JP2003257538A - トラッキング防止用プラグ - Google Patents

トラッキング防止用プラグ

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JP2003257538A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 水などの液体がプラグとコンセントとの間隙
に浸入したとしても、浸入した液体を容易にプラグ外に
排水させることのできるトラッキング防止用プラグを提
供する。 【解決手段】 プラグ主体の正面壁3の対角線状におい
て相対するコーナー部をそれぞれ所要幅で切欠き、互い
に接続しない正面視L字状の段部4a,4bを形成し、
この正面視L字状の段部4a,4bとの間に条溝X,Y
が形成されるようプラグ主体の外周部に、防塵用の薄肉
のカバー部材5を前記正面壁3から突出するよう設ける
とともに、カバー部材5の一部に前記条溝X,Y内に浸
入した液体を外部に排水するための排水孔6を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、プラグの長期使
用に際して生じ易いコンセントとの隙間に、塵埃が蓄積
することによって、あるいは水などが流れ込むことによ
って生ずるトラッキングを効果的に防止することのでき
るトラッキング防止用プラグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンセントに対してプラグを接続する場
合、往々にしてコンセントとプラグの先端面との間に隙
間が生じ易く、この状態を長く放置して使用を続ける
と、両者間に形成された隙間に塵埃が蓄積し、この塵埃
が湿気を帯びるとブレード間に電流が流れて塵埃が発熱
し、プラグが炭化して発火するトラッキングが生じるこ
とが良く知られている。
【0003】かかるトラッキングを防止するため、たと
えば、特開平9−185971号公報においては、プラ
グの接触刃側の外周に防塵用薄肉部を形成したトラッキ
ング防止付プラグが、また、特開平9−115587号
公報においては、プラグ本体のブレードとブレードとの
間に凹欠部を形成した電源プラグが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記したトラッキング
現象を防止する方法は、トラッキング現象の原因である
塵埃による導電路を遮断、または塵埃をプラグとコンセ
ント間隙に侵入させないことによって、ブレード間に導
電路を形成することがない点で利点を有するものである
が、いずれの方法も問題としているのは塵、埃などの塵
埃であって、プラグとコンセントとの間隙に水が浸入す
ることについては問題としておらず、これらの方法で
は、水の浸入に対する対策が十分にされていなかった。
【0005】特に、冷蔵庫、電子レンジ、洗面台、洗濯
機などの水を取り扱う電気器具は、台所、浴室、洗面
室、トイレなどの水場において使用されると共に、これ
らの電気器具はプラグをコンセントに接続したまま長期
にわたって使用される場合が多いので、水対策が考慮さ
れていないプラグは、コンセントとの間隙に塵埃ととも
に、水が入り込み易く、トラッキング現象を引き起こす
可能性が高く、その改善が望まれている。
【0006】この発明はかかる現状に鑑み、水などの液
体がプラグとコンセントとの間隙に浸入したとしても、
浸入した液体を容易にプラグ外に排水させることのでき
るトラッキング防止用プラグを提供するせんとするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明の請求項1に記載の発明は、プラグ主体の
正面壁の対角線状において相対するコーナー部をそれぞ
れ所要幅で切欠き、互いに接続しない正面視L字状の段
部を形成し、この正面視L字状の段部との間に条溝が形
成されるようプラグ主体の外周部に、防塵用の薄肉のカ
バー部材を前記正面壁から突出するよう設けるととも
に、カバー部材の一部に前記条溝内に浸入した液体を外
部に排水するための排水孔を形成したことを特徴とする
トラッキング防止用プラグである。
【0008】また、この発明の請求項2に記載の発明
は、請求項1に記載のトラッキング防止用プラグにおい
て、前記プラグ主体は、正面壁に設けられたブレード間
に凸状の隔壁を、その先端面が前記カバー部材から突出
しないよう形成したことを特徴とするものである。
【0009】また、この発明の請求項3に記載の発明
は、請求項1に記載のトラッキング防止用プラグにおい
て、前記カバー部材は、薄肉の弾性材からなるものであ
って、プラグ主体の上下面上に位置する壁面を断面山形
ないし円弧状に形成し、かつ前記排水孔の近傍の側壁を
肉厚に形成したことを特徴とするものである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明のトラッキング防
止用プラグの好適な実施の形態を添付の図面に基づいて
説明するが、この発明のトラッキング防止用プラグは、
図示のものにのみ限定されるものではなく、発明の要旨
を変更しない範囲内において種々変更することができる
ものである。
【0011】この発明のトラッキング防止用プラグ1
は、図1で明らかなように、一対のブレード2,2を設
けたプラグ主体の正面壁3の対角線上において相対する
コーナー部をそれぞれ横方向および縦方向に連続して切
欠き、正面視L字状の段部4aと4bを形成するととも
に、この正面視L字状の段部4aと4bとの間に条溝X
およびYが形成されるようプラグ主体の外周部に、カバ
ー部材5を、その先端面が前記正面壁3から突出するよ
うにして設けたもので、このカバー部材5の一部には、
前記条溝XまたはY内に浸入した漏水などの水を外部に
排水するための排水孔6が形成されている。
【0012】このカバー部材5は合成樹脂からなる薄肉
の筒状体で構成され、プラグ主体全体を被覆するもので
あっても、正面壁3近傍の外周部のみを被覆するもので
あってもよく、要は、その内周壁と前記プラグ主体に形
成された正面視L字状の段部4aと4bとの間に条溝X
およびYが形成されものであれば、二色成形によってプ
ラグ主体に一体的に形成されたものであっても、別途製
作されたものであってもよい。
【0013】前記プラグ主体の正面壁3の対角線上に形
成する正面視L字状の段部4a,4bは、プラグの使用
に際して上下に関係なく、コンセントに差し込むことが
できるようにするため対称的に配置されたもので、条溝
XとYとが互いに連続しないよう対角線上に位置する他
のコーナー部に遮断部4cが形成され、また、正面壁3
の中央部には、上下方向に沿って凸状の隔壁7を設ける
ことによって、左右のブレード3,3を分離させ、塵埃
や水による導電路の形成を確実に防止することができる
ので好ましい。
【0014】また、前記カバー部材5は、プラグ主体の
上面および下面に位置する壁面の断面を山形ないし円弧
状に形成することによって、カバー部材5の表面への塵
埃の堆積を防止することができるとともに、万一、カバ
ー部材5に水がかかっても速やかに流れ落ちてカバー部
材5内に浸入することがない。
【0015】さらに、カバー部材5に形成される排水孔
6の近傍の側壁5bを肉厚に形成しておけば、側壁5b
を伝って落下する水が排水孔6から条溝XまたはY内に
浸入することがないので好ましい。
【0016】かかる構造のトラッキング防止用プラグ1
は、使用に際してブレード2,2をコンセントに押し付
けて差し込むと、カバー部材5の先端部が弾性変形して
コンセント面に密着し、カバー部材5内に塵埃や漏水な
どが入り込むことがなく、何らかの理由によってカバー
部材5内に水などの液体が浸入しても、液体は段部4
a,4bとカバー部材5の内周面との間に形成された条
溝XまたはYに沿って下方に流れ、排水孔6から外部に
排水されるので、ブレード2,2間にトラッキング現象
が生ずるおそれのないものである。
【0017】
【発明の効果】この発明のトラッキング防止用プラグ
は、プラグ主体の正面壁の対角線上に位置するコーナー
部にそれぞれ所要幅の正面視L字状の段部を形成し、こ
の正面視L字状の段部を囲撓するようにして薄肉の弾性
材からなるカバー部材をプラグ主体の正面壁より突出さ
せて設け条溝を形成し、このカバー部材の一部に排水孔
を設けているので、塵埃や漏水などの液体がカバー部材
内に入り込むことがなく、万一、漏水がカバー部材内に
浸入しても前記条溝から速やかに外部に排水されるので
トラッキング現象が生じるおそれのないものである。
【0018】特に、この発明のトラッキング防止用プラ
グは、ブレードが設けられるプラグ主体の正面壁に、正
面視L字状の段部を形成することによって、浸入した水
などが直ちにカバー部材との間に形成される条溝内に流
入するよう形成されているので、ブレード間で水による
トラッキング現象が生じ難く、かつブレード間に両者を
分離する隔壁を形成することによって、より確実にトラ
ッキングの発生を防止することが可能なものである。
【0019】また、プラグ主体に設けられるカバー部材
の表面部を山形ないし円弧状に傾斜させることによっ
て、塵埃の堆積を可及的に防止し、降りかかった水など
を速やかに四方に逸散させてブレード間に水が付着しな
いので、より安全なプラグを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るトラッキング防止用プラグの一
例を示す斜視図である。
【図2】図1に示すトラッキング防止用プラグの一部切
欠き正面図である。
【符号の説明】
1 トラッキング防止用プラグ 2 ブレード 3 プラグ主体の正面壁 4a,4b 段部 5 カバー部材 5b カバー部材の側壁 6 排水孔 7 隔壁 X,Y 条溝

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラグ主体の正面壁の対角線状において相
    対するコーナー部をそれぞれ所要幅で切欠き、互いに接
    続しない正面視L字状の段部を形成し、この正面視L字状
    の段部との間に条溝が形成されるようプラグ主体の外周
    部に、防塵用の薄肉のカバー部材を前記正面壁から突出
    するよう設けるとともに、カバー部材の一部に前記条溝
    内に浸入した液体を外部に排水するための排水孔を形成
    したことを特徴とするトラッキング防止用プラグ。
  2. 【請求項2】前記プラグ主体は、 正面壁に設けられたブレード間に凸状の隔壁を、その先
    端面が前記カバー部材から突出しないよう形成したこと
    を特徴とする請求項1に記載のトラッキング防止用プラ
    グ。
  3. 【請求項3】前記カバー部材は、 薄肉の弾性材からなるものであって、プラグ主体の上下
    面上に位置する壁面を断面山形ないし円弧状に形成し、
    かつ前記排水孔の近傍の側壁を肉厚に形成したことを特
    徴とする請求項1に記載のトラッキング防止用プラグ。
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