JP2003255908A - 液晶表示装置の駆動方法 - Google Patents

液晶表示装置の駆動方法

Info

Publication number
JP2003255908A
JP2003255908A JP2002058694A JP2002058694A JP2003255908A JP 2003255908 A JP2003255908 A JP 2003255908A JP 2002058694 A JP2002058694 A JP 2002058694A JP 2002058694 A JP2002058694 A JP 2002058694A JP 2003255908 A JP2003255908 A JP 2003255908A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
circuit
rgb
independent
viewing angle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002058694A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4044347B2 (ja
Inventor
Keizo Matsumoto
恵三 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2002058694A priority Critical patent/JP4044347B2/ja
Publication of JP2003255908A publication Critical patent/JP2003255908A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4044347B2 publication Critical patent/JP4044347B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Liquid Crystal Display Device Control (AREA)
  • Video Image Reproduction Devices For Color Tv Systems (AREA)
  • Control Of Indicators Other Than Cathode Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 液晶に印加する電圧を制御することにより、
TN液晶の視野角特性を改善する従来の液晶駆動方法に
おいて、解像度感を改善し見栄えを良好にし、有効に視
野角改善効果を得た良好な表示を行う。 【解決手投】 所望のV−T特性を得るγ変換回路をR
GB独立に複数もったRGB独立γ変換回路1と、その
切換回路2と、視野角特性を改善するように前記複数の
γデータ設定とその切替えパターンを最適に制御しγの
変調制御を行う視野角適応制御回路3と、液晶パネル4
を備え、入力信号がビデオ信号のように、動画であった
り解像度感を重視すべきソースの場合は、液晶パネルの
画素配列とRGBの輝度配分を考慮して、RGB各画素
で独立に例えばRGB、RGBの画素配列であればGの
みが逆位相の変調特性となるように、RGBの各画素を
1単位として最小パターンでγの変調を行うよう制御す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、TN液晶(ツイス
ティッドネマティック液晶)の液晶表示装置の駆動回路
と、液晶表示装置に入力する映像信号の信号処理に関す
るものであり、特に信号処理や駆動方法により、液晶表
示装置の視野角特性を拡大制御することのできる液晶表
示装置の信号処理方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶TV等において多く使用されている
TN液晶方式は、液晶のもつ屈折率異方式や捻じり配向
等により、液晶層を通過する光はその方向や角度により
さまざまな複屈折効果を受け複雑な視野角依存性を示
し、例えば一般的には上方向視角では画面全体が白っぽ
くなり、下方向視角では画面全体が暗くなり、かつ画像
の低輝度部で明暗が反転してしまうという現象が発生す
る。
【0003】この様な視野角特性については、さまざま
な方法により輝度、色相、コントラスト特性、階調特性
等について広視野角化する技術が数多く開発されてい
る。
【0004】このような技術としては、液晶パネルその
ものに対する改良や、光学的部材を用いるものが非常に
多く一般的であるが、TFT工程や液晶パネル工程が複
雑とならず、歩留まりの低下やコスト増大を引き起こさ
ない方法として、外部回路の信号処理のみで広視野角化
を図る技術についても示されている。これは、液晶セル
の印加電圧に対する透過率特性(以下、V−T特性と表
記)の視角依存性を利用し、入力信号に対する階調電圧
変換特性(以下、γ特性と表記)を、複数用意し所定の
間隔でこの切換え制御を行いながら液晶を駆動すること
により、複数の特性が視覚的に合成され視野角特性を向
上させるという技術であり、例えば、特開平7−121
144号公報「液晶表示装置」、特開平9−90910
号公報「液晶表示装置の駆動方法および液晶表示装置」
等に示されている。
【0005】このような従来の外部信号処理による広視
野角化液晶表示装置の例を図14に示す。図14では、
RGB画像信号を入力として互いに異なる複数のγ特性
を有するγ変換回路γ1、γ2と、このγ特性を画像信
号のnフレーム毎(nは自然数で、n≧2)に切換え制
御する手段とを含み、γ変換手段の出力に応じて液晶駆
動をなすようにしたもので、γ特性の切換えパターンと
しては図15に示すようにRGBトリオを1単位として
交互にかつ、連続するnフレームの対応画素には同一の
γ特性に対応した表示電圧でかつ互いに極性が異なる表
示信号電圧を印加するように構成したものである。ここ
で、図16に示すように二つのγ特性は異なる視野角が
最適視野になるよう、例えば、γ1は上視野10゜に最
適化し、γ2は下視野10゜に最適化してγ特性は固定
し、前記切換えパターンで変調することにより上下10
゜程度最適階調特性を広げるよう動作させるというもの
である。
【0006】このように従来技術では、外部回路の信号
処理のみで視野角特性を拡大する(視野角特性を改善す
る)技術としては、固定的に設定された複数のγ変換特
性を変調する方式が手法として開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
においては、視野角を広げる為に設定した複数の異なる
特性のγ特性を時空間変調しているが、これはRGBト
リオを1単位(一組)としてγの変調を行っているた
め、ある程度の視野角改善効果を出すためにγの変調度
を大きく取る(例えば図16に示すγ1、γ2を切換え
変調する場合の、γ1とγ2のγ特性の差異が大きい)
場合、γ特性の変調制御によりその変調パターンがドッ
ト状の模様として認識されてしまうという弊害がある。
従って、現実には画素数が最低でも例えばVGA(64
0×480画素)程度以上か、もしくは解像度80PP
I程度以上の液晶パネルの場合に適用できるものである
ということが前提となっている。
【0008】また、ある程度の解像度を有する液晶パネ
ルに適用した場合であっても、変調のかけ方や表示する
画像によっては、画像のエッジ部分(特に斜め線のエッ
ジ部分)では、凹凸のざらついたエッジになり(斜めの
場合はエッジが階段状になり)滑らかさを失った画像に
見えてしまう。また、細かい文字や線等においては、か
すれた文字となる、あるいは1ピクセルの線であれば点
線状に見えてしまうといった弊害が出る場合がある。
【0009】さらに、このような課題を解決するにはR
GB各画素単位での変調を行うことが考えられるが、こ
の場合は、変調パターンによっては、逆に悪影響をきた
す場合もあるうえ、細かい文字等については、偽色が発
生してしまい本来の画像から異なった画像となってしま
う場合がある。
【0010】このように、信号処理により視野角特性の
改善を図る技術においては、視野角改善の改善項目や効
果とのトレードオフにより発生する画像への弊害を抑え
ることが重要であり、この弊害については、入力される
画像信号の状態に大きく依存するものであるといえる。
しかしながら、従来例においては、このような弊害につ
いて、入力される映像信号に応じて適応的に制御する技
術の開示は何らされていない。
【0011】本発明が解決しようとする第2の課題は、
従来例ではγの変調度については、設定後は常に固定値
で使用する構成となっているので、画像によっては効果
が少なく弊害の方が大きい結果となってしまう場合があ
ることである。現実には表示する映像信号の画像の状態
や特徴等により、視野角特性に影響を受けやすい、言い
換えれば改善を必要とする画像と、逆に視野角特性に対
し比較的影響を受けにくい、言い換えれば効果が少なく
弊害の方が多いというような画像もあるが、このような
こと(画像)に対して適応できていないということであ
る。
【0012】本発明が解決しようとする第3の課題は、
このようなγ変調によって視野角特性の改善を図る技術
では、等価的に合成されるγ特性は本来のγ特性から変
わってしまうことがあり、これにより、視野角拡大処理
を実施しない場合に比べて、本来画質を変化させたくな
い正面方向の画質までもが変化してしまうことである。
【0013】本発明は、このような信号処理や駆動の制
御によって視野角特性の改善を図る技術において、上記
のような数々の問題を改善することを鑑みてなされたも
のであり、結果的により解像度の低い液晶パネルにおい
ても、このような技術を適用できるようにすることを目
的とするものである。さらに、入力される信号ソース
や、映像の状態に応じて適応制御を行い、変調パターン
によるドット模様を目立たせにくくし、エッジ部を滑ら
かに改善して文字や線のかすれや偽色についても低減す
ることにより、解像度感を改善し見栄えを良好にするこ
とを目的とするものである。また、表示する画像の状態
に適応して画質に関わる弊害を抑えて、有効に視野角改
善効果を得た良好な表示を行うことを目的とするもので
ある。
【0014】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために本発明は、液晶表示装置の駆動方法であって、
RGBが独立でかつ各々が複数のγ変換特性を有するR
GB独立γ変換回路と、前記RGB独立γ変換回路の出
力を切換えるγ切換回路と、前記RGB独立γ変換回路
のγデータ設定と前記γ切換回路の切換えパターンを制
御する視野角適応制御回路1と、液晶パネルとを備え、
1画素中(RGBトリオ一組)のRGB各々のγ特性を
異ならせることにより、画質の劣化なく視野角特性を向
上するようにしたものである。
【0015】また、映像信号の特徴に応じて、RGB各
画素単位での変調パターンか、RGBトリオ単位での変
調パターンかを使い分けて、入力信号に最適化させるよ
うにしたものである。
【0016】また、第2の課題に対しては、映像特徴検
出回路から得られた画像輪郭部や高周波成分や平坦性な
どの映像特徴情報と入力信号の階調性や色信号とによ
り、弊害を抑えて効果的に制御するようγの変調度を制
御するようにしたものである。
【0017】さらに、第3の課題に対しては、制御され
るγの変調特性に応じて、入力映像信号の色信号やγ特
性等の各パラメータを適応的に制御することにより映像
信号を補償制御するようにしたものである。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0019】(実施の形態1)図1は本発明の請求項1
から4の内容に基づいた実施の形態1における駆動方法
を行う液晶表示装置の構成ブロック図を示し、図1の本
液晶表示装置において、1は入力される映像信号データ
を液晶パネルのV−T特性より必要な所定の印加電圧に
変換するような複数のγ特性を、RGB個別に設定する
ことのできるRGB独立γ変換回路であり、2はこれを
所望の視野角特性になるよう所定の画素パターンでRG
B独立に切換え制御を行うγ切換回路であり、3は入力
される液晶パネル画素配列情報により使用する液晶パネ
ルの画素配列を考慮して最適なパターンで、前記RGB
独立γ変換回路1に対するγデータ設定と前記γ切換回
路2に対する切換え制御を行い、γの変調制御を行うよ
うに構成された視野角適応制御回路であり、4はTN液
晶で所望の方向に対し視野角依存性が大きくなるよう配
向制御されている液晶パネルである。
【0020】以上のように構成された液晶表示装置につ
いて、図1および図6、図7、図15を用いてその動作
を説明する。
【0021】まず、RGB独立γ変換回路1は、複数の
パラメータによる演算方式によりγ変換処理を行う回路
がRGB3系統あり、各パラメータはRGB各々に対し
γ1とγ2の各設定を行える構成となっている。γ変換
処理についてはROMテーブル方式としてもよいし、部
分的にROMテーブル方式と組み合わせることにより、
γ特性の部分的な曲線化が行えパラメータによる演算で
の直線近似だけの場合より更に精度を高めたγ変換回路
としてもよい。ここで、理想的なγ特性は液晶表示装置
のカラーフィルタやバックライト等の特性から、RGB
信号間で全階調においてγ特性が一致してはおらず色シ
フト特性を持っているため、色相変化等の発生を抑えて
視野角制御を行うには、RGBのγ特性は個々に、さら
には階調に応じても最適値に設定される必要がある。し
たがって、このように個別に制御できる構成としてい
る。
【0022】RGB独立γ変換回路1より出力された信
号は、γ切換回路2でRGB個別に切換え制御されγ変
調制御された映像信号として、液晶パネル4のソースド
ライバーヘ入力され液晶画素が駆動される。視野角適応
制御回路3は、前記従来例でも示してあるように、γ1
特性とγ2特性を時空間変調するようにγ切換回路2と
γ1、γ2の各パラメータを制御するよう動作するもの
であるが、このγ変調の2次元方向(1フレーム内画
面)の変調(切換え)パターンについて、液晶パネル4
の画素配列情報により、以下に述べるように最適な処理
を施すものである。
【0023】従来例においては、図15に示すようにR
GBトリオを1単位として、RGB一組はγ1もしくは
γ2の同一の特性を設定する変調パターンとしている
が、本実施の形態1では、図7中bに示すようにRGB
の各画素を1単位として変調パターンを設定する。ここ
で特に、液晶パネルの画素配列を考慮してその変調パタ
ーンの組合せを決定する。例えば、液晶パネルの画素配
列が図7中aのようにストライプ型で左から順にRG
B、RGB、RGBと配列されていたとしてγ変調を市
松状のパターンにするとすれば、図7中bのようにR、
Bがγ1の場合にGをγ2の特性となるようにGのみを
常に逆相で制御する。このようにストライプ型の1画素
を構成する画素配列の中央を逆相にすることで、γ1と
γ2は最小画素単位で市松状のパターンとすることがで
きる。
【0024】また、輝度信号=0.59G+0.3R+
0.11Bであることから、Gのみを逆相とすることに
より、輝度信号に対する影響度の高いGをR、Bに対し
て逆相とすることにより、輝度信号に対する影響をほぼ
均等配分(最も輝度差を小さく)することができ有利と
なる。
【0025】従って、画素配列が上記のように順にRG
B、RGB、RGBと配列されている場合が最も有効で
あると考えられる。よって、液晶パネル4のカラーフィ
ルタについては、このように画素配列されたものを利用
するようにすればよい。カラーフィルタがこの配列でな
い液晶パネルの場合においては、図6に示すように、γ
切換回路2の出力部にRGB各信号の遅延制御回路9を
設けて、入力される液晶パネル画素配列情報により、視
野角適応制御回路3で上記画素配列順と同一となるよう
に、RGBの遅延制御を行うことにより、この最適組合
せによるRGB各画素が独立したγの変調制御を行うこ
とができる。
【0026】このように、信号処理で行える最小単位で
あるRGB各画素単位での変調パターンとすることによ
り、変調パターンを小さくすることができ、パターン模
様(市松状の場合はドット模様)を細かくすることがで
きるため、RGBトリオを1単位として変調する場合に
比べて、低い解像度の液晶パネルにおいてもγ変調によ
る視野角拡大技術を適用することが可能となる。
【0027】なお、本実施の形態1および以降の実施の
形態ではγ特性としてγ1とγ2の2種類のみの切換え
として説明しているが、3つ以上のγ特性を切換えるこ
とも同様に可能であり、例えば3つのγ特性を各RGB
画素各々に割り当てて変調するような場合は、視野角拡
大効果とそのパターンが目立ちやすくなるという弊害の
トレードオフに対して、その中庸的な状態とすることが
でき有効である。
【0028】以上の説明のように、視野角拡大制御にお
けるγ特性の変調(切換え)パターンを、液晶パネルの
画素配列に応じて適応的に選択し、RGB各画素毎の最
小パターンで制御する構成としたことにより、制御によ
るパターン模様が目立ちにくく、解像度感や斜め線等の
エッジ部が良好な画質で視野角拡大制御を実現すること
ができるものである。また、従来例に比べて低い解像度
の液晶パネルにおいてもγ変調による視野角拡大技術を
適用することが可能となる。
【0029】(実施の形態2)図2は本発明の請求項5
および6の内容に基づいた実施の形態2における駆動方
法を行う液晶表示装置の構成ブロック図を示し、図2の
本液晶表示装置において、1は実施の形態1と同様のR
GB独立γ変換回路であり、2は実施の形態1と同様の
γ切換回路であり、31は入力される液晶パネル画素配
列情報と入力ソース種別とその表示領域を示す情報によ
り、入力される映像信号種別に応じて液晶パネルの画素
配列を考慮した最適なパターンで、前記RGB独立γ変
換回路1に対するγデータ設定と前記γ切換回路2に対
する切換え制御を行い、γの変調制御をなすように構成
された視野角適応制御回路であり、4は実施の形態1と
同様の液晶パネルである。
【0030】以上のように構成された液晶表示装置につ
いて、図2を用いてその動作を説明する。
【0031】液晶パネル4に表示する映像信号の映像特
徴については、一般に信号ソースの種別に依存するとこ
ろが大きい。例えばパーソナルコンピュータの画面やカ
ーナビゲーション画面のような入力信号の場合は、文字
や線が多く表示され、入力信号のダイナミックレンジが
大きく、信号成分は比較的高輝度もしくは低輝度に偏っ
ていることが多くコントラストの高い信号が多い。また
画像の速い動きは比較的少ないと言える。一方、TVや
ビデオ信号等の自然画映像信号では逆に中間調に集中し
ている場合や、映像シーンによっては高輝度に集中して
いる場合、低輝度に集中している場合のように様々であ
り、画像の動く速さに関しても様々であると言える。
【0032】従って以上のような点を考慮すれば、この
ような入力される映像信号ソースの種別に応じて、実施
の形態1で示したようにRGB各画素単位で変調パター
ンを設定するのか、従来例のようにRGBトリオを1単
位として変調パターンを設定するのかを選択すること
で、簡易的ながらも有効な変調パターンの使い分けを行
うことができることになる。
【0033】具体的には、パーソナルコンピュータやカ
ーナビゲーション信号入力の場合は、細かな文字や線が
多いため、実施の形態1の変調パターンを適用すると、
実施の形態3で詳細を説明する偽色の影響を受けやす
い。また、ダイナミックレンジが大きくコントラストの
高い信号が多いため、視野角による階調反転等の画質に
対する影響は比較的少ない。このような理由から、従来
通りのRGBトリオを1単位として変調を行うパターン
が適していると考えられる。
【0034】一方、TV信号やビデオ信号の場合は、動
きが速い、自然画が多い等といった理由から、比較的偽
色が目立ちにくい、あるいは偽色の発生よりは解像度感
や滑らかさが比較的優先されるといった考え方ができる
ので、この場合は実施の形態1で説明したRGB各画素
単位での変調パターンを設定する方式が適しているとい
える。
【0035】本実施の形態2では、視野角適応制御回路
31に対し入力される入力ソース種別信号により、上記
説明のような判断を行い、パーソナルコンピュータやカ
ーナビゲーション信号入力の場合は従来通りにRGBト
リオを1単位として変調を行い、TVやビデオ信号の場
合は、液晶パネル画素配列情報を基に実施の形態1で説
明したような処理を行うように、γ変調パターンを適宜
選択し、RGB独立γ変換回路1およびγ切換回路2に
対してγ変調パターンを制御するものである。
【0036】尚、複数画面を表示するシステムにおい
て、視野角適応制御回路31に対し入力ソース種別信号
とその表示範囲を示す情報を与え、各表示画面毎に独立
した制御が出来る様に構成しておけば、2画面表示機能
付き車載TV等においてTV表示とカーナビゲーション
表示を同時表示する場合の例などにおいて、各々の画像
特性に適した変調パターンで表示することができるよう
になる。
【0037】また、実施の形態4のように映像特徴検出
回路6を備えて、表示する映像信号が偽色の発生よりも
解像度感や滑らかさを重視すべき画像の場合は、実施の
形態1のRGB各画素単位での変調パターンを実施し、
逆に、偽色の発生が問題となる画像の場合は従来例で示
しているようなRGBトリオを1単位とする変調パター
ンを実施するように、使い分けを行うことも同様に考え
られる。
【0038】以上の説明のように、入力信号ソースの種
別に応じて、変調パターンを適応的に選択することによ
り、非常に簡単に映像特性に適応した効果的な視野角拡
大制御を実現することができる。
【0039】(実施の形態3)図3は本発明の請求項7
および8、9の内容に基づいた実施の形態3における駆
動方法を行う液晶表示装置の溝成ブロック図を示し、図
3の本液晶表示装置において、1は実施の形態1と同様
のRGB独立γ変換回路であり、2は実施の形態1と同
様のγ切換回路であり、5は入力映像信号から偽色の発
生し易い画像部分とその程度を検出する偽色検出回路で
あり、32は入力される偽色検出情報と液晶パネル画素
配列情報とにより、液晶パネル4の画素配列を考慮した
最適なパターンでかつ偽色発生部では偽色を低減するよ
うに、前記RGB独立γ変換回路1に対するγデータ設
定と前記γ切換回路2に対する切換え制御を行い、γの
変調制御をなすように構成された視野角適応制御回路で
あり、4は実施の形態1と同様の液晶パネルである。
【0040】以上のように構成された液晶表示装置につ
いて、図3および図8を用いてその動作を説明する。
【0041】まず、実施の形態1で説明したようにRG
B各画素単位で変調パターンを設定するγ変調方法の場
合、RGBトリオを一組とする1画素当たりでホワイト
バランスが崩れるため、原理的に偽色を発生してしまう
という問題がある。
【0042】しかしながら、この偽色については、画像
の状態により特に目立ちやすい部分と比較的目立ちにく
い部分、あるいは映像によっては目立つものの解像度感
の方が優先される部分などがある。一般的には、偽色の
最も目立ちやすい部分としては中間調の細密な文字等が
考えられ、こういった部分については視野角特性として
問題となる階調反転や黒浮き白潰れ等の問題は比較的影
響が少ないとも考えられる。
【0043】本実施の形態3は、このようなことを考慮
し、実施の形態1のようにRGB各画素単位で変調パタ
ーンを設定するγ変調方法の場合に、映像信号の状態に
応じて特に偽色の発生を抑制したい部分については、図
8中bに示すように変調度が小さくなるように抑えるこ
とにより、視野角改善効果については低下するものの、
偽色の発生という弊害を抑えるように動作させるもので
ある。
【0044】よって、偽色検出回路5では入力映像信号
から、上記のような部分と判断される信号部分を検出す
ればよく、具体的には画像のエッジ部分(入力信号の変
化量の大きい部分)やインパルス状に信号変化している
部分等を検出し、併せてその程度(変化量)を視野角適
応制御回路32に対して出力するようになっている。視
野角適応制御回路32は、実施の形態1で説明したRG
B各画素単位で変調パターンを設定するγ変調制御を行
うが、これに加えて、偽色が発生しやすい画像部分であ
ることを示す信号とその程度を示す信号により、図8の
ように変調度制御を行うよう制御がなされ、RGB独立
γ変換回路1に対するγデータ設定をRGB独立に制御
するものである。
【0045】RGB独立γ変換回路1をROMテーブル
方式とする場合は所定のデータテーブルに切換える動作
を行うようにすればよい。
【0046】また、以上の説明では、γ切換回路2の切
換えパターンの制御については、実施の形態1のRGB
各画素単位で変調するパターン制御と同一とし、視野角
適応制御回路32で偽色発生部のみγの変調度を抑庄し
て偽色発生を低減するように制御した場合について説明
したが、偽色発生部分において実施の形態2で説明した
ように、従来例のようにRGBトリオを1単位として変
調パターンで変調するようにγ切換回路2の切換えパタ
ーンを制御することにより、偽色発生を削除することも
同様に可能である。この2つの制御方法の使い分けにつ
いては、例えば、前述の文字部のように偽色検出回路5
で検出される偽色発生の度合いが大きい部分は後者の方
法で完全に削除し、自然画のあまり強くないエッジ部な
どのような偽色発生の度合いがそれ程大きくない部分
は、前者の方法で変調度抑圧するといった使い分けが考
えられる。
【0047】尚、実施の形態5のように信号処理回路8
を備え、偽色の発生が問題となるような画像に対して
は、エッジ強調のかけ具合を抑制したり、ノイズリダク
ション処理を強めに設定するような適応制御も信号処理
としての効果が得られこの様な信号処理回路8を含むこ
とも有効である。
【0048】以上の説明のように、本実施の形態3は、
実施の形態1で説明したRGB各画素単位での変調パタ
ーンを適用する場合で、偽色が目立ちやすい細かな文字
やビルの画像等のような部分において、適応的に変調度
を落として、γ1とγ2の変換データの差異を小さくす
ること、もしくは部分的にRGBトリオを1単位の変調
パターンとすることにより、偽色を小さく抑えた良好な
画質で視野角拡大制御を実現することができるものであ
る。 (実施の形態4)図4は本発明の請求項10から14の
内容に基づいた実施の形態4における駆動方法を行う液
晶表示装置の構成ブロック図を示し、図4の本液晶表示
装置において、1は実施の形態1と同様のRGB独立γ
変換回路であり、2は実施の形態1と同様のγ切換回路
であり、6は入力映像信号から画像の平坦性や高調波成
分部やエッジ部等を検出する映像特徴検出回路であり、
7は入力映像信号の信号階調と映像特徴情報から視野角
拡大効果の優先度を判断するγ変調度制御判断回路であ
り、33はγ変調度制御判断回路7から入力される変調
度制御信号に応じて前記RGB独立γ変換回路1に対す
るγデータ設定の変調度制御と、γ切換回路2の切換え
パターンを制御して、γの変調制御をなすように構成さ
れた視野角適応制御回路であり、4は実施の形態1と同
様の液晶パネルである。
【0049】以上のように構成された液晶表示装置につ
いて、図4、図8、図9、図10、図11を用いてその
動作を説明する。
【0050】これまで述べてきたように、本発明のよう
にγ特性を時空間方向に変調することで液晶画素におい
て各視角方向のV−T特性が等価的に合成され改善され
ることにより、階調反転や白浮き黒潰れ階調特性等の視
野角特性を改善する技術においては、そのγ特性の変調
度(本発明では、切換えているγ特性γ1とγ2の各階
調における差異の大きさ)がある程度大きい方が視野角
改善効果は高い。しかしながら、その反面、γ変調によ
るドット模様(変調パターンの模様)が目立つと同時
に、変調パターンによっては実施の形態1から3で述べ
たような偽色を発生したり、あるいは、RGBトリオを
1単位とする従来同様の偽色の発生しないパターンであ
っても、エッジ部が凸凹になり滑らかさを失う、細かい
文字がかすれる、細線が点線状になる、平坦部でも例え
ば人の肌のような色の部分では凸凹感、ざらつき感が出
るなどといった各種の画質面での弊害がある。
【0051】一方、従来例でも示されているように、フ
ィールド方向に変調パターンを逆転することによる空間
変調により、これらのドット模様が目立つことに因る各
種の弊害は緩和させることができるが、これに伴い視野
角改善効果自体も抑制されてしまう。さらに空間変調に
ついては、フリッカという新たな弊害を発生しやすくし
てしまう恐れがあ。このように、γの変調度について
は、視野角改善効果とこの処理による画質弊害のトレー
ドオフになるという関係にある。
【0052】また、視野角改善は、表示する画像によっ
ては、それ程必要ない画像(視野角特性の影響を受けに
くい画像)と非常に効果的な画像とがある。
【0053】このように、画像の状態によって視野角改
善効果の出易い画像とドット弊害の出易い画像がある。
これを入力信号の階調によって判断する場合の一例を図
9に示す。
【0054】以上のように、映像信号はその信号状態
(画像)により、視野角特性として問題となる(改善す
べき)画像つまり視野角拡大効果の優先度が高い画像
(画像部分)と、視野角特性に対し影響の大きくない
(改善する必要がそれ程高くない)画像つまり視野角拡
大効果の優先度が低い画像(画像部分)が存在するとい
える。
【0055】本実施の形態4はこれらを鑑みて、「視野
角拡大効果の優先度が高い画像部分」もしくは、「弊害
が比較的発生しにくい画像部分」に対しては、図8中a
のように変調度を上げる制御をして視野角改善効果を高
めるよう適応制御を行い、逆に「視野角拡大効果の優先
度が低い画像部分」もしくは、「弊害が比較的発生し易
い画像部分」に対しては、図8中bのように変調度を下
げる制御をして画質弊害を抑圧するよう適応制御を行う
ものである。
【0056】図4で説明すれば、映像特徴検出回路6で
得られた画像特徴と入力信号の階調より、γ変調度制御
判断回路7で上記の判断を行い、視野角拡大効果優先度
パラメータを視野角適応制御回路33に対し出力し、こ
れに応じて視野角適応制御回路33で、図8中a、bの
ようにRGB独立γ変換回路1に対するγデータ設定を
制御するものである。この変調度強調抑圧処理の概念図
を図10に示す。また、このように変調度を制御したと
きの具体的なγ特性の一例を図11に示す。尚、図11
に示すγ特性は、入力データに対する出力データを示し
たディジタルγ回路の入出力特性を示しており、また、
図11の特性例は、実施の形態5で説明しているよう
に、画質調整用RGB独立γ回路を別途備えて画質調整
しているシステムにおける変調用γ回路(RGB独立γ
変換回路)の特性の一例を示したものである。
【0057】以下に処理の具体例を変調度強調処理と変
調度抑圧処理に分けて説明する。
【0058】はじめに、変調度強調処理を行う場合であ
るが、ここでは「視野角拡大効果の優先度が高い画像部
分」について一例を説明する。まず、視野角による画像
の劣化として最も大きな問題とされている階調反転があ
げられる。一般的には、下視角方向からの低輝度域での
反転や、上視角方向からの高輝度部での反転が問題とさ
れている。これを示した一例が図9中aである。また、
これらは画像としてはある程度平面的な部分でより目立
ちやすく問題視される。
【0059】この例について図4に基づいて説明すれ
ば、RGB各入力信号の階調がいずれも前記のような所
定の低階調域や高階調域に該当する場合や図9中aで効
果が高い階調部分に該当する場合で、かつ、これに加え
て映像特徴検出回路6で所定の期間で平坦性が検出され
た場合等には、γ変調度制御判断回路7において、前記
の「視野角拡大効果の優先度が高い画像部分」に相当す
ると判断し、図10の視野角拡大効果優先度パラメータ
(横軸)を標準より高く設定する。ここで、重要なこと
は、図10の横軸に相当する視野角拡大効果優先度パラ
メータに対してはローパスフィルタを通して連続的に設
定するようにし、急激な変化を抑えて自然に変調度を変
化させるようにすることである。これにより、γ変調度
制御判断回路7での適応制御判断に誤動作があっても適
応制御に伴う激しい変調度変化等の弊害を軽減し、違和
感のない制御にすることができる。
【0060】この強調処理例では、「視野角拡大効果の
優先度が高い画像部分」について一例を説明したが、こ
のほかにも、入力映像信号と映像特徴情報の同様なパラ
メータを基にしたこれ以外の判断基準による視野角拡大
効果優先度パラメータの設定を行うことも考えられる。
また、「弊害が比較的発生しにくい画像部分」という側
面に着目してγ変調度制御判断回路7で視野角拡大効果
優先度パラメータを設定することもできる。但し、「弊
害が比較的発生しにくい画像部分」という側面だけに着
目すると、例えば薄い色合いの中間調平坦部等のように
効果を必要とするが弊害も発生しやすいような場合もあ
り、これらは、適宜総合的に判断して視野角拡大効果優
先度パラメータの設定をする必要がある。また、上記の
強調処理例では改善したい視野角特性として階調反転を
重視して適応制御を行う例を示したが、これ以外の視野
角特性の改善項目を重視する場合であれば、それに応じ
た判断基準により視野角拡大効果優先度パラメータの設
定をする必要がある。
【0061】つぎに、変調度抑圧処理を行う場合である
が、ここでは「弊害が比較的発生し易い画像部分」につ
いて一例を説明する。弊害の主なものとしてはこれまで
に説明してきたようにγ変調によるドット模様が画像の
エッジ部分で凸凹状になってしまい、荒いエッジ(ギザ
ギザのエッジ)に見えてしまうことがあげられる。これ
は特に斜めのエッジ部で影響が大きい。細かい文字がか
すれたり1ピクセルの細線が点線に見えるのも同様の原
因によるものである。このように、画像のエッジ部分、
中間調のインパルス的信号などは弊害が発生しやすいと
考えられる。また、画像の高周波成分部すなわち細かい
絵柄の画像部分については、ドット模様が画像に重なっ
たりすると画像に対する影響が大きい。このような「弊
害が比較的発生し易い画像部分」について、階調信号の
みで判断するのは多少難しい面があるが一例を図9中b
に示す。よって、抑圧処理の場合は映像特徴検出回路6
で検出される映像情報を重視して判断することになる。
【0062】また、一般的に、中間調ではない濃い色を
もつ平坦部などでは、「視野角拡大効果が比較的小さい
画像部分」ということができる。このような画像部分で
は、弊害を抑えるために変調度は低めに制御すべきであ
ると考えられる。
【0063】この例について図4に基づいて説明すれ
ば、RGB各入力信号の階調が前記強調処理における判
断に用いた階調ではない階調域に該当した場合あるいは
図9中bで弊害が出易い階調部分に該当する場合で、か
つ、これに加えて映像特徴検出回路6で画像のエッジ部
もしくは、所定の期間で信号の高周波成分部を検出され
た場合等には、γ変調度制御判断回路7において、前記
の「弊害が比較的発生し易い画像部分」に相当すると判
断し、図10の視野角拡大効果優先度パラメータ(横
軸)を標準より低く設定する。この場合も、視野角拡大
効果優先度パラメータに対してはローパスフィル夕を通
して連続的に設定するようにし、急激な変化を抑えて自
然に変調度を変化させるようにする。
【0064】この抑圧処理例では、「弊害が比較的発生
し易い画像部分」について一例を説明したが、このほか
にも、入力信号と映像特徴情報の同様なパラメータを基
にしたこれ以外の判断基準による視野角拡大効果優先度
パラメータの設定を行うことも考えられる。また、「視
野角拡大効果の優先度が低い(視野角拡大効果が小さ
い)画像部分」という側面に着目してγ変調度制御判断
回路7で視野角拡大効果優先度パラメータを設定するこ
ともできる。但し、前記強調処理の場合と同様に、「弊
害が比較的発生し易い画像部分」という側面と「視野角
拡大効果の優先度が低い(視野角拡大効果が小さい)画
像部分」という側面は必ずしも一致しない場合もあるの
で、これらは、適宜総合的に判断して視野角拡大効果優
先度パラメータの設定をする必要がある。また、この抑
圧処理の例でも主に改善したい視野角特性として階調反
転を重視して適応制御を行うことを前提とした弊害抑圧
を示したが、これ以外の視野角特性の改善項目を重視す
る場合であれば、それに応じた判断基準により視野角拡
大効果優先度パラメータの設定をする必要がある。
【0065】尚、本実施の形態4は、実施の形態1およ
び3で説明したようなRGB各画素を1単位とする変調
パターンの場合だけでなく、いうまでもなく、従来例の
ようなRGBトリオを1単位とする変調パターンの場合
であっても同様に実施できるものである。
【0066】以上の説明のように、本実施の形態4は、
視野角改善をその目的に応じて、画像の特に改善したい
部分あるいは有効な部分にのみ変調度を上げて視野角改
善効果を高めること、あるいは、目的の視野角改善には
比較的無関係で弊害の方が大きくなってしまうような画
像部分に対しては、変調度を下げて弊害を抑えること
を、違和感無く自然な適応制御で行い効果的な視野角改
善制御が可能となるものである。
【0067】(実施の形態5)図5は本発明の請求項1
5および16、17の内容に基づいた実施の形態5にお
ける駆動方法を行う液晶表示装置の構成ブロック図を示
し、図5の本液晶表示装置において、1は実施の形態1
と同様のRGB独立γ変換回路であり、2は実施の形態
1と同様のγ切換回路であり、8は入力映像信号に対し
色ゲインおよび色相制御もしくは画質調整用γ変換処理
を行うRGB独立信号処理回路であり、34は前記RG
B独立γ変換回路1に対するγデータ設定を行うと同時
にRGB独立信号処理回路8に対しγ設定情報を出力
し、γ切換回路2に対する切換えパターン制御を行って
γの変調制御をなすように構成された視野角適応制御回
路であり、4は実施の形態1と同様の液晶パネルであ
る。
【0068】以上のように構成された液晶表示装置につ
いて、図5、図12および図13を用いてその動作を説
明する。
【0069】これまで述べてきたように、このように信
号処理によりγ特性を時空間変調して視野角特性を改善
する方式には、様々な弊害があり視野角改善効果とトレ
ードオフとなっているものが多い。
【0070】本来、視野角特性を改善する(視野角を拡
大する)ということは、正面視角方向以外の角度からの
視覚特性を改善することが目的である。よって、もとも
と良好な正面視角方向からの視覚特性は視野角改善処理
の有無で変化しないことが望まれる。しかしながら、本
技術がγ特性を時空間方向に変調することで、液晶画素
において各視角方向のV−T特性が等価的に合成され、
人間の眼の積分効果とあいまってトータル的に改善され
るという原理からも解るように、γの変調特性(切換え
る複数のγの特性)によっては、図12中aに示す等価
的なγ特性(γ1とγ2を合成したものに相当する等価
的なγ特性)の変化によって、正面方向からの視覚特性
が本来の特性から異なってしまう場合がある。このよう
な場合、特に中間調の輝度をもつやや薄い色の平坦部等
において色が薄くなったり、色相がやや変わってしまっ
て見えるといった形で表れてくる。つまり、図12中a
のようなγ1およびγ2を設定したとすると、その合成
の等価的γは点線で示したような特性となるが、これ
が、図12中bの実線に示すような本来(視野角拡大処
理をオフした場合)のγ特性と異なることにより、正面
視角方向から上記のような弊害が発生してしまう場合が
あるのである。
【0071】本実施の形態5は、このような場合に、こ
れを補償するようにRGB独立信号処理回路8で、色信
号のゲインを補正したり色相を補正する、あるいは画質
調整用γ回路で補償するように動作させるものである。
【0072】これまでの実施の形態で明らかなように、
この弊害についても、変調度が大きいほど影響が大きい
ため、実施の形態4で説明したような変調度制御を行う
場合はこの変調度を考慮した、各階調毎の補正量すなわ
ち各階調毎の本来の特性からの変化量(この場合、本来
のγ特性からどの方向に変化したかにより、補正方向が
決まる)により、色信号のゲインを補正する方向に補償
するよう映像信号処理を行う。つまり、図12中bのA
に相当する階調部分の色信号のゲインは下げる方向に、
Bに相当する階調部分の色信号のゲインはやや上げるよ
うに制御を行う。図12中bで示す本来のγとの差異に
ついては、変調特性γ1、γ2を設定する際に算出でき
るので、これによりRGB独立信号処理回路8で各階調
ごとに変調度を考慮した補正をかけることが可能であ
る。
【0073】また、色相については、本技術が視野角特
性のRGB色シフト特性を持っていることに対応し、R
GB各信号で独立のγ変調制御を行うことを基本にして
いることに起因して、変調度がRGBで異なる場合に同
様の理由による色相変化が発生する場合がある。この場
合も、同様にRGB個々に本来のγ特性との差異から補
償することができ、色相の変化を抑制することができ
る。
【0074】ここで重要なことは、本実施の形態5で示
した補償については、あまり過度に行うと本来のγ変調
による視野角改善の目的と効果が崩れてしまうので、適
度な範囲で行うよう考慮が必要なことである。
【0075】尚、図5では入力映像信号としてRGB信
号が入力される場合を示しているが、Y色差信号が入力
され色信号処理部でこのような処理を行うことも同様に
考えられる。
【0076】次に、同様の課題に対する別の解決手段と
して、RGB独立信号処理回路8に(γ変調用の)前記
RGB独立γ変換回路1とは別に、画質調整用RGB独
立γ変換回路を備えて、画質調整用のγ変換特性を調整
することにより同様の効果を得る処理も考えられる。こ
の場合は、図12中bがγ特性そのものであるので、画
質調整用γ回路ではこれを補正するように図13のよう
に制御すればよい。この画質調整用γについてもγ特性
をRGBで異なる設定にできるよう構成する必要があ
り、γ変調特性がRGBで異なる設定の場合にRGB個
々に最適な処理を行い補償することができる。この場合
も補償については、あまり過度に行うと本来のγ変調に
よる視野角改善の目的と効果が崩れてしまうので、適度
な範囲で行うよう考慮が必要である。
【0077】さらに、この例のように画質調整用γ回路
をγ変調用のγ回路とは別に持つことは、本実施の形態
5で説明している課題に対してだけでなく、このような
信号処理によりγ特性を時空間変調して視野角特性を改
善する方式を容易に実現する構成としても有効である。
すなわち、γ変調用のγ回路をオフ(γ=1の設定で変
調を行わない)としておいた状態で、画質調整用γ回路
でトータルシステムの画質を調整する(画作りを行う)
ような制御構成にしておいて、視野角改善制御を行う場
合は、変調用γ回路(RGB独立γ変換回路)では本来
のγ特性を変えないように変調時の合成γができるだけ
γ=1.0となるように制御することを基本制御方法に
しておく。このような構成としておくことで、視野角改
善時のγの変調データを設定する場合についても、画質
に関して考慮する必要がなく設定しやすく、本実施の形
態の補償についても図13のように補償量を算出しやす
い。
【0078】以上の説明のように、本実施の形態5で
は、正面視角方向からの画質を、本来の画質から大きく
変化させることなく良好な表示を行うことができ、違和
感のない視野角改善を行うことが可能となる。
【0079】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明に
よれば、このような信号処理や駆動の制御によって視野
角特性の改善を図る技術において、変調パターンによる
ドット模様を最小化することで目立ちにくくすることが
でき、エッジ部を滑らかに改善して文字や線のかすれに
ついても低減することにより解像度感を改善し、これに
伴う偽色等の弊害も効果的に抑制して見栄えの良好な画
質とすることが可能となる。これにより、より解像度の
低い液晶パネルにおいても、このような技術を適用する
ことができるようになる。さらに、表示する映像信号の
特性に最適化させて変調パターンを使い分けることによ
り、入力がビデオやTV信号であってもコンピュータ画
像やカーナビ画像信号であっても、それぞれ効果的に使
用できるようになる。
【0080】また、視野角改善効果とその弊害につい
て、表示画像の特徴や状態に応じて適応的に自然に変調
度を変化させることで、適応処理による悪影響が少なく
視野角拡大処理に伴う画質劣化等の弊害を抑えた効果的
な視野角拡大制御を実現することができる。
【0081】さらに、γ特性の変調状態によって発生す
る、正面視角方向からの色の濃さや色相や階調特性等の
画質変化を低く抑え、処理の有無による違和感の少ない
良好な画質で視野角拡大制御を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1における駆動方法を行
う液晶表示装置の構成ブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態2における駆動方法を行
う液晶表示装置の構成ブロック図である。
【図3】 本発明の実施の形態3における駆動方法を行
う液晶表示装置の構成ブロック図である。
【図4】 本発明の実施の形態4における駆動方法を行
う液晶表示装置の構成ブロック図である。
【図5】 本発明の実施の形態5における駆動方法を行
う液晶表示装置の構成ブロック図である。
【図6】 本発明の実施の形態1における駆動方法を行
う液晶表示装置の構成ブロック図である。
【図7】 本発明の実施の形態1から3における駆動方
法のγ変換回路における1画面内のγ切換パターンの一
例を示す模式図である。
【図8】 本発明の実施の形態3、4における駆動方法
のγ変換回路におけるγの変調度制御の一例を示す特性
図である。
【図9】 本発明の実施の形態4における駆動方法のγ
変調処理による効果と弊害の階調特性の一例を示す特性
図である。
【図10】 本発明の実施の形態4における駆動方法の
変調度強調抑圧処理の概念図である。
【図11】 本発明の実施の形態4における駆動方法の
変調度制御によるγ特性の制御の一例を示す特性図であ
る。
【図12】 本発明の実施の形態5における駆動方法の
γの変調によるγ特性の変化の一例を示す特性図であ
る。
【図13】 本発明の実施の形態5における駆動方法の
画質調整用γにおける補償の一例を示す特性図である。
【図14】 従来例の液晶表示装置の構成を示すブロッ
ク図である。
【図15】 従来例の液晶表示装置の構成で示されてい
る切換えパターンを示す模式図である。
【図16】 従来例の液晶表示装置のγ変調特性を示す
特性図である。
【符号の説明】
1 RGB独立γ変換回路 2 γ切換回路 3、31、32、33、34 視野角適応制御回路 4 液晶パネル 5 偽色検出回路 6 映像特徴検出回路 7 γ変調度制御判断回路 8 RGB独立信号処理回路 9 遅延制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G09G 3/20 642 G09G 3/20 642A 642L 650 650A H04N 9/30 H04N 9/30 Fターム(参考) 2H093 NA51 NC11 NC41 ND01 ND04 ND06 ND07 ND08 ND10 ND13 NE04 NF05 5C006 AA01 AA14 AA16 AA17 AA22 AC11 AC28 AF44 AF45 AF46 AF51 AF53 AF85 BB15 BC16 BF07 BF08 BF14 BF21 BF24 BF27 FA07 FA23 FA25 FA29 FA31 FA51 FA55 FA56 5C060 DA01 HB09 HB23 HB26 HC16 JA00 JA04 5C080 AA10 BB05 CC03 DD02 DD05 DD06 DD12 DD28 EE01 EE19 EE29 EE30 FF11 FF12 GG07 GG08 GG12 JJ02 JJ05 KK02 KK07 KK23 KK43

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液晶表示装置の駆動方法であって、RG
    Bが独立でかつ各々が複数のγ変換特性を有するRGB
    独立γ変換回路(1)と、前記RGB独立γ変換回路
    (1)の出力を切換えるγ切換回路(2)と、前記RG
    B独立γ変換回路(1)のγデータ設定と前記γ切換回
    路(2)の切換えパターンを制御する視野角適応制御回
    路(3)と、液晶パネル(4)とを備え、1画素中のR
    GB各々のγ特性を異ならせることにより、画質の劣化
    なく視野角特性を向上するようにしたことを特徴とする
    液晶表示装置の駆動方法。
  2. 【請求項2】 前記視野角適応制御回路(3)は、前記
    液晶パネル(4)の液晶画素配列に基づき、1画素中の
    γ特性をRとBを同一に、GをR、Bとは異なるγ特性
    に設定することにより、輝度の変化を最小限に抑えるこ
    とを特徴とする請求項1記載の液晶表示装置の駆動方
    法。
  3. 【請求項3】 前記液晶パネル(4)は、画素配列をR
    GBの順で1画素となるようにし、かつ、1画素中のγ
    特性をRとBを同一に、GをR、Bとは異なるγ特性に
    設定することにより、隣り合う画素が全て異なるγ特性
    で、かつ輝度の変化を最小限に抑えるようにしたことを
    特徴とする請求項1記載の液晶表示装置の駆動方法。
  4. 【請求項4】 前記液晶パネル(4)のカラーフィルタ
    の画素配列が、RGBの順で1画素を形成しない構成の
    場合、前記γ切換回路(2)の出力にRGB個別の遅延
    調整回路(9)を設け、RGBの順で1画素を形成する
    ように遅延を制御するようにしたことを特徴とする請求
    項1記載の液晶表示装置の駆動方法。
  5. 【請求項5】 液晶表示装置の駆動方法であって、RG
    Bが独立でかつ各々が複数のγ変換特性を有するRGB
    独立γ変換回路(1)と、前記RGB独立γ変換回路
    (1)の出力を切換えるγ切換回路(2)と、前記RG
    B独立γ変換回路(1)のγデータ設定と前記γ切換回
    路(2)の切換えパターンを制御する視野角適応制御回
    路(31)と、液晶パネル(4)とを備え、前記γ切換
    えパターンを、RGBトリオを1単位として共通に設定
    するのか、あるいは液晶パネルの画素配列を考慮してR
    GBの各画素を1単位として独立に設定するのかを、入
    力される映像信号の種別に応じて適応的に1画素毎に選
    択することを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
  6. 【請求項6】 前記視野角適応制御回路(31)は、入
    力映像信号のソース種別に応じて、文字や図形を多く含
    む信号の場合は、RGBトリオを1単位として共通に設
    定し、自然画を多く含む信号の場合は、液晶パネルの画
    素配列を考慮してRGBの各画素を1単位として独立に
    設定することを特徴とする請求項5記載の液晶表示装置
    の駆動方法。
  7. 【請求項7】 液晶表示装置の駆動方法であって、RG
    Bが独立でかつ各々が複数のγ変換特性を有するRGB
    独立γ変換回路(1)と、前記RGB独立γ変換回路
    (1)の出力を切換えるγ切換回路(2)と、前記RG
    B独立γ変換回路(1)のγデータ設定と前記γ切換回
    路(2)の切換えパターンを制御する視野角適応制御回
    路(32)と、液晶パネル(4)と、入力映像信号の信
    号変化量から偽色の発生し易い映像部分を検出する偽色
    検出回路(5)とを備え、入力映像信号の信号変化量の
    大きい部分では、前記RGB独立γ変換回路(1)のγ
    データ設定を1画素毎に設定し、偽色の発生を抑圧する
    ように適応制御することを特徴とする液晶表示装置の駆
    動方法。
  8. 【請求項8】 前記視野角適応制御回路(32)は、前
    記偽色検出回路(5)の検出情報に基づいて、必要なγ
    データ設定とその切換えパターンを1画素毎に、前記R
    GB独立γ変換回路(1)および前記γ切換回路(2)
    に対して設定するようにしたことを特徴とする請求項7
    記載の液晶表示装置の駆動方法。
  9. 【請求項9】 前記視野角適応制御回路(32)は、前
    記偽色検出回路(5)の検出情報に基づいて1画素毎に
    判断し、入力映像信号の信号変化量の大きい部分では、
    前記γ切換えパターンを、RGBトリオを1単位として
    共通に設定し、偽色の発生を抑圧するように適応制御す
    ることを特徴とする請求項7記載の液晶表示装置の駆動
    方法。
  10. 【請求項10】 液晶表示装置の駆動方法であって、R
    GBが独立でかつ各々が複数のγ変換特性を有するRG
    B独立γ変換回路(1)と、前記RGB独立γ変換回路
    (1)の出力を切換えるγ切換回路(2)と、前記RG
    B独立γ変換回路(1)のγデータ設定と前記γ切換回
    路(2)の切換えパターンを制御する視野角適応制御回
    路(33)と、液晶パネル(4)と、入力映像信号の特
    徴抽出を行う映像特徴検出回路(6)と、入力映像信号
    と前記映像特徴検出回路(6)で抽出された映像特徴情
    報からγの変調度を強調もしくは抑圧する判断を行うγ
    変調度制御判断回路(7)とを備え、入力映像信号の視
    野角改善効果が高いと判断した画像部分には、前記RG
    B独立γ変換回路(1)のγデータ設定の変調度を上げ
    て効果を強調するよう適応制御を行い、入力映像信号に
    対しドット模様が発生しやすいと判断した画像部分に
    は、前記RGB独立γ変換回路(1)のγデータ設定の
    変調度を下げてドット模様の発生を抑圧するよう適応制
    御を行うことを特徴とする液晶表示装置の駆動方法。
  11. 【請求項11】 前記映像特徴検出回路(6)では、入
    力映像信号の画像の平坦部を検出するようにしたことを
    特徴とする請求項10記載の液晶表示装置の駆動方法。
  12. 【請求項12】 前記γ変調度制御判断回路(7)で
    は、入力される映像信号から階調反転の発生しやすい階
    調もしくは色であることと、前記映像特徴検出回路
    (6)から入力される画像の平坦部であることにより演
    算し、視野角改善効果が大きい画像部分であることを判
    断するようにしたことを特徴とする請求項10記載の液
    晶表示装置の駆動方法。
  13. 【請求項13】 前記映像特徴検出回路(6)では、入
    力映像信号の画像の輪郭部および高周波成分部を検出す
    るようにしたことを特徴とする請求項10記載の液晶表
    示装置の駆動方法。
  14. 【請求項14】 前記γ変調度制御判断回路(7)で
    は、入力される映像信号からドット模様の発生しやすい
    階調もしくは色であることと、前記映像特徴検出回路
    (6)から入力される画像の輪郭部もしくは高周波成分
    部であることにより演算し、ドット模様の発生を抑圧す
    べき画像部分であることを判断するようにしたことを特
    徴とする請求項10記載の液晶表示装置の駆動方法。
  15. 【請求項15】 液晶表示装置の駆動方法であって、R
    GBが独立でかつ各々が複数のγ変換特性を有するRG
    B独立γ変換回路(1)と、前記RGB独立γ変換回路
    (1)の出力を切換えるγ切換回路(2)と、前記RG
    B独立γ変換回路(1)のγデータ設定と前記γ切換回
    路(2)の切換えパターンを制御する視野角適応制御回
    路(34)と、液晶パネル(4)と、入力映像信号に対
    してRGB独立に信号処理を行うRGB独立信号処理回
    路(8)とを備え、前記視野角適応回路(34)により
    設定するγデータ設定のγ変調度合いに応じて、前記R
    GB独立信号処理回路(8)の色信号のゲインおよび色
    相もしくは画質調整用γ特性を制御することを特徴とす
    る液晶表示装置の駆動方法。
  16. 【請求項16】 前記RGB独立信号処理回路(8)で
    は、前記視野角適応制御回路(34)で設定する複数の
    γデータから演算により求めたγ特性と所望のγ特性と
    の各階調での差異に応じて、色信号の色相とゲインを制
    御することを特徴とする請求項15記載の液晶表示装置
    の駆動方法。
  17. 【請求項17】 前記RGB独立信号処理回路(8)で
    は、前記視野角適応制御回路(34)で設定する複数の
    γデータから演算により求めたγ特性と所望のγ特性と
    の各階調での差異に応じて、前記RGB独立信号処理回
    路(8)に前記RGB独立γ変換回路(1)とは別に備
    えている画質調整用RGB独立γ変換回路のγ特性を制
    御することを特徴とする請求項15記載の液晶表示装置
    の駆動方法。
JP2002058694A 2002-03-05 2002-03-05 液晶表示装置の駆動方法 Expired - Fee Related JP4044347B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002058694A JP4044347B2 (ja) 2002-03-05 2002-03-05 液晶表示装置の駆動方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002058694A JP4044347B2 (ja) 2002-03-05 2002-03-05 液晶表示装置の駆動方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003255908A true JP2003255908A (ja) 2003-09-10
JP4044347B2 JP4044347B2 (ja) 2008-02-06

Family

ID=28668591

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002058694A Expired - Fee Related JP4044347B2 (ja) 2002-03-05 2002-03-05 液晶表示装置の駆動方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4044347B2 (ja)

Cited By (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003255306A (ja) * 2002-03-05 2003-09-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 液晶表示装置の駆動方法
JP2005121767A (ja) * 2003-10-15 2005-05-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd マトリックス型表示装置及びその駆動方法
WO2005043502A1 (ja) * 2003-10-30 2005-05-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 表示装置、表示方法、プログラム、及び記録媒体
JP2006085185A (ja) * 2005-10-06 2006-03-30 Seiko Epson Corp 画像表示装置、画像表示方法及び画像表示プログラム
JP2006189684A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 Sharp Corp 液晶表示装置
JP2006189679A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 Sharp Corp 液晶表示装置
JP2006189681A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 Sharp Corp 液晶表示装置
JP2006189680A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 Sharp Corp 液晶表示装置
JP2006276852A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Chi Mei Optoelectronics Corp カラー表示装置の駆動装置と駆動方法
JPWO2005038766A1 (ja) * 2003-10-16 2007-01-25 松下電器産業株式会社 マトリックス型表示装置及びその駆動方法
JP2007226242A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Samsung Electronics Co Ltd 表示装置
JP2008040493A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Samsung Electronics Co Ltd 表示装置の駆動装置及びその映像信号の補正方法
JP2008089823A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Casio Comput Co Ltd マトリックス表示装置の駆動回路、表示装置及びマトリックス表示装置の駆動方法
JP2009080493A (ja) * 2008-11-05 2009-04-16 Casio Comput Co Ltd 表示装置及びその駆動方法
WO2010032524A1 (ja) * 2008-09-18 2010-03-25 シャープ株式会社 液晶表示装置、及び液晶表示装置の駆動方法
WO2010073693A1 (ja) * 2008-12-26 2010-07-01 シャープ株式会社 液晶表示装置
JP2011504245A (ja) * 2007-11-08 2011-02-03 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ ディスプレイのピクセルの駆動
WO2013031608A1 (ja) * 2011-08-26 2013-03-07 シャープ株式会社 液晶表示装置、液晶パネルの駆動方法
WO2014042073A1 (ja) * 2012-09-13 2014-03-20 シャープ株式会社 液晶表示装置
WO2014175064A1 (ja) * 2013-04-26 2014-10-30 シャープ株式会社 表示装置、利用者端末、表示装置の調整方法、および表示装置の制御方法
JP2015222328A (ja) * 2014-05-22 2015-12-10 シャープ株式会社 液晶表示装置およびその制御方法
JP2016035578A (ja) * 2014-07-31 2016-03-17 三星ディスプレイ株式會社Samsung Display Co.,Ltd. 表示装置
WO2017175497A1 (ja) * 2016-04-05 2017-10-12 シャープ株式会社 液晶表示装置
WO2017187565A1 (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 堺ディスプレイプロダクト株式会社 表示装置及び表示装置の制御方法

Cited By (37)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003255306A (ja) * 2002-03-05 2003-09-10 Matsushita Electric Ind Co Ltd 液晶表示装置の駆動方法
JP2005121767A (ja) * 2003-10-15 2005-05-12 Matsushita Electric Ind Co Ltd マトリックス型表示装置及びその駆動方法
US7843473B2 (en) 2003-10-16 2010-11-30 Panasonic Corporation Matrix display with gamma correction based on gamma characteristics pairs and different input transmittance level
JPWO2005038766A1 (ja) * 2003-10-16 2007-01-25 松下電器産業株式会社 マトリックス型表示装置及びその駆動方法
WO2005043502A1 (ja) * 2003-10-30 2005-05-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 表示装置、表示方法、プログラム、及び記録媒体
US7847805B2 (en) 2003-10-30 2010-12-07 Panasonic Corporation Display apparatus, display method, program and recording medium
JP2006189684A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 Sharp Corp 液晶表示装置
JP2006189679A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 Sharp Corp 液晶表示装置
JP2006189681A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 Sharp Corp 液晶表示装置
JP2006189680A (ja) * 2005-01-07 2006-07-20 Sharp Corp 液晶表示装置
JP2006276852A (ja) * 2005-03-29 2006-10-12 Chi Mei Optoelectronics Corp カラー表示装置の駆動装置と駆動方法
JP2006085185A (ja) * 2005-10-06 2006-03-30 Seiko Epson Corp 画像表示装置、画像表示方法及び画像表示プログラム
JP2007226242A (ja) * 2006-02-23 2007-09-06 Samsung Electronics Co Ltd 表示装置
JP2008040493A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Samsung Electronics Co Ltd 表示装置の駆動装置及びその映像信号の補正方法
US8294649B2 (en) 2006-08-02 2012-10-23 Samsung Electronics Co., Ltd. Driving device for display device and image signal compensating method therefor
JP2008089823A (ja) * 2006-09-29 2008-04-17 Casio Comput Co Ltd マトリックス表示装置の駆動回路、表示装置及びマトリックス表示装置の駆動方法
JP2011504245A (ja) * 2007-11-08 2011-02-03 コーニンクレッカ フィリップス エレクトロニクス エヌ ヴィ ディスプレイのピクセルの駆動
WO2010032524A1 (ja) * 2008-09-18 2010-03-25 シャープ株式会社 液晶表示装置、及び液晶表示装置の駆動方法
JP2009080493A (ja) * 2008-11-05 2009-04-16 Casio Comput Co Ltd 表示装置及びその駆動方法
WO2010073693A1 (ja) * 2008-12-26 2010-07-01 シャープ株式会社 液晶表示装置
CN102265329A (zh) * 2008-12-26 2011-11-30 夏普株式会社 液晶显示装置
KR101245455B1 (ko) 2008-12-26 2013-03-19 샤프 가부시키가이샤 액정 표시 장치
US8570351B2 (en) 2008-12-26 2013-10-29 Sharp Kabushiki Kaisha Liquid crystal display device
WO2013031608A1 (ja) * 2011-08-26 2013-03-07 シャープ株式会社 液晶表示装置、液晶パネルの駆動方法
WO2014042073A1 (ja) * 2012-09-13 2014-03-20 シャープ株式会社 液晶表示装置
JPWO2014042073A1 (ja) * 2012-09-13 2016-08-18 シャープ株式会社 液晶表示装置
CN105144277A (zh) * 2013-04-26 2015-12-09 夏普株式会社 显示装置、使用者终端、显示装置的调整方法以及显示装置的控制方法
JP2014215559A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 シャープ株式会社 表示装置、利用者端末、表示装置の調整方法、および表示装置の制御方法
WO2014175064A1 (ja) * 2013-04-26 2014-10-30 シャープ株式会社 表示装置、利用者端末、表示装置の調整方法、および表示装置の制御方法
US9947276B2 (en) 2013-04-26 2018-04-17 Sharp Kabushiki Kaisha Display device, user terminal, and method for adjusting display device
JP2015222328A (ja) * 2014-05-22 2015-12-10 シャープ株式会社 液晶表示装置およびその制御方法
JP2016035578A (ja) * 2014-07-31 2016-03-17 三星ディスプレイ株式會社Samsung Display Co.,Ltd. 表示装置
WO2017175497A1 (ja) * 2016-04-05 2017-10-12 シャープ株式会社 液晶表示装置
WO2017187565A1 (ja) * 2016-04-27 2017-11-02 堺ディスプレイプロダクト株式会社 表示装置及び表示装置の制御方法
CN109313878A (zh) * 2016-04-27 2019-02-05 堺显示器制品株式会社 显示装置和显示装置控制方法
US10783844B2 (en) 2016-04-27 2020-09-22 Sakai Display Products Corporation Display device and method for controlling display device
CN109313878B (zh) * 2016-04-27 2021-09-17 堺显示器制品株式会社 显示装置和显示装置控制方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP4044347B2 (ja) 2008-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4044347B2 (ja) 液晶表示装置の駆動方法
JP3598913B2 (ja) 液晶表示装置
US8314767B2 (en) Methods and systems for reducing view-angle-induced color shift
JP4622899B2 (ja) 画像処理装置、画像処理方法、プログラムおよび記録媒体
KR100870218B1 (ko) 화상 표시 장치, 그 화상 표시 장치에 이용되는 구동 회로및 구동 방법
TW202013336A (zh) 圖像處理裝置、顯示裝置及圖像處理方法
JP4525946B2 (ja) 画像処理装置、画像表示装置および画像処理方法
KR20020082790A (ko) 투과형 액정 표시 장치의 화상 표시 방법 및 투과형 액정 표시 장치
US20060197732A1 (en) Video signal processing apparatus, method of processing video signal, program for processing video signal, and recording medium having the program recorded therein
WO2007052441A1 (ja) 画像表示方法および画像表示装置
JP2007271842A (ja) 表示装置
JP3902031B2 (ja) 液晶表示装置の駆動方法
JP4571782B2 (ja) 画像処理方法及びそれを用いた液晶表示装置
US8159567B2 (en) Image processing apparatus and image processing method
JP4626534B2 (ja) 画像処理装置およびその方法、プログラム、記録媒体
JP2005215590A (ja) 液晶表示装置の駆動方法
EP1889250B1 (en) Apparatus for image processing in spatial light modulated display systems
KR20210138372A (ko) 디스플레이 구동장치 및 구동방법
JP2003255307A (ja) 液晶表示装置の駆動方法
JP4304042B2 (ja) マトリックス型表示装置及びその駆動方法
JP2009237594A (ja) 画像処理方法及びそれを用いた液晶表示装置
JP2016163099A (ja) 画像処理装置および画像表示装置
JP2010048958A (ja) 画像処理装置、その処理方法および画像表示システム
JP2008039816A (ja) 表示装置
JP2006189682A (ja) 液晶表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20041116

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061128

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070117

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070612

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070808

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071016

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4044347

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111122

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121122

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131122

Year of fee payment: 6

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S131 Request for trust registration of transfer of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313135

SZ02 Written request for trust registration

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313Z02

S131 Request for trust registration of transfer of right

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313135

SZ02 Written request for trust registration

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313Z02

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees