JP2003261684A - スルホン酸基含有重合体の回収方法 - Google Patents
スルホン酸基含有重合体の回収方法Info
- Publication number
- JP2003261684A JP2003261684A JP2002061035A JP2002061035A JP2003261684A JP 2003261684 A JP2003261684 A JP 2003261684A JP 2002061035 A JP2002061035 A JP 2002061035A JP 2002061035 A JP2002061035 A JP 2002061035A JP 2003261684 A JP2003261684 A JP 2003261684A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- polymer
- reaction
- sulfuric acid
- sulfonation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Other Resins Obtained By Reactions Not Involving Carbon-To-Carbon Unsaturated Bonds (AREA)
- Polyethers (AREA)
Abstract
電池用高分子固体電解質、表示素子、各種センサー、信
号伝達媒体、固体コンデンサー、イオン交換膜などに利
用可能なスルホン酸基含有重合体の回収方法を得る。 【解決手段】 (1)濃度95.5〜99.5重量%の
硫酸中で、硫酸の1/5〜1/60重量倍の重合体のス
ルホン化を行う工程および(2)スルホン化後の反応液
中の硫酸/水の割合を94/6〜85/15(重量比)
とした後にスルホン化重合体を凝固する工程を含むこと
を特徴とするスルホン酸基含有重合体の回収方法。
Description
質、二次電池用電解質、燃料電池用高分子固体電解質、
表示素子、各種センサー、信号伝達媒体、固体コンデン
サー、イオン交換膜などに利用可能なスルホン酸基含有
重合体の回収方法に関する。
ては、例えばPolymer Preprints, Japan, vol.42, No.
3, p.730(1993); Polymer Preprints, Japan, vol.42,
No.3,p.736(1994); Polymer Preprints, Japan, vol.4
2, No.7, p.2490(1993).等に開示されているように、ス
ルホン酸基を有しない重合体を、無水硫酸、発煙硫酸、
クロロスルホン酸、硫酸、亜硫酸水素ナトリウムなどの
スルホン化剤を用いてスルホン化させることが知られて
いる。特に、硫酸を用いてスルホン化する方法が簡便な
スルホン化法として一般的に用いられている。しかしな
がら、この方法を用いる場合、反応条件によっては、反
応溶液の溶液粘度が異常に高く、攪拌、取扱いが困難と
なり、反応器からの移送が困難であり、工業的なスケー
ルでのスルホン重合体の回収等の後処理ができないとい
う問題点があった。
的課題を背景になされたもので、スルホン化反応後の溶
液粘度を適正な範囲にコントロールが可能で、スルホン
酸基含有重合体の回収を工業的に容易に行うことができ
る方法を提供することにある。つまり、本発明の方法に
よれば、驚くべきことにスルホン化反応後、硫酸を水で
希釈することにより重合体溶液がスラリー状となり、溶
液粘度が極端に低下し、スルホン化重合体の回収が非常
に容易に行うことができることを見出し本発明に至っ
た。さらに、スルホン化反応後の硫酸/水の割合を本発
明の範囲とすることによりスルホン化反応がそれ以上進
行せず、反応液をクエンチするのに要した時間によって
スルホン酸等量が変化する問題点も無くなることも合わ
せて見出した。
た重合体を回収する際に、(1)濃度95.5〜99.
5重量%の硫酸中で、硫酸の1/5〜1/60重量倍の
重合体のスルホン化を行う工程および(2)スルホン化
後の反応液中の硫酸/水の割合を94/6〜90/10
(重量比)とした後にスルホン化重合体を凝固する工程
を含むことを特徴とするスルホン酸基含有重合体の回収
方法を提供するものである。本発明のスルホン化ポリマ
ーの回収方法は、ポリエーテルスルホン、ポリスルホ
ン、ポリエーテルケトン、ポリエーテルエーテルケト
ン、ポリイミド、ポリベンズイミダゾール、ポリスチレ
ン、ポリアリーレンスルフィド、ポリアリーレンエーテ
ル、ポリアリーレン等のポリマーに好適に使用できる
が、特にポリアリーレン系重合体に対して有効に使用す
ることができる。この際、本発明におけるポリアリーレ
ン系重合体としては、下記一般式(A)で表されるモノ
マー(A)と、下記一般式(B−1)〜(B−4)から
選ばれる少なくとも1種のモノマー(B)とを反応させ
て得られる重合体を用いることが好ましい。
よく、フッ素原子を除くハロゲン原子または−OSO2
Z(ここで、Zはアルキル基、フッ素置換アルキル基ま
たはアリール基を示す。)で表される基を示す。Zが示
すアルキル基としてはメチル基、エチル基などが挙げら
れ、フッ素置換アルキル基としてはトリフルオロメチル
基などが挙げられ、アリール基としてはフェニル基、p
−トリル基などが挙げられる。R1〜R8は互いに同一で
も異なっていてもよく、水素原子、フッ素原子、アルキ
ル基、フッ素置換アルキル基、アリル基およびアリール
基からなる群より選ばれた少なくとも1種の原子または
基を示す。アルキル基としては、メチル基、エチル基、
プロピル基、ブチル基、アミル基、ヘキシル基などが挙
げられ、メチル基、エチル基などが好ましい。フッ素置
換アルキル基としては、トリフルオロメチル基、パーフ
ルオロエチル基、パーフルオロプロピル基、パーフルオ
ロブチル基、パーフルオロペンチル基、パーフルオロヘ
キシル基などが挙げられ、トリフルオロメチル基、ペン
タフルオロエチル基などが好ましい。アリル基として
は、プロペニル基などが挙げられ、アリール基として
は、フェニル基、ペンタフルオロフェニル基などが挙げ
られる。Xは2価の電子吸引性基を示し、電子吸引性基
としては、例えば−CO−、−CONH−、−(C
F2)p−(ここで、pは1〜10の整数である)、−C
(CF3)2−、−COO−、−SO−、−SO2−など
が挙げられる。なお、電子吸引性基とは、ハメット(Ha
mmett)置換基常数がフェニル基のm位の場合、0.0
6以上、p位の場合、0.01以上の値となる基をい
う。Yは2価の電子供与性基を示し、電子供与性基とし
ては、例えば−O−、−S−、−CH=CH−、−C≡
C−および下記式
100、好ましくは80である。上記一般式(A)で表
されるモノマーとして具体的には、例えば4,4'−ジク
ロロベンゾフェノン、4,4'−ジクロロベンズアニリ
ド、ビス(クロロフェニル)ジフルオロメタン、2,2
−ビス(4−クロロフェニル)ヘキサフルオロプロパ
ン、4−クロロ安息香酸−4−クロロフェニル、ビス
(4−クロロフェニル)スルホキシド、ビス(4−クロ
ロフェニル)スルホン、これらの化合物において塩素原
子が臭素原子またはヨウ素原子に置き換わった化合物、
さらにこれらの化合物において4位に置換したハロゲン
原子が3位に置換した化合物などが挙げられる。また上
記一般式(A)で表されるモノマーとして具体的には、
例えば4,4'−ビス(4−クロロベンゾイル)ジフェニ
ルエーテル、4,4'−ビス(4−クロロベンゾイルアミ
ノ)ジフェニルエーテル、4,4'−ビス(4−クロロフ
ェニルスルホニル)ジフェニルエーテル、4,4'−ビス
(4−クロロフェニル)ジフェニルエーテルジカルボキ
シレート、4,4'−ビス〔(4−クロロフェニル)−
1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロピル〕ジフェ
ニルエーテル、4,4'−ビス〔(4−クロロフェニル)
−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロピル〕ジフ
ェニルエーテル、4,4'−ビス〔(4−クロロフェニ
ル)テトラフルオロエチル〕ジフェニルエーテル、これ
らの化合物において塩素原子が臭素原子またはヨウ素原
子に置き換わった化合物、さらにこれらの化合物におい
て4位に置換したハロゲン原子が3位に置換した化合
物、さらにこれらの化合物においてジフェニルエーテル
の4位に置換した基の少なくとも1つが3位に置換した
化合物などが挙げられる。
ーとしては、2,2−ビス[4−{4−(4−クロロベ
ンゾイル)フェノキシ}フェニル]−1,1,1,3,3,
3−ヘキサフルオロプロパン、ビス[4−{4−(4−
クロロベンゾイル)フェノキシ}フェニル]スルホン、
および下記式で表される化合物が挙げられる。
例えば以下に示す方法で合成することができる。まず電
子吸引性基で連結されたビスフェノールを対応するビス
フェノールのアルカリ金属塩とするために、N−メチル
−2−ピロリドン、N,N-ジメチルアセトアミド、スル
ホラン、ジフェニルスルホン、ジメチルスルホキサイド
などの誘電率の高い極性溶媒中でリチウム、ナトリウ
ム、カリウムなどのアルカリ金属、水素化アルカリ金
属、水酸化アルカリ金属、アルカリ金属炭酸塩などを加
える。通常、アルカリ金属はフェノールの水酸基に対
し、過剰気味で反応させ、通常、1.1〜2倍当量を使
用する。好ましくは、1.2〜1.5倍当量の使用であ
る。この際、ベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキサ
ン、シクロヘキサン、オクタン、クロロベンゼン、ジオ
キサン、テトラヒドロフラン、アニソール、フェネトー
ルなどの水と共沸する溶媒を共存させて、電子吸引性基
で活性化されたフッ素、塩素等のハロゲン原子で置換さ
れた芳香族ジハライド化合物、例えば、4,4'−ジフル
オロベンゾフェノン、4,4'−ジクロロベンゾフェノ
ン、4,4'−クロロフルオロベンゾフェノン、ビス(4
−クロロフェニル)スルホン、ビス(4−フルオロフェ
ニル)スルホン、4−フルオロフェニル−4'−クロロ
フェニルスルホン、ビス(3−ニトロ−4−クロロフェ
ニル)スルホン、2,6−ジクロロベンゾニトリル、2,
6−ジフルオロベンゾニトリル、ヘキサフルオロベンゼ
ン、デカフルオロビフェニル、2,5−ジフルオロベン
ゾフェノン、1,3−ビス(4−クロロベンゾイル)ベ
ンゼンなどを反応させる。反応性から言えば、フッ素化
合物が好ましいが、次の芳香族カップリング反応を考慮
した場合、末端が塩素原子となるように芳香族求核置換
反応を組み立てる必要がある。活性芳香族ジハライドは
ビスフェノールに対し、2〜4倍モル、好ましくは2.
2〜2.8倍モルの使用である。芳香族求核置換反応の
前に予め、ビスフェノールのアルカリ金属塩としていて
もよい。反応温度は60℃〜300℃で、好ましくは8
0℃〜250℃の範囲である。反応時間は15分〜10
0時間、好ましくは1時間〜24時間の範囲である。最
も好ましい方法としては、下記式
る。)で示される活性芳香族ジハライドとして反応性の
異なるハロゲン原子を一個づつ有するクロロフルオロ体
を用いることであり、フッ素原子が優先してフェノキシ
ドと求核置換反応が起きるので、目的の活性化された末
端クロロ体を得るのに好都合である。
うに求核置換反応と親電子置換反応を組み合わせ、目的
の電子吸引性基、電子供与性基からなる屈曲性化合物の
合成方法がある。具体的には電子吸引性基で活性化され
た芳香族ビスハライド、例えば、ビス(4−クロロフェ
ニル)スルホンをフェノールとで求核置換反応させてビ
スフェノキシ置換体とする。次いで、この置換体を例え
ば、4−クロロ安息香酸クロリドとのフリーデルクラフ
ト反応から目的の化合物を得る。ここで用いる電子吸引
性基で活性化された芳香族ビスハライドは上記で例示し
た化合物が適用できる。フェノール化合物は置換されて
いてもよいが、耐熱性や屈曲性の観点から、無置換化合
物が好ましい。なお、フェノールの置換反応にはアルカ
リ金属塩とするのが、好ましく、使用可能なアルカリ金
属化合物は上記に例示した化合物を使用できる。使用量
はフェノール1モルに対し、1.2〜2倍モルである。
反応に際し、上述した極性溶媒や水との共沸溶媒を用い
ることができる。ビスフェノキシ化合物を塩化アルミニ
ウム、3フッ化ホウ素、塩化亜鉛などのルイス酸のフリ
ーデルクラフト反応の活性化剤存在下に、アシル化剤と
して、クロロ安息香酸クロライドを反応させる。クロロ
安息香酸クロライドはビスフェノキシ化合物に対し、2
〜4倍モル、好ましくは2.2〜3倍モルの使用であ
る。フリーデルクラフト活性化剤は、アシル化剤のクロ
ロ安息香酸などの活性ハライド化合物1モルに対し、
1.1〜2倍当量使用する。反応時間は15分〜10時
間の範囲で、反応温度は−20℃から80℃の範囲であ
る。使用溶媒は、フリーデルクラフト反応に不活性な、
クロロベンゼンやニトロベンゼンなどを用いることがで
きる。
あるモノマー(A)は、例えば、一般式(A)において電
子供与性基Bであるエーテル性酸素の供給源となるビス
フェノールと、電子吸引性基Aである、>C=O、−S
O2−、および/または>C(CF3)2とを組み合わし
た、具体的には2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニル)-1,1,
1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン、2,2-ビス(4-ヒドロ
キシフェニル)ケトン、2,2-ビス(4-ヒドロキシフェニ
ル)スルホンなどのビスフェノールのアルカリ金属塩と
過剰の4,4-ジクロロベンゾフェノン、ビス(4-クロロフ
ェニル)スルホンなどの活性芳香族ハロゲン化合物との
置換反応をN-メチル-2-ピロリドン、N,N-ジメチルア
セトアミド、スルホランなどの極性溶媒存在下で前記単
量体の合成手法に順次重合して得られる。このようなモ
ノマー(A)の例示としては、下記式で表される化合物な
どを挙げることができる。
る。
れるモノマーについて説明する。(B−1)
く、上記一般式(A)中のRおよびR'と同様の基を示
す。R9〜R15は互いに同一でも異なっていてもよく、
水素原子、フッ素原子およびアルキル基からなる群より
選ばれた少なくとも1種の原子または基を示す。R9〜
R15が示すアルキル基としては、上記一般式(A)中の
R1〜R8が示すアルキル基と同様のものが挙げられる。
mは0、1または2を示す。Xは上記一般式(A)でX
として示したものと同様の群から選ばれた2価の電子吸
引性基を示す。Yは上記一般式(A)でYとして示した
ものと同様の群から選ばれた2価の電子供与性基を示
す。Wはフェニル基、ナフチル基および下記式(C−
1)〜(C−3)で表される基からなる群より選ばれる
少なくとも1種の基を示す。
3)
性基としては、上記一般式(A)でYとして示したもの
と同様の群から選ばれた2価の電子供与性基が挙げられ
る。R16およびR17は水素原子、アルキル基およびアリ
ール基からなる群より選ばれる原子または基を示す。R
16およびR17が示す、アルキル基およびアリール基とし
ては、上記一般式(A)中のR1〜R8が示すアルキル基
およびアリール基と同様のものが挙げられる。R18〜R
26は互いに同一でも異なっていてもよく、水素原子、フ
ッ素原子およびアルキル基からなる群より選ばれる少な
くとも1種の原子または基を示す。qは0または1を示
す。上記一般式(B−1)で表されるモノマーとして
は、下記式で表される化合物が挙げられる。
しては、下記式で表される化合物が挙げられる。
原子を臭素原子またはヨウ素原子に置き換えた化合物も
例示することができる。
4)
R'は互いに同一でも異なっていてもよく、上記一般式
(A)中のRおよびR'と同様の基を示す。R27〜R34
は互いに同一でも異なっていてもよく、水素原子、フッ
素原子、アルキル基、フッ素置換アルキル基、アリール
基または下記一般式(D)で表される基を示す。
もよく、水素原子、ハロゲン原子、アルキル基、フッ素
置換アルキル基を示す。R27〜R34、R35〜R43が示す
アルキル基、フッ素置換アルキル基としては、R1〜R8
が示すアルキル基、フッ素置換アルキル基と同様の基が
挙げられる。またR27〜R34が示すアリール基として
は、R1〜R8が示すアリール基と同様の基が挙げられ
る。Xは上記一般式(A)でXとして示したものと同様
の群から選ばれた2価の電子吸引性基を示す。Yは上記
一般式(A)でYとして示したものと同様の群から選ば
れた2価の電子供与性基を示す。
として具体的には、例えばp−ジクロロベンゼン、p−
ジメチルスルフォニロキシベンゼン、2,5−ジクロロ
トルエン、2,5−ジメチルスルフォニロキシベンゼ
ン、2,5−ジクロロ−p−キシレン、2,5−ジクロロ
ベンゾトリフルオライド、1,4−ジクロロ−2,3,5,
6−テトラフルオロベンゼン、およびこれらの化合物に
おいて塩素原子を臭素原子またはヨウ素原子に置き換え
た化合物などが挙げられる。上記一般式(B−3)で表
されるモノマーとして具体的には、例えば4,4'−ジメ
チルスルフォニロキシビフェニル、4,4'−ジメチルス
ルフォニロキシ−3,3'−ジプロペニルビフェニル、
4,4'−ジブロモビフェニル、4,4'−ジヨードビフェ
ニル、4,4'−ジメチルスルフォニロキシ−3,3'−ジ
メチルビフェニル、4,4'−ジメチルスルフォニロキシ
−3,3'−ジフルオロビフェニル、4,4'−ジメチルス
ルフォニロキシ−3,3'5,5'−テトラフルオロビフェ
ニル、4,4'−ジブロモオクタフルオロビフェニル、
4,4'−ジメチルスルフォニロキシオクタフルオロビフ
ェニルなどが挙げられる。上記一般式(B−4)で表さ
れるモノマーとして具体的には、例えばm−ジクロロベ
ンゼン、m−ジメチルスルフォニロキシベンゼン、2,
4−ジクロロトルエン、3,5−ジクロロトルエン、2,
6−ジクロロトルエン、3,5−ジメチルスルフォニロ
キシトルエン、2,6−ジメチルスルフォニロキシトル
エン、2,4−ジクロロベンゾトリフルオライド、3,5
−ジクロロベンゾトリフルオライド、1,3−ジブロモ
−2,4,5,6−テトラフルオロベンゼン、およびこれ
らの化合物において塩素原子を臭素原子またはヨウ素原
子に置き換えた化合物などが挙げられる。また、分子量
調節剤としては4−クロロベンゾフェノンのような片末
端ハロゲン化合物(フッ素を除く)を用いて、所定の分
子量に調整できる。
触媒の存在下に反応させるが、使用される触媒は、遷移
金属化合物を含む触媒系であり、この触媒系としては、
遷移金属塩および配位子となる化合物(以下、「配位
子成分」という。)、または配位子が配位された遷移金
属錯体(銅塩を含む)、ならびに還元剤を必須成分と
し、さらに、重合速度を上げるために、「塩」を添加し
てもよい。ここで、遷移金属塩としては、塩化ニッケ
ル、臭化ニッケル、ヨウ化ニッケル、ニッケルアセチル
アセトナートなどのニッケル化合物;塩化パラジウム、
臭化パラジウム、ヨウ化パラジウムなどのパラジウム化
合物;塩化鉄、臭化鉄、ヨウ化鉄などの鉄化合物;塩化
コバルト、臭化コバルト、ヨウ化コバルトなどのコバル
ト化合物などが挙げられる。これらのうち特に、塩化ニ
ッケル、臭化ニッケルなどが好ましい。また、配位子成
分としては、トリフェニルホスフィン、2,2'−ビピリ
ジン、1,5−シクロオクタジエン、1,3−ビス(ジフ
ェニルホスフィノ)プロパンなどが挙げられる。これら
のうち、トリフェニルホスフィン、2,2'−ビピリジン
が好ましい。上記配位子成分である化合物は、1種単独
で、あるいは2種以上を併用することができる。
としては、例えば、塩化ニッケルビス(トリフェニルホ
スフィン)、臭化ニッケルビス(トリフェニルホスフィ
ン)、ヨウ化ニッケルビス(トリフェニルホスフィ
ン)、硝酸ニッケルビス(トリフェニルホスフィン)、
塩化ニッケル(2,2'−ビピリジン)、臭化ニッケル
(2,2'−ビピリジン)、ヨウ化ニッケル(2,2'−ビ
ピリジン)、硝酸ニッケル(2,2'−ビピリジン)、ビ
ス(1,5−シクロオクタジエン)ニッケル、テトラキ
ス(トリフェニルホスフィン)ニッケル、テトラキス
(トリフェニルホスファイト)ニッケル、テトラキス
(トリフェニルホスフィン)パラジウムなどが挙げられ
る。これらのうち、塩化ニッケルビス(トリフェニルホ
スフィン)、塩化ニッケル(2,2'−ビピリジン)が好
ましい。上記触媒系に使用することができる還元剤とし
ては、例えば、鉄、亜鉛、マンガン、アルミニウム、マ
グネシウム、ナトリウム、カルシウムなどが挙げられ
る。これらのうち、亜鉛、マグネシウム、マンガンが好
ましい。これらの還元剤は、有機酸などの酸に接触させ
ることにより、より活性化して用いることができる。
できる「塩」としては、フッ化ナトリウム、塩化ナトリ
ウム、臭化ナトリウム、ヨウ化ナトリウム、硫酸ナトリ
ウムなどのナトリウム化合物、フッ化カリウム、塩化カ
リウム、臭化カリウム、ヨウ化カリウム、硫酸カリウム
などのカリウム化合物;フッ化テトラエチルアンモニウ
ム、塩化テトラエチルアンモニウム、臭化テトラエチル
アンモニウム、ヨウ化テトラエチルアンモニウム、硫酸
テトラエチルアンモニウムなどのアンモニウム化合物な
どが挙げられる。これらのうち、臭化ナトリウム、ヨウ
化ナトリウム、臭化カリウム、臭化テトラエチルアンモ
ニウム、ヨウ化テトラエチルアンモニウムが好ましい。
移金属錯体が、上記モノマーの総計1モルに対し、通
常、0.0001〜10モル、好ましくは0.01〜
0.5モルである。0.0001モル未満では、重合反
応が十分に進行しないことがあり、一方、10モルを超
えると、分子量が低下することがある。触媒系におい
て、遷移金属塩および配位子成分を用いる場合、この配
位子成分の使用割合は、遷移金属塩1モルに対し、通
常、0.1〜100モル、好ましくは1〜10モルであ
る。0.1モル未満では、触媒活性が不十分となること
があり、一方、100モルを超えると、分子量が低下す
ることがある。また、還元剤の使用割合は、上記モノマ
ーの総計1モルに対し、通常、0.1〜100モル、好
ましくは1〜10モルである。0.1モル未満では、重
合が十分進行しないことがあり、100モルを超える
と、得られる重合体の精製が困難になることがある。さ
らに、「塩」を使用する場合、その使用割合は、上記モ
ノマーの総計1モルに対し、通常、0.001〜100
モル、好ましくは0.01〜1モルである。0.001
モル未満では、重合速度を上げる効果が不十分であるこ
とがあり、、100モルを超えると、得られる重合体の
精製が困難となることがある。使用することのできる重
合溶媒としては、例えばテトラヒドロフラン、シクロヘ
キサノン、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチ
ル−2−ピロリドン、γ−ブチロラクトンなどが挙げら
れる。これらのうち、テトラヒドロフラン、N,N−ジ
メチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、
N−メチル−2−ピロリドンが好ましい。これらの重合
溶媒は、十分に乾燥してから用いることが好ましい。重
合溶媒中における上記モノマーの総計の濃度は、通常、
1〜90重量%、好ましくは5〜40重量%である。ま
た、重合する際の重合温度は、通常、0〜200℃、好
ましくは50〜120℃である。また、重合時間は、通
常、0.5〜100時間、好ましくは1〜40時間であ
る。このようにして上記一般式(A)で表されるモノマ
ー(A)と、上記一般式(B−1)〜(B−4)で表さ
れるモノマーから選ばれる少なくとも1種のモノマー
(B)を重合させることにより、ポリアリーレンを含む
重合溶液が得られる。
有しない上記共重合体に、硫酸をスルホン化剤として用
い、スルホン酸基を導入することにより得ることができ
る。
スルホン酸基を有しない共重合体を、無溶剤下、あるい
は溶剤存在下で、上記スルホン化剤と反応させる。溶剤
としては、例えばn−ヘキサンなどの炭化水素溶剤、テ
トラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル系溶剤、
N、N−ジメチルアセトアミド、N、N−ジメチルホル
ムアミド、ジメチルスルホキシドのような非プロトン系
極性溶剤のほか、テトラクロロエタン、ジクロロエタ
ン、クロロホルム、塩化メチレンなどのハロゲン化炭化
水素などが挙げられる。反応温度は特に制限はないが、
通常、−50〜200℃、好ましくは−10〜100℃
である。また、反応時間は、通常、0.5〜1,000
時間、好ましくは1〜200時間である。
有共重合体中の、スルホン酸基量は、0.5〜3ミリグ
ラム当量/g、好ましくは0.8〜2.8ミリグラム当
量/gである。0.5ミリグラム当量/g未満では、プ
ロトン伝導性が上がらず、一方3ミリグラム当量/gを
超えると、親水性が向上し、水溶性ポリマーとなってし
まうか、また水溶性に至らずとも耐久性が低下する。上
記のスルホン酸基量は、モノマー(A)とモノマー(B)
の使用割合、さらにモノマー(A)の種類、組合せを変
えることにより、容易に調整することができる。
ルホン酸基含有共重合体のスルホン化前の前駆体のポリ
マーの分子量は、ポリスチレン換算重量平均分子量で、
1万〜50万、好ましくは2万〜40万、更に好ましく
は5万〜30万である。1万未満では、成形フィルムに
クラックが発生するなど、塗膜性が不十分であり、また
強度的性質にも問題がある。一方、50万を超えると、
スルホン化及び回収時の溶液粘度が高く取扱いが困難と
なり、また、スルホン酸基含有共重合体の加工性が不良
となる問題がある。
量は、ポリスチレン換算重量平均分子量で、2万〜10
0万、好ましくは5万〜80万、更に好ましくは10万
〜60万である。
5.5〜99.5重量%の硫酸中で実施する。硫酸濃度
が95.5重量%未満ではスルホン化反応速度が極端に
遅く、目的のスルホン酸等量のポリマーを得ることが困
難であり、99.6重量%以上の濃度の硫酸中では、ス
ルホン化速度が速すぎ、スルホン酸等量のコントロール
が困難である。スルホン化の際の重合体/硫酸比は1/
5〜1/60の重量比で反応を行うことが好ましい。硫
酸量が5重量倍未満では、反応溶液の粘度が高すぎ取扱
いが困難であり、60重量倍を超えると硫酸量が多すぎ
るため、後処理の負荷が大きくなる。
用いて、スルホン化後の反応液中の硫酸/水の割合が9
4/6〜85/15(重量比)、好ましくは94/6〜
90/10(重量比)、更に好ましくは94/6〜92
/8(重量比)となるように、硫酸を希釈する。この
際、希釈熱が発生するが、反応液の温度は25℃以下に
制御することが必要である。希釈工程において、水ある
いは希硫酸を一気に添加するとポリマーが部分的に凝固
してしまうため、少量ずつ添加することが好ましい。上
記のとおり適切に希釈されたスルホン化後の反応液はス
ラリー状となる。通常、スルホン化反応液の粘度は数万
〜数十万mPa・S以上であるが、本発明の方法により反応
後の硫酸濃度を希釈することにより、反応液の粘度は数
千mPa・s以下となる。このように、スラリー状となった
反応液は溶液粘度が極端に低下するため、反応器からの
移送が容易となる。この反応液をイオン交換水等の大量
の水、メタノールなどの貧溶剤中に添加することにより
ポリマーを凝固させ、回収することができる。
的に説明するが、本発明はこれらの実施例に制限される
ものではない。
まで洗浄し、フリーの残存している酸を除いて充分に水
洗し、乾燥後、所定量を秤量し、THF/水の混合溶剤に溶
解し、フェノールフタレインを指示薬とし、NaOHの
標準液を用いて滴定を行い、中和点から、スルホン酸等
量を求めた。分子量の測定 スルホン化前の前駆体重合体の重量平均分子量は、溶剤
としてテトラヒドロフラン(THF)を用い、ゲルパー
ミエーションクロマトグラフィー(GPC)によって、
ポリスチレン換算の分子量を求めた。スルホン化物の分
子量は、溶剤として臭化リチウムと燐酸を添加したN−
メチルー2−ピロリドン(NMP)を溶離液として用
い、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GP
C)によって、ポリスチレン換算の分子量を求めた。
tark管、窒素導入の三方コックをとりつけた1Lの三つ
口のフラスコに、2.2−ビス(4-ヒドロキシフェニル)-1,
1,1,3,3,3-ヘキサフルオロプロパン(ビスフェノールA
F)67.3g(0.20モル)、4,4'-ジクロロベンゾフェノン
(4,4'-DCBP)60.3g(0.24モル)、炭酸カリウム71.
9g(0.52モル)、N,N-ジメチルアセトアミド(DMA
c)300mL、トルエン150mLをとり、オイルバス中、
窒素雰囲気下で加熱し撹拌下130℃で反応させた。反応
により生成する水をトルエンと共沸させ、Dean-Stark管
で系外に除去しながら反応させると、約3時間で水の生
成がほとんど認められなくなった。反応温度を130℃か
ら徐々に150℃まで上げた。その後、反応温度を徐々に1
50℃まで上げながら大部分のトルエンを除去し、150℃
で10時間反応を続けた後、4,4'-DCBP10.0g(0.040
モル)を加え、さらに5時間反応した。得られた反応液
を放冷後、副生した無機化合物の沈殿物を濾過除去し、
濾液を4Lのメタノール中に投入した。沈殿した生成物
を濾別、回収し乾燥後、テトラヒドロフラン300mLに
溶解した。これをメタノール4Lに再沈殿し、目的の化
合物95g(収率85%)を得た。得られた重合体のGPC
(THF溶媒)で求めたポリスチレン換算の数平均分子
量は4,200、重量平均分子量は8,300であった。また、得
られた重合体はTHF、NMP、DMAc、スルホラン
などに可溶で、Tgは110℃、熱分解温度は498℃であっ
た。得られた重合体は式(I): …(I) で表される構造を有することが推定され、該構造と上記
の数平均分子量とから、nの平均値は7.8と求められ
た。 (ポリアリーレン系共重合体の合成)上記で得られた式
(I)のオリゴマー28.4g(2.87mmol)、
2,5−ジクロロ−4’−(4−フェノキシ)フェノキ
シベンゾフェノン(DCPPB)29.2g(67.1
mmol)、ビス(トリフェニルホスフィン)ニッケル
ジクロリド1.37g(2.1mmol)、よう化ナト
リウム1.36g(9.07mmol)、トリフェニル
ホスフィン7.34g(28.0mmol)、亜鉛末1
1.0g(168mmol)をフラスコにとり、乾燥窒
素置換した。N-メチル−2−ピロリドン130mlを加
え、80℃に加熱し、4時間攪拌し、重合をおこなっ
た。重合溶液をTHFで希釈し、塩酸/メタノールで凝
固回収し、メタノール洗滌を繰り返し、THFで溶解、
メタノールへ再沈殿による精製し、濾集した重合体を真
空乾燥し目的の共重合体50.7g(96%)を得た。
GPC(THF)で求めたポリスチレン換算の数平均
分子量は40000、重量平均分子量は145000で
あった。
けた1000mlのセパラブルフラスコに入れ、濃度9
6.4%硫酸250mlを加え、内温を25℃に保ちな
がら窒素気流下で24時間攪拌した。反応時間中、反応
溶液の粘度が非常に高く、反応時間6時間の時点で反応
溶液の粘度を測定(25℃)したところ500000mP
a・sであった。24時間の反応終了後、濃度88%の硫
酸150mlを加え、反応後の重合体溶液中の硫酸/水
の割合が93/7(重量比)となる様に希釈した。希釈
後、重合体溶液はスラリー状となり、溶液粘度は100
0mPa・s以下となった。得られた溶液を大量のイオン交
換水の中に注ぎ入れ、重合体を沈殿させた。この際、重
合体溶液がスラリー状となり、溶液粘度が低下したこと
により、重合体の沈殿操作は容易であった。洗浄水のp
Hが5になるまで重合体の洗浄を繰り返した。乾燥し
て、29g(96%)のスルホン酸基含有重合体を得
た。スルホン酸基含有重合体のGPC(NMP)で求めたポリス
チレン換算の数平均分子量は67,000、重量平均分
子量は277,000であった。本スルホン酸基含有重
合体のスルホン酸等量は2.1mg等量/gであった。な
お、スルホン化反応後、硫酸希釈後のポリマー溶液の一
部をサンプリングし、更に12時間内温を25℃に保ち
ながら、窒素気流下で攪拌し、反応させた。この溶液を
大量のイオン交換水の中に投入し、重合体を沈殿させ、
上記と同様にして、洗浄・乾燥を実施した。このスルホ
ン酸基含有重合体のGPC(NMP)で求めたポリスチ
レン換算の数平均分子量は67,000、重量平均分子
量は276,000であり、スルホン酸等量は2.1mg等
量/gであり、硫酸希釈後はスルホン化反応は進行して
いないことが確認された。
付けた1000mlのセパラブルフラスコに入れ、濃度
96.4%硫酸250mlを加え、内温を25℃に保ち
ながら窒素気流下で24時間攪拌した。反応時間中、反
応溶液の粘度が非常に高く、反応時間6時間の時点で反
応溶液の粘度を測定(25℃)したところ500000
mPa・sであった。24時間の反応終了後、重合体を沈殿
させるため、イオン交換水に重合体溶液移液させようと
したが、粘度が高く非常に操作が困難であり、移液に1
時間以上を要した。イオン交換水中で凝固させ、洗浄水
のpHが5になるまで重合体の洗浄を繰り返した。こう
して得られた、スルホン酸基含有重合体のGPC(NM
P)で求めたポリスチレン換算の数平均分子量は67,
000、重量平均分子量は280,000であった。本
スルホン酸基含有重合体のスルホン酸等量は2.1mg
等量/gであった。なお、24時間スルホン化反応後の
ポリマー溶液の一部をサンプリングし、更に12時間内
温を25℃に保ちながら、窒素気流下で攪拌し、反応さ
せた。この溶液を大量のイオン交換水の中に投入し、重
合体を沈殿させ、上記と同様にして、洗浄・乾燥を実施
した。このスルホン酸基含有重合体のGPC(NMP)
で求めたポリスチレン換算の数平均分子量は70,00
0、重量平均分子量は305,000、スルホン酸等量
は2.5g等量/gであり、スルホン化反応が更に進行し
ていることが確認された。
付けた1000mlのセパラブルフラスコに入れ、濃度
96.4%硫酸250mlを加え、内温を25℃に保ち
ながら窒素気流下で24時間攪拌した。反応時間中、反
応溶液の粘度が非常に高く、反応時間6時間の時点で反
応溶液の粘度を測定(25℃)したところ500000
mPa・sであった。24時間の反応終了後、濃度60重量
%の硫酸150mlを加え、反応後の重合体溶液の硫酸
/水の割合を83/17(重量比)となるように希釈し
た。希釈の間に、重合体が沈殿し、膨潤した塊となり後
処理が不可能となった。
液粘度を適正な範囲にコントロールが可能で、スルホン
酸基含有重合体の回収を工業的に容易に行うことができ
る。また、本発明の方法により、スルホン化反応を完全
に停止させることができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 (1)濃度95.5〜99.5重量%の
硫酸中で、硫酸の1/5〜1/60重量倍の重合体のス
ルホン化を行う工程および(2)スルホン化後の反応液
中の硫酸/水の割合を94/6〜85/15(重量比)
とした後にスルホン化重合体を凝固する工程を含むこと
を特徴とするスルホン酸基含有重合体の回収方法。 - 【請求項2】 スルホン化される重合体が重量分子量5
00,000以下のポリアリーレン系重合体であること
を特徴とする請求項1記載のスルホン酸基含有重合体の
回収方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002061035A JP3758588B2 (ja) | 2002-03-06 | 2002-03-06 | スルホン酸基含有重合体の回収方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002061035A JP3758588B2 (ja) | 2002-03-06 | 2002-03-06 | スルホン酸基含有重合体の回収方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003261684A true JP2003261684A (ja) | 2003-09-19 |
JP3758588B2 JP3758588B2 (ja) | 2006-03-22 |
Family
ID=29195639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002061035A Expired - Fee Related JP3758588B2 (ja) | 2002-03-06 | 2002-03-06 | スルホン酸基含有重合体の回収方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3758588B2 (ja) |
-
2002
- 2002-03-06 JP JP2002061035A patent/JP3758588B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3758588B2 (ja) | 2006-03-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2376848C (en) | Halogenated aromatic compound, polymer thereof, and proton-conductive membrane comprising same | |
JP3867029B2 (ja) | プロトン伝導膜の製造方法 | |
KR100734458B1 (ko) | 전자 흡인성기 및 전자 공여성기를 포함하는 단량체, 이를이용한 공중합체, 및 양성자 전도막 | |
KR100962980B1 (ko) | 신규한 방향족 술폰산 에스테르 유도체, 폴리아릴렌,술폰산기를 갖는 폴리아릴렌 및 그의 제조 방법, 및고분자 고체 전해질 및 양성자 전도막 | |
WO2006095919A1 (ja) | ポリアリーレン系ブロック共重合体及びその用途 | |
JP3606217B2 (ja) | ポリアリーレン系共重合体およびプロトン伝導膜 | |
JP2004346163A (ja) | 新規な芳香族スルホン酸エステル誘導体、ポリアリーレン、スルホン酸基を有するポリアリーレンおよびその製造方法、ならびに高分子固体電解質およびプロトン伝導膜 | |
JP2004345997A (ja) | 新規な芳香族スルホン酸エステル誘導体、ポリアリーレン、スルホン酸基を有するポリアリーレンおよびその製造方法、ならびに高分子固体電解質およびプロトン伝導膜 | |
JP3939244B2 (ja) | 新規な芳香族スルホン酸エステル誘導体、ポリアリーレン、スルホン酸基を有するポリアリーレンおよびその製造方法、ならびに高分子固体電解質およびプロトン伝導膜 | |
US20030173547A1 (en) | Halogenated aromatic compound, (co)polymer thereof, and proton-conductive membrane comprising same | |
JP2003183526A (ja) | ポリアリーレン系重合体組成物およびプロトン伝導膜 | |
JP4019855B2 (ja) | プロトン伝導膜の製造方法 | |
JP2005036125A (ja) | ポリアリーレンおよびその製造方法 | |
JP3937912B2 (ja) | 直接メタノール型燃料電池用電解質膜及びそれを使用した直接メタノール型燃料電池 | |
JP3852108B2 (ja) | ポリアリーレン系重合体およびプロトン伝導膜 | |
JP3841168B2 (ja) | 新規な含リン芳香族ジハロゲン化合物、ポリアリーレン重合体、スルホン化ポリアリーレン重合体およびこれら重合体の製造方法、ならびにプロトン伝導膜 | |
JP3777950B2 (ja) | ポリアリーレン系共重合体およびプロトン伝導膜 | |
JP3758588B2 (ja) | スルホン酸基含有重合体の回収方法 | |
JP2004075895A (ja) | プロトン伝導性樹脂組成物その製造方法およびプロトン伝導膜 | |
JP2003113226A (ja) | 分岐状ポリアリーレン系共重合体の製法、スルホン化分岐状ポリアリーレン系共重合体の製法およびスルホン化分岐状ポリアリーレン系共重合体からなるプロトン伝導膜 | |
JP4895570B2 (ja) | 高分子電解質 | |
JP2006176682A (ja) | アルキル基側鎖を有する化合物およびスルホン化ポリマー | |
JP3879541B2 (ja) | スルホン酸基含有重合体の製造方法 | |
JP2007169657A (ja) | ハロゲン化芳香族化合物、該化合物の重合体、及び該重合体からなるプロトン伝導膜 | |
JP2006328430A (ja) | スルホン酸基含有重合体の製造方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040730 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20050425 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050517 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20051213 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20051226 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Ref document number: 3758588 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090113 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100113 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100113 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110113 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110113 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120113 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120113 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130113 Year of fee payment: 7 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130113 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140113 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |