JP2003256066A - クロック供給制御装置 - Google Patents

クロック供給制御装置

Info

Publication number
JP2003256066A
JP2003256066A JP2002052975A JP2002052975A JP2003256066A JP 2003256066 A JP2003256066 A JP 2003256066A JP 2002052975 A JP2002052975 A JP 2002052975A JP 2002052975 A JP2002052975 A JP 2002052975A JP 2003256066 A JP2003256066 A JP 2003256066A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
instruction
circuit
clock
functional block
counter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002052975A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Matsui
徹 松井
Tetsuji Kishi
哲司 貴志
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2002052975A priority Critical patent/JP2003256066A/ja
Publication of JP2003256066A publication Critical patent/JP2003256066A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Landscapes

  • Power Sources (AREA)
  • Executing Machine-Instructions (AREA)
  • Microcomputers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ゲーテッドクロック制御を行う場合、低消費
電力用の回路、配線を設ける必要があり、結果として回
路規模の増大を招いている。プリフェッチした命令に従
って機能ブロックを動作させるデータ処理システムにお
いて、不要な周辺回路の動作を停止させて低消費電力化
を図ることができる半導体集積回路のクロック供給制御
装置を提供する。 【解決手段】 命令供給部1は、プリフェッチした命令
を機能ブロックbに与えるとともに、プリフェッチした
命令から必要サイクル数CNのデータを抽出し、カウン
タa1にセットする。カウンタa1は、セットした必要
サイクル数をカウント終了するまで入力したクロック信
号CLKを内部クロック信号SCLKとして該当の機能
ブロックbに供給し、カウント終了によってクロック供
給を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路に
おけるクロック供給制御装置に関するものである。本発
明は、代表例としてグラフィックプロセッサ等に内蔵さ
れる描画命令供給回路に適用した場合に、消費電力低減
に好適な技術である。
【0002】
【従来の技術】図11は、ゲーテッドクロック技術に関
する従来の構成を示すブロック図である。図11に示す
命令供給回路1jは、メインクロック発生回路2jによ
り生成されるメインクロック信号CLKに基づいて動作
し、内部バス4jを介してその時々に周辺回路3aj,
3bjを選択し、アクセスする。周辺回路3aj,3b
jのアクセス検出回路5aj,5bjは、命令供給回路
1jから各周辺回路3aj,3bj毎に設定されたアド
レスに対応したアドレスADRを入力すると、イネーブ
ル信号CENを生成し、出力する。クロック制御回路6
aj,6bjは、アクセス検出回路5aj,5bjから
のイネーブル信号CENに基づいてメインクロック信号
CLKを内部回路7aj,7bjに対して動作に十分な
期間だけ内部クロック信号SCLKとして供給する。
【0003】上記において、動作に十分な期間の長さの
設定については、周辺回路3aj,3bjそれぞれにあ
らかじめ固定値として設定されている。つまり、可変す
ることはできない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来のゲーテッ
ドクロック技術では、全周辺回路内にアクセス検出回
路、クロック制御回路を必要としており、結果として回
路規模が大きくなる傾向を有している。一方、クロック
制御回路を設けないブロックが存在すると、そのブロッ
クに関してはゲーテッドクロック制御ができない。
【0005】また、周辺回路の動作期間が回路ごとに固
定であるため、回路を細分化してクロック制御を行うこ
とが困難であるとともに、無駄な電力消費を発生する傾
向がある。
【0006】本発明は、このような事情に鑑みて創案さ
れたものであり、回路規模の抑制と消費電力の削減を達
成することができるクロック供給制御装置を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、機能ブロックに対してその所要の動作に
必要な内部クロック信号を供給する期間を制御するに当
たり、クロック供給源と機能ブロックとの間にカウンタ
手段を介在させ、そのカウンタ手段で必要時間をカウン
トするものである。すなわち、本発明のクロック供給制
御装置は、プリフェッチした命令を機能ブロックに与え
る命令供給手段に、前記プリフェッチした命令から必要
サイクル数のデータを抽出する機能をもたせる。併せ
て、前記のカウンタ手段に前記命令供給手段からの必要
サイクル数のデータをセットし、セットした必要サイク
ル数をカウント終了するまで、入力したクロックを内部
クロック信号として該当の機能ブロックに供給し、カウ
ント終了によってクロック供給を停止する。
【0008】これによれば、命令に応じて最適な必要サ
イクル数を設定するので、動作期間が固定化された従来
技術に比べて、クロック信号の供給期間の設定の自由度
を拡張することができる。(突き放し制御可)。
【0009】そして、上記の機能のための構成として
は、カウンタ手段を設けることと、命令供給手段に必要
サイクル数を抽出させカウンタ手段にセットさせる機能
をもたせることであり、比較的簡単な構成でよく、回路
規模を抑える上で有利となる。
【0010】また、カウンタ手段がカウント終了すると
機能ブロックへのクロック供給を停止するので、消費電
力を削減することが可能となる。
【0011】ところで、上記構成のみでは、命令の1つ
1つに必要サイクル数を記述する必要がある。その結
果、ビット幅が大きくなり、回路規模やメモリサイズ、
ひいてはチップ面積の削減に限界をもたらす。このよう
な不都合を解消するには、次のような構成が好ましい。
【0012】すなわち、さらに、前記命令ごとの必要サ
イクル数が記述された命令サイクル参照テーブルを備え
る。そして、前記命令供給手段は、前記プリフェッチし
た命令をデコードし、デコード結果に基づいて前記命令
サイクル参照テーブルを検索して該当の必要サイクル数
を抽出するサイクル数抽出手段を備えていることであ
る。
【0013】プリフェッチした命令のデコード結果に基
づいてサイクル数抽出手段が検索する命令サイクル参照
テーブルは、命令と必要サイクル数とを対応付けたもの
である。したがって、命令自体が必要サイクル数指定の
ために賄わなければならないビット数は必要サイクル数
のビット数よりも少なくてよい。その結果、回路規模や
メモリサイズの減少が可能で、ひいてはチップ面積の縮
小が可能となる。
【0014】ところで、複数の機能ブロックが内部バス
に共通に接続され、内部バスの使用権につき各機能ブロ
ックが他の機能ブロックに対して排他的となっている場
合には、次のように構成することが好ましい。すなわ
ち、前記のカウンタ手段として、前記内部バスの使用権
を示すバスイネーブル信号が有効のときにカウント動作
が許容され、前記バスイネーブル信号が無効のときはカ
ウント動作が禁止されるように構成されていることであ
る。
【0015】対応する機能ブロックが内部バスの使用権
を獲得し、実効的な動作を行うときに限って、カウンタ
手段のカウント動作を許容する。逆に、対応する機能ブ
ロックが内部バスの使用権を有しておらず、ウェイト状
態になっているときには、カウンタ手段のカウント動作
を禁止して、カウント値が変化しないようにする。これ
により、対応する機能ブロックに対して、それが所要の
動作を完遂するのに必要な期間にわたってクロックを適
正に供給し続けることができる。
【0016】ところで、機能ブロックが複数ある場合、
機能ブロックの1つずつにカウンタ手段を割り当てると
きは、回路規模増大の傾向となる。そこで、カウンタ手
段を複数の機能ブロックで共用するように構成すること
が考えられる。それには、次の2つがある。
【0017】1つは、複数の機能ブロックに共用のカウ
ンタ手段が、前記複数の機能ブロックのいずれか1つを
選択的に制御する選択手段を備えていることである。こ
の場合、複数の機能ブロックは排他的な動作となってい
る。すなわち、同時に動作することはない。したがっ
て、カウンタ手段にセットする必要サイクル数は、制御
対象の機能ブロックの所要の動作に最適な必要サイクル
数とすればよく、カウンタ手段への必要サイクル数のセ
ットの仕方に特別な工夫はしなくてもよい。
【0018】もう1つは、複数の機能ブロックに共用の
カウンタ手段が、前記複数の機能ブロックのいずれか1
つを動作させる場合といずれか2つ以上の組み合わせを
同時的に動作させる場合とを選択的に制御する選択手段
を備えていることである。これは、複数の機能ブロック
のうちいずれか1つを排他的に動作させる場合と、いず
れか2つ以上を組み合わせたときに同時的に動作させる
場合とを含むものである。この場合、複数の機能ブロッ
クのすべてを同時的に動作させる場合も含んでいる。複
数の機能ブロックを同時に動作させる場合には、その複
数の機能ブロックの必要サイクル数のうち最長の必要サ
イクル数をカウンタ手段にセットすればよい。もっと
も、同時動作させる複数の機能ブロックの組み合わせに
ついては、必要サイクル数の差がなるべく小さいものど
うしの組み合わせとするのがよい。無駄な電力消費を極
力抑えるためである。
【0019】以上、カウンタ手段を複数の機能ブロック
に共用することにより、回路構成を簡素化し、回路規模
を抑えることができる。
【0020】なお、カウンタ手段を複数の機能ブロック
に共用する場合に、内部バス使用権の有無とカウント動
作の有効・無効の切り換えとを関連付けた上記の技術を
組み合わせて適用することも可能である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、本発明にかかわるクロック
供給制御装置の実施の形態について図面に基づいて詳細
に説明する。
【0022】(実施の形態1)図1は本発明の実施の形
態1のクロック供給制御装置の構成を示すブロック図で
ある。
【0023】このクロック供給制御装置は、命令供給部
1、クロック供給源2、命令格納メモリ3、カウンタa
1、機能ブロックbにより構成されている。命令格納メ
モリ3に格納されている命令は、各命令コードの任意の
位置に任意のビット数(今回の実施例では上位8bit)
が記述されており、命令実行に必要なサイクル数が格納
されているものとする(図2参照)。命令格納メモリ3
から命令供給部1に命令コードが供給されると、命令供
給部1は、命令コードをプリフェッチし、プリフェッチ
したデータの上位8bitに記述されている必要サイクル
数CNのデータを参照し、必要サイクル数CNをカウン
タa1にセットする。必要サイクル数CNをセットされ
たカウンタa1は、命令供給部1より命令コードが機能
ブロックbに供給されると同時に動き出し、クロック供
給源2からのクロック信号CLKを機能ブロックbに対
して内部クロック信号SCLKとして供給開始する。
【0024】カウンタa1は、必要サイクル数CN(供
給された命令の実行に必要なサイクル数)をカウントし
終わると、機能ブロックbに対する内部クロック信号S
CLKの供給を停止する。
【0025】カウンタa1の構成例を図3に示す。
【0026】このカウンタa1は、レジスタr_len、減
算器sub、セレクタse、入力側論理積回路ANDin
および出力側論理積回路ANDoutを備えている。図3
では同じレジスタr_lenを異なる局面で図示している。
レジスタr_lenは9bitのレジスタであり、カウンタ動
作スタート時にはその9bit目に“1”がセットされる
ように構成されている。入力側論理積回路ANDinには
機能ブロックを選択するためのアドレスが入力される。
この入力側論理積回路ANDinは、通常はリセット信号
resetがアサート(有効)状態にあり、レジスタr
_lenには、その9ビット目に“1”を、その他のビット
には“0”がセットされるようになっている。
【0027】レジスタr_lenの入力にはセレクタseの
出力が入力される。レジスタr_lenの出力は減算器su
bに入力される。減算器subは1クロックごとにレジ
スタr_lenの内容から“1”を減算し、その結果をセレ
クタseに出力する。セレクタseは減算器subの出
力と必要サイクル数CNを入力し、命令トリガがない通
常時は減算器subの出力を入力し、命令トリガが入力
されたときは必要サイクル数CNのデータを入力する。
レジスタr_lenはセレクタseからのデータを一時保持
し、その最上位ビット(9ビット目)を出力側論理積回
路ANDoutに出力する。出力側論理積回路ANDoutは
レジスタr_lenからのデータを反転した上で入力する。
出力側論理積回路ANDoutは、レジスタr_lenの最上
位ビットが“1”のときには非導通となり、クロック信
号CLKの機能ブロックbへの出力を禁止する。そし
て、レジスタr_lenの最上位ビットが“0”のときには
導通状態となり、クロック信号CLKを内部クロック信
号SCLKとして機能ブロックbに出力する。これがゲ
ーテッドクロック制御である。
【0028】次に、上記のように構成されたカウンタa
1の動作を説明する。
【0029】ここでは、機能ブロックbに該当する命令
アドレスの一つを“0000”とする。
【0030】初期状態において、入力側論理積回路AN
Dinはリセット信号resetの“1”をレジスタr_l
enに出力していて、レジスタr_lenはリセットされ、そ
の9ビット目には“1”が、8〜1ビット目にはそれぞ
れ“0”が固定的にセットされている。すなわち、レジ
スタr_lenの内容は、“100000000”となって
いる。9ビット目が“1”であるため、出力側論理積回
路ANDoutは非導通状態であり、内部クロック信号S
CLKは出力されない。
【0031】機能ブロックbに割り当てられたアドレス
“0000”が入力側論理積回路ANDinに入力される
と、リセット信号resetはネゲート(無効)状態と
なり、9ビット目が“0”に設定される。そして、アド
レスと同時に入力される命令トリガによってセレクタs
eが入力端子「1」側に切り換えられ、命令供給部1か
らの必要サイクル数CNのデータが選択される。セレク
タseで選択された必要サイクル数CNがレジスタr_l
enにセットされる。例えば、必要サイクル数CNが「2
55」の場合、レジスタr_lenには“01111111
1”がセットされる。この場合に、9ビット目は“0”
である。なお、レジスタr_lenのビット幅については、
最大サイクル数に必要なビット幅に1ビットを加えたビ
ット幅が必要である。
【0032】次のタイミングからは、セレクタseは入
力端子「0」側に切り換えられ、減算器subの出力が
選択される。減算器subはレジスタr_lenの値から
“1”を減算し、セレクタseに出力する。減算器su
bはクロック信号CLKの立ち上がりごとに減算を行
う。すなわち、最初にレジスタr_lenにセットされた必
要サイクル数CNから1クロックごとに“1”を減算し
ていく。
【0033】例えば、上記の例の場合、0111111
11(「255」)→011111110(「25
4」)→………→000000001(「1」)→00
0000000(「0」)のように1クロックごとにデ
クリメントされ、“000000000”まで減って、
さらに“1”減算されると、アンダーフローするに至
り、オール“1”の“111111111”となる。
【0034】レジスタr_lenに必要サイクル数CNのデ
ータが最初にセットされてからアンダーフローするまで
は、9ビット目は“0”に保持されるので、出力側論理
積回路ANDoutは導通状態を保持し、クロック供給源
2から入力されてくるクロック信号CLKを内部クロッ
ク信号SCLKとして機能ブロックbに供給する。
【0035】レジスタr_lenが必要サイクル数CNのカ
ウントを終えてアンダーフローとなると、前記のオール
“1”に伴い、9ビット目が“1”に反転される。その
結果、出力側論理積回路ANDoutは非導通となり、内
部クロック信号SCLKの供給が停止される。すなわ
ち、供給された命令実行に必要な必要サイクル数CNを
カウントし終わると同時に機能ブロックbへ供給される
内部クロック信号SCLKは0固定となるため、機能ブ
ロックbへのクロック供給が停止される。
【0036】以上、本発明の実施の形態1の構成によれ
ば、入力命令ごとに必要サイクル数CNを変更するよう
にしたので、自由度が高く、突き放し制御可能なゲーテ
ッドクロックを実現できる。
【0037】なお、出力側論理積回路ANDoutからの
内部クロック信号SCLKを複数の機能ブロックに共通
に供給するようにしてもよい。すなわち、カウンタa1
を複数の機能ブロックごとにまとめて設けることで、回
路規模増加を抑える。併せて、突き放し制御に基づい
て、不要回路周辺の動作を停止させることができる。
【0038】(実施の形態2)ところで、上記実施の形
態1の構成では、全ての命令コードに必要サイクル数C
Nを記述する必要がある。その結果として、ビット幅が
増大し、回路規模やメモリサイズが増加し、チップ面積
が増大する可能性がある。そこで、本実施の形態2は、
このような不都合をも解消するものである。
【0039】図4は本発明の実施の形態2のクロック供
給制御装置の構成を示すブロック図である。
【0040】このクロック供給制御装置は、命令供給部
1、クロック供給源2、命令格納メモリ3、サイクル数
抽出部4、命令サイクル参照テーブル5、カウンタa
1、機能ブロックbにより構成されている。サイクル数
抽出部4は、命令供給部1がプリフェッチした命令コー
ドのうちの上位4ビットの命令アドレスを受け取り、受
け取った命令アドレスに基づいて命令サイクル参照テー
ブル5をアクセスし、命令サイクル参照テーブル5から
該当の必要サイクル数CNのデータを抽出し、命令供給
部1に与える。
【0041】命令サイクル参照テーブル5の詳細を図5
に示す。命令サイクル参照テーブル5はROM、RAM
等のメモリであり、メモリ内の任意のアドレスには、任
意の命令コードを当てはめ、各命令コードに対応した必
要サイクル数CNが格納されている。本実施例では、命
令サイクル参照テーブル5をアドレス4bit、データ8b
itのメモリとし、そのうちアドレス部分を命令アドレ
ス、データ部分を必要サイクル数CNに当てはめてい
る。
【0042】ここでは、各機能ブロックがデコードする
命令コードのうち、機能ブロック判別部分を命令アドレ
スと呼ぶ。命令格納メモリ3よりプリフェッチした命令
コードのうち、上位4bitを命令サイクル参照テーブル
5の入力アドレスとし、対応するデータを必要サイクル
数CNとしてカウンタa1に供給する。
【0043】ここでは機能ブロックbに該当する命令ア
ドレスの一つを“0000”とする。必要サイクル数C
Nをセットされたカウンタa1は、命令供給部1より命
令コードが機能ブロックbに供給されると同時に動き出
し、クロック供給源2より入力したクロック信号CLK
を機能ブロックbに対して内部クロック信号SCLKと
して供給開始する。
【0044】命令格納メモリ3から命令アドレス“00
00”を含む命令コードが命令供給部1に供給される
と、サイクル数抽出部4は命令アドレス“0000”に
基づいて命令サイクル参照テーブル5をアクセスし、該
当する必要サイクル数CNのデータである“10000
000”を読み出し、命令供給部1に与える。また、命
令アドレスが例えば“0001”のときは必要サイクル
数CNのデータ“11000000”を読み出す。
【0045】その他の動作については、実施の形態1と
同様であり、カウンタa1が必要サイクル数CNをカウ
ントし終わると同時に機能ブロックbへのクロック供給
を停止する。
【0046】以上、本実施の形態によれば、命令サイク
ル参照テーブル5を設けてあるので、入力命令に必要サ
イクル数CNを記述することなく、命令ごとの必要サイ
クル数CNの設定を行うことができる。これにより、ビ
ット幅を減らすことができる。具体的には、実施の形態
1の場合には、必要サイクル数CNの指定のために命令
格納メモリ3において8ビット必要であったのに対し
て、本実施の形態では4ビットですむ。ビット数削減に
より、回路規模やメモリサイズを低減し、チップ面積を
減少させることが可能となる。
【0047】(実施の形態3)ところで、上記の実施の
形態1または実施の形態2の構成では、動作に内部バス
の使用権が関係する場合、機能ブロックが一旦起動した
後の他の機能ブロックの割り込みなどで内部バス使用権
が他の機能ブロックに移ったときは、再度使用権を得る
ときまでのカウント動作が齟齬をきたすことになり、初
期にセットした必要サイクル数CNのカウント動作では
機能ブロックの動作が適正に実行されなくなってしまう
という問題がある。すなわち、使用権がない期間もカウ
ント動作が継続すると、最終的に必要なクロック数が不
足することになる。そこで、本実施の形態3は、このよ
うな不都合をも解消するものである。
【0048】図6は本発明の実施の形態3のクロック供
給制御装置の構成を示すブロック図である。
【0049】このクロック供給制御装置は、命令供給部
1、クロック供給源2、命令格納メモリ3、サイクル数
抽出部4、命令サイクル参照テーブル5、内部バス6、
カウンタa2、機能ブロックb、機能ブロックif、機
能ブロックz、外部メモリMにより構成されている。
【0050】図6中の機能ブロックifはバスインター
フェースであり、機能ブロックifに関してはゲーテッ
ドクロックの対象外とする。機能ブロックb、機能ブロ
ックzは内部バス6を用いて外部メモリMにアクセスす
るものとする。
【0051】機能ブロックifは、バス使用権を取得す
れば、バスイネーブル信号BUSenがアサート(有効。
本実施例では“1”)状態となる。
【0052】図6中のカウンタa2の構成例を図7に示
す。
【0053】このカウンタa2は、実施の形態1(図
3)に比べて、セレクタが1つ加えられている。第1の
セレクタse1は図3のセレクタseと同様のものであ
り、命令トリガによって必要サイクル数CNのデータを
選択する状態とそうでない状態とを切り換えるようにな
っている。第2のセレクタse2は、減算器subと第
1のセレクタse1との間に挿入され、バスイネーブル
信号BUSenの状態変化に応じて、減算器subの出力
を選択する状態とレジスタr_lenの出力を選択する状態
とを切り換えるようになっている。その他の構成につい
ては、実施の形態1と同様であるので同一部分に同一符
号を付すにとどめ、説明を省略する。
【0054】次に、上記のように構成されたカウンタa
2の動作を説明する。
【0055】ここでは、機能ブロックbに該当する命令
アドレスの一つを“0000”とする。
【0056】初期状態は、実施の形態1の場合と同様で
ある。すなわち、入力側論理積回路ANDinからのリセ
ット信号resetによりレジスタr_lenはリセットさ
れ、その9ビット目には“1”が固定的にセットされ、
出力側論理積回路ANDoutは非導通で、内部クロック
信号SCLKは出力されない。
【0057】入力側論理積回路ANDinにアドレス“0
000”が入力され、リセット信号resetがネゲー
ト状態となると、9ビット目が“0”に設定されるとと
もに、同時に入力される命令トリガによって第1のセレ
クタse1が入力端子「1」側に切り換えられ、命令供
給部1からの必要サイクル数CNのデータが選択され
る。第1のセレクタse1で選択された必要サイクル数
CNがレジスタr_lenにセットされる。
【0058】しかし、この状態で、機能ブロックbが内
部バス6に対するバス使用権を取得していなければ、バ
スイネーブル信号BUSenがネゲート“0”の状態であ
り、第2のセレクタse2は入力端子「0」がセレクト
され、レジスタr_lenの内容である必要サイクル数CN
に対する引き算は行われない。すなわち、バス使用権を
取得してバスイネーブル信号BUSenがアサート状態に
なるまで、レジスタr_lenの値は同一に保持される。
【0059】次に、機能ブロックbが内部バス6のバス
使用権を取得し、バスイネーブル信号BUSenがアサー
ト状態になると、第2のセレクタse2が入力端子
「1」側に切り換えられ、減算器subが選択される。
これにより、レジスタr_lenの内容である必要サイクル
数CNに対する1クロックごとの引き算が行われ、レジ
スタr_lenがアンダーフローするまで、出力側論理積回
路ANDoutを導通状態に保持し、内部クロック信号S
CLKを機能ブロックbに対して供給する。
【0060】途中で機能ブロックbがバス使用権を失う
と、第2のセレクタse2が入力端子「0」側に切り換
えられ、レジスタr_lenにおけるカウント動作が実質的
に停止され、必要サイクル数CNに対する引き算の処理
が中断され、必要サイクル数CNは同じ値を保持する。
再度、バス使用権を取得すると、必要サイクル数CNの
引き算を再開する。
【0061】以上のようにして、レジスタr_lenがアン
ダーフローし、9bit目が“0”から“1”に反転する
と、すなわち、供給された命令実行に必要な必要サイク
ル数CNをカウントし終わると、出力側論理積回路AN
Doutが非導通となり、内部クロック信号SCLKは0
固定となるため、機能ブロックbへのクロック供給が停
止される。
【0062】以上、本実施の形態によれば、半導体集積
回路装置内に複数の機能ブロックが使用する内部バスが
存在する場合に、該当アドレスに相当する機能ブロック
が内部バスの使用権を取得している期間に限定してカウ
ント動作を行うので、所要の動作が終了する時刻まで内
部クロック信号SCLKを供給することができる。
【0063】(実施の形態4)次に、本発明の実施の形
態4のクロック供給制御装置を説明する。図8は実施の
形態4のクロック供給制御装置の構成を示すブロック図
である。
【0064】このクロック供給制御装置は、命令供給部
1、クロック供給源2、命令格納メモリ3、サイクル数
抽出部4、命令サイクル参照テーブル5、カウンタa
3、機能ブロックb、機能ブロックc、カウンタd3、
機能ブロックe、機能ブロックfにより構成されてい
る。
【0065】カウンタa3は、2つの機能ブロックb,
cに対する内部クロック信号sclkB,sclkCの供給の制
御を行い、カウンタd3は、2つの機能ブロックe,f
に対する内部クロック信号sclkE,sclkFの供給の制御
を行う。
【0066】機能ブロックbと機能ブロックcとは、同
時に動作しないことがあらかじめ認知されている複数の
機能ブロックの代表例である。
【0067】機能ブロックeと機能ブロックfとは、個
別に動作するモードと同時に動作するモードとがあるこ
とがあらかじめ認知されている複数の機能ブロックの代
表例である。
【0068】図9はカウンタa3の具体的構成を示すブ
ロック図である。レジスタr_len01のリセット端子に論
理和回路OR1の出力端子が接続され、論理和回路OR
1の2入力に論理積動作をする第1および第2のゲート
G1,G2が接続されている。機能ブロックを指定する
ためのアドレスが第1のゲートG1と第2のゲートG2
に共通に入力されている。なお、レジスタr_len01のビ
ット幅については、最大サイクル数に必要なビット幅に
1ビットを加えたビット幅が必要である。
【0069】第1のゲートG1は機能ブロックbに対応
している。機能ブロックbに該当する命令アドレスの一
つが“0000”であることが第1のゲートG1の4つ
の入力の態様を規定している。(すべて反転して入力す
る)。
【0070】図8にも図9にも示すように、第1のゲー
トG1の出力信号selBは論理和回路OR1と論理積回
路AND1に入力されている。出力側論理積回路AND
out1からの出力信号sclk1と第1のゲートG1の出力信
号selBが論理積回路AND1においてともにアクティ
ブになるとき、論理積回路AND1は機能ブロックbに
対して内部クロック信号sclkBを出力するようになって
いる。
【0071】第2のゲートG2は機能ブロックcに対応
している。機能ブロックcに該当する命令アドレスの一
つが“0001”であることが第2のゲートG2の4つ
の入力の態様を規定している。(1つを除き3つが反転
して入力する)。
【0072】第2のゲートG2の出力信号selCは論理
和回路OR1と論理積回路AND2に入力されている。
出力側論理積回路ANDout1からの出力信号sclk1と第
2のゲートG2の出力信号selCが論理積回路AND2
においてともにアクティブになるとき、論理積回路AN
D2は機能ブロックcに対して内部クロック信号sclkC
を出力するようになっている。
【0073】図10はカウンタd3の具体的構成を示す
ブロック図である。レジスタr_len02のリセット端子に
論理和回路OR2の出力端子が接続され、論理和回路O
R2の3入力に論理積動作をする第3、第4および第5
のゲートG3,G4,G5が接続されている。機能ブロ
ックを指定するためのアドレスが第3、第4および第5
のゲートG3,G4,G5に共通に入力されている。な
お、レジスタr_len02のビット幅については、最大サイ
クル数に必要なビット幅に1ビットを加えたビット幅が
必要である。
【0074】第3のゲートG3は機能ブロックeに対応
している。機能ブロックeに該当する命令アドレスの一
つが“0010”であることが第3のゲートG3の4つ
の入力の態様を規定している(3つが反転して入力す
る)。
【0075】第3のゲートG3の出力信号は第2の論理
和回路OR2と第3の論理和回路OR3に入力されてい
る。第3の論理和回路OR3の出力信号selEは第3の
論理積回路AND3に入力されている。出力側論理積回
路ANDout2からの出力信号sclk2と第3の論理和回路
OR3の出力信号selEが第3の論理積回路AND3に
おいてともにアクティブになるとき、論理積回路AND
3は機能ブロックeに対して内部クロック信号sclkEを
出力するようになっている。
【0076】第4のゲートG4は機能ブロックfに対応
している。機能ブロックfに該当する命令アドレスの一
つが“0011”であることが第4のゲートG4の4つ
の入力の態様を規定している。(2つが反転して入力す
る)。
【0077】第4のゲートG4の出力信号は第2の論理
和回路OR2と第4の論理和回路OR4に入力されてい
る。第4の論理和回路OR4の出力信号selFは第4の
論理積回路AND4に入力されている。出力側論理積回
路ANDout2からの出力信号sclk2と第4の論理和回路
OR4の出力信号selFが第4の論理積回路AND4に
おいてともにアクティブになるとき、論理積回路AND
4は機能ブロックfに対して内部クロック信号sclkFを
出力するようになっている。
【0078】第5のゲートG5は機能ブロックeおよび
機能ブロックfの双方に対応している。機能ブロックe
および機能ブロックfの双方に該当する命令アドレスの
一つが“1111”であることが第5のゲートG5の4
つの入力の態様を規定している。(いずれも反転な
し)。
【0079】第5のゲートG5の出力信号は第2の論理
和回路OR2と第3の論理和回路OR3と第4の論理和
回路OR4に入力されている。
【0080】次に、図8および図9を用いてカウンタa
3の動作を説明する。
【0081】機能ブロックbに該当する命令アドレス
“0000”が入力された場合、第1のゲートG1の出
力信号selBが“1”となる。第2のゲートG2の出力
信号selCは“0”のままである。出力信号selBが
“1”となり、第1の論理和回路OR1の出力であるリ
セット信号resetがネゲート状態となると、レジス
タr_len01の9ビット目が“0”に設定されるととも
に、同時に入力される命令トリガによってセレクタse
01が入力端子「1」側に切り換えられ、命令供給部1か
らの必要サイクル数CNのデータが選択される。セレク
タse01で選択された必要サイクル数CNがレジスタr
_len01にセットされる。これにより、出力側論理積回路
ANDout1を導通し、クロック信号CLKを出力信号sc
lk1として第1および第2の論理積回路AND1,AN
D2に供給する。第1の論理積回路AND1には第1の
ゲートG1からの出力信号selBの“1”が入力される
ので、機能ブロックbに対して内部クロック信号sclkB
を供給する。第2の論理積回路AND2には第2のゲー
トG2からの出力信号selCが“0”であるので、内部
クロック信号sclkCの供給はない。レジスタr_len01が
アンダーフローするまで、機能ブロックbに対してクロ
ック供給が行われる。
【0082】一方、機能ブロックcに該当する命令アド
レス“0001”が入力された場合、第2のゲートG2
の出力信号selCが“1”となる。第1のゲートG1の
出力信号selBは“0”のままである。出力信号selCが
“1”となり、第1の論理和回路OR1の出力であるリ
セット信号resetがネゲート状態となると、上記同
様にして、出力側論理積回路ANDout1を導通し、ク
ロック信号CLKを出力信号sclk1として第1および第
2の論理積回路AND1,AND2に供給する。第2の
論理積回路AND2には第2のゲートG2からの出力信
号selCの“1”が入力されるので、機能ブロックcに
対して内部クロック信号sclkCを供給する。第1の論理
積回路AND1には第1のゲートG1からの出力信号se
lBが“0”であるので、内部クロック信号sclkBの供
給はない。レジスタr_len01がアンダーフローするま
で、機能ブロックcに対してクロック供給が行われる。
【0083】以上のように、同時に動作しないことが認
知されている複数の機能ブロックに対して、入力される
命令アドレスごとに機能ブロックb、機能ブロックcを
切り換える機能を備えることで、複数の機能ブロックに
対するゲーテッドクロック制御を1つのカウンタa3で
兼用することができる。
【0084】次に、図8および図10を用いてカウンタ
d3の動作を説明する。
【0085】機能ブロックeに該当する命令アドレス
“0010”が入力された場合、第3のゲートG3の出
力信号が“1”となり、第3の論理和回路OR3の出力
信号selEが“1”となる。第4のゲートG4の出力信
号selFは“0”のままである。出力信号selEが“1”
となり、第2の論理和回路OR2の出力であるリセット
信号resetがネゲート状態となると、レジスタr_l
en02の9ビット目が“0”に設定されるとともに、同時
に入力される命令トリガによってセレクタse02が入力
端子「1」側に切り換えられ、命令供給部1からの必要
サイクル数CNのデータが選択される。セレクタse02
で選択された必要サイクル数CNがレジスタr_len02に
セットされる。これにより、出力側論理積回路ANDou
t2を導通し、クロック信号CLKを出力信号sclk2とし
て第3および第4の論理積回路AND3,AND4に供
給する。第3の論理積回路AND3には第3の論理和回
路OR3からの出力信号selEの“1”が入力されるの
で、機能ブロックeに対して内部クロック信号sclkEを
供給する。第4の論理積回路AND4には第4の論理和
回路OR4からの出力信号selFが“0”であるので、
内部クロック信号sclkFの供給はない。レジスタr_len
02がアンダーフローするまで、機能ブロックeに対して
クロック供給が行われる。
【0086】一方、機能ブロックfに該当する命令アド
レス“0011”が入力された場合、第4のゲートG4
の出力信号が“1”となり、第4の論理和回路OR4の
出力信号selFが“1”となる。第3のゲートG3の出
力信号selEは“0”のままである。出力信号selFが
“1”となり、第2の論理和回路OR2の出力であるリ
セット信号resetがネゲート状態となると、レジス
タr_len02の9ビット目が“0”に設定されるととも
に、同時に入力される命令トリガによってセレクタse
02が入力端子「1」側に切り換えられ、命令供給部1か
らの必要サイクル数CNのデータが選択される。セレク
タse02で選択された必要サイクル数CNがレジスタr
_len02にセットされる。これにより、出力側論理積回路
ANDout2を導通し、クロック信号CLKを出力信号sc
lk2として第3および第4の論理積回路AND3,AN
D4に供給する。第4の論理積回路AND4には第4の
論理和回路OR4からの出力信号selFの“1”が入力
されるので、機能ブロックfに対して内部クロック信号
sclkFを供給する。第3の論理積回路AND3には第3
の論理和回路OR3からの出力信号selEが“0”であ
るので、内部クロック信号sclkEの供給はない。レジス
タr_len02がアンダーフローするまで、機能ブロックf
に対してクロック供給が行われる。
【0087】また、機能ブロックeおよび機能ブロック
fに共通に該当する命令アドレス“1111”が入力さ
れた場合、第5のゲートG5の出力信号が“1”とな
り、第3および第4の論理和回路OR3,OR4の出力
信号selE,selFがともに“1”となる。また、第2の
論理和回路OR2の出力であるリセット信号reset
がネゲート状態となる。以上の結果として、第3の論理
積回路AND3から機能ブロックeに対して内部クロッ
ク信号sclkEが供給されると同時に、第4の論理積回路
AND4から機能ブロックfに対して内部クロック信号
sclkFが供給される。両機能ブロックe,fに対するク
ロックの供給は、レジスタr_len02がアンダーフローす
るまで行われる。クロック供給の継続時間は、両機能ブ
ロックe,fに対して同じである。
【0088】以上のように本実施の形態によれば、同
時、もしくは単独に動作することが認知されている複数
の機能ブロックに対して、入力アドレスごとに機能ブロ
ックe、機能ブロックfを切り換える機構と、機能ブロ
ックe、機能ブロックfの両ブロックに対してクロック
を供給する機構を備えることで、一つのカウンタd3に
て自由度の高いゲーテッドクロック制御を行うことがで
きる。
【0089】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、命令ごと
に最適な必要サイクル数を設定するので、動作期間が固
定化された従来技術に比べて、クロック信号の供給期間
の設定の自由度を拡張することができる(突き放し制御
可)。また、ゲーテッドクロックを行う機能ブロックの
分け方について自由度が高まる。
【0090】そして、基本的な構成は、カウンタ手段を
設けることと、命令供給手段に必要サイクル数を抽出さ
せカウンタ手段にセットさせる機能をもたせることであ
り、比較的簡単な構成でよく、回路規模の増大を抑制す
ることができる。
【0091】さらに、カウンタ手段がカウント終了する
と機能ブロックへのクロック供給を停止し、必要以上の
クロック供給は原則行わないので、消費電力を削減する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1のクロック供給制御装
置の構成を示すブロック図
【図2】 本発明の実施の形態における命令コードの説
明図
【図3】 本発明の実施の形態1のクロック供給制御装
置におけるカウンタの具体的構成を示す回路図
【図4】 本発明の実施の形態2のクロック供給制御装
置の構成を示すブロック図
【図5】 本発明の実施の形態2のクロック供給制御装
置における命令サイクル参照テーブルの説明図
【図6】 本発明の実施の形態3のクロック供給制御装
置の構成を示すブロック図
【図7】 本発明の実施の形態3のクロック供給制御装
置におけるカウンタの具体的構成を示す回路図
【図8】 本発明の実施の形態4のクロック供給制御装
置の構成を示すブロック図
【図9】 本発明の実施の形態4のクロック供給制御装
置における1つのカウンタの具体的構成を示す回路図
【図10】 本発明の実施の形態4のクロック供給制御
装置における別のカウンタの具体的構成を示す回路図
【図11】 ゲーテッドクロック技術に関する従来の構
成を示すブロック図
【符号の説明】
1 命令供給部 2 クロック供給源 3 命令格納メモリ 4 サイクル数抽出部 5 命令サイクル参照テーブル 6 内部バス a1 カウンタ b 機能ブロック CN 必要サイクル数 SCLK 内部クロック信号
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5B033 BC00 BC06 BC08 5B062 AA01 AA05 HH01 5B079 BA12 BA15 BB01 BC01

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プリフェッチした命令を機能ブロックに
    与えるとともに、前記プリフェッチした命令から必要サ
    イクル数のデータを抽出する命令供給手段と、 クロックを入力するとともに前記命令供給手段からの必
    要サイクル数のデータをセットし、セットした必要サイ
    クル数をカウント終了するまで前記入力したクロックを
    内部クロック信号として該当の機能ブロックに供給し、
    カウント終了によってクロック供給を停止するカウンタ
    手段とを備えているクロック供給制御装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記命令ごとの必要サイクル数
    が記述された命令サイクル参照テーブルを備え、 前記命令供給手段は、前記プリフェッチした命令をデコ
    ードし、デコード結果に基づいて前記命令サイクル参照
    テーブルを検索して該当の必要サイクル数を抽出するサ
    イクル数抽出手段を備えている請求項1に記載のクロッ
    ク供給制御装置。
  3. 【請求項3】 前記機能ブロックは、内部バスの使用権
    を他の機能ブロックに対して排他的に有するものに構成
    され、 前記カウンタ手段は、前記内部バスの使用権を示すバス
    イネーブル信号が有効のときにカウント動作が許容さ
    れ、前記バスイネーブル信号が無効のときはカウント動
    作が禁止されるように構成されている請求項1または請
    求項2に記載のクロック供給制御装置。
  4. 【請求項4】 前記カウンタ手段は、複数の機能ブロッ
    クに共用のものに構成され、 前記カウンタ手段が、前記複数の機能ブロックのいずれ
    か1つを選択的に制御する選択手段を備えている請求項
    1から請求項3までのいずれかに記載のクロック供給制
    御装置。
  5. 【請求項5】 前記カウンタ手段は、複数の機能ブロッ
    クに共用のものに構成され、 前記カウンタ手段が、前記複数の機能ブロックのいずれ
    か1つを動作させる場合といずれか2つ以上の組み合わ
    せを同時的に動作させる場合とを選択的に制御する選択
    手段を備えている請求項1から請求項3までのいずれか
    に記載のクロック供給制御装置。
JP2002052975A 2002-02-28 2002-02-28 クロック供給制御装置 Pending JP2003256066A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002052975A JP2003256066A (ja) 2002-02-28 2002-02-28 クロック供給制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002052975A JP2003256066A (ja) 2002-02-28 2002-02-28 クロック供給制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003256066A true JP2003256066A (ja) 2003-09-10

Family

ID=28664528

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002052975A Pending JP2003256066A (ja) 2002-02-28 2002-02-28 クロック供給制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003256066A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008536201A (ja) * 2005-03-04 2008-09-04 インテル コーポレイション クロック分布領域へのクロック分布シーケンスの制御
JP2010049632A (ja) * 2008-08-25 2010-03-04 Brother Ind Ltd 集積回路
CN102884489A (zh) * 2010-05-03 2013-01-16 高通股份有限公司 针对通信端口采用可变时钟选通滞后的设备和方法
CN116631469A (zh) * 2023-07-19 2023-08-22 长鑫存储技术有限公司 时钟信号生成电路、方法及存储器

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008536201A (ja) * 2005-03-04 2008-09-04 インテル コーポレイション クロック分布領域へのクロック分布シーケンスの制御
JP2010049632A (ja) * 2008-08-25 2010-03-04 Brother Ind Ltd 集積回路
CN102884489A (zh) * 2010-05-03 2013-01-16 高通股份有限公司 针对通信端口采用可变时钟选通滞后的设备和方法
JP2013527963A (ja) * 2010-05-03 2013-07-04 クアルコム,インコーポレイテッド 通信ポートに可変クロックゲーティングヒステリシスを使用する装置および方法
US9285860B2 (en) 2010-05-03 2016-03-15 Qualcomm Incorporated Apparatus and methods employing variable clock gating hysteresis for a communications port
CN116631469A (zh) * 2023-07-19 2023-08-22 长鑫存储技术有限公司 时钟信号生成电路、方法及存储器
CN116631469B (zh) * 2023-07-19 2023-12-01 长鑫存储技术有限公司 时钟信号生成电路、方法及存储器
CN116631469B9 (zh) * 2023-07-19 2024-06-25 长鑫存储技术有限公司 时钟信号生成电路、方法及存储器

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3226055B2 (ja) 情報処理装置
WO2008023426A1 (fr) Dispositif de traitement de tâche
WO2008023427A1 (fr) Dispositif de traitement de tâche
JPH03231320A (ja) マイクロコンピュータシステム
US11392407B2 (en) Semiconductor device
US7822952B2 (en) Context switching device
US6125440A (en) Storing executing instruction sequence for re-execution upon backward branch to reduce power consuming memory fetch
JP2003256066A (ja) クロック供給制御装置
EP1728151A2 (en) Instruction pipeline
US20030163659A1 (en) Electronic device for data processing, such as an audio processor for an audio/video decoder
KR100705872B1 (ko) 몇몇의 명령원으로부터의 명령 실행 프로세서 및 방법
EP1285340B1 (en) Shared bus interface for digital signal processor
JP4498705B2 (ja) キャッシュシステム
JP2504191B2 (ja) マイクロプロセッサ
JP2004086556A (ja) マイクロコントローラ
JPH05298088A (ja) マイクロコンピュータ
JP2005275703A (ja) プロセッサ及びコンテキスト切り替え方法
JP2985244B2 (ja) 情報処理装置
JP2667585B2 (ja) デジタルプロセッサ
KR100314079B1 (ko) 자동 채널 메모리 제어방법
JPH0778753B2 (ja) マイクロコンピュータ
JPH04370832A (ja) プロセッサ回路
JPH0876876A (ja) マイクロプロセッサのクロック供給制御回路
JPH04311225A (ja) マイクロプロセッサ命令実行方式
CA1209273A (en) High-speed auxiliary computer plug-in units