムチモ、ヒラムチモ、ケベリグサ、アミジグサ属:アミジグサ、サキビロアミジ、サナダグサ属:サナダグサ、フクリンアミジ、コモングサ属:コモングサ、ヤハズグサ属:エゾヤハズ、ヤハズグサ、ウラボシヤハズ、ジガミグサ属:ジガミグサ、ウミウチワ属:ウミウチワ、コナウミウチワ、アカバウミウチワ、ナミマクラ属:ヒルナミマクラ、ソメワケグサ属:ソメワケグサ、ナバリモ属:ナバリモ、チャソウメン属:モツキチャソウメン、マツモ属:マツモ、ナガマツモ属:ナガマツモ、オキナワモズク属:オキナワモズク、ニセフトモズク属:ニセフトモズク、フトモズク属:フトモズク、イシモズク属:イシモズク、クロモ属:クロモ、ニセモズク属:ニセモズク、モズク属:モズク、イシゲ属:イシゲ、イロロ、イチメガサ属:イチメガサ、ケヤリ属:ケヤリ、ウミボッス属:ウミボッス、ウルシグサ属:ウルシグサ、ケウルシグサ、タバコグサ、コンブモドキ属:コンブモドキ、ハバモドキ属:ハバモドキ、ハバノリ属:ハバノリ、セイヨウハバノリ属:セイヨウハバノリ、コモンブクロ属:コモンブクロ、エゾブクロ属:エゾブクロ、フクロノリ属:フクロノリ、ワタモ、チシマフクロノリ属:チシマフクロノリ、カゴメノリ属:カゴメノリ、ムラリドリ属:ムラチドリ、サメズグサ属:サメズグサ、イワヒゲ属:イワヒゲ、ヨコジマノリ属:ヨコジマノリ、カヤモノリ属:カヤモノリ、ウイキョウモ属:ウイキョウモ、ツルモ属:ツルモ、アナメ属:アナメ、スジメ属:スジメ、ミスジコンブ属:ミスジコンブ、アツバミスジコンブ、コンブ属:ガツガラコンブ、カキジマコンブ、オニコンブ、ゴヘイコンブ、ナガコンブ、エンドウコンブ、オオチヂミコンブ、トロロコンブ属:トロロコンブ、アントクメ属:アントクメ、カジメ属:カジメ、ツルアラメ、クロメ、キクイシコンブ属:キクイシコンブ、ネジレコンブ属:ネジレコンブ、クロシオメ属:クロシオメ、ネコアシコンブ属:ネコアシコンブ、アラメ属:アラメ、アイヌワカメ属:アイヌワカメ、チガイソ、オニワカメエゾイシゲ属:エゾイシゲ、ヤバネモク属:ヤバネモク、ラッパモク属:ラッパモク、ジョロモク属:ウガノモク、ジョロモク、ヒエモク、ホンダワラ属:タマナシモク、イソモク、ナガシマモク、アカモク、シダモク、ホンダワラ、ネジモク、ナラサモ、マメタワラ、タツクリ、ヤツマタモク、ウミトラノオ、オオバモク、フシズシモク、ハハキモク、トゲモク、ヨレモク、ノコギリモク、オオバノコギリモク、スギモク属:スギモク、ウキモ属:オオウキモ、ブルウキモ属:ブルウキモ、カヤモノリ属:カヤモノリ等)。
紅藻類(ウシケノリ属:ウシケノリ、フノリノウシケ、アマノリ属:アサクサノリ、スサビノリ、ウップルイノリ、オニアマノリ、タサ、フイリタサ、ベニタサ、ロドコルトン属:ミルノベニ、アケボノモズク属:アケボノモズク、コナハダ属:ハイコナハダ、ヨゴレコナハダ、アオコナハダ、ウミゾウメン属:ウミゾウメン、ツクモノリ、カモガシラノリ、ベニモズク属:ベニモズク、ホソベニモズク、カサマツ属:カサマツ、フサノリ属:フサノリ、ニセフサノリ属:ニセフサノリ、ソデガラミ属:ソデガラミ、ガラガラ属:ガラガラ、ヒラガラガラ、ヒロハタマイタダキ属:ヒロハタマイタダキ、タマイタダキ属:タマイタダキ、カギケノリ属:カギノリ、カギケノリ、テングサ属:ヒメテングサ、ハイテングサ、オオブサ、ナンブグサ、コヒラ、ヨヒラ、キヌクサ、ヒビロウド属:ヒビロウド、ヒメヒビロウド、イソムメモドキ属:イソムメモドキ、 ミチガエソウ属:ミチガエソウ、リュウモンソウ属:リュウモンソウ、ヘラリュウモン、ニセカレキグサ属:ニセカレキグサ、オキツバラ属:オオバオキツバラ、アカバ属:アカバ、マルバアカバ、ナミノハナ属:ホソバナミノハナ、ナミノハナ、サンゴモドキ属:ガラガラモドキ、シオグサゴロモ属:シオグサゴロモ、イワノカワ属:エツキイワノカワ、カイノカワ属:カイノカワ、カニノテ属:カニノテ、サンゴモ属:サンゴモ、ムカデノリ属:ムカデノリ、スジムカデ、カタノリ、ヒラムカデ、キョウノヒモ、サクラノリ、ニクムカデ、タンバノリ、ツルツル、フダラク、マルバフダラク、イソノハナ属:ヌラクサ、クロヌラクサ、オオムカデノリ、ヒラキントキ属:ヒラキントキ、マタボウ属:マタボウ、キントキ属:チャボキントキ、キントキ、マツノリ、コメノリ、トサカマツ、ヒトツマツ、フシキントキ、ツノムカデ、ナガキントキ、スジムカデ、カクレイト属:オオバキントキ、イトフノリ属:イトフノリ、ナガオバネ属:ナガオバネ、フノリ属:ハナフノリ、フクロフノリ、マフノリ、カレキグサ属:カレキグサ、トサカモドキ属:ホソバノトサカモドキ、ヒロハノトサカモドキ、ヤツデガタトサカモドキ、クロトサカモドキ、ネザシノトサカモドキ、ユウソラ、エツキノトサカモドキ、ナンカイトサカモドキ、ヒメトサカモドキ、キヌハダ属:キヌハダ、エゾトサカ属:エゾトサカ、ツカサノリ属:エナシカリメニア、オオツカサノリ、ハナガタカリメニア、ホウノオ属:ホウノオ、ヒカゲノイト属:ヒカゲノイト、ウスギヌ、ニクホウノオ属:ニクホウノオ、ベニスナゴ属:ベニスナゴ、ススカケベニ属:ススカケベニ、オカムラグサ属:ヤマダグサ、ミリン属:ミリン、ホソバミリン、トサカノリ属:キクトサカ、エゾナメシ属:エゾナメシ、イソモッカ属:イソモッカ、ユカリ属:ユカリ、ホソユカリ、イバラノリ属:イバラノリ、サイダイバラ、タチイバラ、カギイバラノリ、キジノオ属:キジノオ、イソダンツウ属:イソダンツウ、アツバノリ属:アツバノリ、オゴノリ属:オゴノリ、ツルシラモ、シラモ、オオオゴノリ、ミゾオコノリ、カバノリ、ベニオゴノリ、フクレシノリ、ムラサキカバノリ、シンカイカバノリ、トゲカバノリ、カタオゴノリ、リュウキュウオゴノリ、セイヨウオゴノリ、イツツギヌ、ユミガタオゴノリ、クビレオゴノリ、モサオゴノリ、キヌカバノリ、テングサモドキ属:ハチジョウテングサモドキ、フシクレノリ属:フシクレノリ、ナミイワタケ属:ナミイワタケ、カイメンソウ属:カイメンソウ、オキツノリ属:オキツノリ、サイミ属:イタニグサ、サイミ、ハリガネ、ハスジグサ属:ハスジグサ、スギノリ属:イカノアシ、ホソイボノリ、ノボノリ、クロハギンナンソウ属:クロハギンナンソウ、アカバギンナンソウ属:アカバギンナンソウ、ヒシブクロ属:ヒシブクロ、マダラグサ属:トゲマダラ、エツキマダラ、タオヤギソウ属:タオヤギソウ、ハナサクラ、フクロツナギ属:フクロツナギ、スジコノリ、ハナノエダ属:ハナノエダ、ヒラタオヤギ属:ヒラタオヤギ、ダルス属:ダルス、マサゴシバリ、アナダルス、ウエバグサ属:ウエバグサ、ベニフクロノリ属:ベニフクロノリ、フシツナギ属:フシツナギ、ヒメフシツナギ、ヒロハフシツナギ、ワツナギソウ属:ヒラワツナギソウ、ウスバワツナギソウ、イギス属:イギス、ケイギス、ハリイギス、ハネイギス、アミクサ、エゴノリ属:エゴノリ、フトイギス、サエダ属:サエダ、チリモミジ属:チリモミジ、コノハノリ科:ハブタエノリ、コノハノリ、スズシロノリ、ウスベニ属:ウスベニ、ハスジギヌ属:ハスジギヌ、ナガコノハノリ属:ナガコノハノリ、スジギヌ属:スジギヌ、アツバスジギヌ、ハイウスバノリ属:カギウスバノリ、ヤレウスバノリ、スジウスバノリ、ハイウスバノリ、ウスバノリモドキ属:ウスバノリモドキ、アヤニシキ属:アヤニシキ、アヤギヌ属:アヤギヌ、ダジア属:エナシダジア、シマダジア属:イソハギ、シマダジア、ダジモドキ属:ダジモモドキ、イトグサ属:モロイトグサ、フトイグサ、マクリ属:マクリ、ヤナギノリ属:ハナヤナギ、ユナ、ヤナギノリ、モツレユナ、ベニヤナギコリ、モサヤナギ、ササバヤナギノリ、ソゾ属:クロソゾ、コブソゾ、ハネソゾ、ソゾノハナ、ハネグサ属:ハネグサ、ケハネグサ、コザネモ属:コザネモ、イソムラサキ、ホソコザネモ、ヒメゴケ属:ヒメゴケ、クロヒメゴケ、ヒオドシグ属:キクヒオドシ、ヒオドシグサ、ウスバヒオドシ、アイソメグサ属:アイソメグサ、スジナシグサ属:スジナシグサ、イソバショウ属:イソバショウ、フジマツモ属:フジマツモ、ノコギリヒバ属:ハケサキノコギリヒバ、カワモズク属:カワモズク、アオカワモズク、ヒメカワモズク、イデユコゴメ属:イデユコゴメ、オキチモズク属:オキチモズク、イトグサ属、チノリモ属:チノリモ、チスジノリ属:チスジノリ等)。
車軸藻類(シャジクモ属、シラタマモ属、ホシツリモ属:ホシツリモ、リクノタムヌス属、フラスコモ属:ヒメフラスコモ、チャボフラスコモ、トリペラ属等)、黄色藻類(ヒカリモ属:ヒカリモ等)等。
動物系原料由来の素材としては、鶏冠抽出物、牛又は豚、人の胎盤抽出物、牛又は豚の胃、十二指腸、腸、脾臓の抽出物若しくはその分解物、牛又は豚の脳組織の抽出物、牛・豚又は魚類のコラーゲン加水(酸、アルカリ、酵素等)分解物や水溶性コラーゲン又はアシル化コラーゲン等のコラーゲン誘導体、牛又は豚のエラスチン又はエラスチン加水分解物(酸、アルカリ、酵素等)又は水溶性エラスチン誘導体、ケラチン及びその分解物又はそれらの誘導体、シルク蛋白及びその分解物又はそれらの誘導体、豚又は牛血球蛋白分解物(グロビンペプチド)、牛又は豚へモグロビン分解物(ヘミン、ヘマチン、ヘム、プロトヘム、ヘム鉄等)、牛乳、カゼイン及びその分解物又はそれらの誘導体、脱脂粉乳及びその分解物又はそれらの誘導体、ラクトフェリン又はその分解物、鶏卵成分、魚肉分解物、核酸関連物質(リボ核酸、デオキシリボ核酸)等。
これら植物又は動物系原料由来の素材としては、遺伝子組み替え体や細胞融合体由来の任意の部位、細胞、組織、器官、代謝物等も使用することができる。更に、任意の部位、細胞、組織、器官等を細胞培養することで得られる、例えば未分化細胞群や分化途中の細胞群等も使用することができる。
(14)海洋成分
深層水等の海水類、例えば、海水塩、海水乾燥物、死海又は大西洋又は太平洋の海より得た無機塩(塩化ナトリウム、塩化マグネシウム、塩化カリウム等)、海泥又は泥(ファンゴ)類、例えば、イタリアファンゴ、ドイツファンゴ、アイフェルファンゴ、フライブルグファンゴ等の各地の海泥又は泥(含有成分:二酸化珪素、二酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化鉄、酸化マンガン、酸化ナトリウム、酸化カリウム、酸化マグネシウム、酸化カルシウム、酸化ストロンチウム、ナトリウム、カリウム、マグネシウム、カルシウム、クロム、鉄、銅、ニッケル、亜鉛、鉛、マンガン、ヒ素、水)、聖徳石等。
(15)微生物培養代謝物
酵母代謝物、酵母菌抽出エキス、細菌代謝物、細菌抽出エキス、カビ又は放線菌代謝物、カビ又は放線菌抽出エキス、納豆菌代謝物、納豆抽出エキス、米発酵エキス、米糠(赤糠、白糠)発酵エキス、ユーグレナ抽出物又はその分解物又はそれら水溶性誘導体、トレハロース又はその誘導体、生乳又は脱脂粉乳の乳酸発酵物、マメ科植物の乳酸菌発酵物、ココヤシ属植物の乳酸菌発酵物等。
(16)α-ヒドロキシ酸類
グリコール酸、クエン酸、リンゴ酸、酒石酸、乳酸等。
(17)無機顔料
無水ケイ酸、ケイ酸マグネシウム、タルク、カオリン、ベントナイト、マイカ、雲母チタン、オキシ塩化ビスマス、酸化ジルコニウム、酸化マグネシウム、酸化亜鉛、酸化チタン、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、黄酸化鉄、ベンガラ、黒酸化鉄、グンジョウ、酸化クロム、水酸化クロム、カーボンブラック、カラミン等。
(18)紫外線吸収/遮断剤
ベンゾフェノン誘導体(2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸、2-ヒドロキシ-4-メトキシベンゾフェノン-5-スルホン酸ナトリウム、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン、ジヒドロキシジメトキシベンゾフェノン−スルホン酸ナトリウム、2,4-ジヒドロキシベンゾフェノン、テトラヒドロキシベンゾフェノン等)、パラアミノ安息香酸誘導体(パラアミノ安息香酸、パラアミノ安息香酸エチル、パラアミノ安息香酸グリセリル、パラジメチルアミノ安息香酸アミル、パラジメチルアミノ安息香酸オクチル等)、メトキシ桂皮酸誘導体(パラメトキシ桂皮酸エチル、パラメトキシ桂皮酸イソプロピル、パラメトキシ桂皮酸オクチル、パラメトキシ桂皮酸2-エトキシエチル、パラメトキシ桂皮酸ナトリウム、パラメトキシ桂皮酸カリウム、ジパラメトキシ桂皮酸モノ-2-エチルヘキサン酸グリセリル等)、サリチル酸誘導体(サリチル酸オクチル、サリチル酸フェニル、サリチル酸ホモメンチル、サリチル酸ジプロピレングリコール、サリチル酸エチレングリコール、サリチル酸ミリスチル、サリチル酸メチル等)、アントラニル酸誘導体(アントラニル酸メチル等)、ウロカニン酸誘導体(ウロカニン酸、ウロカニン酸エチル等)、クマリン誘導体、アミノ酸系化合物、ベンゾトリアゾール誘導体、テトラゾール誘導体、イミダゾリン誘導体、ピリミジン誘導体、ジオキサン誘導体、カンファー誘導体、フラン誘導体、ピロン誘導体、核酸誘導体、アラントイン誘導体、ニコチン酸誘導体、ビタミンB6誘導体、ウンベリフェロン、エスクリン、桂皮酸ベンジル、シノキサート、オキシベンゾン、ジオキシベンゾン、オクタベンゾン、スリソベンゾン、ベンゾレソルシノール、アルブチン、グアイアズレン、シコニン、バイカリン、バイカレイン、ベルベリン、ネオヘリオパン、エスカロール、酸化亜鉛、タルク、カオリン等。
(19)美白剤
パラアミノ安息香酸誘導体、サルチル酸誘導体、アントラニル酸誘導体、クマリン誘導体、アミノ酸系化合物、ベンゾトリアゾール誘導体、テトラゾール誘導体、イミダゾリン誘導体、ピリミジン誘導体、ジオキサン誘導体、カンファー誘導体、フラン誘導体、ピロン誘導体、核酸誘導体、アラントイン誘導体、ニコチン酸誘導体、ビタミンC又はその誘導体(ビタミンCリン酸エステルマグネシウム塩、ビタミンCグルコシド等)、ビタミンE又はその誘導体、コウジ酸又はその誘導体、オキシベンゾン、ベンゾフェノン、アルブチン、グアイアズレン、シコニン、バイカリン、バイカレイン、ベルベリン、胎盤エキス、エラグ酸、ルシノール等。
(20)チロシナーゼ活性阻害剤
ビタミンC又はその誘導体(ビタミンCリン酸エステルマグネシウム塩、ビタミンCグルコシド等)、ハイドロキノン又はその誘導体(ハイドロキノンベンジルエーテル等)、コウジ酸又はその誘導体、ビタミンE又はその誘導体、N−アセチルチロシン又はその誘導体、グルタチオン、過酸化水素、過酸化亜鉛、胎盤エキス、エラグ酸、アルブチン、ルシノール、シルク抽出物、植物エキス(カミツレ、クワ、クチナシ、トウキ、ワレモコウ、クララ、ヨモギ、スイカズラ、キハダ、ドクダミ、マツホド、ハトムギ、オドリコソウ、ホップ、サンザシ、ユーカリ、セイヨウノコギリソウ、アルテア、ケイヒ、マンケイシ、ハマメリス、ヤマグワ、延命草、桔梗、トシシ、続随子、射干、麻黄、センキュウ、ドッカツ、サイコ、ボウフウ、ハマボウフウ、オウゴン、牡丹皮、ゲンノショウコ、葛根、甘草、五倍子、アロエ、ショウマ、紅花、緑茶、紅茶、阿仙薬)等。
(21)メラニン色素還元/分解物質
フェニル水銀ヘキサクロロフェン、酸化第二水銀、塩化第一水銀、過酸化水素水、過酸化亜鉛、ハイドロキノン又はその誘導体(ハイドロキノンベンジルエーテル)等。
(22)ターンオーバーの促進作用/細胞賦活物質
ハイドロキノン、乳酸菌エキス、胎盤エキス、霊芝エキス、ビタミンA、ビタミンE、アラントイン、脾臓エキス、胸腺エキス、酵母エキス、発酵乳エキス、植物エキス(アロエ、オウゴン、スギナ、ゲンチアナ、ゴボウ、シコン、ニンジン、ハマメリス、ホップ、ヨクイニン、オドリコソウ、センブリ、トウキ、トウキンセンカ、アマチャ、オトギリソウ、キュウリ、タチジャコウソウ、ローズマリー、パセリ)等。
(23)収斂剤
コハク酸、アラントイン、塩化亜鉛、硫酸亜鉛、酸化亜鉛、カラミン、パラフェノールスルホン酸亜鉛、硫酸アルミニウムカリウム、レゾルシン、塩化第二鉄、タンニン酸(カテキン化合物を含む)等。
(24)活性酸素消去剤
SOD、カタラーゼ、グルタチオンパーオキシダーゼ等。
(25)抗酸化剤
ビタミンC又はその誘導体又はそれらの塩、ステアリン酸エステル、ビタミンE又はその誘導体、ノルジヒドログアセレテン酸、ブチルヒドロキシトルエン(BHT)、ブチルヒドロキシアニソール(BHA)、ヒドロキシチロソール、パラヒドロキシアニソール、没食子酸プロピル、セサモール、セサモリン、ゴシポール、プロポリス等。
(26)過酸化脂質生成抑制剤
β-カロチン、植物エキス(ゴマ培養細胞、アマチャ、オトギリソウ、ハマメリス、チョウジ、メリッサ、エンメイソウ、シラカバ、サルビア、ローズマリー、南天実、エイジツ、イチョウ、緑茶)等。
(27)抗炎症剤
イクタモール、インドメタシン、カオリン、サリチル酸、サリチル酸ナトリウム、サリチル酸メチル、アセチルサリチル酸、塩酸ジフェンヒドラミン、d-カンフル、dl-カンフル、ヒドロコルチゾン、グアイアズレン、カマズレン、マレイン酸クロルフェニラミン、グリチルリチン酸又はその塩、グリチルレチン酸又はその塩、甘草エキス、シコンエキス、エイジツエキス、プロポリス等。
(28)抗菌・殺菌・消毒薬
アクリノール、イオウ、グルコン酸カルシウム、グルコン酸クロルヘキシジン、スルファミン、マーキュロクロム、ラクトフェリン又はその加水分解物、塩化アルキルジアミノエチルグリシン液、トリクロサン、次亜塩素酸ナトリウム、クロラミンT、サラシ粉、ヨウ素化合物、ヨードホルム、ソルビン酸又はその塩、プロピオン酸又はその塩、サルチル酸、デヒドロ酢酸、パラヒドロキシ安息香酸エステル類、ウンデシレン酸、チアミンラウリル硫酸塩、チアミンラウリル硝酸塩、フェノール、クレゾール、p-クロロフェノール、p-クロロ-m-キシレノール、p-クロロ-m-クレゾール、チモール、フェネチルアルコール、O-フェニルフェノール、イルガサンCH3565、ハロカルバン、ヘキサクロロフェン、クロロヘキシジン、エタノール、メタノール、イソプロピルアルコール、ベンジルアルコール、エチレングリコール、プロピレングリコール、2-フェノキシエタノール、1,2-ペンタンジオール、ジンクピリジオン、クロロブタノール、イソプロピルメチルフェノール、非イオン界面活性剤(ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル等)、両性界面活性剤、アニオン界面活性剤(ラウリル硫酸ナトリウム、ラウロイルサルコシンカリウム等)、カチオン界面活性剤(臭化セチルトリメチルアンモニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化メチルロザニリン)、ホルムアルデヒド、ヘキサミン、ブリリアントグリーン、マラカイトグリーン、クリスタルバイオレット、ジャーマル、感光素101号、感光素201号、感光素401号、N-長鎖アシル塩基性アミノ酸誘導体及びその酸附加塩、酸化亜鉛、ヒノキチオール、クジン、プロポリス等。
(29)保湿剤
グリセリン、プロピレングリコール、1,3-ブチレングリコール、ヒアルロン酸又はその塩、ポリエチレングリコール、コンドロイチン硫酸又はその塩、水溶性キチン又はその誘導体或いはキトサン誘導体、ピロリドンカルボン酸又はその塩、乳酸ナトリウム、ミニササニシキエキス、納豆菌代謝物、納豆抽出エキス、ヘチマ水、シラカバ(白樺)又は赤松の樹液
(30)エラスターゼ活性阻害剤
フロオロリン酸ジイソプロピル、植物エキス(オウゴン、オトギリソウ、クララ、桑の葉、ケイヒ、ゲンノショウコ、コンフリー、サルビア、セイヨウニワトコ、ボダイジュ、ボタンピ)、海藻エキス等。
(31)頭髪用剤
二硫化セレン、臭化アルキルイソキノリニウム液、ジンクピリチオン、ビフェナミン、チアントール、カスタリチンキ、ショウキョウチンキ、トウガラシチンキ、塩酸キニーネ、強アンモニア水、臭素酸カリウム、臭素酸ナトリウム、チオグリコール酸等。
(32)抗アンドロゲン剤
卵胞ホルモン(エストロン、エストラジオール、エチニルエストラジオール等)、イソフラボン、オキセンドロン等。
(33)末梢血管血流促進剤
ビタミンE又はその誘導体、センブリエキス、ニンニクエキス、人参エキス、アロエエキス、ゲンチアナエキス、トウキエキス、セファランチン、塩化カルプロニウム、ミノキシジル等。
(34)刺激剤
トウガラシチンキ、ノニル酸バニルアミド、カンタリスチンキ、ショウキョウチンキ、ハッカ油、l-メントール、カンフル、ニコチン酸ベンジル等。
(35)代謝活性剤
感光素301号、ヒノキチオール、パントテン酸又はその誘導体、アラントイン、胎盤エキス、ビオチン、ペンタデカン酸グリセリド等。
(36)抗脂漏剤
ピリドキシン又はその誘導体、イオウ、ビタミンB6等。
(37)角質溶解剤
レゾルシン、サリチル酸、乳酸,尿素等。
(38)酸化剤
過酸化水素水、過硫酸ナトリウム、過硫酸アンモニウム、過ホウ酸ナトリウム、過酸化尿素、過炭酸ナトリウム、過酸化トリポリリン酸ナトリウム、臭素酸ナトリウム、臭素酸カリウム、過酸化ピロリン酸ナトリウム、過酸化オルソリン酸ナトリウム、ケイ酸ナトリウム過酸化水素付加体、硫酸ナトリウム過酸化水素付加体、塩化ナトリウム過酸化水素付加体、β-チロシナーゼ酵素液、マッシュルーム抽出液等。
(39)除毛剤
硫酸ストロンチウム、硫化ナトリウム、硫化バリウム、硫化カルシウム等の無機系還元剤、チオグリコール酸又はその塩類(チオグリコール酸カルシウム、チオグリコール酸ナトリウム、チオグリコール酸リチウム、チオグリコール酸マグネシウム、チオグリコール酸ストロンチウム)等。
(40)毛髪膨潤剤
エタノールアミン、尿素、グアニジン等。
(41)染料剤
5-アミノオルトクレゾール、2-アミノ-4-ニトロフェノール、2-アミノ-5-ニトロフェノール、1-アミノ-4-メチルアミノアントラキノン、3,3′-イミノジフェノール、塩酸2,4-ジアミノフェノキシエタノール、塩酸2,4-ジアミノフェノール、塩酸トルエン-2,5-ジアミン、塩酸ニトロパラフェニレンジアミン、塩酸パラフェニレンジアミン、塩酸N-フェニルパラフェニレンジアミン、塩酸メタフェニレンジアミン、オルトアミノフェノール、酢酸N−フェニルパラフェニレンジアミン、1,4-ジアミノアントラキノン、2,6-ジアミノピリジン、1,5-ジヒドロキシナフタレン、トルエン-2,5-ジアミン、トルエン-3,4-ジアミン、ニトロパラフェニレンジアミン、パラアミノフェノール、パラニトロオルトフェニレンジアミン、パラフェニレンジアミン、パラメチルアミノフェノール、ピクラミン酸、ピクラミン酸ナトリウム、N,N′-ビス(4-アミノフェニル)-2,5-ジアミノ-1,4-キノンジイミン、5-(2-ヒドロキシエチルアミノ)-2-メチルフェノール、N-フェニルパラフェニレンジアミン、メタアミノフェノール、メタフェニレンジアミン、硫酸5-アミノオルトクレゾール、硫酸2-アミノ-5-ニトロフェノール、硫酸オルトアミノフェノール、硫酸オルトクロルパラフェニレンジアミン、硫酸4,4′-ジアミノジフェニルアミン、硫酸2,4-ジアミノフェノール、硫酸トルエン-2,5-ジアミン、硫酸ニトロパラフェニレンジアミン、硫酸パラアミノフェノール、硫酸パラニトロオルトフェニレンジアミン、硫酸パラニトロメタフェニレンジアミン、硫酸パラフェニレンジアミン、硫酸パラメチルアミノフェノール、硫酸メタアミノフェノール、硫酸メタフェニレンジアミン、カテコール、ジフェニルアミン、α−ナフトール、ヒドロキノン、ピロガロール、フロログルシン、没食子酸、レゾルシン、タンニン酸、2-ヒドロキシ-5-ニトロ-2′,4′-ジアミノアゾベンゼン-5′-スルホン酸ナトリウム、ヘマテイン等。
(42)香料
ジャコウ、シベット、カストリウム、アンバーグリス等の天然動物性香料、アニス精油、アンゲリカ精油、イランイラン精油、イリス精油、ウイキョウ精油、オレンジ精油、カナンガ精油、カラウェー精油、カルダモン精油、グアヤクウッド精油、クミン精油、黒文字精油、ケイ皮精油、シンナモン精油、ゲラニウム精油、コパイババルサム精油、コリアンデル精油、シソ精油、シダーウッド精油、シトロネラ精油、ジャスミン精油、ジンジャーグラス精油、杉精油、スペアミント精油、西洋ハッカ精油、大茴香精油、チュベローズ精油、丁字精油、橙花精油、冬緑精油、トルーバルサム精油、バチュリー精油、バラ精油、パルマローザ精油、桧精油、ヒバ精油、白檀精油、プチグレン精油、ベイ精油、ベチバ精油、ベルガモット精油、ペルーバルサム精油、ボアドローズ精油、芳樟精油、マンダリン精油、ユーカリ精油、ライム精油、ラベンダー精油、リナロエ精油、レモングラス精油、レモン精油、ローズマリー精油、和種ハッカ精油等の植物性香料、その他合成香料等。
(43)色素・着色剤
赤キャベツ色素、赤米色素、アカネ色素、アナトー色素、イカスミ色素、ウコン色素、エンジュ色素、オキアミ色素、柿色素、カラメル、金、銀、クチナシ色素、コーン色素、タマネギ色素、タマリンド色素、スピルリナ色素、ソバ全草色素、チェリー色素、海苔色素、ハイビスカス色素、ブドウ果汁色素、マリーゴールド色素、紫イモ色素、紫ヤマイモ色素、ラック色素、ルチン等。
(44)甘味料
砂糖、甘茶、果糖、アラビノース、ガラクトース、キシロース、ステビア、マンノース、麦芽糖、蜂蜜、ブドウ糖、ミラクリン、モネリン、甘草抽出物等。
(45)栄養強化剤
貝殻焼成カルシウム、シアノコバラミン、酵母、小麦胚芽、卵黄粉末、ヘミセルロース、ヘム鉄等。
(46)乳製品
牛乳、チーズ、生クリーム、バター、マーガリン、粉乳、ホエー、練乳等。
(47)その他
ホルモン類、金属イオン封鎖剤、pH調整剤、キレート剤、防腐・防バイ剤、清涼剤、安定化剤、乳化剤、動・植物性蛋白質及びその分解物、動・植物性多糖類及びその分解物、動・植物性糖蛋白質及びその分解物、血流促進剤、抗炎症剤・消炎剤・抗アレルギー剤、創傷治療剤、増泡剤、増粘剤、酵素、精製水(電子水、小クラスター化等を含む)、口腔用剤、消臭・脱臭剤、苦味料、調味料等が上げられ、これらと併用することによって、本発明効果又は他の美容的効果の相加的又は相乗的向上が期待できる。
(糖蛋白質物質の製造)
鮭の鼻軟骨(1部)に、6%酢酸〜0%酢酸(水)(10倍量(w/v))を加え、5℃以下の低温下にて24〜48時間抽出して抽出液を得た。0.1μmの濾過を行い不溶物を除去した後、抽出液を精製し、本発明の有効成分である糖蛋白質物質(A)を得た。なお、この糖蛋白質物質(A)の分子量は、既知分子量の多糖体物質のHPLC分析との比較により5万〜100万程度であると推定した。
(有用成分の構造的特徴)
糖蛋白質物質(A)に、0.5M水酸化リチウム(LiOH)溶液を加え、4℃で1日インキュベートした。反応後、酢酸を加えて反応を停止し、陽イオン交換樹脂:AG 50W−X2 Resinを通し、1M−NHHCOを加え中和し、液を乾燥した後、2−アミノベンズアミド(2AB)を用いて蛍光標識を行った。ペーパークロマトグラフィーにて精製し、2AB反応物を得た。この反応物にコンドロイチナーゼABC(CSaseABC)およびコンドロイチナーゼAC−II(CSaseAC−II)を用いて消化し、この消化物をHPLCで、二糖・オリゴ糖画分を分析を行った結果、標準物質との一致の見られたピーク(図1)より、
(A−1)N−アセチルガラクトサミン−4−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される分子結合単位物質
(A−2)N−アセチルガラクトサミン,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース−2−フォスフェート,セリンの配列順で構成される分子結合単位物質
(A−3)N−アセチルガラクトサミン−6−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される分子結合単位物質
(A−4)N−アセチルガラクトサミン,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される4種の分子結合単位物質を検出した。
(HPLC条件)
Column :YMC−Pack PA−G(陰イオン交換カラム)
Solvent:(A)1M−NaHPO 流速:0.5 mL/min
(B)16mM−NaHPO
Gradient:B Conc.100%→47%?(0→60 min)直線勾配
Detection:Fluorescence(Ex.330nm,Em.420nm)
HPLC装置:日本分光製
なお、今回の分析において(A−1)〜(A−4)の分子結合単位物質の構成割合は、(A−4)が80〜90%程度を占め、部分的かつ特定位に硫酸基またはリン酸基を含む5つの糖とセリンが一定の配列順で結合した3種類の分子結合単位物質(A−1)〜(A−3)の合計は、5〜15%であることが判明した。
こうして得られたこれら物質を試料として用い、安全性試験及び様々な試験系で評価することによって運動器系及び美容に対する有用性の評価を行った。
(安全性試験:皮膚一次刺激性試験)
前記実施例で製造した分子量5万〜100万の糖蛋白質物質(A)を乾燥固形分濃度が1.0重量%となるように精製水にて調製し、背部を剃毛した日本白色家兎(雌性、1群3匹、体重2.2kg前後)の皮膚に適用した。適用の24、48、72時間後にドレイズの判定基準に基づき紅斑及び浮腫を指標として評価を行った。その結果は、全ての動物において、何等、紅斑及び浮腫を認めず、皮膚一次刺激性に関して問題がないものと判断された。
(安全性試験:皮膚累積刺激性試験)
前記実施例で製造した分子量5万〜100万の糖蛋白質物質(A),(A−1)〜(A−4)を乾燥固形分濃度が1.0重量%となるように精製水にて調製し、背部を剃毛したハートレー系モルモット(雌性、1群3匹、体重320g前後)の皮膚に1日1回、週5回、0.5mL/匹を塗布した。塗布は2週に渡って行い、剃毛は各週の最終塗布日に行った。各塗布日及び最終塗布日の翌日にドレイズの判定基準に基づき紅斑及び浮腫を指標として評価を行った。その結果は、全ての動物において、2週間に渡って何等、紅斑及び浮腫を認めず、皮膚累積刺激性に関しては問題がないものと判断された。
(安全性試験:急性毒性試験)
前記実施例で製造した分子量5万〜100万の糖蛋白質物質(A),(A−1)〜(A−4)を試験前、4時間絶食させたddy系マウス(雄性及び雌性,1群5匹,5週齢)に2,000mg/kg量経口投与し、毒性症状の発現、程度などを経時的に観察した。その結果、全てのマウスにおいて14日間、何等異常を認めず、解剖の結果も異常がなかった。よって、LD50は2,000mg/kg以上であり、安全であると判断された。
(軟骨前駆細胞増殖作用の評価)
軟骨基質は加齢により変性し、さらに変形性関節症を発症した軟骨組織では軟骨細胞数が減少しており、それに伴い軟骨基質をつくることができなくなり、軟骨がすり減ることが知られている。軟骨多段階分化モデルのATDC5を用いて軟骨前駆細胞増殖に及ぼす作用について評価を行った。
[試料]
A:分子量5万〜100万の糖蛋白質物質
A−1:N−アセチルガラクトサミン−4−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される分子結合単位物質
A−2:N−アセチルガラクトサミン,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース−2−フォスフェート,セリンの配列順で構成される分子結合単位物質
A−3:N−アセチルガラクトサミン−6−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される分子結合単位物質
A−4:N−アセチルガラクトサミン,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される分子結合単位物質
試料は、最終培地添加濃度になるように調製して添加した。
比較対照として、B:グルコサミン塩酸塩,C:コンドロイチン硫酸ナトリウム,D:コラーゲン,E:ヒアルロン酸を試験に供した。また、コントロールは非添加とした。
[試験方法]
ATDC5(理化学研究所)に1200cells/wellで96well培養プレートに播種し、24時間後に0.5%血清およびDMEM/F12(transferrin, sodium selenite添加)に置換し、試料を添加、5%CO、37℃の条件にて7日間培養を行った。培養後、細胞数をMTT法により測定し、コントロールを100とした際の相対値により各試料の軟骨細胞増殖促進作用を解析した。
[結果]
試験結果を図2〜図3に示す。試料(A)と,試料(A−1)〜(A−3)については、濃度依存的に有意な軟骨前駆細胞増殖促進作用が認められた。また比較対照として行った(E)ヒアルロン酸には、若干の作用が認められたが、他の比較対照(B)〜(D)では有意な作用は認められなかった。これらの結果から、軟骨前駆細胞増殖促進作用の主要な活性分子部分は、(A−1)〜(A−3)であると判明し、これら何れかの分子結合単位が分子内に含まれている軟骨組織より抽出された糖蛋白質物質(A)は、優れた軟骨前駆細胞増殖促進剤として有用であると考えられた。
(軟骨分化促進作用の評価)
軟骨多段階分化モデルのATDC5を用いて、軟骨分化促進に及ぼす作用について評価を行った。
[試料]
A:分子量5万〜100万の糖蛋白質物質
A−1:N−アセチルガラクトサミン−4−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される分子結合単位物質
A−2:N−アセチルガラクトサミン,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース−2−フォスフェート,セリンの配列順で構成される分子結合単位物質
A−3:N−アセチルガラクトサミン−6−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される分子結合単位物質
A−4:N−アセチルガラクトサミン,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される分子結合単位物質
試料は、最終培地添加濃度になるように調製して添加した。
比較対照として、B:グルコサミン塩酸塩,C:コンドロイチン硫酸ナトリウム,D:コラーゲン,E:ヒアルロン酸を試験に供した。また、コントロールは非添加とし、ポジティブコントロールにはインスリンを試験に供した。
[試験方法]
ATDC5(理化学研究所)を5×104cells/wellで12well培養プレートに播種し、5%血清およびDMEM/F12(transferrin, sodium selenite添加)に置換し、5%CO、37℃の条件にて7日間培養を行いコンフルエントの状態にした。その後、各試料を添加して21日間培養を行い、培養後、アルシアンブルーで染色し取得した画像をWinROOFにて定量解析することによって軟骨分化能を評価した。
[結果]
試験結果を図4〜図5に示す。試料(A)と,試料(A−1)〜(A−3)については、インスリン非依存的に有意な軟骨分化促進作用が認められた。また比較対照として行った(E)ヒアルロン酸には、若干の作用が認められたが、他の比較対照(B)〜(D)では有意な作用は認められなかった。これらの結果から、軟骨分化促進作用の主要な活性分子部分は、(A−1)〜(A−3)であると判明し、これら何れかの分子結合単位が分子内に含まれている軟骨組織より抽出された糖蛋白質物質(A)は、優れた軟骨分化促進剤として有用であると考えられた。
(軟骨石灰化抑制作用の評価)
軟骨基質は加齢により変性し、さらに変形性関節症を発症した軟骨組織では、軟骨細胞数が減少しており、それに伴い軟骨基質をつくることができなくなり、軟骨がすり減る。また、軟骨の異所石灰化を起こすことで骨同士がこすれ合うようになり、症状が進行することが知られている。軟骨多段階分化モデルのATDC5を用いて石灰化抑制に及ぼす作用について評価を行った。
[試料]
A:分子量5万〜100万の糖蛋白質物質
A−1:N−アセチルガラクトサミン−4−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される分子結合単位物質
A−2:N−アセチルガラクトサミン,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース−2−フォスフェート,セリンの配列順で構成される分子結合単位物質
A−3:N−アセチルガラクトサミン−6−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される分子結合単位物質
A−4:N−アセチルガラクトサミン,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される分子結合単位物質
試料は、最終培地添加濃度になるように調製して添加した。
比較対照として、B:グルコサミン塩酸塩,C:コンドロイチン硫酸ナトリウム,D:コラーゲン,E:ヒアルロン酸を試験に供した。また、コントロールは非添加とし、ポジティブコントロールにはインスリンを試験に供した。
[試験方法]
ATDC5(理化学研究所)を5×104cells/wellで12well培養プレートに播種し、5%血清およびDMEM/F12(transferrin, sodium selenite添加)を用いて、5%CO、37℃の条件にて7日間培養を行いコンフルエントの状態にした。その後、インスリン添加条件にて、さらに21日間培養し、軟骨を形成した。その後、各試料を添加し、5%血清およびα-MEM (transferrin, sodium selenite,インスリン添加)を用い、3%CO、37℃の条件にてさらに24日間培養を行い、培養後、アリザリンレッドで石灰化部位を染色し、取得した画像をWinROOFにて定量解析することによって軟骨石灰化抑制能を評価した。さらに、アルシアンブルー染色にて培養52日目の軟骨状態を評価した。
[結果]
試験結果を図6〜図7に示す。試料(A)と,試料(A−1)〜(A−3)については、顕著な軟骨石灰化抑制が認められた。しかしながら他の比較対照(B)〜(E)では有意な作用は認められなかった。これらの結果から、軟骨石灰化抑制作用の主要な活性分子部分は、(A−1)〜(A−3)であると判明し、これら何れかの分子結合単位が分子内に含まれている軟骨組織より抽出された糖蛋白質物質(A)は、優れた軟骨石灰化抑制剤として有用であると考えられた。
本発明による主要な活性分子部分として3種類の特定の分子結合単位を含む糖蛋白質物質(A)は、軟骨の再生促進と軟骨を正常に維持するという2つの機能性を有すると認められた。これらの結果より、変形性関節症の予防および改善効果も期待できると示唆された。
(ひざ関節改善効果の評価)
近年の高齢化社会に伴い、変形性関節症(OA)は増加しているが、OAは加齢や関節への力学的負荷により、軟骨が減少や変性し機能障害をもたらす疾患である。OAの初期段階と考えられるひざ関節に痛みを有するヒトに対して、ひざ関節の改善効果を評価した。
[試料]
A:分子量5万〜100万の糖蛋白質物質
試料5mgにデキストリンを加えたものをカプセルに詰め使用した。尚、試料(A)には、本発明による主要な活性分子部分として特定した3種類の分子結合単位を含む糖蛋白質物質が、0.25〜0.75mg含まれている。
[試験方法]
文書により同意が得られたひざ関節に痛みを有する40〜70代の男女12名を被験者(平均58.8歳)とし、試料(A)10mg/日を12週間経口摂取させた。そして、摂取前、摂取後12週まで膝関節の痛みを評価した。評価は他覚所見の日本整形外科学会膝OA治療成績判定基準(JOAスコア)法を用いて評価した。
[結果]
試験結果を図8に示す。4週目から有意にひざ関節の痛みが改善され、全員のひざ関節に改善が見られた。
(皮膚たるみ改善効果の評価1)
紫外線やストレスなどで皮膚マトリックスのコラーゲンやエラスチンが分解・変性を起こすと、皮膚の構造を維持することができなくなり、やがて皮膚のたるみが生じる。一時的な重力方向の変化による顔面の変形観察することにより、皮膚たるみ改善効果を評価した。
[試料]
A:分子量5万〜100万の糖蛋白質物質
B:コンドロイチン硫酸ナトリウム
C:ヒアルロン酸
プラセボ:デキストリンのみ
試料5mgにデキストリンを加えたものをカプセルに詰め使用した。尚、試料(A)には、本発明による主要な活性分子部分として特定した3種類の分子結合単位を含む糖蛋白質物質が、0.25〜0.75mg含まれている。
[試験方法]
文書にて同意を得た健康な20〜40歳代の男女20名を被験者とし、試料(A)カプセル群5名(平均年齢39.0歳)、試料(B)カプセル群5名(平均年齢40.4歳)、試料(C)カプセル群5名(平均年齢43.6歳)、プラセボカプセル群5名(平均年齢39.6歳)にて二重盲検並行群間試験を実施した。1日1カプセルを食間に2週間経口摂取し、摂取前および2週間後にスタンプ法(若松ら,日本薬学会 第130年会(岡山)30P-pm135)にて顔面皮膚のたるみを評価した。そして下向きスタンプの楕円長短軸比を画像解析した。
(スタンプ法)
鼻部から一定距離の頬部を測定部位とし、床面に対し垂直及び水平(下向き)の二方向に顔面を固定し、垂直時には青,水平時には赤の正円形のリングスタンプを施す。カプセルの摂取前試験開始2週間後にロボスキンアナライザー(RSA−50,インフォワード社製)により全顔を写真撮影し、画像解析から水平時(下向き)の赤リングの楕円長短軸比を算出する。測定は、恒温恒湿室(20℃,湿度50%)にて20分間馴化した後行った。
[結果]
試験結果を図9に示す。楕円長短軸比が1(正円)に近いほどたるみが改善されたことになる。試料(A)摂取群では摂取前に比べ、楕円長短軸比が低下したるみの改善が認められたが、試料(B)、試料(C)、プラセボ摂取群には、顕著な改善が認められなかった。したがって、分子量5万〜100万の糖蛋白質物質(A)は皮膚たるみ改善剤として有用であると考えられた。
(皮膚たるみ改善作用の評価2)
皮膚のコラーゲンは人の真皮の約7割を占める主要な構造体で、皮膚の構造を維持するのに重要な役割を果たしている。真皮のコラーゲンは殆どがI型コラーゲンであり、老化等によりその産生能力が低下すると、皮膚のしわやたるみにつながると考えられる。人の正常真皮繊維芽細胞を用いて、I型コラーゲンの産生能力(I型コラーゲン産生促進作用)に与える影響を解析し、皮膚たるみ改善作用を評価した。
[試料]
A:分子量5万〜100万の糖蛋白質物質
A−1:N−アセチルガラクトサミン−4−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される分子結合単位物質
A−2:N−アセチルガラクトサミン,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース−2−フォスフェート,セリンの配列順で構成される分子結合単位物質
A−3:N−アセチルガラクトサミン−6−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される分子結合単位物質
A−4:N−アセチルガラクトサミン,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される分子結合単位物質
B:コンドロイチン硫酸ナトリウム
C:ヒアルロン酸
試料は、最終培地添加濃度が0.001%になるように調製して添加した。
[試験方法]
人正常真皮繊維芽細胞(クラボウ社製)を5%牛胎児血清(Thermo Trace)含有DMEM培地(Sigma)を用いて、2×10cells/mLお濃度で24well培養プレートに藩種し、5%CO2,37℃の条件で72時間前培養を行った後、各試料を添加した0.25%牛胎児血清(Thermo Trace)含有DMEM培地(Sigma)に交換し、さらに72時間培養した。培養後I型コラーゲン量をProcollagen Type I C-Peptide(PIP) EIA Kit(タカラバイオ社製)により測定した。また同時に、細胞数をCell Counting Kit-8(同仁化学社製)により測定し、I型コラーゲン量を算出し、コントロールを100とした際の相対値より、各試料のI型コラーゲン産生促進作用を解析した。
[結果]
試験結果を図10に示す。試料(A)と,試料(A−1)〜(A−3)については顕著なI型コラーゲン産生促進作用が認められた。これらの結果から、I型コラーゲン産生促進作用の主要な活性分子部分は、(A−1)〜(A−3)であると判明し、これら何れかの分子結合単位が分子内に含まれている軟骨組織より抽出された糖蛋白質物質(A)は、優れた皮膚たるみ改善として有用であると考えられた。
(皮膚弾力改善効果の評価1)
皮膚弾力性の低下は、コラーゲンやエラスチン、基底膜といった皮膚構成成分の新陣代謝機能の低下が一因であると考えられ、やがてシワやたるみといった外見上大きく目立つ皮膚の老化症状へとつながる。皮膚粘弾性測定器を使用して、皮膚弾力改善効果を評価した。
[試料]
A:分子量5万〜100万の糖蛋白質物質
B:コンドロイチン硫酸ナトリウム
C:ヒアルロン酸
プラセボ:デキストリンのみ
試料5mgにデキストリンを加えたものをカプセルに詰め使用した。尚、試料(A)には、本発明による主要な活性分子部分として特定した3種類の分子結合単位を含む糖蛋白質物質が、0.25〜0.75mg含まれている。
[試験方法]
文書にて同意を得た健康な20〜40歳代の男女20名を被験者とし、試料(A)カプセル群5名(平均年齢39.0歳)、試料(B)カプセル群5名(平均年齢40.4歳)、試料(C)カプセル群5名(平均年齢43.6歳)、プラセボカプセル群5名(平均年齢39.6歳)にて二重盲検並行群間試験を実施した。1日1カプセルを食間に2週間経口摂取し、摂取前および2週間後に皮膚粘弾性測定器(CUTOMETER SEM 575、COURAGE+KHAZAKA Electronic GmbH社)にて顔面皮膚の弾力度および塑性度(力を加えると連続的に変形し、力を除いても元の形に戻らない性質)を測定し、摂取前の値を100とした相対値により2週間後の皮膚弾力改善作用を解析した。測定方法は、直径約1mmの穴から一気に500mbの陰圧をかけ5秒間皮膚を吸引し、その後急激に陰圧を解除する操作を2回繰り返した際の、皮膚の変化する様子を波形化するもので、あらかじめ恒温恒湿室(20℃,湿度50%)にて20分間馴化した後行った。
[結果]
試験結果を図11に示す。試料(A)摂取群では摂取前に比べ、皮膚の弾力度が有意に向上し、塑性度においても有意な改善(塑性度が低いほど弾力改善効果が良好)が認められた。したがって、分子量5万〜100万の糖蛋白質物質(A)は皮膚弾力改善剤として有用であると考えられた。
(皮膚弾力改善効果の評価2)
[試料]
A:分子量5万〜100万の糖蛋白質物質
A−1:N−アセチルガラクトサミン−4−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される分子結合単位物質
A−2:N−アセチルガラクトサミン,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース−2−フォスフェート,セリンの配列順で構成される分子結合単位物質
A−3:N−アセチルガラクトサミン−6−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される分子結合単位物質
A−4:N−アセチルガラクトサミン,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される分子結合単位物質
B:コンドロイチン硫酸ナトリウム
C:ヒアルロン酸
試料は、固形分濃度0.001%水溶液になるように調整した。
[試験方法]
文書にて同意を得た女性被験者18名(平均年齢33.5歳)を6グループに分け、試料Aと試料A−1(1G),試料Aと試料A−2(2G),・・・,試料Aと試料A−4(4G),試料Aと試料B(5G),試料Aと試料C(6G)のように顔左右にそれぞれ1日2回、4週間の塗布を行い、塗布前と試験開始4週間後に、皮膚粘弾性測定機(CUTOMETER SEM 575、COURAGE+KHAZAKA Electronic GmbH社製)にて、皮膚の弾力度(Ur/Uf)を測定した。測定方法は、直径約1mmの穴から一気に500mbの陰圧をかけ5秒間皮膚を吸引し、その後急激に陰圧を解除する操作を2回繰り返した際の、皮膚の変化する様子を波形化するもので、あらかじめ恒温恒湿室(20℃,湿度50%)にて20分間馴化した後行った。
[結果]
試験結果を図12に示す。1G〜3Gにおいては左右どちらも皮膚の弾力度が有意に向上したが、4Gの試料A−4塗布部,5Gの試料B塗布部,6Gの試料C塗布部では同様な向上が認められなかった。
(皮膚しわ改善効果の評価)
[試料]
A:分子量5万〜100万の糖蛋白質物質
B:コンドロイチン硫酸ナトリウム
C:ヒアルロン酸
プラセボ:デキストリンのみ
試料5mgにデキストリンを加えたものをカプセルに詰め使用した。尚、試料(A)には、本発明による主要な活性分子部分として特定した3種類の分子結合単位を含む糖蛋白質物質が、0.25〜0.75mg含まれている。
[試験方法]
文書にて同意を得た健康な20〜40歳代の男女20名を被験者とし、試料(A)カプセル群5名(平均年齢39.0歳)、試料(B)カプセル群5名(平均年齢40.4歳)、試料(C)カプセル群5名(平均年齢43.6歳)、プラセボカプセル群5名(平均年齢39.6歳)にて二重盲検並行群間試験を実施した。1日1カプセルを食間に2週間経口摂取し、摂取前および2週間後にロボスキンアナライザー(RSA-50 インフォワード社製)による目下のしわの本数を解析した。測定は、あらかじめ恒温恒湿室(20℃,湿度50%)にて20分間馴化した後行った。
[結果]
試験結果を図13に示す。試料(A)摂取群では摂取前に比べ、しわの本数が減少した。また撮影画像からしわが浅くなっていることが確認された。試料(B)摂取群,試料(C)摂取群では僅かに減少傾向が見られる程度であった。したがって、分子量5万〜100万の糖蛋白質物質(A)は皮膚しわ改善剤として有用であると考えられた。
(皮膚角質改善効果の評価)
乾燥や紫外線など外部からのストレスにより皮膚のターンオーバーが乱れると、角質細胞の形状変化が起こりバリア機能が低下する。このような皮膚状態では、本来単層で剥離する角質細胞に重層剥離がみられるため、それを観察することにより皮膚角質改善効果を評価した。
[試料]
A:分子量5万〜100万の糖蛋白質物質
B:コンドロイチン硫酸ナトリウム
C:ヒアルロン酸
プラセボ:デキストリンのみ
試料5mgにデキストリンを加えたものをカプセルに詰め使用した。尚、試料(A)には、本発明による主要な活性分子部分として特定した3種類の分子結合単位を含む糖蛋白質物質が、0.25〜0.75mg含まれている。
[試験方法]
文書にて同意を得た健康な20〜40歳代の男女20名を被験者とし、試料(A)カプセル群5名(平均年齢39.0歳)、試料(B)カプセル群5名(平均年齢40.4歳)、試料(C)カプセル群5名(平均年齢43.6歳)、プラセボカプセル群5名(平均年齢39.6歳)にて二重盲検並行群間試験を実施した。1日1カプセルを食間に2週間経口摂取し、摂取前および2週間後に角質チェッカー(アサヒバイオメッドH社)にて、頬部から角質を採取し、染色後、光学顕微鏡にて観察を行い、角質細胞が重なって剥がれる重層剥離の程度をスコア化した。スコアは、最も重層剥離している悪い状態を「1」,全く重層剥離の無い状態を「5」とし、これらの間の状態を「2」〜「4」で評価した。測定は、恒温恒湿室(20℃,湿度50%)にて20分間馴化した後行った。
[結果]
試験結果を図14に示す。試料(A)摂取群では摂取前に比べ、有意な皮膚角質改善効果が認められた。したがって、分子量5万〜100万の糖蛋白質物質(A)は皮膚角質改善剤として有用であると考えられた。
(皮膚色素沈着抑制効果の評価1)
[試料]
A:分子量5万〜100万の糖蛋白質物質
B:コンドロイチン硫酸ナトリウム
C:ヒアルロン酸
プラセボ:デキストリンのみ
試料5mgにデキストリンを加えたものをカプセルに詰め使用した。尚、試料(A)には、本発明による主要な活性分子部分として特定した3種類の分子結合単位を含む糖蛋白質物質が、0.25〜0.75mg含まれている。
[試験方法]
文書にて同意を得た健康な20〜40歳代の男女20名を被験者とし、試料(A)カプセル群5名(平均年齢39.0歳)、試料(B)カプセル群5名(平均年齢40.4歳)、試料(C)カプセル群5名(平均年齢43.6歳)、プラセボカプセル群5名(平均年齢39.6歳)にて二重盲検並行群間試験を実施した。1日1カプセルを食間に2週間経口摂取し、摂取前および2週間後に顔画像撮影解析装置:VISIA Evolution(Canfield社製)にて、左頬部のシミスコア(指定した面積の中でのシミの割合)の解析を行った。測定は、あらかじめ恒温恒湿室(20℃,湿度50%)にて20分間馴化した後行った。
[結果]
試験結果を図15に示す。試料(A)摂取群では摂取前に比べ、シミスコアが減少した。また撮影画像からも目立つシミが少なくなっていることを確認した。したがって、分子量5万〜100万の糖蛋白質物質(A)は皮膚色素沈着抑制剤として有用であると考えられた。
(皮膚色素沈着抑制効果の評価2)
[試料]
A:分子量5万〜100万の糖蛋白質物質
A−1:N−アセチルガラクトサミン−4−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される分子結合単位物質
A−2:N−アセチルガラクトサミン,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース−2−フォスフェート,セリンの配列順で構成される分子結合単位物質
A−3:N−アセチルガラクトサミン−6−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される分子結合単位物質
A−4:N−アセチルガラクトサミン,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される分子結合単位物質
B:コンドロイチン硫酸ナトリウム
C:ヒアルロン酸
試料は、0.001%水溶液になるように調整した。
[試験方法]
文書にて同意を得た女性被験者18名(平均年齢33.5歳)を6グループに分け、試料Aと試料A−1(1G),試料Aと試料A−2(2G),・・・,試料Aと試料A−4(4G),試料Aと試料B(5G),試料Aと試料C(6G)のように顔左右にそれぞれ1日2回、4週間の塗布を行い、塗布前と試験開始4週間後に、ロボスキンアナライザー(RSA-50,インフォワード社製)による色素沈着(大)面積部分(サイズが1.2mmを超える暗い部分)の解析を行った。測定は、恒温恒湿室(20℃,湿度50%)にて20分間馴化した後行った。
[結果]
試料の塗布前後における色素沈着(大)面積の変化を図16に示す。1G〜3Gにおいては左右どちらも減少する傾向が見られた。4GのA−4塗布部,5Gの試料B塗布部,6Gの試料C塗布部においては、他の塗布部ほどの減少傾向は認められなかった。
(保湿効果の評価1)
[試料]
A:分子量5万〜100万の糖蛋白質物質
B:コンドロイチン硫酸ナトリウム
C:ヒアルロン酸
プラセボ:デキストリンのみ
試料5mgにデキストリンを加えたものをカプセルに詰め使用した。尚、試料(A)には、本発明による主要な活性分子部分として特定した3種類の分子結合単位を含む糖蛋白質物質が、0.25〜0.75mg含まれている。
[試験方法]
文書にて同意を得た健康な20〜40歳代の男女20名を被験者とし、試料(A)カプセル群5名(平均年齢39.0歳)、試料(B)カプセル群5名(平均年齢40.4歳)、試料(C)カプセル群5名(平均年齢43.6歳)、プラセボカプセル群5名(平均年齢39.6歳)にて二重盲検並行群間試験を実施した。1日1カプセルを食間に2週間経口摂取し、摂取前および2週間後に角質水分量(コンダクタンス)をインピーダンスメーター(SKICON-200,アイ・ビイ・エス社製)を使用して測定した。測定は、恒温恒湿室(20℃,湿度50%)にて20分間馴化した後行った。
[結果]
試験結果を図17に示す。試料(A)摂取群では摂取前に比べ、有意な角質水分量の増加が認められた。したがって、分子量5万〜100万の糖蛋白質物質(A)は保湿剤として有用であると考えられた。
(保湿効果の評価2)
[試料]
A:分子量5万〜100万の糖蛋白質物質
A−1:N−アセチルガラクトサミン−4−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される分子結合単位物質
A−2:N−アセチルガラクトサミン,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース−2−フォスフェート,セリンの配列順で構成される分子結合単位物質
A−3:N−アセチルガラクトサミン−6−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される分子結合単位物質
A−4:N−アセチルガラクトサミン,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される分子結合単位物質
B:コンドロイチン硫酸ナトリウム
C:ヒアルロン酸
試料は、0.001%水溶液になるように調整した。
[試験方法]
文書にて同意を得た女性被験者18名(平均年齢33.5歳)を6グループに分け、試料Aと試料A−1(1G),試料Aと試料A−2(2G),・・・,試料Aと試料A−4(4G),試料Aと試料B(5G),試料Aと試料C(6G)のように顔左右にそれぞれ1日2回、4週間の塗布を行い、塗布前と試験開始4週間後に、角質水分量(コンダクタンス)をインピーダンスメーター(SKICON-200,アイ・ビイ・エス社製)を使用して測定した。測定は、恒温恒湿室(20℃,湿度50%)にて20分間馴化した後行った。
[結果]
試料の塗布前後における角質水分量(コンダクタンス)の変化を図18に示す。1G〜3Gにおいては左右どちらも有意な角質水分量増加傾向が見られた。4GのA−4塗布部,5Gの試料B塗布部,6Gの試料C塗布部においても角質水分量の増加傾向は認められたが、他の試料塗布部(試料A)に比べて小さいものであった。
(安定性の評価)
[試料]
A:分子量5万〜100万の糖蛋白質物質
試料は1%水溶液になるように調整した。
(1)経時安定性
[試験方法]
試料を硼珪酸ガラス透明瓶に入れ、4℃,室温,50℃の恒温槽,日光の当たる窓際に一定期間静置し、経時的に600nmにおける吸光度の変化,pHの変化,濁り又は沈殿の有無を観察した。その結果は表1のとおりであった。
Figure 2016138060
(2)熱安定性
[試験方法]
試料を硼珪酸ガラス透明瓶に入れ、90℃の恒温槽に一定期間静置し、経時的に600nmにおける吸光度の変化,濁り又は沈殿の有無を観察した。その結果は表2のとおりであった。
Figure 2016138060
(3)pH安定性
[試験方法]
試料を塩酸と水酸化ナトリウム溶液にて、pHを調整した後、一定期間静置し、経時的に600nmにおける吸光度の変化,濁り又は沈殿の有無を観察した。その結果は表3のとおりであった。このため、溶液系での本発明による運動器系の健康維持,美容系に役立つ用途手段においては、pHが9以下に調整されていることが望ましい。
Figure 2016138060
[各種健康食品又は健康飲料,化粧料組成物の製造]
本発明による各種化粧料組成物を製造した。以下にその処方例を示す。尚、エタノールはEtOH、1,3−ブチレングリコールは1,3−BGと略記する。
(美容・健康向けタブレット)
次の添加物を含有する組成物を打錠し、錠剤とした。 重量%
1.分子量5万〜100万の糖蛋白質物質(A)粉末 1
2.N−アセチルグルコサミン 5
3.コンドロイチン硫酸ナトリウム 1
4.食品用コラーゲン末 5
5.ガラナ50%EtOH抽出末 5
6.ローヤルゼリー粉末 5
7.アスコルビン酸ナトリウム 1
8.乳糖 35
9.トウモロコシデンプン 25
10.ヒドロキシプロピルセルロース 4
11.ステアリン酸マグネシウム 1
12.デキストリン 12
(美容・健康向けカプセル型食品)
次の添加物をゼラチンカプセルに充填してカプセル型食品(1包分)を製造した。
重量g
1.分子量5万〜100万の糖蛋白質物質(A)粉末 0.05
2.食品用コラーゲン末 0.1
3.コラーゲントリペプチド 0.05
4.豚胎盤水抽出末(50%デキストリン) 0.01
5.大豆ペプチド 0.02
6.アスコルビン酸ナトリウム 0.03
(美容・健康向け栄養補助食品)
次の添加物を含有する顆粒(4包分)を製造した。 重量g
1.食品用コラーゲン末 5
2.脂肪分 0.024
3.アスパラギン酸ナトリウム 0.01
4.ビタミンA 0.002
5.ビタミンB1 0.003
6.ビタミンB2 0.004
7.ビタミンB6 0.004
8.ビタミンB12 0.0006
9.アスコルビン酸ナトリウム 0.03
10.ビタミンE 0.002
11.ナイアシン 0.004
12.パントテン酸 0.001
13.アルギニン 0.6
14.ロイシン 0.6
15.バリン 0.4
16.卵殻カルシウム 0.01
17.分子量5万〜100万の糖蛋白質物質(A)粉末 0.01
18.ヒドロキシプロピルセルロース 2
19.N−アセチルグルコサミン 5
20.コンドロイチン硫酸ナトリウム 1
21.デキストリン 2
(美容・健康向け飲料)
重量%
1.ザクロ水抽出液 20
2.バラ熱水抽出液 20
3.アスコルビン酸ナトリウム 0.1
4.分子量5万〜100万の糖蛋白質物質(A)粉末 0.01
5.豚胎盤水抽出液 0.02
6.ハチミツ 5
7.クエン酸 0.1
8.食品用水溶性コラーゲン 2
9.dl−リンゴ酸 0.1
10.D−ソルビトール液(70%) 10
11.安息香酸ナトリウム 0.03
12.香料 適量
13.精製水 100とする残余
(美容・健康向け乳酸菌醗酵飲料)
重量%
1.分子量5万〜100万の糖蛋白質物質(A)溶液(固形分1.0%) 2
2.ニンジン搾汁乳酸菌醗酵物 40
3.オレンジ濃縮還元ジュース 10
4.アスコルビン酸ナトリウム 0.2
5.ラクチュロースシロップ 1
6.クエン酸 0.1
7.食品用水溶性コラーゲン 2
8.香料 適量
9.精製水 100とする残余
(飴) 重量
1.水飴 500g
2.砂糖 500g
を真空釜に入れ、減圧下(−500mmHg)、120℃で混合加熱した後、これを90℃に冷却する。これに、
3.分子量5万〜100万の糖蛋白質物質(A)濃縮液 5g
4.オレンジ果実粉砕物 30g
5.ステビア抽出物 20g
6.クエン酸 10g
7.香料 1.5mL
を添加し、十分に混練した後、これを直径15mm、厚さ8mmの円形に打抜き成型し、飴を製造した。
(ローション)
重量%
1.分子量5万〜100万の糖蛋白質物質(A)溶液(固形分1.0%) 1
2.ソルビット 2
3.1,3−BG 2
4.ポリオキシエチレンオレイルエーテル(25E.O.付加物) 2
5.EtOH 20
6.アスコルビン酸2−グルコシド 0.2
7.緑茶30%EtOH抽出液 0.01
8.カミツレ30%EtOH抽出液 1.0
9.pH調整剤 適量
10.フェノキシエタノール 適量
11.精製水 100とする残余
(乳液)
重量%
1.分子量5万〜100万の糖蛋白質物質(A)溶液(固形分1.0%) 1
2.スクワラン 3
3.ワセリン 1
4.ステアリルアルコール 0.3
5.ソルビタンモノステアレート 1.5
6.ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレート 3
7.1,3−BG 10
8.アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩 0.1
9.アセロラ30%1,3−BG抽出液 1.0
10.コガネバナ根30%1,3−BG抽出液 1.0
11.ヒアルロン酸ナトリウム 0.005
12.防腐剤(パラオキシ安息香酸エステル) 適量
13.精製水 100とする残余
(乳液)
重量%
1.分子量5万〜100万の糖蛋白質物質(A)溶液(固形分1.0%)2.0
2.スクワラン 8.0
3.ホホバ油 7.0
4.マルトース 3.0
5.アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩 0.1
6.セチルアルコール 1.5
7.グリセリンモノステアレート 2.0
8.ポリオキシエチレン(20)セチルエーテル 3.0
9.ポリオキシエチレン(20)ソルビタンモノオレート 2.0
10.ユズ50%1,3−BG抽出液(ユズセラミド含有) 1.0
11.豚胎盤抽出液 0.1
12.1,3−BG 1.0
13.グリセリン 2.0
14.ヒアルロン酸ナトリウム 0.001
15.防腐剤(パラオキシ安息香酸エステル) 適量
16.精製水 100とする残余
(化粧オイル)
質量%
1.分子量5万〜100万の糖蛋白質物質(A)溶液(固形分1.0%)1.0
2.流動パラフィン 30.0
3.スクワラン 20.0
4.オリーブ油 20.0
5.パルミチン酸イソプロピル 10.0
6.オリーブ油 1.0
7.シア脂 1.0
8.ブチルヒドロキシアニソール 0.1
9.DL−α−トコフェロール誘導体 0.1
10.アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩 0.1
11.ビルベリー30%1,3−BG抽出液 1.0
12.藍ルーロス30%1,3−BG抽出液 1.0
13.防腐剤(パラオキシ安息香酸エステル) 適量
14.香料 適量
15.精製水 100とする残余
(クリーム)
質量%
1.分子量5万〜100万の糖蛋白質物質(A)溶液(固形分1.0%)1.0
1.サラシミツロウ 11.0
2.流動パラフィン 22.0
3.ラノリン 10.0
4.オリーブ油 5.0
5.カミツレ油 5.0
6.パーム油 5.0
7.オウバク樹皮30%1,3−BG抽出液 2.0
8.水溶性コラーゲン溶液 3.0
10.豚胎盤抽出液 0.1
11.アスコルビン酸リン酸エステルマグネシウム塩 0.1
12.液状シア脂 1.0
13.ヒドロキシプロピルセルロース 2.0
14.精製水 100とする残余
(洗顔クリーム)
質量%
1.分子量5万〜100万の糖蛋白質物質(A)溶液(固形分1.0%)2.0
2.ステアリン酸 10.0
3.パルミチン酸 10.0
4.ミリスチン酸 12.0
5.ラウリン酸 4.0
6.オレイルアルコール 1.5
7.ラノリン誘導体(E.O.付加物) 1.0
8.グリセリン 18.0
9.水酸化カリウム 6.0
10.グリチルリレチン酸2−カリウム 1.0
11.ソープナッツ(リタ)抽出サポニン 0.1
12.香料 適量
13.精製水 100とする残余
(ヘアーシャンプー) 重量部
1.ラウリル硫酸トリエタノールアミン 5
2.ポリオキシエチレンラウリルエーテル硫酸ナトリウム 12
3.1,3−ブチレングリコール 4
4.ラウリン酸ジエタノールアミド 2
5.2−フェニルクロモン 0.01
6.分子量5万〜100万の糖蛋白質物質(A)溶液(固形分1.1%)1.0
7.アルギニン又はその塩 0.2
8.防腐剤(エチルパラベン) 適量
9.精製水 100とする残余
本発明による、主要な活性分子部分として3種類の特定の分子結合単位を含む、魚類,軟体動物,鳥類,哺乳類の軟骨組織より抽出される糖蛋白質物質は、軟骨前駆細胞増殖促進,軟骨分化促進,軟骨石灰化抑制、ひざ関節改善剤といった運動器系の健康維持のための優れた効果をもたらす他、皮膚たるみ改善,皮膚弾力改善,皮膚しわ改善,皮膚角質改善,皮膚色素沈着抑制,保湿といった美容系の優れた効果を有する。よって、少量の配合によって運動器系の健康維持に役立つ健康食品,健康飲料,医薬品組成物や、美容系に役立つ化粧料組成物を製造して提供することができ、医薬品として,また健康食品産業、化粧料等の美容産業の様々な応用製品として利用が可能である。

Claims (12)

  1. 主要な活性分子部分として、下記(1)〜(3)の何れかの分子結合単位が分子内に含まれていることを特徴とする、魚類,軟体動物,鳥類,哺乳類の軟骨組織より抽出された糖蛋白質物質を有効成分とする軟骨前駆細胞増殖促進剤。
    (1)N−アセチルガラクトサミン−4−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される一般式1で示される分子結合単位
    Figure 2016138060
    (2)N−アセチルガラクトサミン, D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース−2−フォスフェート,セリンの配列順で構成される一般式2で示される分子結合単位
    Figure 2016138060
    (3)N−アセチルガラクトサミン−6−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される一般式3で示される分子結合単位
    Figure 2016138060
  2. 主要な活性分子部分として、下記(1)〜(3)の何れかの分子結合単位が分子内に含まれていることを特徴とする、魚類,軟体動物,鳥類,哺乳類の軟骨組織より抽出された糖蛋白質物質を有効成分とする軟骨分化促進剤。
    (1)N−アセチルガラクトサミン−4−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式1で示される分子結合単位
    (2)N−アセチルガラクトサミン, D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース−2−フォスフェート,セリンの配列順で構成される前記一般式2で示される分子結合単位
    (3)N−アセチルガラクトサミン−6−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式3で示される分子結合単位
  3. 主要な活性分子部分として、下記(1)〜(3)の何れかの分子結合単位が分子内に含まれていることを特徴とする、魚類,軟体動物,鳥類,哺乳類の軟骨組織より抽出された糖蛋白質物質を有効成分とする軟骨石灰化抑制剤。
    (1)N−アセチルガラクトサミン−4−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式1で示される分子結合単位
    (2)N−アセチルガラクトサミン, D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース−2−フォスフェート,セリンの配列順で構成される前記一般式2で示される分子結合単位
    (3)N−アセチルガラクトサミン−6−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式3で示される分子結合単位
  4. 主要な活性分子部分として、下記(1)〜(3)の何れかの分子結合単位が分子内に含まれていることを特徴とする、魚類,軟体動物,鳥類,哺乳類の軟骨組織より抽出された糖蛋白質物質を有効成分とするひざ関節改善剤。
    (1)N−アセチルガラクトサミン−4−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式1で示される分子結合単位
    (2)N−アセチルガラクトサミン, D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース−2−フォスフェート,セリンの配列順で構成される前記一般式2で示される分子結合単位
    (3)N−アセチルガラクトサミン−6−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式3で示される分子結合単位
  5. 主要な活性分子部分として、下記(1)〜(3)の何れかの分子結合単位が分子内に含まれていることを特徴とする、魚類,軟体動物,鳥類,哺乳類の軟骨組織より抽出された糖蛋白質物質を有効成分とする皮膚たるみ改善剤。
    (1)N−アセチルガラクトサミン−4−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式1で示される分子結合単位
    (2)N−アセチルガラクトサミン, D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース−2−フォスフェート,セリンの配列順で構成される前記一般式2で示される分子結合単位
    (3)N−アセチルガラクトサミン−6−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式3で示される分子結合単位
  6. 主要な活性分子部分として、下記(1)〜(3)の何れかの分子結合単位が分子内に含まれていることを特徴とする、魚類,軟体動物,鳥類,哺乳類の軟骨組織より抽出された糖蛋白質物質を有効成分とする皮膚弾力改善剤。
    (1)N−アセチルガラクトサミン−4−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式1で示される分子結合単位
    (2)N−アセチルガラクトサミン, D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース−2−フォスフェート,セリンの配列順で構成される前記一般式2で示される分子結合単位
    (3)N−アセチルガラクトサミン−6−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式3で示される分子結合単位
  7. 主要な活性分子部分として、下記(1)〜(3)の何れかの分子結合単位が分子内に含まれていることを特徴とする、魚類,軟体動物,鳥類,哺乳類の軟骨組織より抽出された糖蛋白質物質を有効成分とする皮膚しわ改善剤。
    (1)N−アセチルガラクトサミン−4−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式1で示される分子結合単位
    (2)N−アセチルガラクトサミン, D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース−2−フォスフェート,セリンの配列順で構成される前記一般式2で示される分子結合単位
    (3)N−アセチルガラクトサミン−6−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式3で示される分子結合単位
  8. 主要な活性分子部分として、下記(1)〜(3)の何れかの分子結合単位が分子内に含まれていることを特徴とする、魚類,軟体動物,鳥類,哺乳類の軟骨組織より抽出された糖蛋白質物質を有効成分とする皮膚角質改善剤。
    (1)N−アセチルガラクトサミン−4−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式1で示される分子結合単位
    (2)N−アセチルガラクトサミン, D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース−2−フォスフェート,セリンの配列順で構成される前記一般式2で示される分子結合単位
    (3)N−アセチルガラクトサミン−6−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式3で示される分子結合単位
  9. 主要な活性分子部分として、下記(1)〜(3)の何れかの分子結合単位が分子内に含まれていることを特徴とする、魚類,軟体動物,鳥類,哺乳類の軟骨組織より抽出された糖蛋白質物質を有効成分とする皮膚色素沈着抑制剤。
    (1)N−アセチルガラクトサミン−4−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式1で示される分子結合単位
    (2)N−アセチルガラクトサミン, D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース−2−フォスフェート,セリンの配列順で構成される前記一般式2で示される分子結合単位
    (3)N−アセチルガラクトサミン−6−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式3で示される分子結合単位
  10. 主要な活性分子部分として、下記(1)〜(3)の何れかの分子結合単位が分子内に含まれていることを特徴とする、魚類,軟体動物,鳥類,哺乳類の軟骨組織より抽出された糖蛋白質物質を有効成分とする保湿剤。
    (1)N−アセチルガラクトサミン−4−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式1で示される分子結合単位
    (2)N−アセチルガラクトサミン, D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース−2−フォスフェート,セリンの配列順で構成される前記一般式2で示される分子結合単位
    (3)N−アセチルガラクトサミン−6−サルフェート,D−グルクロン酸,D−ガラクトース,D−ガラクトース,D−キシロース,セリンの配列順で構成される前記一般式3で示される分子結合単位
  11. 請求項1〜10記載の軟骨前駆細胞増殖促進剤,軟骨分化促進剤,軟骨石灰化抑制剤,ひざ関節改善剤、皮膚たるみ改善剤,皮膚弾力改善剤,皮膚しわ改善剤,皮膚角質改善剤,皮膚色素沈着抑制剤,保湿剤の何れかを配合した健康食品又は健康飲料,医薬品組成物。
  12. 請求項5〜10記載の皮膚たるみ改善剤,皮膚弾力改善剤,皮膚しわ改善剤,皮膚角質改善剤,皮膚色素沈着抑制剤,保湿剤の何れかを配合した化粧料組成物。
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