JP3589163B2 - 台ばかり - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、測定物の重量を測定する電子台ばかりに関わり、特にその構成要素の一つである表示器の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
測定物の重量を測定する電子台ばかりは、通常図5に示すように測定物を載荷する計量部51とロードセル等を収納するベース52と測定値を表示したりプリントアウトする表示器53及び表示器53を支持するポール54より構成されている。この表示器53は一般に測定物を載荷する計量部51から離れてポール54に載設されているので、電池やプリンタ用紙の交換などのためカバーを開閉する際、ワンタッチ操作が可能な構造が求められる。
【0003】
表示器53の本体ケースは内部に液晶表示板、プリントボード、コネクタ、ケーブル、プリンタ、電池などの多くの表示器機を収容すると共に、ポール54に載設するため大きな内容積が必要であり、且つ保守作業の際に開閉が必要となるカバーは、一般に図4に示すようにその断面は概ねL字型の構造となる。従来は、表示器53の本体ケース1にカバー2を支持軸3によって係合された断面が概ねL字型のカバー2の固定方法には、カバー2の端面からほぼ直角に山形の突起を形成した爪部6aを突設し、これと咬合するための凹部9aを本体ケース1に設けてカバー2を固定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
図4において、カバー2を開閉する際は咬合状態を解除すべくY方向にカバーを指で押圧し、カバーを僅かに変形させながらX方向にスライドさせるように操作する。一方、カバー2は支持軸3を中心に回動するので山形の爪部6aの先端は本体ケース1に対し斜め上に変位することになり、カバー2を自在に開閉するためには端面に形成する爪部6aの長さには自ずと限界がある。したがってカバー2をしっかり固定するために必要な弾性効果が得られ難くなり、さらに咬合部分の凹凸も浅くならざるを得ないので、十分な固定効果が得られないという問題がある。また、爪部6aが破断した際にはカバー2全体の交換を必要とする不便さがある。したがって台ばかりの操作性が悪い。
【0005】
本発明は、上述した従来の技術における問題点に鑑みなされたものであり、表示器のカバーを本体ケースにワンタッチ操作で、かつ確実に固定することができるようにした台ばかりを提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するために、本体ケースと、カバーより構成された表示器において、カバーの一端は本体ケースに係合され、他端にはその幅のほぼ中央にカバー端面に対し直角方向に形成した切欠きに滑動可能に固定つまみを装着する。この固定つまみを本体ケースに当接して本体ケース方向にスライドさせたとき本体ケースに設けた凸部に固定つまみの爪部が跨乗して本体ケースにカバーを固定し、この固定つまみを本体ケースと逆方向にスライドさせたとき本体ケースに設けた凸部から固定つまみの爪部が脱着して固定を解除する。突起をもった爪部は長さを長くすることにより固定に十分な弾性力をもたせた。また、固定つまみはカバーに形成した切欠きに滑動可能に挿着し、カバーからの着脱が自在にできるように構成している。したがって本体ケースに対するカバーの開閉においては爪部が弾力的にたわみ、係着を容易にする。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施例について、図1〜図3を用いて説明する。図1は表示器における本体ケース、カバー及び固定つまみの関係を示す図で、(A)はその正面図、(B)は側面断面図を示す。図1のカバー2は支持軸3において本体ケース1と開閉可能に係着され、カバー2に挿着された固定つまみ4をX方向にスライドすることにより本体ケース1にロックまたはロック解除する。
【0008】
図2は図1のA部を拡大して示す図で、(A)が縦断面図、(B)は本体ケース1の内方から見た図である。これらの図においてカバー2の端面に対し直角方向にほぼ平行に欠成した2箇所の溝部11に沿って、固定つまみ4がそのかぎ部7の間隔を狭めながら2本のブリッジ8を載嵌し、かぎ部7がカバー2に突起した2箇所の突起部10に係止するするまで挿入されるよう構成されている。これにより固定つまみ4はブリッジ8が溝部11の底部に当接する位置からかぎ部7が突起部10に当接するまでの間でスライド可能となる。取手5をXR方向に十分にスライドさせると爪部6はカバー2の端面より僅かに内側に位置し、XL方向にスライドさせるとカバー2の端面より突出するように構成されている。十分突出すると爪部6は表示器53の本体ケース1に突設した凸部9を跨乗して本体ケース1とカバー2がロックされるようになっている。
【0009】
図3は固定つまみ4の形状を詳細に示したもので、(A)は縦断面図、(B)は底面図を示す。すなわち、爪部6とかぎ部7を装設する基台と取手5の中間は平行した2本のブリッジ8が橋架され、ブリッジ8の高さはカバー2の厚みにより定まり、幅と奥行きはカバー2に欠成した2箇所の溝部11の寸法に関連して定まる寸法をとる。爪部6の寸法は、本体ケース1に設けられた凸部9を跨乗しカバー2を本体ケース1に安定してロックするに必要な強度と弾性を示すように定められる。また、爪部6を装設する基台からの爪部6までの長さは十分に長くできるので、無理なく強度と弾性を確保することが可能である。かぎ部7の寸法は、固定つまみ4をカバー2にほぼ平行して欠成した2箇所の溝部11に沿って載嵌する際、かぎ部7がカバー2に突起した2箇所の突起部10の間を変形して通過後復元し、かつ取手5をスライドさせカバー2を本体ケース1にロックした後、突起部10に当接して破壊しない程度の強度に定める。
【0010】
固定つまみ4のカバー2への載嵌は、カバー2の端面に対し直角方向にほぼ平行に欠成した2箇所の溝部11に沿って、固定つまみ4のかぎ部7を指で押圧してその幅を狭めながら、かぎ部7がカバー2に突起した2箇所の突起部10に係止するまで2本のブリッジ8を挿入し、カバー2に載嵌する。かぎ部7が突起部10に係止したとき指の力を抜くと、かぎ部7は元の形状に復元し突起部10に係止したままとなるので、以後カバー2から脱落することはない。
【0011】
以上のような構成において、表示器53の開閉作動を説明する。図1に示すように、通常カバー2は固定つまみ4により本体ケース1にロックされている。固定つまみ4を指でXR方向にスライドすると爪部6もXR方向に移動してロックが解除されるので、支持軸3で回動させて図1(B)の点線で示したようにカバー2を開くことができる。
【0012】
ブリッジ8は溝部11に沿ってその底部までX方向にスライド可能で、溝部11のカバー2の端面から底部までの寸法は、ブリッジ8をXR方向にスライドさせたとき爪部6がカバー2の端面より突出しない程度に定める。また、カバー2に設けた突起部10とカバー端面からの寸法は、ブリッジ8をXL方向にスライドさせたときかぎ部7が突起部10に当接し、かつ爪部6が本体ケース1に設けた凸部9を跨乗するように定める。
【0013】
かくして、固定つまみ4をXR方向にスライドすることによりカバー2を固定するロックを解除し、カバー2を表示器53の本体ケース1に当接した後固定つまみ4をXL方向にスライドすることにより、カバー2を本体ケース1に固定することが可能となる。そしてそのような表示器53を有する操作性のすぐれた台ばかりを提供できる。
なお固定つまみ4は、何らかの原因で爪部6やかぎ部7が破損した場合、容易にカバー2から抜脱することが可能であり、容易に良品の固定つまみと交換することが可能である。
【0014】
本発明が提供する台ばかり、特にその表示器の構成は以上説明したとおりであるが、上記ならびに図示例に限定されない。特に固定つまみの形状について図示例ではブリッジ8と溝部11をそれぞれ2本で構成したが、それぞれを1本で構成しても良いし、3本以上で構成しても同様な機能を発揮できる。
また、カバー2に対し複数の固定つまみ4を設けても、同様な機能を発揮する。
さらに固定つまみ4は一体成形する必然性はなく、取手5とブリッジ8等とを複数の部品で構成して、接着やネジ止め等で組み立ててもよい。
【0015】
また、固定つまみ4を本体ケース1に載嵌し、カバー2に凸部9を形成しても同様な機能を持つことは自明である。
上記実施例では、カバー2は本体ケース1に支持軸3において回動可能に係着したが、固定つまみ4はこの点に限定されず、例えばカバー2と本体ケース1は完全に分離する構造であってもよい。
また、本発明の台ばかりの形状については、図5に限定されず、表示器を有する種々の台ばかり、すなわち電子台ばかり以外の台ばかりに適用できる。
【0016】
【発明の効果】
カバーに対しスライド可能に固定つまみを載嵌することにより、固定つまみをスライドしてロック用の爪部を引下げた際にロックを解除し、カバー端面がケースに当接した後ロック用の爪部を押出した際にカバーをロックできるようにしたので、爪部の機械的な強度と弾性を確保することが可能となって確実に固定でき、且つほぼワンタッチに近い動作でカバーの開閉が可能となり、台ばかりの操作性が向上する。さらに、固定つまみの構成部品が破損した際、固定つまみを良品と容易に交換できるメリットをも有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】表示器における本体ケース、カバー及び固定つまみの関係を示す図で、(A)はその正面図、(B)は側面断面図を示す。
【図2】図1におけるA部拡大図で、(A)は縦断面図、(B)は底面図を示す。
【図3】固定つまみを表したもので、(A)は縦断面図、(B)は底面図を示す。
【図4】従来技術によるカバー固定方法を示す。
【図5】電子台ばかりの概観を示す図である。
【符号の説明】
1…本体ケース
2…カバー
3…支持軸
4…固定つまみ
5…取手
6…爪部
6a…爪部
7…かぎ部
8…ブリッジ
9…凸部
9a…凹部
10…突起部
51…計量部
52…ベース
53…表示器
54…ポール
Claims (1)
- 計量値を表示する表示器を備えた台ばかりにおいて、前記表示器は、表示機器を収容する本体ケースとケース内を開閉するカバーとからなり、このカバーの一端は本体ケースに係合され、他端にはその幅のほぼ中央にカバー端面に対し直角方向に形成した切欠きを有するとともに、この切欠きを案内として滑動可能に挿着した固定つまみと、この固定つまみを本体ケースに当接して本体ケース方向にスライドさせたとき本体ケースに設けた凸部に跨乗して本体ケースにカバーを固定する爪部を設け、前記固定つまみを本体ケースと逆方向にスライドさせたときケース本体に設けた凸部から固定つまみの爪部が脱着して固定を解除するようにしたことを特徴とする台ばかり。
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