JP2003254094A - 車両用電子制御装置 - Google Patents

車両用電子制御装置

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JP2003254094A JP2002054089A JP2002054089A JP2003254094A JP 2003254094 A JP2003254094 A JP 2003254094A JP 2002054089 A JP2002054089 A JP 2002054089A JP 2002054089 A JP2002054089 A JP 2002054089A JP 2003254094 A JP2003254094 A JP 2003254094A
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    • F02D11/10Arrangements for, or adaptations to, non-automatic engine control initiation means, e.g. operator initiated characterised by non-mechanical control linkages, e.g. fluid control linkages or by control linkages with power drive or assistance of the electric type
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    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02DCONTROLLING COMBUSTION ENGINES
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)
  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】処理負荷増加等の不都合を防止し、しかも電子
スロットル制御の監視を好適に実施すること。 【解決手段】ECU10はメインマイコン11とサブマ
イコン12とを備える。メインマイコン11はその都度
のエンジン運転状態に基づいてスロットル目標開度値を
算出し、他方サブマイコン12はスロットル目標開度値
に応じてスロットル駆動モータ24の駆動を制御する。
各マイコン11,12では、アクセル開度に応じて開度
監視値を設定してスロットル開度の正常範囲を決め、実
際のスロットル開度が正常範囲内にあるかどうかにより
電子スロットル制御を監視する。この場合特に、開度監
視値のデータ特性を、メモリリテンション異常時にスロ
ットル開度減少の方向となるよう定めている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子スロットル制
御機能を備えた車両用電子制御装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】この種の車両用電子制御装置では、マイ
クロコンピュータ(以下、マイコンと略す)にてその都
度のアクセル開度等に基づきスロットル目標開度値が演
算されると共に、当該目標開度値によりスロットルモー
タが駆動される。これにより、運転者によるアクセル操
作量に応じてスロットル開度が望み通りに制御されるよ
うになっている。
【0003】かかる場合において、上記の如く制御され
た実際のスロットル開度(実スロットル開度)が所定の
正常範囲内にあるかどうかを判定し、それにより電子ス
ロットル制御の正当性を監視する技術が提案されてい
る。具体的には、図7に示す補間テーブルを用い、その
都度のアクセル開度に応じてスロットル開度上限値とス
ロットル開度下限値とを補間演算する。そして、スロッ
トル開度演算値が開度上限値と開度下限値の間の正常範
囲内にあれば、電子スロットル制御が正常である、すな
わちマイコン正常であると判断するようにしていた。な
お、図7の特性では、$00(開度0deg)〜$FF
(開度125deg)の範囲で開度上限値及び開度下限
値が設定される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
技術では、開度上限値又は開度下限値のメモリ記憶領域
が異常(データ化け)になった場合において異常監視が
正しく機能しない場合がある。
【0005】具体的には、0→1でリテンション異常と
なるメモリの場合、例えば開度上限値にリテンション異
常が発生すると、開度上限値が期待する値より大きな値
となる(図7のB)。従って、メモリ異常が検出される
までは、スロットル開側の制御異常が検出不能となって
しまう。近年多用されつつあるフラッシュメモリでは、
メモリ構造上経年劣化によるデータ異常が発生する場合
があり、スロットル開度の監視時において異常検出が遅
れるといったおそれがあった。
【0006】その他メモリの異常監視方法として、記憶
領域をチェックサム検査する手法があるが、例えばこの
チェックサム検査をスロットル目標開度値の演算毎に実
施した場合、マイコン処理負荷が増大する。従って、他
の制御(燃料噴射制御等)に悪影響を与える可能性があ
る。この問題を解消するには、高機能なマイコンを使用
しなければならず、これではコストアップの問題を招
く。
【0007】本発明は、上記問題に着目してなされたも
のであって、その目的とするところは、処理負荷増加等
の不都合を防止し、しかも電子スロットル制御の監視を
好適に実施することができる車両用電子制御装置を提供
することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の車両用
電子制御装置では、マイコンは、エンジン負荷情報に応
じて開度監視値を設定してスロットル開度の正常範囲を
決め、実際のスロットル開度が前記正常範囲内にあるか
どうかにより電子スロットル制御を監視する。また特
に、開度監視値のデータ特性を、メモリリテンション異
常時にスロットル開度減少の方向となるよう定めた。具
体的には、開度監視値のデータ特性を、メモリリテンシ
ョン異常の発生する論理に対し1の補数となる論理とす
ると良い(請求項2)。
【0009】上記構成によれば、仮に開度監視値に対し
てメモリリテンション異常が発生しても不用意なスロッ
トル開度増加を招くことはない。故に、エンジン出力の
上昇が抑止され、安全性の高いシステムが実現できる。
また、チェックサム検査等によるメモリの異常監視が頻
繁に強いられることもなく、異常監視のための処理負荷
増大が抑制できる。その結果、処理負荷増加等の不都合
を防止し、しかも電子スロットル制御の監視を好適に実
施することができるようになる。
【0010】また、請求項3に記載の発明では、マイコ
ンがその時々のエンジン運転状態からスロットル目標開
度値を算出し、この目標開度値によりスロットルアクチ
ュエータの駆動を制御する。また特に、スロットル目標
開度値のデータ特性を、メモリリテンション異常時にス
ロットル開度減少の方向となるよう定めた。具体的に
は、スロットル目標開度値のデータ特性を、メモリリテ
ンション異常の発生する論理に対し1の補数となる論理
とすると良い(請求項5)。
【0011】上記構成によれば、仮にスロットル目標開
度値に対してメモリリテンション異常が発生しても不用
意なスロットル開度増加を招くことはない。故に、エン
ジン出力の上昇が抑止され、安全性の高いシステムが実
現できる。
【0012】また、請求項4に記載の発明では、実際の
スロットル開度が目標開度値を中心とする正常範囲内に
あるかどうかにより電子スロットル制御を監視するもの
であって、スロットル目標開度値のデータ特性を、メモ
リリテンション異常時にスロットル開度減少の方向とな
るよう定めた。かかる場合にも同様に、処理負荷増加等
の不都合を防止し、しかも電子スロットル制御の監視を
好適に実施することができるようになる。
【0013】請求項6に記載の発明では、スロットル目
標開度値と実際のスロットル開度との偏差に基づき制御
値を算出し、更に該制御値から駆動電流信号を算出して
スロットルアクチュエータを駆動する車両用電子制御装
置であって、前記制御値から駆動電流信号を算出する
際、当該制御値が大きくなるほど電流信号を小さくす
る。この場合にも、例えば0→1のデータ化けによるス
ロットル開度の増加が防止できる。
【0014】請求項7に記載の発明では、スロットル目
標開度値を演算するメインマイコンと、メインマイコン
よりスロットル目標開度値を受信して当該目標開度値に
よりスロットルアクチュエータを駆動させるサブマイコ
ンとを備え、各マイコンで、実際のスロットル開度が正
常範囲内かどうかを監視する。この場合、各マイコンに
よる相互監視が可能となり、監視処理の信頼性が向上す
る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、この発明を具体化した一実
施の形態を図面に従って説明する。本実施の形態では車
両制御システムに本発明を具体化しており、その制御の
中枢をなす電子制御ユニット(以下ECUという)は、
燃料噴射制御や点火制御に加え、電子スロットル制御を
実施する。以下その詳細を説明する。
【0016】図1は、本制御システムの構成を示すブロ
ック図である。図1において、ECU10はメインマイ
コン11とサブマイコン12とを備える。これら各マイ
コン11,12は、CPU、ROM、RAM、A/D変
換器等を備える周知の論理演算回路であり、所定の通信
手段により互いに通信可能に接続されている。ROMは
フラッシュメモリであっても良い。メインマイコン11
は、主要な機能として燃料噴射や点火の制御機能を具備
する他、電子スロットル制御に関する目標開度演算及び
目標開度送信、サブマイコン監視の各機能を具備する。
また、サブマイコン12は、目標開度受信、モータ駆動
出力、メインマイコン監視の各機能を具備する。
【0017】これら各マイコン11,12には、アクセ
ル開度センサ21、スロットル開度センサ22等の検出
値が逐次入力され、これらの検出値は入力の都度A/D
変換される。また本実施の形態では、電子スロットル制
御によるアイドル回転数制御を用いており、アイドル回
転数の制御パラメータとして吸入空気量、エンジン回転
角位置がメインマイコン11に入力される。
【0018】かかる場合、メインマイコン11は、アク
セル開度信号、スロットル開度信号等に基づいてスロッ
トル目標開度値を演算し、その目標開度値をサブマイコ
ン12に送信する。サブマイコン12は、メインマイコ
ン11より受信した目標開度値とその時の実スロットル
開度(センサ検出値)とに基づき位置フィードバック演
算を実施し、モータ駆動信号をHブリッジ駆動回路23
に対して出力する。Hブリッジ駆動回路23は、サブマ
イコン12からのモータ駆動信号を受けてスロットル駆
動モータ24(スロットルアクチュエータ)を駆動す
る。これにより、車両運転者のアクセル操作量に応じた
目標位置にスロットル開度が制御されることとなる。こ
のとき、スロットル駆動モータ24によるスロットル開
度位置がスロットル開度センサ22により検出される。
【0019】図中の符号13はモータ電源カット手段を
構成するOR回路であり、各マイコン11,12の少な
くとも何れかからモータ駆動停止信号が出力されると、
モータ電源カットの信号がHブリッジ駆動回路23に対
して出力される。これにより、スロットル駆動モータ2
4への駆動出力が停止される。モータ駆動出力停止の場
合、メカスプリングによるデフォルト開度にスロットル
開度が保持される。
【0020】次に、上記構成のECU10におけるスロ
ットル目標開度の演算と当該目標開度の監視の手順につ
いて説明する。ここで、図2は、アクセル開度に対する
スロットル開度特性を示す図面である。同図によれば、
その都度のアクセル開度に応じてスロットル開度演算値
(目標開度値)、開度上限値及び開度下限値が設定され
る。開度上限値と開度下限値との間がスロットル開度の
正常範囲である。図2では特に、スロットル目標開度
値、開度上限値及び開度下限値のデータ特性が、メモリ
リテンション異常時にスロットル開度減少の方向となる
ようメモリリテンション異常論理に対し1の補数となる
論理で定められている。リテンション異常論理が”1”
であるメモリでは、例えば開度上限値にリテンション異
常が発生すると、開度上限値が本来よりも大きくなる
(図2のA)。しかしながら、開度上限値が大きくなる
ことで、実際にはスロットル開度減少の方向に開度上限
値が変化する。なお本実施の形態では、アクセル開度が
「エンジン負荷情報」に相当し、開度上限値及び開度下
限値が「開度監視値」に相当する。
【0021】因みに、従来のスロットル開度特性(図
7)では、スロットル目標開度値、開度上限値及び開度
下限値のデータ特性がリテンション異常論理と同特性で
ある。故に、例えば開度上限値にリテンション異常が発
生し、開度上限値が期待する値より大きな値になると、
スロットル開度増加の方向に開度上限値が変化する。
【0022】図3は、スロットル目標開度の演算処理を
示すフローチャートであり、本処理は所定時間周期でメ
インマイコン11により実施される。図3において、先
ずステップ101では、図2の補間テーブルを用い、ア
クセル開度信号に基づいてスロットル開度値(A)を補
間演算する。また、ステップ102では、アイドル回転
数制御による補正スロットル開度(B)を演算する。こ
のとき、例えば所定のアイドル回転数を保持すべく、吸
入空気量や、エンジン回転角位置により算出したエンジ
ン回転数の増減に応じて補正スロットル開度が算出され
る。
【0023】その後、ステップ103では、前記算出し
たスロットル開度値(A)と補正スロットル開度(B)
とを加算し、その和をスロットル目標開度値とする。最
後に、ステップ104では、スロットル目標開度値をサ
ブマイコン12に対して送信する。
【0024】図4はスロットル駆動出力処理を示すフロ
ーチャートであり、この処理は、メインマイコン11か
らのスロットル目標開度値の受信の都度、サブマイコン
12により実施される。
【0025】ステップ201では、周知のPID手法に
よりモータ駆動電流を算出する。すなわち、メインマイ
コン11より受信したスロットル目標開度値とスロット
ル開度信号(実開度)とに基づき比例項、微分項及び積
分項を算出し、それらからモータ駆動電流を算出する。
このとき、図5(a)に示すように、サブマイコン12
による制御値(CPU値)が大きいほど、モータ電流が
小さくなるよう演算される。
【0026】ステップ202では、今現在のスロットル
制御方向が閉じ方向か否かを判別し、続くステップ20
3,204ではスロットル制御方向と積分・微分項ゲイ
ン定数の符号(Bit7)との整合性を確認する。ここ
で本実施の形態では、積分・微分項ゲイン定数として2
バイトの符号付き制御値(2進データ)を用いており、
最終ビットであるBit7により符号を決定する。
【0027】図5(b)に示すように、ゲイン定数のB
it0〜6がメモリリテンション異常によりデータ化け
した場合(0→1)を想定すると、当該ゲイン定数は正
のゲインが大きくなる方向(図の丸数字1の方向)に変
化する。また、ゲイン定数のBit7がメモリリテンシ
ョン異常によりデータ化けした場合(0→1)を想定す
ると、当該ゲイン定数は負のゲインが大きくなる方向
(図の丸数字2の方向)に変化する。
【0028】スロットル制御方向が閉じ方向で且つゲイ
ン定数のBit7=1であるか、或いはスロットル制御
方向が開き方向で且つゲイン定数のBit7=0であれ
ば、正常の旨判別し、ステップ205に進む。ステップ
205ではモータ駆動電流を制御Dutyに変換し、ス
テップ206ではそれをモータ駆動信号として出力す
る。
【0029】また、ステップ203,204の何れかが
NOとなる場合、ステップ207に進む。ステップ20
7では、OR回路13に対してモータ駆動停止の信号を
出力し、スロットルモータ駆動電源をOFF(遮断)す
る。これにより、退避走行モード(リンプホームモー
ド)となり、所定のフェイルセーフ処理が実施される。
【0030】図6は、メインマイコン11及びサブマイ
コン12による相互監視処理を示すフローチャートであ
り、この処理は各マイコン11,12での目標開度値の
演算又は受信の都度、実施される。
【0031】ステップ301では、図2の補間テーブル
を用い、アクセル開度信号に基づいてスロットル開度の
上限値及び下限値を補間演算する。ステップ302で
は、その時のスロットル開度(センサ検出値)が上限値
と下限値との間の正常範囲内にあるか否かを判別する。
YESであれば正常判定し、ステップ303で異常状態
継続カウンタをクリアする。
【0032】また、異常判定されてステップ302がN
Oとなる場合、ステップ304に進み、異常状態が10
0ms継続しているか否かを判別する。NOであればス
テップ305に進み、その時のスロットル目標開度値を
上限値又は下限値の何れか該当するガード値で制限す
る。続くステップ306では、異常状態継続カウンタを
カウントアップする。
【0033】異常状態が100ms継続した場合にはス
テップ307に進む。ステップ307では、OR回路1
3に対してモータ駆動停止の信号を出力し、スロットル
モータ駆動電源をOFF(遮断)する。これにより、退
避走行モード(リンプホームモード)となり、所定のフ
ェイルセーフ処理が実施される。
【0034】メインマイコン11により上記図6の処理
が実施される場合、サブマイコン12による開度位置の
フィードバック演算及びモータ駆動処理が正しく実施さ
れたかどうかが監視される。また、サブマイコン12に
より上記図6の処理が実施される場合、メインマイコン
11による目標開度演算が正しく実施されたかどうかが
監視される。
【0035】以上詳述した本実施の形態によれば、以下
に示す効果が得られる。スロットル目標開度、開度上限
値及び開度下限値のデータ特性を、メモリリテンション
異常時にスロットル開度減少の方向となるよう定めたた
め、メモリリテンション異常が発生しても不用意なスロ
ットル開度増加を招くことはない。故に、エンジン出力
の上昇が抑止され、安全性の高いシステムが実現でき
る。また、チェックサム検査等によるメモリの異常監視
が頻繁に強いられることもなく、異常監視のための処理
負荷増大が抑制できる。その結果、処理負荷増加等の不
都合を防止し、しかも電子スロットル制御の監視を好適
に実施することができるようになる。
【0036】制御値(CPU値)からモータ電流(駆動
電流信号)を算出する際、当該制御値が大きくなるほど
モータ電流を小さくするようにしたため、この場合にも
例えば0→1のデータ化けによるスロットル開度の増加
が防止できる。
【0037】また、フィードバック制御のゲイン定数を
符号付きデータとしたため、符号部(Bit7)とスロ
ットル開閉の状態とからリテンション異常がいち早く判
定できる。
【0038】メインマイコン11及びサブマイコン12
による相互監視を実施することとしたため、監視処理の
信頼性が向上する。このことは、事後の異常解析にも有
用である。
【0039】上記実施の形態では、開度監視値として開
度上限値及び開度下限値を設定したが、上限側又は下限
側の何れか一方のみを設定する構成であっても良い。例
えば、スロットル開度の上昇側のみを監視する場合、開
度上限値だけを設定すれば良い。
【0040】また、スロットル監視手法として、実際の
スロットル開度が目標開度値を中心とする正常範囲内に
あるかどうかを判定するものであっても良い。すなわち
これは、目標開度値±α(補正値)で規定される正常範
囲内に実スロットル開度が存在するかどうかを判定する
ものである。この場合やはり、スロットル目標開度値の
データ特性を、メモリリテンション異常時にスロットル
開度減少の方向となるよう定めることにより(図2参
照)、上記実施の形態と同様に既述の優れた効果が達成
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】車両制御システムの構成を示すブロック図。
【図2】スロットル開度特性を示す図。
【図3】目標開度演算処理を示すフローチャート。
【図4】スロットル駆動出力処理を示すフローチャー
ト。
【図5】制御データの特性を示す図。
【図6】マイコン相互監視処理を示すフローチャート。
【図7】スロットル開度特性を示す図。
【符号の説明】
10…ECU、11…メインマイコン、12…サブマイ
コン、24…スロットル駆動モータ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F02D 45/00 376 F02D 45/00 376F 390 390A Fターム(参考) 3G065 CA38 DA05 DA06 DA15 EA03 EA07 FA02 FA06 FA12 GA05 GA10 GA41 GA46 HA06 HA21 HA22 JA04 JA09 JA11 KA02 3G084 BA03 BA05 BA13 BA17 CA03 CA04 DA31 EA04 EA11 EB06 EB12 EB22 EC01 EC03 FA07 FA10 FA33 3G301 HA01 JB05 JB08 KA06 LA03 LB01 LC03 MA11 NA03 NA04 NA05 NA08 NB03 NB13 NC01 ND02 ND41 NE17 NE23 PA01Z PA11A PA11B PA11Z PE01Z PF03Z

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電子スロットル制御を実施するマイクロコ
    ンピュータを備え、該マイクロコンピュータは、エンジ
    ン負荷情報に応じて開度監視値を設定してスロットル開
    度の正常範囲を決め、実際のスロットル開度が前記正常
    範囲内にあるかどうかにより電子スロットル制御を監視
    する車両用電子制御装置において、 開度監視値のデータ特性を、メモリリテンション異常時
    にスロットル開度減少の方向となるよう定めたことを特
    徴とする車両用電子制御装置。
  2. 【請求項2】開度監視値のデータ特性を、メモリリテン
    ション異常の発生する論理に対し1の補数となる論理と
    した請求項1記載の車両用電子制御装置。
  3. 【請求項3】前記マイクロコンピュータがその時々のエ
    ンジン運転状態からスロットル目標開度値を算出してこ
    の目標開度値によりスロットルアクチュエータの駆動を
    制御する車両用電子制御装置において、スロットル目標
    開度値のデータ特性を、メモリリテンション異常時にス
    ロットル開度減少の方向となるよう定めた請求項1又は
    2記載の車両用電子制御装置。
  4. 【請求項4】電子スロットル制御を実施するマイクロコ
    ンピュータを備え、該マイクロコンピュータは、その時
    々のエンジン運転状態からスロットル目標開度値を算出
    してこの目標開度値によりスロットルアクチュエータの
    駆動を制御すると共に、実際のスロットル開度が目標開
    度値を中心とする正常範囲内にあるかどうかにより電子
    スロットル制御を監視する車両用電子制御装置におい
    て、 スロットル目標開度値のデータ特性を、メモリリテンシ
    ョン異常時にスロットル開度減少の方向となるよう定め
    たことを特徴とする車両用電子制御装置。
  5. 【請求項5】スロットル目標開度値のデータ特性を、メ
    モリリテンション異常の発生する論理に対し1の補数と
    なる論理とした請求項3又は4記載の車両用電子制御装
    置。
  6. 【請求項6】スロットル目標開度値と実際のスロットル
    開度との偏差に基づき制御値を算出し、更に該制御値か
    ら駆動電流信号を算出してスロットルアクチュエータを
    駆動する車両用電子制御装置であって、前記制御値から
    駆動電流信号を算出する際、当該制御値が大きくなるほ
    ど電流信号を小さくするようにした請求項1乃至5の何
    れかに記載の車両用電子制御装置。
  7. 【請求項7】スロットル目標開度値を演算するメインマ
    イクロコンピュータと、メインマイクロコンピュータよ
    りスロットル目標開度値を受信して当該目標開度値によ
    りスロットルアクチュエータを駆動させるサブマイクロ
    コンピュータとを備え、各マイクロコンピュータで、実
    際のスロットル開度が正常範囲内かどうかを監視する請
    求項1乃至6の何れかに記載の車両用電子制御装置。
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