JP2003254379A - 液封防振装置 - Google Patents

液封防振装置

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JP2003254379A
JP2003254379A JP2002059328A JP2002059328A JP2003254379A JP 2003254379 A JP2003254379 A JP 2003254379A JP 2002059328 A JP2002059328 A JP 2002059328A JP 2002059328 A JP2002059328 A JP 2002059328A JP 2003254379 A JP2003254379 A JP 2003254379A
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JP
Japan
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liquid chamber
main
main liquid
vibration
vibrating means
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JP2002059328A
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Atsushi Saito
淳 斉藤
Koji Naruse
浩司 成瀬
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Yamashita Rubber Co Ltd
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Yamashita Rubber Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】主液室に臨んでインシュレーターラバーと加振
手段を離隔配置したとき、非アクティブ時に加振手段を
フリーにした状態でインシュレーターラバー3振動が入
力すると、主液室の液圧が加振手段へ加わることにより
弾性シール部材が強く膜共振して高動バネ化する。した
がって、フリー時における弾性シール部材の膜共振を弱
めて、低動バネ化することが求められる。 【構成】主液室4を挟んでインシュレーターラバー3と
加振手段5を配置し、加振手段5を加振板6と弾性シー
ル部材10で構成する。さらに主液室4内をオリフィス
形成部材12によりインシュレーターラバー3側と加振
手段5側に仕切り、オリフィス形成部材12の中央部に
設けた絞り用開口14により主液室4の上部であるイン
シュレーターラバー3側と加振室15との間を絞り、加
振手段5にかかるエネルギーを小さくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液封防振装置に
係り、特に、加振手段を設けて主液室内へ振動を加える
ことにより、エンジン等の振動源より主弾性部材側から
入力する振動を積極的に打ち消すようにしたアクティブ
マウントに関する。
【0002】
【従来の技術】このようなアクティブマウントは公知で
あり、オリフィス通路により連通された主液室及び副液
室と、主液室に臨む加振手段とを備えるとともに、加振
手段は振動部材及びこれと一体の弾性シール部材を備
え、それぞれの主液室に臨む面と反対側の面を大気開放
させ、かつ加振手段から主液室内へ振動を加えるように
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、加振手段は
常時駆動されるものではなく、非駆動時すなわち非アク
ティブ時にはその動きはフリーとなり、主液室の液圧変
動により弾性シール部材が弾性変形する。このため主弾
性部材側からの振動入力に伴う主液室の液圧変動に応じ
て弾性シール部材が振動することになる。このとき主弾
性部材及び弾性シール部材をそれぞれ一種のゴムバネと
見なせば、弾性シール部材は主弾性部材に比べてバネ定
数が小さく、かつ一面で主液室に臨み、反対側の面は大
気開放されているため、振動源側から主液室へ振動入力
すると弾性シール部材が膜共振を生じる。
【0004】この膜共振は、図3のグラフ中に比較例と
しての動バネ特性曲線を示すように、中周波数領域で動
バネ定数を著しく高くする動バネ定数のピークを出現さ
せて高動バネ化する。したがって、このような加振手段
のフリー時における弾性シール部材の膜共振を弱くし
て、中周波数域における動バネ定数のピークを低く抑え
ることにより動バネ特性曲線を平準することが望まれて
おり、本願発明はこのような要望の実現を目的とする。
なお、この例は動バネ定数のピークが先に出現し、その
後動バネ定数のボトムが出現する負共振であるが、設定
条件によっては逆の正共振になる場合もある。また本願
における中周波数域とは100〜1000Hzの周波数
域をいうものとする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る液
封防振装置は、オリフィス通路により連通された主液室
及び副液室と、主液室に臨む加振手段とを備えるととも
に、加振手段は振動部材及びこれと一体の弾性シール部
材を備え、それぞれの主液室に臨む面と反対側の面を大
気開放させ、かつ加振手段から主液室内へ振動を加える
ことにより、主液室の璧部の一部をなす主弾性部材から
入力される振動を打ち消すようにした液封防振装置にお
いて、前記主弾性部材と加振手段を互いに離隔配置する
とともに、これら主弾性部材と加振手段の間の液体流動
空間を絞るための絞り部を前記主液室内に設け、前記弾
性シール部材の膜共振による中周波数域における高動バ
ネ化を阻止することを特徴とする。
【0006】請求項2は、請求項1の液封防振装置にお
いて、主たる振動の入力方向に前記主弾性部材と加振手
段を配置し、かつ前記副液室を主液室の周囲へ設置した
ことを特徴とする。
【0007】請求項3は、請求項2の液封防振装置にお
いて、前記主液室と副液室を区画するとともに前記オリ
フィス通路を形成した環状のオリフィス部材を前記主液
室内へ配置し、その一部を主液室内へ張り出すことによ
り前記絞り部を形成したことを特徴とする。
【0008】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、主弾性部材と
弾性シール部材との間における液体流動空間をに絞るた
めの絞り部を主液室内へ配置したので、加振手段をフリ
ーにした状態において、振動源からの振動入力による主
液室の液圧変動が生じても、主液室の液圧変動エネルギ
ーは絞り部によって低減されて加振手段側へ伝達され
る。しかも絞り程度を弾性シール部材の膜共振による中
周波数域における高動バネ化を阻止するように設定して
あるので、主液室内の液体流動により弾性シール部材が
膜共振しても、その膜共振は弱くなる。その結果、弾性
シール部材の膜共振に伴う動バネ定数のピークを低く抑
えて、動バネ特性曲線を平準化できる。
【0009】請求項2の発明によれば、主たる振動入力
方向に主弾性部材と弾性シール部材を配置し、副液室を
主液室の外側方へ配置したので、コンパクトで加振制御
の容易なアクティブマウントを構成できる。
【0010】請求項3の発明によれば、オリフィス通路
を構成する環状のオリフィス部材を利用することによ
り、絞り部を容易に形成できる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて一実施例を
説明する。図1は本実施例に係るエンジンマウントの主
たる振動入力方向に沿う全断面図、図2はその要部を拡
大した図、図3は動バネ特性曲線のグラフである。
【0012】図1及び図2において、このエンジンマウ
ントは、振動源であるエンジン側へ取り付けられる第1
支持部1と、車体側へ取り付けられる第2支持部2と、
これらを連結するインシュレーターラバー3とを備え
る。インシュレーターラバー3は本願発明における主弾
性部材に相当し、主液室4の一部を構成する。
【0013】主液室4は、主たる振動入力方向Z方向反
対側に配置されたインシュレーターラバー3と加振手段
5により璧部の一部を構成され、内部に非圧縮性の液体
が封入されている。加振手段5は第1支持部1側から加
えられる振動入力を打ち消すべく主液室4へ加えられる
能動的な振動を与えるためのものであり、加振板6を備
える。
【0014】加振板6は本願発明における振動部材に相
当し、アルミ合金などの軽合金等を用いて軽量化された
円板状部材であり、主液室4のインシュレーターラバー
3と反対側に位置し、その中心部へ一体に設けられたロ
ッド7を介してコア8と一体化されている。
【0015】コア8は強磁性体からなり、その周囲に設
けられたコイル9を励磁することにより主液室4側へ移
動し、消磁することにより逆方向へ戻り、これを一定時
間に所定回数反復させることにより所定周波数のアクテ
ィブ振動を発生させるようになっている。このアクティ
ブ振動は、振動源側からの入力振動に応じて周波数を変
化させることにより、能動的な振動を打ち消すようにな
っている。
【0016】したがって、アクティブ振動の発生は振動
入力に対応してコンピュータ制御で行われる。振動入力
の大きさは、例えばエンジンの回転数を代表値とする等
して、適宜決定できる。なお。コイル9による加振板6
の駆動は逆でもよい。すなわち、コイル9を励磁すると
加振板6を図の下方へ後退させ、消磁すると、主液室4
側である図の上方へ戻るようにしてもよい。
【0017】加振板6の周囲は弾性シール部材10にて
第2支持部2側へ連結される。弾性シール部材10は、
主液室4の図下方側における第2支持部2と加振板6の
間を液密にシールするための弾性部材であり、ゴム等の
適宜弾性材料により形成され、コイル9により移動され
た加振板6の戻り側の移動を行う部材である。
【0018】したがって、弾性シール部材10はある程
度のゴムバネとしての機能を備え、コイル9の励磁によ
る加振板6の移動時には伸張し、コイル9が消磁すると
復元して加振板6を復帰移動させる。なお、弾性シール
部材10のバネ弾性はインシュレーターラバー3のそれ
よりも小さい。符号11は弾性シール部材10の外周部
に一体化される取付プレートである。
【0019】主液室4の内部には、略リング状をなすオ
リフィス形成部材12が設けられている。オリフィス形
成部材12が樹脂等の適宜材料よりなり、その内周側は
主液室4の中心部へ向かって凸の略三角形断面をなすべ
く斜面13が形成され、この頂点部によって絞り用開口
14が形成されている。
【0020】この絞り用開口14により主液室4内は、
図示状態で上下に区画され、下方側は加振手段5との間
に加振室15を形成する。絞り用開口14の開口径R1
は弾性シール部材10の内径、すなわち加振板6の外径
R2よりも小さくされている(R1<R2)。
【0021】但し、絞り用開口14による絞りは、少な
すぎても逆に絞りすぎても、弾性シール部材10の膜共
振によって図3に示す比較例の動バネ特性曲線のように
中周波数域を高動バネ化することが判明した。そこで絞
り程度は動バネ特性曲線の中周波数域を平準化するよう
に、すなわち絞りのない場合に出現する高動バネを実用
上問題がなくなる程度以下になるように設定する。
【0022】なお、本実施例では、弾性シール部材10
の内径よりも絞り用開口14の径を若干小さくする程度
にし、主たる振動入力方向Z上方から見たとき、絞り用
開口14を通して弾性シール部材10が見えない程度に
なっている。
【0023】また、オリフィス形成部材12は、斜面1
3及び絞り用開口14にて本願発明における絞り部とし
ても機能する。また後述するリング状隔壁17ととも
に、主液室4と副液室20との間を区画するための隔壁
をなす。
【0024】リング状隔壁17は上部の水平状部分を略
円錐形状をなすインシュレーターラバー3の裾部中へ埋
設一体化され、縦壁部は加振手段5の内壁としてオリフ
ィス形成部材12のオリフィス通路16に臨む内壁と平
行に筒状をなしている。
【0025】オリフィス形成部材12の外周側はリング
状の凹部を有し、この凹部によってオリフィス通路16
が形成されている。このオリフィス通路16はインシュ
レーターラバー3と一体のリング状隔壁17との間に形
成され、斜面13に開口された入り口18及びリング状
隔壁17に設けられた出口19を介して主液室4と副液
室20を連絡している。
【0026】副液室20は、リング状隔壁17の外周側
に環状をなして設けられ、図1の図示状態において、イ
ンシュレーターラバー3と加振手段5が主たる振動入力
方向の入力方向Zに対して上下に配置されるのに対し
て、主たる振動入力方向Zと直交する主液室4の径方向
外周側に配置される。副液室20は、リング状隔壁17
とダイヤフラム21との間に形成され、ダイヤフラム2
1は外向きに開放された断面逆L字状をなすリング状隔
壁17の外側に形成された空間内に嵌合される。
【0027】リング状隔壁17の縦壁部17a下端はオ
リフィス形成部材12の下部から主液室4の径方向外方
へ延出する延出部24に密接してシールされる。延出部
24は取付プレート11の上に重ねられ、第2支持部2
の大径部2aの段部2b上に重ねられ、大径部2aの上
端部2cをリング状隔壁17の水平状部17b上へカシ
メることにより一体化される。
【0028】ダイヤフラム21と大径部2aに囲まれた
空間25は連通孔26を介して大気開放される。ダイヤ
フラム21はリング状をなして主液室4の周囲に配置さ
れるとともに、その肥大した基部22はリング状隔壁1
7の水平状部17bと延出部24へ液密に密着し、副液
室20をシールする。
【0029】上端部2cのカシメにより、副液室20が
組み立てられるとともに、インシュレーターラバー3が
第2支持部2と一体化される。このとき、インシュレー
ターラバー3の主液室4内に臨む下端部3aはリング状
隔壁17の縦壁部17aの上部にまで一体に形成され、
オリフィス形成部材12の上部でオリフィス通路16の
天井部をなす部分に密着してオリフィス通路16をシー
ルする。
【0030】第2支持部2のうち、大径部2aの下方部
分は段部2bに連続する小径部2dをなし、小径部2d
の内側に形成される空間27は、連通孔28を介して大
気開放され、加振手段5の主液室4と反対側、すなわち
加振板6及び弾性シール部材10の各下面側は空間27
に臨み、大気開放されている。空間27の内側にコイル
9のケース29が収容され、ケース29は底板30上に
支持される。
【0031】底板30の外周部には小径部2dの下端部
へ外開き状に形成されたフランジ2eが重ねられ、ボル
ト31及びナット32で一体化される。第2支持部2は
図示しない取付部にて車体側へ取り付けられている。
【0032】次に、本実施例の作用を説明する。図1に
おいて、第1支持部1に主たる振動入力方向Zへ振動が
入力されると、インシュレーターラバー3の弾性変形に
より主液室4の容積を変化させ、この容積変化に伴う液
体流動がオリフィス通路16を介して副液室20との間
で発生し、一般走行時における十数Hz程度の低周波数
域でオリフィス通路16における液柱共振を発生させて
高減衰を実現する。
【0033】また、主液室4の液圧変動は、加振手段5
にも加えられる。このとき、加振手段5がコイル9によ
り加振されていないときは、すなわち非アクティブ時に
は加振手段5の動きはフリーであり、加振板6は弾性シ
ール部材10の弾性変形により図の上下方向へ振動す
る。
【0034】この振動において、ゴムバネである弾性シ
ール部材10のバネ弾性係数は、インシュレーターラバ
ー3よりも小さく、かつ主液室4に臨む側と反対側は空
間27及び連通孔28を介して大気開放されているの
で、中周波数域の特定周波数で強い膜共振を発生する。
【0035】図3は中周波数域における動バネ特性を示
し、仮に、本実施例におけるオリフィス形成部材12の
絞り用開口14のような絞り部を欠く比較例の場合に
は、図中に仮想線で示すように、中周波領域の特定周波
数で強い膜共振を発生して著しく高い動バネのピークを
生じ、高動バネになる。なお、図中の横軸は周波数、縦
軸は動バネ係数である。
【0036】一方、本実施例では、オリフィス形成部材
12に斜面13及び絞り用開口14よりなる絞り部を設
け、この絞り用開口14の開口径R1を弾性シール部材
10の内径かつ加振板6の外径R2よりも小さくするこ
とにより主液室4の上部であるインシュレーターラバー
3側と加振室15の間における液体流動空間を絞るとと
もに、この絞り程度を、動バネ特性曲線の中周波数域を
平準化し、絞りのない場合に出現する高動バネを実用上
問題がなくなる程度以下になるように設定してある。
【0037】したがって、主液室4に発生する液圧エネ
ルギーは、絞り用開口14によって絞られ、インシュレ
ーターラバー3側から加振室15へ加えられる液圧エネ
ルギーは、絞り用開口14の絞り程度に応じて低減され
る。このため、弾性シール部材10を弾性変形させるた
めのエネルギーが小さくなり、その結果生じる膜共振も
弱くなって中周波数域に出現する動バネ定数のピークを
低く抑え、図中に実線で示す動バネ特性曲線のように平
準化されたものとなり、低動バネを実現する。
【0038】このため、加振手段5を設けるに際して、
加振板6と主液室4の間における液体をシールするとと
もに、加振板6の振動に対するリターンバネとして必要
な弾性シール部材10を設けるにもかかわらず、非アク
ティブ時においてこの弾性シール部材10に起因する強
い膜共振により中周波数域に出現する高動バネ部分を解
消して実用レベルまで低動バネ化することができる。
【0039】しかも、主たる振動入力方向Zにインシュ
レーターラバー3と弾性シール部材10を配置し、副液
室20を主液室4の外側方へ配置したので、コンパクト
で加振制御の容易なアクティブマウントを構成できる。
そのうえ、オリフィス通路16を形成するために設けら
れる環状のオリフィス形成部材12を利用して絞り用開
口14を形成できるので、絞り部を簡単に形成でき、オ
リフィス形成部材12と別に特別の絞り部材を設ける必
要がなく、部品点数を削減し、構造を簡素化できる。
【0040】なお、絞り用開口14における開口径R1
の大きさは、中周波数域における動バネ特性曲線動の平
準化を実現できる範囲内であれば、必要とする動バネ特
性に応じて大小任意に設定できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係るアクティブマウントの全断面図
【図2】その要部を拡大した図
【図3】動バネ特性のグラフ
【符号の説明】 1:第1支持部、2:第2支持部、3:インシュレータ
ーラバー、4:主液室、5:加振手段、6:加振板、1
0:弾性シール部材、12:オリフィス形成部材、1
4:絞り用開口、16:オリフィス通路、20:副液
室、21:ダイヤフラム
フロントページの続き Fターム(参考) 3D035 CA05 CA34 CA42 3J047 AA03 CA04 CB10 CD11 DA02 FA02

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オリフィス通路により連通された主液室
    及び副液室と、主液室に臨む加振手段とを備えるととも
    に、加振手段は振動部材及びこれと一体の弾性シール部
    材を備え、それぞれの主液室に臨む面と反対側の面を大
    気開放させ、かつ加振手段から主液室内へ振動を加える
    ことにより、主液室の璧部の一部をなす主弾性部材から
    入力される振動を打ち消すようにした液封防振装置にお
    いて、前記主弾性部材と加振手段を互いに離隔配置する
    とともに、これら主弾性部材と加振手段の間の液体流動
    空間を絞るための絞り部を前記主液室内に設け、前記弾
    性シール部材の膜共振による中周波数域における高動バ
    ネ化を阻止することを特徴とする液封防振装置。
  2. 【請求項2】 主たる振動の入力方向に前記主弾性部材
    と加振手段を配置し、かつ前記副液室を主液室の周囲へ
    設置したことを特徴とする請求項1の液封防振装置。
  3. 【請求項3】 前記主液室と副液室を区画するとともに
    前記オリフィス通路を形成した環状のオリフィス部材を
    前記主液室内へ配置し、その一部を主液室内へ張り出す
    ことにより前記絞り部を形成したことを特徴とする請求
    項2の液封防振装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009281507A (ja) * 2008-05-22 2009-12-03 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 能動型液封入式防振装置
DE102005053243B4 (de) * 2004-11-11 2012-08-02 Tokai Rubber Industries, Ltd. Aktive Schwingungsdämpfungsvorrichtung

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JP2009281507A (ja) * 2008-05-22 2009-12-03 Toyo Tire & Rubber Co Ltd 能動型液封入式防振装置

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