JP2003258784A - デジタル放送受信再生機能付き通信端末 - Google Patents

デジタル放送受信再生機能付き通信端末

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JP2003258784A JP2002358657A JP2002358657A JP2003258784A JP 2003258784 A JP2003258784 A JP 2003258784A JP 2002358657 A JP2002358657 A JP 2002358657A JP 2002358657 A JP2002358657 A JP 2002358657A JP 2003258784 A JP2003258784 A JP 2003258784A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、デジタル放送受信装置をインタフ
ェースを介して接続した通信端末において、送信側の基
準時刻に同期してシステムクロック信号を生成する通信
端末を提供する。 【解決手段】 受信装置1000と再生装置2000とから構成
される通信端末であって、前記受信装置は、基準時刻情
報を逐次受信し、前記再生装置から入力されるクロック
信号に同期してシステム時刻をカウントし、前記基準時
刻情報を抽出する毎に、当該基準時刻情報の示す基準時
刻を記憶し、抽出時にカウントされた前記システム時刻
をコピーして記憶し、割込信号を前記再生装置に出力
し、前記再生装置は、生成したシステムクロック信号に
同期したクロック信号を前記受信装置に出力し、前記割
込信号の入力があった場合に、記憶した両時刻を取得
し、両時刻の対応関係に基づいて、前記システム時刻が
前記基準時刻に同期するように制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インタフェースに
よって接続され、データがバッファを介して非同期に入
出力される受信装置と再生装置とを備える通信端末にお
ける、デジタル放送の同期再生技術に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、放送されているデジタル放送は、
MPEG2の規格に準拠している。このデジタル放送に
おいては、デジタル放送受信機によって受信されたTS
(トランスポートストリーム)に含まれる映像データ及
び音声データが不具合無く再生されるように、各映像デ
ータ及び音声データのTSには、送信側のシステムクロ
ックに基づいてカウントした再生時刻を指示する再生時
刻情報が挿入され、さらに、送信側のシステムクロック
とデジタル放送受信機側のシステムクロックとを同期さ
せるために、適当な時間間隔(通常は、約0.1秒間
隔)でプログラム・クロック・レファレンス(以下、
「PCR」という。)が挿入されている。
【0003】ここで、「PCR」とは送信側のシステム
クロックのカウントする基準時刻カウント値を示す基準
時刻情報のことをいう。デジタル放送受信機は、受信し
たTSから経時的にPCRを抽出し、抽出したPCRに
基づいて、自己のシステムクロックが送信側のシステム
クロックに同期するように調整し、調整したシステムク
ロックに基づいて、TSから各映像データ及び音声デー
タの再生時刻情報を抽出し、再生時刻が到来したか否か
を管理し、再生時刻が到来すると、当該映像データ及び
音声データを再生する。
【0004】これにより、TSに多重化された各映像デ
ータ及び音声データが、送信側のシステムクロックによ
り定められた再生時刻に同期して再生され、視聴者は、
デジタル放送される動画映像等を不具合無く楽しむこと
ができる。図13は、従来のデジタル放送受信機10
(特開平9−64860)の構成を示す。デジタル放送
受信機10は、同期検出部11、PCR抽出部12、バ
ッファ13、制御部14、バッファ15、バッファ1
6、映像信号デコーダ部17、NTSCエンコーダ部1
8、音声信号デコーダ部20、音声信号DAC部21、
カウンタ部24、VCO25、PWM波発生部26、L
PF部27、VCO28、PLL部29から構成され
る。
【0005】以下、説明を簡略化するため、デジタル放
送受信機10における同期再生の機能に関連する構成要
素を中心に説明する。PCR抽出部12は、同期検出部
11から入力されたTSから、制御部14から通知され
たPCRを含むTSパケットを特定するPIDに基づい
て、PCRを抽出し、CPU14に出力する。
【0006】カウンタ部24は、放送受信機10のシス
テムクロック発生器であるVCO(電圧制御水晶発信
器)28が発生するクロック信号の数をカウントし、P
CR抽出部12によってPCRが抽出される毎に、カウ
ント値をラッチし、制御部14に出力する。制御部14
はPCR検出部12の出力とカウンタ部24のラッチし
たカウント値を比較し、内部クロックの進み遅れを示す
差分(誤差)を求め、これに応じた信号をPWM波発生
部26に送出する。PWM波発生部26は、この信号に
より差分をパルス幅に反映させたPWM波を出力する。
LPF部27は、このPWM波の基本周波数成分やその
高調波成分の他に、逐次得られる差分の比較的速い変動
成分を除去し、直流電圧としてVCO28に出力し、V
CO28の発振周波数をこの差分が縮まる方向に修正す
る。
【0007】以上により、送信側の基準時刻に同期して
システムクロック信号が、放送受信機10のVCO28
によって過不足なく生成される。
【特許文献1】特開平9−064860号
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、デジタ
ル放送受信機の機能を特殊な形態、すなわち携帯電話、
PDA(Personal Digital Assistants)などの通信端
末とインタフェースを介して接続されるメモリカードの
一部をデジタル放送の受信装置として利用し、通信端末
本体を再生装置として利用するような形態で実現しよう
とした場合、TSから抽出したPCRがバッファ経由で
通信端末本体に非同期転送されることになるため、PC
Rをリアルタイムで通信端末本体へ転送することができ
ず、上記で説明したデジタル放送受信機10で実現され
ている送信側の基準時刻に同期してシステムクロック信
号を通信端末本体で過不足無く生成することができなく
なるという不具合が生じる。
【0009】そこで、本発明は、デジタル放送の受信装
置をインタフェースを介して通信端末本体に接続した場
合において、送信側の基準時刻に同期してシステムクロ
ック信号を過不足なく生成することが可能な通信端末を
提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、基準時刻を示す基準時刻情報と、再生さ
れるべき複数のデータとを含むデータストリームを受信
する受信装置と、前記各データを前記基準時刻に従って
再生する再生装置とから構成される通信端末であって、
前記受信装置と前記再生装置は、インタフェースを介し
て接続され、前記受信装置は、前記データストリームか
ら前記基準時刻情報を逐次抽出する抽出手段と、前記再
生装置から入力されるクロック信号に同期して当該再生
装置のシステム時刻をカウントする時刻カウント手段
と、前記基準時刻情報を抽出する毎に、当該基準時刻情
報の示す基準時刻を記憶する基準時刻記憶手段と、当該
基準時刻情報の抽出時に前記時刻カウント手段によって
カウントされた前記システム時刻をコピーして記憶する
システム時刻記憶手段と、前記基準時刻情報を抽出する
毎に、割り込み信号を前記再生装置に出力する割込信号
出力手段とを有し、前記再生装置は、システムクロック
信号を生成するクロック生成手段と、生成したシステム
クロック信号に同期したクロック信号を前記受信装置に
出力するクロック出力手段と、前記割込み信号の入力が
あった場合に、前記基準時刻記憶手段及びシステム時刻
記憶手段から前記基準時刻と前記システム時刻をそれぞ
れ取得し、取得した両時刻の対応関係に基づいて、前記
システム時刻が前記基準時刻に同期するように、システ
ムクロック信号が生成される周波数を校正するクロック
制御手段とを有することを特徴とする。
【0011】これにより、インタフェースを介して受信
装置と再生装置が接続されている通信端末において、送
信側の基準時刻に同期してシステムクロック信号を過不
足無く生成することが可能となり、受信したデータスト
リームに含まれるデータを送信側の基準時刻に従って不
具合なく再生することができる。
【0012】
【発明の実施の形態】(実施の形態1) <構成>図1は、本発明の実施の形態1である、通信端
末におけるデジタル放送の受信及び再生機能を有する部
分(以下、「受信再生部500」という。)の構成を示
す。
【0013】ここでいう通信端末としては、例えば携帯
電話やPDA(Personal Digital Assistants)などの
通信端末が含まれる。受信再生部500は、カード部1
000とホスト部2000とから構成される。以下、図
1を参照して、受信装置1000と再生装置2000の
機能と構成について説明する。
【0014】(受信装置1000の構成)受信装置10
00は、受信アンテナ101、チューナ部102、復調
部103、ストリーム記憶部104、PCR抽出部10
5、クロックカウント部106、PCR記憶部107、
割込要因記憶部108、クロックカウント記憶部10
9、入出力制御部110、割込出力部111、シリアル
インタフェース(I/F)112から構成される。
【0015】チューナ部102は、受信アンテナ101
を介して入力された所望の番組を構成するTSを含む周
波数チャンネルの放送信号を選局し、選局した放送信号
を復調部103に出力する。復調部103は、チューナ
部102により入力された放送信号をTSに復調し、復
調したTSをストリーム記憶部104とPCR抽出部1
05に出力する。
【0016】図2は、出力されるTSの構造を示す。T
Sは、TSパケットと呼ばれる188バイトの固定長パ
ケットの連続したストリームで、TSパケットは、固定
長のヘッダとアダプテーションフィールドおよび/また
はペイロードから構成される。ヘッダ内には、TSパケ
ットの識別をするためのパケットID(以下、「PI
D」という。)、アダプテーションフィールドおよび/
またはペイロードの識別のためのフィールドフラグが存
在する。また、アダプテーションフィールド内にPCR
が挿入され、ペイロード内には、映像データ、音声デー
タなどの実データが挿入されている。
【0017】ストリーム記憶部104は、FIFOメモ
リで構成され、復調部103から入力されたTSを記憶
し、入出力制御部110から要求があったときにTSを
出力し、又、TSのオーバーフローおよびアンダーフロ
ーが起こった時に、異常信号を割込要因記憶部108に
出力する。PCR抽出部105は、再生装置2000の
制御部207によって入力されたPIDを持つTSパケ
ットからPCRの抽出を行う。またPCRが抽出された
とき抽出信号を割込要因記憶部108とクロックカウン
ト記憶部109に出力する。
【0018】クロックカウント部106は、再生装置2
000からI/F112を経由して入力される、後述す
るクロック分周部202によって分周されたシステムク
ロック信号に同期して再生装置2000における時刻
(以下、「再生装置時刻」という。)をカウントする。
PCR記憶部107はレジスタから構成され、PCR抽
出部105によって抽出されたPCRを記憶する。
【0019】割込要因記憶部108はレジスタから構成
され、PCR抽出部105から抽出信号が入力されたか
否かを示すビット値(以下、抽出ビット値という。)及
びストリーム記憶部104から異常信号が入力されたか
否かを示すビット値(以下、「異常ビット値」とい
う。)をそれぞれ記憶している。ここでは、「信号入力
あり」の状態を示すビット値をそれぞれ「1」とし、そ
うでない状態を示すビット値をそれぞれ「0」とする。
【0020】割込要因記憶部108は、PCR抽出部1
05から抽出信号が入力されると、抽出ビット値を
「1」に設定し、入出力制御部110によって抽出ビッ
ト値が読み出されると、抽出ビット値を「0」に設定す
る。同様に、ストリーム記憶部104から異常信号が入
力されると、異常ビット値を「1」に設定し、入出力制
御部110によって異常ビット値が読み出されると、異
常ビット値を「0」に設定する。
【0021】クロックカウント記憶部109は、レジス
タから構成され、PCR抽出部105からの抽出信号を
受け取った時に、クロックカウント部106がカウント
した再生装置時刻を記憶する。入出力制御部110は、
再生装置2000からコマンドが入力されると、当該コ
マンドの内容に応じて、当該コマンドによって指定され
る格納元に記憶されているデータを読出し、再生装置2
000に出力する。
【0022】割込出力部111は、割込要因記憶部10
8において、抽出ビット値及び異常ビット値の何れかの
ビット値が「1」に設定されている場合に、割り込み信
号を再生装置2000に出力する。 (再生装置2000の構成)再生装置2000は、クロ
ック発生部201、クロック分周部202、クロック制
御部203、ストリームデコード部204、音声データ
記憶部205、音声デコード部206、制御部207、
シリアルインタフェース(I/F)208、スピーカ2
09から構成される。
【0023】クロック発生部201は、VCO(電圧制
御水晶発信器)から構成され、27MHzのシステムク
ロック信号を発生する。クロック分周部202は、クロ
ック発生部201で発生するシステムクロック信号を所
定の分周期の比率で分周して受信装置1000に出力す
る。クロック制御部203は、PCR記憶部107に記
憶されているPCRとクロックカウント記憶部109に
記憶されている再生装置時刻が受信装置1000から入
力される毎に、当該PCRと再生装置時刻とを記憶し、
当該PCRと直前に記憶されたPCRとの差分値(以
下、「PCR差分値」という。)、及び当該再生装置時
刻と直前に記憶された再生装置時刻との差分値(以下、
「装置時刻差分値」という。)をそれぞれ算出し、算出
した装置時刻差分値にシステムクロック信号が分周され
た分周期の比率を乗算した乗算値と、算出したPCR差
分値との差が0になるように、システムクロック信号の
クロック周波数を、クロック発生部201のVCOの電
圧を制御することにより調整する。
【0024】ストリームデコード部204は、制御部2
07の要求コマンドに基づいて受信装置1000のスト
リーム記憶部104から出力されるTSをデコードし、
制御部207に出力し、制御部207からの指示に応じ
て音声データ(以下MPEG2−AAC)を抽出し、音
声データ記憶部205に出力する。音声データ記憶部2
05は、ストリームデコード部204より入力された音
声データを記憶する。
【0025】音声デコード部206はMPEG2−AA
Cデコーダから構成され、クロック発生部201により
出力されるシステムクロック信号に同期して、音声デー
タ記憶部205に記憶された音声データを音声信号に変
換しスピーカ209に出力する。なお、再生装置200
0に映像データ記憶部215及び映像デコード部21
6、及び表示部219を構成要素として追加し、ストリ
ームデコード部204は、音声データに加え、映像デー
タを抽出し、抽出した映像データを映像データ記憶部2
15に出力し、映像デコード部216により、映像デー
タ記憶部215に記憶された映像データを映像信号に変
換し、表示部219に出力することとしてもよい。
【0026】図3は、再生装置2000に上記の各構成
要素を追加した再生装置3000の構成を示す。制御部
207は、受信装置1000に各種データ取得の要求コ
マンドを出力することによって、要求したデータを再生
装置2000に出力させ、又、受信装置100の記憶領
域に要求したデータを書き込む。
【0027】又、制御部207は、受信装置1000か
ら出力される割り込み信号の受信に応じて、入出力制御
部110にPCR抽出信号が入力されたか否かを確認
し、入力された場合に、入出力制御部110にPCRと
再生装置時刻の取得要求コマンドを出力し、入出力制御
部110を介して、PCR記憶部107及びクロックカ
ウント記憶部109にそれぞれ記憶されているPCR及
び再生装置時刻を再生装置2000に出力させる。
【0028】さらに、制御部207は、ストリームデコ
ード部204によってデコードされたTSのヘッダ情報
を解析し、音声データを含むTSパケットを検出する
と、ストリームデコーダ部204に当該TSパケットか
らの音声データの抽出を指示し、PCRを含むTSパケ
ットのPIDを検出すると、当該PIDの書込みを要求
するコマンドと当該PIDとを当該PIDを受信装置1
000に出力する。
【0029】図4は、制御部207から出力される要求
コマンドの構成と、受信装置1000及び再生装置20
00間で入出力されるデータの構成とを示す。図4
(A)は、要求コマンドの構成を示す。要求コマンド
は、「S」で表されるスタートビットで始まり、「E」
で表されるエンドビットで終了し、スタートビットとエ
ンドビットとの間には、データの読出し又は書き込み先
の受信装置1000の記憶領域におけるアドレスを指定
する記憶部アドレス、読出しか書込みかの指定をするた
めの読み出し/書き込みビット、読み出し又は書込みの
対象となるデータのバイト数を示す読出し又は書込みバ
イト数、及び通信エラーをチェックするのためのCRC
(Cyclic Redundancy Check)が組み込まれている。読
み出し/書き込みビットの値が読み出しを示す値の場
合、受信装置1000から再生装置2000に対して要
求コマンドに対応したデータとCRCが出力され、書き
込みを示す値の場合、再生装置2000から受信装置1
000に対して、書き込みデータとCRCが出力され
る。
【0030】図4(B)は、受信装置1000と再生装
置2000との間で入出力されるデータの構成を示す。
データは、「S」で表されるスタートビットで始まり、
「E」で表されるエンドビットで終了し、スタートビッ
トとエンドビットとの間には、読出し又は書き込み対象
となるデータとCRCが組み込まれている。例えば、ス
トリーム記憶部104のアドレスを指定する記憶部アド
レスと、読出しを指定する読出しビット値と、TSパケ
ットのバイト数である188バイトを示す読出しバイト
数と、CRCを含む要求コマンドが制御部207から受
信装置1000に出力されると、受信装置1000の入
出力制御部110は、当該要求コマンドに応じて、スト
リーム記憶部104における指定アドレスからTSパケ
ットを取得し、取得したTSパケットを、図4(B)に
示すデータ構成で再生装置2000に出力する。
【0031】又、制御部207によってPCRを含むT
SパケットのPID(以下、「PCR指定PID」とい
う。)が検出されると、PCR抽出部105における記
憶領域(図外)のアドレスを指定する記憶部アドレス
と、書込みを指定する書込みビット値と、書き込むPC
R指定PIDのバイト数と、CRCを含む要求コマンド
と図4(B)に示すデータ構成で組み込まれたPCR指
定PIDとが制御部207から受信装置1000に出力
され、受信装置1000に入力されたPCR指定PID
は、入出力制御部110によってPCR抽出部105に
出力され、上記要求コマンドの指定するPCR抽出部1
05における記憶領域に保持される <動作>次に、受信再生部500が再生装置時刻をPC
Rに同期させるために行う制御処理(以下、「PCR同
期制御処理」という。)の動作について説明する。
【0032】図5は受信再生部500の行うPCR同期
制御処理の動作を示すフローチャートである。以下、図
5を参照して、上記処理について説明する。PCR同期
制御処理は、再生装置時刻カウント処理(ステップS5
01)、PCR抽出処理(ステップS502)、再生装
置時刻調整処理(ステップS503)の順に行われる。
【0033】最初に、再生装置2000の行う再生装置
時刻カウント処理(ステップS501)について説明す
る。図6は、再生装置時刻カウント処理を示すフローチ
ャートである。受信再生部500が起動されると、クロ
ック発生部201は、27MHzのシステムクロック信
号を発生し、クロック分周部202に出力する(ステッ
プS601)。
【0034】クロック分周部202は、入力されたシス
テムクロック信号を所定の分周期の比率で分周して(ス
テップS602)、分周したシステムクロック信号を受
信装置1000に出力する(ステップS603)。次
に、上記再生装置時刻カウント処理後に、受信装置10
00によって行われるPCR抽出処理の動作について説
明する。図7は、上記PCR抽出処理の動作を示すフロ
ーチャートである。
【0035】クロックカウント部106は、クロック分
周部202から出力され、I/F112を経由して入力
されるシステムクロック信号に同期して再生装置時刻を
カウントする(ステップS701)。PCR抽出部10
5は、制御部207によって入力されたPCR指定PI
Dに基づいて、入力されたTSからPCRを含むTSパ
ケットの抽出を試みる(ステップS702)。
【0036】抽出した場合に(ステップS702:
Y)、抽出信号を割込要因記憶部108とクロックカウ
ント記憶部109に出力し(ステップS703)、PC
R記憶部107は、抽出されたPCRを記憶し、クロッ
クカウント記憶部109は、PCR抽出部105からの
抽出信号の入力を受取ると、その時点における、クロッ
クカウント部106によってカウントされた再生装置時
刻を記憶する(ステップS704)。
【0037】さらに、割込要因記憶部108は、PCR
抽出部105から抽出信号が入力されると、抽出ビット
値を「1」に設定し(ステップS705)、割込出力部
111は、割り込み信号を再生装置2000に出力する
(ステップS706)。次に、上記PCR抽出処理後に
再生装置2000によって行われる再生装置時刻調整処
理の動作について説明する。
【0038】図8は、上記再生装置時刻調整処理の動作
を示すフローチャートである。制御部207は、割込出
力部111から出力された割り込み信号をI/F11
2、208を介して受信すると、割込要因記憶部108
から抽出ビット値を取得するための要求コマンドを、割
込要因記憶部108のアドレス、読出しビット、読出し
バイト数を指定して、I/F208、112を介して入
出力制御部110に出力し、入出力制御部110が当該
要求コマンドに応じて割込要因記憶部108から読み出
した抽出ビット値をI/F112、208を介して入出
力制御部110から取得する(ステップS801)。
【0039】制御部207は、取得した抽出ビット値が
「1」に設定されているか否かにより、割り込み信号が
PCR抽出に起因するか否かを判定する(ステップS8
02)。抽出ビット値が「1」に設定されている場合
(ステップS802:Y)、割り込み信号がPCR抽出
に起因していると判定し、PCR記憶部107に記憶さ
れているPCR及びクロックカウント記憶部109に記
憶されている再生装置時刻をそれぞれ取得するための要
求コマンドをPCR記憶部107のアドレス、読出しビ
ット、読出しバイト数及びクロックカウント記憶部10
9のアドレス、読み出しビット、読出しバイト数をそれ
ぞれ指定して、I/F112を介して入出力制御部11
0に出力する(ステップS803)。
【0040】入出力制御部110は、当該各要求コマン
ドに応じてPCR記憶部107及びクロックカウント記
憶部109から直前に抽出されたPCR及び当該PCR
抽出時の再生装置時刻をI/F112、208を介して
再生装置2000に出力し、クロック制御部203は、
入力されたPCR及び当該PCR抽出時の再生装置時刻
を記憶し(ステップS804)、入力されたPCR及び
当該PCR抽出時の再生装置時刻のそれぞれについて、
PCR差分値及び装置時刻差分値をそれぞれ算出し、再
生装置時刻について算出した差分値にシステムクロック
信号が分周された分周期の比率を乗算した乗算値と、算
出したPCRについての差分値との差が0になるよう
に、システムクロック信号のクロック周波数を、クロッ
ク発生部201のVCOの電圧を制御することにより調
整する(ステップS805)。 (実施の形態2) <構成>本発明の実施の形態2による通信端末における
デジタル放送の受信及び再生機能を有する部分(以下、
「受信再生部600」という。)の構成について、説明
する。
【0041】以下、実施の形態1における受信再生部5
00との相違点を中心に説明し、実施の形態1における
再生受信部500と同一の構成要素については、同一の
番号が付与することとし、当該構成要素については、説
明を省略する。図9は、受信再生部600の構成を示
す。図9に示すように、受信再生部600は、受信装置
1100と再生装置2100とから構成される。 (受信装置1100の構成)受信装置1100は、受信
アンテナ101、チューナ部102、復調部103、ス
トリーム記憶部104、PCR抽出部105、受信装置
クロック発生部114、自走PCRカウント部115、
自走PCRカウント記憶部116、割込要因記憶部10
8、入出力制御部110、割込出力部111、シリアル
インタフェース(I/F)112から構成される。
【0042】受信装置クロック発生部114は、PCR
をカウントする送信側のシステムクロックと同一周波数
の27MHzのクロック信号を発生する。自走PCRカ
ウント部115は、受信装置クロック発生部114の発
生するクロック信号に同期して、受信装置1100にお
けるPCRに準拠した時刻(以下、「擬似PCR時刻」
という。)をカウントし、具体的には、PCR抽出部1
05によってTSからPCRが抽出される毎に、抽出さ
れたPCRの示す基準時刻カウント値を初期値としてリ
セットし、受信装置クロック発生部114の発生するク
ロック信号に同期して擬似PCR時刻をカウントアップ
する。
【0043】自走PCRカウント記憶部116は、レジ
スタから構成され、入出力制御部110が制御部207
から擬似PCR時刻の取得を要求する要求コマンドを受
取った時点において、自走PCRカウント部115によ
ってカウントされた擬似PCR時刻を記憶し、記憶した
擬似PCR時刻を入出力制御部110を介して、再生装
置2100に出力する。 (再生装置2100の構成)再生装置2100は、クロ
ック発生部201、クロックカウント部210、クロッ
クカウント記憶部211、クロック制御部203、スト
リームデコード部204、音声データ記憶部205、音
声デコード部206、制御部207、シリアルインタフ
ェース(I/F)208、スピーカ209から構成され
る。
【0044】クロックカウント部210は、クロック発
生部201の発生するシステムクロック信号に同期し
て、再生装置2100における再生装置時刻をカウント
する。クロックカウント記憶部211は、レジスタから
構成され、制御部207が擬似PCR時刻の取得を要求
する要求コマンドを入出力制御部110に出力した時
に、クロックカウント部210によってカウントされた
再生装置時刻を記憶する。
【0045】クロック制御部203は、自走PCRカウ
ント記憶部116に記憶されている擬似PCR時刻とク
ロックカウント記憶部211に記憶されている再生装置
時刻とを取得して、記憶し、当該擬似PCR時刻と直前
に記憶された擬似PCR時刻との差分値(以下、「擬似
PCR差分値」という。)、及び当該再生装置時刻と直
前に記憶された再生装置時刻との差分値である装置時刻
差分値をそれぞれ算出し、算出した装置時刻差分値と、
算出した擬似PCR差分値との差が0になるように、シ
ステムクロック信号のクロック周波数を、クロック発生
部201のVCOの電圧を制御することにより調整す
る。 <動作>次に、受信再生部600が再生装置時刻をPC
Rに同期させるために行うPCR同期制御処理の動作に
ついて説明する。
【0046】図10は受信再生部600の行うPCR同
期制御処理の動作を示すフローチャートである。以下、
図10を参照して、上記処理について説明する。PCR
同期制御処理は、擬似PCR時刻カウント-処理(ステ
ップS1001)、再生装置時刻調整処理(ステップS
1002)の順に行われる。最初に、受信装置1100
によって行われる擬似PCR時刻カウント処理の動作に
ついて説明する。図11は、上記動作を示すフローチャ
ートである。
【0047】PCR抽出部105は、制御部207によ
って入力されたPCR指定PIDに基づいて、入力され
たTSからPCRを含むTSパケットの抽出を試みる
(ステップS1001)。抽出した場合に(ステップS
1101:Y)、抽出信号を割込要因記憶部108と自
走PCRカウント部109に出力する(ステップS11
02)。
【0048】割込要因記憶部108は、PCR抽出部1
05から抽出信号が入力されると、抽出ビット値を
「1」に設定し(ステップS1103)、割込出力部1
11は、割り込み信号を再生装置2000に出力する
(ステップS1104)。さらに、自走PCRカウント
部115は、抽出されたPCRの示す基準時刻カウント
値を初期値としてリセットし(ステップS1105)、
受信装置114の発生するクロック信号に同期して擬似
PCR時刻のカウントを開始する(ステップS110
6).次に、上記擬似PCRカウント処理後に再生装置
2000によって行われる再生装置時刻カウント調整処
理の動作について説明する。
【0049】図12は、上記再生装置時刻調整処理の動
作を示すフローチャートである。制御部207は、割込
出力部111から出力された割り込み信号をI/F11
2、208を介して受信すると、割込要因記憶部108
から抽出ビット値を取得するための要求コマンドを、割
込要因記憶部108のアドレス、読出しビット、読出し
バイト数を指定して、I/F208、112を介して入
出力制御部110に出力し、入出力制御部110が当該
要求コマンドに応じて割込要因記憶部108から読み出
した抽出ビット値をI/F112、208を介して入出
力制御部110から取得する(ステップS1201)。
【0050】制御部207は、取得した抽出ビット値が
「1」に設定されているか否かにより、割り込み信号が
PCR抽出に起因するか否かを判定する(ステップS1
202)。抽出ビット値が「1」に設定されている場合
(ステップS1202:Y)、割り込み信号がPCR抽
出に起因していると判定し、擬似PCR時刻記憶部11
6に記憶されている擬似PCR時刻を取得するための要
求コマンドを擬似PCR時刻記憶部116のアドレス、
読出しビット、読出しバイト数を指定して、I/F20
8、112を介して入出力制御部110に出力する(ス
テップS1203)。
【0051】クロックカウント記憶部211は、制御部
207が擬似PCR時刻の取得を要求する要求コマンド
を入出力制御部110に出力した時に、クロックカウン
ト部210によってカウントされた再生装置時刻を記憶
する(ステップS1204)。さらに、クロック制御部
203は、上記要求コマンドに応じて入力制御部110
から出力された、自走PCRカウント記憶部116に記
憶されている擬似PCR時刻とクロックカウント記憶部
211に記憶されている再生装置時刻とを取得して、記
憶し(ステップS1205)、擬似PCR差分値及び装
置時刻差分値をそれぞれ算出し、算出した装置時刻差分
値と、算出した擬似PCR差分値との差が0になるよう
に、システムクロック信号のクロック周波数を、クロッ
ク発生部201のVCOの電圧を制御することにより調
整する(ステップS1206)。 <補足>以上、本発明の実施の形態について説明した
が、本発明はこの実施の形態に限定されないのは言うま
でもない。 (1)例えば、実施の形態1では、クロック制御部20
3は、算出した再生装置時刻差分値に、システムクロッ
ク信号が分周された分周期の比率を乗算した乗算値とP
CR差分値との比較を行ったが、受信装置1200の側
で分周されたシステムクロック信号を逓倍した逓倍クロ
ック信号を生成し、クロックカウント部106が逓倍ク
ロック信号をカウントすることとしてもよい。
【0052】図14は、逓倍クロック信号生成機能を有
する受信装置1200の構成を示す。受信装置1200
は、受信アンテナ101、チューナ部102、復調部1
03、ストリーム記憶部104、PCR抽出部105、
クロックカウント部106、PCR記憶部107、割込
要因記憶部108、クロックカウント記憶部109、入
出力制御部110、割込出力部111、逓倍部113、
シリアルインタフェース(I/F)112から構成され
る。以下、実施の形態1における受信装置1000と異
なる構成要素である逓倍部113について説明する。
【0053】逓倍部113は、受信部1200に入力さ
れる、クロック分周部202によって分周されたシステ
ムクロック信号を、分周期の比率に応じて逓倍する。こ
れにより、クロック制御部203は、装置時刻差分値を
乗算することなく、PCR差分値との比較を行うことが
できる。 (2)又、実施の形態1においては、分周されたシステ
ムクロック信号に同期して再生装置時刻をクロックカウ
ント部106でカウントすることとしたが、再生装置2
000のクロック発生部201の発生するシステムクロ
ック信号を分周することなく、そのまま受信装置100
0に出力して、当該システムクロック信号に同期してク
ロックカウント部106で再生装置時刻をカウントする
こととしてもよい。 (3)又、実施の形態1及び2においては、ストリーム
デコード部204は再生装置側に含まれるとしたが、受
信装置側にストリームデコード部204を含むこととし
てもよい。 (4)又、実施の形態1及び2においては、受信装置と
再生装置は、シリアルI/Fを介して接続されることと
したが、パラレルI/Fを介して接続されることとして
もよい。
【0054】
【発明の効果】本発明は、基準時刻を示す基準時刻情報
と、再生されるべき複数のデータとを含むデータストリ
ームを受信する受信装置と、前記各データを前記基準時
刻に従って再生する再生装置とから構成される通信端末
であって、前記受信装置と前記再生装置は、インタフェ
ースを介して接続され、前記受信装置は、前記データス
トリームから前記基準時刻情報を逐次抽出する抽出手段
と、前記再生装置から入力されるクロック信号に同期し
て当該再生装置のシステム時刻をカウントする時刻カウ
ント手段と、前記基準時刻情報を抽出する毎に、当該基
準時刻情報の示す基準時刻を記憶する基準時刻記憶手段
と、当該基準時刻情報の抽出時に前記時刻カウント手段
によってカウントされた前記システム時刻をコピーして
記憶するシステム時刻記憶手段と、前記基準時刻情報を
抽出する毎に、割り込み信号を前記再生装置に出力する
割込信号出力手段とを有し、前記再生装置は、システム
クロック信号を生成するクロック生成手段と、生成した
システムクロック信号に同期したクロック信号を前記受
信装置に出力するクロック出力手段と、前記割込み信号
の入力があった場合に、前記基準時刻記憶手段及びシス
テム時刻記憶手段から前記基準時刻と前記システム時刻
をそれぞれ取得し、取得した両時刻の対応関係に基づい
て、前記システム時刻が前記基準時刻に同期するよう
に、システムクロック信号が生成される周波数を校正す
るクロック制御手段とを有する。
【0055】これにより、インタフェースを介して受信
装置と再生装置が接続されている通信端末において、送
信側の基準時刻に同期してシステムクロック信号を過不
足無く生成することが可能となり、受信したデータスト
リームに含まれるデータを送信側の基準時刻に従って不
具合なく再生することができる。ここで、前記クロック
出力手段は、生成したシステムクロック信号を所定の分
周比で分周するクロック分周手段を有し、前記クロック
出力手段は、分周したクロック信号を前記時刻カウント
手段に出力し、前記クロック制御手段は、前記システム
時刻について、直前に取得したカウント値との差分値に
前記分周比を乗算した乗算値を算出し、前記基準時刻に
ついて、直前に取得した前記基準時刻との差分値を算出
し、算出した乗算値と差分値との差が0となるように前
記周波数を校正し、前記時刻カウント手段は、前記クロ
ック出力手段から入力された前記クロック信号に同期し
て前記システム時刻をカウントすることとしてもよい。
【0056】これにより、インタフェースを介して通信
できるクロック周波数に制限がある場合においても、制
限されているクロック周波数に応じて、再生装置側の生
成するクロック信号のクロック周波数を分周して、クロ
ック信号を受信装置に出力することができる。ここで、
前記クロック出力手段は、生成したシステムクロック信
号を所定の分周比で分周するクロック分周手段を有し、
前記クロック出力手段は、分周したクロック信号を前記
時刻カウント手段に出力し、前記クロック制御手段は、
前記システム時刻について、直前に取得したカウント値
との差分値を算出し、前記基準時刻について、直前に取
得した前記基準時刻との差分値を算出し、算出した2つ
の差分値の差が0となるように前記周波数を校正し、前
記時刻カウント手段は、前記クロック出力手段から入力
された前記クロック信号を逓倍した逓倍クロック信号を
生成する逓倍クロック生成手段を有し、前記時刻カウン
ト手段は、前記逓倍クロック信号に同期して前記システ
ム時刻をカウントすることとしてもよい。
【0057】これにより、再生装置側のシステムクロッ
ク時刻を送信側のシステムクロックによって刻まれる基
準時刻に同期させるための、再生装置側におけるシステ
ムクロック信号の周波数の校正処理を差分値の乗算処理
を行うことなく実現することができる。ここで、基準時
刻を示す基準時刻情報と、再生されるべき複数のデータ
とを含むデータストリームを受信する受信装置と、前記
各データを前記基準時刻に従って再生する再生装置とか
ら構成される通信端末であって、前記受信装置と前記再
生装置は、インタフェースを介して接続され、前記受信
装置は、前記基準時刻を刻むクロック信号と同一周波数
のシステムクロック信号を発生する擬似基準クロック発
生手段と、前記データストリームから前記基準時刻情報
を逐次抽出する抽出手段と、前記基準時刻情報を抽出す
る毎に、抽出した基準時刻情報に示される基準時刻を初
期値として、前記擬似基準クロック発生手段の発生する
システムクロック信号に同期して擬似基準時刻をカウン
トする時刻カウント手段と、前記基準時刻情報を抽出す
る毎に、割り込み信号を前記再生装置に出力する割込信
号出力手段と、前記再生装置からの擬似基準時刻の取得
要求時に、前記時刻カウント手段によってカウントされ
た擬似基準時刻を記憶する擬似基準時刻記憶手段と、と
を有し、前記再生装置は、システムクロック信号を生成
するシステムクロック生成手段と、前記システムクロッ
ク信号に同期して前記再生装置のシステム時刻をカウン
トするシステム時刻カウント手段と、前記割込み信号が
入力された場合に、前記受信装置に擬似基準時刻の取得
要求をし、前記擬似基準時刻記憶手段から当該取得要求
時にカウントされた前記擬似基準時刻を取得する取得手
段と、前記取得要求時に、前記システム時刻カウント手
段によってカウントされた前記システム時刻を記憶する
システム時刻記憶手段と、取得した前記擬似基準時刻と
記憶された前記システム時刻との対応関係に基づいて、
前記基準時刻に同期するように前記システムクロック生
成手段によって生成されるシステムクロック信号の周波
数を校正するクロック制御手段とを有することとしても
よい。
【0058】これにより、送信側のシステムクロックに
よって刻まれる基準時刻の情報が受信装置によって抽出
されてから、当該情報が再生装置に取得されるまでの間
においても、受信装置において、擬似的に送信側のシス
テムクロックの基準時刻を再生し続けることができるの
で、再生装置側のシステムクロック時刻を正確に送信側
のシステムクロックによって刻まれる基準時刻に合わせ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1における受信再生部500の構成
を示す。
【図2】出力されるのTSの構成を示す。
【図3】再生装置2000に上記の各構成要素を追加し
た再生装置3000の構成を示す。
【図4】制御部207から出力される要求コマンドの構
成と、受信装置1000及び再生装置2000間で入出
力されるデータの構成とを示す。
【図5】受信再生部500の行うPCR同期制御処理の
動作を示すフローチャートである。
【図6】再生装置時刻カウント処理を示すフローチャー
トである。
【図7】受信装置1000によって行われるPCR抽出
処理の動作を示すフローチャートである。
【図8】再生装置2000によって行われる再生装置時
刻調整処理の動作を示すフローチャートである。
【図9】実施の形態2における受信再生部600の構成
を示す。
【図10】受信再生部600の行うPCR同期制御処理
の動作を示すフローチャートである。
【図11】受信装置1100によって行われる擬似PC
R時刻カウント処理の動作を示すフローチャートであ
る。
【図12】再生装置2000によって行われる再生装置
時刻カウント調整処理の動作を示すフローチャートであ
る。
【図13】従来のデジタル放送受信機10の構成を示
す。
【図14】逓倍クロック信号生成機能を有する受信装置
1200の構成を示す。
【符号の説明】
10 デジタル放送受信機 11 同期検出部 12 PCR抽出部 13 バッファ 14 制御部 15 バッファ 16 バッファ 17 映像信号デコーダ部 18 NTSCエンコーダ部 20 音声信号デコーダ部 21 音声信号DAC部 24 カウンタ部 25 VCO 26 PWM波発生部 27 LPF部 28 VCO 29 PLL部 500、600 受信再生部 1000、1100、1200 受信装置 2000、2100 再生装置 101 受信アンテナ 102 チューナ部 103 復調部 104 ストリーム記憶部 105 PCR抽出部 106 クロックカウント部 107 PCR記憶手段 108 割込要因記憶部 109 クロックカウント記憶部 110 入出力制御部 111 割込出力部 112 シリアルI/F 113 逓倍部 114 受信装置クロック発生部 115 自走PCRカウント部 116 自走PCR記憶部 201 クロック発生部 202 クロック分周部 203 クロック制御部 204 ストリームデコード部 205 音声データ記憶部 206 音声デコード部 207 制御部 208 シリアルI/F 209 スピーカ 210 クロックカウント部 211 クロックカウント記憶部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/44 H04L 7/02 B (72)発明者 渡辺 栄児 愛知県名古屋市中区栄2丁目6番1号 白 川ビル別館5階 株式会社松下電器情報シ ステム名古屋研究所内 Fターム(参考) 2F002 AA00 AD03 AD06 AF01 CB13 CB16 GA08 5C025 AA30 BA25 BA27 DA01 5K047 AA05 AA18 CC08 GG11 GG16 HH12 HH43 HH55 MM24 MM56 5K061 AA00 BB06 BB17 BB18 CC02 CC11 GG09

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基準時刻を示す基準時刻情報と、再生さ
    れるべき複数のデータとを含むデータストリームを受信
    する受信装置と、前記各データを前記基準時刻に従って
    再生する再生装置とから構成される通信端末であって、 前記受信装置と前記再生装置は、インタフェースを介し
    て接続され、 前記受信装置は、 前記データストリームから前記基準時刻情報を逐次抽出
    する抽出手段と、 前記再生装置から入力されるクロック信号に同期して当
    該再生装置のシステム時刻をカウントする時刻カウント
    手段と、 前記基準時刻情報を抽出する毎に、当該基準時刻情報の
    示す基準時刻を記憶する基準時刻記憶手段と、 当該基準時刻情報の抽出時に前記時刻カウント手段によ
    ってカウントされた前記システム時刻をコピーして記憶
    するシステム時刻記憶手段と、 前記基準時刻情報を抽出する毎に、割り込み信号を前記
    再生装置に出力する割込信号出力手段とを有し、 前記再生装置は、 システムクロック信号を生成するクロック生成手段と、 生成したシステムクロック信号に同期したクロック信号
    を前記受信装置に出力するクロック出力手段と、 前記割込み信号の入力があった場合に、前記基準時刻記
    憶手段及びシステム時刻記憶手段から前記基準時刻と前
    記システム時刻をそれぞれ取得し、取得した両時刻の対
    応関係に基づいて、前記システム時刻が前記基準時刻に
    同期するように、システムクロック信号が生成される周
    波数を校正するクロック制御手段とを有することを特徴
    とする通信端末。
  2. 【請求項2】 前記クロック出力手段は、生成したシス
    テムクロック信号を所定の分周比で分周するクロック分
    周手段を有し、 前記クロック出力手段は、分周したクロック信号を前記
    時刻カウント手段に出力し、 前記クロック制御手段は、前記システム時刻について、
    直前に取得したカウント値との差分値に前記分周比を乗
    算した乗算値を算出し、前記基準時刻について、直前に
    取得した前記基準時刻との差分値を算出し、算出した乗
    算値と差分値との差が0となるように前記周波数を校正
    し、 前記時刻カウント手段は、前記クロック出力手段から入
    力された前記クロック信号に同期して前記システム時刻
    をカウントすることを特徴とする請求項1記載の通信端
    末。
  3. 【請求項3】 前記クロック出力手段は、生成したシス
    テムクロック信号を所定の分周比で分周するクロック分
    周手段を有し、 前記クロック出力手段は、分周したクロック信号を前記
    時刻カウント手段に出力し、 前記クロック制御手段は、前記システム時刻について、
    直前に取得したカウント値との差分値を算出し、前記基
    準時刻について、直前に取得した前記基準時刻との差分
    値を算出し、算出した2つの差分値の差が0となるよう
    に前記周波数を校正し、 前記時刻カウント手段は、前記クロック出力手段から入
    力された前記クロック信号を逓倍した逓倍クロック信号
    を生成する逓倍クロック生成手段を有し、 前記時刻カウント手段は、前記逓倍クロック信号に同期
    して前記システム時刻をカウントすることを特徴とする
    請求項1記載の通信端末。
  4. 【請求項4】 基準時刻を示す基準時刻情報と、再生さ
    れるべき複数のデータとを含むデータストリームを受信
    する受信装置と、前記各データを前記基準時刻に従って
    再生する再生装置とから構成される通信端末であって、 前記受信装置と前記再生装置は、インタフェースを介し
    て接続され、 前記受信装置は、 前記基準時刻を刻むクロック信号と同一周波数のシステ
    ムクロック信号を発生する擬似基準クロック発生手段
    と、 前記データストリームから前記基準時刻情報を逐次抽出
    する抽出手段と、 前記基準時刻情報を抽出する毎に、抽出した基準時刻情
    報に示される基準時刻を初期値として、前記擬似基準ク
    ロック発生手段の発生するシステムクロック信号に同期
    して擬似基準時刻をカウントする時刻カウント手段と、 前記基準時刻情報を抽出する毎に、割り込み信号を前記
    再生装置に出力する割込信号出力手段と、 前記再生装置からの擬似基準時刻の取得要求時に、前記
    時刻カウント手段によってカウントされた擬似基準時刻
    を記憶する擬似基準時刻記憶手段と、 とを有し、 前記再生装置は、 システムクロック信号を生成するシステムクロック生成
    手段と、 前記システムクロック信号に同期して前記再生装置のシ
    ステム時刻をカウントするシステム時刻カウント手段
    と、 前記割込み信号が入力された場合に、前記受信装置に擬
    似基準時刻の取得要求をし、前記擬似基準時刻記憶手段
    から当該取得要求時にカウントされた前記擬似基準時刻
    を取得する取得手段と、 前記取得要求時に、前記システム時刻カウント手段によ
    ってカウントされた前記システム時刻を記憶するシステ
    ム時刻記憶手段と、 取得した前記擬似基準時刻と記憶された前記システム時
    刻との対応関係に基づいて、前記基準時刻に同期するよ
    うに前記システムクロック生成手段によって生成される
    システムクロック信号の周波数を校正するクロック制御
    手段と、 を有することを特徴とする通信端末。
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