JP2003257395A - 蓋構造及び電子機器 - Google Patents

蓋構造及び電子機器

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JP2003257395A
JP2003257395A JP2002059189A JP2002059189A JP2003257395A JP 2003257395 A JP2003257395 A JP 2003257395A JP 2002059189 A JP2002059189 A JP 2002059189A JP 2002059189 A JP2002059189 A JP 2002059189A JP 2003257395 A JP2003257395 A JP 2003257395A
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support plate
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release button
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Application number
JP2002059189A
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English (en)
Inventor
Hisakazu Hazama
久和 間
Atsushi Hoshi
篤志 星
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ロック解除ボタン及指掛け部の設置の省スペ
ース化を可能にし、かつ外観を損うことのないデザイン
性に優れた蓋構造及び電子機器を提供する。 【解決手段】 ロック解除ボタン40と指掛け部42が
互いに隣接して蓋体34に設けられている。蓋体34を
開ける時は親指等の指先部分をロック解除ボタン40の
頭部401に当てて押圧し、ロック手段による蓋体34
のロックを解除すると同時に親指等の指先部分を意識す
ることなく指掛け部42にも押し当てる。この指掛け部
42に指先部を押し当てた状態で蓋体34を開方向に移
動させることにより、蓋体34を開くことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタルカメラ
等のバッテリー蓋やメモリ蓋などとして使用される蓋構
造及び電子機器に関し、さらに詳しくは、蓋オープン時
における蓋のロック解除及びスライド動作を指先のワン
タッチ操作で容易に行い得るようにした蓋構造及び電子
機器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図6(A)〜(C)は、従来のディジタ
ルカメラのバッテリー蓋の説明用側面図である。この図
6において、60はディジタルカメラを構成する筐体で
あり、この筐体60の一側にはバッテリー収納部62が
形成され、このバッテリー収納部62の開口62aは蓋
64により開閉される構成になっている。
【0003】前記蓋64は筐体60の側部箇所において
筐体60の前後方向(図6の左右方向)に移動可能で、
かつ旋回式に開閉できる構成になっているとともに、こ
の蓋64には、ロック及びアンロック用のボタン66が
筐体60の上下方向にスライド可能に設けられている。
また、前記ボタン66の表面には複数の指掛け突起66
aが形成されており、さらに、ボタン66の近傍箇所に
は、蓋64をオープンするためのボタン66及び蓋64
の操作方向を示す矢印マーク68及び「OPEN」の文
字がそれぞれ設けられている。
【0004】このような従来の蓋構造において、蓋64
を開く場合は、図6(A)に示すように、ボタン66の
表面に親指等の指先を押し当てて、ボタン66を図6
(A)の矢印X方向にスライドさせる。これにより、蓋
64のロックを解除する。次いで、ボタン66に指先を
押し当てまま、蓋64を図6(B)の矢印Y方向にスラ
イドして、図6(C)に示す状態にする。そして、この
状態で蓋64から指を放せば、蓋64は開方向に旋回さ
れ開かれることになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら,上記の
ような従来の蓋構造では、ボタン66を図6(A)の矢
印X方向に大きくスライドさせないと蓋64のロックを
解除することができず、その結果,蓋64の開閉操作が
煩雑になるという問題がある。また、ボタン66の表面
には指掛け突起66aを形成する必要があるため、ボタ
ン66自体の形状が大きくなって、大きい設置スペース
を要するほか、蓋の外観も損われ、デザイン性も悪いと
いう問題があった。
【0006】本発明の目的は、蓋体の開閉の操作性を簡
便にするとともに、ロック解除ボタン及指掛け部の設置
の省スペース化を可能にし、かつ外観を損うことのない
デザイン性に優れた蓋構造及び電子機器を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、筐体の開口を開閉する蓋構造であって、
前記筐体に対して移動することで前記開口を開閉する蓋
体と、前記開口が閉じられた状態に前記蓋体を移動不能
にロックするロック手段と、前記蓋体の外表面に臨む箇
所に設けられ、押圧した状態で前記ロック手段のロック
を解除するロック解除ボタンと、前記蓋体の外表面で前
記ロック解除ボタンに隣接した箇所に設けられ、前記蓋
体を移動させるための力が該蓋体に掛けられるようにし
た指掛け部とを備えることを特徴とする。また、本発明
は、筐体の開口を開閉する蓋構造であって、前記開口近
傍の前記筐体箇所に揺動可能に設けられた支持プレート
と、前記支持プレートに移動可能に支持され前記支持プ
レートの揺動に伴って前記開口を開閉する蓋体と、前記
蓋体と前記筐体にわたって設けられ、前記蓋体で開口が
閉塞される支持プレートの揺動位置で前記蓋体が前記支
持プレートに対して一方向に移動された時は蓋体と筐体
との係合が外れて支持プレートが揺動可能な状態とな
り、前記蓋体で開口が閉塞される支持プレートの揺動位
置で前記蓋体が前記支持プレートに対して前記一方向と
は異なる他方向に移動された時は蓋体と筐体が係合して
支持プレートの揺動が不能な状態となる係合手段と、前
記蓋体と前記支持プレートにわたって設けられ前記支持
プレート上での蓋体の移動をロックするロック手段と、
前記蓋体の外表面に臨む箇所に設けられ、押圧した状態
で前記ロック手段のロックを解除するロック解除ボタン
と、前記蓋体の外表面で前記ロック解除ボタンに隣接し
た箇所に設けられ、前記蓋体を前記一方向に移動させる
ための力が該蓋体に掛けられるようにした指掛け部とを
備えることを特徴とする蓋構造。
【0008】また、本発明は、機器本体に収納部を有す
る電子機器であって、前記機器本体に対して移動するこ
とで前記収納部の開口を開閉する蓋体と、前記開口が閉
じられた状態に前記蓋体を移動不能にロックするロック
手段と、前記蓋体の外表面に臨む箇所に設けられ、押圧
した状態で前記ロック手段のロックを解除するロック解
除ボタンと、前記蓋体の外表面で前記ロック解除ボタン
に隣接した箇所に設けられ、前記蓋体を移動させるため
の力が該蓋体に掛けられるように指掛け部とを備えるこ
とを特徴とする。
【0009】また、本発明は、機器本体に収納部を有す
る電子機器であって、前記収納部の開口近傍の前記機器
本体箇所に揺動可能に設けられた支持プレートと、前記
支持プレートに移動可能に支持され前記支持プレートの
揺動に伴って前記開口を開閉する蓋体と、前記蓋体と前
記筐体にわたって設けられ、前記蓋体が前記支持プレー
トに対し開方向に移動された時は係合が外れて前記蓋体
を前記開口が開かれる開動作可能状態に移行されるとと
もに前記蓋体が前記支持プレートに対し閉方向に移動さ
れた時は係合して前記蓋体を前記開口が閉じられた閉状
態に保持する係合手段と、前記蓋体と前記支持プレート
にわたって設けられ前記蓋体により前記開口が閉塞され
た閉塞状態にある時に前記支持プレート上での蓋体の移
動をロックするロック手段と、前記蓋体の外表面に臨む
箇所に設けられ、押圧した状態で前記ロック手段のロッ
クを解除するロック解除ボタンと、前記蓋体の外表面で
前記ロック解除ボタンに隣接した箇所に設けられ、前記
蓋体を前記一方向に移動させるための力が該蓋体に掛け
られるようにした指掛け部とを備えることを特徴とす
る。
【0010】本発明の蓋構造においては、ロック解除ボ
タンと指掛け部が互いに隣接して蓋体に設けられている
ため、蓋体を開ける時に親指等の指先部分をロック解除
ボタンに当てて押圧すれば、ロック手段による蓋体のロ
ックが解除されると同時に親指等の指先部分を意識する
ことなく指掛け部に押し当てることができる。このた
め、指掛け部に指先部を押し当てた状態で蓋体を開方向
に移動させることで、蓋体を開くことができる。よっ
て、蓋体の開閉の操作性が簡便になり、ロック解除ボタ
ン及指掛け部の設置の省スペース化が可能になるととも
に、ロック解除ボタン及指掛け部を含む蓋体の外観を損
うことのないデザイン性に優れた蓋構造を提供できる。
【0011】また、本発明の電子機器においては、機器
本体の収納部の開口を開閉する蓋体のロック解除ボタン
と指掛け部が互いに隣接して蓋体に設けられているた
め、蓋体を開ける時に親指等の指先部分をロック解除ボ
タンに当てて押圧すれば、ロック手段による蓋体のロッ
クが解除されると同時に親指等の指先部分を意識するこ
となく指掛け部にも押し当てることができる。このた
め、指掛け部に指先部分を押し当てた状態で蓋体を開方
向に移動させれば、蓋体を開くことができる。よって、
蓋体の開閉の操作性が簡便になり、ロック解除ボタン及
び指掛け部の設置の省スペース化が可能になるととも
に、ロック解除ボタン及び指掛け部を含む蓋体の外観を
損うことのないデザイン性に優れた蓋構造を有する電子
機器を提供できる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。図1は本発明をディジタル
カメラに適用した場合の実施の形態を示す全体の斜視
図、図2は蓋構造の分解斜視図、図3は蓋構造の一部を
切り欠いて示す斜視図、図4は蓋構造の蓋体を途中まで
開けた状態を示す説明用斜視図、図5は蓋構造の蓋体を
全開した状態を示す説明用斜視図である。
【0013】図1、図4及び図5において、ディジタル
カメラ10は筐体12を備え、この筐体12の前面部1
21には、図示省略の撮像レンズを収容するレンズバリ
ア14が設けられ、さらに、筐体12の上面部122に
は電源スイッチ16、撮影用レリーズボタン18及びST
ILL・PLAY・MOVIEのモード切替スイッチ20がそれぞれ
設けられている。また、筐体12の一方の側面部123
には、この側面部123から筐体12の内方へ向けて延
びるバッテリー収納部22及びメモリステイック収納部
24が形成され、この両バッテリー収納部22とメモリ
ステイック収納部24の開口26は蓋構造30によって
開閉される構成になっている。
【0014】前記蓋構造30は、図2〜図5に示すよう
に、支持プレート32、蓋体34、係合手段36、ロッ
ク手段38、ロック解除ボタン40及び指掛け部42を
備えている。前記支持プレート32は、図5に示すよう
に、前記開口26内に臨む筐体12の前後方向の背面寄
り箇所に上下方向に延在して設けた軸44に揺動可能に
支持されている。この支持プレート32には蓋体34が
開口26に対して筐体12の前後方向に往復移動できる
ように取り付けられており、そして、蓋体34は支持プ
レート32の揺動に伴って開口26を開閉するように構
成されている。また、前記軸44には、支持プレート3
2を含む蓋体34を開口26が全開される状態へ自動的
に揺動できるように付勢するトグルばね46が設けられ
ている。
【0015】蓋体34を支持プレート32に対して筐体
12の前後方向に往復移動可能に支持する手段として
は、図2、図3及び図5に示すように、筐体12の高さ
方向に対応する支持プレート32の上下両端に一対の案
内片321を筐体12の前後方向に延在して設け、この
各案内片321に対応する蓋体34の裏面箇所には一対
の案内溝341を筐体12の前後方向に延在して設け、
この案内溝341を前記案内片321に係合することに
より、蓋体34を支持プレート32に対して筐体12の
前後方向に往復移動できるようになっている。また、支
持プレート32に対する蓋体34の往復移動量は、図3
に示すように支持プレート32に設けたストッパ部材4
8によって規制されている。
【0016】前記係合手段36は、前記開口26内に臨
む筐体12の高さ方向の両端箇所にそれぞれ設けられた
一対の第1係合部361と、この各第1係合部361に
対向して、筐体12の高さ方向に対応する蓋体34の上
下両端箇所に設けられ、前記蓋体34の往復移動により
第1係合部361と係脱可能な一対の第2係合部362
とを備えている。したがって、開口26が蓋体34によ
り閉塞される支持プレート32の揺動位置で、蓋体34
が支持プレート32に対して一方向、すなわち蓋体34
が開かれる方向に移動された時は、係合手段36の第1
係合部361と第2係合部362との係合が外れて支持
プレート32が揺動可能な状態となり、開口26が蓋体
34により閉塞される支持プレート32の揺動位置で、
蓋体34が支持プレート32に対して前記一方向とは異
なる他方向、すなわち蓋体34が閉じられる方向に移動
された時は、係合手段36の第1係合部361と第2係
合部362が係合して支持プレート32の揺動が不能な
状態となる。
【0017】前記ロック手段38は、支持プレート32
上での蓋体34の移動をロックするためのもので、図2
及び図3に示すように、蓋体34の内面に凹状に設けら
れた係止部381と、この係止部381に対向して支持
プレート32に設けられ、係止部381に係止すること
で蓋体34を閉状態にロックするとともにロック解除ボ
タン40の押圧操作で係止部381から離脱されるよう
に構成された弾性係止部材382とを備える。
【0018】上記弾性係止部材382は、図2及び図3
に示すように、一端が支持プレート32の揺動端側に固
定され、この一端と反対の他端側を支持プレート32の
支持基部側へ延在させた板ばね材382Aから構成され
るもので、この板ばね材382Aの延在側には蓋体34
の係止部381に係脱される弾性係止片382aと、ロ
ック解除ボタン40の下端に圧接してロック解除ボタン
40を蓋体34から突出する方向に付勢するとともにロ
ック解除ボタン40への押圧操作で板ばね材382Aを
弾性係止片382aが係止部381から離脱する方向に
弾性変形させる連結片382bとがそれぞれ設けられて
いる。また、板ばね材382Aは前記バッテリー収納部
22に挿着されたバッテリー(図示省略)の接続導体を
兼ねるものであり、このために、板ばね材382Aの両
端箇所には、図2に示すように、バッテリーの正極また
は負極に当接される接続片383がそれぞれ設けられて
いる。さらに、板ばね材382Aには、前記ストッパ部
材48が設けられている。
【0019】前記ロック解除ボタン40は、ロック手段
38のロックを解除するもので、図2及び図3に示すよ
うに、横断面形状が規格上表示しなければならないマー
ク、例えば蓋体34の開操作方向を表す正三角形のマー
ク形状を呈する頭部401と、この頭部401の下端に
連設された、頭部401の横断面形状より大きい断面積
の段部402とを備える。また、蓋体34には、ロック
解除ボタン40の頭部401が挿通される正三角形の穴
343が形成されている。ロック解除ボタン40は、そ
の頭部401を蓋体34の裏面側から穴343に挿入す
ることによって蓋体34に押圧操作可能に支持され、そ
して、ロック解除ボタン40の下端は板ばね材382A
の連結片382bに当接され、この板ばね材382Aの
ばね力により、ロック解除ボタン40はその頭部401
が蓋体34の外表面から突出されるように付勢されてい
る。
【0020】前記指掛け部42は、蓋体34を開方向へ
移動させるための力が蓋体34に掛け得るように親指等
の指先表面を滑りなく押し当てるためのもので、ロック
解除ボタン40の頭部401に隣接した蓋体34の外表
面箇所に突出状態に設けられている。この指掛け部42
は、規格上表示しなければならないマーク、例えば図1
及び図2に示すようなメモリステイックのロゴマークを
表す形状に構成されている。なお、蓋体34の外表面に
隣接して配設されるロック解除ボタン40と指掛け部4
2の占める設置領域は、親指等の指先表面に対応する面
積、例えば10mm×10mm程度であり、この面積内にロック
解除ボタン40と指掛け部42が配置されるようにそれ
ぞれの大きさが設定されている。
【0021】次に、上記のように構成された本実施の形
態に示すディジタルカメラ10の蓋開閉の動作について
説明する。図1に示すように閉塞状態にある蓋体34を
開ける場合は、親指等の指先表面部をロック解除ボタン
40の頭部401に当てロック解除ボタン40を押圧す
る。これにより、ロック手段38を構成する板ばね材3
82Aがロック解除ボタン40の押圧方向に弾性変形さ
れるため、図3に示すように蓋体34の凹状係止部38
1に係止している弾性係止片382aが凹状係止部38
1から離脱する。その結果、蓋体34のロックは解除さ
れる。
【0022】一方、ロック解除ボタン40の頭部401
に押し当てられた親指等の指先表面部は意識されること
なく指掛け部42にも押し当てられる。このため、指先
表面部をロック解除ボタン40の頭部401に押し当て
たまま、蓋体34を図4の矢印Xに示す開方向に移動さ
せることができる。したがって、蓋体34がストッパ部
材48と当接するまで図4の矢印X方向に移動される
と、係合手段36の第1係合部361と第2係合部36
2との係合が外れ、支持プレート32は開方向に揺動で
きる状態となる。ここで、親指等の指先を蓋体34から
離せば、支持プレート32を含む蓋体34はトグルばね
46によって図5の矢印A方向に回動され、筐体12の
開口26を開放することができる。また、図5に示すよ
うに開放されたディジタルカメラ10の蓋体34を閉め
る場合は、支持プレート32を含む蓋体34を図5の矢
印Aと逆の方向に回動して、図4に示す状態に移行させ
た後、蓋体34を図4の矢印Xと逆の方向にスライドさ
せる。これにより、筐体12の開口26は蓋体34によ
り閉塞されるとともに係合手段36の第1係合部361
と第2係合部362とが互いに係合して支持プレート3
2の揺動を不能な状態に保持する。これと同時に蓋体3
4の凹状係止部381に弾性係止片382aが係止し、
蓋体34を閉状態にロックする。
【0023】このような本実施の形態によれば、ロック
解除ボタン40と指掛け部42が互いに隣接して蓋体3
4に設けられているため、蓋体34を開ける時に親指等
の指先部分をロック解除ボタン40の頭部401に当て
て押圧すれば、ロック手段38による蓋体34のロック
が解除されると同時に親指等の指先部分を意識すること
なく指掛け部42にも押し当てることができる。したが
って、指掛け部42に指先部を押し当てた状態で蓋体3
4を開方向に移動させるだけで、蓋体34を開くことが
できる。このため、蓋体34の開閉の操作性が簡便にな
る。
【0024】また、本実施の形態によれば、互いに隣接
して蓋体34に設けられたロック解除ボタン40と指掛
け部42の占める設置領域は、親指等の指先表面に対応
する面積であり、この面積内にロック解除ボタン40と
指掛け部42が配置されるようにしたので、ロック解除
ボタン40及指掛け部42の省スペース化が可能にな
る。また、ロック解除ボタン40は、その横断面形状が
規格上表示しなければならないマーク、例えば蓋体34
の開操作方向を表す正三角形のマーク形状に形成され、
さらに、指掛け部42は規格上表示しなければならない
マーク、例えばメモリステイックのロゴマークを表す形
状に形成されているため、ロック解除ボタン40及指掛
け部42を規格上表示しなければならないマークとして
利用でき、これに伴い、ロック解除ボタン40及指掛け
部42を含む蓋体34の外観を損うことのないデザイン
性に優れた蓋構造及びこれを用いたディジタルカメラ1
0を提供できる。
【0025】なお、上記実施の形態では、本発明のディ
ジタルカメラ10に適用した場合について説明したが、
本発明はこれに限定されず、情報端末装置や携帯用オー
ディオ装置または携帯端末装置などの電子機器における
機器本体の電池やメモリ等を収納する収納部の開口を開
閉する場合にも適用できる他、電子機器以外の筐体構造
物にも適用できることは勿論である。また、本発明は、
上記実施の形態に示す電池やメモリ等を収納する収納部
の蓋構造に限らず、ディジタルカメラであれば、そのレ
ンズバリアの蓋などにも利用できる。また、本発明は、
上記図1及び図2に示す構造のものに限定されない。例
えば、蓋体が筐体から分離できる構造のものにでも適用
することができる。また、本発明は、支持プレートを用
いない蓋構造にも適用することができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、蓋
体の開閉の操作性が簡便になり、ロック解除ボタン及指
掛け部の設置の省スペース化が可能になるとともに、ロ
ック解除ボタン及指掛け部を含む蓋体の外観を損うこと
のないデザイン性に優れた蓋構造及びこれを用いた電子
機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明をディジタルカメラに適用した場合の全
体の斜視図である。
【図2】本発明の蓋構造の分解斜視図である。
【図3】本発明の蓋構造の一部を切り欠いて示す斜視図
である。
【図4】本発明の蓋構造の蓋体を途中まで開けた状態を
示す説明用斜視図である。
【図5】本発明の蓋構造の蓋体を全開した状態を示す説
明用斜視図である。
【図6】(A)〜(C)は、従来のディジタルカメラの
バッテリー蓋の説明用側面図である。
【符号の説明】
10……ディジタルカメラ、12……筐体、22……バ
ッテリー収納部、24……メモリステイック収納部、2
6……開口、30……蓋構造、32……支持プレート、
34……蓋体、36……係合手段、38……ロック手
段、381……係止部、382……弾性係止部材、40
……ロック解除ボタン、42……指掛け部、46……ト
グルばね。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3E084 AA05 AA14 AB10 BA02 CA03 DB14 FA06 FC12 FC14 FC18 GA06 GB13 GB23 4E360 BC03 BC05 EA18 EA28 FA08 FA12 FA17 GA46 GA52 GB06 GB26 GB46 GC08 GC14 5C022 AA13 AC61 AC63 AC73 5H040 AA01 AA12 AS11 AS15 CC02 CC03 CC16 CC43 CC46 DD02 DD13

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体の開口を開閉する蓋構造であって、 前記筐体に対して移動することで前記開口を開閉する蓋
    体と、 前記開口が閉じられた状態に前記蓋体を移動不能にロッ
    クするロック手段と、 前記蓋体の外表面に臨む箇所に設けられ、押圧した状態
    で前記ロック手段のロックを解除するロック解除ボタン
    と、 前記蓋体の外表面で前記ロック解除ボタンに隣接した箇
    所に設けられ、前記蓋体を移動させるための力が該蓋体
    に掛けられるようにした指掛け部と、 を備えることを特徴とする蓋構造。
  2. 【請求項2】 筐体の開口を開閉する蓋構造であって、 前記開口近傍の前記筐体箇所に揺動可能に設けられた支
    持プレートと、 前記支持プレートに移動可能に支持され前記支持プレー
    トの揺動に伴って前記開口を開閉する蓋体と、 前記蓋体と前記筐体にわたって設けられ、前記蓋体で開
    口が閉塞される支持プレートの揺動位置で前記蓋体が前
    記支持プレートに対して一方向に移動された時は蓋体と
    筐体との係合が外れて支持プレートが揺動可能な状態と
    なり、前記蓋体で開口が閉塞される支持プレートの揺動
    位置で前記蓋体が前記支持プレートに対して前記一方向
    とは異なる他方向に移動された時は蓋体と筐体が係合し
    て支持プレートの揺動が不能な状態となる係合手段と、 前記蓋体と前記支持プレートにわたって設けられ前記支
    持プレート上での蓋体の移動をロックするロック手段
    と、 前記蓋体の外表面に臨む箇所に設けられ、押圧した状態
    で前記ロック手段のロックを解除するロック解除ボタン
    と、 前記蓋体の外表面で前記ロック解除ボタンに隣接した箇
    所に設けられ、前記蓋体を前記一方向に移動させるため
    の力が該蓋体に掛けられるようにした指掛け部と、 を備えることを特徴とする蓋構造。
  3. 【請求項3】 前記ロック解除ボタンの横断面形状は規
    格上表示しなければならない、前記蓋体の開操作方向を
    表す三角マークを呈するように構成されていることを特
    徴とする請求項1または2記載の蓋構造。
  4. 【請求項4】 前記指掛け部は規格上表示しなければな
    らないマーク形状を呈していることを特徴とする請求項
    1または2記載の蓋構造。
  5. 【請求項5】 前記指掛け部のマーク形状は半導体メモ
    リ体を表すロゴマークであることを特徴とする請求項4
    記載の蓋構造。
  6. 【請求項6】 前記蓋体の外表面に臨む前記ロック解除
    ボタンと前記指掛け部の占める設置領域は親指等の指先
    表面に対応する面積以内であり、この面積内に前記ロッ
    ク解除ボタンと指掛け部が配置できるようにそれぞれの
    大きさを設定したことを特徴とする請求項1または2記
    載の蓋構造。
  7. 【請求項7】 前記ロック手段は、前記蓋体の内面に設
    けられた係止部と、前記係止部に係止して前記蓋体をロ
    ックするとともに前記ロック解除ボタンを押圧すること
    で前記係止部から離脱して前記蓋体をアンロックするよ
    うに前記支持プレートに設けられた弾性係止部材とを備
    えることを特徴とする請求項1または2記載の蓋構造。
  8. 【請求項8】 前記蓋体は、前記筐体に設けた収納部の
    開口を開閉するように構成されていることを特徴とする
    請求項1または2記載の蓋構造。
  9. 【請求項9】 前記収納部は、バッテリー及び/または
    半導体メモリ体が収納されることを特徴とする請求項8
    記載の蓋構造。
  10. 【請求項10】 前記支持プレートは軸により前記筐体
    に揺動可能に支持され、前記支持プレートを含む前記蓋
    体が前記開放状態に揺動されるように付勢するトグルば
    ねを備えることを特徴とする請求項2記載の蓋構造。
  11. 【請求項11】 機器本体に収納部を有する電子機器で
    あって、 前記機器本体に対して移動することで前記収納部の開口
    を開閉する蓋体と、 前記開口が閉じられた状態に前記蓋体を移動不能にロッ
    クするロック手段と、 前記蓋体の外表面に臨む箇所に設けられ、押圧した状態
    で前記ロック手段のロックを解除するロック解除ボタン
    と、 前記蓋体の外表面で前記ロック解除ボタンに隣接した箇
    所に設けられ、前記蓋体を移動させるための力が該蓋体
    に掛けられるようにした指掛け部と、 を備えることを特徴とする電子機器。
  12. 【請求項12】 機器本体に収納部を有する電子機器で
    あって、 前記収納部の開口近傍の前記機器本体箇所に揺動可能に
    設けられた支持プレートと、 前記支持プレートに移動可能に支持され前記支持プレー
    トの揺動に伴って前記開口を開閉する蓋体と、 前記蓋体と前記筐体にわたって設けられ、前記蓋体が前
    記支持プレートに対し開方向に移動された時は係合が外
    れて前記蓋体を前記開口が開かれる開動作可能状態に移
    行されるとともに前記蓋体が前記支持プレートに対し閉
    方向に移動された時は係合して前記蓋体を前記開口が閉
    じられた閉状態に保持する係合手段と、 前記蓋体と前記支持プレートにわたって設けられ前記蓋
    体により前記開口が閉塞された閉塞状態にある時に前記
    支持プレート上での蓋体の移動をロックするロック手段
    と、 前記蓋体の外表面に臨む箇所に設けられ、押圧した状態
    で前記ロック手段のロックを解除するロック解除ボタン
    と、 前記蓋体の外表面で前記ロック解除ボタンに隣接した箇
    所に設けられ、前記蓋体を前記一方向に移動させるため
    の力が該蓋体に掛けられるようにした指掛け部と、 を備えることを特徴とする電子機器。
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