JP2003264718A - 携帯可能なテレビ式拡大表示装置 - Google Patents
携帯可能なテレビ式拡大表示装置Info
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Abstract
板などのある程度の距離をもった表示対象をそれぞれ拡
大表示しうるほか、折り畳んで携帯可能なテレビ式拡大
表示装置を提供する。 【解決手段】表示装置1は、水平資料台2を備えた水平
脚部3と、前記水平脚部3の一方端にその基端を枢支
し、縦方向に回転変位する一対の支持アーム4と、この
各支持アーム4に縦方向に回転変位するように枢支した
一対のカメラアーム5の先端側に設けた縦方向と横方向
に回転変位可能なテレビカメラ6と、前記各支持アーム
4からこれらが伸びる方向と同方向に突出入可能に設け
たモニタアーム7の先端に設けた、縦方向に回転変位可
能なモニタ8とから構成する。前記各支持アーム4と、
カメラアーム5と、モニタアーム8は、水平脚部3にほ
ぼ接する伏した状態から立ち上げて所定の立上げ角度で
停止しうるように構成する。
Description
などの、近距離に置かれた表示対象、あるいは教室の黒
板などのある程度の距離をもった表示対象をそれぞれ拡
大表示しうるほか、折り畳んで持ち運びができる携帯可
能なテレビ式拡大表示装置に関するものである。
新聞などを拡げて載置する水平資料台と、この水平資料
台にレンズを向けたテレビカメラと、このテレビカメラ
で撮像した画像を表示するモニタを、それぞれ配置位置
が変位できないように構成してあって、全体的にかなり
大型なものであった。
り大型で折り畳むこともできないように構成されていた
ので、携帯に適さず、その設置場所でしか使用すること
ができないという問題があった。
な問題を解消することを課題とし、この課題を解決した
携帯可能なテレビ式拡大表示装置を提供することを目的
とする。
に、請求項1に記載した本発明は、水平資料台を備えた
水平脚部と、この水平脚部の一方端両側にその基端を枢
支し、前記水平脚部にほぼ接する伏した状態から立ち上
げて所定の立上げ角度で停止しうるように、縦方向に回
転変位するとともに固定機構を設けた一対の支持アーム
と、この各支持アームに縦方向に回転変位するとともに
所定位置で停止するように枢支し、前記各支持アームが
伏した状態にあると同様に前記水平脚部にほぼ接する伏
した状態になる一対のカメラアームと、この各カメラア
ームの先端側に設けた縦方向及び横方向に回転変位可能
であるとともに所定位置で停止可能なテレビカメラと、
前記各支持アームにこれらが伸びる方向と同方向に突出
入可能かつ縦方向に回転変位可能であるとともに所定位
置で停止可能に設け、前記各支持アームが伏した状態に
あると同様に前記水平脚部にほぼ接する伏した状態にな
るモニタアームと、この各モニタアームの先端に設けた
縦方向に回転変位可能で所定位置で停止可能なモニタと
から構成するものである。
項1に記載した発明の構成に加えて、カメラアームに補
助支持部材を設け、この補助支持部材によって前記カメ
ラアームをより大きな立上げ角度で停止させ、テレビカ
メラを高位置に変位して支持しうるように構成したもの
である。
を添付図面の図1〜図9によって詳細に説明する。ここ
において、図1はテレビカメラを水平資料台に向けた状
態の正面図、図2は同じく平面図、図3は図2のA−A
線断面図、図4はテレビカメラを水平方向に向けた状態
の平面図、図5は図4のB−B線断面図、図6は水平脚
部における要部の部分拡大斜視図、図7はテレビカメラ
を示す部分拡大斜視図、図8はモニタアームを示す部分
拡大斜視図、図9は折り畳んだ状態の部分断面側面図で
ある。
XY方向に移動可能な水平資料台2を備えた枠状の水平
脚部3と、この水平脚部3の一方端である後端に各基端
を枢支し、所定の立上げ角度に設定するように、縦方向
に回転変位するよう支持した一対の支持アーム4と、こ
の各支持アーム4に縦方向に回転変位するよう支持した
一対のカメラアーム5の先端に設けた取付板6aに支持
したテレビカメラ6と、前記支持アーム4に各支持アー
ム4が伸びる方向と同方向に突出入可能に設けた一対の
モニタアーム7の先端に、モニタ枠8aを介して設けた
モニタ8とから構成する。
その後端両側において一対の支持アーム4の各基端を枢
軸9によって枢支するとともに、その内面両側にそれぞ
れ断面コ状のレール10を設ける。また、前記水平脚部
3の上に配置する水平資料台2は、前記水平脚部3の前
記各レール10に案内されて動転するローラを備え、水
平脚部3の前後端方向に移動自在である。また、前記水
平資料台2は、前記ローラ11の支持軸に沿って両側端
方向に移動自在である。さらに、支持アーム4の固定
は、支持アーム4に連繋する固定部4aにデンデンボル
ト12bに螺合するナット12aを締めつけるように構
成し、ナット12aを緩めると支持アーム4が回転変位
可能となり、ナット12aを締めつけるとその立上げ角
度で停止するように構成する。前記固定部4aはデンデ
ンボルト12bに対応する凹入部を備えている。前記固
定部4aと、前記デンデンボルト12bと、前記ナット
12aによって固定機構を構成する。
カメラアーム5は、その各一端を各支持アーム4の先端
側に掛け渡した横桁13に回転可能に支持され、その他
端にテレビカメラ6の取付板6aを掛け渡すように設け
る。また、一方のカメラアーム5の中間部位には補助支
持部材たる補助アーム14の一端を枢支し、この補助ア
ーム14の他端は、各支持アーム5間を連繋する補助桁
15に離脱可能に係合する係合凹部14aを設ける。そ
して、前記係合凹部14aを補助桁15から外した状態
(図3参照)では、カメラアーム5と補助アーム14の
各中間部位が補助桁15に乗って、カメラアーム5の先
端が支持アーム4の延長線上に位置する状態で停止し、
前記係合凹部14aを補助桁15に係合した状態(図5
及び図7参照)では、カメラアーム5の立上げ角度がよ
り大きくなってその先端が支持アーム4の先端より上に
位置した状態で停止するようになる。
カメラ6は、前述の一対のカメラアーム5の各先端側
に、縦方向及び横方向に回転変位可能に調整ビス16に
よって固定した取付板6aの幅方向に伸びる長孔17に
裏面側から取付ビス18を挿し込み、テレビカメラ6の
底部に螺合させることによって、取り付けるものであ
る。このようにして取付板6aに取り付けたテレビカメ
ラ6は、前記調整ビス16を緩めることによって取付板
6aといっしょに縦方向に回転変位し、一方、締めつけ
ることによって位置固定される。また、前記テレビカメ
ラ6は、前記取付ビス18を緩めることによって、これ
が前記長孔17内で進退移動可能であるとともに、取付
ビス18を中心に取付板6aに沿って首振りするよう
に、横方向に回転変位可能となり、一方、前記取付ビス
18を締めつけることによって、取付板6aに位置固定
されるのである。
6のレンズ6bの光軸a上には、補助レンズ枠19aの
円孔19b部分と他の部分との間を摘み19cを持って
スライド移動可能となし、前記円孔19b部分に位置す
るときに前記光軸a上に変位しうる補助レンズ19を設
ける(図6参照)。この補助レンズ19は、水平資料台
2上の書籍などの近距離のものを表示対象とするときに
上記のように円孔19b部分に変位させ(図1参照)、
黒板などのある程度の距離をもったものを表示対象とす
るときには、前記光軸aから外すべく補助レンズ枠19
a内を円孔19bの位置からずらすように変位させるの
である。
モニタアーム7は、その長手方向に伸びるように設けた
ガイド溝20を、各支持アーム4から内側に向けてそれ
ぞれ突設した枢支軸21に移動可能、かつ縦方向に回転
変位可能に嵌合し、その先端にモニタ8を支持したモニ
タ枠8aを、調整ビス22によって取り付けてある。ま
た、両方のモニタアーム7の各中間部位の下側には、補
助桁15に載った状態でこれに係合する切込23をそれ
ぞれ設ける(図8参照)。このように構成したモニタア
ーム7は、表示装置1を使用するときに、ガイド溝20
の基端を枢支軸21に当接させるとともに、各切込23
を補助桁15に係合することによって、前記突出した停
止状態を維持し、また、持ち運びするときには、各切込
23を補助桁15から外し、前記ガイド溝20の先端側
に枢支軸21が位置するようにして突入させて伏せるも
のである。
タ枠8aは、前述の一対のモニタアーム7の各先端に、
縦方向に回転変位可能に調整ビス22によって取り付け
るものである。このようにして取り付けたモニタ枠8a
は、調整ビス22を緩めることによって、縦方向に回転
変位して使用者の目線に画面を合わせ、一方、締めつけ
ることによって位置固定されるものである。
は、テレビカメラ6及びモニタ8に電源を供給するため
の電源線、符号25は、テレビカメラ6及びモニタ8を
動作させるための電子回路、符号26は、前記電子回路
25と図示しない制御盤を電気的に連繋するための信号
線である。前記制御盤には各種スイッチなどが配置さ
れ、弱視者が手元においてテレビカメラ6やモニタ8を
操作するためのものである。
る。表示装置1は、例えば、視力の弱い学生などの弱視
者が水平資料台2に置いた書籍などを読む場合と、教室
で黒板の文字などを読む場合があるが、始めに書籍など
を読む場合について説明する。先ず、水平脚部3を机な
どの上に載置し、各支持アーム4を回転変位させて所定
角度に立上げ、ナット12aを持ってデンデンボルト1
2bを、各支持アーム4基端の固定部4aの凹入部に挿
し込み、前記ナット12aを締めつけて固定し、前記立
上げ角度を強固に維持する。続いて、ガイド溝20の基
端に枢支軸21を当接させることによって、モニタアー
ム7を支持アーム4の先端より外側に突出させる(図8
参照)とともに、両方の切込23を補助桁15に係合し
て、図1〜図3の状態とする。また、電源を入れて書籍
などをこの水平資料台2に拡げて置き、調整ビス16、
取付ビス18を緩めた状態にて、カメラアーム5を回転
変位させ、補助桁15に載せるとともに、テレビカメラ
6の取付板13を回転変位して、テレビカメラ6のレン
ズ6bの光軸aを下方の水平資料台2に向け、水平資料
台2上の書籍までの距離と、光軸aの方向とを調整した
後に前記調整ビス16、前記取付ビス18を締めつけて
位置固定する(図3参照)。そして、前記書籍を読んで
いる際に、その読む部位をXY方向(前後左右)に移動
させたいときには、水平資料台2を押したり引いたりし
て、ローラ11をレール10上で動転させたり、ローラ
11の支持軸に沿って移動させることによって、水平資
料台2をXY方向に任意に移動させる(図6参照)。
述の書籍を読む場合と同様に、所定の立上げ角度に立上
げ、モニタアーム7を図4〜図5の状態(この状態は前
記図1〜図3と同じ状態)とする。また、カメラアーム
5を回転変位させるとともに、補助アーム14の下端の
係合凹部14aを補助桁15に係合させて、テレビカメ
ラ6を高い位置に立ち上げ、その取付板13を回転変位
して、テレビカメラ6のレンズ6bの光軸aをほぼ水平
にして黒板方向に向けるとともに、補助レンズ19を摘
み19cの操作でスライドさせ円孔19bの位置から外
し、前述の書籍を読む場合と同様に、黒板などに書かれ
た文字の位置に合わせて、テレビカメラ6の向きを調整
する。
説明する。先ず、水平資料台2を水平脚部3の後端側
(支持アーム4の基端側)に突入させるとともに、ナッ
ト12aを操作して緊締状態を緩め支持アーム4を前記
水平脚部3に重なるように畳む。続いて、カメラアーム
5を横桁13を中心に図3の状態からほぼ180度回転
変位させてテレビカメラ6を水平脚部3の後端側に変位
させるとともに、モニタアーム7を、枢支軸21に嵌合
しているガイド溝20内を移動させてガイド溝20の先
端側に位置させることによって、モニタ8を水平脚部3
の後端側に変位させる(図9の状態)。そして、この図
9の状態となった表示装置1を、制御盤(図示せず)と
いっしょにケース(図示せず)に収納し、携帯可能とす
る。
ら限定されるものではなく、例えば、支持アーム4は板
材を用いずパイプ材を用いて構成してもよいほか、補助
レンズ19をテレビカメラ6のレンズ6bの光軸a上あ
るいは該光軸aから外れた位置とに変位させる機構は、
上記実施形態のようにスライド式ではなく、補助レンズ
19を設けた補助レンズ枠19aを扉状に開閉させる機
構を用いてもよい。また、支持アーム4などに水平資料
台2上を照らすライトを配置してもよい。さらに、カメ
ラ6をモニタ8より高い位置に支持して、後方を写すよ
うに構成してもよい。
本発明によれば、折り畳み状態において、水平脚部と支
持アームとを重ねるように折り畳むとともに、カメラア
ームを回転変位してテレビカメラの位置を反転させ、か
つモニタアームを縮め、全体をコンパクトに折り畳みう
るので、携帯することができるという効果を奏する。
ば、請求項1に記載した発明の効果に加えて、手元の表
示対象である書籍などだけでなく、ある程度の距離をも
った表示対象、例えば教室の黒板などを拡大表示するこ
とができるという効果を奏する。
図。
図。
Claims (2)
- 【請求項1】 水平資料台を備えた水平脚部と、この水
平脚部の一方端両側にその基端を枢支し、前記水平脚部
にほぼ接する伏した状態から立ち上げて所定の立上げ角
度で停止しうるように、縦方向に回転変位するとともに
固定機構を設けた一対の支持アームと、この各支持アー
ムに縦方向に回転変位するとともに所定位置で停止する
ように枢支し、前記各支持アームが伏した状態にあると
同様に前記水平脚部にほぼ接する伏した状態になる一対
のカメラアームと、この各カメラアームの先端側に設け
た縦方向及び横方向に回転変位可能であるとともに所定
位置で停止可能なテレビカメラと、前記各支持アームに
これらが伸びる方向と同方向に突出入可能かつ縦方向に
回転変位可能であるとともに所定位置で停止可能に設
け、前記各支持アームが伏した状態にあると同様に前記
水平脚部にほぼ接する伏した状態になるモニタアーム
と、この各モニタアームの先端に設けた縦方向に回転変
位可能で所定位置で停止可能なモニタとから構成する携
帯可能なテレビ式拡大表示装置。 - 【請求項2】 カメラアームに補助支持部材を設け、こ
の補助支持部材によって前記カメラアームをより大きな
立上げ角度で停止させ、テレビカメラを高位置に変位し
て支持しうるように構成したことを特徴とする請求項1
に記載した携帯可能なテレビ式拡大表示装置。
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- 2002-03-07 JP JP2002062374A patent/JP3773457B2/ja not_active Expired - Fee Related
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