JP2003260027A - 内視鏡用画像処理装置 - Google Patents

内視鏡用画像処理装置

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JP2003260027A
JP2003260027A JP2003029901A JP2003029901A JP2003260027A JP 2003260027 A JP2003260027 A JP 2003260027A JP 2003029901 A JP2003029901 A JP 2003029901A JP 2003029901 A JP2003029901 A JP 2003029901A JP 2003260027 A JP2003260027 A JP 2003260027A
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image processing
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Hiroshi Takasugi
啓 高杉
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Olympus Corp
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 それぞれの病変部にあった最適な画像処理を
容易に行うことで、診断能を向上させる。 【解決手段】 内視鏡装置の画像処理部101は、処理
選択回路102、処理設定回路103、制御回路10
4、色彩強調処理回路105、輪郭強調処理回路106
とより構成されており、入力される内視鏡画像に対して
色彩強調と輪郭強調を行うことが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は内視鏡用画像処理装
置、更に詳しくは内視鏡画像の画像処理に特徴のある内
視鏡用画像処理装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来の内視鏡用画像処理装置は、診断能
向上のために観察画像に対して複数の画像処理を行う事
が多い。前記複数の画像処理方法としては、ポリープや
癌等の良性、悪性を見極める質的診断を容易にするため
に細部の変化を強調する輪郭強調や周波数帯域強調と、
早期癌のように微細な色変化を呈する発赤や退色を明瞭
に観察可能にするために色の変化を強調する色彩強調
や、生体粘膜において色の変化に対して支配的な色素で
あるヘモグロビン色素に基づいて強調を行うヘモグロビ
ン色彩強調がある。さらに、微小な病変部やポリープの
表面構造を拡大して観察する画像拡大処理がある。これ
らの画像処理方法を複数組み合わせて用いることで、病
変部の発見や診断を容易にすることが可能である。 【0003】そのような複数の画像処理機能を設定する
画像処理装置として、特開平4−150564号公報に
記載されているような、設定された複数の処理パラメー
タに固有名を付して登録する画像処理装置がある。 【0004】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような複数の画像処理を行う画像処理装置を用いるた
めには、複数の処理方法の中から所望の画像処理を選択
し、処理パラメータを設定しなければならない。これら
の設定を観察者が検査中に行うことは、内視鏡の操作を
繁雑にしてしまう可能性もあり、設定に必要な操作をで
きるだけ簡略化する必要が生じる。また、操作が繁雑で
あれば、観察者が検査中に画像処理装置の操作を控えて
しまい、それぞれの病変部に最適な画像処理を行うこと
ができず、画像処理装置が本来持っている効果を十分に
発揮できない場合がある。 【0005】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、それぞれの病変部にあった最適な画像処理を容
易に行うことで、診断能を向上させることのできる内視
鏡用画像処理装置を提供することを目的としている。 【0006】 【課題を解決するための手段】本発明の内視鏡用画像処
理装置は、内視鏡画像に対して画像処理を行う内視鏡用
画像処理装置において、 処理方法と処理パラメータを
一つのキー操作で指定する画像処理指定手段と、前記画
像処理指定手段の出力に基づき、内視鏡画像に対して画
像処理を行う複数の画像処理手段とを備えて構成され
る。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態について述べる。 【0008】図1ないし図14は本発明の第1の実施の
形態に係わり、図1は画像記録装置の構成を示す構成
図、図2は図1の内視鏡装置の画像処理部の構成を示す
構成図、図3は図2の画像処理部の詳細な構成を示すブ
ロック図、図4は図1の内視鏡装置のフロントパネルの
構成を示す構成図、図5は図1の内視鏡装置のフロント
パネルの変形例の構成を示す構成図、図6は図5のフロ
ントパネルを有する内視鏡装置の設定を行う第1の設定
画面を示す図、図7は図5のフロントパネルを有する内
視鏡装置の作用を説明するフローチャート、図8は図5
のフロントパネルを有する内視鏡装置の設定を行う第2
の設定画面を示す図、図9は図5のフロントパネルを有
する内視鏡装置の設定を行う第3の設定画面を示す図、
図10は図5のフロントパネルを有する内視鏡装置の設
定を行う第4の設定画面を示す図、図11は図5のフロ
ントパネルを有する内視鏡装置の設定を行う第5の設定
画面を示す図、図12は図1のモニタに表示される内視
鏡の種類を登録するための登録メニュー画面を示す図、
図13は図1の記録装置より再生された画像に内視鏡の
種類、強調処理の有無、調光状態をスーパーインポーズ
した際の画像を示す図、図14は図1の画像記録装置の
変形例の構成を示す構成図である。 【0009】図1に示すように、本実施の形態の画像記
録装置1は、内視鏡の種類を事前に登録しておき、検査
前に使用する内視鏡を選択することで画像とともにこれ
らの情報を記録する画像記録装置であって、VRAM
2、I/Oポート3、CPU4、設定状態記憶手段とし
てのメモリ5、内視鏡画像記録手段としての記録装置
6、バス7によって構成されている。 【0010】VRAM2、I/Oポート3、メモリ5、
記録装置6は、CPU4とバス7によって接続されてお
り、CPU4からこれらの各部を制御するようになって
いる。また、VRAM2は、体腔内の観察部位を撮像す
る図示しない内視鏡を備え内視鏡像に対して画像処理を
行う内視鏡装置8から画像記録装置1に入力される画像
を一時記憶するようになっており、CPU4がVRAM
2から画像を読み込んで記録装置6に記録したり、登録
メニューを記憶しているメモリ5からのデータをVRA
M2に書き込むことでモニタ9に登録メニュー画面の表
示を行ったりすることができるようになっている。 【0011】ここで、I/Oポート3は内視鏡装置8と
接続されており、内視鏡装置8からの種々の情報、例え
ば患者データや画像記録指示、強調処理の有無、調光状
態等の情報のやりとりを行うためのものである。 【0012】図2に示すように、内視鏡装置8の画像処
理部101は、処理選択回路102、処理設定回路10
3、制御回路104、色彩強調処理回路105、輪郭強
調処理回路106とより構成されており、入力される内
視鏡画像に対して色彩強調と輪郭強調を行うことが可能
である。 【0013】図3は、処理選択回路102、処理設定回
路103、制御回路104の構成を示すブロック図であ
り、処理選択回路102は、処理方法選択部107、処
理パラメータ選択部108より構成されている。また、
制御回路104は、CPU109、I/Oポート11
0、メモリ111、バス112より構成されている。 【0014】図3に示すように、処理選択回路102、
処理設定回路103はI/Oポート110に接続されて
おり、CPU109から読みだしが行えるようになって
いる。また、I/Oポート110には、図2に示した色
彩強調処理回路105、輪郭強調処理回路106も接続
されており、CPU109から処理パラメータの設定を
行うようになっている。CPU109には、I/Oポー
ト110、メモリ111がバス112によって接続され
ており、CPU109によって制御が行われる。 【0015】図4は、内視鏡装置8のフロントパネル1
0の略図であり、処理選択回路102と処理設定回路1
03が設けられている。 【0016】観察者は、検査開始前等に前記処理方法選
択部107を操作し、検査中に行いたい画像処理方法を
選択する。観察者により選択キーが押されるとそのキー
に対応した画像処理が選択される。次に、処理パラメー
タ選択部108によって、前記選択した画像処理をどの
程度の強さで行うかを8段階の強調レベルより選択可能
なようになっている。観察者によりこれらの選択キーが
押されると、そのキーに対応した画像処理及び強調処理
レベルが選択される。例えば、色彩強調のレベル3を設
定する場合は、処理方法選択部107の色彩強調の選択
キーを押し、次に、処理パラメータ選択部108のレベ
ル3の選択キーを押す。 【0017】また、これらの選択を決定するには、選択
キーを一定時間押したまま、もしくは別途設けた決定キ
ーが押された場合に決定されるようにしても良い。この
ようにして、検査開始前に複数の画像処理をどの様に組
み合わせて行うかを予め設定しておく。また、例えば、
“色彩強調を強調レベル3、輪郭強調を強調レベル1”
と“色彩強調を強調レベル1、輪郭強調を強調レベル
3”のように、検査中に複数処理を切り換えて行いたい
場合には、一つ目の色彩強調と輪郭強調の設定を行った
後、処理設定回路103の呼出キーを押してから二つ目
の色彩強調と輪郭強調の設定を行うようにしてもよい。 【0018】前記のように観察者によって選択された画
像処理方法と強調パラメータは、I/Oポート110を
介してCPU109によって読み出され、メモリ111
に記憶される。処理方法と処理パラメータが複数セット
選択された場合は、順番にメモリ111へ記録される。 【0019】検査中は、観察者が処理設定回路103を
操作することで、記憶された処理方法と処理パラメータ
がCPU109から読み出され、色彩強調処理回路10
5、輪郭強調処理回路106に出力される。処理設定回
路103には、強調処理のON、OFFを決定する強調
ON/OFFキー113の他に、検査開始前に設定した
強調パラメータを呼び出す呼出キー114が設けられて
いる。観察者は、画像処理のON、OFFの他に前記呼
出キー114を操作することによって、複数の画像処理
の設定を行うことが可能である。前記呼出キー114を
押すごとに、予め設定された強調処理の組み合わせが順
番に切り替わるようになっている。色彩強調処理回路1
05及び輪郭強調処理回路106は、一般的に用いられ
ている処理を行うため、詳細は説明は省略するが、これ
らの強調処理回路は、観察者が選択した内容に基づいて
強調処理を行う。 【0020】したがって、内視鏡装置8では、観察者
は、検査開始前に予め複数の画像処理と強調レベルを設
定しておけば、検査中に画像処理のON/OFFの他
に、呼出キーを一つ押すだけで、複数の画像処理を切り
換えて実施することが可能であるため、観察者が検査中
に行う操作を最小限にとどめることが可能である。 【0021】すなわち、本実施の形態の内視鏡用画像処
理装置では、予め複数の画像処理の中から処理方法と処
理パラメータを選択しておき、画像処理装置または画像
処理装置に接続された操作手段に設けられた1つのスイ
ッチを操作すると、前記処理方法と処理パラメータが画
像処理手段に設定される構成になっているため、観察者
は、画像処理の実施、未実施を決定するスイッチの他
に、処理手段を設定するもう一つのスイッチを操作する
だけで所望の画像処理を行うことが可能である。 【0022】従って、観察者が行う操作を必要最小限に
し、検査中における画像処理操作を容易にすることで、
画像処理装置が本来持っている効果を十分に発揮させる
事が可能となる。すなわち、それぞれの病変部にあった
最適な画像処理を容易に行えるので診断能が向上する。 【0023】なお、複数の画像処理を切り換えて実施す
る場合、上記の図2ないし図4の説明に限らず、次の図
5ないし図11に示すようにしても良い。 【0024】すなわち、複数の画像処理を切り換えて実
施する変形例として、内視鏡装置8のフロントパネル1
0aには、図5に示すように、メニューの表示を行うた
めのメニューキー125、メニューのカーソルを移動す
るための矢印キー126、メニューにて選択した内容を
決定するための決定キー127、画像処理のON、OF
Fを切り換える強調ON/OFFキー128、予め設定
しておいた強調法及び強調レベルを呼び出して切り換え
る呼出キー129が設けられている。 【0025】この変形例では、メニューの形式は、以下
に示すような対話形式となっており、まず、観察者によ
ってメニューキー125が押されると、図6に示すよう
な画像処理の方法を選択させるメニューから表示され
る。図7に示すように、ステップS1で、観察者は、矢
印キー126を操作し、カーソルを希望の画像処理上に
移動させ、決定キー127を押す。カーソルがある部分
は、文字を反転表示させれば判別が容易となる。つま
り、矢印キー126にて選択を行い、選択事項の決定は
決定キー127で行うものとする。以下に記述する設定
動作もこれに従う。 【0026】続いて、決定キー127が押されることに
よって画像処理部は、図8に示すような強調レベルを選
択するためのメニューが表示される。前回表示したメニ
ューは、消去しても良く、また、前回表示したメニュー
に重ねて表示しても良い。ここでも観察者は、図7のス
テップS2で、矢印キー126を操作し、希望の強調レ
ベル上にカーソルを移動し、決定キー127を押す。次
に、図9に示すように、最初に選んだ画像処理方法及び
強調レベルがが表示され、観察者に対して確認を求める
表示を行う。観察者は、希望の通りの選択がされていれ
ば、“YES”を選択し、次のステップS3に進む。 【0027】希望通りに選択されていない場合は、図9
の表示において“NO”を選択する。このメニュー表示
は、処理方法の強調レベルの設定が終わる度に表示され
る。なお、全ての設定が終わった後にまとめて確認を取
る形式にしても良い。ここで、図9の表示において“N
o”が選択された場合は、図7のステップS1に戻り、
図6に示したメニューが表示され、最初から設定をやり
直す。 【0028】図9の表示において“Yes”を選択され
た場合は、図7のステップS3に進み、同時に処理を行
うことの可能なもう一方の画像処理方法の設定を行うか
どうか、観察者に対して確認を求める。図10は、最初
に色彩強調の設定を行った場合であり、もう一方の画像
処理方法である輪郭強調の設定を行うかどうか、観察者
に対して確認を求めるメニューを示す。 【0029】図7のステップS3、すなわち図10で
“Yes”を選択すると、図7のステップS4で、図8
に示した強調レベルを選択するメニューが表示され、先
程と同様にして設定が行われ、図9のメニュー上で“N
o”を選択すれば、画像処理装置が持つ複数の画像処理
のうち、一種類のみを検査中に実施するように設定する
ことが可能である。 【0030】ここまでで、検査中に画像処理を行うため
の設定は一通り終了するが、検査中に複数の設定で画像
処理を行いたい場合もあるので、図7のステップS5で
図11のようなメニューが表示され、別の設定を行うか
どうかを観察者に確認する。ここで“Yes”が選択さ
れれば、図6に示したメニューが再び表示され、上述し
た設定手順を繰り返し行う。一方“No”が選択されれ
ば、画像処理に関する設定を終了する。 【0031】以上の手順で設定された画像処理に関する
パラメータは、検査中に観察者が図5に示した呼出キー
129を操作することで、メモリ111に記憶された内
容を呼び出し、色彩強調処理回路105、輪郭強調処理
回路106等の画像処理手段へ設定が行われる。複数設
定した内容も、前記呼出キー129を複数回押すことで
順番に呼び出し、設定することが可能である。また、画
像処理のON/OFFは、図5に示した強調ON/OF
Fキー128によって制御することが可能である。な
お、メニューの表示位置は、検査開始前に設定を行うこ
とを前提として画面全体に表示しても良いし、検査中に
誤ってメニューキーを押してしまったとき等を考慮し
て、内視鏡画像にかからない位置、例えば、子画面や文
字が表示される位置に表示しても良い。 【0032】以上の構成によれば、図2と同様、色彩強
調と輪郭強調がそれぞれ8段階の強調レベルで実施可能
でかつ検査中に観察者が画像処理に関する操作を最小限
に抑えることが可能となる。また、画像処理に関する設
定を対話形式にしたことによって、設定違いを起こす可
能性も低くなり、観察者が画像処理に関する設定を行い
易くなっている。 【0033】図12は、モニタ9に表示される内視鏡の
種類を登録するための登録メニュー画面である。事前に
施設が保有している内視鏡の種類を登録メニュー上にて
登録しておく。登録メニューは、内視鏡の種類、管理番
号、製造番号のような、使用する内視鏡を特定可能な情
報を登録するためのメニューであり、画像記録装置1に
付属した図示しないキーボード等から入力可能となって
いる。なお、登録した内容は、メモリ5に記憶され、修
正、追加等が可能である。 【0034】前記登録メニューは、検査開始前に、例え
ば、内視鏡装置8に患者データを入力した際に再び画面
上に表示され、検査に使用する内視鏡を選択するメニュ
ーとしても使用される。選択は、カーソルを移動させ、
使用する内視鏡が記述されている行を反転表示させて決
定キー等を押すことによって行う。また、登録されてい
る番号等を入力することで選択を行っても良い。 【0035】ここで選択された内視鏡の情報は、メモリ
5に一時記憶され、画像を記録する際に画像データとと
もに記録装置6に記録が行われる。画像の記録は、内視
鏡装置8より画像記録指示が行われるとVRAM2に一
時的に記憶された画像が記録装置6に書き込まれる。記
録装置6には、ハードディスク、MO(光磁気ディス
ク)ドライブ等が使用される。また、画像の記録時に
は、内視鏡の種類の他に強調処理の有無、ピーク測光、
平均測光等の調光状態の情報が同時に記録される。これ
らのデータは、記録時の状態が内視鏡装置8よりI/O
ポート3を介して送られてくる。これらのデータの記録
方法は、画像データに付加しても良いし、画像データと
対応させ、状態データとして別に記録しても良い。ま
た、画像データにスーパーインポーズした後に記録して
も良い。 【0036】記録された画像データは、検査終了後に再
生が可能である。内視鏡装置8や画像記録装置1によっ
て画像データの再生指示が行われると、所望の画像デー
タが記録装置6から読み出され、VRAM2に書き込ま
れて表示が行われる。ある検査の画像データが検索、再
生されると、同時に記録された内視鏡情報等のデータも
記録装置6より読み出され、メモリ5に書き込まれる。
内視鏡情報等のデータは、使用者によってデータ表示指
示が行われるとメモリ5からデータを読みだし、VRA
M2に記憶されている画像データに重ねて内視鏡の種類
等をスーパーインポーズする。 【0037】図13は、再生された画像に内視鏡の種
類、強調処理の有無、調光状態をスーパーインポーズし
た際の画像である。なお、これらの内視鏡情報等のデー
タは、画像を再生した際に自動的にスーパーインポーズ
するようにしても良い。 【0038】従って、画像記録装置1では、画像データ
とともに、その検査に使用した内視鏡の種類、強調処理
の有無、調光状態等を記録することが可能となり、検査
終了後に画像を再生した際に前記情報を同時に表示する
ことが可能である。使用者は、検査開始前に使用する内
視鏡を選択するだけでよいため、従来のようにコメント
欄に入力する手間が省け、負担が軽減する。 【0039】また、使用する内視鏡の情報を用いて画像
検索を行うようにすれば、例えば拡大内視鏡を使用して
得られた拡大画像を検索することが可能であり、医師の
研究目的で画像を記録した場合等に有効である。 【0040】なお、内視鏡の種類を画像記録装置1より
入力したが、内視鏡の種類を内視鏡装置より入力し、内
視鏡画像とともに記録装置に記録するように構成しても
よい。 【0041】つまり、図14に示すように、内視鏡装置
8aに内視鏡像を画像処理する画像処理処理部101の
他に、図示しないキーボード等によって内視鏡の種類や
患者データを入力するデータ入力部12を設け、前記デ
ータ入力部12によって入力されたデータを画像記録装
置1に送出するようにしてもよい。 【0042】図14に示した変形例の構成では、医師等
によって、前記データ入力部12によって検査前に患者
IDや患者名等の患者データの他に、検査に使用する内
視鏡の種類や管理番号等、内視鏡の種類もしくは内視鏡
を特定可能なデータが入力される。入力された前記デー
タは、内視鏡装置8aから画像記録装置1へ送出され
る。 【0043】そして、画像記録装置1では、I/Oポー
ト3を介してCPU4が前記データを読み取り、メモリ
5へ記憶する。また、強調処理の有無、調光状態の情報
は、最新の情報が常に画像記録装置1へ送出されてい
る。画像記録装置1は、前記強調の有無等のデータを定
期的、または、レリーズ信号に同期して読みだし、メモ
リ5に記憶する。 【0044】内視鏡画像の記録は、レリーズ信号等に応
じて行われ、VRAM2に一時記憶されている画像は、
前記レリーズ信号に応じて、CPU4によって読み出さ
れ、記録装置6へ記録が行われる。この時、メモリ5に
記憶されている患者データや内視鏡、強調処理、調光状
態等の情報も記録装置6に記録が行われる。前記データ
は、画像データに付加して記録されたり、内視鏡情報デ
ータとして画像データと関連付けがされて記録が行われ
る。また、内視鏡情報データと画像データとの関連付け
がされていれば、画像データは記録装置6へ記録し、内
視鏡情報データは画像記録装置のメモリ5へ記録する
等、同一の記録装置へ記録する必要はない。 【0045】記録された画像データは、検査終了後に検
索、再生が可能である。内視鏡装置8aや画像記録装置
1によって検索、再生指示が行われると、CPU1によ
って記録装置6に記録されている画像データの中から所
望の画像データを読み出し、VRAM2に書き込み、表
示が行われる。また、読み出された画像データに対応す
る内視鏡情報データも同時に読み出され、メモリ5へ記
憶される。メモリ5に記憶された内視鏡情報データは、
内視鏡情報の表示指示等によってVRAM2の内視鏡画
像に重ねて書き込まれ、本実施の形態と同様に内視鏡画
像にスーパーインポーズされた表示が行われる。また、
内視鏡情報データのみを内視鏡画像と切り換えて表示し
ても良い。さらに、画像記録装置に接続される画像撮影
装置(図示しない)にのみ内視鏡情報データが写し込ま
れるようにしても良い。 【0046】以上のように図14に示した変形例では、
本実施の形態と同様の効果を得ることが可能であり、内
視鏡装置から内視鏡の種類等のデータを患者データとと
もに入力するようにしたため、複数の装置を操作する必
要がなく、操作者の混乱を招く心配がない。 【0047】図15は本発明の第2の実施の形態に係る
画像記録装置を含む内視鏡システムの構成を示す構成図
である。 【0048】第2の実施の形態は、第1の実施の形態と
ほとんど同じであるので、異なる点のみ説明し、同一の
構成には同じ符号をつけ説明は省略する。 【0049】本実施の形態は、内視鏡の種類を自動的に
判別して画像データとともに記録装置に内視鏡の種類等
のデータを記録する画像記録装置を含む内視鏡システム
である。 【0050】つまり、図15に示すように、本実施の形
態の内視鏡システム21は、体腔内に挿入し観察部位を
撮像する内視鏡22と、内視鏡22からの撮像信号を信
号処理する内視鏡装置8bと、第1の実施の形態と同じ
構成の画像記録装置1とから構成され、内視鏡22に
は、内視鏡の種類が判別可能なように判別信号発生部2
4が設けられている。 【0051】なお、本実施の形態の判別信号発生部24
は、同一種類の内視鏡では同じ信号を発生するようにな
っているが、同一種類の内視鏡でも製造番号等によって
異なる信号を発生させるようにしても良い。 【0052】内視鏡装置8bには、前記内視鏡22の判
別信号発生部24からの判別信号や画像処理部101か
らの強調の有無、調光状態等の情報を画像記録装置1に
送出する内視鏡データ送出部25と、内視鏡22によっ
て撮像された被写体像を映像信号に変換する映像信号処
理部26とが設けられている。 【0053】第2の実施の形態の画像記録装置1では、
内視鏡22に設けられた判別信号発生部24によって、
内視鏡22から種類ごとに異なる信号が発生し、内視鏡
装置8bに設けられた内視鏡データ送出部25を介して
I/Oポート3から読み取れるようになっている。前記
判別信号は、検査開始前にCPU4によって読み出さ
れ、メモリ5に記憶されるようになっている。また、患
者データや強調処理の有無、調光状態等の情報も同時に
読み出され、メモリ5に記憶される。検査開始前である
ことを判別するには、内視鏡装置8bに患者データが入
力されたときに画像記録装置1に対して何らかの信号を
送出するようにし、画像記録装置1は、定期的にこの信
号を読み取るようにしておく。 【0054】内視鏡画像の記録は、内視鏡22からのレ
リーズ信号等に応じて行われる。VRAM2に一時記憶
された画像は、レリーズ信号に応じてCPU4によって
読み出され、記録装置6に記録される。この時、メモリ
5に記憶されている患者データや内視鏡情報、強調の有
無等の設定データも読み出され、画像データとともに記
録が行われる。前記設定データは、画像データに付加し
て記録しても良いし、画像データとは別に記録しても良
い。また、画像データに記録する前に前記設定データの
内容をスーパーインポーズしてから記録を行うようにし
ても良い。 【0055】記録された画像データは、検査終了後に検
査、再生が行われる。内視鏡装置8bや画像記録装置1
等によって検索、再生指示が行われると、CPU4が記
録装置6から所望の画像データを検索し、読み出しを行
う。読み出された画像データは、VRAM2に書き込ま
れ、表示が行われる。画像データの読み出しとともに、
設定データも読み出され、メモリ5に記憶される。 【0056】前記設定データのうち、内視鏡の種類を判
別する判別信号は、判別信号に対応する内視鏡の名称等
に変換される。前記設定データは、第1の実施の形態と
同様にしてVRAM2に書き込まれた画像データにスー
パーインポーズして表示を行っても良く、また、切り換
えスイッチ等を設けて、内視鏡画像と前記設定データが
記述された画面を切り換えるようにしても良い。 【0057】以上の構成によれば、第1の実施の形態と
同様の効果が得られるとともに、事前に施設で保有して
いる内視鏡の種類を登録する必要もなく、また、検査開
始前に使用する内視鏡の選択を行う必要もないため、使
用者の負荷が軽減される。 【0058】本発明は、上述した実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の要旨を変えない範囲におい
て、種々の変更、改変等が可能である。 【0059】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、そ
れぞれの病変部にあった最適な画像処理を容易に行うこ
とで、診断能を向上させることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像記録装置
の構成を示す構成図 【図2】図1の内視鏡装置の画像処理部の構成を示す構
成図 【図3】図2の画像処理部の詳細な構成を示すブロック
図 【図4】図1の内視鏡装置のフロントパネルの構成を示
す構成図 【図5】図1の内視鏡装置のフロントパネルの変形例の
構成を示す構成図 【図6】図5のフロントパネルを有する内視鏡装置の設
定を行う第1の設定画面を示す図 【図7】図5のフロントパネルを有する内視鏡装置の作
用を説明するフローチャート 【図8】図5のフロントパネルを有する内視鏡装置の設
定を行う第2の設定画面を示す図 【図9】図5のフロントパネルを有する内視鏡装置の設
定を行う第3の設定画面を示す図 【図10】図5のフロントパネルを有する内視鏡装置の
設定を行う第4の設定画面を示す図 【図11】図5のフロントパネルを有する内視鏡装置の
設定を行う第5の設定画面を示す図 【図12】図1のモニタに表示される内視鏡の種類を登
録するための登録メニュー画面を示す図 【図13】図1の記録装置より再生された画像に内視鏡
の種類、強調処理の有無、調光状態をスーパーインポー
ズした際の画像を示す図 【図14】図1の画像記録装置の変形例の構成を示す構
成図 【図15】本発明の第2の実施の形態に係る画像記録装
置を含む内視鏡システムの構成を示す構成図 【符号の説明】 1…画像記録装置 2…VRAM 3…I/Oポート 4…CPU 5…メモリ 6…記録装置 7…バス 8…内視鏡装置 9…モニタ 101…画像処理部 102…処理選択回路 103…処理設定回路 104…制御回路 105…色彩強調処理回路 106… 輪郭強調処理回路

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 内視鏡画像に対して画像処理を行う内視
    鏡用画像処理装置において、 処理方法と処理パラメータを一つのキー操作で指定する
    画像処理指定手段と、 前記画像処理指定手段の出力に基づき、内視鏡画像に対
    して画像処理を行う複数の画像処理手段とを備えたこと
    を特徴とする内視鏡用画像処理装置。
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