JP2005056033A - レジスタ回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】 従来のレジスタ回路では、あらかじめ全ての動作モードに用いる設定データを保存しておく必要があるため、信号処理回路の実行前の初期化期間に多くの時間を要した。
【解決手段】 本発明のレジスタ回路は、信号処理回路9と接続された第1のレジスタと、プログラムに基づき、中央演算装置5やDMA24によりデータが入力される第2のレジスタ22と、第1のレジスタ21の持つデータを第2のレジスタ22の持つデータに更新する手段を備えている。上記構成により、信号処理回路9が実行中においても、第2のレジスタ22にデータを入力することが出来るため、信号処理回路9の実行前にあらかじめ全ての動作モードを入力することなく、最小限の動作モードを入力して信号処理回路9の実行を開始することが出来る。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明のレジスタ回路は、信号処理回路9と接続された第1のレジスタと、プログラムに基づき、中央演算装置5やDMA24によりデータが入力される第2のレジスタ22と、第1のレジスタ21の持つデータを第2のレジスタ22の持つデータに更新する手段を備えている。上記構成により、信号処理回路9が実行中においても、第2のレジスタ22にデータを入力することが出来るため、信号処理回路9の実行前にあらかじめ全ての動作モードを入力することなく、最小限の動作モードを入力して信号処理回路9の実行を開始することが出来る。
【選択図】 図1
Description
本発明は、半導体装置のモード設定に関するものである。
近年、半導体装置の微細化に伴い半導体装置の大規模化が進展してきており、開発期間および開発コストの増大により従来以上に半導体装置の多機能化、汎用化が求められている。さらに、リアルタイム性も要求されてきている。
従来の半導体装置は、固定値としていた設定値を半導体装置内部に配置したレジスタ回路で設定可能にすることにより、上記の要求を実現する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
図12は、従来のレジスタ回路のブロック図であり、図13は、上記の回路におけるレジスタ設定のタイミング図である。
図12において、レジスタ回路1は、信号処理回路9と接続された複数の設定レジスタ3で構成されるレジスタ群12と、アドレスバス6からアドレス信号をデコードし、複数の設定レジスタ3のうち一つを選択するアドレスレコーダ2と、複数の設定レジスタ3のうち一つを選択し、データバス7へ出力する出力選択回路4を備えている。
図12において、レジスタ回路1は、信号処理回路9と接続された複数の設定レジスタ3で構成されるレジスタ群12と、アドレスバス6からアドレス信号をデコードし、複数の設定レジスタ3のうち一つを選択するアドレスレコーダ2と、複数の設定レジスタ3のうち一つを選択し、データバス7へ出力する出力選択回路4を備えている。
中央演算装置5は、マイコンやDSPなどで構成され、レジスタ回路1とアドレスバス6、データバス7及び各種イネーブル信号8からなる制御信号を介して、接続される。
アドレスレコーダ2は、アドレスバス6から受け取った信号により設定レジスタ3を選択するとともに、イネーブル信号8によりライト動作を選択している場合はライト用コントロール信号10をまたイネーブル信号8によりリード動作を選択した場合はリード用セレクト信号11を出力するように構成されている。
アドレスレコーダ2は、アドレスバス6から受け取った信号により設定レジスタ3を選択するとともに、イネーブル信号8によりライト動作を選択している場合はライト用コントロール信号10をまたイネーブル信号8によりリード動作を選択した場合はリード用セレクト信号11を出力するように構成されている。
設定レジスタ3は少なくとも1ビット以上のフリップフロップやメモリ素子により構成されアドレスデコーダ2から出力されるライトコントロール信号10によりデータバス7のデータをライト出来るように構成されている。出力選択回路4はアドレスデコーダ2から出力されたリード用セレクト信号11の制御に従い選択した設定レジスタ3のデータをデータバス7へ出力する様に構成している。
さらに、レジスタ回路1は、レジスタ群12と同じ構成のスタックレジスタ13を複数備えており、レジスタ群12とスタックレジスタ13は、それぞれが持つ複数の設定レジスタ3のデータを交換できるように構成されている。
データ交換回路16は、複数の設定レジスタ3とは異なるアドレス空間に配置されており、アドレスデコーダ2がアドレスバス6及びイネーブル信号8のデータに基づき、データ交換用コントロール信号15を出力し、制御する。
また、アドレスデコーダ2の交換選択レジスタ14がデータバス7のデータに基づき、レジスタ群12とデータの交換を行うスタックレジスタ13を選択する。
図13において、初期化期間では、まず、信号処理回路9の動作モード1における設定データをレジスタ群12に書き込み、データ交換回路16を用いて、レジスタ群12のデータとスタックNo.1のスタックレジスタ13のデータを交換することにより、動作モード1における設定データをスタックNo.1のスタックレジスタ13に保存する。同様の方法を繰り返して、信号処理回路9の全ての動作モードにおける設定データを複数のスタックレジスタ13に保存する。
図13において、初期化期間では、まず、信号処理回路9の動作モード1における設定データをレジスタ群12に書き込み、データ交換回路16を用いて、レジスタ群12のデータとスタックNo.1のスタックレジスタ13のデータを交換することにより、動作モード1における設定データをスタックNo.1のスタックレジスタ13に保存する。同様の方法を繰り返して、信号処理回路9の全ての動作モードにおける設定データを複数のスタックレジスタ13に保存する。
次に、信号処理実行期間では、信号処理回路9が必要とする動作モードの設定データを1サイクルでスタックレジスタ13よりレジスタ群12に読み出すことができるため、信号処理回路9はレジスタ群12の設定レジスタ3を使用して、リアルタイムな応答が可能となる。
また、割り込み制御等での設定データの一時的な退避としてスタックレジスタ13を用いることが出来る。
特開平9−134293号公報(第2−3頁、第10図)
しかしながら、従来のレジスタ回路では、リアルタイム応答性を実現するには、あらかじめ信号処理回路の全ての動作モードに用いる設定データをスタックレジスタに保存しておく必要があるため、多機能化、つまり、多くの信号処理を扱う半導体装置では、レジスタ回路の増大に繋がる。
また、あらかじめ全ての動作モードに用いる設定データを保存しておく必要があるため、信号処理回路の実行前の初期化期間に多くの時間を要する。
上記従来の課題を解決するために、本発明のレジスタ回路は、信号処理回路と接続された第1のレジスタと、プログラムに基づき、中央演算装置やDMAによりデータを入力される第2のレジスタと、第1のレジスタの持つデータを第2のレジスタの持つデータに更新する手段を備えている。
上記の構成により、信号処理回路が実行中においても、第2のレジスタにデータを入力することが出来るため、信号処理回路の実行前にあらかじめ全ての動作モードを入力することなく、最小限の動作モードを入力して信号処理回路の実行を開始することが出来る。
さらに、信号処理回路が実行中に次に実行する信号処理回路のデータを第2のレジスタに入力することが出来るため、レジスタ回路の領域を大幅に低減できる。
本発明のレジスタ回路は、上記構成を有し、信号処理回路と接続するレジスタと、プログラムに基づき、データ入力を実施するレジスタを独立して選択することにより、信号処理回路の動作状態にかかわらず、後で使用するデータを信号処理回路用に選択していないレジスタに入力できるため、信号処理回路の実行前にあらかじめ全ての動作モードを入力することなく、最小限の動作モードを入力して信号処理回路の実行を開始することが出来る。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るレジスタ回路のブロック図である。図1において、図12と同じ構成要素については同じ符号を用いる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1に係るレジスタ回路のブロック図である。図1において、図12と同じ構成要素については同じ符号を用いる。
レジスタ回路1はプログラムに基づき、マイコン等の中央制御装置5もしくはDMA24からアドレスバス6、データバス7、イネーブル信号8を制御することで中央制御装置5もしくはDMA24からデータの書き込みおよび中央制御装置5もしくはDMA24へのデータの読み出しが可能な様に接続されており、またイネーブル信号8はリード・イネーブル信号、ライト・イネーブル信号等からなる信号である。
また、レジスタ回路1は、少なくとも一つの信号処理回路9と接続された少なくとも一つの設定レジスタ3で構成される第1のレジスタ21と、中央制御装置5もしくはDMA24からデータ入力される少なくとも一つの設定レジスタ3で構成される少なくとも一つの第2のレジスタ22を備えており、また、第1のレジスタ21の持つデータと相互に交換を行う少なくとも一つの第3のレジスタ23を備えてもよい。
レジスタ回路1内のアドレスデコーダ2は、ライト・イネーブル信号がアサートされた場合、ライト用コントロール信号10を出力し、アドレスバス6より受け取ったアドレス信号をデコードして、第2のレジスタ22内の任意の設定レジスタ3を選択する。上記の方法により選択された設定レジスタ3は、データバス7よりデータを受け取り、ライト用コントロール信号10に同期して、データを書き込む。
また、アドレスデコーダ2は、リード・イネーブル信号がアサートされた場合、リード用セレクト信号11を出力し、アドレスバス6より受け取ったアドレス信号をデコードして、出力選択回路4に出力する。出力選択回路4は、デコードしたアドレス信号に基づき、第2のレジスタ22内の任意の設定レジスタ3を選択し、その設定レジスタ3が保有するデータをリード用セレクト信号11に同期して、データバス7に出力する。
第1のレジスタ21内の設定レジスタ3が持つデータは、第2のレジスタ22内の設定レジスタ3が持つデータに更新できるようにフリップフロップなどにより接続されている。データ交換回路16は、上記の設定レジスタ3とは異なるアドレス値が設定されており、第2のレジスタ22には、アドレスデコーダ2内に設けられた交換選択レジスタ14により選択できるようにレジスタ番号が割り振られている。
アドレスデコーダ2は、リード・イネーブル信号がアサートされ、アドレスバス6より受け取ったアドレス信号をデコードした値とデータ交換回路16に設定されたアドレス値が一致した場合、データ交換用コントロール信号15をデータ交換回路16に出力する。また、データバス7より設定された交換選択レジスタ14の値より、更新するデータ元のレジスタ番号を持った第2のレジスタ22を選択し、データ交換用コントロール信号15に同期して、第1のレジスタ21のデータ更新を行う。
少なくとも一つの信号処理回路9は、少なくとも一つの設定レジスタ3で構成される第1のレジスタ21と接続されており、第1のレジスタ21にデータ入力された時点で、信号処理を実行できる。
また、第2のレジスタ22は、データ交換回路16によるデータ更新時以外は、第1のレジスタ21と分離されており、第1のレジスタ21と接続されている信号処理回路9の動作状態にかかわらず、プログラムに基づき、データを入力できる。
なお、データ交換回路16は、第1のレジスタ21の持つデータと第2のレジスタ22の持つデータを交換するように構成しても良い。
また、第1のレジスタ21と交換可能に接続された第3のレジスタ23を有する場合、第3のレジスタ23も第2のレジスタ22と同様にデータ交換回路16を動作させることによって、第1のレジスタ21の持つデータと第3のレジスタ23の持つデータを交換する構成としても良い。
また、第1のレジスタ21と交換可能に接続された第3のレジスタ23を有する場合、第3のレジスタ23も第2のレジスタ22と同様にデータ交換回路16を動作させることによって、第1のレジスタ21の持つデータと第3のレジスタ23の持つデータを交換する構成としても良い。
かかる構成によれば、第2のレジスタ22と第1のレジスタ21が、プログラムに基づくデータ入力用と信号処理回路9用に作業を分担しているため、信号処理回路9が実行中で、第1のレジスタ21のデータを変更することが出来ない期間においても、第2のレジスタ22にDMA24もしくは中央演算装置5より、プログラムに基づき、後に使用するデータを入力することが可能となる。
つまり、信号処理回路9の動作状態にかかわらず、第2のレジスタ22にデータを入力することが出来るため、信号処理回路9の実行前にあらかじめ全ての動作モードを入力することなく、最小限の動作モードを入力して信号処理回路9の実行を開始することが出来る。
また、割り込み処理をする場合には、第3のレジスタ23をデータの退避場所として使用することもできる。
図2は、本発明の実施の形態1に係るレジスタ回路におけるレジスタ設定の第1のタイミング図である。
図2は、本発明の実施の形態1に係るレジスタ回路におけるレジスタ設定の第1のタイミング図である。
図2において、第2のレジスタ22が多くのデータを有する場合、データバス7等との関係で、一般的には全ての設定レジスタ3にデータ入力するには複数サイクルを必要とする。
次に信号処理回路9の初期状態から処理実行までの手順を説明する。
手順1:プログラムに基づき、第2のレジスタ22に、複数サイクルを要してデータ1を入力する。
手順2:データ交換回路16により第1のレジスタ21のデータを第2のレジスタ22のデータに更新する。ここで、第1のレジスタ21と第2のレジスタ22の設定レジスタ3はフリップフロップ等で接続されているため、1サイクルで更新が可能である。また、信号処理回路9は第1のレジスタ21の設定レジスタ3と接続しており、信号処理回路9の制御に用いるデータをすぐに使用できる。
手順3:第1のレジスタ21が持つデータ1を用いて、信号処理回路9が実行されている間に、第2のレジスタ22に次の制御に用いるデータ2を入力する。
手順4:データ1を用いた信号処理回路9の非実行時、例えば、実行終了後に第1のレジスタ21の持つデータを第2のレジスタ22に入力したデータ2に更新し、データ2を用いた信号処理回路9を実行する。
手順1:プログラムに基づき、第2のレジスタ22に、複数サイクルを要してデータ1を入力する。
手順2:データ交換回路16により第1のレジスタ21のデータを第2のレジスタ22のデータに更新する。ここで、第1のレジスタ21と第2のレジスタ22の設定レジスタ3はフリップフロップ等で接続されているため、1サイクルで更新が可能である。また、信号処理回路9は第1のレジスタ21の設定レジスタ3と接続しており、信号処理回路9の制御に用いるデータをすぐに使用できる。
手順3:第1のレジスタ21が持つデータ1を用いて、信号処理回路9が実行されている間に、第2のレジスタ22に次の制御に用いるデータ2を入力する。
手順4:データ1を用いた信号処理回路9の非実行時、例えば、実行終了後に第1のレジスタ21の持つデータを第2のレジスタ22に入力したデータ2に更新し、データ2を用いた信号処理回路9を実行する。
以降、手順3及び4を繰り返して、信号処理回路9に必要なデータをレジスタ回路1に入力し、信号処理回路9を実行する。
なお、信号処理回路9の非実行状態または実行終了の検出は、事前にスケジューリングが出来ている場合は検出不要であるが、上記の検出が必要な場合には、終了フラグを入れるレジスタにポーリングアクセスして検出するか、中央演算装置5に対し、割り込みをかけ、終了フラグの検出を行うことで対応する。
なお、信号処理回路9の非実行状態または実行終了の検出は、事前にスケジューリングが出来ている場合は検出不要であるが、上記の検出が必要な場合には、終了フラグを入れるレジスタにポーリングアクセスして検出するか、中央演算装置5に対し、割り込みをかけ、終了フラグの検出を行うことで対応する。
また、本発明の実施の形態1に係るレジスタ回路1内の第1のレジスタ21、第2のレジスタ22及び第3のレジスタ23は、設定レジスタ3以外に中央演算装置5もしくはDMA24からの入力の開始を表すデータを保存する入力開始レジスタ26を備えても良い。入力開始レジスタ26は、例えば、ライト用コントロール用信号10に同期させてフラグを立てる構成にする。
プログラムに基づき、第2のレジスタ22にデータを入力するには、複数サイクルを要するが、何らかの理由により入力が実行できなかった場合においても、入力開始レジスタ26を設けることにより、直ちに不実行が判明するため、最小限の遅延でリカバリーすることが可能となる。
なお、入力開始レジスタ26を設けるレジスタは、少なくとも中央演算装置5もしくはDMA24からのデータ入力が実施されるレジスタであれば良く、実施の形態1のレジスタ回路1のように全てのレジスタに必ずしも設ける必要はない。
また、第1のレジスタ21、第2のレジスタ22及び第3のレジスタ23は、設定レジスタ3が少なくとも1つの信号処理回路9のどのような動作状態に用いられるデータであるのかを判別するためのデータを保存する動作モードレジスタ25を備えても良い。
複雑な割り込み処理が行われる場合、各レジスタにどのようなデータが保存されているかは通常、中央演算装置5が記憶しているが、本構成を取ることにより、中央演算装置5もしくはDMA24が動作モードレジスタ25にアクセスすれば、直ちに動作状態を把握することが出来るため、中央演算装置5の負荷を減らすことが出来る。
なお、動作状態としては、信号処理回路9において、省電力モード、標準モード、ユーザモードなどがある。
本発明の実施の形態1に係るレジスタ回路におけるレジスタ設定の第1のタイミング図では、第2のレジスタ22にデータを入力するのに複数サイクルを要することを説明したが、この入力時間を短縮する方法として、第2のレジスタ22に信号処理回路9と関連付けて初期状態を持たせる方法がある。
本発明の実施の形態1に係るレジスタ回路におけるレジスタ設定の第1のタイミング図では、第2のレジスタ22にデータを入力するのに複数サイクルを要することを説明したが、この入力時間を短縮する方法として、第2のレジスタ22に信号処理回路9と関連付けて初期状態を持たせる方法がある。
例えば、図1の回路では、2つの信号処理回路9と2つの第2のレジスタ22があり、一方の信号処理回路9と一方の第2のレジスタ22を関連付け、他方の信号処理回路9と他方の第2のレジスタ22を関連付けたとする。
2つの第2のレジスタ22は、それぞれ関連付けられた信号処理回路9の複数の動作状態(省電力モード、標準モード、ユーザモード)に変更するのに最も時間を要しないように初期状態を設定される。したがって、各動作状態に設定するには、初期状態から各動作状態への変更分だけをデータ入力することで実施できるため、全体的には、データ入力時間の短縮を図ることが出来る。
また、第2のレジスタ22の設定レジスタ3を初期状態にするには、プログラムに基づき、第2のレジスタ22へリセット信号を入力することで対応するとよい。
図3は、本発明の実施の形態1に係るレジスタ回路におけるレジスタ設定で複数の第2のレジスタ22を活用した場合のタイミング図である。
図3は、本発明の実施の形態1に係るレジスタ回路におけるレジスタ設定で複数の第2のレジスタ22を活用した場合のタイミング図である。
図3において、データ1を用いる信号処理回路9の実行期間が比較的、長い場合には、複数の第2のレジスタ22に対し、次に実行するデータ2以外にデータ3も第2のレジスタ22に入力することが出来る。
したがって、データ2を用いる信号処理回路9の実行期間が、第2のレジスタ22にデータを入力するのに要する期間より短い場合にも事前にデータ入力しているため、リアルタイムな応答が可能である。
なお、複数の第2のレジスタ22と第1のレジスタ21が相互に書き込むを行う様に構成された場合には、複数の第2のレジスタ22は、割り込み処理時のデータの一時退避場所として使用することも可能である。
図4は、本発明の実施の形態1に係るレジスタ回路におけるレジスタ設定で割り込み処理を実施した場合のタイミング図である。
図4において、割り込み処理を実施するために第3のレジスタ23をデータの退避場所として用いた場合について説明する。
図4において、割り込み処理を実施するために第3のレジスタ23をデータの退避場所として用いた場合について説明する。
まず、プログラムに基づき、第2のレジスタ22にデータ1を入力した後、第1のレジスタ21を第2のレジスタ22の持つデータ、つまりデータ1に更新し、信号処理回路9は、このデータ1を用いて、処理を実行する。
次に、データ1を用いた信号処理回路9の実行中に第2のレジスタ22に入力されたデータ2を用いた信号処理を割り込ませるために、第1のレジスタ21が持つデータ1を第3のレジスタ23の持つデータと交換することにより、データ1を第3のレジスタ23に退避させる。
その後、第1のレジスタ21のデータを第2のレジスタ22が持つデータ2に更新して、割り込み処理を行い、データ2を用いた信号処理の実行終了後に第3のレジスタ23のもつデータ1と第1のレジスタ21の持つデータ2を交換することにより、第1のレジスタ21にデータ1を復帰させ、データ1を用いる信号処理を再開する。
上記のように、第3のレジスタ23を使用することにより、割り込み処理にも対応することが出来る。なお、第3のレジスタ23は、中央演算装置5もしくはDMA24よりデータ入力を行うことができる構成にする必要はない。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2に係るレジスタ回路のブロック図である。図5において、図1と同じ構成要素については同じ符号を用いる。
(実施の形態2)
図5は、本発明の実施の形態2に係るレジスタ回路のブロック図である。図5において、図1と同じ構成要素については同じ符号を用いる。
本発明の実施の形態2に係るレジスタ回路は、本発明の実施の形態1に係るレジスタ回路と類似な回路構成であるが、第2のレジスタ22だけでなく、第1のレジスタ21もプログラムに基づき、中央演算装置5もしくはDMA24によりデータ入力が可能な構成である。
また、第2のレジスタ22に接続された出力選択回路4だけでなく、第1のレジスタ21に第2の出力選択回路27を接続しても良い。第2の出力選択回路27を設けることにより、第1のレジスタ21のデータをデータバス7を介して、中央演算装置5もしくはDMA24に読み出すことが出来る。
図6は、本発明の実施の形態2に係るレジスタ回路におけるレジスタ設定のタイミング図である。
図6において、第1のレジスタ21は中央演算装置5もしくはDMA24より直接データ入力が可能なため、第1のレジスタ21にデータ1を入力後、直ちにデータ1を用いた信号処理回路9を実行できる。
図6において、第1のレジスタ21は中央演算装置5もしくはDMA24より直接データ入力が可能なため、第1のレジスタ21にデータ1を入力後、直ちにデータ1を用いた信号処理回路9を実行できる。
したがって、本発明の実施の形態1に係るレジスタ回路に比べ、信号処理回路9の初期状態から最初の信号処理の開始において、データ更新の必要性がないため、より短時間で信号処理回路9の実行を開始することが出来る。
ただし、第1のレジスタ21は信号処理回路9に接続されているため、直接データ入力は、信号処理回路9が非実行時に実施されなければならない。
なお、本発明の実施の形態2に係るレジスタ回路は、本発明の実施の形態1に係るレジスタ回路が有する効果も併せ持つ。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3に係るレジスタ回路のブロック図であり、図8は、本発明の実施の形態3に係るレジスタ回路におけるレジスタ設定のタイミング図である。図7において、図5と同じ構成要素については同じ符号を用いる。
なお、本発明の実施の形態2に係るレジスタ回路は、本発明の実施の形態1に係るレジスタ回路が有する効果も併せ持つ。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3に係るレジスタ回路のブロック図であり、図8は、本発明の実施の形態3に係るレジスタ回路におけるレジスタ設定のタイミング図である。図7において、図5と同じ構成要素については同じ符号を用いる。
本発明の実施の形態3に係るレジスタ回路は、本発明の実施の形態2に係るレジスタ回路と同様に、第1のレジスタ21と第2のレジスタ22にプログラムに基づき、中央演算装置5もしくはDMA24によりデータ入力が可能である。
第1のレジスタ21の持つ設定レジスタ3と第2のレジスタの持つ設定レジスタ3は、同一のアドレス空間を共有しており、アドレスデコーダ2内に配置された入力選択レジスタ28の値により入力選択回路29が第1のレジスタ21及び第2のレジスタ22から入力を実施するレジスタ及び設定レジスタ3を選択するよう構成されている。
かかる構成によれば、図8のレジスタ設定のタイミング図にて示されているようにデータ入力の際に入力するレジスタを選択するサイクル(図8において、「選択」と記載。)を必要とするが、レジスタ回路1のアドレス空間を本発明の実施の形態1及び2にかかるレジスタ回路に比べ、低減することが出来る。
なお、データ入力するレジスタの選択を切り替える手段として、複数のイネーブル信号8を用いて実施してもよい。
(実施の形態4)
図9は、本発明の実施の形態4に係るレジスタ回路のブロック図であり、図10は、本発明の実施の形態4に係るレジスタ回路におけるレジスタ設定のタイミング図である。本発明の実施の形態4にかかるレジスタ回路は、メモリマップドレジスタ回路である。図9において、図5と同じ構成要素については同じ符号を用いる。
(実施の形態4)
図9は、本発明の実施の形態4に係るレジスタ回路のブロック図であり、図10は、本発明の実施の形態4に係るレジスタ回路におけるレジスタ設定のタイミング図である。本発明の実施の形態4にかかるレジスタ回路は、メモリマップドレジスタ回路である。図9において、図5と同じ構成要素については同じ符号を用いる。
図9において、本発明の実施の形態4に係るレジスタ回路は、本発明の実施の形態2に係るレジスタ回路1と同様、プログラムに基づき、中央制御装置5もしくはDMA24から設定レジスタ3へのデータの書き込みおよび中央制御装置5もしくはDMA24へのデータの読み出しが可能な様に接続されている。
また、レジスタ回路1は、中央制御装置5もしくはDMA24からデータ入力される少なくとも一つの設定レジスタ3で構成される複数のレジスタ31と、信号処理回路9と接続するレジスタ31を複数のレジスタ31からいずれか一つ、選択する出力バンク選択回路35と、データ入力するレジスタ31を複数のレジスタ31からいずれか一つ、選択する入力バンク選択回路34を備えている。
かかる構成によれば、出力バンク選択回路35及び入力バンク選択回路34は、アドレスデコーダ2内に配置された出力バンク選択レジスタ33及び入力バンク選択レジスタ32に基づき、複数のレジスタ31からそれぞれ、レジスタ31を選択できるため、出力バンク選択回路35によって選択されたレジスタ31を用いた信号処理回路9の実行中に、入力バンク選択回路34によって選択された別のレジスタ31にデータを入力できる。
つまり、信号処理回路9の動作状態にかかわらず、複数のレジスタ31のうち、信号処理回路9に用いられていない、いずれかのレジスタ31にデータを入力できるため、信号処理回路9の実行前にあらかじめ全ての動作モードを入力することなく、最小限の動作モードを入力して信号処理回路9の実行を開始することが出来る。
図10は、本発明の実施の形態4に係るレジスタ回路におけるレジスタ設定のタイミング図である。
図10において、複数のレジスタ31の各々が多くのデータを有する場合、データバス7等との関係で、一般的には全ての設定レジスタ3にデータ入力するには複数サイクルを必要とする。
図10において、複数のレジスタ31の各々が多くのデータを有する場合、データバス7等との関係で、一般的には全ての設定レジスタ3にデータ入力するには複数サイクルを必要とする。
次に信号処理回路9の初期状態から処理実行までの手順を説明する。
手順1:入力バンク選択レジスタ32にデータ入力するレジスタ31のバンクNO.を入力し、該当するレジスタ31をアクティブ状態にする。
手順2:入力バンク選択レジスタ32により選択されたレジスタ31にデータ1を入力する。
手順3:出力バンク選択レジスタ33に信号処理回路9で用いるレジスタ31のバンクNO.を入力し、該当するレジスタ31を複数のレジスタ31より選択し、信号処理回路9を実行する。
手順4:信号処理回路9を実行中に、手順1及び2を行い、次に使用するデータ2を入力する。
手順5:データ1を用いた信号処理回路9の非実行時、例えば、実行終了後に出力バンク選択レジスタ33でデータ2を入力したレジスタ31を選択し、信号処理回路9を実行する。
手順1:入力バンク選択レジスタ32にデータ入力するレジスタ31のバンクNO.を入力し、該当するレジスタ31をアクティブ状態にする。
手順2:入力バンク選択レジスタ32により選択されたレジスタ31にデータ1を入力する。
手順3:出力バンク選択レジスタ33に信号処理回路9で用いるレジスタ31のバンクNO.を入力し、該当するレジスタ31を複数のレジスタ31より選択し、信号処理回路9を実行する。
手順4:信号処理回路9を実行中に、手順1及び2を行い、次に使用するデータ2を入力する。
手順5:データ1を用いた信号処理回路9の非実行時、例えば、実行終了後に出力バンク選択レジスタ33でデータ2を入力したレジスタ31を選択し、信号処理回路9を実行する。
以降、手順4及び5を繰り返して、信号処理回路9に必要なデータをレジスタ回路1に入力し、信号処理回路9を実行する。
なお、信号処理回路9の非実行状態または実行終了の検出は、事前にスケジューリングが出来ている場合は検出不要であるが、上記の検出が必要な場合には、終了フラグを入れるレジスタにポーリングアクセスして検出するか、中央演算装置5に対し、割り込みをかけ、終了フラグの検出を行うことで対応する。
なお、信号処理回路9の非実行状態または実行終了の検出は、事前にスケジューリングが出来ている場合は検出不要であるが、上記の検出が必要な場合には、終了フラグを入れるレジスタにポーリングアクセスして検出するか、中央演算装置5に対し、割り込みをかけ、終了フラグの検出を行うことで対応する。
また、複数のレジスタ31は、設定レジスタ3以外に中央演算装置5もしくはDMA24からの入力の開始を表すデータを保存する入力開始レジスタ26を備えても良い。入力開始レジスタ26は、例えば、ライト用コントロール用信号10に同期させてフラグを立てる構成にする。
また、複数のレジスタ31は、設定レジスタ3が少なくとも1つの信号処理回路9のどのような動作状態に用いられるデータであるのかを判別するためのデータを保存する動作モードレジスタ25を備えても良い。
本発明の実施の形態4に係るレジスタ回路の入力開始レジスタ26及び動作モードレジスタ25は、本発明の実施の形態1に係るレジスタ回路と同様な効果を有するので、説明を省略する。
また、本発明の実施の形態1に係るレジスタ回路と同様に、複数のレジスタ31に信号処理回路9と関連付けて初期状態を持たせる方法及びリセット信号による初期状態への復帰方法を本発明の実施の形態4にかかるレジスタ回路に用いても良く、同様な効果を有する。
なお、本発明の実施の形態4にかかるレジスタ回路は、中央演算装置5もしくはDMA24にデータを出力するために、第2の出力バンク選択回路36及び出力選択回路4を設けても良い。
この場合、第2の出力バンク選択回路36は、入力バンク選択回路34と同様に入力バンク選択レジスタ32を用いて、複数のレジスタ31より任意のレジスタ31を選択する。
出力選択回路4は、任意に選択されたレジスタ31が有する設定レジスタ3をリード用セレクト信号11と同期して、選択し、データバス7に該当するデータを出力する。
(実施の形態5)
図11は、本発明の実施の形態5に係るレジスタ回路のブロック図である。図11において、図9と同じ構成要素については同じ符号を用いる。
(実施の形態5)
図11は、本発明の実施の形態5に係るレジスタ回路のブロック図である。図11において、図9と同じ構成要素については同じ符号を用いる。
図11において、第2の出力バンク選択回路36と入力バンク選択回路34が、独立して複数のレジスタ31から任意のレジスタ31を選択するために、入力バンク選択レジスタ32に加え、第2の出力バンク選択レジスタ37を備えている。
かかる構成によれば、少なくとも3つのレジスタ31を備えたレジスタ回路1において、入力バンク選択レジスタ32、出力バンク選択レジスタ33及び第2の出力バンク選択レジスタ37を備えているため、各選択レジスタが、独立して複数のレジスタ31より、異なるレジスタ31を選択できるため、レジスタ設定の効率化が図れる。
本発明にかかるレジスタ回路は、信号処理回路の動作状態にかかわらず、第2のレジスタにデータを入力することができるため、信号処理回路の実行前にあらかじめ全ての動作モードを入力することなく、最小限の動作モードを入力して信号処理回路の実行を開始することができるという効果を有しており、このような効果が必要なコントローラ、たとえば迅速なシステムの立ち上げが必要なコントローラ等の用途にも適用できる。
1 レジスタ回路
2 アドレスデコーダ
3 設定レジスタ
4 出力選択回路
5 中央演算装置
6 アドレスバス
7 データバス
8 イネーブル信号
9 信号処理回路
10 ライト用コントロール信号
11 リード用セレクト信号
12 レジスタ群
13 スタックレジスタ
14 交換選択レジスタ
15 データ交換用コントロール信号
16 データ交換回路
21 第1のレジスタ
22 第2のレジスタ
23 第3のレジスタ
24 DMA
25 動作モードレジスタ
26 入力開始レジスタ
27 第2の出力選択回路
28 入力選択レジスタ
29 入力選択回路
31 レジスタ
32 入力バンク選択レジスタ
33 出力バンク選択レジスタ
34 入力バンク選択回路
35 出力バンク選択回路
36 第2の出力バンク選択回路
37 第2の出力バンク選択レジスタ
2 アドレスデコーダ
3 設定レジスタ
4 出力選択回路
5 中央演算装置
6 アドレスバス
7 データバス
8 イネーブル信号
9 信号処理回路
10 ライト用コントロール信号
11 リード用セレクト信号
12 レジスタ群
13 スタックレジスタ
14 交換選択レジスタ
15 データ交換用コントロール信号
16 データ交換回路
21 第1のレジスタ
22 第2のレジスタ
23 第3のレジスタ
24 DMA
25 動作モードレジスタ
26 入力開始レジスタ
27 第2の出力選択回路
28 入力選択レジスタ
29 入力選択回路
31 レジスタ
32 入力バンク選択レジスタ
33 出力バンク選択レジスタ
34 入力バンク選択回路
35 出力バンク選択回路
36 第2の出力バンク選択回路
37 第2の出力バンク選択レジスタ
Claims (33)
- 信号処理回路に接続された第1のレジスタと、
プログラムに基づきデータ入力が可能な第2のレジスタと、
前記第1のレジスタの持つデータを前記第2のレジスタに更新する手段と
を備えたレジスタ回路。 - 前記第1のレジスタと前記第2のレジスタは複数のデータを保管でき、前記第2のレジスタへのデータ入力には複数サイクルを必要とすること
を特徴とする請求項1に記載のレジスタ回路。 - 前記第1のレジスタが持つデータは前記信号処理回路の制御に用いられるデータであること
を特徴とする請求項1ないし2のいずれかに記載のレジスタ回路。 - 前記第2のレジスタへのデータ入力は前記信号処理回路の動作状態にかかわらず、実行できること
を特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載のレジスタ回路。 - 前記第1のレジスタの持つデータを第2のレジスタに更新する手段は前記信号処理回路が非実行時に、実行されること
を特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のレジスタ回路。 - 前記第2のレジスタへのデータ入力は中央演算装置もしくはDMAにより実行されること
を特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載のレジスタ回路。 - 前記レジスタ回路は前記第1のレジスタの持つデータを前記第2のレジスタに書き込めること
を特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載のレジスタ回路。 - 前記第1のレジスタは前記プログラムに基づき直接データ入力が可能であり、かつ、前記直接データ入力は前記信号処理回路が非実行時に、実行されること
を特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のレジスタ回路。 - 前記レジスタ回路は前記第2のレジスタと前記第1のレジスタが同一のアドレス空間を共有し、前記第2のレジスタと前記第1のレジスタへの前記データ入力の切り替えを制御できること
を特徴とする請求項8に記載のレジスタ回路。 - 前記データ入力の切り替えは論理回路内の直接アクセス可能なアドレス空間に配置された入力選択レジスタにより行われること
を特徴とする請求項9に記載のレジスタ回路。 - 前記レジスタ回路は複数の前記第2のレジスタで構成されること
を特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載のレジスタ回路。 - 前記レジスタ回路はさらに第3のレジスタを少なくとも1つ備え、
前記第1のレジスタの持つデータと前記第3のレジスタの持つデータを交換できることを特徴とする請求項1ないし11のいずれかに記載のレジスタ回路。 - 前記信号処理回路と関連付けられて初期状態を有する前記第2のレジスタは、前記初期状態からの変更分を前記データ入力により実施すること
を特徴とする請求項1ないし12のいずれかに記載のレジスタ回路。 - 前記第2のレジスタへのプログラムに基づくリセット信号の入力により、前記リセット信号を入力された第2のレジスタが持つデータを前記初期状態のデータに更新すること
を特徴とする請求項13に記載のレジスタ回路。 - 前記第1のレジスタもしくは前記第2のレジスタが持つデータは前記信号処理回路の動作状態を表すデータを含むこと
を特徴とする請求項1ないし14のいずれかに記載のレジスタ回路。 - 前記第1のレジスタもしくは前記第2のレジスタが持つデータは前記データ入力もしくは前記直接データ入力時に入力の開始を表すデータを含むこと
を特徴とする請求項1ないし15のいずれかに記載のレジスタ回路。 - 前記レジスタ回路は前記第1のレジスタに接続された信号処理回路を複数持つこと
を特徴とする請求項1ないし16のいずれかに記載のレジスタ回路。 - プログラムにより入力が可能な複数のレジスタと、
信号処理回路と接続するレジスタを前記複数のレジスタからいずれか1つ、選択する出力レジスタ選択手段と、
入力可能なレジスタを前記複数のレジスタからいずれか1つ、選択する入力レジスタ選択手段と
を備え、
前記出力レジスタ選択手段と前記入力レジスタ選択手段は異なるレジスタを選択できること
を特徴とするレジスタ回路。 - 前記複数のレジスタは各々、複数のデータを保管でき、前記入力可能なレジスタへのデータ入力には複数サイクルを必要とすること
を特徴とする請求項18に記載のレジスタ回路。 - 前記複数のレジスタが持つデータは前記信号処理回路の制御に用いられること
を特徴とする請求項18ないし19のいずれかに記載のレジスタ回路。 - 前記入力可能なレジスタへのデータ入力は前記信号処理回路の動作状態にかかわらず、実行できること
を特徴とする請求項18ないし20のいずれかに記載のレジスタ回路。 - 前記複数のレジスタのうち、前記信号処理回路と接続されたレジスタから別のレジスタへの前記出力レジスタ選択手段による切り替えは、前記信号処理回路が非実行時に実施されること
を特徴とする請求項18ないし21のいずれかに記載のレジスタ回路。 - 前記複数のレジスタへのデータ入力は中央演算装置もしくはDMAにより実行されること
を特徴とする請求項18ないし22のいずれかに記載のレジスタ回路。 - 前記レジスタ回路はさらに前記中央演算装置へ出力可能なレジスタを前記複数のレジスタからいずれか1つ、選択する第2の出力レジスタ選択手段を備えること
を特徴とする請求項18ないし23のいずれかに記載のレジスタ回路。 - 前記複数のレジスタは少なくとも3つのレジスタで構成され、前記出力レジスタ選択手段と前記第2の出力レジスタ選択手段と前記入力レジスタ選択手段は異なるレジスタを選択できること
を特徴とする請求項24に記載のレジスタ回路。 - 前記信号処理回路と関連付けられて初期状態を有する前記複数のレジスタは、前記初期状態からの変更分を前記データ入力により実施すること
を特徴とする請求項18ないし25のいずれかに記載のレジスタ回路。 - 前記複数のレジスタの少なくとも1つにプログラムに基づくリセット信号を入力することにより、前記リセット信号を入力されたレジスタが持つデータを前記初期状態のデータに更新すること
を特徴とする請求項26に記載のレジスタ回路。 - 前記複数のレジスタが持つデータは前記信号処理回路の動作状態を表すデータを含むこと
を特徴とする請求項18ないし27のいずれかに記載のレジスタ回路。 - 前記複数のレジスタが持つデータは前記データ入力時に入力の開始を表すデータを含むこと
を特徴とする請求項18ないし28のいずれかに記載のレジスタ回路。 - 前記複数のレジスタは複数の前記信号処理回路と接続されていること
を特徴とする請求項18ないし29のいずれかに記載のレジスタ回路。 - 信号処理回路に接続された第1のレジスタと、プログラムによりデータ入力が可能な第2のレジスタとを備えたレジスタ回路のレジスタ設定方法において、
前記プログラムにより前記第2のレジスタに第1のデータを入力するステップと、
前記第1のレジスタの持つデータを前記第2のレジスタの持つ第1のデータに更新するステップと、
前記第1のデータを用いる信号処理回路の実行中に第2のレジスタに第2のデータを入力するステップと、
前記第1のデータを用いる信号処理回路の非実行時に前記第1のレジスタの持つデータを前記第2のレジスタに入力された前記第2のデータに更新するステップと
を有するレジスタ回路のレジスタ設定方法。 - 信号処理回路に接続され、プログラムによりデータ入力が可能な第1のレジスタと、前記プログラムによりデータ入力が可能な第2のレジスタとを備えたレジスタ回路のレジスタ設定方法において、
前記信号処理回路が非実行時に前記プログラムにより前記第1のレジスタに第1のデータを入力するステップと、
前記プログラムにより前記第2のレジスタに第2のデータを入力するステップと、
前記第1のデータを用いる信号処理回路の非実行時に前記第1のレジスタの持つデータを前記第2のレジスタに入力された前記第2のデータに更新するステップと
を有するレジスタ回路のレジスタ設定方法。 - プログラムにより入力が可能な複数のレジスタと、信号処理回路と接続する前記レジスタを前記複数のレジスタからいずれか1つ、選択する出力レジスタ選択手段と、前記プログラムに基づき入力可能な前記レジスタを前記複数のレジスタからいずれか1つ、選択する入力レジスタ選択手段とを備えたレジスタ回路のレジスタ設定方法において、
前記入力レジスタ選択手段により選択された前記レジスタに第1のデータを入力するステップと、
前記第1のデータを入力した前記レジスタを前記出力レジスタ選択手段により選択するステップと、
前記第1のデータを用いる信号処理回路の実行中に前記レジスタとは異なるレジスタを前記入力レジスタ選択手段により選択し、第2のデータを入力するステップと、
前記第1のデータを用いる信号処理回路の非実行時に前記第2のデータを入力した前記異なるレジスタを前記出力レジスタ選択手段により選択するステップと
を有したレジスタ回路のレジスタ設定方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003284599A JP2005056033A (ja) | 2003-08-01 | 2003-08-01 | レジスタ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2003284599A JP2005056033A (ja) | 2003-08-01 | 2003-08-01 | レジスタ回路 |
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JP2005056033A true JP2005056033A (ja) | 2005-03-03 |
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JP2003284599A Pending JP2005056033A (ja) | 2003-08-01 | 2003-08-01 | レジスタ回路 |
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JP (1) | JP2005056033A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US8189935B2 (en) | 2008-03-27 | 2012-05-29 | Renesas Electronics Corporation | Data processing device, image encoding/decoding device and data processing system |
-
2003
- 2003-08-01 JP JP2003284599A patent/JP2005056033A/ja active Pending
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US8189935B2 (en) | 2008-03-27 | 2012-05-29 | Renesas Electronics Corporation | Data processing device, image encoding/decoding device and data processing system |
US8467618B2 (en) | 2008-03-27 | 2013-06-18 | Renesas Electronics Corporation | Data processing device, image encoding/decoding device and data processing system |
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