JP2003261269A - エレベータ点検システム - Google Patents

エレベータ点検システム

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JP2003261269A
JP2003261269A JP2002063767A JP2002063767A JP2003261269A JP 2003261269 A JP2003261269 A JP 2003261269A JP 2002063767 A JP2002063767 A JP 2002063767A JP 2002063767 A JP2002063767 A JP 2002063767A JP 2003261269 A JP2003261269 A JP 2003261269A
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elevator
monitoring
inspection system
unit
brake
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JP2002063767A
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Hideki Nishiyama
秀樹 西山
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Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エレベータの運行に関する監視要件のデータ
を無線通信で簡単且つ迅速に収集することができ、もっ
てエレベータ異常を事前に認識することができるエレベ
ータ点検システムを提供する。 【解決手段】 監視要件としてのエレベータの運行に関
する駆動系の性能評価データ並びに電気スイッチ系の操
作カウントデータがエレベータ制御盤1で監視され、こ
のエレベータ制御盤1で監視された監視要件情報が送信
部13から無線送信され、送信部としてのインターフェ
ース13から送信された監視要件情報がパーソナルコン
ピュータ12に内蔵の受信部で無線受信され、受信部で
受信された受信結果が表示部12aに表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータ点検シ
ステム、特に、無線通信によるエレベータ重要機器の遠
隔点検システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、エレベータ、特に、その重要
機器は、定期的な点検が必要であるとされている。
【0003】そして、このような点検を保守管理会社等
に移管せず、専門知識が無いことからその点検を行わな
いまま稼動を続けていると、エレベータに故障が発生す
るまでは稼動を継続することができるものの、故障が発
生した場合、特にエレベータかごの昇降を停止するブレ
ーキに故障が発生した場合は、危険な環境となる。
【0004】そこでこのようなエレベータの点検を確実
に行うための点検方式として、現場での点検の他、電気
通信回線を利用しての遠隔点検システムが知られてい
る。
【0005】図10は、このような遠隔点検システムの
一例を示し、1はエレベータ(全体図省略)に設置のエ
レベータ制御盤、112はエレベータ側に設けられてエ
レベータ制御盤1と接続されたモデム等の通信装置、1
13は保守管理会社側に設けられて管理装置114に接
続されたモデム等の通信装置である。通信装置112と
通信装置113とは、電気通信回線(例えば、電話回
線)115を介して接続可能となっている。
【0006】これにより、エレベータ制御盤1で管理す
る所定の点検事項に実際に異常が発生した場合、通信装
置112から電気通信回線115を介して通信装置11
3に送信され、保守管理会社の管理装置114にて確認
した後、エレベータ設置現場に赴いてメンテナンスを行
う。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、近年の
エレベータには、巻上機や調速機等の電動機及びエレベ
ータ制御盤1を機械室に設置しない(昇降路と独立した
機械室が無い)タイプが設置されつつある。このような
機械室が無いエレベータの場合、定期的なエレベータ設
置現場でのエレベータ制御盤1の点検を容易に行うこと
ができないうえ、例えば、1日に点検作業を行うことが
できる設置現場数が極僅かであるという問題が生じてい
た。
【0008】しかも、従来の遠隔点検システムが、顧客
の事情等により構築できず、その異常情報を電気通信回
線を介して通信できない場合もある。
【0009】本発明は、上記問題を解決するため、エレ
ベータの運行に関する監視要件のデータを無線通信で簡
単且つ迅速に収集することができ、もってエレベータ異
常を事前に認識することができるエレベータ点検システ
ムを提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】その目的を達成するた
め、本発明のエレベータ点検システムは、エレベータの
運行に関する駆動系の性能評価データ並びに電気スイッ
チ系の操作カウントデータを監視要件として監視する監
視部と、該監視部で監視された監視要件情報を無線送信
する送信部と、該送信部から送信された監視要件情報を
無線受信する受信部と、該受信部で受信された受信結果
を表示する表示部とを備えていることを特徴とする。
【0011】このような構成においては、監視要件とし
てのエレベータの運行に関する駆動系の性能評価データ
並びに電気スイッチ系の操作カウントデータが監視部で
監視され、この監視部で監視された監視要件情報が送信
部から無線送信され、送信部から送信された監視要件情
報が受信部で無線受信され、受信部で受信された受信結
果が表示部に表示される。
【0012】これにより、作業者は、昇降路内等に進入
するなどの手間や危険性を回避した上で容易且つ迅速に
運行状況を把握することができ、1日における点検作業
を行う設置現場数を増やすことができる。また、部品交
換等のメンテナンス作業の要否や緊急性をその場で判断
した上で、その場でのメンテナンス作業の実行、或い
は、利用時間のピーク等や部品の調達等を考慮した日を
改めてのメンテナンス作業の実行などの対応が可能とな
る上、異常発生を未然に防止することができることと相
俟って、監視体制の確保を緩和することができる。
【0013】また、本発明のエレベータ点検システム
は、前記監視要件情報のうち性能評価データに関する監
視要件情報に基づいて性能評価を実施する演算部を備
え、該演算部による性能評価結果が前記表示部に表示さ
れることを特徴とする。
【0014】このような構成においては、演算部によっ
て監視要件情報に基づく性能評価が行われると共に、そ
の評価結果が表示部に表示される。
【0015】これにより、現状における駆動系の性能評
価を現場で瞬時に認識することができる。
【0016】さらに、本発明のエレベータ点検システム
は、前記性能評価データは、ブレーキ性能試験、ドア開
閉速度試験、ドア全閉状態試験、の少なくとも何れか一
つであることを特徴とする。
【0017】しかも、本発明のエレベータ点検システム
は、前記操作カウントデータは、主電源のON/OFF
回数、エレベータかごの運転回数、エレベータかご上搭
乗回数、の少なくとも何れか一つであることを特徴とす
る。
【0018】
【発明の実施の形態】次に、本発明のエレベータ点検シ
ステムの実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0019】図1(A)は本発明のエレベータ点検シス
テムの概略システム構成の説明図、図1(B)はモータ
駆動系のブロック回路図である。
【0020】図1(A)において、1は図示を略するエ
レベータのエレベータ制御盤、2はエレベータかご(図
示せず)内や乗場に設置された操作表示板、3はエレベ
ータの重要機器であるブレーキである。
【0021】ブレーキ3は、ブレーキレバー4、ブレー
キレバー5、ブレーキコイル7、互いに接触・離間可能
な一対の接点端子8a,8bからなるブレーキ電気接点
8、ブレーキプランジャー9、一対のブレーキシュー1
0、ブレーキドラム11を備えている。
【0022】ブレーキ3は、運転回路が形成されると、
モータ19(図1(B)参照)への給電と同時にブレー
キコイル7に給電される。このブレーキコイル7への給
電に伴う磁束によりブレーキプランジャー9が下方向に
引かれてブレーキレバー4がブレーキレバー5を開き、
これによりブレーキドラム11を掴んでいたブレーキシ
ュー10が開いてブレーキ3が開放される。
【0023】また、ブレーキプランジャー9が下方向に
引かれると、このブレーキプランジャー9に設けられた
接点端子8bが下方向に変位してブレーキ電気接点8が
開放される。このブレーキ電気接点8が開放されてOF
F信号が発生することにより、ブレーキ3が実際に開放
されたか否かを判断することができる。
【0024】一方、操作表示板2には、保守点検用端末
としてのノートパソコン等のパーソナルコンピュータ1
2のインターフェース(図示せず)とで無線通信経路を
確立するためのインターフェース13が設けられてい
る。
【0025】モータ19は、図1(B)に示すように、
操作スイッチ群14と、モータ回転方向切り替え用のリ
レースイッチ15〜18とを備えている。
【0026】操作スイッチ群14は、電源スイッチ14
a、呼出ボタン14b,14cを備えている。
【0027】ここで、呼出ボタン14bがONされる
と、#1リレースイッチ15,18がONしてモータ1
9が正転駆動(エレベータかご上昇)する。また、呼出
ボタン14cがONされると、#2リレースイッチ1
6,17がONしてモータ19が逆転駆動(エレベータ
かご下降)する。
【0028】図2は、監視部としてのエレベータ制御盤
1内のリレー回路を示す。このリレー回路は、エレベー
タの運行に関する監視要件に対応している。
【0029】(駆動系の監視要件に関して)エレベータ
かご内からの呼出ボタン14b,14cの押圧操作があ
ると、その呼出ボタン14b,14cによって上昇運転
(呼出ボタン14b)か、下降運転(呼出ボタン14
c)かが決定され、乗場とエレベータかごとの間に位置
するエレベータ扉が正常に全閉すれば、走行条件が適正
に揃うこととなる。
【0030】呼出ボタン14bが押圧された場合には、
#1リレースイッチ15,18がピックアップしてモー
タ19を上昇方向に起動する。また、これと同時に、#
1リレースイッチ15,18の補助接点20がピックア
ップしてブレーキコイル7に給電してブレーキ3を開放
する。
【0031】呼出ボタン14cが押圧された場合には、
#2リレースイッチ16,17がピックアップしてモー
タ19を下降方向に起動する。また、これと同時に、#
2リレースイッチ16,17の補助接点21がピックア
ップしてブレーキコイル7を給電してブレーキ3を開放
する。
【0032】これら、ブレーキ3が実際に開放されたか
否かがブレーキ電気接点8の開放により監視し、その電
気信号に基づいてブレーキ性能を異常発生前に事前にチ
ェックすることができる。
【0033】図3は、ブレーキ性能チェックのフロー図
である。
【0034】(ステップ1)先ず、ステップ1では、呼
出ボタン14bがONされたか否かでエレベータかごの
上昇運転かが判断され、上昇運転の場合にはステップ2
へと移行し、上昇運転でない場合にはステップ7へと移
行する。
【0035】(ステップ2)ステップ2では、呼出ボタ
ン14bがONされたことに伴い、#1リレースイッチ
15,18がONされると共に、#1リレースイッチ1
5,18の補助接点22が閉成されて上昇用のリレーが
入ったものと判断し、エレベータ制御盤1に設けられた
#2TIMER(図示せず)がカウントを開始してステ
ップ3へと移行する。
【0036】(ステップ3)ステップ3では、ブレーキ
コイル7への給電があり、ブレーキプランジャー9が引
かれてブレーキ電気接点8が開放することにより、ブレ
ーキ3の動作終了(OFF)が確認され、ステップ4へ
と移行する。
【0037】(ステップ4)ステップ4では、ブレーキ
3の動作終了により#2TIMERのカウントが停止さ
れてステップ5へと移行する。
【0038】(ステップ5)ステップ5では、エレベー
タ制御盤1に設けられてブレーキ動作時間を記憶するB
KTIMER(図示せず)に、ステップ2からステップ
4でカウントした#2TIMERのカウントを書き込
み、ステップ6へと移行する。
【0039】(ステップ6)ステップ6では、BKTI
MERに#2TIMERのカウントが書き込まれたこと
から、#2TIMERのカウントをリセットして作業を
終了する。
【0040】(ステップ7)ステップ7では、ステップ
1で呼出ボタン14bがONされなかったことにより、
呼出ボタン14cがONされたか否かでエレベータかご
の下降運転かが判断され、下降運転の場合にはステップ
8へと移行し、下降運転でない場合にはステップ6へと
スキップする。
【0041】(ステップ8)ステップ8では、呼出ボタ
ン14cがONされたことに伴い、#2リレースイッチ
16,17がONされると共に、#2リレースイッチ1
6,17の補助接点23が閉成されて下降用のリレーが
入ったものと判断し、#2TIMERがカウントを開始
してステップ9へと移行する。
【0042】尚、以下、ステップ9,ステップ10は、
上述したステップ3,ステップ4と実質的に同一であ
り、このフローでは、ブレーキの実作動時間がエレベー
タかごの上昇及び下降に拘らず、絶対値的に#2TIM
ERにカウントされる。
【0043】(スイッチ系の監視要件)図4は、エレベ
ータの重要機器の一つである主回路のリレーのデータ測
定のフロー図である。
【0044】まず、図2に示した#1リレースイッチ1
5,18の駆動を行う演算部としてのリレードライバー
24と、#1リレースイッチ15,18の補助接点22
の接点状態の取り込み回路を示す。尚、#2リレースイ
ッチ16,17の駆動を行う演算部としてのリレードラ
イバー24と、#2リレースイッチ16,17の補助接
点23の接点状態の取り込み回路も同様である。
【0045】(ステップ1)先ず、ステップ1では、呼
出ボタン14bがONされたか否かでエレベータかごの
上昇運転かが判断され、上昇運転の場合にはステップ1
2へと移行し、上昇運転でない場合にはステップ17へ
と移行する。
【0046】(ステップ12)ステップ12では、呼出
ボタン14bがONされたことに伴い、#1リレースイ
ッチ15,18がONされると共に、補助接点22がO
Nの信号を返すまでエレベータ制御盤1に設けられた#
1TIMER(図示せず)がカウントを開始してステッ
プ13へと移行する。
【0047】(ステップ13)ステップ13では、補助
接点22がONされたことが確認されてステップ14へ
と移行する。
【0048】(ステップ14)ステップ14では、補助
接点22のONにより#1TIMERのカウントが停止
されてステップ15へと移行する。
【0049】(ステップ15)ステップ15では、ステ
ップ14での#1リレースイッチ15,18のピックア
ップ時間を、エレベータ制御盤1に設けられたSW1T
IMER(図示せず)に書き込み、ステップ16へと移
行する。
【0050】(ステップ16)ステップ16では、SW
1TIMERに#1TIMERのカウントが書き込まれ
たことから、#1TIMERのカウントをリセットして
作業を終了する。
【0051】(ステップ7)ステップ7では、ステップ
1で呼出ボタン14bがONされなかったことにより、
呼出ボタン14cがONされたか否かでエレベータかご
の下降運転かが判断され、下降運転の場合にはステップ
18へと移行し、下降運転でない場合にはステップ16
へとスキップする。
【0052】(ステップ18)ステップ18では、呼出
ボタン14cがONされたことに伴い、#2リレースイ
ッチ16,17がONされると共に、#2リレースイッ
チ16,17の補助接点23が閉成されて下降用のリレ
ーが入ったものと判断し、#1TIMERがカウントを
開始してステップ19へと移行する。
【0053】(ステップ19)ステップ19では、補助
接点23がONされたことが確認されてステップ20へ
と移行する。
【0054】(ステップ20)ステップ20では、補助
接点23のONにより#1TIMERのカウントが停止
されてステップ21へと移行する。
【0055】(ステップ21)ステップ21では、ステ
ップ20での#2リレースイッチ16,17のピックア
ップ時間を、エレベータ制御盤1に設けられたSW2T
IMER(図示せず)に書き込み、ステップ16へと移
行する。
【0056】(電源監視に関して)電源スイッチ14a
の状況は演算部としてのコンタクトレシーバ25で監視
される。
【0057】図5は、電源スイッチ14aの監視のフロ
ー図である。
【0058】通常、エレベータには電源スイッチ14a
により電源が投入されているので、その電源投入からの
時間は現在時間と共にエレベータ制御盤1のTIMER
に蓄積される。これらのデータはメモリーがバックアッ
プされているので、電源がOFFされてもデータは保持
されている。
【0059】ここでは、電源が遮断されてから次に電源
を投入したかが判断され(ステップ31)、電源再投入
の場合には蓄積されている前回の電源OFFから今回の
電源OFFまでの時間をTIME(N)に書き込む(ス
テップ32)と同時に、DETE(N)に電源を遮断し
た日時を書き込む(ステップ33)。尚、Nは電源投入
の度にカウントアップ(ステップ34)する変数であ
り、何度目の電源投入かを記録している。
【0060】尚、電源が再投入されていない状態では、
前回電源OFFからの時間が継続してカウントされ(ス
テップ36)、現在の日時がその時間の経過と共に更新
される(ステップ37)。これにより、ステップ32及
びステップ33での処理が可能となる。
【0061】また、図6のフロー図に示すように、エレ
ベータの起動回数が、上昇方向の#1リレースイッチ1
5,18の補助接点26と下降方向の#2リレースイッ
チ16,17の補助接点27によりエレベータが起動す
る度にカウントアップ(ステップ41)する信号をコン
タクトレシーバ25が取り込んで積算処理を行う。
【0062】また、エレベータのかご上に搭乗したか否
かが、かご手動運転用スイッチ28がONされる毎にカ
ウントアップ(ステップ42)する。
【0063】このような監視要件の監視するエレベータ
で、さらに図1で示す乗場インジケータに設置されてい
るlrDA、BLUETOOTH等の発信装置(インタ
ーフェース13で図示)とパーソナルコンピュータ12
に内蔵の受信装置とで通信させることにより、上述した
監視要件の情報(データ)をエレベータを停止させるこ
となく収集することができる。
【0064】図7は、パーソナルコンピュータ12の表
示部12aに表示される電源OFFのタイミングの図表
である。収集された情報(TIMER)は、例えば、2
001年7月18日には450時間後に電源がOFFさ
れたことを示す。
【0065】図8は、パーソナルコンピュータ12の表
示部12aに表示される保守用の基本情報の図表であ
る。
【0066】収集された監視要件のデータとしては、デ
ータの採集日時の他、図2のリレー回路で得られた運転
回数、かご搭乗回数、#1リレースイッチ15,18の
主回路リレーのピックアップ時間(SE2TIME
R)、#2リレースイッチ16,17の主回路のピック
アップ時間(SW2TIMER)、ブレーキピックアッ
プタイミング(BKTIMER)について表示する。
【0067】図9は、エレベータ内で蓄積しているその
他の変調情報のデータ例の図表である。尚、図9では、
エレベータ扉の開閉速度異常や開度(全閉)異常を示し
ている。
【0068】これらにより、エレベータを停止すること
なく、エレベータの保守点検用のデータが簡単に収集可
能となる。また、エレベータを巡回点検(定期点検)す
る場合も、昇降路等に進入することなく(エレベータ稼
動のまま)に主重要機器類の保守状況を把握することが
できる。さらに、保守点検の状況に関して上位の技術
者、監督者の簡易的なチェックが可能であり、長期間か
ご搭乗をしていない場合の判定、長期間電源を遮断して
いない場合の簡易的な判定にも活用することができる。
また、保守契約なしに放置されているエレベータに関し
ても、主要機器の動作が機械的ロス他で性能を発揮でき
なくなったと判定することが可能であり、保守をせず危
険な状況のまま運行を継続させることを第三者の立場か
ら所有者へ通知することも可能となる。
【0069】
【発明の効果】本発明のエレベータ点検システムにあっ
ては、以上説明したように構成したことにより、エレベ
ータの運行に関する監視要件のデータを無線通信で簡単
且つ迅速に収集することができ、もってエレベータ異常
を事前に認識することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 (A)は本発明の実施の形態に係わるエレベ
ータ点検システムの概略システムの説明図、(B)はモ
ータ駆動系のブロック回路図である。
【図2】 監視要件に係るエレベータ制御盤内でのリレ
ー回路図である。
【図3】 エレベータのブレーキ動作チェックのフロー
図である。
【図4】 エレベータの主回路リレー動作チェックのフ
ロー図である。
【図5】 電源監視に関するフロー図である。
【図6】 運転回数並びにかご上手動スイッチの情報取
得のフロー図である。
【図7】 表示部に表示される電源OFF回数表示例の
説明図である。
【図8】 表示部に表示される保守基本情報表示例の説
明図である。
【図9】 表示部に表示される変調情報表示例の説明図
である。
【図10】 従来のエレベータ点検システムのシステム
説明図である。
【符号の説明】
1 エレベータ制御盤、12 パーソナルコンピュータ
(受信部内像)、12a 表示部、13 インターフェ
ース(送信部)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータの運行に関する駆動系の性能
    評価データ並びに電気スイッチ系の操作カウントデータ
    を監視要件として監視する監視部と、該監視部で監視さ
    れた監視要件情報を無線送信する送信部と、該送信部か
    ら送信された監視要件情報を無線受信する受信部と、該
    受信部で受信された受信結果を表示する表示部とを備え
    ていることを特徴とするエレベータ点検システム。
  2. 【請求項2】 前記監視要件情報のうち性能評価データ
    に関する監視要件情報に基づいて性能評価を実施する演
    算部を備え、該演算部による性能評価結果が前記表示部
    に表示されることを特徴とする請求項1に記載のエレベ
    ータ点検システム。
  3. 【請求項3】 前記性能評価データは、ブレーキ性能試
    験、ドア開閉速度試験、ドア全閉状態試験、の少なくと
    も何れか一つであることを特徴とする請求項1又は請求
    項2に記載のエレベータ点検システム。
  4. 【請求項4】 前記操作カウントデータは、主電源のO
    N/OFF回数、エレベータかごの運転回数、エレベー
    タかご上搭乗回数、の少なくとも何れか一つであること
    を特徴とする請求項1乃至請求項3の何れか一つに記載
    のエレベータ点検システム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2072444A1 (en) * 2007-12-18 2009-06-24 Thyssenkrupp Elevator Manufacturing Spain S.L. Diagnostic and maintenance tool for lifts
JP2016069099A (ja) * 2014-09-26 2016-05-09 株式会社日立製作所 エレベータ装置およびエレベータ制御方法

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