JP2003264388A - 電気部品装置 - Google Patents

電気部品装置

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JP2003264388A
JP2003264388A JP2002064163A JP2002064163A JP2003264388A JP 2003264388 A JP2003264388 A JP 2003264388A JP 2002064163 A JP2002064163 A JP 2002064163A JP 2002064163 A JP2002064163 A JP 2002064163A JP 2003264388 A JP2003264388 A JP 2003264388A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数の半導体素子に対する冷却効率の向上を得
ることと、半導体素子と、放熱体と、プリント基板との
組立て構造を簡素化して、作業工数の軽減を図り、コス
トの低減化に寄与する電気部品装置を提供する。 【課題手段】プリント基板3と、このプリント基板に実
装される発熱量の大なる半導体素子2、たとえば整流ダ
イオードブロック2Aやスイッチング素子たとえばトラ
ンジスタ2Bと、これら半導体素子の発熱を受けて放散
するヒートシンク1とを具備し、上記半導体素子は、プ
リント基板とヒートシンクとの間に介在される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえば空気調和
機の室外ユニットに備えられる電気部品装置に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば空気調和機の室外ユニットに
は、圧縮機、室外熱交換器、四方弁、膨張弁等の冷凍サ
イクル構成部品および、送風機が配置される。さらに、
圧縮機、送風機のモータや、四方弁、膨張弁の駆動用ソ
レノイドを制御するための制御用電気部品が備えられ
る。これら制御用電気部品は、全て電気部品箱内に配置
されていて、その一部は上記送風機の送風通路上に対向
しており、上記電気部品に対する冷却を施すようになっ
ている。
【0003】また、冷凍サイクル制御として圧縮機の周
波数制御が一般的になっていて、そのためCPU、コン
デンサ、トランスなどの他に、インバータのスイッチン
グ素子であるトランジスタ(ジャイアント・トランジス
タとも呼ばれる)、整流ダイオードブロックなどの多数
の電気部品を備える必要がある。これら電気部品のなか
でも、特に、上記スイッチング素子であるトランジスタ
や整流ダイオードブロック(以下、これらを総称して、
半導体素子と呼ぶ)は、スイッチング作用にともなって
の発熱が大である。単純に、これら半導体素子を密閉し
た電気部品箱内に収容すると、箱内が異常高温化して、
それ自体は勿論、他の制御用電気部品に熱的悪影響を与
えてしまう。そこで、上記半導体素子をヒートシンクと
呼ばれる放熱体に取付けて、効率よく放熱させるのが一
般的である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】具体的に、半導体素子
を放熱体に取付け固定する構成として、それぞれの半導
体素子を取付けネジを用いて放熱体に取付けている。あ
るいは、専用の固定板を用いて半導体素子を放熱体に取
付け固定している。しかしながら、半導体素子は複数必
要であり、それぞれの半導体素子を複数の取付けネジを
用いて取付け固定するには、多数の取付けネジが必要と
なってしまい、部品数が多くなり、作業工数が増加する
という欠点がある。専用の固定板を用いると、取付け固
定すべき半導体素子の数よりも少ない本数の取付けネジ
で足りるが、半導体素子の数が3個以上となると、それ
ぞれの寸法公差を吸収することができなくなる。したが
って、最大、2個の半導体素子の取付け固定に限定され
てしまい、汎用性に劣る。
【0005】本発明は上記事情に着目してなされたもの
であり、その目的とするところは、複数の半導体素子に
対する冷却効率の向上を得ることと、半導体素子と、放
熱体およびプリント基板との組立て構造を簡素化して、
作業工数の軽減を図り、コストの低減化に寄与する電気
部品装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電気部品装置は
上記目的を満足するためになされたものであり、プリン
ト基板と、このプリント基板に実装される発熱量の大な
る半導体素子と、この半導体素子の発熱を受けて放散す
る放熱体とを具備した電気部品装置において、上記半導
体素子は、プリント基板と放熱体との間に介在される。
【0007】さらに、プリント基板と放熱体とを取付け
具を用いて取付け固定することによって、半導体素子は
プリント基板と放熱体との間で固定される。さらに、上
記半導体素子は、スペーサに位置決め保持され、このス
ペーサがプリント基板と放熱体との間に取付け固定され
る。さらに、上記スペーサは、半導体素子の寸法公差を
吸収するため、少なくとも一部が弾性機能を有する。さ
らに、上記スペーサは、半導体素子の寸法公差を吸収す
るため、全体が弾性材から構成される。
【0008】さらに、上記スペーサは、半導体素子と、
プリント基板および放熱体に対する位置決め部を備え
た。さらに、上記スペーサは、プリント基板に対する密
着面に絶縁耐圧処理が施されている。さらに、上記半導
体素子と放熱体との間に、密着処理部材が介在される。
さらに、上記放熱体は、プリント基板の反りを規制する
突部を備えた。さらに、上記スペーサは、半導体素子か
ら突出する複数のリード部を互いに分離し絶縁する分離
用突部を備えた。さらに、上記放熱体は、上記プリント
基板の半田面とは反対方向に傾けた複数枚の放熱フィン
を備えた。
【0009】さらに、プリント基板と、このプリント基
板に実装される発熱量の大なる半導体素子と、この半導
体素子の発熱を受けて放散する放熱体とを具備した電気
部品装置において、上記半導体素子はスペーサに位置決
め保持され、このスペーサがプリント基板と放熱体との
間に介在され、スペーサを介してプリント基板と放熱体
とを取付け具を用いて締結固定することによって半導体
素子はプリント基板と放熱体との間で固定され、スペー
サは弾性材から形成されるとともに、このスペーサの取
付け具介挿部に取付け具の締結時におけるスペーサの必
要以上の弾性変形を規制する金属製リングを備えた。
【0010】さらに、上記プリント基板は、ガラスコン
ポジット素材からなる。このような課題を解決する手段
を採用することにより、複数の半導体素子に対する冷却
効率が向上し、半導体素子と、放熱体と、プリント基板
との組立て構造を簡素化して、作業工数の軽減を図り、
コストの低減化に寄与する。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
にもとづいて説明するに、この電気部品装置は、たとえ
ば空気調和機の室外ユニットにおける電気部品箱内に収
容されるものである。図1は電気部品装置を分解し一部
を省略した斜視図、図2は組立てた状態の電気部品装置
の側面図、図3は組立てた状態の電気部品装置の斜視
図、図4は電気部品装置の要部の組立てを説明する図、
図5は電気部品装置を備えた空気調和機の室外ユニット
の一部を省略した斜視図である。
【0012】上記電気部品装置は、ガラスコンポジット
素材からなるプリント基板3と、このプリント基板3に
実装される複数の半導体素子2と、これら半導体素子2
の放熱を受けて放散する放熱体(以下、ヒートシンクと
言う)1とを具備して構成される。上記半導体素子2
は、特に発熱量の大なる半導体素子のみを示していて、
プリント基板3の一側部に沿って実装される。なお、プ
リント基板3の残りのスペースには、特に図示していな
いが、CPU、コンデンサ、トランス、整流器等の制御
用電気部品が実装されている。
【0013】上記発熱量の大なる半導体素子2は、ここ
では1個の整流ダイオードブロック2Aと、6個のたと
えばトランジスタなどのスイッチング素子2Bからな
る。合計7個の半導体素子2(すなわち、2A,2Bで
あるが、以下、2とする)が、後述するスペーサ4によ
って位置決め保持されたうえで、プリント基板3とヒー
トシンク1との間に介在される。上記プリント基板3の
半導体素子2が実装される側部で、かつこの左右両側部
には取付け用孔5と、これら取付け用孔5の近傍部位に
位置決め孔6が、それぞれ設けられている。
【0014】上記スペーサ4は、絶縁性を有する、たと
えば合成樹脂材を用いて成形される。平面視で横長矩形
状の板体であり、上面には半導体素子2をそれぞれ位置
保持するための複数の取付け凹部4aが設けられてい
る。各取付け凹部4aは、位置決め保持する半導体素子
2の種類に応じて、形状構造が異なる。このスペーサ4
の左右両側部には、取付け用孔7が設けられている。こ
れら取付け用孔7は、上記プリント基板3の左右両側部
に設けられる取付け用孔5と同一の孔径およびピッチに
設定されている。
【0015】さらに、それぞれの取付け用孔7近傍部位
で、スペーサ4の上面に位置決めピン8aが突設され
る。スペーサ4の下面にも後述するように位置決め用爪
16が突設される。なお、この位置決め用爪16とそれ
に係る構成は、図4において詳細に示し、図2では省略
している。上面側の位置決めピン8aは、上記ヒートシ
ンク1の板厚程度の突出量があればよい。下面側の位置
決め用爪16は、少なくとも上記プリント基板3の板厚
以上の突出量があるよう形成される。なお、位置決め用
爪16は、プリント基板3の位置決め孔6に嵌合できる
直径で、同一のピッチに設定されている。
【0016】上記ヒートシンク1は、伝熱性に優れたア
ルミニウム材からなり、いわゆる押し出し成形によって
得られるものである。基板1aと、放熱フィン1bと、
取付け用鍔部1cおよび受け用突部1dが一体に設けら
れてなる。上記基板1aは、プリント基板3の面方向と
は直交する垂直面の板体であり、プリント基板3の左右
幅方向長さとほぼ同一の左右幅方向寸法と、適宜な縦方
向寸法に形成される。
【0017】上記放熱フィン1bは、複数枚設けられて
いて、上記基板1aの一面側に一体に突設される。互い
に上下方向に所定間隔を存し、かつそれぞれが左右幅方
向に亘って水平に突出してなる。放熱フィン1bの突出
量は、上部側の複数枚が短く、下部側の複数枚が上部側
よりも長い。上記取付け用鍔部1cは、基板1aの他面
側で、この下端縁から所定距離を存した位置に、基板1
aの左右幅方向に亘って突設される。この突出量は、上
記スペーサ4における左右幅方向とは直交する前後方向
の寸法と、ほぼ同一に形成される。
【0018】取付け用鍔部1cの左右幅方向の両側部に
は、位置決め孔9aとネジ孔9bが近接した状態で設け
られている。これら一対の位置決め孔9aの孔径とピッ
チは、上記スペーサ4上面に突設される位置決めピン8
aの直径およびピッチと同一である。また、ネジ孔9b
の孔径とピッチは、上記スペーサ4とプリント基板3に
設けられる取付け用孔7,5の孔径およびピッチと同一
である。上記受け用突部1dは、上記取付け用鍔部1c
と同じ面側で、かつ下端縁に沿って突設される。この突
出量はごく僅かでよく、実質的に取付け用鍔部1cと並
行となる。
【0019】このような構成部品から電気部品装置を組
立てるには、はじめに、上記スペーサ4をプリント基板
3に対して位置決めする。つぎに、各半導体素子2をス
ペーサ4の取付け凹部4aに取付けて位置決め保持す
る。すなわち、スペーサ4の下面から突出する位置決め
用爪16をプリント基板3の位置決め孔6に嵌め込む。
この状態で、プリント基板3の取付け用孔5と、スペー
サ4の取付け用孔7とが連通するので、位置決め用爪1
6と位置決め孔6とで位置決め部が構成されることにな
る。
【0020】つぎに、スペーサ4の上方部位にヒートシ
ンク1の取付け用鍔部1cを対向させ、かつスペーサ4
上面に突出する位置決めピン8aに取付け用鍔部1cの
位置決め孔9aを嵌め込む。この状態で、プリント基板
3の取付け用孔5およびスペーサ4の取付け用孔7と、
上記取付け用鍔部1cのネジ孔9bが連通するので、位
置決めピン8aと位置決め孔9aとで位置決め部が構成
されることになる。
【0021】上記プリント基板3の下面側に取付け具で
ある取付けネジ10を用意し、取付け用孔5に挿入す
る。さらに、取付けネジ10をスペーサ4の取付け用孔
7を介して取付け用鍔部1cのネジ孔9bに螺挿し締結
する。したがって、取付けネジ10を用いて、ヒートシ
ンク1と、半導体素子2を位置決め保持したスペーサ4
と、プリント基板3とが一体に組立てられる。上記半導
体素子2は、プリント基板3とヒートシンク1との間に
介在固定されることになり、しかも、ヒートシンク1に
密着状態にある。
【0022】このように、電気部品装置の組立てにあた
って、プリント基板3とヒートシンク1とを取付け固定
する取付けネジ10は、結果として、半導体素子2をヒ
ートシンク1に密着させる。すなわち、上記取付けネジ
10は互いの機能を兼ねることとなり、別途備える必要
がない。そして、上記半導体素子2の位置決め保持をな
すスペーサ4を備えたから、半導体素子2の位置がずれ
ることがなく、製品信頼性の向上を得られる。さらに、
ヒートシンク1と、プリント基板3および半導体素子2
を保持するスペーサ4との位置関係を一定となすため、
位置決め孔5,6,9aおよび位置決めピン8a,8b
からなる位置決め部を備えたから、比較的容易な構成で
精度の高い組立てをなす。
【0023】図5のみに示すように、上記電気部品装置
は、空気調和機の室外ユニット本体30内に配置される
電気部品箱31内に収容される。具体的には、電気部品
箱31の一側部が開口しており、ここに電気部品装置を
構成する上記ヒートシンク1の基板1aが嵌め込まれ
る。そして、ヒートシンク1の放熱フィン1bが電気部
品箱31の一側面から外部に突出し、プリント基板3と
半導体素子2およびスペーサ4などは全て電気部品箱3
1内に収容される。
【0024】上記電気部品箱31の近傍位置には、送風
機32が配置されている。この送風機32は、外部空気
を吸込んで室外熱交換器33に流通させ、再びユニット
本体30外部へ吹出すようになっている。上記放熱フィ
ン1bは、上記送風機32による送風通路に位置してお
り、放熱を効率よく行えるようになっている。また、電
気部品箱31にも冷却風を取入れる孔部が設けられてい
て、内部の冷却が確実に行われる。一方、各半導体素子
2から突出するリード部15a,15bを、プリント基
板3に設けられる孔部に挿入し、この裏面側から突出さ
せる。そして、後述するように、リード部15a,15
bをプリント基板3に半田付け処理をなす。
【0025】上記スペーサ4が絶縁性を有していること
により、プリント基板3のスペーサ4との密着部位に配
線パターン(銅箔プリントパターン)を形成でき、プリ
ント基板3面積の有効活用が可能である。換言すれば、
上記スペーサ4は製品で要求される絶縁耐圧性を有する
素材から選択する必要がある。上記半導体素子2のヒー
トシンク1への密着性を良くするため、これらの間に、
密着処理部材を介在させることが有効である。上記密着
処理部材として、たとえばグリス状のシリコンを塗布し
たり、薄い絶縁シートであるシリコンシートあるいはマ
イカシート等がある。
【0026】つぎに、半導体素子2のリード部15a,
15bをプリント基板に半田付けする処理について説明
する。図6(A)は、半田付け処理工程を説明する図で
ある。半田槽20内には加熱され溶融した半田21が貯
溜されていて、図示しない支持機構に支持された電気部
品装置をプリント基板3下面が噴流半田の液面に接触す
る高さで保持されたまま半田槽20の上を通過させ、そ
のあと電気部品装置を引き上げると、半田21がプリン
ト基板3下面に付着する。すなわち、半導体素子2のリ
ード部15a,15bがプリント基板3に半田付けされ
る。なお、プリント基板3の縦横寸法(面積)がヒート
シンク1の取付け用鍔部1c面積と比較して極めて大で
あったり、プリント基板3上に実装される電子部品の総
合重量が極めて大である場合がある。
【0027】図6(B)は、基板1aと放熱フィン1b
および取付け用鍔部1cからなるヒートシンク1Zを備
えたときに起こり得る、電気部品装置の状態を説明する
図である。上記ヒートシンク1Zの取付け用鍔部1cと
スペーサ4については何らの変化もない。ところが、プ
リント基板3は、その両側部が取付けネジ10を介して
スペーサ4およびヒートシンク1Zに取付けられるのみ
である。
【0028】この状態で半田付け処理をなすと、高温度
による熱膨張と熱軟化による自重とにより、プリント基
板3は両側部から徐々に垂れ下がり、幅方向中央部が最
も大きく垂れ下がる反り変形をなす。そこで、上記プリ
ント基板3の変形を防止するための一つの手段として、
プリント基板3に図示しない補強治具を嵌め込んだうえ
で、プリント基板3を半田付け処理をするとよい。した
がって、補強治具がプリント基板3の変形を確実に防止
するが、新たに補強治具を作成し、かつ取付けなければ
ならず手間がかかる。
【0029】ここでは、ヒートシンク1の下端縁に沿っ
て受け用突部1dが設けられている。組立て状態で、上
記受け用突部1dと取付け用鍔部1cとの間に、プリン
ト基板3とスペーサ4および、スペーサ4に位置決め保
持された半導体素子2が介在する。このような構成であ
るので、上記受け用突部1dが上記プリント基板3の反
り変形を確実に阻止し、見かけ上のプリント基板3の強
度を大きくすることができる。上述のような補強治具を
別途製作して取付ける必要がなく、コストの低減化に寄
与する。
【0030】また、半田付け時のプリント基板3に生じ
る熱膨張による応力を緩和するため、1本の仮止め用ネ
ジでプリント基板3の中央部をヒートシンク1に仮止め
固定してから半田付けを行うとよい。すなわち、半田付
け時にプリント基板3が熱膨張しても、プリント基板3
は仮止め用ネジの止め部分を支点として面方向に伸張す
るのみであり、半田付けが終了すればプリント基板3が
冷えてもとの状態に戻る。結局、プリント基板3の半田
付け処理にともなう熱膨張変形を防止できる。
【0031】上記電気部品装置を、空気調和機における
冷凍サイクル制御として、圧縮機の周波数制御に適用す
る。以下、詳細に説明する。図7は、一つの実施の形態
の電気回路図であり、図8は、他の実施の形態の電気回
路図である。それぞれに用いられる半導体素子は、先に
説明した半導体素子と全く同一のものであるが、説明の
都合上、異なる符号を付して説明する。
【0032】図7において、商用交流電源101に、全
波整流回路102が接続されている。この全波整流回路
102は、4つのダイオード103からなる整流ダイオ
ードブロック104およびコンデンサ105により構成
されている。また、上記全波整流回路102の出力端に
スイッチング回路106が接続されている。このスイッ
チング回路106は、トランジスタS1,S2,S3,
S4,S5,S6および、これらトランジスタに逆接続
されたダイオードDにより構成されたスイッチングブロ
ックB1,B2,B3,B4,B5,B6を備えてい
る。
【0033】なお、上記整流ダイオードブロック104
が、先に説明した半導体素子2のうちの整流ダイオード
ブロック2Aと同一のものである。また、上記スイッチ
ングブロックB1〜B6のそれぞれが、先に説明した半
導体素子2のうちの6個のスイッチング素子2Bに相当
する。各トランジスタS1〜S6のオン,オフにより、
圧縮機モータ107に対する駆動出力を出力する。上記
スイッチング回路106の駆動用として、インバータ駆
動回路108が設けられている。
【0034】このようにして電気回路が構成されてい
て、圧縮機モータ107の回転数が回転数検出部109
で検出され、この検出結果が主制御部であるMPU11
0に供給される。上記MPU110は、回転数検出部1
09で検出されている回転数が、外部から入力される回
転数指令に応じた設定回転数となるように、上記インバ
ータ駆動回路108によるスイッチング回路106の駆
動を制御する。
【0035】以上のごとき駆動制御により、スイッチン
グ回路106の出力周波数が変化し、圧縮機モータ10
7の回転数が上記設定回転数に収束する。すなわち、全
波整流の例である。図8において、商用交流電源101
に、倍電圧整流回路120が接続されている。この倍電
圧整流回路120は、4つのダイオード121からなる
整流ダイオードブロック122およびコンデンサ12
3,124により構成されている。
【0036】また、上記倍電圧整流回路120の出力端
にスイッチング回路106が接続されている。このスイ
ッチング回路106は、トランジスタS1,S2,S
3,S4,S5,S6および、これらトランジスタに逆
接続されたダイオードDにより構成されたスイッチング
ブロックB1,B2,B3,B4,B5,B6を備えて
いる。なお、上記整流ダイオードブロック122が、先
に説明した半導体素子2のうちの整流ダイオードブロッ
ク2Aと同一のものである。また、上記スイッチングブ
ロックB1〜B6のそれぞれが、先に説明した半導体素
子2のうちの6個のスイッチング素子2Bに相当する。
【0037】各トランジスタS1〜S6のオン,オフに
より、圧縮機モータ107に対する駆動出力を出力す
る。上記スイッチング回路106の駆動用として、イン
バータ駆動回路108が設けられている。このようにし
て電気回路が構成されていて、圧縮機モータ107の回
転数が回転数検出部109で検出され、この検出結果が
主制御部であるMPU110に供給される。
【0038】上記MPU110は、回転数検出部109
で検出されている回転数が、外部から入力される回転数
指令に応じた設定回転数となるように、上記インバータ
駆動回路108によるスイッチング回路106の駆動を
制御する。以上のごとき駆動制御により、スイッチング
回路106の出力周波数が変化し、圧縮機モータ107
の回転数が上記設定回転数に収束する。すなわち、倍電
圧整流の例である。
【0039】図9は、異なる形態の電気部品装置の組立
て図である。ここでは、変形したヒートシンク1Aが用
いられる。これ以外の構成部品は、全て先に説明したも
のと同一であるので、同番号を付して新たな説明を省略
する。
【0040】上記ヒートシンク1Aは、基板1aと、こ
の基板1aの一面側に一体に設けられる複数枚の放熱フ
ィン1bbと、他面側に一体に設けられる取付け用鍔部
1cおよびこの下端縁に沿って設けられる受け用突部1
dとからなる。上記基板1a、取付け用鍔部1c、受け
用突部1dは、先に説明したものと変わりがない。上記
放熱フィン1bbは、上部側の複数枚の突出長さが短
く、下部側の複数枚の突出長さが長いことも同様である
が、全て基端側である基板1a側から先端縁に亘って上
方に傾斜している。
【0041】すなわち、放熱フィン1bbは半田付け面
とは反対側に傾いていて、傾き角度は全て同一であり、
互いに平行である。したがって、各放熱フィン1bb間
を流通する熱交換空気の流通量は何ら変わりがなく、放
熱効率を確保する。しかも、この電気部品装置を上記半
田槽20に入れて半田付け処理する際に、ヒートシンク
1Aの最下位にある放熱フィン1bbが溶融した半田2
1に漬かることがない。これににより、先に説明した水
平に突出する放熱フィン1bの場合における最下位の放
熱フィン1bが半田21に漬かって付着しまうという問
題が解決する。
【0042】なお、これら電気部品装置の構成部品を組
立てた状態で、半導体素子2における発熱の全てをヒー
トシンク1へ伝熱させるには、半導体素子2上面をヒー
トシンク1の取付け用鍔部1c下面に確実に密着させな
ければならない。そのため、半導体素子2を位置決め保
持する上記スペーサは、下記の要件を満たす構成が必要
である。
【0043】 形状の異なる半導体素子2を、同時
に、同様に組み付けられること。 形状が同じ半導体素子2であっても、半導体素子固
有の寸法公差があるので、この寸法公差を確実に吸収で
きること。 以下、以上の必要条件を充分満足できる構成のスペーサ
について説明する。
【0044】図10(A)は、スペーサの平面図であ
り、図10(B)は、図10(A)のB−B矢視に沿う
断面図であり、図10(C)は、図10(A)のC−C
矢視に沿う断面図である。上記スペーサ4Aは、その全
体が、たとえばシリコンゴムのような弾性材であり、か
つ絶縁性のある材料から構成される。その左右幅方向の
両側部に取付け用孔7が設けられ、さらに、ほぼ中央部
には同一直径の孔部11が設けられている。
【0045】上記取付け用孔7の近傍部位で、スペーサ
4Aの上面側には位置決めピン8aが一体に突設され
る。さらに、上記取付け用孔7の近傍部位で、スペーサ
4Aの下面側には位置決めピン8bが一体に突設され
る。上記スペーサ4Aの上面には、半導体素子2を位置
決め保持する取付け凹部4aが形成される。この取付け
凹部4aは、整流ダイオードブロック取付け凹部(以
下、第1の取付け凹部と呼ぶ)W1と、トランジスタ取
付け凹部(以下、第2の取付け凹部と呼ぶ)W2からな
る。
【0046】上記第1の取付け凹部W1は、スペーサ4
Aの一側部に形成される唯一のものであり、上記第2の
取付け凹部W2は残りの大部分のスペースに、スペーサ
4Aの左右幅方向に沿い所定間隔を存して複数(6ヶ
所)設けられる。上記取付け用孔7側の側壁は、一部が
2条に分岐した裁頭状(上端部が平坦面で、周壁が傾斜
面)の突堤Daであり、第2の取付け凹部W2側の側壁
は、さらに幅の狭い裁頭状の突堤Dbである。
【0047】第1の取付け凹部W1は、前後方向に亘っ
て開放され、この底面における図の上部側には上記突堤
Da,Dbよりも低い高さの一対の中段部13aが離間
して平行に設けられ、図の下部側には中段部13aとは
直交する方向で、互いに平行で細かい突条が形成され
る。上記第2の取付け凹部W2は、全て前後方向の一方
側のみが開放され、他方側と左右両側部が、一部が2条
に分岐した突堤Da、もしくは幅の狭い裁頭状の突堤D
bによって囲まれる。
【0048】この第2の取付け凹部W2の閉成側の底面
には、上記突堤Da,Dbよりも低い高さの裁頭状の中
段部13bが設けられ、ここから開放側辺部まで互いに
平行で細かい突条が形成される。第1、第2の取付け凹
部W1,W2の開放側辺部底面から、一対の分離用突部
12が互いに所定間隔を存し、かつスペーサ4A上面と
同一の高さ寸法をもって一体に突設される。
【0049】このようにして構成されるスペーサ4Aで
あり、上記第1の取付け凹部W1の中段部13aに整流
ダイオードブロック2Aが位置決め保持され、上記第2
の取付け凹部W2の中段部13bにスイッチング素子2
Bが位置決め保持されるようになっている。各半導体素
子2A,2Bは、その上面がスペーサ4Aの上面から突
出するように寸法設定されている。すなわち、上述した
スペーサ4Aの必要要件であるうちの、形状の異なる
半導体素子2を、同時に、同様に組み付けられることを
満足できて、半導体素子2はヒートシンク1に確実に密
着する。
【0050】さらに、第1の取付け凹部W1の左右両側
と、第2の取付け凹部W2の左右両側および前後方向の
一方が、裁頭状の突堤Da,Dbによって囲まれるうえ
に、各底面は中段部13a,13bもしくは細かい突条
が形成される。したがって、いずれの取付け凹部W1,
W2も、それぞれに半導体素子2を嵌め込み、さらにそ
の半導体素子2を強固に押圧することにより、比較的容
易に弾性変形が可能な構成となっている。
【0051】一方,半導体素子2である整流ダイオード
ブロック2Aおよびスイッチング素子2Bは、完成品の
状態で寸法公差が存在する。この寸法公差の範囲内であ
れば、それぞれの取付け凹部W1,W2自体が弾性変形
して寸法公差を吸収でき、取付けには全く支障がない。
上述したスペーサ4Aの必要要件であるうちの、 形
状が同じ半導体素子2であっても、半導体素子固有の寸
法公差があるが、この寸法公差を確実に吸収することを
満足できて、半導体素子2はヒートシンク1に確実に密
着する。
【0052】また、上記スペーサ4Aの特に、第2の取
付け凹部W2にスイッチング素子2Bを嵌め込み位置保
持したあと、このスイッチング素子2Bから突出する複
数のリード部15bを互いに分離したうえで、この開放
端側に設けられる分離用突部12相互間に介挿し、かつ
スペーサ4Aから突出させる。このことにより、スイッ
チング素子2Bのリード部15bを互いに、確実に、絶
縁分離でき、別途、リード部15bを絶縁分離するもの
が不要となる。
【0053】なお、スペーサ4A全体をシリコンゴム材
から構成することとは別に、上記取付け凹部4aを凹凸
のない単純な形状とし、この取付け凹部4aと半導体素
子2との間に、たとえばシリコンゴム材のような弾性材
で絶縁性のあるシートを介在させても、同様の作用効果
を得られる。そして、以上のような弾性機能を有するス
ペーサ4Aをヒートシンク1とプリント基板3との間に
介在させたので、各構成部品に温度変化があったとき
に、各構成部品の膨張率の相違による応力等を緩和する
効果も有する。
【0054】先に説明したように、ここで用いられる上
記プリント基板3は、ガラスコンポジット素材からなる
ことが特徴である。このガラスコンポジット素材は、従
来、プリント基板の素材として一般的に用いられている
紙フェノール樹脂積層板と比較して、硬度が高い特性を
備えている。すなわち、紙フェノール樹脂積層板からな
るプリント基板では、硬度が低く、変形し易い。ネジを
用いて直接、プリント基板とヒートシンクとの間に挟み
込んだ際に、ネジによりプリント基板が傷付いたり、撓
み変形して、安定した状態で半導体素子をヒートシンク
に密着させることができなかった。
【0055】これに対してガラスコンポジット素材、た
とえばガラスエキシポ樹脂材からなるプリント基板3を
構成することにより、ネジによる傷が付き難く、半導体
素子2を安定してヒートシンク1に密着させることがで
きる。さらにまた、シリコンゴム材からなるスペーサ4
Aと、ガラスコンポジット素材からなるプリント基板3
の組合せで電気部品装置を構成した場合に、これらを取
付け固定する取付けネジ10の締め付け力を慎重に設定
しないと、たとえばプリント基板3が曲り変形を生じる
ことがある。
【0056】上記取付けネジ10の締め付けトルクを制
限すれば、このような問題発生の生じる余地がないが、
取付けネジ10はごく小さいネジであるために、トルク
の設定は極めて困難である。そこで、図11(A)
(B)(C)に示すようなスペーサを採用することで、
以上の問題に対応できる。図11(A)は、スペーサの
平面図であり、図11(B)は、スペーサに半導体素子
を位置決め保持した状態のスペーサの一部断面図であ
り、図11(C)は、取付けネジをもって締め付け固定
した状態の電気部品装置の一部を拡大した断面図であ
る。
【0057】ここでは、スペーサ4Bの左右両側に設け
られる取付け用孔7と中央部に設けられる孔部11のそ
れぞれ内周面に、金属製のリング17が嵌め込まれてい
ることが特徴であり、それ以外の構成は先に図10で説
明したものと全く同一であるので、同番号を付して新た
な説明は省略する。なお、上記金属製のリング17は、
その下端面がスペーサ4Bの下端面と同一であるけれど
も、上端面はスペーサ4Bの上端面よりもわずかに低い
位置に設定されている。
【0058】このような構成のスペーサ4Bであり、図
11(B)に示すように、第1の取付け凹部W1に整流
ダイオードブロック2Aを位置決め保持し、それぞれの
第2の取付け凹部W2にスイッチング素子2Bを位置決
め保持する。そして、図11(C)に示すように、スペ
ーサ4Bをプリント基板3とヒートシンク1の取付け用
鍔部1cとの間に介在させ、かつ先に述べたような位置
決めをなしたあと、取付けネジ10で締結する。
【0059】各半導体素子2の上端面がスペーサ4Bの
上端面からがわずかに突出しており、取付けネジ10の
締結により取付け用鍔部1cに押圧され各半導体素子2
は沈み込もうとする。スペーサ4Bはシリコンゴム材等
の弾性材から構成しているので、各半導体素子2の押圧
分を弾性変形して沈み込みを吸収する。このとき、上記
取付けネジ10に対して極めて強い締め付け力を付与し
てしまっても、取付け用孔7と孔部11に嵌め込まれた
上記金属製のリング17に取付け用鍔部1cが当たり、
それ以上のスペーサ4Bの沈み込みがリング17によっ
て規制される。すなわち、上記金属製のリング17を備
えたことにより、スペーサ4Bを介してプリント基板3
に必要以上の力がかからずにすみ、この変形を確実に阻
止できる。
【0060】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、複数の半
導体素子に対する冷却効率の向上を得ることと、半導体
素子と、放熱体と、プリント基板との組立て構造を簡素
化して、作業工数の軽減を図り、コストの低減化に寄与
するなどの効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す、電気部品装置の分
解した斜視図。
【図2】同実施の形態を示す、組立てられた電気部品装
置の側面図。
【図3】同実施の形態を示す、組立てられた電気部品装
置の斜視図。
【図4】同実施の形態を示す、電気部品装置要部の分解
図と組立て図。
【図5】同実施の形態を示す、電気部品装置を収容する
電気部品箱と、この電気部品箱を備えた空気調和機の室
外ユニットを一部切欠した斜視図。
【図6】同実施の形態を示す、電気部品装置に対する半
田工程の説明図と、電気部品装置の状態を説明する図。
【図7】同実施の形態を示す、電気部品装置を用いた電
気回路図。
【図8】異なる実施の形態を示す、電気部品装置を用い
た電気回路図。
【図9】さらに異なる実施の形態を示す、電気部品装置
の側面図。
【図10】さらに異なる実施の形態を示す、スペーサの
平面図と、互いに異なる部位の断面図。
【図11】さらに異なる実施の形態を示す、スペーサの
平面図と、一部の断面図および組立てられた電気部品装
置の一部を拡大した断面図。
【符号の説明】
3…プリント基板、 2…半導体素子、 2A,104…整流ダイオードブロック、 2B,S1〜S6…トランジスタ、 1,1A…ヒートシンク(放熱体)、 10…取付けネジ(取付け具)、 4、4A、4B…スペーサ、 6…位置決め孔、 8…位置決めピン、 1d…受け用突部、 12…分離用突部、 1b,1bb…放熱フィン。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プリント基板と、このプリント基板に実装
    される発熱量の大なる半導体素子と、この半導体素子の
    発熱を受けて放散する放熱体とを具備した電気部品装置
    において、 上記半導体素子は、上記プリント基板と上記放熱体との
    間に介在されることを特徴とする電気部品装置。
  2. 【請求項2】上記プリント基板と上記放熱体とを取付け
    具を用いて取付け固定することによって、上記半導体素
    子はプリント基板と放熱体との間で固定されることを特
    徴とする請求項1記載の電気部品装置。
  3. 【請求項3】上記半導体素子は、スペーサに位置決め保
    持され、このスペーサがプリント基板と放熱体との間に
    取付け固定されることを特徴とする請求項1記載の電気
    部品装置。
  4. 【請求項4】上記スペーサは、上記半導体素子の寸法公
    差を吸収するため、少なくとも一部が弾性機能を有する
    ことを特徴とする請求項3記載の電気部品装置。
  5. 【請求項5】上記スペーサは、上記半導体素子の寸法公
    差を吸収するため、全体が弾性材から構成されることを
    特徴とする請求項3記載の電気部品装置。
  6. 【請求項6】上記スペーサは、上記半導体素子と、上記
    プリント基板および上記放熱体に対する位置決め部を備
    えたことを特徴とする請求項3記載の電気部品装置。
  7. 【請求項7】上記スペーサは、上記プリント基板に対す
    る密着面に絶縁耐圧処理が施されていることを特徴とす
    る請求項3記載の電気部品装置。
  8. 【請求項8】上記半導体素子と上記放熱体との間に、密
    着処理部材が介在されることを特徴とする請求項1記載
    の電気部品装置。
  9. 【請求項9】上記放熱体は、上記プリント基板の反りを
    規制する受け用突部を備えたことを特徴とする請求項1
    記載の電気部品装置。
  10. 【請求項10】上記スペーサは、上記半導体素子から突
    出する複数のリード部を互いに分離し絶縁する分離用突
    部を備えたことを特徴とする請求項1記載の電気部品装
    置。
  11. 【請求項11】上記放熱体は、上記プリント基板の半田
    面とは反対方向に傾けた複数枚の放熱フィンを備えたこ
    とを特徴とする請求項1記載の電気部品装置。
  12. 【請求項12】プリント基板と、このプリント基板に実
    装される発熱量の大なる半導体素子と、この半導体素子
    の発熱を受けて放散する放熱体とを具備した電気部品装
    置において、 上記半導体素子は、スペーサに位置決め保持され、この
    スペーサがプリント基板と放熱体との間に介在され、 上記スペーサを介して上記プリント基板と上記放熱体と
    を取付け具を用いて締結固定することによって、上記半
    導体素子はプリント基板と放熱体との間で固定され、 上記スペーサは弾性材から形成されるとともに、このス
    ペーサの上記取付け具介挿部に、取付け具の締結時にお
    けるスペーサの必要以上の弾性変形を規制する金属製リ
    ングを備えたことを特徴とする電気部品装置。
  13. 【請求項13】上記プリント基板は、ガラスコンポジッ
    ト素材からなることを特徴とする請求項1ないし請求項
    12のいずれかに記載の電気部品装置。
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