JP3780201B2 - 内視鏡画像ファイリングシステム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、内視鏡画像を電子的に記録するファイリングシステムに係り、詳しくは、内視鏡の挿入状態を表すデータを、画像データや検査情報データ等に関連付けて記録するようにした内視鏡画像ファイリングシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、体腔内を光ファイバーで形成されたイメージガイドを用いて観察するファイバースコープに代わり、患者の体腔内等に挿入される細長の挿入部先端部分に固体撮像素子を撮影手段として用いた電子内視鏡が広く使用されるようになった。
【0003】
この電子内視鏡を用いた内視鏡装置は、電子内視鏡に照明光を供給する光源装置と、電子内視鏡に内蔵された撮影手段に対する信号処理を行い、映像データ(内視鏡画像)を生成するビデオプロセッサと、このビデオプロセッサから出力される内視鏡画像を表示する観察モニタ等で構成されている。
【0004】
このような内視鏡装置の電子化に伴い、撮影或いは撮影した体腔内の内視鏡画像の記録方法も、アナログ的記録媒体である写真から、デジタル的記録媒体であるハードディスク(HDD)や、光磁気ディスク(MO)、デジタルビデオディスク(DVD)といったデジタル記録媒体へと変化している。
【0005】
デジタル記録媒体を用いた内視鏡画像のファイリングシステムでは、内視鏡装置等から得られた内視鏡画像を圧縮してデジタル記録媒体に記録・保存し、必要に応じて検索・再生することができる。
【0006】
ところで、内視鏡検査時において、内視鏡挿入部を患者の体腔内に挿入する際に、挿入部の先端位置等が、体腔内のどの位置にあるかを把握することができると便利である。そのため、内視鏡の挿入長さや挿入形状等を観測し、それらを専用或いは観察モニタ等に表示することで、挿入部の先端位置等を把握できるようにした内視鏡挿入形状観測装置が種々提案されている。
【0007】
例えば特開平8−107875号公報には、内視鏡を用いて検査等を行う内視鏡装置と、この内視鏡装置と共に使用され、内視鏡の挿入部内の各位置を検出することにより、検出された各位置から挿入長さや挿入部の形状を推定し、更に推定された形状に対応するモデル化された(内視鏡)挿入部形状の画像を表示する内視鏡挿入形状観測装置とから成る電子内視鏡システムが開示されている。
【0008】
この電子内視鏡システムでは、内視鏡検査等において、内視鏡挿入形状観測装置で観測した挿入部の挿入長さや挿入形状を専用或いは観察モニタ等に表示し、内視鏡使用者等は、専用或いは観察モニタ等に表示された挿入部の挿入長さや挿入形状を観察することで、屈曲した体腔内への内視鏡挿入部先端の挿入操作を円滑に進めることが可能となる。
【0009】
又、この内視鏡検査時における内視鏡先端部の挿入長さや挿入形状等の挿入状態を表す挿入状態データは、内視鏡検査後においても活用することができる。例えば、内視鏡検査後、検査レポート等に挿入状態を控えておくことで、経過観察のために再度内視鏡検査を実施する際に、その情報を目安(参考)に、目的の観察部位を早期に見つけだすことが可能となる。
【0010】
そのため、内視鏡使用者或いは補助者は、内視鏡検査中に、挿入状態を表すデータをメモに書き止めておき、或いはビデオプロセッサのコメント機能を用いて内視鏡画像のコメント欄に、挿入状態を表すデータを入力し、映像として記録しておくこともでき、検査後、この挿入状態を表すデータを検査レポート等に転記する等の方策が採られていた。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、経過観察を行ないたい目的の観察部位とは、例えば、内視鏡検査中に行った止血行為や組織採取のための生検等の内視鏡的処置部位等であり、検査中の内視鏡使用者や補助者の両手はふさがった状態となる場合が多い。
【0012】
したがって、両手がふさがっている状態での内視鏡検査中に、挿入状態を表すデータをメモ書きしたり、内視鏡画像のコメント欄に入力することは煩雑であり、内視鏡検査に手間取ってしまう不都合がある。
【0013】
一方、再検査時等においては、検査レポート等に記載されている内視鏡の挿入状態を表すデータを活用することで、経過観察を行いたい目的の部位を大まかに認識することができるが、内視鏡画像と検査レポートとの双方を確認しながら内視鏡検査を進めることは負担が大きく、煩雑であり、再検査に手間取ってしまう不都合がある。
【0014】
本発明は、上述した点に鑑みてなされたものであり、内視鏡使用者の手がふさがった状態であっても、内視鏡の挿入状態を表すデータを自動的、若しくはワンタッチで記録することが可能で、又、再検査の際には、内視鏡の挿入状態を表すデータを容易に認識することが可能となり、内視鏡使用者の負担を軽減し、内視鏡検査時間の短縮化を実現することのできる内視鏡画像ファイリングシステムを提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、内視鏡装置及びその周辺装置を接続可能な内視鏡画像ファイリングシステムにおいて、前記内視鏡装置により被検体を観察して得られた前記被検体の画像データ及び該画像データに関連する検査情報データを入力する第1の入力手段と、前記被検体観察時の前記内視鏡の挿入状態を表す挿入状態データを保持する周辺装置より該挿入状態データを入力する第2の入力手段と、前記第1の入力手段より入力された前記画像データ及び前記検査情報データに、前記第2の入力手段より入力された前記挿入状態データを関連付けて記録する記録手段と、前記記録手段により記録された画像データから、経過観察を行いたい部位の画像データを少なくとも1つ以上選択する検知要選択手段と、前記検知要選択手段にて選択された前記画像データに関連付けて記録された前記挿入状態データと前記第2の入力手段から得られる現在の挿入状態データとを情報として提供する情報提供手段とを備えたことを特徴とする。
【0016】
このような構成では、記録手段に、画像データ及び検査情報データに関連付けて挿入状態データが記録されているため、当該画像データ及び前記検査情報データをモニタ等に再生させる際に、それらに関連する挿入状態データを同時に表示させて参照することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて、本発明の一実施の形態について説明する。図1,図2は本発明の第1実施の形態を示し、図1は電子内視鏡システムの全体構成を示すブロック図、図2はモニタの表示内容を示す説明図である。
【0018】
図1に示す電子内視鏡システム1は、内視鏡検査等に用いられるもので、内視鏡装置2と、内視鏡挿入形状観測装置3と内視鏡画像ファイリングシステム4とで構成されている。
【0019】
内視鏡挿入形状観測装置3は、内視鏡装置2と共に使用される周辺装置であり、電子内視鏡5の挿入部の各位置の屈曲状態を検出して、この挿入部の形状等を観測するもので、観測された内視鏡挿入部の挿入長さや挿入形状等の挿入状態を表すデータ(以下「挿入状態データ」と称する)が、内視鏡画像ファイリングシステム4に記録されると共に、内視鏡挿入形状観測装置3のモニタ(図示せず)以外に、画像ファイリング装置12に設けられているモニタ(図示せず)や内視鏡装置2に設けられている観察モニタ6等のモニタに画像として表示させることができる。
【0020】
内視鏡装置2は、患者等の被検体の体腔内等に挿入される細長の挿入部を先端側に有し、その先端部に電荷結合素子(CCD)等の固体撮像素子を内蔵した電子内視鏡5を備え、更に、この電子内視鏡5に照明光を供給する光源装置7と、電子内視鏡5に内蔵された固体撮像素子に対する信号処理を行い、映像データ(内視鏡画像)を生成したり、内視鏡検査に関する検査データを入力したりする、第1の入力手段としてのビデオプロセッサ8と、このビデオプロセッサ8から出力される映像データ等を表示する観察モニタ6とを備えている。
【0021】
ビデオプロセッサ8は、内視鏡画像ファイリングシステム4にも映像データ(内視鏡画像)を出力し、例えば電子内視鏡5に設けられている記録指示を行うレリーズスイッチ5aの操作と共に、内視鏡画像をフリーズ状態(静止画表示状態)の内視鏡画像とし、その画像データをビデオプロセッサ8から内視鏡画像ファイリングシステム4に出力して記録する。
【0022】
又、通常内視鏡検査開始前には、ビデオプロセッサ8から、上記画像データに関連する検査情報データ等が入力でき、この入力されたデータが文字情報として観察モニターに表示されると共に、データとして内視鏡画像ファイリングシステム4にも送られ、画像データと関連付けて記録される。
【0023】
この内視鏡画像ファイリングシステム4は、本実施の形態では、ビデオプロセッサ8の画像データを入力し、画像圧縮等をして出力する第2の入力手段としての画像入出力装置11と、デジタル的記録媒体であるハードディスク(HDD)や、光磁気ディスク(MO)、デジタルビデオディスク(DVD)に記録・保存し、必要に応じて検索・再生する、記録手段としての画像ファイリング装置12と、キーボードやタッチパネル等の入力装置13等で構成されている。
【0024】
画像入出力装置11には、1台以上のビデオプロセッサ8やビデオプロセッサ8相当の画像データを出力する装置が接続可能であり、各装置からの画像データは、画像ファイリング装置12側へ選択的に出力することができる。
【0025】
尚、画像入出力装置11は、通常は検査室に設置される内視鏡装置2の近傍、例えば光源装置7、ビデオプロセッサ8、観察モニタ6が搭載されたカート等に設置される。この場合、画像入出力装置11に観察モニタ6を接続すれば、複数のビデオプロセッサ8の内視鏡画像を選択的に表示させることが可能となる。
【0026】
その際、画像ファイリング装置12とビデオプロセッサ8とを直接接続することも考えられるが、この両者12,8を画像入出力装置11を介して接続することで、ビデオプロセッサ8に入力される検査情報データを表示したり、さらなる追加の検査情報データの入力が可能となり、又、前回の内視鏡画像を参照するために表示することの可能な入力装置13を検査室内に設置することが可能となり、これら周辺装置を、内視鏡画像ファイリングシステム4と組み合わせる装置の1つとして捕らえることができる。
【0027】
又、画像入出力装置11には、体腔内に挿入される電子内視鏡5の挿入状態を観測する内視鏡挿入形状観測装置3が接続されており、この画像入出力装置11に、内視鏡挿入形状観測装置3で観測した挿入状態データが入力される。そして、この画像入出力装置11に入力された挿入状態データが、画像ファイリング装置12へ送信される。
【0028】
この挿入状態データは、電子内視鏡5に設けられているレリーズスイッチ5aの操作によりビデオプロセッサ8から送られてくる内視鏡画像と内視鏡画像ファイリングシステム4内で関連付けられて記録される。その結果、この内視鏡画像ファイリングシステム4には、各内視鏡画像と共に、この内視鏡画像に対応する挿入状態データが記録される。
【0029】
この内視鏡画像ファイリングシステム4に記録されている内視鏡画像、及び、この内視鏡画像に対応する挿入状態データは、検査後、内視鏡画像ファイリングシステム4等により内視鏡画像を再生する際に、画像ファイリング装置12に設けたモニタ(図示せず)或いは、入力装置13のタッチパネル式モニタ、或いは観察モニタ6等に表示することができる。
【0030】
図2にモニタに表示する内視鏡画像、及び、この内視鏡画像に対応する挿入状態データ等を表示する画面のレイアウト図を示す。
モニタの表示画面21には、内視鏡画像表示部22、検査情報データ表示部23、挿入形状表示部24、挿入長さ表示部25等が表示される。
【0031】
この内視鏡画像表示部22に内視鏡画像を表示すると、検査情報データ表示部23には検査情報が表示され、又、挿入形状表示部24と挿入長さ表示部25とには、内視鏡画像表示部22に表示されている内視鏡画像に対応する内視鏡挿入部の挿入形状と、挿入長さ(本実施の形態では数値)とが自動的に表示される。
【0032】
内視鏡使用者等は、検査後に、モニタの表示画面21の挿入形状表示部24や挿入長さ表示部25等に表示された内視鏡挿入部の挿入形状や挿入長さ等を参照することで、検査レポート等へ、内視鏡先端部の挿入状態データを容易に転記等することができる。
【0033】
この場合、画像ファイリング装置12に検査レポート作成機能が付設されていれば、上記各データが検査レポートへの転記等を自動的に行なうことが可能となり、内視鏡使用者の負担を軽減することができる。
【0034】
又、図3は本発明の第2実施の形態によるモニタの表示内容を示す説明図である。
本実施の形態では、モニタの表示画面21に検知の有無を選択する検知要選択チェックボックス26を追加したものである。
【0035】
すなわち、内視鏡画像表示部22に表示する内視鏡画像(内視鏡画像)が、例えば1検査に20枚以上存在する場合、その中で、止血行為や組織採取のための生検といった内視鏡的処置部位等の経過観察を行ないたい部位を特定する場合、その部位の内視鏡画像が内視鏡画像表示部22に表示されているとき、検知要選択チェックボックス26を事前にチェックして選択しておく。
【0036】
すると、次回の検査の際、観察モニタ6等には、事前に検知要選択チェックボックス26をチェックしたときの内視鏡画像に対応する挿入長さデータ(数値)と、体腔内に再び挿入された内視鏡挿入部の実際の挿入長さデータ(数値)との両方が表示される。
【0037】
その結果、内視鏡使用者等は、内視鏡検査中において、目的までの部位の挿入長さと、現在の挿入長さとの双方を同時に参照することができる。従って、レリーズ毎に内視鏡使用者に対して、目的の部位まで、あとどのくらいあるかを自動的に伝えることが可能となる。
【0038】
この場合、変形例として、経過観察を行いたい部位の内視鏡画像が表示画面21に表示されているときに、検知要選択チェックボックス26をチェックして選択しておくことで、再検査の際には、観察モニタ6等に、検知要選択チェックボックス26をチェックした内視鏡画像に対応する挿入長さデータ(数値)と、体腔内に再び挿入されたときの実際の挿入長さデータとの差を表示するように設定するようにしても良い。
【0039】
その結果、内視鏡使用者等は、内視鏡検査中において、目的の部位までの残りの挿入長さを参照することで、レリーズ毎に、目的の部位までの残りの長さを、容易に把握することが可能となる。
【0040】
又、図4は本発明の第3実施の形態によるモニタの表示内容を示す説明図である。
本実施の形態では、図3に示すモニタの表示画面21に、検知要選択チェックボックス26をチェックしたとき内視鏡画像に対応した挿入長さデータ(数値)に対して、前後どのくらいの範囲で(何cm等)で検知するかを選択する検知範囲選択チェックボックス27を設けたものである。
【0041】
検知範囲選択チェックボックス27の例としては、同図に示すように、「5cm」、「10cm」等、予め設定されている固定値を選択する項目に加えて、内視鏡使用者等が任意に設定できる「その他」の項目が設定されている。
【0042】
「その他」をチェックすることで、画像ファイリング装置12等のモニタに設けられている設定画面にて、内視鏡使用者等が、任意に設定した値を入力することができる。
【0043】
その結果、経過観察等を行いたい内視鏡画像に対して事前に検知要選択チェックボックス26をチェックして選択しておき、その際、検知範囲選択チェックボックス27をチェックして検知範囲を設定しておくことで、再検査時、体腔内に再び挿入された内視鏡の挿入長さが、検知範囲選択チェックボックス27で選択した数値の範囲に達したことを検知し、その状態を内視鏡使用者等に知らせることができる。
【0044】
この場合、検知した情報を内視鏡使用者等に知らせる手段としては、観察モニタ6や入力装置13のタッチパネル式モニタ等に、その旨を表示したり、検知範囲選択チェックボックス27にて選択、或いは設定した検知範囲に、内視鏡の挿入長さが達したとき、音声合成手段による音声等でその旨を知らせるようにする。内視鏡使用者等は、それらの表示或いは音声等を認識することで、目的の部位が近傍にあることを容易に把握することができる。
【0045】
又、図5は本発明の第4実施の形態によるモニタの表示内容を示す説明図である。
本実施の形態は第1〜3実施の形態の変形例であり、図1に示す画像ファイリング装置12に設けられているモニタに、図2〜図4の何れかに示す表示画面21の内容を表示させると共に、入力装置13に設けられているタッチパネル式モニタ31に、内視鏡画像表示部22a、検査情報データ表示部23a、挿入形状表示部24a、挿入長さ表示部25aを表示させると共に、検知要選択スイッチ32を表示させる。
【0046】
そして、タッチパネル式モニタ31に表示されている検知要選択スイッチ32を押すと、その直前に記録された内視鏡画像、及び挿入長さデータに対応する検知要選択チェックボックス26(図2〜図4参照)をチェックする指示を、画像入出力装置11を通して画像ファイリング装置12に送信する。
【0047】
すると、画像ファイリング装置12では、画像入出力装置11からの指示に従い、検知要選択チェックボックス26をチェックして、検知要を選択する。尚、この場合、複数の内視鏡画像を検知要選択チェックボックス26にてチェックすることも可能である。
【0048】
このように、本実施の形態では、タッチパネル式モニタ31に表示されている検知要選択スイッチ32を押すことにより、経過観察の必要な部位をチェックすることができるようにしたので、内視鏡検査中に、経過観察が必要な部位であることが判別できた時点で、当該部位をワンタッチで選択することができ、検査後、改めて画像ファイリング装置12等により再生して確認しながら入力する手間を省くことができる。
【0049】
尚、本発明は、上述した各実施の形態に限るものではなく、例えば、各実施の形態おいては内視鏡挿入形状観測装置3を用いて体腔内の内視鏡の挿入長さ等を観測しているが、内視鏡挿入形状観測装置3が併設されていない場合であっても、内視鏡挿入部に示されている先端からのメモリや数値を挿入長さとして読み取り、入力装置13等から入力するようにしても同等な効果を得ることができる。
【0050】
[付記]以上詳述したように、本実施の形態によれば、以下のごとき構成を得ることができる。
(1)内視鏡検査を行う内視鏡、ビデオプロセッサ、光源装置、観察モニター等から成る内視鏡装置と、体腔内に挿入した内視鏡の挿入状態を観測する内視鏡挿入形状観測装置と、上記ビデオプロセッサが生成する画像データ(内視鏡画像)や入力された検査情報データ等をハードディスクやDVD等のメディアに記録する画像ファイリングシステムとが接続された内視鏡システムにおいて、
上記画像データや上記検査情報データ等の記録と同時に、内視鏡挿入状態を表す挿入長さデータや形状データ等を関連付けて記録する記録手段を設けたことを特徴とする内視鏡画像ファイリングシステム。
【0051】
これにより、検査レポート等に記入するため、検査中、メモに書き止めたり、ビデオプロセッサのコメント機能を用いて観察画面のコメント欄に入力する等の手間を省くことができる。
【0052】
(2)(1)において、前記記録手段により記録した複数の内視鏡挿入長さデータの内、どのデータを検知するかを事前に選択入力する入力手段により選択した少なくとも1つ以上の挿入長さデータと、現在の内視鏡の挿入長さデータとに応じて情報を提供する情報提供手段を備えたことを特徴とする。
【0053】
これにより、再検査時等、経過観察を行いたい目的の部位を大まかに認識しておくために、検査レポート等に記録した情報を見ながら検査を行う必要がなくなる。
【0054】
(3)(2)において、前記入力手段を、検査中に入力できる入力手段とすることを特徴とする。
【0055】
これにより、検査終了後に、改めてデータの記録や入力をする手間を省くことができる。
【0056】
(4)(2),(3)において、記録及び選択した内視鏡の挿入長さデータと、
現在の内視鏡挿入長さデータの両方を情報として提供する情報提供手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0057】
(5)(2),(3)において、記録及び選択した内視鏡の挿入長さデータと、
現在の内視鏡挿入長さデータとの差を比較する比較手段と、
上記比較手段での比較結果を情報として提供する情報提供手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0058】
(6)(2),(3)において、記録及び選択した内視鏡挿入長さデータの前後どのくらいの領域を検知するかを設定する検知領域設定手段と、
上記検知領域設定手段により設定した領域に現在の内視鏡の挿入長さデータが達したか否かの判断を行う判断手段と、
上記判断手段の判断結果を情報として提供する情報提供手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0059】
【発明の効果】
以上、説明したように本発明によれば、検査中において、内視鏡使用者の手がふさがった状態であっても、内視鏡の挿入状態データを自動的、若しくはワンタッチで記録して残すことが可能となる。又、再検査の際には、内視鏡の挿入状態データを容易に認識することが可能となり、内視鏡使用者の負担を軽減することができる。その結果、内視鏡検査時間の短縮化を実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態による電子内視鏡システムの全体構成を示すブロック図
【図2】同、モニタの表示内容を示す説明図
【図3】第2実施の形態によるモニタの表示内容を示す説明図
【図4】第3実施の形態によるモニタの表示内容を示す説明図
【図5】第4実施の形態によるモニタの表示内容を示す説明図
【符号の説明】
1 電子内視鏡システム
2 内視鏡装置
3 内視鏡挿入形状観測装置(周辺装置)
4 内視鏡画像ファイリングシステム
5 電子内視鏡
5a レリーズスイッチ
6 観察モニタ
7 光源装置
8 ビデオプロセッサ(第1の入力手段)
11 画像入出力装置(第2の入力手段)
12 画像ファイリング装置(記録手段)
13 入力装置
21 表示画面
22 内視鏡画像表示部
22a 内視鏡画像表示部
23 検査情報データ表示部
23a 検査情報データ表示部
24 挿入形状表示部
24a 挿入形状表示部
25 表示部
25a 表示部
26 検知要選択チェックボックス
27 検知範囲選択チェックボックス
31 タッチパネル式モニタ
32 検知要選択スイッチ
Claims (3)
- 内視鏡装置及びその周辺装置を接続可能な内視鏡画像ファイリングシステムにおいて、
前記内視鏡装置により被検体を観察して得られた前記被検体の画像データ及び該画像データに関連する検査情報データを入力する第1の入力手段と、
前記被検体観察時の前記内視鏡の挿入状態を表す挿入状態データを保持する周辺装置より該挿入状態データを入力する第2の入力手段と、
前記第1の入力手段より入力された前記画像データ及び前記検査情報データに、前記第2の入力手段より入力された前記挿入状態データを関連付けて記録する記録手段と、
前記記録手段により記録された画像データから、経過観察を行いたい部位の画像データを少なくとも1つ以上選択する検知要選択手段と、
前記検知要選択手段にて選択された前記画像データに関連付けて記録された前記挿入状態データと前記第2の入力手段から得られる現在の挿入状態データとを情報として提供する情報提供手段と
を備えたことを特徴とする内視鏡画像ファイリングシステム。 - 前記検知要選択手段にて選択された前記画像データに関連付けて記録された前記挿入状態データは挿入長さデータを有し、
前記挿入長さデータと前記第2の入力手段から得られる現在の挿入長さデータとの差を比較する比較手段を更に備え、
前記情報提供手段は、前記比較手段での比較結果を情報として提供する
ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡画像ファイリングシステム。 - 前記検知要選択手段にて選択された前記画像データに関連付けて記録された前記挿入状態データは挿入長さデータを有し、
前記挿入長さデータに基づいて検知領域を設定する検知領域設定手段と、前記第2の入力手段から得られる現在の挿入長さデータが前記検知領域設定手段により設定した検知領域に達したか否かの判断を行う判断手段とを更に備え
前記情報提供手段は、前記判断手段の判断結果を情報として提供する
ことを特徴とする請求項1に記載の内視鏡画像ファイリングシステム。
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