JPH0778753B2 - マイクロコンピュータ - Google Patents

マイクロコンピュータ

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JPH0778753B2
JPH0778753B2 JP63175802A JP17580288A JPH0778753B2 JP H0778753 B2 JPH0778753 B2 JP H0778753B2 JP 63175802 A JP63175802 A JP 63175802A JP 17580288 A JP17580288 A JP 17580288A JP H0778753 B2 JPH0778753 B2 JP H0778753B2
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伸一 岡田
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、マイクロコンピュータ上で実行するプログラ
ムを開発するためのプログラム開発用マイクロコンピュ
ータに関する。
〔従来の技術〕
一般にマイクロコンピュータ上で動作するプログラムの
開発は、プログラムの実行動作を対象のマイクロコンピ
ュータと同一に行なう事ができ、ある特定アドレスでの
プログラム実行の中断機能(以下、ブレーク機能と記
す)と、その時のメモリ内容の読みだし及び変更機能等
のプログラムのデバックを容易に行なえるような機能と
を持つプログラム開発支援ツール(以下ICEと記す)が
用いられる。ICE上で前記の様な機能を実現するため
に、通常のマイクロコンピュータの機能に、マイクロコ
ンピュータ内部の動作(命令コードフェッチ,データア
クセス等)を表わす内部ステータス信号の出力、ICE用
の特殊割り込み機能(以下、SV割り込みと記す)等の機
能を付加したプログラム開発用マイクロコンピュータ
(以下、エバチップと記す)が用いられる。
このエバチップが対象とするマイクロコンピュータの一
つにワンチップマイクロコンピュータと呼ばれるものが
あり、マイクロコンピュータ内部にメモリを持ち、多く
の入出力ポートを持っている。又、入出力ポートの一つ
は、マイクロコンピュータ外部にメモリを拡張する時
に、バス及び制御信号の入出力端子としても動作する機
能を持つ。
従来のエバチップを用いたICEの構成を第5図のブロッ
ク図を用いて説明する。第5図に示すICEは、エバチッ
プ310と、エミュレーションメモリ320と、ユーザメモリ
330と、オルタネートメモリ340と、ブレーク機能回路35
0と、デコード回路360と、チップセレクト回路370と、I
/Oエミュレート回路380で構成されている。
エミュレーションメモリ320は、エバチップ310が対象と
するマイクロコンピュータではマイクロコンピュータの
内部に含まれているメモリに相当する。又、ユーザメモ
リ330は、エバチップ310が対象とするマイクロコンピュ
ータではマイクロコンピュータの外部に置かれているメ
モリにあたる。上記の二つのメモリは、ユーザが開発し
たプログラム(以下、ユーザプログラムと記す)がプロ
グラム及びデータ領域として用いている。SV割り込み処
理時のモニタプログラム及びデータ領域の格納アドレス
は、ユーザプログラムのプログラム及びデータ領域と重
なるので、その格納領域として、オルタネートメモリ34
0を用いる。
ブレーク機能回路350は、後述するステータス信号301と
第1ADバス390とEALE311を監視して所定のアドレスの命
令実行時にエバチップ310に対し出力しているSV割り込
み要求信号302をアクティブにする機能を持つ。
デコード回路360は、後述するステータス信号301を監視
しエバチップ310がメモリアクセスのバスサイクルを実
行中に、データアクセス信号303に1を出力する機能を
持つ。
チップセレクト回路370は、データアクセス信号303と後
述する第1ADバス390とEALE311と第1出力ポート304とSV
MOD信号306を監視し、オルタネートメモリ340とエミュ
レーションメモリ320とI/Oエミュレート回路380に対し
て、第1チップセレクト信号307と第2チップセレクト
信号308と第3チップセレクト信号309を出力する。チッ
プセレクト信号が1の時、対象メモリはデータアクセス
を行なう事が出来る。第6図Aに、チップセレクト回路
370の構成を示す。デコーダ379は、後述する第1ADバス3
90をEALE信号311のタイミングでラッチし、その値がユ
ーザメモリ330の領域なら0を、エミュレーションメモ
リ320の領域なら1を、デコーダ出力381に出力する。第
6図Bに、この回路の真理値を示す。
I/Oエミュレート回路380は、対象とするマイクロコンピ
ュータが持っている入出力ポートをエミュレートする機
能を持つ。又その入出力ポートは外部メモリ拡張端子を
兼ねている。そのため後述するPSEL信号321の値によっ
て、第2ADバス400を、バスとして使用するか入出力ポー
トとして使用するかを指定する事が出来る。外部メモリ
拡張端子として使用される時は、第1ADバス390と第2AD
バス400、EAIE信号311とALE信号314、FRD信号312とRD信
号315、EWR信号313とWR信号316を接続する。
エバチップ310は、命令実行処理を行ない、SV割り込み
中は1を出力するSVMOD信号306と、I/Oエミュレート回
路38の第2ADバス400をバスとして使用するか入出力ポー
トとして使用するかを指定するPSEL信号321と、現在の
エバチップ310の内部状態を示すステータス信号301とプ
ログラムで設定可能な第1出力ポート304を出力する。
第1ADバス390は、メモリアクセス時に、アドレス及びデ
ータのやり取りを行なうバスである。又第1ADバス390上
のアドレス出力タイミングを指定するEAL信号311とメモ
リ読み出し及び書き込みタイミングを指定するERD信号3
12とEWR信号313を出力する。
第1ADバス390を、オルタネートメモリ340とエミュレー
ションメモリ320とI/Oエミュレート回路380とエバチッ
プ310を接合している。第2Aバス400は、ユーザメモリ33
0とI/Oエミュレート回路380を接続している。
次に第7図AないしEのタイミングチャートを用いて、
ICE動作時のメモリアクセスの動作について説明する。
これらの図で、t1−t2,t3−t4,t4−t5は、命令コードフ
ェッチのタイミングをt2−t3は、データアクセスのタイ
ミングを示している。そのため、t2−t3期間中データア
クセス信号303が1となっている。又データアクセス時
のタイミングで、実線はメモリからの読み込み、破線は
メモリへの書き込みを示す。
第7図Aは、ユーザプログラムを実行している時のエミ
ュレーションメモリ320への、第7図Bは、ユーザプロ
グラムを実行している時のユーザメモリ330へのメモリ
アクセスのタイミングチャートである。SV割り込み処理
を行なっていないので、SVMOD信号306は0になってい
る。そのため、第1チップセレクト信号307は0にな
る。ここでメモリアクセスのアドレスが、エミュレーシ
ョンメモリ320の領域ならば、第2チップセレクト信号3
08が1になりエミュレーションメモリ320がメモリアク
セス可能となる。メモリアクセスのアドレスが、ユーザ
メモリ330の領域ならば、第3チップセレクト信号309が
1になりユーザメモリ330がメモリアクセス可能とな
る。エバチップ310は、エミュレーションメモリ320及び
ユーザメモリ330に対して命令コードフェッチ、データ
アクセスの処理を行ないユーザプログラムを実行する。
第7図Cは、オルタネートメモリ340内に格納されるモ
ニタプログラムがオルタネートメモリ340に対して、命
令コードフェッチ及びデータアクセスしている時のタイ
ミングチャートである。SV割り込み処理中なので、SVMO
D信号306は1になっている。第1出力ポート304は0と
なっている。第6図Bより第1チップセレクト信号307
は1になり、第2チップセレクト信号308と第3チップ
セレクト信号309は0となりオルタネートメモリ340がメ
モリアクセス可能となる。エバチップ310は、オルタネ
ートメモリ340に対して命令コードフェッチ、データア
クセスの処理を行ないモニタプログラムを実行する。
第7図Dは、SV割り込み処理時にモニタプログラムがエ
ミュレーションメモリ320に対してデータアクセスをす
る時の、第7図Eは、SV割り込み処理時にモニタプログ
ラムがエミュレーションメモリ330に対してデータアク
セスをする時のタイミングチャートである。SV割り込み
処理中なので、SVMOD信号306は1になっている。t1−t2
の時点ではデータアクセス信号303が0となるので、第
1チップセレクト信号307は1、第2チップセレクト信
号308は0、第3チップセレクト信号309は0となり、オ
ルタネートメモリ340がアクセス可能となり、オルタネ
ートメモリ340から命令コードフェッチが行なわれる。
モニタプログラムによって、t11の時点で第1出力ポー
ト304が1に設定された後、t2−t3でデータアクセスが
行なわれると第1チップセレクト信号307は0になる。
データアクセスのアドレスが、エミュレーションメモリ
320の領域ならば第2チップセレクト信号308は1とな
り、エミュレーションメモリ320はアクセス可能となり
エミュレーションメモリ330からデータアクセスが行な
われる。データアクセスのアドレスが、ユーザメモリ33
0の領域ならば第3チップセレクト信号309は1となり、
ユーザメモリ330にRD信号315とWR信号316が出力されユ
ーザメモリ330からデータアクセスが行なわれる。t3の
時点でデータアクセス信号303が0となるので、第1チ
ップセレクト信号307は1、第2チップセレクト信号308
は0、第3チップセレクト信号309は0となり、オルタ
ネートメモリ340がアクセス可能となり、t3−t4,t4−t5
ではオルタネートメモリ340から命令コードフェッチが
行なわれる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した従来のエバチップを用いたICEでは、SV割り込
み処理中にエミュレーションメモリ及びユーザメモリへ
データアクセスを行なうために、メモリアクセス命令以
外に、その命令の前後で、出口ポートへの設定命令を実
行する必要があり、モニタプログラムによるエミュレー
ションメモリ及びユーザメモリへの処理を高速に行なう
事ができない。
又、オルタネートメモリとエミュレーションメモリ及び
ユーザメモリの切り替えを行なうために、ポートを1端
子づつ使用する必要があり、ユーザに対し使用するポー
トに制限を加える必要があった。
更にオルタネートメモリとエミュレーションメモリ及び
ユーザメモリを切り替えるチップセレクト信号を作成す
るために、エバチップ外部にステータス信号のデコード
回路、チップセレクト信号を作成するチップセレクト回
路、ユーザメモリに接続するバスを切り替えるバスセレ
クト回路等の付加回路が必要となりICEの部品数が増加
するという欠点があった。
〔課題を解決するための手段〕
本発明によるマイクロコンピュータは、命令実行を行な
う命令実行手段と、外部装置とデータの入出力処理を行
なう複数の入出力手段と、出力端子と、外部装置とのデ
ータ転送処理を行なうための命令による入出力処理に同
期して出力端子の状態を制御し、出力端子の状態に同期
して複数の入出力手段の中から1つを選択する選択部と
を備えている。
すなわち、本発明のエバチップは、従来のエバチップに
比べて、SV割り込み処理中にエミュレーションメモリ及
びユーザメモリに対してデータアクセスを行なうための
特殊命令が追加され、その特殊命令によりエミュレーシ
ョンメモリ及びユーザメモリに対してデータアクセスを
行なうタイミングにはそのタイミングに同期して例えば
0になる信号をエバチップ内で作成し、チップセレクト
用の信号として外部に出力している。又その信号に同期
してバス制御ユニットがバスの切り替え動作を行なって
いる。
〔実施例〕
次に、本発明の第1の実施例であるエバチップを用いた
ICEの構成を第1図のブロック図を用いて説明する。本
実施例のエバチップでは、SV割り込み処理中にエミュレ
ーションメモリ及びユーザメモリに対してデータアクセ
スを行なうための特殊転送命令が新しく設定され、その
特殊命令によりエミュレーション及びユーザメモリに対
してデータアクセスを行なうタイミングに、そのタイミ
ングに同期して0になる信号をエバチップ内で作成し、
判別用の信号として外部に出力する。又その信号に同期
してバス制御ユニットがバスの切り替え処理を行なう。
すなわち、第1図に示すICEは、本発明に基づくエバチ
ップ110と、エミュレーションメモリ120と、ユーザメモ
リ130と、オルタネートメモリ140と、ブレーク機能回路
150で構成されている。これらのうち、エミュレーショ
ンメモリ120、ユーザメモリ130、オルタネートメモリ14
0、ブレーク機能回路150の構成及び機能は、従来例で説
明したものと同一のため、詳細な説明を省略する。
エバチップ110は、CPU部110−1と、バス制御ユニット1
10−5と、CPU部110−1とバス制御ユニット110−5を
接続する第1内部バス110−4と、第1PORT110−6と、
バス制御ユニット110−5と第1PORT110−6を接続する
内部バス2 110−7と、NANDゲート110−2と、ANDゲ
ート110−3で構成される。エバチップ310が対象とする
マイクロコンピュータの入出力ポートは入出力ポート機
能と名に、外部メモリ拡張機能を有している。CPU部110
−1は、命令実行処理を行なう他に、SV割り込み中は1
を出力SVMOD信号110−10と、データアクセスのバスサイ
クルに同期して1を出力するデータアクセス信号110−
9と、CPU部110−1が本発明に基づく特殊転送命令の実
行に同期して1を出力するSIF信号110−8と、後述する
第1PORT110−6を入出力ポートとして使用するかを指定
するPSEL信号110−14をそれぞれ出力する。バス制御ユ
ニット110−5は後述するALT信号117が0の時は、CPU部
110−1からのメモリアクセスの要請を受けてそのメモ
リアクセスのアドレスに対する判別処理を行ない、アク
セスアドレスがエミュレーションメモリ120の領域なら
ば第1ADバス160に対してメモリアクセスを起こし、ユー
ザメモリ130の領域ならば第2ADバス170に対してメモリ
アクセスを起こす機能を持つ。後述するALT信号117が1
の時は、一律第1ADバス160に対してメモリアクセスを起
こす。又、バス制御ユニット110−5は、第1ADバス160
上のアドレス出力タイミングを指定するEALE信号111と
メモリ読み出し及び書き込みタイミングを指定するERD
信号112とEWR信号113と、第2内部バス110−7上のアド
レス出力タイミングを指定するIALE信号110−11とメモ
リ読み出し及び書き込みタイミングを指定するIRD信号1
10−12とIWR信号110−13もそれぞれ出力する。
第1PORT110−6は、入出力ポート機能と外部メモリ拡張
機能を有しており、PSEL信号110−14の値によって、第2
ADバス170を入出力ポートとして使用するかバスとして
使用するかが制御される。NANDゲート110−2とANDゲー
ト110−3は、CPU部110−1から出力されるSVMOD信号11
0−10と、データアクセス信号110−9と、SIF信号110−
8を使用して、バス制御ユニット110−5とオルタネー
トメモリ140とエミュレーションメモリ120を制御するた
めのALT信号117を作り出す。又エバチップ110は、現在
のエバチップ110内部の状態を示すステータス信号118も
出力している。
オルタネートメモリ140及びエミュレーションメモリ120
は、エバチップ110と第1ADバス160で接続されている。
ユーザメモリ130は、エバチップ110と第2ADバス170で接
続されている。
次に第2図AないしEのタイミングチャートを用いて、
ICE動作時のメモリアクセスの動作について説明する。
これらの図で、t1−t2,t3−t4,t4−t5は、命令コードフ
ェッチのタイミングを、t2−t3は、データアクセスのタ
イミングを示しており、t2−t3期間中データアクセス信
号110−9が1となっている。又データアクセス時のタ
イミングで、実線はメモリからの読み込み、破線はメモ
リへの書き込みを示す。
第2図Aは、ユーザプログラムを実行している時のエミ
ュレーションメモリ120への、第2図Bは、ユーザメモ
リ130へのメモリアクセスのタイミングチャートであ
る。本例ではSV割り込み処理を行なっていないので、SV
MOD信号110−10は0でALT信号117も0となる。ALT信号1
17によって制御されるバス制御ユニット110−5は、ALT
信号117が0なのでエミュレーションメモリ120を参照対
象とする。エバチップ110は、エミュレーションメモリ1
20とユーザメモリ130に対して命令コードフェッチ、デ
ータアクセスの処理を行ないユーザプログラムを実行す
る。
第2図Cは、SV割り込み処理中でモニタプログラムがオ
ルタネートメモリ140に対して、命令コードフェッチ及
びデータアクセスをしている時のタイミングチャートで
ある。SV割り込み処理中なのでを、SVMOD信号110−10は
1になっている。又、特殊入出力命令は使用していない
のでSIF信号110−8は0になっている。前記2つの信号
の値よりALT信号117は1となり、ALT信号117によって制
御されるバス制御ユニット110−5は、一律第1ADバス16
0を選択し、オルタネートメモリ140がメモリアクセス可
能となる。エバチップ110は、オルタネートメモリ140に
対して命令コードフェッチ、データアクセスの処理を行
ないモニタプログラムを実行する。
第2図DはSV割り込み処理時にモニタプログラムがエミ
ュレーションメモリ120に、第2図EはSV割り込み処理
時にモニタプログラムがユーザメモリ130に対して、デ
ータアクセスをする時のタイミングチャートである。SV
割り込み処理中なので、SVMOD信号110−10は1になって
いる。t1−t2のタイミングは命令コードフェッチのタイ
ミングなので、データアクセス信号110−9が0となっ
ているので、ALT信号117が1になり、ALT信号117によっ
て制御されるバス制御ユニット110−5は、一律第1ADバ
ス160を選択し、オルタネートメモリ140がメモリアクセ
スの対象となる。t2−t3のタイミングは特殊転送命令に
よるデータアクセスのタイミングを示しSIF信号110−8
は1に、データアクセス信号110−9が1となり、ALT信
号117が0になる。そのためALT信号117によって制御さ
れるバス制御ユニット110−5は、第2図Dではメモリ
アクセスの対象がエミュレーションメモリ120なので、
第1ADバス160を選択しエミュレーションメモリ120がメ
モリアクセスの対象になる。又第2図Eの場合、対象は
ユーザメモリ130なので、エバチップ110は、ユーザメモ
リ130に対して、データアクセスを行なう。t3−t4,t4−
t5のタイミングはデータアクセス信号110−9が0とな
っているので、ALT信号117が1になりALT信号117によっ
て制御されるバス制御ユニット110−5は、一律第1ADバ
ス160を選択し、オルタネートメモリ140がメモリアクセ
スの対象になる。エバチップ110、オルタネート140に対
して、命令コードフェッチを行なう。
次に、本発明の第2の実施例であるエバチップを用いた
ICEはデータアクセスの対象をオルタネートメモリから
エミュレーションメモリ及びユーザメモリに切り替える
特殊命令1と、データアクセスの対象をエミュレーショ
ンメモリ及びユーザメモリからオルタネートメモリに切
り替える特殊命令2を有する。
第3図に示すICEは、本発明に基づくエバチップ210と、
エミュレーションメモリ220と、ユーザメモリ230と、オ
ルタネートメモリ240と、ブレーク機能回路250で構成さ
れている。これらのうち、エミュレーションメモリ22
0、ユーザメモリ230、オルタネートメモリ240、ブレー
ク機能回路250の構成及び機能は、従来例で説明したも
のと同一のため、詳細な説明を省略する。
エバチップ210は、CPU部210−1と、バス制御ユニット2
10−5と、CPU部210−1とバス制御ユニット210−5を
接続する第1内部バス210−4と、第1PORT210−6と、
バス制御ユニット210−5と第1PORT210−6を接続する
第2内部バス210−7と、RSFF210−15と、NANDゲート21
0−2と、ANDゲート210−3とを有する。これらのう
ち、バス制御ユニット210−5と、信号線の第1内部バ
ス210−4と、PORT1 210−6と、第2内部バス210−7
は実施例1で説明したものと同じため、詳細な説明を省
略する。CPU部210−1は、命令実行処理を行ない、SV割
り込み中は1を出力するSVMOD信号210−10と、CPU部210
−1のメモリアクセスの要請がデータアクセスの場合そ
のバスサイクルに同期して1を出力するデータアクセス
信号210−9と、特殊命令1の実行に同期してシングル
パルスが出力されるFSET信号210−16と、特殊命令2の
実行に同期してシングルパルスが出力されるFCLR信号21
0−17と、第1PORT210−6を入出力ポートとして使用す
るかを指定するPSEL信号210−14を出力する。RS−FF210
−15とNANDゲート210−2とANDゲート210−3は、CPU部
210−1から出力されるSVMOD信号210−10と、データア
クセス信号210−9と、FSET信号210−16と、FCLR信号21
0−17を使用して、バス制御ユニット210−5とオルタネ
ートメモリ240とエミュレーションメモリ220を制御する
ためのALT信号217を作り出す。又エバチップ210は、現
在のエバチップ210内部の状態を示すステータス信号218
も出力している。
次に第4図AないしEのタイミングチャートを用いて、
ICE動作時のメモリアクセスの動作について説明する。
これらの図で、t1−t2,t2−t3,t4−t5は、命令コードフ
ェッチのタイミングを、t3−t4を、データアクセスのタ
イミングを示している。そのため、t3−t4期間中データ
アクセス信号210−9が1となっている。又データアク
セス時のタイミングで、実線はメモリからの読み込み、
破線はメモリへの書き込みを示す。
第4図A,Bのタイミングチャートは、ユーザプログラム
を実行している時のエミュレーションメモリ220とユー
ザメモリ230へのメモリアクセスのタイミングチャート
である。この動作は、前述の実施例と同じため詳細な説
明は省略する。
第4図Cのタイミングチャートは、SV割り込み処理中に
モニタプログラムがオルタネートメモリ240に対して、
命令コードフェッチ及びデータアクセスをしている時の
タイミングチャートである。SV割り込み処理中なので、
SVMOD信号210−10は1になっているが、特殊命令1は使
用していないのでRS−FF210−15はRESET状態となってい
る。前記2つの信号の値より、ALT信号217は1となりAL
T信号217によって制御されるバス制御ユニット210−5
は、一律第1ADバス260を選択しオルタネートメモリ240
がメモリアクセスの対象となる。エバチップ210は、オ
ルタネートメモリ240に対して命令コードフェッチ,デ
ータアクセスの処理を行ないモニタプログラムを実行す
る。
第4図Dのタイミングチャートは、SV割り込み処理時に
モニタプログラムがエミュレーションメモリ220に対し
て、第4図Eのタイミングチャートは、SV割り込み処理
時にモニタプログラムがユーザメモリ230に対してデー
タアクセスをする時のタイミングチャートである。SV割
り込み処理中なので、SVMOD信号210−10は1になってい
る。t1−t2,t2−t3のタイミングは命令コードフェッチ
のタイミングなので、データアクセス信号210−9が0
となっているので、ALT信号217が1になりALT信号217に
よって制御されるバス制御ユニット210−5は、一律第1
ADバス260を選択しオルタネートメモリ240がメモリアク
セスの対象となる。エバチップ210は、オルタネートメ
モリ240に対して、命令コードフェッチを行なう。t3−t
4のタイミングはエミュレーション220に対してのデータ
アクセスのタイミングを示している。t11の時点で、特
殊命令1の実行によりFSET信号210−16にシングルパル
スが出力され、RS−FF210−15がSETされる。データアク
セスのタイミングである。t3−t4では、RS−FF210−15
はセット状態で、データアクセス信号210−9が1とな
っているので、ALT信号217が0になりALT信号217によっ
て制御されるバス制御ユニット210−5は、メモリアク
セスのアドレスによってバスの切り替え動作を行なう。
第4図Dの場合、対象はエミュレーションメモリ220な
ので、第1ADバス260を選択しALT信号217が0なので、エ
ミュレーションメモリ220がメモリアクセスの対象とな
る。第4図Eの場合、対象はユーザメモリ230なので、
第2ADバス270を選択しエバチップ210は、ユーザメモリ2
30に対して、データアクセスを行なう。RS−FF210−15
は、t41の時点で特殊命令2によってRESETされ、ALT信
号217が1になる。
これ以降、データアクセスはオルタネートメモリ240に
対して行なわれる。t4−5tのタイミングはデータアクセ
ス信号210−9が0となっているので、ALT信号217が1
になりALT信号217によって制御されるバス制御ユニット
210−5は、一律第1ADバス260を選択し、ALT信号217が
1なので、オルタネートメモリ240がメモリアクセスの
対象となる。エバチップ210は、オルタネートメモリ240
に対して、命令コードフェッチを行なう。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明は、エバチップにSV割り込み
処理中にエミュレーションメモリ及びユーザメモリにデ
ータアクセスするため特殊命令を追加すると共に、デー
タアクセス参照バスサイクルに同期して出力値を変更す
るチップセレクト用出力端子を付加した事により、以下
に述べる効果が得られる。
エミュレーションメモリ及びユーザメモリとオルタ
ネートメモリを切り替えるチップセレクト信号をエバチ
ップ内部より供給するため、外部にチップセレクト信号
を作成するための回路を付加する必要がなく、又ユーザ
メモリをアクセスするバスを切り替えるためのバスセレ
クト回路も付加する必要がなく、ICEの部品数を削減す
る事ができる。
従来のエバチップを用いたICEのように、モニタプ
ログラム実行中にエミュレーションメモリ及びユーザメ
モリをアクセスするために、ソフトウェアで操作するポ
ートを1端子づつ設定する必要がなく、エミュレーショ
ンメモリ及びユーザメモリのアクセス速度を高める事が
出来る。
さらにSV割り込み処理中のエミュレーションメモリ
及びユーザメモリへのデータアクセスを、1命令で実行
する事ができるため、モニタプログラムからのエミュレ
ーションメモリ及びユーザメモリに対する処理を高速化
す。
SV割り込み中でのエミュレーションメモリ及びユー
ザメモリへのアクセスが1命令で実行する事ができ、モ
ニタプログラム中のエミュレーションメモリ及びユーザ
メモリへのアクセス時の手順を簡素化する事が出来る。
出力ポートの値を設定しメモリアクセス対象を切り
替えるより、特殊命令でエバチップ内部の信号を切り替
える方が速度が早いので、エバチップはSV割り込み処理
中に、本来持つ多様なメモリアクセス命令を、エミュレ
ーションメモリ及びユーザメモリに対して、高速に実行
する事が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例によるエバチップを使用した
ICEのブロック図、第2図AないしEは、第1図実施例
で使用されるエバチップの動作のタイミングチャート
図、第3図は他の実施例によるエバチップを使用したIC
Eのブロック図、第4図AないしEは、第3図実施例で
使用されるエバチップの動作のタイミングチャート図、
第5図は従来のエバチップを使用したICEのブロック
図、第6図AおよびBはそれぞれ第5図に示したチップ
セレクト回路の回路図および真理値図、第7図Aないし
Eは従来例で使用されるエバチップの動作のタイミング
チャート図。 エバチップ……110,210,310、CPU部……110−1,210−
1、NANDゲート……110−2,210−2,374、ANDゲート……
110−3,210−3,375、内部バス1……110−4,210−4、
バス制御ユニット……110−5,210−5、PORT1……110−
6,210−6、内部バス2……110−7,210−7、SIF信号…
…110−8、データアクセス信号……110−9,210−9,30
3、SVMOD信号……110−10,210−10,306、IALE信号……1
10−11,210−11、IRD信号……110−12,210−12、IRD信
号110−13,210−13、PSEL信号……110−14,210−14,32
1、EALE信号……111,211,311、ERD信号……112,212,31
2、EWR信号……113,213,303、ALE信号……114,214,31
4、RD信号……115,215,315、WR信号……116,216,316、A
LT信号……117,217、ステータス信号……118,218,301、
SV割り込み要求信号……119,219,302、エミュレーショ
ンメモリ……120,220,320、ユーザメモリ……130,230,3
30、オルタネートメモリ……140,240,340、ブレーク機
能回路……150,250,350、ADバス1……160,260,390、AD
バス2……170,270,400、RS−FF……210−15、FSET信号
……210−16、FCLR信号……210−17、出力ポート1……
304、チップセレクト信号1……307、チップセレクト信
号2……308、チップセレクト信号3……309、デコード
回路……360、チップセレクト回路……370、NORゲート
……376,377、INVERTER……378、I/Oエミュレート回路
……380。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】命令実行を行なう命令実行手段と、第一お
    よび第二の外部装置に対してデータの入出力処理を行う
    第一の入出力手段と、第三の外部装置に対してデータの
    入出力処理を行なう第二の入出力手段と、前記第二若し
    くは第三の外部装置に対してデータ転送処理を行うため
    の命令により制御信号を第一および第二の状態の一方に
    その前の状態にかかわらず制御する制御手段と、前記制
    御信号が前記一方の状態のときは前記データ転送処理の
    対象に応じて前記第一および第二の入出力手段の一方を
    選択し前記制御信号が他方の状態のときは前記第一の入
    出力手段を選択する選択手段とを備えることを特徴とす
    るマイクロコンピュータ。
JP63175802A 1988-07-13 1988-07-13 マイクロコンピュータ Expired - Lifetime JPH0778753B2 (ja)

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JP2927108B2 (ja) * 1992-07-22 1999-07-28 日本電気株式会社 インサーキットエミュレータ

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