JP2003266719A - 液体吐出装置及び液体吐出用ヘッド部の洗浄方法 - Google Patents
液体吐出装置及び液体吐出用ヘッド部の洗浄方法Info
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Abstract
ず、且つ、ヘッド部の形状に拘わらず、容易に付着した
吐出物を除去することができる液体吐出装置及び液体吐
出用ヘッド部の洗浄方法を提供すること。 【解決手段】 吐出物200を吐出する開口部133を
備える開口部形成領域を有するヘッド部130と、前記
ヘッド部を移動させるヘッド部移動手段140と、前記
ヘッド部により処理される被処理部材を配置するための
被処理部材配置部120と、前記ヘッド部が前記被処理
部材配置部から退避するためのヘッド部退避領域と、を
備えるを備える液体吐出装置であって、前記ヘッド部退
避領域に、超音波洗浄手段170が設けられ、前記超音
波洗浄手段には、少なくとも前記開口部形成領域132
eを含浸するための洗浄液172が配置して液体吐出装
置100を構成する。
Description
ド部から吐出物を吐出して処理を行う液体吐出装置及び
液体吐出用ヘッド部の洗浄方法に関する。
て被処理物の処理を行うこと、例えば基板等にインクを
吐出する開口部を備える液体吐出用ヘッドよりインクを
吐出して文字等を印刷するプリンタ装置が使用されてい
る。このプリンタ装置は、具体的にはインクジェットヘ
ッドを有し、このインクジェットヘッドからインクを吐
出するように構成されている。図19は、このようなイ
ンクジェットヘッドを示す概略断面図である。図19に
示すようにインクジェットヘッド10はヘッドカバー1
1を有すると共にインク供給通路12を有し、PZTセ
ット13、キャビティセット14を介してノズルプレー
ト15を備えている。
出される開口であるノズル15aが多数形成されてい
る。図20は、図19のA−A’線概略断面図である。
図20に示すようにノズルプレート15には、複数のノ
ズル15aが形成されている。このようなノズル15a
からインクが吐出され、基板等の表面に文字等が印刷さ
れることになる。
ンクは吐出と停止を繰り返すため、図20に示すように
インクがノズル15aの近傍等に付着することになる。
このような付着インクを放置すると、ノズル15aの吐
出に悪影響を与えるおそれがある。そこで、ノズル15
aの近傍等に付着しているインクを除去するためのゴム
製のワイパー20がプリンタ装置には装着されている。
このワイパー20は、インクジェットヘッド10の印刷
等の動作を妨げない退避位置に配置されており、この退
避位置にインクジェットヘッド10が移動するようにな
っている。このようにワイパー20のところに移動させ
られたインクジェットヘッド10に対して、ワイパー2
0が図20に示すように擦るように当接し、付着したイ
ンクを除去する構成となっている
にて擦って付着インクを除去する方法では、付着インク
を十分に除去することができなかった。特にインクに樹
脂が混ざっていたり、吐出物がインクではなく接着剤で
あったりした場合や、他に吐出物に高粘度物質を使用し
た場合は、付着インク等の粘度が高く、このような付着
インク等を図20のワイパー20で擦ると、却って付着
インク等をノズルプレート15に塗り込ませる結果とな
り、付着インク等を除去するのが困難となっていた。
場合、例えば図21や図22で示す場合は、特に付着イ
ンク等をワイパー20で擦り落とすのが困難となってい
た。すなわち、図21は、図20の矢印Bで示す部分の
概略拡大図である。図21に示すように付着インク等が
隅のワイパー20が当たり難い部分に付着すると、ワイ
パー20が当たらずワイパー20では除去できなくな
る。また、図22は、図20の矢印Cで示す部分の概略
拡大図である。図22に示すように、付着インク等がノ
ズル15aの近傍の隅に付着すると、図21と同様にワ
イパー20が付着インク等に当たらず、ワイパー20で
は除去できなくなる。このように付着インク等を十分に
除去できないと、インクジェットヘッド10の吐出不良
の原因となり問題となっていた。
した吐出物の粘度等に拘わらず、且つ、ヘッド部の形状
に拘わらず、容易に付着した吐出物を除去することがで
きる液体吐出装置及び液体吐出用ヘッド部の洗浄方法を
提供することを目的とする。
発明によれば、吐出物を吐出する開口部を備える開口部
形成領域を有するヘッド部と、前記ヘッド部を移動させ
るヘッド部移動手段と、前記ヘッド部により処理される
被処理部材を配置するための被処理部材配置部と、前記
ヘッド部が前記被処理部材配置部から退避するためのヘ
ッド部退避領域と、を備える液体吐出装置であって、前
記ヘッド部退避領域に、超音波洗浄手段が設けられ、前
記超音波洗浄手段には、少なくとも前記開口部形成領域
を含浸するための洗浄液が配置されていることを特徴と
する液体吐出装置により達成される。
避領域に、超音波洗浄手段が設けられ、前記超音波洗浄
手段には、少なくとも前記開口部形成領域を含浸するた
めの洗浄液が配置されている。したがって、前記ヘッド
部移動手段で前記ヘッド部を前記超音波洗浄手段まで移
動させ、少なくとも前記ヘッド部の前記開口部形成領域
を前記洗浄液に含浸させ、超音波洗浄することで、前記
開口部形成領域に付着した吐出物を容易に除去すること
ができる。すなわち、この付着した吐出物の粘度や吐出
物が付着している前記開口部形成領域の形状に拘わらず
容易に吐出物を除去することができる。また、前記超音
波洗浄手段は、前記ヘッド退避領域に設けられているた
め、前記ヘッド部が描画を行う際の障害等になることが
ない。
求項1の構成において、前記超音波洗浄手段は、前記洗
浄液を収容する容器本体と、前記容器本体を前記ヘッド
部に対して近接又は離間させるための容器本体移動手段
が設けられていることを特徴とする液体吐出装置であ
る。
手段は、前記洗浄液を収容する容器本体と、前記容器本
体を前記ヘッド部に対して近接又は離間させるための容
器本体移動手段が設けられている。したがって、前記ヘ
ッド部を洗浄する場合は、前記容器本体移動手段によっ
て前記容器本体を前記ヘッド部に近接させることで、前
記ヘッド部のうち吐出物が付着している領域である少な
くとも前記開口部形成領域を前記容器本体の前記洗浄液
内に含浸させることができる。また、洗浄が終了した後
は、前記容器本体移動手段によって前記ヘッド部から前
記容器本体を離間させる方向に移動させることで、前記
洗浄液から前記ヘッド部を排出させることができる。し
たがって、必要なときに、必要な部分だけを、必要な時
間だけ、前記ヘッド部を前記洗浄液に含浸させることが
できるので、精度良く洗浄ができ、前記ヘッド部に付着
した吐出物を容易に除去することができる
求項2の構成において、前記洗浄液の液面の位置を検出
する液面検出手段が設けられていることを特徴とする液
体吐出装置である。
面の位置を検出する液面検出手段が設けられているの
で、前記容器本体移動手段によって前記容器本体を前記
ヘッド部に近接させる際に、前記容器本体内の洗浄液を
位置を正確に把握することができる。したがって、前記
ヘッド部のうち吐出物が付着している領域である少なく
とも前記開口部形成領域を正確に、前記容器本体の前記
洗浄液内に含浸させることができる。
求項3の構成において、前記液面検出手段が前記液面の
位置に対応して移動するフロート部を備えることを特徴
とする液体吐出装置である。
段が前記液面の位置に対応して移動するフロート部を備
えるので、前記液面の位置を簡易な手段で検知でき、低
コストな液面検出手段となる。
求項2乃至請求項4のいずれかの構成において、前記ヘ
ッド部に付いた前記洗浄液を除去するための洗浄液除去
手段が形成されていることを特徴とする液体吐出装置で
ある。
付いた前記洗浄液を除去するための洗浄液除去手段が形
成されているので、前記洗浄液が揮発性溶液等でない場
合であっても迅速に前記ヘッド部を乾燥状態とすること
ができる。
求項1乃至請求項5のいずれかの構成において、前記吐
出物には、少なくとも高粘度物質がその一部に含まれて
いることを特徴とする液体吐出装置である。
は、少なくとも高粘度物質がその一部に含まれている。
すなわち、このような高粘度物質がその一部に含まれて
いる吐出物が前記ヘッド部の前記開口部形成領域に付着
しても、容易にこの吐出物を除去することができる描画
装置となる。
出物を吐出する開口部を備える開口部形成領域を有する
液体吐出用ヘッド部に関する液体吐出用ヘッド部の洗浄
方法であって、少なくとも前記開口部形成領域を洗浄液
に含浸させ、超音波洗浄を行う超音波洗浄工程を有し、
前記超音波洗浄工程では、前記開口部から吐出物が一定
周期で吐出される吐出工程が含まれていることを特徴と
する液体吐出用ヘッド部の洗浄方法により達成される。
開口部形成領域を洗浄液に含浸させ、超音波洗浄を行う
超音波洗浄工程を有するので、前記吐出物が前記液体吐
出用用ヘッド部の前記開口部形成領域に付着しても、超
音波洗浄によって容易にこの吐出物を除去することがで
きる。また、前記超音波洗浄工程では、前記開口部から
吐出物が一定周期で吐出される吐出工程が含まれている
ので、超音波洗浄に際し、洗浄液等が前記開口部内に逆
流するのを有効に防止することができる。
求項7の構成において、前記吐出物には、少なくとも高
粘度物質がその一部に含まれていることを特徴とする液
体吐出用ヘッド部の洗浄方法である。請求項8の構成に
よれば、前記吐出物に少なくとも高粘度物質がその一部
に含まれ、このような吐出物が前記開口部形成領域に付
着しても、超音波洗浄によって容易にこの吐出物を除去
することができる。
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。また、本実施の形態では、液体吐出装置として、P
ZTを用いたインクジェットヘッド130を、吐出物と
してインク(例えば紫外線硬化白色インク200)を例
にとって説明するが、これに限定されるものではなく、
例えば液体吐出装置としてサーマルインクジェットヘッ
ド方式を利用した液体吐出装置など、また、吐出物とし
て、粒状物を含有する液状体や有機EL(エレクトロル
ミネセンス)材料などにも適用できることは言うまでも
ない。
ジェット印刷装置100の要部等を示す概略斜視図であ
る。図1に示すように、インクジェット印刷装置100
は、印刷装置本体110とコンピュータ装置101とを
有している。この印刷装置本体110は装置本体111
を有し、装置本体111には、被描画部材である基板が
配置されるための被処理部材配置部であるY軸テーブル
120が形成されている。このY軸テーブル120は、
図1においてY軸方向に移動可能に形成されている。す
なわち、図1に示すように印刷装置本体110内にはY
軸テーブル120をY軸方向に移動させるためのモータ
等を有するY軸テーブル用駆動部121が形成されてい
る。また、装置本体111には、図1に示すように移動
レール112が例えば2本形成されており、この移動レ
ール112に案内されてY軸テーブル120が移動する
ように構成されている。具体的には、Y軸テーブル12
0の下方には、図示しないローラが設けられ、このロー
ラが移動レール112上を移動することでY軸テーブル
120が移動するように構成されている。
ッド部若しくは液体吐出用ヘッド部である例えばインク
ジェットヘッド130を保持し、図においてX軸方向に
移動させるためのヘッド部移動手段であるX軸テーブル
140が、装置本体111に形成されている。具体的に
は、このX軸テーブル140には、モータ等が配置され
ており、このモータ等によって、インクジェットヘッド
130を載置するキャリッジ135が移動させられるよ
うに構成されている。
は、図1に示すようにコンピュータ装置101が備えら
れている。このコンピュータ装置101にはディスプレ
イを備えたコンピュータ装置本体102と、入力用のキ
ーボード103とを有している。
の内部構成を示す概略断面図である。図2に示すよう
に、インクジェットヘッド130は、カートリッジであ
るインクジェットヘッド本体131を有し、その図にお
いて下部には、ヘッドカバー132が形成されている。
このインクジェットヘッド130には、ヘッド駆動回路
(SED5619)やカートリッジ用アクチュエータ1
31b等が形成されている。一方、ヘッドカバー132
には、フィルター132bを介してインク供給通路13
2aが配置されている。このインク供給通路132a
は、ノズルプレート132eの近傍に配置されているキ
ャビティセット132dと連接されており、吐出物であ
るインク等がキャビティセット132e内に導入される
ように構成されている。
において上部には、圧電素子であるPZTが配置されて
いる。ところで、図3は、図2のB−B’線概略断面図
を示す図である。図3に示すようにノズルプレート13
2eには、開口部であるノズル133が形成されてい
る。このノズル133が形成されているノズルプレート
132eを含むヘッドカバー132の底面領域が開口部
形成領域となっている。また、このインクジェットヘッ
ド130内に収容される吐出物は、例えば紫外線硬化白
色インク200であり、具体的には以下の成分により成
っている。紫外線硬化樹脂(5乃至10%)、白色顔料
(5乃至10%)、インクジェットにて安定印刷するた
めの添加剤(約20%)及び水(60乃至70%)。し
たがって、この紫外線硬化白色インク200は、高粘度
物質がその一部に含まれているインクとなっており、イ
ンクの吐出の際に、ノズルプレート132eに付着し易
いインクとなっている。
容した図2に示すインクジェットヘッド130は、紫外
線硬化インク200をフィルター132bを通してイン
ク供給通路132aに導き、その後、キャビティセット
132d内に導くことになる。このようにキャビティセ
ット内に紫外線硬化白色インク200が配置された状態
で、図2のPZTセット132fに電圧が印加される
と、圧電素子であるPZTが電圧に応じて振動すること
になる。このPZTの振動により、キャビティセット1
32f内の紫外線硬化白色インク200がノズルプレー
ト132eのノズル133(図3参照)から押し出さ
れ、吐出される構成となっている。このようなインクジ
ェットヘッド130に紫外線硬化白色インク200を供
給するためのインク供給チューブ191及びインクカー
トリッジ190が図1示すように配置されている。
軸テーブル120を挟んで両側にヘッド部退避領域が形
成されている。図において右側のヘッド部退避領域は、
クリーニングエリアであり、具体的には、キャップ15
0とブレード160が形成されている。このキャップ1
50は、不使用時のインクジェットヘッド130の図3
に示すノズル133内の紫外線硬化白色インク200の
乾燥を防ぎ、ノズル133内に形成されているメニスカ
ス等を破壊等しないために配置されるものである。
120との間には、表面が平らなゴム製のブレード16
0が配置されている。このブレード160は、図示しな
いブレード移動装置であるサポートにより、その位置が
上下するように構成されている。すなわち、通常、イン
クジェットヘッド130が不使用時に退避位置であるキ
ャップ150に移動する場合は、ブレード160は、そ
のブレード移動装置により、下方、すなわちインクジェ
ットヘッド130から離間する方向に移動させられる。
したがって、インクジェットヘッド130はブレード1
30の上方を通過してキャップ150に入る構成となっ
ている。また、逆にキャップ150に配置されていたイ
ンクジェットヘッド150がインク等の吐出のためY軸
テーブル120へ移動する場合(印刷時)も、同様にブ
レード160の上方を通過する構成となっている。
をクリーニングする場合は、このブレード160は、前
記サポートによって上方に移動させられる。このとき、
ブレード160は、図3に示すノズル133の配置され
ているノズルプレート132eに当接するように配置さ
れる。このため、ブレード160が変形しながらノズル
プレート132eを擦るように移動するため、ノズルプ
レート132eに付着した紫外線硬化白色インク200
が除去される構成となっている。
20の左側のヘッド部退避領域には超音波洗浄手段であ
る超音波洗浄器170が配置されている。図4は、この
超音波洗浄器170の要部の構成を示す概略斜視図であ
る。図4に示すように、超音波洗浄器170は、容器本
体である超音波洗浄器本体171を備えている。この超
音波洗浄器本体171は図示しない洗浄用周波数発生装
置が備えられ、この洗浄用周波数は例えば28kHzと
なるように設定されている。この洗浄用周波数として4
5kHzや100kHzを用いると、洗浄の対象である
例えば図2のノズルプレート132eに微小な損傷等を
与えるため、これらと比べ周波数の低い28kHzが望
ましい。
るインクジェットヘッド130を洗浄する時間は、30
秒乃至1分が好ましい。すなわち、実験の結果、1分以
上洗浄しても洗浄効果に改善が見られなかったため、実
用上最も効率のよい時間は1分以内と判断した。また、
洗浄用周波数の発生装置としては、例えば(株)井内盛
栄堂製 VS−1003を使用する。
は、図4に示すように洗浄液172が収容されている。
この洗浄液172は、例えば、純水、エタノール(CH
3OH)若しくは水酸化カリウム(KOH)等を用いる
ことができる。本実施の形態では、例えば純水を洗浄液
172として使用している。
の超音波洗浄器本体171を洗浄対象物であるインクジ
ェットヘッド130に対して近接又は離間させるための
容器本体移動手段である洗浄器本体移動手段173が配
置されている。具体的には、洗浄機本体移動手段173
は、超音波洗浄器本体171を、図において上下に移動
させることができる構成となっており、図4に示すよう
に上下用モータ173a、ラック173b及びピニオン
173c等により構成されている。この上下用モータ1
73aは、超音波洗浄容器本体171を任意の位置に位
置決め可能な例えばパルスモータやサーボモータ等によ
り成っている。
0の概略正面図と概略左側面図である。図5及び図6に
示すように超音波洗浄器本体171をラック・アンド・
ピニオンにより精度良く上下動させるように構成されて
いる。また、図7に示すように、この超音波洗浄器17
0には、超音波洗浄器本体171内の洗浄液172の液
面の位置を検出するための液面検出手段であるフロート
スイッチ174が形成されている。すなわち、フロート
スイッチ174は、フロートスイッチ本体174aと、
このフロートスイッチ本体174aを保持するフロート
スイッチ保持具174bとを有している。そして、この
フロートスイッチ本体174aは、例えば図8に示すよ
うに構成されている。図8はフロートスイッチ本体17
4aの構成を示す概略斜視図である。
174aは洗浄液172の液面において浮く、フロート
部である浮き輪174dを備えている。この浮き輪17
4dは中心軸174cに沿って移動可能の配置されてい
る。したがって、洗浄液172の液面の変化に追従し
て、浮き輪174dが中心軸174cに沿って移動する
ので、中心軸174cに対する浮き輪174dの相対位
置を検出することで、液面の位置を認識できるように構
成されている。
器170の近傍には、洗浄液除去手段であるエアーブロ
ー装置180が配置されている。このエアーブロー装置
180は、エアーをインクジェットヘッド130に対し
て吹き出すことで、インクジェットヘッド130に付い
た洗浄液172を除去する構成となっている。
トヘッド印刷装置100の内部構造等を示す概略ブロッ
ク図である。先ず、図9に示すように、コンピュータ装
置101には、図1のキーボード103がバスに接続さ
れている。このバスには、制御部であるCPU104や
ROM105、RAM106、そしてディスプレイ10
8等が接続されており、コンピュータ装置101の端子
部としてのインターフェース107も配置されている。
コンピュータ装置101のインターフェース107に対
応するインターフェース113が形成され、このインタ
ーフェース113がバスと接続されている。ところで、
図1のY軸テーブル120には、上述のY軸テーブル1
20をY軸方向に移動させるためのモータ等からなるY
軸テーブル駆動部121が設けられ、バスに接続されて
いる。また、図1のX軸テーブル140には、インクジ
ェットヘッド130を保持しているキャリッジ135を
X軸方向に移動させるためのモータ等からなるX軸テー
ブル駆動部141が設けられ、バスに接続されている。
は、エアーブロー装置180を駆動等するためのエアー
ブロー駆動部181が設けられ、このエアー駆動部18
1もバスに接続されている。そして、図4に示す上下用
モータ173aや図7に示すフロートスイッチ本体17
4aもバスに接続されており、浮き輪174dの位置に
より検知した液面位置情報がバスとインターフェース1
13等を介してコンピュータ装置101のRAM106
に格納される構成となっている。また、図1に示す超音
波洗浄器170の洗浄動作を駆動する超音波洗浄器駆動
部175もバスに接続されている。
には、図2のPZTセット132f等を動作等させるイ
ンクジェット駆動部136が設けられ、この駆動部13
6もバスに接続されている。したがって、装置本体11
1内のバスと接続されているX軸テーブル駆動部141
等は、コンピュータ装置101のCPU104の指示に
より動作等する構成となっている。
印刷装置100は、以上のように構成されるが、以下、
その動作等について説明する。図10、図11及び図1
2は、インクジェットヘッド印刷装置100の主な動作
等に関するフローチャートである。以下、図10乃至図
12等を参照しながら説明する。先ず、図1に示す、イ
ンクジェットヘッド印刷装置100のY軸テーブル12
0上には、文字等を印刷する対象となる基板が配置され
る。その後、例えば紫外線硬化白色インク200を収容
したインクジェットヘッド130を動作させ、基板に対
して文字等を印刷することとなる。具体的には、操作者
の指示が図9のキーボード103に入力されると、CP
U104はRAM106の所定のデータ等に従い、Y軸
テーブル駆動部121、X軸テーブル駆動部141及び
インクジェットヘッド駆動部136等を動作させ、基板
に印刷を行う。
である。図13に示すように、上述のX軸テーブル駆動
部141によりキャリッジ135は移動し、インクジェ
ットヘッド130は、Y軸テーブル120の印刷エリア
である点Fと点Gとの間を移動しつつ、基板に印刷を行
うことになる。具体的には、図3に示すノズル133か
らインクジェットヘッド駆動部136の指示により、紫
外線硬化白色インク200を吐出して基板上に所定の文
字等を印刷することとなる。
ルプレート132eには、図3に示すように、ノズル1
33から吐出された紫外線硬化白色インク200の一部
が、ノズルプレート132e等に付着することになる。
この付着インクの状態は、上述の図21及び図22に示
すように形成されるため、図1のブレード160によっ
て擦っても除去するのが困難な状態となっている。そこ
で、次の超音波洗浄工程が行われる。
この基板に対するインクジェットヘッド130による印
刷が終了すると、CPU104及びX軸テーブル駆動部
141の指示により、インクジェットヘッド130は、
キャリッジ135により図1の超音波洗浄器170の上
方に移動させられることとなる。図14は、このインク
ジェットヘッド130が超音波洗浄器170の上方に配
置された状態を示す概略説明図である。具体的には、図
14に示すようにインクジェットヘッド130が、印刷
エリアであるY軸テーブル120から退避した左側のヘ
ッド部退避領域に配置される超音波洗浄器170の上方
である点Hのところに配置されることになる(ST
2)。ところで、印刷エリアであるY軸テーブル120
上を移動するインクジェットヘッド130の動作等を干
渉しない領域に超音波洗浄器170を配置することで、
超音波洗浄器170の存在がインクジェットヘッド13
0の印刷の妨げになることを回避することができる。
U104は、RAM106のデータ等を用いて、上下用
モータ173aを稼働させ超音波洗浄器本体171を所
定位置まで上昇させることになる。具体的には、図4の
上下用モータ173aを動作させることにより、ピニオ
ン173cが回転し、このピニオン173cと螺合して
いるラック173bに沿ってピニオン173cが矢印の
上方向又は下方向に移動する。このピニオン173cと
共に超音波洗浄器本体171も上方向又は下方向に移動
することになる。この超音波洗浄器本体171は、上述
のように予め定められた所定の高さになるように上昇す
るが、この高さは、例えばキャリッジ135に保持され
たインクジェットヘッド130の底面側が、超音波洗浄
器本体171内の洗浄液172に近接又は含浸する程度
の高さに予め設定されている。
トスイッチ本体174aをON状態にし、洗浄液172
の液面の高さを検出する。すなわち、図7に示すように
フロートスイッチ本体174aの浮き輪174dが洗浄
液172の液面の位置に追従して上下するので簡易な手
段で洗浄液172の液面高さを検知することができる。
この検知された位置情報は図9に示すようにフロートス
イッチ本体174aからバス、インターフェース11
3、107等を介してRAM106へ入力され格納され
る。このフロートスイッチ174は、上述のような構成
のため、低コストで形成することができる。
把握することができるので、この液面位置がインクジェ
ットヘッド130の開口部形成領域であるノズルプレー
ト132eを含むヘッドカバー132の所定位置となる
ように制御することが可能となる。
ェットヘッド130とが所定位置に調整された状態を示
す概略説明図である。図15に示すように、インクジェ
ットヘッド130のヘッドカバー132の底面側、すな
わち、ノズルプレート132eを含み開口部形成領域が
例えば1mm乃至2mm程度含浸するように調整され
る。この1mm乃至2mm程度は図3に示すようにノズ
ルプレート132eとその近傍を含む領域としてもよ
い。具体的には、図10のST5に示すように、ST4
で検出されRAM106に格納されている液面の位置情
報をCPU104が、所定位置にあるか否かを判断す
る。つまり、キャリッジ135に配置されているインク
ジェットヘッド130のノズルプレート132eの底面
位置は既に情報としてRAM106に格納されている。
れた液面位置情報とノズルプレート132e位置情報と
をCPU104が比較することで、ノズルプレート13
2eの底面の位置と、洗浄液172の液面の位置との差
を算出することができる。このCPU104による算出
の結果、図10のST5で洗浄液172の液面が所定位
置、すなわち、ノズルプレート132eの底面位置にあ
るか否かが判定される。この所定位置とは、具体的に
は、図15に示すように、洗浄液172の液面の高さ
が、ノズルプレート132eの底面より1mm乃至2m
m程度高い状態を指す。
液面が所定位置より低い場合(ST6)は、CPU10
4は、上下用モータ173aを駆動させ、計算上、前記
所定位置に液面が配置されるようにする。このとき、上
下用モータ173aが任意位置決め可能なパルスモータ
やサーボモータ等により構成されているので所望の位置
に精度良く超音波洗浄器本体171を上昇させることが
できる。
り高い場合は、CPU104は上下用モータ173aを
所定量、動作させることで、超音波洗浄器本体171を
下降させ、インクジェットヘッド130の底面側が洗浄
液172に1mm乃至2mm程度含浸している状態にす
ることができる。したがって、計算により求めた分だけ
超音波洗浄器本体171を移動させることで、常にイン
クジェットヘッド130の底面側が洗浄液172に1m
m乃至2mm程度含浸している状態を保持させることが
できる。このように、常に洗浄液172の液面位置とイ
ンクジェットヘッド130の底面位置を所定位置に制御
するのは、洗浄液172の逆流により、その逆流した液
とインクジェットヘッド130内のインクが混ざりイン
ク成分が薄くなる等を防ぐためである。また、逆に洗浄
液172に対する含浸が不十分であると図21や図22
に示すような付着インクを十分に除去できないことにな
るからである。
浄液172が減少し、液面の高さが変化したり、洗浄液
172を補充して液面高さが変化しても、常にインクジ
ェットヘッド130のノズルプレート132eを含む開
口部形成領域を洗浄液172内に前記1mm乃至2mm
程度、含浸させることができることになる。
紫外線硬化白色インク200が付着する前記ノズルプレ
ート132eを含む前記開口部形成領域を洗浄液172
内に含浸した状態で、すなわち、図15に示す状態で、
この超音波洗浄器170が稼働する。この状態を示した
のが図16である。図16はインクジェットヘッド13
0の洗浄液状態を示す概略斜視図である。
例えば、周波数28kHzで超音波洗浄器170が動作
する。具体的にはCPU104の指示により、図9の超
音波洗浄器駆動部175が動作することにより行われ
る。この周波数が例えば100kHzや45kHzで
は、ノズルプレート132eに微小な損傷等を与えるお
それがあるので、本実施の形態のように周波数を28k
Hz程度に設定するのが好ましい。洗浄効果は、28k
Hzも100kHzも同様なため、本実施の形態では、
高い洗浄効果を維持しつつ、ノズルプレート132eに
損傷等のダメージを与えない最適な超音波洗浄器170
となる。
レート132eに付着している紫外線硬化白色インク2
00等の高粘度物質が含有されている付着インクを容易
に除去することができることになる。特に図21及び図
22に示すように従来のワイパー20では除去し難い部
分に付着したインクも超音波洗浄によって容易に除去す
ることができることになる。したがって、従来のように
ワイパー20で擦り、付着インクをノズルプレートに塗
り込ませることを未然に防止でき、ワイパー20が当接
しない部分の付着インクも容易に除去できることにな
る。また、この超音波洗浄を行った後、上述の図1に示
すブレード160をサポートで上昇させ、図3に示すノ
ズル133に配置されているノズルプレート132eに
当接するように配置する。そして、このブレード160
上をインクジェットヘッド130が移動すれば、ブレー
ド160が変形しながらノズルプレート132eを擦る
ように移動するため、ノズルプレート132eに付着し
た紫外線硬化白色インク200が更に精度良く除去され
ることになる。そして、その後、インクジェットヘッド
130はキャップ150に入ることになる。このキャッ
プ150では、上述の超音波洗浄中にインクジェットヘ
ッド130の図3に示すキャビティセット132d内を
吸引し、後述する図10のST10にもかかわらず、万
が一、誤って入った洗浄液172を吸引により取り除く
ことができる。これにより従来のクリーニングよりクリ
ーニング機能をより保つことできることになる。
0に示すように、PZTセットを駆動し、紫外線硬化白
色インク200を一定周期で吐出する、吐出工程が、超
音波洗浄と同時に行われる。この周期は例えば、4.5
kHzである。この4.5kHzとは、実際にY軸テー
ブル120上に文字等を印刷するときのピエゾの周波数
であり、インクの吐出が安定しているため、この周波数
を用いる。よって、周期を数値化しないときは、通常の
インク吐出周波数若しくは、それ以下が好ましい。この
周期の情報は図9のRAM106に格納されており、C
PU104がこの周期の情報に従い、インクジェット駆
動部136を動作させる。すると、図2に示すPZTセ
ット132fに電圧を加えられ、PZTが振動させら
れ、インク供給通路132a内の紫外線硬化白色インク
200が洗浄液172中に吐出することになる。
ノズル133から吐出されることで、洗浄液172がイ
ンク供給通路132a内を逆流するのを有効に防止する
ことができる。したがって、洗浄液172の逆流によ
り、その逆流した液とインクジェットヘッド130内の
インクが混ざりインク成分が薄くなる等を防ぐことがで
きる。
音波洗浄とインク吐出を例えば1分行う。この超音波洗
浄は1分を超えても洗浄効果に改善が見られなかったた
め、本実施の形態では1分とした。
T12に示すようにCPU104は超音波洗浄器駆動部
175の動作を停止させ、超音波洗浄器170の稼働を
停止(OFF)させる。次に、図11のST13に示す
ように、CPU104は上下用モータ173aを駆動さ
せ、超音波洗浄器170を所定位置まで下降させる。こ
れにより、超音波洗浄器本体171は、上述のST3で
上昇する以前の位置に戻ることになる。これにより、イ
ンクジェットヘッド130を保持しているキャリッジ1
35の移動を超音波洗浄器170が妨げない状態とな
る。
PU104は、図9のエアーブロー駆動部181を動作
させる。すると、エアーブロー装置180が乾燥用のエ
アーがインクジェットヘッド130の底面側に吹き付け
られることになる。この状態を示したのが、図17であ
る。図17は超音波洗浄器本体171が下降し、その
後、乾燥用エアーが吹き出している状態を示す概略斜視
図である。このようにインクジェットヘッド130の底
面側に乾燥用エアーを吹き付けることで、洗浄液172
に含浸し、洗浄液172が未だ付着しているノズルプレ
ート132e等の開口部形成領域の洗浄液を飛ばし、速
やかに乾燥させることができる。
揮発性溶液を使用する場合は、エアーブロー装置180
を用いず、インクジェットヘッド130を自然乾燥させ
てもよい。
PU104はエアーブロー装置180を停止(OFF)
させる。そして、インクジェットヘッド130がキャリ
ッジ135により、キャップ150の方向、図13で右
方向に移動し、キャップ150に装着される(図13に
おいてE点)。具体的には、CPU104がX軸テーブ
ル駆動部141を動作させ、インクジェットヘッド13
0を移動させる。このとき、超音波洗浄器170は、上
述のように下がっているので、超音波洗浄器170がイ
ンクジェットヘッド130の邪魔になることがない。イ
ンクジェットヘッド130がキャップに装着された時点
では、ノズルプレート132e面に洗浄液172等が完
全に取れていないため、通常のクリーニングを実施す
る。
ように、キャップ150にインクジェットヘッド130
を装着した状態で、キャップ150が吸引動作を行う。
これにより、図2のインクジェットヘッド130のイン
ク供給通路132a、キャビティセット132d、そし
て、その上部のインク及び、場合によっては超音波洗浄
中に誤って入った洗浄液172を吸引する(ST2
1)。この吸引は、具体的には連続的な吸引、間欠的な
吸引及びこれらの組み合わせのパターンの繰り返しによ
り行われる。
イピング開始位置に移動する(ST22)。具体的に
は、図13に示すようにブレード160の図において左
側へ移動する。このとき、インクジェットヘッド130
は、ブレード160の上方を通過する。すなわち、上述
のように、このときブレード160は前記サポートによ
ってブレード160は下方に移動させられているので、
インクジェットヘッド130は、ブレード160の上方
を通過することができ、インクジェットヘッド130の
ノズルプレート132eがブレード160に接触するこ
とがない。次に、ブレード160が上述のように前記サ
ポートによって、上方に移動させられる(ST23)。
ェットヘッド130がキャップ150へ向かって移動す
る。すなわち、図13のインクジェットヘッド130の
位置から、図において右側へ移動する。このとき、イン
クジェトヘッド130のノズルプレート132eをブレ
ード160が図20に示すように擦り、ノズル133に
付着したインク及び水分をふき取ることになる。その
後、キャップ150に装着してクリーニングが終了す
る。すなわち、図12のST25に示すようにキャップ
150を上昇させ、インクジェットヘッド130のノズ
ルプレート132e等の開口部形成領域を覆うように装
着し、終了する。
ットヘッド130のノズル133の乾燥等を未然に有効
に防止することができる。このように、本実施の形態に
係るインクジェット印刷装置100によれば、従来の擦
り方式において除去できなかったインク等を容易に取り
除くことができる、また、図21や図22に示すよう
に、凹凸面や奥に入り込んだ部分に付着したインク等も
清掃することができる。さらに、超音波洗浄器170に
入れる溶液である洗浄液172を適宜に変更すること
で、使用するインクに対応した最適な洗浄液を選択する
ことができるので、洗浄効果を最大にすること可能であ
る。
施の形態のインクジェットヘッド130の洗浄方法の変
形例を示す図である。本実施の形態では、洗浄液172
が図2のインク供給通路132a内を逆流し、その逆流
した液とインクジェットヘッド130内のインクが混ざ
りインク成分が薄くなる等を防止するため、図10のS
T10に示すように、PZTセットを駆動し、紫外線硬
化白色インク200を一定周期で吐出する、吐出工程が
超音波洗浄と同時に行われる。しかし、本変形例では、
前記紫外線硬化白色インク200の一定周期の吐出であ
る吐出工程を行わず以下のような方法及び構成とする。
図18(a)(b)は、図1のインクジェットヘッド1
30、キャリッジ135、インク供給チューブ191及
びインクカートリッジ190の位置関係を示す概略説明
図である。
トヘッド130のノズルプレート132eの高さより、
インクカートリッジ190の高さが著しく高くなると
(h1)、インクが自然と流れ出る。これに対し、図1
8(b)に示すように、インクジェットヘッド130の
ノズルプレート132eの高さよりインクカートリッジ
190の高さが、著しく低くなる(h2)とインクがイ
ンクカートリッジ190側に戻ってしまい、PZTセッ
トを駆動しても、紫外線硬化白色インク200を吐出す
ることができない。この現象を利用して、図10のST
3で示すような超音波洗浄器170にインクジェットヘ
ッド130を含浸させる工程の前に、インクカートリッ
ジ190を印刷時のノズルプレート132eの高さより
50mm程度高くする。すなわち、図18のh1を50
mm程度にする。
内の紫外線硬化白色インク200は、適量がノズル13
3から流れ出ることになる。したがって、図10のST
9等で超音波洗浄を行っても、洗浄液172は、ノズル
133から流れ出る紫外線硬化白色インク200によっ
てインクジェットヘッド130内に逆流するのを有効に
防止することができる。なお、インクジェットヘッド1
30の洗浄が終了する図11のST13の場合は、イン
クジェットヘッド130の高さとカートリッジ190の
高さを元の高さに戻すことになる。
0の高さ調整は、インクカートリッジ190を例えば図
示しないメカシリンダーで制御することにより行われ
る。メカシリンダー等は厳密な制御は不要であるため本
変形例により洗浄方法は、第1の実施の形態より安価に
構成でき、コストダウンが可能となる。また、上述の第
1の実施の形態のPZTセットの駆動による洗浄液17
2の逆流防止の方法は、インクや洗浄液が変わるとその
都度、条件が変わるため、条件等を定め直す必要があ
る。これに対し、インクカートリッジ190をメカシリ
ンダー等で上下させる方法では、一度、作り込めば、周
辺の条件が変わっても対応可能であるのでメンテナンス
のコストも下げることができる。
され、動作等するが、本発明は、上記実施の形態に限定
されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更
を行うことができる。そして、上記実施の形態の構成
は、その一部を省略したり、上述していない他の任意の
組み合わせに変更することができる。また、本実施の形
態では、吐出物として紫外線硬化白色インク200を用
いたがこれに限らず、接着剤、樹脂その他の高粘度物質
についても本発明を適用できることは明らかである。
ヘッド部に付着した吐出物の粘度等に拘わらず、且つ、
ヘッド部の形状に拘わらず、容易に付着した吐出物を除
去することができる液体吐出装置及び液体吐出用ヘッド
部の洗浄方法を提供することができる。
置の要部等を示す概略斜視図である。
す概略断面図である。
る。
斜視図である。
液の液面の位置を検出するための液面検出手段であるフ
ロートスイッチが形成されている状態を示す概略斜視図
である。
図である。
刷装置の内部構造等を示す概略ブロック図である。
等に関するフローチャートである。
等に関する他のフローチャートである。
に関するフローチャートである。
方に配置された状態を示す概略説明図である。
所定位置に調整された状態を示す概略説明図である。
概略斜視図である。
用エアーが吹き出している状態を示す概略斜視図であ
る。
ジ、インク供給チューブ及びインクカートリッジの位置
関係を示す概略説明図である。
面図である。
ある。
ある。
ンピュータ装置、102・・・コンピュータ装置本体、
103・・・キーボード、104・・・CPU、105
・・・ROM、106・・・RAM、107・・・イン
ターフェース、108・・・ディスプレイ、110・・
・印刷装置本体、111・・・装置本体、112・・・
移動レール、113・・・インターフェース、120・
・・Y軸テーブル、121・・・Y軸テーブル用駆動
部、130・・・インクジェットヘッド、131・・・
インクジェットヘッド本体、131a・・・ヘッド駆動
回路、131b・・・カートリッジ用アクチュエータ、
132・・・ヘッドカバー、132a・・・インク供給
通路、132b・・・フィルター、132d・・・キャ
ビティセット、132e・・・ノズルプレート、132
f・・・PZTセット、133・・・ノズル、135・
・・キャリッジ、136・・・インクジェットヘッド駆
動部、140・・・X軸テーブル、141・・・X軸テ
ーブル駆動部、150・・・キャップ、160・・・ブ
レード、170・・・超音波洗浄器、171・・・超音
波洗浄器本体、172・・・洗浄液、173・・・洗浄
器本体移動手段、173a・・・上下用モータ、173
b・・・ラック、173c・・・ピニオン、174・・
・フロートスイッチ、174a・・・フロートスイッチ
本体、174b・・・フロートスイッチ保持具、174
c・・・中心軸、174d・・・浮き輪、175・・・
超音波洗浄器駆動部、180・・・エアーブロー装置、
181・・・エアーブロー駆動部、190・・・インク
カートリッジ、191・・・インク供給チューブ、20
0・・・紫外線硬化白色インク
Claims (8)
- 【請求項1】 吐出物を吐出する開口部を備える開口部
形成領域を有するヘッド部と、 前記ヘッド部を移動させるヘッド部移動手段と、 前記ヘッド部により処理される被処理部材を配置するた
めの被処理部材配置部と、 前記ヘッド部が前記被処理部材配置部から退避するため
のヘッド部退避領域と、を備える液体吐出装置であっ
て、 前記ヘッド部退避領域に、超音波洗浄手段が設けられ、 前記超音波洗浄手段には、少なくとも前記開口部形成領
域を含浸するための洗浄液が配置されていることを特徴
とする液体吐出装置。 - 【請求項2】 前記超音波洗浄手段は、 前記洗浄液を収容する容器本体と、 前記容器本体を前記ヘッド部に対して近接又は離間させ
るための容器本体移動手段が設けられていることを特徴
とする請求項1に記載の液体吐出装置。 - 【請求項3】 前記洗浄液の液面の位置を検出する液面
検出手段が設けられていることを特徴とする請求項2に
記載の液体吐出装置。 - 【請求項4】 前記液面検出手段が前記液面の位置に対
応して移動するフロート部を備えることを特徴とする請
求項3に記載の液体吐出装置。 - 【請求項5】 前記ヘッド部に付いた前記洗浄液を除去
するための洗浄液除去手段が形成されていることを特徴
とする請求項2乃至請求項4のいずれかに記載の液体吐
出装置。 - 【請求項6】 前記吐出物には、少なくとも高粘度物質
がその一部に含まれていることを特徴とする請求項1乃
至請求項5のいずれかに記載の液体吐出装置。 - 【請求項7】 吐出物を吐出する開口部を備える開口部
形成領域を有する液体吐出用ヘッド部に関する液体吐出
用ヘッド部の洗浄方法であって、 少なくとも前記開口部形成領域を洗浄液に含浸させ、超
音波洗浄を行う超音波洗浄工程を有し、 前記超音波洗浄工程では、前記開口部から吐出物が一定
周期で吐出される吐出工程が含まれていることを特徴と
する液体吐出用ヘッド部の洗浄方法。 - 【請求項8】 前記吐出物には、少なくとも高粘度物質
がその一部に含まれていることを特徴とする請求項7に
記載の液体吐出用ヘッド部の洗浄方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2002072448A JP2003266719A (ja) | 2002-03-15 | 2002-03-15 | 液体吐出装置及び液体吐出用ヘッド部の洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003266719A true JP2003266719A (ja) | 2003-09-24 |
Family
ID=29202444
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JP (1) | JP2003266719A (ja) |
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