JP2010129195A - 押しボタンスイッチの防水構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】ボタンとボタン突出孔との隙間から浸入してきた浸入水に対する防水機能をさらに改善するとともに、スイッチ化粧部材を用いての取付け形態に対し、スイッチ化粧部材と装着窓孔の孔縁周りとの当接部分から浸入してきた浸入水に対する防水機能をも兼ね備えて、防水に対する信頼性をさらに向上させた押しボタンスイッチの防水構造を提供する。
【解決手段】フードパネルBの裏側にスイッチ取付金具3を介してスイッチ本体1を組み込み取り付け、スイッチ本体1のスイッチ軸1aに嵌着されるボタン2を、フードパネルBの装着窓孔11に嵌め合わせ止着されるスイッチ化粧部材4のボタン突出孔13から突出させる構成であって、ボタン2の後端周縁に浸入水堰止めフランジ6を備え、さらに、スイッチ化粧部材4に浸入水流下案内部12を備え、スイッチ取付金具3には浸入水流下案内部12を流下されてくる浸入水(矢印Y)をスイッチ本体1から外れた外側に導く浸入水排出誘導部9を備えた構成を採用している。
【選択図】図3

Description

本発明は、電気ミキサーその他の電化製品、或いはレンジフードその他の調理機器などの電気機器類の器体カバーに取り付けられて電源のON/OFF切替えなどとして用いられる押しボタンスイッチの防水構造に係り、特に、器体カバーの表側から裏側に浸入した浸入水が、当該裏側に組み込まれているスイッチ本体に流れ触れる(到達する)ことを防ぐための防水構造の改良に関する。
電気ミキサー、或いはレンジフードなど電気機器類の電源のON/OFF切替えなどとして用いられる押しボタンスイッチは、一般的に、器体カバーの裏側に位置させてスイッチ本体が組み込まれる。そして、スイッチ本体のハウジングから軸方向に摺動(移動)可能に突出するスイッチ軸に嵌着させるボタンを、器体カバーに開口されているボタン突出孔からその表側に突出させて、ボタンの押し操作によってスイッチ本体の電路の開閉切換えなどが行われるように構成されている。
ところで、電気ミキサーなどの電化製品は使用後において、濡れタオル、必要に応じて洗剤を用いてミキサー本体の器体カバー表面に付着した料理素材などの汚れを拭き取ることが日常的に行われている。また、レンジフードにおいては調理中に発生する廃ガス中に含まれている油脂分などが器体カバー、所謂フードパネルに付着し堆積し易いために、洗剤などを用いて油脂分などの汚れを取り除くことが日常的に、定期的に行われている。
このように、濡れタオルや洗剤などを用いて日常的、定期的に行われるお手入れのときに、洗剤を含む水などが、ボタンとボタン突出孔との間のわずかな隙間などから器体カバー内に浸入するおそれがある。そして、器体カバー内に浸入した浸入水の一部が、器体カバーの裏側に組み込まれているスイッチ本体に流れ触れる(到達する)などが繰り返された場合、スイッチ本体の故障を招く原因になることがあった。
そこで、従来では、ボタンの後端周縁に外向きに張り出させたフランジを設けるとともに、フランジの外周縁に環状リブを設けるなどによって、ボタンとボタン突出孔との間のわずかな隙間から器体カバー内に浸入した浸入水の一部が、スイッチ本体側に流れ触れることを防ぐように構成されている押しボタンスイッチの防水構造が提案されている(例えば、特許文献1などを参照)。
特開2007−188761号公報(段落番号0014、および図1参照)
ところで、特許文献1に記載の従来技術は、同文献1の図1および図2に示されているように、ボタンのボタン突出孔との隙間から器体カバー内に水が浸入してきた場合、その浸入水がスイッチ本体側へ流れてスイッチ本体に触れることを防ぐ防水については高い防水効果が得られることが分かる。
しかし、このような従来技術では、ボタンのボタン突出孔との隙間以外の他の部分から器体カバー内に水が浸入するおそれがあるものに対して防水効果が得られないと言う問題が残されていた。
つまり、器体カバーに対する押しボタンスイッチの取り付けには、特許文献1に記載されているように、ボタン突出孔を器体カバーに直接開口し、ボタンを器体カバーの表側に直接突出させる取付け形態と、本発明の実施形態において、図1に示すように、ボタンの外径よりも大きめの装着窓孔を器体カバーに開口し、装着窓孔に嵌め合わせ止着されるスイッチ化粧部材に開口されているボタン突出孔からボタンを突出させる取付け形態との主に二つの形態がある。
このように、スイッチ化粧部材のボタン突出孔からボタンを突出させる取付け形態においては、装着窓孔の孔縁周りとスイッチ化粧部材との当接部分からも日常的、定期的に行われるお手入れのときに、洗剤を含む水などが器体カバー内に浸入するおそれがあるが、従来技術では、このような装着窓孔の孔縁周りとスイッチ化粧部材との当接部分から器体カバー内に浸入してきた浸入水がスイッチ本体側に流れ触れることを防ぐ防水構造を備えていないと言う課題が残されていた。
そこで、本発明は、前記課題を解消するために創案されたものであり、ボタンとボタン突出孔との隙間から浸入してきた浸入水に対する防水機能をさらに改善するとともに、スイッチ化粧部材を用いての取付け形態に対し、スイッチ化粧部材と装着窓孔の孔縁周りとの当接部分から浸入してきた浸入水に対する防水機能をも兼ね備えて、防水に対する信頼性をさらに向上させた押しボタンスイッチの防水構造を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明では、電気機器類の器体カバーの裏側に、スイッチ取付金具を介して組み込まれるスイッチ本体と、このスイッチ本体のスイッチ軸に嵌着され、前記器体カバーの装着窓孔に嵌め合わせ止着されるスイッチ化粧部材のボタン突出孔から前記器体カバーの表側に突出されるボタンと、を備え、前記ボタンの押し操作によって前記スイッチ本体の電路の開閉などが行われるように構成されている押しボタンスイッチであって、
前記器体カバーの裏側に位置する前記ボタンの後端周縁に、外向きに突出させた浸入水堰止めフランジを備え、さらに、前記スイッチ化粧部材に浸入水流下案内部を備えるとともに、前記スイッチ取付金具には浸入水排出誘導部を備えてなり、前記浸入水流下案内部は、前記スイッチ取付金具の上辺部に衝合連係するように形成され、前記浸入水排出誘導部は、前記浸入水流下案内部を流下されてくる浸入水を前記スイッチ本体から外れた外側に導くように前記上辺部に形成されていることを特徴とする。
ここで、前記スイッチ取付金具のボタン通孔よりも前記器体カバーの裏面側に位置する前記ボタンの外周部位に、該ボタンの外部突出側の外径よりも大きい浸入水堰止め段部を備え、前記浸入水堰止めフランジは、前記ボタン通孔と前記スイッチ本体との間に位置して前記ボタン通孔の孔径よりも一回りほど大きく形成されていることが好適なものとなる。
また、前記浸入水堰止め段部が、複数段設けられていることが好適なものとなる。さらに、前記浸入水堰止め段部は、前記ボタンが押し操作されたとき、前記スイッチ取付金具の前記ボタン通孔を通過しない前記ボタンの外周部位において備えられていることが好適なものとなる。
このような構成によれば、ボタンとボタン突出孔との隙間から器体カバー内に浸入してきた浸入水は、浸入水堰止めフランジによって、スイッチ本体側への流れが堰止められる。そして、ボタン突出孔を有するスイッチ化粧部材と、このスイッチ化粧部材が嵌め合わせ止着される器体カバーの装着窓孔の孔縁周りとの当接部分から器体カバー内に浸入してきた浸入水は、スイッチ化粧部材に備えられている浸入水流下案内部からスイッチ取付金具の上辺部へと流れ、該上辺部に備えられている浸入水排出誘導部によってスイッチ本体側への流れが堰止めされてスイッチ本体から外れた外側に導かれて排出される。
また、浸入水堰止めフランジよりもボタンの外部突出側に位置するボタンの外周部位に備えられている浸入水堰止め段部が、ボタンとボタン突出孔との隙間からの浸入水のスイッチ本体側への流れを堰止め、また、この浸入水堰止め段部は、ボタンが押し操作されたときに、スイッチ取付金具のボタン通孔よりスイッチ本体側に接近することなく、ボタン通孔の手間に位置することで、ボタンとボタン突出孔との隙間から器体カバー内に浸入してきた浸入水を、常にボタン通孔の手前で堰止めてスイッチ本体側への流れることを防ぐことができる。
そして、仮に一部の浸入水が浸入水堰止め段部を通過して(越えて)きた場合には、ボタン通孔の後方に位置する浸入水堰止めフランジによって堰止めてスイッチ本体側への流れることを防ぐことができる。つまり、ボタンとボタン突出孔との隙間から浸入してきた浸入水は、浸入水堰止め段部と浸入水堰止めフランジとの前後2ヶ所、または、数ヶ所において堰止めされる。
本発明の押しスイッチボタンの防水構造によれば、ボタンとボタン突出孔との隙間から浸入してきた浸入水のスイッチ本体側への流れを、ボタンの軸方向の前後に備えられている浸入水堰止め段部と浸入水堰止めフランジとの2ヶ所または数ヶ所において堰止めすることができる。つまり、ボタンとボタン突出孔との隙間から浸入してきた浸入水に対する防水を、浸入水堰止め段部と浸入水堰止めフランジとの前後2段構えまたは数段構えによってより一層効果的に、かつ、確実に図ることができる。
また、ボタンを器体カバーの外側に突出させるボタン突出孔を有するスイッチ化粧部材と器体カバーの装着窓孔の孔縁周りとの当接部分から浸入してきた浸入水のスイッチ本体側への流れは、当該当接部分から連設させた浸入水流下案内部に流下させ、この浸入水流下案内部が衝合連係する浸入水排出誘導部において堰止めすることができる。
このように、本発明によれば、ボタンとボタン突出孔との隙間から浸入してきた浸入水に対する防水機能がさらに向上され、スイッチ化粧部材が用いられたスイッチの取付け形態では、スイッチ化粧部材と装着窓孔の孔縁周りとの当接部分から浸入してきた浸入水のスイッチ本体側への流れを、侵入水流下案内部と浸入水排水誘導部との連係によって防ぐ防水機能をも兼ね備えている。
これにより、器体カバーの裏側に組み込まれるスイッチ本体の防水に対する信頼性をさらに向上させた押しボタンスイッチの防水構造を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、第1の本実施形態に係る本発明の押しボタンスイッチをレンジフードのフードパネルに取り付けた状態で示す縦断側面図であり、図2は、押しボタンスイッチおよびスイッチ化粧部材、スイッチ取付金具を分解して示す斜視図である。
押しボタンスイッチAは、電気ミキサー、オーブンレンジやその他の電化製品、或いはレンジフードやその他の調理機器などの電気機器の器体カバーに取り付けられて使用されるものであるが、本実施形態では、押しボタンスイッチAの押し操作により電源のON/OFF切替え、そして、回転数(排気能力)の強弱切り替えなどが行われる排気モータ(図示省略)を内設しているレンジフードのフードパネル(器体カバー)を一例に挙げて説明する。
≪押しボタンスイッチの構成≫
図1および図2に示すように、押しボタンスイッチAは、レンジフードのフードパネルBの裏側に組み込まれるスイッチ本体1と、このスイッチ本体1のスイッチ軸1aに嵌着されてフードパネルBの表側に突出されるボタン2とを備えて構成されている。
スイッチ本体1は、合成樹脂材料やその他の絶縁性材料を用いて横長の矩形形状(ボックス形状)に形成されているケーシング1bの前面に、長手方向に等間隔をおいた5ヶ所にスイッチ軸1aが軸方向に摺動可能に突出しており、この各スイッチ軸1aにボタン2がはめ込み嵌着されるようになっている。
また、スイッチ本体1の上面には、各スイッチ軸1aと電路によって開閉可能に連係するそれぞれ端子1cが備えられている。
このようの形成されているスイッチ本体1は、同じく横長の略矩形形状に形成されているスイッチ取付金具3と、同じく横長に形成されているスイッチ化粧部材4を介してフードパネルBの裏面側にネジ止めなどによって組み込み取り付けられる。
ボタン2は、不燃性の合成樹脂材料などの所望な成形材料を用いて形成されている。このボタン2は、図1に示すように、後端側を開口させた適宜の外径を有する円筒状に形成され、内部軸芯には閉鎖されている突出先端部(操作押し部)2a側から後端開口方向に向けて突出させた軸嵌着部2bを備えている。
そして、このように形成されているボタン2の後端開口の周縁に、外向きに突出させた浸入水堰止めフランジ6が備えられているとともに、回り止め突起7が備えられている。
≪浸入水堰止めフランジの構成≫
浸入水堰止めフランジ6は、図1に示すように、スイッチ取付金具3の後記するボタン通孔8の孔径よりも一回りほど大きめなリング径(外径)にてボタン2の後端周縁に全周にわたり外向きに形成されている。
これにより、後記の図3に示すように、ボタン2とスイッチ化粧部材4の後記するボタン突出孔13との間の隙間SからフードパネルBの裏側に浸入されてきた洗剤を含む浸入水(矢印Xで示す)が浸入水堰止めフランジ6によって、スイッチ本体1側へ流れるのを防ぐように堰止められるようにしている。
≪スイッチ取付金具の構成≫
スイッチ取付金具3は、その基本的な構造が周知の形態を呈している。つまり、図1および図2に示すように、折り曲げ加工が可能な板材を用いて横長の略矩形形状で縦断側面視で略コの字形状に形成されている本体部3aの両側屈曲片部3bにスポット溶接などによって溶着されたカバー取付け片部3cをそれぞれ備えている構造である。カバー取付け片部3cには、スイッチ本体1の全体を覆うように取り付けられるスイッチ保護カバー(図示省略)がネジ止めされるものである。
そして、スイッチ取付金具3の本体部3aには、各ボタン2を挿通させるそれぞれのボタン通孔8が長手方向に等間隔をおいた5ヶ所に設けられている。ボタン通孔8は、ボタン2の外径よりもわずかに大きめの孔径にて穿設されている。
また、スイッチ取付金具3は、図1および図2に示すように、本体部3aの上辺部3a−1に浸入水排出誘導部9を備えている。
≪浸入水排出誘導部の構成≫
浸入水排出誘導部9は、図1および図2に示すように、上辺部3a−1の開放端側を途中部位から斜め上向きに折り返すように折り曲げることで、当該曲げ片部10の内側において本体部3aの長手方向の全長にわたり形成されるものである。
これにより、後記の図3に示すように、スイッチ化粧部材4とフードパネルBに開口されている装着窓孔11の孔縁周りの当接部PからフードパネルBの裏側に浸入してきた洗剤を含む浸入水(矢印Y)がスイッチ化粧部材4の後記する浸入水流下案内部12を流下してきた場合、スイッチ本体1側へ流れるのを防ぐように浸入水排出誘導部9によって堰止められるようになっている。
≪スイッチ化粧部材の構成≫
スイッチ化粧部材4は、不燃性の合成樹脂材料などの適宜の成形材料を用いて形成されている。このスイッチ化粧部材4は、スイッチ本体1、スイッチ取付金具3の本体部3aよりも一回りほど大きめで適宜の厚さと形状を有する横長矩形形状に形成されている。
そして、図1に示すように、押しボタンスイッチAがフードパネルBに組み込み取り付けられるときに、横一列に並設する5ヶ所のボタン2をフードパネルBの表側に突出させるボタン突出孔13をそれぞれ長手方向に等間隔をおいて備えている。
また、スイッチ化粧部材4は、長手方向両側の裏面上下部位に、フードパネルBの装着窓孔11に嵌め合わせ挿入させたときに、図1に示すように、装着窓孔11の内向き折返し片部11aの開放縁部に止着させるための適度の弾性を有する抜け止め爪片部14をそれぞれ一体に備えている。
また、スイッチ化粧部材4は、図1および図2に示すように、押しボタンスイッチAがフードパネルBの装着窓孔11を通して組み込み取り付けられたときに、スイッチ取付金具3の上辺部3a−1に衝合連係させる浸入水流下案内部12を備えている。
≪浸入水流下案内部の構成≫
浸入水流下案内部12は、図1に示すように、フードパネルBの装着窓孔11の周りに嵌め合わせ当接されるスイッチ化粧部材4の当接周縁部4aの内側から後方(フードパネルB内側)に向けて突設されることで、押しボタンスイッチAがフードパネルBの装着窓孔11を介して組み込み取り付けられたときに、スイッチ取付金具3の上辺部3a−1に衝合連係させる形成されている。
これにより、後記の図3に示すように、スイッチ化粧部材4と装着窓孔11の孔縁周りの当接部PからフードパネルB内に浸入されてきた洗剤を含む浸入水(矢印Y)がスイッチ本体1側へ流れることなく、スイッチ取付金具3の上辺部3a−1へと流下導かれて該上辺部3a−1の浸入水排出誘導部9によって堰止められるようになっている。
[作用説明]
つぎに、以上のように構成されている第1の実施形態に係る押しボタンスイッチの防水構造について簡単に説明する。
図3は、フードパネルの外側から内側に侵入してきた浸入水の流れを示す説明図である。
まず、ボタン2とボタン突出孔13との隙間SからフードパネルB内に浸入してきた浸入水(矢印X)のうち、ボタン2の輪切り断面の外周上半部に沿って伝わるよう流れる浸入水の大半は、図3に示すように、スイッチ取付金具3のボタン通孔8を通過してボタン2の後端側への流れ、その流れは当該後端周縁に備えられている侵入水堰止めフランジ6によって堰止められる。
浸入水堰止めフランジ6によって堰止めされた侵入水は、浸入水堰止めフランジ6に沿ってボタン2の外周下半部側へと流れ、フードパネルBの下向き開口部から外に流れ落ちる。
一方、ボタン2の外周下半部に沿って伝わるように流れる浸入水(矢印X−1)の大半は、フードパネルBの内側に位置するボタン突出孔13の後側孔縁から流れ落ちるように流れ、フードパネルB
の外に流れ落ちる。
そして、スイッチ化粧部材4と装着窓孔11の孔縁周りとの当接部PからフードパネルB内に浸入してきた浸入水(矢印Y)は、図3に示すように、スイッチ化粧部材4の浸入水流下案内部12を流下してスイッチ取付金具3の浸入水排出誘導部9への流れ、該浸入水排出誘導部9によって堰止められる。すなわち、スイッチ本体1側への流れを防ぐ。
侵入水排出誘導部9で堰止めされた浸入水は、スイッチ取付金具3の本体部3aの長手方向両側(両側の屈曲片部3b側)に導かれて当該両側からフードパネルBの外に流れ落ちる。つまり、スイッチ本体1から外れた位置においてフードパネルBの外に排出される。
これにより、スイッチ本体1を浸入水(矢印X、矢印Y)から保護する信頼性をされに向上させた防水効果が得られることになる。
なお、図面を省略しているが、浸入水(矢印X、矢印Y)がレンジフードの略真下に位置している加熱調理器などに滴下しないように、必要に応じて浸入水受け皿などを装備するとよい。
図4は、第2の本実施形態に係る本発明の押しボタンスイッチをレンジフードのフードパネルに取り付けた状態で示す縦断側面図であり、図5は、押しボタンスイッチおよびスイッチ化粧部材、スイッチ取付金具を分解して示す斜視図である。
この第2の実施形態では、図4および図5に示すように、浸入水堰止めフランジ6を備えたボタン2の外周に、浸入水堰止め段部15を備えて構成を採用したものである。その以外の構成要素において前記の第1の実施形態と基本的に同じことから、同じ構成要素に同じ符号を付することで重複説明は省略する。
すなわち、図4に示すように、後端周縁に浸入水堰止めフランジ6を備えたボタン2の外周部位に浸入水堰止め段部15をさらに備えている。
≪浸入水堰止め段部の構成≫
浸入水堰止め段部15は、図4の(a)に示す突出状態から(b)に示す没入状態に、ボタン2が押し操作されたときに、スイッチ取付金具3の本体部3aに開口されているボタン通孔8を通過しない。つまり、ボタン2が押し操作されたときに、ボタン通孔8を通過してスイッチ本体1側に移動しないボタン2の外周部位において、ボタン2の突出先端部2a側の外径よりも一回りほど大きめの段差径にて形成されている。
これにより、後記の図6に示すように、ボタン2とスイッチ化粧部材4のボタン突出孔13との間の隙間SからフードパネルBの裏側に浸入されてきた洗剤を含む浸入水(矢印Xで示す)は、浸入水堰止め段部15によってスイッチ本体1側へ流れるのを防ぐように堰止められる。そして、仮に浸入水の一部が浸入水堰止め段部15を通過して(越えて)きた場合には、後方の浸入水堰止めフランジ6によって堰止められるようになっている。
つまり、ボタン2とボタン突出孔13との隙間Sから浸入してきた浸入水は、浸入水堰止め段部15とその後方の浸入水堰止めフランジ6との前後2ヶ所において、スイッチ本体1側への流れることを防ぐように堰止めされるようになっている。
[作用説明]
つぎに、以上のように構成されている第2の実施形態に係る押しボタンスイッチAの防水構造について簡単に説明する。ここでは、図4および図5を適宜参照しながら説明する。
図6は、フードパネルの外側から内側に侵入してきた浸入水の流れを示す説明図である。
図6に示すように、ボタン2とボタン突出孔との隙間Sからフードパネル内に浸入してきた浸入水(矢印X)のうち、ボタン2の輪切り断面の外周上半部に沿って伝わるよう流れる浸入水は、ボタン2の軸方向途中部位に備えられている浸入水堰止め段部15によって堰止められ、浸入水堰止め段部15に沿ってボタン2の外周下半部側へと流れ、フードパネルBの外に流れ落ちる。
そして、浸入水堰止め段部15を通過してボタン2の後端側への流れてきた浸入水の一部は当該後端周縁に備えられている侵入水堰止めフランジ6によって堰止められる。
これにより、ボタン2とボタン突出孔13との隙間Sから浸入してきた浸入水Xに対する防水を、浸入水堰止め段部15と浸入水堰止めフランジ6との前後2段構えによってより一層効果的に、かつ、確実に図ることができる。
ここでは、スイッチ化粧部材4と装着窓孔11の孔縁周りとの当接部PからフードパネルB内に浸入してきた浸入水(矢印Y)については、図6に示すように、前記の第1の実施形態と同じことから説明を省略する。
なお、図示を省略しているが、浸入水堰止め段部15を、ボタン2の軸方向に任意の間隔をおいて複数段備えることができる。この場合、ボタン2の突出先端部2a側から浸入水堰止めフランジ6が備えられている後端側に至るにしたがって段差径が徐々に大きくなるように浸入水堰止め段部15が複数段形成される。
第1の実施形態に係る本発明の押しボタンスイッチをフードパネルに取り付けた状態で示す縦断側面図であり、(a)は、ボタンが押し操作される前の突出状態を示し、(b)は、ボタンが押し操作されたときの没入状態を示す。 同押しボタンスイッチおよびスイッチ化粧部材、スイッチ金具を分解して示す斜視図である。 同押しボタンスイッチにおいて、フードパネルの表側からその裏側への浸入水の浸入と、浸入した浸入水が、ボタンの浸入水堰止めフランジ、そしてスイッチ取付金具の浸入水排出誘導路により堰止めされる浸入水の流れを示す説明図である。 第2の実施形態に係る本発明の押しボタンスイッチをフードパネルに取り付けた状態で示す縦断側面図であり、(a)は、ボタンが押し操作される前の突出状態を示し、(b)は、ボタンが押し操作されたときの没入状態を示す。 同押しボタンスイッチおよびスイッチ化粧部材、スイッチ金具を分解して示す斜視図である。 同押しボタンスイッチにおいて、フードパネル内に浸入した浸入水が、ボタンの浸入水堰止め段部および浸入水堰止めフランジ、そしてスイッチ取付金具の浸入水排出誘導路より堰止めされる浸入水の流れを示す説明図である。
符号の説明
A 押しボタンスイッチ
1 スイッチ本体
1a スイッチ軸
2 ボタン
3 スイッチ取付金具
3a−1 上辺部
4 スイッチ化粧部材
6 浸入水堰止めフランジ
8 ボタン通孔
9 浸入水排出誘導部
10 曲げ片部
11 装着窓孔
12 浸入水流下案内部
13 ボタン突出孔
S 隙間
B フードパネル(器体カバー)

Claims (4)

  1. 電気機器類の器体カバーの裏側に、少なくともスイッチ取付金具を介して組み込まれるスイッチ本体と、
    このスイッチ本体のスイッチ軸に嵌着され、前記器体カバーの装着孔に嵌め合わせ止着されるスイッチ化粧部材に開口されているボタン突出孔から前記器体カバーの表側に突出されるボタンと、を備え、
    前記ボタンの押し操作によって前記スイッチ本体の電路の開閉が行われるように構成されている押しボタンスイッチであって、
    前記器体カバーの裏側に位置する前記ボタンの後端周縁に、外向きに突出させた浸入水堰止めフランジを備え、
    さらに、前記スイッチ化粧部材に浸入水流下案内部を備えるとともに、前記スイッチ取付金具には浸入水排出誘導部を備えてなり、
    前記浸入水流下案内部は、前記スイッチ取付金具の上辺部に衝合連係するように形成され、
    前記浸入水排出誘導部は、前記浸入水流下案内部を流下されてくる浸入水を前記スイッチ本体から外れた外側に導くように前記上辺部に形成されていることを特徴とする押しボタンスイッチの防水構造。
  2. 前記スイッチ取付金具のボタン通孔よりも前記器体カバーの裏面側に位置する前記ボタンの外周部位に、該ボタンの外部突出側の外径よりも大きい浸入水堰止め段部を備え、
    前記浸入水堰止めフランジは、前記ボタン通孔と前記スイッチ本体との間に位置して前記ボタン通孔の孔径よりも大きく形成されていることを特徴とする請求項1に記載の押しボタンスイッチの防水構造。
  3. 前記浸入水堰止め段部が、前記ボタンの軸方向に複数段備えられていることを特徴とする請求項2に記載の押しボタンスイッチの防水構造。
  4. 前記浸入水堰止め段部は、前記ボタンが押し操作されたとき、前記スイッチ取付金具の前記ボタン通孔を通過しない前記ボタンの外周部位に備えられていることを特徴とする請求項2または請求項3に記載の押しボタンスイッチの防水構造。
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