JP2003144386A - 内視鏡画像ファイリングシステム - Google Patents
内視鏡画像ファイリングシステムInfo
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Abstract
も、内視鏡の挿入状態データを簡単に記録することがで
きるようにすると共に、再検査の際には、内視鏡の挿入
状態データを容易に認識できるようにする。 【解決手段】電子内視鏡5の挿入部形状等を観測する内
視鏡挿入形状観測装置3を画像入出力装置11を介して
画像ファイリング装置12に接続し、この画像ファイリ
ング装置12に、内視鏡挿入形状観測装置3で観測した
内視鏡挿入部の挿入状態データを、電子内視鏡5で撮像
した内視鏡画像等と関連付けて記録する。又、検査後、
画像ファイリング装置12に記録されている内視鏡画像
をモニタに再生すると、それに対応する挿入状態データ
が同時に表示される。
Description
的に記録するファイリングシステムに係り、詳しくは、
内視鏡の挿入状態を表すデータを、画像データや検査情
報データ等に関連付けて記録するようにした内視鏡画像
ファイリングシステムに関する。 【0002】 【従来の技術】近年、体腔内を光ファイバーで形成され
たイメージガイドを用いて観察するファイバースコープ
に代わり、患者の体腔内等に挿入される細長の挿入部先
端部分に固体撮像素子を撮影手段として用いた電子内視
鏡が広く使用されるようになった。 【0003】この電子内視鏡を用いた内視鏡装置は、電
子内視鏡に照明光を供給する光源装置と、電子内視鏡に
内蔵された撮影手段に対する信号処理を行い、映像デー
タ(内視鏡画像)を生成するビデオプロセッサと、この
ビデオプロセッサから出力される内視鏡画像を表示する
観察モニタ等で構成されている。 【0004】このような内視鏡装置の電子化に伴い、撮
影或いは撮影した体腔内の内視鏡画像の記録方法も、ア
ナログ的記録媒体である写真から、デジタル的記録媒体
であるハードディスク(HDD)や、光磁気ディスク
(MO)、デジタルビデオディスク(DVD)といった
デジタル記録媒体へと変化している。 【0005】デジタル記録媒体を用いた内視鏡画像のフ
ァイリングシステムでは、内視鏡装置等から得られた内
視鏡画像を圧縮してデジタル記録媒体に記録・保存し、
必要に応じて検索・再生することができる。 【0006】ところで、内視鏡検査時において、内視鏡
挿入部を患者の体腔内に挿入する際に、挿入部の先端位
置等が、体腔内のどの位置にあるかを把握することがで
きると便利である。そのため、内視鏡の挿入長さや挿入
形状等を観測し、それらを専用或いは観察モニタ等に表
示することで、挿入部の先端位置等を把握できるように
した内視鏡挿入形状観測装置が種々提案されている。 【0007】例えば特開平8−107875号公報に
は、内視鏡を用いて検査等を行う内視鏡装置と、この内
視鏡装置と共に使用され、内視鏡の挿入部内の各位置を
検出することにより、検出された各位置から挿入長さや
挿入部の形状を推定し、更に推定された形状に対応する
モデル化された(内視鏡)挿入部形状の画像を表示する
内視鏡挿入形状観測装置とから成る電子内視鏡システム
が開示されている。 【0008】この電子内視鏡システムでは、内視鏡検査
等において、内視鏡挿入形状観測装置で観測した挿入部
の挿入長さや挿入形状を専用或いは観察モニタ等に表示
し、内視鏡使用者等は、専用或いは観察モニタ等に表示
された挿入部の挿入長さや挿入形状を観察することで、
屈曲した体腔内への内視鏡挿入部先端の挿入操作を円滑
に進めることが可能となる。 【0009】又、この内視鏡検査時における内視鏡先端
部の挿入長さや挿入形状等の挿入状態を表す挿入状態デ
ータは、内視鏡検査後においても活用することができ
る。例えば、内視鏡検査後、検査レポート等に挿入状態
を控えておくことで、経過観察のために再度内視鏡検査
を実施する際に、その情報を目安(参考)に、目的の観
察部位を早期に見つけだすことが可能となる。 【0010】そのため、内視鏡使用者或いは補助者は、
内視鏡検査中に、挿入状態を表すデータをメモに書き止
めておき、或いはビデオプロセッサのコメント機能を用
いて内視鏡画像のコメント欄に、挿入状態を表すデータ
を入力し、映像として記録しておくこともでき、検査
後、この挿入状態を表すデータを検査レポート等に転記
する等の方策が採られていた。 【0011】 【発明が解決しようとする課題】ところで、経過観察を
行ないたい目的の観察部位とは、例えば、内視鏡検査中
に行った止血行為や組織採取のための生検等の内視鏡的
処置部位等であり、検査中の内視鏡使用者や補助者の両
手はふさがった状態となる場合が多い。 【0012】したがって、両手がふさがっている状態で
の内視鏡検査中に、挿入状態を表すデータをメモ書きし
たり、内視鏡画像のコメント欄に入力することは煩雑で
あり、内視鏡検査に手間取ってしまう不都合がある。 【0013】一方、再検査時等においては、検査レポー
ト等に記載されている内視鏡の挿入状態を表すデータを
活用することで、経過観察を行いたい目的の部位を大ま
かに認識することができるが、内視鏡画像と検査レポー
トとの双方を確認しながら内視鏡検査を進めることは負
担が大きく、煩雑であり、再検査に手間取ってしまう不
都合がある。 【0014】本発明は、上述した点に鑑みてなされたも
のであり、内視鏡使用者の手がふさがった状態であって
も、内視鏡の挿入状態を表すデータを自動的、若しくは
ワンタッチで記録することが可能で、又、再検査の際に
は、内視鏡の挿入状態を表すデータを容易に認識するこ
とが可能となり、内視鏡使用者の負担を軽減し、内視鏡
検査時間の短縮化を実現することのできる内視鏡画像フ
ァイリングシステムを提供することを目的とする。 【0015】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、内視鏡装置及びその周辺装置を接続可能
な内視鏡画像ファイリングシステムにおいて、前記内視
鏡装置により被検体を観察して得られた前記被検体の画
像データ及び該画像データに関連する検査情報データを
入力する第1の入力手段と、前記被検体観察時の前記内
視鏡の挿入状態を表す挿入状態データを保持する周辺装
置より該挿入状態データを入力する第2の入力手段と、
前記第1の入力手段より入力された前記画像データ及び
前記検査情報データに、前記第2の入力手段より入力さ
れた前記挿入状態データを関連付けて記録する記録手段
とを備えたことを特徴とする。 【0016】このような構成では、記録手段に、画像デ
ータ及び検査情報データに関連付けて挿入状態データが
記録されているため、当該画像データ及び前記検査情報
データをモニタ等に再生させる際に、それらに関連する
挿入状態データを同時に表示させて参照することができ
る。 【0017】 【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて、本発明の
一実施の形態について説明する。図1,図2は本発明の
第1実施の形態を示し、図1は電子内視鏡システムの全
体構成を示すブロック図、図2はモニタの表示内容を示
す説明図である。 【0018】図1に示す電子内視鏡システム1は、内視
鏡検査等に用いられるもので、内視鏡装置2と、内視鏡
挿入形状観測装置3と内視鏡画像ファイリングシステム
4とで構成されている。 【0019】内視鏡挿入形状観測装置3は、内視鏡装置
2と共に使用される周辺装置であり、電子内視鏡5の挿
入部の各位置の屈曲状態を検出して、この挿入部の形状
等を観測するもので、観測された内視鏡挿入部の挿入長
さや挿入形状等の挿入状態を表すデータ(以下「挿入状
態データ」と称する)が、内視鏡画像ファイリングシス
テム4に記録されると共に、内視鏡挿入形状観測装置3
のモニタ(図示せず)以外に、画像ファイリング装置1
2に設けられているモニタ(図示せず)や内視鏡装置2
に設けられている観察モニタ6等のモニタに画像として
表示させることができる。 【0020】内視鏡装置2は、患者等の被献体の体腔内
等に挿入される細長の挿入部を先端側に有し、その先端
部に電荷結合素子(CCD)等の固体撮像素子を内蔵し
た電子内視鏡5を備え、更に、この電子内視鏡5に照明
光を供給する光源装置7と、電子内視鏡5に内蔵された
固体撮像素子に対する信号処理を行い、映像データ(内
視鏡画像)を生成したり、内視鏡検査に関する検査デー
タを入力したりする、第1の入力手段としてのビデオプ
ロセッサ8と、このビデオプロセッサ8から出力される
映像データ等を表示する観察モニタ6とを備えている。 【0021】ビデオプロセッサ8は、内視鏡画像ファイ
リングシステム4にも映像データ(内視鏡画像)を出力
し、例えば電子内視鏡5に設けられている記録指示を行
うレリーズスイッチ5aの操作と共に、内視鏡画像をフ
リーズ状態(静止画表示状態)の内視鏡画像とし、その
画像データをビデオプロセッサ8から内視鏡画像ファイ
リングシステム4に出力して記録する。 【0022】又、通常内視鏡検査開始前には、ビデオプ
ロセッサ8から、上記画像データに関連する検査情報デ
ータ等が入力でき、この入力されたデータが文字情報と
して観察モニターに表示されると共に、データとして内
視鏡画像ファイリングシステム4にも送られ、画像デー
タと関連付けて記録される。 【0023】この内視鏡画像ファイリングシステム4
は、本実施の形態では、ビデオプロセッサ8の画像デー
タを入力し、画像圧縮等をして出力する第2の入力手段
としての画像入出力装置11と、デジタル的記録媒体で
あるハードディスク(HDD)や、光磁気ディスク(M
O)、デジタルビデオディスク(DVD)に記録・保存
し、必要に応じて検索・再生する、記録手段としての画
像ファイリング装置12と、キーボードやタッチパネル
等の入力装置13等で構成されている。 【0024】画像入出力装置11には、1台以上のビデ
オプロセッサ8やビデオプロセッサ8相当の画像データ
を出力する装置が接続可能であり、各装置からの画像デ
ータは、画像ファイリング装置12側へ選択的に出力す
ることができる。 【0025】尚、画像入出力装置11は、通常は検査室
に設置される内視鏡装置2の近傍、例えば光源装置7、
ビデオプロセッサ8、観察モニタ6が搭載されたカート
等に設置される。この場合、画像入出力装置11に観察
モニタ6を接続すれば、複数のビデオプロセッサ8の内
視鏡画像を選択的に表示させることが可能となる。 【0026】その際、画像ファイリング装置12とビデ
オプロセッサ8とを直接接続することも考えられるが、
この両者12,8を画像入出力装置11を介して接続す
ることで、ビデオプロセッサ8に入力される検査情報デ
ータを表示したり、さらなる追加の検査情報データの入
力が可能となり、又、前回の内視鏡画像を参照するため
に表示することの可能な入力装置13を検査室内に設置
することが可能となり、これら周辺装置を、内視鏡画像
ファイリングシステム4と組み合わせる装置の1つとし
て捕らえることができる。 【0027】又、画像入出力装置11には、体腔内に挿
入される電子内視鏡5の挿入状態を観測する内視鏡挿入
形状観測装置3が接続されており、この画像入出力装置
11に、内視鏡挿入形状観測装置3で観測した挿入状態
データが入力される。そして、この画像入出力装置11
に入力された挿入状態データが、画像ファイリング装置
12へ送信される。 【0028】この挿入状態データは、電子内視鏡5に設
けられているレリーズスイッチ5aの操作によりビデオ
プロセッサ8から送られてくる内視鏡画像と内視鏡画像
ファイリングシステム4内で関連付けられて記録され
る。その結果、この内視鏡画像ファイリングシステム4
には、各内視鏡画像と共に、この内視鏡画像に対応する
挿入状態データが記録される。 【0029】この内視鏡画像ファイリングシステム4に
記録されている内視鏡画像、及び、この内視鏡画像に対
応する挿入状態データは、検査後、内視鏡画像ファイリ
ングシステム4等により内視鏡画像を再生する際に、画
像ファイリング装置12に設けたモニタ(図示せず)或
いは、入力装置13のタッチパネル式モニタ、或いは観
察モニタ6等に表示することができる。 【0030】図2にモニタに表示する内視鏡画像、及
び、この内視鏡画像に対応する挿入状態データ等を表示
する画面のレイアウト図を示す。モニタの表示画面21
には、内視鏡画像表示部22、検査情報データ表示部2
3、挿入形状表示部24、挿入長さ表示部25等が表示
される。 【0031】この内視鏡画像表示部22に内視鏡画像を
表示すると、検査情報データ表示部23には検査情報が
表示され、又、挿入形状表示部24と挿入長さ表示部2
5とには、内視鏡画像表示部22に表示されている内視
鏡画像に対応する内視鏡挿入部の挿入形状と、挿入長さ
(本実施の形態では数値)とが自動的に表示される。 【0032】内視鏡使用者等は、検査後に、モニタの表
示画面21の挿入形状表示部24や挿入長さ表示部25
等に表示された内視鏡挿入部の挿入形状や挿入長さ等を
参照することで、検査レポート等へ、内視鏡先端部の挿
入状態データを容易に転記等することができる。 【0033】この場合、画像ファイリング装置12に検
査レポート作成機能が付設されていれば、上記各データ
が検査レポートへの転記等を自動的に行なうことが可能
となり、内視鏡使用者の負担を軽減することができる。 【0034】又、図3は本発明の第2実施の形態による
モニタの表示内容を示す説明図である。本実施の形態で
は、モニタの表示画面21に検知の有無を選択する検知
要選択チェックボックス26を追加したものである。 【0035】すなわち、内視鏡画像表示部22に表示す
る内視鏡画像(内視鏡画像)が、例えば1検査に20枚
以上存在する場合、その中で、止血行為や組織採取のた
めの生検といった内視鏡的処置部位等の経過観察を行な
いたい部位を特定する場合、その部位の内視鏡画像が内
視鏡画像表示部22に表示されているとき、検知要選択
チェックボックス26を事前にチェックして選択してお
く。 【0036】すると、次回の検査の際、観察モニタ6等
には、事前に検知要選択チェックボックス26をチェッ
クしたときの内視鏡画像に対応する挿入長さデータ(数
値)と、体腔内に再び挿入された内視鏡挿入部の実際の
挿入長さデータ(数値)との両方が表示される。 【0037】その結果、内視鏡使用者等は、内視鏡検査
中において、目的までの部位の挿入長さと、現在の挿入
長さとの双方を同時に参照することができる。従って、
レリーズ毎に内視鏡使用者に対して、目的の部位まで、
あとどのくらいあるかを自動的に伝えることが可能とな
る。 【0038】この場合、変形例として、経過観察を行い
たい部位の内視鏡画像が表示画面21に表示されている
ときに、検知要選択チェックボックス26をチェックし
て選択しておくことで、再検査の際には、観察モニタ6
等に、検知要選択チェックボックス26をチェックした
内視鏡画像に対応する挿入長さデータ(数値)と、体腔
内に再び挿入されたときの実際の挿入長さデータとの差
を表示するように設定するようにしても良い。 【0039】その結果、内視鏡使用者等は、内視鏡検査
中において、目的の部位までの残りの挿入長さを参照す
ることで、レリーズ毎に、目的の部位までの残りの長さ
を、容易に把握することが可能となる。 【0040】又、図4は本発明の第3実施の形態による
モニタの表示内容を示す説明図である。本実施の形態で
は、図3に示すモニタの表示画面21に、検知要選択チ
ェックボックス26をチェックしたとき内視鏡画像に対
応した挿入長さデータ(数値)に対して、前後どのくら
いの範囲で(何cm等)で検知するかを選択する検知範
囲選択チェックボックス27を設けたものである。 【0041】検知範囲選択チェックボックス27の例と
しては、同図に示すように、「5cm」、「10cm」
等、予め設定されている固定値を選択する項目に加え
て、内視鏡使用者等が任意に設定できる「その他」の項
目が設定されている。 【0042】「その他」をチェックすることで、画像フ
ァイリング装置12等のモニタに設けられている設定画
面にて、内視鏡使用者等が、任意に設定した値を入力す
ることができる。 【0043】その結果、経過観察等を行いたい内視鏡画
像に対して事前に検知要選択チェックボックス26をチ
ェックして選択しておき、その際、検知範囲選択チェッ
クボックス27をチェックして検知範囲を設定しておく
ことで、再検査時、体腔内に再び挿入された内視鏡の挿
入長さが、検知範囲選択チェックボックス27で選択し
た数値の範囲に達したことを検知し、その状態を内視鏡
使用者等に知らせることができる。 【0044】この場合、検知した情報を内視鏡使用者等
に知らせる手段としては、観察モニタ6や入力装置13
のタッチパネル式モニタ等に、その旨を表示したり、検
知範囲選択チェックボックス27にて選択、或いは設定
した検知範囲に、内視鏡の挿入長さが達したとき、音声
合成手段による音声等でその旨を知らせるようにする。
内視鏡使用者等は、それらの表示或いは音声等を認識す
ることで、目的の部位が近傍にあることを容易に把握す
ることができる。 【0045】又、図5は本発明の第4実施の形態による
モニタの表示内容を示す説明図である。本実施の形態は
第1〜3実施の形態の変形例であり、図1に示す画像フ
ァイリング装置12に設けられているモニタに、図2〜
図4の何れかに示す表示画面21の内容を表示させると
共に、入力装置13に設けられているタッチパネル式モ
ニタ31に、内視鏡画像表示部22a、検査情報データ
表示部23a、挿入形状表示部24a、挿入長さ表示部
25aを表示させると共に、検知要選択スイッチ32を
表示させる。 【0046】そして、タッチパネル式モニタ31に表示
されている検知要選択スイッチ32を押すと、その直前
に記録された内視鏡画像、及び挿入長さデータに対応す
る検知要選択チェックボックス26(図2〜図4参照)
をチェックする指示を、画像入出力装置11を通して画
像ファイリング装置12に送信する。 【0047】すると、画像ファイリング装置12では、
画像入出力装置11からの指示に従い、検知要選択チェ
ックボックス26をチェックして、検知要を選択する。
尚、この場合、複数の内視鏡画像を検知要選択チェック
ボックス26にてチェックすることも可能である。 【0048】このように、本実施の形態では、タッチパ
ネル式モニタ31に表示されている検知要選択スイッチ
32を押すことにより、経過観察の必要な部位をチェッ
クすることができるようにしたので、内視鏡検査中に、
経過観察が必要な部位であることが判別できた時点で、
当該部位をワンタッチで選択することができ、検査後、
改めて画像ファイリング装置12等により再生して確認
しながら入力する手間を省くことができる。 【0049】尚、本発明は、上述した各実施の形態に限
るものではなく、例えば、各実施の形態おいては内視鏡
挿入形状観測装置3を用いて体腔内の内視鏡の挿入長さ
等を観測しているが、内視鏡挿入形状観測装置3が併設
されていない場合であっても、内視鏡挿入部に示されて
いる先端からのメモリや数値を挿入長さとして読み取
り、入力装置13等から入力するようにしても同等な効
果を得ることができる。 【0050】[付記]以上詳述したように、本実施の形
態によれば、以下のごとき構成を得ることができる。 (1)内視鏡検査を行う内視鏡、ビデオプロセッサ、光
源装置、観察モニター等から成る内視鏡装置と、体腔内
に挿入した内視鏡の挿入状態を観測する内視鏡挿入形状
観測装置と、上記ビデオプロセッサが生成する画像デー
タ(内視鏡画像)や入力された検査情報データ等をハー
ドディスクやDVD等のメディアに記録する画像ファイ
リングシステムとが接続された内視鏡システムにおい
て、上記画像データや上記検査情報データ等の記録と同
時に、内視鏡挿入状態を表す挿入長さデータや形状デー
タ等を関連付けて記録する記録手段を設けたことを特徴
とする内視鏡画像ファイリングシステム。 【0051】これにより、検査レポート等に記入するた
め、検査中、メモに書き止めたり、ビデオプロセッサの
コメント機能を用いて観察画面のコメント欄に入力する
等の手間を省くことができる。 【0052】(2)(1)において、前記記録手段によ
り記録した複数の内視鏡挿入長さデータの内、どのデー
タを検知するかを事前に選択入力する入力手段により選
択した少なくとも1つ以上の挿入長さデータと、現在の
内視鏡の挿入長さデータとに応じて情報を提供する情報
提供手段を備えたことを特徴とする。 【0053】これにより、再検査時等、経過観察を行い
たい目的の部位を大まかに認識しておくために、検査レ
ポート等に記録した情報を見ながら検査を行う必要がな
くなる。 【0054】(3)(2)において、前記入力手段を、
検査中に入力できる入力手段とすることを特徴とする。 【0055】これにより、検査終了後に、改めてデータ
の記録や入力をする手間を省くことができる。 【0056】(4)(2),(3)において、記録及び
選択した内視鏡の挿入長さデータと、現在の内視鏡挿入
長さデータの両方を情報として提供する情報提供手段
と、を備えたことを特徴とする。 【0057】(5)(2),(3)において、記録及び
選択した内視鏡の挿入長さデータと、現在の内視鏡挿入
長さデータとの差を比較する比較手段と、上記比較手段
での比較結果を情報として提供する情報提供手段と、を
備えたことを特徴とする。 【0058】(6)(2),(3)において、記録及び
選択した内視鏡挿入長さデータの前後どのくらいの領域
を検知するかを設定する検知領域設定手段と、上記検知
領域設定手段により設定した領域に現在の内視鏡の挿入
長さデータが達したか否かの判断を行う判断手段と、上
記判断手段の判断結果を情報として提供する情報提供手
段と、を備えたことを特徴とする。 【0059】 【発明の効果】以上、説明したように本発明によれば、
検査中において、内視鏡使用者の手がふさがった状態で
あっても、内視鏡の挿入状態データを自動的、若しくは
ワンタッチで記録して残すことが可能となる。又、再検
査の際には、内視鏡の挿入状態データを容易に認識する
ことが可能となり、内視鏡使用者の負担を軽減すること
ができる。その結果、内視鏡検査時間の短縮化を実現す
ることが可能となる。
体構成を示すブロック図 【図2】同、モニタの表示内容を示す説明図 【図3】第2実施の形態によるモニタの表示内容を示す
説明図 【図4】第3実施の形態によるモニタの表示内容を示す
説明図 【図5】第4実施の形態によるモニタの表示内容を示す
説明図 【符号の説明】 1 電子内視鏡システム 2 内視鏡装置 3 内視鏡挿入形状観測装置(周辺装置) 4 内視鏡画像ファイリングシステム 5 電子内視鏡 5a レリーズスイッチ 6 観察モニタ 7 光源装置 8 ビデオプロセッサ(第1の入力手段) 11 画像入出力装置(第2の入力手段) 12 画像ファイリング装置(記録手段) 13 入力装置 21 表示画面 22 内視鏡画像表示部 22a 内視鏡画像表示部 23 検査情報データ表示部 23a 検査情報データ表示部 24 挿入形状表示部 24a 挿入形状表示部 25 表示部 25a 表示部 26 検知要選択チェックボックス 27 検知範囲選択チェックボックス 31 タッチパネル式モニタ 32 検知要選択スイッチ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項1】内視鏡装置及びその周辺装置を接続可能な
内視鏡画像ファイリングシステムにおいて、 前記内視鏡装置により被検体を観察して得られた前記被
検体の画像データ及び該画像データに関連する検査情報
データを入力する第1の入力手段と、 前記被検体観察時の前記内視鏡の挿入状態を表す挿入状
態データを保持する周辺装置より該挿入状態データを入
力する第2の入力手段と、 前記第1の入力手段より入力された前記画像データ及び
前記検査情報データに、前記第2の入力手段より入力さ
れた前記挿入状態データを関連付けて記録する記録手段
と、を備えたことを特徴とする内視鏡画像ファイリング
システム。
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