JP2006330541A - 音声受信再生装置 - Google Patents

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洋行 森本
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Abstract

【課題】音声出力を基準時刻に同期させるために無音データを挿入する装置でも、省電力化できる音声受信再生装置を提供する。
【解決手段】音声時刻同期のズレを補正する際に、符号化音声データ列の再生時刻が基準時刻に比べて、前記音声復号部が一時停止した後、再度動作するまでに要する時間よりも進んでいると判定した場合には、符号化音声データ列の再生開始時刻が基準時刻に合うまで、音声出力に関連する構成要素を停止させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、音声受信再生装置に関し、より特定的には音声データと基準時刻が独立した放送受信システムの受信装置において、音声の再生タイミングを基準時刻と同期させる装置の省電力化に関する。
近年、テレビ放送やラジオ放送の信号をデジタル化した、デジタル放送が普及している。現在日本において、放送衛星を利用した衛星デジタル放送や、アナログ放送に代わる地上デジタル放送が放送され、普及しようとしている。地上デジタル放送においては、主に屋内据置型のデジタル放送受信装置での視聴以外に、気軽に持ち運ぶことができ屋外でも視聴することができる携帯型のデジタル放送受信装置が開発されている。
デジタル放送の送受信システムでは、音声と映像の同期(リップシンク)を実現するために、音声フレームと映像フレームのそれぞれに再生時刻情報を付加し、さらに基準時刻を表すための第3のフレームを設けて放送を行っている。受信機は、受信した音声フレームを基準時刻に同期させ(以下、音声時刻同期と記す)、映像フレームを基準時刻に同期させることにより、間接的に音声フレームと映像フレームを同期させている。したがって、蓄積したデータを再生する蓄積型プレーヤで利用されていた音声フレームの時間情報に映像フレームの時間情報が一致するように、映像フレームの再生速度を調整する手段を用いることはできない。音声の再生タイミングを基準時刻に合わせるために、音声データの挿入と間引きを行う方法が提案されている。(例えば、特許文献1参照。)
特開平7−218837号公報
従来、携帯型の機器では、ユーザの利便性を向上させるためにバッテリー駆動時間を長くすることが求められる。これはバッテリー容量を増加させるか、機器の消費電力を低減させることで実現できる。しかし、バッテリー容量を増加させることは、その体積および重量を増加させることにつながるため、機器の消費電力を低減させることが一般的である。
携帯型の音声受信再生装置では、その受信位置によって電波受信状態が悪い場合があり、既存の据え置き型の音声受信再生装置や、記録装置に保存蓄積したデータを再生する音声再生装置と比較して、音声データの欠けや異常が発生する可能性が高い。音声データの欠けが発生した場合には、欠けたデータ分だけ音声の再生タイミングが早くなり、音声時刻同期がズレることになる。そこで前述の音声同期手段を用いて欠けたデータ分と同等の再生時間となる無音の音声データを受信した音声データ列の間に挿入し、再生することにより音声時刻同期を保つことができる。
しかしながら、既存の音声同期手段を用いると、データ欠けが発生した場合には、欠けたデータと同等の再生時間となる無音の音声データが必ず挿入されるため、本来はデータアンダーフローとなって音声処理部が停止するような状況でも無音を再生し続けることとなる。すなわち、音声同期手段が動作することにより、機器は無音を再生し続け、電力を消費し、結果としてバッテリー駆動時間が短くなる問題があった。
本発明は、上記の課題を解決するために、以下の構成を採用した。
本発明の請求項1に記載の発明は、符号化音声フレームから符号化音声データと再生時刻情報を分離する音声フレーム解析部と、前記符号化音声データを一時的に記憶する一時記憶部と、前記一時記憶部に記憶された符号化音声データを復号する音声復号部と、前記音声復号部によって復号されたデジタル音声データを可聴音声として出力する音声出力部と、基準時刻フレームに含まれる基準時刻を取り出す時刻フレーム解析部と、前期再生時刻情報と前記基準時刻を比較する比較部と、前記比較部からの制御によって、一時記憶部に記憶された符号化音声データ列に無音の符号化音声データを挿入する、または符号化音声データ列の一部を削除することにより符号化音声データ列の再生時刻を前記基準時刻に合わせる同期調整部とを備え、前記比較部により、前記符号化音声データ列の再生時刻が前記基準時刻に比べて、前記音声復号部が一時停止した後、再度動作するまでに要する時間よりも進んでいると判定された場合には、前記符号化音声データ列の再生開始時刻が前記基準時刻に合うまで、前記同期調整部と前記音声復号部と前期音声出力部の全てまたは一部を停止させる手段を有することを特徴とする音声受信再生装置である。
本発明の請求項2に記載の発明は、符号化音声フレームから符号化音声データと再生時刻情報を分離する音声フレーム解析部と、前記符号化音声データを一時的に記憶する一時記憶部と、前記一時記憶部に記憶された符号化音声データを復号する音声復号部と、前記音声復号部によって復号されたデジタル音声データを可聴音声として出力する音声出力部と、基準時刻フレームに含まれる基準時刻を取り出す時刻フレーム解析部と、前期再生時刻情報と前記基準時刻を比較する比較部と、前記比較部からの制御によって、前記一時記憶部に記憶された符号化音声データ列に無音の符号化音声データを挿入する、または符号化音声データ列の一部を削除することにより符号化音声データ列の再生時刻を前記基準時刻に合わせる同期調整部とを備え、前記比較部により、前記符号化音声データ列の再生時刻が前記基準時刻に比べて、前記音声復号部が一時停止した後、再度動作するまでに要する時間よりも進んでいると判定され、更に前記一時記憶部に前記音声復号部が、再度動作するために必要なデータ量の符号化音声データが記憶されていた場合には、前記符号化音声データ列の再生開始時刻が前記基準時刻に合うまで、前記同期調整部と前記音声復号部と前期音声出力部の全てまたは一部を停止させる手段を有することを特徴とする音声受信再生装置である。
本発明の請求項3に記載の発明は、符号化音声フレームから符号化音声データと再生時刻情報を分離する音声フレーム解析部と、前記符号化音声データを一時的に記憶する一時記憶部と、前記一時記憶部に記憶された符号化音声データを復号する音声復号部と、前記音声復号部によって復号されたデジタル音声データを可聴音声として出力する音声出力部と、基準時刻フレームに含まれる基準時刻を取り出す時刻フレーム解析部と、前記基準時刻を元にシステムクロックを生成するクロック生成部と、前期再生時刻情報と前記システムクロックを比較する比較部と、前記比較部からの制御によって、前記一時記憶部に記憶された符号化音声データ列に無音の符号化音声データを挿入する、または符号化音声データ列の一部を削除することにより符号化音声データ列の再生時刻を前記基準時刻に合わせる同期調整部とを備え、前記比較部により、前記符号化音声データ列の再生時刻が前記基準時刻に比べて、前記音声復号部が一時停止した後、再度動作するまでに要する時間よりも進んでいると判定された場合には、前記符号化音声データ列の再生開始時刻が前記基準時刻に合うまで、前記同期調整部と前記音声復号部と前期音声出力部の全てまたは一部を停止させる手段を有することを特徴とする音声受信再生装置である。
本発明の請求項4に記載の発明は、符号化音声フレームから符号化音声データと再生時刻情報を分離する音声フレーム解析部と、前記符号化音声データを一時的に記憶する一時記憶部と、前記一時記憶部に記憶された符号化音声データを復号する音声復号部と、前記音声復号部によって復号されたデジタル音声データを可聴音声として出力する音声出力部と、基準時刻フレームに含まれる基準時刻を取り出す時刻フレーム解析部と、前記基準時刻を元にシステムクロックを生成するクロック生成部と、前期再生時刻情報と前記システムクロックを比較する比較部と、前記比較部からの制御によって、前記一時記憶部に記憶された符号化音声データ列に無音の符号化音声データを挿入する、または符号化音声データ列の一部を削除することにより符号化音声データ列の再生時刻を前記基準時刻に合わせる同期調整部とを備え、前記比較部により、前記符号化音声データ列の再生時刻が前記基準時刻に比べて、前記音声復号部が一時停止した後、再度動作するまでに要する時間よりも進んでいると判定され、更に前記一時記憶部に前記音声復号部が、再度動作するために必要なデータ量の符号化音声データが記憶されていた場合には、前記符号化音声データ列の再生開始時刻が前記基準時刻に合うまで、前記同期調整部と前記音声復号部と前期音声出力部の全てまたは一部を停止させる手段を有することを特徴とする音声受信再生装置である。
本発明の請求項5に記載の発明は、音声フレーム解析部と、一時記憶部と、音声復号部と、時刻フレーム解析部と、比較部と、同期調整部の全てまたは一部がソフトウェアによって実現されている請求項1および請求項2に記載の音声受信再生装置である。
本発明の請求項6に記載の発明は、音声フレーム解析部と、一時記憶部と、音声復号部と、時刻フレーム解析部と、クロック生成部と、比較部と、同期調整部の全てまたは一部がソフトウェアによって実現されている請求項3および請求項4に記載の音声受信再生装置である。
本発明の音声受信再生装置によれば、音声時刻同期のズレを補正する際に、符号化音声データ列の再生時刻が前記基準時刻に比べて、前記音声復号部が一時停止した後、再度動作するまでに要する時間よりも進んでいると判定された場合には、符号化音声データ列の再生開始時刻が基準時刻に合うまで、同期調整部と音声復号部と音声出力部を停止させることにより省電力化を実現することができる。
また、本発明の音声受信再生装置によれば、同期調整部と音声復号部と音声出力部を一時停止させる際に、音声復号部が再度動作するために必要なデータ量の符号化音声データが一時記憶部に記憶されていることを確認することにより、再度動作する際にデータアンダーフローが発生しないことを保障することができる。
また、本発明の音声受信再生装置によれば、時刻フレーム解析部によって取り出された基準時刻を元に、基準時刻と同等の周波数でカウントアップするシステムクロックを生成するクロック生成部を備えることにより、任意のタイミングで音声時刻同期のズレを検出することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1および図2に、本発明の実施の形態1に係る音声受信再生装置の構成とデータフローを示し、各構成要素の機能について詳細に述べる。
音声受信再生装置は、チューナ部(1)と、復調部(2)と、トランスポートデコーダ部(3)と、音声フレーム解析部(4)と、一時記憶部(5)と、音声復号部(6)と、音声出力部(7)と、時刻フレーム解析部(8)と、比較部(9)と、同期調整部(10)を備える。
チューナ部(1)は、放送波を受信するためのチューナおよびその周辺回路から構成される。例えば、デジタル放送を受信するチューナの場合には、デジタル放送が放送されている放送局のうち指定された放送局にチューニングを行い、OFDM復調された放送波を受信する。
復調部(2)は、チューナ部(1)によって受信された放送波、例えばOFDM放送波を復調しトランスポートストリームを構築する。
トランスポートデコーダ部(3)は、トランスポートストリームに含まれる符号化音声フレーム、基準時刻フレームなどを分別し構築する。
音声フレーム解析部(4)は、符号化音声フレームを解析し、再生時刻情報と符号化音声データに分離する。例えば、符号化音声フレームとはMPEG-2のオーディオPESに相当し、再生時刻情報はPESヘッダに含まれるPTSやDTSに相当し、符号化音声データはADTSパケットに相当する。
分離された符号化音声データは一時記憶部(5)によって管理され、一時的に記憶される。
一時記憶部(5)に記憶されたデータは、順次、音声復号部(6)によって復号され、デジタル音声データとなり、音声出力部(7)によって可聴音声に変換されて出力される。また、音声復号部(6)および音声出力部(7)は、後述する比較部(9)からの制御により、一時的に動作を停止することができる。
時刻フレーム解析部(8)は、基準時刻フレームを解析し、基準時刻を取り出す。時刻フレーム解析部(8)によって取り出された基準時刻と、前述の音声フレーム解析部(4)によって取り出された再生時刻情報は、比較部(9)に入力される。
比較部(9)は、符号化音声フレームの再生時刻情報と、基準時刻フレームの基準時刻を比較する。比較結果に応じて、同期調整部(10)、音声復号部(6)、音声出力部(7)を制御する。
同期調整部(10)は、比較部(9)からの制御に従って、一時記憶部(2)に記憶されている符号化音声データ列を操作して、音声時刻同期が実現するように処理を行う。具体的には、音声受信再生装置内に保持した無音の符号化音声データを挿入したり、一部の符号化音声データを削除したりする。
以上のように、音声受信再生装置では、チューナ部(1)によって符号化音声フレームと基準時刻フレームを含む放送波が受信され、いくつかの処理を経た後、音声出力部(7)より可聴音声が出力される。さらに、符号化音声フレームの再生時刻情報と、基準時刻フレームの基準時刻を比較することにより、受信不良によるデータ欠けが発生した場合の音声時刻同期ズレを検出し、無音の符号化音声データを挿入することによって、音声時刻同期ズレの補正を行うことができる。
一方、受信状況が悪い状態が継続し、データ欠けが多量に発生した場合には、音声時刻同期が大きくずれる。音声時刻同期の大きなズレを比較部(9)が検出した場合は、音声符号部(6)、音声出力部(7)、同期調整部(8)を停止させ、音声受信再生装置の消費電力を低減させる。以下、この場合の動作について説明する。
比較部(9)は、前述のとおり再生時刻情報と基準時刻を比較し、その結果を元に同期調整部(10)を制御する。比較部(9)では、再生時刻情報と基準時刻の関係を、次の4つの状態に分類する。
(イ)再生時刻情報と基準時刻が等しい。音声と基準時刻の同期が取れている状態。同期調整部(10)によって、同期を調整する必要はない。
(ロ)再生時刻情報が基準時刻よりも遅れている場合。音声が基準時刻よりも遅く再生されている状態。同期調整部(10)を制御して、一時記憶部(5)に記憶された符号化音声データ列から、その一部を削除する。これにより、音声時刻同期のズレを解消し(イ)の状態にする。
(ハ)再生時刻情報が基準時刻よりも進んでいるが、音声復号部(6)が一時停止した後、再度動作するまでに要する時間よりは短い場合。音声が基準時刻よりも早く再生されている状態。受信状態の悪化によるデータの欠落によって発生する。同期調整部(10)を制御して、一時記憶部(5)に記憶された符号化音声データ列に、無音の符号化音声データを挿入することにより、音声時刻同期のズレを解消し(イ)の状態にする。
(ニ)再生時刻情報が基準時刻よりも進んでおり、音声復号部(6)が一時停止した後、再度動作するまでに要する時間よりも長い場合。音声が基準時間よりも早く再生されている状態。受信状態が悪化した状態が続き、多くのデータが欠落した場合に発生する。この場合には、再生時刻情報と基準時間が等しくなるまで音声復号部(6)と、音声出力部(7)と、同期調整部(10)の全て、または一部を停止させる。再生時刻情報と基準時間が等しくなるタイミングで、停止させていた音声復号部(6)と、音声出力部(7)と、同期調整部(10)の全て、または一部を再度動作させることで、音声時間同期のズレを解消し(イ)の状態にする。
ここで、(ロ)〜(ニ)における音声時刻同期の精度について、より詳細な具体的例を挙げて述べる。
(ロ)および(ハ)における再生時刻情報と基準時刻の差は、本発明装置の補正限界を最小値とする。例えば、MPEG-2 AACを用いた符号化音声データを再生する音声受信再生装置では、その符号化音声データとしてADTSパケットが用いられる。ADTSパケットの場合には、1ADTSパケットあたり1024サンプルのPCMデータが符号化されており、例えば48kHzのサンプリングデータであれば23.1msの音声データに復号される。したがって、この23.1msが補正限界値となる。この補正限界を超えた差が発生した場合には、同期調整部(7)を制御して音声時刻同期ズレを補正する。
(ニ)における再生時刻情報と基準時刻の差は、音声復号部(6)と音声出力部(7)を一時的に停止させて、再度動作させるのに要する時間を最小値とする。
なお、一般的に音声復号部(6)がハードウェアによって実現されている場合には、一時記憶部(5)に所定の符号化音声データを蓄積しないと動作を開始できない場合がある。このようなハードウェアを用いる場合には、音声復号部(6)と音声出力部(7)を一時停止させて再度動作させるのに要する時間よりも再生時刻情報と基準時刻の差が大きく、さらに一時記憶部(5)に記憶されたデータ量が音声復号部(6)の動作を開始するために定められた所定の量よりも多いことが、(ニ)の条件となる。
なお、実施の形態1にかかる音声受信再生装置は、CPUおよびメモリを有するコンピュータによって構成され、CPUが所定のプログラムを実行することによって各部の機能を実現するものであってもよい。
以上により、音声時刻同期を実現しつつも、場合に応じて音声復号部(6)と音声出力部(7)と同期調整部(10)を一時的に停止させ、機器の省電力化を実現することができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1に係る音声受信再生装置について説明する。なお、実施の形態1が前述の実施の形態1と異なる点は、基準時刻を元にシステムクロックを生成するクロック生成部(29)を備え、クロック生成部(29)が出力するシステムクロックを基準時刻の代わりに用いる点である。
図3および図4に、本発明の実施の形態1に係る音声受信再生装置の構成とデータフローを示す。
基準時刻フレームは、符号化音声フレームと多重化されて送出される。したがって、基準時刻フレームは、放送システムで定められた時間間隔で送出される。例えば、地上デジタル放送では100msごとに送出されることに定められている。言い換えれば、基準時間フレームは100msごとの離散的な基準時刻を提供することしかできない。これは、比較部(27)が基準時刻フレームの基準時間と符号化音声フレームの再生時刻情報を比較するタイミングは、基準時刻フレームの到着時のみであることを表している。これでは、精度良く音声時間同期を実現することは困難である。
本発明の実施の形態1に係る音声受信再生装置では、基準時刻フレームの基準時刻を元に、音声受信再生装置内に備えたクロック生成部(29)を用いて、システムクロックを生成する。システムクロックは、基準時刻フレームの基準時刻と同じ周波数でカウントアップされ、以後、基準時刻フレームを受信するごとに、その再生時刻情報によって補正される。
本実施の形態では、比較部(27)に入力する基準時刻として、クロック生成部(29)が生成したシステムクロックを用いる。これにより、比較部(27)は、基準時刻フレームを受信するタイミングに依存せずに符号化音声フレームの再生時刻情報と基準時刻を比較することが可能となる。
なお、実施の形態1にかかる音声受信再生装置は、CPUおよびメモリを有するコンピュータによって構成され、CPUが所定のプログラムを実行することによって各部の機能を実現するものであってもよい。
本発明にかかる音声受信再生装置によれば、音声時間同期と機器の省電力化を両立することができるため、音声信号受信装置に適用でき、たとえば、デジタル放送受信装置や携帯電話端末等に適用可能である。
実施の形態1における音声受信再生装置の構成を示すブロック図 実施の形態1における音声受信再生装置のデータの流れを説明するための図 実施の形態1における音声受信再生装置の構成を示すブロック図 実施の形態1における音声受信再生装置のデータの流れを説明するための図
符号の説明
1、19 チューナ部
2、20 復調部
3、11、21、30 トランスポートデコーダ部
4、12、22、31 音声フレーム解析部
5、13、23、32 一時記憶部
6、14、24、33 音声復号部
7、15、25、34 音声出力部
8、16、26、35 時刻フレーム解析部
9、17、27、36 比較部
10、18、28、37 同期調整部
29、38 クロック生成部

Claims (6)

  1. 符号化音声フレームから符号化音声データと再生時刻情報を分離する音声フレーム解析部と、
    前記符号化音声データを一時的に記憶する一時記憶部と、
    前記一時記憶部に記憶された符号化音声データを復号する音声復号部と、
    前記音声復号部によって復号されたデジタル音声データを可聴音声として出力する音声出力部と、
    基準時刻フレームに含まれる基準時刻を取り出す時刻フレーム解析部と、
    前記再生時刻情報と前記基準時刻を比較する比較部と、
    前記比較部からの制御によって、一時記憶部に記憶された符号化音声データ列に無音の符号化音声データを挿入する、または符号化音声データ列の一部を削除することにより符号化音声データ列の再生時刻を前記基準時刻に合わせる同期調整部と、
    前記比較部により、前記符号化音声データ列の再生時刻が前記基準時刻に比べて、前記音声復号部が一時停止した後、再度動作するまでに要する時間よりも進んでいると判定された場合には、前記符号化音声データ列の再生開始時刻が前記基準時刻に合うまで、前記同期調整部と前記音声復号部と前記音声出力部の全てまたは一部を停止させる手段と、
    を備える音声受信再生装置。
  2. 符号化音声フレームから符号化音声データと再生時刻情報を分離する音声フレーム解析部と、
    前記符号化音声データを一時的に記憶する一時記憶部と、
    前記一時記憶部に記憶された符号化音声データを復号する音声復号部と、
    前記音声復号部によって復号されたデジタル音声データを可聴音声として出力する音声出力部と、
    基準時刻フレームに含まれる基準時刻を取り出す時刻フレーム解析部と、
    前記再生時刻情報と前記基準時刻を比較する比較部と、
    前記比較部からの制御によって、前記一時記憶部に記憶された符号化音声データ列に無音の符号化音声データを挿入する、または符号化音声データ列の一部を削除することにより符号化音声データ列の再生時刻を前記基準時刻に合わせる同期調整部と、
    前記比較部により、前記符号化音声データ列の再生時刻が前記基準時刻に比べて、前記音声復号部が一時停止した後、再度動作するまでに要する時間よりも進んでいると判定され、更に前記一時記憶部に、前記音声復号部が再度動作するために必要なデータ量の符号化音声データが記憶されていた場合には、前記符号化音声データ列の再生開始時刻が前記基準時刻に合うまで、前記同期調整部と前記音声復号部と前記音声出力部の全てまたは一部を停止させる手段と、
    を備える音声受信再生装置。
  3. 符号化音声フレームから符号化音声データと再生時刻情報を分離する音声フレーム解析部と、
    前記符号化音声データを一時的に記憶する一時記憶部と、
    前記一時記憶部に記憶された符号化音声データを復号する音声復号部と、
    前記音声復号部によって復号されたデジタル音声データを可聴音声として出力する音声出力部と、
    基準時刻フレームに含まれる基準時刻を取り出す時刻フレーム解析部と、
    前記基準時刻を元にシステムクロックを生成するクロック生成部と、
    前記再生時刻情報と前記システムクロックを比較する比較部と、
    前記比較部からの制御によって、前記一時記憶部に記憶された符号化音声データ列に無音の符号化音声データを挿入する、または符号化音声データ列の一部を削除することにより符号化音声データ列の再生時刻を前記基準時刻に合わせる同期調整部と、
    前記比較部により、前記符号化音声データ列の再生時刻が前記基準時刻に比べて、前記音声復号部が一時停止した後、再度動作するまでに要する時間よりも進んでいると判定された場合には、前記符号化音声データ列の再生開始時刻が前記基準時刻に合うまで、前記同期調整部と前記音声復号部と前記音声出力部の全てまたは一部を停止させる手段と、
    を備える音声受信再生装置。
  4. 符号化音声フレームから符号化音声データと再生時刻情報を分離する音声フレーム解析部と、
    前記符号化音声データを一時的に記憶する一時記憶部と、
    前記一時記憶部に記憶された符号化音声データを復号する音声復号部と、
    前記音声復号部によって復号されたデジタル音声データを可聴音声として出力する音声出力部と、
    基準時刻フレームに含まれる基準時刻を取り出す時刻フレーム解析部と、
    前記基準時刻を元にシステムクロックを生成するクロック生成部と、
    前記再生時刻情報と前記システムクロックを比較する比較部と、
    前記比較部からの制御によって、前記一時記憶部に記憶された符号化音声データ列に無音の符号化音声データを挿入する、または符号化音声データ列の一部を削除することにより符号化音声データ列の再生時刻を前記基準時刻に合わせる同期調整部とを備え、
    前記比較部により、前記符号化音声データ列の再生時刻が前記基準時刻に比べて、前記音声復号部が一時停止した後、再度動作するまでに要する時間よりも進んでいると判定され、更に前記一時記憶部に、前記音声復号部が再度動作するために必要なデータ量の符号化音声データが記憶されていた場合には、前記符号化音声データ列の再生開始時刻が前記基準時刻に合うまで、前記同期調整部と前記音声復号部と前記音声出力部の全てまたは一部を停止させる手段と、
    を備える音声受信再生装置。
  5. 前記音声フレーム解析部、前記一時記憶部、前記音声復号部、前記時刻フレーム解析部、前記比較部および前記同期調整部の全てまたは一部がソフトウェアによって実現されている、
    請求項1または請求項2に記載の音声受信再生装置。
  6. 前記音声フレーム解析部、前記一時記憶部、前記音声復号部、前記時刻フレーム解析部、前記クロック生成部、前記比較部および前記同期調整部の全てまたは一部がソフトウェアによって実現されている、
    請求項3または請求項4に記載の音声受信再生装置。
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