JP2003254082A - シリンダブロックの遮音カバー - Google Patents

シリンダブロックの遮音カバー

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JP2003254082A
JP2003254082A JP2002059607A JP2002059607A JP2003254082A JP 2003254082 A JP2003254082 A JP 2003254082A JP 2002059607 A JP2002059607 A JP 2002059607A JP 2002059607 A JP2002059607 A JP 2002059607A JP 2003254082 A JP2003254082 A JP 2003254082A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder block
cover
noise
insulating cover
noise insulating
Prior art date
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Application number
JP2002059607A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Yamaguchi
裕陽 山口
Minoru Kowada
稔 小和田
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遮音性能に優れた遮音カバーを安価に提供す
る。 【解決手段】 補機の取付部を除いたシリンダブロック
の側面を覆うサイドカバー2の内面に、補機の取付部を
含んでシリンダブロックの側面を覆う遮音材3を披着形
成したことにより、遮音カバー1とは別部品のサイレン
トブロックなどを用いて補機取付部の遮音性を確保する
必要性がなく、遮音カバー1の部品点数および組付工数
低減することができると同時に、騒音の封じ込め効果を
改善するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明はエンジンのシリンダ
ブロックの遮音カバーに関するものである。 【0002】 【従来の技術】エンジンのシリンダブロックから放射さ
れる騒音を低減するためには、シリンダブロックの側面
を遮音カバーで覆うことが有効である。 【0003】また、シリンダブロックには例えばエアコ
ン用コンプレッサなどで代表される各種の補機を取り付
けるが、これらの補機を含んでシリンダブロックの側面
全域を遮音カバーで被覆してしまうと補機への接近性が
悪化してしまう。 【0004】従って、従来では補機の取付部を除いたシ
リンダブロックの側面を覆うサイドカバーを用い、この
サイドカバーの内面に例えば発泡ウレタンなどの遮音材
を披着形成して遮音カバーを構成することにより、遮音
カバーによる遮音性能を高くしつつ補機への接近性を確
保していた。 【0005】しかしながら、このように補機の取付部を
除いた領域を遮音カバーで覆ったのみでは補機の取付部
からの騒音の漏れを防止することができないために、従
来では発泡ウレタンに芯金を入れた遮音カバーとは別部
品のサイレントブロックを用意し、このサイレントブロ
ックを補機とシリンダブロックの間に挟み込んで騒音の
封じ込め効果を高くするようにしていたが、この場合は
部品点数が増加するためにエンジンの組立工数が増加し
てしまうという不具合があった。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】本発明は上記実情に鑑
みてなされたものであって、遮音性能に優れた遮音カバ
ーを安価に提供することを課題としている。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、補機の取付部を除いたシリンダブロックの
側面を覆うサイドカバーの内面に、補機の取付部を含ん
でシリンダブロックの側面を覆う遮音材を披着形成した
ことを特徴としている。 【0008】 【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図に基
づいて詳細に説明する。図1は本発明に係るシリンダブ
ロックの遮音カバーの一実施形態を示す概略正面図、図
2は図1の一部の拡大斜視図である。 【0009】これらの図において、図示しないエンジン
のシリンダブロックの側面を覆う遮音カバー1は、鋼板
などのプレス成形品で構成したサイドカバー2と発泡ウ
レタンなどのように耐熱性、耐油性、耐水性、遮音性お
よび成形性に優れた樹脂成形品で構成した遮音材3で構
成される。 【0010】ここに、サイドカバー2は図示しない補機
の取付部を除いたシリンダブロックの側面を覆うに必要
かつ十分な形状に成形されている。また、遮音材3は、
前記補機の取付部を含んでシリンダブロックの側面のほ
ぼ全域を覆う大きさに成形されており、サイドカバー2
の内面に遮音材3を披着形成して構成される。 【0011】なお、遮音カバー1の適所には補機取付用
のボス(図示省略)あるいは補機との緩衝を回避する切
欠4、遮音カバー1をシリンダブロックに取り付けるた
めのボルト孔5および各種部品の取付孔6などを予め形
成している。 【0012】また、サイドカバー2の剛性を高くするた
めには図示しないリブなどをサイドカバー2の適所に設
けることが有効であるが、切欠4、ボルト孔5および取
付孔6ならびにリブなどの形状は実施形態に示したもの
に限定されるものではなく、シリンダブロックの側面形
状あるいは該シリンダブロックに取り付けられる補機の
形状などに応じて適宜設定することができる。 【0013】上記のような構成になるシリンダブロック
の遮音カバーにおいて、補機が取り付けられない部分は
シリンダブロックの側面がサイドカバー2で覆われる。
また、サイドカバー2の内面には遮音材3を披着してそ
の遮音機能を高くしているために、シリンダブロックか
ら放射される騒音レベルが低下する。 【0014】一方、図示しない補機が取り付けられる部
分はサイドカバー2が存在しない。しかしながら、この
部分においても遮音材3がシリンダブロックの側面を覆
っている。また、サイドカバー2のない部分には補機が
取り付けられるために、サイドカバー3の表面がこの補
機で覆われ、あるいは、補機を取り付けるためのブラケ
ットなどによって遮音材3の表面が覆われて固定され
る。 【0015】従って、従来のように芯金を入れた発泡ウ
レタンによるサイレントブロックを補機とシリンダブロ
ックの間に挟み込んで騒音の封じ込め効果を高くする必
要性がなく、補機を取り付けることにより、サイドカバ
ー2が設けられない部分の遮音材3の固定が行なわれ
る。 【0016】従って、サイレントブロックを固定するた
めだけに必要な部品ならびに工数を必要とせず、遮音装
置全体としての部品点数および取り付け工数を低減する
ことができる。また、サイドカバー2で覆われる部分と
補機あるいは補機取付用ブラケットなどで覆われる部分
の遮音材3が連続形成されて両者の間に隙間が形成され
ないために、騒音の封じ込め効果も改善される。 【0017】 【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明
は、補機の取付部を除いたシリンダブロックの側面を覆
うサイドカバーの内面に、補機の取付部を含んでシリン
ダブロックの側面を覆う遮音材を披着形成したものであ
るから、従来のように遮音カバーと別部品のサイレント
ブロックなどを用いて補機取付部の遮音性を確保する必
要性がなく、遮音カバーの部品点数および組付工数を低
減することができると同時に、騒音の封じ込め効果も改
善される。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明に係るシリンダブロックの遮音カバーの
一実施形態を示す概略正面図である。 【図2】図1の一部の拡大斜視図である。 【符号の説明】 1 遮音カバー 2 サイドカバー 3 遮音材 4 切欠 5 ボルト孔 6 取付孔

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 補機の取付部を除いたシリンダブロック
    の側面を覆うサイドカバーと、補機の取付部を含んでシ
    リンダブロックの側面を覆う遮音材を備え、前記サイド
    カバーの内面に遮音材を披着形成したことを特徴とする
    シリンダブロックの遮音カバー。
JP2002059607A 2002-03-06 2002-03-06 シリンダブロックの遮音カバー Pending JP2003254082A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011235889A (ja) * 2007-06-26 2011-11-24 Philippe Gilles Pesenti Yvan 自転車用内燃式補助手段

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