JP2003256069A - 制御装置及び複合機 - Google Patents

制御装置及び複合機

Info

Publication number
JP2003256069A
JP2003256069A JP2002059417A JP2002059417A JP2003256069A JP 2003256069 A JP2003256069 A JP 2003256069A JP 2002059417 A JP2002059417 A JP 2002059417A JP 2002059417 A JP2002059417 A JP 2002059417A JP 2003256069 A JP2003256069 A JP 2003256069A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cpu
operating
multiplication rate
multiplication
power supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002059417A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinichi Fukunaga
真一 福永
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2002059417A priority Critical patent/JP2003256069A/ja
Publication of JP2003256069A publication Critical patent/JP2003256069A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Abstract

(57)【要約】 【課題】 省電力及び高速な処理を実現することができ
る制御装置を提供する。 【解決手段】 複合機1としての制御装置にCPU2の
動作電流Icを検出するCPU電流検出部4を設け、C
PU2の動作電流Icを検出し、検出された動作電流I
cに基づいてCPU2の動作負荷状態を判断し、CPU
2の動作負荷状態が高負荷状態であると判断された場合
には、CPU2の逓倍率を上げ、CPU2の動作負荷状
態が低負荷状態であると判断された場合には、CPU2
の逓倍率を下げて、CPU2の動作周波数を変更し、変
更された動作周波数における最小動作電圧値にCPU電
源6の電圧を変更するようにした。これにより、CPU
2による電力消費を抑えながら確実に高速な処理が行わ
れるので、省電力及び高速な処理を実現することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、CPUを有し、こ
のCPUに複数の周辺デバイスを電気的に接続すること
により各周辺デバイスを制御する制御装置及びこれを備
える複合機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CPU(Central Processing Uni
t)の中には、プログラムの実行中に動作周波数(内部
クロック周波数)をダイナミックに変更することができ
るCPUが開発されている。このCPUでは、外部クロ
ック周波数に対して、例えば3倍,4倍,5倍,5.5
倍,6倍,6.5倍,7倍,7.5倍,8倍というよう
に逓倍率の変更がプログラム上から可能である。ここ
で、外部クロック周波数を100MHzとすると、CP
Uの動作周波数は、300MHz,400MHz,50
0MHz,550MHz,600MHz,650MH
z,700MHz,750MHz,800MHzの9種
類になる。これらの動作周波数はCPUの性能を決定す
るものであり、CPUの性能は、9段階に分けられ、動
作周波数が高くなるに従って上がる。これにより、CP
Uには、9段階の性能(9種類の動作周波数)に対応す
る9種類の動作モードが存在するので、これらの中から
動作モードを選択することができる。
【0003】また、このようなCPUの中には、動作電
圧がダイナミックに変えられても動作するCPUが開発
されている。CPUの動作電圧は、CPU電源により加
えられる。このCPU電源では、電源の電圧を制御する
電源コントローラによって、1.20V,1.25V,
1.30V,1.35V,1.40V,1.45V,
1.50Vというように電圧の変更が可能である。な
お、電源コントローラは、プログラムに基づいてCPU
により制御される。動作周波数と動作電圧との関係で
は、それぞれの動作周波数においてCPUが動作できる
最小動作電圧が存在しており、この最小動作電圧値は、
300MHz,400MHz及び500MHzのとき
1.20Vで、550MHzのとき1.30Vで、60
0MHzのとき1.35Vで、650MHzのとき1.
40Vで、700MHzのとき1.45Vで、800M
Hzのとき1.50Vである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、9種類
の動作モードの選択方法としては、これまで、プログラ
ムの実行中にCPUの逓倍率及び動作電圧を変化させる
ことができなかったので、標準的な方法が無いのが現状
である。また、CPUによる電力消費を抑えることは、
CPUを搭載している様々な装置にとって重要な課題で
ある。そこで、CPUの動作負荷状態に応じて動作周波
数を下げ、さらに、この動作周波数に対応する最小動作
電圧を選択すれば、CPUの処理能力を維持しながら、
CPUによる電力消費が少なくなるので、CPUによる
電力消費を抑えることができる。
【0005】本発明は、省電力及び高速な処理を実現す
ることができる制御装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
動作用電源であるCPU電源の電力により動作し、外部
クロック周波数に対する逓倍率を変更することができ、
さらに、前記CPU電源の電圧を制御する電源コントロ
ーラにより前記CPU電源の電圧を変更することができ
るCPUを有し、このCPUに複数の周辺デバイスを電
気的に接続することにより前記各周辺デバイスを制御す
る制御装置において、前記CPUの動作電流を検出する
CPU電流検出部と、前記CPU電流検出部により検出
された動作電流に基づいて前記CPUにより動作負荷状
態を判断するCPU負荷判断手段と、前記CPU負荷判
断手段により動作負荷状態が高負荷状態であると判断さ
れた場合には、前記CPUにより逓倍率を上げ、前記C
PU負荷判断手段により動作負荷状態が低負荷状態であ
ると判断された場合には、前記CPUにより逓倍率を下
げる逓倍率変更手段と、前記逓倍率変更手段により変更
された逓倍率で逓倍された動作周波数において前記CP
Uが動作できる最小動作電圧値に、前記CPU電源の電
圧を前記CPUにより変更する電源電圧変更手段と、を
備える。
【0007】したがって、CPUの動作電流を検出し、
検出された動作電流に基づいてCPUの動作負荷状態を
判断し、判断された動作負荷状態に基づいてCPUの逓
倍率を変えることでCPUの動作周波数を変更し、変更
された動作周波数における最小動作電圧値にCPU電源
の電圧を変更することから、CPUの動作負荷状態が高
負荷状態になったときに、CPUの動作周波数(CPU
の性能)が上げられ、CPUの動作負荷状態が低負荷状
態になったときに、CPUの動作周波数(CPUの性
能)が下げられることによって、CPUによる電力消費
を抑えながら確実に高速な処理が行われ、さらに、変更
された動作周波数における最小動作電圧値でCPUが動
作することによって、無駄な電力消費が抑えられる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の制
御装置において、前記CPUの逓倍率は段階的に変更可
能で、前記逓倍率変更手段では、前記CPUにより逓倍
率を上げるときに1段階毎に上げるようにした。
【0009】したがって、逓倍率を1段階毎に上げるこ
とによって、細かく動作周波数が変更され、細かい制御
が可能となる。
【0010】請求項3記載の発明は、請求項1又は2記
載の制御装置において、前記CPUの逓倍率は段階的に
変更可能で、前記逓倍率変更手段では、前記CPUによ
り逓倍率を下げるときに1段階毎に下げるようにした。
【0011】したがって、逓倍率を1段階毎に下げるこ
とによって、細かく動作周波数が変更され、細かい制御
が可能となる。
【0012】請求項4記載の発明は、請求項1記載の制
御装置において、第1逓倍率と第1逓倍率より小さい第
2逓倍率との2種類の逓倍率が設定されており、前記逓
倍率変更手段では、前記CPUにより逓倍率を上げると
きに第1逓倍率に上げるようにして、前記CPUにより
逓倍率を下げるときに第2逓倍率に下げるようにした。
【0013】したがって、第1逓倍率と第2逓倍率との
2種類の逓倍率を設定し、逓倍率変更手段では、逓倍率
を上げるときに第1逓倍率に上げ、逓倍率を下げるとき
に第2逓倍率に下げることによって、CPUの動作周波
数は2種類だけに変更され、例えば、複合機に適用した
場合には、CPUの動作負荷状態がある程度予測できる
単純コピー動作やFAX動作等の定型的な動作のとき
に、CPUの動作周波数を必要とする2種類だけに変更
することが可能である。
【0014】請求項5記載の発明は、請求項1、2、3
又は4記載の制御装置において、動作用電源であるデバ
イス電源の電力により動作する前記周辺デバイスの動作
電流を検出するデバイス電流検出部と、前記デバイス電
流検出部により検出された動作電流に基づいて前記CP
Uにより前記周辺デバイスが動作しているか否かを判断
するデバイス動作判断手段と、を備え、前記デバイス動
作判断手段により前記周辺デバイスが動作していると判
断された場合には、前記逓倍率変更手段で前記CPUに
より逓倍率を上げないようにした。
【0015】したがって、周辺デバイスの動作電流を検
出し、検出された動作電流に基づいて周辺デバイスの動
作状態を判断して、周辺デバイスが動作している場合に
は、逓倍率を上げないことによって、周辺デバイスによ
る電力消費が大きいときに、CPUによる電力消費が抑
えられる。
【0016】請求項6記載の複合機の発明は、請求項1
ないし5のいずれか一記載の制御装置と、原稿の画像を
読み取る画像読取部と、この読み取った画像の画像形成
を行う画像形成部と、を備える。
【0017】したがって、請求項1ないし5のいずれか
一記載の発明と同様の作用が複合機において実現され
る。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の第一の実施の形態につい
て図1ないし図7を参照して説明する。本実施の形態
は、プリンタ動作・コピー動作・FAX動作等を行う複
合機1に制御装置を適用した一例である。図1は、本実
施の形態の複合機1に備えられた各部の電気的接続を示
すブロック図である。
【0019】図1に示すように、複合機1には、各種入
力及び格納データを演算処理して制御信号を出力するC
PU(Central Processing Unit)2が設けられ、この
CPU2には、バスライン3を介して、CPU2の動作
電流Icを検出するCPU電流検出部4が接続され、こ
のCPU電流検出部4には、電源の電圧を制御する電源
コントローラ5を介して、CPU2の動作用電源である
CPU電源6が接続されている。CPU電流検出部4
は、例えば、10mΩ程度の抵抗を有する抵抗体の両端
の電位差を計測することで、その抵抗体に流れる動作電
流Icを検出する回路である。以下、このCPU電流検
出部4により検出された動作電流の値を動作電流値Ic
とする。
【0020】CPU2は、プログラムに基づいて、外部
クロック周波数に対する逓倍率を変更することで動作周
波数を変更できる。ここで、例えば、外部クロック周波
数は、100MHzであり、逓倍率は、3倍,4倍,5
倍,5.5倍,6倍,6.5倍,7倍,7.5倍,8倍
である。したがって、CPU2の動作周波数は、300
MHz,400MHz,500MHz,550MHz,
600MHz,650MHz,700MHz,750M
Hz,800MHzの9種類から選択されるので、これ
らの動作周波数に対応するCPU2の動作モードも9種
類から選択される。また、CPU2は、プログラムに基
づいてVID(Voltage IDentification)コードを電源
コントローラ5に送信し、CPU電源6の電圧を変更す
ることで動作電圧を変えることができる。このVIDコ
ードは5ビットで構成されている。
【0021】CPU2には、バスライン3を介して、C
PU2からの制御信号を受けて各部の動作を制御するA
SIC(Application Specified Integrated Circuit)
7が接続され、このASIC7には、バスライン3を介
して、各部を制御する制御プログラムや動作モード変更
プログラム等を記憶するフラッシュメモリ8と、原稿の
画像を読み取る画像読取部9と、この読み取った画像や
外部装置から送信された画像等の画像形成を行う画像形
成部10と、画像形成用メモリ又はワークメモリとして
のSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Me
mory)11と、各種のアプリケーションプログラムを記
憶しているHDD(ハードディスクドライブ)12とが
接続されている。そして、HDD12には、バスライン
3を介して、HDD12の動作用電源であるHDD電源
13が接続されている。ここで、動作モード変更プログ
ラムは、フラッシュメモリ8に記憶されているが、これ
に限るものではなく、例えば、HDD12に記憶されて
いても良い。
【0022】さらに、ASIC7には、外部装置、例え
ばパーソナルコンピュータが接続され、各種データの送
受信が行われる外部装置I/F(インターフェース)1
4と、外部装置、例えばファクシミリ装置と電話回線等
を介して画像データの送受信が行われるネットワークI
/F15と、プログラム等を追加する場合に使用される
拡張用としてのメモリカードI/F16と、オペレータ
による操作を受け付ける操作パネル17とが接続されて
いる。この操作パネル17には、コピー動作やFAX動
作等を選択するボタンがそれぞれ設けられている。な
お、プリンタ動作は、例えば、外部装置から送信される
コマンドによって選択される。また、外部装置I/F1
4は、例えば、IEEE1284に準拠しており、メモ
リカードI/F16は、使用するメモリカード、例えば
SDカード又はスマートメディア等に対応するように形
成されている。
【0023】ここで、ASIC7の内部構造について説
明する。図2は、本実施の形態のASIC7の内部構造
を示すブロック図である。図2に示すように、ASIC
7には、性能アップレジスタ20と性能ダウンレジスタ
21が設けられている。これらは、後述する動作モード
変更プログラムの中で、所定回数連続して性能アップ又
は性能ダウンが要求されたか否かを判断するために使用
される。なお、本実施の形態においては、所定回数を3
回とする。さらに、ASIC7には、CPU2の動作電
流値Icを記憶するCPU電流値レジスタ22が設けら
れている。このCPU電流値レジスタ22には、CPU
電流検出部4により検出されたCPU2の動作電流Ic
を示すアナログ値がA/D変換器23を介してデジタル
値として記憶される。
【0024】一方、フラッシュメモリ8には、プログラ
ム以外にも、各動作モードにおけるCPU電源6の電圧
値とCPU2の動作周波数との組合せ及び各動作モード
におけるCPU2の負荷率とCPU2の動作電流との関
係が記憶されている。これらは、フラッシュメモリ8に
記憶されているが、これに限るものではなく、例えば、
HDD12やメモリカード等に記憶されていても良い。
図3は、各動作モードにおけるCPU電源6の電圧値と
CPU2の動作周波数との組合せを示すテーブルであ
る。図4は、各動作モードにおけるCPU2の負荷率と
CPU2の動作電流との関係を示すテーブルである。
【0025】図3に示すように、各動作周波数におい
て、組合せ可能な最小動作電圧値を選択することによっ
て(図3中の黒丸)、CPU2による電力消費を削減す
ることができる。例えば、動作モード「1」では、動作
周波数300MHzと1.20Vとの組合せであり、動
作モード「5」では、動作周波数600MHzと1.3
5Vとの組合せであり、動作モード「9」では、動作周
波数800MHzと1.50Vとの組合せである。ま
た、図4に示すように、CPU2の動作負荷状態は、各
動作モードにおけるCPU2の動作電流によって判断す
ることができる。例えば、動作モード「1」において、
動作電流が1.8AのときCPU2の負荷率は90%と
なり、動作電流が0.3AのときCPU2の負荷率は1
0%となる。
【0026】このような構成において、フラッシュメモ
リ8に記憶されている動作モード変更プログラムに基づ
く複合機1の動作を説明する。動作モード変更プログラ
ムは、初期設定プログラム、性能アッププログラム、性
能ダウンプログラムから構成されている。図5は、本実
施の形態の初期設定プログラムの流れを示すフローチャ
ートである。図6は、本実施の形態の性能アッププログ
ラムの流れを示すフローチャートである。図7は、本実
施の形態の性能ダウンプログラムの流れを示すフローチ
ャートである。
【0027】複合機1の電源がONされると、図5に示
すように、動作モードを最低性能「1」に設定し、性能
アップレジスタ20をクリア(0にする)し、性能ダウ
ンレジスタ21をクリアする(ステップS1)。そし
て、CPU2の動作電流監視モードに入る(S2)。こ
の動作電流監視モードとは、CPU電流検出部4により
CPU2の動作電流Icを検出しながら、CPU2に対
して定期的に割り込みを発生させるタイマを起動して、
このタイマ割り込みルーチン内で、性能アッププログラ
ム及び性能ダウンプログラムを行うモードである。これ
は、制御プログラム等のメインプログラムに影響を与え
ないように行う必要があるためで、このように割り込み
ルーチンにすればメインプログラムでWAIT動作を行
うことがないので、メインプログラムに影響を与えずに
済む。
【0028】初期設定プログラムが終了した後、CPU
2はメインプログラムに基づいて複合機1を制御する。
この複合機1は、画像読取部9や画像形成部10等によ
って、オペレータにより操作パネル17で選択されたコ
ピー動作やFAX動作等を行い、さらに、外部装置から
送信されたコマンドにより選択されたプリンタ動作を行
う。
【0029】CPU2にタイマ割り込みが掛かると、C
PU2は性能アッププログラムを実行する。図6に示す
ように、タイマ割り込みルーチンに入り、CPU電流値
レジスタ22から動作電流値Icをリードし、図4に基
づいて、この動作電流値Icから現在の動作モードにお
けるCPU2の負荷率を求め(S10)、CPU2の負
荷率が90%以上であるか否かを判断する(S11)。
ここに、CPU負荷判断手段の機能が実現される。
【0030】CPU2の負荷率が90%以上でなかった
場合には(S11のN)、性能アップレジスタ20をク
リアして(S12)、プログラムを終了させる。CPU
2の負荷率が90%以上であった場合には(S11の
Y)、性能アップレジスタ20に1を加え、性能ダウン
レジスタ21をクリアする(S13)。次に、性能アッ
プレジスタ20の値が3であるか否かを判断する(S1
4)。
【0031】性能アップレジスタ20の値が3でなかっ
た場合には(S14のN)、3回連続して性能アップが
要求されていないのでプログラムを終了させる。性能ア
ップレジスタ20の値が3であった場合には(S14の
Y)、3回連続して性能アップが要求されているので、
性能アップレジスタ20をクリアして(S15)、現在
の動作モードが最高性能「9」であるか否かを判断する
(S16)。
【0032】現在の動作モードが最高性能「9」であっ
た場合には(S16のY)、動作モードをこれ以上アッ
プさせることができないので、そのままプログラムを終
了させる。現在の動作モードが最高性能「9」でなかっ
た場合には(S16のN)、動作モードを1段階アップ
させて(S17)、プログラムを終了させる。詳述する
と、CPU2の逓倍率を1段階上げて、さらに、VID
コードを電源コントローラ5に送信し、CPU電源6の
電圧を、図3に基づいて、1段階アップさせられた動作
モードの動作周波数と組合せの最小動作電圧値に変更す
る。ここに、逓倍率変更手段の機能と電源電圧変更手段
の機能とが実現される。
【0033】次に、CPU2は性能ダウンプログラムを
実行する。図7に示すように、CPU電流値レジスタ2
2から動作電流値Icをリードし、図4に基づいて、こ
の動作電流値Icから現在の動作モードにおけるCPU
2の負荷率を求め(S20)、CPU2の負荷率が10
%以下であるか否かを判断する(S21)。ここに、C
PU負荷判断手段の機能が実現される。
【0034】CPU2の負荷率が10%以下でなかった
場合には(S21のN)、性能ダウンレジスタ21をク
リアして(S22)、プログラムを終了させる。CPU
2の負荷率が10%以下であった場合には(S21の
Y)、性能ダウンレジスタ21に1を加え、性能アップ
レジスタ20をクリアする(S23)。次に、性能ダウ
ンレジスタ21の値が3であるか否かを判断する(S2
4)。
【0035】性能ダウンレジスタ21の値が3でなかっ
た場合には(S24のN)、3回連続して性能ダウンが
要求されていないのでプログラムを終了させる。性能ダ
ウンレジスタ21の値が3であった場合には(S24の
Y)、3回連続して性能ダウンが要求されているので、
性能ダウンレジスタ21をクリアして(S25)、現在
の動作モードが最低性能「1」であるか否かを判断する
(S26)。
【0036】現在の動作モードが最低性能「1」であっ
た場合には(S26のY)、動作モードをこれ以上ダウ
ンさせることができないので、そのままプログラムを終
了させる。現在の動作モードが最低性能「1」でなかっ
た場合には(S26のN)、動作モードを1段階ダウン
させて(S27)、プログラムを終了させる。詳述する
と、CPU2の逓倍率を1段階下げ、さらに、VIDコ
ードを電源コントローラ5に送信し、CPU電源6の電
圧を、図3に基づいて、1段階ダウンさせられた動作モ
ードの動作周波数と組合せの最小動作電圧値に変更す
る。ここに、逓倍率変更手段の機能と電源電圧変更手段
の機能とが実現される。
【0037】このように本実施の形態によれば、CPU
2の動作電流値Icを検出し、検出された動作電流値I
cに基づいてCPU2の動作負荷状態を判断し、CPU
2の動作負荷状態が高負荷状態であると判断された場合
には、CPU2の逓倍率を上げ、CPU2の動作負荷状
態が低負荷状態であると判断された場合には、CPU2
の逓倍率を下げて、CPU2の動作モードを変更し、変
更された動作モードの動作周波数における最小動作電圧
値にCPU電源6の電圧を変更することから、CPU2
の動作負荷状態が高負荷状態になったときに、CPU2
の動作モードがアップさせられ、CPU2の動作負荷状
態が低負荷状態になったときに、CPU2の動作モード
がダウンさせられることによって、CPU2による電力
消費を抑えながら確実に高速な処理が行われ、さらに、
変更された動作モードの動作周波数における最小動作電
圧値でCPU2が動作することによって、無駄な電力消
費が抑えられるので、省電力及び高速な処理を実現する
ことができる。さらに、逓倍率を1段階毎に上げたり下
げたりすることによって、細かく動作モードが変更さ
れ、細かい制御が可能となるので、無駄な電力消費を確
実に抑えることができる。
【0038】本発明の第二の実施の形態について図8及
び図9を参照して説明する。本実施の形態は、プリンタ
動作・コピー動作・FAX動作等を行う複合機1に制御
装置を適用した一例である。本実施の形態の基本的構成
は、第一の実施の形態と略同じであり、第一の実施の形
態との相違点は、CPUの動作負荷状態がある程度予測
できる単純コピー動作やFAX動作等の定型的な動作を
行う場合に、動作モードを第1性能と第2性能との2つ
だけに変更することである。ここで、単純コピー動作と
は、等倍のコピーであり、原稿の拡大や縮小等を行わな
いコピー動作のことである。
【0039】第一の実施の形態のように、動作モードを
1段階毎にアップ又はダウンさせることは、プリンタ動
作を行うときに、非常に有効である。なぜなら、プリン
タ動作では、CPU2の動作負荷状態がデータにより大
きく異なるためである。データが、複雑なポストスクリ
プトのファイルや膨大な計算が必要となる言語等であっ
た場合には、プリント動作時のCPU2の動作負荷状態
が高負荷状態になり、データがテキストデータ等であっ
た場合には、プリント動作時のCPU2の動作負荷状態
が低負荷状態になる。しかしながら、単純コピー動作や
FAX動作等の定型的な動作では、ある一定のCPU2
の性能で処理が可能で、CPU2の動作負荷状態は、コ
ピーやFAXを行う原稿によって大きく異ならない。し
たがって、単純コピー動作やFAX動作等の定型的な動
作では、第一の実施の形態のように9種類の動作モード
を1段階毎に変更することは効率が悪く、2種類の動作
モードがあれば十分である。そこで、本実施の形態にお
いては、2種類の動作モードとして、第1性能「5」と
第2性能「1」との動作モードを用いる。したがって、
第1逓倍率が6.0倍に、第2逓倍率が3.0倍に設定
されている。
【0040】図8は、本実施の形態の性能アッププログ
ラムの流れを示すフローチャートである。図9は、本実
施の形態の性能ダウンプログラムの流れを示すフローチ
ャートである。第一の実施の形態で説明した部分と同一
部分は同一符号で示し、説明も省略する。
【0041】オペレータにより操作パネル17で単純コ
ピー動作又はFAX動作が選択された場合には、再び、
CPU2が初期設定プログラムを実行する。そして、初
期設定プログラムが終了した後、CPU2はメインプロ
グラムに基づいて複合機1を制御する。この複合機1
は、画像読取部9や画像形成部10等によって、オペレ
ータにより操作パネル17で選択された単純コピー動作
やFAX動作を行う。
【0042】CPU2にタイマ割り込みが掛かると、C
PU2は性能アッププログラムを実行する。図8に示す
ように、タイマ割り込みルーチンに入り、CPU電流値
レジスタ22から動作電流値Icをリードし、図4に基
づいて、この動作電流値Icから現在の動作モードにお
けるCPU2の負荷率を求め(S10)、CPU2の負
荷率が90%以上であるか否かを判断する(S11)。
ここに、CPU負荷判断手段の機能が実現される。
【0043】CPU2の負荷率が90%以上でなかった
場合には(S11のN)、性能アップレジスタ20をク
リアして(S12)、プログラムを終了させる。CPU
2の負荷率が90%以上であった場合には(S11の
Y)、性能アップレジスタ20に1を加え、性能ダウン
レジスタ21をクリアする(S13)。次に、性能アッ
プレジスタ20の値が3であるか否かを判断する(S1
4)。
【0044】性能アップレジスタ20の値が3でなかっ
た場合には(S14のN)、3回連続して性能アップが
要求されていないのでプログラムを終了させる。性能ア
ップレジスタ20の値が3であった場合には(S14の
Y)、3回連続して性能アップが要求されているので、
性能アップレジスタ20をクリアして(S15)、現在
の動作モードが第1性能「5」であるか否かを判断する
(S31)。現在の動作モードが第1性能「5」であっ
た場合には(S31のY)、動作モードを変えずにその
ままプログラムを終了させる。
【0045】現在の動作モードが第1性能「1」でなか
った場合には(S31のN)、動作モードを「5」に設
定して(S32)、プログラムを終了させる。詳述する
と、CPU2の逓倍率を第1逓倍率である6.0倍にし
て、さらに、VIDコードを電源コントローラ5に送信
し、CPU電源6の電圧を、図3に基づいて、動作モー
ド「5」の動作周波数と組合せの最小動作電圧値に変更
する。ここに、逓倍率変更手段の機能と電源電圧変更手
段の機能とが実現される。
【0046】次に、CPU2は性能ダウンプログラムを
実行する。図9に示すように、CPU電流値レジスタ2
2から動作電流値Icをリードし、図4に基づいて、こ
の動作電流値Icから現在の動作モードにおけるCPU
2の負荷率を求め(S20)、CPU2の負荷率が10
%以下であるか否かを判断する(S21)。ここに、C
PU負荷判断手段の機能が実現される。
【0047】CPU2の負荷率が10%以下でなかった
場合には(S21のN)、性能ダウンレジスタ21をク
リアして(S22)、プログラムを終了させる。CPU
2の負荷率が10%以下であった場合には(S21の
Y)、性能ダウンレジスタ21に1を加え、性能アップ
レジスタ20をクリアする(S23)。次に、性能ダウ
ンレジスタ21の値が3であるか否かを判断する(S2
4)。
【0048】性能ダウンレジスタ21の値が3でなかっ
た場合には(S24のN)、3回連続して性能ダウンが
要求されていないのでプログラムを終了させる。性能ダ
ウンレジスタ21の値が3であった場合には(S24の
Y)、3回連続して性能ダウンが要求されているので、
性能ダウンレジスタ21をクリアして(S25)、現在
の動作モードが第2性能「1」であるか否かを判断する
(S41)。
【0049】現在の動作モードが第2性能「1」であっ
た場合には(S41のY)、動作モードを変えずにその
ままプログラムを終了させる。現在の動作モードが第2
性能「1」でなかった場合には(S41のN)、動作モ
ードを「1」に設定して(42)、プログラムを終了さ
せる。詳述すると、CPU2の逓倍率を第2逓倍率であ
る3.0倍にして、さらに、VIDコードを電源コント
ローラ5に送信し、CPU電源6の電圧を、図3に基づ
いて、動作モード「1」の動作周波数と組合せの最小動
作電圧値に変更する。ここに、逓倍率変更手段の機能と
電源電圧変更手段の機能とが実現される。
【0050】このように本実施の形態によれば、第一の
実施の形態の効果に加え、第1逓倍率と第2逓倍率との
2種類の逓倍率を設定し、動作モードを上げるときに第
1逓倍率に上げ、動作モードを下げるときに第2逓倍率
に下げることによって、動作周波数が2種類だけに変更
され、動作モードが第1性能「5」と第2性能「1」と
の2つに切り替えられ、単純コピー動作やFAX動作等
の定型的な動作の場合には、動作モードが必要とする性
能だけに切り替えられるので、効率良く、省電力及び高
速な処理を実現することができる。
【0051】本発明の第三の実施の形態について図10
ないし図12を参照して説明する。本実施の形態は、プ
リンタ動作・コピー動作・FAX動作等を行う複合機1
に制御装置を適用した一例である。本実施の形態の基本
的構成は、第一の実施の形態と略同じである。第一の実
施の形態で説明した部分と同一部分は同一符号で示し、
説明も省略する。図10は、本実施の形態の複合機1に
備えられた各部の電気的接続を示すブロック図である。
図11は、本実施の形態のASIC30の内部構造を示
すブロック図である。
【0052】図10に示すように、周辺デバイスの1つ
であるHDD12には、バスライン3を介して、デバイ
ス電流検出部として、HDD12の動作電流値Ihを検
出するHDD電流検出部31が接続され、このHDD電
流検出部31には、デバイス電源として、HDD12の
動作用電源であるHDD電源13が接続されている。H
DD電流検出部31は、例えば、10mΩ程度の抵抗を
有する抵抗体の両端の電位差を計測することで、その抵
抗体に流れる電流を検出する回路である。以下、このH
DD電流検出部31により検出された動作電流Ihの値
を動作電流値Ihとする。
【0053】図11に示すように、ASIC30には、
HDD12の動作電流値Ihを記憶するHDD電流値レ
ジスタ32が設けられている。このHDD電流値レジス
タ32には、HDD電流検出部31により検出されたC
PU2の動作電流Ihを示すアナログ値がA/D変換器
33を介してデジタル値として記憶される。
【0054】このような構成において、フラッシュメモ
リ8に記憶されている動作モード変更プログラムに基づ
いて制御装置の動作を説明する。本実施の形態の動作モ
ード変更プログラムは、第一の実施の形態の動作モード
変更プログラムと略同じであるが、第一の実施の形態の
動作モード変更プログラムとの相違点は、性能アッププ
ログラムが異なることである。図12は、本実施の形態
の性能アッププログラムの流れを示すフローチャートで
ある。
【0055】CPU2にタイマ割り込みが掛かると、C
PU2は性能アッププログラムを実行する。図12に示
すように、タイマ割り込みルーチンに入り、CPU電流
値レジスタ22から動作電流値Icをリードし、図4に
基づいて、この動作電流値Icから現在の動作モードに
おけるCPU2の負荷率を求め(S10)、CPU2の
負荷率が90%以上であるか否かを判断する(S1
1)。ここに、CPU負荷判断手段の機能が実現され
る。
【0056】CPU2の負荷率が90%以上でなかった
場合には(S11のN)、性能アップレジスタ20をク
リアして(S12)、プログラムを終了させる。CPU
2の負荷率が90%以上であった場合には(S11の
Y)、性能アップレジスタ20に1を加え、性能ダウン
レジスタ21をクリアする(S13)。次に、性能アッ
プレジスタ20の値が3であるか否かを判断する(S1
4)。
【0057】性能アップレジスタ20の値が3でなかっ
た場合には(S14のN)、3回連続して性能アップが
要求されていないのでプログラムを終了させる。性能ア
ップレジスタ20の値が3であった場合には(S14の
Y)、3回連続して性能アップが要求されているので、
現在の動作モードが最高性能「9」であるか否かを判断
する(S16)。
【0058】現在の動作モードが最高性能「9」であっ
た場合には(S16のY)、動作モードの性能をこれ以
上アップさせることができないので、そのままプログラ
ムを終了させる。現在の動作モードが最高性能「9」で
なかった場合には(S16のN)、HDD電流値レジス
タ32から動作電流値Ihをリードする(S50)。そ
して、この動作電流値IhがHDD12のスタンバイ時
の電流値であるか否かを判断する(S51)。ここに、
デバイス動作判断手段の機能が実現される。
【0059】動作電流値IhがHDD12のスタンバイ
時の電流値でなかった場合には(S51のN)、HDD
12が動作しているので、動作モードをアップさせずに
プログラムを終了させる。動作電流値IhがHDD12
のスタンバイ時の電流値であった場合には(S51の
Y)、性能アップレジスタ20をクリアして(S1
5)、動作モードを1段階アップさせて(S17)、プ
ログラムを終了させる。詳述すると、CPU2の逓倍率
を1段階上げ、さらに、VIDコードを電源コントロー
ラ5に送信し、CPU電源6の電圧を、図3に基づい
て、1段階アップさせられた動作モードの動作周波数と
組合せの最小動作電圧値に変更する。ここに、逓倍率変
更手段の機能と電源電圧変更手段の機能とが実現され
る。
【0060】このように本実施の形態によれば、第一の
実施の形態の効果に加え、HDD12の動作電流値Ih
を検出し、検出された動作電流値Ihに基づいてHDD
12の動作状態を判断して、HDD12が動作している
場合には、動作モードをアップさせないことによって、
HDD12による電力消費が大きいときに、CPU2に
よる消費電力が抑えられるので、装置全体の消費電力を
抑えることができる。
【0061】なお、各実施の形態においては、動作負荷
状態を負荷率が90%以上で高負荷状態と判断し(S1
1)、負荷率が10%以下で低負荷状態と判断している
が(S12)、これに限るものではなく、例えば、負荷
率が80%以上で高負荷状態と判断し、負荷率が20%
以下で低負荷状態と判断しても良い。
【0062】また、各実施の形態においては、性能アッ
プレジスタ20及び性能ダウンレジスタ21の値が3で
あるか否かを判断しているが(S14、S24)、これ
に限るものではなく、例えば、その値が5であるか否か
を判断しても良い。さらに、その値はプリンタ動作、コ
ピー動作、FAX動作毎に異なっていても良い。
【0063】また、第一の実施の形態及び第三の実施の
形態においては、動作モードを1段階毎にアップ又はダ
ウンさせているが、これに限るものではなく、例えば、
2段階毎にアップ又はダウンさせても良い。
【0064】また、第三の実施の形態においては、HD
D12の動作電流を検出しているが、これに限るもので
はなく、例えば、他の周辺デバイスの動作電流を検出し
ても良い。
【0065】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、動作用電
源であるCPU電源の電力により動作し、外部クロック
周波数に対する逓倍率を変更することができ、さらに、
前記CPU電源の電圧を制御する電源コントローラによ
り前記CPU電源の電圧を変更することができるCPU
を有し、このCPUに複数の周辺デバイスを電気的に接
続することにより前記各周辺デバイスを制御する制御装
置において、前記CPUの動作電流を検出するCPU電
流検出部と、前記CPU電流検出部により検出された動
作電流に基づいて前記CPUにより動作負荷状態を判断
するCPU負荷判断手段と、前記CPU負荷判断手段に
より動作負荷状態が高負荷状態であると判断された場合
には、前記CPUにより逓倍率を上げ、前記CPU負荷
判断手段により動作負荷状態が低負荷状態であると判断
された場合には、前記CPUにより逓倍率を下げる逓倍
率変更手段と、前記逓倍率変更手段により変更された逓
倍率で逓倍された動作周波数において前記CPUが動作
できる最小動作電圧値に、前記CPU電源の電圧を前記
CPUにより変更する電源電圧変更手段と、を備えるこ
とから、CPUの動作負荷状態が高負荷状態になったと
きに、CPUの動作周波数(CPUの性能)が上げら
れ、CPUの動作負荷状態が低負荷状態になったとき
に、CPUの動作周波数(CPUの性能)が下げられる
ことによって、CPUによる電力消費を抑えながら確実
に高速な処理が行われ、さらに、変更された動作周波数
における最小動作電圧値でCPUが動作することによっ
て、無駄な電力消費が抑えられるので、省電力及び高速
な処理を実現することができる。
【0066】請求項2記載の発明によれば、請求項1記
載の制御装置において、前記CPUの逓倍率は段階的に
変更可能で、前記逓倍率変更手段では、前記CPUによ
り逓倍率を上げるときに1段階毎に上げるようにしたこ
とから、細かく動作周波数が変更され、細かい制御が可
能となるので、無駄な電力消費を確実に抑えることがで
きる。
【0067】請求項3記載の発明によれば、請求項1又
は2記載の制御装置において、前記CPUの逓倍率は段
階的に変更可能で、前記逓倍率変更手段では、前記CP
Uにより逓倍率を下げるときに1段階毎に下げるように
したことから、細かく動作周波数が変更され、細かい制
御が可能となるので、無駄な電力消費を確実に抑えるこ
とができる。
【0068】請求項4記載の発明によれば、請求項1記
載の制御装置において、第1逓倍率と第1逓倍率より小
さい第2逓倍率との2種類の逓倍率が設定されており、
前記逓倍率変更手段では、前記CPUにより逓倍率を上
げるときに第1逓倍率に上げるようにして、前記CPU
により逓倍率を下げるときに第2逓倍率に下げるように
したことから、CPUの動作周波数は2種類だけに変更
され、例えば、複合機に適用した場合には、CPUの動
作負荷状態がある程度予測できる単純コピー動作やFA
X動作等の定型的な動作のときに、CPUの動作周波数
を必要とする2種類だけに変更することが可能であるの
で、効率良く、省電力及び高速な処理を実現することが
できる。
【0069】請求項5記載の発明によれば、請求項1、
2、3又は4記載の制御装置において、動作用電源であ
るデバイス電源の電力により動作する前記周辺デバイス
の動作電流を検出するデバイス電流検出部と、前記デバ
イス電流検出部により検出された動作電流に基づいて前
記CPUにより前記周辺デバイスが動作しているか否か
を判断するデバイス動作判断手段と、を備え、前記デバ
イス動作判断手段により前記周辺デバイスが動作してい
ると判断された場合には、前記逓倍率変更手段で前記C
PUにより逓倍率を上げないようにしたことから、周辺
デバイスによる電力消費が大きいときに、CPUによる
電力消費が抑えられるので、装置全体の消費電力を抑え
ることができる。
【0070】請求項6記載の複合機の発明によれば、請
求項1ないし5のいずれか一記載の制御装置と、原稿の
画像を読み取る画像読取部と、この読み取った画像の画
像形成を行う画像形成部と、を備えることから、請求項
1ないし5のいずれか一記載の発明と同様の効果を複合
機において実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態の複合機に備えられ
た各部の電気的接続を示すブロック図である。
【図2】本発明の第一の実施の形態のASICの内部構
造を示すブロック図である。
【図3】各動作モードにおけるCPU電源の電圧値とC
PUの動作周波数との組合せを示すテーブルである。
【図4】各動作モードにおけるCPUの負荷率とCPU
の動作電流との関係を示すテーブルである。
【図5】本発明の第一の実施の形態の初期設定プログラ
ムの流れを示すフローチャートである。
【図6】本発明の第一の実施の形態の性能アッププログ
ラムの流れを示すフローチャートである。
【図7】本発明の第一の実施の形態の性能ダウンプログ
ラムの流れを示すフローチャートである。
【図8】本発明の第二の実施の形態の性能アッププログ
ラムの流れを示すフローチャートである。
【図9】本発明の第二の実施の形態の性能ダウンプログ
ラムの流れを示すフローチャートである。
【図10】本発明の第三の実施の形態の複合機に備えら
れた各部の電気的接続を示すブロック図である。
【図11】本発明の第三の実施の形態のASICの内部
構造を示すブロック図である。
【図12】本発明の第三の実施の形態の性能アッププロ
グラムの流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 複合機 2 CPU 4 CPU電流検出部 5 電源コントローラ 6 CPU電源 9 画像読取部 10 画像形成部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C061 AP03 AP04 AP07 HH11 HK11 HT13 5B011 DB03 DC06 GG06 KK03 LL12 LL13 5B021 AA01 MM02 5B079 BA01 BC01 BC07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動作用電源であるCPU電源の電力によ
    り動作し、外部クロック周波数に対する逓倍率を変更す
    ることができ、さらに、前記CPU電源の電圧を制御す
    る電源コントローラにより前記CPU電源の電圧を変更
    することができるCPUを有し、このCPUに複数の周
    辺デバイスを電気的に接続することにより前記各周辺デ
    バイスを制御する制御装置において、 前記CPUの動作電流を検出するCPU電流検出部と、 前記CPU電流検出部により検出された動作電流に基づ
    いて前記CPUにより動作負荷状態を判断するCPU負
    荷判断手段と、 前記CPU負荷判断手段により動作負荷状態が高負荷状
    態であると判断された場合には、前記CPUにより逓倍
    率を上げ、前記CPU負荷判断手段により動作負荷状態
    が低負荷状態であると判断された場合には、前記CPU
    により逓倍率を下げる逓倍率変更手段と、 前記逓倍率変更手段により変更された逓倍率で逓倍され
    た動作周波数において前記CPUが動作できる最小動作
    電圧値に、前記CPU電源の電圧を前記CPUにより変
    更する電源電圧変更手段と、を備えることを特徴とする
    制御装置。
  2. 【請求項2】 前記CPUの逓倍率は段階的に変更可能
    で、前記逓倍率変更手段では、前記CPUにより逓倍率
    を上げるときに1段階毎に上げるようにした請求項1記
    載の制御装置。
  3. 【請求項3】 前記CPUの逓倍率は段階的に変更可能
    で、前記逓倍率変更手段では、前記CPUにより逓倍率
    を下げるときに1段階毎に下げるようにした請求項1又
    は2記載の制御装置。
  4. 【請求項4】 第1逓倍率と第1逓倍率より小さい第2
    逓倍率との2種類の逓倍率が設定されており、 前記逓倍率変更手段では、前記CPUにより逓倍率を上
    げるときに第1逓倍率に上げるようにして、前記CPU
    により逓倍率を下げるときに第2逓倍率に下げるように
    した請求項1記載の制御装置。
  5. 【請求項5】 動作用電源であるデバイス電源の電力に
    より動作する前記周辺デバイスの動作電流を検出するデ
    バイス電流検出部と、 前記デバイス電流検出部により検出された動作電流に基
    づいて前記CPUにより前記周辺デバイスが動作してい
    るか否かを判断するデバイス動作判断手段と、を備え、 前記デバイス動作判断手段により前記周辺デバイスが動
    作していると判断された場合には、前記逓倍率変更手段
    で前記CPUにより逓倍率を上げないようにした請求項
    1、2、3又は4記載の制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項1ないし5のいずれか一記載の制
    御装置と、 原稿の画像を読み取る画像読取部と、 この読み取った画像の画像形成を行う画像形成部と、を
    備える複合機。
JP2002059417A 2002-03-05 2002-03-05 制御装置及び複合機 Pending JP2003256069A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002059417A JP2003256069A (ja) 2002-03-05 2002-03-05 制御装置及び複合機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002059417A JP2003256069A (ja) 2002-03-05 2002-03-05 制御装置及び複合機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003256069A true JP2003256069A (ja) 2003-09-10

Family

ID=28669122

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002059417A Pending JP2003256069A (ja) 2002-03-05 2002-03-05 制御装置及び複合機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003256069A (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005228335A (ja) * 2004-02-12 2005-08-25 Eitokui Sui Kagi Kofun Yugenkoshi コンピュータシステムの電源管理のアーキテクチャおよび方法
JP2005322144A (ja) * 2004-05-11 2005-11-17 Namco Ltd 画像生成プログラム、情報記憶媒体及び画像生成システム
JP2006114034A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Intel Corp プロセッサ動作電圧の自動動的制御
WO2007032119A1 (ja) * 2005-09-13 2007-03-22 Sony Computer Entertainment Inc. 電源装置およびそれを用いた電子機器
JP2007213412A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Sony Computer Entertainment Inc マイクロプロセッサの電源電圧設定方法、プログラムおよび演算処理装置
JP2008503835A (ja) * 2004-06-22 2008-02-07 インテル コーポレイション 低電力デバイスの待機電力制御
JP2010081752A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Fujitsu Ltd 電源制御システム、および電源制御方法
JP2010148239A (ja) * 2008-12-18 2010-07-01 Fujitsu Ltd 情報処理装置、情報処理システム、プログラム及び制御装置
JP2010160804A (ja) * 2010-02-12 2010-07-22 Namco Bandai Games Inc 画像生成プログラム、情報記憶媒体及び画像生成システム
JP2010250856A (ja) * 2004-08-19 2010-11-04 Intel Corp パワーデリバリシステム
JP2011165215A (ja) * 2011-05-17 2011-08-25 Sony Computer Entertainment Inc 電源装置およびそれを用いた電子機器
WO2012026024A1 (ja) * 2010-08-26 2012-03-01 ルネサスエレクトロニクス株式会社 データ処理装置およびデータ処理システム
US8312310B2 (en) 2007-05-01 2012-11-13 Canon Kabushiki Kaisha Apparatus and method for changing clock frequency and modulation method based on current state
JP2015008006A (ja) * 2009-12-16 2015-01-15 クアルコム,インコーポレイテッド 保証された定常状態期限で中央処理装置電力を制御するためのシステムおよび方法
US9483101B2 (en) 2010-12-22 2016-11-01 Fujitsu Limited Multicore processor system and power control method
JP2019097018A (ja) * 2017-11-22 2019-06-20 株式会社リコー 通信装置、画像形成装置、通信制御方法およびプログラム
US10915257B2 (en) 2017-02-07 2021-02-09 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor device and semiconductor system

Cited By (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005228335A (ja) * 2004-02-12 2005-08-25 Eitokui Sui Kagi Kofun Yugenkoshi コンピュータシステムの電源管理のアーキテクチャおよび方法
JP2005322144A (ja) * 2004-05-11 2005-11-17 Namco Ltd 画像生成プログラム、情報記憶媒体及び画像生成システム
JP4528027B2 (ja) * 2004-05-11 2010-08-18 株式会社バンダイナムコゲームス 画像生成プログラム、情報記憶媒体及び画像生成システム
JP2008503835A (ja) * 2004-06-22 2008-02-07 インテル コーポレイション 低電力デバイスの待機電力制御
JP2010250856A (ja) * 2004-08-19 2010-11-04 Intel Corp パワーデリバリシステム
JP2006114034A (ja) * 2004-10-15 2006-04-27 Intel Corp プロセッサ動作電圧の自動動的制御
US8051304B2 (en) 2005-09-13 2011-11-01 Sony Computer Entertainment Inc. Power supply apparatus with system controller
WO2007032119A1 (ja) * 2005-09-13 2007-03-22 Sony Computer Entertainment Inc. 電源装置およびそれを用いた電子機器
JP2007079848A (ja) * 2005-09-13 2007-03-29 Sony Computer Entertainment Inc 電源装置およびそれを用いた電子機器
JP2007213412A (ja) * 2006-02-10 2007-08-23 Sony Computer Entertainment Inc マイクロプロセッサの電源電圧設定方法、プログラムおよび演算処理装置
US8069361B2 (en) 2006-02-10 2011-11-29 Sony Computer Entertainment Inc. Method and program for setting microprocessor power supply voltage
US8312310B2 (en) 2007-05-01 2012-11-13 Canon Kabushiki Kaisha Apparatus and method for changing clock frequency and modulation method based on current state
JP2010081752A (ja) * 2008-09-26 2010-04-08 Fujitsu Ltd 電源制御システム、および電源制御方法
US8954761B2 (en) 2008-12-18 2015-02-10 Fujitsu Limited Method and system of controlling power supply of an information processing device including load information
JP2010148239A (ja) * 2008-12-18 2010-07-01 Fujitsu Ltd 情報処理装置、情報処理システム、プログラム及び制御装置
JP2015008006A (ja) * 2009-12-16 2015-01-15 クアルコム,インコーポレイテッド 保証された定常状態期限で中央処理装置電力を制御するためのシステムおよび方法
JP2010160804A (ja) * 2010-02-12 2010-07-22 Namco Bandai Games Inc 画像生成プログラム、情報記憶媒体及び画像生成システム
JP5548775B2 (ja) * 2010-08-26 2014-07-16 ルネサスエレクトロニクス株式会社 データ処理装置およびデータ処理システム
JPWO2012026024A1 (ja) * 2010-08-26 2013-10-28 ルネサスエレクトロニクス株式会社 データ処理装置およびデータ処理システム
CN103069409A (zh) * 2010-08-26 2013-04-24 瑞萨电子株式会社 数据处理装置和数据处理系统
WO2012026024A1 (ja) * 2010-08-26 2012-03-01 ルネサスエレクトロニクス株式会社 データ処理装置およびデータ処理システム
US9026823B2 (en) 2010-08-26 2015-05-05 Renesas Electronics Corporation Data processing device and data processing system with wide voltage range operation mode
US9170637B2 (en) 2010-08-26 2015-10-27 Renesas Electronics Corporation Data processing device and data processing system with wide voltage range operation mode
US9483101B2 (en) 2010-12-22 2016-11-01 Fujitsu Limited Multicore processor system and power control method
JP2011165215A (ja) * 2011-05-17 2011-08-25 Sony Computer Entertainment Inc 電源装置およびそれを用いた電子機器
US10915257B2 (en) 2017-02-07 2021-02-09 Samsung Electronics Co., Ltd. Semiconductor device and semiconductor system
JP2019097018A (ja) * 2017-11-22 2019-06-20 株式会社リコー 通信装置、画像形成装置、通信制御方法およびプログラム
JP7017069B2 (ja) 2017-11-22 2022-02-08 株式会社リコー 通信装置及び画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003256069A (ja) 制御装置及び複合機
JP5736120B2 (ja) 電気機器、画像形成装置、電気機器制御方法及びプログラム
US9513853B2 (en) Data processing apparatus capable of controlling power supply, control method therefor, and storage medium
US7565561B2 (en) System for controlling voltage supplied to communication interface between energy-saving mode and normal mode through the used of a resistor upon whether external device is connected
US9065953B2 (en) Image forming apparatus, method for controlling the image forming apparatus, and program, with mode shifting based on duration required for shifting and amount of information to be stored
US20140164805A1 (en) Data processing apparatus, method for controlling data processing apparatus, and program
JP2010191951A (ja) 電子機器、その省電力制御方法、およびプログラム
JP2011055080A (ja) 画像処理装置、プログラムおよび画像処理システム
US10033895B2 (en) Printing apparatus having plurality of power states and control method therefor
US9348295B2 (en) Printing apparatus, method for controlling printing apparatus, and storage medium
CN111541825B (zh) 电子装置及其控制方法
JP2007026075A (ja) データ処理装置及びデータ処理装置の制御方法
EP3349425B1 (en) Information processing apparatus and control method of the information processing apparatus
JP6842641B2 (ja) 画像形成装置
JP4261453B2 (ja) メモリ制御装置
US20180213103A1 (en) Image processing apparatus, method of controlling the same, and storage medium
US10782769B2 (en) Communication device, communication controlling method, and non-transitory recording medium
JP2009077301A (ja) 画像処理装置およびその制御方法
JP2006240095A (ja) 印刷装置
JP2013017117A (ja) 画像形成装置、周波数制御方法
JP2011120040A (ja) 画像処理装置
JP2003015785A (ja) 情報処理装置、その制御方法、制御プログラム、および制御プログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体
JP5347915B2 (ja) 画像処理装置
JP2007207167A (ja) 電子機器および制御方法
JP2011023874A (ja) 画像形成装置及び情報処理システム

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20041005