JP2003262483A - 蓄熱装置 - Google Patents

蓄熱装置

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JP2003262483A
JP2003262483A JP2002063802A JP2002063802A JP2003262483A JP 2003262483 A JP2003262483 A JP 2003262483A JP 2002063802 A JP2002063802 A JP 2002063802A JP 2002063802 A JP2002063802 A JP 2002063802A JP 2003262483 A JP2003262483 A JP 2003262483A
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JP
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heater
heat storage
case
storage device
heat
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JP2002063802A
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English (en)
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Wataru Nagao
渉 長尾
Hisanori Oike
久則 大池
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Energy Support Corp
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Energy Support Corp
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 加熱体における少なくとも一部の交換作業を
容易にできる蓄熱装置を提供する。 【解決手段】ケース12内には、螺旋状の伝熱管14
と、蓄熱材13と、棒状の加熱機構Kとを設けた。その
加熱機構Kは蓄熱材13に埋設する複数のヒータ収容部
材15と、各ヒータ収容部材15内に収容するU字状の
各ヒータ16とを備えた。そして、ヒータ16を交換す
る場合には、そのヒータ16を上方に引き抜き、ヒータ
収容部材15に対して上方から正常な別のヒータを挿入
するだけでよい。従って、ヒータ16が伝熱管14に絡
みつくことがなく交換作業を容易にできる。また、ヒー
タ収容部材15の下端に円筒状の支持部を設け、ケース
本体12aの内底面に対してその支持部に挿通するピン
を設けた。この支持部とピンにより位置決め構造が構成
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、比熱の大きな物質
に熱を蓄えておき、後でこの顕熱を利用する蓄熱装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、蓄熱装置として特開200
1−241772号公報に記載のものを提案している。
【0003】この蓄熱装置は、ケース、蓄熱材、ヒー
タ、及び伝熱管を備えている。前記蓄熱材は、固体のマ
グネシアと所定の蓄熱温度域で液体化する硝酸塩との混
合物から構成されており、前記ケース内に収納されてい
る。前記ヒータは蓄熱材内に配置され、その蓄熱材を加
熱する。前記伝熱管は蓄熱材内に配置され、その蓄熱材
に蓄えられた熱を取り出すものである。即ち、蓄熱材を
ヒータにより予め加熱して蓄熱しておき、この状態で伝
熱管の一端側から水を供給し、他端側から蒸気として取
り出す。
【0004】また、前記伝熱管は螺旋状に形成されてお
り、前記ヒータもその伝熱管に沿うように螺旋状に形成
されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来の
蓄熱装置には、次のような問題があった。即ち、ヒータ
が伝熱管に沿うように螺旋状に形成されているため、同
ヒータを蓄熱材から引き抜く際に、伝熱管及び蓄熱材の
マグネシアに絡まって引き抜くことが困難であった。従
って、何らかの原因により前記ヒータが故障した場合、
この故障したヒータを交換することが困難であった。
【0006】本発明は、前述した事情に鑑みてなされた
ものであって、その目的は加熱体における少なくとも一
部の交換作業を容易にできる蓄熱装置を提供することに
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、上部が開閉可能に構成さ
れたケースと、前記ケース内に充填された蓄熱材を加熱
する加熱体と、前記ケース内に配設されると共に内部に
熱媒体が流され当該熱媒体と前記蓄熱材との間で熱交換
を行う螺旋状の伝熱管とを備えた蓄熱装置において、前
記加熱体は棒状に形成されると共に、少なくともその一
部が前記ケースの上部側から抜き差し可能に構成されて
いることを要旨とする。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の蓄熱装置において、前記加熱体はヒータ収容部材と、
その内部に収容されるヒータとを備え、前記ヒータはヒ
ータ収容部材に対して上部側から抜き差し可能に構成さ
れていることを要旨とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1又は請
求項2に記載の蓄熱装置において、前記加熱体は複数あ
り、各加熱体は前記伝熱管の螺旋中心軸を中心として同
一円周上に等間隔で配設されていることを要旨とする。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の蓄熱装置において、前記各加熱体の中心を通る仮想円
筒を基準として同仮想円筒内外それぞれに位置する前記
蓄熱材の体積を同じにしたことを要旨とする。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項1乃至請
求項4のうちいずれか1項に記載の蓄熱装置において、
前記伝熱管は外側螺旋部と、その外側螺旋部内に配設さ
れた内側螺旋部とを有する二重螺旋状に構成され、前記
加熱体を前記外側螺旋部と前記内側螺旋部との間に配設
したことを要旨とする。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項1乃至請
求項5のうちいずれか1項に記載の蓄熱装置において、
前記伝熱管は、前記ケースの上部側から導入された熱媒
体導入部と、前記ケースの上部側へ導出された熱媒体導
出部とを有し、前記熱媒体導入部、前記外側螺旋部、前
記内側螺旋部、前記熱媒体導出部の順にそれぞれ一体に
連結され、前記熱媒体導出部は、前記蓄熱材の中心部に
配設されていることを要旨とする。
【0013】請求項7に記載の発明は、請求項1乃至請
求項6のうちいずれか1項に記載の蓄熱装置において、
前記ヒータ収容部材の前記ケースに対する位置決め構造
を備えたことを要旨とする。
【0014】請求項8に記載の発明は、請求項7に記載
の蓄熱装置において、前記位置決め構造は、前記ヒータ
収容部材と前記ケースとの間のはめあい構造を含むこと
を要旨とする。
【0015】請求項9に記載の発明は、請求項8に記載
の蓄熱装置において、前記はめあい構造は、前記ヒータ
収容部材側に設けた凹部又は凸部と、前記ケース側に設
けると共に前記ヒータ収容部材側の前記凹部又は前記凸
部に対して相互に嵌合可能とした凸部又は凹部と、を備
えていることを要旨とする。
【0016】請求項10に記載の発明は、請求項7乃至
請求項9のうちいずれか1項に記載の蓄熱装置におい
て、前記位置決め構造は、前記ケースの上壁における前
記ヒータ収容部材の配設対応位置に形成されると共に当
該ヒータ収容部材を挿通可能とした支持孔を含み、前記
ヒータ収容部材を前記支持孔に挿通し前記ケースに対し
て取り付けたとき、当該ヒータ収容部材の一部分が前記
支持孔の内周縁に係合するようにしたことを要旨とす
る。
【0017】請求項11に記載の発明は、請求項7に記
載の蓄熱装置において、前記位置決め構造は、前記ヒー
タ収容部材と、前記ケースの上壁における前記ヒータ収
容部材の配設対応位置との間に設けた吊下構造を含むこ
とを要旨とする。
【0018】請求項12に記載の発明は、請求項11に
記載の蓄熱装置において、前記吊下構造は、前記ケース
の上壁における前記ヒータ収容部材の配設対応位置に形
成されると共に当該ヒータ収容部材を挿通可能とした支
持孔と、前記ヒータ収容部材側に設けられると共に前記
ケースの上面に対して係合可能とした係合部と、を備え
たことを要旨とする。
【0019】(作用)従って、請求項1に記載の発明に
おいては、加熱体の少なくとも一部を交換する際には、
ケースの上部側から抜き差しする。このとき、加熱体は
棒状に形成されているため、少なくともその一部の抜き
差しを行う場合に、螺旋状の伝熱管に絡みつくことがな
く容易に抜き差しを行える。
【0020】請求項2に記載の発明においては、請求項
1に記載の発明の作用に加えて、ヒータのみを交換する
際には、ヒータ収容部材の上部側からヒータを抜き差し
する。
【0021】請求項3に記載の発明においては、請求項
1又は請求項2に記載の発明の作用に加えて、各加熱体
が伝熱管の螺旋中心軸を中心として同一円周上に等間隔
で配設されていることで、各加熱体により蓄熱材は均等
に蓄熱される。
【0022】請求項4に記載の発明においては、請求項
3に記載の発明の作用に加えて、仮想円筒を基準として
仮想円筒内外それぞれに位置する蓄熱材の体積を同じに
することで、各加熱体により蓄熱材は均等に蓄熱され
る。
【0023】請求項5に記載の発明においては、請求項
1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載の発明の作用
に加えて、外側螺旋部周辺及び内側螺旋部周辺の蓄熱材
が効率よく加熱される。
【0024】請求項6に記載の発明においては、請求項
1乃至請求項5のうちいずれか1項に記載の発明の作用
に加えて、熱媒体導出部が蓄熱材における最も熱が蓄え
られる部分である中心部に配設されている。即ち、熱媒
体は、蓄熱材における最も熱が蓄えられる部分である中
心部を最終的に通過して導出されるため、蓄熱材に蓄え
られた熱が熱媒体に効率よく伝達される。
【0025】請求項7に記載の発明によれば、請求項1
乃至請求項6のうちいずれか1項に記載の発明の作用に
加えて、前記ヒータ収容部材のケースに対する位置決め
がなされる。
【0026】請求項8に記載の発明によれば、請求項7
に記載の発明の作用に加えて、前記ヒータ収容部材とケ
ースとの間のはめあい関係により、当該ヒータ収容部材
のケースに対する位置決めがなされる。
【0027】請求項9に記載の発明によれば、請求項8
に記載の発明の作用に加えて、ヒータ収容部材側の凹部
又は凸部と、ケース側の凸部又は凹部とが相互に嵌合す
ることにより、ヒータ収容部材のケースに対する位置決
めがなされる。
【0028】請求項10に記載の発明は、請求項7乃至
請求項9のうちいずれか1項に記載の発明の作用に加え
て、前記ヒータ収容部材を前記支持孔に挿通しケースに
対して取り付けたとき、当該ヒータ収容部材の一部分が
前記支持孔の内周縁に係合する。即ち、ヒータ収容部材
は、支持孔に挿通することにより位置決めされると共
に、ケースに対して支持される。
【0029】請求項11に記載の発明は、請求項7に記
載の発明の作用に加えて、前記ヒータ収容部材はケース
の上壁に吊下支持されることにより、ケースに対する所
定の配設位置に位置決めされる。
【0030】請求項12に記載の発明によれば、請求項
11に記載の発明の作用に加えて、ヒータ収容部材の係
合部とケースの上面とが係合することにより、ヒータ収
容部材はケースの上壁に吊下支持される。これにより、
ヒータ収容部材はケースに対する所定の配設位置に位置
決め支持される。
【0031】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)以下、本発明を
蓄熱装置に具体化した第1実施形態を図1〜図4に従っ
て説明する。
【0032】図1及び図2に示すように、蓄熱装置11
のケース12は、上部が開口した有底円筒状のケース本
体12aと同ケース本体12aの上部開口部を閉鎖する
蓋体12bとを備えている。前記蓋体12bは「ケース
の上壁」に相当する。
【0033】ケース本体12a内にはマグネシア及び硝
酸塩を主成分とする蓄熱材13(図1及び図4では一部
のみを図示する)が混合して充填されていると共に、内
部に熱媒体としての水が流通される伝熱管14が配設さ
れている。前記マグネシアは固体とされており、前記硝
酸塩は所定の蓄熱温度域で液体化するものである。
【0034】図1及び図3に示すように、伝熱管14
は、直線状の熱媒体導入部14a、螺旋状の外側螺旋部
14b、その外側螺旋部14b内に配設された螺旋状の
内側螺旋部14c、及び直線状の熱媒体導出部14dと
から構成され、全体として二重螺旋構造をなしている。
【0035】以下、前記熱媒体導入部14aを導入部1
4a、前記熱媒体導出部14dを導出部14dという。
前記導入部14aは蓋体12bを貫通してケース12内
に導入され、ケース12内底部まで配設されている。そ
して、導入部14aの下端部に一体的に連結されている
外側螺旋部14bは蓄熱材13の上面近傍まで螺旋を描
きながら配設されている。また、外側螺旋部14bの上
端部に一体的に連結されている内側螺旋部14cはケー
ス12内底部まで螺旋を描きながら配設されている。さ
らに、内側螺旋部14cの下端部に一体的に連結されて
いる導出部14dは、ケース本体12aの軸線上に位置
すると共に、蓋体12bを貫通してケース12外に導出
されている。即ち、導出部14dは蓄熱材13の中心を
通るように配設されると共に、外側螺旋部14b及び内
側螺旋部14cの螺旋中心軸O上に配設されている。
【0036】なお、外側螺旋部14b及び内側螺旋部1
4cにおける螺旋中心軸Oは前記ケース12の軸線と同
一の軸とされている。そして、図1、図2及び図4に示
すように、前記ケース本体12a内において、外側螺旋
部14bと内側螺旋部14cとの間には、有底八角筒状
の6つのヒータ収容部材15が上下方向に沿って埋設さ
れている。また、各ヒータ収容部材15は前記螺旋中心
軸Oを中心として同一円周上に等間隔で配設されてい
る。ヒータ収容部材15は、ステンレス鋼鋼材等の熱伝
導性を有する金属材料により形成され、蓋体12bに形
成された各支持孔18にそれぞれ挿通されている。各ヒ
ータ収容部材15の上部開口部は後述する各ヒータ16
が挿入されるヒータ挿入口15aとされており、蓋体1
2bの上面から突出している。
【0037】前記各ヒータ収容部材15には、U字状に
形成された複数のヒータ16がそれぞれ収容されてい
る。また、各ヒータ収容部材15内にはそれぞれ蓄熱媒
体としてのヒータ用硝酸塩S(図4参照)が充填されて
おり、これにより各ヒータ収容部材15の内面とヒータ
16との隙間が埋められている。前記ヒータ収容部材1
5、前記ヒータ16、及び前記ヒータ用硝酸塩Sにより
加熱体としての棒状の加熱機構Kが構成されている。
【0038】そして、図2に示すように、各加熱機構K
の中心を通る仮想円筒Cを基準として仮想円筒C内外そ
れぞれに位置する蓄熱材13の体積が同じになるよう
に、各加熱機構Kを配設している。
【0039】(実施形態の作用)次に、前述のように構
成された蓄熱装置11の作用について説明する。蓄熱材
13に熱を蓄える場合には、各ヒータ16を通電発熱さ
せる。すると、各ヒータ16から発せられた熱は各ヒー
タ収容部材15内に充填されたヒータ用硝酸塩S及び各
ヒータ収容部材15を介して蓄熱材13に伝導する。特
に、各ヒータ16を有する各加熱機構Kは、前記螺旋中
心軸Oを中心として同一円周上に等間隔で配設されてい
る。さらに、その各加熱機構Kの中心が仮想円筒Cを通
過するようになっており、同仮想円筒Cを基準として仮
想円筒C内外それぞれの蓄熱材13の体積が同じとなっ
ている。従って、各ヒータ16から発せられた熱は効率
的に蓄熱材13全体に伝導する。
【0040】ちなみに、ヒータ収容部材15内にヒータ
用硝酸塩Sを充填しない場合、ヒータ収容部材15の内
面と各ヒータ16との間には隙間が形成され、各ヒータ
16から発せられた熱がヒータ収容部材15外の蓄熱材
13に対して効率的に伝達されない。
【0041】そして、導入部14aから水を供給する
と、その水は外側螺旋部14b、内側螺旋部14c、導
出部14dを通過し、導出部14dから蒸気として導出
される。特に、導出部14dは、蓄熱材13における最
も熱が蓄えられた部分である中心部を通過するように配
設されているため、蓄熱材13に蓄えられた熱が導出部
14d内の水(蒸気)により効率よく取り出される。
【0042】ところで、各ヒータ16のうち例えば一つ
のヒータ16が何らかの原因で故障した場合、このヒー
タ16は次のようにして交換する。即ち、他の正常なヒ
ータ16を通電発熱させて蓄熱材13を加熱する。そし
て、その加熱された蓄熱材13の熱により、故障したヒ
ータ16外周のヒータ用硝酸塩Sを液化させる(140
℃程度まで昇温させる)。その状態で、故障したヒータ
16をヒータ収容部材15から引き抜き、正常な別のヒ
ータを挿入する。
【0043】ちなみに、このヒータ16は両端が蓋体1
2b上部から導入されているため、ヒータ16を交換す
る場合にはそのヒータ16を上方に引き抜き、ヒータ収
容部材15に対して上方から正常な別のヒータを挿入す
るだけでよい。
【0044】各ヒータ16はそれぞれヒータ収容部材1
5内に収容されているので、各ヒータ16と蓄熱材13
を構成する固形状態のマグネシアとが直接接触すること
はない。また、ヒータ用硝酸塩Sは液体化しているので
各ヒータ16に大きな摩擦抵抗が作用することもない。
このため、各ヒータ16のヒータ収容部材15内への
(厳密には溶融したヒータ用硝酸塩S内への)抜き差し
は容易である。従って、各ヒータ16をそれぞれ蓄熱材
13に直接埋設した場合と異なり、各ヒータ16の交換
作業が容易になる。
【0045】(実施形態の効果)従って、本実施形態に
よれば、以下の効果を得ることができる。 (1)ケース12内には、螺旋状の伝熱管14と、蓄熱
材13と、棒状の加熱機構Kとを設けた。その加熱機構
Kは蓄熱材13に埋設する複数のヒータ収容部材15
と、各ヒータ収容部材15内に収容するU字状の各ヒー
タ16とを備えた。そして、ヒータ16を交換する場合
には、そのヒータ16を上方に引き抜き、ヒータ収容部
材15に対して上方から正常な別のヒータを挿入するだ
けでよい。即ち、加熱機構Kの少なくとも一部(ヒータ
16)がケース12の上部側から抜き差し可能に構成さ
れている。従って、ヒータ16が伝熱管14及び蓄熱材
13を構成する固形分(マグネシア)に絡みつくことが
なく交換作業を容易にできる。
【0046】加えて、各ヒータ16と蓄熱材13を構成
する固形分との接触が防止され、各ヒータ16の傷つき
を防止することができる。さらに、故障した場合を想定
して予め予備のヒータを配設する必要がなく、蓄熱装置
11のコストアップを抑えることができる。
【0047】(2)各加熱機構Kを前記螺旋中心軸Oを
中心として同一円周上に等間隔に配設した。従って、加
熱機構Kにより蓄熱材13を均等に蓄熱することができ
る。 (3)各加熱機構Kの中心を通る仮想円筒Cを基準とし
て仮想円筒C内外それぞれに位置する蓄熱材13の体積
を同じになるように、各加熱機構Kを配設した。従っ
て、加熱機構Kにより蓄熱材13をより一層均等に蓄熱
することができる。
【0048】(4)伝熱管14を外側螺旋部14bと内
側螺旋部14cとからなる二重螺旋状に構成した。そし
て、加熱機構Kをその外側螺旋部14bと内側螺旋部1
4cとの間に配設した。従って、外側螺旋部14b周辺
及び内側螺旋部14c周辺の蓄熱材13を効率よく加熱
することができる。また、伝熱管14を一重螺旋構造に
構成した場合と比べその分管の長さを長くでき、伝熱管
14内の水に熱を、短時間により多く伝達できる。
【0049】(5)伝熱管14はケース12の上部側か
ら導入される導入部14aと、ケース12の上部側へ導
出される導出部14dとを有している。そして、導出部
14dを螺旋中心軸Oに位置するように、即ち、蓄熱材
13の中心を通るように配設した。従って、伝熱管14
内の水は蓄熱材13における最も熱が蓄えられる部分で
ある中心部を最終的に通過して導出されるため、蓄熱材
13に蓄えられた熱を水(蒸気)に効率よく伝達でき
る。
【0050】(6)ヒータ収容部材15の内部には、ヒ
ータ用硝酸塩Sを充填するようにした。このため、各ヒ
ータ16とヒータ収容部材15の内面との隙間がヒータ
用硝酸塩Sにより埋められる。従って、各ヒータ16と
ヒータ収容部材15の内面との間に隙間が形成される場
合と異なり、各ヒータ16の熱は効率的に蓄熱材13に
伝導する。
【0051】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態を説明する。本実施形態はヒータ収容部材のケース
に対する位置決め構造を設けた点で前記第1実施形態と
異なる。従って、前記第1実施形態と同一の部材構成に
ついては同一の符号を付し、その詳細な説明を省略す
る。
【0052】図5及び図6に示すように、ケース本体1
2aの内底面において、ヒータ収容部材15の配置対応
位置(厳密には、各ヒータ16の配置対応位置)にはピ
ン17が溶接等により突設されている。ピン17のケー
ス本体12a内底面からの突出高さ、即ちケース本体1
2a内底面とピン17の頂点との間の距離は、予め設定
された所定の距離Hとされている。
【0053】ヒータ収容部材15の底面には、円筒状の
支持部15bが溶接等により突設されている。この支持
部15bの内径は前記ピン17の外形(直径)よりも若
干大きくされており、当該支持部15bには前記ピン1
7が挿入されている。この組立状態において、ヒータ収
容部材15の上部は蓋体12bの上面から突出してい
る。
【0054】なお、支持部15bは凹部を構成し、ピン
17は凸部を構成する。支持部15b及びピン17は、
ヒータ収容部材15とケース12との間のはめあい構造
を構成する。支持部15b、ピン17及び支持孔18
は、ヒータ収容部材15のケース12に対する位置決め
構造を構成する。
【0055】さて、蓄熱装置11を組み立てる際には、
伝熱管14をケース本体12a内に配設し、この後、蓋
体12bを取り付ける。そして、ヒータ収容部材15を
支持孔18の上方から挿入し、支持部15bにピン17
を挿入する。ピン17の上端部がヒータ収容部材15の
底面に当接することにより、ヒータ収容部材15のケー
ス本体12a内底面方向への移動が規制される。これに
より、ヒータ収容部材15のケース12に対する高さ方
向の位置決めがなされる。即ち、ヒータ収容部材15の
底面とケース本体12a内底面との間の距離Hが一定に
保持される。また、支持部15bにピン17が挿入する
ことにより、ヒータ収容部材15下部のケース本体12
aの内底面に沿う方向の移動が規制される。
【0056】支持部15bにピン17を挿入した状態に
おいて、ヒータ収容部材15の上部は、支持孔18を介
して蓋体12bの上面から突出している。ヒータ収容部
材15の上部が支持孔18の内周縁に係合することによ
り、当該ヒータ収容部材15上部の前後左右方向への移
動、即ちピン17を支点とする揺動が規制される。この
ように、ヒータ収容部材15はピン17と支持孔18と
により、ケース12に対する所定の取付位置に固定支持
される。また、ケース本体12aの内底面とヒータ収容
部材15の底面との間の距離は、ピン17の突出高さ、
即ち前記距離Hと同じになっている。
【0057】次に、ケース本体12a内に蓄熱材13を
充填する。蓄熱材13は蓋体12bに形成された蓄熱材
投入口(図示略)を介してケース本体12a内に投入さ
れる。この後、ヒータ収容部材15内にヒータ16を挿
入し、硝酸塩を充填すれば、蓄熱装置11の組立が完了
となる。
【0058】従って、本実施形態によれば、前記第1実
施形態の(1)〜(6)に記載の効果に加えて、以下の
効果を得ることができる。 (1)ヒータ収容部材15のケース12に対する位置決
め構造を備えた。即ち、ヒータ収容部材15は、当該ヒ
ータ収容部材15側の支持部15bと、ケース本体12
a側のピン17と、蓋体12bの支持孔18とによりケ
ース12に対して位置決めされ、且つ固定支持されるよ
うにした。このため、構成を複雑にすることなく、ヒー
タ収容部材15のケース12に対する位置決め及び支持
固定が可能となる。
【0059】(2)また、ヒータ収容部材15とケース
12との間のはめあい関係により、当該ヒータ収容部材
15のケース12に対する位置決めがなされるようにし
た。即ち、ヒータ収容部材15を支持孔18に挿通し、
支持部15bにピン17を挿入するだけで、当該ヒータ
収容部材15はケース12に対して位置決め且つ固定支
持される。このため、蓄熱装置11の組立時、ヒータ収
容部材15を仮止め治具等によりケース本体12aに対
する所定の取付け位置に仮止めする場合と異なり、ヒー
タ収容部材15の位置決め作業及び支持固定作業が簡単
になり、ひいては蓄熱装置11の組立作業効率が向上す
る。
【0060】(3)さらに、ヒータ収容部材15の位置
決め及び支持固定のための構造としては、ピン17、支
持部15b及び支持孔18だけである。これらが、蓄熱
材13の充填作業の邪魔になることはない。このため、
前記仮止め治具等を使用する場合と異なり、蓄熱材13
の充填作業効率を向上させることができる。ちなみに、
前記仮止め治具等を使用した場合、これが例えば前記蓄
熱材投入口の一部を覆い、蓄熱材13の充填作業の邪魔
になる場合がある。
【0061】(第3実施形態)次に、本発明の第3実施
形態を説明する。図7及び図8(a),(b)に示すよ
うに、ケース本体12aの内底面において、ヒータ収容
部材15の配設対応位置には一対の平面コの字状(図8
(b)参照)のガイド部材19,19がそれぞれ溶接等
により突設されている。両ガイド部材19,19のコの
字内面が互いに対向するように、且つ両ガイド部材1
9,19の互いに対向するコの字奥壁間の距離がヒータ
収容部材15の幅よりも若干大きくなるように、両ガイ
ド部材19,19はそれぞれ配置されている。
【0062】ガイド部材19において、互いに対向する
コの字側壁間の距離はヒータ収容部材15の厚みよりも
若干大きくされている。両ガイド部材19,19のコの
字内面にはそれぞれ支持片19a,19aが設けられて
いる。両支持片19a,19aは、ケース本体12aの
内底面と当該両支持片19a,19aの上面との間の距
離Hが予め設定された所定の値となるように配置形成さ
れている。
【0063】尚、両ガイド部材19及び支持片19a
は、ヒータ収容部材15のケース12に対する位置決め
構造、及びヒータ収容部材15とケース12との間のは
めあい構造を構成する。
【0064】さて、蓄熱装置11の組立時、蓋体12b
をケース本体12aに対して取り付けた状態で、ヒータ
収容部材15を支持孔18の上方から挿入し、同ヒータ
収容部材15の下部を両ガイド部材19,19間に挿入
する。このとき、ヒータ収容部材15の下部外面は両ガ
イド部材19,19のコの字状内面により案内される。
ヒータ収容部材15の底面が両ガイド部材19,19の
支持片19a,19aの上面に当接することにより、同
ヒータ収容部材15のケース本体12a内底面方向への
移動が規制される。これにより、ヒータ収容部材15の
ケース12に対する高さ方向の位置決めがなされ、同ヒ
ータ収容部材15の底面とケース本体12a内底面との
間の距離Hが一定に保持される。
【0065】従って、本実施形態によれば、前記第1実
施形態の(1)〜(6)に記載の効果に加えて、以下の
効果を得ることができる。 (1)ヒータ収容部材15の下部を両ガイド部材19,
19により支持するようにした。即ち、両ガイド部材1
9,19とヒータ収容部材15とは2点接触のはめあい
構造を構成する。このため、1点接触のはめあい構造と
した場合と異なり、ヒータ収容部材15をより安定して
支持固定することができる。
【0066】(第4実施形態)次に、本発明の第4実施
形態を説明する。図9及び図10に示すように、ヒータ
収容部材15の上部開口部の周縁には、環状のフランジ
20が形成されている。フランジ20は蓋体12b上面
における支持孔18の周縁部に係合可能とされている。
ヒータ収容部材15は、支持孔18に上方から挿入さ
れ、フランジ20の下面が蓋体12b上面における支持
孔18の周縁部に係合することにより、蓋体12bに対
して吊下支持されている。これにより、ヒータ収容部材
15のケース12に対する高さ方向の位置決めがなさ
れ、同ヒータ収容部材15の底面とケース本体12a内
底面との間の距離Hが一定に保持される。フランジ20
と蓋体12bとは、例えばボルト及びナット(図示略)
又は溶接等により相互に固定されている。
【0067】尚、支持孔18及びフランジ20は、ヒー
タ収容部材15のケース12に対する位置決め構造を構
成する。同じく吊下構造を構成する。フランジ20はケ
ース12の上面に対して係合可能とした係合部を構成す
る。
【0068】従って、本実施形態によれば、前記第1実
施形態の(1)〜(6)に記載の効果に加えて、以下の
効果を得ることができる。 (1)ヒータ収容部材15を蓋体12bの支持孔18に
上方から挿入するだけで、当該ヒータ収容部材15は所
定の取付位置に位置決めされる。このため、蓄熱装置1
1の構成がいっそう簡単になり、ひいては蓄熱装置11
の組立作業効率をいっそう向上させることができる。
【0069】(別例)尚、前記各実施形態は以下のよう
に変更して実施してもよい。 ・第2実施形態では、支持部15b及びピン17をそれ
ぞれ1つずつ設けたが、複数ずつ設けるようにしてもよ
い。即ち、ヒータ収容部材15のケース12に対する位
置決め構造を多点接触のはめあい構造とすることによ
り、ヒータ収容部材15をより安定して支持固定するこ
とができる。
【0070】・第2実施形態では、ヒータ収容部材15
の底面に支持部15bを設け、ケース本体12aの内底
面にピン17を設けたが、この凹凸関係を逆にしてもよ
い。即ち、ヒータ収容部材15の底面にピンを設け、ケ
ース本体12aの内底面に円筒状の支持部を設ける。こ
のようにしても、前記第2実施形態の(1)〜(3)に
記載の効果と同様の効果を得ることができる。
【0071】・第3実施形態では、2つのガイド部材1
9,19を使用したが、2つのガイド部材19,19を
一体的に形成して一つの部材としてもよい。このように
すれば、部品点数を減らすことができる。
【0072】・第4実施形態において、ヒータ収容部材
15を予め蓋体12bに溶接等により固定するようにし
てもよい。このようにすれば、蓋体12bをケース本体
12aに取り付けることにより、すべてのヒータ収容部
材15をケース本体12a内の所定の取付位置に配置す
ることができる。
【0073】・前記各実施形態ではヒータ16をそれぞ
れU字状に形成していたが、各ヒータ16の形状は任意
に変更可能である。例えば、蛇行状、棒状、螺旋状に形
成して、ヒータ収容部材15内に収容するようにしても
よい。
【0074】・前記各実施形態では、ヒータ収容部材1
5内にヒータ用硝酸塩Sを充填するようにしたが、他の
熱媒体(例えば熱媒油)を充填するようにしてもよい。
このようにしても、各ヒータ16の熱は、ヒータ収容部
材15内の熱媒体及びヒータ収容部材15を介して蓄熱
材13に効率的に伝導する。また、有機系の熱媒油を使
用した場合、常温状態においても液状であるためヒータ
交換時において温度を上げる必要がない。
【0075】・前記各実施形態ではヒータ収容部材15
を上部が開口した有底八角筒状に形成したが、有底円筒
状、有底楕円筒状、有底四角筒状などとしてもよい。こ
のようにしても、蓄熱材13と各ヒータ16とを隔絶す
ることができる。
【0076】・前記各実施形態ではヒータ収容部材15
の上部を開口したが、その両端をそれぞれ開口させるよ
うにしてもよい。このようにしても、各ヒータ16の長
手方向における全周囲での蓄熱材13との接触を防止す
ることができるため、ヒータの交換作業は容易となる。
【0077】・前記各実施形態では伝熱管14を二重螺
旋構造としていたが、三重螺旋以上の螺旋構造としても
よい。このようにすると、伝熱管14の長さを確保しや
すくなる。
【0078】・前記第1実施形態では加熱機構Kをヒー
タ16、ヒータ用硝酸塩S、加熱機構Kからなる構成と
していた。そして、加熱機構Kの少なくとも一部(ヒー
タ16)をケース12の上部側から抜き差し可能に構成
していた。これに限らず、ヒータ用硝酸塩S及び加熱機
構Kを省略し、ヒータ16のみで加熱機構Kとしてもよ
い。この場合、ヒータ16は加熱体に相当する。このよ
うにしても、蓄熱材13に埋設されたヒータ16を上方
から引き抜いたり、挿入したりすることができるばかり
でなく、蓄熱装置11の部品点数を削減できる。また、
このようにU字状のヒータ16を直接蓄熱材13に埋設
すると、従来技術の蓄熱装置における螺旋状のヒータを
蓄熱材から引き抜く場合と比べ、ヒータ16に伝熱管1
4及び蓄熱材13を構成する固形分(マグネシア)が絡
みつくことがなく容易に引き抜くことができる。なお、
この場合ヒータ16の形状はU字状よりも棒状の方がよ
り望ましい。
【0079】・前記各実施形態では導出部14dを螺旋
中心軸O上に位置するようにしていたが、必ずしも螺旋
中心軸O上に位置するように配設しなくてもよい。 ・前記各実施形態では各加熱機構Kの中心を通る仮想円
筒Cを基準として仮想円筒C内外それぞれに位置する蓄
熱材13の体積を同じになるように、各加熱機構Kを配
設していた。しかしながら、各加熱機構Kの配設を次の
ようにしてもよい。即ち、各加熱機構Kの中心を通る仮
想円筒を基準として仮想円筒C内外それぞれに位置する
蓄熱材13の体積を異なるように、各加熱機構Kを配設
してもよい。
【0080】・前記各実施形態では各ヒータ収容部材1
5(各加熱機構K)を螺旋中心軸Oを中心として同一円
周上に等間隔で配設していが、必ずしもそのように配設
しなくてもよい。
【0081】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
加熱体における少なくとも一部の交換作業を容易にでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1実施形態における蓄熱装置の正断面図。
【図2】 第1実施形態における蓄熱装置の平断面図。
【図3】 第1実施形態における伝熱管の正面図。
【図4】 第1実施形態における加熱機構の正断面図。
【図5】 第2実施形態における蓄熱装置の要部正断面
図。
【図6】 第2実施形態における蓄熱装置の要部側断面
図。
【図7】 第3実施形態における蓄熱装置の要部正断面
図。
【図8】 (a)は、第3実施形態における蓄熱装置の
要部側断面図。(b)は、第3実施形態における蓄熱装
置の要部平断面図。
【図9】 第4実施形態における蓄熱装置の要部正断面
図。
【図10】 第4実施形態における蓄熱装置の要部側断
面図。
【符号の説明】
11…蓄熱装置、12…ケース、12b…ケースの上壁
を構成する蓋体、13…蓄熱材、14…伝熱管、14a
…熱媒体導入部、14b…外側螺旋部、14c…内側螺
旋部、14d…熱媒体導出部、15…ヒータ収容部材、
15b…位置決め構造及びはめあい構造を構成する支持
部(凹部)、16…ヒータ、17…位置決め構造及びは
めあい構造を構成するピン(凸部)、18…位置決め構
造及び吊下構造を構成する支持孔、19…位置決め構造
及びはめあい構造を構成するガイド部材、19a…位置
決め構造及びはめあい構造を構成する支持片、20…位
置決め構造及び吊下構造を構成するフランジ(係合
部)、C…仮想円筒、K…加熱体としての加熱機構、O
…螺旋中心軸。

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上部が開閉可能に構成されたケースと、 前記ケース内に充填された蓄熱材を加熱する加熱体と、 前記ケース内に配設されると共に内部に熱媒体が流され
    当該熱媒体と前記蓄熱材との間で熱交換を行う螺旋状の
    伝熱管とを備えた蓄熱装置において、 前記加熱体は棒状に形成されると共に、少なくともその
    一部が前記ケースの上部側から抜き差し可能に構成され
    ていることを特徴とする蓄熱装置。
  2. 【請求項2】 前記加熱体はヒータ収容部材と、その内
    部に収容されるヒータとを備え、 前記ヒータはヒータ収容部材に対して上部側から抜き差
    し可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記
    載の蓄熱装置。
  3. 【請求項3】 前記加熱体は複数あり、各加熱体は前記
    伝熱管の螺旋中心軸を中心として同一円周上に等間隔で
    配設されていることを特徴とする請求項1又は請求項2
    に記載の蓄熱装置。
  4. 【請求項4】 前記各加熱体の中心を通る仮想円筒を基
    準として同仮想円筒内外それぞれに位置する前記蓄熱材
    の体積を同じにしたことを特徴とする請求項3に記載の
    蓄熱装置。
  5. 【請求項5】 前記伝熱管は外側螺旋部と、その外側螺
    旋部内に配設された内側螺旋部とを有する二重螺旋状に
    構成され、前記加熱体を前記外側螺旋部と前記内側螺旋
    部との間に配設したことを特徴とする請求項1乃至請求
    項4のうちいずれか1項に記載の蓄熱装置。
  6. 【請求項6】 前記伝熱管は、前記ケースの上部側から
    導入された熱媒体導入部と、前記ケースの上部側へ導出
    された熱媒体導出部とを有し、 前記熱媒体導入部、前記外側螺旋部、前記内側螺旋部、
    前記熱媒体導出部の順にそれぞれ一体に連結され、 前記熱媒体導出部は、前記蓄熱材の中心部に配設されて
    いることを特徴とする請求項1乃至請求項5のうちいず
    れか1項に記載の蓄熱装置。
  7. 【請求項7】 前記ヒータ収容部材の前記ケースに対す
    る位置決め構造を備えた請求項1乃至請求項6のうちい
    ずれか1項に記載の蓄熱装置。
  8. 【請求項8】 前記位置決め構造は、前記ヒータ収容部
    材と前記ケースとの間のはめあい構造を含む請求項7に
    記載の蓄熱装置。
  9. 【請求項9】 前記はめあい構造は、前記ヒータ収容部
    材側に設けた凹部又は凸部と、前記ケース側に設けると
    共に前記ヒータ収容部材側の前記凹部又は前記凸部に対
    して相互に嵌合可能とした凸部又は凹部と、を備えてい
    る請求項8に記載の蓄熱装置。
  10. 【請求項10】 前記位置決め構造は、前記ケースの上
    壁における前記ヒータ収容部材の配設対応位置に形成さ
    れると共に当該ヒータ収容部材を挿通可能とした支持孔
    を含み、 前記ヒータ収容部材を前記支持孔に挿通し前記ケースに
    対して取り付けたとき、当該ヒータ収容部材の一部分が
    前記支持孔の内周縁に係合するようにした請求項7乃至
    請求項9のうちいずれか1項に記載の蓄熱装置。
  11. 【請求項11】 前記位置決め構造は、前記ヒータ収容
    部材と、前記ケースの上壁における前記ヒータ収容部材
    の配設対応位置との間に設けた吊下構造を含む請求項7
    に記載の蓄熱装置。
  12. 【請求項12】 前記吊下構造は、 前記ケースの上壁における前記ヒータ収容部材の配設対
    応位置に形成されると共に当該ヒータ収容部材を挿通可
    能とした支持孔と、 前記ヒータ収容部材側に設けられると共に前記ケースの
    上面に対して係合可能とした係合部と、を備えた請求項
    11に記載の蓄熱装置。
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