JP2003261346A - ガラス基板のカット方法 - Google Patents

ガラス基板のカット方法

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JP2003261346A
JP2003261346A JP2002060095A JP2002060095A JP2003261346A JP 2003261346 A JP2003261346 A JP 2003261346A JP 2002060095 A JP2002060095 A JP 2002060095A JP 2002060095 A JP2002060095 A JP 2002060095A JP 2003261346 A JP2003261346 A JP 2003261346A
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JP
Japan
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stage
glass substrate
cutting
protective film
glass
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Application number
JP2002060095A
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English (en)
Inventor
Minoru Tanemoto
稔 種本
Hisaya Nakagawara
寿哉 中川原
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Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B33/00Severing cooled glass
    • C03B33/02Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor
    • C03B33/023Cutting or splitting sheet glass or ribbons; Apparatus or machines therefor the sheet or ribbon being in a horizontal position
    • C03B33/03Glass cutting tables; Apparatus for transporting or handling sheet glass during the cutting or breaking operations
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B65CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
    • B65GTRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
    • B65G2249/00Aspects relating to conveying systems for the manufacture of fragile sheets
    • B65G2249/04Arrangements of vacuum systems or suction cups

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ガラス屑によるキズ発生を効果的に排除し、ガ
ラス板等の裏面の品質安定をはかることが可能なカット
方法を提供する。 【解決手段】ガラス基板をステージに吸着固定した状態
でカットするガラス基板のカット方法において、表面に
保護膜を有するステージを用いることを特徴とするガラ
ス基板のカット方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガラス基板等の切
断加工を実施するカット方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガラス基板等をカットする方法として、
スクライブ方法がある。スクライブ方法とは一般的にタ
ングステンカーバイト製、もしくはダイアモンド製カッ
ターを有するスクライブ機でステージ上のガラス板等を
スクライブし、切断ラインに沿って切り込みを入れる。
引き続き、切り込みを入れた部分を起点として、加重を
かけることにより分断する方法である。公知例として
は、特開平9−295821号公報に記載されているガ
ラス基板切断方法が挙げられる。
【0003】しかしながら従来の方法では、次のような
問題があった。ガラス基板等のスクライブ中に生じたガ
ラス屑がステージ上に付着し、ガラス基板等の裏面に微
少クラック、キズの発生による品質低下が発生し、製品
の収率を低下させるという問題が発生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、かかる従来
技術の欠点を改良し、ガラス屑がステージに付着するこ
とがあっても、製品の品質低下を効果的に防ぎ、ガラス
板等の品質安定をはかることが可能なカット方法を提供
することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は下記の構成からなる。 (1)ガラス基板をステージに吸着固定した状態でカッ
トするガラス基板のカット方法において、表面に保護膜
を有するステージを用いることを特徴とするガラス基板
のカット方法。 (2)保護膜が剥離可能であることを特徴とする(1)
に記載のガラス基板のカット方法。 (3)ステージが吸着溝を有しており、かつその表面の
保護膜が吸着溝のパターンに対応して分割して貼付され
ていることを特徴とする(1)または(2)に記載のガ
ラス基板のカット方法。 (4)保護膜が少なくともテトラフロロエチレン樹脂ま
たはポリエチレンの層を含むことを特徴とする(1)〜
(3)の何れかに記載のガラス基板のカット方法。
【0006】
【発明の実施の形態】元来、ガラス基板等をカットする
に当たっては、アルミ、ステンレス、鉄鋼等のステージ
上にガラス等の基板を載置して行う方法が一般的であ
る。
【0007】このようなステージを用いてガラス板等を
切断するにあたり、ステージ上にガラス板等を直接吸着
固定する方法が主流であり、本発明の保護膜はこのステ
ージ上に貼付されて用いられる。
【0008】基板を固定するために吸着穴にそって吸着
溝が設けられてある場合が一般的ではあるが、吸着穴の
みの場合もある。通常、吸着穴および溝はステージ全面
に均一に配置されている。吸着穴は、0.1〜2.0m
mφ、溝の幅は0.5〜1.5mmが一般的であるが、
これに限定されることはない。
【0009】この吸着溝から真空排気することにより、
ガラス基板をステージ上に密着させることができる。真
空度としては0.1MPa/cm3〜0.5MPa/c
m3が好ましい。
【0010】なお、本発明におけるガラス基板等とは、
ガラス板からなる液晶表示用カラーフィルター基板、ア
レイ基板およびこれらの製造工程も含まれるが、これに
限定されるものではない。本発明は、ステージ上に保護
膜を形成することにより、スクライブ時に発生するガラ
ス屑等により製品の裏面にキズをつけることなくカット
することを特徴とするものであるが、このカット方法に
よりガラス板等の裏面の品質安定をはかることができる
ものである。本発明で適用する保護膜としてはテトラフ
ロロエチレン樹脂、またはポリエチレン系などのフィル
ムに粘着剤がコーティングされた粘着シートなどをあげ
ることができる。これらの粘着シートが剥離可能である
ため、使用により、損傷を受けた保護膜を容易に交換す
ることができる。また、保護膜は必ずしもステージ全面
に貼付する必要はなく、ステージ全体の50%、好まし
くは80%が保護膜で覆われていれば、本発明の効果を
奏する。
【0011】さらに、保護膜は、ステージの吸着溝のパ
ターンに対応して、分割して貼付しておき、損傷を受け
た保護膜の部分のみを交換すれば交換が容易となるので
より好ましい。
【0012】また、基板下のカレットが存在しても吸着
時に基板を傷つけない樹脂とは、汚れにくくある程度の
柔らかさ、滑りやすさ、強度が必要である。このような
特性を満足する樹脂はテトラフロロエチレン樹脂やポリ
エチレンが好ましい。
【0013】本発明において、保護膜の厚さが0.07
mm以上であり、また2mm以下であり、硬度(JIS
A)40〜100が好ましい。保護膜の厚さが0.0
7mm以下では、ガラス屑等の異物がシート上にめり込
むことが難しく、裏面キズ等が発生するので好ましくな
い。また、2mmを越える膜厚にすると張り替え等の作
業性が悪くなるため、現実的ではない。さらに好ましく
は、保護膜厚さが0.1〜1mmの範囲で、硬度(JI
S A)は60〜90が効果と実用性の点で優れてい
る。また、保護膜に通気性機能が付与されている場合、
例えば多孔質加工などが施されている場合は、吸着溝も
含めて全面に貼り付けることもできる。
【0014】
【実施例】以下、本方法の実施例を説明する。
【0015】実施例1 図1に示すように、使用したスクライブ装置(小坂研究
所(製)”JKL−500F”)のステージ上に横45
0mm、縦450mm、厚み0.1mmのポリエチレン
製のシートを載せ、側面にてテープで貼り付け、タング
ステンカーバイト性の刃を図2に示すように、ガラス板
に対してスクライブをおこなった。ガラス板は日本電気
硝子(製)”OA−10”板厚0.7mmでスクライブ
圧力は0.6kg/cm2 、速度は250mm/sec
で周辺を切り抜く方法にて行った。
【0016】ステージ上にポリエチレン製のシートを貼
り付けた結果、ガラス屑による影響を受けることなくス
クライブを行うことができ、400枚の切断を実施した
結果、ガラス板の裏面キズによる不良は発生しなかっ
た。ここでガラス板裏面の検査は、蛍光灯反射により、
目視でキズの有無を確認した。
【0017】実施例2 図1に示すように、スクライブ装置のステージ上に横4
50mm、縦450mm、厚み1mmのポリエチレン製
のシートを載せ、側面にてテープで貼り付け、図2に示
すように、ガラス板に対してスクライブをおこなった。
ガラス板は、日本電気硝子OA−10板厚0.7mmで
スクライブ圧力は0.6kg/cm2 、速度は250m
m/secで周辺を切り抜く方法で400枚の切断をお
こなった結果裏面キズによる不良は発生しなかった。
【0018】実施例3 図3に示すように、スクライブ装置のステージ上に横4
50mm、縦450mm、厚み0.08mmの表面をテ
トラフロロエチレン樹脂をコーティングしたテープを吸
着溝を避けて貼り付け、図4に示すように、ガラス板に
対してスクライブをおこなった。ガラス板は、日本電気
硝子OA−10板厚0.7mmでスクライブ圧力は0.
6kg/cm2 、速度は250mm/secで周辺を切
り抜く方法で400枚の切断を行った結果、裏面キズに
よる不良は発生しなかった。その後、連続してスクライ
ブを行った結果1500枚目からキズが発生し始めた。
そこでテープを貼り替え作業を再開したところキズの発
生は無くなった。
【0019】実施例4 図3に示すように、スクライブ装置のステージ上に横4
50mm、縦450mm、厚み0.23mmのテトラフ
ロロエチレン樹脂をコーティングしたテープを吸着溝を
避けて貼り付け、図4に示すように、ガラス板に対して
スクライブをおこなった。ガラス板は、日本電気硝子O
A−10板厚0.7mmでスクライブ圧力は0.6kg
/cm2 、速度は250mm/secで周辺を切り抜く
方法で400枚の切断を実施した結果、裏面キズによる
不良は発生しなかった。
【0020】比較例1 ポリエチレン製シート及びテトラフロロエチレン製テー
プを使用しない他は実施例1と同じ方法でおこなった場
合、ガラス板裏面キズは10枚目から表れ、切断不良は
400枚中50枚発生した。
【0021】
【発明の効果】以上説明したとおり本方法は、スクライ
ブ時に発生する異物をシート上にめり込ませることによ
り、ガラス板裏面の品質を安定化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のステージ上にをポリエチレン製シート
の貼り付けた実施例を示す概略説明図である。
【図2】本発明のカット方法の実施例を示す概略説明図
である。
【図3】本発明のステージ上にテトラフロロエチレン製
テープを貼り付けた実施例を示す概略説明図である。
【図4】本発明のカット方法の実施例を示す概略説明図
である。
【符号の説明】
1:ポリエチレン製シート 2:ステージ 3:ガラス板等 4:刃 5:テトラフロロエチレン製テープ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガラス基板をステージに吸着固定した状
    態でカットするガラス基板のカット方法において、表面
    に保護膜を有するステージを用いることを特徴とするガ
    ラス基板のカット方法。
  2. 【請求項2】 保護膜が剥離可能であることを特徴とす
    る請求項1に記載のガラス基板のカット方法。
  3. 【請求項3】 ステージが吸着溝を有しており、かつそ
    の表面の保護膜が吸着溝のパターンに対応して分割して
    貼付されていることを特徴とする請求項1または2に記
    載のガラス基板のカット方法。
  4. 【請求項4】 保護膜が少なくともテトラフロロエチレ
    ン樹脂またはポリエチレンの層を含むことを特徴とする
    請求項1〜3の何れかに記載のガラス基板のカット方
    法。
JP2002060095A 2002-03-06 2002-03-06 ガラス基板のカット方法 Pending JP2003261346A (ja)

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