JPH11136224A - クロック周波数同期装置 - Google Patents

クロック周波数同期装置

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JPH11136224A
JPH11136224A JP9296801A JP29680197A JPH11136224A JP H11136224 A JPH11136224 A JP H11136224A JP 9296801 A JP9296801 A JP 9296801A JP 29680197 A JP29680197 A JP 29680197A JP H11136224 A JPH11136224 A JP H11136224A
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clock
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英幸 元山
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N21/00Selective content distribution, e.g. interactive television or video on demand [VOD]
    • H04N21/40Client devices specifically adapted for the reception of or interaction with content, e.g. set-top-box [STB]; Operations thereof
    • H04N21/43Processing of content or additional data, e.g. demultiplexing additional data from a digital video stream; Elementary client operations, e.g. monitoring of home network or synchronising decoder's clock; Client middleware
    • H04N21/4302Content synchronisation processes, e.g. decoder synchronisation
    • H04N21/4305Synchronising client clock from received content stream, e.g. locking decoder clock with encoder clock, extraction of the PCR packets

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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  • Signal Processing (AREA)
  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 符号器側及び復号器側のシステムクロックの
周波数同期を短時間で、かつ、確実に行う。 【解決手段】 演算処理ユニット(CPU)71は、P
CR到来間隔における内部カウンタ52のカウント値の
増分ΔCをシステムクロック周波数で除算することによ
りPCR到来間隔時間ΔTを算出し、内部カウンタ52
のカウント値の増分ΔCと、前回と今回のPCR値の増
分ΔPと、PCR到来間隔時間ΔTを用いて符号器側と
復号器側のクロック周波数のズレを算出し、今回の周波
数ズレを含めた最新のN個の周波数ズレの平均値が零と
なるようにクロック発振器21eを制御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は復号器側におけるク
ロック周波数同期装置に係わり、特に、符号器より伝送
されてくる符号器側システムクロックのカウント値を基
準カウント値として受信し、該基準カウント値に基づい
て符号器側システムクロックと周波数同期した復号器側
システムクロックを発生するクロック周波数同期装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】ISO/IEC MPEG2システムに
は、トランスポート・ストリーム(MPEG2−TS)
と呼ばれるデータ多重化伝送方式がある。かかるトラン
スポート・ストリーム(MPEG2−TS)を使用して
ネットワーク経由で映像/音声/データ等を多重伝送す
る画像伝送システムでは、復号器側において、符号器側
で使用の映像符号化用システムクロック(27MHz)
に周波数同期したシステムクロックを再生する必要があ
る。このため、MPEG2−TSでは、図14に示すよ
うに、188バイト構成の各トランスポート・パケット
TPPにPCR(Program Clock Reference プログラム
時刻基準参照値)を符号器側で挿入して伝送し、復号器
側でPCR値を抽出し該PCR値に基づいて、符号器側
システムクロックと周波数同期した復号器側システムク
ロックを発生するようにしている。PCR値は符号器側
システムクロックをパケット送出周期で計数したカウン
ト値であり、42ビットで表現する。トランスポート・
パケットTPPは各種制御情報が挿入される情報フィー
ル部IFLとデータを伝送するペイロードPLDで構成
されており、情報フィール部IFLの所定箇所に42ビ
ットのPCR値が挿入される。
【0003】復号器側には、システムクロックを発生す
るシステムクロック発生部と、該システムクロックを計
数する内部カウンタと、演算処理部を設ける。演算処理
部は前回のPCR値到来時刻から今回のPCR値到来時
刻までの間に内部カウンタが計数したシステムクロック
数ΔBと、前回と今回のPCR値の差分ΔAを求める。
前回と今回のPCR値の差分ΔAは符号器側のシステム
クロック数の増分である。したがって、ΔAとΔBの差
をPCR到来間隔時間ΔTで除算した値は、符号器側と
復号器側のシステムクロックの周波数ズレである。そこ
で、演算処理部でΔBとΔAの差をΔTで除算して周波
数ズレを求め、該周波数ズレが零となるよう復号器側の
システムクロック発生部の発振周波数を制御し、これに
より、符号器と復号器のシステムクロックの周波数同期
を確立する。
【0004】図15は従来の復号器側におけるクロック
周波数同期回路の構成図である。図中、1はMPEG2
システム分離部(図示せず)のエンコーダから送出さて
くる42ビットのPCR値を格納する基準PCR格納部で
あり、33ビットのBase部と9ビットのExtension部の42ビ
ットで構成されている。2は復号器のシステムクロック
を計数する内部カウンタで、33ビットのBase部と9ビッ
トのExtension部の42ビット構成である。Extension部の
カウント範囲は0〜299までで、base部はExtension部か
らのキャリーパルスをカウントアップする。内部カウン
タ2はシステムクロック27MHzにおいて、24時間
強のカウントが可能になっている。3は動作制御部であ
り、図14に示すように、MPEG2システム分離部よ
りPCR到来完了通知信号を受信して、ラッチ信号Latc
h及び割込み信号IRQを発生する。すなわち、動作制
御部3は、(1) 符号器からのPCR到来時に、Latch信
号を発生して基準PCR値を基準PCR格納部1にラッ
チする制御、(2) PCR到来時、割込み信号IRQの発
生制御を行う。
【0005】4は基準PCR値AをCPUが読み出すた
めのレジスタ、5はCPUが内部カウンタ2のカウント
値Bを読み出すためのレジスタ、6は電圧制御型クロッ
ク発振器の周波数設定用レジスタ(Nビットの設定レジ
スタ)で、例えば、引込み範囲が±100ppm、最小ビット
の周波数補正値を1ppm/LSBとすると、N=8である。7
はレジスタに設定されたNビットデータを直流電圧に変
換するDAコンバータ、8はアンプであり、DAコンバ
ータ7からの出力電圧のダイナミックレンジと次段の電
圧制御型クロック発振器の入力可変電圧範囲間のゲイン
調整を行うもの、9は27MHzのシステムクロックを発生
する電圧制御型クロック発振器(VCXO)で引込み範
囲以上の周波数可変範囲を有する必要がある。市販の電
圧制御型クロック発振器9として、単位電圧当りの最低
周波数可変値を規定するのが一般的であり、一例として
下記の仕様のものが市販されている。すなわち、 (1) 単位電圧当たりの周波数可変値 : ±100ppm/V以上
(実力として±150ppm/V程度)、 (2) 入力可変電圧範囲 : +2.5V±2V である。入力可変電圧が±2Vで、周波数可変値が±100p
pm/Vであるため、クロック発振器9は±200ppm強の周波
数変更が可能である。
【0006】10は処理装置(CPU)であり、図示し
ないが演算処理部、プログラムメモリ(ROM)、デー
タメモリ(RAM)、入出力インタフェース等のハード
ウェアで構成され、プログラム制御でクロック同期制御
を実行するものである。10aはCPUクロック発生
器、10bはCPUバスである。
【0007】MPEG2システム分離部(図示せず)
は、受信したMPEG2トランスポート・ストリームの
各トランスポートパケットTPPに含まれる42ビット
のPCR値をビットシリアルに基準PCR格納部1に入
力すると共に、PCRの到来完了を監視し、最後のPC
Rビットの受信でPCR到来完了通知信号を動作制御部
3に入力する。これにより、動作制御部3はラッチ信号
を発生し、PCR値を基準PCR格納部1に格納し、該
PCR値Aを出力する。この結果、PCR値Aはレジス
タ4に読み出されて格納される。又、レジスタ5には常
時内部カウンタ2の最新のカウント値Bが読み出されて
格納されている。しかる後、動作制御部3は割込み信号
IRQをCPU10に入力する。割込みを認識したCP
U10は、レジスタ4、5より今回到来したPCR値と
計数進行中の内部カウンタ2のカウント値Bを読み出
す。前回のPCR値及び前回のカウント値は共にCPU
10内蔵のRAMに記憶されているから、CPU10は
前回と今回のPCR値の差分ΔA及び前回と今回のカウ
ント値の差分ΔBを求める(図16参照)。又、前回か
ら今回までの経過時間をCPUクロックを計数して、P
CR到来時間間隔ΔTを算出する。
【0008】ついで、CPU10は周波数偏差ΔFを次
式 ΔF(ppm)=(ΔB−ΔA)/(ΔT×27×106) により求める。すなわち、1秒間に発生する周波数ズレ
を設定周波数で除算した値(単位はppm)を演算する。周
波数偏差ΔF(ppm)が求まれば、CPU10は該周波数
偏差ΔFをレジスタ6に設定する。DAコンバータ7は
レジスタ6に設定された周波数データをアナログ電圧に
変換する。レジスタ6を8ビットとすると、255段階の
設定が可能である。又、1ppm/LSB を周波数変更単位と
すれば、27MHz の約±128ppmの周波数変更が可能にな
る。
【0009】アンプ8は、クロック発振器9の周波数可
変特性を±100ppm/Vとし、DAコンバータ7への入力値
に対して以下を満足するようなゲイン特性を有する。な
お、hはヘキサ、dはデシマルを意味する。 (1) 中心値80h (128d)でクロック発振器9の出力周波数
が 27.0MHz、(2) 最大値FFh (255d)でクロック発振器9
の出力周波数が 27.0MHz+127ppm、(3) 最小値00h (000
d)でクロック発振器9の出力周波数が 27.0MHz-128pp
m。電圧制御型のクロック発振器9は、アンプ出力に基
づいて周波数ズレが減小する方向に周波数を変更する。
以後、上記制御がPCR到来毎に行われる。実際のシス
テムクロック周波数は、クロック発振器の特性によりC
PU10がレジスタ6に設定した周波数偏差ΔFより大
きく変化する。このため、符号器側及び復号器側のシス
テムクロックの周波数偏差の推移は、図17に示すよう
な周波数変化の推移(イメージ)を辿り、長い時間での
周波数平均値が符号器側のシステムクロックと周波数同
期する。
【0010】上記従来のMPEG2−TSにおける運用
環境をまとめると以下の通りである。すなわち、 (a) MPEG2−TSにおいて、符号器からのPCRの
送出間隔は100ms以下と規定されているだけであり、間
隔の一定性は規定されていない。 (b) 一般的にMPEG2−TSは、ネットワークを用い
て画像/音声/データ等の伝送を行うためのもので、符
号器及び復号器は遠隔に配置される。このため、ネット
ワークで伝達時間や伝送クロックのジッタが発生する。
かかるジッタにより復号器側のシステムクロックの可変
範囲を広くする必要がある。例えば、 MPEG2−TS規格で規定の符号器用システムクロ
ック(27MHz)の周波数変動が±30ppm以内であり、また 画像伝送に用いるネットワークに一般のデジタル専用
回線を用いた場合における回線クロックのジッタが±30
ppm程度である。このため、トータル±60ppmの周波数変
動に対応する必要があり、復号器側のシステムクロック
の可変範囲は、マージンを含めて27MHz±100ppm程度必
要である。 (c) 復号器内でのPCR到来間隔時間の算出は、PCR
到来で発生する内部割込みの間隔(IRQ間隔)をソフトウ
ェアタイマー(CPUクロックの計数)で行っている。 (d) 復号器側で使用するシステムクロック用一般市販の
27MHz電圧制御型クロック発振器は、単位制御電圧当り
の周波数変化量が最低値のみ規定されているものであ
り、実周波数変化量は個々のクロック発振器で異なる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来方式において、P
CR間隔は上記(c) より明らかなように、ソフトウェア
タイマー(CPUクロックの計数)で計測している。通
常のソフトウェア・タイマーはインターバル・タイマーと
呼ばれる数10ms〜数100ms間隔で発生する割込みの積算
で時刻を計時する。PCRの到来間隔は前述の(a) より
明らかなように、100ms以下であるため、該PCR到来
間隔を正確に計測するには、1ms単位程度のインターバ
ル・タイマーが必要である。しかし、このような短時間
間隔のインターバル・タイマーを用いると、割込み回
数、すなわち、割込み処理回数が多くなり、CPUの負
荷が増大する問題が生じる。又、PCR到来間隔をイン
ターバル・タイマー(ソフトウェア・タイマー)で計数
した場合、CPUの割込み認識及び処理時間が不安定と
なる。このため、従来はPCR到来時間間隔の算出結果
に大きな時間誤差が含まれる問題がある。更に従来方式
では、上記(b) において説明した網ジッタ(ネットワー
クで発生するPCR到来時間間隔のジッタ)を吸収する
処理がない。又、上記(d) で説明したように、電圧制御
型のクロック発振器での単位電圧当りの周波数変化量は
最低値のみ規定されているだけである。このため、従来
方式では、期待する周波数となるように周波数設定値を
レジスタに設定しても、クロック発振器の実際の出力周
波数とのズレが生じ、周波数同期性が低い問題がある
(図17参照)。
【0012】以上より本発明の目的は、PCR到来間隔
時間をソフトウェア・タイマーを使用せず、しかも、C
PUの負荷を増大することなく、正確に測定できるよう
にすることである。本発明の目的は、PCR到来時間間
隔において発生した復号器側システムクロック数を正確
に計数できるようにし、これにより、正しく周波数ズレ
を算出できるようにすることである。本発明の目的は符
号器側及び復号器側のシステムクロックの周波数同期を
短時間で、かつ、確実に同期させるようにすることであ
る。本発明の目的はネットワークに発生するPCR到来
時間間隔のジッタを吸収して周波数ズレを正確に算出し
て補正できるようにすることである。本発明の目的は、
クロック発振器の周波数可変範囲特性が製品毎に異なる
場合であっても、該特性を考慮して周波数ズレに応じた
正しい周波数設定値をレジスタに設定して該周波数ズレ
が零となるように制御することである。本発明の目的は
符号器側及び復号器側におけるシステムクロックの周波
数同期性を向上することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
(a)第1の解決手段 上記目的は、本発明によれば、符号器より伝送されてく
る符号器側システムクロックのカウント値(PCR値)
を基準カウント値として受信し、該基準カウント値に基
づいて、符号器側システムクロックと周波数同期した復
号器側システムクロックを発生するクロック周波数同期
装置であって、(1) 基準カウント値(PCR値)の到来
を検出する検出手段、(2) 復号器側システムクロックを
発生するシステムクロック発生部、(3) 復号器側システ
ムクロックを計数する計数手段、(4) 基準カウント値の
到来間隔における前記計数手段のカウント値の増分ΔC
をシステムクロック周波数で除算することにより基準カ
ウント値の到来間隔時間ΔTを算出し、前記計数手段の
カウント値の増分ΔCと、前回と今回の基準カウント値
の増分ΔPと、前記基準カウント値の到来間隔時間ΔT
を用いて符号器側と復号器側のクロック周波数のズレを
算出する演算処理手段、該周波数ズレが零となるよう復
号器側のシステムクロック発生部を制御するクロック周
波数制御手段、を備えたクロック周波数同期装置により
達成される。すなわち、基準カウント値の到来間隔にお
いて発生したシステムクロック数ΔCをシステムクロッ
ク周波数で除算することにより基準カウント値の到来間
隔時間ΔTを算出するようにしたから、ソフトウェア・
タイマーを使用しなくても、該到来間隔時間ΔTを正確
に測定でき、しかも、CPUの負荷を軽減することでき
る。
【0014】この場合、計数手段は、復号側のシステム
クロックをカウンタで計数し、基準カウント値の到来時
刻における該カウンタのカウント値を読み取ってレジス
タに記憶し、演算処理手段は、今回の基準カウント値到
来時刻においてレジスタに記憶した今回のカウント値と
前回のカウント値との差分ΔCと、今回の基準カウント
値と前回の基準カウント値の増分ΔPと、基準カウント
値の前記到来間隔時間ΔTを用いて符号器側と復号器側
のクロック周波数のズレを算出し、該周波数ズレに応じ
た周波数設定値を決定する。このように、基準カウント
値の到来時刻におけるカウンタのカウント値をレジスタ
に記憶するようにしたため、周波数ズレの計算開始処理
が遅れてもカウント値が変化することはない。このた
め、正確に周波数ズレを計算できる。従来方法では、周
波数ズレの計算開始処理がおくれるとその間にカウンタ
の内容が増加し、増加したカウント値を使用して周波数
ズレを計算しなくてはならず、正確に周波数ズレを計算
できない。
【0015】(b)第2の解決手段 上記目的は本発明によれば、符号器より伝送されてくる
符号器側システムクロックのカウント値を基準カウント
値(PCR値)として受信し、該基準カウント値に基づ
いて、符号器側システムクロックと周波数同期した復号
器側システムクロックを発生するクロック周波数同期装
置であって、(1) 基準カウント値の到来を検出する検出
手段、(2) 復号器側システムクロックを発生するシステ
ムクロック発生部、(3) 復号器側システムクロックを計
数する計数手段、(4) 基準カウント値の到来間隔ΔTを
監視し、前記計数手段のカウント値の増分ΔCと、前回
と今回の基準カウント値の増分ΔPと、前記基準カウン
ト値の到来間隔時間ΔTを用いて符号器側と復号器側の
クロック周波数のズレを算出し、かつ、今回の周波数ズ
レを含めて最新のN個の周波数ズレを保存し、該N個の
周波数ズレの平均値を算出する演算処理手段、(4) 前記
平均周波数ズレが零となるよう前記システムクロック発
生部を制御するクロック周波数制御手段、を備えたクロ
ック周波数同期装置により達成される。
【0016】このように、今回の周波数ズレを含めて最
新のN個の周波数ズレを保存し、該N個の周波数ズレの
平均値を算出し、該平均周波数ズレが零となるようシス
テムクロック発生部を制御するようにしたため、ネット
ワークのジッタ等で基準カウント値の到来時間間隔が変
動しても1/Nに平滑化することができ、ジッタによる
影響を軽減して正しい周波数ズレを計算することができ
る。すなわち、ネットワーク経由での伝送時に生じる網
ジッタの影響で算出される瞬間的な周波数ズレを平滑化
でき、その影響を軽減できる。復号器側ではシステム・
クロックにより、映像・音声を再生するための各種タイ
ミング信号を生成しており、この平滑化処理により瞬間
的なシステム・クロック周波数ズレを抑圧し、瞬時的な
周波数ズレによる各種タイミング信号のジッタでの映像
の色ズレ・映像ブレ、音声のノイズ等が発生する問題を
解消することができる。
【0017】この場合、演算処理手段は、N個の周波数
ズレが蓄積される前は、蓄積されている周波数ズレを用
いて周波数ズレを制御する前処理を実行し、N個の周波
数ズレが蓄積後は、最新のN個の周波数ズレを用いて周
波数ズレを制御する本来の処理を実行する。このように
すれば、本来の処理において正確に周波数ズレを求める
ことができる。又、得られた周波数ズレが規定値より大
きい場合、該周波数ズレを廃棄して保存しないようにす
る。このようにすれば、一過性の大きなジッタによる影
響を無視して正しい周波数ズレを求めることができる。
又、周波数ズレが規定値より大きくなることが連続する
場合、保存しているN個の周波数ズレは現状のネットワ
ークの状態に適応していないことを意味する。かかる場
合、再度前処理を行うことにより現状のネットワークの
状態に適応したN個の周波数ズレを保持させ、しかる
後、本来の処理を行うようにする。更に、回線障害等に
起因して基準カウント値の到来が途切れた時は、同様
に、再度前処理を行うことにより現状のネットワークの
状態に適応したN個の周波数ズレを保持させ、しかる
後、本来の処理を行うようにする。
【0018】(c)第3の解決手段 上記課題は本発明によれば、符号器より伝送されてくる
符号器側システムクロックのカウント値を基準カウント
値として受信し、該基準カウント値に基づいて符号器側
システムクロックと周波数同期した復号器側システムク
ロックを発生するクロック周波数同期装置であって、
(1) 基準カウント値の到来を検出する検出手段、(2) 復
号器側システムクロックを発生するシステムクロック発
生部、(3)復号器側システムクロックを計数する計数手
段、(4) 基準カウント値の到来間隔ΔTを監視し、前記
計数手段のカウント値の増分ΔCと前回と今回の基準カ
ウント値の増分ΔPを求め、これらの差分を前記到来間
隔時間ΔTとシステムクロック周波数とで除算した値
を、符号器側と復号器側のクロック周波数ズレとして算
出し、該周波数ズレに応じた周波数設定値を決定する演
算処理手段、(5) 前記周波数設定値が設定されるレジス
タ、該レジスタに設定された周波数設定値をアナログ値
に変換するDA変換器を備え、周波数ズレが零となるよ
うに前記システムクロック発生部を制御するクロック周
波数制御手段を備えたクロック周波数同期装置により達
成される。
【0019】この場合、演算処理手段は、周波数設定レ
ジスタに最小値を設定した時にシステムクロック発生部
より所定時間Tの間に発生するシステムクロック数と、
前記周波数設定レジスタに最大値を設定した時にシステ
ムクロック発生部より所定時間Tの間に発生するシステ
ムクロック数を求め、両クロック数の差を前記時間T及
びシステムクロック周波数で除算した値をクロック発生
部の実際の最大可変周波数とし、該実際の最大可変周波
数と予め設定されている最大可変周波数との比Xを求め
て保存し、前記周波数ズレに該比Xを乗算して周波数設
定値を決定し、該周波数設定値を周波数設定レジスタに
設定する。このようにすれば、クロック発生部(電圧制
御型のクロック発振器)の周波数可変範囲特性が製品毎
に異なる場合であっても、該特性を考慮して周波数ズレ
に応じた正しい周波数設定値をレジスタに設定して該周
波数ズレが零となるように制御することできる。これに
より、符号器側及び復号器側におけるシステムクロック
の周波数同期性を向上できる。以上の第1〜第3の解決
手段を組み合わせてクロック周波数同期装置を構成する
ことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】
(a)MPEG2−TS画像伝送システム 図1はMPEG2−TS画像伝送システムの構成図であ
り、上段は符号器側、下段は復号器側であり、符号器1
1と復号器21の間はネットワーク31により接続され
ている。41は映像を取り込むカメラ、42は音声を取
り込むマイクでそれぞれ符号器側に設けられるもの、4
3は映像を表示するモニター、44は音声を出力するス
ピーカであり、復号器側に設けられるものである。符号
器11において、11aは映像を圧縮符号化する映像符
号器、11bは音声を圧縮符号化する音声符号器、11
cは27MHzのシステムクロックを出力するクロック発振
器で、27MHzのシステムクロックは映像を符号化する際
に使用される。11dは符号化された映像データ、音声
データ、ユーザデータ等を多重し、トランスポート・パ
ケットにして送出するMPEG2システム多重化部であ
る。図2はMPEG2システム多重化部11dで作成さ
れるMPEG2−TSトランスポート・パケットの構成
図である。MPEG2トランスポート・ストリーム(最
上段)は多数のトランスポートパケットTPPで構成さ
れ、各トランスポートパケットは各種情報フィールドと
ペイロードPLDで構成され、情報フィールドの所定位
置に42ビットのPCRが挿入される。PCR値はシス
テムクロックを42ビットのカウンタ11eで計数した
値である。11gはトランスポート・ストリームをネッ
トワークの網クロックでフレーム化して送出するフレー
ミング処理部、11hは網クロックに同期したクロック
信号を出力するPLLである。
【0021】復号器21において、21aはネットワー
クより受信したフレームデータをデフレーム化してトラ
ンスポート・ストリームにするデフレーミング処理部、
21bは網クロックに同期したクロック信号を出力する
PLL、21cはMPEG2システム分離部であり、ト
ランスポート・ストリームより、映像データ、音声デー
タ、ユーザデータを分離して出力すると共に、PCR値
を抽出し、かつ、PCR到来完了通知を出力する。21
dは本発明に係わるクロック周波数同期回路であり、符
号器より送られてくるPCR値を用いて復号器側のシス
テムクロックを符号器側のシステムクロックに周波数同
期させるもの、21eはクロック発振器であり、クロッ
ク周波数同期回路21dにより周波数制御されてシステ
ムクロックを発生するもの、21fは符号化されている
映像データを復号する映像復号器、21gは符号化され
ている音声データを復号する音声復号器である。
【0022】(b)クロック発振器 クロック発振器21eは電圧制御型であり、27MHzのシ
ステムクロックを発生するもので、引込み範囲以上の周
波数可変範囲を有している。市販の電圧制御型クロック
発振器は、単位電圧当りの最低周波数可変値を規定する
のが一般的で、一例として下記の仕様のものが市販され
ており、本発明で使用される。すなわち、 (1) 単位電圧当たりの周波数可変値 : ±100ppm/V以上
(実力として±150ppm/V程度)、 (2) 入力可変電圧範囲 : +2.5V±2V である。入力可変電圧が±2Vで、周波数可変値が±100p
pm/Vであるため、クロック発振器21eは±200ppm強の
周波数変更が可能である。
【0023】(c)クロック周波数同期回路 図3は復号器に設けられたクロック周波数同期回路の構
成図、図4は周波数同期制御時のタイムチャート、図5
はクロック発振器の特性調査時のタイムチャートであ
る。図中、51はMPEG2システム分離部21c(図
1参照)から送出さてくる42ビットのPCR値を格納す
る基準PCR格納部であり、33ビットのBase部と9ビッ
トのExtension部の42ビットで構成されている。52は
クロック発振器21eから出力されるシステムクロック
を計数する内部カウンタで、33ビットのBase部と9ビッ
トのExtension部の42ビット構成である。Extension部の
カウント範囲は0〜299までで、base部はExtension部か
らのキャリーパルスをカウントアップする。この内部カ
ウンタ52はシステムクロック27MHzにおいて、24時
間強のカウントが可能になっている。53はPCR到来
時に内部カウンタ52のカウント値が格納されるレジス
タである。
【0024】54は動作制御部であり、(1) 符号器から
送られてくるPCRに基づいた周波数同期制御時の動作
制御(図4のタイムチャート参照)、および、(2) クロ
ック発振器21e(システムクロック用27MHzのVCXO)の
特性調査時の動作制御(図5のタイムチャート参照)を
行ものである。動作制御部54は、(1)の周波数同期制
御に際して、システム分離部21cよりPCR到来完了
通知信号を受信して、ラッチ信号Latch, Latch2及び割
込み信号IRQを発生する。すなわち、動作制御部54
は図4に示すように、 符号器からのPCR到来完了
時にLatch信号及びLatch2信号を発生し、Latch信号に
より基準PCR値を基準PCR格納部51にラッチし、
Latch2信号により内部カウンタ52のカウント値をレ
ジスタ53に格納し、 しかる後、割込み信号IRQ
を発生する。割込み信号IRQの発生により、CPUは
周波数ズレを零にするための周波数同期制御を行う。
【0025】又、動作制御部54は、(2)のクロック発
振器の特性調査時の動作制御に際して、後述のパルス生
成部より発生するstart 信号及びPulse信号(所定期間例
えば100msの間ハイレベルとなる信号)を受信して、Rese
t信号及びLatch2信号を発生する。すなわち、動作制御
部54は図5に示すように、システムクロックの計数
開始を示すStart信号の受信により、Reset信号を発生し
て内部カウンタ52の内容及びパルス生成部60(後
述)の内部タイマーをリセットし、該内部タイマーが
所定時間例えば100msを計時した時(Pulse信号がローレ
ベルになった時)、Latch2信号を発生して100msの間に発
生したシステムクロック数(内部カウンタ52のカウン
ト値)をレジスタ53に格納する。55〜59はソフト
インタフェース用のレジスタであり、54はCPUが基
準PCR値Aを読み出すためのレジスタ、56はCPU
がレジスタ53に格納された内部カウンタ52のカウン
ト値Cを読み出すためのレジスタ、57はクロック発振
器21eの周波数設定値が設定される周波数設定レジス
タ、58はチェックレジスタであり、クロック発振器の
特性を調査する際、CPUによりシステムクロックの計
数開始を示すフラグ(Pulse-Start)をセットされ、計数
動作完了によりリセットされるもの、59は割込みレジ
スタであり、PCRの到来による割込みが発生したこと
を割込みフラグ(Pcr IRQ)で示し、CPUによるリード
アクセスでクリアされる。
【0026】図6は上記ソフトインタフェース用のレジ
スタの構成を示すもので、レジスタ55(PCR0〜PCR2)
及びレジスタ56(CNT0〜CNT2)はそれぞれ上位33ビッ
トのBase部と下位9ビットのExtension部の42ビットで構
成されている。9ビットのExtension部は0〜299までカウ
ントし、33ビットのBase部は300毎に1カウントアップし
て90KHzでのカウント値を保持する。周波数設定レジス
タ57は、引込み範囲が±100ppm、最小ビットの周波数
変更値を1ppm/LSBとすると、N=8である。図7は周波
数設定レジスタ57に設定される周波数設定値と周波数
修正値ppmの関係を示す図表であり、上段には16進で
示す周波数設定値(0は符号で+)を示し、下段に周波
数修正値ppmを示している。チェックレジスタ58及び
割込みレジスタ59は共に16ビット構成であるが最上
位の1ビットのみ使用している。
【0027】図3に戻って、60は内部タイマーを有す
るパルス生成部であり、クロック発振器21eの特性
調査に際して動作制御部54からReset信号が出力され
た時、ハイレベルのPulse信号を出力し、しかる後、
内部タイマーにより計時を開始し、所定時間(例えば100
ms)を計時した時にPulse信号をローレベルにする。61
は周波数設定レジスタに設定された8ビットの周波数設
定値を直流電圧に変換するDAコンバータ、62はアン
プであり、DAコンバータ61からの出力電圧のダイナ
ミックレンジと次段のクロック発振器21eの入力可変
電圧範囲間のゲイン調整を行うものである。71は処理
装置(CPU)であり、図示しないが、演算処理部、プ
ログラムメモリ(ROM)、データメモリ(RAM)、
入出力インタフェース等のハードウェアで構成され、プ
ログラム制御により、 以下で説明する各種処理を行
う。すなわち、CPU71は、(1) クロック発振器の特
性を調査する処理(CHECK処理)、(2) 周波数同期処理(RU
NNING処理)を実行する。72はCPUクロック発生器、
73はバス線である。
【0028】(d)CPU処理の概略 CPU71が実行する処理には、(1) クロック発振器の
特性を調査する処理(CHECK処理)と、(2) 符号器側のシ
ステムクロックと復号器側のシステムクロックの周波数
ズレを零にする周波数同期処理(RUNNING処理)がある。 (d-1) CHECK処理 クロック発振器の特性を調査する理由は、以下のとおり
である。すなわち、市販のクロック発振器において、単
位電圧当りの周波数変化量は最低値のみが規定されてい
るだけである。このため、CPU71が図7にしたがっ
て所定の周波数変更量(ppm)あるいは周波数が得られ
るように周波数設定レジスタ57に周波数設定値を設定
しても、クロック発振器21eはCPUが期待するよう
に出力周波数を変更しない。このため、CPUが期待す
るシステムクロックの周波数と実際のシステムクロック
の周波数との間にズレが生じ、短時間で符号器側システ
ムクロックと復号器側システムクロックの周波数が一致
せず、周波数同期性が低くなる(図17参照)。
【0029】そこで、周波数設定レジスタ57に最小値
(0×00h)を設定したときのクロック発振器21e
の発振周波数と、最大値(0×FFh)を設定したとき
のクロック発振器21eの発振周波数との差を求め、該
差に基づいてクロック発振器21eの最大可変周波数範
囲(ppm)を求める。そして、予め設定されている最大可
変周波数範囲(図7の例では256ppm)と実際の最大可変
周波数範囲との比Xを求める。例えば、実際の最大可変
周波数が384ppm(1.5倍)であれば、比Xは1/1.5となる。
このことは、従来周波数設定レジスタ57に設定してい
た数値AのX倍の数値A・Xを周波数設定レジスタに設
定すれば期待する周波数変動が得られることを意味す
る。例えば、X=1/1.5で+64ppmの周波数調整をしたい
場合、従来は192(中心値128+64)を周波数設定レジスタ
に設定するが、X=1/1.5であるから(中心値128+(+6
4×1/1.5))=171を設定する。以上から、CHECK処理では
実際のクロック発振器21eの特性を調査して上記比X
を求める。
【0030】(d-2) RUNNING 処理 網ジッタが発生すると、PCR間隔が揺らぎ、符号器側
のPCR間隔と復号器側で測定したPCR間隔がずれ
る。しかし、かかる制御では正確に周波数ズレを求める
ことができず、正しい周波数同期制御ができない。そこ
で、網ジッタの影響を軽減するために、最新のN回の周
波数ズレを保存し、その平均値を今回の周波数ズレとみ
なし、該周波数ズレが零となるように徐々に制御する。
このようにすれば、網ジッタで基準カウント値の到来時
間間隔が変動しても1/Nに軽減することができる。す
なわち、網ジッタの影響で算出される瞬間的な周波数ズ
レを平滑化でき、その影響を軽減できる。・・平滑化処
理 ところで、最初はN個の最新の周波数ズレが存在しな
い。そこで、N個の周波数ズレを求める前処理を実行
し、しかる後、最新のN個の周波数ズレを用いて周波数
ズレを零にするための本来の処理を実行する。このよう
に前処理を行うことにより、以後、正確に周波数ズレを
求めて補正することができる。
【0031】(d-3) CPUの全体の処理 図8はCPUの全体の処理を示す説明図であり、CHECK
処理100とRUNNING処理200で構成され、RUNNING処
理は平滑化前処理期間(フェーズA)と平滑化処理期間
(フェーズB)で構成されている。復号器の電源投入に
よりCHECK処理が開始し、CHECK処理実行後にRUNNING処
理が開始する。RUNNING処理では、まず、N個の周波数
ズレを求める前処理が行われ、ついで、最新の周波数ズ
レの平均値を用いて周波数同期制御を行う本来の処理が
行われる。
【0032】(e)CPU処理の詳細 (e-1) クロック発振器の特性調査処理(CHECK処理) 図9はクロック発振器の特性調査処理フロー(CHECK処
理フロー)であり、図3のハードウェア及び図5のタイ
ムチャートを参照して説明する。復号器の電源が投入さ
れると、CPU71は周波数設定レジスタ57に最小値
0000h(10進数で0)を設定すると共に、チェックレジスタ
58に8000h(最上位ビットが"1"で他のビットは"0")を
設定する(ステップ101、102)。周波数設定レジ
スタ57の設定値はDA変換、増幅されてクロック発振
器21eに入力し、クロック発振器21eは所定の周波
数(=27MHz-Δppm)のシステムクロックを出力する。又、
チェックレジスタ58は8000h(最上位ビットが"1"で他
のビットは"0")が設定されるとハイレベルのStart信号
を出力し、動作制御部59はハイレベルのStart信号に
よりReset信号を発生する。これにより、内部カウンタ
52は内容を零にクリアしてシステムクロックのカウン
トを開始する。又、該カウントと同時にパルス生成部6
0は内部タイマーをリセットして計時を開始すると共に
ハイレベルのPulse信号を出力する。
【0033】以後、内部カウンタ52によるシステムク
ロックのカウントが継続し、パルス生成部60は100ms
を計時すると、Pulse信号をローレベルにする。これに
より、動作制御部54gはLatch2信号を発生する。この
Latch2信号によりレジスタ53は内部カウンタ52のカ
ウント値を格納する。このカウント値Cは100msの間に
発生したシステムクロック数であり、ソフトインタフェ
ースレジスタ56に書き込まれる。一方、CPU71は
Pulse信号がローレベルになったかチェックしてお(ス
テップ103)、Pulse信号がローレベルになると、レ
ジスタ56(CNT0,CNT1,CNT2)に書き込まれているカウ
ント値Cを読み取り、CLとして内蔵のRAMに記憶す
る(ステップ104)。以上により、クロック発振器2
1eが最低周波数で発振しているとき、該クロック発振
器から100msecの間に発生するシステムクロック数CL
の保存が終了する。
【0034】ついで、CPU71は周波数設定レジスタ
57に最大値00FFh(10進数で255)を設定すると共に、チ
ェックレジスタ58に8000h(最上位ビットが"1"で他の
ビットは"0")を設定する(ステップ105、106)。
周波数設定レジスタ57の設定値はDA変換、増幅され
てクロック発振器21eに入力し、クロック発振器21
eは所定の周波数(=27MHz+Δppm)のシステムクロックを
出力する。又、チェックレジスタ58は8000h(最上位ビ
ットが"1")が設定されるとハイレベルのStart信号を出
力し、動作制御部59はハイレベルのStart信号によりR
eset信号を発生する。これにより、内部カウンタ52は
内容を零にクリアしてシステムクロックのカウントを開
始する。又、該カウントと同時にパルス生成部60は内
部タイマーをリセットして計時を開始すると共にハイレ
ベルのPulse信号を出力する。以後、内部カウンタ52
によるシステムクロックのカウントが継続し、パルス生
成部60は100msを計時すると、Pulse信号をローレベル
にする。Pulse信号がローレベルになると動作制御部5
4はLatch2信号を発生する。このLatch2信号によりレジ
スタ53は内部カウンタ52のカウント値を格納する。
このカウント値Cは100msの間に発生したシステムクロ
ック数であり、ソフトインタフェースレジスタ56に書
き込まれる。
【0035】一方、CPU71はPulse信号がローレベ
ルになったかチェックしてお(ステップ107)、Puls
e信号がローレベルになると、レジスタ56(CNT0,CNT
1,CNT2)に書き込まれているカウント値Cを読み取り、
CHとして内蔵のRAMに記憶する(ステップ10
8)。以上により、クロック発振器21eが最高周波数
で発振しているとき、該クロック発振器から100msecの
間に発生するシステムクロック数CHの保存が終了す
る。カウント値CL,CHが求まれば、CPU71は次
式 ΔC=CH−CL により、カウント値の差ΔCを演算し(ステップ10
9)、ついで、次式 ΔF=ΔC/t 但し、t=100ms により、クロック発振器21eの周波数可変範囲ΔFを
求める。ついで、次式 f=ΔF/(27×106) により、目標周波数27MHzに対する最大周波数可変範囲
f(ppm)を演算する(ステップ110)。そして、最後
に次式 X=255/f により、予め設定されている最大可変周波数範囲(図7
の例では255(ppm))と実際の最大可変周波数範囲f(p
pm)との比Xを求める(ステップ111)。以上により、
クロック発振器の特性調査処理(CHECK処理)が終了す
る。
【0036】(e-2) 周波数同期処理(RUNNING処理)にお
ける前処理 図10は周波数同期処理(RUNNING処理)における前処理
フロー(フェーズA)であり、図3のハードウェア及び
図4のタイムチャートを参照して説明する。まず、CP
U71は保存周波数ズレ数n、周波数ズレの積算値Σ
F、及び周波数ズレが規定値を連続して越えた回数eを
全て0に初期化する(ステップ201)。ついで、CP
U71は周波数設定レジスタ57に初期値として0080h
(10進数で128)を設定する(ステップ202)。周波数設
定レジスタに設定された値はDA変換されてクロック発
振器21eに入力され、クロック発振器21eは約27MH
zで発振する。内部カウンタ52はクロック発振器21
eから出力されるシステムクロックを計数する。
【0037】以後、CPU71はPCR到来による割込
みIRQの発生を待つ(ステップ203)。MPEG2
システム分離部21c(図1)は、受信した各トランス
ポートパケットTPPに含まれる42ビットのPCR値
を分離してビットシリアルにPCR格納部51に入力す
ると共に、PCRの到来完了を監視し、最後のPCRビ
ットの受信でPCR到来完了通知信号を動作制御部54
に入力する。これにより、動作制御部54はLatch信号
及びLatch2信号を発生し、PCR値を基準PCR格納部
51に格納すると共に、内部カウンタ52のカウント値
をレジスタ53に格納する。内部カウンタ52は以後、
システムクロックのカウントを続行する。又、基準PC
R格納部51及びレジスタ53にそれぞれ格納された基
準PCR値A及びカウント値Cは、CPU71により読
み取り可能となるようにソフトインタフェースレジスタ
55,56に書き込まれる。
【0038】しかる後、動作制御部54は内蔵の割込み
レジスタ59に割込みフラグPcr-IRQをセットする。割
込みフラグPcr-IRQがセットされると、CPU71はこ
れを認識してレジスタ56(CNT0, CNT1, CNT2)に記憶
されているカウント値Cを読み取り、内蔵のRAMにC
[0]として格納する(ステップ204)。ついで、CP
U71はレジスタ55(PCR0, PCR1, PCR2)に記憶され
ている基準PCR値Pを読み取り、内蔵のRAMにP
[0]として格納し、割込みフラグPcr-IRQをリセットす
る(ステップ205)。以上により、前処理における最
初の基準PCR値及びカウント値がRAMに格納され
る。
【0039】ついで、CPU71は次のPCR到来によ
る割込みIRQの発生を待つ(ステップ206)。動作
制御部54は次のPCR到来完了通知信号を受信する
と、前述と同様にLatch信号及びLatch2信号を発生し、
PCR値を基準PCR格納部51に格納すると共に、内
部カウンタ52のカウント値をレジスタ53に格納す
る。内部カウンタ52は以後、システムクロックのカウ
ントを続行する。又、基準PCR格納部51及びレジス
タ53に格納された基準PCR値A及びカウント値C
は、CPU71により読み取り可能となるようにソフト
インタフェースレジスタ55,56に書き込まれる。し
かる後、動作制御部54は内蔵の割込みレジスタ59に
割込みフラグPcr-IRQをセットする。割込みフラグPcr-I
RQがセットされると、CPU71はこれを認識し、図1
1に示す周波数ズレ算出のサブルーチンAを実行する
(ステップ207)。
【0040】サブルーチンAにおいて、CPU71はレ
ジスタ56(CNT0, CNT1, CNT2)に記憶されているカウ
ント値Cを読み取り、内蔵のRAMにC[1]として格納
する(ステップ207a)。ついで、CPU71は次式 ΔC=C[1]−C[0] により、基準PCR値の到来間隔の間における内部カウ
ンタ52の増分ΔC(基準PCR値の到来間隔の間に発
生したシステムクロック数)を算出し(ステップ207
b),ついで、次式 ΔT=ΔC/(27×106) により、基準PCR値の到来間隔時間ΔTを算出する
(ステップ207c)。CPU71は基準PCR値の到
来間隔時間ΔTの算出が完了すれば、レジスタ55(PC
R0, PCR1, PCR2)に記憶されている今回の基準PCR値
Pを読み取り、内蔵のRAMにP[1]として格納し、割
込みフラグPcr-IRQをリセットする(ステップ207
d)。ついで、CPU71は次式 ΔP=P[1]−P[0] により、今回と前回の基準PCR値の差分ΔP(符号器
側システムクロック数)を計算する(ステップ207
e)。
【0041】しかる後、CPU71は周波数ズレΔFを
次式 ΔF(ppm)=(ΔC−ΔP)/(ΔT×27×106) により求める(ステップ207f)。以上により、周波
数偏差を設定周波数で除算した周波数ズレ(単位はppm)
が求まる。ついで、C[1],P[1]をC[0],P[0]にし
(ステップ207g)、周波数ズレ算出のサブルーチン
を終了する。周波数ズレΔF(ppm)が求まれば、CPU
71は該周波数ズレの絶対値|ΔF|が予め設定されてい
る規定値f(ppm)以上かチェックする(図10、ステップ
208)。規定値としては、例えばf(ppm)=100(ppm)
とする。
【0042】|ΔF|<fであれば、CPU71は求まっ
た周波数ズレΔFをn番目の周波数ズレF[n]として内
蔵のRAMに格納する(配列F[n]にためて行く)(ステ
ップ209)。ついで、CPU71は周波数ズレの絶対
値|ΔF|が連続して規定値f(ppm)以上になった回数
(連続回数)eを0にクリアし(ステップ210)、n
を歩進し(n+1→n、ステップ211)、次式 ΣF=ΣF+ΔF により、それまで求めてあるn個の周波数ズレF[0]〜
F[n-1]を積算する(ステップ212)。周波数ズレの積
算値ΣFが求まれば、次式 F=ΣF/n により、n個の周波数ズレの平均値を求め(ステップ2
13)、図12に示す周波数設定値決定のサブルーチン
Bを実行する(ステップ214)。
【0043】サブルーチンBにおいて、CPU71は、
CHECK処理ですでに求めてある比Xを用いて次式 FX=F・X により、周波数補正値FXを計算する(ステップ214
a)。ついで、CPU71は周波数設定レジスタ57に
設定してある現在の周波数設定値Vを読み取り(ステッ
プ214b)、次式 V=V+FX により、新周波数設定値Vを計算し(ステップ214
c)、新周波数設定値Vを周波数設定レジスタ57に書
き込む(ステップ214d)。これにより、新周波数設
定値VはDA変換されてクロック発振器21eに入力さ
れ、設定値に応じた周波数で発振する。
【0044】以上により、サブルーチンBが終了すれ
ば、CPU71はn=N−1(Nは例えば64)になっ
たかチェックし(ステップ215)、n<N−1であれ
ば、ステップ206以降の処理を繰り返す。しかし、n
=N−1になって、N(=64)個の周波数ズレF[0]
〜F[63]が求まれば前処理は終了するからn=0とし
(ステップ216)、以後、CPU71はフェーズBの
本来の周波数同期処理を行なう。一方、ステップ208
において、周波数ズレの絶対値|ΔF|が予め設定されて
いる規定値f(ppm)以上であれば(|ΔF|≧f)、CP
U71はサブルーチンAで求めた周波数ズレを記憶せず
(廃棄)、連続回数eを歩進する(e+1→e、ステッ
プ221)。ついで、e>E−1(Eは規定回数で例え
ば10である)であるかチェックし(ステップ22
2)、e≦E−1であれば、ステップ206以降の処理
を繰り返す。しかし、e>E−1であれば、網の状況が
変化したものとして、ステップ201に戻り前処理を最
初から行う。以上では、N(=64)個の周波数ズレが
求まるまで、保存した全周波数ズレの平均値を求めて前
処理を実行したが以下のようにすることもできる。すな
わち、N(=64)以下の個数m(例えば8)を設定
し、N個の周波数ズレが求まるまで最新のm個の平均値
を求めて前処理を実行する。
【0045】(e-3) 周波数同期処理(RUNNING処理)にお
ける本来の処理(フェーズB) 図13は周波数同期処理(RUNNING処理)における前処理
後の本来の処理フロー(フェーズB)であり、図3のハ
ードウェア及び図4のタイムチャートを参照して説明す
る。フェーズAの前処理後、CPU71は割込みIRQ
に基づいて次のPCR到来を監視する(ステップ30
1)。動作制御部54は次のPCR到来完了通知信号を
受信すると、Latch信号及びLatch2信号を発生し、PC
R値を基準PCR格納部51に格納すると共に、内部カ
ウンタ52のカウント値をレジスタ53に格納する。内
部カウンタ52は以後、システムクロックのカウントを
続行する。又、基準PCR格納部51及びレジスタ53
に格納された基準PCR値A及びカウント値Cは、CP
U71により読み取り可能となるようにソフトインタフ
ェースレジスタ55,56に書き込まれる。しかる後、
動作制御部54は内蔵の割込みレジスタ59に割込みフ
ラグPcr-IRQをセットする。割込みフラグPcr-IRQがセッ
トされると、CPU71はこれを認識し、図11に示す
周波数ズレ算出のサブルーチンAを実行する(ステップ
302)。
【0046】サブルーチンAにより、今回と前回のPC
R到来間隔における周波数ズレΔF(ppm)が求まれば、
CPU71は該周波数ズレの絶対値|ΔF|が予め設定さ
れている規定値f(ppm)以上かチェックする(ステップ3
03)。規定値としては、例えばf(ppm)=100(ppm)と
する。|ΔF|<fであれば、CPU71は求まった周波
数ズレΔFをn番目の周波数ズレF[n]として内蔵のR
AMに格納する(フェーズAで使用のF[n]に上書きす
る)(ステップ304)。ついで、CPU71は周波数
ズレの絶対値|ΔF|が連続して規定値f(ppm)以上にな
った回数(連続回数)eを0にクリアし(ステップ30
5)、nを歩進し(n+1→n、ステップ306)、次
式 ΣF=F[0]+F[1]+F[2]+・・・+F[N-1] により、最新のN(=64)個の周波数ズレの積算値Σ
Fを計算する(ステップ307)。最新のN(=64)
個の周波数ズレの積算値ΣFが求まれば、次式 F=ΣF/N により、N個の周波数ズレの平均値を求め(ステップ3
08)、図12に示す周波数設定値決定のサブルーチン
Bを実行する(ステップ309)。すなわち、サブルー
チンBにおいて、CPU71は、CHECK処理ですでに求
めてある比Xを用いて次式 FX=F・X により、周波数補正値FXを計算する(ステップ214
a)。
【0047】ついで、CPU71は周波数設定レジスタ
57に設定してある現在の周波数設定値Vを読み取り
(ステップ214b)、次式 V=V+FX により、新周波数設定値Vを計算し(ステップ214
c)、新周波数設定値Vを周波数設定レジスタ57に書
き込む(ステップ214d)。これにより、新周波数設
定値VはDA変換されてクロック発振器21eに入力さ
れ、設定値に応じた周波数で発振する。以上により、サ
ブルーチンBが終了すれば、CPU71はn=N−1
(N=64)になったかチェックし(ステップ31
0)、n≦N−1であれば、ステップ301以降の処理
を繰り返す。しかし、n>N−1になれば(n=6
4)、n=0として初期化してから(ステップ31
1)、ステップ301以降の処理を繰り返す。
【0048】一方、ステップ303において、周波数ズ
レの絶対値|ΔF|が予め設定されている規定値f(ppm)
以上であれば(|ΔF|≧f)、CPU71はサブルーチ
ンAで求めた周波数ズレを記憶せず(廃棄)、連続回数
eを歩進する(e+1→e、ステップ321)。つい
で、e>E−1(Eは規定回数で例えば10である)で
あるかチェックし(ステップ322)、e≦E−1であ
れば、ステップ301以降の処理を繰り返す。しかし、
e>E−1であれば(e=E)、網の状況が変化したも
のとして、前処理(フェーズA)を再実行する(ステッ
プ323)。
【0049】以上では、Nを一定値に固定した場合であ
るが、適宜、ネットワークに応じてNの値を変更するこ
ともできる。すなわち、ISO/IEC MPEG2シ
ステムのトランスポート・ストリームを用いる画像伝送
システムでは、一般的に高速デジタル専用線が用いら
れ、本ネットワークでの網ジッタは微量(±30ppm
以内)である。しかし、本画像伝送システムはATM網
への適用も考えられており、ATM網においてデータ伝
送時の遅延揺らぎCDV(Cell Delay Deviation)で生
じるPCR到達間隔のジッタは、専用線の場合と比べて
非常に大きい(最大1ms程度)。かかる場合、平滑化
に用いるNの数量を専用線時より多くすることで、AT
M網時のようなジッタ量が多い場合のネットワークへの
対応が可能となる。例えば、専用線では配列数N=64
とし、ATM網ではN=128または256等と大きく
することで対処する。
【0050】以上では、MPEG2−TSの場合につい
て説明したが、MPEG2のもう1つの方式であるMP
EG2−PS(PS:Program Stream)にも本発明を適
用できる。この場合、時刻基準情報としてMPEG2−
PSではPCRの代わりにSCR(System Clock Refer
ence)を使用する。以上で説明した、(1) PCR到来時
間間隔の決定法、(2) N個の周波数ズレの平均値を零に
する平均周波数ズレ補正法、(3) クロック発振器の特性
を考慮した周波数設定値の決定法は、別個に、あるい
は、適宜組み合わせて実行できる。以上、本発明を実施
例により説明したが、本発明は請求の範囲に記載した本
発明の主旨に従い種々の変形が可能であり、本発明はこ
れらを排除するものではない。
【0051】
【発明の効果】以上本発明によれば、基準カウント値の
到来間隔において発生したシステムクロック数ΔCをシ
ステムクロック周波数で除算することにより基準PCR
カウント値の到来間隔時間ΔTを算出するようにしたか
ら、ソフトウェア・タイマーを使用しなくても、該到来
間隔時間ΔTを正確に測定でき、しかも、CPUの負荷
を軽減することできる。本発明によれば、復号側のシス
テムクロックをカウンタで計数し、基準カウント値の到
来時刻における該カウンタのカウント値を読み取ってレ
ジスタに記憶し、今回の基準カウント値到来時にレジス
タに記憶したカウント値と前回のカウント値との差分Δ
Cと、今回の基準カウント値と前回の基準カウント値の
増分ΔPと、基準カウント値の前記到来間隔時間ΔTを
用いて符号器側と復号器側のクロック周波数のズレを算
出し、該周波数ズレに応じた周波数設定値を設定するよ
うにしたから、周波数ズレの計算開始処理が遅れてもカ
ウント値が変化することはなく、正確に周波数ズレを計
算することができる。
【0052】本発明によれば、今回の周波数ズレを含め
て最新のN個の周波数ズレを保存し、該N個の周波数ズ
レの平均値を算出し、該平均周波数ズレが零となるよう
にシステムクロック周波数を制御するようにしたから、
網ジッタ等で基準カウント値の到来時間間隔が変動して
も1/Nに平滑化でき、ジッタによる影響を軽減して正
しい周波数ズレを計算することができる。すなわち、本
発明によれば、ネットワーク経由での伝送時に生じる網
ジッタの影響で算出される瞬間的な周波数ズレを平滑化
でき、その影響を軽減できる。本発明によれば、N個の
周波数ズレを求める前処理を実行し、しかる後、最新の
N個の周波数ズレを用いて周波数同期処理を実行するよ
うにしたから、正確に周波数ズレを求めて補正すること
ができる。
【0053】本発明によれば、得られた周波数ズレが規
定値より大きい場合、該周波数ズレを廃棄して保存しな
いようにしたから、一過性の大きなジッタによる影響を
無視して正しい周波数ズレを求めることができる。本発
明によれば、周波数ズレが規定値より大きくなることが
連続する場合、保存しているN個の周波数ズレが現状の
ネットワークの状態に適応していないとし、再度前処理
を行うようにしたため、現状のネットワークの状態に適
応したN個の周波数ズレを保持でき、正しい周波数同期
制御ができる。本発明によれば、回線障害等に起因して
基準カウント値の到来が途切れた時は前処理を再開する
ことにより、現状のネットワークの状態に適応したN個
の周波数ズレを保持でき、正しい周波数同期制御ができ
る。
【0054】本発明によれば、周波数設定レジスタに最
小値を設定した時にクロック発振器より所定時間Tの間
に発生するシステムクロック数と、周波数設定レジスタ
に最大値を設定した時にクロック発振器より所定時間T
の間に発生するシステムクロック数を求め、両クロック
数の差を前記時間T及びシステムクロック周波数で除算
した値をクロック発振器の実際の最大可変周波数とし、
該実際の最大可変周波数と予め設定されている最大可変
周波数との比Xを求めて保存し、周波数ズレに該比Xを
乗算して周波数設定値を求めてレジスタに設定するよう
にしたため、クロック発振器の周波数可変範囲特性が製
品毎に異なる場合であっても、該特性を考慮して周波数
ズレに応じた正しい周波数設定値をレジスタに設定して
周波数ズレが零となるように制御することでき、これに
より、符号器側及び復号器側におけるシステムクロック
の周波数同期性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】MPEG2−TS画像伝送システムの構成図で
ある。
【図2】MPEG2−TSのトランスポートパケット説
明図である。
【図3】本発明の復号器側クロック周波数同期回路の構
成図である。
【図4】周波数同期制御時のタイムチャートである。
【図5】クロック発振器の特性調査時のタイムチャート
である。
【図6】ソフトインタフェースレジスタの構成図であ
る。
【図7】補正値と周波数修正値(ppm)の関係を示す図表
である。
【図8】CPUの全体の処理説明図である。
【図9】周波数可変特性調査制御におけるCPUの処理
フロー(CHECK処理)である。
【図10】周波数ズレ平滑化前処理フロー(フェーズA)
である。
【図11】周波数ズレ算出処理のサブルーチンAであ
る。
【図12】周波数設定値決定処理のサブルーチンBであ
る。
【図13】クロック周波数同期処理フロー(フェーズ
B)である。
【図14】PCR値と各種信号のタイミング関係図であ
る。
【図15】従来の復号器側クロック周波数同期回路の構
成図である。
【図16】CPUの処理説明図である。
【図17】従来方法による周波数偏差説明図である。
【符号の説明】
21e・・クロック発振器 51・・PCR格納部 52・・内部カウンタ 53・・レジスタ 54・・動作制御部 57・・周波数設定レジスタ 71・・CPU

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 符号器より伝送されてくる符号器側シス
    テムクロックのカウント値を基準カウント値として受信
    し、該基準カウント値に基づいて、符号器側システムク
    ロックと周波数同期した復号器側システムクロックを発
    生するクロック周波数同期装置において、 前記基準カウント値の到来を検出する検出手段、 復号器側システムクロックを発生するシステムクロック
    発生部、 復号器側システムクロックを計数する計数手段、 前記基準カウント値の到来間隔における前記計数手段の
    カウント値の増分ΔCをシステムクロック周波数で除算
    することにより基準カウント値の到来間隔時間ΔTを算
    出し、前記計数手段のカウント値の増分ΔCと、前回と
    今回の基準カウント値の増分ΔPと、前記基準カウント
    値の到来間隔時間ΔTを用いて符号器側と復号器側のク
    ロック周波数のズレを算出する演算処理手段、 該周波数ズレが零となるように復号器側のシステムクロ
    ック発生部を制御するクロック周波数制御手段、を備え
    たことを特徴とするクロック周波数同期装置。
  2. 【請求項2】 前記計数手段は、復号側のシステムクロ
    ックを計数するカウンタと、基準カウント値の到来時に
    該カウンタのカウント値を格納する第1のレジスタを備
    え、 前記演算処理手段は、(1) 伝送されてきた今回の基準カ
    ウント値を格納する第2のレジスタ、(2) 前回の基準カ
    ウント値及び前回のカウンタのカウント値をそれぞれ保
    持する保持部、(3) 今回の基準カウント値到来時に第1
    のレジスタに格納した今回のカウント値と前回のカウン
    ト値との差分ΔCと、第2のレジスタに格納した今回の
    基準カウント値と前回の基準カウント値の増分ΔPと、
    基準カウント値の前記到来間隔時間ΔTを用いて符号器
    側と復号器側のクロック周波数のズレを算出し、該周波
    数ズレが零となるように周波数設定値を決定する演算処
    理ユニットを備え、 前記クロック周波数制御手段は、前記周波数設定値が設
    定される周波数設定レジスタ、該周波数設定レジスタに
    設定された周波数設定値をアナログ値に変換するDA変
    換器を備え、 前記システムクロック発生部は、該DA変換器出力信号
    値に基づいてシステムクロックの発振周波数を周波数ズ
    レが小さくなる方向に可変することを特徴とする請求項
    1記載のクロック周波数同期装置。
  3. 【請求項3】 前記演算処理ユニットは、前記ΔCとΔ
    Pの差を前記到来間隔時間ΔT及びシステムクロック周
    波数で除算することにより前記周波数ズレをシステムク
    ロック周波数に対する偏差で算出することを特徴とする
    請求項2記載のクロック周波数同期装置。
  4. 【請求項4】 前記演算処理ユニットは、前記周波数設
    定レジスタに最小値を設定した時にシステムクロック発
    生部より所定時間Tの間に発生するシステムクロック数
    と、前記周波数設定レジスタに最大値を設定した時にシ
    ステムクロック発生部より所定時間Tの間に発生するシ
    ステムクロック数を求め、両クロック数の差を前記時間
    T及びシステムクロック周波数で除算した値をシステム
    クロック発生部の実際の最大可変周波数とし、該実際の
    最大可変周波数と予め設定されている最大可変周波数と
    の比Xを求めて保存し、前記周波数ズレに該比Xを乗算
    して前記周波数設定値を求めて周波数設定レジスタに設
    定することを特徴とする請求項3記載のクロック周波数
    同期装置。
  5. 【請求項5】 前記演算処理ユニットは、前記周波数設
    定レジスタに最小値を設定した時にシステムクロック発
    生部より所定時間Tの間に発生するシステムクロック数
    と、前記周波数設定レジスタに最大値を設定した時にシ
    ステムクロック発生部より所定時間Tの間に発生するシ
    ステムクロック数を求め、両クロック数の差を前記時間
    T及びシステムクロック周波数で除算した値をシステム
    クロック発生部の実際の最大可変周波数とし、該実際の
    最大可変周波数と予め設定されている最大可変周波数と
    の比Xを求めて保存し、今回の周波数ズレを含めて最新
    のN個の周波数ズレを保存し、N個の周波数ズレの平均
    値に前記比Xを乗算して周波数設定値を求めて前記周波
    数設定レジスタに設定することを特徴とする請求項3記
    載のクロック周波数同期装置。
  6. 【請求項6】 復号器のシステムクロック発生部に要求
    される最大可変周波数範囲を±A(ppm)、前記周波数設
    定レジスタの最小ビット(1LSB)当たりの周波数変
    更分解能をa(ppm)とするとき、2A/aが設定可能と
    なるように周波数設定レジスタのビット数を決めること
    を特徴とする請求項3記載のクロック周波数同期装置。
  7. 【請求項7】 符号器より伝送されてくる符号器側シス
    テムクロックのカウント値を基準カウント値として受信
    し、該基準カウント値に基づいて、符号器側システムク
    ロックと周波数同期した復号器側システムクロックを発
    生するクロック周波数同期装置において、 前記基準カウント値の到来を検出する検出手段、 復号器側システムクロックを発生するシステムクロック
    発生部、 復号器側システムクロックを計数する計数手段、 前記基準カウント値の到来間隔ΔTを監視し、前記計数
    手段のカウント値の増分ΔCと、前回と今回の基準カウ
    ント値の増分ΔPと、前記基準カウント値の到来間隔時
    間ΔTを用いて符号器側と復号器側のクロック周波数の
    ズレを算出し、かつ、今回の周波数ズレを含めて最新の
    N個の周波数ズレを保存し、該N個の周波数ズレの平均
    値を算出する演算処理手段、 前記平均周波数ズレが零となるよう前記システムクロッ
    ク発生部を制御するクロック周波数制御手段、を備えた
    ことを特徴とするクロック周波数同期装置。
  8. 【請求項8】 前記演算処理手段は、N個の周波数ズレ
    が蓄積される前は、蓄積されている周波数ズレを用いて
    周波数ズレを制御する前処理を実行し、N個の周波数ズ
    レが蓄積後は、最新のN個の周波数ズレを用いて周波数
    ズレを制御する本来の処理を実行することを特徴とする
    請求項7記載の復号器におけるクロック周波数同期装
    置。
  9. 【請求項9】 前記演算処理手段は、得られた周波数ズ
    レが規定値より大きい場合には、該周波数ズレを廃棄し
    て保存しないことを特徴とする請求項7または請求項8
    記載のクロック周波数同期装置。
  10. 【請求項10】 前記演算処理手段は、連続して廃棄す
    る回数が設定回数以上になったとき、前記前処理を再開
    することを特徴とする請求項9記載のクロック周波数同
    期装置。
  11. 【請求項11】 前記演算処理手段は、本来の処理にお
    いて、基準カウント値の到来が途切れた時、前記前処理
    を再開することを特徴とする請求項9記載のクロック周
    波数同期装置。
  12. 【請求項12】 符号器より伝送されてくる符号器側シ
    ステムクロックのカウント値を基準カウント値として受
    信し、該基準カウント値に基づいて符号器側システムク
    ロックと周波数同期した復号器側システムクロックを発
    生するクロック周波数同期装置において、 前記基準カウント値の到来を検出する検出手段、 復号器側システムクロックを発生するシステムクロック
    発生部、 復号器側システムクロックを計数する計数手段、 前記基準カウント値の到来間隔ΔTを監視し、前記計数
    手段のカウント値の増分ΔCと前回と今回の基準カウン
    ト値の増分ΔPを求め、これらの差分を前記到来間隔時
    間ΔTとシステムクロック周波数とで除算した値を、符
    号器側と復号器側のクロック周波数ズレとして算出し、
    該周波数ズレに応じた周波数設定値を決定する演算処理
    手段、 前記周波数設定値が設定されるレジスタ、該レジスタに
    設定された周波数設定値をアナログ値に変換するDA変
    換器を備え、周波数ズレが零となるように前記システム
    クロック発生部を制御するクロック周波数制御手段を備
    え、 前記演算処理手段は、前記周波数設定レジスタに最小値
    を設定した時にシステムクロック発生部より所定時間T
    の間に発生するシステムクロック数と、前記周波数設定
    レジスタに最大値を設定した時にシステムクロック発生
    部より所定時間Tの間に発生するシステムクロック数を
    求め、両クロック数の差を前記時間T及びシステムクロ
    ック周波数で除算した値をクロック発生部の実際の最大
    可変周波数とし、該実際の最大可変周波数と予め設定さ
    れている最大可変周波数との比Xを求めて保存し、前記
    周波数ズレに該比Xを乗算して周波数設定値を決定し、
    該周波数設定値を周波数設定レジスタに設定することを
    特徴とするクロック周波数同期装置。
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