JP4261453B2 - メモリ制御装置 - Google Patents

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本発明は、クロックと同期して動作するメモリを制御するメモリ制御装置に関する。
近年、コンピュータ等のCPUを備える装置においては、CPU及びメモリ間を接続するバスラインのクロックに同期(シンクロ)してデータの入出力を高速に行うことができるSDRAM(Synchronous Random Access Memory)がメモリとして広く用いられている。このSDRAMに供給されるクロックは、例えばマザーボード上のチップセットに内蔵されたメモリコントローラ(メモリ制御装置)によって出力タイミング等が調節され、SDRAMに出力される。また、SDRAMは、DIMM等のメモリモジュールに搭載され市販されており、ユーザは、マザーボード上に配設されたDIMMスロットにDIMMを差し込むことでSDRAMの実装を容易に行うことができる。
ところで、実装されるメモリモジュールの個数が変動した場合、SDRAMにクロックを供給するクロックライン等の負荷容量が変動し、個数を変動する前の駆動電流の値では、クロックの電圧がメモリモジュールの電圧条件を満たさなくなり、メモリモジュールを正常に動作させることができなくなるという問題があった。
そこで、従来のメモリ制御装置では、接続されたメモリモジュールの個数に応じて、SDRAMに供給するクロックの駆動電流の大きさを調節することが行なわれていた。なお、本発明に関連する技術として、特許文献1が知られている。
特開平11−25029号公報
しかしながら、負荷容量は、メモリモジュールの接続個数のみならず、メモリモジュールの製品間でのバラツキ、経年的使用、並びに、環境等の他の要因によっても変動しうるため、単に、メモリモジュールの接続個数により駆動電流の大きさを決定するだけでは、負荷容量に応じた最適な駆動電流でメモリを動作させることができず、メモリを安定動作させることができないという問題があった。
本発明は、かかる課題を解決するためになされたものであり、最適な駆動電流によりメモリを制御し、メモリを安定動作させることができるメモリ制御装置を提供することを目的とする。
本発明によるメモリ制御装置は、クロックに同期して動作し、1又は複数のメモリモジュールから構成されるメモリを制御するメモリ制御装置であって、メモリモジュールを正常に動作させるための前記クロックの電圧条件を予め記憶する電圧条件記憶手段と、前記クロックの電圧を検出し、検出した電圧が前記電圧条件を満たすか否かを判定する判定手段と、前記判定手段により電圧条件を満たすと判定されたクロックの駆動電流の値を前記メモリに供給されるクロックの駆動電流の値として決定する決定手段とを備え、前記電圧条件記憶手段は、複数の型番の各々に対する電圧条件を予め記憶し、前記メモリモジュールに予め記憶された自己の型番を示す型番情報を取得する型番情報取得手段と、前記型番情報取得手段により取得された型番情報に対応する電圧条件を、前記電圧条件記憶手段を参照して取得する電圧条件取得手段とを更に備え、前記判定手段は、検出したクロックの電圧が、前記電圧条件記憶手段により取得された電圧条件を満たすか否かを判定することを特徴とする。
また、前記クロックの駆動電流の値を所定の範囲内において所定の値ずつ変更する駆動電流変更手段を更に備え、前記判定手段は、前記駆動電流変更手段により駆動電流の値が変更される毎に、クロックの電圧を検出し、検出した電圧が前記電圧条件を満たすか否かを判定し、前記決定手段は、前記判定手段によりクロックの電圧が前記電圧条件を満たすと判定されたときのクロックの駆動電流の値に基づいて、前記メモリに供給される駆動電流の値を決定することが好ましい。
また、前記決定手段は、前記メモリが、型番の異なる複数のメモリモジュールから構成される場合、全てのメモリモジュールの電圧条件を満たすときのクロックの駆動電流の値を、前記メモリに供給されるクロックの駆動電流の値として決定することが好ましい。
また、前記電圧条件は、クロックの最大基準電圧及び最小基準電圧を含み、前記判定手段は、クロックの最大電圧が前記最大基準電圧を超え、かつ、クロックの最小電圧が前記最小基準電圧を下回る場合、前記電圧条件を満たすと判定することが好ましい。
また、前記メモリ制御装置は、前記メモリ制御装置が適用されるシステムの初期化時に、前記メモリに供給されるクロックの駆動電流の値を決定することが好ましい。
また、前記メモリ制御装置は、前記メモリに供給するクロックの駆動電流の値の決定を周期的に行うことが好ましい。
請求項1記載の発明によれば、クロックの電圧が検出され、検出された電圧が予め定められた電圧条件を満たすか否かが判定され、判定結果に基づいて、駆動電流の値が決定されているため、メモリモジュールの個数が変動しても最適な駆動電流の値を決定することができ、メモリを安定動作させることができる。
また、請求項1記載の発明によれば、メモリモジュールに予め記憶された自己の型番を示す型番情報が取得され、取得された型番情報に対応するクロックの電圧条件が、型番毎のクロックの電圧条件を予め記憶する電圧条件記憶手段を参照することにより取得され、検出したクロックの電圧が前記電圧条件を満たすか否かが判定され、当該判定結果を基に駆動電流の値が決定される。そのため、メモリモジュールの型番に応じて最適な駆動電流の値を決定することができる。
請求項2記載の発明によれば、クロックの駆動電流の値が所定の範囲内において所定の値ずつ変更され、駆動電流の値が変更される毎にクロックの電圧が検出され、検出された電圧が電圧条件を満たすか否か判定され、その判定結果に基づいて駆動電流の値が決定されているため、より最適な駆動電流の値を決定することができる。
請求項記載の発明によれば、型番の異なる複数のメモリモジュールによりメモリが構成される場合、クロックの電圧が、全てのメモリモジュールの電圧条件を満たすとき、当該クロックの駆動電流の値がメモリに供給されるクロックの駆動電流の値として決定されているため、電圧条件が厳しい方のメモリモジュールを確実に安定動作させることができる。
請求項記載の発明によれば、電圧条件は、クロックの最大基準電圧及び最小基準電圧を示し、クロックの最大電圧が最大基準電圧を超え、かつ、クロックの最小電圧が最小基準電圧を超えない場合、クロックは電圧条件を満たすと判定されるため、メモリモジュールに対する最適な駆動電流の値を精度良く決定することができる。
請求項記載の発明によれば、メモリ制御装置が適用されるシステムの初期化時に、最適な駆動電流の値が決定されているため、メモリモジュールの個数が変動されても、初期化を行なえば、メモリを最適な駆動電流で駆動させることができる。
請求項記載の発明によれば、最適な駆動電流の値の決定が周期的に行なわれるため、負荷容量の変動が頻繁に発生する場合においても、メモリを安定に動作させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は本発明にかかるメモリ制御装置をプリンタ、デジタル複合機、複写機等の画像形成装置に適用したときのブロック図を示している。図1に示す画像形成装置は、メモリ制御装置1、主記憶装置2、制御部3、画像取得部4、印字部5、操作部6及び表示部7を備えている。
メモリ制御装置1は、クロック制御部10を備え、主記憶装置2にクロックを供給し、主記憶装置2を制御する。主記憶装置2は、2個のメモリモジュール21,22を備えている。メモリモジュール21,22はバスラインBLを介してメモリ制御装置1と接続されている。バスラインBLは、アドレスバスAB、データバスDB、クロックラインCL及びコントロールバスCBを備えている。クロックラインCLは、クロック制御部10と接続され、クロック制御部10からのクロックをメモリモジュール21及び22に出力する。
メモリモジュール21,22は、DIMM等のメモリモジュールであり、メモリ制御装置1からクロックラインCLを介して出力されるクロックに同期して動作するSDRAMが搭載されている。また、メモリモジュール21,22は型番情報記憶部21a,22aを備えている。型番情報記憶部21a,21bは、メモリモジュール21,22の型番を特定するための型番情報を記憶している。この型番情報は、メモリモジュールの型番を特定するための情報であり、メモリモジュールを提供するメーカ等により予め定められたものである。
メモリモジュール21,22は、マザーボード上に配設されたDIMM(Dual In-Line Memory Module)スロットを介してアドレスバスAB、データバスDB、クロックラインCL及びコントロールバスCBと接続されている。マザーボードは、複数のDIMMスロット備えており、ユーザは、DIMMスロットにメモリモジュールを抜き差しすることにより、メモリモジュールの増設等を容易に行うことができる。
制御部3、画像取得部4、印字部5、操作部6及び表示部7は、バスライン8を介してメモリ制御装置1と接続されている。制御部3は、画像形成装置全体を制御する。画像取得部4は、スキャナにより読み取られた原稿の画像データ及び通信ネットワークを介して接続された端末装置から送信された画像データを取得する。印字部5は、感光体ドラム、現像装置及び定着装置等を備え、画像取得部4により取得された画像データの画像を記録紙に印字する。操作部6は、タッチパネル及び操作キーから構成され、ユーザが種々の操作指令を入力するために用いられる。表示部7は、タッチパネルから構成され、種々の操作ボタンや、種々の操作画面を表示する。
図2はクロック制御部10の構成を示すブロック図である。クロック制御部10は、8個のバッファ111〜118、クロック生成部12、セレクタ13、アナログデジタル変換器(A/D変換器)14、CPU(中央演算処理装置)15、RAM16、及びROM17を備えている。セレクタ13〜ROM17は、バスライン18を介して種々のデータが相互に送受信可能に接続されている。
クロック生成部12は、バッファ111〜118の各々の入力端と接続されている。クロックラインCLはノードPにて分岐された8本のクロックラインCL1〜CL8を備える。クロックラインCL1〜CL8は、バッファ111〜118の出力端と接続されている。A/D変換器14は、監視ラインCLOを介してノードPと接続されている。
バッファ111〜118は、同一構成であるため、バッファ111のみ説明する。バッファ111は、例えば、制御端子111aを備えるスリーステートバッファから構成され、クロック生成部12からのクロックに応じて、クロックラインCL1をドライブし、クロックラインCL1に例えば1mAの駆動電流を出力し、主記憶装置2にクロックを供給する。また、バッファ111は、制御端子111aを介してセレクタ13からH(ハイレベル)のセレクタ信号S1を受信したとき、クロックラインCL1をドライブする一方、制御端子111aを介してセレクタ13からL(ローレベル)のセレクタ信号S1を受信したとき、クロックラインCL1をドライブしない。なお、バッファ111は、Hのセレクタ信号S1を受信したときクロックラインCL1をドライブせず、Lのセレクタ信号S1を受信したときクロックラインCL1をドライブさせてもよい。
クロック生成部12は、水晶発振器等を備え、所定周波数のクロックを生成し、バッファ111〜118のいずれかにクロックラインCL1〜CL8をドライブさせ、主記憶装置2にクロックを供給する。ここで、クロック生成部12の外部に水晶発振器が設けられている場合、クロック生成部12は、水晶発振器からの信号を受信して、クロックを生成する。
セレクタ13は、8個のセレクタ端子A〜Hを備え、各々、セレクタラインSL1〜SL8を介して制御端子111a〜118aと接続されている。このセレクタ13は、CPU15から出力されたセレクタデータD1をデコードし、デコード結果に応じて、制御端子111a〜118aの各々に、H又はLのセレクタ信号S1〜S8を出力する。
本実施の形態では、セレクタ13は、セレクタデータD1が1増加する毎に、クロックラインをドライブするバッファの数を1つずつ増やしていくため、クロックラインCLには、“0”〜“7”のセレクタデータD1の各々対して、1〜8mAの駆動電流が流れることとなる。
例えば、セレクタ13は、“0”のセレクタデータD1が入力されたとき、セレクタ信号S1をHとし、セレクタ信号S2〜S8をLとするため、バッファ111がクロックラインCL1をドライブする結果、主記憶装置2には、駆動電流を1mAとするクロックが供給される。
また、セレクタ13は、“1”のセレクタデータD1が入力されたとき、セレクタ信号S1,S2をHとし、セレクタ信号S3〜S8をLとするため、バッファ111,112がクロックラインCL1,CL2をドライブする結果、主記憶装置2には駆動電流を2mAとするクロックが供給される。
A/D変換器14は、監視ラインCLOを介してノードPにおけるクロックの電圧を受信し、アナログ信号からデジタル信号に変換し、バスライン18を介してCPU15に出力する。RAM16は、CPU15の作業領域として用いられ、種々のデータを一時的に記憶する。ROM17は、メモリ制御装置1を制御するための制御プログラム等を記憶する。
CPU15は、駆動電流変更部151、型番情報取得部152、電圧条件取得部153、電圧判定部154、及び決定部155を備えている。ROM17は、電圧条件記憶部171を備え、RAM16はセレクタデータ記憶部161を備えている。これらの機能は、CPU15がROM17に記憶された制御プログラムを実行することにより実現される。
駆動電流変更部151は、駆動電流の値を変更するために0〜7のセレクタデータD1を生成し、セレクタ13に出力する。詳細には、メモリ制御装置1が通常の動作モード(通常動作モード)とは異なるクロックの駆動電流を決定するためのモード(駆動電流決定モード)に移行されると、駆動電流変更部151は、0のセレクタデータD1を生成し、当該セレクタデータD1における電圧判定部154による判定処理が終了されると、電圧判定部154から判定終了通知を受け、1のセレクタデータD1を生成するというようにして、0〜7のセレクタデータD1を順次生成していく。
型番情報取得部152は、メモリ制御装置1がクロック駆動電流決定モードに移行されると、型番情報記憶部21a,22bの各々が記憶する型番情報をデータバスDBを介して読み出し、メモリモジュール21,22の型番情報を取得する。電圧条件取得部153は、型番情報取得部152により取得された型番情報に対応する電圧条件(DC仕様)を電圧条件記憶部171から読み出し、メモリモジュール21,22の電圧条件を取得する。
電圧条件記憶部171は図3に示すような電圧条件を特定するためのテーブルを記憶している。図3に示すようにこのテーブルは、型番情報及び電圧条件の欄から構成されている。電圧条件の欄は更に最大基準電圧及び最小基準電圧の欄を備えている。型番情報の欄には、メモリモジュールの型番情報が記憶されている。最大基準電圧の欄には、対応する型番情報によって特定されるメモリモジュールの最大基準電圧が記憶され、最小基準電圧の欄には、対応する型番情報によって特定されるメモリモジュールの最小基準電圧が記憶されている。なお、このテーブルは一例にすぎず、図3に示すものに限定されない。
ここで、最大基準電圧とは、クロックの電圧の最大値が超えなければならない電圧の値を示す。最小基準電圧とは、クロックの電圧の最小値が超えてはいけない電圧の値を示す。これら最大及び最小基準電圧の値は、メモリモジュールを提供するメーカ等によって予め規定されている。
電圧判定部154は、A/D変換器14によりデジタル信号に変換されたクロックの電圧の最大値及び最小値を検出し、検出した最大値及び最小値が電圧条件取得部153により取得されたメモリモジュール21及び22の各々の電圧条件を満たすか否かを判定し、検出した最大値及び最小値が両メモリモジュールの電圧条件を満たす場合、判定終了通知を決定部155に通知し、検出した最大値及び最小値が両メモリモジュールのうちいずれか一方の電圧条件を満たさない場合、判定終了通知を駆動電流変更部151に通知する。
メモリモジュール21を例に挙げて電圧判定部154による判定処理を説明すると、クロックの最大値がメモリモジュール21の最大基準電圧以上、かつ、クロックの最小値がメモリモジュール21の最小駆動電圧以下である場合、当該クロックはメモリモジュール21の電圧条件を満たすと判定し、クロックの最大値がメモリモジュール21の最大基準電圧未満、又はクロックの最小値がメモリモジュール21の最小基準電圧より大きい場合、当該クロックはメモリモジュール21の電圧条件を満たさないと判定する。なお、電圧判定部154は、メモリモジュール22に関しても同様に判定する。
決定部155は、電圧判定部154からの判定終了通知を受けたとき、その時のセレクタデータD1の値を通常動作モードにおけるセレクタデータD1の値として決定し、当該値をセレクタデータ記憶部161に記憶する。なお、通常動作モードにおいては、セレクタ13は、セレクタデータ記憶部172に記憶されたセレクタデータD1に従って、バッファ111〜118に対しセレクタ信号S1〜S8を出力する。
本実施形態では、主記憶装置2がメモリに相当し、駆動電流変更部151、セレクタ13、及びバッファ111〜118が駆動電流変更手段に相当し、型番情報取得部152が型番情報取得手段に相当し、電圧条件記憶部171が電圧条件記憶手段に相当し、電圧判定部154が判定手段に相当し、決定部155が決定手段に相当する。
図4は、メモリ制御装置1の動作を示すフローチャートである。このフローチャートは、前記駆動電流決定モードにおいて実行される。駆動電流決定モードは、画像形成装置に電源が投入された時、若しくは、画像形成装置がリセットされた時に実行されるとともに、電源投入後、周期的に実行される。周期的に実行される場合のインターバルは、一定であってもよいし、使用年数、又は、ユーザの設定によって可変されるものであってもよい。
まず、ステップST1において、型番情報取得部152は、型番情報記憶部21a,22aから型番情報を読み出し、メモリモジュール21,22の型番情報を取得する。ステップST2において、電圧条件取得部153は、ステップST1により取得された型番情報に対応する電圧条件を電圧条件記憶部171から読み出し、メモリモジュール21,22の電圧条件を取得する。以下、メモリモジュール21の電圧条件のうち、最大基準電圧に対してVIH0、最小基準電圧に対してVIL0の符号を付し、メモリモジュール22の電圧条件のうち、最大基準電圧に対してVIH1の符号を付し、最小基準電圧に対してVIL1の符号を付す。なお、取得された電圧条件は、RAM16に一時的に記憶される。
ステップST3において、駆動電流変更部151は、セレクタ13に“0”のセレクタデータD1を出力する。この時、メモリモジュール21,22には駆動電流が1mAのクロックが供給される。
ステップST4において、駆動電流変更部151は、セレクタデータD1が7以下であるか否かを判定し、7以下である場合(ST4でYES)、電圧判定部154は、メモリモジュール21,22に供給されるクロックの電圧の最大値VHを検出する(ST5)。ステップST4において、駆動電流変更部151が、セレクタデータD1が7より大きいと判定した場合(ST4でNO)、処理が終了される。この場合、駆動電流の値を決定できずに処理が終了されることとなる。
ステップST6において、電圧判定部154は、最大値VHがメモリモジュール21の最大基準電圧VIH0以上であるか否かを判定し(ST6)、最大基準電圧VIH0以上である場合(ST6でYES)、処理がステップST7に進められ、最大基準電圧VIH0未満である場合(ST6でNO)、処理がステップST11に進められる。
ステップST7において、電圧判定部154は、クロックの電圧の最大値VHがメモリモジュール22の最大基準電圧VIH1以上であるか否かを判定し、最大基準電圧VIH1以上である場合(ST7でYES)、処理がステップST8に進められ、最大基準電圧VIH1未満である場合(ST7でNO)、処理がステップST11に進められる。
ステップST8において、電圧判定部154は、クロックの電圧の最小値VLを検出し、最小値VLが、メモリモジュール21の最小基準電圧VIL0以下であるか否かを判定し(ST9)、最小基準電圧VIL0以下である場合(ST9でYES)、処理がステップST10に進められ、最小基準電圧VIL0未満である場合(ST9でNO)、処理がステップST11に進められる。
ステップST10において、電圧判定部154は、クロックの電圧の最小値VLが、メモリモジュール22の最小基準電圧VIL1以下であるか否かを判定し、最小基準電圧VIL1以下である場合(ST10でYES)、決定部155は、そのときのセレクタデータD1の値を、通常動作モードにおけるセレクタデータD1の値として決定し、セレクタデータ記憶部161に記憶させる(ST12)。これにより通常動作モードにおける駆動電流の値が決定される。
ステップST11において、駆動電流変更部151は、セレクタデータD1の値を1加算し、セレクタデータD1の値を更新し、処理をステップST4に戻す。そして、ステップST4以降の処理が実行される。
以上説明したように、メモリ制御装置1によれば、メモリモジュール21,22が予め記憶する型番情報が読み出され、当該型番情報に対応する電圧条件が電圧条件記憶部171から読み出される。そして、駆動電流変更部151により、セレクタデータD1の値が、0〜7まで順次増大され、駆動電流の値が1mAずつ増大されていき、電圧判定部154により、セレクタデータD1の値毎にクロックの電圧がメモリモジュール21,22の電圧条件を満たすか否かが判定され、両電圧条件を満たすと判定された時のセレクタデータD1の値が通常動作モードにおけるセレクタデータD1の値として決定される。
そのため、メモリモジュールの増減等によりクロックラインCL等の負荷容量が変化しても、クロックの電圧が、メモリモジュール21,22の電圧条件を満たすように修正されるため、メモリモジュール21,22を安定動作させることができる。
また、フローチャートのステップST6〜ステップST10に示すように、クロックの電圧の最大値VH及び最小値VLがメモリモジュール21,22の電圧条件を満たすときのセレクタデータD1の値が通常動作モードにおけるセレクタデータD1の値として決定されているため、メモリモジュール21,22を安定動作させることができる。
さらに、フローチャートのステップST6〜ステップST10に示すように、クロックの電圧の最大値VH及び最小値VLがメモリモジュール21,22の電圧条件を満たした時点で処理が終了されているため、セレクタデータD1を0〜7まで変更させ、0〜7のセレクタデータD1毎の判定結果に基づいて通常動作モードにおけるセレクタデータD1を決定するといった態様を採用する場合に比べて、処理の高速化を図ることができる。
なお、上記実施形態では、セレクタデータD1を0から順番に増大させていったが、これに限定されず、7から順番に減少させていってもよい。また、セレクタデータD1の値を0〜7の範囲内で変動させるものとしたがこれに限定されず、8以上の範囲、すなわち、メモリモジュール21,22の特性に応じて、セレクタデータD1の変動範囲を適宜変更させてもよい。
上記実施形態では駆動電流は1mAの刻み幅で変動されるものとしたが、これに限定されず、メモリモジュール21,22の特性に応じてこの刻み幅を適宜変更してもよい。この場合、バッファ111〜118として、駆動電流の刻み幅に応じ、その刻み幅の大きさの電流を出力し得るバッファ111〜118を採用すればよい。
上記実施形態では、主記憶装置2は2個のメモリモジュール21,22を備えていたが、これに限定されず、1個或いは3個以上のメモリモジュールを備える場合であっても、本発明は適用可能である。この場合、型番情報取得部152は、メモリモジュール各々の型番情報を取得し、電圧条件取得部153は、メモリモジュール各々の電圧条件を取得する。そして、電圧判定部154は、クロックの電圧の最大値VH及び最小値VLが全てのメモリモジュールの電圧条件を満たす場合のセレクタデータD1の値を、通常動作モードにおけるセレクタデータD1の値として決定すればよい。
上記実施形態ではメモリ制御装置1を画像形成装置に適用した場合を例に挙げて説明したが、これに限定されず、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置に適用してもよい。
上記実施形態では、クロックの電圧の最大値VH及び最小値VLがメモリモジュール21,22の電圧条件を共に満たした時点で処理が終了されていたが、これに限定されず、0〜7の全範囲にわたってセレクタデータD1を変動させ、セレクタデータD1の値毎に最大値VH及び最小値VLが電圧条件を満たすか否かを判定し、電圧条件を満たすセレクタデータD1の値から好ましいセレクタデータD1の値を決定してもよい。好ましいセレクタデータD1の値としては、例えば電圧条件を満たすセレクタデータD1のうち中間の値を有するセレクタデータD1等が挙げられる。これにより、電圧条件に対するクロックの電圧の余裕量が増し、より安定動作させることができる。
本発明にかかるメモリ制御装置をプリンタ、デジタル複合機、複写機等の画像形成装置に適用したときのブロック図を示している。 クロック制御部の構成を示すブロック図である。 電圧条件を特定するためのテーブルの一例を示した図面である。 メモリ制御装置の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 メモリ制御装置
2 主記憶装置
10 クロック制御部
12 クロック生成部
13 セレクタ
14 A/D変換器
18 バスライン
21 22 メモリモジュール
21a 22a 型番情報記憶部
111〜118 バッファ
111a〜118a 制御端子
151 駆動電流変更部
152 型番情報取得部
153 電圧条件取得部
154 電圧判定部
155 決定部
161 セレクタデータ記憶部
171 電圧条件記憶部

Claims (6)

  1. クロックに同期して動作し、1又は複数のメモリモジュールから構成されるメモリを制御するメモリ制御装置であって、
    メモリモジュールを正常に動作させるための前記クロックの電圧条件を予め記憶する電圧条件記憶手段と、
    前記クロックの電圧を検出し、検出した電圧が前記電圧条件を満たすか否かを判定する判定手段と、
    前記判定手段により電圧条件を満たすと判定されたクロックの駆動電流の値を前記メモリに供給されるクロックの駆動電流の値として決定する決定手段とを備え、
    前記電圧条件記憶手段は、複数の型番の各々に対する電圧条件を予め記憶し、
    前記メモリモジュールに予め記憶された自己の型番を示す型番情報を取得する型番情報取得手段と、
    前記型番情報取得手段により取得された型番情報に対応する電圧条件を、前記電圧条件記憶手段を参照して取得する電圧条件取得手段とを更に備え、
    前記判定手段は、検出したクロックの電圧が、前記電圧条件記憶手段により取得された電圧条件を満たすか否かを判定することを特徴とするメモリ制御装置。
  2. 前記クロックの駆動電流の値を所定の範囲内において所定の値ずつ変更する駆動電流変更手段を更に備え、
    前記判定手段は、前記駆動電流変更手段により駆動電流の値が変更される毎に、クロックの電圧を検出し、検出した電圧が前記電圧条件を満たすか否かを判定し、
    前記決定手段は、前記判定手段によりクロックの電圧が前記電圧条件を満たすと判定されたときのクロックの駆動電流の値に基づいて、前記メモリに供給される駆動電流の値を決定することを特徴とする請求項1記載のメモリ制御装置。
  3. 前記決定手段は、前記メモリが、型番の異なる複数のメモリモジュールから構成される場合、全てのメモリモジュールの電圧条件を満たすときのクロックの駆動電流の値を、前記メモリに供給されるクロックの駆動電流の値として決定することを特徴とする請求項1又は2記載のメモリ制御装置。
  4. 前記電圧条件は、クロックの最大基準電圧及び最小基準電圧を含み、
    前記判定手段は、クロックの最大電圧が前記最大基準電圧を超え、かつ、クロックの最小電圧が前記最小基準電圧を下回る場合、前記電圧条件を満たすと判定することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のメモリ制御装置。
  5. 前記メモリ制御装置は、前記メモリ制御装置が適用されるシステムの初期化時に、前記メモリに供給されるクロックの駆動電流の値を決定することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のメモリ制御装置。
  6. 前記メモリ制御装置は、前記メモリに供給するクロックの駆動電流の値の決定を周期的に行うことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載のメモリ制御装置。
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