JP2003262700A - 放射線画像変換パネル及び放射線画像変換パネルの作製方法 - Google Patents

放射線画像変換パネル及び放射線画像変換パネルの作製方法

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JP2003262700A
JP2003262700A JP2002063383A JP2002063383A JP2003262700A JP 2003262700 A JP2003262700 A JP 2003262700A JP 2002063383 A JP2002063383 A JP 2002063383A JP 2002063383 A JP2002063383 A JP 2002063383A JP 2003262700 A JP2003262700 A JP 2003262700A
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conversion panel
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Satoru Honda
哲 本田
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 扱い易く、画像ムラの少ない放射線画像変換
パネル及び放射線画像変換パネルの作製方法を提供す
る。 【解決手段】 支持体トレー上に、支持体と輝尽性蛍光
体層とをこの順で有する輝尽性蛍光体シートと該輝尽性
蛍光体シート全体を封止する封止フィルムとからなる輝
尽性蛍光体プレートを有する放射線画像変換パネルにお
いて、該支持体トレーの線膨張率Aと該輝尽性蛍光体プ
レートの線膨張率Bとが実質的に等しいことを特徴とす
る放射線画像変換パネル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、放射線画像変換パ
ネル及び放射線画像変換パネルの作製方法に関する。
【0002】
【従来の技術】X線画像のような放射線画像は病気診断
用などに多く用いられている。このX線画像を得るため
に被写体を通過したX線を蛍光体(蛍光スクリーン)に
照射し、これにより可視光を生じさせてこの可視光を通
常の写真をとるときと同じように銀塩を使用したフィル
ムに照射して現像した、いわゆる放射線写真が従来、広
範囲に利用されている。
【0003】しかし、近年、銀塩を塗布したフィルムを
使用しないで蛍光体から直接画像を取り出す方法が工夫
されるようになった。このような方法としては被写体を
透過した放射線を蛍光体に吸収せしめ、しかる後、この
蛍光体を例えば光または熱エネルギーで励起することに
よりこの蛍光体が上記吸収により蓄積している放射線エ
ネルギーを蛍光として放射せしめ、この蛍光を検出し画
像化する方法がある。
【0004】具体的には、例えば、米国特許第3,85
9,527号及び特開昭55−12144号等に記載さ
れているような輝尽性蛍光体を用いる放射線画像変換方
法が知られている。この方法はプレート上に輝尽性蛍光
体層を形成した輝尽性蛍光体プレートを使用するもの
で、この輝尽性蛍光体プレートの輝尽性蛍光体層に被写
体を透過した放射線を当てて被写体各部の放射線透過密
度に対応する放射線エネルギーを蓄積させて、その後に
輝尽性蛍光体層を可視光線、赤外線などの電磁波(励起
光)で時系列的に励起することにより、該輝尽性蛍光体
層中に蓄積されている放射線エネルギーを輝尽発光とし
て放出させ、この光の強弱による信号をたとえば光電変
換し、電気信号を得て、この信号を感光フィルムなどの
記録材料、CRTなどの表示装置上に可視像として再生
するものである。
【0005】この放射線像記録再生方法によれば、従来
の放射線写真フィルムと増感紙との組合せを用いる放射
線写真法による場合に比較して、はるかに少ない被曝線
量で情報量の豊富な放射線画像を得ることができるとい
う利点がある。
【0006】このような輝尽性蛍光体は、放射線を照射
した後、励起光を照射すると輝尽発光を示す輝尽性蛍光
体であるが、実用上では、波長が400nm〜900n
mの範囲にある励起光によって300nm〜500nm
の波長範囲の輝尽発光を示す輝尽性蛍光体が一般的に利
用される。
【0007】そして、輝尽性蛍光体層の保護のために、
輝尽性蛍光体層が形成されたプラスチックフィルムを積
層した輝尽性蛍光体プレートが提案されている。
【0008】しかしながら、このような輝尽性蛍光体プ
レートには、下記のような問題点が指摘されていた。
【0009】輝尽性蛍光体プレートを構成するプラスチ
ックフィルム、封止フィルムは剛性がなく、画像読取装
置内で繰返し搬送されることにより、輝尽性蛍光体プレ
ートが、表面にキズがついたり、剛性がないことによ
り、搬送中に引っかかって停止するなどの画像読取装置
での取り扱い等が難しい等の問題点があった。
【0010】このような画像読取装置での取り扱いの簡
便化のために、支持体トレー上に前記輝尽性蛍光体プレ
ートを配設し、放射線画像変換パネルとして用いること
が提案されているが、支持体トレーと輝尽性蛍光体プレ
ートとの熱膨張率が異なる為に、支持体トレー自体が反
りかえったり、支持体トレーと輝尽性蛍光体プレートと
の間に隙間が出来るなど、平面性に問題があり、その結
果として、画像読取装置内での搬送時のトラブルが起き
やすく、また、画質ムラが起こりやすいという問題点を
抱えていた。また、従来の放射線画像変換パネルの支持
体トレーは、金属製の為にパネルの設置、トレー設置時
のパネルの耐震性(振動に対する耐久性)、X線撮影〜
輝尽励起光による画像読取、読取後の後処理の一連の操
作における、パネルの扱い易さ(操作性)に問題があ
り、改善が求められていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、読み
取り画像ムラの少ない放射線画像変換パネル及び前記放
射線画像変換パネルの作製方法を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記の構成1〜12により達成された。
【0013】1.支持体トレー上に、支持体と輝尽性蛍
光体層とをこの順で有する輝尽性蛍光体シートと該輝尽
性蛍光体シート全体を封止する封止フィルムとからなる
輝尽性蛍光体プレートを有する放射線画像変換パネルに
おいて、該支持体トレーの線膨張率Aと該輝尽性蛍光体
プレートの線膨張率Bとが実質的に等しいことを特徴と
する放射線画像変換パネル。
【0014】2.支持体トレーが、ガラス、ガラスセラ
ミックス、セラミックス及び高分子材料からなる群から
選択される少なくとも1種の材料を含むことを特徴とす
る前記1に記載の放射線画像変換パネル。
【0015】3.高分子材料が、熱硬化性樹脂を含有す
ることを特徴とする前記2に記載の放射線画像変換パネ
ル。
【0016】4.熱硬化性樹脂が、エポキシ樹脂、ウレ
タン樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、不飽和ポリエス
テル樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂及びビスマ
レイミド樹脂からなる群から選択される少なくとも1種
の樹脂を含むことを特徴とする前記3に記載の放射線画
像変換パネル。
【0017】5.支持体トレーが、クロス、不織布、ポ
リビニールアルコール繊維不織布、紙及び布からなる群
から選択される材料を基材として用い、該基材中に熱硬
化性樹脂を含浸する工程を経て作製されたことを特徴と
する前記1〜4のいずれか1項に記載の放射線画像変換
パネル。
【0018】6.輝尽性蛍光体プレートを構成する、輝
尽性蛍光体シートの輝尽性蛍光体層と封止フィルムとの
間に、間隙が形成されていることを特徴とする前記1〜
5のいずれか1項に記載の放射線画像変換パネル。
【0019】7.封止フィルムが、水蒸気と酸素とを透
過しにくい材質であることを特徴とする前記1〜6のい
ずれか1項に記載の放射線画像変換パネル。
【0020】8.輝尽性蛍光体層の封止材との対向面、
該封止材の該輝尽性蛍光体層との対向面のうち、少なく
ともどちらか一方の面に、疎水化処理を施すことを特徴
とする前記1〜7のいずれか1項に記載の放射線画像変
換パネル。
【0021】9.封止フィルムの封止形態は、フィルム
真空封止、フィルムラミネート封止、スキンパック封
止、ガラス封止からなる群から選択される、少なくとも
1つの封止形態であることを特徴とする前記1〜8のい
ずれか1項に記載の放射線画像変換パネル。
【0022】10.支持体トレーの反りが0.5mm以
下であることを特徴とする前記1〜9のいずれか1項に
記載の放射線画像変換パネル。
【0023】11.前記1〜10のいずれか1項に記載
の放射線画像変換パネルを製造するにあたり、輝尽性蛍
光体シートの輝尽性蛍光体層と封止フィルムとの間に間
隙を設ける工程を有することを特徴とする放射線画像変
換パネルの作製方法。
【0024】12.輝尽性蛍光体層の封止材との対向
面、該封止材の該輝尽性蛍光体層との対向面のうち、少
なくともどちらか一方の面に、疎水化処理を施す工程を
有することを特徴とする前記11に記載の放射線画像変
換パネルの作製方法。
【0025】以下、本発明を詳細に説明する。本発明者
等は種々の検討を行った結果、請求項1に記載のよう
に、支持体トレー上に、支持体と輝尽性蛍光体層とをこ
の順で有する輝尽性蛍光体シートと該輝尽性蛍光体シー
ト全体を封止する封止フィルムとからなる輝尽性蛍光体
プレートを有する放射線画像変換パネルにおいて、該支
持体トレーの線膨張率Aと該輝尽性蛍光体プレートの線
膨張率Bとが実質的に等しくなるように調整することに
より、高画質でありながら、高耐久性であり、且つ、画
像読み取り装置での操作性が向上した放射線画像変換パ
ネルに到達した。
【0026】《支持体トレー、輝尽性蛍光体プレートの
線膨張率の測定》本発明に係る、支持体トレー及び、輝
尽性蛍光体プレートの各々の線膨張率の測定について説
明する。
【0027】ここで、支持体の線膨張率A、輝尽性蛍光
体プレートの線膨張率Bの測定は、例えば、JIS K
7197で規定される方法を参照して実施出来る。例
えば、支持体トレーの温度が1度上昇して、寸法が1m
当たり、0.001mm膨張する場合、該支持体トレー
の熱膨張率は、1ppmということになる。
【0028】本発明においては、後述する支持体トレ
ー、輝尽性蛍光体プレート共に、線膨張率が5×10-6
〜5×10-5の範囲にあることが好ましく、更に好まし
くは、8×10-6〜3.0×10-5の範囲であり、且
つ、縦横比は、支持体トレー、輝尽性蛍光体プレート共
に、1.00〜1.35であることが好ましく、更に好
ましくは、1.00〜1.10である。
【0029】また、本発明においては、支持体トレーの
線膨張率Aと輝尽性蛍光体プレートの線膨張率Bとが実
質的に等しいことが必要であるが、『実質的に等しい』
とは、具体的には、線膨張率の比(A/B)が、0.9
0〜1.1の範囲の値であることであり、好ましくは、
(A/B)が、0.95〜1.05の範囲の値に調整さ
れることである。
【0030】《支持体トレー》本発明に係る支持体トレ
ーについて説明する。
【0031】(支持体トレーの材質)支持体トレーの作
製に用いる材料としては、ガラス、ガラスセラミック
ス、セラミックス及び高分子材料からなる群から選択さ
れる少なくとも1種の材料が好ましく用いられる。ここ
で、高分子材料としては、樹脂板、繊維/樹脂コンポジ
ット板、Al/発泡樹脂等が挙げられるが、前記の高分
子材料は、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂、エポキシ
アクリレート系樹脂、ウレタン系樹脂、ユリア系樹脂、
不飽和ポリエステル系樹脂、フェノール系樹脂、ポリイ
ミド系樹脂、スピラン系樹脂、ポリエステルアクリレー
ト系樹脂、ウレタンアクリレート系樹脂、ジアリルフタ
レート系樹脂及びビスマレイミド樹脂からなる群から選
択される少なくとも1種の熱硬化性樹脂を含有すること
が好ましい。尚、本発明に係る熱硬化性樹脂は、市販の
ものを入手して用いることが出来る。
【0032】(支持体トレーの構成)本発明に係る支持
体トレーの構成としては、クロス、不織布、ポリビニー
ルアルコール繊維不織布、紙、布等、全て市販で入手可
能な素材を基材とし、上記記載の熱硬化性樹脂を充填成
分として用い、前記基材中に含浸させた構成が好ましく
用いられる。
【0033】本発明に係る支持体トレーの厚さとして
は、前記トレー上に輝尽性蛍光体プレートを配設した場
合に、十分な強度を有していればよく、その観点から、
膜厚としては、0.5mm〜3mmの範囲が好ましい。
【0034】上記記載の熱硬化性樹脂の基材に対する配
合割合は、使用目的に応じて幅広く選ぶことができる
が、表面平滑性、積層性のバランスを考慮すれば、組成
物全体に対して、0質量%〜50質量%が好ましい。
【0035】(クロス)本発明に用いられるクロスと
は、長繊維もしくは短繊維でマット状もしくはクロス状
に加工したシート状のものであり、長繊維使用の場合
は、織機で織ったクロスが好ましく、また、短繊維使用
の場合は、短繊維を漉いたシートもしくは熱硬化性樹脂
で含浸したシート状のものを用いてもよい。
【0036】クロス形成の素材としては、無機質繊維、
例えばガラス繊維、炭素繊維、石綿等もしくは有機繊
維、例えばポリエステル繊維、ポリアミド繊維、ポリイ
ミド繊維、アラミド繊維、セルロース繊維等もしくは金
属繊維、例えばスチール繊維、ボロン繊維、アモルファ
ス金属繊維等を挙げることができる。また、これらを単
独もしくは2種類以上の組合せで使用してもよい。中で
も、ガラス繊維を用いて作製したガラスクロスが好まし
い。
【0037】クロスの厚さ、枚数、組合せ等についても
任意であり、要求される機械的性質、変形性等性能によ
り適宜選択すればよい。通常、織機で織ったクロスは、
厚さ1000μm〜10μm、織密度200本/インチ
以下で使用糸番手20〜1000tex、好ましくは厚
さ300〜20μm、織密度100本/インチ以下で使
用糸番手20〜200texの織機で織ったクロスが好
適であり、不識布マットは、厚さ700μm以下、繊維
径2〜100μm、好ましくは厚さ300μm以下、繊
維径2μm〜50μmの不識布マットが好適であり、短
繊維を漉いたシートは、直径1μm以上、質量700g
/m2〜10g/m2、好ましくは直径3μm以上、質量
200g/m2〜15g/m2の短繊維を漉いたシートが
好適である。さらにクロスの枚数については、強度向上
及び操作性(扱い易さで放射線画像変換パネル操作担当
者にとって適切な質量であることが好ましい。)の観点
から、1枚以上使用するのがよく、好ましくは2枚〜5
枚の使用が好ましい。
【0038】クロス中の熱硬化性樹脂の含有量は、クロ
ス100質量部に対して0.5質量部〜30質量部とな
るようにすることが好ましい。
【0039】(不織布)本発明に用いられる不織布につ
いて説明する。
【0040】本発明に用いられる不織布とは、いわゆ
る、織らない布であり、ガラス不織布、セラミックペー
パー、化繊ペーパー、乾式パルプ等であるが、作製時
は、それらを構成している繊維同士を熱硬化性樹脂ある
いは熱融着によって結合してシート化した不織布に、上
記記載の熱硬化性樹脂や熱可塑性樹脂等の充填剤を用い
て結合させることによって得られる。
【0041】本発明に用いられる不織布の作製には、有
機系または無機系の繊維である、チョップドストラン
ド、カットファイバー、パルプ、ステープル等のような
形態を有する積層板用不織布を用いることが出来る。
【0042】繊維の成分としては、アラミド系繊維やポ
リイミド系繊維などに代表される合成高分子、アルミナ
やガラス等に代表される無機高分子等が用いられるが、
本発明においてはガラス繊維が好ましい。
【0043】本発明において、不織布を形成する繊維と
繊維とを結びつける充填剤の合計質量は主体繊維と充填
剤の合計質量に対して20質量%〜95質量%配合する
ことが好ましい。
【0044】本発明において、繊維同士を結合するバイ
ンダー樹脂(1次バインダー樹脂)として、熱硬化性樹
脂または無機系樹脂が好ましく用いられる。
【0045】熱硬化性樹脂の例として、フェノール樹脂
系、メラミン樹脂系、エポキシ樹脂系、アクリル樹脂
系、エポキシアクリレート樹脂系、不飽和ポリエステル
樹脂系、ポリエステルアクリレート樹脂系、ウレタンア
クリレート樹脂系、スピラン樹脂系、ジアリルフタレー
ト樹脂系等が挙げられる。また無機系樹脂の例として、
コロイダルシリカ、シリコーンモノマーを加水分解して
から重合させるものなどが挙げられる。これらの中から
選ばれた1種類以上の成分を混合して使用するが、必要
に応じて各種硬化剤、カップリング剤等を適量添加して
用いると効果的である。
【0046】繊維同士を結合する1次バインダー樹脂の
配合率は、繊維の質量に対して3〜20質量%、好まし
くは5〜10質量%である。繊維不織布の坪量、バイン
ダー樹脂の種類、繊維の種類にもよるが、1次バインダ
ー樹脂は繊維に対して3〜20質量%程度で十分に不織
布に強度を与えることが出来る。
【0047】本発明における充填剤としては、無機系の
フィラー、ウィスカー、微細繊維等が該当するが、絶縁
性であることが必要である。例としてタルク、マイカ、
カオリン、セリサイト、モンモリロナイト、ワラストナ
イト、ハイドロタルサイト、クレー、シリカ、アルミ
ナ、ジルコニア、マグネシア、珪酸カルシウム、珪酸マ
グネシウム、水酸化マグネシウム、水酸化アルミニウ
ム、一酸化ナトリウム、酸化マグネシウム、炭酸カルシ
ウム、炭酸マグネシウム、二酸化珪素、二酸化チタン、
石英、高珪酸ガラス、窒化ホウ素、窒化アルミニウム、
カルシウムアルミネート、硫酸バリウム、リン酸カルシ
ウム、チタン酸カリウム、チタン酸バリウム、その他各
種天然鉱物、金属酸化物、金属水酸化物、金属窒化物、
不溶性塩類、セラミックス類が挙げられる。
【0048】充填剤の粒子径は20μm以下のものを用
いるが、好ましくは10μm以下である。粒子径が20
μmを超える大きな充填剤は、熱プレス時の樹脂流れに
のって繊維不織布の中を自由に動きまわることが困難に
なること、および充填剤の比重にもよるが熱可塑性バイ
ンダー樹脂(2次バインダー樹脂とする)液中への均一
な分散が沈殿形成のため困難になることが問題となって
くる。
【0049】(アニール処理)支持体トレーの反りをな
くすためには、熱処理(アニール処理)を行うことが好
ましいが、樹脂、繊維等の材質に応じて最も適切な熱処
理の温度設定が行われることが好ましい。
【0050】例えば、樹脂板、繊維/樹脂コンポジット
板等の樹脂を構成成分として有する場合には、熱処理
(アニール処理)は、トレーを構成する樹脂のガラス転
位点(Tg)近傍での加熱処理を行うことが好ましい。
【0051】ここで、ガラス転位点(Tg)近傍で熱処
理を行うとは、Tg±30℃の温度範囲で加熱処理を行
うことである。
【0052】また、上記加熱処理に合わせて、トレー材
料を平面状に加圧処理を行うことが好ましい。前記加圧
は980N/m2〜29420N/m2の範囲の圧力が好
ましく、更に好ましくは、4903N/m2〜9807
N/m2の範囲の圧力をかけながら加熱処理することで
ある。
【0053】本発明に係る支持体トレーは、直接、輝尽
性蛍光体プレートを配設しても良いが、下記のようなシ
ートを支持体トレーと輝尽性蛍光体プレートの間に配設
してもよい。
【0054】《シート》シートの主な材質としては、X
線の吸収率が高いPb(鉛)や、W(タングステン)を
用いることが好ましい。また、Pbシートの加工性を向
上させるため、Sn(すず)、Sb(アンチモン)を各
々0.1質量%〜10質量%を含有させたものが加工性
の点で好ましい。
【0055】支持体トレーと前記シートとの貼り合わせ
は、両面接着シート、接着剤等で行なうことが好まし
い。
【0056】(支持体トレーの反り)画像読み取り装置
内での搬送性、操作性に優れて、且つ、画像ムラのない
画像を得る観点から、支持体トレーの反りは0.5mm
以下であることが好ましく、更に好ましくは、0.3m
m以下であり、特に好ましくは、0.1mm以下になる
ように調整することである。
【0057】支持体トレーの反りを上記の範囲に調節す
る手段の1つが、請求項1に記載のように支持体トレー
の線膨張率Aと輝尽性蛍光体プレートの線膨張率Bの値
が実質的に等しくなるように調整することが挙げられ
る。
【0058】支持体トレーの線膨張率と輝尽性蛍光体プ
レートの線膨張率の値を実質的に等しくすることは、支
持体トレー及び輝尽性蛍光体プレートの各々の材質の組
み合わせることにより調整することができる。
【0059】《輝尽性蛍光体プレート》本発明に係る輝
尽性蛍光体プレートについて説明する。
【0060】《間隙》画質向上の観点から、本発明に係
る輝尽性蛍光体プレートを構成する、輝尽性蛍光体シー
トの輝尽性蛍光体層と封止フィルムとの間には、間隙が
形成されていることが好ましい。
【0061】間隙を設けることにより、輝尽性蛍光体層
と封止フィルム(封止部材ともいう)とが、密着せず
に、不連続となり、輝尽性蛍光体層の表面で反射した輝
尽励起光の多くは封止フィルムに向かい、封止フィルム
の外に出るので、輝尽性蛍光体層で反射した輝尽励起光
のうち、輝尽性蛍光体層に再入射する輝尽励起光は少な
くなり、読取画像の画質が更に向上するという効果が得
られる。
【0062】本発明に係る間隙の一例としては、輝尽性
蛍光体層の封止フィルムとの対向面、封止フィルムの輝
尽性蛍光体層との対向面のうち、少なくともどちらか一
方の面に微小突起を設けることにより、間隙を形成する
ことが出来る。
【0063】この微小突起を設ける方法としては、エン
ボス加工や、塗布や蒸着等の手法で輝尽性蛍光体層を成
膜する際の成膜条件により輝尽性蛍光体層の表面の粗さ
を制御する方法、PTFE(四弗化エチレン樹脂)、P
MMA(メチルメタクリレート樹脂)、シリカ(無水け
い酸)等の粒子を散布する方法、PTFE、PMMA、
シリカ等の粒子を含む層を塗布する方法、輝尽性蛍光体
層に面する封止材をPTFE、PMMA、シリカ等の粒
子を含むアンチブロッキング性のフィルムを貼る方法等
があるが、本発明ではこれらに限定されない。
【0064】《封止フィルム》本発明に係る封止フィル
ムについて説明する。
【0065】本発明に係る封止フィルムの素材として
は、後述するように、水蒸気や酸素を透過しにくい材質
が好ましく、例えば、アルミナやシリカを蒸着した多層
フィルム等が好ましく用いられる。封止フィルムには、
上記記載のようなPTFE、PMMA、シリカ等の粒子
を含むアンチブロッキング性のフィルムを貼ることが好
ましい。また、輝尽性蛍光体層の封止フィルムとの対向
面、封止フィルムの輝尽性蛍光体層との対向面のうち、
少なくともどちらか一方の面の平均あらさ(Ra:μ
m)を0.1μm〜5.0μmになるように設定するこ
とが好ましい。
【0066】本発明に係る封止フィルムは、支持体トレ
ーに用いられる、上記記載の熱硬化性を含むことが好ま
しいが、更に、上記記載の熱可塑性エラストマーを含有
していてもよい。
【0067】また、封止フィルムを用いて輝尽性蛍光体
層を封止して作製された輝尽性蛍光体プレートの減圧度
は、1.33kPa〜53.3kPaが好ましい。
【0068】(封止フィルムの水蒸気、酸素透過性)雰
囲気中の水蒸気により輝尽性蛍光体層と封止フィルムと
が濡れて、密着するのを防止して、前記密着による画像
劣化を防止する観点から、本発明に係る封止フィルム
は、水蒸気と酸素とを透過しにくい材質であることが好
ましい。
【0069】本発明に係る封止フィルムの水蒸気透過性
としては、10g/m2・24h・atm以下であるこ
とが好ましく、更に好ましくは、1g/m2・24h/
atm以下である。
【0070】また、本発明に係る封止フィルムの酸素透
過性としては、100cm3/m2/24h/atm以下
であることが好ましく、更に好ましくは、10cm3
2/24h/atm以下である。
【0071】(酸素透過性の測定)酸素透過性の測定
は、ANSI/ASTM D−1434法(Stand
ard Test Methods for GAS
TRANSMISSIONRATE OF PLAST
IC FILM AND SHEETING)に記載さ
れた方法を参照し、詳しくは上記規格のMethodに
従い酸素ガス(23℃/相対湿度0%)を封入した二つ
の室の間を試験する支持体シートで隔離し、同室の酸素
圧を高圧と低圧にして、ガスの透過速度を気圧変化でモ
ニターして測定した。
【0072】(透湿度(水蒸気透過性ともいう)の測
定)本発明に係る、透湿度、水蒸気透過率はJIS Z
0208等を参照して測定した。
【0073】(疎水化処理)輝尽性蛍光体層と封止フィ
ルムとの密着を防止し、画質を更に向上させる観点か
ら、本発明に係る輝尽性蛍光体層の封止フィルムとの対
向面、前記封止フィルムの前記輝尽性蛍光体層との対向
面のうち、少なくともどちらか一方の面に、疎水化処理
が施されていることが好ましい。
【0074】疎水処理の例としては、ふっ素樹脂やシリ
コン系樹脂などの撥水性材料でのコーティング等が好ま
しい。
【0075】(封止形態)本発明に係る封止フィルムを
用いての輝尽性蛍光体シート全体の封止形態としては、
フィルム真空封止、フィルムラミネート封止、スキンパ
ック封止、ガラス封止等が好ましい。
【0076】
【発明の実施の形態】本発明の放射線画像変換パネルの
全体構成を図1を用いて説明する。
【0077】図1は、本発明の放射線画像変換パネルの
全体構成の一例を示す概略断面図である。図1におい
て、放射線画像変換パネル11は、大別して輝尽性蛍光
体プレート10と、剛性の高い支持体である支持体トレ
ー20とからなっている。輝尽性蛍光体プレート10
は、プラスチックフィルム(単に支持体ともいう)12
上に形成された輝尽性蛍光体層13が形成された輝尽性
蛍光体シート14と、前記輝尽性蛍光体シート14を封
止する二枚の封止フィルム(封止材)5,15′とから
なっている。
【0078】本発明においては、輝尽性蛍光体層13の
封止フィルム5との対向面、封止フィルム5の輝尽性蛍
光体層13との対向面のうち、少なくともどちらか一方
の面に微小突起が配設されるが、図1では、輝尽性蛍光
体層13の表面に微小突起13aを設け、輝尽性蛍光体
シート14の輝尽性蛍光体層13と封止フィルム5との
間に間隙Sを形成した。
【0079】輝尽性蛍光体層13の封止フィルム5との
対向面、封止フィルム5の輝尽性蛍光体層13との対向
面のうち、少なくともどちらか一方の面には、疎水化処
理が施されている。また、輝尽性蛍光体プレート10の
輝尽性蛍光体層13側の面と反対側の面(封止フィルム
15′側の面)には、シート21を介して支持体トレー
20が設けられている。
【0080】《輝尽性蛍光体層》本発明に係る輝尽性蛍
光体層について説明する。
【0081】輝尽性蛍光体層は、少なくともバインダ
(結着樹脂ともいう)と輝尽性蛍光体粒子とを含有して
いる。「輝尽性蛍光体」とは、最初の光または高エネル
ギー放射線が照射された後に、光的、熱的,機械的、科
学的または電気的等の刺激(輝尽励起)により、最初の
光または高エネルギー放射線の照射量に対応した輝尽発
光を示す蛍光体をいうが、実用的な面からは、光刺激
(輝尽励起)により輝尽発光を示す蛍光体が好ましく、
波長が500nm以上1μm以下の輝尽励起光によって
輝尽発光を示す蛍光体が好ましい。
【0082】《輝尽性蛍光体》以下に本発明に用いられ
る輝尽性蛍光体の具体例を挙げるが、本発明はこれらに
限定されない。
【0083】1.特開平2−58593号に記載の一般
式aBaX2・(1−a)BaY2:bEu2+(式中、
X、Yは、各々F、Cl、Br、Iの少なくとも1種を
表し、X≠Yであり、a、bは、0<a<1、10-5
b<10-1を満たす数を表す。)で表される輝尽性蛍光
体。
【0084】2.特開昭61−72087号に記載の一
般式MIX・aMIIX′2・bMIIIX″3:cA(但し、
Iは、Li、Na、K、Rb、Csの少なくとも1種
のアルカリ金属を表し、MIIは、Be、Mg、Ca、S
r、Ba、Zn、Cd、Cu、Niの少なくとも1種の
2価の金属を表し、MIIIは、Sc、Y、La、Ce、
Pr、Nd、Pm、Sm、Eu、Gd、Tb、Dy、H
o、Er、Tm、Yb、Lu、Al、Ga、Inの少な
くとも1種の3価の金属を表し、X、X′、X″は、
F、Cl、Br、Iの少なくとも1種のハロゲンを表
し、Aは、Eu、Tb、Ce、Tm、Dy、Pr、H
o、Nd、Yb、Er、Gd、Lu、Sm、Y、Tl、
Na、Ag、Cu、Mgの少なくとも1種の金属を表
し、a、b、cは、0≦a<0.5、0≦b<0.5、
0≦c<0.2を満たす数を表す。)で表されるアルカ
リハライド輝尽性蛍光体。
【0085】3.特開昭55−12145号に記載の一
般式(Ba1-x(MIx)FX:yA(但し、MIは、M
g、Ca、Sr、Zn、Cdの少なくとも1種を表し、
Xは、Cl、Br、Iの少なくとも1種を表し、Aは、
Eu、Tb、Ce、Tm、Dy、Pr、Ho、Nd、Y
b、Erの少なくとも1種を表し、x、yは、0≦x<
0.6、0≦y<0.2を満たす数を表す。)で表され
る輝尽性蛍光体。
【0086】4.特開昭55−160078号に記載の
一般式MIFX・xA:yLn(但し、MIは、Mg、C
a、Ba、Sr、Zn、Cdの少なくとも1種を表し、
AはBeO、MgO、CaO、SrO、BaO、Zn
O、Al23、Y23、La 23、In23、Si
2、TiO2、ZrO2、GeO2、SnO2、Nb
25、Ta25、ThO2の少なくとも1種を表し、L
nは、Eu、Tb、Ce、Tm、Dy、Pr、Ho、N
d、Yb、Er、Sm、Gdの少なくとも1種を表し、
XはCl、Br、Iの少なくとも1種を表し、x、y
は、5×10-5≦x≦0.5、0<y≦0.2を満たす
数を表す。)で表される輝尽性蛍光体。
【0087】《バインダ(結合剤ともいう)》本発明に
用いられるバインダについて説明する。
【0088】本発明に係る輝尽性蛍光体層に用いられる
バインダの例としては、ゼラチン等の蛋白質、デキスト
ラン等のポリサッカライド、またはアラビアゴムのよう
な天然高分子物質;および、ポリビニルブチラール、ポ
リ酢酸ビニル、ニトロセルロース、エチルセルロース、
塩化ビニリデン・塩化ビニルコポリマー、ポリアルキル
(メタ)アクリレート、塩化ビニル・酢酸ビニルコポリ
マー、ポリウレタン、セルロースアセテートブチレー
ト、ポリビニルアルコール、線状ポリエステルなどのよ
うな合成高分子物質などにより代表されるバインダを挙
げることができるが、請求項4に係る発明では、バイン
ダが熱可塑性エラストマーを主成分とする樹脂であるこ
とが特徴であり、熱可塑性エラストマーとしては、例え
ば、上記にも記載のポリスチレン系熱可塑性エラストマ
ー、ポリオレフィン系熱可塑性エラストマー、ポリウレ
タン系熱可塑性エラストマー、ポリエステル系熱可塑性
エラストマー、ポリアミド系熱可塑性エラストマー、ポ
リブタジェン系熱可塑性エラストマー、エチレン酢酸ビ
ニル系熱可塑性エラストマー、ポリ塩化ビニル系熱可塑
性エラストマー、天然ゴム系熱可塑性エラストマー、フ
ッ素ゴム系熱可塑性エラストマー、ポリイソプレン系熱
可塑性エラストマー、塩素化ポリエチレン系熱可塑性エ
ラストマー、スチレン−ブタジエンゴム及びシリコンゴ
ム系熱可塑性エラストマー等が挙げられる。これらのう
ち、ポリウレタン系熱可塑性エラストマー及びポリエス
テル系熱可塑性エラストマーは、蛍光体との結合力が強
いため分散性が良好であり、また延性にも富み、放射線
増感スクリーンの対屈曲性が良好となるので好ましい。
なお、これらのバインダは、架橋剤により架橋されたも
のでも良い。
【0089】塗布液におけるバインダと輝尽性蛍光体と
の混合比は、目的とする放射線画像変換パネルのヘイズ
率の設定値によって異なるが、蛍光体に対し1〜20質
量部が好ましく、さらには2〜10質量部がより好まし
い。
【0090】輝尽性蛍光体層塗布液の調製に用いられる
有機溶剤としては、例えば、メタノール、エタノール、
イソプロパノール、n−ブタノール等の低級アルコー
ル、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、シクロヘキサノン等のケトン、酢酸メチル、酢
酸エチル、酢酸n−ブチル等の低級脂肪酸と低級アルコ
ールとのエステル、ジオキサン、エチレングリコールモ
ノエチルエーテル、エチレングリコールモノメチルエー
テルなどのエーテル、トリオール、キシロールなどの芳
香族化合物、メチレンクロライド、エチレンクロライド
などのハロゲン化炭化水素およびそれらの混合物などが
挙げられる。
【0091】なお、塗布液には、該塗布液中における蛍
光体の分散性を向上させるための分散剤、また、形成後
の輝尽性蛍光体層中におけるバインダと蛍光体との間の
結合力を向上させるための可塑剤などの種々の添加剤が
混合されていてもよい。そのような目的に用いられる分
散剤の例としては、フタル酸、ステアリン酸、カプロン
酸、親油性界面活性剤などを挙げることができる。ま
た、可塑剤の例としては、燐酸トリフェニル、燐酸トリ
クレジル、燐酸ジフェニルなどの燐酸エステル;フタル
酸ジエチル、フタル酸ジメトキシエチル等のフタル酸エ
ステル;グリコール酸エチルフタリルエチル、グリコー
ル酸ブチルフタリルブチルなどのグリコール酸エステ
ル;そして、トリエチレングリコールとアジピン酸との
ポリエステル、ジエチレングリコールとコハク酸とのポ
リエステルなどのポリエチレングリコールと脂肪族二塩
基酸とのポリエステルなどを挙げることができる。ま
た、輝尽性蛍光体層塗布液中に、輝尽性蛍光体粒子の分
散性を向上させる目的で、ステアリン酸、フタル酸、カ
プロン酸、親油性界面活性剤などの分散剤を混合しても
よい。
【0092】輝尽性蛍光体層用塗布液の調製は、例え
ば、ボールミル、ビーズミル、サンドミル、アトライタ
ー、三本ロールミル、高速インペラー分散機、Kady
ミル、あるいは超音波分散機などの分散装置を用いて行
なわれる。
【0093】上記のようにして調製された塗布液を、後
述する支持体表面に均一に塗布することにより塗膜を形
成する。用いることのできる塗布方法としては、通常の
塗布手段、例えば、ドクターブレード、ロールコータ
ー、ナイフコーター、コンマコーター、リップコーター
などを用いることができる。
【0094】上記の手段により形成された塗膜を、その
後加熱、乾燥されて、支持体上への輝尽性蛍光体層の形
成を完了する。輝尽性蛍光体層の膜厚は、目的とする放
射線画像変換パネルの特性、輝尽性蛍光体の種類、バイ
ンダと蛍光体との混合比などによって異なるが、10μ
m〜1000μmが好ましく、更に好ましくは、10μ
m〜500μmである。
【0095】《輝尽性蛍光体形成用の支持体》本発明に
係る輝尽性蛍光体形成用の支持体としては、例えば、ガ
ラス、ウール、コットン、紙、金属などの種々の素材か
ら作られたものが使用することができるが、情報記録材
料としての取り扱い上、可撓性のあるシート或いはロー
ルに加工できるものが好ましい。この点から、例えば、
セルロースアセテートフィルム、ポリエステルフィル
ム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリアミド
フィルム、ポリイミドフィルム、トリアセテートフィル
ム、ポリカーボネートフィルム等のプラスティックフィ
ルム、アルミニウム箔、アルミニウム合金箔などの金属
シート、一般紙及び例えば写真用原紙、コート紙、若し
くはアート紙のような印刷用原紙、バライタ紙、レジン
コート紙、ベルギー特許第784,615号明細書に記
載されているようなポリサッカライド等でサイジングさ
れた紙、二酸化チタンなどの顔料を含むピグメント紙、
ポリビニールアルコールでサイジングした紙等の加工紙
が特に好ましい。これら支持体の膜厚は、用いる支持体
の材質等によって異なるが、一般的には80μm〜10
00μmであり、取り扱い上の観点から、更に好ましく
は80μm〜500μmである。これらの支持体の表面
は滑面でもよいし、下引き層との接着力を向上させる目
的でマット面としてもよい。
【0096】
【実施例】以下、本発明を実施例により説明するが、本
発明はこれらに限定されない。
【0097】実施例1 《放射線画像変換パネルの作製》下記に記載のように、
蛍光体粒子の作製、支持体上への蛍光体層を有するシー
トの作製、前記シートの蛍光体面側、支持体面側に、各
々保護層を形成して、輝尽性蛍光体シートを作製し、次
いで、前記輝尽性蛍光体シートを封止フィルムにより封
止処理を施して、輝尽性蛍光体プレートを作製し、更
に、前記輝尽性蛍光体プレートを支持体トレーとを貼合
して、放射線画像変換パネルを作製した。
【0098】《蛍光体粒子の作製》ユーロピウム賦活弗
化ヨウ化バリウムの輝尽性蛍光体前駆体を合成するため
に、BaI2水溶液(3.6mol/L)2780ml
とEuI3水溶液(0.2mol/L)27mlを反応
器に入れた。この反応器中の反応母液を撹拌しながら8
3℃で保温した。弗化アンモニウム水溶液(8mol/
L)322mlを反応母液中にローラーポンプを用いて
注入し、沈澱物を生成させた。注入終了後も保温と撹拌
を2時間続けて沈澱物の熟成を行なった。次に沈澱物を
ろ別後、エタノールにより洗浄した後真空乾燥させてユ
ーロピウム賦活弗化ヨウ化バリウムの結晶を得た。焼成
時の焼結により粒子形状の変化、粒子間融着による粒子
サイズ分布の変化を防止するために、アルミナの超微粒
子粉体を0.2質量%添加し、ミキサーで充分撹拌し
て、結晶表面にアルミナの超微粒子粉体を均一に付着さ
せた。これを石英ボートに充填して、チューブ炉を用い
て水素ガス雰囲気中、850℃で2時間焼成してユーロ
ピウム賦活弗化ヨウ化バリウム蛍光体粒子を得た。次に
上記蛍光体粒子を分級することにより平均粒径7μmの
粒子を得た。
【0099】《蛍光体層を有するシートの作製》蛍光体
層形成材料として、上記で得たユーロピウム賦活弗化ヨ
ウ化バリウム蛍光体427g、ポリウレタン樹脂(住友
バイエルウレタン社製、デスモラック4125)15.
8g、ビスフェノールA型エポキシ樹脂2.0gをメチ
ルエチルケトン−トルエン(1:1)混合溶媒に添加
し、プロペラミキサーによって分散し、粘度2.5〜
3.0Pa・sの塗布液を調製した。この塗布液をドク
ターブレードを用いて厚さ100μmの黒色PET支持
体上に塗布したのち、100℃で15分間乾燥させて、
270μmの厚さの蛍光体層を形成した。
【0100】《輝尽性蛍光体シートの作製》蛍光体層を
有するシートの蛍光体面側、支持体面側の各々に下記の
ように保護フィルムを配設し、輝尽性蛍光体シートを作
製した。
【0101】(保護フィルムの作製) (a)蛍光体シートの蛍光体面側の保護フィルムの作製 蛍光体層を有するシートの蛍光体面側の保護フィルム
は、下記構成のものを使用した。
【0102】VMPET12//VMPET12//P
ET12//シーラントフィルム PET:ポリエチレンテレフタレート シーラントフィルム:熱融着性フィルムでCPP(キャ
ステングポリプロピレン)またはLLDPE(低密度線
状ポリエチレン)を使用 VMPET:アルミナ蒸着PET(市販品:東洋メタラ
イジング社製) 各樹脂フィルムの後ろの数字はフィルムの膜厚(μm)
を示す。
【0103】上記“//”はドライラミネーション接着
層で、接着剤層の厚みが2.5μmであることを意味す
る。使用したドライラミ用の接着剤は2液反応型のウレ
タン系接着剤である。
【0104】(b)蛍光体シートの支持体面側の保護フ
ィルムの作製 蛍光体層を有するシートの支持体面側の保護フィルム
は、シーラントフィルム/アルミ箔フィルム9μm/ポ
リエチレンテレフタレート(PET)188μmの構成
のドライラミネートフィルムとした。またこの場合の接
着剤層の厚みは1.5μmで2液反応型のウレタン系接
着剤を使用した。
【0105】《輝尽性蛍光体プレートの作製》上記の輝
尽性蛍光体シートに下記に記載のように封止処理を施し
て、輝尽性蛍光体プレートを作製した。
【0106】(蛍光体シートによる封止処理)輝尽性蛍
光体シートを20cm×20cmの正方形に断裁し、上
記の積層保護フィルムを使用し、減圧下で周縁部をイン
パルスシーラを用いて融着することで封止した。尚、融
着部から輝尽性蛍光体シートの周縁部までの距離は1m
mとなるように融着した。融着に使用したインパルスシ
ーラのヒータは8mm幅のものを使用した。
【0107】(支持体トレーの材質及び積層構造)下記
のように、Aタイプ〜Eタイプまでの支持体トレーを作
製した。
【0108】尚、Aタイプ〜Eタイプまでは、全て市販
のトレーであり、厚さは全て1mmのものを用いた。ま
た、下記に示す各々のトレーの規格は、NEMA規格
(ANSI規格)で規定されているものである。
【0109】(Aタイプ) A1:ガラスクロス/不織布/ガラスクロス:3層にエ
ポキシ樹脂含浸(A1は、CEM−3規格に準じてい
る) A2:ガラス不織布/不織布/ガラス不織布:3層エポ
キシ樹脂含浸(A2は、CEM−3規格に準じている) A3:ガラスクロス/不織布/ポリビニールアルコール
繊維:3層エポキシ樹脂含浸(A3は、CEM−3規格
に準じている) (Bタイプ) B1:ガラスクロス(5層構成):全層にエポキシ樹脂
含浸(B1は、FR−4規格に準じている) B2:ガラス不織布(5層構成):全層にエポキシ樹脂
含浸(B2は、FR−4規格に準じている) (Cタイプ) C1:ガラス不織布単独:エポキシ樹脂含浸(C1は、
CEM−3規格に準じている) C2:ポリビニルアルコール繊維不織布単独:エポキシ
樹脂含浸(C2は、CEM−3規格に準じている) C3:紙単独:フェノール樹脂含浸(C3は、XXP規
格に準じている) C4:布単独:フェノール樹脂含浸(C4は、LE規格
に準じている) (Dタイプ) D1:ポリカーボネート樹脂単独(D1は、市販の樹脂
板規格に準じている) D2:アクリル樹脂単独(D2は、市販の樹脂板規格に
準じている) (Eタイプ) E1:アルミ金属単独(E1は、JIS 5052に規
定の規格に準じている) 《放射線画像変換パネル1の作製》上記で作製した輝尽
性蛍光体プレートに表1に記載の支持体トレー1とを貼
合した。貼合にあたり、上記トレー上にトレー側から順
に両面接着シート、鉛箔、両面接着シートとなるように
積層し、次いで、輝尽性蛍光体プレートを貼合、積層、
圧着することにより、放射線画像変換パネル1を作製し
た。
【0110】《放射線画像変換パネル2〜12の作製》
放射線画像変換パネル1の作製において、支持体トレー
の材質を表1に記載の材質に代えた以外は同様にして、
放射線画像変換パネル2〜12を各々作製した。
【0111】得られた放射線画像変換パネル1〜12に
ついて、扱い易さ(操作性ともいう)、画像ムラを評価
した。
【0112】《パネルの可撓性と扱い易さ(操作性)》
放射線画像変換パネルの扱い易さ(操作性)とは、社外
のX線技術者をランダムに10人選び、パネルの設置、
トレー設置時のパネルの耐震性(振動に対する耐久
性)、X線撮影〜輝尽励起光による画像読取、読取後の
後処理の一連の操作における、パネルの可撓性と扱い易
さ(操作性)を総合評価し、下記のように3段階にラン
ク評価した。
【0113】 ◎:軽く扱いやすく、また、トレー設置時の耐久性が良
好 ○:重さを少し感じるが、トレー設置時の耐久性は良好 ×:パネル全体が重く、トレー設置時の耐久性が不十分
である 本発明では、○以上が実用可である。
【0114】《画像ムラの評価》放射線画像変換パネル
に管電圧80kVpのX線を照射した後、パネルを半導
体レーザー光(685nm)で走査して励起し、蛍光体
層から放射される輝尽発光を受光器(分光感度S−5の
光電子像倍管)で受光して電気信号に変換し、これを画
像再生装置によって画像として再生し出力装置より2倍
に拡大してプリントアウトし、得られたプリント画像を
目視により観察して画像ムラを下記のようにランク評価
した。
【0115】 5:画像ムラが全くない 4:面内の1〜2個所に淡い画像ムラがある 3:面内の3〜4個所に淡い画像ムラがある 2:面内の3〜4個所に画像ムラが見られ、その中の1
〜2個所は濃い画像ムラがある 1:面内の5個所以上に画像ムラがある 本発明では、4以上を実用可と判断した。
【0116】得られた結果を表1に示す。
【0117】
【表1】
【0118】表1から、比較と比べて本発明の試料は、
扱い易く、且つ、画像ムラが低減されていることが明ら
かである。
【0119】
【発明の効果】本発明により、扱い易く、画像ムラの少
ない放射線画像変換パネル及び放射線画像変換パネルの
作製方法を提供することが出来た。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の放射線画像変換パネルの全体構成の一
例を示す概略断面図である。
【符号の説明】
10 輝尽性蛍光体プレート 11 放射線画像変換パネル 12 プラスチックフィルム 13 輝尽性蛍光体層 14 輝尽性蛍光体シート 5、15’ 封止フィルム(封止材)

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体トレー上に、支持体と輝尽性蛍光
    体層とをこの順で有する輝尽性蛍光体シートと該輝尽性
    蛍光体シート全体を封止する封止フィルムとからなる輝
    尽性蛍光体プレートを有する放射線画像変換パネルにお
    いて、 該支持体トレーの線膨張率Aと該輝尽性蛍光体プレート
    の線膨張率Bとが実質的に等しいことを特徴とする放射
    線画像変換パネル。
  2. 【請求項2】 支持体トレーが、ガラス、ガラスセラミ
    ックス、セラミックス及び高分子材料からなる群から選
    択される少なくとも1種の材料を含むことを特徴とする
    請求項1に記載の放射線画像変換パネル。
  3. 【請求項3】 高分子材料が、熱硬化性樹脂を含有する
    ことを特徴とする請求項2に記載の放射線画像変換パネ
    ル。
  4. 【請求項4】 熱硬化性樹脂が、エポキシ樹脂、ウレタ
    ン樹脂、メラミン樹脂、ユリア樹脂、不飽和ポリエステ
    ル樹脂、フェノール樹脂、ポリイミド樹脂及びビスマレ
    イミド樹脂からなる群から選択される少なくとも1種の
    樹脂を含むことを特徴とする請求項3に記載の放射線画
    像変換パネル。
  5. 【請求項5】 支持体トレーが、クロス、不織布、ポリ
    ビニールアルコール繊維不織布、紙及び布からなる群か
    ら選択される材料を基材として用い、該基材中に熱硬化
    性樹脂を含浸する工程を経て作製されたことを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれか1項に記載の放射線画像変換
    パネル。
  6. 【請求項6】 輝尽性蛍光体プレートを構成する、輝尽
    性蛍光体シートの輝尽性蛍光体層と封止フィルムとの間
    に、間隙が形成されていることを特徴とする請求項1〜
    5のいずれか1項に記載の放射線画像変換パネル。
  7. 【請求項7】 封止フィルムが、水蒸気と酸素とを透過
    しにくい材質であることを特徴とする請求項1〜6のい
    ずれか1項に記載の放射線画像変換パネル。
  8. 【請求項8】 輝尽性蛍光体層の封止材との対向面、該
    封止材の該輝尽性蛍光体層との対向面のうち、少なくと
    もどちらか一方の面に、疎水化処理を施すことを特徴と
    する請求項1〜7のいずれか1項に記載の放射線画像変
    換パネル。
  9. 【請求項9】 封止フィルムの封止形態は、フィルム真
    空封止、フィルムラミネート封止、スキンパック封止、
    ガラス封止からなる群から選択される、少なくとも1つ
    の封止形態であることを特徴とする請求項1〜8のいず
    れか1項に記載の放射線画像変換パネル。
  10. 【請求項10】 支持体トレーの反りが0.5mm以下
    であることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に
    記載の放射線画像変換パネル。
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1項に記載
    の放射線画像変換パネルを製造するにあたり、輝尽性蛍
    光体シートの輝尽性蛍光体層と封止フィルムとの間に間
    隙を設ける工程を有することを特徴とする放射線画像変
    換パネルの作製方法。
  12. 【請求項12】 輝尽性蛍光体層の封止材との対向面、
    該封止材の該輝尽性蛍光体層との対向面のうち、少なく
    ともどちらか一方の面に、疎水化処理を施す工程を有す
    ることを特徴とする請求項11に記載の放射線画像変換
    パネルの作製方法。
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