JP2003262296A - 真空断熱材、および真空断熱材を使用した冷蔵庫 - Google Patents

真空断熱材、および真空断熱材を使用した冷蔵庫

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JP2003262296A
JP2003262296A JP2002064972A JP2002064972A JP2003262296A JP 2003262296 A JP2003262296 A JP 2003262296A JP 2002064972 A JP2002064972 A JP 2002064972A JP 2002064972 A JP2002064972 A JP 2002064972A JP 2003262296 A JP2003262296 A JP 2003262296A
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nylon
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷蔵庫に搭載する真空断熱材の芯材として、
無機系ボード状芯材を使用した場合、芯材の硬度に加え
て真空断熱材のサイズおよび重量が大きくなるために、
これらの相互作用によって外部からだけでなく、内部か
らの突き刺しも起こるために、非常にピンホールが生じ
やすくなる。このような厳しい状況下においても、ピン
ホールの発生がなく、断熱性能を維持することができる
外被材が求められている。 【解決手段】 真空断熱材の外被材のラミネート構成中
のナイロンフィルムを2層以上にすることで、芯材の硬
度、サイズ、重量が大きい場合でも、外側、内側の両方
からの突き刺しによるピンホールの発生を防ぐ。ピンホ
ールの生じにくい外被材を用いることにより、経時断熱
性能に優れた真空断熱材および省エネの冷蔵庫を提供す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、真空断熱材、およ
び真空断熱材を使用した冷蔵庫に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、地球環境保護が大きく叫ばれるな
か、家電製品の省エネルギー化は緊急に取り組むべき重
要な課題となってきている。この解決方法の一つとし
て、無駄な熱の授受を防ぐ目的での真空断熱材の適用が
ある。
【0003】真空断熱材は、発泡樹脂や繊維材等を芯材
として外被材内に入れた断熱材で、断熱材内部を真空に
保つことにより気体の熱伝導率を著しく低下させたもの
であり、その断熱性能を長期に渡って維持するために
は、断熱材内部を真空に保ち続ける必要がある。しか
し、外被材にピンホールが生じると外部からのガス侵入
が起こるために断熱性能が大きく悪化してしまうという
課題がある。
【0004】そこで、真空断熱材の外被材のラミネート
構成において、耐傷性のよいナイロンフィルムを外被材
の最外層に追加ラミネートすることによって外部からの
耐磨耗性や耐傷性等を強化した技術が、特開昭61−2
7392号公報に開示されている。
【0005】また、真空断熱材以外の包装用材料とし
て、強度や耐湿性を上げることを目的とした電子部品用
包装袋で、ナイロンを用いて耐突き刺し性を向上させた
技術が特開平9−193305号から特開平9−193
307号公報に開示されている。
【0006】この発明の積層フィルムは、半導体デバイ
スなどの電子部品を湿気や静電気から保護するための電
子部品用包装袋(電子部品収納容器用包装袋を含む)の
用途に使用されるもので、電子部品が製造されてから実
装されるまでの間の保護が目的であり、1〜2年程度の
防湿効果の持続性を考慮したものである。
【0007】また、特開2000−52515号公報に
開示されているように、突き刺し強度が必要となるトレ
イ入り商品の外装フィルムなどにも、熱溶着フィルムと
共押ししたナイロンフィルムが、ガスバリア層となるプ
ラスチックフィルムと貼り合わせて用いられている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】すなわち、通常の包装
材では内容物の保護が主な目的であり、その保管期間も
せいぜい数年間である。これに対し、真空断熱材の外被
材は、真空断熱材内部の真空度が断熱性能に直接的に関
わるものである。特に、冷蔵庫に搭載する真空断熱材は
10年以上に渡って使用されることを考慮すると、わず
かなピンホールも許されず、外被材の耐突き刺し性の向
上は真空断熱材の断熱性能維持を考える上で大変重要で
ある。
【0009】従来の外被材仕様でも、真空断熱材の芯材
として発泡樹脂のように硬度や密度の小さい芯材を使用
した場合にはピンホールが生じることはなかった。しか
し、冷蔵庫への広範な適用等のためには真空断熱材も比
較的大きなものが必要になり、重量が増加して外部から
の突き刺しに対して強化する必要がある。
【0010】更には、無機繊維をボード状に成形する
と、硬度が増すとともに、成形時にかかる力のためにボ
ードの表面の繊維が折れる等の現象が起こり、これによ
って鋭くなった繊維がボードの表面に多数存在するよう
になる。これを真空断熱材の芯材に使用したときには、
繊維の先端が外被材を内側から突き刺すという現象が起
こる。このような繊維による内側からの突き刺しは繊維
径が太くなると多発する傾向にあり、芯材の密度を大き
くすると、芯材重量が大きくなることに加えて、より硬
度が増すために、さらに内側からの突き刺しによるピン
ホールが生じやすくなる。
【0011】すなわち、無機繊維をボード状に成形した
芯材を用いた真空断熱材を冷蔵庫に適用する場合には、
芯材の硬度が高い上、芯材一枚あたりのサイズおよび重
量が大きくなるために、従来のラミネート構造ではピン
ホールの発生を防ぐことができなくなってきた。
【0012】本発明は、外被材のラミネート仕様を変え
ることにより、無機繊維のボード状芯材を冷蔵庫用の真
空断熱材に適用するような厳しい条件でも、硬度やサイ
ズや重量の相互作用によるピンホールを生じることがな
く、長期に渡り断熱性能を保つ真空断熱材を提供し、更
にこの真空断熱材を使用した省エネルギーの冷蔵庫を提
供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の発明は、無機繊維を成形したボード状芯材と、ラミネ
ート構成にナイロンフィルムを2層以上含む外被材を使
用したことを特徴とする真空断熱材である。
【0014】ナイロンは、耐衝撃性、耐屈曲性や引張強
度など様々な機械的特性に優れた材料である。外被材の
ナイロンフィルムを2層以上にして耐突き刺し性を向上
することによって、無機繊維を成形したボード状芯材の
硬度,サイズおよび重量が大きくなった場合でもピンホ
ールの発生を防ぐことができる。
【0015】また、本発明の請求項2に記載の発明は、
無機繊維を成形したボード状芯材と、ラミネート構成に
延伸ナイロンフィルムを2層以上含む外被材を使用し、
かつ密度が150kg/m3以上であることを特徴とす
る真空断熱材である。
【0016】発泡樹脂を芯材として用いたときにピンホ
ールの発生が起こらない従来のラミネート構成であって
も、真空断熱材の密度が150kg/m3以上になるよ
うな無機繊維を成形したボード状芯材を用いた場合は、
成形時に折れて鋭くなった繊維が芯材表面に存在するこ
とに加え、芯材重量や硬度が大きくなるために、ピンホ
ールが発生する。しかし、延伸ナイロンフィルムは無延
伸ナイロンフィルムに比べガスバリア性や耐突き刺し性
により優れており、外被材に延伸ナイロンフィルムを2
層以上使用することによって芯材の硬度やサイズや重量
の条件が厳しくなった場合でもピンホールの発生を、よ
り確実に防ぐことができる。
【0017】本発明の請求項3に記載の発明は、外被材
のラミネート構成が、外側から順に、第1のナイロンフ
ィルム、ガスバリア層、第2のナイロンフィルム、熱溶
着層とした真空断熱材である。
【0018】外被材のガスバリア層の内外両面に、耐突
き刺し性に優れたナイロンフィルムをラミネートするこ
とにより、ピンホールの発生を防ぐだけでなく、ガスバ
リア層として金属箔のようにクラックが生じやすい材料
を用いた場合にも、2層のナイロンフィルムがガスバリ
ア層を保護する機能を果たすためにクラックが生じにく
くなる。熱溶着層からのガス侵入を考慮すると、第2の
ナイロンフィルムは薄くすることが好ましい。
【0019】本発明の請求項4に記載の発明は、外被材
のラミネート構成が、外側から順に、第1のナイロンフ
ィルム、第2のナイロンフィルム、ガスバリア層、熱溶
着層とした真空断熱材である。
【0020】外被材にナイロンフィルムを2層以上ラミ
ネートすることによって、耐突き刺し性を向上させると
ともに、ガスバリア層の外側にのみナイロンフィルムを
ラミネートすることにより、ガス侵入の影響が大きい熱
溶着層端部の断面の厚さを増やすことがなく、真空断熱
材のサイズが冷蔵庫用途のように大きくなった場合にお
いても外被材のガスバリア性を保持することができる。
また、ナイロンフィルムを2層重ねると、ナイロンフィ
ルム間の接着層により内側からの突き刺しが緩和され、
1層で2層分の厚みを設定する場合よりも突き刺し強度
を大きくできる。
【0021】本発明の請求項5に記載の発明は、少なく
とも、第1のナイロンフィルムの内側、または、第2の
ナイロンフィルムの外側に蒸着を施したことを特徴とす
る真空断熱材である。
【0022】ナイロンフィルムのいずれかに蒸着層が存
在することにより、外被材の内側からの突き刺しによっ
て熱溶着層およびガスバリア層にピンホールが生じた場
合でも、ナイロンフィルムに施した蒸着によりガスの透
過をより確実に防ぐことができる。
【0023】本発明の請求項6に記載の発明は、請求項
1から請求項5のうちいずれかの真空断熱材を搭載した
冷蔵庫である。
【0024】無機繊維を成形したボード状芯材を使用し
た真空断熱材を冷蔵庫に適用する場合、一枚あたりのサ
イズや重量が大きくなることにより、ピンホール発生の
リスクが非常に高くなるが、本発明によって、ピンホー
ルを発生させることなく長期間断熱性能を保つ真空断熱
材を得ることができるため、長期間省エネルギーを保つ
冷蔵庫を提供することができる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の真空断熱材の実施
の形態について説明する。
【0026】本発明は、無機繊維を成形したボード状芯
材と外被材とからなる真空断熱材であり、外被材のラミ
ネート構成にナイロンフィルムを2層以上含むものであ
る。
【0027】無機繊維としては、グラスウール、グラス
ファイバー、アルミナ繊維、シリカアルミナ繊維、シリ
カ繊維、ロックウール、炭化ケイ素繊維等特に指定する
ものではない。また、ボード状に加熱加圧成形する時に
は、取り扱い性向上のためバインダーを使用しても良
い。バインダーを使用すると、ボード化した芯材の硬度
が大きくなるためにピンホール発生のリスクは大きくな
るが、本発明のラミネート構成ではバインダーによって
芯材硬度が高くなった場合でもピンホールの発生を防ぐ
ことができる。
【0028】ナイロンフィルムは、耐衝撃性、耐屈曲性
や引張強度など様々な機械的特性に優れており、前記外
被材に使用するナイロンの種類としては、ナイロン−
6、ナイロン−6.6、MXDナイロン等があり、特に
指定するものではないが、芳香族系ナイロンを使用する
とガスバリア性をより向上させることができる。
【0029】また、ナイロンフィルムの形態としては、
単層ナイロンフィルム、異種のナイロンを共押出し加工
した多層ナイロンフィルムなどがあるが、特に指定する
ものではない。前記外被材のガスバリア層としては、金
属箔が最も適しているが、金属または金属酸化物、ある
いはダイヤモンドライクカーボンを蒸着したプラスチッ
クフィルム等を用いることもでき、ガス透過を低減する
目的で用いるものであれば特に指定するものではない。
【0030】上記金属箔としては、アルミニウム、ステ
ンレス、鉄等を用いることができるが、特に指定するも
のではない。
【0031】プラスチックフィルムへの金属蒸着の材料
は、アルミニウム、コバルト、ニッケル、亜鉛、銅、
銀、あるいはそれらの混合物等を用いることができる
が、特に指定するものではない。
【0032】また、前記プラスチックフィルム上への金
属酸化物蒸着の材料は、シリカ、アルミナ等を用いるこ
とができるが、特に指定するものではない。
【0033】前記外被材の熱溶着層は、外被材を構成す
るフィルムの中で最もガス透過度が大きい部分であり、
熱溶着層の性質は真空断熱材の経時断熱性能に大きく影
響する。熱溶着層の厚さは、減圧封止工程における封止
品質の安定性や、熱溶着部端面からのガス侵入の抑制
や、ガスバリア層として金属箔を使用した場合における
熱伝導による表面からのヒートリークを考慮すると、2
5μm〜60μmが適している。熱溶着層の材料として
は、無延伸ポリプロピレンフィルム、高密度ポリエチレ
ンフィルム、直鎖状低密度ポリエチレンフィルム等を用
いることができ、特に指定するものではないが、耐突き
刺し性に優れた無延伸ポリプロピレンフィルムを用いる
のがより効果的である。また、外被材の外層にさらに表
面保護層を設けることも可能である。
【0034】表面保護層としては、ポリエチレンテレフ
タレートフィルム、ポリプロピレンフィルムの延伸加工
品などが利用でき、ポリエチレンテレフタレートフィル
ムを用いると水蒸気バリア性を向上させることができ
る。
【0035】また、外被材の袋形状は、四方シール袋、
ガゼット袋、三方シール袋、ピロー袋、センターテープ
シール袋等があるが、特に指定するものではない。
【0036】また、真空断熱材の初期断熱性能および経
時断熱性能をより一層向上させる場合は、ガス吸着剤や
水分吸着剤等のゲッター物質を使用することも可能であ
る。
【0037】その吸着機構は、物理吸着、化学吸着、お
よび吸蔵、収着等のいずれでもよいが、非蒸発型ゲッタ
ーとして作用する物質が良好である。
【0038】具体的には、合成ゼオライト、活性炭、活
性アルミナ、シリカゲル、ドーソナイト、ハイドロタル
サイト等の物理吸着剤である。
【0039】化学吸着剤としては、アルカリ金属やアル
カリ土類金属の酸化物や、アルカリ金属やアルカリ土類
金属の水酸化物等が利用でき、特に、酸化リチウム、水
酸化リチウム、酸化カルシウム、水酸化カルシウム、酸
化マグネシウム、水酸化マグネシウム、酸化バリウム、
水酸化バリウムが効果的に作用する。
【0040】また、硫酸カルシウム、硫酸マグネシウ
ム、硫酸ナトリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
塩化カルシウム、炭酸リチウム、不飽和脂肪酸、鉄化合
物等も効果的に作用する。
【0041】また、バリウム、マグネシウム、カルシウ
ム、ストロンチウム、チタン、ジルコニウム、バナジウ
ム等の物質を単独、もしくは合金化したゲッター物質を
適用するのがより効果的である。
【0042】さらには、このような前記ゲッター物質を
少なくとも窒素、酸素、水分、二酸化炭素を吸着除去す
るため、種々混合して適用することも可能である。 真
空断熱材の製造方法は、まず外被材を作製し、その後外
被材中に芯材を挿入し内部を減圧し封止してもよく、あ
るいは、減圧槽中に芯材とロール状あるいはシート状の
ラミネートフィルムからなる外被材を設置し、ロール状
あるいはシート状の外被材を芯材に沿わせた状態にして
から外被材を熱溶着することにより、真空断熱材を作製
してもよく、特に指定するものではない。
【0043】次に、本発明の真空断熱材を使用した冷蔵
庫について説明する。
【0044】真空断熱材を冷蔵庫に適用した場合、冷蔵
庫の外箱と内箱とからなる空間の、外箱側または内箱側
に真空断熱材を貼付し、残りの空間に樹脂発泡体を充填
するのが一般的であるが、真空断熱材と発泡樹脂体とを
一体発泡した断熱体を冷蔵庫の外箱と内箱の間の空間に
配設しても良い。これらの適用は冷蔵庫本体の他、ドア
部、仕切り板部等にもでき、特に指定するものではない
が、広範囲に使用するほど使用電力量が低減できるもの
であり、機械室と内箱との間、あるいは冷凍室の周囲に
前記真空断熱材を用いることは、温度差が大きいため特
に断熱効率に優れ、より低電力量で冷蔵庫を運転でき
る。
【0045】空間に充填する樹脂発泡体は、例えば硬質
ウレタンフォーム、フェノールフォームやスチレンフォ
ーム等を使用することができるが、特に指定するもので
はない。
【0046】また、例えば硬質ウレタンフォームを発泡
する際に用いる発泡剤としては、特に指定するものでは
ないが、オゾン層保護、地球温暖化防止の観点から、シ
クロペンタン、イソペンタン、n−ペンタン、イソブタ
ン、n−ブタン、水(炭酸ガス発泡)、アゾ化合物、ア
ルゴン等が望ましく、特に断熱性能の点からシクロペン
タンが望ましい。
【0047】また、使用する冷媒は、フロン134a、
イソブタン、n−ブタン、プロパン、アンモニア、二酸
化炭素、水等があるが、特に指定するものではない。
【0048】以下、本発明の実施の形態について更に詳
しく説明する。
【0049】(実施の形態1)図1は本発明の第1の実
施例における真空断熱材の断面図、図2は図1の外被材
を示す要部断面図である。なお、図1については、一般
的な真空断熱材と特に変わるものではない。
【0050】1は真空断熱材であり、2は外被材、3は
芯材である。
【0051】外被材2は第1のナイロンフィルム4、ガ
スバリア層5、第2のナイロンフィルム6、熱溶着層7
を有するラミネートフィルムであり、2枚のラミネート
フィルムを三方シールにて製袋しており、第1と第2の
ナイロンフィルム4,6にはいずれも延伸されたナイロ
ン−6を用いて、その厚さは第1のナイロンフィルム4
は25μm、第2のナイロンフィルム6は15μmであ
る。
【0052】芯材3は、内側からの突き刺しを評価する
ために表面硬度を特に高めたグラスウールボードで、1
40℃の乾燥炉で1時間乾燥したものを使用した。
【0053】この芯材3を製袋した外被材2中に挿入
し、内部を10Paまで減圧し、開口部を熱溶着により
封止した。真空断熱材の密度は150kg/m3とし
た。
【0054】以上のようにして得た真空断熱材1の振動
試験を行い、試験前後の熱伝導率とピンホールの有無を
評価した。
【0055】試験に使用したフィルムの仕様と試験結果
を、実施例1および実施例2として表1に示す。なお、
表中のNyはナイロンフィルム、ガスバリア層としてA
lはアルミニウム箔、熱溶着層としてCPPは無延伸ポ
リプロピレンフィルム、LLDPEは直鎖状低密度ポリ
エチレンフィルムである。
【0056】(実施の形態2)図3は本発明の第2の実
施例における真空断熱材の要部断面図である。
【0057】1aは真空断熱材であり、2aは外被材、
3は芯材である。
【0058】外被材2aは第1のナイロンフィルム4
a、第2のナイロンフィルム6a、ガスバリア層5、熱
溶着層7をドライラミネートしたフィルムであり、2枚
のラミネートフィルムを三方シールにて製袋しており、
第1と第2のナイロンフィルム4a,6aにはいずれも
延伸されたナイロン−6を用いて、その厚さは第1のナ
イロンフィルム4aは15μm、第2のナイロンフィル
ム6aは25μmである。
【0059】芯材3の材料と、減圧及び熱溶着による製
造方法については、実施の形態1と同様である。 以上
のようにして得た真空断熱材1aの振動試験を行い、試
験前後の熱伝導率とピンホールの有無を評価した。
【0060】試験に使用したフィルムの仕様と試験結果
を、実施例3および実施例4として表1に示す。
【0061】(実施の形態3)図4は本発明の第3の実
施例における真空断熱材の要部断面図である。
【0062】1bは真空断熱材であり、2bは外被材、
3は芯材である。
【0063】外被材2bは第1のナイロンフィルム4
b、第2のナイロンフィルム6b、ガスバリア層5、熱
溶着層7をドライラミネートしたフィルムであり、2枚
のラミネートフィルムを三方シールにて製袋しており、
第1と第2のナイロンフィルム4b,6bにはいずれも
延伸されたナイロン−6を用いて、その厚さは第1のナ
イロンフィルム4bは15μm、第2のナイロンフィル
ム6bは25μmであり、更に、第2のナイロンフィル
ム6bの外側にはアルミニウム蒸着5bが施してある。
【0064】芯材3の材料と、減圧及び熱溶着による製
造方法については、実施の形態1と同様である。
【0065】以上のようにして得た真空断熱材1bの振
動試験を行い、試験前後の熱伝導率とピンホールの有無
を評価した。
【0066】試験に使用したフィルムの仕様と試験結果
を、実施例5および実施例6として表1に示す。なお、
表中のVM−Nyはアルミ蒸着ナイロンフィルムであ
る。
【0067】
【表1】
【0068】本発明の真空断熱材は、いずれにおいて
も、振動試験の後でも内側からの突き刺しによるピンホ
ールが生じることがなく、試験前の断熱性能を維持する
ことができた。以上のように、外被材のラミネート構成
を変更することによって、耐ピンホール性に優れた真空
断熱材を得ることができた。
【0069】(実施の形態4)図5は本発明の第4の実
施例における冷蔵庫の本体部分の断面図である。
【0070】冷蔵庫本体8は、鋼板からなる外箱9と、
ABS樹脂からなる内箱10とで構成される空間の片面
に真空断熱材1を配設し、真空断熱材1以外の空間を硬
質ウレタンフォーム11で発泡充填している。8aは冷
蔵室、8bは冷凍室8である。また、12は機械室で、
13は圧縮機である。
【0071】真空断熱材1は実施例1に示したものと同
様の構成であり、熱溶着部のひれ折りを行った上で設置
している。このように構成された冷蔵庫の消費電力量を
測定したところ、真空断熱材を装着しない冷蔵庫よりも
20%低下しており、優れた断熱効果による省エネルギ
ーの達成を確認した。
【0072】(比較例1)実施の形態2と比較するため
に、第2のナイロンフィルムを別の材料に変更してラミ
ネート構成を変えた外被材を使用した真空断熱材におい
て同様の試験を行った。
【0073】図6は本発明の比較例1における真空断熱
材の要部断面図である。
【0074】1cは真空断熱材であり、2cは外被材、
3は芯材である。
【0075】外被材2cは第1の保護層4c、第2の保
護層6c、ガスバリア層5、熱溶着層6をドライラミネ
ートしたフィルムであり、2枚のラミネートフィルムを
三方シールにて製袋しており、第1の保護層4cにはナ
イロン−6のフィルム、第2の保護層6cにはポリエチ
レンテレフタレートフィルム(PET)を用いている。
【0076】芯材3の材料と、減圧及び熱溶着による製
造方法については、実施の形態1と同様である。
【0077】以上のようにして得た真空断熱材1cの振
動試験を行い、試験前後の熱伝導率とピンホールの有無
を評価した。
【0078】試験に使用したフィルムの仕様と試験結果
を、比較例1、比較例2、および比較例3として表2に
示す。なお、表中の熱溶着層としてのHDPEは高密度
ポリエチレンフィルムである。
【0079】(比較例2)図7は本発明の比較例2にお
ける真空断熱材の要部断面図である。
【0080】1dは真空断熱材であり、2dは外被材、
3は芯材である。
【0081】外被材2dは保護層4d、ガスバリア層
5、熱溶着層6をドライラミネートしたフィルムであ
り、2枚のラミネートフィルムを三方シールにて製袋し
ており、保護層4にはポリエチレンテレフタレートフィ
ルム(PET)を用いている。
【0082】芯材3の材料と、減圧及び熱溶着による製
造方法については、実施例1と同様である。
【0083】以上のようにして得た真空断熱材1dの振
動試験を行い、試験前後の熱伝導率とピンホールの有無
を評価した。
【0084】試験に使用したフィルムの仕様と試験結果
を、比較例4、比較例5、および比較例6として表2に
示す。
【0085】
【表2】
【0086】真空断熱材のいずれの比較例においても、
振動試験によって内側からの突き刺しによるピンホール
が認められた。ナイロンフィルムを1層使用した場合
(比較例1)は、ナイロンフィルムを使用しなかった場
合(比較例2)に比べ、断熱性能の劣化は大きくなかっ
たが、生じたピンホールからのガス侵入により初期の断
熱性能を維持することはできなかった。
【0087】(比較例3)比較例1に用いた図6の外被
材と同じ仕様で、真空断熱材の密度が140kg/m3
になるように成形した芯材を使用して同様の試験を行っ
た。
【0088】この仕様ではピンホールが発生せず、断熱
性能の低下も見られなかった。芯材の密度が低かったた
めと考えられる。
【0089】すなわち、芯材の密度が低い場合において
は、ナイロンフィルム層が1層である外被材でもピンホ
ールの発生を防ぐことができることから、密度が高い場
合においてこの発明の外被材の仕様が効果的であるとわ
かった。
【0090】
【発明の効果】本発明は、無機繊維を成形したボード状
芯材と、ラミネート構成にナイロンフィルムを2層以上
含む外被材を使用したことを特徴とする真空断熱材であ
る。
【0091】耐突き刺し性に優れたフィルムであるナイ
ロンフィルムを外被材に2層以上ラミネートすることに
よって、真空断熱材の芯材として無機繊維を成形したボ
ード状芯材のように成形時に折れて鋭くなった繊維が表
面に存在し、かつ表面硬度が大きい芯材を使用した場合
や、その芯材のサイズや重量が冷蔵庫用のように大きく
なった場合においても、ピンホールの発生を防ぐことが
できる。
【0092】本発明は、無機繊維を成形したボード状芯
材と、ラミネート構成に延伸ナイロンフィルムを2層以
上含む外被材を使用し、密度が150kg/m3以上の
真空断熱材である。
【0093】芯材の密度が大きくなり、重量や硬度が大
きくなった場合においても、延伸ナイロンフィルムを使
用することでさらに耐突き刺し性が上がるために、硬
度、サイズ、重量など条件が厳しくなった場合でもピン
ホールの発生を防ぐことができる。
【0094】本発明は、外被材のラミネート構成が、外
側から順に、ナイロンフィルム、ガスバリア層、ナイロ
ンフィルム、熱溶着層とした真空断熱材である。
【0095】外被材のガスバリア層の内外両面に、耐突
き刺し性に優れたナイロンフィルムをラミネートするこ
とにより、ピンホールの発生を防ぐだけでなく、ガスバ
リア層として金属箔のようにクラックが生じやすい材料
を用いた場合にも、ナイロンフィルムが金属箔を内外両
面から保護するために、クラックをも生じにくくでき
る。
【0096】本発明は、外被材のラミネート構成が、外
側から順に、ナイロンフィルム、ナイロンフィルム、ガ
スバリア層、熱溶着層とした真空断熱材である。
【0097】外被材のガスバリア層の外側にナイロンフ
ィルムを2層以上ラミネートすることによって、耐突き
刺し性を向上させるとともに、もっともガス侵入が多い
とされるシール層端部の断面の厚さを増やすことがない
ために、冷蔵庫用真空断熱材のようにサイズが大きくな
った場合でも、外被材のガスバリア性を保持することが
できる。また、ナイロンフィルム層を重ねることによっ
て、ナイロンフィルム間のドライラミネート層による力
の緩和が起こるために、ナイロンフィルムを1層にして
厚みを増した場合よりも突き刺しに対して強度が上が
る。
【0098】本発明は、外被材のラミネート構成が、外
側から順に、第1のナイロンフィルム、第2のナイロン
フィルム、ガスバリア層、熱融着層の順であることに加
え、少なくとも、第1のナイロンフィルムの内側、また
は、第2のナイロンフィルムの外側に蒸着を施したこと
を特徴とする真空断熱材である。
【0099】外被材のガスバリア層の外側にナイロンフ
ィルムを2層以上ラミネートすることによって、耐突き
刺し性を向上させるとともに、もっともガス侵入が多い
とされるシール層端部の断面の厚さを増やすことがない
ために、真空断熱材のサイズが、冷蔵庫用途のように大
きくなった場合においても外被材のガスバリア性を保持
することができることに加え、外被材の内側からの突き
刺しによって熱溶着層およびガスバリア層にピンホール
が生じた場合でも、ナイロンフィルムに施した蒸着によ
り、ガスの透過を押さえることができる。
【0100】なお、いずれの発明においても、それが真
空断熱材の片面の外被材だけへの適用であっても、少な
くともその面は同様の効果を有する真空断熱材が得られ
る。
【0101】本発明は、上記発明のいずれかの真空断熱
材を使用した冷蔵庫である。
【0102】無機繊維をボード化した芯材を用いた真空
断熱材を冷蔵庫に適用する場合、芯材の硬度に加え、一
枚あたりのサイズや重量が大きくなるために、ピンホー
ル発生のリスクが非常に高くなるが、本発明の真空断熱
材によって、耐ピンホール性に優れ、長期信頼性に優れ
た真空断熱材を得ることができるため、真空断熱材を外
箱と内箱とからなる空間に配置し、残りの空間に発泡断
熱材を充填することにより、断熱性能に優れた省エネル
ギーの冷蔵庫を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における真空断熱材の断
面図
【図2】本発明の第1の実施例における真空断熱材の要
部断面図
【図3】本発明の第2の実施例における真空断熱材の要
部断面図
【図4】本発明の第3の実施例における真空断熱材の要
部断面図
【図5】本発明の第4の実施例における冷蔵庫の本体部
分の断面図
【図6】本発明の比較例1における真空断熱材の要部断
面図
【図7】本発明の比較例2における真空断熱材の要部断
面図
【符号の説明】
1,1a,1b 真空断熱材 2,2a,2b 外被材 3 芯材 4,4a,4b 第1のナイロンフィルム 5 ガスバリア層 5b 蒸着 6,6a,6b 第2のナイロンフィルム 7 熱溶着層 8 冷蔵庫 9 外箱 10 内箱

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材と、ラミネートで構成された外被材
    とを備え、前記芯材が無機繊維を成形したボード状であ
    り、前記外被材がラミネート構成内にナイロンフィルム
    を2層以上含むことを特徴とする真空断熱材。
  2. 【請求項2】 芯材と、ラミネートで構成された外被材
    とを備え、前記芯材が無機繊維を成形したボード状であ
    り、前記外被材がラミネート構成内に延伸ナイロンフィ
    ルムを2層以上含み、かつ密度が150kg/m3以上
    であることを特徴とする真空断熱材。
  3. 【請求項3】 外被材のラミネート構成が、外側から順
    に、第1のナイロンフィルム、ガスバリア層、第2のナ
    イロンフィルム、熱溶着層である請求項1または請求項
    2記載の真空断熱材。
  4. 【請求項4】 外被材のラミネート構成が、外側から順
    に、第1のナイロンフィルム、第2のナイロンフィル
    ム、ガスバリア層、熱溶着層である請求項1または請求
    項2記載の真空断熱材。
  5. 【請求項5】 少なくとも、第1のナイロンフィルムの
    内側、または、第2のナイロンフィルムの外側に蒸着を
    施したことを特徴とする請求項4記載の真空断熱材。
  6. 【請求項6】 外箱と、内箱と、前記外箱と前記内箱に
    よって形成される空間に充填された発泡断熱材とを有
    し、前記空間内において、前記外箱または前記内箱のい
    ずれか一方の壁面に請求項1から請求項5のうちいずれ
    か一項記載の真空断熱材を配設したことを特徴とする真
    空断熱材を使用した冷蔵庫。
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