JP7017069B2 - 通信装置及び画像形成装置 - Google Patents

通信装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7017069B2
JP7017069B2 JP2017224520A JP2017224520A JP7017069B2 JP 7017069 B2 JP7017069 B2 JP 7017069B2 JP 2017224520 A JP2017224520 A JP 2017224520A JP 2017224520 A JP2017224520 A JP 2017224520A JP 7017069 B2 JP7017069 B2 JP 7017069B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
unit
control unit
state
power
engine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017224520A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019097018A (ja
Inventor
剛広 赤津
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2017224520A priority Critical patent/JP7017069B2/ja
Priority to US16/135,621 priority patent/US10782769B2/en
Publication of JP2019097018A publication Critical patent/JP2019097018A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7017069B2 publication Critical patent/JP7017069B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • G06F1/32Means for saving power
    • G06F1/3203Power management, i.e. event-based initiation of a power-saving mode
    • G06F1/3234Power saving characterised by the action undertaken
    • G06F1/324Power saving characterised by the action undertaken by lowering clock frequency
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00885Power supply means, e.g. arrangements for the control of power supply to the apparatus or components thereof
    • H04N1/00888Control thereof
    • H04N1/00896Control thereof using a low-power mode, e.g. standby
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • G06F1/32Means for saving power
    • G06F1/3203Power management, i.e. event-based initiation of a power-saving mode
    • G06F1/3206Monitoring of events, devices or parameters that trigger a change in power modality
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • G06F1/32Means for saving power
    • G06F1/3203Power management, i.e. event-based initiation of a power-saving mode
    • G06F1/3234Power saving characterised by the action undertaken
    • G06F1/325Power saving in peripheral device
    • G06F1/3284Power saving in printer
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06FELECTRIC DIGITAL DATA PROCESSING
    • G06F1/00Details not covered by groups G06F3/00 - G06F13/00 and G06F21/00
    • G06F1/26Power supply means, e.g. regulation thereof
    • G06F1/32Means for saving power
    • G06F1/3203Power management, i.e. event-based initiation of a power-saving mode
    • G06F1/3234Power saving characterised by the action undertaken
    • G06F1/3296Power saving characterised by the action undertaken by lowering the supply or operating voltage
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N1/00Scanning, transmission or reproduction of documents or the like, e.g. facsimile transmission; Details thereof
    • H04N1/00885Power supply means, e.g. arrangements for the control of power supply to the apparatus or components thereof
    • H04N1/00904Arrangements for supplying power to different circuits or for supplying power at different levels

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Facsimiles In General (AREA)
  • Telephone Function (AREA)

Description

本発明は、通信装置、画像形成装置、通信制御方法およびプログラムに関する。
複合機(MFP:Multi Function Peripherals)(以下、MFPと称する)の省電力時の消費電力を低減するために、エンジンをすべて停止させた状態(エンジンオフ状態)にする技術が知られている。また、PC(Personal Computer)等の消費電力を低減するために、CPU(Central Processing Unit)のクロック周波数を下げる方法についても既に知られている。これらの技術を組み合わせることによって、MFPにおいてエンジンオフ状態でCPUのクロック周波数を下げることにより、消費電力を低減する省電力方式を考えることができる。このような、CPUのクロック周波数を制御する技術として、CPU使用率の閾値、または電力レベルの差に基づいてCPUのクロック周波数を上げ下げすることによって、省電力のレベルをコントロールするネットワークパケット中継装置に関する技術が開示されている(特許文献1参照)。
しかし、今までのCPUのクロック周波数を下げる省電力方式を、ファクシミリ(以下、FAXと称する)機能付きのMFPにそのまま適用すると、FAXの着呼通知を正しく判断できないという問題があった。例えば、FAXの着呼判定処理として、FAX送信側の装置から受信したCNG(Calling)信号について、非常に短い間隔(例えば、20ミリ秒)でCNG信号のリンギング成分を判断し、リンギング状態であることを3回連続で検知した場合、着呼があると判断し、そうでない場合は、ノイズと判断する処理がある。ここで、リンギングとは、信号の波形の歪みをいう。このような着呼判定処理により、着呼とノイズとを正しく判別している。しかし、例えば、特許文献1の技術のように、CPU使用率の閾値、または電力レベルの差に基づいてCPUのクロック周波数を下げると、上述の着呼判定処理を正しく完了することができない可能性があり、そのため、リンギング状態を正しく検知できず、着呼をノイズと判断してしまったり、またはその逆をしてしまったりというように、着呼とノイズとを正しく判別することができない可能性があるという問題があった。すなわち、FAXの着呼を正しく検知する等のような特定の機能を実行する場合に、CPU使用率の閾値、または電力レベルの差に基づいてCPUのクロック周波数を制御すると、当該機能が正常に実行できない場合が発生し得る問題があった。
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであって、CPU等の制御部のクロック周波数を制御することにより特定の機能を正常に実行させることができる通信装置、画像形成装置、通信制御方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、通信装置であって、通信に係る特定の機能を実行する実行部と、前記実行部に入力される入力信号を検知する検知部と、前記通信装置が、第1の電力状態と、前記第1の電力状態よりも消費電力の低い第2の電力状態と、の間で遷移するように制御する第1電源制御部と、前記実行部のクロック周波数を変更する制御部と、前記実行部の電源を制御する第2電源制御部と、前記実行部の電源の状態を判定する第1判定部と、を備え、前記通信装置が前記第2の電力状態にあるとき、前記検知部が前記入力信号を検知した場合、前記第1電源制御部は、前記第2の電力状態を維持し、前記制御部は、前記実行部のクロック周波数を変更し、前記第2電源制御部は、前記検知部により前記入力信号が検知された場合、前記実行部の電源をオンにし、前記制御部は、前記第1判定部により前記実行部の電源がオンであると判定された場合、前記クロック周波数を上げる、ことを特徴とする。
本発明によれば、CPU等の制御部のクロック周波数の制御により特定の機能を正常に実行させることができる。
図1は、実施形態に係る画像形成装置の全体の概要構成を説明する図である。 図2は、実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。 図3は、実施形態に係る画像形成装置の機能ブロックの構成の一例を示す図である。 図4は、実施形態に係る画像形成装置の省電力状態の遷移関係の一例を示す図である。 図5は、実施形態に係る画像形成装置において、エンジンオフ(低クロック)状態へ遷移する動作の一例を示すシーケンス図である。 図6は、実施形態に係る画像形成装置におけるエンジンオフ(低クロック)状態への遷移の可否を設定する画面の一例を示す図である。 図7は、実施形態に係る画像形成装置において、着呼信号を受信することによってエンジンオフ(低クロック)状態からエンジンオフ(高クロック)状態へ遷移する動作の一例を示すシーケンス図である。 図8は、実施形態に係る画像形成装置において、CPUの使用率に基づいてエンジンオフ(低クロック)状態からエンジンオフ(高クロック)状態へ遷移する動作の一例を示すシーケンス図である。 図9は、実施形態に係る画像形成装置において、エンジンオフ(低クロック)状態から待機状態へ復帰する動作の一例を示すシーケンス図である。
以下に、図1~図9を参照しながら、本発明に係る通信装置、画像形成装置、通信制御方法およびプログラムの実施形態を詳細に説明する。なお、通信装置は、画像形成装置の一部、または画像形成装置のオプションとして機能する装置として存在するものでもよい。また、以下の実施形態によって本発明が限定されるものではなく、以下の実施形態における構成要素には、当業者が容易に想到できるもの、実質的に同一のもの、およびいわゆる均等の範囲のものが含まれる。さらに、以下の実施形態の要旨を逸脱しない範囲で構成要素の種々の省略、置換、変更および組み合わせを行うことができる。
(画像形成装置の全体の概要構成)
図1は、実施形態に係る画像形成装置の全体の概要構成を説明する図である。図1を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置の全体の概要構成について説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る画像形成装置10は、少なくともFAX機能を有するMFPである。ここで、MFPとは、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能、およびFAX機能のうち少なくとも2つの機能を有する複合機である。画像形成装置10における当該FAX機能は、具体的には、図1に示すように、FAXユニット40によって実現される。FAXユニット40は、FAX機能によりFAX回線(例えば、アナログ回線、またはISDN(Integrated Services Digital Network)等のデジタル回線)を介して文書等のデータを送受信するユニットである。
(画像形成装置のハードウェア構成)
図2は、実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成の一例を示す図である。図2を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成について説明する。
図2に示すように、画像形成装置10は、例えば、ユーザの操作を受け付ける操作部20と、コピー機能、スキャナ機能、およびプリンタ機能等の各種の画像形成機能を実現する本体30と、FAX機能を実現するFAXユニット40(実行部の一例、ファクシミリ装置)と、を備える。ここで、ユーザの操作を受け付けるとは、ユーザの操作に応じて入力される情報(画面の座標値を示す信号等を含む)を受け付けることを含む概念である。
操作部20および本体30は、専用の通信路130を介して、相互に通信可能に接続されている。通信路130は、例えば、USB(Universal Serial Bus)規格のものを用いることができるが、これに限定されるものではなく、有線か無線かを問わず任意の規格のものであってよい。また、本体30およびFAXユニット40は、直接、バスを介して通信可能に接続されているが、これに限定されるものではなく、専用の接続I/Fにより接続されるものとしてもよい。すなわち、本体30は、FAXユニット40を含むものと捉えることができるが、本実施形態では、便宜上、図2等に示すように、本体30とFAXユニット40とを分けて説明するものとする。
本体30およびFAXユニット40は、操作部20で受け付けた操作に応じた動作を行う。また、本体30は、クライアントPC等の外部装置とも通信可能であり、外部装置から受信した指示に応じた動作を行うこともできる。
<操作部のハードウェア構成>
図2に示すように、操作部20は、CPU101と、ROM102(Read Only Memory)と、RAM(Random Access Memory)103と、フラッシュメモリ104と、接続I/F105と、操作パネル106と、システムバス107と、を有する。
CPU101は、操作部20の動作を統括的に制御する。CPU101は、RAM103をワークエリア(作業領域)としてROM102またはフラッシュメモリ104等に格納されたプログラムを実行することにより、操作部20全体の動作を制御する。例えば、CPU101は、ユーザから受け付けた入力に応じた情報(画像)を操作パネル106に表示させる等の各種機能を実現する。
ROM102は、例えば、操作部20の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、および各種の設定等を記憶する不揮発性のメモリである。RAM103は、CPU101のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。フラッシュメモリ104は、例えば、OS(Operating System)、アプリケーションプログラム、および各種データ等を記憶する不揮発性の記憶装置である。
接続I/F105は、通信路130を介して、本体30と通信するためのインターフェースである。
操作パネル106は、ユーザの操作に応じた各種の入力を受け付けると共に、各種の情報(例えば、受け付けた操作に応じた情報、画像形成装置10の動作状況を示す情報、および設定情報等)を表示する、入力機能および表示機能を有する装置である。操作パネル106は、例えば、タッチパネル機能を搭載した液晶表示装置(LCD:Liquid Crystal Display)で構成される。なお、操作パネル106は、液晶表示装置に限定されるものではなく、例えば、タッチパネル機能が搭載された有機EL(Electro-Luminescence)の表示装置で構成されていてもよい。また、操作パネル106は、タッチパネル機能に加えてまたはこれに代えて、ハードウェアキー等の操作部、またはランプ等の表示部を設けることもできる。
システムバス107は、上述の各構成要素を互いに接続し、アドレス信号、データ信号、および各種制御信号等を伝送する伝送路である。
<本体のハードウェア構成>
図2に示すように、本体30は、CPU111と、ROM112と、RAM113と、ストレージ114と、メモリカードリーダ115、エンジン部116と、電源ユニット117と、接続I/F118と、通信I/F119と、システムバス120と、を有する。
CPU111は、本体30の動作を統括的に制御する。CPU111は、RAM113をワークエリア(作業領域)としてROM112またはストレージ114等に格納されたプログラムを実行することにより、本体30全体の動作を制御する。例えば、CPU111は、上述したコピー機能、スキャナ機能、およびプリンタ機能等の各種機能を実現する。なお、CPU111に代えて、CPUコアと周辺回路等を制御するための機能とを搭載した集積回路であるSoC(System on a Chip)と呼ばれる制御部を用いてもよい。
ROM112は、例えば、本体30の起動時に実行されるBIOS、および各種の設定等を記憶する不揮発性のメモリである。RAM113は、CPU111のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。ストレージ114は、例えば、OS、アプリケーションプログラム、および各種データ等を記憶する不揮発性の記憶装置である。ストレージ114は、例えば、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)等で構成される。
メモリカードリーダ115は、着脱自在な記憶媒体の一例としてのメモリカード(SDカード、miniSDカードまたはmicroSDカード等)に対するデータの読み出し、書込みおよび削除を制御するデバイス装置である。
エンジン部116は、コピー機能、スキャナ機能、およびプリンタ機能等の機能を実現させるための、汎用的な情報処理および通信以外の処理を行うハードウェアである。エンジン部116には、例えば、原稿の画像をスキャンして読み取るスキャナ部、および用紙等のシート材への印刷を行うプロッタ部等が含まれる。なお、エンジン部116は、印刷済みシート材を仕分けるフィニッシャ、または原稿を自動給送するADF(Auto Document Feeder:自動原稿給送装置)のような特定のオプションが含まれていてもよい。
電源ユニット117は、本体の各装置に対する電力の供給を管理する装置である。
接続I/F118は、通信路130を介して、操作部20と通信するためのインターフェースである。通信I/F119は、本体30をLAN(Local Area Network)またはインターネット等のネットワーク140に接続し、ネットワーク140に接続された外部装置との通信を行うためのネットワークインターフェースである。
システムバス120は、上述の各構成要素を互いに接続し、アドレス信号、データ信号、および各種制御信号等を伝送する伝送路である。
<FAXユニットのハードウェア構成>
図2に示すように、FAXユニット40は、CPU121と、モデム122と、システムバス123と、を有する。
CPU121は、FAXユニット40の動作を統括的に制御する。CPU121は、FAXユニット40用のプログラムを実行することにより、FAXユニット40全体の動作を制御する。なお、FAXユニット40には、ROMおよびRAM等が備えられているものとしてもよく、この場合、CPU121は、RAMをワークエリア(作業領域)としてROMに格納されたFAXユニット40用のプログラムを実行するものとすればよい。さらに、CPU111と同様に、CPU121に代えて、CPUコアと周辺回路等を制御するための機能とを搭載した集積回路であるSoCを用いてもよい。
モデム122は、FAX回線に接続し、受信した着呼信号についてリンギングに基づく着呼を検知し、データを送受信する装置である。
なお、FAXユニット40には、FAX機能の動作を実行する専用のCPU121が備えられているものとしているが、これに限定するものではない。例えば、FAXユニット40には、CPU121は備えられないものとし、本体30に備えられたCPU111がFAXユニット40のFAX機能に基づく動作を制御するものとしてもよい。
また、図2に示した操作部20、本体30およびFAXユニット40のハードウェア構成は一例を示すものであり、図2に示した構成要素を全て含む必要はなく、または、その他の構成要素を含むものとしてもよい。
(画像形成装置の機能部の構成)
図3は、実施形態に係る画像形成装置の機能ブロックの構成の一例を示す図である。図3を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置の機能部の構成について説明する。
<操作部の機能部の構成>
図3に示すように、画像形成装置10の操作部20は、表示制御部201と、表示部202と、記憶部203と、を有する。
表示制御部201は、表示部202の表示動作を制御する機能部である。具体的には、表示制御部201は、後述する本体30の設定部306が設定するための設定画面、およびユーザに対するUI(User Interface)となる操作画面を表示部202に表示させる。表示制御部201は、例えば、図2に示すCPU101により実行されるプログラム(ドライバ等)により実現される。
表示部202は、表示制御部201の制御に従って各種データを表示する機能部である。表示部202は、図2に示す操作パネル106の表示機能によって実現される。
記憶部203は、プログラムおよび各種データを記憶する機能部である。記憶部203は、図2に示すRAM103およびフラッシュメモリ104等によって実現される。
なお、図3に示す操作部20の表示制御部201、表示部202および記憶部203は、機能を概念的に示したものであって、このような構成に限定されるものではない。例えば、図3に示す操作部20で独立した機能部として図示した複数の機能部を、1つの機能部として構成してもよい。一方、図3に示す操作部20で1つの機能部が有する機能を複数に分割し、複数の機能部として構成するものとしてもよい。
また、操作部20の表示制御部201は、ソフトウェアであるプログラムではなく、FPGA(Field-Programmable Gate Array)またはASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェア回路によって実現されてもよい。
<本体の機能部の構成>
図3に示すように、画像形成装置10の本体30は、本体電源制御部301(第1電源制御部の一例)と、エンジン制御部302と、デバイス制御部303と、FAXユニット状態確認部304(第1判定部の一例)と、CPU制御部305(制御部の一例)と、設定部306と、記憶部307と、を有する。
本体電源制御部301は、画像形成装置10の電力供給(電源ユニット117による電力供給)の管理を行い、画像形成装置10の動作状態を制御する機能部である。ここで、本実施形態では、画像形成装置10の動作状態として、省電力の状態にあるか否かについて着目した状態を扱うので、画像形成装置10が省電力の状態の下で動作する状態を、以下では「省電力状態」と称する場合がある。本体電源制御部301は、例えば、図2に示すCPU111により実行されるプログラムにより実現される。
エンジン制御部302は、本体電源制御部301からの指令に従って、エンジン部116に対する電力制御を行う機能部である。エンジン制御部302は、例えば、図2に示すCPU111により実行されるプログラムにより実現される。
デバイス制御部303は、本体電源制御部301からの指令に従って、メモリカードリーダ115等のデバイスに対する電力制御を行う機能部である。デバイス制御部303は、例えば、図2に示すCPU111により実行されるプログラムにより実現される。
FAXユニット状態確認部304は、FAXユニット40の電源がオンしたか否かを確認する機能部である。FAXユニット状態確認部304は、確認したFAXユニット40の電源状態を本体電源制御部301へ通知する。FAXユニット状態確認部304は、例えば、図2に示すCPU111により実行されるプログラムにより実現される。
CPU制御部305は、本体電源制御部301からの指令に従って、CPU111およびCPU121の使用率の計算を行い、CPU111およびCPU121のクロック周波数の上げ下げの制御を行う機能部である。CPU制御部305は、例えば、図2に示すCPU111により実行されるプログラムにより実現される。
なお、CPU制御部305による使用率の計算、およびクロック周波数の上げ下げの対象となるCPUは、CPU111およびCPU121に限定されるものではない。例えば、当該対象となるCPUは、さらに操作部20のCPU101、または、これらのCPUに相当する機能を有するSoC等の制御部が含まれるものとしてもよい。以下、CPU制御部305による使用率の計算、およびクロック周波数の上げ下げの対象となるCPUを、単に「CPU」と称する場合がある。
設定部306は、画像形成装置10の動作を規定する各種情報の設定を行う機能部である。設定部306は、図6で後述するように、例えば、省電力状態として、エンジンオフ(低クロック)状態(詳細は後述)へ遷移することの可否を設定する。設定部306は、例えば、図2に示すCPU111により実行されるプログラムにより実現される。
記憶部307は、画像形成装置10が必要とする各種情報を記憶する機能部である。記憶部307は、例えば、設定部306により設定された設定情報を記憶する。記憶部307は、図2に示すRAM113およびストレージ114のうち少なくともいずれかによって実現される。
なお、図3に示す本体30の本体電源制御部301、エンジン制御部302、デバイス制御部303、FAXユニット状態確認部304、CPU制御部305、設定部306および記憶部307は、機能を概念的に示したものであって、このような構成に限定されるものではない。例えば、図3に示す本体30で独立した機能部として図示した複数の機能部を、1つの機能部として構成してもよい。一方、図3に示す本体30で1つの機能部が有する機能を複数に分割し、複数の機能部として構成するものとしてもよい。
また、本体30の本体電源制御部301、エンジン制御部302、デバイス制御部303、FAXユニット状態確認部304、CPU制御部305および設定部306は、ソフトウェアであるプログラムではなく、FPGAまたはASIC等のハードウェア回路によって実現されてもよい。
<FAXユニットの機能部の構成>
図3に示すように、画像形成装置10のFAXユニット40は、FAXユニット電源制御部401(第2電源制御部の一例)と、リンギング検知部402(検知部の一例)と、リンギング判定部403(第2判定部)と、を有する。
FAXユニット電源制御部401は、FAXユニット40に対する電力制御を行う機能部である。FAXユニット電源制御部401は、例えば、図2に示すCPU121により実行されるプログラムにより実現される。
リンギング検知部402は、FAXユニット40に電源が入っているか否かにかかわらず、FAXユニット40(モデム122)により着呼信号(例えば、CNG信号)のリンギングが受信されたか否かを検知する機能部である。リンギング検知部402は、検知したリンギングを、FAXユニット電源制御部401へ送る。リンギング検知部402は、例えば、図2に示すCPU121により実行されるプログラムにより実現される。
リンギング判定部403は、リンギング検知部402により検知されたリンギングから、FAX機能に基づく着呼かノイズかを判定する機能部である。リンギング判定部403は、リンギングが着呼を示すものと判定した場合、省電力の状態から復帰させる復帰要求を、本体30へ送信する。リンギング判定部403は、例えば、図2に示すCPU121により実行されるプログラムにより実現される。
なお、図3に示すFAXユニット40のFAXユニット電源制御部401、リンギング検知部402およびリンギング判定部403は、機能を概念的に示したものであって、このような構成に限定されるものではない。例えば、図3に示すFAXユニット40で独立した機能部として図示した複数の機能部を、1つの機能部として構成してもよい。一方、図3に示すFAXユニット40で1つの機能部が有する機能を複数に分割し、複数の機能部として構成するものとしてもよい。
また、FAXユニット40のFAXユニット電源制御部401、リンギング検知部402およびリンギング判定部403は、ソフトウェアであるプログラムではなく、SoC、FPGAまたはASIC等のハードウェア回路によって実現されてもよい。
(画像形成装置の各省電力状態の遷移について)
図4は、実施形態に係る画像形成装置の省電力状態の遷移関係の一例を示す図である。図4を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置10の各省電力状態の遷移について説明する。なお、図4においては、説明の便宜上、各省電力状態に符号を付して説明している。
図4が示すように、本実施形態に係る画像形成装置10が取り得る動作状態(省電力状態)としては、起動状態50および主電源オフ状態60がある。
起動状態50は、少なくともCPUが動作している状態であり、少なくともいずれかのユニットが動作可能となっている動作状態である。主電源オフ状態60は、CPUの動作が停止した状態であり、すべてのユニットの動作が不可となっている動作状態である。主電源オフ状態60は、安全に電源プラグを抜くことが可能な動作状態である。主電源オフ状態60は、他の動作状態と比較して最も消費電力が少ない動作状態であるが、各ユニットを使用するためには主電源ボタンを押下して、各ユニットが起動可能となるまで数分間待つ必要がある。
また、図4に示すように、画像形成装置10が取り得る省電力状態としての起動状態50としては、さらに、待機状態51(第1の電力状態の一例)およびエンジンオフ状態55(第2の電力状態の一例)がある。
待機状態51は、画像形成装置10の各ユニット(機器)が起動している状態であり、他の省電力状態と比較して最も電力を消費する動作状態である。すなわち、待機状態51は、画像形成装置10のすべての機能を使用することができる動作状態である。図4に示す例では、画像形成装置10の省電力状態が待機状態51である場合、CPU(または、CPU、SoC等が搭載されるコントローラ)が動作中であり、操作部20の操作パネル106のLCD(Liquid Crystal Display)が点灯している状態である。また、画像形成装置10の省電力状態が待機状態51である場合、エンジン部116(スキャナ部およびプロッタ部等)の電源がオンであり、通信I/F119の通信機能が有効であり、そして、デバイス(メモリカードリーダ115等)の電源がオンとなっている。図4に示すように、待機状態51および主電源オフ状態60は、所定の条件(ユーザによる操作パネル106に対する操作等)を満たすことにより、互いに遷移可能となっている。
図4に示すように、待機状態51およびエンジンオフ状態55は、所定の条件(ユーザによる操作パネル106に対する操作、タイマー設定、または、画像形成装置10の状態に関する条件等)を満たすことにより、互いに遷移可能となっている。
エンジンオフ状態55は、エンジン部116(スキャナ部およびプロッタ部等)の電源がオフとなっており、CPU(コントローラ)が動作中であるためプログラムが実行中の動作状態である。また、図4に示すように、画像形成装置10が取り得る省電力状態としてのエンジンオフ状態55としては、さらに、エンジンオフ(通常)状態56、エンジンオフ(高クロック)状態57、およびエンジンオフ(低クロック)状態58がある。
エンジンオフ(通常)状態56は、エンジン部116(スキャナ部およびプロッタ部等)の電源がオフとなっており、デバイス(メモリカードリーダ115等)の電源がオンである動作状態である。画像形成装置10の省電力状態が、エンジンオフ状態55から、待機状態51に遷移するためには、まず、エンジンオフ(通常)状態56の省電力状態になる。すなわち、図4に示すように、エンジンオフ(通常)状態56および待機状態51は、所定の条件(ユーザによる操作パネル106に対する操作、タイマー設定、または、画像形成装置10の状態に関する条件等)を満たすことにより、互いに遷移可能となっている。図4に示す例では、画像形成装置10の省電力状態がエンジンオフ(通常)状態56である場合、CPU(コントローラ)が動作中であり、操作部20の操作パネル106のLCDが使用中は点灯している。また、エンジンオフ(通常)状態56である場合、不使用中は消灯またはスリープ状態となり、スキャナ部およびプロッタ部は電源がオフであり、通信I/F119の通信機能が有効であり、そして、デバイス(メモリカードリーダ115等)の電源がオンとなっている。
エンジンオフ(高クロック)状態57は、エンジンオフ(低クロック)状態58の状態で正常に動作しない、または、処理が遅い等の理由で問題が発生し、または発生し得る場合に、CPU制御部305が一時的にCPUのクロック周波数を上げ、問題なく動作するようにするための動作状態である。図4に示す例では、画像形成装置10の省電力状態がエンジンオフ(高クロック)状態57である場合、CPU(コントローラ)が動作中(エンジンオフ(低クロック)状態58の場合よりもCPUのクロック周波数が高い)であり、操作部20の操作パネル106のLCDが使用中は点灯している。また、エンジンオフ(高クロック)状態57である場合、不使用中は消灯またはスリープ状態状態となり、スキャナ部およびプロッタ部は電源がオフであり、通信I/F119の通信機能が有効であり、そして、デバイス(メモリカードリーダ115等)の電源がオフとなっている。
例えば、画像形成装置10がCPUのクロック周波数を下げた状態であるエンジンオフ(低クロック)状態58である場合、外部から画像形成装置10へのアクセスがあったとき、CPUの使用率が高まり、アクセス処理に時間がかかってしまう。この場合、画像形成装置10は、CPUの使用率が所定値を超えたとき、エンジンオフ(低クロック)状態58からエンジンオフ(高クロック)状態57へ一時的に遷移させる。画像形成装置10の当該動作については、図8で後述する。
また、画像形成装置10がCPUのクロック周波数を下げた状態であるエンジンオフ(低クロック)状態58である場合、リンギングを検知した時、CPUのクロック周波数が低く処理に時間がかかる影響で、リンギングが着呼を示すかノイズを示すかについて正しく判定ができない場合がある。この場合、画像形成装置10は、エンジンオフ(低クロック)状態58からエンジンオフ(高クロック)状態57へ一時的に遷移させる。画像形成装置10の当該動作については、図7で後述する。
エンジンオフ(高クロック)状態57は、エンジンオフ(低クロック)状態58よりも消費電力が多くなるため、エンジンオフ(低クロック)状態58に遷移してもよい条件になったら、エンジンオフ(低クロック)状態58へ遷移することが望ましい。そのため、エンジンオフ(高クロック)状態57は、定常的な動作状態ではなく、一時的な動作状態である。
エンジンオフ(低クロック)状態58は、エンジンオフ(通常)状態56よりもさらに消費電力を下げるために、CPUのクロック周波数を下げ、必要のないデバイスの電源をオフにした動作状態である。すなわち、エンジンオフ(低クロック)状態58は、CPUのクロック周波数が下がっているため、画像形成装置10の各処理に時間がかかり、CPUの使用率も上昇しやすい状態である。したがって、エンジンオフ(低クロック)状態58は、デバイス(例えば、メモリカードリーダ115)の電源もオフとなっているので、microSDカード等へのアクセスができない状態である。図4に示す例では、画像形成装置10の省電力状態がエンジンオフ(低クロック)状態58である場合、CPU(コントローラ)が動作中(エンジンオフ(通常)状態56およびエンジンオフ(高クロック)状態57の場合よりもCPUのクロック周波数が低い)である。また、エンジンオフ(低クロック)状態58である場合、操作部20の操作パネル106のLCDが使用中は点灯し、不使用中は消灯またはスリープ状態状態となり、スキャナ部およびプロッタ部は電源がオフであり、通信I/F119の通信機能が有効であり、そして、デバイス(メモリカードリーダ115等)の電源がオフとなっている。ここで、上述のコントローラとは、一例として、図2の本体30におけるCPU111、ROM112、RAM113、ストレージ114、メモリカードリーダ115、接続I/F118、通信I/F119を一体にした電子回路基板等のユニットを示す。
図4に示すように、エンジンオフ(通常)状態56およびエンジンオフ(低クロック)状態58は、所定の条件を満たすことにより、互いに遷移可能となっている。また、エンジンオフ(高クロック)状態57およびエンジンオフ(低クロック)状態58は、所定の条件を満たすことにより、互いに遷移可能となっている。また、エンジンオフ(高クロック)状態57は、所定の条件を満たすことにより、エンジンオフ(通常)状態56へ遷移する。このエンジンオフ(通常)状態56、エンジンオフ(高クロック)状態57およびエンジンオフ(低クロック)状態58等の遷移動作の具体例について、以下の図5~図9で詳述する。
なお、図4に示した各省電力状態(主電源オフ状態60、待機状態51、エンジンオフ(通常)状態56、エンジンオフ(高クロック)状態57およびエンジンオフ(低クロック)状態58)について、画像形成装置10は、いずれか1つの省電力状態にあるものとし、同時に複数の省電力状態になることはないものとする。
また、図4に示した各省電力状態は、画像形成装置10の動作状態の一例を示したものであり、これらの動作状態に限定されるものではない。
(エンジンオフ(通常)状態56からエンジンオフ(低クロック)状態58への遷移動作)
図5は、実施形態に係る画像形成装置において、エンジンオフ(低クロック)状態58へ遷移する動作の一例を示すシーケンス図である。図6は、実施形態に係る画像形成装置におけるエンジンオフ(低クロック)状態58への遷移の可否を設定する画面の一例を示す図である。図5および図6を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置10がエンジンオフ(通常)状態56からエンジンオフ(低クロック)状態58へ遷移する動作の一例について説明する。
<ステップS11>
本体30の本体電源制御部301は、所定の条件を満たすと、画像形成装置10の省電力状態をエンジンオフ(通常)状態56へ遷移させる。
<ステップS12>
本体電源制御部301は、エンジンオフ(通常)状態56へ遷移すると、エンジン部116(プロッタ部およびスキャナ部等)の電源オフを要求するエンジン電源オフ要求を、エンジン制御部302へ送る。
<ステップS13>
エンジン制御部302は、本体電源制御部301からエンジン電源オフ要求を受け取ると、エンジン部116の電源をオフにする。
<ステップS14>
本体電源制御部301は、エンジンオフ(通常)状態56へ遷移すると、FAXユニット40の電源オフを要求するFAX電源オフ要求を、FAXユニット40のFAXユニット電源制御部401へ送る。
<ステップS15>
FAXユニット電源制御部401は、本体電源制御部301からFAX電源オフ要求を受け取ると、FAXユニット40の電源をオフにする。
<ステップS16>
画像形成装置10の省電力状態がエンジンオフ(通常)状態56へ遷移した後、一定時間(例えば、5秒)経過し、かつ、所定の条件を満たす場合、本体電源制御部301は、画像形成装置10の省電力状態をエンジンオフ(低クロック)状態58へ遷移させる。ここで、所定の条件とは、例えば、メモリカードリーダ115でのメモリカードにアクセスしている状態でない場合、操作部20の電源がオフの場合、かつ、FAXユニット40の電源がオフの場合等である。例えば、メモリカードリーダ115においてメモリカードへのアクセス処理が動作している場合、エンジンオフ(低クロック)状態58だと当該処理が遅くなる可能性があるため、エンジンオフ(低クロック)状態58には遷移できない。また、FAXユニット40の電源がオンの場合には、リンギングに対する着呼判定を正常に行わせるため、エンジンオフ(低クロック)状態58には遷移できない。
なお、上述の所定の条件には、例えば、図6に示すような操作部20の操作パネル106に表示される設定画面で、設定部306によりエンジンオフ(低クロック)状態58への遷移を許可とする設定にされている場合も含まれるものとしてもよい。なお、図6に示す設定画面の例では、エンジンオフ(低クロック)状態58への遷移を許可にする設定が選択された状態を示している。エンジンオフ(低クロック)状態58では、CPUのクロック周波数が下がった状態のため、消費電力は下がるが、画像形成装置10における各処理が、例えば、エンジンオフ(通常)状態56であるときと比べて遅くなる。そのため、そのような状態になるのを防止したいユーザもいると想定されるので、図6に示すような、ユーザがエンジンオフ(低クロック)状態58への遷移を許可するかしないかを設定できるような設定画面を設けるものとすれよばい。エンジンオフ(通常)状態56からエンジンオフ(低クロック)状態58へ移行しようとした場合、図6に示す設定画面で設定部306により設定された設定情報を参照し、許可しない設定になっていた場合は、エンジンオフ(通常)状態56に留まるようにすればよい。
そして、本体電源制御部301は、エンジンオフ(低クロック)状態58へ遷移すると、メモリカードリーダ115等のデバイスの電源オフを要求するデバイス電源オフ要求を、デバイス制御部303へ送る。
<ステップS17>
デバイス制御部303は、本体電源制御部301からデバイス電源オフ要求を受け取ると、デバイスの電源をオフにする。
<ステップS18>
本体電源制御部301は、エンジンオフ(低クロック)状態58へ遷移すると、CPUのクロック周波数を下げるためのクロックダウン指令を、CPU制御部305へ送る。
<ステップS19>
CPU制御部305は、本体電源制御部301からクロックダウン指令を受け取ると、CPUのクロック周波数を下げる。ここで、CPUのクロック周波数の下げ方としては、例えば、予め定められた所定量(ただし、予め定められた下限値以下には下げない)だけクロック周波数を下げたり、または、現状のクロック周波数に対して予め定められた所定の割合分だけクロック周波数を下げる等が挙げられる。CPU制御部305は、例えば、CPU111およびCPU121のクロック周波数を、800[MHz]から20[MHz]に下げる。なお、上述のクロック周波数は一例であり、システムの仕様に応じて適宜変更可能である。さらに、CPU111およびCPU121それぞれのクロック周波数を独立に変更する仕様としてもよい。
以上のステップS11~S19の流れで、画像形成装置10は、エンジンオフ(通常)状態56からエンジンオフ(低クロック)状態58へ遷移する。
(着呼判定のためのエンジンオフ(低クロック)状態58からエンジンオフ(高クロック)状態57への遷移動作)
図7は、実施形態に係る画像形成装置において、着呼信号を受信することによってエンジンオフ(低クロック)状態58からエンジンオフ(高クロック)状態57へ遷移する動作の一例を示すシーケンス図である。図7を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置10が着呼判定のためにエンジンオフ(低クロック)状態58からエンジンオフ(高クロック)状態57へ遷移する動作の一例について説明する。
<ステップS31>
まず、画像形成装置10は、エンジンオフ(低クロック)状態58であるものとする。エンジンオフ(低クロック)状態58である場合、FAXユニット40のリンギング検知部402は、FAX回線を介して、着呼信号(例えば、1100[Hz]のCNG信号)の受信(検知する入力信号の一例)を検知した場合、当該着呼信号を、FAXユニット電源制御部401へ送る。
<ステップS32>
FAXユニット電源制御部401は、リンギング検知部402から着呼信号を受け取ると、FAXユニット40の電源をオンにする。
<ステップS33>
FAXユニット電源制御部401は、FAXユニット40の電源をオンにすると、受け取った着呼信号を、リンギング判定部403へ送る。
<ステップS34>
リンギング判定部403は、受け取った着呼信号が着呼を示すものかノイズを示すものかを判定する着呼判定(通信に係る特定の機能の一例)を実行する。この場合、FAXユニット40の電源がオンであり、後述するステップS40においてCPU111、CPU121のクロック周波数が上がった状態となるので、当該着呼判定は、CPU111、CPU121のクロック周波数が上がった状態で実行されることとなる。すなわち、図7に示すステップS31~S34に示す着呼信号に対する着呼判定と、後述するステップS35~S40に示すCPU111、CPU121のクロック周波数を上げる処理とは、並行して実行されるものである。そのため、説明の便宜上、ステップS35~S40に示すCPU111、CPU121のクロック周波数を上げる処理をシーケンス上で後段に記載している。なお、上述のように、CPUのクロック周波数を上げる処理において、本実施形態ではCPU111およびCPU121の2つのクロック周波数を上げる処理を採用しており、以下、単に「CPUのクロック周波数を上げる(下げる)」と記載する場合がある。ただし、CPU111、CPU121を独立に制御して、必要な方のCPUのクロック周波数のみを変更する(上げる)処理を採用してもよい。
以上のステップS31~S34の処理は、リンギング検知部402により着呼信号の受信が検知されるたびに実行される。ただし、すでにFAXユニット40の電源がオンになっている場合は、ステップS32をスキップする。
<ステップS35>
画像形成装置10がエンジンオフ(低クロック)状態58である場合、本体電源制御部301は、所定時間ごと(例えば、毎秒)に、FAXユニット40の電源状態の確認を要求するFAX状態確認要求を、FAXユニット状態確認部304へ送る。
<ステップS36>
FAXユニット状態確認部304は、本体電源制御部301から受け取ったFAX状態確認要求を、FAXユニット40のFAXユニット電源制御部401へ送る。
<ステップS37>
FAXユニット電源制御部401は、FAX状態確認要求を受け取ると、FAXユニット40の電源がオンかオフかを確認し、その確認結果を含むFAX状態情報を、本体30のFAXユニット状態確認部304へ送る。
<ステップS38>
FAXユニット状態確認部304は、FAXユニット電源制御部401から受け取ったFAX状態情報を、本体電源制御部301へ送る。
<ステップS39>
本体電源制御部301は、FAXユニット状態確認部304から受け取ったFAX状態情報が、FAXユニット40の電源がオンであることを示す場合、CPUのクロック周波数を上げるためのクロックアップ指令を、CPU制御部305へ送る。
<ステップS40>
CPU制御部305は、本体電源制御部301からクロックアップ指令を受け取ると、CPUのクロック周波数を上げる。ここで、CPUのクロック周波数の上げ方としては、例えば、予め定められた所定量だけクロック周波数を上げたり、または、現状のクロック周波数に対して予め定められた所定の割合分だけクロック周波数を上げる等が挙げられる。また、受信した着呼信号の周波数とクロック周波数との差や比に基づいて、CPUのクロック周波数を上げるものとしてもよい。以上のように、FAXユニット40の電源がオンになりCPUのクロック周波数が上がると、画像形成装置10の省電力状態は、エンジンオフ(低クロック)状態58からエンジンオフ(高クロック)状態57へ遷移する。CPU制御部305は、例えば、CPU111およびCPU121のクロック周波数を、20[MHz]から800[MHz]に上げる。なお、上述のクロック周波数は一例であり、システムの仕様に応じて適宜変更可能である。さらに、上述したように、CPU111およびCPU121それぞれのクロック周波数を独立に変更する仕様としてもよい。上述のように、本体電源制御部301は、クロック周波数を上げる際に、エンジンオフ(低クロック)状態58からエンジンオフ(高クロック)状態57に遷移させる。ただし、図4に示すように、エンジンオフ状態55を維持し、この時点では待機状態51には遷移しない。
画像形成装置10がエンジンオフ(低クロック)状態58である場合、上述のステップS35~S40の処理が所定時間ごと(例えば、毎秒)に繰り返し実行される。
<ステップS41>
画像形成装置10がエンジンオフ(高クロック)状態57となり、上述のステップS34のリンギング判定部403による着呼判定の結果、着呼信号が着呼を示すものと判定された場合、FAXユニット40のFAX機能に基づくFAX受信処理を行うために、画像形成装置10は、待機状態に遷移(復帰)する。この待機状態への遷移動作の詳細は、図9(別シーケンス)で後述する。
<ステップS42>
画像形成装置10がエンジンオフ(高クロック)状態57となり、上述のステップS34のリンギング判定部403による着呼判定の結果、着呼信号がノイズを示すものと判定された場合、リンギング判定部403は、ノイズを示す判定結果を、FAXユニット電源制御部401へ送る。
<ステップS43>
FAXユニット電源制御部401は、リンギング判定部403からノイズを示す判定結果を受け取る等により、リンギングの状態が終わっていると判断した場合、FAXユニット40の電源をオフにする。
<ステップS44>
画像形成装置10がエンジンオフ(高クロック)状態57に遷移してから一定時間後(例えば、5秒後)、本体電源制御部301は、所定時間ごと(例えば、毎秒)に、FAXユニット40の電源状態の確認を要求するFAX状態確認要求を、FAXユニット状態確認部304へ送る。
<ステップS45>
FAXユニット状態確認部304は、本体電源制御部301から受け取ったFAX状態確認要求を、FAXユニット40のFAXユニット電源制御部401へ送る。
<ステップS46>
FAXユニット電源制御部401は、FAX状態確認要求を受け取ると、FAXユニット40の電源がオンかオフかを確認し、その確認結果を含むFAX状態情報を、本体30のFAXユニット状態確認部304へ送る。
<ステップS47>
FAXユニット状態確認部304は、FAXユニット電源制御部401から受け取ったFAX状態情報を、本体電源制御部301へ送る。
<ステップS48>
本体電源制御部301は、FAXユニット状態確認部304から受け取ったFAX状態情報が、FAXユニット40の電源がオフであることを示す場合、CPUのクロック周波数を下げるためのクロックダウン指令を、CPU制御部305へ送る。
<ステップS49>
CPU制御部305は、本体電源制御部301からクロックダウン指令を受け取ると、CPUのクロック周波数を下げる。以上のように、FAXユニット40の電源がオフになりCPUのクロック周波数が下がると、画像形成装置10の省電力状態は、エンジンオフ(高クロック)状態57からエンジンオフ(低クロック)状態58へ遷移する。
画像形成装置10がエンジンオフ(高クロック)状態57である場合、上述のステップS44~S49の処理が所定時間ごと(例えば、毎秒)に繰り返し実行される。
以上のステップS31~S49の流れで、画像形成装置10は、着呼判定のためにエンジンオフ(低クロック)状態58からエンジンオフ(高クロック)状態57へ遷移する。
以上のように、画像形成装置10がエンジンオフ(低クロック)状態58の場合、着呼信号の受信を検知した場合、FAXユニット40の電源をオンにし、CPUのクロック周波数を上げて、エンジンオフ(高クロック)状態57へ遷移するものとしている。これによって、エンジンオフ(低クロック)状態58で着呼信号を受信したとしても、CPUのクロック周波数を上げるので、着呼信号が着呼を示すかノイズを示すかの判定を行う着呼判定機能を正常に実行させることができる。
(着呼判定(特定の機能の一例)を正常に実行するためのエンジンオフ(低クロック)状態58からエンジンオフ(高クロック)状態57への遷移動作)
図8は、実施形態に係る画像形成装置において、CPUの使用率に基づいてエンジンオフ(低クロック)状態58からエンジンオフ(高クロック)状態57へ遷移する動作の一例を示すシーケンス図である。図8を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置10が着呼判定を正常に実行するためにエンジンオフ(低クロック)状態58からエンジンオフ(高クロック)状態57へ遷移する動作の一例について説明する。
<ステップS51>
まず、画像形成装置10は、エンジンオフ(低クロック)状態58であるものとする。画像形成装置10がエンジンオフ(低クロック)状態58である場合、本体30のCPU制御部305(制御部の一例)は、CPUの使用率のチェック(使用率の計算)を行う。
<ステップS52>
CPU制御部305により計算したCPUの使用率が所定値(例えば、90%)(第1閾値)以上である状態が、所定時間(例えば、3秒)だけ連続した場合、CPU制御部305は、CPUのクロック周波数を上げる。CPUのクロック周波数の上げ方の例は、上述した通りである。以上のように、CPUのクロック周波数が上がると、画像形成装置10の省電力状態は、エンジンオフ(低クロック)状態58からエンジンオフ(高クロック)状態57へ遷移する。
このように、CPUのクロック周波数を一時的に上昇させることによって、CPUの処理能力が上がるので、CPUの使用率の上昇の要因となっていた着呼判定が正常に実行されると共に、CPUの使用率も低下する。
<ステップS53>
CPU制御部305は、CPUのクロック周波数を上げた旨を、本体電源制御部301へ通知する。
<ステップS54>
画像形成装置10の省電力状態がエンジンオフ(高クロック)状態57へ遷移した後、一定時間(例えば、5秒)経過し、かつ、所定の条件を満たす場合、本体電源制御部301は、CPUのクロック周波数を下げるためのクロックダウン指令を、CPU制御部305へ送る。ここで、所定の条件とは、例えば、CPUの使用率の上昇の要因となっていた着呼判定が正常に実行されることによりCPUの使用率が所定値(例えば、50%)(第2閾値)以下となった場合等である。
<ステップS55>
CPU制御部305は、本体電源制御部301からクロックダウン指令を受け取ると、CPUのクロック周波数を下げる。以上のように、CPUのクロック周波数が下がると、画像形成装置10の省電力状態は、エンジンオフ(高クロック)状態57からエンジンオフ(低クロック)状態58へ遷移する。
以上のステップS51~S55の流れで、画像形成装置10は、着呼判定を正常に実行するためにエンジンオフ(低クロック)状態58からエンジンオフ(高クロック)状態57へ遷移する。
以上のように、画像形成装置10がエンジンオフ(低クロック)状態58の場合に、CPUの使用率が所定値以上である状態が、所定時間だけ連続したとき、CPUのクロック周波数を上げて、エンジンオフ(高クロック)状態57へ遷移するものとしている。これによって、CPUの処理能力が上がるので、着呼判定を正常に実行させることができると共に、CPUの使用率も低下させることができる。
(エンジンオフ(低クロック)状態58から待機状態51への遷移動作)
図9は、実施形態に係る画像形成装置において、エンジンオフ(低クロック)状態58から待機状態へ復帰する動作の一例を示すシーケンス図である。図9を参照しながら、本実施形態に係る画像形成装置10がエンジンオフ(低クロック)状態58から待機状態51へ遷移する動作の一例について説明する。図9のシーケンスの初めでは、画像形成装置10は、エンジンオフ(低クロック)状態58であるものとする。
<ステップS71>
待機状態に復帰する条件として、ユーザ70が操作部20(操作パネル106)に対して操作入力を行ったものとする。
<ステップS72>
ユーザ70の操作部20(操作パネル106)に対する操作入力によって、例えば、操作部20がスリープ状態となっていた場合、本来の操作可能状態になる。そして、操作部20の表示制御部201は、ユーザ70による操作入力を検出すると、画像形成装置10の省電力状態を、エンジンオフ(低クロック)状態58から待機状態51への復帰を要求する復帰要求を、本体30の本体電源制御部301へ送る。なお、表示制御部201が操作入力を検出するものとしているが、これに限定されるものではなく、操作に係る専用の制御部が操作入力を検出するものとしてもよい。
<ステップS73>
待機状態に復帰する条件として、図7のステップS34のリンギング判定部403による着呼判定で、着呼信号が着呼を示すもの(着呼あり)と判定されたものとする。
<ステップS74>
リンギング判定部403は、着呼判定において着呼ありと判定した場合、画像形成装置10の省電力状態を、エンジンオフ(低クロック)状態58から待機状態51への復帰を要求する復帰要求を、本体30の本体電源制御部301へ送る。
<ステップS75>
本体30の本体電源制御部301は、操作部20またはFAXユニット40から復帰要求を受け取ると、CPUのクロック周波数を上げるためのクロックアップ指令を、CPU制御部305へ送る。
<ステップS76>
CPU制御部305は、本体電源制御部301からクロックアップ指令を受け取ると、CPUのクロック周波数を上げる。CPUのクロック周波数の上げ方の例は、上述した通りである。
<ステップS77>
また、本体電源制御部301は、操作部20またはFAXユニット40から復帰要求を受け取ると、メモリカードリーダ115等のデバイスの電源オンを要求するデバイス電源オン要求を、デバイス制御部303へ送る。
<ステップS78>
デバイス制御部303は、本体電源制御部301からデバイス電源オン要求を受け取ると、デバイスの電源をオンにする。以上のように、デバイスの電源がオンになりCPUのクロック周波数が上がると、画像形成装置10の省電力状態は、エンジンオフ(低クロック)状態58からエンジンオフ(通常)状態56へ遷移する。
<ステップS79>
画像形成装置10がエンジンオフ(通常)状態56になると、本体電源制御部301は、エンジン部116(プロッタ部およびスキャナ部等)の電源オンを要求するエンジン電源オン要求を、エンジン制御部302へ送る。
<ステップS80>
エンジン制御部302は、本体電源制御部301からエンジン電源オン要求を受け取ると、エンジン部116の電源をオンにする。以上のように、エンジンオフ(通常)状態56において、エンジン部116の電源がオンになると、画像形成装置10の省電力状態は、エンジンオフ(通常)状態56から待機状態51へ遷移する。
以上のステップS71~S80の流れで、画像形成装置10は、エンジンオフ(低クロック)状態58から待機状態51へ遷移する。
なお、エンジンオフ(高クロック)状態57にいるときに、操作部20またはFAXユニット40から復帰要求が発せられた場合においても、図9と同様の流れの処理を行うものとすればよい。ただし、エンジンオフ(高クロック)状態57の場合は、CPUのクロック周波数は高い状態にあるため、図9のステップS75およびS76の処理は省略するものとすればよい。
以上のように、本実施形態に係る画像形成装置10では、CPUの処理負荷がかかる着呼判定が実行されない状態では、CPUのクロック周波数を下げた状態であるエンジンオフ(低クロック)状態58に遷移させておくものとしている。そして、当該着呼判定が実行される場合、エンジンオフ(高クロック)状態57に遷移させ、CPUのクロック周波数を上げるものとしている。これによって、CPUの処理能力が上がるので、着呼判定を正常に実行させることができると共に、CPUの使用率も低下させることができる。
特に、FAX機能に基づく着呼信号に対する着呼判定処理については、画像形成装置10がエンジンオフ(低クロック)状態58のとき、着呼信号の受信を検知した場合、FAXユニット40の電源をオンにし、CPUのクロック周波数を上げて、エンジンオフ(高クロック)状態57へ遷移するものとしている。これによって、エンジンオフ(低クロック)状態58の状態で着呼信号を受信したとしても、CPUのクロック周波数を上げるので、着呼信号が着呼を示すかノイズを示すかの判定を行う着呼判定機能を正常に実行させることができる。
また、エンジンオフ(高クロック)状態57で着呼判定を実行する処理が終了した場合は、再び、エンジンオフ(低クロック)状態58に遷移させるものとしている。これによって、画像形成装置10の消費電力を低減することが可能となる。
なお、上述のように画像形成装置10は、少なくともFAX(ファクシミリ)機能を有するMFPであるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、通信に係る特定の機能を実行する際にクロック制御を伴うさまざまな通信装置、FAX機能に関する機能以外の特定の機能を実行するユニットを備えたMFP等であってもよい。
また、上述の実施形態において、画像形成装置10の各機能部の少なくともいずれかがプログラムの実行によって実現される場合、そのプログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。また、上述の実施形態に係る画像形成装置10で実行されるプログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD-ROM(Compact Disc Read Only Memory)、フレキシブルディスク(FD)、CD-R(Compact Disk-Recordable)、またはDVD(Digital Versatile Disc)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。また、上述の実施形態に係る画像形成装置10で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成してもよい。また、上述の実施形態に係る画像形成装置10で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成してもよい。また、上述の実施形態の画像形成装置10で実行されるプログラムは、上述した各機能部のうち少なくともいずれかを含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPUが上述の記憶装置(例えば、フラッシュメモリ104およびストレージ114)からプログラムを読み出して実行することにより、上述の各機能部が主記憶装置上にロードされて生成されるようになっている。
10 画像形成装置
20 操作部
30 本体
40 FAXユニット
50 起動状態
51 待機状態
55 エンジンオフ状態
56 エンジンオフ(通常)状態
57 エンジンオフ(高クロック)状態
58 エンジンオフ(低クロック)状態
60 主電源オフ状態
70 ユーザ
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 フラッシュメモリ
105 接続I/F
106 操作パネル
107 システムバス
111 CPU
112 ROM
113 RAM
114 ストレージ
115 メモリカードリーダ
116 エンジン部
117 電源ユニット
118 接続I/F
119 通信I/F
120 システムバス
121 CPU
122 モデム
123 システムバス
130 通信路
140 ネットワーク
201 表示制御部
202 表示部
203 記憶部
301 本体電源制御部
302 エンジン制御部
303 デバイス制御部
304 FAXユニット状態確認部
305 CPU制御部
306 設定部
307 記憶部
401 FAXユニット電源制御部
402 リンギング検知部
403 リンギング判定部
特開2011-087024号公報

Claims (8)

  1. 通信装置であって、
    通信に係る特定の機能を実行する実行部と、
    前記実行部に入力される入力信号を検知する検知部と、
    前記通信装置が、第1の電力状態と、前記第1の電力状態よりも消費電力の低い第2の電力状態と、の間で遷移するように制御する第1電源制御部と、
    前記実行部のクロック周波数を変更する制御部と、
    前記実行部の電源を制御する第2電源制御部と、
    前記実行部の電源の状態を判定する第1判定部と、
    を備え、
    前記通信装置が前記第2の電力状態にあるとき、前記検知部が前記入力信号を検知した場合、
    前記第1電源制御部は、前記第2の電力状態を維持し、
    前記制御部は、前記実行部のクロック周波数を変更し、
    前記第2電源制御部は、前記検知部により前記入力信号が検知された場合、前記実行部の電源をオンにし、
    前記制御部は、前記第1判定部により前記実行部の電源がオンであると判定された場合、前記クロック周波数を上げる、
    通信装置。
  2. 前記検知部は、前記実行部としてのファクシミリ装置が着呼信号を受信したことを検知し、
    前記第2電源制御部は、前記検知部により前記着呼信号の受信が検知された場合、前記ファクシミリ装置の電源をオンにし、
    前記制御部は、前記第1判定部により前記ファクシミリ装置の電源がオンであると判定された場合、前記クロック周波数を上げ、
    前記制御部により前記クロック周波数を上げると共に、前記特定の機能として、前記着呼信号が着呼を示すか否かを判定する第2判定部を、さらに備えた請求項1に記載の通信装置。
  3. 前記第2電源制御部は、前記第2判定部により前記着呼信号が着呼を示すものでない場合、前記ファクシミリ装置の電源をオフにし、
    前記制御部は、少なくとも、前記第1判定部により前記ファクシミリ装置の電源がオフであると判定されたことを条件として、前記クロック周波数を下げる、請求項2に記載の通信装置。
  4. 前記制御部は、該制御部の使用率を計算し、
    前記検知部は、前記制御部により計算された前記使用率が第1閾値以上である状態が所定時間連続したか否かを検知し、
    前記制御部は、前記検知部により前記使用率が前記第1閾値以上である状態が前記所定時間連続したことが検知された場合、前記クロック周波数を上げる、請求項1に記載の通信装置。
  5. 前記制御部は、少なくとも、前記検知部により前記使用率が第2閾値以下となったことが検知されたことを条件として、前記クロック周波数を下げる、請求項4に記載の通信装置。
  6. 前記制御部は、前記クロック周波数を上げた後、少なくとも所定時間経過したことを条件に、該クロック周波数を下げる、請求項1~5のいずれか一項に記載の通信装置。
  7. 前記クロック周波数を下げることを許可するか否かを設定する設定部を、さらに備え、
    前記制御部は、前記設定部により前記クロック周波数を下げることを許可しないように設定されている場合、該クロック周波数を下げる条件が充足しても、該クロック周波数を下げない、請求項1~6のいずれか一項に記載の通信装置。
  8. 請求項1~7のいずれか一項に記載の通信装置を備えた、画像形成装置。
JP2017224520A 2017-11-22 2017-11-22 通信装置及び画像形成装置 Active JP7017069B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017224520A JP7017069B2 (ja) 2017-11-22 2017-11-22 通信装置及び画像形成装置
US16/135,621 US10782769B2 (en) 2017-11-22 2018-09-19 Communication device, communication controlling method, and non-transitory recording medium

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017224520A JP7017069B2 (ja) 2017-11-22 2017-11-22 通信装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019097018A JP2019097018A (ja) 2019-06-20
JP7017069B2 true JP7017069B2 (ja) 2022-02-08

Family

ID=66532924

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017224520A Active JP7017069B2 (ja) 2017-11-22 2017-11-22 通信装置及び画像形成装置

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10782769B2 (ja)
JP (1) JP7017069B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7491113B2 (ja) 2020-07-17 2024-05-28 株式会社リコー 情報処理装置、画像形成装置、及びプログラム

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002016738A (ja) 2000-06-30 2002-01-18 Ricoh Co Ltd ファクシミリ装置およびファクシミリ網呼出信号検出部
JP2003256069A (ja) 2002-03-05 2003-09-10 Ricoh Co Ltd 制御装置及び複合機
JP2004180170A (ja) 2002-11-28 2004-06-24 Nec Saitama Ltd カメラ付き携帯電子機器
JP2017177573A (ja) 2016-03-30 2017-10-05 キヤノン株式会社 PCI(Peripheral Component Interconnect)バスに接続されたPCIデバイスを備える情報処理装置及び情報処理装置の制御方法

Family Cites Families (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6128104A (en) * 1996-04-23 2000-10-03 Ricoh Company, Ltd. Communication terminal with an energy saving capability
JP2002344673A (ja) * 2001-05-17 2002-11-29 Ricoh Co Ltd 画像形成システム
US8315534B2 (en) * 2005-11-01 2012-11-20 Ricoh Company, Ltd. Image forming device to supply DC power to a load from both a main power supply device and a capacitor supply device
US7574613B2 (en) * 2006-03-14 2009-08-11 Microsoft Corporation Scaling idle detection metric for power management on computing device
JP5150598B2 (ja) 2009-10-14 2013-02-20 アラクサラネットワークス株式会社 ネットワーク管理装置
US8023842B2 (en) * 2010-01-26 2011-09-20 Ricoh Company, Ltd Methods and apparatus for adjusting printing device power consumption based on usage data
JP5857550B2 (ja) * 2011-09-05 2016-02-10 株式会社リコー 電子機器および制御プログラム
JP2013146053A (ja) * 2011-12-16 2013-07-25 Ricoh Co Ltd 画像処理装置、画像処理回路及び画像処理装置の制御方法
JP6024279B2 (ja) 2012-08-13 2016-11-16 株式会社リコー デバイス制御プログラム、情報処理装置および情報処理システム
JP6337533B2 (ja) * 2013-03-26 2018-06-06 株式会社リコー 端末、端末システム及びプログラム
JP2015170107A (ja) 2014-03-06 2015-09-28 株式会社リコー 情報機器、情報処理方法、及びプログラム
US9544448B2 (en) * 2015-03-20 2017-01-10 Ricoh Company, Ltd. Communication apparatus and method for determining connection
JP2017201456A (ja) * 2016-05-02 2017-11-09 株式会社リコー 情報処理装置、及び情報処理方法

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002016738A (ja) 2000-06-30 2002-01-18 Ricoh Co Ltd ファクシミリ装置およびファクシミリ網呼出信号検出部
JP2003256069A (ja) 2002-03-05 2003-09-10 Ricoh Co Ltd 制御装置及び複合機
JP2004180170A (ja) 2002-11-28 2004-06-24 Nec Saitama Ltd カメラ付き携帯電子機器
JP2017177573A (ja) 2016-03-30 2017-10-05 キヤノン株式会社 PCI(Peripheral Component Interconnect)バスに接続されたPCIデバイスを備える情報処理装置及び情報処理装置の制御方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019097018A (ja) 2019-06-20
US10782769B2 (en) 2020-09-22
US20190155357A1 (en) 2019-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5736120B2 (ja) 電気機器、画像形成装置、電気機器制御方法及びプログラム
US20180068345A1 (en) Information processing apparatus, method of processing information, and storage medium
US9898064B2 (en) Information processing apparatus, power control method thereof, and storage medium, with fast start up and automatic screen updating
US8462375B2 (en) Image forming apparatus, recording medium, and image forming method
US20200329168A1 (en) Image forming apparatus, control method therefor, and program
US10536600B2 (en) Printing apparatus capable of holding received print job and control method of printing apparatus
JP2002142385A (ja) サーバ装置、ネットワーク機器、ネットワークシステム並びにそれらの制御方法
US20140164805A1 (en) Data processing apparatus, method for controlling data processing apparatus, and program
JP5587050B2 (ja) 情報処理装置、情報処理装置の制御方法、及び、プログラム
JP2008103903A (ja) 画像処理装置と管理装置
JP5942846B2 (ja) 画像形成装置および画像形成プログラム
JP7017069B2 (ja) 通信装置及び画像形成装置
US20180120925A1 (en) Data processing apparatus, method of controlling data processing apparatus, and recording medium
US20170041482A1 (en) Printing apparatus having plurality of power states and control method therefor
US8958084B2 (en) Image processing apparatus having a selectable power-saving mode, and image processing method using the selectable power-saving mode
JP2021090169A (ja) 画像形成装置および画像形成装置の制御方法
US10165144B2 (en) Image forming apparatus, control method therefor, and storage medium
CN104754161A (zh) 打印装置以及打印装置的控制方法
US10564907B2 (en) Image forming apparatus, display control method, and storage medium
US11416304B2 (en) Virus scanning operation user control
US20160188215A1 (en) Information processing apparatus, memory control method for information processing apparatus, and program
US10965838B2 (en) Image forming apparatus, method for controlling image forming apparatus, and non-transitory storage medium for restricting a function
JP2020155890A (ja) 画像処理装置、画像処理方法および画像処理プログラム
US20240056536A1 (en) Information processing apparatus, method of controlling information processing apparatus, and storage medium
US20210195032A1 (en) Apparatus, method for controlling the apparatus, and storage medium

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200916

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20210208

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210824

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211005

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20211130

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20211228

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220110