JP2003261121A - ラベル発行装置 - Google Patents

ラベル発行装置

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JP2003261121A
JP2003261121A JP2002057732A JP2002057732A JP2003261121A JP 2003261121 A JP2003261121 A JP 2003261121A JP 2002057732 A JP2002057732 A JP 2002057732A JP 2002057732 A JP2002057732 A JP 2002057732A JP 2003261121 A JP2003261121 A JP 2003261121A
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label
winding
sheet
speed
issuing
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Application number
JP2002057732A
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English (en)
Inventor
Yoshiki Matsuura
圭来 松浦
Kengo Aoyama
健吾 青山
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Ishida Co Ltd
Original Assignee
Ishida Co Ltd
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Publication date
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  • Handling Of Continuous Sheets Of Paper (AREA)
  • Labeling Devices (AREA)
  • Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 巻取モータのオン・オフ切換えを可及的に少
なくしつつ、ラベルシートの張力をより緻密に調整し、
印字の伸びや巻取り不良等の問題を抑制するラベル発行
装置を提供することを課題とする。 【解決手段】 ラベルプリンタ10から巻取装置20へ
走行中のラベルシートSに揺動アーム24の先のローラ
25を上方から当接して、シートSを下方に撓ませ、シ
ートSに最適張力を付与する。コントロールユニット3
0は、アーム24の揺動角度をセンサ27,28で検出
し、その角度が目標角度になるように、つまりローラ2
5とラベルシートSとの当接位置が目標位置となるよう
に、ラベルプリンタ10のラベル発行速度又は巻取装置
20のシート巻取速度の少なくともいずれかを制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ラベル発行装置、
より詳しくは、発行したラベルが連なった長尺のラベル
シートを巻き取る巻取装置を備えたラベル発行装置の技
術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】例えば商品貼付用のラベルを発行するラ
ベルプリンタと、該ラベルプリンタで発行されたラベル
が台紙上にあるいはミシン目で多数連なった長尺のラベ
ルシートをロールに巻き取る巻取装置とを組み合わせ
て、ラベルの発行とラベルシートの巻取りとを同時に行
うようにしたラベル発行装置が知られている。この装置
では、例えば巻取速度が発行速度より小さく、ラベルシ
ートの張力が小さくなると、巻取装置におけるラベルシ
ートの巻取りが緩んで、しっかりと見栄えのよい巻取ロ
ールが出来なくなったり、あるいは、ラベルプリンタに
おける発行口でラベルシートが浮いて印字にずれや重な
りが生じ、印字不良が起こる。一方、巻取速度が発行速
度より大きく、ラベルシートの張力が大きくなると、ラ
ベルや台紙あるいは印字やミシン目が伸びたり割れたり
裂けたりする。そこで、ラベルプリンタから巻取装置へ
走行するラベルシートに常に適度な張力を作用させるこ
とが望まれる。
【0003】これに対処し得る技術として、実公平6-
20772号公報には、一端を中心に揺動可能なアーム
の他端にローラを取り付け、該ローラをラベルプリンタ
と巻取装置との間のラベルシートに上方から当接させる
ことが開示されている。これによれば、ラベルシートは
ローラ及びアームの重量により下方に押され、張力が発
生するから、この状態を維持することによって走行中の
ラベルシートに適度な張力を作用させ続けることができ
る。
【0004】そして、前記公報には、前記状態を維持す
るための方策として、ローラとラベルシートとの当接位
置が下がれば、それに伴い下方に揺動したアームがシー
ト巻取用モータのスイッチをオンにしてシートの巻取り
を行い、逆に、ローラとラベルシートとの当接位置が上
がれば、それに伴い上方に揺動したアームが前記スイッ
チをオフにしてシートの巻取りを停止することが開示さ
れている。これにより、ローラとラベルシートとの当接
位置が下がり過ぎたり上がり過ぎたりすることが回避さ
れ、結果的に張力が適正値に維持される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記の従来技
術では、シート巻取用モータは単にオンかオフかされる
だけである。したがってローラとラベルシートとの当接
位置は成行きまかせで調整され、結果的に張力の調整が
うまくいくかどうかは、すべてモータのオン・オフのタ
イミングだけに依存する。よって、モータのオン・オフ
のタイミングがずれると、たちまち、当接位置が下がり
過ぎたり上がり過ぎたりして、ラベルシートの張力が大
きく変動してしまう。あるいは、モータのオン・オフの
タイミングがずれなくても、モータがオフ後も慣性で回
り続けたり、またはオン後もすぐに回り始めない、とい
うようなことをよく考慮しないと、やはりラベルシート
の張力を適正値に維持することが困難となる。
【0006】さらに、モータがオン・オフされるたび
に、ラベルシートにかかる張力が急変し、これにより、
ラベルシートが急に引っ張られてラベルや印字に伸びや
割れが生じたり、あるいは巻取りが急になくなって巻取
ロールの締まりが緩んだりする可能性もある。加えて、
頻繁なオン・オフの繰返しの結果、モータの耐久性も低
下するし、消費電力も嵩んでしまう。
【0007】本発明は、このような不具合に対処するも
ので、モータのオン・オフ切り換えを可及的に少なくし
ながら、ラベルシートとローラとの当接位置の調整、ひ
いては張力の調整をより緻密に行い、もって印字の伸び
や巻取り不良等の問題を抑制することを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち、前記課題を解
決するため、本願の請求項1に記載の発明は、ラベルを
発行する発行部と、発行したラベルが連なった長尺のラ
ベルシートを巻き取る巻取部とを有し、発行部における
ラベルの発行と巻取部におけるシートの巻取りとがそれ
ぞれ独立に制御可能なラベル発行装置であって、発行部
と巻取部との間のラベルシートに当接して張力を付与す
る当接手段と、前記当接手段とラベルシートとの当接位
置を検出する当接位置検出手段と、前記当接位置検出手
段で検出される当接位置が所定の目標位置となるように
ラベルの発行又はシートの巻取りの少なくともいずれか
を制御する制御手段とが設けられていることを特徴とす
る。
【0009】この発明によれば、当接手段とラベルシー
トとの当接位置が所定の目標位置となるようにラベルの
発行やシートの巻取りが制御されるから、前記当接位置
は成行きまかせで調整されるのではなく、例えばフィー
ドバック制御等によって、明確な目標位置に確実に収束
される。すなわち、張力の調整が緻密に行われ、シート
の巻取速度やラベルの発行速度は急変したりせず、滑ら
かに穏便に変化する。その結果、ラベルシートには常に
適正な張力が作用し続け、ラベルや印字の伸びや割れの
問題、巻取ロールの巻取り不良の問題等が確実に解消さ
れる。また、巻取速度や発行速度を急にゼロとしたり急
に最大としたりすることが避けられて、巻取駆動源や発
行駆動源の耐久性低下や消費エネルギ増加の問題も抑制
される。
【0010】次に、請求項2に記載の発明は、前記請求
項1に記載の発明において、前記当接位置検出手段は、
前記当接手段の位置を検出する複数のセンサを有し、前
記複数のセンサの検出結果の組み合わせに基いて、前記
当接手段とラベルシートとの当接位置を多段階に検出す
ることを特徴とする。
【0011】この発明によれば、当接位置検出手段の構
成が具体化される。前記の実公平6-20772号公報
に開示の揺動アームは、該アームがある限度を超えて下
方又は上方に揺動すれば、巻取用モータのスイッチを単
にオン又はオフにするものであった。これに対し、本発
明で採用する当接位置検出手段は、当接手段とラベルシ
ートとの当接位置を多段階に検出するものであり、これ
によって、ラベルシートの張力を緻密に制御することが
可能になるといってもよい。
【0012】そして、その構成を、当接手段の位置を検
出する複数のセンサを設け、該センサの検出結果を組み
合わせることで当接位置を多段階に検出するものとした
から、例えば、2つのセンサのオン・オフを組み合わせ
れば、4つのパターンができ、よって当接位置ないし張
力を4段階に検出できて、必ずしも4つのセンサが必要
とならず、部品及びコストの削減、構成の単純化に寄与
する。
【0013】次に、請求項3に記載の発明は、前記請求
項1又は2に記載の発明において、前記当接位置検出手
段の検出結果に対応させて多段階に変化する多数のラベ
ル発行速度又はシート巻取速度の少なくともいずれかの
データを記憶する記憶手段が設けられ、前記制御手段
は、前記当接位置検出手段の検出結果と、前記記憶手段
で記憶されたデータとに基いて前記制御を行うと共に、
その制御結果に基いて前記データを補正する補正手段が
設けられていることを特徴とする。
【0014】この発明によれば、当接位置の検出結果
と、予め記憶したデータとに基いて、ラベルの発行速度
やシートの巻取速度が制御される。ここで、記憶手段に
は、一般に、標準サンプルを用いて実験で求めたような
画一的なデータが記憶されるから、例えば装置毎のバラ
ツキや固体差、経年・経時変化、巻取ロールの径の変化
等に適正に対処することが困難となる。例えば巻取ロー
ルの径が大きくなるに従い、同じ回転角速度でも巻取速
度は大きくなり、発行速度との歩調が徐々に合わなくな
っていく。
【0015】そこで、この発明では、記憶された当初の
データ通りに制御した結果に基いて前記データ自体を補
正することにより、上述の問題を解消するようにしたの
である。例えば前記の設例では、巻取ロールの径が大き
くなるに従い、当接位置検出手段は、当接位置が予期し
ていた位置から高いほうにあるいは低いほうにずれてい
ることを示すであろう。したがって、この場合は、当接
位置が予期していた位置に近づくように、巻取速度を小
さくするか、あるいは発行速度を大きくする。これによ
り、いろいろな個別の状況に逐一適正に対処可能とな
り、結果として、ラベル発行部からシート巻取部へ走行
するラベルシートに常に適度な張力を作用させることが
より確実にできる。
【0016】次に、請求項4に記載の発明は、前記請求
項1と同様に、それぞれ独立に制御可能な発行部と巻取
部とを有するラベル発行装置であって、発行部における
ラベルの発行量を検出する発行量検出手段と、前記発行
量に基いて、巻取部における巻取回転角速度と巻取速度
との関係を設定する設定手段と、前記設定手段で設定さ
れた関係に基いて、巻取速度と発行速度とが一致するよ
うに、巻取回転角速度又は発行速度を制御する制御手段
とが設けられていることを特徴とする。
【0017】この発明及び次の請求項5に記載の発明
は、請求項1〜3に記載の発明とやや観点を異にし、ラ
ベルシートの走行の始点であるラベル発行の速度と、同
終点であるシート巻取りの速度とを可及的に一致させる
ことで、ラベルシートに常に適度な張力を作用させるこ
とを狙いとしている。これに対し、前記請求項1〜3に
記載の発明では、ラベルシートに当接手段を当接させ
て、その当接位置を調整することにより張力の適正化を
図っている。前記請求項1〜3に記載の発明では、発行
速度と巻取速度とは必ずしも一致していなくてもよい。
結局、そのずれが当接位置の変動となって現われ、該当
接位置が目標位置に収束されることになる。
【0018】これに対し、この請求項4と次の請求項5
に記載の発明では、より直接的にラベル発行速度とシー
ト巻取速度とを一致させるので、ラベルシートに張力を
付与するための当接手段は実質的に必要がない。ラベル
シートに所定の張力が張った状態で発行速度と巻取速度
とを同じにしてラベルシートを走行させれば、ラベルシ
ートはその張力を維持したまま走行することになる。こ
のとき当接手段を備えていたとしても、その当接位置は
変動しない。この請求項4と5に記載の発明では、発行
速度と巻取速度とを一致させるが、その速度自体は等速
でも変化していても構わない。
【0019】そして、特に、この請求項4に記載の発明
は、ラベル発行部でのラベル発行量と、シート巻取部で
のシート巻取量と、同じくシート巻取部でのシート巻取
速度とが比例関係にあることに着目し、ラベル発行量が
増えれば巻取回転角速度が同じでもシート巻取速度が増
えることを利用したものである。ただし、巻取ロールの
径と巻取速度との比例関係は線形であるが(比例係数は
π)、巻取ロールの径とラベル発行量との比例関係は線
形ではない(巻取ロールの径の増加率は、該径が大きく
なるに従い、徐々に小さくなっていく)。そこで、この
発明では、ラベル発行量に基いて巻取回転角速度と巻取
速度との関係を設定する手段を設けたのである。これに
より、ラベル発行速度とシート巻取速度とを可及的に一
致させることができ、もって走行中のラベルシートに常
に適度な張力を作用させ続けることができる。
【0020】次に、請求項5に記載の発明は、前記請求
項1と同様に、それぞれ独立に制御可能な発行部と巻取
部とを有するラベル発行装置であって、巻取部における
シートの巻取速度を検出する巻取速度検出手段と、前記
検出手段で検出された巻取速度に基いて、巻取速度と発
行速度とが一致するように、巻取回転角速度又は発行速
度を制御する制御手段とが設けられていることを特徴と
する。
【0021】前記の請求項4に記載の発明では、シート
巻取速度をラベル発行量から間接的に検出(推定)して
いたが、この請求項5に記載の発明では、シート巻取速
度を直接検出する点で相違する。この結果、前記請求項
4に記載の発明では、巻取速度検出手段が不要となると
いう利点があり、この請求項5に記載の発明では、巻取
速度を精度よく検出でき、ひいてはラベル発行速度とシ
ート巻取速度とを精度よく一致させることができるとい
う利点がある。以下、発明の実施の形態を通して本発明
をさらに詳しく説明する。
【0022】
【発明の実施の形態】図1に示すように、本実施の形態
に係るラベル発行装置1は、ラベルプリンタ10と巻取
装置20とを備える。ラベルプリンタ10は、サーマル
印字ヘッド11、プラテンローラ12、ガイドバー13
等を有し、ロールR1から繰り出されたラベルシートS
に印字を施して発行口Aから発行する。ラベルシートS
は、図2に示すように、例えば長尺の台紙上に多数のラ
ベルX…Xを剥離可能に並設したものである。あるい
は、裏糊のない長尺の用紙に等間隔でミシン目を入れて
多数のラベルX…Xに仕立てたものでもよい。ラベルプ
リンタ10は、他に、キーボードを有する入力部14
や、液晶画面を有する表示部15等を備える。
【0023】巻取装置20は、ラベルプリンタ10にヒ
ンジHで開閉可能に連結されたフレーム20aを有す
る。フレーム20aに巻取シャフト21が回転自在に備
えられ、該シャフト21にラベルプリンタ10から繰り
出されたラベルシートSがロールR2に巻き取られる。
巻取シャフト21はタイミングベルト23を介して駆動
源(例えばDCモータ)22により回転駆動される。
【0024】巻取装置20は、ラベルプリンタ10から
巻取装置20に向けて走行するラベルシートSに当接し
て張力を付与する当接手段を備える。当接手段はローラ
25を含み、該ローラ25は巻取シャフト21と同軸B
に揺動自在のアーム24の先端に取り付けられ、ラベル
シートSに上方から当接している。ラベルシートSはロ
ーラ25及びアーム24の重量により下方に押され、張
力が発生している。アーム24ひいてはローラ25をス
プリング等でさらに下方に付勢してもよい。
【0025】このラベル発行装置1は、ローラ25とラ
ベルシートSとの当接位置を検出する当接位置検出手段
を備える。当接位置検出手段はフレーム20aに固定さ
れたセンサ27,28を含む。センサ27,28は、揺
動アーム24に組み付けられた遮光板26の移動経路
(揺動中心Bを中心とする円周)上の相異なる位置に配
置されている。センサ27,28は、投光部から投じた
光が遮光板26で遮られずに受光部に届いたか(投
光)、又は遮られて届かなかったか(遮光)を検知する
ことで、遮光板26、ひいてはアーム24及びローラ2
5が、各センサ27,28の位置まで移動してきたこと
を検出する。
【0026】表1に示すように、これらのセンサ27,
28の投光・遮光の組合せにより4つのパターンができ
る。
【0027】
【表1】
【0028】図3に示すように、上側の第1センサ27
も下側の第2センサ28も投光のとき、アーム24は水
平より上向きとなり、ストッパ29bによってそれ以上
の上方への揺動が規制される。すなわち、ローラ25と
ラベルシートSとの当接位置は上死点にある(ポジショ
ン1:P1)。このP1では、ロールR2の巻取速度が
発行口Aからのラベル発行速度より大きくなると、ラベ
ルシートSはローラ25に押し付けられ、当接がきつく
なり、たちまちラベルシートSに過度の張力が発生し
て、ラベルX…Xや台紙あるいは印字やミシン目の伸び
や割れや裂け等の不具合が生じる。よって、ラベルシー
トSの走行中は、このP1の状態はできるだけ回避した
い。
【0029】一方、図4に示すように、上側の第1セン
サ27が遮光で、下側の第2センサ28が投光のとき、
アーム24は略水平となり、ラベルシートSに適度な張
力が発生する。ローラ25とラベルシートSとの当接位
置はアーム24の揺動可能範囲の中ほどにある(ポジシ
ョン2:P2)。このP2では、巻取速度と発行速度と
が一致しなくても、そのずれはアーム24及び前記当接
位置の上下動に吸収され、その結果、ラベルシートSの
張力は影響を受けず、大きく変動したりしない。よっ
て、ラベルシートSの走行中は、このP2の状態にでき
るだけ収束させたい。
【0030】また、図5に示すように、上側の第1セン
サ27も下側の第2センサ28も遮光のとき、アーム2
4は水平より下向きとなり、やはりラベルシートSに適
度な張力が発生する。ローラ25とラベルシートSとの
当接位置は引き続きアーム24の揺動可能範囲の中ほど
にある(ポジション3:P3)。このP3においても、
巻取速度と発行速度とがたとえ一致しなくても、そのず
れはアーム24及び前記当接位置の上下動に吸収される
から、ラベルシートSの張力は影響を受けず、大きく変
動したりしない。よって、ラベルシートSの走行中は、
このP3の状態も目標の状態となり得る。
【0031】そして、図6に示すように、上側の第1セ
ンサ27が投光で、下側の第2センサ28が遮光のと
き、アーム24は大きく下向きとなり、ストッパ29a
によってそれ以上の下方への揺動が規制される。すなわ
ち、ローラ25とラベルシートSとの当接位置は下死点
にある(ポジション4:P4)。このP4では、ロール
R2の巻取速度が発行口Aからのラベル発行速度より小
さくなると、ローラ25とラベルシートSとの当接が外
れ、たちまちラベルシートSに弛みが発生し、巻取装置
20におけるラベルシートSの巻取りが緩んで、しっか
りと見栄えのよい巻取ロールR2が出来なくなったり、
あるいは、ラベルプリンタ10における印字にずれや重
なりが生じて、印字不良が起こる。よって、ラベルシー
トSの走行中は、このP4の状態にもできるだけしたく
ない。
【0032】図1に示すように、このラベル発行装置1
のコントロールユニット30は、これらの第1、第2セ
ンサ27,28の検出結果を入力し、その検出結果の組
み合わせに基いて、前記のように、ローラ25とラベル
シートSとの当接位置をP1,P2,P3,P4の4段
階に検出する。そして、その検出結果に基づいて、実際
のローラ25とラベルシートSとの当接位置が目標位置
(すなわちP2,P3)となるように、ラベルプリンタ
1のラベルX…Xの発行動作(代表的にはラベル発行速
度)、及び巻取装置20のラベルシートSの巻取動作
(代表的にはシート巻取速度あるいは巻取回転角速度)
を、それぞれ独立に制御する。その結果、ローラ25と
ラベルシートSとの当接位置を、図3のP1や図6のP
4を避けて、図4のP2〜図5のP3に収束させる。こ
れにより、走行中のラベルシートSに常に適度な張力を
作用させ続けることができ、印字の伸びや巻取り不良等
の問題を解消できる。
【0033】[制御第1例]この制御第1例では、表2
に示すように、予め、各ポジションP1〜P4に対応さ
せて、4段階に変化する4つのシート巻取速度(より詳
しくは、モータ22の巻取回転角速度、換言すればモー
タ22の印加電圧デューティ)のデータを非昇華性のメ
モリに格納している。
【0034】
【表2】
【0035】そして、第1、第2センサ27,28の検
出結果から判定される実際のポジション(当接位置)を
前記表に当てはめて、該当する内容でモータ22を制御
する。例えば、当接位置が上死点P1にあれば、シート
Sの巻取りを停止して(シャフト21は回転しない)、
該シートSに過大な張力が作用しないようにする。逆
に、当接位置が下死点P4にあれば、DCモータ22に
対するデューティ(1周期あたりにモータ22に所定電
圧を印加する時間の比率)を大きくし、シートSを高速
で巻き取って、該シートSが弛まないようにする。
【0036】これらに対し、当接位置が目標位置P2〜
P3の範囲にあるときは、モータ22をフリーにするか
(シャフト21は回転力は与えられないが、慣性で回転
している)、あるいは低速で回転させて、これらの最適
張力が得られる目標範囲P2〜P3からの逸脱を回避
し、ローラ25とラベルシートSとの当接位置が目標範
囲P2〜P3内に収束し、維持し続けることを図る。
【0037】このように、ローラ25とラベルシートS
との当接位置が所定の目標位置P2〜P3となるように
シートSの巻取速度を制御するから、前記当接位置は成
行きではなく、フィードバック制御によって明確な目標
位置P2〜P3に確実に収束する。その結果、シートS
の張力を緻密に調整でき、シートSの巻取速度は急変し
たりせず、ほとんどの時間で滑らかに穏便にフリー(P
2)と低速(P3)との間で変化する。その結果、ラベ
ルシートSには常に適正な張力が作用し続け、ラベルX
…Xや印字の伸びや割れの問題、巻取ロールR2の巻取
り不良の問題等が確実に解消される。
【0038】また、ローラ25とラベルシートSとの当
接位置がほとんど上死点P1や下死点P4に到達するこ
とがないから、オン・オフを繰り返すことによるDCモ
ータ22の耐久性の低下や消費電力の増加の問題も抑制
される。
【0039】その場合に、第1、第2の2つのセンサ2
7,28の検出結果の組み合わせに基いて、ローラ25
とラベルシートSとの当接位置をP1,P2,P3,P
4の4段階に検出するから、ラベルシートSの張力を緻
密に制御することが可能になる。しかも、4つの当接位
置P1〜P4を判定するのに、4つのセンサを用いるの
ではなく、2つのセンサ27,28でまかなうから、当
該ラベル発行装置1の部品及びコストの削減や、構成の
単純化に寄与する。
【0040】[制御第2例]この制御第2例でも、表3
に示すように、予め、各ポジションP1〜P4に対応さ
せて、4段階に変化する4つのシート巻取速度(より詳
しくは、モータ22の巻取回転角速度、換言すればモー
タ22の印加電圧デューティ)のデータを非昇華性のメ
モリに格納している。表2との違いは、当接位置が目標
位置P2〜P3の範囲にあるときは、DCモータ22を
フリー〜低速で回転させることに代えて、低速〜中速で
回転させることである。ただし、当接位置を最適張力が
得られる目標範囲P2〜P3内に収束し続けることがで
きる、という効果は変わらない。
【0041】
【表3】
【0042】この場合、低速時のデューティは(1/1
2)、中速時は(3/12)、高速時は(6/12)と
してある。これらはデフォルトであって、標準サンプル
を用いて実験で求めた画一的なデータであり、工場出荷
時に全てのラベル発行装置1に一律に格納される。よっ
て、各装置1毎のバラツキや固体差、経年・経時変化、
使用時の巻取ロールR2の径の変化等に適正に対処する
ことが困難となる。
【0043】そこで、この制御第2例では、表3のデフ
ォルトで制御した結果、ローラ25とラベルシートSと
の当接位置(ポジション)が予期される方向に変化しな
ければ、予期される方向に変化するように前記デフォル
トのデューティを補正する。例えば、当接位置が下死点
P4にあれば、DCモータ22に対するデューティを当
初は(6/12)とするが、その結果、所定時間経過し
てもポジションが変わらなければ(このような現象が生
じる典型的原因は、巻取ロールR2の径が標準サンプル
よりも小さいことである)、より高速巻取りを実行する
ため、デューティを(7/12)に大きくして、ラベル
シートSをより高速で巻き取るようにする。
【0044】逆に、巻取ロールR2の径が標準サンプル
よりも大きく、その結果、当接位置が下死点P4にある
ときに、デューティを当初(6/12)としたら、予想
より短時間でポジションがP3やP2になったときは、
巻取速度を遅くするため、デューティを(5/12)や
(4/12)に小さくする。ここで、例えば、制御結果
の検出(すなわちポジションの検出)は10ms毎に行
い、制御結果の判定(すなわちポジションの動向の判
定)は1秒毎に行う。
【0045】いずれの場合も、いろいろな個別の使用状
況等に逐一適正に対処可能となり、結果として、ラベル
プリンタ10から巻取装置20へ走行するラベルシート
Sに常に適度な張力を作用させることがより確実に達成
される。
【0046】なお、一般に、巻き始めから巻き終わりま
で巻取ロールR2の径が小から大に徐々に増えていくか
ら、巻き始めはデフォルトを最大に大きくすることにな
り、巻取りが進むに従って補正量が小さくなり、巻取ロ
ールR2の径が標準サンプルに一致した時点で、デフォ
ルト値に戻り、それ以降は、デフォルトを小さくしてい
くことになる。これにより、巻き始めから巻き終わりま
で終始一貫してラベルシートSの張力が適正値に保たれ
る。
【0047】なお、以上の制御第1例、第2例では、主
として、巻取装置20におけるシートSの巻取動作の制
御を中心に説明したが、これに代えて、あるいはこれと
共に、ラベルプリンタ10におけるラベルX…Xの発行
動作の制御を行ってもよい。その場合、例えば、シート
Sの巻取速度を増大又は低下させることは、ラベルX…
Xの発行速度を逆に低下又は増大させることで代替され
る。
【0048】[制御第3例]この制御第3例では、図7
に示すように、ラベルプリンタ10からのラベルX…X
の発行量Q1,Q2を検出し、その発行量Q1,Q2に
基いて、巻取装置20における巻取回転角速度ωと巻取
速度V1,V2との関係を設定し、その関係に基いて、
巻取速度V1,V2と発行速度V0とが一致するよう
に、巻取回転角速度ωを制御する。このように、ラベル
シートSの走行の始点であるラベルプリンタ10の発行
速度V0と、ラベルシートSの走行の終点である巻取装
置20の巻取速度V1,V2とを可及的に一致させるこ
とで、ラベルシートSに常に適度な張力を作用させるこ
とができる。
【0049】この場合、直接的にラベル発行速度V0と
シート巻取速度V1,V2とを一致させるから、ローラ
25とラベルシートSとの当接位置はほとんど上下動し
ない。最も良好には、ラベルシートSに張力を付与する
ためにローラ25を当接させる必要がなく、ラベルシー
トSの張力は巻取速度V1,V2と発行速度V0とのバ
ランスで生成することも可能となる。また、発行速度V
0と巻取速度V1,V2とは一致している限り、その速
度自体は等速でもよいし、また変化していても構わな
い。
【0050】ラベル発行量、すなわちシート巻取量Q
1,Q2と、シート巻取速度V1,V2とは比例関係に
ある。ラベル発行量Q1,Q2が増えれば巻取ロールR
2の径r1,r2が増えるから、巻取回転角速度ωが同
じでもシート巻取速度V1,V2が増える。ただし、巻
取ロールR2の径r1,r2と巻取速度V1,V2とは
線形に比例する(比例係数はπ)が、巻取ロールR2の
径r1,r2とラベル発行量Q1,Q2とは単純な線形
には比例しない。巻取ロールR2が小さい径r1のとき
の該径r1の増加率は、巻取ロールR2が大きい径r2
のときの該径r2の増加率より大きい。
【0051】そこで、この制御第3例では、予め、ラベ
ル発行量Q1,Q2に基いて、巻取回転角速度ωと巻取
速度V1,V2との関係を非昇華性のメモリに格納して
いる。この場合、ラベル発行量Qが既知であり、発行速
度V0が既知であるから、該発行速度V0と同じ巻取速
度Vを実現する回転角速度ωをラベル発行量Q(ひいて
は巻取ロールR2の径r)から求めることができる。こ
れにより、ラベル発行速度V0とシート巻取速度Vとを
可及的に一致させることができ、もって走行中のラベル
シートSに常に適度な張力を作用させ続けることができ
る。
【0052】なお、ラベル発行量Qは、ラベルX…Xの
発行枚数、すなわち印字回数等から検出できる。その場
合、ラベル発行量Qは、ラベルプリンタ10が送り出し
たラベルシートSの長さと考えられるから、例えば個々
のラベルXのサイズが短いときは、長いときに比べて、
同じラベル発行量Qでも発行枚数(印字回数)が多くな
る。よって、ラベルの種類毎に(印字回数の違い毎
に)、ラベル発行量Qに基く巻取回転角速度ωと巻取速
度Vとの関係をそれぞれメモリに格納するとよい。
【0053】また、巻取ロールR2をシャフト21から
取り外したときは、ラベル発行枚数のカウントをリセッ
トする必要がある。そこで、例えば入力部14のリセッ
トボタンを押すことを表示部15に表示し、その旨オペ
レータに促すようにするとよい。あるいは、図8に示す
ように、巻取シャフト21にリセットスイッチ21bを
内蔵し、該シャフト21に新たに巻取ロールR2の芯T
をセットしたときや、新たにラベルシートSを巻きつけ
たときに、リセットスイッチ21bが自動的に押され
て、発行枚数のカウントをゼロにリセットするようにし
てもよい。
【0054】[制御第4例]次に、この制御第4例で
は、前記図7に符号40で示すように、巻取装置20に
おけるラベルシートSの巻取速度Vを直接検出するセン
サを設け、このセンサ40で検出された巻取速度Vに基
いて、巻取速度Vと発行速度V0とが一致するように、
巻取回転角速度ωを制御する。
【0055】前記の制御第3例では、シート巻取速度V
をラベル発行量Qから間接的に検出(推定)していた
が、この制御第4例では、シート巻取速度Vを前記セン
サ40で直接検出する点で異なる。この結果、前記制御
第3例では、前記センサ40が不要になるという利点が
あり、この制御第4例では、巻取速度Vを精度よく検出
でき、ひいてはラベル発行速度V0とシート巻取速度V
とをより精度よく一致させることができるという利点が
ある。
【0056】これらの制御第3例、第4例に対し、前記
制御第1例、第2例では、ラベルシートSにローラ25
を当接させて、その当接位置Pを調整することにより張
力の適正化を図っている。その場合、発行速度V0と巻
取速度Vとは必ずしも一致している必要はない。その速
度差は、結局、当接位置の変動P1〜P4となって現わ
れ、該当接位置Pが目標位置P2〜P3に収束されるこ
とになる。
【0057】なお、以上の制御第3例、第4例では、主
として、巻取装置20におけるシートSの巻取動作の制
御を中心に説明したが、これに代えて、ラベルプリンタ
10におけるラベルX…Xの発行動作の制御を行っても
よい。すなわち、巻取速度Vと発行速度V0とが一致す
るように巻取回転角速度ωを制御する代わりに、発行速
度V0のほうを増減制御するのである。その場合、巻取
回転角速度ωを一定にし、巻取りが進むにつれて徐々に
速くなる巻取速度Vに追従させてラベル発行速度を増大
させていくことになる。巻取回転角速度ωを制御する場
合は、一定のラベル発行速度V0に巻取速度Vが同速と
なるように、巻取りが進むにつれて巻取回転角速度ωを
遅くしていくことになる。
【0058】[その他の特徴]図1に鎖線で示すよう
に、ガイドバー13は剥離バーを兼ねる。つまり、長尺
のラベルシートSを延々と外部に繰り出すのではなく、
その都度印字したラベルXを1枚1枚発行口Aから突き
出すのである。台紙は剥離バー13で屈曲された後、ラ
ベルプリンタ10内で巻き取られる。この場合、巻取装
置20は不必要であり、ラベルプリンタ10の正面側に
位置していると却って邪魔である。そこで、図9
(a),(b)に示すように、巻取装置20は、フレー
ム20aごと、ヒンジHによって、ラベルプリンタ10
の正面にセットされたり、不必要なときは側方に退避さ
れる。巻取装置20は、前述のように、ラベルXの逐次
発行モードのときだけでなく、ラベルプリンタ10内の
ラベルロールR1の取替え時にも一時的に側方に退避さ
れる。
【0059】そのとき、巻取装置20の側方への退避中
は、該巻取装置20が稼動しないように注意する。その
ため、従来は、オペレータは、まず巻取装置20のメイ
ンスイッチをオフにした後、フレーム20aを開いて該
装置20を側方に退避させていた。また、セット時は、
先にフレーム20aを閉じて該装置20をセットしてか
ら、メインスイッチをオンにしていた。そこで、このラ
ベル発行装置1では、フレーム20aにメインスイッチ
20bを設け、図9(a)のように、フレーム20aを
開いて巻取装置20を退避させると、自動的にメインス
イッチ20bがオフになり、図9(b)のように、フレ
ーム20aを閉じて巻取装置20をセットすると、自動
的にメインスイッチ20bがオンになるようにしてい
る。これにより、オペレータはスイッチの操作とフレー
ムの操作を別々に行うことなく、1つの動作で2つの操
作を同時に行えることになる。
【0060】また、巻取装置20における巻取ロールR
2の径に応じてモータ22の出力トルク(巻取トルク)
を補正してもよい。前述したように、巻取ロールR2の
径rが変化すれば、同じ回転角速度ωでも巻取速度Vが
変化すると同時に、同じ回転角速度ωを達成させ得る巻
取りのためのシャフト21ないしモータ22の回転トル
クもまた変化するからである。例えば巻取ロールR2の
径が小さくなるほど巻取トルクが小さくて済み、大きく
なるほど大きな巻取トルクが必要となる。これにより、
目標とする巻取回転角速度ωが正確に達成され、ひいて
は目標とする巻取速度Vが正確に実現する。
【0061】また、当接手段はいずれの方向からラベル
シートSに当接してもよい。以上の例では、ローラ25
ないしアーム24の自重により上方から下方にラベルシ
ートSを押圧しているが、スプリング等の付勢手段によ
り、ローラが重力に逆らって、下方から上方にラベルシ
ートSを押圧してもよい。また、ラベル発行の形式は、
連続式、間欠式のいずれでもよい。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
例えば、ラベルプリンタ10から巻取装置20へ走行中
のラベルシートSに揺動アーム24の先のローラ25を
上方から当接して、シートSを下方に撓ませ、シートS
に最適張力を付与する。コントロールユニット30は、
アーム24の揺動角度等に関連する値をセンサ27,2
8で検出し、その角度が目標角度になるように、つまり
ローラ25とラベルシートSとの当接位置が目標位置と
なるように、ラベルプリンタ10のラベル発行速度V0
又は巻取装置20のシート巻取速度Vの少なくともいず
れかを制御する。よって、ラベルシート巻取用駆動モー
タ22もしくはラベル発行用駆動モータのオン・オフの
切り換えをできるだけ少なくしながら、ラベルシートS
に作用する張力を緻密に調整し、もって印字の伸びや巻
取り不良等の問題を抑制することができる。本発明は、
発行したラベルが連なった長尺のラベルシートを巻き取
る巻取装置を備えたラベル発行装置一般への幅広い利用
が期待される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係るラベル発行装置の
概略側面図である。
【図2】 長尺のラベルシートの概略平面図である。
【図3】 ローラとラベルシートの当接位置がポジショ
ン1の場合の概略側面図である。
【図4】 同、ポジション2の場合の概略側面図であ
る。
【図5】 同、ポジション3の場合の概略側面図であ
る。
【図6】 同、ポジション4の場合の概略側面図であ
る。
【図7】 ラベル発行量によって巻取速度が変化するこ
とを説明するための概略側面図である。
【図8】 巻取シャフトに内蔵したリセットボタンを説
明するための概略拡大図である。
【図9】 巻取装置の開閉動作が同巻取装置のスイッチ
ング動作であることを説明するための概略平面図であ
る。
【符号の説明】
1 ラベル発行装置 10 ラベルプリンタ(発行部) 20 巻取装置(巻取部) 21 巻取シャフト 22 駆動源(DCモータ) 25 ローラ(当接手段) 27,28 センサ(当接位置検出手段) 30 コントロールユニット(制御手段) P1〜P4 当接位置 S ラベルシート X ラベル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C060 CB21 CB31 3E095 BA02 CA02 DA03 DA15 DA22 DA62 DA63 DA65 DA69 EA02 EA09 EA13 EA22 EA24 EA26 EA27 EA28 FA06 FA23 3F105 AA01 AB04 BA02 CA06 CA15 CB01 CC08 DA04 DB07 DC12

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ラベルを発行する発行部と、 発行したラベルが連なった長尺のラベルシートを巻き取
    る巻取部とを有し、 発行部におけるラベルの発行と巻取部におけるシートの
    巻取りとがそれぞれ独立に制御可能なラベル発行装置で
    あって、 発行部と巻取部との間のラベルシートに当接して張力を
    付与する当接手段と、 前記当接手段とラベルシートとの当接位置を検出する当
    接位置検出手段と、 前記当接位置検出手段で検出される当接位置が所定の目
    標位置となるようにラベルの発行又はシートの巻取りの
    少なくともいずれかを制御する制御手段とが設けられて
    いることを特徴とするラベル発行装置。
  2. 【請求項2】前記当接位置検出手段は、 前記当接手段の位置を検出する複数のセンサを有し、 前記複数のセンサの検出結果の組み合わせに基いて、前
    記当接手段とラベルシートとの当接位置を多段階に検出
    することを特徴とする請求項1に記載のラベル発行装
    置。
  3. 【請求項3】前記当接位置検出手段の検出結果に対応さ
    せて多段階に変化する多数のラベル発行速度又はシート
    巻取速度の少なくともいずれかのデータを記憶する記憶
    手段が設けられ、 前記制御手段は、前記当接位置検出手段の検出結果と、
    前記記憶手段で記憶されたデータとに基いて前記制御を
    行うと共に、 その制御結果に基いて前記データを補正する補正手段が
    設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載
    のラベル発行装置。
  4. 【請求項4】ラベルを発行する発行部と、 発行したラベルが連なった長尺のラベルシートを巻き取
    る巻取部とを有し、 発行部におけるラベルの発行と巻取部におけるシートの
    巻取りとがそれぞれ独立に制御可能なラベル発行装置で
    あって、 発行部におけるラベルの発行量を検出する発行量検出手
    段と、 前記発行量に基いて、巻取部における巻取回転角速度と
    巻取速度との関係を設定する設定手段と、 前記設定手段で設定された関係に基いて、巻取速度と発
    行速度とが一致するように、巻取回転角速度又は発行速
    度を制御する制御手段とが設けられていることを特徴と
    するラベル発行装置。
  5. 【請求項5】ラベルを発行する発行部と、 発行したラベルが連なった長尺のラベルシートを巻き取
    る巻取部とを有し、 発行部におけるラベルの発行と巻取部におけるシートの
    巻取りとがそれぞれ独立に制御可能なラベル発行装置で
    あって、 巻取部におけるシートの巻取速度を検出する巻取速度検
    出手段と、 前記検出手段で検出された巻取速度に基いて、巻取速度
    と発行速度とが一致するように、巻取回転角速度又は発
    行速度を制御する制御手段とが設けられていることを特
    徴とするラベル発行装置。
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