JP4273650B2 - 電子部品冷却装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パワートランジスタ等の発熱する電子部品を冷却する電子部品冷却装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図4は、上記冷却装置の一例を示すものであり、電子部品20の上面に接合される放熱プレート31、放熱プレート31の上面に超音波接合(加圧振動させながら接合する周知の接合方法)されるコルゲートフィン32、およびコルゲートフィン32に送風するファン33を、プリント基板10に組み付けられた樹脂製の支持部材34に支持させて構成されている。
【0003】
そして、近年、電子部品20の実装密度が大きくなるに伴い、図4(a)中の2点鎖線に示す位置に配置されていた電子部品20の端子20bを、放熱プレート31の下面に対向する位置に配置せざるを得なくなってきた。よって、端子20bと放熱プレート31との距離が短くなるため、端子20bを流れる電流が高電圧(例えば600〜700V)の場合には、端子20bから放熱プレート31に放電してしまうので、端子20bと放熱プレート31との間を絶縁する必要が生じてきた。
【0004】
これに対し、本発明者は、図4(a)、(c)に示すように、放熱プレート31のうち端子20bと対向する部分に溝31aを形成して、端子20bと放熱プレート31との距離を長くすることを検討した。
【0005】
ところが、この溝31aの幅L1(図4(c)参照)を大きくして確実に絶縁しようとすると、その背反として、放熱プレート31の超音波接合面のうち溝31aに対応する部分(図4(a)中の符号Pに示す部分)が、超音波接合時に超音波の振動エネルギーが放熱プレート31につたわらないため、放熱プレート31の溝31aに対応する部分Pとコルゲートフィン32との接合不良の恐れが生じてしまうことが分かった。さらに、溝31aの幅L1を大きくすると、放熱プレート31の熱伝導に関し、溝31aに対して電子部品20側からその反対側への熱伝導性が低下してしまい、冷却装置の冷却能力が低下してしまうことが考えられる。
【0006】
そこで、本発明者は、図4の斜線部分に示す絶縁材からなる絶縁シート40を、放熱プレート31の下側面のうち端子20bと対向する部分に貼り付けて、溝31aの幅L1を小さくするようにしていた。なお、絶縁シート40を電子部品20との間に隙間CL(図4(a)参照)が生じないように確実に貼り付けることは困難であるため、溝31aを廃止して、絶縁シート40のみで端子20bと放熱プレート31との間を絶縁することは困難である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記冷却装置では、絶縁シート40を放熱プレート31に貼り付けるので、単体の部品となる絶縁シート40が部品点数の増加を招き、また、貼り付け作業が組付け工数の増加を招いていた。
【0008】
本発明は、上記点に鑑み、電子部品の端子と放熱プレートとの間を絶縁するにあたり、従来の絶縁シートを廃止して、部品点数の増加および組付け工数の増加を抑制することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、電子部品(20)の基板(10)と反対側の面に接合されて、電子部品(20)からの熱を放熱する放熱プレート(31)と、基板(10)に組付けられて、放熱プレート(31)を支持する支持部材(34)とを備え、支持部材(34)に、電子部品(20)の端子(20b)と放熱プレート(31)との間に配置された絶縁材からなる絶縁プレート(34d)を一体に成形することを特徴とする。
【0010】
これにより、端子(20b)と放熱プレート(31)との間に配置された絶縁プレート(34d)を、支持部材(34)に一体成形するので、従来の絶縁シートを廃止して、部品点数の増加および組付け工数の増加を抑制することができる。
【0011】
また、請求項2に記載の発明では、電子部品(20)の基板(10)と反対側の面に接合され、電子部品(20)の端子(20b)と対向する部分に溝(31a)を有する放熱プレート(31)と、放熱プレート(31)のうち電子部品(20)と反対側の面に接合され、放熱プレート(31)からの放熱を促進するフィン(32)と、基板(10)に組付けられて、放熱プレート(31)およびフィン(32)を支持する支持部材(34)とを備え、支持部材(34)には、端子(20b)と放熱プレート(31)の溝(31a)との間に配置された絶縁材からなる絶縁プレート(34d)が一体に成形されていることを特徴とする。
【0012】
これにより、端子(20b)と放熱プレート(31)の溝(31a)との間に配置された絶縁プレート(34d)を、支持部材(34)に一体成形するので、端子(20b)と放熱プレート(31)との間の放電を防止するための溝(31a)の幅を小さくするための手段として、従来の絶縁シート(40)を放熱プレート(31)に貼り付ける手段に比べて、部品点数の増加および組付け工数の増加を抑制することができる。
【0013】
また、請求項3に記載の発明のように、フィン(32)が波状のコルゲートフィンである場合には、放熱プレート(31)の溝(31a)に対応する部分とコルゲートフィン(32)との接合不良の恐れが生じてしまうため、溝(31a)の幅を小さくすることがより一層要求される。従って、請求項2に記載の発明をフィン(32)が波状のコルゲートフィンである場合に用いて好適である。
【0014】
また、請求項4に記載の発明では、電子部品(20)は放熱プレート(31)にネジ止めされるようになっており、絶縁プレート(34d)は、電子部品(20)の本体(20a)の少なくとも一辺に沿って延びる端面(34f)を有することを特徴とする。
【0015】
これにより、電子部品(20)をネジ止めするときに電子部品(20)がネジとともに回転してしまった場合に、絶縁プレート(34d)の端面(34f)が電子部品(20)の本体(20a)の一辺に当接するので、絶縁プレート(34d)を電子部品(20)の回り止めとして機能するようにできる。
【0016】
また、請求項5に記載の発明では、支持部材(34)は、基板(10)に対して略垂直に延び、その一端が基板(10)に組み付けられる複数本の脚部(34a)を有し、複数本の脚部(34a)は絶縁プレート(34d)により連結され、絶縁プレート(34d)は開口部(34e)を有し、電子部品(20)の本体(20a)は開口部(34e)内に位置することを特徴とする。
【0017】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
【0018】
【発明の実施の形態】
本実施形態は、電磁式炊飯器その他の家電製品の制御回路基板に実装されるパワートランジスタを、本発明の発熱する電子部品としており、このパワートランジスタを冷却する電子部品冷却装置(以下、冷却装置と略す。)に本発明の冷却装置を適用したものである。図1は、基板10に2つのパワートランジスタ20を実装するとともに1つの冷却装置30を組み付けた状態を示す正面図であり、図2は図1のA矢視図であり、図3は基板10を省略した図1のB矢視図である。
【0019】
基板10は、少なくともパワートランジスタ20と反対側の面(下側面)に図示しない電気回路がプリント形成されたプリント配線基板である。そして、パワートランジスタ20の本体20aの一側面から基板10に向かって延びる複数本のピン形状の端子20bは、基板10のスルーホールに挿入されて、基板10の下側面に形成された電気回路に半田付けされている。なお、2つのパワートランジスタ20は、図3に示すようにそれぞれの端子20bが直線上に並ぶように並んで配置されている。
【0020】
次に冷却装置30について説明する。
【0021】
冷却装置30は、パワートランジスタ20の上側面に接合される放熱プレート31と、放熱プレート31のうちパワートランジスタ20と反対側の面(上側面)に熱的に接合されるコルゲートフィン(以下、フィンと略す。)32と、フィン32のうち放熱プレート31と反対側に配置されるボックスファン33と、基板10に組付けられて放熱プレート31、フィン32、ボックスファン33を支持する支持部材34とから構成されている。
【0022】
放熱プレート31は、アルミニウム等の非鉄系金属にて板状に形成されており、図3に示すように正方形の4隅を切り欠いた略十字形状に形成されている。そして、放熱プレート31の下側面の略中央に2つのパワートランジスタ20が図示しない熱伝導グリス(例えばシリコングリス)を介して接合されている。本実施形態は、1本ずつのネジ21(例えばM3のネジ)によりパワートランジスタ20を放熱プレート31に固定して熱的に接合している。
【0023】
ところで、パワートランジスタ20は駆動時では600〜700Vの電圧が印加されるものであるため、端子20bから放熱プレート31に放電してしまうことを防止するために、放熱プレート31の下側面のうちパワートランジスタ20の端子20bと対向する部分には、図1の紙面垂直方向に延びる溝31aが形成されている。この溝31aにより端子20bと放熱プレート31との距離を長くして放電を防止するようになっている。
【0024】
また、パワートランジスタ20の放熱プレート31に対する組付位置のばらつき(組付公差)に関わらず、端子20bのうちトランジスタ本体20a近傍の部分の上方に、確実に溝31aが位置するようにしておく必要がある。そのために、溝31aの一方の側面(図3の符号31bに示す面)は、端子20bよりもトランジスタ本体20a側(図3の右側)に位置している。そして、溝31aの他方の側面(図3の符号31cに示す面)は、後述の絶縁プレート34dの開口部34eよりもトランジスタ本体20aと反対側(図3の左側)に位置している。
【0025】
本実施形態では溝31aの幅L1を約5mmに形成し、溝31aの幅方向の略中央がトランジスタ本体20aの側面のうち端子20bが延びる面の直上に位置するようになっている。また、本実施形態では溝31aの深さL2を約1.5mmに形成しており、この深さL2寸法は、端子20bから放熱プレート31に放電しない程度の距離を保つように設定されている。
【0026】
フィン32は、アルミニウム薄板材を波状にローラ成形して放熱プレート31からの放熱を促進するコルゲートフィンであり、このフィン32には、図2に示すように、空気流れを所定方向に転向させる周知のルーバ32aが多数個形成されている。そして、フィン32は周知の超音波接合により放熱プレート31に接合されている。すなわち、治具により固定された放熱プレート31に、フィン32を押し付けながら振動させて接合させている。
【0027】
ボックスファン33は、放熱プレート31の板面に対して略直交する方向から放熱プレート31に向けて冷却空気を吹き出す軸流型の送風手段であり、このボックスファン33は、直方体状のボックス33a内に、図示しない軸流ファン及びこの軸流ファンを駆動する小型電動モータを収納した周知のものである。
【0028】
支持部材34は、樹脂(例えばナイロン6)により成形されており、基板10に対して略垂直に延びる円柱形状の4本の脚部34aを有している。これらの脚部34aは放熱プレート31の4隅の切り欠き部分に位置しており、脚部34aの一端は基板10に組み付けられている。本実施形態では、脚部34aの一端(下端)に形成されたネジ挿入穴NAを基板10の下側からネジNにより固定して組み付けるようになっている。
【0029】
そして、脚部34aの他端(上端)には上方に延びる円柱形状のファン用係止部34bが形成されており、ファン用係止部34bの先端には径方向外側に突出する爪34cが形成され、この爪34cは径方向内側に弾性変形可能になっている。ここで、ボックス33aの4隅には上下方向に貫通する挿通穴33bが形成されており、爪34cを弾性変形させながら挿通穴33bを貫通するまで、ファン用係止部34bを挿通穴33bに挿入させている。これにより、ボックス33aを爪34cの下面と脚部34aの上面との間に挟み込んでボックスファン33を支持するようにしている。
【0030】
また、支持部材34には4本の脚部34aを連結する板状の絶縁プレート34dが一体に成形されている。すなわち、絶縁プレート34は支持部材34の4本の脚部34aの外周を4隅とした略正方形であり、基板10と略平行に形成されている。そして、絶縁プレート34dは端子20bと放熱プレート31の溝31aとの間に位置するようになっている。
【0031】
また、図3に示すように、絶縁プレート34dのうち2つのパワートランジスタ20の本体20aに対応する部分には、それぞれのトランジスタ本体20aの外形よりもわずかに大きい形状の開口部34eが形成されており、トランジスタ本体20aは絶縁プレート34dの開口部34e内に位置するようになっている。従って、トランジスタ本体20aの外周と絶縁プレート34dの開口部34e内周との間には微少隙間CLを有している。
【0032】
この微少隙間CLの大きさは、パワートランジスタ20の放熱プレート31に対する組付位置のばらつき(組付公差)や、絶縁プレート34dの樹脂成形による寸法公差等を吸収できるように設定されており、本実施形態ではこの微少隙間CLを約0.5mmに設定している。
【0033】
また、絶縁プレート34dの板厚L3は、端子20bと放熱プレート31との間を確実に絶縁するのに必要な大きさに設定されている。また、絶縁プレート34dに後述するトランジスタ20回り止め機能を発揮させるのに必要な強度になるように設定されている。これらの点を鑑み、絶縁プレート34dの板厚L3は5mm以上に設定することが好ましい。
【0034】
また、絶縁プレート34dの上側面のうち隣り合う2本の脚部34aの間に位置する部分の4箇所(図3参照)には、上方に延びる円柱形状の放熱プレート用係止部34gが形成されており、放熱プレート用係止部34gの先端には径方向外側に突出する爪34hが形成され、この爪34hは径方向内側に弾性変形可能になっている。ここで、放熱プレート31のうち放熱プレート用係止部34gに対応する位置には上下方向に貫通する挿通穴31dが形成されており、爪34hを弾性変形させながら挿通穴31dを貫通するまで、放熱プレート用係止部34gを挿通穴31dに挿入させている。これにより、放熱プレート31を爪34hの下面と絶縁プレート34dの上面との間に挟み込んで放熱プレート31を支持するようにしている。
【0035】
次に、冷却装置30の組立手順について述べる。
【0036】
はじめに、コルゲートフィン32と放熱プレート31とを超音波接合により接合する。その後、支持部材34の放熱プレート用係止部34gおよび爪34hにより放熱プレート31を支持部材34に組み付ける。その後、支持部材34のファン用係止部34bおよび爪34cによりボックスファン33を支持部材34に組み付ける。その後、ネジ21によりパワートランジスタ20を放熱プレート31に組み付ける。その後、ネジNにより支持部材34を基板10に組み付ける。その後、パワートランジスタ20の端子20bを基板10に形成された電気回路に半田付けする。
【0037】
次に、以上の構成による本実施形態の特徴を述べる。
【0038】
上述のように、端子20bと放熱プレート31の溝31aとの間に配置された絶縁プレート34dを、支持部材34の脚部34aに一体成形するので、端子20bと放熱プレート31との間の放電を防止するための溝31aの幅を小さくするための手段として、従来の絶縁シート40を放熱プレート31に貼り付ける手段に比べて、部品点数の増加および組付け工数の増加を抑制することができる。
【0039】
また、トランジスタ本体20aは、絶縁プレート34dの開口部34e内に微少隙間CLを介して配置されているので、パワートランジスタ20をネジ止めする作業の際、パワートランジスタ20がネジNとともに回転してしまった場合であっても、絶縁プレート34dの開口部34d端面34fがトランジスタ本体20aに当接するので、絶縁プレート34dをトランジスタ20の回り止めとして機能させることができる。
【0040】
(他の実施形態)
また、上述の実施形態では、絶縁プレート34は支持部材34の4本の脚部34aを連結するように形成されているが、本発明はこれに限られることなく、絶縁プレート34が端子20bと放熱プレート31との間に配置されていればよく、例えば、図3の左側の2本の脚部34aのみを連結するようにしてもよい。この場合、絶縁プレート34dに、トランジスタ本体20aの側面のうち端子20bが延びる面に沿って延びる端面34f(図1の符号34f参照)が形成されるようにすれば、パワートランジスタ20の回り止めの機能をも絶縁プレート34dに兼ねさせることができ、好適である。
【0041】
また、上述の実施形態では、放熱プレート31に熱的に接合されるフィン32としてコルゲートフィンを用いているが、コルゲートフィンに限られることなく、例えば、押出成形される櫛歯状のフィン(ヒートシンク)を用いてもよい。また、放熱プレート31とフィン32とは熱的に接合されていればよく、放熱プレート31とヒートシンク32とを一体に成型するようにしてもよい。
【0042】
また、上述の実施形態では、放熱プレート31を矩形状としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、円などその他の形状であってもよい。
【0043】
また、本発明の電子部品冷却装置はパワートランジスタを冷却するものに限定されるものではなく、ICその他の発熱する電子部品を冷却するものであってもよい。
【0044】
また、上述の実施形態では家電製品の制御回路基板に実装されるパワートランジスタに本発明を適用しているが、家電製品に限られることなく、車両に搭載される電気機器その他のあらゆる電気機器の基板に実装されるパワートランジスタに本発明を適用できることは勿論である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る冷却装置を示す正面図である。
【図2】図1のA矢視図である。
【図3】図1のB矢視図である。
【図4】(a)は従来の冷却装置を示す正面図であり、(b)はC矢視図であり、(c)はD矢視図である。
【符号の説明】
10…プリント配線基板、20…パワートランジスタ、20b…端子、
31…放熱プレート、31a…溝、32…コルゲートフィン、
34…支持部材、34a…脚部、34d…絶縁プレート、34e…開口部。
Claims (5)
- 電気回路が形成された基板(10)に実装されて発熱する電子部品(20)を、冷却する電子部品冷却装置であって、
前記電子部品(20)の前記基板(10)と反対側の面に接合されて、前記電子部品(20)からの熱を放熱する放熱プレート(31)と、
前記基板(10)に組付けられて、前記放熱プレート(31)を支持する支持部材(34)とを備え、
前記支持部材(34)には、前記電子部品(20)の端子(20b)と前記放熱プレート(31)との間に配置された絶縁材からなる絶縁プレート(34d)が一体に成形されていることを特徴とする電子部品冷却装置。 - 電気回路が形成された基板(10)に実装されて発熱する電子部品(20)を、冷却する電子部品冷却装置であって、
前記電子部品(20)の前記基板(10)と反対側の面に接合され、前記電子部品(20)の端子(20b)と対向する部分に溝(31a)を有する放熱プレート(31)と、
前記放熱プレート(31)のうち前記電子部品(20)と反対側の面に熱的に接合され、前記放熱プレート(31)からの放熱を促進するフィン(32)と、
前記基板(10)に組付けられて、前記放熱プレート(31)および前記フィン(32)を支持する支持部材(34)とを備え、
前記支持部材(34)には、前記端子(20b)と前記放熱プレート(31)の溝(31a)との間に配置された絶縁材からなる絶縁プレート(34d)が一体に成形されていることを特徴とする電子部品冷却装置。 - 前記フィン(32)は波状のコルゲートフィンであることを特徴とする請求項2に記載の電子部品冷却装置。
- 前記電子部品(20)は前記放熱プレート(31)にネジ止めされるようになっており、
前記絶縁プレート(34d)は、前記電子部品(20)の本体(20a)の少なくとも一辺に沿って延びる端面(34f)を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の電子部品冷却装置。 - 前記支持部材(34)は、前記基板(10)に対して略垂直に延び、その一端が前記基板(10)に組み付けられる複数本の脚部(34a)を有し、
前記複数本の脚部(34a)は前記絶縁プレート(34d)により連結され、
前記絶縁プレート(34d)は開口部(34e)を有し、
前記電子部品(20)の本体(20a)は前記開口部(34e)内に位置することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1つに記載の電子部品冷却装置。
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