JP2003257783A - 積層形薄膜コンデンサの製造方法、および積層形薄膜コンデンサ - Google Patents

積層形薄膜コンデンサの製造方法、および積層形薄膜コンデンサ

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JP2003257783A
JP2003257783A JP2002059278A JP2002059278A JP2003257783A JP 2003257783 A JP2003257783 A JP 2003257783A JP 2002059278 A JP2002059278 A JP 2002059278A JP 2002059278 A JP2002059278 A JP 2002059278A JP 2003257783 A JP2003257783 A JP 2003257783A
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thin film
electrodes
capacitor
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Michiharu Kamiya
三千治 神谷
Masaharu Yamane
正治 山根
Mikio Sakata
幹夫 坂田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01GCAPACITORS; CAPACITORS, RECTIFIERS, DETECTORS, SWITCHING DEVICES, LIGHT-SENSITIVE OR TEMPERATURE-SENSITIVE DEVICES OF THE ELECTROLYTIC TYPE
    • H01G4/00Fixed capacitors; Processes of their manufacture
    • H01G4/002Details
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  • Manufacturing & Machinery (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐圧を向上させた積層フィルムコンデンサを
比較的簡便に製造して提供する。 【解決手段】 所定形状を有する分割電極12を複数含
む金属層が誘電体フィルム11上に形成された金属化フ
ィルム13が積層されてなる金属化フィルム積層体とメ
タリコン(20,20’)とから構成されたフィルムコ
ンデンサ母材を用意する工程(a)と、各レベルにおい
て所定形状の分割電極12の少なくとも1つを含むよう
に、且つ、切断面30にて所定形状の分割電極12が分
断されるように、フィルムコンデンサ母材を切断し、切
断面30側に分断された分割電極40が位置する積層フ
ィルムコンデンサ素子を得る工程(b)と、積層フィル
ムコンデンサ素子のメタリコン(20,20’)に過電
流を流して、第1の金属層の分断された分割電極40
と、第2の金属層の分断された分割電極40との間をシ
ョートさせる工程(c)とを包含する、積層フィルムコ
ンデンサの製造方法である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、積層形薄膜コンデ
ンサの製造方法、および積層形薄膜コンデンサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小型化および高密度実
装化に伴って、電子部品の小型化およびチップ化が進め
られている。電子部品の一つであるフィルムコンデンサ
においても小型化およびチップ化が進められており、誘
電体薄膜を積層した積層形薄膜コンデンサ(以下、「積
層フィルムコンデンサ」と称する。)が開発され、広く
使用されるようになってきている。
【0003】積層フィルムコンデンサの構成を模式的に
図1に示す。図1に示した積層フィルムコンデンサ10
00は、金属化フィルム積層体110の両端面にメタリ
コン(120,120’)が形成された素子である。メ
タリコン(120,120’)は、金属化フィルム積層
体110内の金属層と電気的に接続されており、当該金
属層は、内部電極として機能し、メタリコン(120,
120’)は、外部電極として機能する。フィルムコン
デンサ1000は、長尺状の金属化フィルム積層体の両
端面にメタリコンが形成されたコンデンサ母材を切断し
て得られるため、外部電極(120,120’)が位置
していない側面に切断面130が形成されることにな
る。
【0004】図2は、切断面130から見たコンデンサ
1000の断面構造を模式的に示している。図2からわ
かるように、切断面130には、金属層(112,11
2’)が露出している。なお、金属層(112,11
2’)の間には、誘電体層114が挟まれており、この
構成により、電荷を蓄積することができる。詳述する
と、一方の金属層(奇数層)112はメタリコン120
に接続され、他方の金属層(偶数層)112’はメタリ
コン120’に接続されているため、一対のメタリコン
(120,120’)を正負電極にすれば、誘電体層1
14を挟む一対の金属層(112,112’)を対向す
る正負電極とすることができ、それにより、電荷を蓄積
する素子として機能させることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】コンデンサ母材の切断
によって生じる切断面130を露出させたままにしてお
くと、切断面130から水分が侵入して容量変化が生じ
たり、実装後のリフロー処理時に吸湿した水分の影響に
よってコンデンサが破損することがある。このため、積
層フィルムコンデンサの特性の向上ないし信頼性の向上
を図る上では、切断面130をどのようにして処理する
かが大きな問題となる。
【0006】特開平3−64012号公報には、ローラ
を用いて切断面130に樹脂を直接塗布して、切断面1
30の保護を行う技術が開示されている。しかし、この
技術では、ローラによる直接的な塗布のため、切断面1
30に物理的な損傷が与えられることがあり、その結
果、積層フィルムコンデンサ1000の積層体110の
絶縁構造が破損することがある。また、より小型化され
た積層フィルムコンデンサの1個1個の切断面130
に、ローラーを用いて均一に樹脂を塗布するのは技術的
に困難であることが多い。
【0007】切断面130に樹脂を塗布するのではな
く、切断面130に露出している部分の金属層(11
2,112’)を溶解させて、金属層(112,11
2’)の一部を除去し、それにより、切断面130側に
マージンを形成する技術もある。この技術によれば、切
断面130側に位置する金属層(112,112’)の
端面間距離が長くなるため、金属層(112,11
2’)端面間の沿面放電が生じ難くなり、その結果、コ
ンデンサの耐圧を高めることができる。しかしながら、
この技術を採用すると、金属層(112,112’)を
溶解させる工程が必要になるので、製造が煩雑になると
ともに、溶解時に使用した溶液を乾燥させる必要も生じ
る。乾燥が不十分であると、コンデンサの特性ないし信
頼性の低下をもたらす。
【0008】本発明はかかる諸点に鑑みてなされたもの
であり、その主な目的は、耐圧を向上させた積層形薄膜
コンデンサを比較的簡便に製造して提供することにあ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の積層
形薄膜コンデンサの製造方法は、コンデンサ素子と、前
記コンデンサ素子の左右に設けられた左右一対の外部電
極とを備え、前記コンデンサ素子は、表面に金属層が形
成された薄膜誘電体を複数枚厚み方向に積層してなり、
前記各薄膜誘電体上の各金属層は、厚み方向に互い違い
に左右いずれか一方の前記外部電極に電気的に接続され
ており、前記金属層は、手前−奥方向に分断された複数
の分割電極からなる積層形薄膜コンデンサの製造方法で
あって、前記外部電極に過電流を印加することにより、
重なり合う2枚の薄膜上の最も手前に位置する分割電極
の間および重なり合う2枚の薄膜上の最も奥に位置する
分割電極の間の少なくとも一方の間を短絡させて、前記
最も手前に位置する分割電極の間および前記最も奥に位
置する分割電極の少なくとも一方を酸化させることを特
徴とする。
【0010】本発明による第2の積層形薄膜コンデンサ
の製造方法は、以下のような手前−奥方向に長辺を有す
る長尺状のコンデンサ母材を、手前−奥方向にほぼ垂直
な面で切断する、積層形薄膜コンデンサの製造方法であ
り、前記長尺状のコンデンサ母材は、母材素子と、前記
母材素子の左右に設けられた左右一対の外部電極とを備
え、前記母材素子は、金属層が表面に形成された薄膜誘
電体を複数枚厚み方向に積層してなり、前記各薄膜誘電
体上の各金属層は厚み方向に互い違いに左右いずれか一
方の外部電極にそれぞれ第1ヒューズ部および第2ヒュ
ーズ部を介して電気的に接続されていると共に手前−奥
方向に分割された複数の分割電極からなり、前記第1ヒ
ューズ部の外部電極側の一端は、当該第1ヒューズ部の
他端よりも手前側に位置しており、前記第2ヒューズ部
の外部電極側の一端は、当該第2ヒューズ部の他端より
も奥側に位置している。
【0011】ある好適な実施形態において、前記第1ヒ
ューズ部の延びる方向および前記第2ヒューズ部の延び
る方向は、共に、前記手前−奥方向に対して約45°傾
いた方向である。
【0012】ある好適な実施形態において、前記コンデ
ンサ部材における各分割電極は、略矩形の形状を有す
る。
【0013】ある好適な実施形態において、前記第1ヒ
ューズ部は、前記分割電極と一体形成されており、か
つ、当該分割電極の右側の角部周辺から延びて前記右側
の前記外部電極へと達し、前記第2ヒューズ部は、前記
分割電極と一体形成されており、かつ、当該分割電極の
左側の角部周辺から延びて前記左側の前記外部電極へと
達する。
【0014】本発明による第3の積層形薄膜コンデンサ
の製造方法は、コンデンサ素子と、前記コンデンサ素子
の左右に設けられた左右一対の外部電極とを備え、前記
コンデンサ素子は、表面に金属層が形成された薄膜誘電
体を複数枚厚み方向に積層してなり、前記各薄膜誘電体
上の各金属層は、厚み方向に互い違いに左右いずれか一
方の前記外部電極にヒューズ部を介して電気的に接続さ
れていると共に手前−奥方向に分断された複数の分割電
極からなる積層形薄膜コンデンサの製造方法であって、
最も手前に位置する分割電極と外部電極とを接続する左
右のヒューズ部の少なくとも一方と、最も奥に位置する
分割電極と外部電極とを接続する左右のヒューズ部の少
なくとも一方とを除去する。
【0015】ある好適な実施形態において、前記各分割
電極は、略矩形であり、前記ヒューズ部は、前記分割電
極と一体形成されており、かつ、前記左右方向へ延びて
いる。
【0016】ある好適な実施形態において、最も手前に
位置する分割電極と外部電極とを接続する左右のヒュー
ズ部の少なくとも一方と、最も奥に位置する分割電極と
外部電極とを接続する左右のヒューズ部の少なくとも一
方とに、切り込みを入れることにより除去する。
【0017】本発明による第1の積層形薄膜コンデンサ
は、コンデンサ素子と、前記コンデンサ素子の左右に設
けられた左右一対の外部電極とを備えた積層形薄膜コン
デンサであって、前記コンデンサ素子は、表面に金属層
が形成された薄膜誘電体を複数枚厚み方向に積層してな
り、前記各薄膜誘電体上の各金属層は、厚み方向に互い
違いに左右いずれか一方の前記外部電極に電気的に接続
されており、前記金属層は、手前−奥方向に分断された
複数の分割電極からなり、前記各薄膜誘電体上の最も手
前に位置する分割電極または最も奥に位置する分割電極
の少なくとも一方が酸化されている。
【0018】ある好適な実施形態において、前記複数の
分割電極のうち、前記最も手前に位置する分割電極また
は前記最も奥に位置する分割電極以外の分割電極は、略
矩形の形状を有しており、前記最も手前に位置する分割
電極または前記最も奥に位置する分割電極は、それ以外
の前記分割電極よりも面積が小さい。
【0019】本発明による第2の積層形薄膜コンデンサ
は、コンデンサ素子と、前記コンデンサ素子の左右に設
けられた左右一対の外部電極とを備えた積層形薄膜コン
デンサであって、前記コンデンサ素子は、表面に金属層
が形成された薄膜誘電体をn枚(nは2以上の自然数)
厚み方向に積層してなり、前記各薄膜誘電体上の各金属
層は、厚み方向に互い違いに左右いずれか一方の前記外
部電極に電気的に接続されており、k層目(kはn以下
の自然数)の薄膜誘電体上に形成されている複数の分割
電極のうち、最も奥に位置する分割電極は、前記外部電
極とは電気的に接続されておらず、その他の分割電極
は、前記左右一対の外部電極のいずれか一方に電気的に
接続されており、(k−1)層目の薄膜誘電体上に形成
されている複数の分割電極のうち、最も手前に位置する
分割電極は、前記外部電極とは電気的に接続されておら
ず、その他の分割電極は、他方の前記外部電極に電気的
に接続されている。
【0020】ある好適な実施形態において、k層目の薄
膜誘電体上に形成されている複数の分割電極のうち最も
奥に位置する分割電極以外の分割電極は、第1ヒューズ
部を介して前記左右一対の外部電極のいずれか一方に電
気的に接続されており、前記第1ヒューズ部の外部電極
側の一端は、当該第1ヒューズ部の他端よりも手前に位
置しており、(k−1)層目の薄膜誘電体上に形成され
ている複数の分割電極のうち最も手前に位置する分割電
極以外の分割電極は、第2ヒューズ部を介して前記他方
の外部電極に電気的に接続されており、前記第2ヒュー
ズ部の外部電極側の先端は、当該第2ヒューズ部の他端
よりも奥側に位置している。
【0021】ある好適な実施形態において、前記各分割
電極は、略矩形であり、前記第1ヒューズ部は、前記分
割電極と一体形成されており、かつ、当該分割電極の右
側の角部周辺から延びて前記右側の前記外部電極へと達
し、前記第2ヒューズ部は、前記分割電極と一体形成さ
れており、かつ、当該分割電極の左側の角部周辺から延
びて前記左側の前記外部電極へと達する。
【0022】ある好適な実施形態において、前記第1ヒ
ューズ部の延びる方向および前記第2ヒューズ部の延び
る方向は、共に、前記手前−奥方向に対して約45°傾
いた方向である。
【0023】本発明による第3の積層形薄膜コンデンサ
は、コンデンサ素子と、前記コンデンサ素子の左右に設
けられた左右一対の外部電極とを備え、前記コンデンサ
素子は、表面に金属層が形成された薄膜誘電体を複数枚
厚み方向に積層してなり、前記各薄膜誘電体上の各金属
層は、厚み方向に互い違いに左右いずれか一方の前記外
部電極にヒューズ部を介して電気的に接続されており、
前記金属層は、手前−奥方向に分断された複数の分割電
極からなる積層形薄膜コンデンサであって、最も手前に
位置する分割電極と外部電極とを接続する左右のヒュー
ズ部の少なくとも一方と、最も奥に位置する分割電極と
外部電極とを接続する左右のヒューズ部の少なくとも一
方とが除去されている。
【0024】ある好適な実施形態において、前記各分割
電極は、略矩形であり、前記ヒューズ部は、前記分割電
極と一体形成されており、かつ、前記左右方向へ延びて
いる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明の実施形態を説明する。以下の図面においては、説明
を簡潔にするために、実質的に同一の機能を有する構成
要素を同一の参照符号で示す。なお、本発明は以下の実
施形態に限定されない。 (実施形態1)図3および図4を参照しながら、本発明
による実施形態1にかかる積層形薄膜コンデンサ(積層
フィルムコンデンサ)100を説明する。図3は、本実
施形態にかかる積層フィルムコンデンサ100の全体的
な構成を模式的に示す斜視図である。なお、図3に示し
た斜視図では、金属電極パターンを見やすくするため
に、最上層の誘電体フィルムを省略して、その構成を示
している。
【0026】本実施形態の積層フィルムコンデンサ10
0は、金属化フィルムが積層されてなる金属化フィルム
積層体(コンデンサ部)10と、金属化フィルム積層体
の側面に形成された外部電極(メタリコン)20,2
0’とを有している。外部電極(メタリコン)20,2
0’は、金属化フィルム積層体10の側面に金属を溶射
することによって形成された溶射金属電極である。本実
施形態の積層フィルムコンデンサ100の基本的な構成
を言い換えると、積層フィルムコンデンサ100は、コ
ンデンサ素子10と、コンデンサ素子10の左右に設け
られた左右一対の外部電極(メタリコン)20,20’
とを備えており、そして、コンデンサ素子10は、表面
に金属層が形成された薄膜誘電体を複数枚厚み方向に積
層してなり、各薄膜誘電体上の各金属層は、厚み方向に
互い違いに左右いずれか一方の外部電極20,20’に
電気的に接続されており、金属層は、手前−奥方向に分
断された複数の分割電極14からなる。
【0027】金属化フィルム積層体10を構成する金属
化フィルムは、誘電体フィルムと、その上に蒸着によっ
て形成された金属層とから構成されている。誘電体フィ
ルムは、例えば、ポリエステルフィルム(例えば、PE
T、PENフィルム)、PPSフィルム、アクリル樹脂
フィルムなどである。これらのフィルムは、耐熱性、電
気特性の観点から好適に用いられる。コンデンサの大容
量化を図る観点からは、アクリル樹脂フィルムを用いる
ことが好ましい。金属層は、例えば、アルミニウムから
構成されているが、これに代えて、Ni等によって構成
することも可能である。金属層は、最低2層あればよい
が、本実施形態では、例えば、50〜5000層程度積
層されている。なお、対向して設けられた一対のメタリ
コン(20,20’)が位置する側面(図中、左右面)
以外の、金属化フィルム積層体の側面(図中、前後面)
には、コンデンサ母材を切断する際に生じた切断面30
が位置している。
【0028】本実施形態においては、交流用途で特に必
要とされるコンデンサの保安性を確保するために、分割
電極12が内部電極として形成されている。すなわち、
一枚の蒸着電極をそのまま用いるのではなく、誘電体フ
ィルム上の蒸着金属の一部を除去して、金属層を分割す
るための分割部14を設け、それによって、一枚の蒸着
電極から複数の分割電極12が形成されている。分割電
極による保安機能の動作メカニズムは、次の通りであ
る。一般によく知られているように、蒸着電極を用いた
フィルムコンデンサには自己回復性が備わっており、微
小な局部小破壊は、この自己回復性でコンデンサ特性を
維持することが可能であった。しかしながら、大きめで
連続的な局部小破壊が起こると、この自己回復性にも限
度があり、コンデンサが破壊して発煙や発火に至るおそ
れがある。本実施形態では、分割電極による保安機能が
働くことにより、このような破壊が生じても、局部破壊
の発生した部分の分割電極のみを、多数の正常なコンデ
ンサ部分から分離することができる。つまり、この構成
によれば、局部小破壊が連続的に発生することが抑制さ
れ、コンデンサの全破壊を防止することができる。
【0029】図3に示した構成において、最上層(また
は、奇数層)の各分割電極12は、一方のメタリコン2
0に電気的に接続されており、最上層に対して下層(ま
たは、偶数層)の各分割電極(不図示)は、他方のメタ
リコン20’に電気的に接続されている。なお、電気的
に接続された方とは反対側のメタリコン(最上層におい
て、20’)との絶縁を確保するために、各分割電極1
2と、他方のメタリコン20’との間には、マージン部
16が設けられている。マージン部16も、金属層の一
部を除去することにより形成されたものである。各分割
電極12は、略矩形の形状を有しており、そして、実質
的に同一のパターン形状を有している。
【0030】本実施形態の構成においては、切断面30
側に位置する分割電極40は、メタリコン(20,2
0’)に過電流を流すことにより、互いにショートさせ
られて、酸化(または飛散)されている。より詳細に述
べると、切断面30側に位置する分割電極40は、中央
部に位置する分割電極12の略半分の大きさにされてお
り、奇数層に位置する分割電極40と、その上層または
下層(偶数層)に位置する分割電極40とは、両者間の
ショートによって、飛散または酸化させられており、導
電性を失っている。切断面30側に位置する分割電極4
0が導電性を失うということは、切断面30側にマージ
ンが形成されたことを意味する。つまり、切断面での沿
面放電が生じ難くなり、その結果、コンデンサの耐圧を
高めることができる。このことを図4を参照しながら、
さらに詳述する。
【0031】図4(a)は、金属化フィルム積層体10
の或るレベルに位置する第1の金属層と、その下層レベ
ルに位置する第2の金属層とを、説明のために分解して
示しており、図4(b)は、その断面構成を模式的に示
している。図4(a)に示した構成では、図中、右側お
よび左側の端面にそれぞれメタリコン(20,20’)
が配置され、そして、正面側および背面側の端面が切断
面(30)となる。一方、図4(b)では、右側および
左側の端面が切断面(30)となる。
【0032】図4に示した各レベルの金属層は、誘電体
フィルム11上に蒸着されており、金属層と誘電体フィ
ルム11と含めて金属化フィルム13と呼ぶこととす
る。この例においては、第1の金属層は、奇数層に位置
し、第2の金属層は、偶数層に位置している。第1およ
び第2の金属層とも、切断面側に位置し、略1/2に分
断された分割電極40と、中央部に位置する分割電極1
2とを備えており、中央部に位置する分割電極12は、
上下層間において、少なくとも一部が重なった状態で、
誘電体フィルム11を介して積層されている。同図の構
成においては、中央部に位置する分割電極12の数を2
個としているが、これは説明のための例示であり、3個
以上であってもよいし、1個であってもよい。
【0033】本実施形態の構成を言い換えると、k層目
(kはn以下の自然数)の薄膜誘電体13上に形成され
ている複数の分割電極のうち、最も奥に位置する分割電
極40は、外部電極(20,20’)とは電気的に接続
されておらず、その他の分割電極12は、左右一対の外
部電極(20,20’)のいずれか一方に電気的に接続
されており、そして、(k−1)層目薄膜誘電体13上
に形成されている複数の分割電極のうち、最も手前に位
置する分割電極40は、外部電極(20,20’)とは
電気的に接続されておらず、その他の分割電極12は、
他方の前記外部電極(20または20’)に電気的に接
続されているということになる。
【0034】図4(b)に示した構成において、分割電
極40aと40bの間、および、40a’と40b’と
の間でショートを起こす程度の電流(過電流)をメタリ
コン(20,20’)を介して流すと、そのショートに
より、分割電極40aと40b、および40a’と40
b’は、飛散または酸化し、導電性を失うことになる。
その結果、切断面における絶縁距離は、ショート前にお
いては、分割電極40aと40b(または、40a’と
40b’)との間の端面間距離であったのが、ショート
後においては、分割電極12aと12b(または、12
a’と12b’)との間の端面間距離となり、つまり、
ショートにより絶縁距離を長くすることができる。積層
フィルムコンデンサは、製法上、切断面が形成されてし
まうのであるが、本実施形態の技術によれば、その切断
面の処理を比較的簡便に行うことができ、コンデンサの
耐圧を高めることができる。
【0035】ショートの際に流す過電流は、金属化フィ
ルム積層体(コンデンサ部)10の構成が耐電圧100
V以上を要望するときに、瞬時電流0.5Aop以上とす
ればよい。ただし、この過電流の条件は、金属化フィル
ム積層体10のコンデンサ部の構成にあわせて、適宜好
適なものに変えることが可能である。
【0036】次に、図5(a)から(c)を参照しなが
ら、本実施形態の積層フィルムコンデンサ100の製造
方法を説明する。
【0037】まず、フィルムコンデンサ母材を用意す
る。図5(a)は、本実施形態の積層フィルムコンデン
サ100を製造するためのフィルムコンデンサ母材の構
成の一部(コンデンサ部)を模式的に示している。な
お、説明を容易にするために、誘電体フィルムを省略し
た金属化フィルム13を2層分だけ示している。一般的
には、この金属化フィルム13は、50〜4000層程
度積層されている。図5(a)に示したものは、メタリ
コン(20,20’)が形成される側の側面が長く延び
た条110であり、この条の段階では、切断面30はま
だ形成されていない。金属化フィルム13の蒸着金属層
のうち、分割部14とマージン部16との部分が除去さ
れ、それにより、複数の分割電極12が形成されてい
る。分割電極12の形状は、製造の容易さから略矩形で
あるが、特に略矩形に限定にされるわけではない。すな
わち、上層と下層との分割電極12がそれぞれ互いに少
なくとも一部重なるように積層できる形状であれば、略
矩形に限定されない。なお、略矩形とは、幾何学的な意
味の矩形だけでなく、角が丸くなったり、切り取られた
りした形状のものや、平行四辺形や台形状になったもの
までも含むものである。本実施形態においては、図5
(a)に示すように、製造容易さの観点から、分割電極
12のそれぞれのパターンは、実質的に同一形状にされ
ている。分割電極12の面積は、例えば、約5mm2
あり、分割電極12および誘電体フィルムの厚さは、そ
れぞれ、例えば、約0.03μm、約3μmである。図
5(a)に示した構造110の長手方向の両側面には、
メタリコン(不図示)が溶射により形成され、これによ
り、フィルムコンデンサ母材が作製される。
【0038】次に、図5(b)に示すように、中央部に
少なくとも1つの分割電極12を含み、且つ、切断面3
0にて分割電極(12)が分断されるように、フィルム
コンデンサ母材を切断して、積層フィルムコンデンサ素
子120を得る。図5(b)に示した積層フィルムコン
デンサ素子120は、各レベルにおいて、中央部に1つ
の分割電極12を有し、切断面30側に略1/2に分断
された分割電極40を有している。なお、中央部に位置
する分割電極12は、1個に限らず、2個または3個以
上であってもよい。そして、分割電極40は、この後の
工程により、飛散または酸化されるものであるので、必
ずしも略1/2に分断されなくてもよいが、製造工程上
は、略1/2に分断するのが簡便であるので、好まし
い。
【0039】この積層フィルムコンデンサ素子120を
断面方向から見た構成を図5(c)に示す。図5(c)
に示した構成において、分割電極12および40を含む
金属層は、それぞれの間に誘電体フィルム11を介し
て、4層積層されている。
【0040】次に、メタリコン(20,20’)に過電
流を流して、分割電極40をショートさせれば、本実施
形態の積層フィルムコンデンサ100が得られることに
なる。 本実施形態の積層フィルムコンデンサ100で
は、メタリコンに過電流を流すことによって飛散または
酸化された分割電極40が切断面30側に位置する構成
となっている。したがって、比較的簡便な製造方法によ
って、耐圧を向上させた積層フィルムコンデンサ100
を提供することができる。 (実施形態2)図6から図9を参照しながら、本発明に
よる実施形態2にかかる積層フィルムコンデンサ200
を説明する。図6は、本実施形態にかかる積層フィルム
コンデンサ200の全体的な構成を模式的に示す斜視図
である。なお、図6に示した斜視図では、金属電極パタ
ーンを見やすくするために、最上層の誘電体フィルムを
省略して、その構成を示している。
【0041】本実施形態の積層フィルムコンデンサ20
0は、分割電極12とメタリコン(20または20’)
とを電気的に接続するヒューズ部18が設けられている
点、および、一方の切断面30側において、いずれのメ
タリコン(20,20’)にも電気的に接続されていな
い分割電極(浮島部)50が設けられている点が、ショ
ートにより酸化または飛散した分割電極40が設けられ
ていた上記実施形態1の積層フィルムコンデンサ100
と異なる。なお、他の点は、基本的にコンデンサ100
の構成と同様である。本実施形態の説明を簡潔にするた
めに、以下では、実施形態1と異なる点を主に説明し、
実施形態1と同様の点の説明は省略または簡略化する。
【0042】本実施形態の積層フィルムコンデンサ20
0において、各分割電極12は、ヒューズ部18を介し
て、一方のメタリコン(例えば、メタリコン20)に電
気的に接続されている。ヒューズ部18は、分割電極構
造(または、蒸着金属の小セル構造)と共に、保安機能
を有しており、異常な動作が生じて過度の電流が流れた
時にヒューズ部18が切断されて、多数の正常なコンデ
ンサ部分を保護することができる。本実施形態におい
て、ヒューズ部18と分割電極12とは一体形成されて
おり、つまり、誘電体フィルム11上の蒸着金属層か
ら、マージン部16や分割部14となる部分を除去する
ことによって形成されている。
【0043】図6に示したように、本実施形態の構成で
は、切断面30によって分断された分割電極が存在し、
そのうちの一つの分断電極50は、メタリコン20’だ
けでなく、メタリコン20にも電気的に接続されていな
い浮島となっている。この浮島状の分断電極50は、切
断面30側に位置しながらも、いずれのメタリコン(2
0,20’)にも電気的に接続されていないので、切断
面30側のマージン部として機能させることができる。
その結果、積層フィルムコンデンサの耐圧を向上させる
ことが可能となる。
【0044】図6に示した構成において、ヒューズ部1
8は、各分割電極12から、分割部14の方へと延びて
一方のメタリコン(20)に達する。つまり、ヒューズ
部18が延びる方向は、分割電極12の長手方向(また
は、切断面30と平行な方向)に沿った方向ではなく、
分割電極12の長手方向に対して、傾斜した方向となっ
ている。さらに詳述すると、切断面30を正面としたと
きの上面図において、図6中で露出して示されている最
上層のヒューズ部18は、分割電極12の左上隅部から
左上へと延びて(すなわち、右下から左上へと延び
て)、メタリコン20に達する。図6では示していない
が、最上層の下層に位置するヒューズ部18は、分割電
極12の右下隅部から右上へと延びて(すなわち、左上
から右下へと延びて)、メタリコン21に達する。言い
換えると、奇数層でも偶数層でもヒューズ部18の延び
る方向は、右下と左上とを結ぶ方向であり、つまり、同
じ方向である。
【0045】このように何れの層においてもヒューズ部
18を同じ方向に延ばすことにより、切断面30にて分
割電極12またはヒューズ部18を分断すれば、各層に
浮島部50を設けることができる。図7は、積層フィル
ムコンデンサ200を作製するためのフィルムコンデン
サ母材の金属パターン(偶数層および奇数層)を示す平
面図であり、図8は、その要部を模式的に示している。
なお、図6に示した構成では、最上層のヒューズ部18
が右下から左上へと延びるようにしたが、図7および図
8に示した構成では、奇数層のヒューズ部18が、分割
電極12の右上隅部から右上へと延びるようにし、一
方、偶数層のヒューズ部18は、分割電極12の左下隅
部から左下へ延びるようにしたものを示している。
【0046】図7に示すように、分割電極12またはヒ
ューズ部18を分断するように、フィルムコンデンサ母
材を切断すると、切断位置を挟んで、一方の側に浮島部
50が形成されることになる。浮島部50は、切断面3
0側のマージン部として機能するので、浮島部50によ
って、耐圧向上の効果が得られる。つまり、図8に示す
ように、偶数層におけるヒューズ部18の外部電極(2
0)側の一端18aは、その一端に対する他端(すなわ
ち、分割電極12側の先端)18bよりも手前側に位置
し、奇数層におけるヒューズ部18の外部電極(2
0’)側の一端18cは、その一端に対する他端18d
よりも奥側に位置する構成の長尺状のコンデンサ母材を
用意し、それを手前−奥方向にほぼ垂直な面で切断すれ
ば、浮島部50を形成することができる。
【0047】図8を参照しながら、さらに詳述する。理
解を容易にするために、図8では、分割電極12の対向
電極が互いに一致するような構成を示している。この例
において、奇数層の切断位置側に浮島部50が位置して
いるので、偶数層の1/2分断電極12’は、対向電極
が存在しない電極となり、この電極12’の絶縁距離
は、浮島部50の端面までではなく、その一つ奥の分割
電極12の端面まで長くなる。その結果、耐圧を向上さ
せることができる。
【0048】図8に示したように、奇数層においてヒュ
ーズ部18が延びる方向19と、偶数層においてヒュー
ズ部18が延びる方向19’とは、略同一であり、この
例においては、積層フィルムコンデンサの長手方向(メ
タリコンが設けられる面に沿った方向)に対して、45
°傾いた方向(θ=45°)である。また、この方向
は、切断面30に対して、45°傾いた方向でもある。
図8または図7に示した構成では、製造の容易さや低コ
スト化等の観点から、ヒューズ部18および分割電極1
2を含むパターンを、それぞれについて同一形状にして
いる。つまり、θ=45°で延びたヒューズ部18と、
略矩形の分割電極12とを含むパターンを多数形成した
金属化フィルム13を積層したコンデンサ母材を用い
て、積層フィルムコンデンサ200を作製する。しかし
ながら、本実施形態は、この同一形状のパターンを備え
たものだけに限定されるものではなく、異なる形状のパ
ターンを備えたものに対しても適用可能である。例示的
に説明すると、各レベルにおけるヒューズ部18が延び
る方向(19,19’)が、略同一であれば、電極パタ
ーンについては限定されず、方向19についてのθが3
0°で、方向19’についてのθが60°であってもよ
い。
【0049】本願明細書において「略同一の方向」と
は、狭い意味でのほぼ同一の方向(例えば、θ=45°
の方向とθ=50°の方向)に限定されず、電極パター
ンを法線方向からみたときに、比較する2つの方向が例
えば左下と右上とを結ぶ方向(あるいは、右下と左上と
結ぶ方向)に含まれていれば、それらの2つの方向は、
互いに略同一となる。したがって、図9に示したよう
に、奇数層においては、各分割電極12の上辺12uか
ら、それより上方に位置する分割部14の方へと、ヒュ
ーズ部18が延びた後、そこから右側へと曲がるような
方向119と、偶数層においては、各分割電極12の下
辺12bから、それより下方に位置する分割部14の方
へと、ヒューズ部18が延びた後、そこから左側へと曲
がるような方向119’とは、互いに略同一となる。方
向119と119’とは互いに略同一であるがゆえに、
所定位置で母材を切断すれば、切断位置を挟んで一方に
浮島部50を形成することができる。
【0050】本実施形態によれば、例えば図7、図8ま
たは図9に示したような構成を有するフィルムコンデン
サ母材を所定の箇所で切断するだけで、切断面30のマ
ージン部として機能する浮島部50を形成することがで
き、それゆえ、耐圧を向上させた積層フィルムコンデン
サを簡便に得ることができる。 (実施形態3)図10から図12を参照しながら、本発
明による実施形態3にかかる積層フィルムコンデンサ3
00を説明する。図10は、本実施形態にかかる積層フ
ィルムコンデンサ300の全体的な構成を模式的に示す
斜視図である。なお、図10に示した斜視図では、金属
電極パターンを見やすくするために、最上層の誘電体フ
ィルムを省略して、その構成を示している。
【0051】本実施形態の積層フィルムコンデンサ30
0は、切断面30側に位置するヒューズ部18を除去す
ることによって浮島部60が形成されている点が、上記
実施形態2の積層フィルムコンデンサ200と異なる。
なお、他の点は、基本的にコンデンサ200または10
0の構成と同様である。本実施形態の説明を簡潔にする
ために、以下では、上述の実施形態と異なる点を主に説
明し、同様の点の説明は省略または簡略化する。
【0052】本実施形態の積層フィルムコンデンサ30
0では、分割電極12とメタリコン(20,20’)と
を接続するヒューズ部18が除去されている。本実施形
態では、切断するための切込み部70を切断面30側に
形成して、ヒューズ部18を除去している。このような
ヒューズ部18の除去により、切断面30側には、メタ
リコン(20,20’)に電気的に接続されていない分
割電極(浮島部)60が各レベルに存在している。つま
り、切断面30側には、浮島部60が積層しており、そ
れにより、切断面30における絶縁距離が長くなって、
耐圧を向上させている。言い換えると、分割電極(浮島
部)60が切断面30側のマージン部として機能し、積
層フィルムコンデンサの耐圧を向上させることができ
る。
【0053】切込み部70は、切断面30側に位置する
ヒューズ部18を切断できる形状および寸法を有してい
ればよい。本実施形態において上面から見た場合の切込
み部70は矩形であり、その寸法は、0.3mm×1m
m程度である。また、本実施形態では、ヒューズ部18
は、分割電極12の長手方向と同じ方向(切断面30と
平行な方向)に延ばしている。
【0054】図11は、積層フィルムコンデンサ300
を作製するためのフィルムコンデンサ母材の金属パター
ン(偶数層および奇数層)を示す平面図であり、図12
は、その要部を模式的に示している。なお、図10に示
した構成では、最上層に位置する中央部の分割電極12
が6個のものを示したが、図11では、8個または7個
のものを示している。
【0055】図11に示すように、フィルムコンデンサ
母材を所定の位置で切断した後、その切断により生じた
切断面30側に位置するヒューズ部18を切断する切込
み部70を形成すれば、積層フィルムコンデンサ300
が得られる。なお、切込み部70を貫通により形成した
後に、フィルムコンデンサ母材の切断を行うことも可能
である。図12を参照しながら、さらに詳述する。理解
を容易にするために、図12では、分割電極12の対向
電極が互いに一致するような構成を示している。同図か
らわかるように、奇数層および偶数層の両方において切
断位置側に浮島部60が位置しているので、メタリコン
に導通した分割電極12のうち、最も切断面側の分割電
極12間の絶縁距離(図中、矢印)は、浮島部60の端
面間の距離よりもずっと長くなる。その結果、耐圧を向
上させることができる。
【0056】上述した実施形態1から3の各積層フィル
ムコンデンサは、図13に示すように、チップ型の積層
フィルムコンデンサにすることができる。図13に示し
たチップ型の積層フィルムコンデンサは、積層フィルム
コンデンサ(100,200または300)の一部にハ
ンダ25を設けて、表面実装可能な構成を有している。
すなわち、金属化フィルム積層体10の一部およびメタ
リコン(20,20’)の少なくとも一部に、ハンダ2
5が形成されており、図13に示した構成では、メタリ
コン(20,20’)を覆うように、ハンダ25が形成
されている。なお、勿論、上記実施形態の各積層フィル
ムコンデンサ(100,200または300)は、チッ
プ型に限らず、メタリコン(20,20’)にさらに外
部リードを取り付けたディスクリート型(リード型)の
構成にしてもよい。
【0057】以上、本発明の好ましい例について説明し
たが、こうした記述は限定事項ではなく、勿論、種々の
変形が可能である。
【0058】
【発明の効果】本発明によれば、積層フィルムコンデン
サ素子のメタリコンに過電流を流して、第1の金属層の
分断された分割電極と、第2の金属層の分断された分割
電極との間をショートさせる工程を実行して、積層フィ
ルムコンデンサを製造するので、耐圧を向上させた積層
フィルムコンデンサを比較的簡便に提供することができ
る。また、所定形状の分割電極の少なくとも1つを含む
ように、且つ、少なくとも一方の切断面において所定形
状の分割電極を分断するように、フィルムコンデンサ母
材を切断する工程を実行して、積層フィルムコンデンサ
を製造する場合には、メタリコンに電気的に接続されて
いない分割電極の一部を切断面側に有する積層フィルム
コンデンサ素子を得ることができるので、耐圧を向上さ
せた積層フィルムコンデンサを比較的簡便に提供するこ
とができる。さらに、積層フィルムコンデンサ素子の切
断面側に位置する第1のヒューズ部および第2のヒュー
ズ部を切断する切込み部を形成する工程を実行する場合
にも、耐圧を向上させた積層フィルムコンデンサを比較
的簡便に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の積層フィルムコンデンサ1000の構成
を模式的に示す斜視図である。
【図2】従来の積層フィルムコンデンサ1000の構成
を模式的に示す断面図である。
【図3】本発明による実施形態1にかかる積層フィルム
コンデンサ100の構成を模式的に示す斜視図である。
【図4】(a)は、金属化フィルム積層体10の第1の
金属層と、その下層レベルに位置する第2の金属層と
を、分解して模式的に示した斜視図であり、そして
(b)は、その断面構成を模式的に示した断面図であ
る。
【図5】(a)から(c)は、実施形態1の積層フィル
ムコンデンサ100の製造方法を説明するための工程図
である。
【図6】実施形態2にかかる積層フィルムコンデンサ2
00の構成を模式的に示す斜視図である。
【図7】積層フィルムコンデンサ200を作製するため
のフィルムコンデンサ母材の金属パターン(偶数層およ
び奇数層)を示す平面図である。
【図8】図7に示した金属パターンの要部を模式的に示
した平面図である。
【図9】図8に示した金属パターンの改変例を示す平面
図である。
【図10】実施形態3にかかる積層フィルムコンデンサ
300の構成を模式的に示す斜視図である。
【図11】積層フィルムコンデンサ300を作製するた
めのフィルムコンデンサ母材の金属パターン(偶数層お
よび奇数層)を示す平面図である。
【図12】図11に示した金属パターンの要部を模式的
に示した平面図である。
【図13】本発明による実施形態にかかるチップ形の積
層フィルムコンデンサの構成を模式的に示す断面図であ
る。
【符号の説明】
10 金属化フィルム積層体(コンデンサ部) 11 誘電体フィルム 12 分割電極(蒸着金属膜) 13 金属化フィルム 14 分割部 16 マージン部 18 ヒューズ部 20,20’ メタリコン(外部電極) 25 メッキ部 30 切断面 40 飛散・酸化される分割電極 50 浮島部(分割電極) 60 浮島部(分割電極) 70 切込み部 100、200、300 積層フィルムコンデンサ 500 チップ形積層フィルムコンデンサ 1000 積層フィルムコンデンサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 坂田 幹夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 5E082 AA01 AB03 BB01 BB07 BC07 BC14 BC35 BC38 BC39 EE05 EE07 EE17 EE23 EE37 FF05 FG44 GG27 JJ03 JJ22 LL01 LL02 LL03 MM05 MM22 MM24

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンデンサ素子と、前記コンデンサ素子
    の左右に設けられた左右一対の外部電極とを備え、前記
    コンデンサ素子は、表面に金属層が形成された薄膜誘電
    体を複数枚厚み方向に積層してなり、前記各薄膜誘電体
    上の各金属層は、厚み方向に互い違いに左右いずれか一
    方の前記外部電極に電気的に接続されており、前記金属
    層は、手前−奥方向に分断された複数の分割電極からな
    る積層形薄膜コンデンサの製造方法であって、 前記外部電極に過電流を印加することにより、重なり合
    う2枚の薄膜上の最も手前に位置する分割電極の間およ
    び重なり合う2枚の薄膜上の最も奥に位置する分割電極
    の間の少なくとも一方の間を短絡させて、前記最も手前
    に位置する分割電極の間および前記最も奥に位置する分
    割電極の少なくとも一方を酸化させる、積層形薄膜コン
    デンサの製造方法。
  2. 【請求項2】 以下のような手前−奥方向に長辺を有す
    る長尺状のコンデンサ母材を、手前−奥方向にほぼ垂直
    な面で切断する、積層形薄膜コンデンサの製造方法:前
    記長尺状のコンデンサ母材は、母材素子と、前記母材素
    子の左右に設けられた左右一対の外部電極とを備え、前
    記母材素子は、金属層が表面に形成された薄膜誘電体を
    複数枚厚み方向に積層してなり、前記各薄膜誘電体上の
    各金属層は厚み方向に互い違いに左右いずれか一方の外
    部電極にそれぞれ第1ヒューズ部および第2ヒューズ部
    を介して電気的に接続されていると共に手前−奥方向に
    分割された複数の分割電極からなり、 前記第1ヒューズ部の外部電極側の一端は、当該第1ヒ
    ューズ部の他端よりも手前側に位置しており、 前記第2ヒューズ部の外部電極側の一端は、当該第2ヒ
    ューズ部の他端よりも奥側に位置している。
  3. 【請求項3】 前記第1ヒューズ部の延びる方向および
    前記第2ヒューズ部の延びる方向は、共に、前記手前−
    奥方向に対して約45°傾いた方向である、請求項2に
    記載の積層形薄膜コンデンサの製造方法。
  4. 【請求項4】 前記コンデンサ部材における各分割電極
    は、略矩形の形状を有する、請求項2または3に記載の
    積層形薄膜コンデンサの製造方法。
  5. 【請求項5】 前記第1ヒューズ部は、前記分割電極と
    一体形成されており、かつ、当該分割電極の右側の角部
    周辺から延びて前記右側の前記外部電極へと達し、 前記第2ヒューズ部は、前記分割電極と一体形成されて
    おり、かつ、当該分割電極の左側の角部周辺から延びて
    前記左側の前記外部電極へと達する、請求項4に記載の
    積層形薄膜コンデンサの製造方法。
  6. 【請求項6】 コンデンサ素子と、前記コンデンサ素子
    の左右に設けられた左右一対の外部電極とを備え、前記
    コンデンサ素子は、表面に金属層が形成された薄膜誘電
    体を複数枚厚み方向に積層してなり、前記各薄膜誘電体
    上の各金属層は、厚み方向に互い違いに左右いずれか一
    方の前記外部電極にヒューズ部を介して電気的に接続さ
    れていると共に手前−奥方向に分断された複数の分割電
    極からなる積層形薄膜コンデンサの製造方法であって、 最も手前に位置する分割電極と外部電極とを接続する左
    右のヒューズ部の少なくとも一方と、最も奥に位置する
    分割電極と外部電極とを接続する左右のヒューズ部の少
    なくとも一方とを除去する、積層形薄膜コンデンサの製
    造方法。
  7. 【請求項7】 前記各分割電極は、略矩形であり、 前記ヒューズ部は、前記分割電極と一体形成されてお
    り、かつ、前記左右方向へ延びている、請求項6に記載
    の積層形薄膜コンデンサの製造方法。
  8. 【請求項8】 最も手前に位置する分割電極と外部電極
    とを接続する左右のヒューズ部の少なくとも一方と、最
    も奥に位置する分割電極と外部電極とを接続する左右の
    ヒューズ部の少なくとも一方とに、切り込みを入れるこ
    とにより除去する、請求項6に記載の積層形薄膜コンデ
    ンサの製造方法。
  9. 【請求項9】 コンデンサ素子と、前記コンデンサ素子
    の左右に設けられた左右一対の外部電極とを備えた積層
    形薄膜コンデンサであって、 前記コンデンサ素子は、表面に金属層が形成された薄膜
    誘電体を複数枚厚み方向に積層してなり、 前記各薄膜誘電体上の各金属層は、厚み方向に互い違い
    に左右いずれか一方の前記外部電極に電気的に接続され
    ており、 前記金属層は、手前−奥方向に分断された複数の分割電
    極からなり、 前記各薄膜誘電体上の最も手前に位置する分割電極また
    は最も奥に位置する分割電極の少なくとも一方が酸化さ
    れている、積層形薄膜コンデンサ。
  10. 【請求項10】 前記複数の分割電極のうち、前記最も
    手前に位置する分割電極または前記最も奥に位置する分
    割電極以外の分割電極は、略矩形の形状を有しており、 前記最も手前に位置する分割電極または前記最も奥に位
    置する分割電極は、それ以外の前記分割電極よりも面積
    が小さい、請求項9に記載の積層形薄膜コンデンサ。
  11. 【請求項11】 コンデンサ素子と、前記コンデンサ素
    子の左右に設けられた左右一対の外部電極とを備えた積
    層形薄膜コンデンサであって、 前記コンデンサ素子は、表面に金属層が形成された薄膜
    誘電体をn枚(nは2以上の自然数)厚み方向に積層し
    てなり、 前記各薄膜誘電体上の各金属層は、厚み方向に互い違い
    に左右いずれか一方の前記外部電極に電気的に接続され
    ており、 k層目(kはn以下の自然数)の薄膜誘電体上に形成さ
    れている複数の分割電極のうち、最も奥に位置する分割
    電極は、前記外部電極とは電気的に接続されておらず、
    その他の分割電極は、前記左右一対の外部電極のいずれ
    か一方に電気的に接続されており、 (k−1)層目の薄膜誘電体上に形成されている複数の
    分割電極のうち、最も手前に位置する分割電極は、前記
    外部電極とは電気的に接続されておらず、その他の分割
    電極は、他方の前記外部電極に電気的に接続されてい
    る、積層形薄膜コンデンサ。
  12. 【請求項12】 k層目の薄膜誘電体上に形成されてい
    る複数の分割電極のうち最も奥に位置する分割電極以外
    の分割電極は、第1ヒューズ部を介して前記左右一対の
    外部電極のいずれか一方に電気的に接続されており、 前記第1ヒューズ部の外部電極側の一端は、当該第1ヒ
    ューズ部の他端よりも手前に位置しており、 (k−1)層目の薄膜誘電体上に形成されている複数の
    分割電極のうち最も手前に位置する分割電極以外の分割
    電極は、第2ヒューズ部を介して前記他方の外部電極に
    電気的に接続されており、 前記第2ヒューズ部の外部電極側の先端は、当該第2ヒ
    ューズ部の他端よりも奥側に位置している、請求項11
    に記載の積層形薄膜コンデンサ。
  13. 【請求項13】 前記各分割電極は、略矩形であり、 前記第1ヒューズ部は、前記分割電極と一体形成されて
    おり、かつ、当該分割電極の右側の角部周辺から延びて
    前記右側の前記外部電極へと達し、 前記第2ヒューズ部は、前記分割電極と一体形成されて
    おり、かつ、当該分割電極の左側の角部周辺から延びて
    前記左側の前記外部電極へと達する、請求項12に記載
    の積層形薄膜コンデンサ。
  14. 【請求項14】 前記第1ヒューズ部の延びる方向およ
    び前記第2ヒューズ部の延びる方向は、共に、前記手前
    −奥方向に対して約45°傾いた方向である、請求項1
    2または13に記載の積層形薄膜コンデンサ。
  15. 【請求項15】 コンデンサ素子と、前記コンデンサ素
    子の左右に設けられた左右一対の外部電極とを備え、前
    記コンデンサ素子は、表面に金属層が形成された薄膜誘
    電体を複数枚厚み方向に積層してなり、前記各薄膜誘電
    体上の各金属層は、厚み方向に互い違いに左右いずれか
    一方の前記外部電極にヒューズ部を介して電気的に接続
    されており、前記金属層は、手前−奥方向に分断された
    複数の分割電極からなる積層形薄膜コンデンサであっ
    て、 最も手前に位置する分割電極と外部電極とを接続する左
    右のヒューズ部の少なくとも一方と、最も奥に位置する
    分割電極と外部電極とを接続する左右のヒューズ部の少
    なくとも一方とが除去されている、積層形薄膜コンデン
    サ。
  16. 【請求項16】 前記各分割電極は、略矩形であり、 前記ヒューズ部は、前記分割電極と一体形成されてお
    り、かつ、前記左右方向へ延びている、請求項15に記
    載の積層形薄膜コンデンサ。
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