JP2003254219A - 水道管用水力発電設備 - Google Patents

水道管用水力発電設備

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JP2003254219A
JP2003254219A JP2002134126A JP2002134126A JP2003254219A JP 2003254219 A JP2003254219 A JP 2003254219A JP 2002134126 A JP2002134126 A JP 2002134126A JP 2002134126 A JP2002134126 A JP 2002134126A JP 2003254219 A JP2003254219 A JP 2003254219A
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flow path
pipe
water pipe
water
bypass pipe
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Application number
JP2002134126A
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Kikuo Saito
喜久雄 斎藤
Kosuke Sakai
浩輔 酒井
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SUIDO GIJUTSU KAIHATSU KIKO KK
Suido Gijutsu Kaihatsu Kiko KK
Original Assignee
SUIDO GIJUTSU KAIHATSU KIKO KK
Suido Gijutsu Kaihatsu Kiko KK
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Publication date
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 設置弁数及び工事工程数の削減によって設備
コストの低廉化を図ることができるとともに、流路切換
操作も少ない手数で容易に行なうことができるようにす
る。 【解決手段】 水道管1の途中に、バイパス流路を形成
するバイパス配管4が連通接続され、このバイパス配管
4の途中に、水流で発電する発電ユニット5が取付けら
れているとともに、水道管1とバイパス配管4との分岐
箇所には、第1〜第3操作状態に切換操作自在な三方弁
V1が介装されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、水道管の途中に、
バイパス流路を形成するバイパス配管が連通接続され、
このバイパス配管又はこれの両接続箇所間に位置する水
道管部分に、水流で発電する発電ユニットが取付けられ
ている水道管用水力発電設備に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の水道管用水力発電設備では、図1
1に示すように、水道管1のうち、バイパス配管4の分
岐箇所と合流箇所との間に位置する水道管部分に、開閉
操作自在な仕切弁51を介装するとともに、バイパス配
管4の分岐管部4B及び合流管部4Cの各々には、開閉
操作自在な仕切弁52,53を介装して、この三つの仕
切弁51〜53の開閉操作により、バイパス配管4を閉
止して水道管1のみに水道水を流動させる第1状態と、
水道管1の途中を閉止して、バイパス配管4を経由して
水道水を流動させる第2状態と、水道水を水道管1とバ
イパス配管4とに所定の比率で分配供給する第3状態と
に切換え可能に構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の水道管用水力発
電設備では、バイパス配管4及び発電ユニット5に対す
る水道水の流路変更や定期点検、修理等の各種条件に応
じて、上述の第1〜第3状態に選択的に切換えることが
できるものの、バイパス配管4の分岐箇所と合流箇所と
の間に位置する水道管部分の途中一箇所とバイパス配管
4の分岐管部4B及び合流管部4Cに仕切弁51〜53
を介在させているため、仕切弁の設置数が多くなるばか
りでなく、それに伴って工事工程数も増加するため、設
備コストの高騰化を招来するとともに、三つの仕切弁5
1〜53を開閉操作するため、第1〜第3状態への切換
えに手間取り易い。
【0004】本発明は、上述の実状に鑑みて為されたも
のであって、その主たる課題は、設置弁数及び工事工程
数の削減によって設備コストの低廉化を図ることができ
るとともに、流路切換操作も少ない手数で容易に行なう
ことのできる水道管用水力発電設備を提供する点にあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1による
水道管用水力発電設備の特徴構成は、水道管の途中に、
バイパス流路を形成するバイパス配管が連通接続され、
このバイパス配管又はこれの両接続箇所間に位置する水
道管部分には、水流で発電する発電ユニットが取付けら
れているとともに、水道管とバイパス配管との分岐箇所
には、水道管の上流側流路と下流側流路とが連通する第
1操作状態と、水道管の上流側流路とバイパス配管の分
岐側流路とが連通する第2操作状態と、水道管の上流側
流路と下流側流路及びバイパス配管の分岐側流路とが連
通する第3操作状態とに切換操作自在な三方弁が介装さ
れている。
【0006】上記特徴構成によれば、水道管とバイパス
配管との分岐箇所に介装された三方弁を第1操作状態に
切換え操作することにより、バイパス配管を閉止して水
道管のみに水道水を流動させる第1状態となり、また、
三方弁を第2操作状態に切換え操作することにより、水
道管の途中を閉止して、バイパス配管を経由して水道水
を流動させる第2状態となり、更に、三方弁を第3操作
状態に切換え操作することにより、水道水を水道管とバ
イパス配管とに所定の比率で分配供給する第3状態とな
る。
【0007】従って、水道管とバイパス配管との分岐箇
所に三方弁を介在させるだけで済むから、設置弁数及び
工事工程数の削減によって設備コストの低廉化を図るこ
とができるとともに、流路切換操作も少ない手数で容易
に行なうことができる。
【0008】本発明の請求項2による水道管用水力発電
設備の特徴構成は、水道管の途中に、バイパス流路を形
成するバイパス配管が連通接続され、このバイパス配管
又はこれの両接続箇所間に位置する水道管部分には、水
流で発電する発電ユニットが取付けられているととも
に、水道管とバイパス配管との合流箇所には、水道管の
上流側流路と下流側流路とが連通する第1操作状態と、
水道管の下流側流路とバイパス配管の合流側流路とが連
通する第2操作状態と、水道管の上流側流路と下流側流
路及びバイパス配管の合流側流路とが連通する第3操作
状態とに切換操作自在な三方弁が介装されている。
【0009】上記特徴構成によれば、水道管とバイパス
配管との合流箇所に介装された三方弁を第1操作状態に
切換え操作することにより、バイパス配管を閉止して水
道管のみに水道水を流動させる第1状態となり、また、
三方弁を第2操作状態に切換え操作することにより、水
道管の途中を閉止して、バイパス配管を経由して水道水
を流動させる第2状態となり、更に、三方弁を第3操作
状態に切換え操作することにより、水道水を水道管とバ
イパス配管とに所定の比率で分配供給する第3状態とな
る。
【0010】従って、水道管とバイパス配管との合流箇
所に三方弁を介在させるだけで済むから、設置弁数及び
工事工程数の削減によって設備コストの低廉化を図るこ
とができるとともに、流路切換操作も少ない手数で容易
に行なうことができる。
【0011】本発明の請求項3による水道管用水力発電
設備の特徴構成は、水道管の途中に、バイパス流路を形
成するバイパス配管が連通接続され、このバイパス配管
又はこれの両接続箇所間に位置する水道管部分に、水流
で発電する発電ユニットが取付けられているとともに、
水道管とバイパス配管との分岐箇所には、水道管の上流
側流路と下流側流路とが連通する第1操作状態と、水道
管の上流側流路とバイパス配管の分岐側流路とが連通す
る第2操作状態と、水道管の上流側流路と下流側流路及
びバイパス配管の分岐側流路とが連通する第3操作状態
とに切換操作自在な三方弁を介装し、更に、水道管とバ
イパス配管との合流箇所には、水道管の上流側流路と下
流側流路とが連通する第1操作状態と、水道管の下流側
流路とバイパス配管の合流側流路とが連通する第2操作
状態と、水道管の上流側流路と下流側流路及びバイパス
配管の合流側流路とが連通する第3操作状態とに切換操
作自在な三方弁が介装されている点にある。
【0012】上記特徴構成によれば、水道管とバイパス
配管との分岐箇所に介装された三方弁、及び、水道管と
バイパス配管との合流箇所に介装された三方弁を夫々第
1操作状態に切換え操作することにより、バイパス配管
を閉止して水道管のみに水道水を流動させる第1状態と
なり、また、両三方弁を夫々第2操作状態に切換え操作
することにより、水道管の途中を閉止して、バイパス配
管を経由して水道水を流動させる第2状態となり、更
に、両三方弁を夫々第3操作状態に切換え操作すること
により、水道水を水道管とバイパス配管とに所定の比率
で分配供給する第3状態となる。
【0013】従って、水道管とバイパス配管との分岐箇
所及び合流箇所に三方弁を介在させるだけで済むから、
設置弁数及び工事工程数の削減によって設備コストの低
廉化を図ることができるとともに、流路切換操作も少な
い手数で容易に行なうことができる。
【0014】本発明の請求項4による水道管用水力発電
設備の特徴構成は、前記水道管とバイパス配管との合流
箇所よりも上流側に位置する水道管部分とバイパス配管
との少なくとも一方には開閉操作自在な仕切弁が介装さ
れている。
【0015】上記特徴構成によれば、水道管とバイパス
配管との合流箇所よりも上流側に位置する水道管部分に
仕切弁が介装されている場合には、この仕切弁と、水道
管とバイパス配管との分岐箇所に介在されている三方弁
との操作により、バイパス配管の分岐箇所と合流箇所と
の間に位置する水道管部分を、バイパス配管を経由して
水道水を流動させた状態で完全に閉止することができる
から、水道管部分の点検や補修等を不断水状態で容易に
行なうことができる。
【0016】また、水道管とバイパス配管との合流箇所
よりも上流側に位置するバイパス配管に仕切弁が介装さ
れている場合には、この仕切弁と、水道管とバイパス配
管との分岐箇所に介在されている三方弁との操作によ
り、バイパス配管の分岐箇所と合流箇所との間に位置す
る水道管部分を通して水道水を流動させながら、バイパ
ス配管を完全に閉止することができるから、バイパス配
管の点検や補修等を不断水状態で容易に行なうことがで
きる。
【0017】更に、水道管とバイパス配管との合流箇所
よりも上流側に位置する水道管部分とバイパス配管の各
々に仕切弁が介装されている場合には、両仕切弁と、水
道管とバイパス配管との分岐箇所に介在されている三方
弁との操作により、バイパス配管の分岐箇所と合流箇所
との間に位置する水道管部分と、バイパス配管とを選択
的に完全に閉止することができるから、水道管部分やバ
イパス配管或いは発電ユニットの点検や補修等を不断水
状態で容易に行なうことができる。
【0018】本発明の請求項5による水道管用水力発電
設備の特徴構成は、水道管とバイパス配管との分岐箇所
よりも下流側に位置する水道管部分とバイパス配管との
少なくとも一方には開閉操作自在な仕切弁が介装されて
いる。
【0019】上記特徴構成によれば、水道管とバイパス
配管との分岐箇所よりも下流側に位置する水道管部分に
仕切弁が介装されている場合には、この仕切弁と、水道
管とバイパス配管との合流箇所に介在されている三方弁
との操作により、バイパス配管の分岐箇所と合流箇所と
の間に位置する水道管部分を、バイパス配管を経由して
水道水を流動させた状態で完全に閉止することができる
から、水道管部分の点検や補修等を不断水状態で容易に
行なうことができる。
【0020】また、水道管とバイパス配管との分岐箇所
よりも下流側に位置するバイパス配管に仕切弁が介装さ
れている場合には、この仕切弁と、水道管とバイパス配
管との合流箇所に介在されている三方弁との操作によ
り、バイパス配管の分岐箇所と合流箇所との間に位置す
る水道管部分を通して水道水を流動させながら、バイパ
ス配管を完全に閉止することができるから、バイパス配
管の点検や補修等を不断水状態で容易に行なうことがで
きる。
【0021】更に、水道管とバイパス配管との分岐箇所
よりも下流側に位置する水道管部分とバイパス配管の各
々に仕切弁が介装されている場合には、両仕切弁と、水
道管とバイパス配管との合流箇所に介在されている三方
弁との操作により、バイパス配管の分岐箇所と合流箇所
との間に位置する水道管部分と、バイパス配管とを選択
的に完全に閉止することができるから、水道管部分やバ
イパス配管或いは発電ユニットの点検や補修等を不断水
状態で容易に行なうことができる。
【0022】本発明の請求項6による水道管用水力発電
設備の特徴構成は、前記三方弁が、三つの第1〜第3流
路をT字状に連通形成してある弁箱内に、一方の第1流
路軸線方向に沿う第1・第2流路同士のみを連通接続す
る第1操作状態と、第1・第3流路同士のみを連通接続
する第2操作状態、及び、第1流路と第2・第3流路と
を連通接続する第3操作状態とに揺動切換え自在な弁体
を設けて構成されているとともに、前記弁箱の流路接続
箇所の内壁面で、かつ、第2流路と第3流路との境界相
当箇所又はその近傍箇所には、第2流路と第3流路とを
区画する状態で第1流路の軸線側に突出する固定壁が連
設され、この固定壁の先端部側に、それに摺接する状態
で弁体の揺動基端部が配置されている点にある。
【0023】上記特徴構成によれば、第2流路と第3流
路とを区画する状態でそれらの境界相当箇所又はその近
傍箇所から第1流路軸線側に突出する固定壁を連設し
て、その固定壁の先端部側に、弁体の揺動基端部を配置
してあるから、第1操作状態又は第2操作状態に操作し
たとき、第2流路の連通口又は第3流路の連通口を弁体
で確実に閉止しながらも、弁体の揺動基端部から先端部
までの長さを短く構成することができる。
【0024】しかも、弁体を第3操作状態に操作して、
第1流路と第2・第3流路とを連通接続させた状態で
は、固定壁が第1流路軸線側に突出する分だけ、弁体と
第3流路の連通口との間の間隔を広くとることができ
る。
【0025】従って、流体抵抗が少なく、流量特性がと
り易く、かつ、弁体の開閉操作力を小さくすることがで
きるとともに、弁体及び弁箱の小型化、軽量化、製造コ
ストの低廉化とを図ることができる。
【0026】本発明の請求項7による水道管用水力発電
設備の特徴構成は、前記弁体の揺動軸芯が第1流路の軸
線上又はその近傍に位置する状態にまで、固定壁が第1
流路軸線側に突出形成されている点にある。
【0027】上記特徴構成によれば、弁体の揺動軸芯が
第1流路軸線上又はその近傍に位置する状態にまで、固
定壁を第1流路軸線側に延出させた分だけ、弁体の揺動
基端部から先端部までの長さを短く構成することができ
るとともに、第3操作状態にある弁体と第3流路の連通
口との間の間隔を広くとることができる。
【0028】従って、流量特性及び操作性に優れた三方
弁の小型化、軽量化、製造コストの低廉化を促進するこ
とができる。
【0029】本発明の請求項8による水道管用水力発電
設備の特徴構成は、前記弁体の揺動軸芯が両流路の軸線
の交点又はその近傍に位置する状態にまで、固定壁が両
流路軸線の交点側に突出形成されている点にある。
【0030】上記特徴構成によれば、弁体の揺動軸芯が
両流路軸線の交点又はその近傍に位置する状態にまで、
固定壁を両流路軸線の交点側に延出させた分だけ、弁体
の揺動基端部から先端部までの長さを短く構成すること
ができるとともに、第3操作状態にある弁体と第3流路
の連通口との間の間隔を広くとることができる。
【0031】従って、流量特性及び操作性に優れた三方
弁の小型化、軽量化、製造コストの低廉化をより促進す
ることができる。
【0032】本発明の請求項9による水道管用水力発電
設備の特徴構成は、前記弁体の揺動基端部には、弁体が
第1〜第3操作状態にあるとき、固定壁の先端部に対し
て摺動自在に弾性シール材を介して圧接される位置決め
突起が形成されている点にある。
【0033】上記特徴構成によれば、弁体が第1操作状
態又は第2操作状態若しくは第3操作状態にあるとき、
弁体の揺動基端部に形成された位置決め突起が、固定壁
の先端部に対して弾性シール材を介して圧接されている
から、弁体の揺動基端部と固定壁の先端部との間でのシ
ール性能を高めることができるばかりでなく、弁体を第
1〜第3操作状態の各操作位置で位置保持するための構
造も製造コスト面で有利に構成することができる。
【0034】
【発明の実施の形態】〔第1実施形態〕図1は水道管用
水力発電設備を示し、地中に埋設された水道管1のう
ち、掘削箇所の周囲に鋼矢板2等を打込んで構築された
作業ピット3内に位置する水道管1の水力発電設置相当
箇所に、バイパス流路を形成するバイパス配管4が連通
接続され、このバイパス配管4の中間管部4Aに、水流
で回転するタービン5A及びタービン5Aの回転出力軸
5Bに連動連結された発電機5Cとを備えた発電ユニッ
ト5が取付けられているとともに、水道管1とバイパス
配管4との分岐箇所には、水道管1の上流側流路W1と
下流側流路W2とが連通する第1操作状態と、水道管1
の上流側流路W1とバイパス配管4の分岐側流路W3と
が連通する第2操作状態と、水道管1の上流側流路W1
と下流側流路W2及びバイパス配管4の分岐側流路W3
とが連通する第3操作状態とに切換操作自在な第1三方
弁V1を介装し、更に、水道管1とバイパス配管4との
合流箇所には、水道管1の上流側流路W2と下流側流路
W1とが連通する第1操作状態と、水道管1の下流側流
路W1とバイパス配管4の合流側流路W3とが連通する
第2操作状態と、水道管1の上流側流路W2と下流側流
路W1及びバイパス配管4の合流側流路W3とが連通す
る第3操作状態とに切換操作自在な第2三方弁V2が介
装されている。
【0035】そして、水道管1とバイパス配管4との分
岐箇所に介装された第1三方弁V1、及び、水道管1と
バイパス配管4との合流箇所に介装された第2三方弁V
2を夫々第1操作状態に切換え操作することにより、バ
イパス配管4を閉止して水道管1のみに水道水を流動さ
せる第1状態となり、また、第1・第2三方弁V1,V
2を夫々第2操作状態に切換え操作することにより、バ
イパス配管4の分岐箇所と合流箇所との間に位置する水
道管1の途中部分を閉止して、バイパス配管4を経由し
て水道水を流動させる第2状態となり、更に、第1・第
2三方弁V1,V2を夫々第3操作状態に切換え操作す
ることにより、水道水を水道管1とバイパス配管4とに
所定の比率で分配供給する第3状態となる。
【0036】前記第1・第2三方弁V1,V2の各々
は、図2〜図6に示すように、三つの第1〜第3流路W
1〜W3をT字状に直交状態で連通形成してある管状の
弁箱7内に、水道管1の軸線である一方の第1流路軸線
X1方向に沿う第1・第2流路W1,W2同士のみを連
通接続する第1操作状態(図2参照)と、両流路軸線X
1,X2に沿う第1・第3流路W1,W3同士のみを連
通接続する第2操作状態(図3参照)、及び、第1流路
W1と第2・第3流路W2,W3とを連通接続する第3
操作状態(図4参照)とに揺動切換え自在な弁体8を設
けて構成されているとともに、前記弁箱7の流路接続箇
所の内壁面7aで、かつ、第2流路W2と第3流路W3
との境界相当箇所には、第2流路W2と第3流路W3と
を区画する状態で第1流路軸線X1側に突出する固定壁
9が一体形成され、この固定壁9の先端部9a側に、そ
れに摺接する状態で弁体8の円筒状の揺動基端部8Aが
配置されている。
【0037】そして、第2流路W2と第3流路W3とを
区画する状態でそれらの境界相当箇所から第1流路軸線
X1側に一体的に突出形成された固定壁9の先端部側
に、弁体8の揺動基端部8Aを配置することにより、弁
体8を第1操作状態又は第2操作状態に操作したとき、
第2流路W2の連通口P2又は第3流路W3の連通口P
3を弁体8で確実に閉止しながらも、弁体8の揺動基端
部8Aから先端部8Bまでの長さLを短く構成すること
ができる。
【0038】しかも、弁体8を第3操作状態に操作し
て、第1流路W1と第2・第3流路W2,W3とを連通
接続させた状態では、固定壁9が第1流路軸線X1側に
突出する分だけ、弁体8と第3流路W3の連通口P3と
の間の間隔を広くとることができる。
【0039】前記固定壁9は、弁体8の揺動軸芯Yが第
1流路軸線X1上又はその近傍に位置する状態にまで、
第3流路W3の内壁面に沿って第1流路軸線X1側に突
出形成されているとともに、前記弁箱7の流路接続箇所
の内壁面7aのうち、第3流路W3の連通口P1に相対
向する部位の壁部7Aが、第3流路W3の連通口P3と
の間の流路幅Dが広くなるように外方に弧状に膨出形成
され、更に、弁体8の両受圧側面8a,8bが、それの
先端部8Bと揺動基端部8Aとを結ぶ線分が第1流路軸
線X1と平行又は略平行姿勢にあるとき、その線分方向
の中央側ほど第3流路W3の連通口P2から離れる側に
湾曲する弧状曲面に形成されている。
【0040】そして、弁体8の揺動軸芯Yが第1流路軸
線X1上又はその近傍に位置する状態にまで、固定壁9
を第1流路軸線X1側に延出させた分だけ、弁体8の揺
動基端部8Aから先端部8Bまでの長さLを一層短く構
成することができるとともに、第3操作状態にある弁体
8と第3流路W3の連通口P3との間の間隔も広くとる
ことができる。
【0041】更に、前記弁体8が一直線状に構成されて
いる場合に比して、第3操作状態にある弁体8と第3流
路W3の連通口P3との間の間隔を広くとることができ
るとともに、流体抵抗を少なくすることができる。それ
でいて、弁箱7の流路接続箇所の内壁面7aのうち、第
3流路W3の接続口P3に相対向する部位の壁部7Aが
外方側に膨出形成されているから、第1流路W1と第2
流路W2との間での流路幅も充分確保することができ
る。
【0042】前記弁箱7の流路接続箇所の内壁面7aの
うち、第1操作状態及び第2操作状態にある弁体8の外
周部側のシール面8cに相対向する部位には弁座8fが
形成され、各弁座8fには、弁体8のシール面8cとの
間を水密状態に密封するための弾性シール材10が層状
に付設されているとともに、固定壁9の先端部9aに
も、弁体8の揺動基端部8Aとの間を水密状態に密封す
るための弾性シール材11が層状に付設されている。
【0043】前記弁体8の揺動基端部8Aには、図2〜
図5に示すように、弁体8が第1〜第3操作状態にある
とき、固定壁9の先端部9aに付設された弾性シール材
11に摺動自在に圧接される三つの位置決め突起12が
形成されている。
【0044】前記弁箱7のうち、第1〜第3流路W1〜
W3を形成する管状箱部7B〜7Dの端部には、水道管
1の端部に形成された連結フランジ1A、バイパス配管
4の分岐管部4Bの端部に形成された連結フランジ4
D、合流管部4Cの端部に形成された連結フランジ4E
に対してボルト・ナットで固定連結される連結フランジ
7E〜7Gが一体形成されている。
【0045】前記弁体8の揺動基端部8Aの上下両端部
分には、図6に示すように、弁箱7の流路接続箇所のう
ち、揺動軸芯Yを通る上下二箇所に貫通形成された支承
孔7bを通して挿入された揺動支点軸13と嵌合する取
付け孔8dと、この取付け孔8dに嵌合された揺動支点
軸13と揺動基端部8Aとを相対回転不能な状態で抜止
め連結する連結ピンの挿通孔8eとが形成されていると
ともに、弁箱7の流路接続箇所の上部には、揺動支点軸
13に連動する減速機構14を内装し、かつ、この減速
機構14の入力用弁操作軸15を外部に突設してある減
速ケース16が取付けられている。
【0046】尚、前記第1・第2三方弁V1,V2は上
述の通り同一構造の三方弁から構成されているため、水
道管1とバイパス配管4との分岐箇所に三方弁V1を介
装する場合と、水道管1とバイパス配管4との合流箇所
に三方弁V2を介装する場合とでは、図1に示すように
三方弁の取付け姿勢が逆になる。
【0047】〔第2実施形態〕図7は、水道管用水力発
電設備の他の三方弁を示し、弁体8の揺動軸芯Yが両流
路軸線X1,X2の交点又はその近傍に位置する状態に
まで、固定壁9が両流路軸線X1,X2の交点側に向っ
て傾斜姿勢で突出形成されている。
【0048】そして、弁体8の揺動軸芯Yが両流路軸線
X1,X2の交点又はその近傍に位置する状態にまで、
固定壁9を両流路軸線X1,X2の交点側に延出させた
分だけ、弁体8の揺動基端部8Aから先端部8Bまでの
長さをより短く構成することができるとともに、第3操
作状態にある弁体8と第3流路W3の連通口P3との間
の間隔を広くとることができる。尚、その他の構成は、
第1実施形態で説明した構成と同一であるから、同一の
構成箇所には、第1実施形態と同一の番号を付記してそ
れの説明は省略する。
【0049】〔第3実施形態〕上述の各実施形態では、
バイパス流路を形成するバイパス配管4の途中に、水流
で発電する発電ユニット5を取付けたが、図8に示すよ
うに、バイパス配管4の分岐箇所と合流箇所との間に位
置する水道管部分に、水流で回転するタービン5A及び
タービン5Aの回転出力軸5Bに連動連結された発電機
5Cとを備えた発電ユニット5を取付けて実施しても良
い。尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した構成
と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施形態
と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
【0050】〔第4実施形態〕図9(イ)に示すよう
に、バイパス配管4の中間管部4Aに、水流で回転する
タービン5A及びタービン5Aの回転出力軸5Bに連動
連結された発電機5Cとを備えた発電ユニット5を取付
けるとともに、水道管1とバイパス配管4との分岐箇所
にのみ、水道管1の上流側流路W1と下流側流路W2と
が連通する第1操作状態と、水道管1の上流側流路W1
とバイパス配管4の分岐側流路W3とが連通する第2操
作状態と、水道管1の上流側流路W1と下流側流路W2
及びバイパス配管4の分岐側流路W3とが連通する第3
操作状態とに切換操作自在な第1三方弁V1を介装して
実施しても良い。
【0051】また、仮想線で示すように、バイパス配管
4の分岐箇所と合流箇所との間に位置する水道管部分
に、水流で発電する発電ユニット5を取付けて実施して
も良い。尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した
構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施
形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
【0052】〔第5実施形態〕図9(ロ)に示すよう
に、上述の第4実施形態において、水道管1とバイパス
配管4との合流箇所よりも上流側に位置する水道管部分
に、開閉操作自在な仕切弁V3を介装して実施しても良
い。
【0053】この場合、仕切弁V3と、水道管1とバイ
パス配管4の分岐管部4Bとの分岐箇所に介在されてい
る三方弁V1との操作により、バイパス配管4の分岐箇
所と合流箇所との間に位置する水道管部分を、バイパス
配管4を経由して水道水を流動させた状態で完全に閉止
することができるから、水道管部分の点検や補修等を不
断水状態で容易に行なうことができる。
【0054】〔第6実施形態〕図9(ハ)に示すよう
に、上述の第4実施形態において、水道管1とバイパス
配管4との合流箇所よりも上流側に位置するバイパス配
管4の合流管部4Cに仕切弁V4を介装して実施しても
良い。
【0055】この場合、仕切弁V4と、水道管1とバイ
パス配管4の分岐管部4Bとの分岐箇所に介在されてい
る三方弁V1との操作により、バイパス配管4の分岐箇
所と合流箇所との間に位置する水道管部分を通して水道
水を流動させながら、バイパス配管4を完全に閉止する
ことができるから、バイパス配管4や発電ユニット5等
の点検や補修を不断水状態で容易に行なうことができ
る。
【0056】〔第7実施形態〕図9(ニ)に示すよう
に、上述の第4実施形態において、水道管1とバイパス
配管4との合流箇所よりも上流側に位置する水道管部分
に、開閉操作自在な仕切弁V3を介装するとともに、水
道管1とバイパス配管4との合流箇所よりも上流側に位
置するバイパス配管4の合流管部4Cに仕切弁V4を介
装して実施しても良い。
【0057】この場合、両仕切弁V3,V4と、水道管
1とバイパス配管4の分岐管部4Bとの分岐箇所に介在
されている三方弁V1との操作により、バイパス配管4
の分岐箇所と合流箇所との間に位置する水道管部分と、
バイパス配管4とを選択的に完全に閉止することができ
るから、水道管部分やバイパス配管4或いは発電ユニッ
ト5の点検や補修等を不断水状態で容易に行なうことが
できる。
【0058】〔第8実施形態〕図10(イ)に示すよう
に、バイパス配管4の中間管部4Aに、水流で回転する
タービン5A及びタービン5Aの回転出力軸5Bに連動
連結された発電機5Cとを備えた発電ユニット5を取付
けるとともに、水道管1とバイパス配管4の合流管部4
Cとの合流箇所にのみ、水道管1の上流側流路W1と下
流側流路W2とが連通する第1操作状態と、水道管1の
上流側流路W1とバイパス配管4の合流側流路W3とが
連通する第2操作状態と、水道管1の上流側流路W1と
下流側流路W2及びバイパス配管4の合流側流路W3と
が連通する第3操作状態とに切換操作自在な第三方弁V
2を介装して実施しても良い。
【0059】また、仮想線で示すように、バイパス配管
4の分岐箇所と合流箇所との間に位置する水道管部分
に、水流で発電する発電ユニット5を取付けて実施して
も良い。尚、その他の構成は、第1実施形態で説明した
構成と同一であるから、同一の構成箇所には、第1実施
形態と同一の番号を付記してそれの説明は省略する。
【0060】〔第9実施形態〕図10(ロ)に示すよう
に、上述の第8実施形態において、水道管1とバイパス
配管4との分岐箇所よりも下流側に位置する水道管部分
に仕切弁V5を介装して実施しても良い。この場合に
は、仕切弁V5と、水道管1とバイパス配管4との合流
箇所に介在されている三方弁V2との操作により、バイ
パス配管4の分岐箇所と合流箇所との間に位置する水道
管部分を、バイパス配管4を経由して水道水を流動させ
た状態で完全に閉止することができるから、水道管部分
の点検や補修等を不断水状態で容易に行なうことができ
る。
【0061】〔第10実施形態〕図10(ハ)に示すよ
うに、上述の第8実施形態において、水道管1とバイパ
ス配管4との分岐箇所よりも下流側に位置するバイパス
配管4の分岐管部4Bに仕切弁V6を介装して実施して
も良い。この場合、仕切弁V6と、水道管1とバイパス
配管4との合流箇所に介在されている三方弁V2との操
作により、バイパス配管4の分岐箇所と合流箇所との間
に位置する水道管部分を通して水道水を流動させなが
ら、バイパス配管4を完全に閉止することができるか
ら、バイパス配管4の点検や補修等を不断水状態で容易
に行なうことができる。
【0062】〔第11実施形態〕図10(ニ)に示すよ
うに、上述の第8実施形態において、水道管1とバイパ
ス配管4との分岐箇所よりも下流側に位置する水道管部
分に仕切弁V5を介装するとともに、水道管1とバイパ
ス配管4との分岐箇所よりも下流側に位置するバイパス
配管4の分岐管部4Bに仕切弁V6を介装して実施して
も良い。この場合、両仕切弁V5,V6と、水道管1と
バイパス配管4との合流箇所に介在されている三方弁V
2との操作により、バイパス配管4の分岐箇所と合流箇
所との間に位置する水道管部分と、バイパス配管4とを
選択的に完全に閉止することができるから、水道管部分
やバイパス配管4或いは発電ユニット5の点検や補修等
を不断水状態で容易に行なうことができる。
【0063】〔その他の実施形態〕 (1)上述の第1実施形態では、前記弁箱7の流路接続
箇所の内壁面7aで、かつ、第2流路W2と第3流路W
3との境界相当箇所に、第2流路W2と第3流路W3と
を区画する状態で第1流路軸線X1側に突出する固定壁
9を一体形成したが、この固定壁9を、第2流路W2と
第3流路W3との境界近傍箇所に形成しても良い。
【0064】(2)発電ユニットとしては、バイパス配
管4内を流れる水道水の圧力を利用して発電することの
できるものであれば、如何なる構造のものを用いても良
い。
【0065】(3)上述の各実施形態では、前記固定壁
9の先端部9aに、弁体8が第1〜第3操作状態にある
とき、弁体8の揺動基端部8Aに形成された三つの位置
決め突起12の一つが圧接される弾性シール材11を付
設したが、この弾性シール材11を、弁体8の揺動基端
部8A側の少なくとも位置決め突起12の外周面に付設
して実施しても良く、更に、固定壁9の先端部9aと揺
動基端部8A側の少なくとも位置決め突起12の外周面
とに弾性シール材11を夫々付設して実施しても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の第1実施形態を示す水道管用水力発
電設備の平面図
【図2】弁体が第1操作状態にあるときの三方弁の拡大
断面図
【図3】弁体が第2操作状態にあるときの三方弁の拡大
断面図
【図4】弁体が第3操作状態にあるときの三方弁の拡大
断面図
【図5】弁体の揺動基端部の拡大断面図
【図6】三方弁の拡大分解断面図
【図7】本願発明の第2実施形態を示す三方弁の拡大断
面図
【図8】本願発明の第3実施形態を示す水道管用水力発
電設備の平面図
【図9】(イ)本願発明の第4実施形態を示す水道管用
水力発電設備の概略線図 (ロ)本願発明の第5実施形態を示す水道管用水力発電
設備の概略線図 (ハ)本願発明の第6実施形態を示す水道管用水力発電
設備の概略線図 (ニ)本願発明の第7実施形態を示す水道管用水力発電
設備の概略線図
【図10】(イ)本願発明の第8実施形態を示す水道管
用水力発電設備の概略線図 (ロ)本願発明の第9実施形態を示す水道管用水力発電
設備の概略線図 (ハ)本願発明の第10実施形態を示す水道管用水力発
電設備の概略線図 (ニ)本願発明の第11実施形態を示す水道管用水力発
電設備の概略線図
【図11】従来の水道管用水力発電設備を示す平面図
【符号の説明】
V1 三方弁(第1三方弁) V2 三方弁(第2三方弁) V3 仕切弁 V4 仕切弁 V5 仕切弁 V6 仕切弁 X1 第1流路軸線 X2 第2流路軸線 Y 揺動軸線 W1 第1流路 W2 第2流路 W3 第3流路 1 水道水 4 バイパス配管 5 発電ユニット 7 弁箱 8 弁体 8A 揺動基端部 8B 先端部 9 固定壁 10 弾性シール材 11 弾性シール材 12 位置決め突起

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水道管の途中に、バイパス流路を形成す
    るバイパス配管が連通接続され、このバイパス配管又は
    これの両接続箇所間に位置する水道管部分には、水流で
    発電する発電ユニットが取付けられているとともに、水
    道管とバイパス配管との分岐箇所には、水道管の上流側
    流路と下流側流路とが連通する第1操作状態と、水道管
    の上流側流路とバイパス配管の分岐側流路とが連通する
    第2操作状態と、水道管の上流側流路と下流側流路及び
    バイパス配管の分岐側流路とが連通する第3操作状態と
    に切換操作自在な三方弁が介装されている水道管用水力
    発電設備。
  2. 【請求項2】 水道管の途中に、バイパス流路を形成す
    るバイパス配管が連通接続され、このバイパス配管又は
    これの両接続箇所間に位置する水道管部分には、水流で
    発電する発電ユニットが取付けられているとともに、水
    道管とバイパス配管との合流箇所には、水道管の上流側
    流路と下流側流路とが連通する第1操作状態と、水道管
    の下流側流路とバイパス配管の合流側流路とが連通する
    第2操作状態と、水道管の上流側流路と下流側流路及び
    バイパス配管の合流側流路とが連通する第3操作状態と
    に切換操作自在な三方弁が介装されている水道管用水力
    発電設備。
  3. 【請求項3】 水道管の途中に、バイパス流路を形成す
    るバイパス配管が連通接続され、このバイパス配管又は
    これの両接続箇所間に位置する水道管部分に、水流で発
    電する発電ユニットが取付けられているとともに、水道
    管とバイパス配管との分岐箇所には、水道管の上流側流
    路と下流側流路とが連通する第1操作状態と、水道管の
    上流側流路とバイパス配管の分岐側流路とが連通する第
    2操作状態と、水道管の上流側流路と下流側流路及びバ
    イパス配管の分岐側流路とが連通する第3操作状態とに
    切換操作自在な三方弁を介装し、更に、水道管とバイパ
    ス配管との合流箇所には、水道管の上流側流路と下流側
    流路とが連通する第1操作状態と、水道管の下流側流路
    とバイパス配管の合流側流路とが連通する第2操作状態
    と、水道管の上流側流路と下流側流路及びバイパス配管
    の合流側流路とが連通する第3操作状態とに切換操作自
    在な三方弁が介装されている水道管用水力発電設備。
  4. 【請求項4】 前記水道管とバイパス配管との合流箇所
    よりも上流側に位置する水道管部分とバイパス配管との
    少なくとも一方には開閉操作自在な仕切弁が介装されて
    いる請求項1記載の水道管用水力発電設備。
  5. 【請求項5】 水道管とバイパス配管との分岐箇所より
    も下流側に位置する水道管部分とバイパス配管との少な
    くとも一方には開閉操作自在な仕切弁が介装されている
    請求項2記載の水道管用水力発電設備。
  6. 【請求項6】 前記三方弁が、三つの第1〜第3流路を
    T字状に連通形成してある弁箱内に、一方の第1流路軸
    線方向に沿う第1・第2流路同士のみを連通接続する第
    1操作状態と、第1・第3流路同士のみを連通接続する
    第2操作状態、及び、第1流路と第2・第3流路とを連
    通接続する第3操作状態とに揺動切換え自在な弁体を設
    けて構成されているとともに、前記弁箱の流路接続箇所
    の内壁面で、かつ、第2流路と第3流路との境界相当箇
    所又はその近傍箇所には、第2流路と第3流路とを区画
    する状態で第1流路の軸線側に突出する固定壁が連設さ
    れ、この固定壁の先端部側に、それに摺接する状態で弁
    体の揺動基端部が配置されている請求項1〜5のいずれ
    か1項に記載の水道管用水力発電設備。
  7. 【請求項7】 前記弁体の揺動軸芯が第1流路の軸線上
    又はその近傍に位置する状態にまで、固定壁が第1流路
    軸線側に突出形成されている請求項6記載の水道管用水
    力発電設備。
  8. 【請求項8】 前記弁体の揺動軸芯が両流路の軸線の交
    点又はその近傍に位置する状態にまで、固定壁が両流路
    軸線の交点側に突出形成されている請求項6記載の水道
    管用水力発電設備。
  9. 【請求項9】 前記弁体の揺動基端部には、弁体が第1
    〜第3操作状態にあるとき、固定壁の先端部に対して摺
    動自在に弾性シール材を介して圧接される位置決め突起
    が形成されている請求項6、7又は8記載の水道管用水
    力発電設備。
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