JP2003262219A - 動圧軸受、スピンドルモータ及び記録ディスク駆動装置並びに動圧軸受のスリーブとスラストカバーの固定方法 - Google Patents

動圧軸受、スピンドルモータ及び記録ディスク駆動装置並びに動圧軸受のスリーブとスラストカバーの固定方法

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JP2003262219A
JP2003262219A JP2002062352A JP2002062352A JP2003262219A JP 2003262219 A JP2003262219 A JP 2003262219A JP 2002062352 A JP2002062352 A JP 2002062352A JP 2002062352 A JP2002062352 A JP 2002062352A JP 2003262219 A JP2003262219 A JP 2003262219A
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Yoichi Sekii
洋一 関井
Atsushi Hachiman
篤志 八幡
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Nidec Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スリーブの一端にスラストカバーを固定する
動圧軸受において、両部材を固定するのに用いる接着剤
の塗布量の管理を容易にする。 【解決手段】 シャフト15は、シャフト本体45と、
シャフト本体45の軸線方向一端の外周面から半径方向
外側に突出するとともに軸線方向を向く2つのスラスト
面47,48と外周面とを有する円板状のスラストフラ
ンジ46とからなる。スラストカバー12は、スリーブ
11の一端に設けられ、段部52を閉鎖するとともにス
ラストフランジ46の第2スラスト面48と軸線方向に
対向する軸線方向端面66と外周面67とを有する。ス
リーブ11には、段部52の内周面から連続した軸線方
向端面62と内周面63とを有する環状の段部61がさ
らに形成されている。スラストカバー12は、軸線方向
端面66が段部61の軸線方向端面62に当接し、外周
面67が段部61の内周面63に嵌合されるとともに接
着剤によって固定されている。段部61の軸線方向端面
62には、接着剤が溜まることが可能な凹部64が形成
されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動圧軸受、特に、
中空円筒状のスリーブの一端にスラストカバーが固定さ
れている動圧軸受に関する。本発明は、さらに、前記動
圧軸受が採用されたスピンドルモータ及び記録ディスク
駆動装置に関する。本発明は、さらに、前記動圧軸受の
スリーブとスラストカバーを固定する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ハードディスク等の記録ディスク駆動装
置は、記録ディスクと同心に配置された回転駆動用のス
ピンドルモータを装置内に有している。このスピンドル
モータは、主に、電機子コイルが固定された静止部材
と、コイルに対向するロータマグネットが固定された回
転部材と、回転部材を静止部材に回転自在に支持する軸
受機構とから構成されている。
【0003】軸受機構としては、高速化及び低振動(騒
音)を目的に流体動圧軸受が採用されている。流体動圧
軸受は、シャフトとスリーブの間の微小間隙に配置され
たオイル等の潤滑流体と、対向面に形成された動圧発生
用溝とからなるラジアル・スラスト軸受部とから構成さ
れている。具体的な構成として、スリーブが静止してお
り、その中に配置されたシャフトが回転するシャフト回
転型の動圧軸受について説明する。このタイプの動圧軸
受では、スリーブの貫通孔内には一端に軸線方向を向く
2つのスラスト面と外周面とを有するスラストプレート
が設けられたシャフトが挿入されている。スリーブの貫
通孔には、シャフトの外周面に微小間隙を介して対向す
るラジアル内周面と、スラストプレートの外周面と軸線
方向一方のスラスト面に対向するスラストプレート収納
用段部が形成されている。さらに、スラストプレート収
納用段部の軸線方向外側にはスラストカバーが固定され
ており、スリーブの貫通孔を閉鎖している。スリーブの
内周面とシャフトの外周面との間にラジアル軸受部が形
成されている。また、スラストプレートの一方のスラス
ト面とスラストプレート収納用段部のスラスト面との間
に第1スラスト軸受部が形成され、スラストプレートの
他方のスラスト面とスラストカバーのスラスト面との間
に第2スラスト軸受部が形成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前述した一般的なシャ
フト回転型の動圧軸受では、以下に述べる方法でスラス
トカバーをスリーブの一端に固定する。スリーブのスラ
ストプレート収納用段部に連続して、水平な軸線方向端
面とそこから垂直に延びる内周面とからなるスラストカ
バー固定用段部が形成されている。この段部にスラスト
カバーの外周部が嵌められることで、スラストカバーは
スリーブに固定されている。
【0005】固定方法をさらに具体的に述べると、最初
にスリーブの段部の内周面に接着剤を塗布し、次にスラ
ストカバーをスリーブの段部に嵌め合わせる。これによ
り、接着剤が各当接面の間隙に入り込み、両部材は固く
固定されている。固定時の接着剤の動きを説明すると、
接着剤はスラストカバーの外周面によってしごかれて軸
線方向に移動し、さらに段部の軸線方向端面の外周側部
分にまで移動しようとする。段部の内周面から移動して
きた接着剤は、通常は、段部の内周面と軸線方向端面と
の境界である角部分に形成されたヌスミ溝(仕上げ加工
時のバイト痕)に収容される。
【0006】しかし、接着剤の塗布量が極端に多い場合
は、接着剤は段部の軸線方向端面上を半径方向内側に移
動し、さらに端面を越えてスラスト軸受部の微小間隙内
に浸入してしまうことがある。この場合は、接着剤がシ
ャフトのスラストプレート等の回転部材と接触すること
で、潤滑油内に多量のパーティクルが溶け込み、潤滑油
を劣化するように変質させる懸念がある。
【0007】一方、接着剤の塗布量が極端に少ない場合
は、十分な接着強度を得ることができず、そのためスラ
ストカバーの脱落や潤滑油がスラストカバーとスリーブ
の段部の接合面からの滲み出しといった問題が発生して
しまう可能性がある。そこで、接着剤の塗布量の管理が
正確に行う必要があるが、接着剤が供給される端面同士
の隙間は面同士の接触部分であるため大変小さく、接着
剤の塗布量の許容幅が大変小さい。したがって、接着剤
の塗布量の管理は大変困難であり、接着剤の塗布量管理
が、動圧軸受の生産性改善を阻害する要因になってい
る。
【0008】本発明の課題は、スリーブの一端にスラス
トカバーを固定する動圧軸受において、両部材を固定す
るのに用いる接着剤の塗布量の管理を容易にすることに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の動圧軸
受は、シャフト本体と、シャフト本体の軸線方向一端の
外周面から半径方向外側に突出するとともに軸線方向を
向く2つのスラスト面と外周面とを有する円板状のスラ
ストフランジとからなるシャフトと、スリーブとスラス
トカバーとを有している。スリーブは、中空円筒状であ
り、スラストフランジの外周面と半径方向に対向する内
周面と前記の一方のスラスト面と軸線方向に対向するス
ラスト面とを有する環状の第1段部と、第1段部に連続
しシャフト本体の外周面と微小間隙を介して半径方向に
対向するラジアル内周面とが形成されている。スラスト
カバーは、スリーブの一端に設けられ、第1段部を閉鎖
するとともにスラストフランジの他方のスラスト面と軸
線方向に対向するスラスト面と外周面とを有している。
シャフト本体の外周面とスリーブのラジアル内周面との
間には潤滑流体が保持されると共に、潤滑流体に動圧を
誘起する動圧発生用溝が設けられることによって、ラジ
アル軸受部が構成されている。スラストフランジの一方
のスラスト面と第1段部のスラスト面との間には潤滑流
体が保持されると共に、潤滑流体に動圧を誘起する第1
動圧発生用溝が設けられることによって、第1スラスト
軸受部が構成されている。スラストフランジの他方のス
ラスト面とスラストカバーのスラスト面との間には潤滑
流体が保持されると共に、潤滑流体に動圧を誘起する第
2動圧発生用溝が設けられることによって、第2スラス
ト軸受部が構成されている。スリーブには、第1段部の
内周面から連続した軸線方向端面と内周面とを有する環
状の第2段部がさらに形成されている。スラストカバー
は、スラスト面の外周側部が第2段部の軸線方向端面に
当接し、外周面が第2段部の内周面に嵌合されるととも
に接着剤によって固定されている。第2段部の軸線方向
端面には、接着剤が溜まることが可能な凹部が形成され
ている。
【0010】この動圧軸受では、第2段部の軸線方向端
面に接着剤が溜まることが可能な凹部が形成されてい
る。このようにスリーブとスラストカバーを固定する際
に接着剤を収納可能な空間が従来より大きくなっている
ため、接着剤の塗布量の許容可能な範囲が広がってい
る。この結果、接着剤の塗布量の管理が従来より容易に
なっている。
【0011】なお、ここでの「凹部」とは、第2段部の
軸線方向端面の平坦面より低くなっている穴、溝等の凹
んだ部分をいう。また、凹部内には必ずしも接着剤が流
入している訳ではなく、さらに流入していた場合でもそ
の量の多少は問題とならない。請求項2に記載の動圧軸
受では、請求項1において、凹部は、接着剤が第1段部
の内周面側に移動するのを制限するように、環状に形成
されている。
【0012】この動圧軸受では、凹部が環状に形成され
ているため、段部の軸線方向端面上を移動する接着剤の
移動が確実に制限される。請求項3に記載の動圧軸受で
は、請求項2において、凹部は第2段部の軸線方向端面
に沿って複数条環状に形成されている。この動圧軸受で
は、凹部が複数条形成されているため、段部の軸線方向
端面上を移動する接着剤の移動がより確実に制限され
る。
【0013】請求項4に記載のスピンドルモータは、記
録ディスク駆動装置に用いられるものであって、請求項
1〜3のいずれかに記載の動圧軸受と、静止部材に固定
されたステータと、ステータに対向するように回転部材
に固定されステータと協働して回転磁界を発生するため
のロータマグネットとを備えている。このスピンドルモ
ータでは、前記動圧軸受を採用しているため、生産性が
向上する。
【0014】請求項5に記載の記録ディスク駆動装置
は、ハウジングと、ハウジングの内部に固定された請求
項4に記載のスピンドルモータと、回転部材に固定され
た、情報を記録できるディスク状記録媒体と、記録媒体
の所要の位置に情報を書込又は読み出すための情報アク
セス手段とを備えている。この記録ディスク駆動装置で
は、前記スピンドルモータを採用しているため、生産性
が向上する。
【0015】請求項6に記載の動圧軸受のスリーブとス
ラストカバーの固定方法は、中空円筒状のスリーブと、
スリーブ内に配置されたシャフトとを有する動圧軸受に
おいて、スリーブの一端にスラストカバーを固定する方
法であって、以下の工程を備えている。 ◎スリーブの一端に内周面と軸線方向端面とからなる段
部を形成するとともに、段部の軸線方向端面に接着剤溜
まり用の凹部を形成する工程 ◎段部の内周面に接着剤を塗布する工程 ◎スラストカバーの外周面を段部の内周面に嵌合する工
程 この固定方法では、スラストカバーの外周面を段部の内
周面に嵌合する際に、スラストカバーの外周面によって
しごかれた接着剤は、段部の軸線方向端面側に移動し、
さらに端面上を半径方向内側に移動しようとする。この
とき接着剤は、凹部より半径方向外側の端面上で収容さ
れない程度の量である場合は、接着剤溜まり用の凹部内
に流れ込む。
【0016】このように接着剤を収容可能な空間が従来
より大きくなっているため、接着剤の塗布量の許容可能
な範囲が広がっている。この結果、接着剤の塗布量の管
理が従来より容易になっている。なお、ここでの「凹
部」とは、第2段部の軸線方向端面の平坦面より低くな
っている穴、溝等の凹んだ部分をいう。また、凹部内に
は必ず接着剤が流入する訳ではなく、さらに流入する場
合でもその量の多少は問題とならない。
【0017】請求項7に記載の動圧軸受のスリーブとス
ラストカバーの固定方法では、請求項6において、凹部
は、接着剤が段部の軸線方向端面上を半径方向内方側に
移動するのを制限するように、環状に形成される。この
固定方法では、凹部が環状に形成されるため、段部の軸
線方向端面上を移動する接着剤の移動が確実に制限され
る。
【0018】請求項8に記載の動圧軸受のスリーブとス
ラストカバーの固定方法では、請求項7において、凹部
は、第2段部の軸線方向端面に沿って複数条形成され
る。この固定方法では、凹部が複数条形成されるため、
段部の軸線方向端面上を移動する接着剤の移動がより確
実に制限される。
【0019】
【発明の実施の形態】1.第1実施形態 (1)スピンドルモータ全体の構成 図1は本発明の一実施形態としてのスピンドルモータ1
の概略構成を模式的に示す縦断面図である。このスピン
ドルモータ1は記録ディスク駆動用スピンドルモータで
あり、ハードディスク等の記録ディスク装置の一部を構
成している。
【0020】なお、図1に示すO−Oがスピンドルモー
タ1の回転軸線である。また、本実施形態の説明では便
宜上図1の上下方向を「軸線上下方向」とするが、スピ
ンドルモータ1の実際の取付状態における方向を限定す
るものではない。図1において、このスピンドルモータ
1は、主に、静止部材2と、回転部材3と、回転部材3
を静止部材2に回転自在に支持するための軸受機構4と
を備えている。スピンドルモータ1は、さらに、静止部
材2に固定されたステータコアとこのステータコアに巻
装されたコイルとからなるステータ6と、回転部材3に
固定されたロータマグネット7を備えており、両部材に
よって、回転部材3に対して回転力を与えるための磁気
回路部が構成されている。
【0021】(2)静止部材 静止部材2は、ブラケット10と、このブラケット10
の中央開口内に固定されたスリーブ11とから構成され
ている。より詳細には、ブラケット10の中央開口縁に
は軸線方向上側に延びる筒部10aが形成されており、
その内周面にスリーブ11の外周面が嵌合されている。
また筒部10aの外周面には、ステータ6が固定されて
いる。
【0022】スリーブ11は、円筒状の部材であり、そ
の略中央部には、軸線方向に貫通する貫通孔51が形成
されている。スリーブ11の貫通孔51の内周面は、上
側から下側に向かって、ラジアル内周面53及び下部内
周面54を有している。スリーブ11の貫通孔51の下
端にはスラストカバー12が固定されており、スラスト
カバー12は貫通孔51の下端を閉鎖している。
【0023】(3)回転部材 回転部材3は、スリーブ11に対して軸受機構4を介し
て回転自在に支持された部材であって、外周部に記録デ
ィスクが載置されるロータハブ14と、ロータハブ14
の内周側に位置し、軸受機構4を介してスリーブ11に
軸支されるシャフト15とを備えている。
【0024】ロータハブ14は、静止部材2やステータ
6の上方に近接して配置されている。ロータハブ14の
筒状部の内周面には、接着等の手段によってロータマグ
ネット7が固定されている。ロータマグネット7はステ
ータ6に半径方向に微小間隙をもって対向している。そ
して、ステータ6のコイルに通電することにより、ステ
ータ6とロータマグネット7との電磁相互作用が発生
し、回転部材3にトルクが作用する。
【0025】シャフト15の軸線方向上側端部は、ロー
タハブ14の中心孔内に嵌合されている。シャフト15
の下端には、スラストフランジ46が一体に形成されて
いる。つまり、シャフト15は円筒形状のシャフト本体
45とスラストフランジ46とから構成されていること
になる。スラストフランジ46は、シャフト15のシャ
フト本体45の下端の外周面から半径方向外側に突設す
る環状かつ円板状の部分である。スラストフランジ46
は、シャフト本体側の第1スラスト面47と、その反対
側の第2スラスト面48とを有している。
【0026】(4)軸受機構 軸受機構4は、回転部材3を静止部材2に対して、より
具体的には、ロータハブ14及びシャフト15をスリー
ブ11に対して潤滑油8を介して回転自在に支持するた
めの流体動圧軸受である。軸受機構4は、第1及び第2
ラジアル軸受部21,22と、第1及び第2スラスト軸
受部23,24とを有している。以下、スリーブ11,
スラストカバー12及びシャフト15の構造に触れなが
ら、各軸受部21〜24の構造を説明していく。
【0027】ラジアル軸受部 スリーブ11のラジアル内周面53は、シャフト15の
シャフト本体45の外周面37との間に潤滑油8が保持
されるラジアル微小間隙を確保するように対向してい
る。ラジアル内周面53には、潤滑油8中に動圧を発生
するためのヘリングボーン状動圧発生用溝25,26が
軸線方向に並んで形成されている。このように、スリー
ブ11のラジアル内周面53と、シャフト15のシャフ
ト本体45の外周面37と、その間の潤滑油8とによっ
て、第1及び第2ラジアル軸受部21,22が軸線方向
に並んで構成されている。
【0028】スラスト軸受部 スリーブ11の下部内周面54は、貫通孔51の下端に
おいて段部52を形成している。段部52は、シャフト
15のスラストフランジ46を収容するための環状の凹
部又は空間である。段部52は、ラジアル内周面53よ
り大径であり、貫通孔51回りで軸線方向下側を向くス
ラスト面56と下部内周面54とを有しており、各面が
スラストフランジ46の第1スラスト面47と外周面に
それぞれ対向している。
【0029】スリーブ11のスラスト面56には、シャ
フト15の回転にともない潤滑油8中に動圧を発生する
ためのヘリングボーン状動圧発生用溝27が形成されて
いる。このように、スリーブ11のスラスト面56とス
ラストフランジ46の第1スラスト面47とその間の潤
滑油8によって、第1スラスト軸受部23が形成されて
いる。
【0030】スラストカバー12軸線方向上側端面にお
いて、スラストフランジ46の第2スラスト面48に対
向する部分には、スラスト面12aが形成されている。
スラスト面12aには、シャフト15の回転にともない
潤滑流体中に動圧を発生するためのヘリングボーン状動
圧発生用溝28が形成されている。このように、スラス
トフランジ46の第2スラスト面48とスラストカバー
12のスラスト面12aとその間の潤滑油8によって、
第2スラスト軸受部24が形成されている。
【0031】表面張力シール部29は、第1ラジアル軸
受部21からの潤滑油8の漏れを防止するための構造で
あり、第1ラジアル軸受部21の軸線方向外側端部にお
いて、スリーブ11の内周面とシャフト15の外周面と
によって構成されている。具体的には、シャフト15の
外周面の軸線方向において第1ラジアル軸受部21より
軸線方向外側の部分には、スリーブ11の内周面との間
の空隙が軸線方向外側に向かって拡大するよう傾斜面3
0が形成されている。軸受部に保持された潤滑油8の表
面張力と外気の空気圧等とがバランスされ、潤滑油8の
メニスカスは傾斜面30に位置している。この結果、潤
滑油8がさらに外方に移動しようとすると液面の曲率が
大きくなろうとし、それが抵抗となって潤滑油8が軸受
外部に移動するのが抑制される。
【0032】(5)スリーブとスラストカバーとの固定
部分 スリーブ11の軸線方向下側端には、段部61が形成さ
れている。段部61は、スラストカバー12の外周部が
固定されるための環状の凹部又は空間であり、段部52
より軸線方向下側に連続して形成されている。段部61
は、段部52の下部内周面54から連続した軸線方向端
面62と内周面63とを有しており、当然のことながら
段部52より径が大きい。
【0033】スラストカバー12は、外周部がスリーブ
の段部に嵌められことで、両部材は互いに固定されてい
る。より具体的には、スラストカバー12の軸線方向端
面外周側部分66が段部61の軸線方向端面62に当接
し、外周面67が段部61の内周面63に嵌合されると
ともに接着剤によって固定されている。段部61の軸線
方向端面62には接着剤が溜まることが可能な凹部64
が形成されている。凹部64は、各図に示すように、円
周方向に長く延び、より正確には環状に形成された溝で
ある。この実施形態では、凹部64は、軸線方向端面6
2上において概ね半径方向中間部分で円環状に延びる1
本の溝である。
【0034】この実施形態では、図6に示すように、接
着剤Aは、段部61の内周面63とスラストカバー12
の外周面67との間、段部61のヌスミ溝69(軸線方
向端面62と内周面63との境界である角部分に仕上げ
加工の際にバイト工具の形状によって形成される逃
し)、段部61の軸線方向端面62とスラストカバー1
2の軸線方向端面の外周側部分66との間であって凹部
64より半径方向外側の部分、及び凹部64内に配置さ
れている。このことは、接着作業時にスラストカバー1
2の外周面67によってしごかれた接着剤Aが、ヌスミ
溝69に入り込み、さらに段部61の軸線方向端面62
上を半径方向内側に移動し、その結果凹部64内にも入
り込んでいることを意味する。
【0035】また、凹部64内は接着剤Aによって完全
に充填されおらず隙間を有している。このことは、接着
作業時に移動してきた接着剤Aは凹部64で移動を停止
し、それ以上は半径方向内側に移動していないことを意
味する。なお、他の実施形態としては、接着剤Aは、ヌ
スミ溝69で移動を停止している場合もあれば、端面6
2上の凹部64より半径方向外側の部分で移動を停止し
ている場合もある。
【0036】(6)スリーブとスラストカバーとの固定
方法 最初に、スリーブ11に削り加工で段部52や段部61
を形成し、その際に段部61の軸線方向端面62に凹部
64を形成する。次に、図5に示すように、段部61の
内周面63上に接着剤Aを塗布する。最後に、この状態
からスリーブ11の段部61にスラストカバー12を嵌
合する。嵌合中に、スラストカバー12の外周面67
は、段部61の内周面63に沿って移動し、接着剤Aを
しごくようにして移動させていく。接着剤Aは軸線方向
に移動しながら、ヌスミ溝69内に移動し、さらに軸線
方向端面62上を半径方向内周側に移動し、さらに凹部
64内に流れ込む。
【0037】このようにスリーブ11とスラストカバー
12を固定する際に接着剤を収納可能な空間が従来より
大きくなっているため、接着剤の塗布量の許容可能な範
囲が広がっている。この結果、接着剤の塗布量の管理が
従来より容易になっている。さらに、接着剤の塗布量の
許容可能な範囲が広がっているため、接着剤の設定塗布
量を従来より最低量から離れて設定することが可能とな
り、その結果接着剤の実際の塗布量が過小となる(最低
量に接近する)という事態が発生しにくくなっている。
この結果、シャフトとスラストカバーの接着強度が十分
に確保され、スラストカバーの脱落が生じにくくなり、
特にスラストカバーとスリーブとの間のシール機能低下
が生じにくい。
【0038】さらに、凹部64が円周方向に長く延びて
おり、さらに環状に形成されているため、段部61の軸
線方向端面62上を移動する接着剤Aは、凹部64に遭
遇せずに端面62の内周縁まで移動することができず、
つまり移動が確実に制限される。 (7)ハードディスク装置の構成 以上、本発明に従う記録ディスク駆動用スピンドルモー
タ1の一実施形態について説明したが、本発明に従うこ
のモータ1を備えた記録ディスク駆動装置としてのハー
ドディスク装置を例に説明する。
【0039】図9に、一般的なハードディスク装置80
の内部構成を模式図として示す。ハウジング81の内部
は塵・埃等が極度に少ないクリーンな空間を形成してお
り、その内部に情報を記憶する円板状の記録ディスク8
3が装着されたスピンドルモータ1が設置されている。
加えてハウジング81の内部には、記録ディスク83に
対して情報を読み書きする磁気ヘッド移動機構87が配
置され、この磁気ヘッド移動機構87は、記録ディスク
上の情報を読み書きするヘッド86、このヘッドを支え
るアーム85、およびヘッドおよびアームをディスク上
の所要の位置に移動させるアクチュエータ部84により
構成される。
【0040】2.第2実施形態 図7及び図8を用いて、段部61の軸線方向端面62に
形成された凹部の変形例を説明する。段部61の軸線方
向端面62には、凹部64A,64Bが形成されてい
る。凹部64A,64Bは、半径方向幅が短い点を除い
ては、前記実施形態の凹部64と同様の環状の溝であ
る。すなわち、前記実施形態では1本の環状溝が形成さ
れていたのに対して、本実施形態では2本の環状溝が形
成されている。
【0041】なお、環状溝以外としては、円周方向に延
びる複数の弧状溝を組み合わせることも考えられる。こ
の場合も接着剤の流れを止めるという意味では十分な効
果を発揮すると考えられる。ただし、環状溝の方が接着
剤の流れをより確実止めるという点では優れている。以
上に述べたように、凹部の本数や形状にはバリエーショ
ンがあり、前記実施形態以外の形状もあり得る。特に、
溝の断面形状は、前記実施形態のように四角形状以外に
三角形状や円・楕円形状等であってもよい。
【0042】3.他の実施形態 本発明はかかる上記実施形態に限定されるものではな
く、本発明の範囲を逸脱することなく種々の変形又は修
正が可能である。具体的には、本発明は、前記実施形態
に示された動圧軸受、モータ又は記録ディスク駆動装置
に限定されるものではない。
【0043】また、図示の実施形態では、シャフト15
がロータハブ14に固定され、回転部材3を構成する、
いわゆる軸回転型のスピンドルモータを例に上げて説明
したが、シャフトが静止部材の一部を構成する、いわゆ
る軸固定型のスピンドルモータにも本発明は適用可能で
ある。さらに、シャフト15に関しては、シャフト本体
45とスラストフランジ46とを別個の部材から構成す
ることも可能である。この場合、スラストフランジをリ
ング状とし、これを円柱状のシャフト本体に圧入等する
ことによって固定してシャフトが構成される。
【0044】
【発明の効果】請求項1に記載の動圧軸受では、スリー
ブには、第1段部の内周面から連続した軸線方向端面と
内周面とを有する環状の第2段部がさらに形成されてい
る。スラストカバーは、外周側の軸線方向端面が第2段
部の軸線方向端面に当接し、外周面が第2段部の内周面
に嵌合されるとともに接着剤によって固定されている。
第2段部の軸線方向端面には、接着剤が溜まることが可
能な凹部が形成されている。
【0045】この動圧軸受では、第2段部の軸線方向端
面に接着剤が溜まることが可能な凹部が形成されてい
る。このようにスリーブとスラストカバーを固定する際
に接着剤を収納可能な空間が従来より大きくなっている
ため、接着剤の塗布量の許容可能な範囲が広がってい
る。この結果、接着剤の塗布量の管理が従来より容易に
なっている。
【0046】請求項2に記載の動圧軸受では、請求項1
において、凹部が環状に形成されているため、段部の軸
線方向端面上を移動する接着剤の移動が確実に制限され
る。請求項3に記載の動圧軸受では、請求項2におい
て、凹部が複数条設けられているので、接着剤を収納可
能な空間がさらに拡大し、段部の軸線方向端面上を移動
する接着剤の移動がより確実に制限される。
【0047】請求項4に記載のスピンドルモータでは、
前記動圧軸受を採用しているため、生産性が向上する。
請求項5に記載の記録ディスク駆動装置では、前記スピ
ンドルモータを採用しているため、生産性が向上する。
請求項6に記載の動圧軸受のスリーブとスラストカバー
の固定方法は、スリーブの一端に内周面と軸線方向端面
とからなる段部を形成するとともに、段部の軸線方向端
面に接着剤溜まり用の凹部を形成する工程、段部の内周
面に接着剤を塗布する工程、スラストカバーの外周面を
段部の内周面に嵌合する工程を備えている。
【0048】この固定方法では、スラストカバーの外周
面を段部の内周面に嵌合する際に、スラストカバーの外
周面によってしごかれた接着剤は、段部の軸線方向端面
側に移動し、さらに端面上を半径方向内側に移動しよう
とする。このとき接着剤は、凹部より半径方向外側の端
面上で収容されない程度の量である場合は、接着剤溜ま
り用の凹部内に流れ込む。
【0049】このように接着剤を収容可能な空間が従来
より大きくなっているため、接着剤の塗布量の許容可能
な範囲が広がっている。この結果、接着剤の塗布量の管
理が従来より容易になっている。請求項7に記載の動圧
軸受のスリーブとスラストカバーの固定方法では、請求
項6において、凹部が環状に形成されているため、段部
の軸線方向端面上を移動する接着剤の移動が確実に制限
される。
【0050】請求項8に記載の動圧軸受のスリーブとス
ラストカバーの固定方法では、請求項7において、凹部
が複数条設けられているので、接着剤を収納可能な空間
がさらに拡大し、段部の軸線方向端面上を移動する接着
剤の移動がより確実に制限される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としてのスピンドルモー
タの縦断面概略図。
【図2】軸受機構の各軸受部及びシャフトの連通孔を説
明するための図面であり、図1の部分拡大図。
【図3】スリーブにスラストカバーを固定する動作を説
明するための部分斜視図。
【図4】スリーブの段部の軸線方向端面を説明するため
の部分斜視図。
【図5】スリーブにスラストカバーを固定する動作を説
明するための部分断面図。
【図6】スリーブとスラストカバーの固定部分を説明す
るための部分断面図。
【図7】第2実施形態において、スリーブにスラストカ
バーを固定する動作を説明するための部分斜視図。
【図8】第2実施形態において、スリーブの段部の軸線
方向端面を説明するための部分斜視図。
【図9】一般的なハードディスク装置の概略構成図。
【符号の説明】
1 スピンドルモータ 11 スリーブ 12 スラストカバー 12a スラスト面 14 ロータハブ 15 シャフト 45 シャフト本体 46 スラストフランジ 47 第1スラスト面(一方のスラスト面) 48 第2スラスト面(他方のスラスト面) 52 段部(第1段部) 56 スラスト面 61 段部(第2段部) 62 軸線方向端面 63 内周面 64 凹部 66 軸線方向端面外周側部分 67 外周面 A 接着剤
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J011 AA20 BA02 BA06 CA01 CA02 DA02 KA02 KA03 MA21 5D109 BA03 BA14 BA17 BA20 BB03 BB12 BB18 BB23 5H607 AA00 BB01 BB09 BB14 BB17 CC01 GG03 GG12 GG15 JJ04

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シャフト本体と、前記シャフト本体の軸線
    方向一端の外周面から半径方向外側に突出するとともに
    軸線方向を向く2つのスラスト面と外周面とを有する円
    板状のスラストフランジとからなるシャフトと、 前記スラストフランジの外周面と半径方向に対向する内
    周面と前記スラストフランジの一方のスラスト面と軸線
    方向に対向するスラスト面とを有する環状の第1段部
    と、前記第1段部に連続し前記シャフト本体の外周面と
    微小間隙を介して半径方向に対向するラジアル内周面と
    が形成された中空円筒状のスリーブと、前記スリーブの
    一端に設けられ前記第1段部を閉鎖するとともに前記ス
    ラストフランジの他方のスラスト面と軸線方向に対向す
    るスラスト面と外周面とを有するスラストカバーとを備
    え、 前記シャフト本体の外周面と前記スリーブのラジアル内
    周面との間には潤滑流体が保持されると共に、前記潤滑
    流体に動圧を誘起する動圧発生用溝が設けられることに
    よって、ラジアル軸受部が構成され、 前記スラストフランジの一方のスラスト面と前記第1段
    部のスラスト面との間には潤滑流体が保持されると共
    に、前記潤滑流体に動圧を誘起する第1動圧発生用溝が
    設けられることによって、第1スラスト軸受部が構成さ
    れ、 前記スラストフランジの他方のスラスト面と前記スラス
    トカバーのスラスト面との間には潤滑流体が保持される
    と共に、前記潤滑流体に動圧を誘起する第2動圧発生用
    溝が設けられることによって、第2スラスト軸受部が構
    成され、 前記スリーブには、前記第1段部の内周面から連続した
    軸線方向端面と内周面とを有する環状の第2段部がさら
    に形成され、 前記スラストカバーは、前記スラスト面の外周側部が前
    記第2段部の軸線方向端面に当接し、前記外周面が前記
    第2段部の内周面に嵌合されるとともに接着剤によって
    固定されており、 前記第2段部の軸線方向端面には、前記接着剤が溜まる
    ことが可能な凹部が形成されていることを特徴とする、
    動圧軸受。
  2. 【請求項2】前記凹部は、前記接着剤が前記第2段部の
    軸線方向端面上を前記第1段部の内周面側に移動するの
    を制限するように、環状に形成されている、請求項1に
    記載の動圧軸受。
  3. 【請求項3】前記凹部は、前記第2段部の軸線方向端面
    に沿って複数条形成されている、請求項2に記載の動圧
    軸受。
  4. 【請求項4】記録ディスク駆動装置に用いられるスピン
    ドルモータであって、 請求項1〜3のいずれかに記載の動圧軸受と、 静止部材に固定されたステータと、 前記ステータに対向するように回転部材に固定され、前
    記ステータと協働して回転磁界を発生するためのロータ
    マグネットと、を備えたスピンドルモータ。
  5. 【請求項5】ハウジングと、 前記ハウジングの内部に固定された、請求項4に記載の
    前記スピンドルモータと、 前記回転部材に固定された、情報を記録できるディスク
    状記録媒体と、 前記記録媒体の所要の位置に情報を書込又は読み出すた
    めの情報アクセス手段と、を備えた記録ディスク駆動装
    置。
  6. 【請求項6】中空円筒状のスリーブと、前記スリーブ内
    に配置されたシャフトとを有する動圧軸受において、前
    記スリーブの一端にスラストカバーを固定する方法であ
    って、 前記スリーブの一端に内周面と軸線方向端面とからなる
    段部を形成するとともに、前記段部の軸線方向端面に接
    着剤溜まり用の凹部を形成する工程と、 前記段部の内周面に接着剤を塗布する工程と、 前記スラストカバーの外周面を前記段部の内周面に嵌合
    する工程と、を備えた動圧軸受のスリーブとスラストカ
    バーの固定方法。
  7. 【請求項7】前記凹部は、前記接着剤が前記段部の軸線
    方向端面上を半径方向内方側に移動するのを制限するよ
    うに、環状に形成される、請求項6に記載の動圧軸受の
    スリーブとスラストカバーの固定方法。
  8. 【請求項8】前記凹部は、前記段部の軸線方向端面に沿
    って複数条形成される、請求項7に記載の動圧軸受のス
    リーブとスラストカバーの固定方法。
JP2002062352A 2002-03-07 2002-03-07 動圧軸受、スピンドルモータ及び記録ディスク駆動装置並びに動圧軸受のスリーブとスラストカバーの固定方法 Withdrawn JP2003262219A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006028119A1 (ja) * 2004-09-08 2006-03-16 Ntn Corporation 流体軸受装置用軸部材およびその製造方法
JP2019128088A (ja) * 2018-01-24 2019-08-01 リンナイ株式会社 調理装置

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