JP2003244116A - 周波数補正方法、受信装置、再生装置およびプログラム - Google Patents

周波数補正方法、受信装置、再生装置およびプログラム

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JP2003244116A JP2002328407A JP2002328407A JP2003244116A JP 2003244116 A JP2003244116 A JP 2003244116A JP 2002328407 A JP2002328407 A JP 2002328407A JP 2002328407 A JP2002328407 A JP 2002328407A JP 2003244116 A JP2003244116 A JP 2003244116A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 受信装置と再生装置とを含み、受信装置で受
信した放送データを再生装置へバス経由で伝送する放送
データ受信システムにおいて、適正な基準クロック補正
を行うことを可能とする方法および装置を提供する。 【解決手段】 受信装置106と再生装置112とを含
み、受信装置で受信した放送データを再生装置へバス経
由で伝送する放送データ受信システムにおいて、放送側
時間情報抽出部102が符号基準クロックを反映した放
送側時間情報を抽出した場合に、放送側時間情報を抽出
したことは状態変化信号出力部104から状態変化信号
受信部107までの専用線で、放送側時間情報の内容は
バスで再生装置へ伝送する。これにより、放送側時間情
報の抽出タイミングが再生装置へただちに通知され、適
正に復号基準クロックの補正が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル放送を
受信再生するシステムに関し、特にクロック周波数の補
正方法、受信装置、再生装置及びプログラムに関する。
【0002】
【従来の技術】CSディジタル放送、BSディジタル放
送の開始に見られるように、ディジタル方式の放送が急
速に進展している。ディジタル放送は映像や音声などの
コンテンツを符号化して複数の放送データを生成し順次
放送する放送装置と当該複数の放送データを受信し復号
化して再生する受信再生装置とからなるシステムによっ
て実現される。
【0003】放送装置と受信再生装置とには、それぞれ
基準クロックが設けられている。その基準クロックを用
いて計時することで、それぞれ放送装置の時刻(以下
「放送側時刻」と呼ぶ)と受信再生装置の時刻(以下
「再生側時刻」と呼ぶ)とを生成し保有している。MP
EG2規格では、コンテンツは受信再生装置において再
生すべき時刻を示すタイムスタンプと呼ばれる情報が添
付され放送される。放送装置はコンテンツを符号化する
際に前記放送側時刻を参照してタイムスタンプを付し、
受信後、受信再生装置は付されたタイムスタンプが前記
再生側時刻と一致したときにコンテンツを再生するよう
になっている。
【0004】ところが、これらの放送装置と受信再生装
置とに設けられた基準クロックは互いに独立しているた
め、それぞれの基準クロックの周波数に誤差があれば、
放送側時刻と再生側時刻とにずれが生じてしまう。この
時刻のずれは放っておくと拡大していき、やがてコンテ
ンツが適正に再生できなくなってしまう。そこで前記ず
れを補正するために、放送装置が、映像や音声などのコ
ンテンツとは別に、放送側時刻を符号化した放送側時間
情報をも一部の放送データに含めて放送し、受信再生装
置が、受信した放送データに含まれる前記放送側時間情
報から、それぞれの基準クロックの周波数の誤差を算出
し補正するという基準クロック補正機構を備えている。
この基準クロック補正機構により、放送側時刻と再生側
時刻とがほぼ一致し、コンテンツの再生が適正に行われ
る。(非特許文献1参照のこと。)以下、図11を用い
て前記基準クロック補正機構を説明する。
【0005】図11は、従来の受信再生装置の構成を示
す図である。まず放送データは受信再生装置606内の
時間情報抽出部601を通過する。時間情報抽出部60
1は放送データに放送側時間情報が含まれている場合
に、放送側時間情報を放送側時間情報保持部602へ伝
送し、時間情報を受信したことを放送側時間情報の受信
を示す信号により時間情報管理部603に通知する。時
間情報管理部603は時間情報抽出部601からの信号
を受けて、前記放送側時間情報を受信したタイミングに
おける受信再生側時間情報を受信再生側時間情報保持部
604から読出す。その後、時間情報管理部603は放
送側時間情報と受信再生側時間情報とを比較し、それぞ
れの基準クロックの周波数の差異を計算し、可変周波数
発生部605に対し補正量を通知する。可変周波数発生
部605は通知された補正量をもとに発振周波数の補正
を行う。
【0006】ところで近年、携帯電話機や携帯情報端末
に代表される携帯端末は軽量化、高性能化、低価格化が
急速に進み、爆発的に普及している。今後前述のディジ
タル放送の普及に伴い、このような携帯端末においてデ
ィジタル放送を受信する機能が要求されるであろう。携
帯端末においてディジタル放送を受信するシステムは、
次のようなものが有力であると考えられる。SDメモリ
カードやメモリスティックのような小型記憶デバイスに
放送受信機能を付加した拡張カードを受信装置として用
い、また、携帯端末を再生装置として用いる。この拡張
カードと携帯端末とを接続することにより、携帯端末に
おいてディジタル放送を受信するシステムを実現する。
(小型記憶デバイスの仕様概要については、非特許文献
2を参照のこと。)通常、これらの小型記憶デバイスと
携帯端末とはバスにより接続されているため、受信装置
で受信した放送データをバスを介して再生装置に伝送す
ることが望ましい。
【0007】
【非特許文献1】藤原洋 監修「ポイント図解式最新M
PEG教科書」第1版第3刷、(株)アスキー、199
5年2月21日、p.236−238。
【0008】
【非特許文献2】「インターフェース」1999年12
月号、CQ出版社、p.124−131。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらバスによ
る伝送の場合、バスが空いている時は即座に放送データ
の伝達が行えるが、バスが空いていない時は待機しなけ
ればならない。これは即ち、受信装置から再生装置まで
放送側時間情報の伝送にかかる時間が不確定であること
を意味する。放送側時間情報を用いて基準クロックの周
波数補正を行うには、単に放送側時間情報の内容だけで
はなく、放送側時間情報を受信したタイミングも必要で
あるため、バスによる伝送では基準クロックの周波数補
正が正しく行えない。
【0010】本発明は以上説明した事情に鑑みてなされ
たもので、放送データが受信装置と再生装置との間でバ
スを介して伝送される場合においても、適正な基準クロ
ックの周波数補正を行うことを可能とする方法、装置及
びプログラムを提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る基準クロックの周波数補正方法は、コ
ンテンツを符号基準クロックに基づいて符号化して複数
の放送データを生成し放送する放送装置と、当該複数の
放送データを順次受信する受信装置と、受信された放送
データを第1経路で受信装置から受け取り復号基準クロ
ックに基づいて復号してコンテンツを再生する再生装置
とからなるシステムにおいて用いられる周波数補正方法
であって、前記放送装置において前記符号基準クロック
に基づいて計時される時刻を示す放送側時間情報を一部
の放送データに含めて放送する時間情報放送ステップ
と、前記受信装置において受信した放送データに前記放
送側時間情報が含まれているか否かを判断する判断ステ
ップと、前記受信装置において放送側時間情報が含まれ
ていると判断された場合に、前記放送側時間情報が含ま
れていると判断されたタイミングを示すタイミング情報
を前記第1経路とは異なる第2経路を用いて前記再生装
置へ伝送する伝送ステップと、前記再生装置において前
記タイミング情報を受信したタイミングにおける前記復
号基準クロックに基づいて計時される時刻を示す再生側
時間情報と前記第1経路で受け取った放送側時間情報と
を用いて前記復号基準クロックの周波数を前記符号基準
クロックの周波数に近づける方向に補正する補正ステッ
プとを含むことを特徴とする。
【0012】このように受信装置で放送側時間情報を受
信したタイミングは、第2経路を用いて再生装置へ伝送
されるため、第1経路の混雑具合に関わらず常に一定時
間で伝送できる。したがって、再生装置において、復号
基準クロックの周波数を符号基準クロックの周波数に近
づける方向に適正に補正することができる。
【0013】また、上記目的を達成するために、本発明
に係る基準クロックの周波数補正のための受信装置は、
コンテンツを符号基準クロックに基づいて符号化して生
成した複数の放送データを放送装置から受信し、順次受
信した前記複数の放送データを、復号基準クロックに基
づいて復号してコンテンツを再生する再生装置へ第1経
路で伝える受信装置であって、前記放送装置は前記符号
基準クロックに基づいて計時される時刻を示す放送側時
間情報を一部の放送データに含めて放送しており、受信
した放送データに放送側時間情報が含まれているか否か
を判断する判断手段と、前記判断手段において放送側時
間情報が含まれていると判断された場合に、前記放送側
時間情報が含まれていると判断されたタイミングを示す
タイミング情報を前記第1経路とは異なる第2経路を用
いて前記タイミング情報を基に周波数補正を行う前記再
生装置へ伝送する伝送手段とを備えることを特徴とす
る。
【0014】また、上記目的を達成するために、本発明
に係る基準クロックの周波数補正のための再生装置は、
コンテンツを符号基準クロックに基づいて符号化した複
数の放送データを受信装置で受信し、順次受信した前記
複数の放送データを第1経路で受信装置から受け取り、
復号基準クロックに基づいて復号してコンテンツを再生
する再生装置であって、一部の放送データは前記符号基
準クロックに基づいて計時される時刻を示す放送側時間
情報を含めて放送されており、前記受信装置において受
信した放送データに放送側時間情報が含まれていると判
断された場合に、前記第1経路とは異なる第2経路を用
いて前記放送側時間情報が含まれていると判断されたタ
イミングを示すタイミング情報を取得する取得手段と、
前記タイミング情報を取得したタイミングにおける前記
復号基準クロックに基づいて計時される時刻を示す再生
側時間情報と前記第1経路から受け取った放送側時間情
報とを用いて前記復号基準クロックの周波数を前記符号
基準クロックの周波数に近づける方向に補正する補正手
段とを備えることを特徴とする。
【0015】また、上記目的を達成するために、本発明
に係る基準クロックの周波数補正のためのプログラム
は、コンテンツを符号基準クロックに基づいて符号化し
た複数の放送データを受信装置で受信し、順次受信した
前記複数の放送データを第1経路で受信装置から受け取
り、復号基準クロックに基づいて復号してコンテンツを
再生する処理をコンピュータに実行させるプログラムで
あって、一部の放送データは前記符号基準クロックに基
づいて計時される時刻を示す放送側時間情報を含めて放
送されており、前記受信装置において受信した放送デー
タに放送側時間情報が含まれていると判断された場合
に、前記第1経路とは異なる第2経路を用いて前記放送
側時間情報が含まれていると判断されたタイミングを示
すタイミング情報を取得する取得ステップと、前記タイ
ミング情報を取得したタイミングにおける前記復号基準
クロックに基づいて計時される時刻を示す再生側時間情
報と前記第1経路から受け取った放送側時間情報とを用
いて前記復号基準クロックの周波数を前記符号基準クロ
ックの周波数に近づける方向に補正する補正ステップと
をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0016】
【発明の実施の形態】(実施の形態1) <概要>本発明の実施の形態1は、受信装置と再生装置
とが分離しており、受信装置で受信した放送データはバ
ス経由で再生装置へ伝送される。このようなシステムに
おいて、再生装置に備える復号基準クロックの周波数を
放送装置に備える符号基準クロックの周波数に近づける
方向に補正する技術を示す。補正には、放送側時間情報
の内容だけではなく、放送側時間情報を受信装置におい
て受信したタイミングも必要である。そのため受信装置
で受信した放送側時間情報の内容はバス経由で再生装置
へ伝送し、放送側時間情報を受信したタイミングは状態
変化信号として専用線経由で再生装置へ伝送している。
【0017】<構成>図1は、本発明の実施の形態1に
係る受信装置106と再生装置112との構成を示す図
である。映像や音声などのコンテンツを放送装置に備え
る符号基準クロックに基づいて符号化した複数の放送デ
ータが放送装置から放送される。一部の放送データには
符号基準クロックを用いて計時される放送側時刻を示す
放送側時間情報を含む。
【0018】受信装置106は、放送データ受信部10
1、放送側時間情報抽出部102、放送側時間情報保持
部103、状態変化信号出力部104および放送データ
保持部105を備え、複数の放送データを順次受信し保
持する。保持されたデータは再生装置112の要求に従
い出力される。また再生装置112は、受信装置106
にて受信した放送データを受け取り、コンテンツの再生
を行う。再生装置112には状態変化信号受信部10
7、管理部108、放送データ取込み部109、可変周
波数発生部110および再生側時間情報保持部111を
備えている。
【0019】放送データは放送データ受信部101で受
信され、放送側時間情報抽出部102を通過して放送デ
ータ保持部105へ伝送され保持される。放送側時間情
報抽出部102は、受信した放送データに放送側時間情
報が含まれているか否かを判断する。放送側時間情報が
含まれていれば、前記放送側時間情報を抽出し放送側時
間情報保持部103へ伝送し、さらに前記時間情報を受
信したことを、状態変化信号出力部104へ通知する。
【0020】放送側時間情報保持部103は、放送側時
間情報抽出部102から伝送された前記放送側時間情報
を保持する。状態変化信号出力部104は、前記放送側
時間情報を受信したことを放送側時間情報抽出部102
から受けて、状態変化信号を再生装置112に備える状
態変化信号受信部107へ出力する。当該状態変化信号
出力部104と状態変化信号を受信する状態変化信号受
信部107とは専用線で接続されているため、バスの混
雑具合に関わらず常に一定の時間で通信できる。また状
態変化信号は放送側時間情報を受信したことだけに限ら
ず、他の状態変化があった場合も出力されるので、状態
変化信号出力部104は、受信装置106のいかなる状
態が変化したことによって状態変化信号を出力したのか
を後から照会できるようにしている。
【0021】状態変化信号受信部107は、状態変化信
号を受信した場合、状態変化信号出力部104から状態
変化信号を受けたことを管理部108と再生側時間情報
保持部111とに通知する。再生側時間情報保持部11
1は通知を受けて、当該再生装置112の時刻を示す再
生側時間情報を保持する。これにより、放送側時間情報
を受信装置106で受信したタイミングが再生装置11
2に伝わり保持されることになる。
【0022】管理部108は、状態変化信号受信部10
7からの通知を受けて、放送データ取込み部109とバ
スとを介して受信装置106にいかなる状態変化があっ
たのか状態変化信号出力部104に対して照会する。そ
の結果、状態変化が放送側時間情報を受信したことを示
す場合に、管理部108は放送データ取込み部109を
介して放送側時間情報保持部103に保持している放送
側時間情報を読出し、さらに再生側時間情報保持部11
1に保持している再生側時間情報とを読出してこれらを
比較する。比較の結果、放送側時間情報と再生側時間情
報とに差異があれば、再生装置の時刻を放送装置の時刻
に更正するように再生側時間情報保持部111に指示
し、さらに符号基準クロックの周波数に対する復号基準
クロックの周波数の誤差を算出する。その誤差から復号
基準クロックを符号基準クロックに近づける方向に補正
するための補正量を算出して、可変周波数発生部110
にその補正量を通知する。
【0023】放送データ取込み部109は、受信装置1
06に保持している放送データを順次取込む。また管理
部108の要求に従って放送側時間情報などをバス経由
で取込む。可変周波数発生部110は、管理部108か
ら通知された補正量に従って発振周波数を変化させて補
正を実施する。
【0024】再生側時間情報保持部111は、可変周波
数発生部110から出力される周波数を用いて計時する
ことで再生側時刻を生成している。また、状態変化信号
受信部107からの通知を受けた時に、そのタイミング
での再生側時刻を保持する。また管理部108の指示に
従い、再生側時刻を放送側時刻に合致するように更正す
る。
【0025】<動作>次に、以上のように構成された受
信装置106と再生装置112との動作について説明す
る。図2は、本発明の実施形態の形態1に係る受信装置
106と再生装置112との動作手順を示す図である。
放送側時間情報抽出部102が、受信した放送データに
放送側時間情報が含まれているか否かの判断を行い(S
101)、放送側時間情報(放送装置の時刻、例えば1
2時34分50秒11を符号化したデータ)が含まれて
いれば(S101:Yesであれば)、放送側時間情報
を抽出する(S102)。
【0026】放送側時間情報保持部103が放送側時間
情報を保持し、放送側時間情報抽出部102が放送側時
間情報を受信したことを状態変化信号出力部104へ通
知する(S103)。その後、状態変化信号出力部10
4が状態変化信号を専用線経由で状態変化信号受信部1
07へ出力する(S104)。
【0027】状態変化信号受信部107が状態変化信号
を受けたことを、即座に管理部108と再生側時間情報
保持部111とに通知し、再生側時間情報保持部111
が再生側時間情報(再生装置の時刻、例えば12時34
分50秒10)を保持する(S105)。管理部108
が状態変化信号受信部107からの通知を受けて、受信
装置106にいかなる状態変化があったのか状態変化信
号出力部104に照会する(S106)。照会の結果が
放送側時間情報を受信したことを示す場合に(S10
6:Yesであれば)、放送側時間情報と再生側時間情
報とを読出し、差異があるか判断する(S107)。
【0028】S107において、差異があれば(S10
7:Yesであれば)管理部108が再生装置の時刻を
放送装置の時刻に合致するよう再生側時間情報保持部1
11に更正を指示し(再生装置の時刻を12時34分5
0秒11に更正する)、さらに前回更正した時刻(例え
ば12時34分50秒00とする)から今回更正した時
刻(12時34分50秒10)までの時間間隔(0.1
秒間)を算出する。その時間間隔に差異(ここでは0.
01秒)が発生したことから、管理部108が符号基準
クロックの周波数(MPEG2−TS規格においては2
7MHz)に対する復号基準クロックの周波数の誤差
(0.1秒間に対して0.01秒。すなわち10パーセ
ント)を算出し、誤差に応じて可変周波数発生部110
で発振周波数の補正を行う(S108)。
【0029】上述のように本実施の形態1における受信
装置106と再生装置112とによれば、放送側時間情
報を受信したことは状態変化信号として専用線経由で受
信装置から再生装置へと伝送される。すなわち、放送側
時間情報を受信装置106で受信したタイミングが再生
装置112に伝送される。この放送側時間情報を受信し
たタイミングと放送側時間情報の内容とを用いること
で、復号基準クロックの周波数を符号基準クロックの周
波数に近づける方向に適正に補正することができる。 (実施の形態2) <概要>ある任意の放送側時間情報を第1放送側時間情
報とし、第1放送側時間情報より後に受信した放送側時
間情報を第2放送側時間情報とする。本発明の実施の形
態2では、受信した第1放送側時間情報と第2放送側時
間情報との差分である放送側時間差情報が、予め設定さ
れた閾値を越えた場合にのみ、復号基準クロックの補正
に係る処理を行う。これにより、実施の形態1に比べて
受信装置から再生装置へ伝送する通信回数が削減でき
る。
【0030】<構成>図3は、本発明の実施の形態2に
係る受信装置206と再生装置112との構成を示す図
である。図3に示す受信装置206は、実施の形態1に
おける受信装置106に閾値保持部213を加えた構成
となる。閾値保持部213以外の構成要素は実施の形態
1と同様なので同一符号を付し、説明を省略する。
【0031】閾値保持部213は、予め設定されている
閾値を保持する。ここで閾値は前回受信した第1放送側
時間情報と新たに受信した第2放送側時間情報との差分
である時間差情報と比較されるものであり、状況に応じ
て適切な値に設定される。保持された閾値は放送側時間
情報抽出部102の要求に従い出力される。 <動作>次に、以上のように構成された受信装置206
と再生装置112との動作について説明する。図4は、
本発明の実施形態の形態2に係る受信装置206と再生
装置112との動作手順を示す図である。
【0032】ここで第1放送側時間情報が予め放送側時
間情報保持部103に保持されているとする。放送側時
間情報抽出部102が、受信した放送データに第2放送
側時間情報が含まれているか否かの判断を行い(S10
1)、第2放送側時間情報が含まれていれば(S10
1:Yesであれば)、第2放送側時間情報を抽出する
(S201)。
【0033】さらに放送側時間情報抽出部102が、放
送側時間情報保持部103から第1時間情報を読出し、
第1放送側時間情報と第2放送側時間情報との差分であ
る放送側時間差情報を算出する(S202)。放送側時
間情報抽出部102が、放送側時間差情報と閾値保持部
213に予め設定され保持されている閾値とを比較し、
放送側時間差情報が閾値を越えているか否か判別する
(S203)。前記放送側時間差情報が閾値を越えてい
る場合に(S203:Yesの場合)、放送側時間情報
抽出部102が、第2放送側時間情報を受信したことを
状態変化信号出力部104へ通知し、第2放送側時間情
報を放送側時間情報保持部103に伝送し保持させる
(S204)。
【0034】その後、状態変化信号出力部104が状態
変化信号を専用線経由で状態変化信号受信部107へ出
力する(S104)。状態変化信号受信部107が状態
変化信号を受けたことを、即座に管理部108と再生側
時間情報保持部111とに通知し、再生側時間情報保持
部111は第2再生側時間情報を保持する(S20
5)。
【0035】管理部108が状態変化信号受信部107
からの通知を受けて、受信装置206にいかなる状態変
化があったのか状態変化信号出力部104に照会する
(S106)。照会の結果が放送側時間情報を受信した
ことを示す場合に(S106:Yesであれば)、管理
部108が第2放送側時間情報と第2再生側時間情報と
を読出し、差異があるか判断する(S206)。
【0036】S206において、差異があれば(S20
6:Yesであれば)管理部108が再生装置の時刻を
放送装置の時刻に合致するよう再生側時間情報保持部1
11に更正を指示し、さらに前回更正した時刻から今回
更正した時刻までの時間間隔を算出する。その時間間隔
に差異が発生したことから、管理部108が符号基準ク
ロックの周波数に対する復号基準クロックの周波数の誤
差を算出し、誤差に応じて可変周波数発生部110で発
振周波数の補正を行う(S108)。
【0037】上述のように本実施の形態2における受信
装置206と再生装置112とによれば、受信した第1
放送側時間情報と第2放送側時間情報との差分である放
送側時間差情報が予め設定された閾値を越えた場合にの
み、復号基準クロックの周波数を符号基準クロックの周
波数に近づける方向に補正する。従って、受信装置20
6と再生装置112との基準クロックの補正に係る通信
回数が削減できる。 (実施の形態3) <概要>本発明の実施の形態3は、受信した第1放送側
時間情報と第2放送側時間情報との差分である放送側時
間差情報を復号基準クロックの周波数補正のための情報
とする。これにより、実施の形態1に比べて受信装置か
ら再生装置へ伝送するデータサイズが削減できる。
【0038】<構成>図5は、本発明の実施の形態3に
係る受信装置306と再生装置112との構成を示す図
である。図5に示す受信装置306は、実施の形態1に
おける受信装置106に放送側時間差情報保持部314
を加えた構成となる。放送側時間差情報保持部314以
外の構成要素は実施の形態1と同様なので同一符号を付
し、説明を省略する。
【0039】放送側時間差情報保持部314は、前回受
信した第1放送側時間情報と新たに受信した第2放送側
時間情報との差分である放送側時間差情報を保持する。
保持された放送側時間差情報は再生装置112の要求に
従い出力される。 <動作>次に、以上のように構成された受信装置と30
6再生装置112との動作について説明する。図6は、
本発明の実施形態の形態3に係る受信装置306と再生
装置112との動作手順を示す図である。
【0040】ここで第1放送側時間情報が予め放送側時
間情報保持部103に保持されているとする。放送側時
間情報抽出部102が、受信した放送データに第2放送
側時間情報が含まれているか否かの判断を行い(S10
1)、第2放送側時間情報が含まれていれば(S10
1:Yesであれば)、第2放送側時間情報を抽出する
(S201)。
【0041】さらに放送側時間情報抽出部102が、放
送側時間情報保持部103から第1時間情報を読出し、
第1放送側時間情報と第2放送側時間情報との差分であ
る放送側時間差情報を算出する(S202)。放送側時
間情報抽出部102が、第2放送側時間情報を受信した
ことを状態変化信号出力部104へ通知し、第2放送側
時間情報を放送側時間情報保持部103に伝送し保持さ
せる(S204)。さらに放送側時間情報抽出部102
が、前記放送側時間差情報を放送側時間差情報保持部3
14に伝送し保持させる(S301)。
【0042】その後、状態変化信号出力部104が状態
変化信号を専用線経由で状態変化信号受信部107へ出
力する(S104)。状態変化信号受信部107が状態
変化信号を受けたことを、即座に管理部108と再生側
時間情報保持部111とに通知し、再生側時間情報保持
部111は第2再生側時間情報を保持する(S20
5)。
【0043】管理部108が状態変化信号受信部107
からの通知を受けて、受信装置306にいかなる状態変
化があったのか状態変化信号出力部104に照会する
(S106)。照会の結果が放送側時間情報を受信した
ことを示す場合に(S106:Yesであれば)、再生
側時間情報保持部111に保持されている第1再生側時
間情報と第2再生側時間情報との差分である再生側時間
差情報を算出する(S302)。
【0044】次に、管理部108が放送側時間差情報と
再生側時間差情報との差異があるか否か判断する(S3
03)。差異があれば(S303:Yesであれば)管
理部108が再生装置の時刻を放送装置の時刻に合致す
るよう再生側時間情報保持部111に更正を指示し、さ
らに前回更正した時刻から今回更正した時刻までの時間
間隔を算出する。その時間間隔に差異が発生したことか
ら、管理部108が符号基準クロックの周波数に対する
復号基準クロックの周波数の誤差を算出し、誤差に応じ
て可変周波数発生部110で発振周波数の補正を行う
(S108)。
【0045】上述のように本実施の形態3における受信
装置306と再生装置112とによれば、受信した第1
放送側時間情報と第2放送側時間情報との差分である放
送側時間差情報を、復号基準クロックの周波数を符号基
準クロックの周波数に近づける方向に補正するための情
報としている。従って、受信装置306と再生装置11
2との復号基準クロックの補正に係るデータサイズが削
減できる。 (実施の形態4) <概要>本発明の実施の形態4は、受信した第1放送側
時間情報と第2放送側時間情報との差分である放送側時
間差情報を基準クロック補正のための情報とし、かつ、
その放送側時間差情報が予め設定された閾値を越えた場
合にのみ、基準クロックの補正に係る処理を行う。これ
により、実施の形態3に比べて受信装置から再生装置へ
伝送する通信回数が削減できる。
【0046】<構成>図7は、本発明の実施の形態4に
係る受信装置406と再生装置112との構成を示す図
である。図7に示す受信装置406は、実施の形態3に
おける受信装置306に閾値保持部213を加えた構成
となる。閾値保持部213以外の構成要素は実施の形態
3と同様なので同一符号を付し、説明を省略する。
【0047】また閾値保持部213は実施の形態2で説
明したものと同様であり、予め設定されている閾値を保
持する。ここで閾値は前回受信した第1放送側時間情報
と新たに受信した第2放送側時間情報との差分である時
間差情報と比較されるものであり、状況に応じて適切な
値に設定される。保持された閾値は放送側時間情報抽出
部102の要求に従い出力される。
【0048】<動作>次に、以上のように構成された受
信装置406と再生装置112との動作について説明す
る。図8は、本発明の実施形態の形態4に係る受信装置
406と再生装置112の動作手順を示す図である。こ
こで第1放送側時間情報が予め放送側時間情報保持部1
03に保持されているとする。
【0049】放送側時間情報抽出部102が、受信した
放送データに第2放送側時間情報が含まれているか否か
の判断を行い(S101)、第2放送側時間情報が含ま
れていれば(S101:Yesであれば)、第2放送側
時間情報を抽出する(S201)。さらに放送側時間情
報抽出部102が、放送側時間情報保持部103から第
1時間情報を読出し、第1放送側時間情報と第2放送側
時間情報との差分である放送側時間差情報を算出する
(S202)。
【0050】放送側時間情報抽出部102が、前記放送
側時間差情報と閾値保持部213に予め設定され保持さ
れている閾値とを比較し、放送側時間差情報が閾値を越
えているか否か判別する(S203)。前記放送側時間
差情報が閾値を越えている場合に(S203:Yesの
場合)、放送側時間情報抽出部102が、第2放送側時
間情報を受信したことを状態変化信号出力部104へ通
知し、第2放送側時間情報を放送側時間情報保持部10
3に伝送し保持させる。(S204)さらに放送側時間
情報抽出部102が、前記放送側時間差情報を放送側時
間差情報保持部314に伝送し保持させる(S30
1)。
【0051】その後、状態変化信号出力部104が状態
変化信号を専用線経由で状態変化信号受信部107へ出
力する(S104)。状態変化信号受信部107が状態
変化信号を受けたことを、即座に管理部108と再生側
時間情報保持部111とに通知し、再生側時間情報保持
部111は第2再生側時間情報を保持する(S20
5)。
【0052】管理部108が状態変化信号受信部107
からの通知を受けて、受信装置406にいかなる状態変
化があったのか状態変化信号出力部104に照会する
(S106)。照会の結果が放送側時間情報を受信した
ことを示す場合に(S106:Yesであれば)、再生
側時間情報保持部111に保持されている第1再生側時
間情報と第2再生側時間情報との差分である再生側時間
差情報を算出する(S302)。
【0053】次に、管理部108が放送側時間差情報と
再生側時間差情報との差異があるか否か判断する(S3
03)。差異があれば(S303:Yesであれば)管
理部108が再生装置の時刻を放送装置の時刻に合致す
るよう再生側時間情報保持部111に更正を指示し、さ
らに前回更正した時刻から今回更正した時刻までの時間
間隔を算出する。その時間間隔に差異が発生したことか
ら、管理部108が符号基準クロックの周波数に対する
復号基準クロックの周波数の誤差を算出し、誤差に応じ
て可変周波数発生部110で発振周波数の補正を行う
(S108)。
【0054】上述のように本実施の形態4における受信
装置406と再生装置112とによれば、受信した第1
放送側時間情報と第2放送側時間情報との差分である放
送側時間差情報を、復号基準クロックの周波数を符号基
準クロックの周波数に近づける方向に補正するための情
報としている。さらに、放送側時間差情報が予め設定さ
れた閾値を越えた場合にのみ、復号基準クロックの周波
数を符号基準クロックの周波数に近づける方向に補正す
る。従って、受信装置406と再生装置112との復号
基準クロックの補正に係るデータサイズと通信回数とが
削減できる。
【0055】なお、実施の形態1から4では、放送側時
間情報を受信したタイミングは専用線を用いて伝送され
ると説明した。しかし、そのタイミングを一定時間で再
生装置へ通知することさえできれば、専用線に限られな
い。例えばタイミングの伝送をバスの一部を用いて行っ
てもよい。これについて具体的に図9を用いて説明す
る。
【0056】図9は、本発明の受信装置と再生装置との
構成を示す図である。受信装置501は、ディジタル放
送受信機能付きの機能拡張カードであり、内部にフロン
トエンド部503、放送側時間情報抽出部504および
インターフェイス部505を有する。再生装置502
は、機能拡張カードを接続することができる携帯電話機
や携帯情報端末などであり、内部にインターフェイス部
506、VCO制御部507、CPU、DMAコントロ
ーラ、デコーダなどを有する。
【0057】フロントエンド部503は、チューナおよ
び復調LSIを有し、アンテナで受信した放送波の復調
処理を行い、放送データを放送側時間情報抽出部504
およびインターフェイス部505に出力する。放送側時
間情報抽出部504は、放送データから時間情報を検出
するものであり、図1における放送側時間情報抽出部1
02と同様の機能を有する。
【0058】インターフェイス部505および506
は、機能拡張カードと携帯電話機または携帯情報端末と
の間の通信を執り行う。VCO制御部507は、再生装
置502の時刻を補正するものであり、図1における管
理部108、可変周波数発生部110および再生側時間
情報保持部111の機能を有する。
【0059】受信装置501と再生装置502との間の
通信は、インターフェイス部505および506の間を
接続することで成立する。接続する線は図9に示すよう
に、制御信号線CMD、クロック信号線CLK、データ
線DAT0〜DAT3がある。放送データは、データ線
DAT0〜DAT3により伝送される。データ線は、高
いデータ転送レートが必要な場合に4本並列に用いら
れ、データ転送レートが低くてもよい場合に1本を用い
て残りの端子は使用しないこともできる。放送データの
伝送にデータ線を1本しか用いない場合に、放送データ
の伝送に使用しないデータ線は他の利用ができる。図9
においては、放送データはDAT0を用いて伝送され、
割込み制御信号はDAT1を用いてを伝送され、放送側
時間情報を検出したタイミングはDAT2を用いて伝送
されている。このように受信装置501は、バスの一部
を用いて放送側時間情報を検出したタイミングを再生装
置502に伝送することもできる。
【0060】また、再生装置502は、携帯電話機や携
帯情報端末などであるのでそれ自体に既存のアンテナを
備えている。したがって放送データも既存のアンテナを
共用して受信する形態が考えられる。図10は、上記の
形態の受信装置と再生装置との構成を示す図である。こ
のような形態は、再生装置502の既存のアンテナで放
送データを受信し、受信した放送データをインターフェ
イス部506及び505を介してフロントエンド部50
3のチューナに入力することで実現される。
【0061】このように既存のアンテナを共用すること
で、新たに放送データの受信用にアンテナを設ける必要
がなくなる。
【0062】
【発明の効果】本発明に係る基準クロックの周波数補正
方法は、コンテンツを符号基準クロックに基づいて符号
化して複数の放送データを生成し放送する放送装置と、
当該複数の放送データを順次受信する受信装置と、受信
された放送データを第1経路で受信装置から受け取り復
号基準クロックに基づいて復号してコンテンツを再生す
る再生装置とからなるシステムにおいて用いられる周波
数補正方法であって、前記放送装置において前記符号基
準クロックに基づいて計時される時刻を示す放送側時間
情報を一部の放送データに含めて放送する時間情報放送
ステップと、前記受信装置において受信した放送データ
に前記放送側時間情報が含まれているか否かを判断する
判断ステップと、前記受信装置において放送側時間情報
が含まれていると判断された場合に、前記放送側時間情
報が含まれていると判断されたタイミングを示すタイミ
ング情報を前記第1経路とは異なる第2経路を用いて前
記再生装置へ伝送する伝送ステップと、前記再生装置に
おいて前記タイミング情報を受信したタイミングにおけ
る前記復号基準クロックに基づいて計時される時刻を示
す再生側時間情報と前記第1経路で受け取った放送側時
間情報とを用いて前記復号基準クロックの周波数を前記
符号基準クロックの周波数に近づける方向に補正する補
正ステップとを含むことを特徴とする。
【0063】このように、受信装置で放送側時間情報を
受信したタイミングは、第2経路を用いて再生装置へ伝
送されるため、第1経路の混雑具合に関わらず常に一定
時間で伝送できる。したがって、再生装置において、復
号基準クロックの周波数を符号基準クロックの周波数に
近づける方向に適正に補正することができる。
【0064】また、前記伝送ステップは、前記放送側時
間情報が放送データに含まれていたことを含む受信装置
の何らかの状態のうちの少なくとも1つが変化した事を
示す状態変化信号を前記第2経路でただちに前記再生装
置へ伝送する第1伝送サブステップと、第1伝送サブス
テップにより状態変化信号が伝えられると当該状態変化
信号が受信装置のいかなる状態が変化した事を示すかを
前記第1経路で前記再生装置へ伝送する第2伝送サブス
テップとを含み、前記補正ステップは、前記第2伝送サ
ブステップにより伝えられた状態変化が前記放送側時間
情報が放送データに含まれていたことを示す場合にのみ
前記復号基準クロックの周波数を補正することとしても
よい。
【0065】このように、受信装置で放送側時間情報を
受信したタイミングは、状態変化信号を用いて再生装置
に伝送される。状態変化信号は、受信装置で状態変化が
起きた場合にその旨を再生装置に通知するための信号で
ある。したがって、放送側時間情報を受信したタイミン
グに限らず、受信装置における他の状態変化をも再生装
置に伝送することができる。
【0066】本発明に係る受信装置は、コンテンツを符
号基準クロックに基づいて符号化して生成した複数の放
送データを放送装置から受信し、順次受信した前記複数
の放送データを、復号基準クロックに基づいて復号して
コンテンツを再生する再生装置へ第1経路で伝える受信
装置であって、前記放送装置は前記符号基準クロックに
基づいて計時される時刻を示す放送側時間情報を一部の
放送データに含めて放送しており、受信した放送データ
に放送側時間情報が含まれているか否かを判断する判断
手段と、前記判断手段において放送側時間情報が含まれ
ていると判断された場合に、前記放送側時間情報が含ま
れていると判断されたタイミングを示すタイミング情報
を前記第1経路とは異なる第2経路を用いて前記タイミ
ング情報を基に周波数補正を行う前記再生装置へ伝送す
る伝送手段とを備えることを特徴とする。
【0067】このように受信装置で放送側時間情報を受
信したタイミングは、第2経路を用いて再生装置へ伝送
されるため、第1経路の混雑具合に関わらず常に一定時
間で伝送できる。したがって、再生装置において、復号
基準クロックの周波数を符号基準クロックの周波数に近
づける方向に適正に補正することができる。
【0068】また、前記伝送手段は、前記放送側時間情
報が放送データに含まれていたことを含む受信装置の何
らかの状態のうちの少なくとも1つが変化した事を示す
状態変化信号を前記第2経路を用いて前記再生装置へた
だちに伝送する第1伝送手段と、当該状態変化信号が受
信装置のいかなる状態が変化した事を示すかを前記第1
経路で伝送する第2伝送手段とを含むこととしてもよ
い。
【0069】このように、受信装置で放送側時間情報を
受信したタイミングは、状態変化信号を用いて再生装置
に伝送される。状態変化信号は、受信装置で状態変化が
起きた場合にその旨を再生装置に通知するための信号で
ある。したがって、放送側時間情報を受信したタイミン
グに限らず、受信装置における他の状態変化をも再生装
置に伝送することができる。
【0070】また、前記伝送手段は、第1放送側時間情
報が含まれていると判断された第1タイミングを示す第
1タイミング情報と第2放送時間情報が含まれていると
判断された第2タイミングを示す第2タイミング情報と
を前記第1経路とは異なる第2経路を用いて前記再生装
置へ伝送し、当該受信装置は、さらに、前記放送側時間
情報を前記再生装置へ伝える代わりに第1放送側時間情
報と第2放送側時間情報との差分である時間差情報を当
該時間差情報に基づいて周波数補正を行う前記再生装置
へ前記第1経路を用いて伝送する差分伝送手段を備える
こととしてもよい。
【0071】このように、受信装置は、第1放送側時間
情報と第2放送側時間情報との差分である時間差情報を
再生装置に伝送する。したがって、受信装置から再生装
置に第1経路を用いて伝送するデータのサイズを削減す
ることができる。また、前記伝送手段は、さらに、予め
定められた閾値を保持する閾値保持手段を含み、前記伝
送手段は、第1放送側時間情報と第2放送側時間情報と
の差分である時間差情報が前記閾値保持手段により保持
されている閾値を越えた場合のみ前記タイミング情報を
前記第2経路を用いてただちに前記再生装置へ伝送する
こととしてもよい。
【0072】このように、受信装置は、時間差情報が閾
値を越えた場合にのみ、状態変化信号を再生装置に伝送
する。したがって、基準クロックの補正に係るデータの
通信回数を削減することができる。本発明に係る再生装
置は、コンテンツを符号基準クロックに基づいて符号化
した複数の放送データを受信装置で受信し、順次受信し
た前記複数の放送データを第1経路で受信装置から受け
取り、復号基準クロックに基づいて復号してコンテンツ
を再生する再生装置であって、一部の放送データは前記
符号基準クロックに基づいて計時される時刻を示す放送
側時間情報を含めて放送されており、前記受信装置にお
いて受信した放送データに放送側時間情報が含まれてい
ると判断された場合に、前記第1経路とは異なる第2経
路を用いて前記放送側時間情報が含まれていると判断さ
れたタイミングを示すタイミング情報を取得する取得手
段と、前記タイミング情報を取得したタイミングにおけ
る前記復号基準クロックに基づいて計時される時刻を示
す再生側時間情報と前記第1経路から受け取った放送側
時間情報とを用いて前記復号基準クロックの周波数を前
記符号基準クロックの周波数に近づける方向に補正する
補正手段とを備えることを特徴とする。
【0073】このように、受信装置で放送側時間情報を
受信したタイミングは、第2経路を用いて当該再生装置
へ伝送されるため、第1経路の混雑具合に関わらず常に
一定時間で伝送できる。したがって、再生装置におい
て、復号基準クロックの周波数を符号基準クロックの周
波数に近づける方向に適正に補正することができる。
【0074】また、前記取得手段は、前記放送側時間情
報が放送データに含まれていたことを含む前記受信装置
の何らかの状態のうちの少なくとも1つが変化した事を
示す状態変化信号を検知する検知手段と、前記検知手段
により前記状態変化信号を検知した場合に、前記状態変
化信号が前記受信装置のいかなる状態が変化した事を示
すかを確認する確認手段とを含み、前記補正手段は、前
記確認手段により前記状態変化信号が前記受信装置にお
いて前記放送側時間情報が放送データに含まれていたこ
とを示すと確認した場合のみに前記復号基準クロックの
周波数を補正することとしてもよい。
【0075】このように、受信装置で放送側時間情報を
受信したタイミングは、状態変化信号を用いて再生装置
に伝送される。状態変化信号は、受信装置で状態変化が
起きた場合にその旨を再生装置に通知するための信号で
ある。したがって、放送側時間情報を受信したタイミン
グに限らず、受信装置における他の状態変化をも再生装
置にて検知することができる。
【0076】また、前記取得手段は、前記受信装置にお
いて第1放送側時間情報が放送データに含まれていると
判断された第1タイミングを示す第1タイミング情報と
第2放送側時間情報が放送データに含まれていると判断
された第2タイミングを示す第2タイミング情報とを取
得し、前記補正手段は、前記放送側時間情報が伝えられ
る代わりに第1放送側時間情報と第2放送側時間情報と
の差分である時間差情報が伝えられ、前記第1タイミン
グ、前記第2タイミングおよび前記時間差情報を用いて
前記復号基準クロックの周波数を補正することとしても
よい。
【0077】このように、再生装置は、第1放送側時間
情報と第2放送側時間情報との差分である時間差情報を
受信装置から取得する。したがって、受信装置から再生
装置に第1経路を用いて伝送するデータのサイズを削減
することができる。本発明に係るプログラムは、コンテ
ンツを符号基準クロックに基づいて符号化した複数の放
送データを受信装置で受信し、順次受信した前記複数の
放送データを第1経路で受信装置から受け取り、復号基
準クロックに基づいて復号してコンテンツを再生する処
理をコンピュータに実行させるプログラムであって、一
部の放送データは前記符号基準クロックに基づいて計時
される時刻を示す放送側時間情報を含めて放送されてお
り、前記受信装置において受信した放送データに放送側
時間情報が含まれていると判断された場合に、前記第1
経路とは異なる第2経路を用いて前記放送側時間情報が
含まれていると判断されたタイミングを示すタイミング
情報を取得する取得ステップと、前記タイミング情報を
取得したタイミングにおける前記復号基準クロックに基
づいて計時される時刻を示す再生側時間情報と前記第1
経路から受け取った放送側時間情報とを用いて前記復号
基準クロックの周波数を前記符号基準クロックの周波数
に近づける方向に補正する補正ステップとをコンピュー
タに実行させることを特徴とするプログラム。
【0078】このように、受信装置で放送側時間情報を
受信したタイミングは、第2経路を用いて当該再生装置
へ伝送されるため、第1経路の混雑具合に関わらず常に
一定時間で伝送できる。したがって、再生装置におい
て、復号基準クロックの周波数を符号基準クロックの周
波数に近づける方向に適正に補正することができる。
【0079】また、前記取得ステップは、前記放送側時
間情報が放送データに含まれていたことを含む前記受信
装置の何らかの状態のうちの少なくとも1つが変化した
事を示す状態変化信号を検知する検知サブステップと、
前記検知手段により前記状態変化信号を検知した場合
に、前記状態変化信号が前記受信装置のいかなる状態が
変化した事を示すかを確認する確認サブステップとを含
み、前記補正ステップは、前記確認手段により前記状態
変化信号が前記受信装置において前記放送側時間情報が
放送データに含まれていたことを示すと確認した場合の
みに前記復号基準クロックの周波数を補正することとし
てもよい。
【0080】このように、受信装置で放送側時間情報を
受信したタイミングは、状態変化信号を用いて再生装置
に伝送される。状態変化信号は、受信装置で状態変化が
起きた場合にその旨を再生装置に通知するための信号で
ある。したがって、放送側時間情報を受信したタイミン
グに限らず、受信装置における他の状態変化をも再生装
置にて検知することができる。
【0081】また、前記取得ステップは、前記受信装置
において第1放送側時間情報が放送データに含まれてい
ると判断された第1タイミングを示す第1タイミング情
報と第2放送側時間情報が放送データに含まれていると
判断された第2タイミングを示す第2タイミング情報と
を取得し、前記補正ステップは、前記放送側時間情報が
伝えられる代わりに第1放送側時間情報と第2放送側時
間情報との差分である時間差情報が伝えられ、前記第1
タイミング、前記第2タイミングおよび前記時間差情報
を用いて前記復号基準クロックの周波数を補正すること
としてもよい。
【0082】このように、再生装置は、第1放送側時間
情報と第2放送側時間情報との差分である時間差情報を
受信装置から取得する。したがって、受信装置から再生
装置に第1経路を用いて伝送するデータのサイズを削減
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る受信装置と再生装
置との構成を示す図である。
【図2】同実施形態に係る受信装置と再生装置との動作
手順を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態2に係る受信装置と再生装
置との構成を示す図である。
【図4】同実施形態に係る受信装置と再生装置との動作
手順を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態3に係る受信装置と再生装
置との構成を示す図である。
【図6】同実施形態に係る受信装置と再生装置との動作
手順を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態4に係る受信装置と再生装
置との構成を示す図である。
【図8】同実施形態に係る受信装置と再生装置との動作
手順を示す図である。
【図9】受信装置と再生装置との構成を示す図である。
【図10】受信装置と再生装置との構成を示す図であ
る。
【図11】従来の受信再生装置の構成を示す図である。
【符号の説明】
101 放送データ受信部 102 放送側時間情報抽出部 103 放送側時間情報保持部 104 状態変化信号出力部 105 放送データ保持部 106 受信装置 107 状態変化信号受信部 108 管理部 109 放送データ取込み部 110 可変周波数発生部 111 再生側時間情報保持部 112 再生装置 213 閾値保持部 314 放送側時間差情報保持部 501 受信装置 502 再生装置 503 フロントエンド部 504 放送側時間情報抽出部 505 インターフェイス部 506 インターフェイス部 507 VCO制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/44 H04L 7/02 B Fターム(参考) 5B089 JB03 JB05 JB06 JB11 KA00 KB11 LB24 5C020 AA11 AA37 BA11 5C025 BA25 BA30 5K028 BB04 EE02 EE03 MM12 MM17 NN22 NN23 NN32 SS04 SS14 5K047 AA01 AA05 CC08 DD01 DD02 GG11 GG16 GG44 GG45 HH42 HH55

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンテンツを符号基準クロックに基づい
    て符号化して複数の放送データを生成し放送する放送装
    置と、当該複数の放送データを順次受信する受信装置
    と、受信された放送データを第1経路で受信装置から受
    け取り復号基準クロックに基づいて復号してコンテンツ
    を再生する再生装置とからなるシステムにおいて用いら
    れる周波数補正方法であって、 前記放送装置において、前記符号基準クロックに基づい
    て計時される時刻を示す放送側時間情報を、一部の放送
    データに含めて放送する時間情報放送ステップと、 前記受信装置において、受信した放送データに、前記放
    送側時間情報が含まれているか否かを判断する判断ステ
    ップと、 前記受信装置において、放送側時間情報が含まれている
    と判断された場合に、前記放送側時間情報が含まれてい
    ると判断されたタイミングを示すタイミング情報を、前
    記第1経路とは異なる第2経路を用いて前記再生装置へ
    伝送する伝送ステップと、 前記再生装置において、前記タイミング情報を受信した
    タイミングにおける、前記復号基準クロックに基づいて
    計時される時刻を示す再生側時間情報と、前記第1経路
    で受け取った放送側時間情報とを用いて、前記復号基準
    クロックの周波数を、前記符号基準クロックの周波数に
    近づける方向に補正する補正ステップとを含むことを特
    徴とする周波数補正方法。
  2. 【請求項2】 前記伝送ステップは、 前記放送側時間情報が放送データに含まれていたことを
    含む受信装置の何らかの状態のうちの、少なくとも1つ
    が変化した事を示す状態変化信号を、前記第2経路でた
    だちに前記再生装置へ伝送する第1伝送サブステップ
    と、 第1伝送サブステップにより状態変化信号が伝えられる
    と、当該状態変化信号が、受信装置のいかなる状態が変
    化した事を示すかを、前記第1経路で前記再生装置へ伝
    送する第2伝送サブステップとを含み、 前記補正ステップは、 前記第2伝送サブステップにより伝えられた状態変化
    が、前記放送側時間情報が放送データに含まれていたこ
    とを示す場合にのみ、前記復号基準クロックの周波数を
    補正することを特徴とする請求項1に記載の周波数補正
    方法。
  3. 【請求項3】 コンテンツを符号基準クロックに基づい
    て符号化して生成した複数の放送データを放送装置から
    受信し、順次受信した前記複数の放送データを、復号基
    準クロックに基づいて復号してコンテンツを再生する再
    生装置へ第1経路で伝える受信装置であって、 前記放送装置は、前記符号基準クロックに基づいて計時
    される時刻を示す放送側時間情報を、一部の放送データ
    に含めて放送しており、受信した放送データに放送側時
    間情報が含まれているか否かを判断する判断手段と、 前記判断手段において、放送側時間情報が含まれている
    と判断された場合に、前記放送側時間情報が含まれてい
    ると判断されたタイミングを示すタイミング情報を前記
    第1経路とは異なる第2経路を用いて前記タイミング情
    報を基に周波数補正を行う前記再生装置へ伝送する伝送
    手段とを備えることを特徴とする受信装置。
  4. 【請求項4】 前記伝送手段は、 前記放送側時間情報が放送データに含まれていたことを
    含む受信装置の何らかの状態のうちの、少なくとも1つ
    が変化した事を示す状態変化信号を、前記第2経路を用
    いて前記再生装置へただちに伝送する第1伝送手段と、 当該状態変化信号が、受信装置のいかなる状態が変化し
    た事を示すかを、前記第1経路で伝送する第2伝送手段
    とを含むことを特徴とする請求項3に記載の受信装置。
  5. 【請求項5】 前記伝送手段は、 第1放送側時間情報が含まれていると判断された第1タ
    イミングを示す第1タイミング情報と第2放送時間情報
    が含まれていると判断された第2タイミングを示す第2
    タイミング情報とを前記第1経路とは異なる第2経路を
    用いて前記再生装置へ伝送し、 当該受信装置は、さらに、 前記放送側時間情報を前記再生装置へ伝える代わりに、
    第1放送側時間情報と第2放送側時間情報との差分であ
    る時間差情報を当該時間差情報に基づいて周波数補正を
    行う前記再生装置へ前記第1経路を用いて伝送する差分
    伝送手段を備えることを特徴とする請求項3に記載の受
    信装置。
  6. 【請求項6】 前記伝送手段は、さらに、 予め定められた閾値を保持する閾値保持手段を含み、 前記伝送手段は、 第1放送側時間情報と第2放送側時間情報との差分であ
    る時間差情報が、前記閾値保持手段により保持されてい
    る閾値を越えた場合のみ、前記タイミング情報を前記第
    2経路を用いてただちに前記再生装置へ伝送することを
    特徴とする請求項3に記載の受信装置。
  7. 【請求項7】 コンテンツを符号基準クロックに基づい
    て符号化した複数の放送データを受信装置で受信し、順
    次受信した前記複数の放送データを第1経路で受信装置
    から受け取り、復号基準クロックに基づいて復号してコ
    ンテンツを再生する再生装置であって、 一部の放送データは前記符号基準クロックに基づいて計
    時される時刻を示す放送側時間情報を含めて放送されて
    おり、前記受信装置において受信した放送データに放送
    側時間情報が含まれていると判断された場合に、前記第
    1経路とは異なる第2経路を用いて、前記放送側時間情
    報が含まれていると判断されたタイミングを示すタイミ
    ング情報を取得する取得手段と、 前記タイミング情報を取得したタイミングにおける、前
    記復号基準クロックに基づいて計時される時刻を示す再
    生側時間情報と前記第1経路から受け取った放送側時間
    情報とを用いて、前記復号基準クロックの周波数を、前
    記符号基準クロックの周波数に近づける方向に補正する
    補正手段とを備えることを特徴とする再生装置。
  8. 【請求項8】 前記取得手段は、 前記放送側時間情報が放送データに含まれていたことを
    含む前記受信装置の何らかの状態のうちの、少なくとも
    1つが変化した事を示す状態変化信号を検知する検知手
    段と、 前記検知手段により前記状態変化信号を検知した場合
    に、前記状態変化信号が前記受信装置のいかなる状態が
    変化した事を示すかを確認する確認手段とを含み、 前記補正手段は、 前記確認手段により前記状態変化信号が、前記受信装置
    において前記放送側時間情報が放送データに含まれてい
    たことを示すと確認した場合のみに、前記復号基準クロ
    ックの周波数を補正することを特徴とする請求項7に記
    載の再生装置。
  9. 【請求項9】 前記取得手段は、 前記受信装置において第1放送側時間情報が放送データ
    に含まれていると判断された第1タイミングを示す第1
    タイミング情報と第2放送側時間情報が放送データに含
    まれていると判断された第2タイミングを示す第2タイ
    ミング情報とを取得し、 前記補正手段は、 前記放送側時間情報が伝えられる代わりに、第1放送側
    時間情報と第2放送側時間情報との差分である時間差情
    報が伝えられ、前記第1タイミング、前記第2タイミン
    グおよび前記時間差情報を用いて前記復号基準クロック
    の周波数を補正することを特徴とする請求項7に記載の
    再生装置。
  10. 【請求項10】 コンテンツを符号基準クロックに基づ
    いて符号化した複数の放送データを受信装置で受信し、
    順次受信した前記複数の放送データを第1経路で受信装
    置から受け取り、復号基準クロックに基づいて復号して
    コンテンツを再生する処理をコンピュータに実行させる
    プログラムであって、 一部の放送データは前記符号基準クロックに基づいて計
    時される時刻を示す放送側時間情報を含めて放送されて
    おり、前記受信装置において受信した放送データに放送
    側時間情報が含まれていると判断された場合に、前記第
    1経路とは異なる第2経路を用いて、前記放送側時間情
    報が含まれていると判断されたタイミングを示すタイミ
    ング情報を取得する取得ステップと、 前記タイミング情報を取得したタイミングにおける、前
    記復号基準クロックに基づいて計時される時刻を示す再
    生側時間情報と前記第1経路から受け取った放送側時間
    情報とを用いて、前記復号基準クロックの周波数を、前
    記符号基準クロックの周波数に近づける方向に補正する
    補正ステップとをコンピュータに実行させることを特徴
    とするプログラム。
  11. 【請求項11】 前記取得ステップは、 前記放送側時間情報が放送データに含まれていたことを
    含む前記受信装置の何らかの状態のうちの、少なくとも
    1つが変化した事を示す状態変化信号を検知する検知サ
    ブステップと、 前記検知手段により前記状態変化信号を検知した場合
    に、前記状態変化信号が前記受信装置のいかなる状態が
    変化した事を示すかを確認する確認サブステップとを含
    み、 前記補正ステップは、 前記確認手段により前記状態変化信号が、前記受信装置
    において前記放送側時間情報が放送データに含まれてい
    たことを示すと確認した場合のみに、前記復号基準クロ
    ックの周波数を補正することを特徴とする請求項10に
    記載のプログラム。
  12. 【請求項12】 前記取得ステップは、 前記受信装置において第1放送側時間情報が放送データ
    に含まれていると判断された第1タイミングを示す第1
    タイミング情報と第2放送側時間情報が放送データに含
    まれていると判断された第2タイミングを示す第2タイ
    ミング情報とを取得し、 前記補正ステップは、 前記放送側時間情報が伝えられる代わりに、第1放送側
    時間情報と第2放送側時間情報との差分である時間差情
    報が伝えられ、前記第1タイミング、前記第2タイミン
    グおよび前記時間差情報を用いて前記復号基準クロック
    の周波数を補正することを特徴とする請求項10に記載
    のプログラム。
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JP2008522181A (ja) * 2004-12-02 2008-06-26 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ デバイス間距離測定

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