JP4350254B2 - 医用画像ファイリング装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の医用画像をデータベース化して管理する医用画像ファイリング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、体腔内を光ファイバで形成されたイメージガイドを用いて観察するファイバスコープに代わり、先端部に画体撮像素子を撮橡手段に用いた竃子内視鏡が広く使用されるようになった。それに伴い、撮影あるいは撮像した体腔内の内視鏡画像の記録方法もアナログ的記録媒体である写真から、デジタル的記録媒体であるハードディスク(HDD)や、光磁気ディスク(MO)、デジタルビデオディスク(DVD)といったデジタル記録媒体へと変化している。そして、電子内視鏡装置等からの画像を圧縮して、前述のデジタル記録媒体に記録・保存し、必要時に検索・再生する画像ファイリングシステムが提案されている。
【0003】
上記のような内視鏡画像に対する画像ファイリングシステムとしては、画像入力装置、画像記録装置、画像再生装置から成り、それぞれがネットワーク接続されたネットワーク型のシステムと、1台で画像の入力、記録、検索・再生が可能なスタンドアロン型のシステムが提案されている。
【0004】
これらのシステムは、内視鏡検査時に電子内視鏡装置に患者ID、氏名、生年月日、性別等の患者データをキーボード等を用いて入力し、入力した患者データが内視鏡画像と共に記録されるように構成されている。
【0005】
そして、検査後に記録されている患者データや、検査日付等の検査データ等を検索情報として検索し、記録した画像を再生することが可能である。また、検査に対する所見情報等を検査データとして入力し、菅理することも可能となっている。よって、例えば、同一患者の過去の検査時の画像を検索・表示し、患部等の変化を観察し、診断や治療を効率的に行うといった利用が可能である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
内視鏡検査時間は、確かにその検査部位、患者の体調や臓器の形状や状態の個人差、患者が持つ検査に対する恐怖感の有無などによって異なってくるが、同じ患者で2回目の検査であったり、同一部位で同一目的での検査であれば、過去の所要時間から平均値を算出することで、検査所要時間はおおよそ予測できることが多い。
【0007】
一方、各病院では、一日に検査出来る患者の人数を検査する前から固定していることが多い。しかし、日々の検査時間を計測し、そのデータを基にその日の検査時間を正確に予測することで、固定していた検査数よりも多くの検査を効率よく運用することができる可能性がある。
【0008】
また、見落とし無く検査でき、かつ内視鏡検査/操作技術に長けている内視鏡医は、その検査所要時間が短いことが多い。短時間で正確な検査、診断、治療を行う優秀な内視鏡医は、患者の立場から考えると検査中の苦痛な時間が短いという点で、さらに病院経営者の立場から考えると一日に受け入れられる患者が多くなり、病院経営上利点があるという点で求められている。
【0009】
しかしながら、従来の上記ネットワーク型やスタンドアロン型の医用画像ファイリング装置システムにおいては、その検査に要した時間を計測する手段が提案されておらず、よってデータを基に検査の所要時間を予測することができないといった問題がある。
【0010】
また、優秀な内視鏡医を判断するには、第三者の内視鏡医の評価や検査経験数と同様に、検査所要時間も重要な指標であると考えられるが、上述したように検査の所要時間を予測することができないために、内視鏡医の評価指標の一つのデータを提供することができないといった問題もある。
【0011】
また、内視鏡検査中に検査方針の変更、検査部位の変更といった様々な理由によって、それに適した内視鏡に種類を変更したり、交換することがあるが、従来の電子内視鏡システムでは、内視鏡の先端にある固体撮橡素子の故障を避けるために、患者の体内から内視鏡を抜去した後、竃子内視鏡システムの電源をOFFにしてから内視鏡の変更/交換を行っていた。
【0012】
ところが、従来の上記ネットワーク型やスタンドアロン型の医用画像ファイリング装置システムは、電子内視鏡システムの電源OFF、あるいは電子内視鏡システムの検査終了キーONによって、検査が終了したと判断するように設計されている。
【0013】
つまり、上記の手順で内視鏡の種類の変更/交換を行うと、従来の医用画像ファイリング装置システムは、同一患者の検査であるにも係わらず、別の検査が始まったとみなし、同じ患者に対して複数の検査をしたかのようにデータベースに検査データを複数記録していた。
【0014】
よって、内視鏡の変更/交換を検査中に行った患者に対して、ファイリング装置で検索をかけた時、複数の検索結果が出てくるので、一日に複数回一人の患者が内視鏡検査を受けたように記録される等、データ管理に問題がある。
【0015】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、医療用画像を取得するための検査時間を計測すると共に、医療用画像を効率的に管理して記憶することのできる医用画像ファイリング装置を提供することを目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の医用画像ファイリング装置は、患部を検査し医用画像を撮像する医用画像撮像装置と、前記医用画像を入力する画像入力装置と、前記医用画像を情報処理して得られた検査データを管理する情報処理装置と、前記医用画像を記憶する外部記憶装置から構成される医用画像ファイリング装置において、前記医用画像撮像装置による検査中において、ユーザからの検査開始及び検査終了の指示に基づいて、検査開始/検査終了信号を発生する検査開始/検査終了信号発生手段と、前記検査開始/検査終了信号発生手段からの前記検査開始/検査終了信号に基づき前記医用画像撮像装置における検査時間を演算する演算手段と、前記演算手段による前記検査時間の演算結果を記録する記録手段と、前記検査データをデータベース化して管理し、前記検査データを統合/分割する検査データ統合/分割設定手段と、を備え、前記演算手段は、同一患者の検査が連続して行われる場合、第1の検査が実行された後に前記検査終了の指示の有無を判定するとともに、前記第1の検査の実行の終了及び第2の検査の実行の開始を検出し、前記検査データ統合/分割設定手段は、前記演算手段により前記第2の検査の実行の開始が検出され、かつ、前記検査終了の指示がないと判定された場合、前記第1の検査の結果得られた第1の検査データと前記第2の検査の結果得られた第2の検査データとを統合し、前記演算手段により前記第2の検査の実行の開始が検出され、かつ、前記検査終了の指示があったと判定された場合、前記第1の検査データと前記第2の検査データとを分割する
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について述べる。
【0018】
図1ないし図17は本発明の一実施の形態に係わり、図1は医用画像ファイリング装置の構成を示す構成図、図2は図1の観測装置の一例である電子内視鏡装置の構成を示す構成図、図3は図1の制御用PCによる患者名毎に検索をかけた時の表示内容を示す図、図4は図1の制御PCが菅理しているデータベースの構成を示す図、図5は図1の制御PCがPCモニタに表示させる検査画面を示す図、図6は図1の制御PCがPCモニタに表示させる検索・再生画面を示す図、図7は図1の制御PCによるデータベースの検索時における検査データの統合処理の流れを示すフローチャート、図8は図7の処理における制御PCがPCモニタに表示させる検査マスタ検索ツールウィンドウを説明する第1の図、図9は図7の処理における制御PCがPCモニタに表示させる検査マスタ検索ツールウィンドウを説明する第2の図、図10は図7の処理における制御PCがPCモニタに表示させる検査マスタデータ選択ウィンドウを説明する図、図11は図1の制御PCによるデータベースの検索時における検査データの分割処理の流れを示すフローチャート、図12は図11の処理における制御PCがPCモニタに表示させる検査分割ウィンドウを説明する第1の図、図13は図11の処理における制御PCがPCモニタに表示させる検査ウィンドウを説明する図、図14は図11の処理における制御PCがPCモニタに表示させる検査分割ウィンドウを説明する第2の図、図15は図11の処理における制御PCがPCモニタに表示させる分割開始番号設定ウィンドウを説明する図、図16は図11の処理における制御PCがPCモニタに表示させる検査分割ウィンドウを説明する第3の図、図17は図1の制御PCによる検査データの統合及び分割の自動処理の流れを示すフローチャートである。
【0019】
(構成)
図1に示すように、本実施の形態の医用画像ファイリング装置1は、主に、医用画像ファイリング装置全体の制御を行う制御用PC(パーソナルコンピュータ)2と、入力画像の圧縮と伸張を行う圧縮伸張装置3と、画像やデータの表示を行うPCモニタ4と、画像やデータの記録を行うMO(光磁気ディスク)装置5とから構成されている。
【0020】
圧縮伸張装置3、PCモニタ4及びMO装置5は、制御用PC2に接続されており、制御用PC2には、データや動作指示を入力するためのキーボード6とマウス7が接続されている。また、圧縮伸張装置3には観測装置10が接続され、その観測装置10は2台まで接続可能である。さらに、制御用PC2にはMO装置5を複数台接続可能となっている。
【0021】
制御用PC2は、入力された情報をデータベースとして管理するデータベース管理部11と、時間を刻む内部時計12と、種々のデータを演算する演算部13を有しており、データベース管理部11は、複数のデータベースファイル(患者データベースファイル、検査データベースファイル、画像データベースファイル等)からなる。
【0022】
図2に示すように、観測装置10の1構成例である電子内視鏡装置10aは主に、患者の体内に挿入する内視鏡14と、体腔内を明るく照明する照明光を内視鏡14に供給する光源装置15と、内視鏡14に内蔵、または接続された固体撮像素子からの信号を映像信号に変換するビデオプロセッサ16と、ビデオプロセッサ16からの映像信号を画像として表示する観察モニタ17と、ビデオプロセッサ16に接続されており観察画面上にデータを入力することができる電子内視鏡装置用のキーボード18とから構成される。
【0023】
内視鏡14は、体腔内に挿入する細長の挿入部19と、この挿入部19の後端に設けられた操作部20とを有し、操作部20にはレリーズ指示を行うレリーズスイッチ21が設けられており、レリーズスイッチ21を押す操作により画像の記録信号を発することが可能となっている。
【0024】
なお、観測装置10は、電子内視鏡装置10aに限らず、超音波内視鏡観測装置、体外エコー装置、外付けカメラ装置でもよい。
【0025】
以下の表1および表2は、本実施の形態の医用画像ファイリング装置1が菅理しているデータベース8の中の、それぞれ患者データベースファイル、検査データベースファイルの構成を示す。
【0026】
【表1】
Figure 0004350254
【表2】
Figure 0004350254
表1は患者データベースファイルで、検査を受けた患者それぞれのデータが記録されている。「患者ID」は、各患者を識別できるように患者ごとに別個につけられた番号である。この「患者ID」や、「氏名」や、「生年月日」等を特定することで一人の患者が特定される。
【0027】
次に、表2は、検査データベースファイルであり、一人の患者の1回の検査を単位として記録が行われている。「検査1D」は検査が行われた順に付けられた番号である。この「検査ID」、「検査日」、「診療科」等を特定することで1回の検査が特定される。また、検査データとしては、表2に示したもの以外にも次の{}内の項目が挙げられる。
【0028】
検査データ={検査時年齢、検査コメント、検査種別、検査所要時間、検査開始時刻、入院、外来、内視鏡機種、病変部位、診断名、生検No.、診断詳細、生検結果、特殊検査、フィルム種別、フィルム番号、フィルムロケーション}
図3は、患者名毎に検索をかけた時の表示内容を示し、図4は制御PC2が菅理しているデータベース8の構成を示している。そのデータベース8は、患者データベース、検査データベース、画像データベースから構成されている。
【0029】
図3に示すように、1回だけ検査をおこなった状態の患者Bとは異なり、患者Aのように複数回の検査(定期検査、継続検査、再診、異種検査等)を行うケースも少なくない。
【0030】
そのため、図4に示すように、患者データベースファイルと検査データベースファイルとを患者データIDをキーとしてリンクさせ、また検査データベースファイルと画像データベースファイルとを検査IDをキーとしてリンクさせることで、リレーショナルなデータベース8を構築し、情報の一片から画像データを含む所望の情報すべてを検索することを可能としている。
【0031】
図5は制御用PC2のメイン画面の二つの内の一つである検査画面25を示す。図5の検査画面25は、主に4つのエリア、すなわち、メニューバーおよびツールバー26、観測装置ウィンドウ27、レリーズ画像表示ウィンドウ28、状況表示ウィンドウ29とから構成されている。以下に、これらのエリアの役割について説明する。なお、各エリアはウィンドウとして独立な機能を有している。
【0032】
(1)メニユーバーおよびツールバー26
医用画像ファイリング装置1で用意されている機能のメニユー、またはアイコン化されたメニューが用意されており、装置の終了、検査画面の切り替え、データ検索の実行、入力したデータの保存、データのメンテナンス等の機能が利用可能となっている。
【0033】
(2)観測装置ウィンドウ27
最大2台まで接続される観測装置10におけるそれぞれの動作状況や、その観測装置10で検査を行っている患者の患者データを表示する。
【0034】
(3)レリーズ画像表示ウィンドウ28
最大2台まで接続される観測装置10それぞれに対し、検査にて記録された画像を縮小して、レリーズした順に並べて表示する。
【0035】
(4)状況表示ウィンドウ29
医用画像ファイリング装置1自身の状況(各装置の接続状態や各装置の状態)、例えば、
・圧縮伸張装置1の状態
・MO装置3の状態
・記録した画像の記録先
・MOディスクのディスク番号、残容量
を表示する。
【0036】
また、この検査画面25は、主に検査時に使用されるが、観測装置ウィンドウ27上部にある「検索・再生」タグ30をマウスでクリックすることで、図6の検索・再生画面31に切り替えることが可能である。逆に、検索・再生画面31の状熊で、「検査」タグ32をクリックすると、検査画面25に戻すことが可能である。
【0037】
検索・再生用画面31は、図6に示すように、検査一覧表示エリア33、画面表示エリア34、所見表示エリア35、オブジェクトコピーエリア36から構成され、検索された画像(A1〜An)が画面表示エリア34が縮小画像として表示される。
【0038】
(作用)
上記構成により、本実施の形態の医用画像ファイリング装置1の動作について説明する。まず、図1を用いて、装置全体の基本動作を説明する。
【0039】
本実施の形態の医用画像ファイリング装置1は、電源をONすると、PCモニタ4上にユーザ名とパスワードの入力ウィンドウ(図示せず)が表示され、この入力ウィンドウに所定のユーザ名とパスワードを入力することで、装置が起動しPCモニタ4上に、図5の検査画面26が表示される。
【0040】
検査を始める際に、電子内視鏡装置10a等の観測装置10に患者データを入力すると、入力した患者データが本医用画像ファイリング装置1側へ送信され、図5内の観測装置ウィンドウ27上に表示される。患者データは、観測装置10上からでなく、本医用画像ファイリング装置1の制御用PC2のキーボード6や、図示しない磁気カードリーダから入力してもよい。この場合、入力したデータは、医用画像ファイリング装置1側から観測装置10に送信される。
【0041】
この際、以前に検査を行い、データベース8上に同じ患者データがすでに登録されている場合は、患者IDのみを入力するのみで、データベース8上の他のデータ(氏名、生年月日等)を検索し、自動で表示するようになっている。
【0042】
次に検査を開始し、内視鏡14のレリーズスイッチ21が押されることで、レリーズされた映像信号とレリーズ信号がビデオプロセッサ16から圧縮伸長装置3に出力される。レリーズされた映像信号は、圧縮伸長装置3でデジタル変換された後、圧縮処理が加えられ、圧縮画像データとなる。
【0043】
そして、レリーズ信号と圧縮画像データは、制御用PC2に伝送され、伝送された圧縮画像データは、図5(検査画面25)のレリーズ画像表示ウィンドウ28にその縮小画像として表示される。
【0044】
また、最初のレリーズ信号は検査開始指示信号として制御用PC2内の内部時計12に入力され、内部時計12は、それが入力された時の時刻を図5(検査画面25)の観測装置ウィンドウ27内の検査開始時刻の表示欄に表示する。それと同時に経過時間が、図5(検査画面25)の観測装置ウィンドウ27内の表示欄にカウントされていく。その結果、観測装置ウィンドウ27には記録枚数の表示や検査開始時刻や経過時間が表示される。
【0045】
検査が開始されたと認識される信号、つまり検査開始指示信号は、通常、1枚目の画像をレリーズした時のレリーズ信号として設定されており制御用PC2に伝送されるが、制御用PC2に接続されているキーボード6、マウス7、図示してない圧縮伸長装置3に接続されているフットスイッチから検査開始指示信号を発することができる。
【0046】
また、検査開始指示信号は、観測装置10の特定のスイッチ(フットスイッチやスコープスイッチ等)に割り振って、通信により検査開始指示信号として受けるようにしてもよい。
【0047】
次に、所定の検査を行った後、電子内視鏡装置10a内のキーボード18上にある「検査終了ボタン」を押すと、検査終了指示信号がビデオプロセッサ16、圧縮伸長装置3を経由して、制御用PC2に伝送される。
【0048】
この検査終了指示信号は、電子内視鏡装置10a(観測装置10)内のキーボード18からではなく、制御用PC2のキーボード6やマウス7、図示しない圧縮伸長装置3に接続されたフットスイッチにより入力することができる。この場合は、制御用PC2側から観測装置10側に、検査終了を告げるデータの送信がなされる。
【0049】
いずれの場合においても、検査終了指示信号は制御用PC2内の内部時計12に入力され、制御用PC2は入力された時を検査終了時刻として認識する。それと同時に、制御用PC2内の演算部13は、検査終了時刻と検査開始時刻から検査所要時間を算出する。算出された検査所要時間と検査開始時刻は、検査データベース内に登録される。
【0050】
このようにして、検査所要時間と検査開始時刻が検査データベース内に登録されると共に、患者データベースファイル、検査データベースファイル、画像データベースファイル等が作成され、制御PC2内にデータベース8が構築される。
【0051】
次に、データベース8の検索時における検査データの統合処理について図7のフローチャートを用いて説明する。ステップS1で医用画像ファイリング装置1の電源をONし、スーパーバイザ(菅理者)モードで制御用PC4にログインし、観測装置ウィンドウ27上部にある「検索・再生」タグ30をマウスでクリックすることで、図6の検索・再生画面31に切り替える。
【0052】
ステップS2で図6(検索・再生画面31)のツールバー26の中から、「検査統合」のコマンドを押すことで、図8に示すような検査マスタ検索ツールウィンドウ41をPCモニタ4に表示する。
【0053】
ステップS3で検査マスタ検索ツールウィンドウ41に検索したい検査日を入力すると、制御PC2内のデータベース8の中から演算部13が検索し、検査データをPCモニタ4に図8のように一覧表示する。
【0054】
次に、ステップS4で、図9に示すように、統合したい検査データをキーボード6、またはマウス7で一覧表示から複数個選択する。
【0055】
ステップS5で、図9の検査マスタ検索ツールウィンドウ41の「統合」ボタン42を押すと、図10に示すような検査マスタデータ選択ウィンドウ43が表示される。検査マスタデータ選択ウィンドウ43の「次のデータ」ボタン44を押すことで、統合したい患者データを順次表示させ、複数個選択した検査データの中から選択する。統合したい患者データが図10の検査マスタデータ選択ウィンドウ43に表示された時に、「確定」ボタン45を押す。
【0056】
そして、ステップS6で、データベース8の中の選択された検査データの統合が完了し、それがデータベース8内の検査データベースファイル中に記録される。
【0057】
このようにして、データベース8を検索し、検査データを統合することができる。
【0058】
次に、データベース8の検索時における検査データの分割処理について図11のフローチャートを用いて説明する。
【0059】
図11に示すように、ステップS11で、スーパーバイザ(管理者)モードで制御用PC2にログインする。
【0060】
ステップS12で、図6(検索・再生画面31)のツールバー26で「検査分割」のコマンドを押すと、図12に示すような検査分割ウィンドウ51が開き、PCモニタ4に表示される。
【0061】
ステップS12で、検査分割ウィンドウ51に検索したい検査日を入力すると、制御用PC2の演算部13が検査データを検索し、図13に示すような検査ウィンドウ52に検査データを一覧表示し、ステップS13で、分割したい検査データをキーボード6、またはマウス7で選択する。
【0062】
分割したい検査データをキーボード6、またはマウス7で選択すると、検査分割ウィンドウ51に、ステップS14で、図14に示すように、その検査の開始した時から記録した画像の番号、すなわち開始画像番号と、その検査で最後に記録した画像の番号、すなわち終了画像番号、患者データ(患者ID、患者名、性別、生年月日、検査日)が表示される。
【0063】
図14の検査分割ウィンドウ51のOKボタン53を押すと、ステップS15で、図15に示すように、分割開始番号設定ウィンドウ54が表示され、分割を開始したい画像番号を入力する。
【0064】
そしてステップS16で、図15のOKボタン55を押すことで、図16のように、分割した後の画像開始番号と終了画像番号が表示される。これで、データベース8の中の選択された検査データの分割が完了し、それがデータベース7内の検査データベースファイル中に記録され、検査分割が完了する。
【0065】
このようにして、データベース8を検索し、検査データの分割ができる。また、画像開始番号と終了画像番号が検査データに記録されているので、検査分割した後に再統合することもできる。
【0066】
上記の検査データの統合及び分割は、内視鏡を交換する等して一日に同一患者が連続して検査を行う時、その検査状況により自動的に行われる。
【0067】
すなわち、図17に示すように、内視鏡を交換する等して一日に同一患者が連続して検査を行う時、まず、ステップS21で1検査目を実行し、ステップS22電子内視鏡装置10aのキーボード18上の検査終了キーが押されたかどうか判断する。
【0068】
検査終了キーからの検査終了信号がファイリング装置の制御用PC2の中にある演算部13に入力されて、その後、ステップS23で電子内視鏡装置10aの電源をOFFにすると、ファイリング装置の制御用PC4の中にある演算部13がそれを検知する。
【0069】
その後、ステップS24で電子内視鏡装置10aの電源を再起動すると制御用PC2の中にある演算部13がそれを検知し、ステップS25で制御用PC2の中にある演算部13が、2検査目が始まったと自動的にみなして、同一患者データが検査データに記録されても検査データを統合せず、2検査目として記録する。
【0070】
また、一日に同一患者が連続して検査を行う時、ステップS21で電子内視鏡装置10aのキーボード18上の検査終了キーを押さずに、その後、ステップS26で電子内視鏡装置10aの電源をOFFにすると、検査終了信号がなかったことと電子内視鏡装置10aの電源がOFFされたことを制御用PC2の中にある演算部13が検知する。その後、ステップS27で電子内視鏡装置10aの電源を再起動すると、ステップS28で制御用PC2の中にある演算部13が一連の検査が終わっていないものとみなし、電子内視鏡装置10aの電源OFF前の検査に検査を統合して検査データを記録する。
【0071】
このようにして、検査終了キーの有無で同一患者データの連続した検査に対して、自動的に統合、または分割を判断して検査データを記録するので、ユーザが検査データの統合/分割処理を検査後に行う手間を省くことができる。
【0072】
(効果)
以上説明したように、本実施の形態の医用画像ファイリング装置1では、検査所要時間を計測/記録できるので、過去の所要時間から平均値を算出することで、検査所要時間を予測することを可能とし、これによって、多くの患者の検査を効率的に進行させることができ、また内視鏡医の評価指標の一つのデータを提供することを可能とする。
【0073】
また、通常、検査開始指示信号は、その検査における最初の画像記録を行った時のレリーズ信号に設定されているが、制御用PC4に接続されているキーボード5やマウス6、図示していない圧縮伸長装置3に接続されているフットスイッチから検査開始指示信号を発することができるので、検査を開始していないのに誤ってレリーズスイッチ17を押してしまった時に検査開始時刻を変更することができる。
【0074】
また、検査目的の部位までの距離が遠く、そこまでに内視鏡14を体腔内に挿入するのに時間がかかる場合、つまり、最初のレリーズ信号を送るまでに時間がかかる場合は、正確な検査所要時間の計測が困難になる。しかし、本実施の形態の医用画像ファイリング装置1は、制御用PC2に接続されているキーボード6、マウス7、図示していない圧縮伸長装置3に接続されているフットスイッチから検査開始指示信号を発することができるので、内視鏡14のレリーズスイッチ21だけに頼らずに、より正確な検査時間を計測することができる。
【0075】
[付記]
(付記項1) 患部を検査し医用画像を撮像する医用画像撮像装置と、前記医用画像を入力する画像入力装置と、前記医用画像を情報処理して管理する情報処理装置と、前記医用画像を表示する表示装置と、前記医用画像を記憶する外部記憶装置から構成される医用画像ファイリング装置において、
前記情報処理装置は、前記医用画像をデータベース化して管理し、前記データベースを統合/分割するデータベース統合/分割設定手段
を備えたことを特徴とする医用画像ファイリング装置。
【0076】
(付記項2) 前記データベース統合/分割設定手段は、自動的に前記データベースの統合/分割を行う
ことを特徴とする付記項1に記載の医用画像ファイリング装置。
【0077】
(付記項3) 前記データベース統合/分割設定手段は、限定されたユーザのみに設定・使用を許可する
ことを特徴とする付記項1に記載の医用画像ファイリング装置。
【0078】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、医療用画像を取得するための検査時間を計測すると共に、医療用画像を効率的に管理して記憶することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る医用画像ファイリング装置の構成を示す構成図
【図2】図1の観測装置の一例である電子内視鏡装置の構成を示す構成図
【図3】図1の制御用PCによる患者名毎に検索をかけた時の表示内容を示す図
【図4】図1の制御PCが菅理しているデータベースの構成を示す図
【図5】図1の制御PCがPCモニタに表示させる検査画面を示す図
【図6】図1の制御PCがPCモニタに表示させる検索・再生画面を示す図
【図7】図1の制御PCによるデータベースの検索時における検査データの統合処理の流れを示すフローチャート
【図8】図7の処理における制御PCがPCモニタに表示させる検査マスタ検索ツールウィンドウを説明する第1の図
【図9】図7の処理における制御PCがPCモニタに表示させる検査マスタ検索ツールウィンドウを説明する第2の図
【図10】図7の処理における制御PCがPCモニタに表示させる検査マスタデータ選択ウィンドウを説明する図
【図11】図1の制御PCによるデータベースの検索時における検査データの分割処理の流れを示すフローチャート
【図12】図11の処理における制御PCがPCモニタに表示させる検査分割ウィンドウを説明する第1の図
【図13】図11の処理における制御PCがPCモニタに表示させる検査ウィンドウを説明する図
【図14】図11の処理における制御PCがPCモニタに表示させる検査分割ウィンドウを説明する第2の図
【図15】図11の処理における制御PCがPCモニタに表示させる分割開始番号設定ウィンドウを説明する図
【図16】図11の処理における制御PCがPCモニタに表示させる検査分割ウィンドウを説明する第3の図
【図17】図1の制御PCによる検査データの統合及び分割の自動処理の流れを示すフローチャート
【符号の説明】
1…医用画像ファイリング装置
2…制御用PC
3…圧縮伸張装置
4…PCモニタ
5…MO装置
6…キーボード
7…マウス
8…データベース
10…観測装置
10a…電子内視鏡装置
11…データベース管理部
12…内部時計
13…演算部
14…内視鏡
15…光源装置
16…ビデオプロセッサ
17…観察モニタ
18…キーボード
19…挿入部
20…操作部
21…レリーズスイッチ

Claims (3)

  1. 患部を検査し医用画像を撮像する医用画像撮像装置と、前記医用画像を入力する画像入力装置と、前記医用画像を情報処理して得られた検査データを管理する情報処理装置と、前記医用画像を記憶する外部記憶装置から構成される医用画像ファイリング装置において、
    前記医用画像撮像装置による検査中において、ユーザからの検査開始及び検査終了の指示に基づいて、検査開始/検査終了信号を発生する検査開始/検査終了信号発生手段と、
    前記検査開始/検査終了信号発生手段からの前記検査開始/検査終了信号に基づき前記医用画像撮像装置における検査時間を演算する演算手段と、
    記演算手段による前記検査時間の演算結果を記録する記録手段と
    前記検査データをデータベース化して管理し、前記検査データを統合/分割する検査データ統合/分割設定手段と、
    を備え
    前記演算手段は、同一患者の検査が連続して行われる場合、第1の検査が実行された後に前記検査終了の指示の有無を判定するとともに、前記第1の検査の実行の終了及び第2の検査の実行の開始を検出し、
    前記検査データ統合/分割設定手段は、前記演算手段により前記第2の検査の実行の開始が検出され、かつ、前記検査終了の指示がないと判定された場合、前記第1の検査の結果得られた第1の検査データと前記第2の検査の結果得られた第2の検査データとを統合し、前記演算手段により前記第2の検査の実行の開始が検出され、かつ、前記検査終了の指示があったと判定された場合、前記第1の検査データと前記第2の検査データとを分割することを特徴とする医用画像ファイリング装置。
  2. 前記演算手段は、前記医用画像撮像装置の電源がOFFされることにより前記第1の検査の実行の終了を検出し、前記医用画像撮像装置の電源が再起動されることにより前記第2の検査の実行の開始を検出することを特徴とする請求項1に記載の医用画像ファイリング装置。
  3. 前記検査データ統合/分割設定手段は、前記第1の検査データと前記第2の検査データとを統合する場合、前記演算手段により演算された前記第1の検査の検査時間と前記第2の検査の検査時間とを合わせて統合された1つの検査データとすることを特徴とする請求項1または2に記載の医用画像ファイリング装置。
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