JP2009119371A - ヘッド洗浄装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で、機能液滴吐出ヘッドのノズル側周面を効率良く洗浄することができるヘッド洗浄装置を提供する。
【解決手段】機能液滴吐出ヘッド5のノズル側周面を洗浄するヘッド洗浄装置1であって、洗浄液を、一端に設けた流路開閉弁29から他端に設けた排水槽部14に洗浄液が流れるように構成された洗浄槽4と、機能液滴吐出ヘッド5を保持すると共に、機能液滴吐出ヘッド5のノズル側部分を洗浄槽4の洗浄液に浸漬するヘッド浸漬ユニット6と、を備え、洗浄槽4は、深い水深を有する流路開閉弁29側のバッファ槽部13と、機能液滴吐出ヘッド5のノズル側部分が浸漬され浅い水深を有する排水槽部14側の流水槽部15と、を有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、機能液滴吐出ヘッドのノズル側周面を洗浄するヘッド洗浄装置に関するものである。
従来のヘッド洗浄装置として、機能液滴吐出ヘッドのノズル側周面を洗浄するものではないが、目詰りした機能液滴吐出ヘッド(プリントヘッド)の吐出ノズルを洗浄するものが知られている(特許文献1参照)。このヘッド洗浄装置は、水を主成分とする洗浄液を貯留する洗浄容器と、洗浄容器内の洗浄液を攪拌する攪拌手段と、を備えている。この場合、攪拌手段を駆動しておいて、洗浄容器内の洗浄液にプリントヘッドのノズル側先端を所定時間浸漬し、洗浄を行うようになっている。
特開平11−157087号公報
ところで、インクを用いて吐出検査等を行った機能液滴吐出ヘッドに対し、インクを洗い流すべく洗浄を行う場合、ノズル面からの吸引により機能液滴吐出ヘッドの内部流路に洗浄液を通液して、洗浄を行うことが考えられる。しかし、このような洗浄方法では、吐出検査時に機能液滴吐出ヘッドのノズル側周面にミストとしてインクや、ワイピングの際にノズル側周面に拭き寄せられて回り込んだインクを除去することはできない。かかる場合に、上記従来のヘッド洗浄装置を適用し、機能液滴吐出ヘッドのノズル側周面を洗浄液に深く浸漬して、洗浄を行うことが考えられる。
しかし、このような従来のヘッド洗浄装置では、複数のプリントヘッドを洗浄すると、徐々に洗浄液が汚れてゆき洗浄効率が低下する問題がある。また、駆動源を有する攪拌手段を設けているため、構造が複雑になる問題がある。
本発明は、簡単な構造で、機能液滴吐出ヘッドのノズル側周面を効率良く洗浄することができるヘッド洗浄装置を提供することを課題としている。
本発明の機能液滴吐出ヘッドの洗浄装置は、インクジェット方式の機能液滴吐出ヘッドのノズル側周面を洗浄するヘッド洗浄装置であって、洗浄液供給手段から供給された洗浄液を、一端に設けた洗浄液供給部から他端に設けたオーバーフロー部に洗浄液が流れるように構成された洗浄槽と、機能液滴吐出ヘッドを下向きに保持すると共に、機能液滴吐出ヘッドのノズル側部分を洗浄槽の洗浄液に浸漬するヘッド浸漬ユニットと、を備え、洗浄槽は、深い水深を有する前記洗浄液供給部側のバッファ槽部と、機能液滴吐出ヘッドのノズル側部分が浸漬され浅い水深を有するオーバーフロー部側の流水槽部と、を有していることを特徴とする。そして、洗浄液が純水であることが、好ましい。
この構成によれば、機能液滴吐出ヘッドのノズル側部分を、洗浄槽の洗浄液供給部からオーバーフロー部に流れる洗浄液に浸漬するようにしているため、特段の装置を用いることなく、機能液滴吐出ヘッドのノズル側周面を効率良く洗浄することができる。また、ノズル側部分が浸漬される流水槽部は、浅い水深となっているため、洗浄液の流量に比して流速を速めることができ、この点でもノズル側周面を効率良く洗浄することができる。さらに、ノズル側周面を洗浄した洗浄液を、オーバーフロー部から洗浄槽外に排出することができるため、洗浄槽内の洗浄液が汚れることがない。したがって、簡単な構造で、機能液滴吐出ヘッドのノズル側周面を効率良く洗浄することができる。なお、機能液滴吐出ヘッドのノズル側部分は、機能液滴吐出ヘッドにおけるヘッド基板の下側に連なる駆動部(ノズル面を含む)を意味し、ノズル側周面は、この駆動部のノズル面を除く周面を意味している。
この場合、ヘッド浸漬ユニットは、機能液滴吐出ヘッドのノズル列方向と洗浄液の流れ方向とが一致するように、機能液滴吐出ヘッドを浸漬することが、好ましい。
この構成によれば、洗浄液の円滑な流れを維持しつつ、ノズル側周面の洗浄を行うことができると共に、ワイピング等により汚れが残り易いノズル側周面の短辺部分を、乱流となった洗浄液で効率良く洗浄することができる。
これらの場合、ヘッド浸漬ユニットを、水平面内において、スライド自在に支持するスライド機構、を更に備えることが好ましい。
この構成によれば、ヘッドホルダを水平面に沿ってスライド移動させることで、機能液滴吐出ヘッドのノズル側部分を洗浄液内で揺り動かすことができ、ノズル側周面をより一層効率良く洗浄することができる。
この場合、スライド機構は、ヘッド浸漬ユニットをノズル列方向に、スライド自在に支持していることが、好ましい。
この構成によれば、機能液滴吐出ヘッドのノズル側部分を洗浄液内で揺り動かすことにより生ずる、洗浄液表面の波立ちを極力抑えることができる。
この場合、ヘッド浸漬ユニットには、スライド操作のためのグリップが設けられていることが、好ましい。
この構成によれば、グリップを握ってヘッド浸漬ユニットを操作でき、機能液滴吐出ヘッドの安定なスライド移動(洗浄動作)が可能になる。
これらの場合、流水槽部の両側には、波立ちにより溢れた洗浄液を受ける一対の側溝部が設けられていることが、好ましい。
この構成によれば、洗浄液表面の波により溢れた洗浄液を、側溝部に受けることができるため、洗浄液の漏れを有効に防止することができる。
この場合、オーバーフロー部には、洗浄液の水位を調整するための堰板が設けられていることが、好ましい。
この構成によれば、堰板により、機能液滴吐出ヘッドのノズルを浸漬する深さに応じて、流水槽部の水位を調整することができる。
この場合、洗浄液供給部には、洗浄液供給流路を介して洗浄液供給手段が接続され、オーバーフロー部には、廃液流路を介して廃液タンクが接続されていることが、好ましい。
この構成によれば、洗浄液供給手段から洗浄液供給流路を介して洗浄液供給部、すなわち洗浄槽に洗浄液を供給することができると共に、オーバーフロー部からオーバーフローした洗浄後の洗浄液を、廃液タンクに排水貯留することができる。
この場合、洗浄液供給流路に介設した流路開閉弁と、流路開閉弁を開閉操作するフットスイッチと、を更に備えたことが、好ましい。
この構成によれば、フットスイッチの操作により流路開閉弁を開閉して洗浄液の供給を制御でき、操作性を向上させることができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態に係るヘッド洗浄装置について説明する。このヘッド洗浄装置は、吐出検査を行った機能液滴吐出ヘッドに対し、ヘッド内部流路への洗浄液の通液による本洗浄に先立ち、ノズル側周面を洗浄液である純粋に浸漬して洗浄を行うものである。なお、後述する機能液滴吐出ヘッドのノズル側部分は、機能液滴吐出ヘッドにおけるヘッド基板の下側に連なる駆動部(ノズル面を含む)のことであり、ノズル側周面は、この駆動部のノズル面を除く周面のことである(図6参照)。
図1の全体斜視図および図2の全体模式図に示すように、ヘッド洗浄装置1は、脚部ベース2と、脚部ベース2上に立設した架台3と、架台3上に搭載した洗浄槽4と、洗浄槽4の上側にこれを横断するように配設され、洗浄対象物となる複数の機能液滴吐出ヘッド5を保持するヘッド浸漬ユニット6と、架台3上にヘッド浸漬ユニット6をスライド自在に支持するスライド機構7と、脚部ベース2上に搭載され、流出側を供給配管(洗浄液供給流路)21を介して洗浄槽4に連通したバルブユニット8と、バルブユニット8を制御するフットスイッチ9と、脚部ベース2上に搭載され、洗浄槽4からの使用済み純水である廃液を受ける廃液タンク10と、を備えている。
脚部ベース2は、ドレンパンを兼ねるベース本体11と、ベース本体11の四隅に設けた4本のアジャストボルト11aとで構成されている。架台3は、Lアングルを方形に枠組みしたフレーム構造にものであり、脚部ベース2のベース本体11内に着座している(図4および図5参照)。そして、架台3の四周上枠の部分に、洗浄槽4が嵌め込まれるように搭載されている。
洗浄槽4は、下面に洗浄液供給口13aを設けた流入側のバッファ槽部13と、オーバーフロー部となる流出側の排水槽部14と、バッファ槽部13と排水槽部14とを連通する流水槽部15と、流水槽部15の両側に配設した一対の側溝部16と、で一体に形成されている。また、流水槽部15の直下に位置して、洗浄槽4の両側面には、上記ヘッド浸漬ユニット6のスライドを許容するためのサイド開口部17が形成され、さらに各サイド開口部17の下側には、バッファ槽部13と排水槽部14とを連結する一対の連結板部18が形成されている。バッファ槽部13から流入した洗浄液は流水槽部15を流れ、流水槽部15の下流端からオーバーフローして、排水槽部14に流下する。一方、詳細は後述するが、波立ちにより流水槽部15から溢れ各側溝部16に流れ込んだ洗浄液は、各側溝部16から排水槽部14に流下する。
バッファ槽部13は上端が開放され、流水槽部15側が「U」字状に切り欠かれて、流水槽部15との連通部19を構成している。そして、バッファ槽部13の底部には、上記の供給配管21の下流端が接続されている(図5参照)。
排水槽部14は、バッファ槽部13と略同形に形成され、上端には、流水槽部15側にオーバーハングするように蓋体22が設けられている。排水槽部14と流水槽部15との連通部分には、排水槽部14側から堰板23が取り付けられており、バッファ槽部13から流入した洗浄液は流水槽部15を流れ、堰板23を越えて(オーバーフロー)排水槽部14に流れ込むようになっている(図2参照)。堰板23は、流水槽部15の幅一杯に延在しており、排水槽部14における流水槽部15側の壁面にねじ止めされている(図5参照)。この場合、堰板23のねじ止め部分は、上下方向に延びる長孔となっており、堰板23は高さ調整可能に構成されている。言い換えれば、この堰板23により、バッファ槽部13および流水槽部15の水位(水深)を調整できるようになっている。
流水槽部15は、バッファ槽部13の上下中間部と排水槽部14の上下中間部との間に渡すように配設されており、バッファ槽部13に比して極端に浅い水深となっている(図5参照)。また、流水槽部15の両側には、流水槽部15と同じ長さおよび同じ高さの一対の側溝部16が配設されている(図4参照)。流水槽部15と一対の側溝部16を合せた幅が、バッファ槽部13および排水槽部14と同幅となっており、流水槽部15は、上記の連通部19を介してバッファ槽部13に連通すると共に、上記の堰板23を介して排水槽部14に連通している。また、各側溝部16は、排水槽部14にのみ連通している。そして、ヘッド浸漬ユニット6に下向きに保持された複数の機能液滴吐出ヘッド5は、この流水槽部15を流れる洗浄液に浸漬されるようになっている。
一方、バルブユニット8は、流入側を上記の純水設備(工場設備)(洗浄液供給手段)に接続した流路開閉弁(洗浄液供給部)29と、流路開閉弁29の下流側に接続した流量調整弁24とで構成されており、流量調整弁24の流出側に、洗浄槽(バッファ槽部13)4の洗浄液供給口13aに連なる供給配管21が接続されている。流路開閉弁29は、例えばエアーオペレートバルブで構成され、流量調整弁24は、例えばニードルバルブで構成されている。流量調整弁24は手動式のものであり、洗浄液の初期流量調整を行う。流路開閉弁29は、エアーアクチュエータで構成されたフットスイッチ9に接続されており、フットスイッチ9により開閉制御される。これにより、洗浄槽4への洗浄液の供給および供給停止が制御される。
廃液タンク10は、蓋を取り外した状態で、口部25を排水槽部14の直下に位置させて、脚部ベース2上に搭載されている。そして、この口部25には、排水槽部14に接続した廃液配管(廃液流路)26が挿入されている。なお、図2および図5中の符号27は、供給配管21と廃液配管26とを接続するバイパス配管であり、バイパス配管27には、手動開閉弁28が介設されている。洗浄槽4に洗浄液を供給するときには、手動開閉弁28は閉弁されており、洗浄槽4から洗浄液を液抜きするときには、手動開閉弁28を開弁される。
図1および図3に示すように、ヘッド浸漬ユニット6は、複数(6個)の機能液滴吐出ヘッド5がセットされるホルダプレート31と、4本のスペーサ32を介してホルダプレート31を支持する2枚重ねのユニット支持プレート33と、ホルダプレート31の長手方向の両端部に設けた一対のハンドル(グリップ)34と、ホルダプレート31上に設けられ、各機能液滴吐出ヘッド5を位置決めセットする複数組(6組)のセットブロック35と、セットブロック35にセットされた6個の機能液滴吐出ヘッド5を、上側から押さえる2枚の押圧プレート36と、を備えている。
ホルダプレート31には、6個の機能液滴吐出ヘッド5に対応して、矩形に形成した6個のヘッド開口37が形成されており(図4および図5参照)、各機能液滴吐出ヘッド5は、そのノズル側部分をヘッド開口37に遊挿した状態で、ホルダプレート31上に着座するようにしてセットされる。そして、ヘッド開口37とセットした機能液滴吐出ヘッド5との隙間から、洗浄液がホルダプレート31上にホルダプレート31漏れ出ることを考慮し、ホルダプレート31は、周壁31aを有してドレンパンの形態を備えている。また、ホルダプレート31は、ノズル側部分の下方への突き出しを考慮し、薄手に構成されており、その周壁31aは補強リブとしても機能している。そして、ホルダプレート31は、洗浄槽(流水槽部15)4の幅に対し十分に長く形成されている。
6組のセットブロック35は、ホルダプレート31の短辺方向の一方の半部に3組、他方の半部3組、それぞれ長辺方向に横並びに配設されている。また、6組のセットブロック35には、6個の機能液滴吐出ヘッド5がそのノズル列を短辺方向に向け、且つ姿勢が同方向に揃うようにセットされている。各組のセットブロック35は、間隙を存して対向配置した上面視「U」字状の一対のピースブロック38で構成されており、機能液滴吐出ヘッド5は、一対のピースブロック38間に挿入するようにしてセットされる。
各押圧プレート36は、ホルダプレート31の短辺方向の半部宛て3個の機能液滴吐出ヘッド5を一括して押圧固定するようになっており、ホルダプレート31上に立設した第1支持ブロック41に、ヒンジ42を介して起倒自在に設けられている。3個の機能液滴吐出ヘッド5を挟んで第1支持ブロック41に対向する位置には、ホルダプレート31上に第2支持ブロック43が立設されており、第2支持ブロック43には、横倒し姿勢の押圧プレート36をロックするロック金具44が取り付けられている。
各押圧プレート36は、3組のセットブロック35と共に3個の機能液滴吐出ヘッド5を覆うように設けた断面「L」字状の覆装プレート45と、覆装プレート45の内側に縦断するように設けた帯状の心材46と、心材46の内側に突出した、1個の機能液滴吐出ヘッド5宛て2本、計6本の頭部付きの押圧ピン47と、で構成されている。心材46の基端側は、覆装プレート45の端を越えて延在し、ヒンジ42を介して上記の第1支持ブロック41に回動自在に支持されている。また、心材46の先端側は、覆装プレート45の端を越えて延在し、ロック金具44に係止されるべく上反り形状に形成されている。各押圧ピン47は、心材46を貫通しており、その頭部を覆装プレート45の内側に当接し覆装プレート45を受けとして、内蔵するばねを介して機能液滴吐出ヘッド5を押圧するようになっている。
各押圧プレート36を起立姿勢にして、機能液滴吐出ヘッド5の交換が行われ、交換後、押圧プレート36を倒して押圧姿勢にし、ロック金具44でロックすることにより、機能液滴吐出ヘッド5の押圧固定(完全セット)が行われる。押圧プレート36を押圧姿勢とすると、各押圧ピン47が機能液滴吐出ヘッド5をホルダプレート31に押し付け、機能液滴吐出ヘッド5を不動に固定する。なお、図中の符号48,49は、心材46と覆装プレート45との間隙を微調整して、6本の押圧ピン47の機能液滴吐出ヘッド5への突当てバランスを調整する調整ねじである。
図4および図5に示すように、ユニット支持プレート33は、上記のホルダプレート31と略同形に形成され、ホルダプレート31の直下に位置して、洗浄槽4の一対のサイド開口部17を挿通するように配設されている。ユニット支持プレート33は、上面に4本のスペーサ32が固定された上プレート51と、下面に上記のスライド機構7が取り付けられた下プレート52と、を重ね合わせてねじとめしたものであり、ホルダプレート31を流水槽部15の上端から僅かに浮かした状態(ホルダプレート31の下面が流水槽部15の上端に接触しない程度)に支持している。
流水槽部15には、略満水状態で洗浄液が貯留され(実際には流れる)ており、ユニット支持プレート33に支持されたホルダプレート31の機能液滴吐出ヘッド5は、そのノズル側部分(5〜6mm程度)が、洗浄液に浸漬されるようになっている。また、機能液滴吐出ヘッド5のノズル列方向、すなわちノズル側部分の長辺方向が、洗浄液の流れる方向に向くようになっている。
図4および図5に示すように、スライド機構7は、架台3の上面に固定した複数本の支柱53に支持されたベースフレーム54に搭載されており、離間して配設した一対のスライドレール55で構成されている。一対のスライドレール55は、洗浄液の流れ方向となる流水槽部15の延在方向と同方向に、相互に平行に延在している。この場合、各スライドレール55の上レール56がユニット支持プレート33の下面に固定され、下レール57がベースフレーム54の上面に固定されている。各支柱53は、アジャストボルトの形態を有しており、ベースフレーム54の高さおよび傾き調整可能に構成されている。
一対のハンドル34を把持して、ヘッド浸漬ユニット6をスライド機構7によりスライドさせると、ノズル側部分を流水槽部15の洗浄液に浸漬した機能液滴吐出ヘッド5は、そのノズル列方向に移動し、洗浄液内で揺り動かされるようにして洗浄される。すなわち、機能液滴吐出ヘッド5のノズル側周面は、流水槽部15を流れる洗浄液と、ユーザのスライドによる洗浄液内での揺動により、効率良く洗浄される。一方、このヘッド浸漬ユニット6のスライド動作により、流水槽部15の洗浄液が波立つが、これにより溢れた洗浄液は、両側溝部16,16に流下し、両側溝部16,16から排水槽部14に流れ込む。
ここで、図2を参照しながら、機能液滴吐出ヘッド5の一連の洗浄動作について説明する。流路開閉弁29は閉弁されており、洗浄槽4が空の状態から動作が開始される。先ず、一対の押圧プレート36をオープン(起立)させ、6個の機能液滴吐出ヘッド5をセットする。一対の押圧プレート36をクローズ(押圧)して、6個の機能液滴吐出ヘッド5を押圧固定したら、ユーザはフットスイッチ9を踏み込んで洗浄槽4に洗浄液を供給する。洗浄槽4に供給された洗浄液は、バッファ槽部13を満たし続いて流水槽部15を満たして、堰板23からオーバーフローしてゆく。これにより、流水槽部15に洗浄液の流れが生じ、この洗浄液の流れの中に各機能液滴吐出ヘッド5のヘッド側部分が浸漬されることになる。また、オーバーフローした洗浄液は、排水槽部14から廃液配管26を経て廃液タンク10に回収される。
この場合、洗浄液は、ヘッド側部分の長手方向に流れ、各機能液滴吐出ヘッド5のヘッド側周面を洗浄し、ヘッド側周面に付着していた検査用のインクを洗い流す。一方、ユーザは、フットスイッチ9を踏み込んだ状態で、ヘッド浸漬ユニット6の一対のハンドル34を握って、適宜ヘッド浸漬ユニット6をスライドさせる。この状態では、各機能液滴吐出ヘッド5のヘッド側部分は、洗浄液の流水中で揺り動かされることになり、更に洗浄が促進される。そして、洗浄が完了したら、上記と逆の手順で、フットスイッチ9により流路開閉弁29を閉弁して洗浄液の供給を停止し、機能液滴吐出ヘッド5をヘッド浸漬ユニット6から外す。
なお、洗浄が完了した時点で、洗浄液の液抜きを行ってもよいが、洗浄作業を続行する場合には、洗浄槽4に洗浄液を満たした状態(洗浄液の供給はストップ)で、機能液滴吐出ヘッド5の交換を行うようにすることが、好ましい。
以上のように、本実施形態によれば、機能液滴吐出ヘッド5のノズル側部分を、流水槽部15を流れる洗浄液に浸漬するようにし、且つヘッド浸漬ユニット6により、浸漬した機能液滴吐出ヘッド5を揺動するようにしているため、機能液滴吐出ヘッド5のノズル側周面を効率良く洗浄することができる。また、ノズル側部分が浸漬される流水槽部15は、浅い水深となっているため、洗浄液の流量に比して流速を速めることができ、この点でもノズル側周面を効率良く洗浄することができる。さらに、洗浄後の洗浄液を使い捨てるようにしているため、洗浄槽4内の洗浄液が汚れることがない。
実施形態に係るヘッド洗浄装置の外観斜視図である。 実施形態に係るヘッド洗浄装置の全体模式図である。 ヘッド洗浄装置のヘッド浸漬ユニットの斜視図である。 ヘッド洗浄装置の横断断面図である。 ヘッド洗浄装置の縦断断面図である。 洗浄対象となる機能液滴吐出ヘッドの斜視図である。
符号の説明
1:ヘッド洗浄装置、 4:洗浄槽、 5:機能液滴吐出ヘッド、 6:ヘッド浸漬ユニット、 7:スライド機構、 9:フットスイッチ、 10:廃液タンク、 13:バッファ槽部、 14:排水槽部、 15:流水槽部、 16:側溝部、 21:供給配管、 23:堰板、 26:廃液配管、 29:流路開閉弁、 34:ハンドル

Claims (10)

  1. インクジェット方式の機能液滴吐出ヘッドのノズル側周面を洗浄するヘッド洗浄装置であって、
    洗浄液供給手段から供給された洗浄液を、一端に設けた洗浄液供給部から他端に設けたオーバーフロー部に洗浄液が流れるように構成された洗浄槽と、
    前記機能液滴吐出ヘッドを下向きに保持すると共に、前記機能液滴吐出ヘッドのノズル側部分を前記洗浄槽の洗浄液に浸漬するヘッド浸漬ユニットと、を備え、
    前記洗浄槽は、深い水深を有する前記洗浄液供給部側のバッファ槽部と、前記機能液滴吐出ヘッドのノズル側部分が浸漬され浅い水深を有する前記オーバーフロー部側の流水槽部と、を有していることを特徴とするヘッド洗浄装置。
  2. 前記ヘッド浸漬ユニットは、前記機能液滴吐出ヘッドのノズル列方向と前記洗浄液の流れ方向とが一致するように、前記機能液滴吐出ヘッドを浸漬することを特徴とする請求項1に記載のヘッド洗浄装置。
  3. 前記ヘッド浸漬ユニットを、水平面内において、スライド自在に支持するスライド機構、を更に備えたことを特徴とする請求項1または2に記載のヘッド洗浄装置。
  4. 前記スライド機構は、前記ヘッド浸漬ユニットを前記ノズル列方向に、スライド自在に支持していることを特徴とする請求項3に記載のヘッド洗浄装置。
  5. 前記ヘッド浸漬ユニットには、スライド操作のためのグリップが設けられていることを特徴とする請求項3または4に記載のヘッド洗浄装置。
  6. 前記流水槽部の両側には、波立ちにより溢れた洗浄液を受ける一対の側溝部が設けられていることを特徴とする請求項3ないし5のいずれかに記載のヘッド洗浄装置。
  7. 前記オーバーフロー部には、前記洗浄液の水位を調整するための堰板が設けられていることを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のヘッド洗浄装置。
  8. 前記洗浄液供給部には、洗浄液供給流路を介して前記洗浄液供給手段が接続され、
    前記オーバーフロー部には、廃液流路を介して廃液タンクが接続されていることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のヘッド洗浄装置。
  9. 前記洗浄液供給流路に介設した流路開閉弁と、
    前記流路開閉弁を開閉操作するフットスイッチと、を更に備えたことを特徴とする請求項8に記載のヘッド洗浄装置。
  10. 前記洗浄液が純水であることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載のヘッド洗浄装置。
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